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国際政治・世界事情

2572チバQ:2011/05/24(火) 22:15:53
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052401000054.html
部族勢力と治安部隊衝突 イエメン、仲介拒否で混乱
2011年5月24日 06時10分

 【カイロ共同】サレハ大統領の辞任を求める反政府デモが続くイエメンの首都サヌア郊外で23日、反体制派に転じた部族勢力と治安部隊が武力衝突、AP通信によると自動小銃や戦車、迫撃砲まで用いられた戦闘で部族民ら少なくとも6人が死亡、約40人が負傷した。

 イエメンでは22日、サレハ大統領が混乱収拾に向けた湾岸協力会議(GCC)の仲介案への署名に対し、3度目の拒否をしたばかり。サレハ氏辞任への道筋が遠のいたことで反体制派の不満は高まっており、イエメン情勢はさらなる混乱が予想される。

 APなどによると、戦闘は3月に反体制派に転じた有力部族指導者の自宅近くで発生。付近のイエメン航空の建物が燃えたほか、内務省庁舎からも煙が上がった。国営サバ通信ビルの一部も破壊されたという。

 在イエメン米国大使館は23日、治安悪化を理由として領事部門の一時閉鎖を決めた。

 サレハ氏が署名を拒否する前の22日夕には、サヌアで大統領支持派数百人が署名に反対してデモ。武装した支持派が、仲介役が滞在するアラブ首長国連邦(UAE)大使館を一時包囲する事件も起きた。

2573チバQ:2011/05/24(火) 22:21:46
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21263220110524
仏大統領選、ストロスカーン被告脱落でもサルコジ大統領の苦戦続く
2011年 05月 24日 15:32 JST
[パリ 24日 ロイター] 調査機関BVAが実施した世論調査によると、2012年のフランス大統領選挙で野党社会党の有力候補になるとみられていたストロスカーン前国際通貨基金(IMF)専務理事が強姦未遂罪などで起訴され、候補から脱落したにもかかわらず、サルコジ大統領は再選が厳しい状況が続いている。

 社会党の大統領候補としては、ストロスカーン被告に代わり、オランド元第1書記かオブリ第1書記が有力視されている。

 ストロスカーン被告の逮捕から約1週間後に当たる20─21日に実施された調査によると、オランド元第1書記が社会党の大統領候補に選ばれた場合、第1回投票で得票率27%を獲得し、サルコジ大統領の21%を上回る見通し。

 オブリ第1書記が選ばれた場合も同24%を獲得し、やはりサルコジ大統領の22%を制するとみられている。

 第2回投票については、オランド元第1書記の場合は62%を獲得し、サルコジ大統領の38%に勝利する見込み。

 オブリ第1書記が候補となった場合も、59%を獲得してサルコジ大統領の41%を制する見通しとなった。

 大統領選は、2012年4月22日に第1回投票、5月6日に決選投票が行われる予定。

2574チバQ:2011/05/25(水) 21:51:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110525/mds11052521270007-n1.htm
イエメン38人死亡 政権と最大部族の戦闘続く
2011.5.25 21:25 (1/2ページ)

【カイロ=大内清】反政府デモが続くイエメンの首都サヌアで発生したサレハ大統領側と、反サレハ派の最大部族ハシド族との戦闘は25日も続き、同日までに双方に少なくとも計38人の死者が出る事態となった。サレハ氏は同日、「(反サレハ派との)対話の枠組みの中で権力移行の用意がある」と表明する一方、「今回の危機は国内問題」だとして近隣諸国や国連安全保障理事会の介入を拒否、国際社会からの退陣圧力には屈しない姿勢を示した。

 現地からの報道によると、ハシド族側は25日、国営通信社の建物を包囲。戦闘が長引けば、他の部族なども巻き込んだ内戦状態に陥る懸念も強まっている。

 これまで武器使用を控えてきたハシド族側が今回、政権側との戦闘に踏み切ったのは、政権側が部族側に挑発とも受け取れる攻撃を始めたためだ。サレハ氏は22日には、1カ月以内の退陣などを柱とする湾岸協力会議(GCC)主導の仲介案も拒否している。

 サレハ氏が強気の態度を崩さないのは、地域の不安定化を懸念するGCCや米欧諸国の足元を見透かしているからだ。サレハ氏は、部族同士の利害が複雑に絡み合う部族社会のイエメンを曲がりなりにもまとめてきた自分が退陣すれば、「権力の空白」が生じて、情勢が一気に流動化しかねないとみている。

 この危機感を煽るように、サレハ氏は2月のデモ発生以来、「いま退陣すれば内戦状態になる」との警告を繰り返してきた。

 またサレハ氏は軍などの要職に一族を配置しており、不本意な形で退陣を余儀なくされればこれらの勢力が“暴発”する可能性もある。GCCが、デモ隊からの反対にもかかわらず仲介案に訴追免除条項を盛り込みサレハ氏に配慮を示しているのはこのためだ。

 エジプト政府系シンクタンクの湾岸専門家は「サレハ氏は自ら危機を演出し自身を排除しづらい環境を作ろうとしている」と指摘。ロンドン発行の汎アラブ紙クドゥスルアラビー(電子版)は24日付で、「サレハ氏は危険な賭けに出ている」と論評している。

2575チバQ:2011/05/27(金) 00:34:16
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110526-OYT1T00914.htm
エジプト、ガザ境界全面開放…独自外交色強める
 【カイロ=田尾茂樹、テヘラン=五十嵐弘一】エジプト政府は25日、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザとの境界にあるラファ検問所を28日に開放すると発表した。


 検問所はハマスがガザを武力制圧した2007年にエジプトが閉鎖し、人道目的などを除き往来できなかった。今回の決定は親米ムバラク政権崩壊後、エジプトが対外政策で独自色を強める動きの一つとして注目される。

 政府系の中東通信によると、エジプト政府は今回の決定を、パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハとハマスによるパレスチナ自治区の「分断を終わらせ和解を達成する一環」と位置づけた。エジプトは両者の和解協議を仲介し、4月末には合意に導いていた。

(2011年5月26日21時17分 読売新聞)

2576チバQ:2011/05/27(金) 21:55:53
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2802743/7266998
名は体を表す?ナイジェリアの風変わりな命名作法
2011年05月27日 18:17 発信地:ラゴス/ナイジェリア

【5月27日 AFP】ナイジェリアでは29日にグッドラック・ジョナサン(Goodluck Jonathan)大統領(53)の就任式が行われ、4月の大統領選挙後の混乱と政治の空白にようやく終止符が打たれるが、これを期に、あまり知られていない同国の文化的側面にも注目が集まるかもしれない。

 それは、英語由来であれ現地語由来であれ、ナイジェリア人の名前には何がしかの「物語」が秘められているということだ。それぞれの名前に意味があり、子どもはやがて名付けた通りの人物に育つと信じられているのだ。

 赤ちゃんの命名式は、多くの地域で盛大に祝われる。そこでは山ほどの食事や飲み物と一緒に、「ゴッズウィル(神の意志)」「ゴッズパワー(神の力)」「ゴッズギフト(神の贈り物)」といった宗教的なものから「ブラウン・クエスチョン(茶色い質問)」などの風変わりなものまで、さまざまな名前がお披露目される。

■「幸運」の名を体現する大統領

「グッドラック(幸運)」の名を持つジョナサン大統領も、名前を「地で行っている」1人だ。カヌー大工だった大統領の父親は生前、「あの子が産まれたとき、生活は苦しかったが、この子がわたしに幸運をもたらしてくれると感じたので、グッドラックと名付けたんだ」と説明していた。また、母親は、難産をたくさん経験してきたのに大統領のときだけはするりと産まれてきたというエピソードを語ったことがある。

 しかも、動物学者から政治家に転向した大統領は実際、「他に適任者がいないから」という理由で政治の階段を一段ずつ昇ってきた。

 2005年、故郷の南部バイエルサ(Bayelsa)州で副知事を務めていた際、知事が資金洗浄罪で弾劾されたため、後任知事に昇格。その数年後の大統領選では、南北の権力バランスを考慮した北部出身のウマル・ムサ・ヤラドゥア(Umaru Musa Yar'Adua)大統領候補から、南部出の副大統領候補として白羽の矢が立った。内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」が公開した米外交公文によれば当時、ジョナサン氏自身、自分が副大統領にふさわしい経験を有しているとは言い難いと発言していた。

 この選挙で当選したヤラドゥア大統領が2010年に死去すると、規定によりジョナサン氏は大統領に就任。そして今年4月に行われた大統領選で、ジョナサン氏は現職の強みで圧勝したのだ。

■「道の途中」や曜日など、さまざまな命名の作法

 子どもの名前には、生まれた状況、文化や宗教観、親の期待、そして哲学が反映されている。

 面白い名付けの例としては、現地語で「うるさい場所」というのがある。騒々しい環境で生まれたのだろう。「道の途中」という名前の子は、おそらく産院に駆け付ける途中で産まれたに違いない。家族間の確執が激しい両親の間に生まれた子どもには、「家族に愛されない」という名前が付けられることも。
 
 英語バージョンも豊富だ。「ブラウン・クエスチョン」という名前の政府役人の名付け親は、土地所有権をめぐる仲裁役を務めていた祖父だった。質問することが仲裁役の仕事の基本だったからだ。クエスチョンさんは、名前のことでからかわれたことが何度かあるという。

 イスラム教徒が多い北部では、名前の大半がコーランの字句に由来している。だが、姓が故郷の街の名前である場合もある。シェフ・シャガリ(Shehu Shagari)元大統領は、シャガリ町の出身だ。

 南東部のイボ(Igbo)人、そして南西部のヨルバ(Yoruba)人のコミュニティーでは、しばしば、生まれた日の「曜日」が名前となる。

 したがって、あなたがナイジェリアを訪れたら、こんなことが起きるかもしれない。土曜日の夜に、サンデーさんとマンデーさんと連れ立って、グサウ出身のグサウ氏の元へ遊びに行く。そこで、もしグッドラックさんとゴッズウィルさんに出会うことができたら、こっちのものだ。(c)AFP/Susan Njanji

2577チバQ:2011/05/27(金) 21:57:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110527/amr11052713100010-n1.htm
ケイコ・フジモリ氏 父娘大統領へ勢い止まらない
2011.5.27 13:09 (1/2ページ)

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勢いに乗るケイコ・フジモリ氏は36歳の誕生日でもある25日、ペルー北西部のカハマルカで選挙カーに乗って遊説。熱烈な支持者の歓呼に迎えられた(AP)

ウマラ氏に4〜8ポイント差


 6月5日の決選投票が迫るペルー大統領選は、服役中のアルベルト・フジモリ元大統領(72)の長女ケイコ氏(36)が各種世論調査で対立候補の左派の元陸軍中佐オジャンタ・ウマラ氏(48)をリード、世界で初めて日系人父娘が2代にわたって大統領になる可能性が高まっている。一方、逆転を狙うウマラ氏は、選挙戦最終盤での異例の外遊という捨て身の戦術を計画。25日にはケイコ氏の米国人の義父が、2000年にニューヨークで経営する会社の脱税を指摘され、有罪判決を受けていたことが判明し、ケイコ氏が土壇場で足元をすくわれる可能性も残っている。

 4月10日に行われた第1回投票での得票率は、1位のウマラ氏が31.6%、2位のケイコ氏が23.5%で、ウマラ氏が約8ポイントリードしていた。ともに貧困層を主な支持基盤にすることから、中間層や白人富裕層からの支持は薄く、昨年ノーベル文学賞を受賞したペルー出身の作家マリオ・バルガス・リョサ氏(75)は「エイズか末期ガン患者の二者択一に等しい」などと問題発言で決選投票を酷評。新聞紙上で論議が巻き起こる一幕もあった。


「父恩赦せず」に好感


 支持率でケイコ氏が優位に立ったのは、今月に入ってからだった。「父は無実だと信じているが、法には従う。大統領に当選しても父に恩赦は出さない」「父の治世の強権政治は残念なことだった」「汚職の追及は徹底して行う」などとインタビューで表明。これに好感した中間層の支持を取り込むことに成功したためだ。

 対するウマラ氏は、資源ナショナリズム的な発言やベネズエラの反米左翼の急先鋒ウゴ・チャベス大統領(56)との緊密な関係が嫌われ、今月後半以降の各種世論調査では4〜8ポイントのリードをケイコ氏に許している。


義父の脱税判明も


 現状を打破しようと、ウマラ氏は25日、ブラジルの中道左派ジルマ・ルセフ大統領(63)やルイス・イナシオ・ルラ前大統領(65)と面会するためブラジルを訪問すると表明した。貧困から身を起こして大統領になり、経済発展を軌道に乗せたルラ氏らの人気はペルーでも高く、関係をアピールし、逆転を狙う作戦だ。

 また、AP通信は25日、ケイコ氏の夫マーク・ビラネラ氏(34)の父が2000年6月、1992年に3万6400ドル(約300万円)の収入を申告せず約1万1000ドルを脱税したとして、罰金5000ドルなどの判決を受けていたと報じた。これに対してケイコ氏は事実関係を認めた上で、「すでに裁きを受けた古い話なのに、ウマラ氏陣営がリークして仕掛けた“汚い戦争”だ」と批判した。ケイコ氏は米国留学中に夫と知り合い04年に結婚、2人の女児がいる。

 ケイコ氏勝利の流れができつつあるが、どちらに投票するか決めかねている中間層や富裕層は多く、最終盤での一つのミスが命取りになる可能性はゼロではない。(SANKEI EXPRESS)

2578チバQ:2011/05/27(金) 22:15:34
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052701000687.html
「内戦」の懸念、現実味 イエメン最大部族が戦闘
2011年5月27日 17時23分

 26日、イエメンの首都サヌアで、サレハ大統領の辞任を求める看板を掲げる反政府デモの参加者(ロイター=共同)


 【カイロ共同】サレハ大統領の辞任を求める反政府デモが続くイエメンで、反体制派で同国最大の部族連合ハシド族が政府軍や治安部隊と本格的な戦闘を展開、イエメンが内戦状態に陥る懸念が現実味を帯びてきた。

 サレハ氏はあくまで辞任を拒否。隣国サウジアラビアなど湾岸協力会議(GCC)による仲介努力も行き詰まり、情勢は深刻さを増している。

 ハシド族との戦闘は23日以降継続。現時点では首都サヌアに限られているが、4日間だけで死者は110人に迫る勢い。1月のデモ発生から23日までの約150人に比べると激増している。

 ハシド族はサレハ氏の支持基盤で当初はデモ隊と政府側との仲介役を務めていたが、政府軍がデモ隊への発砲を始めたことで3月に反体制派に転じた。

 政府軍側がハシド族の指導者サデク・アハマル氏宅を攻撃。ハシド族らは、政府庁舎を攻撃、国営通信社ビルを制圧するなどして戦闘が一気に拡大し、政府はアハマル氏らの逮捕状を出した。

 イエメンでは部族の影響力が大きい。自前の武装集団を持ち、兵士や治安部隊にも多数の出身者を抱えるハシド族の戦闘参加は「サレハ氏に辞任を迫る最大の好機」との見方がある。

 一方、国際テロ組織アルカイダ系勢力「アラビア半島のアルカイダ」が活動しており、アハマル氏は「イエメンがアルカイダの聖域となるのを防ぎ、混乱を収拾できるのは自分だと強調するため、サレハ氏が意図的に国を内戦に引き込もうとしている」と批判している。

2579チバQ:2011/05/27(金) 22:16:19
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2802744/7268848?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
イエメン大統領、対立部族トップの拘束を命令 首都で戦闘続く
2011年05月27日 16:08 発信地:サヌア/イエメン

【5月27日 AFP】アリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領の辞任を求めるデモをめぐる混乱が、政府治安部隊と最大部族ハシド(Hashid)の勢力との武力衝突に発展したイエメンの首都サヌア(Sanaa)では、26日も市街地で激しい戦闘が続いた。

 国防省によると、サレハ大統領は26日、ハシドの長で「内戦を引き起こそうとしている」とサレハ大統領を非難しているサーディク・アフマル(Sadiq al-Ahmar)師と、兄弟9人の身柄拘束を命じた。国防省系ニュースサイト26sep.netによると、「武力による反乱の罪で裁く」という。

 アフマル師によると、25日夜〜26日朝にかけて少なくとも24人が死亡した。一方、国防省系ウェブサイトは、ハシドと敵対する部族の武器庫が爆発して28人が死亡したと発表したが、爆発があった地域に展開しているハシド勢力の幹部は、その地域に武器庫は存在しないと反論している。AFPではいずれの情報も事実確認できていない。

 また、国営サバ通信(Saba)は、25日の衝突で女性1人を含む民間人6人が死亡したと伝えた。

 戦闘の激化を受け、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は両勢力に武力の停止を要請。また、米国は可能な大使館員に出国命令を出し、英国も一時的に大使館員の数を減らした。(c)AFP/Jamal al-Jaberi

2580チバQ:2011/05/29(日) 09:31:45
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052801000954.html
ケイコ氏の優位変わらず ペルー大統領選まで1週間
2011年5月29日 01時35分

 26日、リマで選挙活動中のケイコ・フジモリ氏(AP=共同)


 【リマ共同】6月5日のペルー大統領選決選投票まで29日で1週間。フジモリ元大統領=服役中=の長女ケイコ・フジモリ氏(36)が選挙戦中盤に対立候補の左派ウマラ氏(48)を各世論調査で逆転した後リードを保ち、優位な情勢が続く。父娘2代の日系人大統領誕生の機運が高まっている。

 ケイコ氏が当選すれば、ペルー史上初の女性大統領となる。

 ウマラ氏は、企業国有化を推進するベネズエラの反米左翼チャベス大統領との緊密な関係が疑われて、選挙戦中盤以降支持が伸び悩み、5月中旬に実施された各世論調査ではケイコ氏がウマラ氏を0・6〜7ポイントリード。貧困層が多い地方では人気を分け合うが、左傾化を嫌う都市部の富裕層の大半はケイコ氏に投票する動向となっている。

 逆転を狙うウマラ氏はチャベス氏との「距離」を示すため、ブラジルの経済成長を軌道に乗せペルーでも人気の高いルラ前大統領型の経済政策を取る姿勢を繰り返し強調。25日にブラジルでルラ氏らと面会すると発表したが断られたとみられ、直前に訪問を中止、作戦が裏目に出た形となった。

 一方でケイコ氏当選によりフジモリ政権下で行われた反体制派弾圧や報道規制などの強権政治が復活するとの国民の懸念は強く、選挙戦終盤になって国内各地で反フジモリ派のデモが活発化しており、結果は依然予断を許さない状況。

2581チバQ:2011/05/29(日) 19:15:22
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052901000553.html
伊地方選、決選投票始まる 首相地盤の市長選に注目
2011年5月29日 19時01分

 【ローマ共同】イタリア地方選は29日、今月15、16日の第1回投票で得票率が過半数に達した候補がいなかった県や市の首長選の決選投票が始まった。ベルルスコーニ首相の出身地で政治基盤の北部ミラノ市長選で、首相派の現職が勝利できるかどうかに注目が集まっている。

 投票は2日間にわたり実施され、30日に即日開票される。大勢判明は30日夜(日本時間31日早朝)以降の見込み。

 決選投票が行われたのは、内務省が選挙を管理する5県と81市のほか、自治権を持つ特別州内の県や市。

 ミラノ市長選は第1回投票で政権与党の中道右派連合系が推す現職が野党中道左派系の候補に得票率で約6ポイントの差をつけられた。ミラノでは1997年からベルルスコーニ氏率いる政党出身の市長が続いており、敗北すれば首相への大打撃となる。

 処理場不足で大量のごみが路上に放置される問題がたびたび起きている南部ナポリの市長選では、第1回投票で首位だった中道右派連合系候補に中道左派系候補が挑み、予断を許さない情勢だ。

2582チバQ:2011/05/29(日) 19:16:32
http://www.asahi.com/international/update/0529/TKY201105290127.html
フェイスブックに8千人「ごめんなさい」 伊首相失言で2011年5月29日17時0分

 オバマ大統領、ごめんなさい――。インターネットの交流サイト「フェイスブック」のオバマ米大統領のページに、8千人以上のイタリア人が同じ文面の謝罪文を書き込んでいる。27日閉幕した主要国首脳会議(G8サミット)でのベルルスコーニ首相の「失言」が原因だ。

 イタリアのANSA通信によると、首相はフランス北部ドービルで26日に行われた首脳会合でオバマ氏に近づき、「イタリアは左翼の裁判官による『独裁』だ」と話しかけた。オバマ氏は困惑したとみられ、言葉少なにポーカーフェースを続けたという。

 少女買春や脱税などの裁判を抱える首相は、毎週のように出廷をせまられ、不満が相当たまっているとみられる。記者会見では「イタリアの状況を説明するのは私の義務。選挙で選ばれた人間の邪魔をする裁判官たちは許容の限度を超えている」と発言。レプブリカ紙は「大変情けない。国に泥を塗った」との社説を掲げた。(ローマ=前川浩之)

2583チバQ:2011/05/29(日) 19:21:30
>>887>>959>>968
>>1016-1017>>1019>>1024>>2570
http://www.afpbb.com/article/politics/2802936/7277206
ホンジュラス、セラヤ元大統領が帰国 支持者の大歓迎を受ける
2011年05月29日 12:59 発信地:テグシガルパ/ホンジュラス

【5月29日 AFP】2009年6月のクーデターで大統領の座を追われたホンジュラスのホセ・マヌエル・セラヤ(Jose Manuel Zelaya)氏(58)が28日、ほぼ2年ぶりにホンジュラスの首都テグシガルパ(Tegucigalpa)に戻り、大勢の支持者から熱烈な歓迎を受けた。

 妻と側近を伴ってベネズエラの飛行機でニカラグアの首都マナグア(Managua)からテグシガルパの空港に到着したセラヤ氏は、トレードマークの白いカウボーイハット姿で飛行機を降りると、その足で大勢の支持者が待つ空港近くの広場に向かった。

 クーデターによってホンジュラスは外交的に孤立していたが、前週、ポルフィリオ・ロボ(Porfirio Lobo)現大統領とセラヤ氏はコロンビアで、南米7か国が仲介した和解協定に署名していた。

 ロボ大統領とセラヤ氏は近くホンジュラスの大統領府で、米州機構(Organization of American States、OAS)のホセ・ミゲル・インスルサ(Jose Miguel Insulza)事務総長、コロンビアのマリア・アンヘラ・オルギン(Maria Angela Holguin)外相を交えて会談する。

 セラヤ氏は2006年1月の大統領選挙で当選。元々は保守的な牧場経営者だったセラヤ氏だが、就任後は左派的な傾向を強めた。憲法改正のための国民投票を実施しようとしたところ、大統領再選を目指す動きととして与野党から批判を受け、クーデターにつながった。クーデター後の暫定政権は大統領選挙を行い、2010年1月にロボ大統領が就任した。

 帰国したセラヤ氏は、クーデター後に組織された全国国民抵抗戦線(FNRP)を率いる。幅広い人気を誇るセラヤ氏だが、大統領再選を禁じた憲法の規定により2013年の大統領選に立候補することはできない。セラヤ氏支持者の間では、シオマラ・カストロ・デ・セラヤ(Xiomara Castro de Zelaya)夫人(51)の大統領選出馬を期待する声が出ている。(c)AFP/Francisco Jara

2584チバQ:2011/05/29(日) 22:26:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110529/erp11052918010006-n1.htm
【ジョークは語る】
 プーチン首相「大統領を操る糸を切るな」−ロシアのアネクドート
2011.5.29 18:00 (1/2ページ)
 アネクドート(小話)の国ロシアでは、事実上の最高権力者といわれるプーチン首相とメドベージェフ大統領の「双頭体制」を風刺する素材に事欠かない。

 メドベージェフ大統領が演説のため登壇しようとしたとき、補佐官が言った。

 「ちょっと待ってください。袖に糸のようなものが付いています。あ、ここにも…」。

 すると、どこからともなくプーチン首相の声が。

 「それは必要な糸なんだ。触らないでくれ」

 黒子のプーチン氏が“マリオネット”を操っていたというわけだ。

 氏の豪腕ぶりはこんな小話にもなった。

 プーチン氏が上下両院議長とレストランに行ったときのこと。

 給仕「何にしましょう」

 プーチン氏「肉料理を」

 給仕「野菜は?」

 プーチン氏「野菜? ああ、彼らにも肉料理を」

 野菜には「無能」「何も決断できない人」という意味があるという。

 多国籍軍のリビア攻撃について、「中世の十字軍を想起させる」と述べたプーチン首相を、メドベージェフ大統領がたしなめたのは3月のことだった。大統領選まで残すところ1年を切り、双頭体制にさざ波が立っているとの観測も出てきた。そうしたなかで、インターネットに強い大統領は次のように皮肉られた。

 メドベージェフ大統領はネットでグーグルのトップページに入り、「将来のロシア大統領」と打ち込んで、トップに来るサイトを常にチェックしている。

 グーグルで実際にこの言葉を打ち込んでみたら、イスラム過激派が跋(ばっ)扈(こ)するといわれる南部チェチェン共和国の首長で、親プーチン派を自任するカディロフ氏のページが現れた。まさか、そんな事態になるとは思えないが…。

(モスクワ 佐藤貴生)

2586チバQ:2011/05/30(月) 22:17:24
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21425120110530
ナイジェリア大統領が就任宣誓、数時間後に爆発相次ぐ
2011年 05月 30日 15:31 JST
[アブジャ/バウチ 29日 ロイター] ナイジェリアのグッドラック・ジョナサン大統領は29日、首都アブジャで就任宣誓式を行った。同大統領は今年4月の選挙で当選していた。
 アフリカ諸国の指導者が参列したこの式でジョナサン大統領は、「ナイジェリア連邦共和国の大統領として、全力を尽くし、忠実に、憲法にのっとって職務を果たす」と宣誓。また、国内に存在する宗教や言語の違いを利用し、対立を仕掛ける行為は決して許されない、と強調した。

 一方、大統領の就任から数時間後には同国北部バウチで爆発があり、12人が死亡、約25人が負傷したと、救助隊員が明らかにした。病院の広報担当者は、10人の遺体を確認したとし、このうち4人は女性だと述べた。

 警察当局によると、爆発は現地時間29日午後8時ごろ軍基地内の酒場で発生。何者かによる犯行とみられているが、逮捕者は出ていない。

 またアブジャ郊外ズバにある酒場でも、小規模な爆発があり、3人が軽傷を負った。この爆発の原因は不明。

 ナイジェリアでは、南部出身のキリスト教徒であるジョナサン大統領が、北部出身でイスラム教徒のブハリ元最高軍事評議会議長を退けて当選したことを受け、4月に3日間にわたり暴動が発生。米人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は今月16日、この暴動で800人以上が死亡し、6万5000人が住む家を追われたと発表した。

2587チバQ:2011/05/30(月) 22:21:13
http://www.afpbb.com/article/politics/2803101/7279869?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
親露派のバガプシュ大統領が死去、アブハジア自治共和国
2011年05月30日 09:50 発信地:スフミ/グルジア
【5月30日 AFP】グルジアからの独立承認を求めるアブハジア(Abkhazia)自治共和国のセルゲイ・ バガプシュ(Sergei Bagapsh)大統領(62)が29日、ロシア・モスクワ(Moscow)市内の病院で死去した。バガプシュ大統領は21日に肺がんの手術を受けたあと、意識不明に陥っていたという。

 アブハジアの憲法に従い、3か月以内に大統領選挙が行われるが、それまでは、アレクサンドル・アンクワブ(Alexander Ankvab)副大統領が大統領代行を務める。後任の大統領も親露派が就くものとみられている。

 2005年に初当選したバガプシュ大統領は、2009年に行われた大統領選挙でも僅差で再選を果たした。2008年に起きたロシアとグルジアとの軍事衝突ではロシア側について参戦し、ロシアから独立承認を得た。だが、欧米などはアブハジアの独立を承認していない。(c)AFP/Indira Bartsits

2588チバQ:2011/05/30(月) 22:23:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011053002000023.html
対シリア 民主活動家ら結集 反体制派に支援組織
2011年5月30日 朝刊

 【カイロ=古田秀陽】反体制デモの弾圧が続くシリアで、国内外の民主活動家らが結集し、反体制派を支援する組織を来月初めにも設立することが分かった。人権団体「シリア国民人権機構」のアンマル・クラビ代表が本紙の電話取材で明らかにした。反体制活動が徹底的に押さえ込まれてきた同国では初の試みで、民主派の新たな拠点となるのか注目される。

 クラビ氏によると、三十一日からトルコ南部アンタリヤ県で三日間の予定で「シリア国民会議」の初会合を開く。内外の人権、民主活動家や部族の代表ら約二百人が参加し、「支援委員会」(仮称)の設立を決める。

 委員会は、国内のデモ隊と連携しながら具体的な支援策を立案・実行するのが目的。クラビ氏は「インターネットを通じた支援や、シリア国境での医療支援のほか、国外に逃れた難民への支援などを考えている」と話している。

 ただ、当面はリビアの反体制派組織「国民評議会」のような、政権移譲の母体となる組織は目指さない見通しだ。クラビ氏は政権側の監視が厳しく、活動家が生命の危険にさらされるためという。

 シリアでは三月中旬以降、南部ダルアーなどでデモが本格化。シリア国民人権機構が保有するリストによると、政権の弾圧でこれまでに約千百人が死亡。一万人が拘束された。

 クラビ氏は「拘束中に最近死亡した少年の遺体には拷問のあとが多数残っていた。拘束者の中にはデモに参加しないとの誓約書に署名を強要されたり、国営テレビで『テロリスト集団にだまされてデモに参加した』と謝罪させられる例もある」と話している。

 アサド大統領は出身のイスラム教アラウィ派の人材で軍の中枢を掌握し、強硬姿勢を崩していない。

 AFP通信によると、二十九日も西部ホムス近くで、戦車や軍が町を包囲。銃撃などで市民五人が死亡、百人以上が負傷した。

 各都市ごとに発生したデモは、戦車部隊などで徹底的に押さえ込まれ、分断されており、反体制派はリビアなどのように組織的な活動ができない苦境が続いている。

2590チバQ:2011/05/30(月) 22:47:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110530-00000207-reu-int
仏公務員担当相が辞任、女性2人によるセクハラの告訴受け
ロイター 5月30日(月)11時44分配信

 5月29日、仏政府は、女性2人から性的嫌がらせ(セクハラ)で訴えられたジョルジュ・トロン公務員担当相が辞任したと発表。昨年3月撮影(2011年 ロイター/Vincent Kessler)

 [パリ 29日 ロイター] 仏政府は、女性2人から性的嫌がらせ(セクハラ)で訴えられたジョルジュ・トロン公務員担当相(53)が29日に辞任したと発表した。

 首相府は声明で、トロン氏がフィヨン首相に辞任の意向を伝えたと発表。同氏はセクハラの事実を否定していると加えた。検察当局は告訴を受け、取り調べに着手した。

 トロン氏は告訴について「信じ難い」と述べ、サルコジ大統領に宛てた文書で「一般市民として、2人の元同僚による悪意的な告訴に対して自らの潔白を必ず明らかにする」と強調した。

 告訴した女性2人は、トロン氏が市長を務めるパリ南部のドラベイユ市の元職員。同氏は、このうち1人は公的資金の不正流用で解雇され、もう1人は不適切な行為があったため辞職していたとしている。

 女性の1人は25日、パリジャン紙のインタビューに応じ、トロン氏のオフィスで受付を担当をしていた2年の間、同氏に何度も体を触られたと主張。また、ストロスカーン前国際通貨基金(IMF)専務理事が強姦未遂容疑で起訴されたことを受け、沈黙を破って告訴することを決意したと述べた。

2591チバQ:2011/05/30(月) 22:50:08
http://www.asahi.com/international/update/0530/TKY201105300076.html
ドイツ、2022年までに脱原発 連立与党が合意2011年5月30日9時58分
 ドイツ・メルケル政権の連立与党は30日未明(日本時間同日午前)、遅くても2022年までに、現在電力供給の約23%を担っている原子力発電から脱却する方針で合意した。DPA通信など、ドイツメディアが伝えた。

 東京電力福島第一原子力発電所の事故後、他国に先駆けて「脱原発」へと政策転換したドイツは今後、風力などの再生可能エネルギーを中心にした構造への転換を目指す。

 メルケル首相が率いるキリスト教民主同盟と姉妹政党のキリスト教社会同盟、連立相手の自由民主党の幹部が29日午後から協議していた。合意によると、現在17基ある原発を段階的に閉鎖し、大部分は10年後の21年までに止める。代替の電力源の確保が間に合わないなどの場合に備え、最後の3基の運転を1年間延長する選択肢を残した。

2592チバQ:2011/05/31(火) 12:43:51
http://www.afpbb.com/article/politics/2803265/7283482
ミラノとナポリの市長選で与党敗北、ベルルスコーニ首相に痛手
2011年05月31日 12:10 発信地:ミラノ/イタリア
【5月31日 AFP】イタリアで29日、30日に実施された地方選の決選投票は、ミラノ(Milan)とナポリ(Naples)の市長選で、シルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相が党首を務める与党「自由国民(People of Freedom)」を中心とする中道右派連合がいずれも敗北した。

 ミラノでは、左派の弁護士ジュリアーノ・ピサピア(Giuliano Pisapia)氏が得票率55.1%で、自由国民の現職レティツィア・モラッティ(Letizia Moratti)氏の44.89%に差をつけ、右派による18年間の市政に終止符を打った。ミラノはベルルスコーニ首相の出身地でもあるだけに、連立政権にとっては大きな痛手となりそうだ。 

 既に左派が支配してきたナポリでは、元検察官のルイジ・デ・マジストリス(Luigi De Magistris)氏が得票率65.37%で対立候補に大勝した。(c)AFP/Mathieu Gorse

2593チバQ:2011/05/31(火) 12:44:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110531/erp11053108570003-n1.htm
ミラノ市長選、二桁の大差で敗北 ベルルスコーニ首相の立場弱まる
2011.5.31 08:56
 【パリ=山口昌子】イタリアで29日から実施された地方選の決選投票が30日、開票され、ベルルスコーニ首相の出身地、北部のミラノ市長選で、首相が党首を務める中道右派「自由国民」系で現職のモラッティ氏が敗北した。お膝元での敗北で、首相の政治的立場は一層弱体化した。

 勝利したのは、野党の中道左派候補のピサピア氏で、得票率は55.1%。モラッティ氏は44.9%で二桁の大差をつけられた。

 ピサピア氏は同日夜、「われわれはミラノを解放した。これからは、ともに再建しよう」と勝利宣言した。

 与党側の敗因としては、首相の数々のスキャンダルで与党内も対立、一枚岩でなかったことが挙げられている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110531/erp11053100510001-n1.htm
首相お膝元で与党候補敗北 伊地方選、政局に影響も
2011.5.31 00:49
 29、30日に実施されたイタリア北部ミラノ市長選は、30日夕までの開票の結果、国政野党の中道左派系候補が与党中道右派連合系の現職を破り初当選することが確実となった。同市はベルルスコーニ首相の出身地として、地方選決選投票の注目区となっていた。お膝元での敗北は首相にとって大打撃で、中央政局に影響する可能性がある。

 内務省の中間集計(開票率約98%)では中道左派系のピサピア候補の得票率が約55%、現職のモラッティ氏は約45%。

 処理場不足のため大量のごみが路上に放置される問題がたびたび起きている南部ナポリの市長選でも、中道左派系候補の勝利が確実となった。(共同)

2594jbbs.livedoor.jp:2011/05/31(火) 21:52:44
Read.. Huh, really? :)

2595チバQ:2011/05/31(火) 23:24:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110531-00000086-mai-int
<イラン>大統領、孤立で影響力低下 最高指導者とも対立
毎日新聞 5月31日(火)19時28分配信

 【テヘラン鵜塚健】イランのアフマディネジャド大統領が国内の権力構造の中で孤立を深め、影響力を低下させている。閣僚人事などを巡り「独走」する大統領に対し、最高指導者ハメネイ師が「待った」をかけ、両者の対立が深刻化。これをきっかけに宗教界や国会内の大統領への反発が強まっている。イラン政界の混乱加速は、核開発問題や民主化などさまざまな課題の解決も遠ざけそうだ。

 4月中旬、大統領はハメネイ師に近いとされたモスレヒ情報相を解任した。だが直後にハメネイ師が異議を唱え解任は立ち消えになった。これを受け、大統領は11日間、閣議のほか公式行事を欠席する異例の抗議に出た。

 さらに5月中旬、大統領は自ら進める省庁再編に絡み、ミルカゼミ石油相を解任。大統領自身が石油相を代行し、6月8日にウィーンである石油輸出国機構(OPEC)総会に出席すると発表したが、ハメネイ師に近い宗教指導者らで作る護憲評議会が「代行は違法」と断じた。

 最高指導者を権力の頂点とするイランでは、シリアやイエメンなどアラブ諸国のような大統領による独裁は不可能だ。最高指導者と衝突する大統領に対し、宗教指導者からの反発も強まり、大アヤトラ(高位聖職者)のユセフ・サネイ師は毎日新聞に「大統領はイスラムの教えからも、国民からも遠ざかっている」と非難した。

 イランでは今年2月以降、ムサビ元首相ら改革派による反政府デモが散発したが、政府はこれを強硬に弾圧。改革派を抑え込んだ大統領は、閣僚人事の刷新で保守派内の「身内固め」を加速させたい考えとみられる。

 背景には来春の国会議員選挙、13年の大統領選を視野に入れた主導権争いがある。大統領は現在2期目で、法律上3選は不可能。「子飼い」のマシャイ前大統領府長官を後任に担ぎ、背後から影響力を行使したいのだ、との見方がもっぱらだ。

 国会での大統領批判も激しい。ラリジャニ国会議長ら反大統領派の議員216人(定数290)は4月下旬、大統領の姿勢を非難する声明を出した。また、支持母体とされた革命防衛隊も「大統領から距離を置き始めた」(同隊中堅幹部)との情報もあり、大統領周辺がざわついている。

 イランでは民主化に課題が残る一方、核開発問題による相次ぐ制裁で、国内経済の疲弊が進む。ある外交筋は「大統領のレームダック(死に体)化が進む一方で、反大統領派も一枚岩ではなくバラバラ。事態は深刻だ」と指摘し、政界の混迷が内政、外交に与える影響を懸念する。

 ◇08年から対立繰り返す

 【テヘラン鵜塚健】アフマディネジャド大統領と最高指導者ハメネイ師の関係は、従来たびたび亀裂が取りざたされてきた。08年、大統領の親戚でもある当時の副大統領マシャイ氏が、イランが敵視するイスラエルの国民について「イランの友人だ」と発言。ハメネイ師がこれを事実上非難してマシャイ氏の解任騒ぎにも発展した。この時、大統領はマシャイ氏を擁護し、最高指導者に盾突く格好となった。

 09年6月の大統領選では、アフマディネジャド大統領が大差で勝利したとする開票結果に対し、改革派から疑義を指摘されたが、ハメネイ師が直後に結果を支持。一時はハメネイ師の中立性が疑われ、「大統領寄り」との見方も出た。しかし、大統領がその後、マシャイ氏を筆頭副大統領にしようと画策。ハメネイ師がこれを阻止したため再び衝突した。

 大統領は「ハメネイ師は父のような存在だ」と繰り返し、ハメネイ師に近い反大統領派の懐柔にも利用してきたが、両者の溝の深さは公然の秘密だ。

2596チバQ:2011/05/31(火) 23:25:23
http://www.cnn.co.jp/world/30002879.html
イラン国内勢力分布に異変 大統領の影響力が低下
2011.05.26 Thu posted at: 14:31 JST
CNN) イランを支える石油産業を舞台に、アフマディネジャド大統領と最高指導者ハメネイ師の権力闘争が表面化している。ここ数週間、大統領と最高指導者の側近たちの間では、過去に例を見ないような表立った形での対立が起きている。

アフマディネジャド大統領は16日、14日に解任した石油相に代わって自らが代行を務めると宣言。ところが最高司法機関である監督者評議会(ハメネイ師の側近が大半を占める)は、大統領による代行兼任を認めないとする決定を下した。

4月には、アフマディネジャド大統領がモスレヒ情報相を更迭しようとしてハメネイ師に阻止された。この頃から、ハメネイ師に近い政府高官や報道機関は大統領への批判を繰り返している。

イランの政治に詳しいアリレザ・ネーダー氏(米ランド研究所)によれば、アフマディネジャド大統領の動きは2013年に退任してからも影響力を維持するために計算されたものだ。だが大統領は「重大な過ち」を犯したとネーダー氏は言う。ハメネイ師に相談もせずにモスレヒ情報相を辞任に追い込んだり、ハメネイ師が情報相を復職させると閣議を欠席したりしたからだ。「この数週間で大統領が失った権力や影響力は信じがたいほど大きい」とネーダー氏は言う。

2597チバQ:2011/05/31(火) 23:38:43
http://www.cnn.co.jp/world/30002921.html
治安部隊とデモ隊の衝突で死者、爆発音響く首都 イエメン
2011.05.31 Tue posted at: 17:18 JST
【朝日インタラクティブ 求人情報】CNN.co.jpデスク募集中

(CNN) サレハ大統領の退陣を求めるデモが続くイエメンで、31日早朝から数時間にわたり首都サヌアに大きな爆発音や散発的な銃声が響いた。南部タイズでは30日、治安部隊とデモ隊の衝突で少なくとも20人の死者が出たと伝えられる。

サヌアの爆発音の原因は不明だが、住民らは空港付近の地域から聞こえたと話している。同地域には、反大統領派に転じた有力部族ハシドの指導者の拠点がある。市内には治安部隊が出動する一方、「武装したギャング」が路上を行き交っているという。

デモ隊の本拠地タイズの衝突では、デモ隊の投石に治安部隊が銃で応じた。治安部隊は数千人のデモ隊を排除するため放水砲を使い、広場に設営されたデモ隊のテント村や診療施設をブルドーザーで破壊して焼き払ったとされる。目撃者らによれば、少なくとも20人が死亡、負傷者は200人に上った。これに対して政府報道官は、治安部隊の目的はデモ隊に捕らえられたメンバーの救助であり、死亡したのは2人だけだと主張している。

また、通信当局者が匿名で語ったところによると、政府は29日、同国最大の携帯電話会社サバフォンに閉鎖命令を出した。過去数年間にわたる違法行為や罰金の不払いが理由とされるが、サレハ大統領が同社の主要株主である政敵ハミド・アハマル氏の一族に圧力をかけたとの見方もある。

一方、南部ジンジバルでは、先週末に市街地を占拠したイスラム武装組織と政府軍が激しい戦闘を展開し、政府軍側による空爆も実施された。匿名の政府筋によると、29日までに政府軍兵士20〜30人が死亡したとみられる。

2598チバQ:2011/06/02(木) 20:35:34
>>2595-2596
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060202000022.html
大統領が最高指導者に異例の反抗 イラン 政権大揺れ
2011年6月2日 朝刊

 【カイロ=今村実】イランで保守強硬派として知られるアハマディネジャド大統領と最高指導者ハメネイ師との確執が表面化し、政権が大揺れだ。大統領は四月下旬、公務を約一週間にわたりボイコット。最高指導者に対する前代未聞の“反抗”が、さらに保守派内で猛反発を招いている。背景には、議会選や大統領選をにらんだ権力闘争の激化がある。

 直接の発端は、大統領が四月下旬、モスレヒ情報相を解任した際、同相に近いハメネイ師が決定を覆したことだ。情報省は議員候補の審査情報を提供するため、来年三月の国会議員選を前に保守派内の主導権争いがあったとみられている。

 その後、大統領は四月末まであらゆる公務を欠席。ハメネイ師の“拒否権”発動への抗議とみられるが、最高指導者への不満の表明は極めて異例だ。

 大統領は五月一日に公務に復帰、「息子のように従う」と恭順を示したものの、今度はラリジャニ国会議長ら保守派内の政敵が反発。省庁の合理化で、大統領が断行した石油相らの解任をめぐり、対立が激しさを増している。

 AFP通信によると、ハメネイ師は五月二十九日、「友情と寛容が必要だ」と述べたが、議会は六月一日、解任した石油相の代行を大統領が務めるのは「違法」と決議。八日にウィーンで開かれる石油輸出国機構(OPEC)の会合に、誰が出席するかで混乱しており、騒動が国際会議にも影を落としている。

 大統領は二〇一三年が任期切れ。親類で側近のモシャイ首席補佐官を後継者に据える意向とみられるが、保守派内ではリベラルだと疎んじられている。今回の衝突は反大統領派によるモシャイ降ろしの側面も色濃い。

 イラン研究センター(ロンドン)のアリ・ノーリ・ザーダ所長は、本紙の電話取材に「最高指導者への反抗は史上初めて。大統領は、引退後も側近を通じ影響力を残したいとの気持ちがある。一方、ハメネイ師は自分を脅かす存在は排除すべきだと考え、中流階級の人気を集めそうなモシャイ氏についても、次の大統領にはしたくないと思っているはずだ」と指摘した。

2599チバQ:2011/06/02(木) 20:36:00
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060201000173.html
ロシアの双頭、2人でテニス? モスクワに偽の街頭広告
2011年6月2日 09時02分

 【モスクワ共同】ロシアで「双頭体制」を組むメドベージェフ大統領とプーチン首相がテニスウエアで並んでいる偽の街頭広告がモスクワ中心部に登場、「何の許可も得ていない」と政府の怒りを買い1日で撤去された。来春の大統領選にどちらが出馬するかをめぐって2人の間でさや当てが続いていると指摘されるだけに、広告まがいのパロディーに当局は神経質になっているようだ。

 タス通信によると、偽の広告が張り出されたのは5月30日朝。同市の有名百貨店「ツム」のロゴマークの隣に白いテニスウエアを着たプーチン、メドベージェフ両氏が並び、「2011年春、夏の新作」と書かれている。

 ツム幹部は「全く無関係。ショックを受けた」とコメント。ペスコフ首相報道官は「暴力行為に近い」とかんかんだ。

 作者の正体は不明。英BBC(ロシア語電子版)は、作者と称する人物から「ただのストリート・アート。ファッションの世界から遠い2人のリラックスした姿を見せたかった」との匿名の電子メールが届いたと報じている。

2600チバQ:2011/06/03(金) 22:53:04
>>2396>>2426
http:/ポルトガル、5日に総選挙 財政危機受け政権交代か
2011.6.3 19:14

 2日、ポルトガル北部ポルトで、支持者にあいさつするソクラテス首相(AP)
 財政危機に陥り、欧州連合(EU)などから金融支援を受けることになったポルトガルで5日、議会(一院制、定数230)総選挙が行われる。

 2008年の世界的な金融危機を受け、公的債務を増加させ国際機関への金融支援要請という結果を招いたソクラテス首相(53)の政治手腕に対する評価が主な争点。世論調査では、最大野党で中道右派の社会民主党が、首相率いる単独少数与党で中道左派の社会党をややリード。約6年ぶりに政権交代するとの見方が強まっている。

 即日開票で大勢は5日深夜(日本時間6日午前)にも判明する見通し。

 社会民主党は財政難に陥った現政権の責任を追及。ビジネス界に身を置いていた同党のパソス・コエリョ党首(46)は、小さな政府を志向して国営企業の民営化などを主張。社会福祉を重視する社会党は、社会民主党政権になれば「医療費の値上げなど社会的弱者の痛みがより大きくなる」と訴えている。(共同)
/sankei.jp.msn.com/world/news/110603/erp11060319150006-n1.htm7

2601チバQ:2011/06/03(金) 22:59:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110603/amr11060322200019-n1.htm
ペルー大統領選5日投票 元大統領長女と左派系候補が大接戦
2011.6.3 22:20 (1/2ページ)

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 2日、リマ中心部で演説したケイコ・フジモリ氏(共同)
 【ニューヨーク=黒沢潤】南米ペルーで5日、大統領選の決選投票が行われる。服役中のアルベルト・フジモリ元大統領(72)の長女で、同国初の女性大統領を目指すケイコ・フジモリ氏(36)と、左派で元軍人のオジャンタ・ウマラ氏(48)が大接戦を展開している。ケイコ氏が当選すれば、父娘2代にわたる日系大統領が誕生することになる。

 4月10日に11人が出馬して行われた第1回投票では、ウマラ氏が得票率31・7%(約464万票)でトップ。ケイコ氏は同23・6%(約345万票)で2位に付け、両者が決選投票に進出した。当初、劣勢だったケイコ氏は5月上旬、3位以下の反ウマラ陣営の支持も得て世論調査での支持率逆転に成功、現在も僅差でリードを保っている。

 ケイコ氏が支持率で優位に立ったのは、在任中(1990〜2000年)の人権侵害などで禁錮25年の判決を受けた父、フジモリ元大統領を「恩赦」するとしていた発言を撤回し、「法に従い、当選しても恩赦は行わない」と表明したことが大きい。

 貧困対策や超インフレ退治でめざましい功績を挙げたフジモリ元大統領をめぐっては、反体制派弾圧や報道規制などで「強権的」との批判がつきまとうが、ケイコ氏は今回の恩赦撤回発言で、中間層の幅広い支持取り込みに成功した形だ。

 ただ、ケイコ氏当選により、強権政治が復活するのではないかとの懸念が一部国民の間にあるのも事実で、反フジモリ派のデモが再び活発化している。最近になって表面化した義父の脱税問題も懸念材料だ。

 ケイコ氏は貧困対策に重点を置く方針で、治安対策において実績を残した米ニューヨーク前市長のジュリアーニ氏を顧問に招聘(しょうへい)することも表明、最後の支持固めに躍起となっている。

 一方、企業国営化を推進するベネズエラの反米左翼チャベス大統領との親密な関係が嫌気され失速気味のウマラ氏は、同じ左派でも穏健派だったブラジル・ルラ前大統領型の政権運営を目指すとし、支持をかろうじてつなぎ止めている。

 ただ、当初の公約だった米国や隣国チリとの自由貿易協定(FTA)の見直しに関し、「見直すことを『検討する』」と表現を弱めた事例に象徴されるように、「公約が何度も変わり、どれが本当の公約か分からない」(在リマ外交筋)と疑問の声も上がっている。

 投票は即日開票されるが、結果の確定に時間を要する可能性もある。

2602チバQ:2011/06/03(金) 23:03:42
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110603/mcb1106030505019-n1.htm
外国人マネー、露から流出 プーチン氏出馬沈黙で不安感 (1/2ページ)2011.6.3 05:00
. ロシアから外国人投資家の資金が逃避している。プーチン首相が来年の大統領選出馬について沈黙を守り、先行きの政治情勢の不透明感が続いていることに加え、原油相場の下落が投資家の不安をあおっているためだ。ロシアとは対照的に、同じBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)諸国の一つ、ブラジルへの資金流入は記録的な高水準となっている。

 ◆1〜4月2兆円超

 ロシア中央銀行によると、1〜4月の資本の純流出額は300億ドル(約2兆4380億円)に達し、昨年1年間の353億ドルに迫る勢いだ。中銀のイグナチェフ総裁は5月26日、ロシアからの資金流出の背景について「対露投資の環境が良好とはいえず、投資家は原油価格の下落がルーブル安につながるとみている」との見方を示した。

 過去の資金流出入の推移をみると、07年は純流入額が817億ドルだったものの、金融危機後の08年は一転、流出額が1337億ドルに達した。09年の流出額は561億ドルだった。ウラルシブ・ファイナンシャルの債券調査責任者、ドミトリー・ドゥトキン氏は、投資家がロシアを避けている要因の一つに、プーチン首相とメドベージェフ大統領が、12年の次期大統領選に出馬するかどうか発表を先延ばしにしている点を指摘。「今や外国人投資家が必ず聞く質問が『誰が大統領選に出るのか』だ。それがはっきりするまでは、彼らは傍観姿勢をとる」と予想した。

 対照的なのが、ブラジルだ。ブラジル中央銀行によると、1月〜5月13日の資金の純流入額は459億ドルと、10年通年の244億ドルからほぼ倍増した。調査会社EPFRグローバルによると、ブラジルの債券ファンドへの純資金流入額は今年、ロシアの債券ファンド向けの30倍に上った。

 ◆対照的なブラジル

 ブラジルは過去1年で5回の利上げを実施しており、これが海外からの投資を呼び込んでいる。これに対して、ロシア中銀による利上げは2回。5月30日には預金金利を引き上げたものの、主要政策金利であるリファイナンス金利は8.25%に据え置いた。これは過去最低水準に比べわずか0.5%差だ。ウラルシブのドゥトキン氏は、金融当局が資金逃避を抑えるために、年内に最大9%まで引き上げる可能性が高いとみている。

 ロシアのドボルコビッチ大統領補佐官(経済担当)は5月24日、報道陣に対し「今年7〜12月期には対露投資が流入に転じ1〜6月期の資金逃避を一部相殺する」との見通しを示した。ロシアの天然ガス独占企業ガスプロムの貸付部門ガスプロムバンクの国際債券販売担当共同責任者、セバスチャン・ド・プリンサック氏は「ロシア債券の需要はまだ堅調」として、対ロシア直接投資の方が債券市場よりも大統領選の先行きの不透明感が影響を与えていると指摘した。(ブルームバーグ Denis Maternovsky)

2603チバQ:2011/06/03(金) 23:14:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&rel=j7&k=2011060300890
サレハ大統領が砲撃で負傷=反体制部族と内戦状態に−イエメン
 【カイロ時事】イエメンの首都サヌアで3日、最大部族ハシド族の指導者で反体制派のサディク・アフマル氏の支持派とみられる勢力が大統領府を砲撃し、中東の衛星テレビ局アルアラビアによると、大統領やムジャワル首相らが負傷、大統領警護要員4人が死亡した。
 イエメンの野党系テレビは、大統領が逃走途中に死亡したと報じたが、与党・国民全体会議(GPC)幹部はアルアラビアに対し、死亡情報を否定した。大統領は頭部を負傷したもようだ。アリーミ副首相(国防・治安担当)が重体との情報もある。
 イスラム教金曜礼拝の同日、大統領府内にあるモスク(イスラム礼拝所)で大統領ら政権幹部が礼拝を行っていた際に砲撃を受けた。
 イエメンではチュニジアの独裁政権崩壊を受けて1月に反体制デモが発生し、5月下旬にはアフマル氏支持派と大統領支持派が衝突。本格的な内戦状態に発展した。5月末に成立した停戦もすぐに崩壊し、2日にはアフマル氏支持の武装した部族出身者数千人が援軍として首都に向かっていた。(2011/06/03-22:38

2604チバQ:2011/06/03(金) 23:15:34
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110602-OYT1T01003.htm
13歳少年「拷問死」映像流出…シリア

 【カイロ=田尾茂樹】シリアで反体制デモに参加し、当局の拷問を受けて死亡したとされる少年(13)の遺体の映像がインターネット上に流れ、波紋を広げている。


 「民主化運動の象徴」として少年を悼む声が国内に広がっており、デモをさらに勢いづけそうだ。

 衛星テレビ「アル・ジャジーラ」などによると、死亡したのはデモの震源地南部ダラア近郊に住むハムザ・ハティーブ君。4月29日にデモに参加し、他の約50人とともに拘束された。

 5月下旬、家族の元に戻ってきた遺体は、顔が膨れあがってあごや膝は砕け、体には無数の切り傷や銃創もあったという。

 親族撮影の遺体映像が動画投稿サイト・ユーチューブなどに投稿されると、各地で続くデモではハムザ君の写真を掲げて参加する市民が急増。交流サイト・フェイスブックにはハムザ君の追悼ページもでき、共感する約7万人が「アサド(大統領)は犯罪者」などと書き連ねた。

(2011年6月2日22時18分 読売新聞)

2605チバQ:2011/06/03(金) 23:26:01
http://www.newsweekjapan.jp/joyce/2011/05/post-42.php
イギリス人のイマ風「王室観」
2011年05月26日(木)22時11分
 人は飛行機に乗るとどういうわけか感情的にもろくなりやすい――僕の友人の「持論」だ。おそらくそれは、機内の薄暗さと閉じ込められた空間が、子宮の中にいた時の気持ちを思い起こさせるからかもしれない。あるいは、乗務員や管制官などの「大人たち」に身の安全を委ねるから、誰もが一時的に子供みたいな立場になるからかもしれない(たとえ飛行機で飛ぶのなんてちっとも怖くない、という場合でも)。

 僕は彼のこの理論をなるほどと思った。長時間のフライトで映画を見ると、不覚にも泣いてしまうことがあるからだ。いつもなら僕は、そうやすやすと映画で涙を流すタイプではない。なのに機中では『クジラの島の少女』(お子様映画だ!)でグッときてしまったのを覚えている。ニューヨークに到着する飛行機の中で、「パッヘルベルのカノン」を聴きながら目が潤んでしまったこともある。

 だが何より涙をこらえきれなかったのは、映画『英国王のスピーチ』でコリン・ファース演じるジョージ6世がマイクに向かって二言三言しゃべる場面を見た時だ。

 これは、英国王を主人公にしながらも彼をイマイチ称えていないという一風変わった映画。「バーティー」の愛称で呼ばれたジョージ6世は、怒りっぽくて口汚く、自分を気遣ってくれる人に対して失礼な態度をとる。ヘビースモーカーで、妙になまった話し方をする(吃音の障害はまた別の問題だ)。イラつくほど内気なのに、自分の立場を常に意識しているようなところがある。

 これらはどれも驚くような新事実ではない。ジョージ6世が次男なのに成り行きで王位に就くことになり、その地位が重荷になって長生きしなかったことはイギリス人にはよく知られた話だ。それでも、話を知っていることとそれを映画のスクリーンで目にするのとでは大きな違いがあった(さらに機内で見るとまた少し違う)。

■国民の関心を引く「人間味」

 王室に対する尊敬の念が強かったり、法的な問題があったりして、王族をこんな風に描くことなどかなわない国もある。個人的には、それは残念なことだしかえって王族に対する国民の関心を薄れさせてしまうのではないかと思う。

 僕はこれまで英王室に関する映画を何本か見てきた。『クィーン』は、ダイアナ元皇太子妃の事故死の直後に、エリザベス女王をはじめ王室が直面した劇的な数日間を見事に描き出していた。ジョージ3世が主役の『英国万歳!』はおかしくも悲しい作品だった。『ヴィクトリア女王 世紀の愛』を見たのは、偶然にも夫アルバート公に関する話を少し読んだ数日後のことだった。

 これらの作品はどれも英王室を持ち上げるものではない。映画の中のエリザベス女王は感情を表に出さないし、ジョージ3世は精神を病んでいる。ビクトリア女王は性欲旺盛に描かれている(あくまで夫婦生活において、だが)。

 彼らは国家や国民に対する義務感や生来の「善」の部分で、欠点を埋め合わせしている。もっとも、彼らの見せる「弱さ」こそが彼らに人間味を与えているし、人々の心を引き付けもしているのだ。

 王制は必ずしも合理的な制度とはいえない。それだけに、彼らの人間的な弱さこそが国民の共感を呼んでいるというのもうなずける話だ。とりわけ今のような時代では、人々は彼らの人間味あふれる部分にこそ感情移入しやすい。

2606チバQ:2011/06/03(金) 23:26:19
■「働き者」としての女王

 最近行われたウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤルウェディングでもそれを実感した。いつもは近所付き合いもないような人々が道に集って祝福を交わし、国旗を飾ったこともないような家々にもイギリス国旗がはためいていた。

 僕はロイヤルウエディングの中継をロンドンの友人たちの家で見た。僕らはみんな若く、教育を受けた「中流階級」の人間だったから、普通に自然体で、時にたわいないジョークを交わしながら挙式を鑑賞していた。ベアトリス王女の奇抜な帽子がどうとか、弟ヘンリー王子は王妃の妹ピッパ・ミドルトンのハートを射止められるか、といった具合だ。

 ところがテレビにエリザベス女王が映し出されると、女王は今いくつだっけ、と友人の1人がつぶやいた。女王は最近85歳を迎えた。僕らはしばらく、女王と夫のエディンバラ公がいったいどうしたらこんな年で公務を続けていられるんだろう、という話題で盛り上がった。

 その後、皆がしばらく黙っている時に僕が感じたのは(僕だけでなく友人たちも皆感じていたと思う)、女王は「抽象としての君主」などではなくて生身の人間だということ。それも、20年も昔に引退していてもいい年なのにまだ働き続けている人、という感覚だ。

 最近、エリザベス女王はアイルランドの1937年の独立以来初めてとなるアイルランド訪問を行った。歴史の中で両国の間に生まれた溝を修復する役目を果たすためだ(アイルランド系イギリス人の僕は、この問題に対する思い入れも強い)。女王は時には疲れることもあるだろうが、公の場ではその気配すら見せない。

 何歳になってもハードワークをこなす女王の生き様は、映画化するのにふさわしいテーマだろう。でも映画になったとしても、飛行機では見ないようにしようと思う。

2607チバQ:2011/06/03(金) 23:27:14
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/05/post-2111.php
スーダンに再び内戦の危機
Sudan Accused of "Act of War" in Abyei

独立を勝ち取ったはずのスーダン南部に、石油資源が豊富なアビエイの領有権を狙う北軍が攻め込んだ

2011年05月25日(水)17時57

 2月に独立が決まったばかりの南スーダンが、内戦に逆戻りする危機に瀕している。南北スーダンが領有権を争っている油田地帯の町アビエイに先週、北部政府軍が侵攻。これを南スーダンが「戦争行為」だと非難しているからだ。国連職員によれば、アビエイは炎に包まれ、北部の武装兵士が家や店への略奪を行っているという。バシル大統領が送り込んだ戦車や部隊から逃れるため、住民2万人のほとんどは避難している。

 アビエイから40キロ南に位置するアゴクでは、国境なき医師団(MSF)が野営病院でこれまで47人の負傷者の治療に当たっている。08年の武力衝突の際にも、アビエイでの激しい戦闘から逃れた人々がアゴクに集まった。だが今回、住民はさらに南部を目指している。「一般市民の多くはもうアビエイを離れ、アゴクから南下している」と、MSFスーダン・プログラムの責任者ガスタブォ・フェルナンデスは言う。

 200万人の死者を出した22年間の内戦が05年の南北和平合意で終わった後も、スーダンでは暴力行為が続いてきた。スーダン政府軍による今回の侵攻はその最新の事例に過ぎない。

 専門家や活動家たちは、アビエイがスーダン内戦の火ダネになると警告してきた。映画俳優でスーダン問題の活動家であるジョージ・クルーニーと共に、軍の動きを監視する「衛星見張り番プロジェクト」を立ち上げた人道支援NGO「イナフ・プロジェクト」の共同設立者ジョン・プレンダーガストは「衛星と地上の情報から南北の双方の部隊が増強され、北部政府軍が戦車や空の軍備を集めていることは知っていた」と言う。「戦争に向けたすべての準備が整っていた」

「違法な武装勢力を掃討中」
 アメリカやほかの国々はバシルと北部政府に「事の重大さについて警告すべき」時だと、ブレンダーガストは言う。彼によれば、最近のスーダンは「(西部の)ダルフールの状況は悪化し、アビエイは交戦地域になり、南スーダンの一部地域でも北部が支援する武装勢力による戦闘が起きている」状態だ。

 1月の南部独立を問う住民投票以降、南北は小競り合いを繰り返してきた。まず今月初め、治安維持活動に当たっていた国連職員4人がアベイエ近郊で何者かに襲われ銃殺された。そして先週、北部政府軍の兵士200人を先導していた国連の車列が南部の武装勢力によって攻撃された。国連は「犯罪行為」だとして非難。バシルはその後のアビエイ占領は奇襲攻撃に対する報復だと主張している。スーダン政府の大統領府長官アミン・ハッサン・オマルは「スーダン政府軍はアビエイで違法な武装勢力を掃討している」と述べた。

 一方、南部は事態の悪化の責任は自分たちにはない、という立場だ。スーダン人民解放軍(SPLA)のスポークスマン、フィリップ・アギュイアー大佐は「宣戦布告したのはわれわれでなく、(北部政府の与党)国民会議と政府軍だ」と主張。南部自治政府のバルナバ・マリアル・ベンジャミン情報相は、今回の占領は何千人もの命を危険にさらす「違法な占領」だと語っている。

2608チバQ:2011/06/03(金) 23:27:35
南部と北部を両天秤にかけるアメリカ
 05年の和平合意に重要な役割を果たしたアメリカとイギリスも北部によるアビエイ占領を非難し、部隊の撤退するよう求めた。

 アビエイは南部の主流民族であるディンカの多く暮らす地域だが、北部を支持するアラブ系遊牧部族ミッセリアも居住している。ミッセリアの選挙権問題で北部と南部が決裂し、アビエイの帰属を決めるはずの住民投票は行われなかった。

 アメリカ政府は先週起こった南部による国連の車列への攻撃を「遺憾に思う」と同時に、北部による「不相応で無責任」な「侵攻作戦を非難」した。潘基文(バン・キムン)国連事務総長は戦闘終結を求めたが、北部はアビエイを占領し続けると主張。国連の要求を今のところ聞き入れていない。

 プレンダーガストによれば、一連の侵攻と奇襲攻撃を一緒くたにするアメリカの反応は「平等の拡大解釈」だ。「北部政府の過剰な軍事力行使に警告すべき時だ」と、彼は言う。「リビアやイラン、シリアでは許されない虐殺行為が、スーダンではなぜ問題にされないのか」


(GlobalPost.com特約)

2609チバQ:2011/06/03(金) 23:28:07
http://www.newsweekjapan.jp/stories/2011/05/post-2096.php
中東に広がる反政府ドミノで生き残る政権はどこか
Fight for Survival

ヨルダン、イエメン、シリアなどで蜂起する反体制派、次に崩壊するのはどこか。

2011年05月17日(火)20時04分
スティーブン・キンザー
[2011年2月16日号掲載]

 チュニジアのジン・アビディン・ベンアリ大統領が国外に脱出したのは1月14日のこと。2月1日にはエジプトのホスニ・ムバラク大統領が9月の大統領選への不出馬を表明した。同じ日、ヨルダンのアブドラ国王は内閣を解散して新首相を任命し、その翌日にはイエメンのアリ・アブドラ・サレハ大統領が再選辞退を発表。そしてシリアでも......。

 大多数のヨルダン人は今も国王を敬愛している。だが、そこに暮らす100万人以上のパレスチナ難民は、アメリカのイスラエル政策に反対しない国王に不満を抱いている。貧困と腐敗もひどい。国王が腐敗の撲滅や景気対策よりも外交路線の変更のほうが簡単と判断すれば、自らの延命のためにアメリカから距離を置こうとするだろう。

 イエメンに32年も君臨してきたサレハの立場はさらに危うい。アメリカがサレハを支持するのは、彼がアメリカの対テロ戦争に協力してきたからだ。内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露したアメリカ政府の外交公電によれば、サレハは国内にあるアルカイダの拠点を米軍が空爆するのを黙認し、それでも「表向きはイエメン軍のやったことだと言い続ける」と米軍幹部に約束していた。

 イエメンはひどく貧しく、紛争が絶えない。サレハは任期切れの13年に退陣し、息子への権力継承もしないと明言した。だが、この程度の約束で国民が納得するだろうか。くすぶり続けてきた内戦の再発もあり得る。

 シリアでも、政治的自由と生活向上を掲げたデモの呼び掛けはある。だがバシャル・アサド大統領の辞任を求める声はない。よその独裁者に比べればアサドは比較的若いし、在任期間も10年そこそこと短い。軍部を掌握しているし、政治姿勢は穏健で改革志向とみられている。

 そして何よりも、アメリカに追従する気配を見せない。イスラエルと妥協しアメリカから支援を受けてきたムバラクと違って、アサドはイスラエルを敵視し、今もアメリカによる経済制裁の対象となっている。

 1月31日のウォール・ストリート・ジャーナル紙でアサドは、自分の政権は「民意と合致している」ので安泰だと語っている。アラブ民衆の怒りはアメリカにすり寄る政権に向いている、だが自分は違うから心配ないということらしい。

反米で勢いづくイラン
 アラブ民衆の反乱は今も拡大しており、アルジェリアやスーダンでもデモ隊と警官隊の衝突が起きている。それでもアメリカに忠誠を誓う政権が2つある。まずはパレスチナ自治政府で、マフムード・アッバス議長は1月29日にムバラクに電話し、「連帯を確認」したという。サウジアラビアのアブドラ国王も、過激派が「エジプトの同胞をそそのかし、治安と安定を脅かしている」と非難してみせた。

 もしも反米勢力が勝利して、両者の親米路線が凶と出れば、彼らの立場はまずくなるだろう。どちらの失脚も、アメリカにとっては大きなダメージだ。

 一方、イランはこの激動を歓迎している。政府高官は民衆の蜂起を称賛し、ムバラクに「民衆の正当な要求の受け入れ」を求めた。中東では、アメリカの影響力が低下するのに反比例してイランの人気が上がる。

 イスラエルと敵対し、中東の親米政権を敵視するイランに、アラブの民衆は喝采を送る。彼らから見れば、アメリカはユダヤ人の横暴を許し、腐敗したアラブの独裁者を擁護し、イラクを占領し、アフガニスタンで戦争を続け、自分たちに爆弾を落とす国なのだ。

 中東の勢力図は、いや応なく大きく変わるだろう。権力を独占してきた者たちも、延命のためには国民の要求をのまざるを得ない。それが民主化につながるかどうかは別として、民意に反してアメリカに追随してきた独裁者たちの時代は終わる。

2610チバQ:2011/06/03(金) 23:29:55
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/05/post-2088.php
ウガンダ独裁大統領と反ゲイ法案
Uganda Protests As Museveni Sworn In

反政府デモのなか4期目をスタートしたムセベニ大統領のもと、同性愛死刑法案は可決されるのか

2011年05月13日(金)16時38分
アンドルー・メルドラム


 ウガンダで5月12日、2月の大統領選で4選を果たしたヨウェリ・ムセベニ大統領の就任式が行われるなか、抗議デモが発生した。食料や燃料価格の高騰に加えて、既に25年に及んでいる長期政権への反発がデモの要因だ。

 自身の支配に反対する勢力の撲滅を誓ったムセベニ。その姿は、どんな手段を使ってでも権力の座にしがみつこうとするアフリカの独裁的指導者にどんどん近づいているようだ。ジンバブエのロバート・ムガベ大統領が就任式に参列したことが、何よりもそれを物語っているだろう。

 この日、ケニアに滞在していた野党指導者のキザ・ベシジェ元内相も突如、ウガンダに帰国。多くの支持者が首都カンパラに到着したベシジェを歓喜の声で迎えるなか、治安部隊との衝突も起きた。2月の大統領選に立候補していたベシジェは選挙結果を受けてムセベニの不正を主張し、反政府運動を展開。これまで何度も当局に拘束されている。

ゲイ弾圧にアメリカ福音派の影
 一方、13日には悪名高い反同性愛法案の審議が再開される。同性愛者の死刑を盛り込んだ同法案が最初に提出されたのは09年。以来、国内で物議を醸すのはもとより国際社会からも非難されている。

 はたして死刑の条項は削除されるのか? 身内の同性愛者を当局に届け出ない家族に対する実刑も避けられないのか? そもそも同性愛であることは罪なのか? 同法案の行方に世界の耳目が集まっている。

 ムセベニによるベシジェや反体制派に対する弾圧の強化と同様、ウガンダ社会の同性愛者に対する弾圧も激化している。ウガンダでの反同性愛運動の高まりには、同国を往来して集会を開くなどしているアメリカの福音派宣教師らが関係していると言われている。

 ちなみにムセベニとベシジェは共に国民抵抗軍の戦士としてオボテ政権と戦った仲だ。しかも当時ベシジェはムセベニの主治医でもあった。かつての友情関係は今や、完全な敵対関係に変わっている。

(GlobalPost.com特約)

2611チバQ:2011/06/03(金) 23:32:51
http://www.afpbb.com/article/politics/2803382/7276749
シリア大統領が全政治犯に恩赦、反体制派は反発
2011年06月01日 14:14 発信地:ダマスカス/シ
【6月1日 AFP】シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領は5月31日、政治犯全員に恩赦を与える大統領令を出した。恩赦の対象には反体制運動で中心的な役割を果たしているイスラム原理主義組織ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)のメンバーも含まれるとしている。国営シリア・アラブ通信(SANA)が伝えた。

 多数の死者が出た大規模な反体制デモから2か月後に出された大統領令について、民主化を協議し民衆蜂起への支持を表明するためトルコ・アンタリヤ(Antalya)に集結していたシリアの各反体制団体は、「不十分で遅すぎる」としてただちに非難した。
 
 民主化を求めて2005年に結成された改革派団体「ダマスカス宣言(Damascus Declaration)」の活動家は、「われわれは恩赦を数年前から要求してきた。遅すぎる」と話した。

 ムスリム同胞団の団長は、大統領令を一蹴し、「われわれはシリアの人民とともに大統領の退陣を要求していく」と語った。

 シリア人権連盟(Syrian Human Rights League)の代表者は、「われわれが何年も前から要求してきた恩赦がようやく実現した」と歓迎した上で、シリア政府に対し「人権への一層の配慮」を求めた。また、ムスリム同胞団への加入は犯罪であり、死刑に相当するとした大統領令49号の撤廃を求めた。ただし、実際には長期の禁固刑への減刑が慣例化しているという。

 政府寄りのシリア紙アルワタン(Al-Watan)によると、この直前には、与党バース・アラブ社会党(Baath)の幹部が、国民対話のための委員会を48時間以内に設置すると発表した。幹部によると、委員会には全政党のほか、政治・経済・社会的背景が異なるさまざまな国民が参加するという。(c)AFP

2612jbbs.livedoor.jp:2011/06/03(金) 23:47:13
Read.. Slap-up :)

2613チバQ:2011/06/04(土) 10:55:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110604/mds11060410300000-n1.htm
サレハ・イエメン大統領が砲撃非難「私は無事」
2011.6.4 10:27


3日、イエメンの首都サヌアで、サレハ大統領の辞任を求めて集まった人々(ロイター)
 【カイロ=大内清】反サレハ大統領派と政権側との戦闘が続くイエメンの国営テレビは3日夜、大統領宮殿内のモスク(イスラム教礼拝所)への砲撃で負傷したサレハ大統領の音声メッセージを放送した。大統領は「私は無事だ」と述べるとともに砲撃を非難。警護員7人が死亡したことを明らかにした。

 ロイター通信などによると、サレハ大統領はメッセージで、「いわゆる若者の革命とは何の関係もない無法者のギャングによるこの挑戦に、断固とした姿勢で立ち上がった軍・治安部隊を称賛する」と述べた。政府当局者らは、攻撃はサレハ氏と対立する最大部族ハシド族によるものだとしているが、ハシド族側は否定している。

 また、イエメン政府はサレハ大統領のけがの程度は軽いと発表していものの、国営放送は大統領の映像を伝えなかった。このため、国防省病院で治療を受けた大統領がかなりのけがを負っているのではないかとの指摘もある。ただし政府当局者らは、大統領は間もなく姿を見せるだろうと繰り返し強調している。

 砲撃では、サレハ大統領のほかにムジャワル首相やアリーミ副首相(国防・治安担当)らが負傷した。AP通信によると、アリーミ氏は意識不明の重体。

 一方、米ホワイトハウスは3日の声明で、砲撃を強い調子で非難した。

2614チバQ:2011/06/04(土) 19:44:49
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060401000790.html
印、ヨガ指導者が政治介入 ハンストで汚職追及
2011年6月4日 19時22分

 4日、ニューデリーで無期限ハンガーストライキを始めたラムデブ師(中央)(共同)


 【ニューデリー共同】インドのヨガの著名指導者ラムデブ師(46)が4日、シン政権の汚職体質を批判し、汚職対策の徹底などを求めて、ニューデリーで無期限のハンガーストライキを開始した。門外漢の政治介入とも言えるが、野党だけでなく、多くの国民も賛同する気配を見せており、シン政権は神経をとがらせている。

 インドメディアによると、ラムデブ師は、汚職の罪に死刑や無期懲役を科すことや汚職専門の裁判所の設置、さらには首相の直接選挙制などを要求。シン政権は同師の国民への影響力に配慮し、ハンストを回避する説得を繰り返したが、ラムデブ師は譲歩しなかった。

 野党インド人民党のガドカリ総裁は「ラムデブ師の要求は正当だ」と指摘。ハンスト会場には支持者数万人が集結。男子学生サトビル・ラナさん(18)は「政治家はもはや信じられない。ラムデブ師が政治を変える時が来た」と気勢を上げた。

 シン政権は引き続きラムデブ師との間で妥協点を探る方針だ。

 インドでは昨年初主催した英連邦競技大会や第2世代(2G)携帯電話用周波数帯の新規割り当てをめぐり、シン政権の幹部や与党議員らが関与した汚職疑惑が浮上している。

 ラムデブ師は貧しい家庭に生まれ、中等教育までしか受けていないが、ヨガの第一人者となり、信奉者からの寄付などで莫大(ばくだい)な資産を形成。自家用ジェット機で国内外を回り、ヨガを広めている。

2616チバQ:2011/06/04(土) 19:50:23
>>2510>>2535>>2577>>2580>>2885>>2601
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201106040057.html
有権者、募る不安と期待=「最も拒否感強い2候補」―ペルー大統領選2011年6月4日15時6分

 【リマ時事】在任中の人権侵害で禁錮25年の有罪となった元大統領の娘と、急進左派的な元軍人。5日投開票のペルー大統領選決選投票は、一部の国民にとって「最も拒否感の強い2候補」の対決となった。首都リマの有権者からは、経済成長を遂げたペルーを担う次の指導者に対する不安と期待が交錯した声が聞かれた。

 リマ近郊チョリヨス地区。3年ほど前から、太平洋を望む場所に高級住宅が建ち始めた新興地域だ。1999年から日系人が地区長を務める。

 しゃれた街並みが続く海沿いから車で数分も走れば、開発が遅れたスラム街が点在する。住民によれば90年代までは電気も水道もなかったが、フジモリ政権下で道路が舗装され、生活が幾分改善されたという。路上で菓子を売るビクトル・アルダベさん(62)は「『フジモリ』に悪いイメージはない。日系人は働き者だし、ケイコが国のことを考えればもっと良くなるだろう」と期待を寄せる。

 ただ、隣にいた息子ホセさん(39)は「経済は伸びたが、その成果が行き届いていない。国を変えられるのはウマラだけだ」と漏らす。「フジモリは既に国を支配した。ケイコは父の顔を変えただけ」と既存政治の変革が必要だと訴える。

 両候補とも熱狂的な支持地盤を固めており、都市部の浮動票が勝敗のカギとなる。富裕層が多く住むスルコ地区のリリアさん(40)は、4月の第1回投票で3位のクチンスキ元首相に入れた。同氏はケイコ氏支持に回ったが、「決選の2人とも共感できない。白票か落書き票を入れるかも」と浮かぬ表情を見せた。

 今も支持候補を決められない有権者は推計で全体の2割。支持取り付けのため、両候補とも相手への中傷を激化させている。このため、「選挙をめぐる二極化が進み、投開票後も混乱が長期化するのではないか」(地元評論家)との懸念も出始めている。 


[時事通信社]

2617チバQ:2011/06/04(土) 19:51:26
もう少し美人だったらなあ・・・

http://www.asahi.com/international/update/0604/TKY201106040332.html
ペルー大統領選、5日決選投票 ケイコ氏とウマラ氏接戦2011年6月4日19時7分
 南米ペルーで5日、大統領選の決選投票が行われる。左派の退役軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)と、フジモリ元大統領の長女で国会議員のケイコ・フジモリ氏(36)による大接戦だ。ケイコ氏が当選すれば、親子二代の日系人大統領誕生となる。

 2日夜、オレンジ色のTシャツを着てリマ市内の広場を埋めた支持者らを前に、ケイコ氏は「貧困と闘い、ペルーにさらなる経済発展を」と呼びかけた。会場でフジモリ元大統領の弟サンチアゴ・フジモリ氏は「家族から二人目の大統領が出たら誇らしい。収監中の兄も喜ぶだろう」。

 ケイコ氏は、フジモリ政権時代(1990〜00年)に進められた道路や学校、病院などの建設の恩恵を受けた貧困層や、経済成長が続く同国への外国企業の投資を増やし、FTA(自由貿易協定)を尊重してほしいと希望する人々の間で支持が高い。一方、ウマラ氏は、米国やチリとのFTAを見直し、天然資源の管理に国が関わるなど、抜本的な政策変更を訴えている。

2618チバQ:2011/06/04(土) 19:52:01
http://www.afpbb.com/article/politics/2803990/7293662
ケイコ・フジモリ氏、ペルー大統領候補の横顔
2011年06月04日 19:15 発信地:リマ/ペルー

【6月4日 AFP】ペルーで初めての女性大統領を目指すケイコ・フジモリ(Keiko Fujimori)氏は弱冠36歳かもしれない――だが、彼女には、19歳のころから父、アルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元大統領のファーストレディーを務めてきた経歴がある。

 父のアルベルト・フジモリ氏は1990〜2000年までペルー大統領を務めた末、汚職スキャンダルでペルーを出国した。帰国後、人権侵害や汚職の罪で有罪判決を受け、いまも服役中だ。

 ケイコ・フジモリ氏は、その父と距離を置くどころか、逆に選挙ポスターに父を起用し、父のかつての同志たちと活動をともにする。父フジモリ氏が獄中から娘の選挙活動を指揮しているのではないかとの懸念も聞こえてくるほどで、さらには、ケイコ・フジモリ氏が大統領に就任すれば、父に恩赦を与えるのではないかと危ぐする声もある。

 だが一方で、アルベルト・フジモリ氏の支持者は現在も多い。ハイパーインフレを打開し、武装ゲリラを打破した人物として、いまもなお、有権者の5分の1に支持されている。

 ケイコ氏は、その父の人気を元手に、自らへの支援を広げてきた。

■強硬路線、貧困対策、自由貿易推進…次々と政策

 ケイコ・フジモリ氏は、父の強硬路線を受け継ぎ、死刑を再導入して暴力犯罪に立ち向かい、ペルーに長年はびこる汚職と闘うことを約束している。

 さらには、左派の対立候補であるオジャンタ・ウマラ(Ollanta Humala)氏と同じく、貧困問題の解決も掲げる。10年間に及ぶ経済成長にもかかわらず、ペルーでは3分の1以上の国民が貧困の中で暮らしている。

 ウマラ氏はかつてベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領を公然と支持してきたことがネックになっているが、ケイコ氏は、財界からも自由経済政策の推進者として理解されている。

 また、2人の娘や米国人の夫、さらには汚職を非難してアルベルト・フジモリ氏と離婚した実の母さえも選挙運動にかつぎだし、ソフトなイメージを打ち出している。

 一方で、コカイン密輸組織がケイコ氏の選挙運動を支援しているとの疑惑が上がるなど、汚職疑惑からは、ケイコ氏もクリーンではいられなかったようだ。

 ケイコ氏がリマ(Lima)から同国北中部一帯で選挙運動を行えば、多くの人びとが集まるのは事実だ。だが、ケイコ氏は、父の政策を受け継ぎ、父と同じ軍部と財界のコネクションを使うのではないかと疑いのまなざしを向けられる存在でもある。(c)AFP

2619チバQ:2011/06/04(土) 19:53:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110604-00000038-mai-int
<ペルー大統領選>極貧の村「ケイコですべて変わる」
毎日新聞 6月4日(土)12時19分配信

 5日に大統領選挙の決選投票が行われる南米ペルーで、フジモリ元大統領(服役中)の長女で日系3世の国会議員、ケイコ・フジモリ氏(36)と元軍人のオジャンタ・ウマラ氏(48)が接戦を繰り広げている。フジモリ元大統領への根強い人気を背景に勢いに乗るケイコ氏と、「フジモリ批判」で攻勢を強めるウマラ氏。ケイコ氏の名を冠した「ケイコ・ソフィア村」で、その最前線を追った。【ベンタニリャ(ペルー中部)國枝すみれ】


 ◇5日に決選投票

 リマ中心部から北へ約50キロ。ベンタニリャ地区にある海岸沿いの砂丘には、編んだわらやブリキを積み上げただけの小屋が並ぶ。地方から出てきた極貧層が空き地を不法占拠し、スラムを形成している。ケイコ・ソフィア村も、その一角にある。

 「ケイコ村」は95年、当時のフジモリ政権から貧困層への手厚い支援を受けようと、村人らが自ら名付けた。期待通り、政府は村に電気を通し、学校を建設。土地を占拠した人には、既得権としてその所有権も認めた。

 村で見かける選挙ポスターは、ケイコ氏のものばかり。1.5ソル(約43円)で昼食を出す公共食堂を運営するマルシア・コルドバさん(37)は「ケイコが当選すれば、すべてが変わる。フジモリ路線が戻り、村は潤う」と話す。

 貧困対策に力を入れたフジモリ政権は当時、公共食堂に米、油、アルパカ干し肉、豆などの食材を無料で配給した。イモやバナナは好きなだけもらえた。

 だが、00年にフジモリ政権が崩壊し、村の状況は一変した。次のトレド政権下では、イモ、バナナ、干し肉の配給はゼロ。「この10年、中央政府は何も援助してくれない。調理をするための燃料もなくて、マキで調理している」(コルドバさん)

 ケイコ村の人口は、現在約1150人。1カ月の平均賃金は推定700ソル(約2万円)。同国の最低賃金600ソルより、わずかに多いだけだ。3歳未満の子供の6〜7割は栄養失調という統計もある。

 先月31日、ケイコ氏はケイコ村のあるベンタニリャ地区を訪れ、住民に上下水道の整備と大学建設を約束した。村民の期待は高まるばかりだ。

 だが、フジモリ元大統領の人気を受け継ぐケイコ氏は、その「負の遺産」も背負う。ウマラ氏の支持者らはケイコ氏を「(南米チリの元大統領で、後に虐殺などの罪に問われた)ピノチェトやヒトラー(ナチス・ドイツ総統)の娘が大統領を目指すようなもの」と批判する。

 ペルーでは80年代後半、極左ゲリラによるテロ事件が頻発。90年に発足したフジモリ政権は掃討作戦を徹底、大きな成果を上げた。だが戦闘に多くの大学生や市民が巻き込まれ、元大統領は殺人罪などで禁錮25年の刑を受け、服役中だ。

 ケイコ村のロサ・クシプマさん(38)は89年、武装ゲリラにより自宅を占拠され、15日間監禁された。当時16歳だった。「あのころ毎日誰かがゲリラに殺されていた。フジモリのおかげで安心して暮らせるようになった。父親のイメージだけで、ケイコを批判するのはおかしい」と話した。

 地元の民間調査機関「ダトム」が3日発表した世論調査によると、外資導入の促進など経済開放路線を取る右派、ケイコ氏の支持率は50.6%。貧困層を支持基盤に経済規制を求める左派、ウマラ氏は49.4%で、拮抗(きっこう)状態が続いている。

2620チバQ:2011/06/05(日) 00:52:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110605/mds11060500170000-n1.htm
シリア 13歳の拷問死「殉教」 少年の犠牲者30人以上か…無差別弾圧に国民の怒り
2011.6.5 00:15 (1/2ページ)

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3日、トルコ・イスタンブールのシリア領事館近くで、治安当局の拷問によって死亡したハムザ君の写真を掲げ、アサド政権の弾圧に抗議するシリア人の子供たち(ロイター)
 【カイロ=大内清】反政府デモ隊への弾圧が続くシリアで、一人の少年が「殉教」のシンボルとして大規模デモの動員の原動力となっている。当局から拷問を受けた末に死亡したとされるハムザ・ハティーブ君(13)。同国ではほかにも約30人の少年が当局によって殺害されたとみられ、子供をも無差別の弾圧対象としていることに国民の怒りは激しさを増し、国際社会の非難も高まっている。

 ハムザ君は4月下旬、一連のデモの“発火点”となったダルアー近くで父親とデモ参加中に治安部隊に拘束され、約1カ月後、変わり果てた遺体となって自宅に戻された。ハムザ君の体には、むち打ちや電気ショックを受けた痕や、腕などに銃創があり、体の一部が切断されていたという。

 同国の人権団体が遺体の映像を動画投稿サイトなどに公開。拘束や拷問の恐怖に常にさらされている国民の怒りと連帯感を生んだ。

 今月3日に各地で行われたデモは、会員制交流サイト「フェイスブック」などで、「子供の金曜日」と銘打たれ、中部ハマだけで数万人が参加、治安部隊の発砲などによる同市の死者は70人前後に達した。

 反体制派などの情報によると、シリアでは3月のデモ発生以来、約30人の少年が当局の拘束や拷問を受けるなどして死亡したとみられる。ダルアーで本格的なデモが始まったのも、アサド政権に批判的なスローガンを壁に落書きしたとして拘束された少年の釈放を求めたのがきっかけだった。

 シリアでは、秘密警察などの治安機関が国民を監視し、令状なしの拘束や拷問が日常化。4月の非常事態令解除後も「恐怖支配」は変わっておらず、デモ開始から1万人以上が拘束され、凄惨(せいさん)な拷問による死者も後を絶たない。

 それでもデモは衰えを見せない。同国の人権活動家の一人は「(政権への)怒りが恐怖に打ち勝っている」ためだと語る。ただ、13歳の死を「殉教」のシンボルとすること自体、民衆側の追い詰められた状況をも印象づけている。

 人権問題に敏感な米欧などによる批判も一段と高まり、クリントン米国務長官は5月31日、「少年の死が無駄ではなかったことを切に願う」とシリア政府の残虐行為を非難。国連の潘基文事務総長も3日、「子供が拷問を受け死亡するという深刻な人権侵害が続いている」と述べ、武力弾圧の停止を強く求めた。

2621チバQ:2011/06/05(日) 12:01:17
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011060501000128.html
ペルー、ウマラ氏わずかにリード 大統領選、投票直前

 【リマ共同】5日投開票のペルー大統領選で、直前に行われた2社の世論調査結果が4日発表され、一時優位に立ったフジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏(36)を左派の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)が最終盤に再逆転、1・6〜3・8ポイント上回った。差は小さく、どちらに投票するか未定の有権者もおり、接戦のまま投票日を迎える。

 選挙前日の4日に実施された大手調査会社アポヨ社の調査によると、ウマラ氏支持が51・9%でケイコ氏支持は48・1%。3〜4日に発表された4社の調査全てでウマラ氏がケイコ氏をわずかに上回った。

2011/06/05 10:51 【共同通信

2622チバQ:2011/06/05(日) 12:04:21
>>2417>>2462
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060502000036.html
暫定政府なのに安定 ベルギー連立交渉1年
2011年6月5日 朝刊

 ベルギーに正式な政府のない異常事態が一年に達した。昨年六月の総選挙直後から難航していた北部オランダ語圏と南部フランス語圏の政党同士の連立交渉が今も続いている。これまで国政にも国民生活にも大きな支障は生じていないが、中途半端な政情に国民はいらだち、無関心も広がっている。 (ブリュッセルで、清水俊郎)

 「正式な政府がなくても戦争に参加できるのか?」。ブリュッセル自由大のジョンブノワ・ピレ教授(32)=ベルギー政治=はこの春驚いた。米英仏などがリビア空爆を決定すると、ベルギーも即座に戦闘機の派遣を発表したからだ。

 なかなか発足しない新政府に代わり、総選挙前に内閣総辞職したルテルム前首相(50)の暫定政府が存続。できるのは政治判断が必要ない「通常業務」だけのはずだったが、二〇一一年予算案を編成、五月に国会を通過させた。高速道路の一部有料化、救急通報番号の統一なども実現した。

 リビア空爆への出撃もルテルム前首相が議会に提案し、国会でほぼ全会一致で承認された。地元紙ソワールのベロニク・ランカン記者は「暫定政権なのにまるで安定政権のようだ」と苦笑いする。

 この「不安定な安定」(仏紙ルモンド)の背景には、人口一千万人余のうち六割がオランダ語、三割がフランス語を母語とするベルギーならではの複雑な国情がある。文化も歴史も異なる両言語圏の根深い対立を緩和するため、戦後間もなく地方分権が進んだ。各地域の小中高校の教育課程や経済政策はそれぞれの地方政府が決定する。

 欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の本部を擁する“欧州の首都”という事情から、外交や通商、軍事は所管機関に判断を委ねる傾向も強い。

 ただ「こんな状態を続けてよいわけがない」とピレ教授。「暫定政府は短期的な政策ならこなせるが、この国の五年後、十年後を見据えた年金制度改革やがん対策などは打ち出せない」

 五月のよく晴れた週末、ブリュッセル郊外で、男女の学生たちが広場に座り込み、フライドポテトをかじりながらデモ集会をしていた。集会の名前は「ピクニックじゃないよ」。参加者に緊張感が見えないため、あえて強調しないと誤解されてしまうのだ。

 プラカードで主張するのは、新政府の早期樹立と国政の正常化。揚げたてのフライドポテトはベルギー名物で、言語圏にかかわらず好まれる。国の統一の象徴としてこの種の集会によく登場する。ジャガイモの着ぐるみ姿で周囲の笑いを誘う若者もいた。

 こうした集会を地元メディアは「ポテト革命」と命名。一月は三万人が参加したが、三月は八千人に減少。五月は主催者側が一万人の参加を期待したのに対し、集まったのはわずか七百人にとどまった。

2623チバQ:2011/06/05(日) 12:11:55
http://www.asahi.com/international/update/0605/JJT201106050005.html
イエメン大統領、サウジ入り 「砲撃でけが」治療のため2011年6月5日9時26分
 ロイター通信によると、サウジアラビア王室は5日、イエメンのサレハ大統領が、3日に首都サヌアの大統領府砲撃で受けたけがの治療のため、サウジの首都リヤド入りしたことを明らかにした。

 イエメンの与党・国民全体会議(GPC)当局者は、サレハ大統領は後頭部に軽傷を負っただけと説明している。しかし、首や胸を負傷し、容体はより深刻との情報もある。(時事)

2624チバQ:2011/06/05(日) 14:37:51
>>2614
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060501000225.html
印、ヨガ指導者ら数万人排除 安全上の理由と警察
2011年6月5日 12時34分

 5日、インドの首都ニューデリーで、ハンガーストライキが実施されていた会場からラムデブ師の支持者を排除する警察官ら(AP=共同)


 【ニューデリー共同】PTI通信などによると、インド警察当局は5日未明、政府に汚職対策の徹底などを求めて無期限のハンガーストライキを実施していたヨガの著名指導者ラムデブ師(46)と支持者数万人をニューデリーの会場となったテントから強制排除した。

 警察当局は、大人数が集まったため、安全上の理由から排除に踏み切ったとしている。

 警官隊は催涙弾や警棒を使用、支持者らから反発する声が上がっている。一時身柄を拘束されたラムデブ師は、警察の行為に平和的手段で抗議するよう支持者に訴えた。

 ラムデブ師は汚職の罪に死刑や無期懲役を科すことや汚職専門の裁判所の設置、さらには首相の直接選挙制などを要求。門外漢の政治介入とも言えるが、野党だけでなく、多くの国民も賛同、シン政権は対応に苦慮していた。

2625チバQ:2011/06/05(日) 18:55:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110605/asi11060518250006-n1.htm
シン政権に焦り? インド超人気ヨガ指導者の汚職対策要求ハンストを強制的に中止
2011.6.5 18:25
 【ニューデリー=田北真樹子】インドの著名なヨガ指導者ラムデブ師(46)が4日、首都ニューデリーで、政府に汚職対策の徹底などを求める無期限のハンガーストライキを始めたところ、警察当局が5日未明になりハンスト会場に集まっていた数万人の支持者を強制排除する事態があった。

 インドでは、政府の汚職対策への腰の重さを批判する活動家が3月にもハンストを行った。それに続く今回のハンストは、国内に大きな影響力を持つラムデブ師の行動だけに、求心力を失っているシン政権にさらなるダメージとなりかねない。焦りを感じたシン政権が強制排除に乗り出したのではないかとの見方が出ている。

 ラムデブ師を支持する活動家や野党指導者らは「集会は平和的だった」と政府を強く非難。ラムデブ師は5日、政府への抗議としてハンスト継続を表明した。

 一方で、ラムデブ師がハンストを政治利用しようとしたとの見方もある。多くの支持者を抱えているとされる同師は、政界参入に意欲を見せている。実際、ハンスト中止の条件に首相の直接選挙制導入など、ヨガ指導者らしくない要求を政府に突きつけている。警察当局は、ラムデブ師が本来の目的であるヨガの集会以外で会場を使用したため、強制排除したとしている。

 政府は、ハンスト前から同師と再三協議を行い中止を働きかけてきた。だが、ハンスト中止の動きが見られないことから、実力行使に踏み切ったようだ。

2626jbbs.livedoor.jp:2011/06/06(月) 00:02:26
Read.. Not so bad :)

2627チバQ:2011/06/06(月) 20:51:05
>>2625
経済政策で評判の高いシン首相が変なトコで足元救われた感じですね。
しかし 強制排除なんてしなくても、トカゲのしっぽ切りで2・3人木っ端役人を逮捕すりゃ良かったんじゃ....

2628チバQ:2011/06/06(月) 22:15:51
>>2616-2619
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060601001050.html
ペルー、フジモリ批判が奏功 ウマラ氏が勝利宣言
2011年6月6日 21時40分

 5日、ペルーの首都リマで、支持者にVサインで応えるオジャンタ・ウマラ氏(ロイター=共同)


 【リマ共同】5日のペルー大統領選は左派の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)が、服役中のフジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏(36)との大接戦を制し、勝利宣言した。元大統領を徹底的に批判したのが主な勝因だが、ケイコ氏は父の強権政治のマイナスイメージを背負いながらも半数近い票を得た。ケイコ氏派は議会でも第2党に躍進、一定の発言力を持つことになる。

 選挙管理当局によると、開票率約88%の段階で、ウマラ氏の得票率は51・25%、ケイコ氏は48・75%。

 ウマラ氏は選挙戦で、元大統領の政権の汚職や人権侵害事件を蒸し返して徹底的に糾弾。ウマラ氏に近い新聞社やテレビ局も巻き込んで、過去に証拠不十分で捜査が終結した事件も繰り返し批判し、ケイコ氏のマイナスイメージ増長に努めた。

 一方、ケイコ氏側は、ウマラ氏とベネズエラの反米左翼チャベス大統領との深い関係や資金援助疑惑を批判したが、ウマラ氏が「ベネズエラとペルーは違う。(経済成長が続く)ブラジル型の経済を目指す」と強調して急進左派のイメージを消すと、ケイコ氏側には攻撃材料がなくなった。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110606/amr11060621160013-n1.htm
ペルー大統領選 ウマラ氏勝利濃厚父娘2代の日系大統領は厳しい情勢に
2011.6.6 21:11

 5日、ペルーの首都リマで、投票前に報道陣に姿を見せるケイコ・フジモリ氏(右)。中央は母スサーナ・ヒグチさん(共同)
 【リマ=黒沢潤】南米ペルーで5日投開票された大統領選決選投票で、中央選挙管理委員会は6日、開票率90・06%時点の公式集計を発表した。それによると、左派の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)の得票率は51・18%、フジモリ元大統領(72)の長女、ケイコ氏(36)は48・82%で、ウマラ氏の勝利が濃厚となっている。

 同国メディアは、ウマラ氏優勢の地方で開票が進めばリードは拡大するとの見通しを伝えており、ウマラ氏は5日夜「変化を待ち焦がれていた」と勝利宣言。ケイコ氏も劣勢を認めた。

 ウマラ氏は、年率8%前後の急成長を続ける同国の自由経済体制が貧富の格差を拡大させたと主張。大企業の年金財源を取り崩して貧困者に老齢年金を支給するほか、世界有数の鉱山を所有する外資系企業の富を徴収し貧困者に分け与えるなどの公約を掲げ、ケイコ氏との違いを見せた。

 同国初の女性大統領を目指すケイコ氏は、左傾化を懸念する都市部中間層の支持を集めたものの、ウマラ陣営による「ケイコ氏が政権に就けば、フジモリ政権下の独裁や腐敗などが繰り返される」との批判にさらされ、苦戦を強いられた。

 ただ、4月の国会議員選挙では、ケイコ氏の弟ケンジ氏(31)がトップ当選しており、ケイコ氏が大統領選に敗れても一定の影響力は保持しそうだ。

 ウマラ氏は、企業国営化を推進するベネズエラの反米左派チャベス大統領と親交を持ち、連続再選を禁じた憲法改正を目指すとされる。首都リマにあるカトリック大学のエドアルド・ダルザン教授(政治学)は「ウマラ氏の支持層は(第1回投票で獲得した)有権者の3割だけ。仮に当選し、チャベス氏と連携しようとしても、少なくとも経済界がそれを許さない」と指摘している。

2629チバQ:2011/06/06(月) 22:18:08
>>2600
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060601000515.html
ポルトガル、連立政権発足の公算 総選挙で野党勝利
2011年6月6日 17時10分

 5日、リスボンで、社会民主党の勝利後に支持者にあいさつするパソス・コエリョ党首(AP=共同)


 【リスボン共同】財政危機のポルトガルで5日に行われた総選挙で勝利した中道右派の社会民主党は、第3党で中道右派の民衆党との連立協議を6日に開始、両党とも連立に前向きで社会民主党党首のパソス・コエリョ氏(46)を首相とする連立政権の発足がほぼ確実な情勢となった。

 欧州連合(EU)などから金融支援を受けることで合意した同国は財政再建が喫緊の課題で、同氏は、緊縮策を着実に進めつつ早期に経済成長を回復させるという難しいかじ取りを強いられる。

 コエリョ氏は5日夜、同党が過半数を得られなかったことについて「(連立を望む)国民の意思を尊重しなければならない」と連立政権をつくる方針を明確に打ち出した。民衆党の党首も選挙結果は「わが党にも政権を担ってほしいとの国民の気持ちの表れだ」と積極姿勢を示した。

 財政危機が先行したギリシャでは、再建策が行き詰まってEUなどから2度目の救済措置を受けることが確実視される。国内経済の低迷と税収不足はポルトガルにも共通の課題。コエリョ氏は、国営企業の民営化や行政のスリム化、社会保障改革などを打ち出している。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060602000176.html
ポルトガル政権交代へ 中道右派が大躍進
2011年6月6日 夕刊

 【パリ=清水俊郎】深刻な財政難のポルトガルで五日投票された国会(一院制、定数二三〇)総選挙は即日開票され、国民選挙委員会の速報(開票率99・37%)によると、野党第一党だった中道右派の社会民主党が、与党で中道左派の社会党に大勝し、改選前の八十一議席から少なくとも百五議席に躍進した。

 社会民主党は同じ中道右派で二十一議席から二十五議席に伸長した第三党の民衆党と連立し、六年ぶりに中道左派から政権を奪回する。

 社会民主党のコエリョ党首(46)は五日深夜「ポルトガルをもう他国の重荷にはしない」と勝利宣言。欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)から受ける最大七百八十億ユーロ(約九兆一千億円)の緊急融資の条件となる財政緊縮策の強化をあらためて掲げた。

 コエリョ党首は今月十五日以降、カバコシルバ大統領から新首相に指名される見通しだ。

 一方、社会党は改選前の九十七議席から七十三議席に後退した。ソクラテス首相(53)は同日夜、敗北を認め、党書記長職の辞任を表明した。二〇〇五年総選挙で三年ぶりに政権を獲得したが、〇九年総選挙で議席が単独過半数を下回り、政策ごとに少数政党と協力して政権を運営していた。

2631チバQ:2011/06/06(月) 22:37:32
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201106060016.html
右派が政権維持へ=マケドニア議会選2011年6月6日10時6分

 【ベルリン時事】マケドニアで5日、議会(一院制、定数123)選挙が行われ、与党・国家統一民主党を中心とする右派政党連合が最大勢力を維持し、同党を率いるグルエフスキ首相が引き続き政権を担う見通しとなった。

 6日未明(日本時間同日午前)までの集計によると、右派連合の得票率は40%で、最大野党・社会民主同盟を軸とする左派政党連合の33%をリード。グルエフスキ首相は「国家統一民主党とその政党連合が勝者だ」と勝利宣言した。 


[時事通信社]

2632チバQ:2011/06/06(月) 23:06:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110606/mds11060620040005-n1.htm
イエメン大統領の手術成功 帰国に意欲
2011.6.6 20:03
 【カイロ=大内清】中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどは5日、サウジアラビア当局者の話として、砲撃を受けて負傷し治療のために同国の首都リヤド入りしている隣国イエメンのサレハ大統領の手術が成功したと伝えた。サレハ氏は2週間ほどサウジに滞在し、帰国する意思を示しているという。

 サレハ氏は、3日の大統領宮殿への砲撃で胸部にめり込んだ木片を取り除く手術を受けた。顔などにもやけどを負っていることから、今後は整形外科手術も受ける予定という。

 一方、イエメンの首都サヌアでは6日、政権側と対立している最大部族ハシド族の指導者サーディク・アフマル氏の支持者らが狙撃を受け、3人が死亡した。

 これに先立ち、アフマル氏は5日、大統領職務を代行するハディ副大統領との間で停戦合意し、政権側の部隊が攻撃を停止するのを条件に占拠している政府庁舎を引き渡すとしていた。しかし、6日の狙撃により、戦闘が再開する恐れが強まっている。

 AP通信によると、サレハ氏は出国直前の4日、サウジや米国から大統領権限をハディ氏に移譲するよう迫られたものの、これを拒否していた。

 権力維持にこだわるサレハ氏は、自身の不在の間にハディ氏への権力移行が進むことを懸念しているとみられている。このため、サレハ氏の支持勢力が攻撃を仕掛け、ハディ氏とアフマル氏の停戦合意を妨害しようとしているとの見方も出ている。

2633チバQ:2011/06/06(月) 23:08:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110606-00000089-san-int
イエメン大統領出国、亡命も 停戦合意…内戦懸念消えず
産経新聞 6月6日(月)7時56分配信

 ■「けが治療」でサウジへ

 【カイロ=大内清】大統領宮殿内で砲撃を受け負傷したイエメンのサレハ大統領は4日深夜、治療のためとして出国、隣国サウジアラビアの首都リヤドに到着した。家族の大半を伴っているといい、事実上の亡命の可能性がある。これに先立ち、同氏と対立する最大部族ハシド族は同日、サウジのアブドラ国王の仲介を受け入れ、政権側との停戦に合意した。ただ、首都サヌアでは5日、反サレハ派の軍部隊への攻撃で少なくとも2人が死亡、15人が負傷しており、内戦の懸念はなおも払拭されていない。

                   ◇

 5日にはこのほか、南部タイズなどで反サレハ派とみられる民兵の襲撃で政権側の兵士13人が死亡した。

 一方、サヌアで座り込みを続ける反サレハ派のデモ隊は同日、声明を出し、サレハ氏出国は「新しい歴史の始まりだ」と勝利宣言、同氏の与党・国民全体会議(GPC)を排除した暫定政権樹立を求めている。当面の大統領職務は、憲法の規定に基づきハディ副大統領が代行する。

 隣接するイエメンの不安定化が安全保障に直結するサウジは、デモ隊と政権側の衝突が激化して以降、湾岸協力会議(GCC)の仲介案を主導するなど調停努力を続けていた。今回はサレハ氏の診察のために医師を派遣。同氏が最低限のメンツを保てるよう治療目的での出国を促したとみられる。

 サレハ氏は軽傷とされていたが、リヤドで5日、胸部の手術を受けたとの報道もあり、容体は深刻だとの見方もある。

 ただ、フランス通信(AFP)がサウジ当局者の話として伝えたところでは、サレハ氏は治療後の帰国に意欲を示しているほか、同氏の長男で共和国防衛隊司令官のアハマド氏らもイエメンにとどまっている。

 5日の反サレハ派への攻撃は、政権側が仕掛けた可能性もあり、サレハ氏一族が権力維持を狙って情勢の攪乱(かくらん)を図る恐れもある。

 また、サレハ氏の突然の出国で生まれた「権力の空白」につけ込んで、同国の武装勢力「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」が活動を活発化させる懸念もつきまとっている。

2634チバQ:2011/06/07(火) 23:06:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060702000018.html
大統領不在 イエメン混迷 サウジ、政権移行どう説得
2011年6月7日 朝刊

 【カイロ=今村実】イエメンのサレハ大統領が反政府勢力の砲撃で重傷を負い不在となったことで、イエメン国内の混とん状況に拍車がかかっている。サレハ政権が抑え込んできた北部のイスラム教シーア派民兵組織に加え、南部では国際テロ組織アルカイダ系武装勢力の活動が活発化しており、混乱が長期化すればイエメンがソマリアと同様の“破綻国家”に陥る恐れも出ている。

 イエメンでは「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」の動きが活発。昨年十月に米国向け航空荷物から爆発物が見つかった事件に関与しており、米国は、サレハ政権の掃討作戦を全面支援したが、成果は不十分。先月末には、AQAPとみられる武装勢力が南部アビヤン州の州都ジンジバルを制圧。米国などが恐れていた事態が、現実となった。

 また、政府軍は二〇〇四年以降、スンニ派大国サウジアラビアを敵視する北部のシーア派ザイド派の民兵組織と、戦闘を繰り返してきた。

 南部の中心都市アデンは反政府デモの拠点の一つ。南北統一を実現したのが北部出身のサレハ氏だっただけに、サレハ氏の出国で、南部の独立運動も勢いづきそうだ。

 こうしたイエメンの不安定化に、最も神経をとがらせてきたのが、国境を接するサウジだ。AQAPやシーア派勢力が拡大すれば、サウジにとり、治安上の深刻な脅威となるからだ。サウジは反政府デモの高まりに伴い四月以降、サレハ氏に引導を渡す形で、安定的な権限移行を盛り込んだ湾岸協力会議(GCC)の調停案を主導してきた。

 治療名目で自国に飛び込んできたサレハ氏にサウジ側がどう対処するかが今後のカギを握る。サウジの政治評論家ムハンマド・アルゾルファ氏は本紙の取材に「イエメンの危機回避にはGCC調停案の履行しか道はなく、サウジの役割は重要だ。今後、米国の支持を受けつつ、サレハ氏に受け入れるよう説得するだろう」と指摘している。

2635チバQ:2011/06/07(火) 23:06:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060702000017.html
ウマラ氏 対立勢力と連携模索 ペルー
2011年6月7日 朝刊

 【リマ=青柳知敏】南米ペルーで五日行われたアルベルト・フジモリ元大統領(72)=殺人罪などで収監中=の長女ケイコ・フジモリ国会議員(36)との大統領選決選投票で、当選が濃厚になった左派の元陸軍中佐オジャンタ・ウマラ氏は、議会内の多数派工作に既に着手した。七月の新政権発足後も勢力を維持するフジモリ政党の封じ込めが目当てだが、一致点は「反フジモリ」にとどまり、政権の安定運営につながるかは不透明だ。

 ウマラ氏は支援者を前にした五日夜の勝利宣言で「国民の同意の下で幅広い政治を進める」と表明。従来の急進的な政治姿勢を中道左派路線に修正、対立勢力との協調で政権運営に臨む意欲を示した。

 その一例が、第一回の投票で敗退したトレド前大統領との急接近だ。決選投票でウマラ氏を支持し、優勢が伝わった五日は「民主主義の勝利だ」と早々に持ち上げる蜜月ぶりだが、ウマラ氏の側近は「トレド氏以外にも複数の政党や有力者から連携の合意を得ている」と明かした。

 ただ、在リマの外交筋はこれらの動きを「フジモリ憎しの感情だけの結び付き。政策がベースになっていない脆弱(ぜいじゃく)な関係だ」と指摘。実際、決選投票で戦ったケイコ・フジモリ氏が率いる「フエルサ(勢力)2011」は、党勢を拡大している。連携の背景には、影響力の阻止に向けた包囲網形成への思惑が透けて見える。

 一方で、ケイコ氏を支持したクチンスキ元首相のグループの一部も離反の動きをみせるなど、国を二分した選挙がしこりを残すのは確実。ウマラ氏が政策に従来の急進的な考えを反映させれば、混乱がさらに広がる可能性もある。

2636チバQ:2011/06/07(火) 23:24:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110607/mds11060709330002-n1.htm
女性選挙権の実現を サウジ諮問評議会
2011.6.7 09:32
 サウジアラビアの国政の助言機関、諮問評議会は6日、自治評議会(地方議会)選挙について、現在認められていない女性の選挙権を将来的に認めるため必要な措置を政府が講じるべきだとの認識で一致した。国営サウジ通信が伝えた。

 サウジでは9月22日に自治評議会選が予定されているが、焦点の女性選挙権については今回は認められていない。首都リヤドでは女性らによる抗議デモが起きたほか、インターネットの交流サイト「フェイスブック」で抗議キャンペーンも行われている。

 保守的なイスラム社会のサウジでは女性の社会参加は大きく制限されている。ロイター通信によると、サウジ当局は男女別の投票所を準備することが困難と説明している。(共同)

2637チバQ:2011/06/07(火) 23:24:43
http://www.cnn.co.jp/world/30002990.html
ペルー大統領選、ウマラ氏の勝利が確定 市場は急落
2011.06.07 Tue posted at: 09:17 JST
(CNN) ペルーの大統領選挙は6日、貧困層への富の配分を訴えた元軍人、オジャンタ・ウマラ氏(48)の勝利が確定した。国営ニュースによると、決選投票で接戦を展開したフジモリ元大統領の娘、ケイコ・フジモリ議員(36)は敗北を認めた。

ウマラ氏は5日夜に首都リマで支持者を前に演説し、「ペルーの家庭が前進すれば国もますます前進する」と述べて勝利を宣言。挙国一致政府をつくり、弱者層の支援に力を入れると表明した。

選挙管理当局によると、開票率約90%の段階で得票率はウマラ氏が51.5%、フジモリ氏が48.5%だった。

大統領選の結果を受けて同国の株式市場は12.5%以上下落し、1日の下げ幅としては過去最大を記録した。市場では、ウマラ氏が増税に踏み切り、ペルーの経済成長を支えてきた政策を転換するのではないかとの観測から警戒感が強まっていた。あるアナリストは、政策の動向を不安視する外国人投資家の売りが大半だとの認識を示した。

2638チバQ:2011/06/07(火) 23:32:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110607/amr11060720460012-n1.htm
ペルーにのしかかる経済課題 ケイコ氏は敗北宣言
2011.6.7 20:43 (1/2ページ)

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6日、リマ市内のホテルで、ペルー大統領選に勝利したオジャンタ・ウマラ氏(右)を祝福するケイコ・フジモリ氏(共同)
 【リマ=黒沢潤】南米ペルーの大統領選決選投票で、フジモリ元大統領(72)の長女ケイコ氏(36)は6日、敗北を認め、左派の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)の勝利が事実上、確定した。ただ、豊富な天然資源の国有化をもくろむとされるウマラ氏の勝利に対して、株価が急落するなど市場がさっそく不安定な動きをみせている。今後の経済のかじ取りに、早くも重い課題がのしかかっている。

 「ウマラ氏の勝利を祝福し幸運を祈る」。ケイコ氏は6日、記者会見で敗北を認めた後、ウマラ氏を訪問し、直接祝意を伝えた。

 しかしこの日、リマの株式市場では取引開始と同時に株価が急落して取引が度々停止となった。総合株価指数は前週末比12・5%安で取引を終え、通貨ソル、国債価格も下落し、「トリプル安」という異様な展開となった。

 ウマラ氏は、企業国有化を推進するベネズエラの反米左派チャベス大統領と親交を続けているとされる。ウマラ氏の大統領就任後、チャベス政権のような企業国有化など左傾化が次第に進み、経済成長が停滞するとの懸念が投資家の間に広がっている。

 国有化の対象として取り沙汰されているのは、銀や銅を産出する外資系企業運営の鉱山だ。ウマラ氏はケイコ氏との戦いを有利に進めるため、国有化政策を含む当初の公約を4度にわたって変更、左派色を極端に薄めてきた。ただ、経済界の不信感は根強い。

 経済専門家は「このままでは外資が海外に逃げる」と指摘する。有力紙コメルシオのホワン・パレデス論説委員長も「ウマラ氏は今後、どのカード(政策)を切るのか全く展開が読めない」と頭を抱える。

 ウマラ氏は、政策の実現のためには連続再選を禁じた憲法改正をも目指すといわれている。ただ、AP通信によれば、ウマラ氏は最近、国民向けのパフォーマンスなのか、聖書に手を乗せ、自由経済や民主主義体制の「順守」をことさら誓ってみせたという。

 にもかかわらず、世論調査では、ウマラ氏が独裁的な手段をとる−と予想する国民が49%に達し、父親のように「強権政治」を行うだろうと非難されたケイコ氏(21%)を上回る結果となっている。

 南米では現在、ブラジル経済の過熱が指摘され、チリも豊富な鉱物資源を背景に順調な経済成長を続けている。ペルーも資源や農産物の好調な輸出に支えられ、2010年の国内総生産(GDP)成長率が8・8%に達し、経済規模も過去10年で3倍弱に拡大する成長を遂げた。しかし、新政権が経済政策のかじ取りを誤れば、南米全体の経済の足を引っ張りかねない。

2640チバQ:2011/06/08(水) 20:40:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110608/amr11060820030008-n1.htm
期待と戸惑い…日系社会が見た選挙 ペルー大統領選、苦い歴史への思いも
2011.6.8 20:02 (1/2ページ)

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ケイコ氏について語る日系2世、3世の女性たち(黒沢潤撮影)
 当選すれば世界で初めての「日系女性大統領」となるはずだった、ペルーのフジモリ元大統領(72)の長女ケイコ氏(36)。ケイコ氏の挑戦、敗北を同国に住む約9万人の日系人は期待や戸惑いなど、さまざまな思いで見つめていた。(リマ 黒沢潤)

 「ケイコの出馬には最初反対だった。問題が起きれば日系人にまた“災難”が降り掛かるから」。首都のリマ近郊で大農園を営む日系2世のユキコ・フクダさん(70)はこう語った。

 「また」とは、「フジモリ政権下の汚職などで日系人が迷惑を被った」(外交筋)1990年代後半を指す。リマには当時、「日本人よ帰れ」の看板が立ち、日系人は肩身の狭い思いを強いられた。

 日本初の契約移民がペルーの土を踏んだのは1899(明治32)年。1940年5月には日米関係の悪化に伴って、親米的なペルーでも日系人への反感が強まり、日系商店への略奪など排日暴動が起きた。翌41年には米国の要請に応じて約2千人の日系人が北米の強制収容所に送られた。

 こんな過去の苦い歴史とフジモリ政権時代の教訓から、日系人たちは「目立たぬよう」に生きてきた。

 このため、4月の大統領選第1回投票では「日系人社会に近すぎるケイコではなく、(経済学者の)クチンスキ候補に投票する仲間が多かった」(2世のヤスコ・ナグラさん)。

 ただ、ケイコ氏が6月5日の決選投票に駒を進めると、多くの日系人が“腹”を決めた。電気店を営む2世のルイス・ヒラオカさん(61)は「一連の事件でフジモリ元大統領は日本に逃げたが、ケイコは逃げなかった。そんなケイコを今回、応援した」と語る。

 だが、結果は約3ポイント差の敗退に終わった。

 リマにある日系人施設「日秘文化会館」では、ケイコ氏敗北を惜しむ声が聞かれたが、ある日系人は「『誠実』や『勤勉』という日系人への評価は、100年かけて築き上げられたもの。フジモリ元大統領に続いて、もしケイコが失政をしたら、日系人社会は完全に“息の根”を止められたかもしれない。ホッとした気持ちがあるのも事実」と話した。

2641チバQ:2011/06/08(水) 20:42:57
>>2589
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110608/erp11060818410003-n1.htm
露前上院議長、下院に転身
2011.6.8 18:40
 ロシアの最大与党「統一ロシア」と対立し5月に上院議長職を失った「公正ロシア」党首のセルゲイ・ミロノフ氏が8日、下院議員に転身することが正式に決まった。タス通信が伝えた。

 ミロノフ氏は上院議長解任後に下院転出の意向を表明、公正ロシア選出の下院議員が自身の議席をミロノフ氏に引き渡すとして辞職していた。中央選挙管理委員会は8日、ミロノフ氏への議席譲渡を認めた。

 ミロノフ氏はプーチン首相の大統領時代に「大統領の盟友」といわれ政界での影響力を拡大。しかし、今年12月の下院選を控えて首相が党首を務める統一ロシアとの対立を深め、先月18日に選出元のサンクトペテルブルク市議会でリコールが成立、上院での議席と議長職を失った。(共同)

2642チバQ:2011/06/08(水) 20:46:32
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011060801000158.html
ブラジルの官房長官辞任 不正蓄財疑惑、政権に痛手
2011年6月8日 09時25分

 石油掘削現場での式典で手を振るブラジルのルセフ大統領=3日、ブラジル南部アングラドスレイス(ロイター=共同)


 【リオデジャネイロ共同】ブラジルのパロシ官房長官が7日、不正蓄財疑惑の責任を取って辞意を表明し、ルセフ大統領が受け入れた。大統領府が発表した。同長官はルラ前大統領の腹心で2006年にも汚職疑惑が浮上し財務相を辞任していた。ことし1月に就任し人気の高いルセフ大統領には政権発足後初めての大きなスキャンダルとなった。

 ルセフ大統領は後任の官房長官に与党の左派、労働党のホフマン上院議員を指名した。

 疑惑の発端は地元紙の報道。ルセフ氏の選挙活動を支援した同党幹部のパロシ氏は、ルセフ政権発足直前、経営するコンサルタント会社の収入などにより資産を20倍に増やしたなどとされる。パロシ氏は地元紙の取材に対し顧客名を明かさず、賄賂の疑いもあるとみて検察当局が捜査を開始。与野党から辞任圧力が高まっていた。

 パロシ氏は03年に発足したルラ政権で財務相としてブラジル経済を発展軌道に乗せた立役者。06年3月、違法な政治資金の保管場所となっていた住宅に出入りしていたとの疑惑が浮上し、財務相を辞任していた。

2643チバQ:2011/06/08(水) 20:47:36
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110608/mcb1106080505024-n1.htm
新党で打倒ムスリム同胞団 エジプト、選挙控え実業家が結成 (1/2ページ)2011.6.8 05:00
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エジプトの通信王、オラスコム・テレコム・ホールディングのサウィリス会長。財界防衛のため、新党を結成して9月の選挙に臨むという(ブルームバーグ)【拡大】
 エジプトでムバラク政権崩壊後、財界人に逆風が吹いている。エジプトの財閥オラスコム傘下の携帯電話大手オラスコム・テレコム・ホールディングのナギーブ・サウィリス会長は新政党によって、実業家らを政治の世界へ連れ戻そうとしている。

 ◆前政権との差別化

 ラドワン財務相は今月1日、10%のキャピタルゲイン税の導入を発表し、企業収益に対する最高税率を引き上げた。経済界との癒着で政治家が私腹を肥やしたと批判を集める前政権との差別化を打ち出した格好だ。

 反政府デモに参加した市民の多くは、腐敗や貧困といった諸悪の責任がムバラク前大統領だけでなく、国内の大物実業家らにもあると非難。2月11日のムバラク氏辞任後、労働争議や政治的紛争に加えて汚職をめぐる調査が多くの企業を業務停止に追い込み、エジプト株の暴落と国外からの投資の激減を招いた。

 サウィリス会長は5月14日の公開討論会で、自身が参画する新党「自由エジプト人党」は資本主義を推進し「雇用を生み出す公正な実業家の支持を集める」ことで、9月の人民議会(下院に相当)選で最有力勢力のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団に挑むと宣言。「実業家という言葉が侮辱になるべきではない」と述べた。

 オラスコム・テレコムは上場企業で同国3位。米経済誌フォーブスによると同会長の資産は推定35億ドル(約2800億円)。

 ◆「諸悪の根源は腐敗」

 エジプト財界では、プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社シタデル・キャピタルの共同設立者、ヒシャム・エルクハンダル氏も別の新党に協力するなど、経済界のリーダーらに政界進出の動きが出てきている。サウィリス会長はムスリム同胞団に対抗するため、考え方が共通する政党で連合を結成したい考えだ。

 とはいえ、ムスリム同胞団を基盤とする新党「自由と公正党」も、基本政策案で自由競争経済を提唱、党幹部に複数の資産家を擁しており、サウィリス会長らの政党との対立は、社会政策が焦点となる見通しだ。

 カイロ大学のムスタファ・カメル・エルサイード教授(政治学)は「政界での実業家の存在は合法」だが、利益相反防止策がなければ「違法に政治的影響力を手に入れるために財産を利用することが許されることになる」と述べた。

 エジプトでは先月26日、前住宅相が国有地を、自分が株主の不動産会社に相場以下の金額で払い下げをしたとして有罪判決を受け、また同10日には、旅行会社社長を兼務する前観光相が不当に利益を得たとして禁固刑になった。

 軍最高評議会による暫定政府が3月に作成した政党規則が献金に制限を設けていないことも、富裕層が政治に影響を与えるとの懸念をかき立てている。

 企業幹部のモハメド・タラートさん(29)は既にサウィリス会長支持を決めている。「過去の問題は資本主義ではなく腐敗にあった。私はリベラル派で資本家だが、何も悪いことではない」と語った。(ブルームバーグ Alaa Shahine)

2644チバQ:2011/06/08(水) 20:48:54
http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20110607-787171.html
モルドバのテニス協会会長爆死、暗殺か記事を印刷する

 モルドバからの報道によると、同国の首都キシニョフ中心部の同国テニス協会が入居する建物付近で7日、駐車中の車が爆発し、近くにいた同協会のトゥルカン会長が死亡した。暗殺の可能性が指摘されている。

 キシニョフでは5日、市長選が行われ、リベラル派の現職候補と野党共産党候補が決選投票に進んだが、同協会副会長はインタファクス通信に対し、会長は両候補とは別の独立系候補の選挙本部長を務めていたため「脅迫電話などの圧力がかけられていた」と説明、政治的背景がある暗殺テロの可能性を示唆した。

 内務省報道官は、会長が車の近くを歩いていた際に爆発したと説明したが、爆発の原因などは明らかにしていない。同副会長は、会長が自分の車を駐車し、車から出てきた直後に爆発が起きたと述べた。

 [2011年6月7日23時50分]

2645チバQ:2011/06/08(水) 21:03:10
>>1801
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110608-00000006-jij-int
クロアチア、EU加盟へ=13年に28カ国体制
時事通信 6月8日(水)1時21分配信

 【ブダペスト時事】欧州連合(EU)欧州委員会のバローゾ委員長は7日、声明を発表し、EU各国にクロアチアのEU加盟を提案する方針を明らかにした。2013年に加盟が実現する見通し。加盟すればEUは28カ国体制となる。
 声明で同委員長は「欧州委とクロアチアの(EU加盟)交渉は間もなく終わる。10日に良い知らせがあるだろう」と語った。

2646チバQ:2011/06/08(水) 22:17:44
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2804791/7313470
大統領不在のイエメン、反体制派は暫定評議会の設置を要求
2011年06月08日 12:49 発信地:サヌア/イエメン

【6月8日 AFP】イエメンの首都サヌア(Sanaa)で7日、反体制派の支持者らが、砲撃による負傷の手術のためにサウジアラビアに出国したアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領の政権復帰の阻止と、大統領権限を引き継ぐ暫定評議会の設置を求めて、サレハ大統領不在中の職務を代行するアブドラボ・マンスール・ハディ(Abdrabuh Mansur Hadi)副大統領の邸宅に向けてデモ行進した。

 デモ行進を終えたあと、デモを率いた「若者革命(Revolution Youth)」は「即時に1年間の政権移行期間を宣言し、暫定評議会を設置することを求める」との声明を発表した。同時に、暫定評議会にはサレハ政権の閣僚を入れないことと、評議会メンバーが後に行われる大統領選後に出馬しないことを要求した。

 その一方で、同国第2の都市、南部タイズ(Taez)では、反体制派と地元部族の武装勢力が市内をほぼ掌握し、政府軍は撤退を強いられている。地元住民によると、市内では2日前から政府側の治安部隊の姿は見られないという。(c)AFP

2647チバQ:2011/06/09(木) 21:45:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110608-00000091-mai-int
<ベラルーシ>欧州最後の独裁…経済危機で反政府の抗議行動
毎日新聞 6月8日(水)21時3分配信

 【モスクワ田中洋之】旧ソ連のベラルーシで経済危機が深刻化している。「欧州最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ大統領の経済政策の行き詰まりによるもので、急激な物価上昇が市民生活を直撃。反政府デモが相次ぐ中東諸国と同様、社会に不満が広がっており、混乱拡大につながる可能性もある。

 ベラルーシでは7日、ガソリン価格が3割も値上げされた。3月以来5回目の値上げで、価格はそれ以前の2倍に。同日夜、首都ミンスク中心部では1000人以上のドライバーが幹線道路に車を止め、2時間にわたり封鎖する抗議行動に出た。ルカシェンコ大統領(94年就任)の強権支配が続く同国で、同様のデモは異例だ。大統領は8日、ガソリンを9日朝から値下げするよう政府に命じた。

 ベラルーシは放漫財政や貿易赤字の増大で、今春から経済危機が表面化。昨年12月の大統領選で、ルカシェンコ氏が選挙対策として公務員の給与引き上げなど「大盤振る舞い」したのも影響した。

 輸入コーヒーの値段が4倍になるなど物価が上昇、多くの市民が買い占めに走り、ソ連時代末期のように商品が消える店も出た。また、自国通貨ベラルーシ・ルーブルを売ってドルを手に入れようとする人が両替所に殺到する騒ぎとなった。

 外貨準備の減少で、政府は5月末、通貨の対ドルレートを36%切り下げた。ロシアなど旧ソ連6カ国でつくるユーラシア経済共同体は今月4日、救済措置としてベラルーシに今後3年間で30億ドルの融資を決めた。

 ただ危機克服には不十分で、政府は国際通貨基金(IMF)に80億ドルの支援を要請。しかし、欧米諸国はルカシェンコ政権を「非民主的」と批判して制裁措置を科しており、融資が実現するメドは立っていない。

 ルカシェンコ大統領は主要食料品の価格据え置きを指示するなど不満の抑え込みに懸命。今のところ反政府デモが一気に広がる事態にはいたっていないが、当面、慎重な政権運営を迫られそうだ。

2648とはずがたり:2011/06/09(木) 22:27:29
>>2467
>ユーラシア経済共同体
こんなものが有ったんですねぇ。。

ユーラシア経済共同体
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%85%B1%E5%90%8C%E4%BD%93

ユーラシア経済共同体(EAEC、EurAsEC)とは、ロシア、ベラルーシ及び中央アジアの4ヶ国からなる経済共同体である。2000年10月10日創設。

加盟国
正加盟国

ベラルーシ
カザフスタン
キルギス
ロシア
タジキスタン
ウズベキスタン

オブザーバー

アルメニア
モルドバ
ウクライナ

2649チバQ:2011/06/10(金) 19:55:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110610/mds11061019340003-n1.htm
12日にトルコ総選挙 イスラム系与党の政権維持濃厚 大統領の権限強化進むか
2011.6.10 19:33 (1/2ページ)
総選挙を前に、エルドアン首相の選挙ポスターが掲示されたビル=10日、イスタンブール(ロイター)
 【カイロ=大内清】厳格な政教分離に基づく世俗主義を国是とするトルコで12日、国会(定数550、一院制)議員選挙が行われる。2002年から単独政権が続くイスラム系与党・公正発展党(AKP)の政権維持は濃厚な情勢。AKPは、現在は実権のない国家元首である大統領の権限を大幅に強化し集権化をいっそう進めることなどを柱とする憲法改正を目指している。定数の3分の2以上の議席を獲得すれば、国民投票による承認がなくとも憲法改正が可能になるため、どこまで議席を伸ばせるかが最大の焦点となる。

 トルコの現憲法は1980年のクーデター後の軍政下で制定されたもので、国内世論は、同国が目指す欧州連合(EU)加盟を実現するには人権面などで大幅改正が必要だとの認識でほぼ一致しているとされる。

 しかし、AKPが昨年3月、「世俗主義の守護者」を自任する軍や司法機関の権限を縮小させる改憲案を提出した際には野党が激しく反発。同案は結局、一部修正後、9月に国民投票で承認されたが、与野党に大きな溝を残した。

 エルドアン首相は、国会で指名される首相ではなく、国民の直接選挙で選ばれる大統領により大きな権限を与えるべきだと主張、全面的な憲法の改正を実現した後の自身の大統領選出馬にも意欲を示している。

 世論調査などによると、今回の総選挙では、昨年の国内総生産(GDP)成長率が約13%に達するなど経済がおおむね順調なことを背景に、AKPが2002年、07年に続き勝利する可能性が高い。AKPが定数の3分の2にあたる367議席を獲得すれば、国民投票を経ずに憲法改正に道が開かれることになる。

 これに対し最大野党・共和人民党(CHP)など世俗主義派は、大学での女性のスカーフ着用容認(08年に違憲判決)などイスラム色の濃い政策を進めるAKPが改憲プロセスを主導すれば、世俗主義が骨抜きにされる恐れがあると警戒。

 エルドアン政権が近年、「過去のクーデター計画に関与した」として多数の記者を拘束するなど権威主義的な傾向を強めていることにも不信感を募らせており、AKP圧勝阻止に向け同国南西部に多い少数民族クルド人の取り込みを図っている。

 極右の民族主義者行動党(MHP)の動向もカギを握る。同党が一定の票を得ればAKPの「3分の2」獲得が難しくなるとみられていることから、AKPはMHP支持層の切り崩しにも注力している。

2650チバQ:2011/06/11(土) 00:19:16
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061001000513.html
フジモリ氏が緊急入院 長女落選直後、持病悪化か
2011年6月10日 14時02分

 【リマ共同】人権侵害事件などで実刑判決を受け警察施設に収監中のペルーのフジモリ元大統領(72)は9日、繰り返し再発している舌部の腫瘍を処置するため、首都リマ市内の病院に緊急入院した。地元メディアが伝えた。少なくとも3日間入院し治療を受けるという。

 元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏が5日の大統領選決選投票で左派の元軍人ウマラ氏に敗れたばかり。7月28日に発足するウマラ新政権の新副大統領は収監先での特別扱いが批判されている元大統領について「普通の刑務所に入れることになるだろう」と表明したが、病気が悪化すれば恩赦の可能性もある。

 元大統領は高血圧症などの持病があるほか、1997年、2008年、10年に続き今年2月にも舌部の手術を受けた。

2651チバQ:2011/06/11(土) 20:13:51
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061101000347.html
IMF初の女性トップ誕生へ 仏ラガルド氏ほぼ確実
2011年6月11日 13時34分

 【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)は10日、ストロスカーン前専務理事の起訴、辞任に伴う次期専務理事選の立候補受け付けを締め切った。欧州連合(EU)が推すフランスのラガルド経済・財政・産業相の選出はほぼ確実で、IMF初の女性トップが誕生する見通し。

 複数の国際金融筋によると、態度を明らかにしていない米国と日本は「来週中にもラガルド氏支持を表明する」とみられ、理事会での審査、選挙を経て月内に就任が決まる予定。

 対抗馬として、メキシコは自国のカルステンス中央銀行総裁を擁立し、ラガルド氏と事実上の一騎打ちの構図。カルステンス氏は欧州主要国によるポスト独占に批判的な新興国の支持を募るが、統一候補として一本化できていないもようだ。

 ラガルド氏は、ロシアや韓国など新興国の一部にも支持を広げる。IMF最大出資国の米国は輩出してきた世界銀行の総裁職を死守するためにも、欧州側に付くもよう。出資比率2位の日本も、米国と歩調を合わせラガルド氏支持を表明するとみられる。

 一方、中国、ブラジル、インドなど主要な新興国は、専務理事以外のIMF理事会人事に関心を寄せている。


http://www.asahi.com/business/update/0611/TKY201106110109.html
IMFトップ選、ラガルド氏が有力 立候補締め切る2011年6月11日13時8分
 国際通貨基金(IMF)のトップである次期専務理事の選出をめぐり、立候補の受け付けが米東部時間の11日午前0時(日本時間同日午後1時)で締め切られた。フランスのラガルド財務相と、メキシコのカルステンス中央銀行総裁がそれぞれ擁立された模様だ。ラガルド氏は英独仏など支持を着実に広げており、同氏の選出が有力な情勢になっている。

 ラガルド氏は、ロシアやアフリカ諸国にも支持を広げ、すでに30%超の支持を確保している模様だ。一方でカルステンス氏は、メキシコなどによる5%弱にとどまり、両氏の差は拡大している。約17%の議決権を持つ米国の動向が焦点だ。米政府高官は、これまでの朝日新聞の取材に、一定の時間をかけて決断する意向を示している。

 IMFは5月に、ストロスカーン専務理事が性的暴行容疑で逮捕され、辞任したことに伴い、次期トップ選出を進めている。(ワシントン=尾形聡彦)
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2652チバQ:2011/06/11(土) 20:14:36
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK892341920110608
IMF専務理事ポストめぐり、米加からの支持は得られず=メキシコ中銀総裁
2011年 06月 8日 11:42 JST

 [オタワ 7日 ロイター] メキシコ中央銀行のカルステンス総裁は7日、国際通貨基金(IMF)専務理事ポストをめぐりガイトナー米財務長官やカナダ高官らと会談したが、自分に対する支持は得られなかったと明らかにした。
 同総裁は、7日にカナダを訪れてフレアティ財務相やカナダ銀行(中央銀行)のカーニー総裁と会談し、危機対応の経験や、政治交渉能力について説明したという。

 ストロスカーン前専務理事がニューヨークでの女性ホテル従業員強姦未遂罪などで起訴された後、専務理事のポストをめぐっては、カルステンス総裁のほかにフランスのラガルド経済・財政・産業相が正式に名乗りを上げているが、ラガルド氏が有力視されている。

 カルステンス総裁は「ガイトナー財務長官と会談したところ、長官はラガルド経済相も私も信頼できる候補者であり、オープンな(指名)手続きを歓迎・期待しているとするこれまでの発言を再び繰り返した」と述べた。

 フレアティ財務相は、モントリオールで記者団に「どちらの候補者についても、支持するかどうかに関する決定は下していない。これまでのところ候補者は2人にとどまっているが、まだ新たな候補者が浮上する可能性もある」と語った。

2653チバQ:2011/06/12(日) 00:30:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110611-00000093-mai-int
<シリア>国軍で脱走や仲間割れ 弾圧緩む兆候はなし
毎日新聞 6月11日(土)21時19分配信

 【カイロ和田浩明】シリアのアサド政権による民主化要求デモの武力弾圧が長期化する中、同胞への発砲命令に反発して脱走したり仲間割れを起こす国軍兵士の事例が、難民や人権団体により相次いで報告されている。政権側は「事実無根」と完全に否定しているが、権力基盤の根幹である国軍が離反すれば死活問題だ。ただ、現状では脱走などは限定的で、弾圧が緩む兆候も見えていない。

 国軍兵士や治安要員の脱走や発砲命令への反抗、命令拒否による射殺は、南部ダルアーや北部ジスル・アッシュグールなどで報告された。一部兵士はトルコに逃げたとの情報もある。米国の民間情報機関「ストラトフォー」は、約30万人の国軍兵力中1万人が脱走したと推定している。

 ただ、脱走兵は、人口上は多数派だが軍内では約3割と推定されるイスラム教スンニ派が多いと見られる。国軍内の多数派で、アサド大統領の出身母体アラウィ派の兵士・将校のほとんどは命令通りに行動しているようだ。背景には、総人口の約1割と少数派のアラウィ派にとり、アサド体制の崩壊が「自らの存在の危機」をもたらすとの認識があるとの分析もある。

 弾圧の主力で精鋭の陸軍第4師団や共和国防衛隊は、米政府の制裁対象であるアサド氏の弟マーヘル氏が指揮を執るとされる。

 内外のシリア人民主活動家によると、ジスル・アッシュグールでは一部住民らが武器を取って弾圧に反撃している。このことも、政権側が住民を「武装テロリスト」と決め付け、戦車の砲撃や武装ヘリからの機銃掃射まで行った強硬な抑え込みを続ける口実となっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110611-00000065-jij-int
ヘリでデモ隊に機銃掃射=現場兵士に離反の動き―シリア
時事通信 6月11日(土)17時14分配信

 【カイロ時事】イスラム教金曜礼拝があった10日、シリア北西部マーレト・ヌーマンで、シリア当局がヘリコプターで民主化要求のデモ隊に機銃掃射を加えていたことが分かった。現場の兵士には、デモ隊への発砲を拒否する動きも出ており、権力維持に執着するアサド政権の強権的体質が露骨になってきた。
 ロンドンを拠点とする「シリア人権監視団」などが得た現地住民の目撃証言から11日までに明らかになったもので、デモの規制に航空機が投入されたのは、3月中旬に民主化要求デモが始まって以降初めて。10日には全土でデモ参加者ら33人が死亡した。
 国営テレビは、マーレト・ヌーマンで「テロ集団」が警察署に火を放ち、治安部隊を殺害したと報じた。シリアは、反体制デモを「武装蜂起」と位置付けており、現地住民の証言によれば、デモ隊への発砲を拒否した数人の兵士らをデモ参加者が肩に担ぎ上げて練り歩いていたところ、上空からヘリが発砲してきたという。

2654チバQ:2011/06/12(日) 00:31:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110611-00000094-san-int
シリア、北部で軍事作戦 「住民を解放」弾圧正当化も
産経新聞 6月11日(土)7時56分配信

 【カイロ=大内清】シリアの国営テレビは10日、反政府デモに対する政権側の弾圧で多数の避難民が発生している北部ジスル・アッシュグールで、戦車数十台を含む軍部隊による軍事作戦が始まったと報じた。「武装集団」から住民を解放するためだとしている。

 AP通信は同日、ジスル・アッシュグール近郊で数十人が戦車の砲撃を受け死傷したと報じた。

 シリア当局は、同市で今月初め、外部からの武装集団が治安部隊員ら120人以上を殺害したと主張。ただ、AP通信などが目撃者の話として伝えたところでは治安部隊の一部が住民への発砲を拒否し、同士打ちが起きたためだとの情報もある。ジスル・アッシュグールはトルコ国境から約20キロにあり、これまでに住民約1600人が弾圧を逃れトルコ側に避難している。

 今回の軍事作戦には国営テレビ記者も同行させていることから、シリア当局には、自分たちこそが「被害者」だと内外にアピールし住民弾圧を正当化する狙いがあるとみられる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110610-00000052-mai-int
<シリア>逃亡の兵士「デモへ発砲拒む警官、上司が殺した」
毎日新聞 6月10日(金)13時57分配信

 【エルサレム花岡洋二、カイロ和田浩明】シリア北部ジスル・アッシュグール地区で治安部隊120人が殺害された事件を巡り、現場からトルコへ逃れたシリア国軍兵士らは9日、反政府デモへの発砲を拒んだ警官らが上司らに殺害されたと証言した。トルコ紙などが報じた。シリア政府は「武装勢力に襲撃された」と主張しているが、市民弾圧を巡り治安当局が内部分裂した事実を政府が隠蔽(いんぺい)しようとした疑いが浮上している。

 トルコ紙ヒュリエト・デーリー・ニューズ(電子版)がトルコへ逃れたシリア国軍兵士(21)の証言として報じたところでは、同地区に駐屯する軍部隊に対し今月3日、「デモ隊全員を銃殺せよ」との命令が指令系統の「中枢から下った」。その後、「命令を拒んだ兵士5人が目の前で殺された」という。5人の殺害後、なお命令を拒否する兵士と上官との間で銃撃戦があり、その結果、「120人が死亡した」。兵士60人が武器を捨て住民とともに避難したという。

 また別の男子学生(22)はAP通信に「1週間前に市民2人が殺され、以後、発砲を命令する警察署長と、拒否する警官との衝突になった」と話した。このほかにも、ある難民(18)は「軍はヘリで地区を攻撃し、バズーカ砲で家屋を撃った」などと、住民への弾圧の様子を話した。

 インターネットの動画サイトには、シリア軍兵士とされる軍服姿の男性が「これ以上弾圧に加担できないので軍から離脱した」などと証言する動画も掲示されている。

 一方、国営シリア・アラブ通信は9日、武装勢力がジハード(聖戦)を叫びながら治安部隊に発砲したとの隊員の証言を伝えた。また同地区で「武装勢力が無実の市民を殺し、恐怖に陥れている」と報じた。

 クリントン米国務長官は9日、訪問先のアラブ首長国連邦(UAE)で改めてシリアの武力弾圧を非難。アサド大統領に対し「(民主化を求める)変化は遅らせることはできても逆転はできない」と呼びかけた。

 トルコ側へ逃れた難民は9日までに、計約2400人に達した。

2655チバQ:2011/06/12(日) 00:35:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110610/mds11061019370004-n1.htm
シリア北部で軍事作戦 国民に恐怖心を植え付ける狙い?
2011.6.10 19:37
 【カイロ=大内清】シリアの国営テレビは10日、反政府デモに対する政権側の弾圧で多数の避難民が発生している北部ジスル・アッシュグールで、戦車数十台を含む軍部隊による軍事作戦が始まったと報じた。「武装集団」から住民を解放するためだとしている。

 シリア当局は、同市で今月初め、外部からの武装集団が治安部隊員ら120人以上を殺害したと主張している。ただ、AP通信などが目撃者の話として伝えたところでは、治安部隊の一部が住民への発砲を拒否し、同士討ちが起きたためだとの情報もある。

 ジスル・アッシュグールはトルコ国境から約20キロにあり、これまでに住民約1600人が弾圧を逃れてトルコ側に避難している。

 今回の軍事作戦には国営テレビ記者も同行させていることから、シリア当局には、自分たちこそが「被害者」だと内外にアピールし住民弾圧を正当化するとともに、軍の使用も辞さない姿勢を改めてみせつけて国民に恐怖心を植え付ける狙いがあるとみられる。

 また、国境付近に軍を展開することで、シリアへの批判を強めつつあるトルコに、これ以上、干渉しないよう牽制(けんせい)する意味合いもありそうだ。

2656チバQ:2011/06/12(日) 00:58:28
>>2649
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110611-00000052-mai-int
<トルコ>12日に総選挙 新憲法目指す与党の議席数に注目
毎日新聞 6月11日(土)19時8分配信

 【エルサレム花岡洋二】トルコ国会(定数550)の総選挙が12日、実施される。イスラムの伝統重視と「民主主義の尊重」を掲げる与党・公正発展党(AKP)が圧勝し、02年から続く単独政権を維持する見通しだが、AKPが単独で新憲法を制定できる3分の2の議席を獲得できるかが最大の焦点だ。

 AKP党首のエルドアン首相は5日、イスタンブールの支持者集会で「我々の最大の事業は自由意思に基づく憲法制定だ」と宣言した。AKPは公約する新憲法の目的を、軍の政治介入を抑制することなどによる「民主化」だと説明してきた。軍は国是である世俗主義の守護者を自任し、クーデターなど政治介入を繰り返してきた経緯があり、現憲法も80〜83年の軍政下で制定された。昨年の憲法改正で軍や最高裁の権限がやや弱められたが、さらに軍の権限を抑えた新憲法が必要だという主張だ。

 しかし、中道左派で世俗主義の最大野党・共和人民党(CHP)などはAKPの「独走」を批判。AKPの狙いは現在の議院内閣制を大統領制に変更し、エルドアン氏自身が大統領を2期10年務めて国の「イスラム化」を進めることだと反発している。

 新憲法制定は、国会で3分の2の議席にあたる367人が賛成すれば可能。またこれに達しない場合は、330人の賛成で新憲法案を国民投票に諮ることができる。AKPは前回07年の総選挙で341議席を獲得し、昨年は国民投票を経て憲法改正を実現した。今回さらに上乗せできるかには、他政党の動向が大きくかかわる。

 総選挙で得票率が10%に満たない政党には議席が配分されない。そのため得票率が10%前後と予想されている極右の野党第2党・民族主義者行動党(MHP)の得票率に注目が集まっている。同党は幹部10人が不倫騒動に巻き込まれて立候補を取り下げるなど揺れている。

 トルコ紙「ザマン」(電子版)によると、最新の世論調査による各党の支持率はAKP46%(326議席)、CHP27%(142議席)、MHP13%(54議席)となっている。しかし、MHPが10%を獲得できずに議席を失い、結果的にAKPが370議席を確保するとの予想もある。

 憲法問題以外では、財政赤字を増大させてきた政権の経済政策や、人口の2割を占めるクルド民族の権利拡大問題などが争点となっている。

 議会は1院制で任期4年。有権者数は約4940万人。

2657チバQ:2011/06/12(日) 01:05:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110612/mds11061200460001-n1.htm
大統領の容体「悪い」 イエメン消息筋
2011.6.12 00:45
 イエメン消息筋は11日、大統領宮殿への攻撃で負傷し、隣国サウジアラビアへ搬送され手術を受けたイエメンのサレハ大統領の容体について「悪い状態が続いており、肺などの問題で苦しんでいる」と述べた。フランス公共ラジオが伝えた。

 消息筋は「イエメンの閣僚がサレハ氏に面会しようとしているが、拒絶されている」と話した。

 サレハ氏は3日、首都サヌアの大統領宮殿敷地内への砲撃で負傷。米CNNテレビはサレハ氏が全身の40%にやけどを負い、肺がしぼむ症状を起こしていると伝えた。(共同)

2658チバQ:2011/06/12(日) 14:47:33
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2011/06/49742.php
フィンランドは6党連立目指す、真正フィン人党含まず=カタイネン次期首相
2011年06月11日(土)04時50分


 6月10日、フィンランドのカタイネン次期首相(国民連合党首)は、6党による連立を目指しているとした上で、反欧州連合(EU)を掲げる真正フィン人党(True Finns)は含まれない考えを明らかにした。社民党のウルピライネン党首(左)とカタイネン国民連合党首(2011年 ロイター/Antti Aimo-Koivisto)
 [ヘルシンキ 10日 ロイター] フィンランドのカタイネン次期首相(国民連合党首)は10日、6党による連立を目指しているとした上で、反欧州連合(EU)を掲げる真正フィン人党(True Finns)は含まれない考えを明らかにした。

 同氏は記者団に対し「われわれは安定的かつ予測可能な政府政策、国際情勢における安定的政策を国と国民に示し得ると確信している」と語った。

 連立に加わる政党は、同氏の国民連合と第2党の社会民主党のほか、左翼同盟、緑の党、スウェーデン人民党 、キリスト教民主同盟で、200議席中126議席を占める。

 4月の総選挙で第3党に躍進した真正フィン人党について、カタイネン氏は、EUをめぐる考えで合意できず、同党は連立協議から離脱したと述べた。同氏は17日までの連立協議終了と23日までの政権発足を目指している。

2659チバQ:2011/06/12(日) 14:50:44
http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2011/05/post-220.php
選挙という最後の「神通力」失った伊首相
2011年05月23日(月)21時35分
 度重なるセックススキャンダルや汚職疑惑に見舞われながら、なぜか選挙になると無類の強さを発揮して首相の座に居座り続けてきたシルビオ・ベルルスコーニ。だが彼にとって最大の武器だったその選挙でも、ついに「神通力」が通じなくなってしまったようだ。

 今月16日に締め切られたイタリア統一地方選挙では、多くの首相派の候補が手痛い敗北を喫した。特に驚きだったのは、ベルルスコーニの出身地であり1997年から首相派の市長が選出されているミラノ市長選。現職のレティツィア・モラッティが、中道左派のピサピア候補に得票率で7%近い差を付けられて2位に沈んでしまったのだ。

 ベルルスコーニ自身、今回の選挙は政権と自らに対する信任投票だと位置づけていた。地方選挙の結果を自分に対する信任の証とするのはベルルスコーニお得意の戦法で、これまで繰り返しスキャンダルを追求されながらも政治的なダメージを避けることができたのは、こうした選挙で勝利してきたからだった。

 今回も少女買春や職権乱用をめぐる自らの裁判が行われているミラノでは、ミラノ地方裁判所への不満を繰り返し訴えることで、市長選の争点を自らの問題にすり替えようとした。ニューヨーク・タイムズ紙の記事も、ベルルスコーニは左派寄りの裁判官たちが容疑をでっち上げることで、自分の政治的なキャリアを壊そうとしていると主張してきたと指摘する。

 こうした対立構造を打ち出したことから見ても、さすがにミラノで敗れることは想定していなかったのだろう。イタリアの選挙制度では過半数を取らなければ決選投票が行われるため、最終的な結果は今月29、30日に行われる決選投票まで持ち越される。とはいえ、お膝元のミラノで野党の後塵を拝したことはベルルスコーニにとっても大きな衝撃だったようで、イタリアANSA通信によれば首相は「驚き悲しんでいる」という。

 今回の結果は、今度こそ有権者たちがベルルスコーニのスキャンダルに愛想を尽かしたということだけでなく、自国経済の窮状に有効な手が打てない政権の能力を見限ったことでもたらされたと見られる。今やイタリアは、PIIGSと揶揄されるヨーロッパの落ちこぼれ仲間、ギリシャやアイルランド、ポルトガルなどに続き「ユーロ凋落」の象徴的な存在になりつつある。

 地方選の結果が国政に直接影響してベルルスコーニが退陣に追い込まれるわけではないが、選挙に勝てなくなった首相に対する辞任圧力は身内からも強まるかもしれない。すでに連立政権を組む北部同盟(やはり今回の地方選では大苦戦した)からも、ベルルスコーニへの避難の声が上がっている。

 周りはゴチャゴチャ言うが、選挙で示されたとおり国民は私を支持している――その言い訳が通用しなくなったことは、裁判で裁かれる以上にベルルスコーニに大きなダメージをもたらしたのかもしれない。


――編集部・藤田岳人

2660チバQ:2011/06/12(日) 15:02:45
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_248739
イスラエルのフィッシャー中銀総裁、IMF専務理事選への立候補を表明
2011年 6月 12日 12:13 JST
【テルアビブ】イスラエル中央銀行のスタンレー・フィッシャー総裁は11日、国際通貨基金(IMF)専務理事選への立候補を正式に表明した。性的暴行容疑で起訴され辞任したストロスカーン前専務理事の後任レースでダークホース的な存在となる。


 エコノミストとしても著名でIMFでは筆頭副専務理事を務めた経歴を持つフィッシャー氏はまず、立候補の承認をIMFから得る必要がある。同氏は現在67歳だが、IMFの内規では専務理事立候補時の年齢制限を65歳としているためだ。


 このハードルをクリアしたとしても、イスラエル中銀総裁という立場にあるため、アラブ諸国や他の新興国から支持を得ることが困難になる可能性もある。


 イスラエル中銀が11日夜に発表した声明のなかでフィッシャー氏は、ネタニヤフ首相とシュタイニッツ財務相に対し、「大いにためらった」あとに下した立候補の意思を伝えたと述べている。


 同氏はIMFで7年間筆頭副専務理事を務めた経験を活かし、「金融危機後の世界経済に貢献したい」と述べた。


 現在、次期専務理事の有力候補としてはラガルド仏財務相のほか、メキシコのカルステンス中銀総裁らの名前が挙がっている。

2661チバQ:2011/06/12(日) 17:24:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110612-00000039-jij-int
トルコ総選挙で投票=与党「3分の2」が焦点
時事通信 6月12日(日)14時28分配信

 【アンカラ時事】トルコで12日、総選挙(国会定数550)の投票が行われた。イスラム系与党、公正発展党(AKP)が過半数を獲得するのは確実とみられている。焦点は、エルドアン首相が公約に掲げた憲法改正を単独で可決できる3分の2以上の議席を確保するかどうかに移っている。
 投票は即日開票され、13日未明(日本時間同日朝)にも大勢が判明する見通し。世論調査でAKPは45%超の支持率を維持。最大野党、共和人民党(CHP)の支持率は25%程度で推移しており、AKPを脅かす勢いはない。
 選挙は比例代表制で、得票率10%を下回った政党の得票は全て死票となる阻止条項がある。野党第2党の右派、民族主義者行動党(MHP)が10%を下回れば、議席配分が大幅に変わる。その場合、AKPが3分の2を占める可能性も高まる。 

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061201000443.html
与党勝利へ、議席数が焦点 トルコ総選挙スタート
2011年6月12日 16時51分

 12日、トルコ・イスタンブールの投票所で、票を投じる有権者(AP=共同)


 【アンカラ共同】トルコ国会(一院制、定数550)選挙の投票が12日午前、全国で一斉に始まった。エルドアン首相率いるイスラム色の強い保守系与党、公正発展党(AKP)の勝利が確実で、エルドアン政権は3期目に入ることになりそうだ。大勢判明は同日深夜(日本時間13日未明)。

 現在331議席を持つAKPが、憲法の改正が可能となる議席数を獲得できるかどうかが焦点。単独で国会での憲法改正ができる367議席に達するのは難しい情勢で、国民投票を通じた改正が可能となる330議席を獲得できるかどうかが注目されている。

 現在の憲法は1980年の軍事クーデター後につくられたもので、AKPは欧州連合(EU)加盟などをにらみ、少数民族クルド人の権利に関する「民主的な改正」を訴えている。ただ、エルドアン政権を「独裁的」と批判する声も増えており、憲法改正に警戒感を示す国民も少なくない。

 AKPは国是である「政教分離」の枠の中での柔軟な政策を進め、好調な経済を背景に、国民の厚い支持を得ている。総選挙では「イスラムか、世俗主義か」などの選択はほとんど争点になっていない。

2662チバQ:2011/06/12(日) 17:47:49
2309 名前:チバQ 投稿日: 2011/06/12(日) 17:46:48
http://www.asahi.com/international/update/0612/TKY201106120150.html
イタリア、脱原発問う国民投票始まる 投票率が焦点2011年6月12日16時30分

 イタリアで原発を再開するかどうかを問う国民投票が12日朝(日本時間同日午後)、始まった。イタリアの国民投票制度は97年以降、投票率が50%を超えずに不成立が続いているが、「フクシマ」後に各国で加速する脱原発機運で、成立するかどうかが焦点だ。

 投票は13日午後3時(日本時間同日夜10時)まで。イタリア内務省によると、有権者は18歳以上の約4735万人。

 イタリアは1986年の旧ソ連・チェルノブイリ原発事故後、5基あった原子炉を順次閉鎖しており、脱原発が実現している。だが、電力の1割強を輸入に頼る状況は変える必要があるとして、ベルルスコーニ政権が2009年、原発再開を視野に入れて政策を転換した。これに対し野党側が署名を集め、今回の国民投票実施に持ち込んだ。政権側や産業界などの原発推進派は沈黙を保っており、投票率の50%割れによる不成立を狙っている。

http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011061201000405.html
伊で原発国民投票始まる 成立左右する投票率が焦点
 【ローマ共同】イタリアがかつて放棄した原発の再開の是非を問う国民投票が12日、2日間の日程で始まった。3月の福島第1原発の事故を受けて国内では反原発世論が高まっており、反対票が上回るのは確実とみられるが、国民投票成立の条件である50%を超える投票率が達成されるかどうかが焦点。

 福島の事故後に原発をめぐる国民投票が行われるのは世界で初めてとみられる。投票は13日午後3時(日本時間同午後10時)に締め切られ、即日開票される。投票率は同日夕に、結果は同日深夜以降に判明する見通し。

2011/06/12 16:18 【共同通信】

2663チバQ:2011/06/12(日) 17:58:15
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110611-OYT1T00834.htm
チャベス大統領が膿瘍の手術…病状悪化の臆測も

 【リオデジャネイロ=浜砂雅一】スペイン通信などによると、ベネズエラのチャベス大統領は10日、訪問先のキューバの首都ハバナの病院で、骨盤膿瘍(のうよう)の手術を受けた。


 術後の経過は良好で、数日以内に帰国できる見通しという。チャベス氏は先月、膝の手術を受けたばかり。最近、公の場への登場が減っており、野党勢力などの間では、病状が悪化しているのではとの臆測を呼んでいる。

(2011年6月11日23時35分 読売新聞)

2664チバQ:2011/06/12(日) 22:42:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011061200008
連続爆弾テロで39人死亡=混雑の商店街狙う−パキスタン北西部
 【ニューデリー時事】パキスタン北西部のペシャワルで11日夜、商店街を狙った連続爆弾テロがあり、AFP通信によると39人が死亡、108人が負傷した。
 犯行声明は出ていないが、同国では国際テロ組織アルカイダの指導者ビンラディン容疑者が5月に米軍により殺害されて以降、反政府勢力「パキスタン・タリバン運動(TTP)」による報復テロが頻発している。
 地元警察などによれば、爆発は午後11時半ごろ、数分間のうちに2度発生。最初の爆発は小規模で負傷者が出る程度だったが、その後、騒ぎを聞きつけた人々が集まったところで強力な爆発が起きた。2度目は自爆とみられる。
 週末でもあり、深夜にもかかわらずレストランなどは客でごった返していた。現場近くには複数の新聞社の事務所が入居するビルもあり、AFPによれば死者にはパキスタン有力紙ニューズの記者ら2人も含まれている。(2011/06/12-21:04

2665チバQ:2011/06/13(月) 12:34:18
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110613k0000e030045000c.html
トルコ:総選挙で与党勝利 新憲法制定には議席足りず
 【エルサレム花岡洋二】トルコ国会(1院制、定数550)の総選挙が12日投開票され、与党・公正発展党(AKP)が勝利した。開票率99.99%でAKPの得票率は49.9%で、前回07年選挙から3ポイント上乗せして02年から続く単独政権への「信任」を得た形。AKP党首のエルドアン首相が3期目再選となるのは確実な情勢だ。

 ただ、獲得議席の326は前回の15減で、同党が目指した新憲法を単独で制定できる3分の2の議席(367)どころか、国民投票を実施する要件の330議席も下回った。今後は新憲法を巡る与野党協議に焦点が移る。

 トルコ紙ヒュリエト・デーリー・ニューズ(電子版)によると、中道左派で世俗主義の最大野党・共和人民党(CHP)が得票率25.9%で135議席(前回112)、極右の民族主義者行動党(MHP)が13.0%で53議席(前回71)、無所属候補が6.6%で36議席(前回26)。当選した無所属候補はクルド民族主義の平和民主党(BDP)系の候補で、国会では同じ会派を形成する見通し。

 エルドアン首相は同日夜、首都アンカラの党本部で「交渉と合意形成を通じて新憲法を制定するよう、国民から託された」と勝利演説した。現憲法は軍事政権下の82年に制定されており、どの政党も憲法を改める必要性を訴えた。

 しかし、AKPが目指しているとされる、議院内閣制から大統領制への移行は「独裁を招く」などと野党が反対。CHPは、AKPの新憲法制定の意図や政権運営を「独裁的」と主張したほか、財政赤字と経常赤字が増大したことで「高失業率が続いた」と非難、AKPへの批判票を集めて議席を増やした。

 BDP系の無所属候補も、少数民族クルド人の権利拡大に対する与党の取り組みを「不十分」だと訴えて議席を伸ばした。

 これに対し、AKPは昨年の国内総生産(GDP)実質成長率が8.9%を記録した実績なども訴えたが、得票率は伸ばしながらも議席を減らした。

2666チバQ:2011/06/13(月) 21:05:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110613/mds11061308260001-n1.htm
トルコ総選挙で与党が勝利、3期目へ 改憲は当面困難
2011.6.13 08:25

12日、トルコの首都アンカラにある公正発展党(AKP)本部の前で、選挙結果を喜ぶAKP支持者ら(ロイター)
 【アンカラ=大内清】トルコ国会(定数550、一院制)の総選挙は12日、投開票が行われ、地元メディアによるとイスラム系の与党・公正発展党(AKP)が過半数を大きく上回る325前後の議席を確保、3期目の単独政権を確実にした。ただ、議席は改選前の331と比べると、わずかながら減少しており、国会承認だけで憲法改正が可能となる定数の3分の2には届かなかった。このため、大統領権限の強化などを盛り込んだ憲法の大幅改正は、すぐには実現が難しい状況となった。

 12日深夜、首都アンカラにあるAKP本部で支持者に向けて勝利演説したエルドアン首相は、将来の改憲について「すべての者と合意を図っていく」と述べ、野党勢力に協力を求めていく考えを示した。

 選挙戦で首相は、1980年のクーデター後の軍政下で制定された現行憲法の改正の必要性を強調するとともに、現在は象徴的な国家元首である大統領の権限を大幅に強化すべきだと主張、改憲後は、自身が大統領選に出馬する考えも示していた。

 これに対し、最大野党・共和人民党(CHP)など世俗主義派は、イスラム色の強い政策を進めるAKPが世俗主義を骨抜きにしようとしていると警戒、総選挙でのAKP圧勝を阻止することに力を注いだ。

 トルコの国営テレビによると、得票率はAKPが約50%。CHPは約26%、極右の民族主義者行動党(MHP)は約13%だった。

2667チバQ:2011/06/13(月) 21:08:36
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110613-OYT1T00741.htm
シラク氏、サルコジ氏不支持を表明…仏大統領選
 【パリ=三井美奈】フランスのシラク前大統領(78)が来年の仏大統領選で「(野党・社会党の)オランド前党第一書記に投票する」と発言、後継のサルコジ大統領(56)への不支持を表明したものとして波紋を広げている。


 発言は10日、シラク氏の地元で県会議長を務めるオランド氏と共に博物館を視察した際のもの。シラク氏はサルコジ氏と犬猿の仲だが、オランド氏とは古くからの親友。シラク氏は、やはり旧友のジュペ外相が与党・民衆運動連合から出れば支持するとも述べた。

 オランド氏は、ストロスカーン国際通貨基金(IMF)前専務理事が性的暴行罪で米国で起訴された後、社会党最有力候補に浮上。支持率もサルコジ氏を上回り、与党では「サルコジ氏では大統領選に勝てない」との空気が広がりつつある。

(2011年6月13日20時00分 読売新聞)

2668チバQ:2011/06/13(月) 21:46:09
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110613-OYT1T00790.htm
おそらく原発計画と決別…伊首相が敗北宣言

 【ウィーン=末続哲也】原発をすでに全廃しているイタリアで原発再開の是非を問う国民投票は13日、2日目の投票が行われた。

 投票は同日午後3時(日本時間同午後10時)に締め切られ、即日開票される。世論の大勢が「原発再開反対」の意を示していたことや、投票率が50%を超えて国民投票が成立する見通しとなったことから、ベルルスコーニ首相は13日、「イタリアはおそらく原発計画と決別し、再生可能なエネルギー分野の開発に取り組む必要があるだろう」と述べ、事実上の敗北宣言を行った。

 イタリアはチェルノブイリ原発事故(1986年)後、国民投票で原発全廃を決めたが、電力の1割以上を海外からの輸入に頼り、電力コストが割高になっている。2008年に政権復帰したベルルスコーニ首相は原発を再開する方針を表明したが、反対する野党側の求めで国民投票が行われた。福島第一原発事故後、反原発世論が高まったため、同国政府は4月に原発再開の無期限凍結を決めていた。

(2011年6月13日21時24分 読売新聞)

2669チバQ:2011/06/14(火) 20:53:13
>>1894>>1929>>1931
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110614-00000021-mai-int
<レバノン>組閣名簿を発表…ヒズボラ系閣僚が過半数
毎日新聞 6月14日(火)10時33分配信

 【カイロ和田浩明】レバノンのミカティ首相は13日、今年1月の首相候補指名から約5カ月ぶりに組閣名簿を発表した。閣僚30人のうち、イスラム教シーア派組織ヒズボラが主導する会派「3月8日運動」が過半数を占め、ヒズボラを支援するイランやシリアの影響力が強まった。

 組閣は主要ポストの割り振りをめぐって紛糾し、中東の民主化運動「アラブの春」の影響もあって長期化していた。組閣を発表したミカティ首相は記者会見で「全てのレバノン人のために働く内閣だ。行動で評価してほしい」と発言、党派色の打ち消しを図った。

 だが、サウジアラビアや米国に近いサード・ハリリ前首相の会派「未来運動」は入閣を拒否。新内閣を「ヒズボラの政府」と批判、対決姿勢を強めている。ヒズボラとハリリ陣営の溝は今後の内紛の火種になりかねない。米国はヒズボラをテロ団体に指定、後ろ盾であるイランが中東で勢力を拡大することを警戒している。

 新内閣の最大の課題はハリリ氏の父親ラフィク・ハリリ元首相の暗殺事件(05年)への対応。暗殺事件を担当する国連の特別法廷がヒズボラ関係者を訴追するとの観測が強まっており、ヒズボラは法廷への協力をやめるようレバノン政府に求めてきた。

 今年1月にハリリ内閣が崩壊したのも、法廷への協力問題をめぐりヒズボラが閣僚を引き揚げたことが原因だった。ヒズボラ関係者の訴追が発表されれば政治問題化するのは確実で、ミカティ首相は国家運営の難しいかじ取りを迫られることになる。

2670チバQ:2011/06/14(火) 21:01:46
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-21667120110613
イランで改革派が「沈黙のデモ」、大統領選から2年で
2011年 06月 13日 14:40 JST
 [テヘラン 12日 ロイター] 2009年のイラン大統領選挙から2年を迎えた12日、首都テヘランで改革派の支持者らがデモを行い、同派サイトによると、治安部隊が警棒などを使って取り締まった。
 この日のデモは「沈黙のデモ」と名付けられたが、目撃者の情報では、数千人規模の治安部隊員がテヘラン市内に動員され、大統領選後に拡大したような反政府活動が再発しないよう警戒した。

 ウェブサイトによると、治安部隊は電流が流れる警棒などを使って、デモ参加者を散会させようとし、数百人が身柄を拘束されたという。

 イラン当局は、2年前の大統領選でアハマディネジャド大統領に敗れた改革派指導者のムサビ元首相とカルビ元国会議長を、2月に行われたデモを呼び掛けたとして自宅軟禁に置いている。

2671チバQ:2011/06/15(水) 23:01:15
>>2650
http://www.asahi.com/international/update/0615/TKY201106150169.html
フジモリ元大統領、抑うつ症体重15キロ減 恩赦の観測2011年6月15日16時35分


 南米ペルーで、軍警察の特別施設に収監中のフジモリ元大統領(72)の担当医が14日、記者会見し、フジモリ氏が抑うつ症で、最近4カ月で体重が15キロ減ったと語った。一方、大統領選に当選したウマラ氏は地元メディアに、「人道的な見地から恩赦もあり得る」と語り、ペラレス検事総長も13日、「不治の病の場合は恩赦もあり得る」と発言、恩赦が現実味を帯びてきた。

 フジモリ氏は、軍による民間人殺害事件で25年の禁錮刑を受けているが、9日、舌の腫瘍(しゅよう)再発に伴う出血で入院。腫瘍のがん性が判明したものの、末期症状ではなく手術はしないという。

 一部地元メディアは、政府や司法レベルで、恩赦が具体的に話し合われているとし、治療のため、フジモリ氏を日本に送ることも検討されている、と伝えている。(サンパウロ=平山亜理)


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