この冬、記録的な降雪と寒波に見舞われたボスニアは現在、120年間の観測史上最も暑い夏に苦しんでいる。ボスニア全国農業生産者協会(National Association of Farmers)によれば、干ばつにより同国の農業生産高(約10億ユーロ)は30〜40%減少し、被害額はおよそ3億ユーロ(約296億円)に上ると推定されている。果物や牧草のほか、特にトウモロコシへの被害が深刻だという。
しかしそれ以来、王子は軍の任務と慈善活動に熱心に励み、評判は徐々に改善されてきていた。今年は、即位60周年を迎えた祖母エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の名代としてカリブ海諸国を歴訪。ジャマイカでは「世界最速の男」の異名を誇る男子陸上のウサイン・ボルト(Usain Bolt)選手と競争して勝たせてもらうなど、落ち着きの中にも茶目っ気を忘れない振る舞いに、高い称賛が寄せられていた。
英王室担当記者で著書「Harry's War: The True Story of the Soldier Prince(ハリーの戦い:軍人王子の真実)」を出版したロバート・ジョブソン(Robert Jobson)氏はヘンリー王子に対し、兄ウィリアム王子を見習って大人になるべきだと、23日の英夕刊紙イブニング・スタンダード(Evening Standard)の記事で苦言を呈している。