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宇宙

571とはずがたり:2014/04/10(木) 18:38:05
>>570-571
 以上は、ネット上にある情報の紹介だ。このあとで、いろいろと考えたので、私の見解を示す。
 私の見解(仮説)は、次の通り。

 ゲノム・インプリンティングという機構があるのは、異種間の交雑を発生させないためだ。
 もし異種間の交雑があれば、その種としては、父母の片側だけからしか遺伝子を得られない。したがって、ゲノム・インプリンティングという機構のせいで、個体発生は正常に行なわれない。つまり、個体発生が失敗したせいで、胎児は流産する。つまり、ゲノム・インプリンティングは、異種間の交雑を失敗させるためにある。(交雑種である個体の発生を防ぐためにある、とも言える。ごく近縁である場合以外は、これが成立する。)

 ではなぜ、異種間の交雑を防ぐ必要があるのか? それは、退化を起こさないためである。以下では例示的に示そう。
                        画像の出典
neanman.jpg  たとえば、早期ネアンデルタール人から、早期ホモ・サピエンスが誕生したとする。ここで、ゲノム・インプリンティングという機構が働かなければ、両方の交雑種が発生する。結果的に、両者は亜種のような関係が起こって、たがいに遺伝子の流動が起こる。そのせいで、早期ホモ・サピエンスの集団には、早期ネアンデルタール人の集団から、たえず遺伝子の流入が起こるので、いつまでたっても、早期ホモ・サピエンスを独立した種として確立することができない。早期ネアンデルタール人の遺伝子プールから「離れよう、離れよう」としても、早期ネアンデルタール人の遺伝子プールから次々と早期ネアンデルタール人の遺伝子が流れ込んでくるので、いつまでたっても離脱できない。
 ところがあるとき、早期ホモ・サピエンスの集団の一部で、ゲノム・インプリンティングという機構が働くようになった。こうなると、次の二通りに区別される。
  ・ 同じ早期ホモ・サピエンス同士の交雑  → 子が生まれる
  ・ 早期ネアンデルタール人との異種間交雑 → 子が生まれない
 こうして、前者では子が生まれて、後者では子が生まれなくなる。結果的に、早期ホモ・サピエンス同士の交雑だけが成立するようになる。かくて、早期ホモ・サピエンス同士だけで、種が確立する。

 要するに、こうだ。「種が異なると、交雑できない」のではない。その逆に、「たがいに交雑することができなくなると、新たな種が確立する」のである。それがゲノム・インプリンティングという機構の役割だ。
 つまり、ゲノム・インプリンティングという機構の役割は、「新たな種を確立させるため」(新たな種を成立させるため)なのである。

 ではなぜ、「新たな種を確立させること」が必要なのか? 実は、ここでも話が逆である。「新たな種を確立させるため」に、ゲノム・インプリンティングという機構が成立したわけではない。ゲノム・インプリンティングという機構が成立した場合に、「新たな種を確立させること」が可能になったのだ。
 ここで注意。ゲノム・インプリンティングという機構は、「新たな種を確立させるため」に、必要不可欠であるわけではない。この機構がなくても、新たな種が発生することはある。特に、哺乳類以前では、しばしば起こっている。
 ただし、ゲノム・インプリンティングという機構があると、「新たな種を確立させること」が容易になるのだ。そして、その意味は、「進化を容易にすること」である。(ここでは、「新たな種を確立させること」と「進化」とは、ほぼ同義である。)

 ここまで理解すれば、本質は明らかだろう。有袋類と有胎盤類(単孔類は除く)には、ゲノム・インプリンティングという機構が備わっている。それだからこそ、「新たな種を確立させること」が容易になり、「進化」が容易になったのだ。
 つまり、ゲノム・インプリンティングという機構が備わったからこそ、哺乳類[有袋類と有胎盤類]は、他の動物とは違って、急激に大幅な進化をなし遂げたのだ。

572とはずがたり:2014/04/17(木) 10:54:10
なんで火星には磁場がないんだ??

<火星>誕生4億年で水が半減 地下に大量の氷が存在か
毎日新聞社 2014年4月15日 22時49分 (2014年4月16日 01時23分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140415/Mainichi_20140416k0000m040150000c.html

 ◇東京工業大と名古屋大の共同研究チーム発表

 火星が誕生から4億年で約50%の水を失い、地下には現在観測されている量の5倍以上の氷が存在する可能性があると、東京工業大と名古屋大の共同研究チームが15日発表した。研究成果は、5月15日発行の欧州科学雑誌「アース・アンド・プラネタリー・サイエンス・レターズ」に掲載される。

 名大の黒川宏之研究員(惑星科学)らは、水に含まれる水素と重水素のうち、軽い水素のほうが宇宙空間に流出しやすい点に着目した。各年代の火星隕石(いんせき)に含まれる水の水素と重水素の比率を調べ、火星の水の量の変化を分析し、水が失われた時間などを計算した。

 火星もかつては地球同様に水があったとされるが、地球と違い、一時期を除いて磁場が無いため、太陽風にさらされて流出してしまったとの説がある。火星ができたころは現在よりも太陽風が強く、誕生から4億年以内に50%の水が失われたとする研究成果は、この仮説と合致するという。また、誕生から約45億年が過ぎた現在、氷が極地の地表にあるほか、地中にも大量に存在する可能性が高いことも分かった。

 黒川研究員は「火星の水が失われる過程が分かったことで、水が残った地球の生命誕生に関するヒントが得られた。大量の氷の存在の示唆は、今後の火星探査の役に立つだろう」と話している。【岡大介】

573とはずがたり:2014/04/18(金) 19:16:31

>水が液体の状態で存在している可能性がある

>地球の1・1倍の大きさで、岩石でできているとみられる

>太陽の半分程度の大きさの恒星の周囲を130日周期で回り

「いとこぐらい」地球に似た惑星を発見 NASA 太陽系から500光年 
http://sankei.jp.msn.com/science/news/140418/scn14041812520003-n1.htm
2014.4.18 12:52

 水が液体の状態で存在している可能性がある地球とよく似た惑星を太陽系から500光年離れたところで見つけたと、米航空宇宙局(NASA)が18日付の米科学誌サイエンスに発表した。水は生命の存在に欠かせないと考えられている。

 NASAのケプラー宇宙望遠鏡で観測した。研究チームは「地球と双子と言えるほどそっくりではないが、いとこぐらい似ている」と例えた。

 この惑星は、はくちょう座の方向にあり、地球の1・1倍の大きさで、岩石でできているとみられる。太陽の半分程度の大きさの恒星の周囲を130日周期で回り、この恒星の温度と恒星からの距離を考えると、惑星の表面を水が覆っていてもおかしくないという。

 この恒星には5個の惑星が見つかっており、今回の惑星は、そのうち最も外側の軌道。「ケプラー186f」と名付けた。

 これまで地球と最も似た惑星と言われていたのは、地球の1・4倍の大きさだった。(共同)

574荷主研究者:2014/04/20(日) 00:14:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140406_13010.html
2014年04月06日日曜日 河北新報
衛星「雷神2」船出間近 東北大と北大が共同開発

輸送コンテナに収められ、東北大を出発した衛星「雷神2」

 東北大と北海道大が共同で開発した超小型衛星「雷神2」が5日、仙台市青葉区の東北大大学院工学研究科から、茨城県の宇宙航空研究開発機構筑波宇宙センターに向けて搬出された。世界最高レベルの精度の観測機器を載せ、防災や地球環境の保全に役立つデータの収集を目指す。

 雷神2は一辺50センチの立方体で重さ約43キロ。宇宙機構の「だいち2号」の副衛星として、5月24日に鹿児島県の宇宙機構種子島宇宙センターから打ち上げられる。

 高解像度・高感度のカメラ3種と望遠鏡を搭載し、落雷に伴う放電発光現象を観測するほか、ゲリラ豪雨をもたらす積乱雲の立体撮影や地上の植生分布の解析に挑む。

 北大の高橋幸弘教授(地球惑星科学)は「農地の塩害や放射能の影響も調べられる。将来的には被災地の農業に活用できる」と説明する。

 2009年に打ち上げられ、制御不能になった「雷神」の後継機で、電源系統の改良を重ねた。開発費は3億8000万円。

 「東北復興の思いを背負って」など全国から寄せられたメッセージ約60件も積んだ。東北大の吉田和哉教授(宇宙探査工学)は「心を引き締めて2号機を成功させたい。世界初の観測結果を早く得たい」と話す。

575とはずがたり:2014/04/29(火) 22:18:45
日本列島を縦断する「フォッサマグナ」に異変が起こっている
http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/playboy-20140428-29606/1.htm
2014年4月28日(月)16時0分配信 週プレNEWS

今、日本列島の「フォッサマグナ」に異変が起こっている。

ラテン語で“大きな谷”を意味するフォッサマグナ。日本列島の真ん中――東京・千葉・埼玉・群馬・新潟・長野・山梨・静岡・神奈川――にまたがった、東北日本と西南日本との境目とされる「地溝帯」のことだ。

富士山や浅間山、関東山地など2000〜3000m級の高山が集合しているこのエリアは、おそらく2500万年以前には太平洋側から大きな入り江というか谷(地溝帯)ができていたと推測される。

しかし、約70万年前頃からはフィリピン海プレートの沈み込みで富士火山帯などの運動が強まり、いくつもの活火山が成長し始めた。同時に東西の古い山岳地帯から運ばれた土砂が堆積し、高度を増していった。

そのため見た目は今のような高山地域に変わったが、基本的にその下には深さ5〜10kmの大峡谷地形が存在しており、地中には今も大量の水が潜んでいる。

そして“何かの拍子”にフォッサマグナの地殻内部で圧力が強まれば、閉じ込められた水が火山マグマと同じく地殻を破壊し、地震やスロースリップを引き起こし、場合によっては地表へ噴出する。そうした特殊な地殻構造を持つ一帯、それがフォッサマグナなのだ。

道路脇の斜面に亀裂が見つかり、現在、片側通行で対応している上信越自動車道、佐久IC〜碓氷軽井沢IC間も、まさにこのフォッサマグナの上に位置している。

また、フォッサマグナに接した海域でも異変は起こっている。海洋生物の生態と異常行動の研究を続けている海洋生態学者の辻維周(まさちか)氏は、こう断言する。

「その出現が地震予知につながる海洋生物といえば、ユウレイイカ、リュウグウノツカイ、サケガシラ、カグラザメなどですが、これらすべてが、今年1月から現在にかけて、日本海、太平洋、南・東シナ海沿岸に大量浮上しています。これは過去に例を見ない現象です。

東日本大震災の数年前からも、太平洋沿岸部ではイルカや中型クジラなどが海岸へ乗り上げる迷走行動が相次ぎました。今年4月初めには石垣島と西表島の中間に広がる浅海にまで、巨大なザトウクジラが迷い込んできました。これは環太平洋全域で海底地殻変動が本格化している証拠だとしか思えません。

なかでもフォッサマグナに接した日本海側の佐渡や富山湾などで、続々とダイオウイカが浮上している現象は、この地域での異変の前兆を示しているのではないでしょうか」

そして富士山。東日本大震災直後の11年3月15日、富士山の南西山麓直下でM6.4の地震が起こったが、その際、東側の忍野八海や西側の富士宮市内などで地下水量が激増。富士宮市内では至る所でわき水が道路から噴き出す現象が見られた。

ところが昨年は一転、河口湖では水量の異常低下が見られ、湖の浮島に建てられた六角堂が地続きとなった。それが今年は再び水位が戻ってきているのだ。

日本海側から富士山まで、フォッサマグナ上で発生している異変。問題は、地殻内部に圧力をかけた“何かの拍子”の正体だ。琉球大学名誉教授の木村政昭博士が推測する。

「日本列島の場合、それは3つの要素が考えられます。まず最も大きな力をもつのが、伊豆諸島方面から本州の中心部へ潜り込む“フィリピン海プレート”の運動でしょう。

ふたつ目は九州有明海〜四国〜紀伊半島〜愛知〜フォッサマグナを横切って九十九里方面へ抜ける大活断層“中央構造線”の運動。さらに私はもうひとつ、四国〜淡路〜琵琶湖〜富山湾〜佐渡方面へ抜ける“日本列島断層”の運動を考えています。

そしてこれら3つの要素が3・11をきっかけに足並みをそろえて強まり、フォッサマグナ地域の異変に影響を与え始めていると考えられます。特にフィリピン海プレート運動の活発化は、小笠原海域の海底地震と火山活動を見ても一目瞭然です」(木村博士)

今、日本列島を二分する一帯で、静かに、しかし確実に地殻変動が発生しているのは間違いない。

(取材/有賀 訓)

576とはずがたり:2014/05/03(土) 17:35:55
岐阜・長野県境を震源とする地震が相次ぐ(3日16時現在)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140503-00000003-rescuenow-soci
レスキューナウニュース 5月3日(土)11時30分配信

3日10:00以降、岐阜県飛騨地方(高山市奥飛騨)と長野県西部(松本市安曇地区)の県境付近を震源とする地震が相次いでいます。
震源地は北緯36.3度、東経137.6度(奥穂高岳東方付近)、震源の深さはごく浅く、高山市奥飛騨温泉郷栃尾で最大震度3を7回観測しています。なお、現時点で被害情報は確認されていません。【3日16:00現在、レスキューナウまとめ】

■地震状況(最大震度3以上:気象庁発表)
 15:27 震度3 M4.5(長野県中部:北緯36.2度、東経137.6度 深さはごく浅い)
 11:33 震度3 M3.2
 11:23 震度3 M3.4(深さ約10km)
 11:20 震度3 M3.6
 10:45 震度3 M3.4
 10:08 震度3 M3.4
 10:02 震度3 M4.3

・このほか震度2が6回、震度1が12回

・岐阜県内で震度3を観測した地震は今年3月14日、伊予灘を震源とする地震(愛媛県で最大震度5強、羽島市で震度3)以来
・奥飛騨温泉郷で震度3を観測した地震は2013年10月8日、長野県中部を震源とする地震(M3.9、最大震度3)以来

・岐阜地方気象台によると、高山市と長野県にまたがる火山の焼岳に大きな変化は観測されておらず、いまのところ火山活動との関係はないとみられる〔共同・NHK〕
・気象庁「飛騨地方では過去にも一時的に地震が相次いだことがある。今後の地震活動を注意深く監視していきたい」〔NHK〕
・飛騨山脈中北部では顕著な群発地震が1990年、93〜94年、98年8〜9月、2011年2月にも発生している

・警察などによると被害の情報はない〔NHK〕

・岐阜県飛騨振興局は10:38、災害警戒本部を設置
・新穂高ロープウェイは運行停止中

レスキューナウ
最終更新:5月3日(土)16時0分レスキューナウニュース

577とはずがたり:2014/05/06(火) 13:44:08
5日早朝の強い揺れ なぜ広範囲に? 「異常震域」現象が発生
かながわしんぶん 2014年5月6日(火)5時0分配信 カナロコ by 神奈川新聞
http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/kanaloco-20140506-79219/1.htm

 5日午前5時18分ごろ、東京都千代田区で震度5弱の地震があった。栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川各都県で震度4を記録、東北から関西、中国地方の広範囲で揺れを観測した。気象庁によると、震源地は伊豆大島近海で、震源の深さは約162キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・0と推定される。転倒などにより、17人が重軽傷を負った。

 伊豆大島近海の深い太平洋プレート(岩板)内で発生したマグニチュード(M)6・0の地震は、震度4以上の強い揺れの範囲が北東方向の東京都心や神奈川東部、千葉南東部に広がり、震源地から遠い東北でも震度3を観測した。震源の真上よりも離れた場所が大きく揺れる「異常震域」という現象で、東北〜関東の太平洋側の海底から日本列島の下へ沈み込む同プレートに沿って地震波が地表へ伝わったために起きたとみられる。

 地震波は距離に応じて減衰するため、通常は震源地を中心とした同心円状に震度が小さくなる。震源が深い場合は付近の地表にも届きにくいが、プレートの形状に沿った方向に限っては弱まらずに伝播(でんぱ)していく特徴があり、異常震域と呼ばれている。

 この現象は震源の深さが数百キロに及ぶ「深発地震」の際によくみられ、2007年7月に京都府沖の深さ374キロで起きたM6・7の地震では最大震度4を北海道で観測した。

 今回の地震でも伊豆大島が震度3だったのに対し、東京都千代田区で震度5弱を記録。神奈川で震度4は横浜、川崎市を中心とした東部に広がり、千葉では浦安や館山、鴨川市など広い範囲で観測された。

 県温泉地学研究所の原田昌武主任研究員は異常震域について、「プレートが浅くなっている地域で強い揺れになりやすい」と指摘。東大地震研究所の古村孝志教授も「太平洋プレートでも、その上に沈み込んでいるフィリピン海プレートでも起きる現象だが、太平洋プレートは厚みがある分、地震波がより伝わりやすく、強い揺れが広範囲に及ぶ」と分析している。

 一方、震源地はM8級の巨大地震が想定されている相模湾に近かったが、「発生の仕組みや震源の深さが違うため、影響はないのではないか」と古村教授。温地研が県西部を中心に展開する地下水や地殻変動などの観測網でも「異常は確認されていない」(原田主任研究員)という。

 古村教授は「都心や神奈川の揺れが強かったのは、軟弱な地盤が地表付近に広がっていることも大きい。今回の地震を教訓に備えを見直してほしい」と呼び掛けている。

578荷主研究者:2014/05/06(火) 20:04:34

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720140415eaah.html
2014年04月15日 日刊工業新聞
富士通・東北大、津波の遡上を精緻に再現する3Dシミュレーター開発

 富士通は14日、東北大学の災害科学国際研究所と共同で、津波が市街地や河川を遡上する様子を精緻に再現する3次元津波シミュレーターを開発したと発表した。地震に伴って発生する津波の複雑な流れや沿岸部での砕波、越流などの挙動をシミュレーションし、津波の被害を高精度に予測する。

 日本の津波研究の第一人者である今村文彦東北大教授(災害科学国際研究所所長)が開発した既存の2次元シミュレーション技術と、流体を多数の粒の集合体として表す富士通の3次元流体シミュレーション技術を組み合わせて開発した。

 実際に、2011年3月11日に発生した東日本大震災により、宮城県東松島地区で起こった津波が変化する様子を精度良くシミュレーションした。スパコン「京」の約8分の1の能力に相当する1万ノードのスパコンシステムを使うと、実用レベルの160時間程度で計算することが可能という。港や湾一つ分に相当する約10キロメートル四方の領域内の津波の動きを、約0・5キロメートル径の解像度で精度良く再現する。

579とはずがたり:2014/05/10(土) 19:41:51
防災も地震担当のこのスレで。
それにしてもいいのかサンケイ,こんな記事書いて?
持論の原発稼働が避難計画策定が余計に難しくなって再稼働遅れんでぇw

3月の伊予灘地震、住民大半は車で避難 「原則徒歩」意識と実態正反対
- 産経新聞(2014年5月10日15時19分)
http://news.infoseek.co.jp/article/sankein_sk220140510107

 今年3月14日未明に起こった伊予灘地震の際、震度4の揺れを記録した四国沿岸部で避難したほとんどの住民が車を利用していたことが10日、京都大防災研究所の矢守克也教授(災害心理学)らの調査で分かった。今回調査対象となった地域で平成24〜25年に行った意識調査では、車を利用して避難するとの意向を示した住民は約1〜2割しかおらず、実際に地震が起こった場合にはほぼ逆の避難行動がみられた形になった。

 矢守教授は「平時の意識調査をうのみにすると非常に危険。実効性ある防災計画を策定するには、継続的な住民との対話で真意を探ることを前提とすべきだ」と指摘し、各自治体に対策を求めている。

 矢守教授らは伊予灘地震後、四国西部沿岸部の高知県四万十町興津(おきつ)地区と黒潮町万行(まんぎょう)地区で避難実態の調査を実施。その結果、興津地区では、避難者十数人のうち1人をのぞく全員が車で避難した。また万行地区は、避難者の7割を超える82人が車で避難していた。

 両地区では、矢守教授らが東日本大震災後の平成24〜25年に意識調査を行っており、津波からの避難方法について聞いたところ、興津地区は回答者255人のうち82%が「徒歩」、約1割が「車」と回答。

 万行地区も回答者296人の6割が「徒歩」、2割が「車」と回答しており、両地区とも、事前の意識調査での意向と伊予灘地震での行動を比較すると、「徒歩」と「車」の避難率がほぼ逆転していた。

 地震の際に車で避難することについて、国や各自治体は「渋滞により津波に巻き込まれたり、危険運転により事故が多発する可能性が高い」として、「原則、徒歩で避難すること」を避難計画の前提としている。伊予灘地震の際にも、「避難開始後5分で渋滞となった」、「目標の避難場所周辺が渋滞していたので別の避難場所に向かった」−などの報告が上がっている。

 今回調査対象となった四万十町と黒潮町は、国や高知県による南海トラフ巨大地震の被害想定で、最大30メートル前後の津波に襲われ、10メートル以上も浸水する−との結果が示されており、住民からは「近くても標高の低い津波避難タワーより、後方の高台に一刻も早くたどりつきたい」との声が上がっているという。

 こうした住民の意向は、事前調査では明確に浮かび上がってこなかったことになり、矢守教授は「切迫した判断が迫られない平時の調査では、社会的に望ましいとされる『原則徒歩』の方針をなぞっただけの可能性がある」と指摘する。さらに、避難対策を検討する際の留意点として「地域や世帯ごとの特性を踏まえ、住民から『真の避難意向』を聞き取る努力をしないと、防災計画が機能しなくなる」と話し、各自治体に真摯(しんし)な対応を求めている。

580とはずがたり:2014/05/14(水) 10:06:46

2014年夏、世界は終わる!100年に一度「破局的異常気象」
日刊大衆 2014年5月12日 07時30分 (2014年5月13日 12時42分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140512/Taishu_7416.html

この冬、世界各国で異変が続いた。


米国でナイアガラの滝が凍るほどの異常な寒波が到来したかと思えば、ロシアでは1910年以来という記録的な暖冬。

こうした異常気象はこの夏も続き、その総仕上げとなりそうなのが、エルニーニョ現象だ。


これは、東太平洋の赤道付近における海水温の上昇で、さまざまな気候変動が引き起こされる現象だ。


4月10日、気象庁は「今年の夏には5年ぶりにエルニーニョ現象が発生する可能性が高い」と発表した。


同様の予測は各国の気象庁からも出され、オーストラリア気象庁などは「早ければ6月に発生する可能性も」と予測している。


「5年前」といえば、2009年だが、7月には中国・九州地方を平年同期比700%という豪雨が襲い、死者31人を出す激甚災害を引き起こした。


9月にはフィリピンに相次いで超大型台風が接近。マニラでは6時間で341ミリという猛烈な豪雨が記録され、総計で死者890人以上という甚大な被害となっている。


「通常のエルニーニョでは、海水温が平年より1〜2度上昇するのに対し、この時は最大で5度上昇したといわれています」(科学ジャーナリスト・大宮信光氏)


こうした大規模なエルニーニョ現象が何年周期で発生するのかは、まだ解明されていないが、地球温暖化の影響でサイクルが早まっているとする研究データも存在し、今年のエルニーニョが09年以来の規模になる可能性は決して低くない。


「恐ろしいのは、太平洋上のエルニーニョとインド洋のダイポールモード現象(インド洋東部の海水温が低くなり西部が高くなることで起きる気候変動現象)が連動して、全世界的な規模の破局的な異常気象が起

きることです」(前同)


エルニーニョとは、スペイン語で"神の子"の意味。


神の子が100年に一度の異常気象を呼ぶ!?

週刊大衆05月12・19日GW合併号

581荷主研究者:2014/05/18(日) 00:34:30

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20140427101.htm
2014年4月27日03時00分 北國新聞
金沢大大学院に「宇宙コース」 18年度新設目指す

 金大は2018年度をめどに、大学院に宇宙理学・工学分野の研究に取り組む「宇宙理工学コース」の新設を目指す。26日、金沢市のITビジネスプラザ武蔵で開かれた金大衛星プロジェクトのキックオフシンポジウムで、プロジェクト長の八木谷聡教授(理工研究域電子情報学系)が計画を示した。

 宇宙理工学コースは、プロジェクトで培ったノウハウを生かし、金大大学院の自然科学研究科に設ける。これまで宇宙分野で別々に活動していた理学系と工学系の教員や院生が、垣根を越えて研究に取り組む。

 人工衛星のプロジェクトは、今年度から5カ年計画で、約50センチ四方の超小型衛星を製作する。来年度まで衛星の試作に取り組み、16〜18年度に1号機を完成させ、19年度の打ち上げを目指す。衛星は、相対性理論の研究に重要な「重力波」に関わる天体現象と、地球周辺の環境変動に関わる電磁場を観測する。

 プロジェクトは、八木谷教授をトップに、理学分野代表の米徳大輔准教授(理工研究域数物科学系)、工学分野代表の笠原禎也(よしや)教授(総合メディア基盤センター)ら計7人の教員と大学院生が携わる。

582とはずがたり:2014/05/18(日) 20:41:44

ロシア、衛星打ち上げ失敗=中国に残骸? 落下
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140516-00000097-jij-int
時事通信 5月16日(金)17時35分配信

 【モスクワ、北京時事】インタファクス通信によると、通信衛星を載せたロシアのロケット「プロトンM」が16日未明、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたが、地球周回軌道投入に失敗した。
 打ち上げから約9分後にロケット3段目の切り離しに失敗。ロケットは中国黒竜江省に墜落した可能性があるという。
 一方、中国新聞社電などによると、黒竜江省チチハル市内に、ロケットの残骸とみられる五つの物体が落下した。うち農家の野菜畑に落ちたのは円形の金属で、直径約70センチ、重さ40キロ前後。付近の住民が巨大な音とともに火の玉が空を横切るのを目撃していたという。

584とはずがたり:2014/05/28(水) 10:29:36

中ノ鳥島みたいで夢がありますね〜♪
オセアニアスレでも立てようかな。。

ロス・ジャルディン諸島
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E8%AB%B8%E5%B3%B6

ロス・ジャルディン諸島(ロス・ジャルディンしょとう、Los Jardines Islands)は、南鳥島とマリアナ諸島の間に位置するとされた幻島。
1528年にアルバロ・デ・サアベドラ・セロン(スペイン語版)が、1542年にルイ・ロペス・デ・ビリャロボスが訪れた[1]とされ、その存在が疑問視されながらも、400年以上にわたって海図に掲載され続けた。1933年にアメリカ海軍の軍艦ラマポ (Ramapo) がこの海域を調査したが、島の存在は確認できず、アメリカ海軍ではこの島を海図から削除した。日本の海図から削除されたのは、実にこの約40年後の1972年11月18日付けの水路通報によってであった。

585とはずがたり:2014/05/30(金) 12:51:09
アラン・ヒルズ84001
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%AB%E3%82%BA84001

隕石片 ALH 84001
種類 エイコンドライト
分類 火星隕石
型 ALH 84001
衝撃変成 B
風化分類 A/B
発見国 南極大陸
発見場所 南極横断山脈東端アラン・ヒルズ
座標 南緯76度55分13秒 東経156度46分25秒座標: 南緯76度55分13秒 東経156度46分25秒[1]
落下観測 No
発見日 1984-12-27
総回収量(TKW) 1930.9 g
プロジェクト:地球科学/Portal:地球科学

アラン・ヒルズ 84001 (Allan Hills 84001、略称 ALH 84001[1]) は、1984年12月27日に南極大陸のアラン・ヒルズで採取された火星起源の隕石の破片である。南極隕石探査 (ANSMET) プログラムの現地調査チームによって発見された7000以上の隕石の中の1つ。発見時のアラン・ヒルズ84001の重量は1.93キログラムであった。
内部からはバクテリアのような生命体の微細な化石らしきものが確認され、地球外生命の痕跡ではないかと物議をかもしたが、現在に至るも結論は出ていない。

586とはずがたり:2014/06/20(金) 15:20:16

地球上に最も豊富にあるのに、名無しだった鉱物
ギズモード・ジャパン 2014年6月20日 07時00分 (2014年6月20日 14時53分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20140620/Gizmodo_201406_post_14797.html

bridgmaniteは先週名前が付けられた鉱物。地球上で最も豊富に存在すると言われており、これまでは、ケイ酸塩ペロブスカイトと呼ばれていました。名づけられるのに、どうしてそんなに時間がかかったのでしょう?
トップ画像がbridgmanite。皆さんは、この写真以外にbridgmaniteを見たことがないはずです。なぜならこの鉱物は、非常に高圧で高温の下部マントルにのみ存在すると考えられていたからです。下部マントルとは、地表から660km以深の高温高圧な場所で、人間の力ではとても到達しようとは思えないところです。なので、研究やモデリングでその存在は示唆されていながらも、学者たちはbridgmaniteを実際に見た事もなければ、その構造を特定することもできなかったのです。
マントルを直接調べるのは無理な話です。でも、隕石にヒントがありました。隕石の中には高温高圧の状態を経て、地球に落ちてくるものがあり、それはマントルの環境と似てる状況をくぐり抜けてきたという見方もできるのです。卑近な例でダイアモンドが参考になるでしょう。ダイアモンドはマントルの中の高温高圧下でも、隕石の衝突によっても生成されます。つまり過程は違えど、結果的に同じ構造を持つ鉱物が生まれるのです。
そこで鉱物学者たちは、1879年にオーストラリアのクイーンランドに落ちた、テンハム隕石を研究することにしました。試料にとても強いX線をあてる、シンクロトロンX線粉末回折という手法を使って、過去の衝突でできたと思われる隕石の傷を調べました。そして、MgSiO3という組成と、その構造を確認したのです。
国際鉱物協会の規定によると、鉱物の名前は構造が分かっているものにだけつけられます。今回、ケイ酸塩ペロブスカイトの構造が判明した事によって、bridgmaniteという名前がつけられることになりました。この名前は高圧の研究をしていた、ノーベル物理学者パーシー・ブリッジマンが由来。長いこと名無しだったbirdgmaniteですが、相応しい素敵な名前をつけてもらえたんじゃないでしょうか。

587とはずがたり:2014/07/04(金) 17:50:34
ジャイアント・インパクト説
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%88%E8%AA%AC

この説では月は原始地球と火星ほどの大きさの天体が激突した結果形成されたとされ、この衝突はジャイアント・インパクト(Giant Impact、大衝突)と呼ばれる。また、英語ではBig Splash や Big Whack と呼ばれることもある。原始地球に激突したとされる仮想の天体はテイア(Theia)と呼ばれることもある。

ジャイアント・インパクト説によると、地球が46億年前に形成されてから間もなく火星とほぼ同じ大きさ(直径が地球の約半分)の原始惑星が斜めに衝突したと考えられている。
原始惑星は破壊され、その天体の破片の大部分は無色鉱物に富んだ地球のマントルの大量の破片とともに宇宙空間へ飛び散った。破片の一部は再び地球へと落下したが、正面衝突ではなく斜めに衝突したためにかなりの量の破片が地球の周囲を回る軌道上に残った。軌道上の破片は一時的に土星の環のような円盤を形成したが、やがて破片同士が合体していき月が形成されたと考えられている。
現在のコンピュータシミュレーションによる推定では、このような場合では1年[6]から100年ほどで球形の月が完成するとされている。また最近のシミュレーションでは、月が一つにまとまるまでの時間は早ければ1ヶ月ほどだとする結果が出ている。誕生したばかりの月は地球から僅か2万kmほどのところにあり、それが徐々に地球との間の潮汐力の影響で地球から角速度を得て遠ざかり、現在のように地球から平均38万km離れた軌道まで移動したと考えられている[6]。
またこの影響で、月が誕生した当初は1日5時間から8時間ほどだった地球の自転速度が現在のような1日24時間の速度になったとされる。現在でも地球と月は1年に3.8cmずつ遠ざかり、地球の自転速度も少しずつ遅くなっていることが実測されている。

このような衝突があったとする証拠は、アポロ計画で採取された月の岩石の酸素同位体比が地球のマントルのものとほとんど同一だったことである。化学的な調査の結果、採取された岩石には揮発性物質や軽元素がほとんど含まれていないことが分かり、それらが気化してしまうほどの極端な高温状態で形成されたという結論が導かれた。月面に置かれた地震計(月震計)からニッケルや鉄でできた核の大きさが測定され、地球と月が同時に形成されたと考えた場合に予測される大きさに比べて実際の核の大きさが非常に小さいことが分かった。核が小さいということは衝突により月が形成されたとする説の予測と一致する。それは、この説では、月は大部分が地球のマントル、一部が衝突した天体のマントルから形成され、衝突した天体の核から形成されたわけではないと考えられるからである。ジャイアント・インパクト直後には地球は全体が高熱になりマグマの海(マグマオーシャン)が形成されたと考えられており、衝突した天体の核は融けた地球の深部へ沈んでいき地球の核と合体したと考えられている。

588とはずがたり:2014/07/04(金) 18:18:17


ホット・ジュピター
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%94%E3%82%BF%E3%83%BC

ホット・ジュピター (Hot Jupiter) は、以下のような特徴を持つ太陽系外惑星のことである。
親星から近い軌道を公転している(中心の恒星から地球 - 太陽間の距離(=1天文単位)の十分の一以下)
高速かつ非常に短い周期で公転している(公転周期は数日。これに関しては後述)
木星級のサイズの巨大ガス惑星である

恒星に極めて近く、強烈な恒星光を浴びるため表面温度は高温になっていると予想されている。「ホット・ジュピター」は直訳すれば「熱い木星」となるが、このような特徴に由来したものである。この種の系外惑星は1995年頃から続々と発見されつつある。
他にも、離心率の大きい彗星のような楕円軌道を描き、灼熱期と極寒期をめまぐるしく繰り返す巨大惑星エキセントリック・プラネットも発見されている。両者はこれまでに発見された百数十個の系外惑星のうち大半、百個ほどを占めているが、後者の方が圧倒的に多い。いずれも、太陽系にある惑星の様子からは想像もつかない惑星である。

典型的なホット・ジュピター(ベレロフォンなど)は中心の恒星からわずか0.05天文単位しか離れていない。中心の恒星が太陽と同じ明るさを持つとすると、この軌道を周回する惑星が単位面積あたり恒星から受け取る光のエネルギーの量は、地球の数百倍にも達する計算になる。そのため惑星表面は熱せられて摂氏数百度を超える高温となっている。かつては太陽系以外の恒星系も惑星の配置・構成は先に述べたような太陽系の姿とさして変わらないだろうと思われてきたが、実際の系外惑星はほとんどの学者が予想だにしない形で発見され、大きな衝撃を与えた。

従来、太陽系以外の恒星にも惑星は存在するだろうと言われており、1940年代から様々な系外惑星探査(プラネット・ハンティング)の試みがなされてきた。しかし、バーナード星など幾つかの星に有力候補が想定されてきたものの、いずれも否定され、太陽系の外の惑星は幻のままであった。SFの世界では多種多様な系外惑星が頻繁に登場するが、初めて現実に太陽系以外の恒星に惑星が発見されたのはようやく1990年代になってからである(詳細は太陽系外惑星の項を参照)。
1995年10月6日、ジュネーブ天文台のミシェル・マイヨール、ディディエル・クエロッツらスイスの観測チームによって、ペガスス座51番星 (51 Pegasi) に木星の半分の質量を持った巨大惑星の存在が確認された。この惑星の軌道は、中心の恒星からわずか0.05天文単位、約750万kmしか離れておらず、水星軌道よりも遙かに内側に入り込み(水星の軌道半径の八分の一)、恒星のまわりを4.2日で周回していることも確認された。この発見は様々な検証を経て間違いなく系外惑星であると確かめられ、これをきっかけとして系外惑星探査に火がついた。すると、他の恒星にも木星型惑星が続々と発見された。ペガスス座51番星の系外惑星は決して特殊な例ではなく、同様のホット・ジュピターの発見が相次いでいる。従来の系外惑星探査は、ほとんどの観測者が太陽系に似た恒星系を想定して探していたため、観測データには既にかかっていたのに、思わぬ盲点となって見落としてしまったようである。
これまでに発見された系外惑星は、先述したように大半がホット・ジュピターあるいはエキセントリック・プラネットであるが、これは宇宙に散らばる恒星のほとんどがそうした灼熱巨大惑星を擁しているというわけではない。大部分の巨大惑星は重力による恒星のふらつきを検出するという方法で観測されているが、恒星のふらつきは質量が大きく恒星と惑星の距離が短いほど大きくなるため、ホットジュピターのような惑星は最も検出が容易である。また、公転周期の短さゆえに観測や確認が短時間ですむという事情もあった。そのため初期に発見された系外惑星はホット・ジュピターが多かったが、より恒星から離れた軌道を持つ惑星も次第に多く発見されるようになっている。

589とはずがたり:2014/07/04(金) 18:26:12

エキセントリック・プラネット
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AD%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88

エキセントリック・プラネット(英語: Eccentric planet)とは太陽系外惑星において発見された、軌道離心率の大きなタイプの惑星の俗称である。何をもって離心率が高いとみなすかについて明確な定義はないが、例えば0.1という目安が挙げられる[1]。質量が木星程度のものはエキセントリック・ジュピター(英語: Eccentric Jupiter)とも呼ばれる。
太陽系の惑星は水星を除いてその公転軌道が離心率0.1にも満たず、ほぼ真円に近い状態で運動している。しかしながら、2006年の時点で発見された太陽系外惑星の実に2/3が離心率0.2以上の楕円軌道を描いている。この事はホット・ジュピターとともに、これまでの太陽系形成論を根本的に見直す契機となった。


エキセントリック・プラネットが最初に確認されたのは1996年。前年にペガスス座51番星において、主系列星初の太陽系外惑星が発見されていたが、それとは別に中心星からの距離はある程度離れているものの、離心率の非常に大きな惑星が見つかった。

なおネーミングに関しては、Eccentric という英単語に「軌道離心率が高い」「驚異的な」という2つの意味が含まれていることから、広まっていったようである。

太陽系惑星と比較してその歪んだ軌道の由来に関しては諸説あるが、その中でも最も有力(2007年現在)とされているのがジャンピング・ジュピターモデルである[2]。以下にコンピュータ・シミュレーションによる軌道進化の計算例を紹介する。
どの惑星系においても、当初は惑星の公転軌道はほぼ真円に近い状態で誕生するが、巨大ガス惑星が3個以上存在した場合にはある程度時間が経過すると軌道の歪みが発生。うち1個の惑星は系外に放り出され、残った2個の惑星も非常に離心率の大きな軌道になる。
これは3個の惑星間で公転中互いにやりとりするエネルギーが、特定の惑星に集中してしまうことに起因する。この現象はほぼ例外なく、ある一定の期間(1 - 2桁の誤差がある)を超えると発生するが、巨大ガス惑星が2個以下の場合(すなわち太陽系ならば木星と土星のみ)は「一定の期間」が標準的な恒星の寿命より遥かに長く、事実上は円軌道のまま安定する。よって、太陽系は半永久的に各惑星がほぼ円軌道のままという計算結果も出ている。一方で巨大ガス惑星が3個以上存在すると「一定の期間」は惑星の質量や軌道間隔に大きく左右されるようになる。大質量の惑星が狭い軌道間隔を取っている場合は、その期間は恒星の寿命より短くなり、惑星系が形成されてしばらくすると軌道交差が発生する。

590とはずがたり:2014/07/06(日) 12:54:02
宇宙儲かりまへん「まいど1号」開発拠点閉鎖へ
http://www.yomiuri.co.jp/science/20140705-OYT1T50055.html
2014年07月05日 23時01分

まいど1号の開発が進んでいた頃のJAXA東大阪事務所のクリーンルーム。小型衛星の開発拠点としての発展が期待されていた(2004年12月、左端がまいど1号の模型)

 大阪府東大阪市の町工場が中心となって作った小型衛星「まいど1号」の開発拠点だった宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)の東大阪事務所が今年度中に閉鎖されることになった。

 小型衛星用の本格的な実験装置を備え、関西の宇宙産業発展の起爆剤にと、期待されたが、同様の設備を導入する大学が増えたことなどから利用が減り、約10年で役割を終えることになる。

 同事務所は2003年、まいど1号の開発構想が浮上した同市内に、JAXA(当時は宇宙開発事業団)が小型衛星開発の拠点として開設した。

 翌年以降、ほこりを遮断した精密機器用のクリーンルームを整備し、真空の宇宙環境を模擬する装置や、打ち上げ時の揺れを再現する振動試験装置も導入。09年1月に打ち上げに成功したまいど1号以外にも、大阪府立大や香川大、鹿児島大などが開発した計18基の小型衛星の試験や検査などに使われてきた。

 ところが、当初60%で推移していた施設稼働率が、ここ数年は25%程度に落ち込んでいた。

 宇宙産業の参入に挑む町工場が増え、利用が広がるとの期待もあったが、JAXAなどによると、「宇宙はすぐに商売につながらない」といった声が上がったほか、同様の試験装置を自前で持つ大学が増えたことから、利用が伸び悩んだという。

 年間の装置維持費が約1000万円かかることが負担にもなり、実験装置を今年度中に宇宙産業の人材育成に取り組む筑波大に無償提供し、それをもって東大阪事務所を閉鎖するという。昨年8月には、宇宙関連事業についての相談窓口機能を同事務所から、利便性の高いJR大阪駅北側の複合施設「グランフロント大阪」(大阪市北区)に移転した。同事務所についてJAXA広報部は「宇宙開発に携わる人材育成などの面で貢献したが、大学独自の開発環境も整い、使命を終えた」としている。(萩原隆史)

 ◆まいど1号 東大阪宇宙開発協同組合(現・宇宙開発協同組合SOHLA)が開発した約50センチ角の小型衛星。2009年1月、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、雷観測や地球の撮影などの任務に成功。打ち上げから9か月後に運用を終えた。

2014年07月05日 23時01分

591とはずがたり:2014/07/06(日) 13:41:52
筑波大人工衛星  大気圏再突入で消滅か
http://www.yomiuri.co.jp/local/ibaraki/news/20140704-OYTNT50459.html
2014年07月05日

(上)大気圏に再突入し、燃え尽きたとみられる小型人工衛星「結」(2013年12月25日撮影)(下)結プロジェクトの歩みや2号機開発計画を説明する犬塚さん(4日、筑波大で)


 筑波大学が初めて宇宙へ送った小型人工衛星「結ゆい」が、6月29日に大気圏に再突入して燃え尽きたとみられることが4日わかった。同大では宇宙から信号を発して世界中の人たちとの交流を目指したが、何らかの不具合で地上との通信はかなわなかった。開発メンバーはこれまでの経験を糧に2号機開発に乗り出した。

 米国による宇宙空間監視情報から、「結」が地球の周りを回っていることは確認されていた。結プロジェクトを率いる同大システム情報系の亀田敏弘准教授(46)によると、打ち上げ直後に400キロ程度だった高度は、6月下旬に入ると150キロ程度まで低下。大気圏再突入は6月29日午後6時40分頃という。

 「結」は1辺約10センチの立方体で重さ約1・5キロ・グラム。2月28日未明、種子島宇宙センター(鹿児島県)からH2Aロケット23号機で打ち上げられた。宇宙からバッテリー電圧などのデータを発信、世界中の受信報告をインターネットで集めることなどを目指していた。

 約4か月間、メンバーは深夜や未明であっても、当番を決めて信号受信を試みた。2年の渡辺展正さん(20)は、「努力したことは失敗ではなく成果」と話し、亀田准教授も「構想力や調整力などで学生は非常に成長した」と強調した。

 メンバーは4日に学内向けの説明会を開き、代表の4年犬塚健斗さん(22)らが、これまでの経緯や2号機開発計画を説明。「1号機の反省を生かしてグレードアップし、新しく作っていく」と話し、宇宙への挑戦を続ける決意を新たにした。

2014年07月05日

592とはずがたり:2014/07/07(月) 16:31:23
AFPBB News AFPBB News 2014年07月04日14時42分
太陽系外で「発見」の地球型惑星2個、実は存在せず
http://news.livedoor.com/article/detail/9009072/

議論を呼んでいる2個の惑星は、太陽系から約22光年の距離にある低温の赤色矮星「グリーゼ581(Gliese 581)」の周りを公転しているとみられていた「グリーゼd(Gliese d)」と「グリーゼg(Gliese g)」で、これらはかつて、中心星から近すぎず遠すぎず、液体の水と生命が存在できる可能性がある「ゴルディロックス・ゾーン(生命居住可能領域)」内に存在するとされていた。

 このような地球型惑星はこれまでに数多く発見されており、宇宙には数百億個存在する可能性があるともされている。

 これら2惑星は、遠すぎて裸眼や望遠鏡では観測できず、発見には「ドップラー視線速度法」と呼ばれる手法が用いられた。この手法では、望遠鏡で恒星の光を捉えて、その波長を解析する。周りを公転している惑星の重力で恒星が引っ張られることによる「ゆらぎ」を検出することで、惑星の質量を明らかにできる。

 だが、米ペンシルベニア州立大学(Pennsylvania State University)の天文学者チームによると、グリーゼgとdの正体は惑星ではなく、恒星自体が発した混合信号だという。

「これまで惑星の信号と考えられていたものは、実際には恒星の活動に起因するものだった」

 これまでに発見されている地球型惑星のうちの何個が、単なる混合信号にすぎない可能性があるかを判別するには、さらに研究を重ねる必要があるとマハデバン氏は指摘する。

593とはずがたり:2014/07/29(火) 10:32:03
現代文明社会はこんなにも脆弱なのか??
>NASAは7月23日、2012年に過去150年間で最も強力な太陽風が地球のそばを通り抜け、直撃していたら現代文明を18世紀に引き戻すほどの破壊力だったと発表した。

2年前太陽風が地球とニアミス、直撃していたら200兆円の被害 - NASA
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/mycom_1014455.html
マイナビニュース2014年7月28日(月)14:56

NASAは7月23日、2012年に過去150年間で最も強力な太陽風が地球のそばを通り抜け、直撃していたら現代文明を18世紀に引き戻すほどの破壊力だったと発表した。

NASAの研究員で米コロラド大学・大気宇宙物理学研究所のダニエル・ベイカー教授は、この太陽風が「1週間早く発生していたら、砲撃を受けていただろう」と述べている。

太陽風とは、太陽から吹き出す電気を帯びた粒子であるプラズマのことで、太陽の表面の外側にある「コロナ」から発生する。太陽で大規模な太陽フレアが発生して吹き出した太陽風に含まれる電磁波や粒子などが地球に被害をもたらす現象を「太陽嵐」という。

実際に、1859年に発生した太陽嵐「キャリントン・イベント」によって、世界中で巨大なオーロラが目撃されたり、欧米の電報システムが使用不可能になったりといった事象が発生した。

2年前の太陽風は地球ではなく、NASAの太陽調査プロジェクトで利用されている衛星「STEREO A」を直撃した。STEREO Aはこうした事象を測定するための装置を備えている。

研究者たちが、STEREO Aから収集したデータを分析した結果、NASAは2年前に発生した太陽風はキャリントン・イベントに匹敵する規模だったとしている。

全米科学アカデミーは、この規模の太陽嵐が直撃したら、現代社会は200兆円以上の経済的損失を被る可能性があると試算している。

なお、物理学者のピート・ライリー氏は今年2月に発表した論文で、過去50年間にさかのぼって太陽風の記録を分析した結果、今後10年間で、キャリントン・イベントと同等の規模の太陽嵐が発生する確率は12%と述べている。

594とはずがたり:2014/08/18(月) 11:25:23
2014.8.16 10:49
日米「宇宙ごみ」監視強化、人工衛星との衝突回避
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140816/lif14081610490012-n1.html

《日米宇宙ごみ監視強化、人工衛星との衝突回避 ガイドライン改定》

 政府は15日、年末までに改定する「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」に宇宙状況監視(SSA)に関する日米両国の協力を盛り込む方針を固めた。複数の政府関係者が明らかにした。宇宙ごみ(スペースデブリ)の観測情報を米国側に提供することで、人工衛星が宇宙ごみとの衝突を回避し、安全を確保できるよう態勢を強化する。防衛省は、平成21年策定の「宇宙開発利用に関する基本方針」を9月にも改定し、宇宙状況監視の態勢強化を打ち出す考えだ。

 現行のガイドラインは9年に改定されたが、今回の改定作業では、当時は焦点とならなかったサイバーや宇宙といった新分野の協力強化が課題の一つとなっている。政府は、ガイドラインの中間報告に宇宙状況監視の協力を明記することも検討している。

 宇宙ごみをめぐっては、中国が2007年1月、老朽化した自国の衛星を地上からのミサイルで破壊する実験を行い、約3千個を飛散させた。09年2月の米国とロシアの人工衛星の衝突事故でも多数発生している。人工衛星と宇宙ごみが衝突して大きな事故になれば、衛星を利用する通信や放送が遮断されるおそれがあり、対策が急務とされている。

 米国防総省の戦略軍統合宇宙運用センター(JSpOC)は、宇宙ごみが人工衛星に衝突する危険性がある場合、日本をはじめとした他国政府や商業衛星の運用者に無償で警報を提供している。ただ、米国は東アジアにおける観測能力が十分ではなく、同盟国に監視網への協力を働きかけている。

 内閣府の昨年8月の資料によると、日本の人工衛星は政府と民間で計40基あり、世界で4番目。日本政府は「米国から一方的に情報をもらいっぱなしとはいかない」(政府関係者)として協力に応じる方針を決めた。

 今年5月には日米両政府の担当がワシントンで開かれた宇宙包括対話で連携強化に合意した。

 国内の宇宙ごみの観測施設は、レーダーと大型光学望遠鏡が岡山県内に2カ所あり、一般財団法人日本宇宙フォーラムが運営している。独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)もその情報を活用しており、米国への情報提供を試験的に始めている。政府は将来的な自衛隊での活用も視野に、レーダー施設を最新型に更新することも検討するなど、監視能力の強化を目指す。

■宇宙ごみ
 地球の周回軌道上に存在する不要な人工物体。役割を終えた人工衛星やロケットの上段部分、衛星運用時に放出された部品や破片などがある。10センチ以上のごみは2万個以上存在し、それより小さなごみは約60万個とも推定される。大半は地表から2000キロ以下の高度を秒速7〜8キロの高速で周回しており、人工衛星に衝突すると大きな被害を及ぼすおそれがある。

595とはずがたり:2014/08/29(金) 20:12:56
<広島土砂災害>「真砂土以外の地質でも発生」研究者指摘
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20140823k0000m040083000c.html
毎日新聞2014年8月22日(金)20:19

 広島市北部で相次いで発生した土石流などの土砂災害。今回の土砂災害について、軟らかい地質の真砂土(まさど)だけでなく硬い地質でも起きたと指摘している広島大大学院総合科学研究科の海堀(かいぼり)正博教授(砂防学)が22日、広島市安佐南区八木の土石流現場の写真を毎日新聞に提供した。土石流跡に硬いはずの30〜50センチの堆積(たいせき)岩や流紋岩のかけらがみられ、風化して真砂土になる前の花こう岩の巨岩はないことが分かるという。

 海堀教授は「過去に何度も土石流が起きていたことも分かった。今後の雨でこれらの土石が下流に流れる危険性も考えた対策が必要だ」と話した。【小山由宇】

596とはずがたり:2014/09/04(木) 19:57:29
西日本の大雨「30年に一度」…気象庁有識者ら
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140903-567-OYT1T50190.html
読売新聞2014年9月4日(木)08:14

 気象庁は3日、有識者らによる「異常気象分析検討会」の臨時会を開き、8月の天候不順について分析を行った。

 同検討会は、広島の土砂災害をもたらした西日本の大雨について、「30年に1度の現象だった」としている。

 同検討会によると、7月末〜8月上旬は、日本付近の上空を流れる偏西風が平年より北寄りを流れたため、台風12号が東に移動しにくくなり、暖かく湿った空気が日本列島に流れ込んだ。また、同月中旬以降は、一転して偏西風が南下して大きく蛇行。本州付近に前線が停滞しやすくなり、日本への暖かく湿った空気の流れ込みがさらに強くなったという。

 これらが原因で、西日本の太平洋側では、8月の降水量が平年比301%となり、1946年の統計開始以来最多を記録。一方、日照時間は過去最少となった。

平成26年8月豪雨と命名 台風12、11号や前線の影響
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140822/dst14082218360020-n1.htm
2014.8.22 18:36

 気象庁は22日、今月に入ってから台風12号と11号や前線の影響で西日本各地に大規模な被害が出た記録的大雨を「平成26年8月豪雨」と命名したと発表した。対象は7月30日以降に各地で発生した大雨で、期間が3週間以上になったのは異例。

 今回の豪雨では、21日までの通算雨量が高知県香美市の約2300ミリを最高に、同県内の3地点で2千ミリを超えた。

 大規模な土砂災害が起きた広島市安佐北区で観測した101・0ミリの1時間雨量は対象期間中の全国最多。ほかにも川が氾濫した京都府福知山市など全国の各地で記録的な雨量となった。

 気象庁は顕著な災害を起こした自然現象に関し、大規模災害の経験や教訓を将来に共通認識として伝える観点から統一的な名称を定めており、命名は2012年7月の九州北部豪雨以来。

597とはずがたり:2014/09/05(金) 13:53:37
小惑星が接近、「非常に近い」距離を通過へ NASA
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140905-35053357-cnn-int
CNN.co.jp 9月5日(金)10時5分配信

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、新たに見つかった小惑星が米国時間の7日、地球から「非常に近い」距離を通過すると発表した。

小惑星「2014RC」の直径は推定18メートル。米アリゾナ州にある観測所が8月31日に発見した。日本時間の8日午前3時18分ごろ、ニュージーランドの上空を通過する見通し。

NASAによると、この小惑星が地球に衝突したり、地球軌道を周回する人工衛星に衝突したりする恐れはない。肉眼では見えないものの、望遠鏡を使えばアマチュア天文家でも観測できそうだという。

地球を脅かす恐れのある小惑星は大量にあるとNASAは推定する。しかし近い将来、地球に衝突する可能性のあるものは現時点で見つかっていないという。

ただ、発見されないまま地球に接近する小惑星もある。2013年2月に大気圏に突入した小惑星は、ロシア上空で爆発して1500人あまりが負傷した。この爆発は核爆弾30発分もの威力があったが、事前の観測では見つかっていなかった。

一方、NASAが発見して観測を続けていた別の小惑星は、同じ日に無事、地球付近を通過した。

NASAは地球に被害をもたらす恐れのある小惑星の追跡を加速させ、地球からそらす方法について研究を進めている。

598名無しさん:2014/09/08(月) 21:12:09
【宇宙】火星で「水」が見つかる…岩から水が流れ出す様子を撮影(画像あり)

火星で「水」が見つかりました。無人探査車キュリオシティが撮影しました。
http://amenama.on.arena.ne.jp/wordpress/wp-content/uploads/2014/09/mars_water.jpg
http://amenama.on.arena.ne.jp/wordpress/wp-content/uploads/2014/09/raw_image.jpg
http://amenama.on.arena.ne.jp/?p=1839

岩の割れ目から水が染み出し、砂地に流れ出しているようです。

画像は火星暦712日目(地球暦2014年8月7日)に撮影されたもの。生データはNASA公式サイトから確認できます。
http://mars.jpl.nasa.gov/msl/multimedia/raw/?rawid=0712MR0030300290402561E01_DXXX&s=712

この画像について、現時点では、NASAのコメントは出ていないようです。

火星では今年の5月に鳥のタマゴのような物体も見つかっています。
http://amenama.on.arena.ne.jp/wordpress/wp-content/uploads/2014/05/egg_on_mars.jpg
http://amenama.on.arena.ne.jp/?p=1105

599とはずがたり:2014/09/27(土) 19:26:55

御嶽山が7年ぶり噴火 気象庁「収束の判断難しい」
http://www.asahi.com/articles/ASG9W4CDNG9WUTIL00B.html
2014年9月27日17時15分

 気象庁は27日、長野と岐阜県境にある御嶽山(標高3067メートル)が噴火した、と発表した。御嶽山の噴火は2007年3月以来。気象庁は、噴火警戒レベルを入山規制のレベル3とした。午後3時50分現在、噴火は続いているものとみられ、岐阜、長野、山梨の3県で降灰に注意するよう呼びかけている。

トピックス:御嶽山噴火
(withnews)御嶽山が噴火、ツイッター画像まとめ
 気象庁によると、噴火は27日午前11時53分。国土交通省中部地方整備局が御嶽山の南側に設置しているカメラでは、噴煙が南側斜面を3キロ以上流れ降りている様子が観測された。山頂の火口付近から周囲4キロ程度の範囲で、噴火に伴う大きな噴石への警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、噴火の約10分前に、火山活動が活発になる際にみられる「火山性微動」を観測した。また、御嶽山では9月に入って火山性地震が急増。10日に52回、11日には85回の火山性地震を観測していた。

 今後、大規模な噴火につながる可能性について、気象庁の北川貞之・火山課長は記者会見で「地殻変動もみられていないので、それほど大規模な噴火に至るとは考えていないが、今回と同程度には至る可能性があると考えている。活動がいつごろ収束するかを判断するのは、なかなか難しい」と話した。

 御岳山では1979年10月、剣が峰の南西側の斜面で、マグマが地下水を熱することで起こる水蒸気爆発が発生、登山者1人が軽いけがをした。

600とはずがたり:2014/09/27(土) 19:28:53
熱風の痕跡を確認 噴火の口永良部島
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140805/dst14080522590014-n1.htm
2014.8.5 22:59 [火災・放火・爆発]

 鹿児島地方気象台は5日、3日に噴火した口永良部島新岳(鹿児島県屋久島町)の現状をヘリコプターで調査した。火山ガスや火山灰がまじった高温の熱風「火砕サージ」の痕跡を確認した。

 気象台によると、火口の西から南西側にかけての8合目付近に、熱風で樹木が焼けたような跡があった。火口の様子は厚い雲に覆われて把握できなかったため、天候の回復を待って再調査する。

鹿児島・口永良部島で噴火 昭和55年9月以来 入山規制に
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140803/dst14080317410008-n1.htm
2014.8.3 17:41
 鹿児島地方気象台は3日、口永良部島(鹿児島県屋久島町)の新岳で午後0時24分に噴火があり、噴火警戒レベルを1(平常)から3(入山規制)に引き上げたと発表した。県警によると、けが人や家屋などへの被害はないという。

 同気象台によると、新岳の噴火は昭和55年9月以来。噴煙は火口から少なくとも800メートルは上がったという。

 同町は、噴火活動が今後も活発となる可能性があり、噴石などの影響も懸念されるとして島の全住民77世帯、135人に避難準備情報を出した。

601とはずがたり:2014/09/27(土) 19:29:45

阿蘇山で小規模噴火 警戒レベル引き上げ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140830/dst14083011340004-n1.htm
2014.8.30 11:34 [天気・気象]

 気象庁は30日、熊本県・阿蘇山の噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた。中岳第1火口で2月19日以来の小規模な噴火が確認されたため。

 福岡管区気象台は、火口から約1キロの範囲で今後、大きな噴石を飛ばす噴火が発生する可能性があると注意を呼び掛けている。阿蘇市は30日、火口周辺を立ち入り禁止にした。

 阿蘇山の警戒レベルは昨年12月27日に1から2に引き上げられたが、火山活動が弱くなり、3月12日に1に引き下げられていた。

2014年07月22日
阿蘇山の湯だまり干上がる 21年ぶり、噴火兆候なし
http://photo.sankei.jp.msn.com/highlight/data/2014/07/22/30aso/
 熊本県・阿蘇山の中岳の湯だまりが干上がり、火口の底が見える状態になっていることが22日、分かった。福岡管区気象台によると、湯だまりが干上がるのは、1993年以来21年ぶり。湯だまりは昨年3月から減少傾向が続き、今月17日の現地調査で完全に干上がったことが確認された。梅雨期の降雨量が少なかったことや、火山活動が活発化したことで湯だまりが高温になり蒸発が進んだことが要因という。阿蘇山では火山活動の指標となる「孤立型微動」が増加しており、19〜21日は、1日千回以上観測された。同気象台は「火山活動は活発化傾向にあるが、噴火の兆候はみられない」として、噴火警戒レベルは「平常」の1のままにしている。

602とはずがたり:2014/09/27(土) 19:36:26
>>599

御嶽山が噴火 噴石の飛来、警戒呼び掛け
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140927/dst14092712560005-n1.htm
2014.9.27 12:55

 気象庁によると、27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山が噴火した。気象庁によると、中部地方整備局が設置しているカメラでは南側斜面を噴煙が流れ下り、3キロを超えるのを観測した。

 気象庁は居住地域の近くまで影響を及ぼす噴火が発生すると予想している。山頂火口から4キロ程度の範囲で噴火に伴う大きな噴石の飛散などに警戒するよう注意を呼び掛けている。

 気象庁は警戒レベルを平常の1から入山を規制する3に引き上げた。

「息苦しいほど火山灰が…」と登山客 慌ただしく下山 約100人が小屋泊キャンセル
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140927/dst14092716520010-n1.htm
2014.9.27 16:52 [事故・災害]

 「息苦しいほど火山灰が降った」。景色を楽しむ人らでにぎわう御嶽山で起きた突然の噴火に、山小屋の関係者は驚きの声を上げ、登山客は慌ただしく下山した。

 9合目にある「五の池小屋」の女性スタッフによると、27日正午前に「ゴロゴロ」「ブクブク」という聞いたことがない音がして、灰が降り始めた。小屋の周りには灰が降り積もって、息苦しいほどだという。

 週末とあって、30〜40人の登山客が滞在していたが、警察から緊急に下山するように指導を受け、午後2時ごろには、ほとんどの客が小屋を出発。27日は約100人の予約があったが、すべてキャンセルになった。

 8合目にある山小屋の女性は「噴火の音は聞こえなかったが、火山灰はかなり降った」と話した。小屋には一時100人ぐらいの登山客が避難してきたが、午後2時には慌ただしく下山を始め、ほとんどいなくなったという。7合目までロープウエーで上ることができる。

山小屋の経営者「どん、どんという音がした」「暗くなって灰が…」
2014.9.27 15:59 [事故・災害]
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140927/dst14092715590007-n1.htm

 27日に噴火した御嶽山について、7合目にある山小屋「行場山荘」を経営する田ノ上徳延さん(67)は「どん、どんという音が4、5回した。すぐに暗くなって、灰が降ってきた」と噴火のときの様子を語った。降灰は1時間ぐらい続き、2、3センチ程度積もったという。

 標高1100メートル付近にある温泉宿の女性経営者は「噴火の音は聞こえなかったが、外に出たら薄い霧がかかっていると思ったら、灰が降っていた。道路も白くなっていた」と話した。

 御嶽山南側の長野県王滝村では、噴火後に対策本部を立ち上げ、被害状況などを確認している。村ではマイクロバス複数台を7合目にある登山口の田の原に向かわせ、登山者を下山させるという。

 噴火後に村役場に駆け付けた男性職員は「役場の方ではまだ降灰は確認していない。けが人はいるという情報はあるが、数などはまだ分からない」と話した。今後の対応については「まだ発表できる状態ではない」と動揺した様子だった。

603とはずがたり:2014/09/27(土) 19:42:46

<御嶽山噴火>7人が意識不明 4人重軽傷
毎日新聞 9月27日(土)17時31分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140927-00000050-mai-soci

 長野県と岐阜県にまたがる御嶽(おんたけ)山(3067メートル)の27日の噴火で、長野県は同日午後4時現在、7人が意識不明の重体と発表した。このほか、4人が重軽傷という。【巽賢司、福富智】

 ◇入山規制に引き上げ

 気象庁は27日、御嶽山の噴火に伴い、噴火警戒レベルを1(平常)から3(入山規制)に引き上げた。同日午後に発表した御嶽山に関する噴火警報の概要は次の通り。

1.火山活動の状況及び予報警報事項
・本日(27日)午前11時53分ごろ、御嶽山で噴火が発生しました。
・山頂火口の状況は視界不良のため不明ですが、中部地方整備局が設置している滝越カメラにより南側斜面を噴煙が流れ下り、3キロメートルを超えるのを観測しました。
・今後も居住地域の近くまで影響を及ぼす噴火が発生すると予想されますので、山頂火口から4キロメートル程度の範囲では、噴火に伴う大きな噴石の飛散等に警戒してください。

2.対象市町村
長野県:王滝村、木曽町
岐阜県:高山市、下呂市

3.防災上の警戒事項
 火口から4キロメートル程度の範囲では大きな噴石の飛散等に警戒してください。
 風下側では火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。

(参考)噴火警戒レベルの説明
レベル5(避難):危険な居住地域からの避難等が必要
レベル4(避難準備):警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要
レベル3(入山規制):登山禁止や入山規制等危険な地域への立ち入り規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等
レベル2(火口周辺規制):火口周辺への立ち入り規制等
レベル1(平常):状況に応じて火口内への立ち入り規制等

604とはずがたり:2014/09/29(月) 08:02:10
火山噴火予知連絡会の敗北宣言か。

【御嶽山噴火】
「わわわれの予知レベルはそんなもの」「近づくな…でいいのか」 予知連会長が難しさ語る
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140929/dst14092900140002-n1.htm
2014.9.29 00:14

御嶽山噴火について、火山噴火予知連絡会拡大幹事会の見解が気象庁での会見で発表された。左から火山噴火予知連絡会副会長の石原和弘、同会会長の藤井敏嗣、気象庁地震火山部火山課長の北川貞之=28日午後、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)

 「われわれの予知のレベルはまだそんなもの」「活火山には近づくな、でいいのか」。専門家らによる火山噴火予知連絡会が28日開いた藤井敏嗣(としつぐ)会長(東大名誉教授)らの記者会見は、噴火予知の難しさを改めて浮き彫りにした。詳報は次の通り。

 −−11日には火山性地震が多発していたが、予知はできなかったのか

 藤井氏「もともと今回起こった水蒸気爆発を予知するのは非常に難しい。突発的に起こることが多く、11日の地震が前兆なのかという保証もない。それをもって予知に失敗したというかもしれないが、ある意味では仕方のない状態。われわれの火山噴火予知に関するレベルというのはまだそんなもの。ただ、もう少し情報の伝達に関しては、直接、登山客に対する働きかけがあってもよかったかもしれない」

 −−噴火警戒レベルの上げ方、登山者への注意喚起のあり方については

 藤井氏「少しでも危険があるんだったら近づかないというのも手だ。そうすると活火山には近づくなということになるが、本当にそれでいいのか。完全に安全だということは自然現象に関してはあり得ない。もし完全な安全を求めるのであれば、危険なところには一切近づかないという解があってもいいが、それは住民、国民が納得するかどうか」

 「こういう異常があって、次にどういうことが考えられるか、もう少し丁寧な情報発信があってもいい。噴火警戒レベルがあるから100%予知ができる、噴火の前にレベルを上げることができるというようなことは考えないでほしい。今回、今まで御嶽山で経験したことのない現象を経験したわけですから、警戒レベルそのもの、レベルの上げ方を改善していく余地はある」

 −−今回の噴火で他の活火山への影響はないのか

 藤井氏「それはないと思う。マグマは火山ごとに独立しているので、それをもって隣で起こることはない。そういう例はわれわれは認識していない。たまたま隣同士で噴火があっても、それは因果関係はない」

 −−死傷者が多数出た

 藤井氏「確かに(死傷)数は非常に多い。活火山に登る以上は事故に遭う可能性はある。活火山に登ることはリスクがあるんだということは考えてほしい。人がたくさん集まっていることでは、たとえ小さな噴火でも大きな災害になるということが活火山の宿命みたいなもの。近づくときはそういうリスクがあることを登山客に考えてもらい、最低でもヘルメットは持って山に登るということを考えるのが活火山の場合、当然だと思う。噴火規模の大きさで災害の大きさが決まるわけではない」

 −−御嶽山の観測体制の増強は必要か

 藤井氏「それは当然。御嶽山の観測体制は必ずしも十分だとは思えない。例えば傾斜計を設置しているところは1点しかないとか、地震計も必ずしも適切な位置に設置されているとは限らない。もっと観測体制を充実させる余地はあると思う。今後のことを考えれば当然、観測体制の充実は図られるべきだと思う」

605とはずがたり:2014/09/29(月) 08:04:30

登山届“形骸化”し情報錯綜 難しい安否確認 「面倒だから提出しない人多い」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140928/dst14092821250040-n1.htm
2014.9.28 21:25

 噴火から一夜が明け、御嶽山では自衛隊や警察、消防による負傷者らの救助活動が本格化した。ただ、登山者の安否をめぐる情報は錯綜(さくそう)した。登山者の安否確認が難しいのは、「登山届」を提出していない登山者が多く、警察などが登山者の正確な人数や個人名を把握するのが難しいためだ。また、御嶽山が長野、岐阜県境にあり、自治体が複数にまたがり情報の集約をしにくかったことも影響したとみられる。

 長野県木曽広域消防本部は27日午後10時ごろ、御嶽山の噴火で「女性1人が死亡」と報道関係者に説明した。しかし、その後「根拠がない情報だった」として取り消した。負傷者の数をめぐっても、県や消防などで情報が食い違う場面もみられた。

 「不特定多数が訪れる登山では、登山者の安否確認を百パーセント実行するのは残念ながら不可能だ」。長野県王滝村の担当者は、こう指摘する。

 事故などの場合に登山者の捜索の重要な手がかりとなるのが登山届だ。登山者が氏名や住所、緊急連絡先、装備などを記載して登山口のポストに投函(とうかん)する。ただ、きちんと提出する人はそれほど多くはない。

 御嶽山には長野、岐阜両県の計4ルートにそれぞれ設置されているが、登山条例で義務づけられている富山、群馬両県と違い、提出は任意だ。長野県では提出率を上げるため事前にスマートフォンでの提出も始めたが、同県木曽町観光協会の担当者は「面倒だから提出しない人も多い。半数程度しか提出していないのではないか」と話す。頂上まで登らないことから登山ではないと勝手に判断し、登山届を出さないケースも少なくないという。
 登山届に代わり、自治体が安否確認の根拠にしているのが、山小屋の従業員や下山者への聞き取り。登山者と連絡が取れなくなった家族からの情報も重要視しているが、断片的な情報を集約するのは難しい。

 御嶽山が長野、岐阜両県の4市町村にまたがっていることも、安否情報が混乱る原因となったとみられる。このため、長野県は28日、ばらつきがある安否情報をすり合わせる目的で県と木曽町、王滝村間の情報集約を始めた。しかし、両県間での情報のすり合わせはまだ始まっておらず、長野県側のルートから入山し、岐阜県側ルートで下山した登山者の安否確認などには不安が残る。

606とはずがたり:2014/09/29(月) 08:04:41

降灰、硫黄臭…救助阻む障壁 好天でも午後1時半で終了
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140928/dst14092822030042-n1.htm
2014.9.28 22:03

 御嶽山で28日早朝から再開した救助活動は、上空と地上の両面から、計5カ所の山小屋付近で計21人の生存者を救い出したものの、降灰や硫黄臭などの障壁が立ちはだかり、難航。好天にもかかわらず、昼過ぎで撤収を余儀なくされた。

 長野県王滝村役場によると、地上からは午前6時40分ごろから開始。自衛隊、警察、消防合わせ、王滝口から187人、黒沢口から180人の計367人態勢で、負傷者や下山できなかった人たちの救助を目指した。火山性ガスを検知する装置を使いながら登るため、普通の登山スピードより少し遅いペースだった。

 午前11時ごろには両登山口で8合目まで到達し、ヘリで20人、地上から担架で1人の救出に成功した。

 だが山頂付近では、呼びかけにも反応せず、横たわったままの登山者10人以上を目の前にして、撤収せざるを得なかった。

 「灰に埋もれるなど環境が険しく、近寄ることもできなかったと聞いている」。陸自第12旅団(群馬県榛東(しんとう)村)第13普通化連隊の田中浩二3佐は苦渋の表情で語った。撤収を決断した最大の理由は昼過ぎから強くなった硫黄臭だ。

 陸自は今回、防弾チョッキや強度を増したヘルメットなど普段以上の重量を負って活動した。硫黄臭への対策として、防塵マスクやゴーグルも装着したが、酸素ボンベは1本20分ほどしかもたないため、装備できなかったという。上空からの救助も、ヘリがホバリング(空中停止)すると、風で火山灰が舞い上がりエンジン機器に不具合が生じる危険性があることから、断念せざるを得なかった。

 田中3佐は「現場はぬかるんでおり、泥の中にはまだまだ多くの人が残されている可能性がある。できるだけ早急に収容したい」と話した。

607とはずがたり:2014/09/30(火) 11:50:13

<御嶽山噴火>蔵王山、秋田駒ケ岳、吾妻山、八甲田山の4火山が活発化 仙台気象台「今後に注意」 /宮城
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20140930ddlk04040025000c.html
毎日新聞2014年9月30日(火)11:06

 多くの犠牲者を出した長野・岐阜県境の御嶽山噴火を受け、仙台管区気象台は東北地方の18活火山うち蔵王山、秋田駒ケ岳、吾妻山、八甲田山の4火山の活動が昨年ごろから活発化しているとして、「直ちに噴火する兆候は認められないが、今後の推移に注意が必要」と呼びかけている。【金森崇之】

 同気象台によると、東北の活火山のうち、国が24時間の常時監視が必要な対象に選定しているのは10火山。現在はいずれの山も「平常」な状態で、登山や周辺での日常生活に支障はないという。

 ただ、宮城・山形両県にまたがる蔵王山は、昨年から地震活動が活発になり、同気象台はカメラの台数を増やすなどして監視体制を強化している。今年8月7日には計44回の火山性地震が発生し、観測史上1日当たりの最多を記録。同月は計106回と1月当たりの最多で、マグマなどの流体の移動が原因とされる火山性微動も3回観測した。今月も28日までに火山性微動が1回、地震が5回発生している。一方で噴気などの表面現象は確認できておらず、噴火警報を発令する状況にはないという。

 秋田・岩手県境の秋田駒ケ岳と、福島・山形県境の吾妻山は、火山性地震は少ないものの噴気活動が続いており、注意が必要だとしている。

 青森県の八甲田山は、常時監視が必要な火山に選定されていないが、東日本大震災以降に地震が増加。地殻変動も見られたとして同気象台が監視を強化しているが、地震の回数は減ってきており、「現在は落ち着いた状況」だという。

 一方、東北の自治体の噴火対策には遅れが目立つ。自治体や気象台、火山専門家らが住民などの避難計画を共同で作成するための「火山防災協議会」を設置しているのは、八甲田山▽岩手山▽秋田駒ケ岳▽秋田焼山のみで、周辺自治体全ての避難計画が完成しているところはない。

 常時監視が必要な10火山のうちこの他の7火山では、吾妻山▽安達太良山▽磐梯山▽岩木山▽蔵王山で今年から来年度にかけて協議会を設置する方針だが、栗駒山と鳥海山は設置の時期も決まっていない。

 同気象台は「御嶽山のような水蒸気噴火は前兆現象がないことが多い。(東北の火山も)噴火する可能性がないとは言えない。(登山者らは)噴火のリスクがあることは頭の片隅に置いてほしい」とする。

608とはずがたり:2014/10/05(日) 16:24:58
南極海氷面積、3年連続最大=北極は6番目に小さく−JAXAなど
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201409/2014092500045&rel=y&g=soc

衛星「しずく」で9月20日に観測した南極大陸を取り巻く海氷(白い部分)。3年連続で観測史上最大を更新した(JAXA提供)
 南極大陸を取り巻く海氷の面積が、3年連続で衛星による観測史上最大を更新したと、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が25日までに発表した。一方、北極海を覆う海氷の面積は観測史上6番目に小さくなったと、米航空宇宙局(NASA)などが発表した。
 9月半ばは南極では冬、北極では夏の終わりに当たり、海氷面積が1年でそれぞれ最大、最小となる。両極の氷は地球全体の気候に大きな影響を与えており、長期的な温暖化傾向との関係の解明が期待される。(2014/09/25-05:02)

609とはずがたり:2014/10/08(水) 22:34:03
土砂流出、想定の4倍超=深層部から押し出され―広島災害で学会
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-141008X833.html
時事通信2014年10月8日(水)19:27
 74人が死亡した広島市北部の土砂災害について、土木学会と地盤工学会の調査団は8日、土石流で一般的な山の表層崩壊で発生する量を大きく上回る土砂が流出したとする調査結果を公表した。大量の雨で地下水の圧力が高まり、深い部分の土が吹き上げられた可能性が考えられるという。

 被害が大きかった安佐南区八木3丁目付近の渓流では、広島県の予測量の4.6倍の土砂が流れ出ていたほか、大半の地点で想定を上回った。

 記者会見した土田孝団長(広島大教授)は「不安定でない岩が相当流れており、表層崩壊では説明できない。今後さらに詳細に調査し、より正確な被害予測に役立てたい」と話した。

610とはずがたり:2014/10/08(水) 22:34:45

御嶽山噴火 救助隊襲う高山病や低体温症「想像以上に厳しい環境」
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20141008576.html
産経新聞2014年10月8日(水)18:33

 御嶽山の噴火で8日も続けられた行方不明者の救出・捜索活動。台風18号の雨で泥状になった火山灰が少し固まったが、標高3千メートルの山頂付近での捜索では困難を極めている。空気が薄く高山病のような症状を訴え、離脱を余儀なくされる隊員も出ているという。寒さも厳しく冠雪をにらみながらの苦しい活動が続いている。

 「目の前の20〜30メートルがこんなに遠いとは思わなかった」。陸上自衛隊第30普通科連隊第2中隊長の寺田秀文3佐(40)は、山頂付近の活動をこう語る。

 隊員は10〜20キロほどの装備を背負い、火山ガスが検出されると防毒マスクを装着。高所で空気が薄く、少しの活動でも「息が上がってしまう」(寺田3佐)。

 隊員はゆっくりと動くように心がけているが、ふとした瞬間に急ぐと、頭痛などの高山病の症状が出ることもあるという。7日の捜索では、寺田3佐の隊41人のうち4人が症状を訴え下山を余儀なくされた。

 寒さも厳しく、山荘の軒先には氷柱が下がっているという。連日の雨で水を含んで泥状になった火山灰に首までつかり、低体温症の症状が出て診察を受ける隊員もいた。

 斜面で足を踏み出すと火山灰の表面が動き、大崩落につながる滑落の恐れがある地点もあった。8日は泥状の火山灰は多少固まったが、隊員にはロープを持たせ、万一、再びひどくなった場合は、1人での作業を禁じ、5〜6人をつないで一緒に作業させる方針が示されていた。

 寺田3佐は昨年10月の伊豆大島の土石流災害でも救出活動に携わったが、「やはり標高の違いがある。高所の活動がこれほどまでに厳しいとは想像できなかった。ただ、残る不明者の救出のため、一歩ずつ前進させたい」と話していた。

611とはずがたり:2014/11/08(土) 14:17:09
??よおわからん。。

後の十三夜:171年ぶり「ミラクルムーン」
http://mainichi.jp/select/news/20141106k0000m040054000c.html
毎日新聞 2014年11月05日 21時24分(最終更新 11月05日 22時42分)

 171年ぶりの珍しい「後(のち)の十三夜」の月が5日、日本各地で観察された。前回観賞できたのは江戸時代後期の1843年。天文ファンの間では「ミラクルムーン」と注目を集めた。

 美しい月として親しまれる「名月」は通常年2回、旧暦8月15日の「十五夜」と同9月13日の「十三夜」に現れる。「後の十三夜」の月は、年3回目となる珍しい「名月」。旧暦では3年に1度、「うるう月」を入れて季節とのずれを調整する。旧暦に従うと、今年は171年ぶりに9月にうるう月が入り、11月5日が2度目の「十三夜」となった。これが「後の十三夜」と呼ばれる。【河内敏康】

612とはずがたり:2014/11/29(土) 08:32:50

阿蘇山は「マグマ噴火」 噴煙1500m、長期化懸念も
共同通信 2014年11月27日 21時20分 (2014年11月27日 21時39分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20141127/Kyodo_BR_MN2014112701001734.html

 福岡管区気象台(福岡市)は27日、熊本県・阿蘇山で続いている小規模な噴火は、マグマが直接噴き出す「マグマ噴火」と確認したと発表した。過去の例などから小規模な噴火が長引く可能性があるとの見解も示した。噴煙は一時、小規模噴火が始まってから最も高い約1500メートルに達した。
 ただ気象台は、今のところ噴火の規模がさらに大きくなる危険はないとみており、噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)を維持する。
 気象台は27日、ヘリコプターによる上空からの観測や、火口付近の現地調査を実施。午前11時半ごろに、約1500メートルの噴煙を確認した。

613荷主研究者:2014/11/29(土) 15:25:03

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720141010eaak.html
2014年10月10日 日刊工業新聞
東北大、ハワイで惑星大気観測を開始−福島・飯館村の望遠鏡をハレアカラ山頂へ移設

 東北大学は、同大が所有する天体観測の望遠鏡を福島県飯館村から米ハワイ・マウイ島のハレアカラ山頂へ移設し、本格運用を始めた。太陽系で最も活動度が高い活火山を持つ木星衛星イオの活火山の活動モニターと木星磁気圏影響や、火星大気の気候変動現象などを調べる。

ハワイに開設した惑星大気観測専用望遠鏡T60の外観(東北大提供)

 運用を始めたのは「惑星大気観測専用望遠鏡T60観測施設」。東北大大学院理学研究科惑星プラズマ・大気研究センターが所有する施設で、日本では一つだけだった直径60センチメートルの反射式惑星大気観測専用望遠鏡を移設。建物は延べ床面積約30平方メートル、鉄筋コンクリート造りの2階建て。飯館村では原発事故の影響で、空間放射線量が毎時6・5マイクロシ−ベルトと高く、観測が困難となっていた。

 同大は移設された場所が観測条件に最適と判断、これまで約30年間観測などで協力関係のあるハワイ大学の敷地である同山頂の建物を改造し、開設された。

614荷主研究者:2014/11/29(土) 15:43:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141025_13025.html
2014年10月25日土曜日 河北新報
宇宙ごみ・人工衛星落下実験に挑戦 東北大

超小型人工衛星による軌道離脱実証実験のイメージ図。中央の人工衛星が大きく膜を広げて減速する(東北大大学院工学研究科提供)

 地球の周りを漂う「宇宙ごみ」問題の解決を目指し、東北大大学院工学研究科のチームが、宇宙ごみ発生の原因の一つである人工衛星を、意図的に落下させる実証試験に挑む。大きく膜を広げてブレーキをかけ、地球の引力で引き寄せる。軌道からの離脱だけを目的とした人工衛星は国内で初めて。

 実験に用いる超小型人工衛星「FREEDOM(フリーダム)」は、東北大大学院工学研究科が産業機械製造の中島田鉄工所(福岡県)と共同開発した。

 衛星は10センチ立方で約1.3キログラム。軌道上で地上からの信号を受けると、厚さ0.01ミリのポリイミド製薄膜を1.5メートル四方に展開する。宇宙空間のかすかな空気抵抗を利用して徐々に減速し、2週間程度で大気圏に突入する。

 工学研究科の桑原聡文助教は「シンプルな作りで故障のリスクが少ない。ロケットエンジンなどの推進装置を使わない受け身の方法で、衛星を確実に落とす」と説明する。

 フリーダムは2016年4〜9月ごろ、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」に運ばれ、高度約400キロメートルの軌道上に放出される。宇宙航空研究開発機構が無償で打ち上げる小型衛星5機のうちの一つに選ばれた。

 工学研究科は、最終的に50キログラム級の人工衛星を高度約900キロメートルから25年内に落下させる技術の開発を目指す。桑原助教は「膜展開式は、小型衛星の軌道離脱に優れた効果が期待できる。複数にして面積を広げれば大型の衛星にも適用が可能だ」と話す。

[宇宙ごみ] 運用を終えた人工衛星やロケット、その破片など地球を周回する軌道上の人工物。宇宙開発に伴って増加している。徐々に高度を落として300〜400年後には大気圏に突入するが、国際宇宙ステーションや活動中の人工衛星に衝突する危険があるとして、その対策が国際的課題となっている。

615とはずがたり:2014/12/05(金) 14:11:15
長野地震の現場付近で地磁気異常が発生中、ついに富士山噴火カウントダウン?
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20141203/Shueishapn_20141203_40041.html
週プレNews 2014年12月3日 06時00分 (2014年12月5日 13時02分 更新)

11月22日午後10時過ぎ、長野県北部地域をM(マグニチユード)6.7、最大震度6弱の強い揺れが襲った。この地震は白馬村付近を南北に走る約30㎞の神城断層で発生し、震源域が地下約5㎞と浅かったために揺れが大きくなった。死者はいなかったが、24日集計で負傷者44名、全半壊住宅220棟以上の被害が出ている。

本誌取材班が地震発生から約10時間後に現地へ向かうと、路面の亀裂や段差があちこちで見られ、県道31号ではコンビニ商品の落下、室内家具の転倒、家の門扉のゆがみなど、被害の爪痕が至る所に。道の駅で聞いた話では「朝、リンゴ畑の様子を見に行くと木の下に2、3個の実が転がっていたんです。よほどの大風でなければ実が落ちないので、今回の地震の大きさを実感しました」。

地震発生時にニュートンも驚くような強い「G(重力加速度)」と「ガル(振動加速度)」がリンゴの木を揺さぶり、実を振り落としたのだろう。

さらに、神城断層と並行する糸魚川街道(国道148号)の白馬村へ入ると、ますます路面の破損が目立ち、道路標識や電線などが小刻みに揺れ動く様子がわかった。そして白馬村から小谷村へ北上するにつれて“カーナビの不調”が頻繁に起きるようになった。急に画面の進行表示が止まったり、ガイド音声が出なくなるトラブルが増えていったのだ。

こうしたカーナビの機能不全は、長野県南部地域で起きやすいことが知られてきた。特に伊那市と大鹿村の境にある「分杭峠(ぶんぐいとうげ)」付近では日常的にカーナビが使えない場所が多い。その原因は、九州からこの地域まで延びた巨大断層帯「中央構造線」と「糸魚川静岡構造線」が伊那地方でぶつかるためだと推定されている(右図参照)。日本列島の真ん中を走る強大な地殻変動の圧力が地磁気をゆがめ、カーナビの心臓部=GPS機能を狂わせるらしい。

これと同じ現象が新たに糸魚川静岡構造線の北端でも起き始め、22日夜の地震発生後も続いている。つまり、この神城断層地下には未解放の強大な地震エネルギーが残っているのだ。23日に招集された「地震調査委員会」では、この地震の4日前から3日前にかけて、ほぼ同じ震源で「前兆」らしき群発地震が起きていた事実が報告された。しかし、もう少し時間幅を広げると、ほかにも今回の地震と結びつくふたつの現象があった。それは岐阜県飛騨地方で今年5月初旬から始まった「飛騨地方群発地震」と、9月27日に突如として起きた「御嶽山」の水蒸気爆発だ。日本列島の地殻変動について「国土地理院」が発表した最新データを見ると、東北地方は東方向へ、関東以西と北海道は北西方向への移動がここ1年間で加速している。この日本全域で進行中の地殻変動が阿蘇山、蔵王山などの火山活動にも影響しているのだろう。しかし、やはり警戒すべきは地殻のひずみが最も集中した日本列島の中央部だ。


今年、糸井川静岡構造線地域で連続発生してきた異常事態は、間もなく関東・東海・中部地方で起きる大規模な地震・火山災害、つまり富士山噴火の予兆とも考えられるのである。

(取材・文/有賀 訓)

616とはずがたり:2014/12/19(金) 19:16:25
2014.12.18 THU
火星に生命が存在する可能性か。探査機が確認した「メタンのスパイク現象」
http://wired.jp/2014/12/18/nasa-curiosity-methane-mars/

火星探査機「キュリオシティ」が、高濃度のメタンが局所的に急増する「スパイク」現象を確認した。岩石に有機分子が含まれることも確認されている。

米航空宇宙局(NASA)の火星探査ローヴァー「キュリオシティ」が、メタンのスパイク(急増)現象を検出した。これは、「赤い惑星」に生命体が存在する可能性を示唆するものだ。
12月16日付けで科学誌『Science』のウェブサイトで公開されたデータによると、メタン濃度が急激に通常の10倍ほどに跳ね上がる現象が確認されており、微生物の存在も考えられるという。
キュリオシティは過去20カ月にわたり、火星の大気にメタンが存在する兆候がないか調べ続けてきた。キュリオシティが観測してきたメタンの背景濃度は、ずっと低い状態が続いていたが、今回検出された一時的な急上昇は、「局所的なメタンの発生源」があることを示している。
これまでに計測されたメタンの背景濃度は0.7ppbほど(地球の大気に含まれるメタンの量の約1/4,000)だったが、問題のスパイクは、この濃度を7〜9ppbに押し上げるものだ(2013年末と2014年はじめに確認されたという)。
「急激に上がって、また元に戻るという一時的なメタン増加のパターンから見て、比較的局在的な発生源があるのに違いない」と、キュリオシティ担当科学者チームのシュシル・アトレイヤは言う。

ただし、そのメタンがどこから来ているのかは、まだ明らかになっていない。今回のメタンの発見が、ただちに生命が存在する可能性につながるわけではなく、岩と水の化学反応によってメタンが生じることも知られている。
NASAは、これが非生物的な化学反応に由来するのか、あるいは火星の微生物によるものかの解明を目指している(検出されたメタンの発生源として最も可能性が高いと考えられるのは、地下の氷穴に閉じ込められているメタンガスだ)。
また、今回初めて、火星の岩石から有機分子も検出された。キュリオシティは、「カンバーランド」と名付けられた岩(写真)を掘削し、採取した粉末状のサンプルを、車体に搭載したラボで分析して、この有機分子を発見した。
有機分子は生命の化学的構成要素となるものだが、生命体がいなくても存在する可能性はある。また、火星で生じた可能性以外に、小惑星の衝突によって持ち込まれた可能性もある。
キュリオシティ・プログラムに参加している科学者ロジャー・サモンズは、「火星の岩に有機炭素があることが初めて確かめられ、(生命の発見に向け)かなり期待ができる」と述べた。同氏によれば、次の課題は、種類が異なる豊富な有機化合物を蓄えた岩石を見つけることだという。

617荷主研究者:2014/12/21(日) 18:58:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141113_13009.html
2014年11月13日木曜日 河北新報
マントル上昇の仕組み初の解明・東北大

 東北大大学院理学研究科の村上元彦准教授(地球深部科学)らの研究グループは、マントルの底にある高密度の「ダークマグマ」が、巨大高温マントルの上昇流である「スーパーホットプルーム」の発生に関与していることを突き止めた。スーパーホットプルームは、ハワイやアフリカ大陸の活発な火山活動の源と考えられており、その発生メカニズムが初めて明らかになった。

 地球の内部は地表から地殻、マントル、核に分かれる。南太平洋やアフリカ大陸の下では、核の熱が伝わって高温になったマントル成分が上昇し、地表の火山活動を引き起こしている。

 このスーパーホットプルームは地震波が伝わる速度により、深さ約2900キロの下部マントルと外核との境界部分で生まれることまでは確認されていたが、発生メカニズムは分かっていなかった。

 研究グループは、スーパーホットプルームと分布の重なるダークマグマに着目。成分の同じガラス物質を試料として超高圧力発生装置で再現実験を行った。

 マントル底部に相当する80万気圧まで密度を高めたところ、試料の色が黒く変色し、周囲の鉱物に比べて5〜25倍も熱を伝えにくくなっていた。熱の伝わり方の差からマントルが対流し、スーパーホットプルームが発生していると考えられるという。

 ダークマグマは南太平洋やアフリカ大陸のほか、北米や北極圏にもある。

 村上准教授は「規模が小さく、注目されてこなかったマグマが重要な役割を果たしていることが分かった。スーパーホットプルームが今後発生しそうな地点の解明にもつながる」と話す。

618荷主研究者:2014/12/21(日) 19:35:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141129_13012.html
2014年11月29日土曜日 河北新報
<はやぶさ2>東北大、山形大の探査ロボ搭載

東北大、山形大などが開発した小惑星探査ロボット(東北大大学院工学研究科提供)

 宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)が近く打ち上げを予定する小惑星探査機「はやぶさ2」に、東北大、山形大など5大学が共同開発した小型探査ロボットが搭載される。重力が小さく、凹凸のある小惑星の地表をスムーズに移動する工学実験に挑む。

 探査ロボットは直径15センチ、高さ16センチの円筒型で約1キログラム。重力が極めて小さい小惑星の表面で移動する技術を確立するため、東北大など4大学が方式の異なる駆動装置を考案した。

 東北大は「偏心モーター型マイクロホップ機構」を開発した。モーターの微小な振動で小刻みに跳ね上がるように動く。

 山形大の「環境依存型座屈機構」は、熱膨張率の異なる2種の金属を張り合わせた「バイメタル」が温度差でたわみ、反動で5センチ〜1メートル飛び跳ねる仕組みだ。

 小惑星に到着後、四つの駆動装置の動作を順次確認する。開発を取りまとめる東北大大学院工学研究科の吉田和哉教授(宇宙探査工学)は「さまざまな移動方式の特徴や性能を小惑星上で実際に検証したい」と話す。

 はやぶさ2は2010年に帰還したはやぶさの後継機。18年に地球近くを周回する小惑星「1999JU3」へ到達して表面の試料を採取し、20年に帰還する予定。

619とはずがたり:2015/01/07(水) 11:49:58

〔火山噴火〕桜島で火砕流を伴う噴火の可能性 地元気象台が警戒を呼びかけ
http://news.goo.ne.jp/article/rescuenow/nation/rescuenow-00000003666314.html
レスキューナウニュース2015年1月6日(火)16:45

鹿児島地方気象台などは6日、桜島(鹿児島県)では1日頃から山体の膨張とみられる変化が続いており、きのう5日以降も同様の変化が続いていることから、多量の噴煙を噴出した2013年8月18日の噴火と同規模、もしくは、それ以上の噴火が発生する可能性があると発表しました。同気象台では、大きな噴石・火砕流に警戒するとともに、風下では火山灰・小さな噴石のほか、大きな空振による窓ガラスの破損などに注意するよう呼びかけています。

620とはずがたり:2015/01/08(木) 18:04:14

桜島が活発化、マグマで膨張 専門家「数日内に噴火の恐れ」
http://news.goo.ne.jp/article/qbiz/business/qbiz-20150108150504040.html
qBiz 西日本新聞経済電子版2015年1月8日(木)15:05

 桜島(鹿児島市)の火山活動が今年に入って活発化し、大規模噴火の前兆になりやすい「山体膨張」の現象が観測されている。京都大火山活動研究センターの井口正人教授(火山物理学)によると、1〜7日の膨張は昭和火口の活動が再開した2006年以降最大で、12、13年の比較的規模が大きかった噴火の直前の2〜3倍になった。井口教授は「火砕流や溶岩が集落に到達する大噴火は考えにくいが、大量の火山灰やこぶし大の噴石を降らせる噴火に注意が必要」と警戒を促している。

 山体膨張は地下にマグマがたまることで火山全体が膨張する現象で、噴火してマグマを放出すれば収縮する。桜島では1日から7日午後8時までに爆発的噴火が計30回発生。井口教授によると、その間、島内2カ所の観測坑道に設置された伸縮計や傾斜計は断続的に山体膨張を示す数値を記録した。地下のマグマが南岳火口の直下まで上昇しているためとみられる。

 こうした膨張は、12年7月や13年8月の噴火直前にも観測されており、井口教授は「数日以内に12、13年の噴火と同程度か、上回る規模の噴火が起きる恐れがある」と指摘する。

 山体膨張を受けて鹿児島地方気象台は6日、活動についての解説情報を発表。火口2キロ圏では火砕流が発生して大きな噴石が飛散する恐れがあるとし、遠方でも小さな噴石や空振による窓ガラス破損などに注意するよう呼び掛けた。

 桜島は今月、死者・行方不明者58人を出し、噴出した溶岩が島と大隅半島を陸続きにした「大正噴火」から101年になる。井口教授は「大正噴火の山体膨張は今回の千〜1万倍の規模と推測される」として大噴火の可能性は否定。「ただ、地下の巨大マグマだまりの蓄積量は大正噴火時の9割程度に戻っており、20年代には当時のレベルに達するだろう。今後は長期的な警戒が必要だ」と話す。


◆桜島の最近の活動・・・桜島では南側山腹にある昭和火口を中心に爆発的噴火が続いており、2011年には観測史上最多の996回、昨年は450回を記録した。現在の噴火警戒レベルは御嶽山と同じ「3」で、火口から2キロ以内が立ち入り禁止だ。12年の南岳火口の噴火は鹿児島市中心部に大量の降灰をもたらし、JRが運休。13年の昭和火口の噴火では、噴煙が5千メートルに達し、市街地が再び大量降灰に見舞われた。鹿児島市や垂水市では小さな噴石で車の窓ガラスが割れる被害が相次いだ。

621とはずがたり:2015/01/09(金) 16:31:18


「ミスター火山学」が批判を続ける理由
2014年11月20日 03時00分 更新記者:長谷川彰、竹次稔、森井徹
http://qbiz.jp/article/50235/1/

火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長

ふじい・としつぐ 現在は東大名誉教授、NPO法人環境防災総合政策研究機構理事(環境・防災研究所長)、山梨県富士山科学研究所長。03年から火山噴火予知連絡会長も。専門はマグマ学。1997〜2001年東大地震研究所長、06〜08年日本火山学会長を務めた。福岡県田川市出身。67歳。

 火山噴火予知連絡会会長の藤井敏嗣氏。東京大地震研究所長(現名誉教授)、日本火山学会長などを歴任した「ミスター火山学」。原発の火山影響について、予知には限界があり「原子力規制委員会の判断はおかしい」などと正面から批判を続けている。周辺が「あまりに率直に話しすぎる」という同氏に本紙がインタビュー(実施は11月3日)。発言の背景も交えながら、その詳細をまとめた。


◆カルデラ噴火、国全体で対処を

 「カルデラ噴火(巨大噴火)についてわれわれが分かっているのは、おおよそ1万年に1回という国内での発生頻度だけ。カルデラの半分規模の噴火なら、6000年に1回ぐらい起きている。今のわれわれの能力では、切迫度は言えない。『あと1000年は大丈夫』とかは分からない。その切迫度を読み取る手法を考えないといけない。それには国を挙げて研究体制を整えないと、とても間に合わない。これは原発問題が浮上する前から言ってきたこと」

 藤井氏によると、カルデラ噴火の発生で、周辺地域は火砕流などで壊滅的な被害を受ける。最後のカルデラ噴火は縄文時代、約7300年前の「鬼界カルデラ」(鹿児島県南部)。関西で約30センチ、東京近辺で約10センチの火山灰が積もったとされる。想像を超える火山灰が降り積もる重みで、各地の送電線が切れて広域停電が起こり、電車も飛行機も動かない。農作物は全滅し、原発だけの問題ではない、と言うのだ。神戸大の巽好幸(たつみ・よしゆき)教授らが10月末発表した「巨大カルデラ噴火のメカニズムとリスク」の発表資料によると、鬼界カルデラの噴火で「少なくとも南九州の縄文文化は壊滅し、その回復に1000年近くかかったと言われる」という。

 「日本の株価も暴落し、経済もめちゃくちゃになる。火山学だけでなく、社会学などを含めて国を守るためにどうすればいいのか、研究を急がないといけないと提言した。カルデラ噴火が起きたら、国がつぶれるようなことになるからだ。だけど、まったく(世の中に)動きはなかった」

 内閣府の「広域的な火山防災対策に係る検討会」が昨年5月に出した提言のことだ。藤井氏は座長。鹿児島・桜島の大正噴火(1914年)を超えるような大規模、あるいはカルデラなどの巨大噴火への備えを初めて促した。自治体の地域防災計画では、大正噴火を超えるような規模の噴火がそもそも想定されていない。提言のメッセージが世の中に理解されていないことに、藤井氏は不満を抱いていた。原子力規制委員会が、原発に対する基準「火山影響評価ガイド」をとりまとめたのはその直後、同年6月だった。

 「ガイドラインは予知できる、という前提で作られている。ガイドラインを見てがくぜんとした。われわれの認識とまるで違っていたから。火山の状況をモニタリング(監視)し、カルデラ噴火が予想されたら核燃料を移動させると言うけれど、今のわれわれの能力ではとても分からない。これから先40年(原発の運転期間)以内に何が起きるか予知ができないと、確率が低いかどうかというのは何も言えないわけだから。論理的に言えば、判定できないということなら立地は不可能となるはずだし、念のためにモニタリングしてカルデラ噴火の予兆があったら核燃料棒を片付けるというが、だいたい、何か異常があったとき、それがカルデラ噴火なのか、もっと小さい噴火なのか、ということは、今のわれわれの能力では分からないわけですよ」

 カルデラ噴火はあまりに頻度が低く、これまで本格的な研究がなされていなかったが、ようやく噴火の前兆現象を捉える研究が本年度から始まった。西日本新聞も4月23日朝刊1面で、そのことを伝えている。火山学者にとっても、分からないことが多すぎるのだ。火山学の常識に反して見える規制委や九州電力の評価に、藤井氏は我慢がならない。

622とはずがたり:2015/01/12(月) 09:06:24
12月再挑戦ってのは次の12月か。宇宙は広い。。時間掛かるねぇ
あかつきは昔は夜中の次ぎだった様だ。あけぼのとしののめとあかつきの具体的な遣い方の違いは??
らーめん屋のあかつきは一度か二度いったことあったような。

あかつきがけがの功名、太陽風の謎解明
http://news.mynavi.jp/news/2014/12/19/058/
[2014/12/19]

金星探査機「あかつき」軌道投入、12月再挑戦
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150105-OYT1T50070.html
2015年01月05日 14時44分

人工衛星・探査機による貢献
金星探査機「あかつき」(PLANET-C)
http://www.jaxa.jp/projects/sat/planet_c/index_j.html

あかつき
語源辞典
http://gogen-allguide.com/a/akatsuki.html

あかつき
http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26000999/

623とはずがたり:2015/01/14(水) 17:13:13
列島火山活動活発化でわ?!

吾妻山で火山性地震急増 気象台が注意呼び掛け
共同通信 2015年1月14日 14時00分 (2015年1月14日 14時48分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150114/Kyodo_BR_MN2015011401001226.html

 山形県と福島県にまたがる吾妻山で14日午前、火口直下付近が震源とみられる火山性地震が急増し、仙台管区気象台が注意を呼び掛けた。活動の程度を示す噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)を継続している。
 気象台によると、午前0時から午前11時までに79回の地震を観測し、昨年12月12日に火山性微動が発生して以来、最も活発な地震活動となった。14日は火山性微動がなく、火口にも変化は見られないという。

625とはずがたり:2015/01/27(火) 15:03:08
夢拡がるなぁ♪(;´Д`)

もしも小惑星を捕まえたら?「月に200万年分の核燃料」「レアメタル原鉱石7万5千トン」
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/mynaviwomen-89301.html
マイナビウーマン2013年5月12日(日)19:15

米国時間4月10日、NASAは小惑星捕獲計画を発表した。無人機で小惑星を捕まえ、月軌道に運んでレアメタルを採掘するという、予算も1億500万ドルのビッグ・プロジェクトだ。

小惑星は資源になるのだろうか?採掘量の少ない貴金属が手に入るのと同時に宇宙の謎が解明できるのはありがたいが、月軌道に小惑星が増えれば、地球の自転に影響を及ぼすことになりかねない。

■自動車2,600万台分のパワー

小惑星捕獲計画は早くもイメージ動画が公開され、その様子が描かれている。手順は投網(とあみ)と同様で、開いた網で小惑星を取り囲み、網を絞って固定する方法だ。網となる部分は浮輪を重ねた子供用プールのような筒状で、パラシュートや傘(かさ)をすぼめるように作動する。まるで巨大なクラゲが獲物を飲み込むような光景だ。

捕捉できる小惑星は、現時点では直径5〜10m、500トンが限界とされている。ロシア・チェリャビンスク州に落下した隕石(いんせき)が17m、1万トンと推測されているので、これに比べるとはるかに小さいが、運動エネルギーは質量×速度の2乗×2分の1となるので、重く速い物体ほど受け止めるのは困難だからだ。

2110年に地球に衝突の可能性がある小惑星「2012 DA14」を例にすると、直径45m、13万トン、時速2万8千kmの速さで移動している。この運動エネルギーを1.5トン、時速100kmの自動車に置き換えると、およそ68億台分に匹敵する。

質量もさることながら、宇宙空間では速度がケタ違いに速い。時速ではとんでもない数値に見えるが、国際宇宙ステーション(ISS)とほぼ同じ秒速7.8kmなので格別速い訳ではない。しかし、先の式のように運動エネルギーは速さの2乗に比例するので、膨大なエネルギー源となるのだ。

捕獲する小惑星も秒速7.8kmと仮定すると、500トンなら2012 DA14の260分の1、自動車の例なら2,632万台に相当する。2012年・日本の普通乗用車の販売台数がおよそ140万台なので、19年分の新車を相手にするに等しい。小惑星と衝突すれば宇宙のかなたにはじき飛ばされることになるので、いくら無人とはいえ危険きわまりない作業だ。

626とはずがたり:2015/01/27(火) 15:03:35
>>625-626
■宇宙の黄金狂時代

近傍の小惑星を捕獲すれば、地球への落下率が下がるので安全性も向上する。しかしこの計画のおもな目的は鉱石の採掘というから、人間の欲望は計り知れない。1,500の小惑星の1割には、白金(プラチナ)などのレアメタルが含まれていると予測され、資源としての期待が高まっているのだ。

経済産業省の資料によると、レアメタルは「地球上の存在量が稀(まれ)であるか、技術的・経済的な理由で抽出困難な金属」と定義され、携帯のバッテリーに使われるリチウムや白熱灯のフィラメントの材料となるタングステンなど、聞き覚えのある元素が多い。

もし試算通りに採掘できたらどうなるのか?極端な話、捕まえた小惑星すべてが白金を含んでいた場合、500トン×1,500個×10%なら7万5千トンの原鉱石が手に入ることになる。新・黄金狂時代の舞台が宇宙と知ったら、チャップリンもさぞかし驚くだろう。

ただしプラチナは含有量が少なく、原鉱石1トンから作れる装飾品はわずか3g程度と言われている。つまり1,500個の小惑星をすべて使っても、純度の高いプラチナはわずか225kgしか作れない。1g=5,000円で計算すると11億2千5百万円なので、100億円超のプロジェクトでは大赤字となる。

作業場所には月軌道が予定されているのも心配のタネだ。月の引力は地球の自転にブレーキを掛ける役割を果たし、軌道上に物体が増えればその働きも強まるので、小惑星の数が増えれば無視できないレベルとなるからだ。
月の質量はおよそ7.349×10の22乗kg、トンに直すと7,349京トンもあるので500tの小惑星が増えたところで14.6京分の1の、誤差の範囲にすぎない。

しかし小惑星で軌道が混雑し始めると潮汐(ちょうせき)力、つまり潮の満ち引きを起こす引力を、わずかながらも月以外の小惑星から受けることになる。もし月の軌道が土星の輪のように小惑星で埋め尽くされたら、月がいない場所でも潮汐力が起きることになり、小さな力が連続的に働き、今とは違う潮の満ち引きを生み出すことになるだろう。

■まとめ

核融合科学研究所のwebでは、25トンのヘリウム3を月から持ち帰ると、世界の5分の1の電力がまかなえるという。100万トンと言われている埋蔵量が本当なら、200万年分の核融合燃料が月から採掘できることになる。

ただし、月がなくなると自転速度は4倍になるとシミュレーションされているので、削り過ぎには注意が必要だ。いびつな月も見たくないし、1日6時間生活で睡眠不足に悩まされるのも遠慮したい。
(関口 寿/ガリレオワークス)

627荷主研究者:2015/02/01(日) 12:55:41

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150123eaab.html
2015年01月23日 日刊工業新聞
米グーグルの宇宙関連投資が活発化−買収・資本参加、衛星打ち上げ“価格破壊”

 米グーグルが宇宙関連投資を加速している。米衛星ベンチャー(VB)のスカイボックス・イメージングを5億ドル(約590億円)で買収したのに続き、投資会社とともに米宇宙VB、スペースXに計10億ドルを投じて資本参加。さらにシリコンバレーの米航空宇宙局(NASA)所有の飛行場施設を約12億ドルで60年間借り上げるリース契約を締結した。

 米国では大手IT企業の宇宙開発への参入が増える中、ここにきてグーグルの動きが目立つ。注目されるのは2014年6月、小型衛星による衛星画像サービスを手がけるスカイボックス・イメージングの買収。同社は小型地球観測衛星を使って高度600キロメートルの宇宙空間から解像度1メートル以下の静止画像や動画を撮影。18年までに20機以上の衛星を打ち上げる計画だ。

 またグーグルが資本参加したスペースXは、自前のロケットを開発し、ISSに物資を補給する宇宙船「ドラゴン」を飛行させるなど宇宙開発で攻勢をかけている。ドラゴンを輸送するロケット「ファルコン9」は、1回の打ち上げ価格が従来の半分程度の50億円前後と格安で、“価格破壊”ともいわれている。同社は著名起業家のイーロン・マスク氏が率いており、1回の打ち上げ価格を従来の100分の1に引き下げる構想も掲げる。

628荷主研究者:2015/02/08(日) 12:29:56

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150127eaae.html
2015年01月27日 日刊工業新聞
東北大とJAXA、ISSで植物と線虫用いた微小重力環境下の生命科学実験を開始

 東北大学と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究チームは、国際宇宙ステーション(ISS)で、植物と線虫を用いた宇宙での微小重力環境下による生命科学実験を始めた。植物実験では、茎や根の先端部が成長過程で円運動するアサガオのつる巻き現象などを分子レベルで解明。線虫の実験に関しては、ヒトと同じように微小重力の影響によって筋量の減少が判明しているが、今回の実験では線虫の遺伝子変異や変化が世代を経て受け継がれる可能性を調べる。

植物が成長する時に茎や根の先端部が円を描くように動く(高橋東北大教授提供の模式図)

 今回の宇宙実験では、東北大院生命科学研究科の高橋秀幸教授が植物を、東谷篤志教授が線虫の研究を担当する。ISSの日本実験棟「きぼう」で実験に着手。試料は米宇宙ベンチャー、スペースX社の宇宙船「ドラゴン」に載せてISSへ輸送された。

 アサガオの実験では微小重力下で発芽成長させた後、軌道上で人工的に作り出した地球と同じ重力1G(Gは重力加速度)環境下で実施。この環境条件を逆にして、人工重力1Gで発芽させた後、微小重力下でも行う。微小重力と1Gでの実験は、同様にイネも使って実施される。

 高橋教授は軌道上での植物実験について「地上でモニターカメラの画像を見ながら、成長過程を観察する。植物が重力を感じるセンサー機能を解明すれば、微小電気機械システム(MEMS)に利用できる」と産業応用を期待する。

629とはずがたり:2015/02/09(月) 19:49:08
大変だなぁ,福島。。

噴火警戒の吾妻山 福島市が避難計画策定へ
http://news.goo.ne.jp/article/fminpo/region/fminpo-30778164.html
福島民報2015年1月27日(火)09:19

 噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げられている吾妻山の有事に備え、福島市は住民の避難計画を策定する。最も大きい被害となる融雪型の火山泥流発生を想定し、避難所や避難経路の選定を最優先で進める。大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」を見据え、画火口周辺の避難計画も磐梯吾妻スカイラインの冬季閉鎖期間が終わる春先をめどにまとめる。

■DC見据え対応
 避難計画は、平成26年6月に改定した「吾妻山火山防災マップ」を基に27年度の早い段階までに策定する。
 火山防災マップは吾妻山の噴火で最も被害の大きい場合を想定し火山泥流が市内に及ぶ範囲を示した。避難所は当面確保した学校などの文教施設51カ所を掲載している。全市民の3分の1に当たる約10万人が避難対象となるが、全員を受け入れる施設は決まっていなかった。今回、施設に入れる人数や地域バランスを踏まえて避難所を増やし、交通量を調べた上で避難経路を決め、計画に盛り込む。
 噴石や降灰、火山泥流の量を予想して作成するが、発生時の気象条件や火口の位置、さらに水蒸気噴火かマグマ噴火かによって被害の範囲や程度は多岐に及ぶ。避難計画を作成している市危機管理室は各状況を想定して策定を進めている。
 警戒レベル2の吾妻山について、気象庁は火口周辺の約500メートル内に噴石の及ぶ「小規模な噴火」が起きる可能性があるとしている。雪がある時期に大規模なマグマ噴火が発生した場合、市内中心部でも荒川や阿武隈川などの沿川地域や高速道路沿いでは高さ2メートルを超える火山泥流が流れ込む可能性があるとしている。このため、住民被害の防止を最優先に居住区の計画から策定を始めた。
 その後、火山活動が活発化しているとみられる一切経山の大穴火口周辺地域の避難誘導経路や避難場所を決める。磐梯吾妻スカイラインは冬季閉鎖中で、高湯、土湯、微温湯(ぬるゆ)の登山道も入山が規制されている。
 磐梯吾妻スカイラインは大穴火口から半径1キロ内にあり、例年、4月からゴールデンウイークに合わせて再開通する。ただ、今年はふくしまDCが4月に始まり、大勢の観光客が「雪の回廊」を見に訪れると見込まれるため、同地域の計画策定も急ぐ。
 市危機管理室の村上敏道室長(55)は「火山はいつ噴火するか分からない。11月に発足した吾妻山・安達太良山・磐梯山火山防災協議会の助言を受け、できる限り早急に避難計画を策定し、市民を対象にした勉強会などで周知をしたい」と話している。

■情報伝達の手段課題
 避難計画策定に当たり、緊急時の情報伝達手段や避難場所の周知徹底などが課題となる。
 市はラジオ放送や携帯電話の緊急速報メールなどを利用し噴火時の緊急情報などを発信するとしているが、避難対象者がラジオ放送を聞ける場所にいなかったり、携帯電話を持っていなかったりした場合なども考えられる。
 御嶽山(おんたけさん)の噴火を受け、国は登山者や旅行者に対する適切な情報発信を各自治体などに求めており、確実に情報を伝えるための対策が必要となっている。避難と救助活動を円滑にするため入山届の義務化を検討するよう求める声もある。
 市は昨年、吾妻山火山防災マップを市内全戸に配布した。市のホームぺージでも公開している。市民が危険性や避難所などを把握しているかは不透明で、広く定期的に周知する必要がある。
 福島大共生システム理工学類の長橋良隆教授(48)は吾妻山火山防災マップ作成に携わり、火山防災協議会に学識者として参加している。起こりうる火口周辺の被害を想定した避難計画の策定が最も重要と強調し「噴石から身を守る対処方法や、火山性ガスの発生状況を知らせるシステムの構築も必要」と可能な限りの対応を訴えている。

630とはずがたり:2015/02/09(月) 19:51:17
「マグマため込む」富士山、噴火で灰降ったら?
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20150209-567-OYT1T50043.html
読売新聞2015年2月9日(月)17:59

 富士山の大規模噴火によって首都圏が降灰に見舞われる事態を想定し、対策を話し合う有識者らの検討会を、内閣府が新年度から設置する。

 最後の噴火から300年以上がたつ富士山だが、それ以前は度々噴火しており、専門家は「マグマをため込んでいる可能性がある」と指摘。現在、明確な噴火の兆候はないが、昨年の 御嶽 おんたけ山の噴火を予知できなかった教訓も踏まえ、平時のうちに具体策を議論していく。

 内閣府によると、江戸時代の1707年に起きた富士山の「宝永噴火」では、噴火後16日間にわたって火山灰が堆積し、約100キロ離れた江戸周辺でも数センチの降灰があったとされる。噴火はその後途絶えているが、内閣府は昨年9月の御嶽山の噴火以後、各地で火山活動が目立ち始めている点を重視。新年度予算案に調査費4400万円を計上し、交通網の寸断や降灰による家屋倒壊などへの対策を検討することにした。

631とはずがたり:2015/02/19(木) 08:30:20
>>68>>153-160
>ケレスは直径は約950キロ・メートルで、木星と火星の間にある小惑星帯の中で最大の天体。1801年に発見され、冥王星と同じ準惑星に分類されている。水蒸気が噴出しており、表面の氷の下に水があると推定される。

湖?クレーター?…準惑星「ケレス」に謎の白点
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150218-OYT1T50043.html?from=y10
2015年02月18日 15時49分

米航空宇宙局(NASA)の探査機ドーンが12日に撮影した準惑星ケレスの写真。白い点があちこちに見える(NASAなど提供)

 【ワシントン=中島達雄】米航空宇宙局(NASA)は17日、火星と木星の間にある準惑星「ケレス」の最新の写真を公開した。

 ケレスに接近中の米探査機ドーンが今月12日、8万3000キロ・メートルの距離から撮影した。

 ドーンがケレスまで23万7000キロ・メートルに迫った1月末以降、ケレスの表面には複数の白い点が見え始めたが、その正体を巡っては、専門家の間で「凍った湖」「クレーター」「山」などと意見が割れている。ドーンは来月6日にケレスを回る軌道に入る予定で、白い点の正体が解明されることが期待される。

 ケレスは直径は約950キロ・メートルで、木星と火星の間にある小惑星帯の中で最大の天体。1801年に発見され、冥王星と同じ準惑星に分類されている。水蒸気が噴出しており、表面の氷の下に水があると推定される。
2015年02月18日 15時49分

632とはずがたり:2015/02/23(月) 20:44:47

太陽系と恒星「最接近」か、7万年前に「危機」 国際研究
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000027-jij_afp-sctch
AFP=時事 2月19日(木)15時4分配信

【AFP=時事】今から約7万年前、太陽系からおよそ8兆キロの距離を1個の恒星が通過したとの研究論文が17日、英学術誌「アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ(Astrophysical Journal Letters)」に掲載された。これは宇宙の基準からすると、史上最大の「危機的状況」だったという。

【特集】想像力が描き出す未知の世界、太陽系外惑星

 米国、欧州、南米の天文学者らからなる国際研究チームが発表した論文によると、最近発見されたこの暗い恒星は、オールトの雲(Oort Cloud)として知られる、太陽系外縁部を取り巻く彗星の集まりの中を通過した可能性が高いという。

 この時の距離は、現在のところ太陽系に最も近い恒星のプロキシマ・ケンタウリ(Proxima Centauri)までの距離の約5分の1で、これまで知られている中でこれほど太陽系に接近した恒星は他にないと研究チームは指摘している。

 発見者の名にちなんで「ショルツ星(Scholz's star)」と命名されたこの赤色矮星(わいせい)は、軌道分析の結果、太陽系から約0.8光年離れたところを通過したことが示唆された──天文学的スケールでは、これは「接近」である。

 論文主執筆者で、米ロチェスター大学(University of Rochester)のエリック・ママジェク(Eric Mamajek)氏によると、ショルツ星は現在、20光年離れた距離にあるという。

 研究チームは、南アフリカとチリにある分光器と大型望遠鏡を用いて同星の速度を算出し、時間の流れをさかのぼって同星の軌道を再構成することに成功した。また現在は、太陽系から遠ざかりつつあることも突き止めた。

 現在のところ、太陽系に最接近通過する見通しが最も高い候補は、いわゆる「ローグ星」のHIP85605だ。この星については、今から24万年〜47万年の間に太陽系に接近すると予測されている。

 だがママジェク氏と研究チームは、HIP85605までの本来の距離が10分の1ほど小さく見積もられている可能性が高いことも明らかにした。【翻訳編集】 AFPBB News

633とはずがたり:2015/03/12(木) 12:48:16
<土星>衛星に熱水…「生命育む環境」 東大など発表
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20150312k0000m040128000c.html
毎日新聞2015年3月11日(水)23:57

 土星から約24万キロを回る衛星エンセラダス(直径約500キロ)の海底に熱水があり、微生物などの生命を育む環境があると、東京大や米航空宇宙局(NASA)などが12日付の英科学誌ネイチャーに発表した。地球の深海にある熱水噴出孔は生命誕生の有力候補地と言われる。地球以外の天体で見つかったのは初めて。

 土星を周回する無人探査機カッシーニの観測データを解析し、エンセラダスが宇宙に噴出する海水に、二酸化ケイ素からなる微粒子を含むことを発見。90度以上の水と岩石が反応し、岩石成分が水に溶けて作られていることも分かった。

 宇宙に噴出した海水由来の水蒸気には有機物などが含まれていたが、微生物がエネルギーに使う熱水は未確認だった。関根康人・東京大准教授は「水や有機物、エネルギーという生命に必須の3大要素が確認できた」と話す。【河内敏康】

634とはずがたり:2015/03/16(月) 16:07:57

火星に広大な海が存在していた、NASA科学者ら
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_all&k=20150306032455a
【ワシントンAFP=時事】火星にはかつて、地球の北極海を超える体積の水が存在しており、その量は火星の表面全体を覆うのに十分なほどだったとする研究論文が、5日の米科学誌サイエンスに掲載された。
 研究は米航空宇宙局(NASA)の科学者らによるもので、火星大気中のわずかに状態が異なる2つの水、H2OとHDOの測定などに基づき、火星の推定水量が明らかにされている。HDOは通常の水分子(H2O)中の水素原子の1つが重水素に置き換わっているもの。(写真はNASAの火星探査車キュリオシティーが撮影した、火星のゲール・クレーターの「グレネルグ」地点に見られる沈殿物)
 論文によると、火星はかつて深さ137メートルの液体層に覆われ、その表面積は北半球の約半分に及んでいた。場所によっては水深は1.6キロ以上あったとしている。また火星の水の87%は、宇宙空間に流出し失われたことが示されている。
 NASAのゴダード宇宙飛行センターの上級科学者で論文の筆頭著者であるマイケル・ムンマ博士は、「それほどの水を失った火星には、これまで考えられていた期間よりも長い間、水があった可能性が非常に高く、居住可能だったと考えられる期間も長くなる」と付け加えた。
 NASAによると、火星の南極と北極およびその周辺地域には、極冠とよばれる氷の存在が知られており、専門家らの注目を引いている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2015/03/06-18:09)

635とはずがたり:2015/03/23(月) 15:57:47
<玄界地震10年>専門家「いつ動いても不思議ではない」
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20150321k0000e040180000c.html
毎日新聞2015年3月21日(土)10:24

 福岡市などで震度6弱を記録し1万棟近くが損壊した福岡沖玄界地震の発生から20日、10年を迎え、玄界島(福岡市西区)では避難訓練があった。年月の経過とともに危機意識の低下も懸念されるが、震源の警固断層帯や周辺の活断層について、専門家は「いつ動いてもおかしくはない」と警鐘を鳴らす。

 福岡県によると、福岡市内を斜めに走る警固断層帯は、海側が約25キロ、陸側が福岡市中央区から福岡県筑紫野市までの約27キロとみられる。玄界地震で動いたのは海側だけだったが、陸側が動いた場合、県は最大でマグニチュード(M)7.2、震度7の地震を想定。福岡市直下型となるため死者約1180人、負傷者約2万2510人と推計している。

 西南学院大の磯望(いそのぞみ)教授(自然地理学)によると、最近の研究で警固断層帯の陸側は少なくとも8000年前後で1回動くと確認されているが、約8000〜9000年間明瞭には動いておらず、さらに玄界地震でひずみがたまっている状態で「いつ動いても不思議ではない」と話す。

 福岡市も対策は実施している。2008年の条例改正で、西鉄天神大牟田線沿線などの警固断層帯上で20メートルを超す建物を新築する場合、耐震強度を通常の1.25倍にするよう定めた。だが罰則がなく努力義務のため、これまで市が建築確認した177件のうち強度を満たすのは53件と約3割にとどまる。

 国の法改正に伴い13年11月からは、一定規模の百貨店やホテル、病院などは、今年末までに耐震診断を終えて報告するよう義務付けられた。しかし、市内で終えたのはまだ半分弱だ。

 磯教授によると、警固断層帯だけでなく、福岡県北部の西山断層帯(宗像市沖〜同県朝倉市付近の約110キロ)も最大でM8.2の地震が発生する恐れがある。活動周期や直近の活動時期が不明確で、近い将来の地震発生も否定できないという。

 また、文部科学省が公表している地震発生確率では、熊本県の日奈久(ひなぐ)断層帯(八代海区間)は30年内に最大16%と全国で最も高い。磯教授は「行政は公共施設の耐震工事や避難者対策を整え、市民も住宅の耐震補強や家具の固定などを急ぐべきだ」と呼びかけている。【吉川雄策、下原知広】

636とはずがたり:2015/03/23(月) 15:58:16
陸奥湾内の野辺地、横浜でも津波を予測
http://news.goo.ne.jp/article/dtohoku/region/dtohoku-31313133.html
デーリー東北2015年3月20日(金)11:00
 青森県海岸津波対策検討会(座長・佐々木幹夫八戸工業大学大学院教授)は19日、陸奥湾と下北半島西岸、津軽沿岸における「最大クラスの津波」の高さと浸水域予測結果を公表した。2013年時点で、対策が必要となる津波が想定されなかった野辺地、横浜両町で最大1・8メートルの津波が発生。むつ市の市街地の一部では、津波が田名部川をさかのぼって1メートル未満の浸水の恐れがあると予測した。津波による人的、物的被害の推計は行われなかったが、新たな浸水区域の発生により、関係市町村が避難計画の見直しを迫られるのは必至だ。
 同検討会は12年10月と13年1月の計2回、県内の津波予測を公表したが、14年9月に国が日本海側の津波断層モデルを新たに策定したため、発生する津波について見直しを進めていた。
 想定した地震の震源域は、▽太平洋の三陸沖北部(マグニチュード9・0)▽陸奥湾西部の平舘断層(6・8)▽陸奥湾南部の入内断層(6・7)▽日本海の津軽半島北西(7・7)など8カ所。
 津波の最大水位は、野辺地町では、三陸沖北部や陸奥湾西部、津軽半島北西の3カ所を震源とする場合、最大1・8メートル。横浜町では、三陸沖北部が震源の場合、最大1・7メートルと予測。
 むつ市では、三陸沖北部や陸奥湾西部など4カ所を震源とする場合、大湊町の芦崎湾周辺のほか、苫生町や横迎町など市街地の一部でも津波が田名部川をさかのぼり、1メートル未満の浸水が発生する恐れがあると推測した。市川内庁舎も最大20センチ浸水するとした。
 大間町(5・9メートル)と佐井村(5・5メートル)の津波の高さは前回と同じだったが、中泊町は約2倍の22・6メートルに修正された。
 佐々木座長は取材に対し、「被害をできるだけ軽減化するために、各市町村は一日も早く新しい避難計画を策定してほしい」と予測結果の活用を促した。

637とはずがたり:2015/03/27(金) 18:26:05

霧島・えびの・桜島の三連大噴火で大火砕流が川内原発へ雪崩れ込みとかないやろーねー。

霧島山(新燃岳)で小規模な噴火の可能性 2気象台が解説情報
http://www.nishinippon.co.jp/flash/f_kyushu/article/158874
2015年03月27日(最終更新 2015年03月27日 16時45分)

 福岡管区気象台と鹿児島地方気象台は27日、霧島山(新燃岳)の状況に関する解説情報第002号を出した。
 それによると、火口周辺警報は「噴火警戒レベル2」で、火口周辺規制が継続している。
 23日から27日午後3時までの間、新燃岳では、火山性地震がやや増加している。ただ、24日に実施した現地調査では、二酸化硫黄は検出されなかった。
 新燃岳の北西数キロの、地下深くにあると考えられるマグマだまりの膨張を示す地殻変動は、2011年12月以降、鈍化・停滞していたが、2013年12月ごろから、伸びの傾向が認められる。
 新燃岳では、火口周辺に影響のある小規模な噴火が発生する可能性がある。このため、新燃岳火口から概ね1キロの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要。
=2015/03/27 西日本新聞=

昭和火口で爆発的噴火が69回発生 桜島解説情報
http://www.nishinippon.co.jp/flash/f_kyushu/article/158873
2015年03月27日(最終更新 2015年03月27日 16時40分)

 福岡管区気象台と鹿児島地方気象台は27日、桜島の状況に関する解説情報第026号を出した。
 それによると、桜島の火口周辺警報は「噴火警戒レベル3」で、入山規制が継続している。
 活発な噴火活動が続いており、23日から27日午後3時までの間、昭和火口では、爆発的噴火が69回発生。弾道を描いて飛散する大きな噴石が、最大4合目まで達した。
 また、同火口では、夜間に高感度カメラで明りょうに見える火映を23日から25日にかけて観測した。
 大隅河川国道事務所の有村観測坑道、および、京都大学防災研究所のハルタ山観測総合坑道に設置している傾斜計および伸縮計では、1月1日ごろから山体の膨張と考えられる変化が継続している。
 この膨張が解消されると、2012年7月24日、および、2013年8月18日以上の、多量の火山灰を噴出する噴火が発生する可能性がある。
=2015/03/27 西日本新聞=

えびの高原(硫黄山)周辺で噴火の可能性 霧島山解説情報
http://www.nishinippon.co.jp/flash/f_kyushu/article/158869
2015年03月27日(最終更新 2015年03月27日 16時35分)

 福岡管区気象台と鹿児島地方気象台は27日、霧島山の状況に関する解説情報第024号を出した。
 それによると、霧島山の火口周辺警報は「火口周辺危険」が継続中。
 えびの高原(硫黄山)周辺では、表面現象には異常は見つかっていないが、地震活動が継続している。このため、今後の推移に注意する必要がある。
 また、噴気や火山ガスなどが突然噴出し、今後状況によっては噴火が発生する可能性もある。
=2015/03/27 西日本新聞=

638荷主研究者:2015/03/29(日) 19:39:27

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420150311eaal.html
2015年03月11日 日刊工業新聞
東北大・北大、フィリピン科学技術省と50kgの超小型衛星2機を開発へ

 東北大学、北海道大学は10日、フィリピン科学技術省と共同で、同国初となる重さ50キログラムの超小型衛星を開発すると発表した。開発する衛星2機のうち、最初の1機は2016年春をめどに国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」の衛星放出機構を用いて宇宙へ放出、軌道へ投入する。

 東北大と北大が共同開発した超小型衛星「雷神2」をベースに17年末までに開発する。大きさは55センチ×55センチ×35センチメートルで、大型衛星(300キログラム―6トン)と比べ価格は約100分の1、開発期間も同10分の1の2年程度で開発できる。留学生は現在、両大合わせて6人在籍。今後は10人程度に増やす。

 最初の1機はISSとほぼ同じ高度400キロメートルの低軌道に投入。約5メートルの高解像度を持ち、災害監視や農業、気候変動のモニタリングに役立てる。2機目は衛星開発の留学生らが中心となって開発する。

 今回、人材の教育費を含む共同開発費として、東北大は5億円、北大は3億円をフィリピンからそれぞれ受託。東北大の費用には「きぼう」からの衛星放出費が含まれている。

639とはずがたり:2015/04/02(木) 13:53:14
中国が衛星破壊実験、ミサイル命中せず…昨年夏
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150325-OYT1T50036.html
2015年03月25日 10時39分

 【ワシントン=今井隆】米戦略軍のヘイニー司令官は24日、国防総省で記者会見し、中国が昨年7月に人工衛星を破壊する実験を実施してミサイルを発射したものの、命中しなかったことを明らかにした。


 中国は2007年1月に弾道ミサイルによる衛星破壊実験に成功し、宇宙の軍事利用を加速させており、米軍は警戒を強めている。

 ヘイニー氏は、今回のミサイル発射を07年の衛星破壊実験と「類似した実験」と分析し、相違点は「衛星に衝突しなかった点だけだ」と語った。命中しなかった点について「彼らの意図という確信はない」と述べる一方、「中国は、実戦能力を高めるためのデータを収集した」と実験の狙いを指摘した。

 中国による07年の衛星破壊実験では大量の破片が宇宙空間に散らばり、国際社会の批判が中国に集中した経緯がある。

2015年03月25日 10時39分

640とはずがたり:2015/04/02(木) 14:25:08

大規模噴火の可能性も…新岳で「火映現象」
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150326-OYT1T50019.html
2015年03月26日 10時40分

 昨年8月に34年ぶりに噴火した鹿児島県屋久島町・口永良部島の新岳で24日深夜から25日明け方にかけ、火口付近の噴煙、雲が高温の溶岩や火山ガスなどで赤く照らされる「火映現象」が観測された。


 鹿児島地方気象台が25日、発表した。火映現象が見られたのは2004年の観測開始以降、初めてという。

 気象台によると、高感度カメラで連続的に観測された。新岳では昨年8月以降、新たな噴火は起きていないものの、二酸化硫黄の放出量が1日1000〜2000トンと多い状態が続き、噴火警戒レベルは3(入山規制)を維持している。

 気象台は「今後、規模の大きな噴火などに移行する可能性がある」と指摘。引き続き、火口から約2キロの範囲で噴石などに警戒するよう呼びかけている。

2015年03月26日 10時40分

641とはずがたり:2015/04/14(火) 16:31:00

蔵王山「火口警報」 周囲1.2キロ避難勧告
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20150413-OYTNT50549.html?from=yartcl_popin
2015年04月14日

 気象庁が13日、蔵王山(宮城・山形県境)の火口域の周囲約1・2キロを警戒範囲に指定する「火口周辺警報」を発表したことを受け、周辺3町が避難勧告を出すなど関係自治体は対応に追われた。蔵王山で火口周辺警報が出されたのは初めてで、今後、小規模な噴火が起こる可能性もある。観光シーズンの到来を前に、地元の観光関係者らは不安を募らせている。

 仙台管区気象台は13日、緊急の記者会見を開き、「(昨年9月に噴火した)御嶽山と同じ水蒸気噴火が発生する恐れがある」として注意を呼びかけた。

 気象台によると、火口湖の「御釜(おかま)」付近を震源とする火山性地震は今月に入って増加。9日には、マグマの移動などで起きる火山性微動も約2か月ぶりに観測した。このため、気象庁は蔵王山で導入されている4段階の「噴火警戒レベル」のうち、最も低い平常時の「噴火予報」から、「火口周辺警報」に引き上げた。

 13日時点で噴煙や御釜の白濁などは観測されていないが、気象台の永岡利彦・火山防災情報調整官は「昨年より噴火の危険性は高まっており、今後1か月間は注意が必要」と求めた。

 蔵王、七ヶ宿、川崎3町は13日午後、火口域から約1・2キロの範囲に立ち入らないよう避難勧告を出したほか、登山道の入り口にも看板を設置した。対象地域に民家はなく、県警も登山届の提出は確認できていないとしているが、村上英人・蔵王町長は「数日間は担当職員が24時間態勢で状況を監視する」と話した。

 県危機対策課によると、蔵王町と山形県上山市を結ぶ観光道路で、冬季閉鎖中の「蔵王エコーライン」は今月24日の開通が予定されていたが、警報解除まで見送ることになった。「開通まで少なくとも1か月はかかる」としている。22日に3町などが参加して行われる予定だった火山防災訓練も中止になった。

 蔵王山の観光シーズンは4月下旬〜11月上旬。蔵王町の遠刈田温泉で飲食店を営む遠藤裕一さん(67)は「大型連休を前に残念。観光客から弁当の予約が入っていたが、キャンセルする人も出てくるのでは」と肩を落とした。同温泉で居酒屋を経営する女性(60)も「エコーラインの開通延期で観光客が減れば、商売ができなくなるかもしれない」と不安げに話した。

 県によると、周辺自治体などで構成する「蔵王山火山防災協議会」の先月の初会合で、県が関係自治体などにメールで情報を一斉に伝えると定めており、13日はこれに沿って対応したという。危機対策課は「専従の職員を中心に今後も警戒を続けていく」としている。
2015年04月14日

642とはずがたり:2015/04/19(日) 10:05:54
高度下がり電気も不足、衛星「あけぼの」ついに
2015年04月18日 16時45分
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150418-OYT1T50053.html?from=y10

 宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))のオーロラ観測衛星「あけぼの」が18日、26年間の観測を終えた。

 設計寿命の1年を大幅に超え、日本の観測衛星では最長記録となる。あけぼのは、オーロラの発生の新たな仕組みを明らかにするなど数々の成果を生み出した。JAXAの研究者たちは「長い間目立った故障がなく幸運だった」と長年の活躍をたたえている。

 あけぼのは1989年2月に打ち上げられた。当時はオーロラの発生の仕組みを解明する世界唯一の人工衛星として注目を集めた。

 あけぼのは、これまでの観測で、オーロラは夏より冬の方が発生しやすいことを初めて発見した。夏の極域は白夜のため、オーロラを地上から観測するのは難しかった。JAXAによると、あけぼのの観測データを基に書かれた学術論文は311件、修士や博士など学位論文も254件に上った。

 今は9種類の観測機器のうち6種類が使えず、オーロラはもう観測できない。今は地球周辺にある電気を帯びた粒子(プラズマ)を計測している。太陽電池やバッテリーも劣化し、電気も不足している。長い楕円(だえん)形の軌道を描いて地球を回っているが、高度は地球から最も遠い場所で当初の1万500キロ・メートルから、約4000キロ・メートルにまで低下した。JAXAは「今後、成果を出すのは難しい」と判断し、あけぼのに18日で観測を停止させる命令を送った。4月末には、あけぼのとの交信を絶つ。あけぼのは数年で大気圏に突入し、燃え尽きるという。来年度には、後継機が打ち上げられる。

 ギネスブックには、観測衛星の世界最長記録として2013年に引退した米「ランドサット5号」の約29年がある。

643とはずがたり:2015/04/19(日) 13:35:12
火星の地表近くに塩水か…探査車発見の化合物
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150413-OYT1T50135.html
2015年04月14日 07時41分

 火星の地表近くに液体の「塩水」があるかもしれないという研究成果を、欧米の研究チームが13日付の科学誌ネイチャー・ジオサイエンス電子版に発表する。

 研究チームは、米航空宇宙局(NASA)の無人探査車キュリオシティが地表で見つけた化合物に着目した。この化合物はカルシウムを含む塩の一種で、水分を吸収すると「塩水」となり、純粋な水より凍りにくい。湿度や気温などを基に計算した結果、低温になる夜間は化合物が大気中の水蒸気を取り込み、塩水になっていると推定した。

 チームは「我々が知っている微生物が存在するには気温が低すぎる」と慎重だが、宮本英昭・東京大准教授(惑星地質学)は「地表近くに水があれば、生命がいてもおかしくないと思う」と話している。

 火星の地表には、過去に水が流れた跡のような地形が数多くあるが、これまで液体の水は確認されていない。太陽系では、土星の衛星エンセラダスの海にも、生命が存在しうる環境が見つかっている。

644とはずがたり:2015/04/19(日) 16:20:05
ISISってクルマが走ってるけどこれか。
それにしてもハリケーンに女性の名前をつける習慣は女性蔑視なんじゃないの?

過激派と同じ「Isis」ハリケーン名に使わず
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150418-OYT1T50089.html?from=ycont_latest
2015年04月18日 20時04分

 【ジュネーブ=石黒穣】世界気象機関(WMO)は17日、北東太平洋で発生する熱帯低気圧ハリケーンに今後は「イシス(Isis)」の名称を使わないことを決めた。

 イシスは、古代エジプトで信仰された豊穣(ほうじょう)の女神。だが、過激派組織「イスラム国」の略称とつづりが同じため、WMOの委員会で不適切と判断した。

 ハリケーンは、あらかじめ決めたアルファベット順の命名リストから毎年、発生順につけられる。

 リストは6通りあり、イシスは来年使われる予定のリストに含まれていたが削除され、女性の名前「イベッテ(Ivette)」に差し替えられた。

645とはずがたり:2015/04/19(日) 19:52:38
次期国産ロケット、史上最大に…コストは半減
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150409-OYT1T50055.html
2015年04月09日 14時48分

 国が2020年度の初打ち上げを目指して開発する、新しい大型ロケットの基本性能が9日、明らかになった。

 静止軌道(高度3万6000キロ・メートル)に打ち上げ可能な衛星の重さを、現在の主力ロケット「H2A」の4・6トンから、6〜7トンまで向上させる。製造から打ち上げまでのシステムを効率化し、H2Aの半額の約50億円で打ち上げる。全長は国産ロケットで史上最大の約63メートルとなる。

 静止衛星は近年、運用期間を延ばすため大型化する傾向にあり、H2Aでは十分対応できなくなってきた。H2Aを増強したH2Bロケットは、5・5トンの静止衛星まで搭載可能だが、実績が少なく、国際宇宙ステーション(ISS)への補給船「こうのとり」の打ち上げ以外には使われていない。

646とはずがたり:2015/04/25(土) 21:58:47
北海道羅臼の海底、10m超隆起…土砂崩れで?
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150425-OYT1T50070.html?from=y10
2015年04月25日 13時30分

 北海道羅臼町の海岸で、海岸線沿いの海底が長さ約500メートル、幅約30メートル、高さ10メートル以上にわたって隆起しているのが見つかり、町や国土交通省北海道開発局が25日、現場を調査した。

 人や建物への被害はない。

 海岸線近くの陸上で広範囲に深い亀裂ができ、大規模な土砂崩れが起きていた。町の担当者は「崩れた陸地に押し出される形で、海岸線沿いの海底が一部隆起したのではないか」と話している。

 町によると、24日午後6時頃、付近の住民から「海底が隆起している」と町役場に連絡があったという。

 札幌管区気象台によると、羅臼町やその周辺では24日、地震や火山活動は観測されていない。

647とはずがたり:2015/04/25(土) 22:09:51

暗黒物質に挑む…「きぼう」に観測装置を新設へ
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150423-OYT1T50095.html
2015年04月23日 18時00分

 国際宇宙ステーション(ISS)で2008年から稼働している日本の実験棟「きぼう」に今年、実験装置が相次いで新設される。

 目玉は、物理学上の大きな謎である暗黒物質などを調べるための観測装置だ。新設ラッシュの背景には、日本の宇宙技術を世界にアピールする狙いがある。

 暗黒物質は、重さなど基本的な性質が不明な謎の物質。正体がつかめれば「ノーベル賞級の成果」と言われ、各国の研究競争が激しくなっている。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))と早稲田大などのチームは、暗黒物質同士が衝突した時に出ると考えられている、高エネルギーの宇宙線を観測できる高性能の装置を開発した。日本の無人補給船こうのとり5号機で夏以降にきぼうに運び、ロボットアームで船外の実験プラットホームに設置する。研究チームの鳥居祥二・早大教授は「暗黒物質がどんな物質なのかを突き止めたい」と話す。

648とはずがたり:2015/04/27(月) 19:16:48

宇宙に直径18億光年の超巨大“空洞”があった!! 「コールドスポット」の謎がついに解明!?
http://tocana.jp/2015/04/post_6262_entry.html
2015.04.23
 現在、学者たちの間で最も広く受け入れられている宇宙論は「ビッグバン理論」である。これは今から約138億年前、全ての物質とエネルギーが一カ所に集まった状態から、爆発的に膨張することで宇宙が始まったとする説だ。そして、現時点において「ビッグバン理論」を裏付ける最良の証拠と考えられているのが、「宇宙マイクロ波背景放射(Cosmic Microwave Background、CMB)」の存在である。あらゆる方向から一様に降り注ぐ、この電磁波の温度に“ゆらぎ”があることが観測され、宇宙に存在する物質の密度に濃淡があることや、宇宙が膨張したことが判明したのだ。

 そして2004年、NASAの天文衛星「WMAP」が観測したCMBの分布において、エリダヌス座付近に異常に温度の低いエリア(コールドスポット)があることが分かり、学者たちの間では正体について様々な議論が巻き起こっていた。しかし今回、ハワイ大学天文学研究所のIstvan Szapudi博士らの研究チームが、学術誌「Monthly Notices of the Royal Astronomical Society(MNRAS)」上で、コールドスポットの正体について驚愕の研究結果を発表し、海外メディアを沸かせている。

 Szapudi博士らの発表によると、コールドスポットの正体は、なんと直径18億光年にも達する巨大なボイド、すなわち“超空洞”である可能性が高いというのだ。あまりにも広大で空っぽで冷たいこの空洞は球状であり、その中心部と地球は約30億光年しか離れていないのだという。

 研究チームは、NASAの広域赤外線探査衛星「WISE」、欧州宇宙機関(ESA)の天文衛星「プランク」、ハワイ・マウイ島に設置された広視野望遠鏡を用いた「Pan-STARRS計画」などから得られた膨大な天文観測データを駆使して、今回の結論を導き出した。

 最新の理論において、宇宙の構造は、石けんを泡立てた時にできるような何重にも積み重なった泡に例えられる。泡の膜部分に銀河団や超銀河団が存在し、泡の内側には何もない空間がある。それこそが“超空洞(ボイド)”であり、学者たちが議論してきたコールドスポットの正体だったというのだ。博士は、これほど巨大な超空洞(ボイド)は、今までに人間が見つけた宇宙の構造物としても最大クラスのものであるとしている。

 直径18億光年の何もない空間――。考えるだけでも気の遠くなるような話だが、また一歩、人類は宇宙の謎の解明に向けて前進した、ということなのだろう。
(編集部)

649とはずがたり:2015/05/08(金) 12:07:06
日向灘で巨大地震はない? 体に感じないゆっくり地震観測
共同通信 2015年5月8日 03時00分 (2015年5月8日 11時09分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/science/20150508/Kyodo_BR_MN2015050701001613.html

 東京大地震研究所や九州大などのチームは、宮崎、鹿児島両県沖の日向灘の海底で2013年5月から6月の約1カ月間、体に感じないタイプの「ゆっくり地震」を観測したと、8日付米科学誌サイエンスに発表した。
 日向灘は、政府が将来の巨大地震発生を想定する南海トラフ沿いの西端部分。ゆっくり地震が起きたのは比較的浅い場所で、この地震が起きる場所にはひずみがたまりにくいことから、日向灘を中心とした海域では、プレート境界が一気に壊れて起こる巨大地震は考えにくいという。
 チームは日向灘に12台の海底地震計を設置して観測。ゆっくり地震は、ほぼ1カ月間断続的に発生した。

650とはずがたり:2015/05/08(金) 15:06:53

箱根山 火山性地震続く
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150508/k10010072971000.html
5月8日 12時01分

箱根山 火山性地震続く
神奈川県の箱根山では、8日も火山性地震が観測されるなど、火山活動が活発な状態が続いています。気象庁は、引き続き箱根山に火口周辺警報を出して、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生するおそれがあるとして警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、6日、火口周辺警報が出された箱根山では、8日も火山性地震が観測されるなど、火山活動が活発な状態が続いています。
気象庁は8日午前から、火口周辺警報の発表後初めて、立ち入りが規制されている大涌谷周辺に入り、温泉の設備から噴き出している蒸気の勢いや、周辺の地面の温度などに変化がないかどうか現地調査を行っています。
神奈川県温泉地学研究所の観測では、箱根山周辺の地下の浅いところを震源とする規模の小さな火山性地震は、8日は午前11時までに51回に発生しています。また、箱根山の周辺に設置されている傾斜計では地震活動に伴って、山が膨らむ傾向を示す地殻変動が観測されています。
箱根山には引き続き噴火警戒レベル2が出ていて、気象庁は大涌谷周辺では小規模な噴火に伴う噴石などに警戒するとともに、自治体などの指示に従って危険な場所に立ち入らないよう呼びかけています。
冷静に行動を
菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で「政府としては、引き続き、気象庁を中心に、関係自治体、火山専門家と連携しながら、箱根山の活動を注意深く監視するとともに、正確な情報を国民に提供していきたい」と述べました。
そのうえで「噴火の影響は大涌谷周辺であり、箱根全体ではなく、部分的に影響があるということで警報を出している。しっかりと安全措置は講じられているので国民の皆さんには、政府・自治体からの情報に注視してもらい、冷静に行動していただければと思う」と述べました。

651とはずがたり:2015/05/10(日) 14:35:51
2015.5.10 10:23更新
【箱根山火山活動】
地震の観測続く 小規模噴火に警戒
http://www.sankei.com/affairs/news/150510/afr1505100006-n1.html

 箱根山(神奈川県箱根町)は10日も、火山性地震の観測が続き、火山活動が活発な状態だ。気象庁は大涌谷周辺で小規模な水蒸気噴火の恐れがあるとして、警戒を呼び掛けている。

 気象庁によると、10日午前8時までに、34回の火山性地震を観測した。9日も1日で94回に上った。大涌谷で蒸気が勢いよく噴出する状態も続いている。火山性微動や体に感じる地震の観測はない。

 箱根山の噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)。4月26日以降、火山活動が活発になり、5月5日には火山性地震が117回を記録し、うち3回は体に感じる震度1だった。

652とはずがたり:2015/05/10(日) 16:07:26
2015年5月10日(日) 15時20分掲載
<御嶽山>入山規制緩和へ 7月にも9合目まで 下呂市
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6159475

◇岐阜県「登山届忘れずに」

 戦後最悪の火山災害となった御嶽(おんたけ)山(岐阜・長野県境、標高3067メートル)の噴火から間もなく8カ月。この間、火口から半径4キロ圏内だった噴火警戒範囲が2キロ圏内に縮小された。夏の登山シーズンを控え、御嶽山ふもとの岐阜県下呂市では、早ければ7月にも「飛騨小坂登山口」から9合目の「五の池小屋」まで登山が可能となるよう入山規制を緩和する方針で、登山道の整備を急ピッチで進めている。一方、御嶽山の噴火後、登山届の提出を義務づけた県は「火山の危険性を認識し、安全な登山を心がけてほしい」と呼びかけている。【宮田正和】(毎日新聞)

653とはずがたり:2015/05/10(日) 16:09:15
感覚としては明らかに増えてるんだけど,相手が地球の規模だと傾向なのかたまたまなのか判断は難しそうだ。。

火山活動、各地で活発に=御嶽、蔵王、箱根など―大震災の影響はっきりせず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150509-00000049-jij-soci
時事通信 5月9日(土)14時36分配信

 長野・岐阜県の御嶽山が昨年9月に噴火した後、熊本県の阿蘇山や山形・福島県の吾妻山、山形・宮城県の蔵王山、神奈川県の箱根山などで火山活動が活発化している。背景には東日本大震災の巨大地震による地殻変動があるとの見方も出ているが、具体的な影響ははっきりしない。気象庁や自治体は御嶽山噴火を教訓として火口周辺の小規模噴火にも警戒を強化したが、観光へのダメージが広がっている。
 大震災後の地殻変動は北海道が西へ、関東から四国の太平洋側が北西へ移動する一方、東北地方は東へ移動する形で続いている。東北・関東の余震域以外でも、長野県や静岡県、兵庫県・淡路島で最大震度が6強や6弱の地震があった。
 東京大地震研究所の武尾実教授は「地震は誘発された可能性を議論できるが、火山はマグマだまりの場所や組成、年代が分かっていない所が多く、どのように影響しているかきちんと説明するのは難しい」と話す。
 さらに、本格的なマグマ噴火に比べると、地下水がマグマに熱せられて水蒸気となり、爆発的に噴出する御嶽山のような水蒸気噴火は予測が困難だ。箱根山についても「マグマの上昇を示す観測データがない。可能性があるのは水蒸気噴火だが、規模までは分からない」(武尾教授)という。

654とはずがたり:2015/05/10(日) 16:10:59

箱根山だけじゃない 阿蘇も桜島も活発化 富士山は影響なし
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150509-00000040-spnannex-soci&pos=1
スポニチアネックス 5月9日(土)7時1分配信

 噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げられた神奈川県の箱根山では8日も火山性地震が続き、気象庁は火山活動が高まった状態だとして、小規模な水蒸気噴火への警戒を呼びかけた。気象庁による現地調査では8日午後5時までに59回の火山性地震を観測し、6〜7日の各10回余りから増加。

 この日は各地でも活発な火山活動が発生した。熊本県の阿蘇山では震度3の地震、鹿児島県の桜島では午前に2度の爆発的噴火が起きた。

 相次ぐ火山の動きについて、東京大学地震研究所火山噴火予知研究センターの青木陽介助教は「11年の東日本大震災で刺激を受けて、全国で火山活動が高まっている」と指摘。海外では大地震から2年以内に近隣の火山が活発になる傾向があり、「日本では一昨年頃から活発になってきた。今後しばらく続く」と話した。

 警戒レベルが強化された箱根山から約30キロ北西にそびえる富士山にも変化が起きるのかについては、「影響をおよぼすことはない」と否定。「箱根山が噴火したとしても、別の火山の噴火を誘発するほどのエネルギーを持たない」と説明した。

 一方、この日午前、箱根山の調査を長年続ける大場武・東海大教授(火山化学)は立ち入り規制区域内で調査を行い、「近年にないほど火山活動が高まっている」と話した。大涌谷の噴気孔近くではジェット機が近くを飛行しているようなごう音が響き、二酸化硫黄に特有の強い刺激臭もあった。

 大涌谷付近が、最近になって部分的に昨年10月より最大約6センチ隆起していたことも判明。国土地理院は地中の浅い部分で地殻変動が起きたとみている。これを受け、箱根町(神奈川県)は温泉供給業者などに許可している大涌谷の半径約300メートルに設けた避難指示区域への立ち入り許可を、11日まで見送ると決めた。昨年9月に噴火した御嶽山(長野、岐阜県)でも、噴火前後の比較で約10センチの隆起を観測していた。

655とはずがたり:2015/05/10(日) 16:13:24

要警戒、長期化も 箱根山 火山活動から2週間 温地研前所長ら指摘
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150510-00000921-kana-l14
カナロコ by 神奈川新聞 5月10日(日)7時3分配信

 箱根山(箱根町)の大涌谷周辺で火山活動が活発化してから10日で2週間となる。火山性の群発地震とともに激しい噴気や地殻変動が続き、小規模噴火の恐れがあるとして初の立ち入り規制も実施されているが、過去には同様の火山活動が数カ月後に終息したケースもある。気象庁より密度の高い観測網を敷く県温泉地学研究所でかつて分析や研究を主導した専門家は、噴火警戒レベルの高い状態が長期化する可能性を指摘している。

 「事態が急激に進展し、数日中に何らかの現象が発生する可能性は否定できない」。そう前置きしつつ、温地研前所長の吉田明夫・静岡大学客員教授は指摘する。「1カ月ぐらいは推移を見守る必要がある」

 念頭にあるのは、半世紀近い温地研の観測史上最大だった2001年の群発地震だ。6〜10月に及んだ活動では、震源を正確に見極めることができた地震だけで4千回を超え、大涌谷の北側斜面に新たな噴気地帯が出現。だが、温泉供給施設の蒸気井からごう音とともに大量の蒸気が噴出する現象が起きたのは、活動が始まってから1カ月後の7月中旬以降だった。

 温地研の観測で震源を見極められた地震回数が既に1500回に達し、蒸気が勢いよく噴出し続けている今回の活動は「01年と同じかそれ以上」(温地研の竹中潤研究課長)との見方が多い。

 吉田氏も同様の認識を示す一方、「東日本大震災直後の群発地震のように、最初の短期間に地震が集中したケースもある。これまで数年に1回程度繰り返されてきた活動にはそれぞれ個性がある」と分析。今後については「噴火などが起きるとしても、小規模で限定的なものだろう。それ以上の兆候は今のところ出ていない」とし、「危険な区域は既に立ち入りが規制されている。過度に恐れる必要はない」と強調する。

 規制に伴い観光への影響が懸念されているが、国立研究開発法人防災科学技術研究所で地震・火山防災研究の副ユニット長を務める棚田俊收氏は「まずは安全を優先すべき。箱根のような知名度の高い観光地がいち早く規制を始めたことは、むしろ火山防災のモデルケースと受け止めるべきだ」と評価する。

 かつては温地研の主任研究員を務め、01年の群発地震も調査した。「当時は火山ガスの臭いが非常に強く地殻変動も明瞭だったが、それでも噴火には至らなかった」

 ただ、5段階の噴火警戒レベルという新たな防災対応の指標が導入された後の今回については「地震や地殻変動、蒸気といった現象が全て収まらなければ、レベルの引き下げは難しい」とし、影響や規制が数カ月程度に及ぶ可能性があるとみている。

 自らも整備に関わった温地研の観測網は「全国の活火山の中でもかなり整っている」。しかし、「規模の大きいマグマ噴火なら兆候をつかめるはずだが、現在想定されているような水蒸気噴火は困難。観測網をさらに強化し、人員を増やす必要がある」と噴火予知の課題と難しさを指摘する。

 大涌谷周辺は9日も活発な活動が続き、気象庁によると午後3時までに69回の火山性地震が発生した。温地研の観測では午後7時までで177回に上り、大涌谷や付近の二ノ平で震度1〜2相当の揺れが8回あった。噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)が続いている。

656とはずがたり:2015/05/12(火) 18:34:40

レベル1「活火山留意」に=「平常」から、HPで―気象庁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150512-00000080-jij-soci
時事通信 5月12日(火)16時21分配信

 気象庁は12日、18日から火山の噴火警戒レベル1について、これまでの「平常」から「活火山であることに留意」との表記に変更すると明らかにした。ホームページ上でも明記する。
 同庁によると、18日の時点では、システム改修前のため「平常」という言葉は残るものの、「活火山であることに留意」への読み替えを求める。昨年9月にレベル1だった長野・岐阜両県の御嶽山が噴火した際、「平常」とされていたことが「静穏」であるとの誤解を招くと指摘されたため、表記の変更に踏み切った。

657とはずがたり:2015/05/12(火) 18:39:50
>100年以内に噴火する可能性がある火山が47もあるにもかかわらず、国内の火山専門家も47人しかいない。文部科学省によると、国内の大学で火山観測に携わる教授・准教授・講師・助教・任期付き研究員は年々減っているという。
少ねえ。。(;´Д`)

次は箱根山? 国内47の火山は100年以内に噴火の可能性
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150511-00010000-nipponcom-soci
nippon.com 5月11日(月)14時7分配信

神奈川県と静岡県にまたがる箱根山に噴火の可能性が出てきた。気象庁の発表によると、大涌谷付近を震源とする火山性地震が4月26日から増加しており、5月6日には、噴火警戒レベルが「平常」の1から、「火口周辺規制」の2に引き上げられた。

御嶽山が噴火、国内の活火山は世界の7%(元記事)

4月26日から5月7日15時までの間に観測された火山性地震は316回。大涌谷にある温泉施設では蒸気が通常より勢いよく吹き出すようになったことが観測されている。

日本国内では昨年、2014年9月27日に、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(おんたけさん、3067メートル)が噴火した。登山者が噴火に巻き込まれ、多数の死傷者を出した。

気象庁は過去1万年以内に噴火した火山などを「活火山」と定義している。海底の火山を含め日本には110の活火山があり、その数は世界全体の7%に相当する。日本は世界有数の火山国であり、それが日本各地の観光資源でもある豊富な「温泉」の源にもなっている。

国内47の火山は「今後100年程度の間に中長期的な噴火の可能性がある」(気象庁)。ただ、噴火のタイプや前兆となる地震の起き方は火山によっても異なるため、噴火の予知には限界がある。気象庁は地震計、カメラなどを設置し24時間体制で監視している。
寛政年間の雲仙岳噴火では1万5000人が犠牲に

気象庁の記録によると、18世紀以降、日本で10人以上の死者・行方不明者が出た火山災害は20事例ある。最大の災害は寛政年間の1792年、雲仙岳で地震や岩屑(がんせつ)なだれで約1万5000人が犠牲になったとされる。

昭和以降では4事例あり、1940年の三宅島で11人、1952年のベヨネース列岩(伊豆諸島)の海底噴火で31人、1958年の阿蘇山(熊本県)の噴火で12人の死者が確認されている。最近では、1991年6月の雲仙普賢岳(長崎県)の噴火で火砕流が発生、報道関係者や火山学者ら43人が巻き込まれ、死亡・行方不明となった。

御嶽山噴火は「水蒸気爆発」

また昨年の御嶽山の噴火は、水蒸気爆発で火砕流も発生した。噴火の規模は、同じく水蒸気爆発で二十数万トンの火山灰を噴出した1979年の噴火と同程度。火砕流が南西に3キロメートル以上流下し、噴煙は東に流れて、高度は火口上約7キロメートル。上空からの調査では、噴火は剣ケ峰山頂の南西側の火口列から発生したとみられ、大きな噴石が火口列から1キロメートルの範囲に飛散しているのが確認された。火砕流は発生したものの、樹木などが焦げたような痕跡は認められなかった。また、噴火の11分前から発生した火山性微動は噴火後、振幅の大きい状態が約30分間続いた。傾斜計では噴火の7分前から山側が隆起、噴火後からは山側が沈降するような変化が観測された。
日本の火山研究は40人学級

100年以内に噴火する可能性がある火山が47もあるにもかかわらず、国内の火山専門家も47人しかいない。文部科学省によると、国内の大学で火山観測に携わる教授・准教授・講師・助教・任期付き研究員は年々減っているという。

658とはずがたり:2015/05/17(日) 18:31:18

箱根山 大涌谷の狭い範囲の地面が最大で12cm程度隆起
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150517-00000603-fnn-soci
フジテレビ系(FNN) 5月17日(日)12時56分配信

噴火警報が発表されている神奈川県の箱根山で、5月15日までに、大涌谷の狭い範囲の地面が、最大で12cm程度隆起していることがわかった。
国土地理院によると、15日、観測衛星「だいち2号」を使って、大涌谷付近を調査したところ、規制区域内の直径200メートルの非常に狭い範囲で、以前より最大12cm程度地面が隆起していたことがわかった。
5月7日の観測の際は最大6cm、10日には8cmと、隆起は徐々に大きくなっていて、山の膨張がさらに続いている可能性がある。
気象庁では、箱根山の地殻変動は続いているとして、引き続き、小規模な噴火に警戒を呼びかけている。

最終更新:5月17日(日)16時56分
Fuji News Network

「何度も揺れた」…活発な火山活動が続く箱根山は
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20150516-00000022-ann-soci
テレビ朝日系(ANN) 5月16日(土)17時33分配信
 16日も活発な火山活動が続く箱根山の近くから報告です。

 (社会部・土居由知記者報告)
 昼間より霧が濃くなったように感じます。そして、白い蒸気どころか今は大涌谷すら見ることができません。ただ、蒸気が発する際の音は依然として響いています。気象庁によりますと、火山性地震は16日午後5時までに117回を観測しています。これは15日の同じ時間帯の299回と比べると減少していますが、気象庁は「火山活動に伴う地震には波がある」として、活発な状態が続いているとしています。週末の16日、箱根には多くの観光客が訪れています。15日の揺れついて、「怖かった」「何度も揺れた」と話す人もいました。対象的に、地元の人たちは「いつもと比べて多くは感じるが、こればかりは仕方ない」などと冷静に受け止めている人が多いのが印象的でした。16日は規制が続く大涌谷周辺への立ち入りはありませんでしたが、17日は配管のメンテナンスのため、温泉を供給する会社などが入る予定となっています。

最終更新:5月16日(土)23時59分
テレ朝 news

659とはずがたり:2015/05/17(日) 21:50:43
ロシアあかんわ。。そろそろ中国に色々宇宙開発費負担して貰おうぜ♪

また衛星打ち上げ失敗=東シベリアに墜落―ロシア
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150516-00000105-jij-int&pos=3
時事通信 5月16日(土)20時3分配信

 【モスクワ時事】インタファクス通信によると、メキシコの通信衛星を載せたロシアのロケット「プロトンM」が16日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたが、約8分後にエンジンが停止し、ロシア東シベリアのザバイカル地方に墜落した。
 旧ソ連時代に設計されたプロトンは2013年7月、14年5月にも事故を起こしている。ロシアは新型ロケット「アンガラ」シリーズの開発を進めている。
 ロシアの宇宙開発をめぐっては、4月28日に無人補給船「プログレス」が国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに失敗して墜落。宇宙飛行士の油井亀美也さんが搭乗する有人宇宙船「ソユーズTMA17M」の打ち上げ予定は5月26日から7月下旬に延期された。
 ロシア宇宙庁は16日、油井さんと交代する宇宙飛行士3人が6月11日に地球に帰還する準備の一環でISSの軌道修正を試みたが、これにも失敗した。

660とはずがたり:2015/05/21(木) 12:38:50

火山で壊滅した「太平洋の真珠」ラバウル
http://www.asahi.com/articles/ASH5443TNH54UHBI004.html?iref=com_rnavi_arank_nr02
郷富佐子@ニューブリテン島ココポ2015年5月19日17時00分

 パプアニューギニアのニューブリテン島北部のラバウルは、かつて東ニューブリテン州の州都として最も栄えた街だった。太平洋戦争中に旧日本軍が戦略拠点を置いたことからわかるように、良港のシンプソン湾と背後の高地は、自然の要塞(ようさい)となっている。

特集・南十字星の下で
 だが、「南太平洋の真珠」と呼ばるほど美しかったラバウルの街は、1994年9月に起きた火山の爆発で壊滅してしまった。州都は20キロほど離れたココポへ移され、2万人近かった人口は現在、数千人程度にまで激減。確かに今回、ラバウルの街中には人気がなく、泊まったのもココポだった。

 州都をまるまるのみ込んだ21年前の噴火とは、どんなものだったのだろう。当時、私は朝日新聞の名古屋社会部にいたはずだが、「ラバウルの大噴火」のニュースは覚えていない。朝日新聞のデータベースを見ると、当時のシドニー特派員は現地入りしなかったようだ。

 他の文献を調べてみると、二つの火山がほぼ同時に噴火したことがわかった。94年9月19日早朝、まずラバウルの南にあるタブルブル火山が噴火。この火山は二百数十メートルほどの低い山で、太平洋戦争中は旧日本軍から「花吹山」と呼ばれていたそうだ。

 その約1時間後、今度はシンプソン湾をはさんで街の南西側にあるブルカン火山(日本名・西吹山)が噴火を始めた。こちらの火山は海に近かったため、最高で5メートルの高さの津波が港の船や集落を襲い、被害が広がったという。

 二つの火山の噴火で、ラバウルの街には2〜6メートルほどの火山灰が積もった。今回、旧日本軍の戦跡などを回って目にしたのも、分厚く覆った火山灰ばかりだった。滑走路があったという場所に行ったが、真っ平らな平地に草がところどころ生えているだけで、まったく当時の面影はなかった。

661とはずがたり:2015/05/23(土) 16:05:44
口永良部島・新岳火口から噴煙、震度3観測

13:23読売新聞

 福岡管区気象台によると、23日午前8時頃、鹿児島県・種子島近海を震源とする地震があり、同県・ 口永良部 くちのえらぶ島で震度3を観測した。

 震源はごく浅く、地震の規模を示すマグニチュードは2・6と推定される。

 気象台によると、口永良部島では23日午前7〜9時、島内を震源とする火山性地震が13回発生。気象庁機動調査班が現地調査したところ、同島・新岳火口が活発に噴煙を上げているのを確認した。

 気象台は「火山活動の高まりがみられ、今後、爆発力が強い噴火に移行する可能性がある」と、噴石などへの注意を呼びかけている。

 新岳は昨年8月、約34年ぶりに噴火。現在の噴火警戒レベルは3(入山規制)となっている。

662とはずがたり:2015/05/24(日) 09:12:49
>>661-662
url忘れた。。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150523-OYT1T50101.html?from=ytop_ylist

663とはずがたり:2015/05/25(月) 19:26:47

埼玉北部震源、茨城・土浦で震度5弱…M5・5
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150525-OYT1T50075.html?from=y10
2015年05月25日 15時59分

 25日午後2時28分頃、埼玉県北部を震源とする地震があり、茨城県土浦市で震度5弱を観測した。


 気象庁によると、震源の深さは56キロ・メートル。マグニチュードは5・5と推定される。

 この地震による津波の心配はないという。

 この他の主な地域の震度は次の通り。

 ▽震度4 東京都千代田区、横浜市、水戸市、前橋市、さいたま市など

2015年05月25日 15時59分

鹿児島・奄美北部で震度5弱…津波の恐れなし
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150522-OYT1T50142.html?from=yartcl_popin
2015年05月23日 01時32分

 22日午後10時28分頃、鹿児島県の奄美大島近海を震源とする地震があり、同県奄美北部で震度5弱を観測した。

 気象庁によると、震源の深さは約21キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5・1と推定される。津波の恐れはないという。同庁は「今後1週間程度は最大震度4程度の余震に注意してほしい」としている。

 同庁によると、周辺はM5〜6級の地震が相次ぎ、比較的地震活動が活発な地域。周辺で震度5弱以上の揺れを観測したのは、2008年7月以来。

 県や県警によると、23日午前1時現在、けが人などの報告は入っていないという。その他の各地の主な震度は次の通り。

 ▽震度4 鹿児島県龍郷町▽震度3 鹿児島県十島村、大和村、宇検村、瀬戸内町、喜界町

2015年05月23日 01時32分

2月以来の震度5強、「長周期地震動」も観測
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150513-OYT1T50004.html?from=yartcl_popin
2015年05月13日 13時06分
 13日午前6時12分頃、宮城県沖を震源とする強い地震があり、岩手県花巻市で震度5強を観測した。


 気象庁によると、震源の深さは46キロ、マグニチュードは6・8と推定される。この地震による津波の心配はない。2011年の東日本大震災の余震とみられ、今後1週間ほどは震度5弱程度の余震の恐れがあるという。

 同庁によると、東日本大震災の余震で震度5強の揺れを観測するのは、今年2月以来。高層ビルなどを大きくゆっくりと揺らす「長周期地震動」も各地で観測され、宮城県北部では、同庁の4段階の階級で上から2番目の「3」を記録した。

 JR東日本によると、東北新幹線は地震発生の直後、那須塩原―七戸十和田間で一時停電し、電車が緊急停止。安全点検のため、仙台―新青森間の上下線などで運転を見合わせたが、午前8時までに全線で運転を再開した。最大約2時間の遅れが出て、約3万2000人に影響が出た。

2015年05月13日 13時06分

664とはずがたり:2015/05/26(火) 07:42:50
草津白根山で火山性地震多発 警戒呼びかけ
< 2015年2月23日 23:19 >
http://www.news24.jp/articles/2015/02/23/07269835.html

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 群馬と長野県境にある草津白根山では23日未明から火山性地震が多発し、1日あたりの地震回数が約半年ぶりに50回を超えた。気象庁は小規模な噴火に警戒を呼びかけている。

 気象庁の観測によると、草津白根山では23日午前2時過ぎから山頂付近にある火口湖・湯釜付近を震源とする火山性地震が増加し、午後6時までに65回発生したという。火山性地震の回数が1日あたり50回を超えたのは去年8月5日以来約半年ぶり。しかし、地下にあるマグマが上昇することで山が膨らんでいることを示す傾斜計のデータなどに変化はないという。

 気象庁は、小規模な噴火が起きると湯釜から約1キロの範囲で大きな噴石が飛ぶ可能性があるとして、引き続き火口周辺警報を発表して警戒を呼びかけている。

665とはずがたり:2015/05/29(金) 11:54:49


<口永良部島噴火>火砕流が発生 住民に島外避難指示
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150529-00000023-mai-soci
毎日新聞 5月29日(金)11時3分配信

<口永良部島噴火>火砕流が発生 住民に島外避難指示

爆発的噴火をした口永良部島の新岳=気象庁の火山カメラから2015年5月29日午前10時4分

 鹿児島地方気象台は29日、鹿児島県・口永良部島(屋久島町)が同日午前9時59分に爆発的噴火をしたと発表した。噴火に伴い火砕流が発生し、海岸まで到達したため、気象台は午前10時7分、同島に噴火警報を発令。噴火警戒レベルを3(入山規制)から5(避難)に引き上げ、島の住民に避難など厳重な警戒をするよう呼びかけた。地元消防などによると、今のところ人的被害の情報は入っていないという。

 気象台によると、噴火警戒レベル(1〜5)で最高の5が発令されたのは、気象庁が2007年12月に導入して以来初めて。

 屋久島町は災害対策本部を設置。住民の安否確認などを進めている。鹿児島県も知事を本部長とする災害対策本部を今後設置し、被害状況などの把握を急いでいる。

666とはずがたり:2015/06/02(火) 08:25:37
136人しかいない島にどんだけカネ掛けるかってのはあるなぁ。。

見捨てられた火山島 検証「口永良部噴火」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150529-00010000-qbiz-l40
qBiz 西日本新聞経済電子版 5月29日(金)10時47分配信

 黄土色の山肌に転がる無数の岩と、山頂から絶えず上がる噴煙が、約3キロ離れた本村港からくっきり見える。「緑の火山島」と防波堤の案内板がうたう鹿児島県屋久島町の口永良部島(くちのえらぶじま)。一面に木々が生い茂っていたという新岳を今、想像するのは難しい。

口永良部島で爆発的噴火(動画付き)

 「海岸線までずーっと木が枯れとるでしょうが。火砕サージ(火山ガスや灰がまじった火砕流の一種)が通った跡よ。元に戻るのに数十年かかる」。島でただ一人の町職員、川東久志さん(54)がつぶやいた。

 8月3日午後0時半前、島の真ん中にある新岳が34年ぶりに噴火した。現在も噴火警戒レベル3(入山規制)。火口から半径2キロは立ち入り禁止のまま。気象庁が24時間監視する全国47火山のうち、警戒レベル3が出されているのは他に、9月27日の噴火で戦後最悪の被害が出た御嶽山(おんたけさん)=長野、岐阜県=と、年に千回以上噴火する桜島(鹿児島県)だけだ。

 屋久島から北西に約12キロ。136人(11月末現在)しかいない島で、火山は最大の観光資源だった。「一歩違えば、ここは御嶽山より先に全国に注目されたかもしれなかったんですよ」。民宿を営む貴船森さん(42)はこう話す。

 規制が一切ない警戒レベル1(平常)から突然、噴石を伴う噴火があったのは日曜日。土曜日の正午前に噴いた御嶽山とほぼ同じ状況だ。死者57人行方不明者6人の御嶽山に対し、口永良部島は負傷者ゼロ。その背景には、台風の接近で島へのフェリーが欠航し、新岳に登る予定だった観光客が来なかったという偶然があった。

   ◆    ◆

 「本当なら、あの時間は山頂で昼ご飯を食べていたはずです」。鹿児島県屋久島町口永良部島(くちのえらぶじま)。噴火当日、東京の高校生12人と新岳に登る予定だった民宿経営の貴船森さんは、フェリーが来なかったことで九死に一生を得た。

 8月3日午後0時24分。新岳火口から約2・2キロの集落にある民宿の庭にいた。バリバリバリバリ-。山を見ると空に上がった煙が斜面を駆け下りてきた。

 「あっ火砕流!」。宿には地域活性化を研究中の大学生グループが滞在中だった。「おまえらすぐ出てこい」。軽ワゴン車に家族や学生10人がぎゅうぎゅう詰めで坂を下った。バックミラーに灰色の煙が迫る。途中、走って逃げる数人を見かけたが、車に乗せる余裕はなかった。煙は坂をまっすぐ下っていった。「煙に巻かれた人は亡くなったと思っていましたよ」

667とはずがたり:2015/06/02(火) 08:25:54
>>666-667
 島には警察官も消防士も医師もいない。住民を守るのは貴船さんも所属する消防団だけだ。

 火口から約1・5キロ地点では、噴火予測に使う地震観測機の設置工事中だった。死亡したと思っていた作業員から電話が鳴った。「助けてくれ」。山に向かうと、灰まみれの5人がいた。前後の区別もつかず目だけが真っ赤。視界がなくなり、横一列で手をつなぎ一歩ずつ逃げてきたという。「おれ、生きていますよね」。作業員はうつろな表情で何度も繰り返した。

 工事現場の数百メートル先には、数十センチ大の噴石がいくつも転がっていた。

   ◆    ◆

 11月15日。島には福岡管区気象台の職員2人の姿があった。火山ガスの放出量などを計測するため、チャーターした漁船で山の風下側を何度も往復する。「こうして地道にやるしかないんです」と職員は話した。

 気象台が火口付近に設置していた観測機は、噴火でほぼ全滅。安全上の理由から代替機を設置できず、観測は月に1度の麓からの調査に頼る。気象台も噴火の前兆現象を把握するのは困難と認める。

 噴火から4カ月がたつ今も、島は非常事態にある。コンクリート製造工場が立ち入り禁止区域に入り、島の経済を担う公共工事も観光客も止まったまま。小中学校では教員の車を校舎脇に止め、すぐに子どもを避難させられる態勢を取る。11月14日に実施した噴火後初の避難訓練では、避難場所を従来より新岳から遠くに変更した。

 「火山観測の態勢を見直す」「災害に強いまちづくり」。衆院選の各政党の公約には力強い言葉が並ぶ。安倍晋三首相は公示前、長野県北部地震の被災地を訪れた。だが、新岳噴火後、島を視察した国会議員はゼロ。有権者が100人ほどの島には選挙中に候補者が来る予定もない。「見捨てられとるんよ」と港のそばに住む松本章さん(70)。

 火山噴火予知連絡会は11月末、火山の観測強化を求める提言を出した。国も対策に乗り出したが、動きはあくまで御嶽山(おんたけさん)の災害を受けたものだ。「犠牲者が出んと国は動かん。口永良部で噴いたことを政治家は知っとるんやろうか」。島民の視線は冷めている。

西日本新聞社

668とはずがたり:2015/06/02(火) 08:26:54
>>666ではああ書いたけど,紙面によると
>武石貞信さんは約20年前に横浜から故郷に帰り牧場を借りて黒毛和牛を飼い始めた。当初は「趣味のつもり」だったが牛16頭のほか,豚,イノシシ,イノブタ計25頭などを飼うまでになった。畜産はサツマイモ栽培と並ぶ島の基幹産業。町によると,島では4軒の畜産農家が計60頭の牛を育てている。特に目をかけてきたのが,イノブタだ。島の新たなブランドにできないかと,約4年前から繁殖に着手。あと1年ほどで生産と出荷が軌道に乗る見込みになった矢先の噴火だった。
とあった。産業が出来つつあるとなると応援したくはなるねぇ。

口永良部島民らが一時帰島 貴重品回収や家畜の状況確認
2015年6月1日13時08分
http://www.asahi.com/articles/ASH612VZ2H61TLTB009.html

 鹿児島県屋久島町・口永良部(くちのえらぶ)島の新岳(しんだけ)の噴火を受け、同町の屋久島に避難している住民ら29人が1日、5月29日の噴火後初めて、口永良部島に一時帰島した。噴火警戒レベルは最高の「5」のままだが、住民が島に残してきた貴重品の回収や、家畜やペットの状況確認をするのが目的。

 一行は漁船3隻で帰島し、1時間半〜2時間程度滞在して作業を進めた。午後0時半ごろまでに、3隻とも屋久島に戻った。

 島外避難指示は解除されていないが、災害対策基本法に基づき、荒木耕治町長が一時帰島を許可した。荒木町長は当初、「一時帰宅は噴火警戒レベルが下がってから」との方針だったが、住民の強い要望を受け、前日の5月31日夜に一時帰島の方針を公表した。

 1日朝は気象庁が火口付近の状況を確認し、その情報などを踏まえて町が最終的に出発を決定。午前8時半ごろ、住民11人のほか、九州電力関係者、屋久島の消防職員らが乗った漁船3隻が屋久島を出港した。一時帰島の間は県警、自衛隊、国土交通省のヘリ計3機と海上保安庁の巡視船が周辺で警戒に当たった。

 一時帰島に参加した畠喜人さん(57)は出発前、「集落の火の元の確認など、頼まれた任務をきちんとこなしたい」。畜産業を営む武石貞信さん(80)は口永良部島で飼育する豚の様子を見て回った。屋久島に戻り、「豚は何とか大丈夫でした」とほっとした表情をみせた。屋久島への避難者は当初、住民ら137人だったが、本土の親類宅などへ移る人が出たため、5月31日夜時点では64人となっている。

 一時帰島について火山噴火予知連絡会副会長の石原和弘・京都大名誉教授は「いつでも逃げられる態勢をとるなど細心の注意を払う必要がある。時間がたてば次の噴火の危険性が増すため、一時帰島を続けるのはよくない」と指摘する。

 一方、口永良部島の町立金岳(かながたけ)小・中学校の児童・生徒計13人は1日朝、避難先の屋久島の学校に初めて登校し、校内を見学した。2日には全校集会に参加し、3日から本格的に授業を受ける予定。

669とはずがたり:2015/06/03(水) 16:12:22
4757 名前:名無しさん[] 投稿日:2015/05/31(日) 12:32:30
スレ違いぽいですが

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150530-00050107-yom-sci
日本全国で揺れ、「異常震域」か…小笠原沖地震
読売新聞 5月30日(土)21時43分配信

 30日夜に小笠原諸島西方沖で起きた地震で、全国の広い範囲が揺れたのは、規模が大きかったことに加え、震源が極端に深かったのが主な原因だ。

 中でも関東地方の揺れが強かったのは、海底下のプレート(岩板)を伝わって地震波が減衰せずに届きやすい場所にあったためだとみられる。気象庁は、遠い地域に強い揺れが伝わる「異常震域」と呼ばれる現象だと説明している。

 気象庁によると、震源は深さ約590キロ・メートルで、太平洋プレートと呼ばれる巨大な岩板の内部だった。東京大地震研究所の古村孝志教授によると、日本列島やその周辺の海では、複数のプレートが複雑に重なり合っている。太平洋プレートは最も深い位置にあり、フィリピン海プレートなどの下に沈み込んで、日本列島の地下深くまで続く。

 谷岡勇市郎・北海道大教授(地震学)は「海のプレートは陸のプレートに比べて固く、プレートの中を伝わる地震波が弱まりにくい」と指摘する。関東へ達した地震波は、震源からまず太平洋プレートに沿って、より沖合の浅い方へ向かった後、このプレートと接する別のプレートに伝わるという経路をたどり、あまり減衰しなかったとみられる。

 過去には、2013年9月に東京都の鳥島近海の深さ約450キロ・メートルでマグニチュード(M)6・8の地震が発生、北海道から関東にかけて広い範囲で最大震度4の揺れを記録した。また、07年7月に京都府沖の深さ約370キロ・メートルで発生したM6・7の地震でも広い範囲で揺れ、震源から離れた北海道で最大震度4が観測された。

最終更新:5月31日(日)1時18分

670とはずがたり:2015/06/13(土) 07:00:28

地球は地球と月の2つだけど星三つ以上だと複雑系になって動きが予測不能になるってやつか?

2015.6.5 23:00
冥王星の2衛星が不規則自転 NASAが発見
http://www.sankei.com/life/news/150604/lif1506040020-n1.html

冥王星の5個の衛星の大きさや特徴の比較。カロン(下)が最大。右上から左下にヒドラ、ケルベロス、ニクス、ステュクス(NASA提供・共同)

 冥王星に5個ある衛星のうち、2個の小さな衛星ニクスとヒドラが予測できない不規則な自転パターンを示していることが分かったと、米航空宇宙局(NASA)の研究チームが3日、英科学誌ネイチャーに発表した。

 衛星の重力が複雑に影響し合っているのが原因。こうした不規則な自転の衛星は太陽系でほとんど見つかっておらず、チームは「誰かが住んでいたら、いつ夜が明けて太陽が昇るか知ることができないだろう」と驚いている。

 冥王星には、直径が冥王星の約半分の大きな衛星カロンのほか、小さな衛星のニクスとヒドラ、ケルベロス、ステュクスがある。ハッブル宇宙望遠鏡の観測からシミュレーションすると、冥王星と引き合うように回るカロンの影響で重力場が複雑に変化し、ラグビーボールのような形のニクスとヒドラの自転に揺れるような不規則なパターンを与えていた。またほかの衛星は明るい白色だが、ケルベロスだけが真っ黒だった。(共同)


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