したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

1201荷主研究者:2009/12/14(月) 00:45:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091211t11023.htm
2009年12月11日金曜日 河北新報
東北大大学院医学系研究科 医学部卒以外もOK 東京でPR

 東北大大学院医学系研究科は12日、東京都内で初めて、医学部卒業生以外も入学できる「医科学専攻修士課程」の説明会を開き、首都圏からの学生獲得に乗り出す。

 同課程(2年間)は定員40人。六年制で医師を養成する医学部とは別枠で、2003年度に開設された。

 理系文系を問わず、四年制大学出身者が医学の基礎を学べるのが特徴で、保健医療行政などを担う人材の育成を目指している。在籍者の出身学部は理、農学部といった理系に限らず、文、経済学部など多岐にわたる。進路は医療機器メーカー、地方自治体、病院などが中心だという。

 ただ、認知度はまだ低いのが実情。定員は本年度、前年度の20人から倍増されたが、本年度の入試は初めて合格者が定員を割り込んだ。来年度入試でも8月の試験では定員に満たず、2次募集(15人)を迫られた。

 説明会の東京開催は、大学間競争が激化する時代を迎え、大学院も積極的にアピールし、優秀な人材を幅広く確保するために企画した。今回の説明会は東京・丸の内の東北大東京分室で、学生や社会人を対象に開く。修士課程長の中山啓子教授は「臨床心理士や臓器移植コーディネーターなどを志す人、医学関係の職場でスキルアップを図りたい人に関心を持ってほしい」と呼び掛けている。

 連絡先は医学系研究科教務係022(717)8010。

1202とはずがたり:2009/12/14(月) 20:23:00
酷いなぁ。。

<ニッポン密着>軽度脳損傷 自賠責請求、認められず 働き盛り、人生暗転
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20091213ddm041040074000c.html
2009年12月13日(日)13:00

 装具で固定した右足をひきずりながら歩く。東京都世田谷区の商店街。左前方に街灯がある。そのまま左肩が激しくぶつかりよろめいた。「よくあることですから」。近くに住む五十嵐克典さん(38)はつえで体を立て直すと、再び歩き始めた。軽度外傷性脳損傷(MTBI)による高次脳機能障害の影響で、左目で空間の一部を認識できないのだ。【宍戸護】

 人生は交通事故で一変した。03年10月の夕、埼玉県岩槻市(現さいたま市)の東北自動車道。乗用車で渋滞の最後尾にいたところ、ワゴン車に追突された。5台の玉突き事故。ワゴン車に乗用車のトランクを押しつぶされた。

 五十嵐さんは、意識がもうろうとし、右半身に違和感を覚えた。自ら運転して帰宅すると、母嘉津子さん(67)から「右肩が下がり、右足を引きずっている」と言われた。近くの病院で「頸部(けいぶ)損傷の疑い」と診断された。

 事故から10日を過ぎると、右半身のしびれはひいたが、右手人さし指が動かなくなった。数週間後、みそ汁やオムライスの味がしない。記憶力も落ち、取引先との打ち合わせを忘れた。「待ち合わせ場所に来ない」。商談はつぶれ、仕事への復帰は無理と悟った。

 世田谷で生まれ育ち、プロゴルファーを目指した。腰を痛めてあきらめたが、同期のプロゴルファー、横田真一さんのマネジメントを始めた。クラブメーカーなどと交渉しスポンサー契約をとり、キャディーも務めた。重さ約15キロのゴルフバッグをかつぎ、全国を転戦した。すべてがうまく回っていた。ツアー帰りの「あの日」までは。

    □ 

 湖南病院(茨城県下妻市)の石橋徹医師は、当時都内の国立病院勤務医。事故2週間後に五十嵐さんの診察を始めた。MRI(磁気共鳴画像化装置)などで検査したが、脳内出血などを疑わせる画像を確認できなかった。しかし、過去の臨床経験から「原因は脳にある」と推測。世界の学術論文を読むと、米政府が96年に支援法、世界保健機関(WHO)は04年にMTBIの基準をまとめ、欧州の神経学会でもガイドラインを整えていた。

 五十嵐さんは、事故直後の意識変容などWHOの診断基準にある二つの要件を満たしていた。専門医に診断を依頼した結果、左目の空間無視症状▽嗅覚(きゅうかく)喪失、味覚消失、嚥下(えんげ)障害▽高次脳機能障害(知的機能低下、記憶・注意・遂行機能障害)▽排尿1日20回、切迫性尿失禁――などの症状が分かった。

 石橋医師はMTBIと診断を確定。これを受けて五十嵐さんは自賠責保険を請求したが、認められなかった。労災基準に準じた「脳が損傷した兆候を示すMRIなどの画像所見が必要」との自賠責基準を満たせなかったからだ。

 こうした現状から、被害者の多くは、事故の加害者側に損害賠償を求めるしか手段がない。五十嵐さんもワゴン車の運転手らを提訴したが、被告側は「頭部に異常を示す画像所見はなく、高次脳機能障害と身体的障害は事故とは関係ない」と反論しているという。画像所見がなくても、高次脳機能障害を認めた判例(最高裁07年12月)もあるが、多くは敗訴している。

 石橋医師は「MTBIは高次脳機能障害や身体的障害を合併する重い疾患。国内に潜在患者が多数いるのは間違いない。治療や予防、患者救済に取り組む時期が来ている」と指摘した。

    □

 2歳の一人息子の写真が何枚も飾ってある五十嵐さんの自宅居間には、ウルトラマンやアンパンマンの人形が並ぶ。話し合って別居している妻子が月1〜2回訪ねてくるのが楽しみだ。「子供が僕のすべて。首から下がいつ動かなくなるか、毎日恐怖を感じている」

 事故後、身体障害者2級になった。月約1万5000円の障害者手当と同居する母親の月11万円の年金が頼りだ。

軽度外傷性脳損傷友の会 トップページ
http://mild-tbi.net/

1203名無しさん:2009/12/15(火) 20:43:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20091215-OYT8T00001.htm
ホーム>地域>群馬
民主、自民の双方推薦
参院選で県医師会長見通し
 県医師会の鶴谷嘉武会長は14日、前橋市内で民主党県連所属国会議員らと懇談し、来夏の参院選で民主党と自民党の双方から推薦願が出された場合は、両方に応じる考えを明らかにした。

 懇談後、鶴谷氏は記者団に「政党に左右されない団体になるということで、互いを推薦することになると思う」と述べ、県医師会の政治団体である県医師連盟が、自民、民主双方の候補者を推薦するとの見通しを示した。

 比例選で自民党から出馬を予定している組織内候補の西島英利参院議員については、「おそらく日本医師会の指示で(医師会施設などに張ってある)ポスターをはがすことになる」と述べた。

 医師会は長年自民党の有力支持団体だったが、今夏の衆院選では群馬1・2区の一部で民主党候補を支援する動きが出た。

 一方、鶴谷氏は、自公政権下で進められた医療費削減によって医療崩壊が起きたとして、診療報酬の大幅引き上げや患者の一部負担割合の引き下げを求める要望書を、民主党県連に提出した。

(2009年12月15日 読売新聞)

1204名無しさん:2009/12/15(火) 20:53:24
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000000912150001
現在位置:asahi.com> マイタウン> 群馬> 記事
参院選 県医師会 民主と自民「平等に」
2009年12月15日
 民主党県連は14日、これまで自民党を支援してきた県医師会と懇談し、来年夏の参院選での支援を打診した。県医師会長で政治団体「県医師連盟」の委員長を務める鶴谷嘉武氏は「選挙区、比例区とも民主、自民を平等に推薦することになるだろう」と述べ、自民党一党支持の方針を見直す考えを示した。
 懇談会の冒頭、鶴谷氏は「自民党との長い付き合いもあり、すぐに民主党と手を携えてとはいかないが、この国をよくする政党を支持していきたい」とあいさつ。
 話し合いは非公開となり、医師会側は陳情を受け付ける地域政策本部の中島政希本部長(衆院議員)らに対し、自民党政権下で引き下げ傾向にあった診療報酬の大幅な引き上げなどを要望した。
 県医師連盟は、これまでも民主党議員との接触を続けてきたが、国政選挙では自民党候補の支援を続けてきた。だが8月の総選挙で自民支持を決める一方で、各郡市の医師連盟については民主公認候補の支援を黙認。前橋市医師連盟などは事実上の自主投票となり、大半の会員医師が民主候補の支持に回った。

http://mainichi.jp/area/gunma/news/20091215ddlk10010161000c.html
民主県連:参院選の推薦要請 県医師会側「自民と公平に」 /群馬
 民主党県連は14日、県医師会とその政治組織「県医師政治連盟」と、前橋市内で会談した。県連側は来年夏の次期参院選について「推薦をお願いしたい」と要請、医師会側は「自民と民主を公平に扱っていく。両方推薦することになる」と応えた。鶴谷嘉武医師会長は「個人的には明日、自民候補のポスターをはがすことになると思う」と述べ、東京都内で15日に開かれる日本医師会の政治組織「日本医師連盟」執行委員会の結論を踏まえ、県内の組織も正式に対応を決定する考えを示した。

 会談には、県連側から次期参院選で改選を迎える富岡由紀夫会長をはじめ県連所属の衆参両院議員7人全員が出席したほか、医師会側からは鶴谷会長ら幹部が参加した。冒頭、県連の中島政希会長代行が「医療行政についてご指導いただきながら、民主党に温かい支援をお願いしたい」とあいさつ。鶴谷会長は「自民党と長く付き合ってきたから、すぐに民主党と手を携えてというわけにはいかないが、この国をいかに良くするか、自己の利益を守る人たちには賛同しかねると思っている」と話した。

 このほか、医師会側は来年度の診療報酬の大幅な引き上げや、患者の一部負担引き下げなども要望した。【宍戸護】

1205名無しさん:2009/12/18(金) 23:06:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/091218/elc0912182048000-n1.htm
民主支持の決定先送り 参院選対応で日歯連
2009.12.18 20:47
 日本歯科医師会の政治団体「日本歯科医師連盟(日歯連)」は18日、都内で理事会を開いた。執行部は来夏の参院選での政党支持に関し、これまでの自民党から民主党への転換を提案したが、地方の理事から慎重論が出たため最終決定を先送りした。来年3月の評議員会までの意見集約を目指す。

http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121801000865.html
日歯連、民主支持の決定先送り 参院選対応を協議
 全国歯科医の政治団体である日本歯科医師連盟(日歯連)は18日、都内で理事会を開き、来年夏の参院選への対応を協議した。執行部は前回参院選まで支持してきた自民党から、政権与党の民主党支持への転換を提案したが、地方の理事から慎重論が出たため最終決定を先送りした。来年3月の評議員会までの意見集約を目指す。

 堤直文会長は理事会後の記者会見で、地方議会の多くは自民党が与党だと指摘。現段階で民主党支持を決めるのは、拙速だとの異論が出たことを明らかにした。

 その上で堤氏は「どこかで意見を統一しなければならない。(来年)3月の評議員会までには決めたいが、今日は継続審議にした」と説明した。

2009/12/18 21:23 【共同通信】

1206とはずがたり:2009/12/20(日) 13:24:10

メニエール病:「原因を解明」…大阪市大グループ
http://mainichi.jp/select/today/news/20091220k0000m040088000c.html
2009年12月20日 2時30分

 めまいや耳鳴り、難聴などを起こすメニエール病について、耳の内部にある球形嚢(きゅうけいのう)と呼ばれる器官内で、微小な炭酸カルシウムの石(耳石、じせき)がはがれ落ちて内リンパ液の通り道をふさいだ結果、内耳が内リンパ水腫(水ぶくれ)になって発症するという説を、大阪市立大大学院医学研究科の山根英雄教授=耳鼻咽喉(いんこう)病態学=らのグループがまとめた。メニエール病患者の内耳に水ぶくれが生じていることは分かっていたが、水ぶくれの原因は不明だった。

 山根教授は、12人の患者の症状のある耳の内部を三次元CT(コンピューター断層撮影装置)で撮影。8人で球形嚢(直径約2ミリ、高さ約3ミリ)の中にある耳石(大きさ10〜20マイクロメートル)が複数はがれ、下にあるリンパ液の通り道(結合管、直径約0.1ミリ、長さ2〜3ミリ)に集まっているのを確認した。

 山根教授は、メニエール病患者の内耳では、結合管の詰まりで蝸牛(かぎゅう)が内リンパ水腫になって聴覚障害を起こしたり、球形嚢の機能不全で平衡感覚が乱れると推定している。【関野正】

1207とはずがたり:2009/12/23(水) 14:35:23

デフレで物価下がってるのになんで医者だけ給料あげんねん。地方の医者増やす方が先ちゃうか。

平野氏ら診療報酬で協議 不調、再調整へ
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009122301000233.html

 平野博文官房長官と、藤井裕久財務相、長妻昭厚生労働相は23日午前、首相官邸で、2010年度予算編成で調整が残っている診療報酬改定について協議した。結論は得られず、午後引き続き藤井、長妻両氏で調整を続けることになった。

 来年度の診療報酬改定をめぐっては、厚労省が医療再生のため報酬全体を0・35%程度引き上げ、10年ぶりにプラス改定とするよう求めているのに対し、財務省は財政難などを理由に引き下げを要求している。
2009/12/23 13:19 【共同通信】

1208とはずがたり:2009/12/23(水) 14:57:58

藤井財務相「厚労相は政治論ばかり」 診療報酬巡り激突
http://www.asahi.com/politics/update/1222/TKY200912220493.html
2009年12月22日23時42分

 来年度改定される診療報酬をめぐり、財務、厚生労働両省の攻防が激化している。全体の改定率で意見が折り合わず、藤井裕久財務相が長妻昭厚労相を「政治論ばかり」と異例の批判。長妻氏も主張を曲げない姿勢で、着地点はなお見えていない。

 21日に初めて閣僚間で行われた診療報酬の協議では、長妻氏が全体でプラスになる改定を求めたのに対し、藤井氏は財政状況の厳しさを理由にマイナスで譲らなかった。藤井氏は22日の閣議後会見で、「プラスになるのは多くの人を味方にし、マイナスは多くの人を裏切る、と(長妻氏は主張する)。大臣折衝はそういうものではない」と長妻氏の姿勢を批判した。

 これに対し、長妻氏は同日の会見で「全体でプラスということが医療を再生するためには必要であるという結論になっている。決して過大な要求をしているわけではない」と「政治論」を取り下げず、「財務省と交渉が続いているので、そういう主張を極力具体的に申し上げていきたい」と宣戦布告をした。この日の厚労省政務三役による協議でも、全体でプラス改定を獲得する方針を確認した。

 藤井氏も同日朝には、記者団にこう言い放った。「デフレの時にどうして上げるの? それは保険料にもかかってくる。私は曲げません」

1209とはずがたり:2009/12/23(水) 15:00:02

国民の思いは開業医と勤務医の収入格差の見直しや、医師不足が目立つ産婦人科や小児科などへの重点配分が先であってそういう施策より先に診療報酬が引き上げなんて出てくるのが可怪しい。長妻は限られたカネの優先順位わかってんのかなぁ。

診療報酬引き下げ、長妻氏が異論 「医師数は少ない」
http://www.asahi.com/politics/update/1129/TKY200911290213.html?ref=reca
2009年11月29日22時20分

 長妻昭厚生労働相は29日のテレビ朝日の番組で、医療行為や薬の公定価格である診療報酬について「全体のパイを上げたうえで中の配分を大きく見直すことが必要不可欠だ」と強調した。財務省が診療報酬全体を引き下げて配分の見直しを求めていることに反論した。

 長妻氏は「日本の医療費、医師の数は先進7カ国で最低」と指摘したうえで、「今回の政権交代の大前提は、コンクリートから人。医療崩壊を立て直すためには、一定の金額が必要だ」と診療報酬全体の底上げを改めて求めた。一方で「配分も変える必要がある」とも述べ、開業医と勤務医の収入格差の見直しや、医師不足が目立つ産婦人科や小児科などへの重点配分を目指す考えを示した。

1210名無しさん:2009/12/24(木) 20:33:20
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009122402000110.html?ref=rank
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/images/PK2009122402100024_size0.jpg

<スコープ>診療報酬プラス改定 抑制転換 政府体面
2009年12月24日 紙面から


 二〇一〇年度予算編成で調整が残っていた診療報酬は二十三日、十年ぶりのプラス改定で決着した。減額を求める財務省と、厚生労働省の折衝は難航したが、小泉政権以降の社会保障費の抑制路線からの転換を重視した官邸サイドが、「プラス」を裁定した。改定率の中身も含め、政権交代を受けた政治的思惑が見え隠れしている。 (吉田昌平)

 長妻昭厚労相は同日夕の記者会見で、開口一番に「実に十年ぶりのプラスになった」と強調。急務となる病院勤務医や救急、産科、小児科分野の医療充実に引き上げ分を重点配分する方針を示した。

 診療報酬は、医師の技術料などにあたる「本体部分」と「薬価・材料価格」に分かれる。長妻氏は本体で六千三百億円の増額を求めていた。薬価は市場価格の下落に連動し、すでに来年度改定で1・36%引き下げが決まっており、医療費ベースで約五千億円が浮く計算。長妻氏の要求は、これに千三百億円程度上乗せする内容だった。

 これに対し、財務省は財政難を理由に、診療報酬全体でマイナス1%程度の引き下げを譲らず、決着がずれ込んでいた。

 プラス改定へと傾いたのは、衆院選マニフェスト項目の軌道修正が批判を浴びる中、従来の主張との整合性をとる必要に迫られたからだ。

 鳩山由紀夫首相らは野党時代から、過去四回の改定で計約8%となる引き下げ幅が「医療崩壊を招いた」と批判してきた。このため、平野博文官房長官は二十三日午前、官邸で長妻氏、藤井裕久財務相らと会談した際、プラス改定を求める首相の意向を伝えた。

 0・19%の増額は、医療費ベースで七百億円に相当し、長妻氏が要求した半額にすぎない。とにかくプラスにすることで体面を保つ必要があった。

 また、本体部分の改定率の内訳は、歯科が2・09%で、医科の1・74%を上回る異例の上げ幅。例年は同率の改定幅だった。

 日本歯科医師連盟はすでに、来年夏の参院選で自民党からの組織内候補の擁立を見送り、民主支持を鮮明にしている。一方、日本医師連盟は衆院選後に自民党支持を白紙撤回したが、参院選では自民現職を組織内候補として擁立する方針を変えておらず、差別化が図られたことが明らか。来春の会長選を控え、政党支持に揺れる日本医師会へのけん制が、改定の裏側から透けてみえる。

1211とはずがたり:2009/12/24(木) 20:38:22
>>1210-1211
保存しときました。

10年ぶりとなるとまあ仕方がないのかな,と云う気もしなくもないです。
これで少しは給料上がって田舎でも赴任して良いと云う医者が増えれば良いんですけど。

最近の診療報酬改定率
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/PK2009122402100024_size0.jpg

1212名無しさん:2009/12/24(木) 20:53:46
http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/091224/wlf0912241830003-n1.htm
診療報酬改定 業界団体悲喜こもごも、参院選へ影響も (1/2ページ)
2009.12.24 18:29
 平成22年度の診療報酬全体の改定率が0・19%増と、10年ぶりの引き上げになったことを受け、日本医師会(日医)など関係団体は24日、見解を発表した。改定率の内訳をみると、民主党と良好な関係を築いている団体と、そうでない団体とでは、引き上げ幅に強弱があり、来夏の参院選に向け、従来の自民党支持から民主党支持へ方針転換する団体も出てきそうだ。

 次期診療報酬改定で2・09%の大幅増となったのは歯科の報酬で、日本歯科医師会(日歯)の大久保満男会長は同日の会見で、「新政権の英断を大きく評価する。100点満点で80点だ」と笑顔をみせた。

 日歯は、8月の衆院選直後から民主党との接触を強め、来夏の参院選比例代表では、組織内候補を自民党から擁立する当初方針を白紙に戻している。厚労省の政務三役の一人は「民主党を一生懸命応援してくれる団体に診療報酬を付けるのは当然だ」と説明する。

 一方、冷や飯を食わされた格好なのが日医。会員の中心的存在である開業医が、外来診療で受け取る報酬の引き上げ幅は、わずか0・31%とされた。唐沢祥人(よしひと)会長名で「大きく失望し、憤りすら覚える」と怒りのコメントを発表したほどだ。

 ただ、地方からは、次期参院選をめぐり、自民党現職の組織内候補の西島英利氏を支持していることが、改定率に影響したと指摘する声も出ており、今後、日医内で西島氏の取り扱いが大きな焦点となりそうだ。

1213とはずがたり:2009/12/24(木) 20:57:45
>>1212
こういう政策的必要性ではなく政局的必要性でカネつけるやり口は嫌ですねぇ。

1214とはずがたり:2009/12/27(日) 19:20:49

大分前のニュースだが,田舎の割には有名なこども病院みたいである。

静岡県立こども病院 患者受け入れ制限発表
2009.4.14 03:50
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/090414/szk0904140351004-n1.htm

 静岡県立こども病院(静岡市葵区漆山)は13日、新生児集中治療室(NICU)への新規患者の受け入れを制限すると発表した。現在は必要な患者は制限を設けず受け入れているが、今後は、静岡市内の患者のうち「こども病院でなければ適切な医療を受けられないような患者」(病院側)のみとし、それ以外の患者は市内の他の医療機関を受診してもらう方針だ。

 県立こども病院は、高度な周産期医療を提供する「総合周産期母子医療センター」に指定された、県中部唯一の医療機関。静岡市外の患者は、同じ指定を受けている順天堂大付属静岡病院(伊豆の国市)と聖隷浜松病院(浜松市)での対処を要請するという。

 同病院は、1000グラム未満で産まれた低体重児や重度疾患を持つ新生児に最先端の医療を提供できる、高度周産期医療の“最後の砦(とりで)”となっているだけに、受け入れ制限は周辺市町の医療機関にも大きな影響を与えそうだ。

 今回の措置の理由は、昨年度は7人いた新生児未熟児科の医師が、今月中にも退職などで2人に減ると見込まれているため。3月に出された同科長の異動内示に反発した周囲の医師らが辞意を示したことが、主な原因という。

 病院側は一時、NICUへの新規受け入れを全面休止すると発表していた。しかし、小児科など別の科の医師で減員分をカバーする態勢を整えたことから「病院として最低限の責務を果たすため、必要な患者の受け入れは何とか行うことにした」と方針を転換した。

 同病院経営室は「新患の制限はあくまでも暫定的な措置。現在、医師の確保に努めており、6〜7月をめどにこれまで通りの態勢に戻したい」と話している。

1215とはずがたり:2009/12/28(月) 19:08:19
インフル患者、3週連続で減少 国立感染症研究所が発表
12/28 13:26
http://www.shizushin.com/news/environment/medical_health/2009122801000314.htm

 国立感染症研究所は28日、20日までの1週間に新たに医療機関を受診したインフルエンザ患者数は推計約107万人(前週約132万人)で、3週連続で減少したと発表した。
 7月上旬(6日)以降の累計は約1653万人。患者の大半は新型とみられる。
 感染研によると、この1週間に全国約5千の定点医療機関から報告された患者数は10万8071人、1機関当たり22・44人で、前週(13万1972人、27・39人)より減った。
 都道府県別で報告数が最も多いのは福井で1機関当たり43・22人。次いで宮崎(41・81人)、福島(38・99人)、愛媛(33・51人)、岐阜(32・90人)、長野(31・72人)、長崎(31・00人)、大分(30・07人)、鹿児島(30・06人)、山口(29・66人)の順。福島、山梨、沖縄を除いた44都道府県で前週よりも減少した。

1216とはずがたり:2009/12/31(木) 21:26:57

もー医薬品がらみだしこっちでいいや。

【米男子ゴルフ】ウッズ、セックス依存症!? 治療を拒否
http://sankei.jp.msn.com/sports/golf/091221/glf0912210849001-n2.htm
2009.12.21 08:41

「セックス依存症」疑惑が取りざたされるウッズ。治療も拒否していると伝えられる。右はウッズとジョークを交わすジョン・ダリー(ロイター)「セックス依存症」疑惑が取りざたされるウッズ。治療も拒否していると伝えられる。右はウッズとジョークを交わすジョン・ダリー(ロイター)

 これまでに14人の“愛人”の存在が公になった米男子プロゴルフのタイガー・ウッズ(33)だが、セックス依存症の疑いがありながら、その治療を拒否していることが20日、分かった。

 英紙デーリー・メールなど複数の米英サイトによると、ウッズは鎮痛薬「ビコディン」と睡眠薬「アンビエン」の服用者。ビコディンはモルヒネやコカインに似た作用を脳に及ぼし、米国では“代用ドラッグ”として100万−200万人が使用。今年6月に急死した米歌手マイケル・ジャクソンも多量に服用していたとされる。そのクスリの副作用として、“男性機能”を高める効果もあるという。

 アンビエンは米国でポピュラーな睡眠薬だが、睡眠中に車を運転するなどの異常行動があるとFDA(米食品医薬品局)が報告を出しており、こちらには性欲増進という“おまけ”がある。

 この2つの薬物の影響でウッズがセックス中毒になっている可能性があるというのだが、ウッズ自身はリハビリに行くのを拒否しているという。リハビリ先は米アリゾナ州の施設とされる。

 妻のエリンさん(29)は「ウッズは自分に問題があることを認めたがらず、リハビリをすれば症状がもっと悪くなると感じている」と友人に語っており、ウッズが治療を拒んだことで離婚を決意したという。

 一方、ウッズは夜な夜なフロリダ州の自宅近くのゴルフコースに出かけては暗闇の中で練習する姿が近所の人に目撃された、と英紙ザ・サンが報道。これが独自のリハビリ法なのか、離婚−早期ツアー復帰に備えての動きなのかは不明だ。

1217とはずがたり:2010/01/06(水) 00:14:13

無料低額診療:福岡の医療法人の事業実施 県が1年以上たなざらし 「国が抑制求めている」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1256129168/75

 医療費を払えない貧困層のための「無料低額診療事業」について、福岡県大牟田市の医療法人「親仁会」が県に事業実施を申し出たところ、1年以上も受理されずたなざらしにされていることが分かった。県は「国が抑制を求めている」などの見解を示しているが、親仁会側は「困窮者が増えているのに門前払いはおかしい」と批判している。

1218とはずがたり:2010/01/13(水) 16:06:12
興味深い。

兵庫で公立と民間の病院統合へ 加古川市と神戸製鋼所
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010011201001000.html

 兵庫県加古川市と神戸製鋼所(神戸市)は12日、医師不足に対応するため、加古川市内でそれぞれが経営する加古川市民病院と神鋼加古川病院を来年4月にも統合するとの方針を発表した。

 兵庫県によると、公立と民間の病院統合は愛知県東海市や三重県桑名市で例があるが、全国的にも珍しいという。厳しい経営環境にある公営病院の生き残り策として注目されそうだ。

 加古川市や同社によると、新病院は新設する地方独立行政法人が経営。統合後、診療科や医師の再配置をした上で現行の2病院で診察を続け、17年に市内に600床規模の病院を新築、完全統合する。

 加古川市民病院は内科医不足から患者数が減り、08年ごろから経営難に。昨年、人材や設備が充実している神鋼加古川病院に統合を提案。専門分野も異なっており、地域サービスを向上させる観点から統合が決まった。

 医師を含めた両病院の職員計750人は引き続き雇用する。
2010/01/12 20:31 【共同通信】

1219とはずがたり:2010/01/19(火) 12:07:37
凄いなぁ。

がん転移「足」くっきり 東北大グループ解析装置開発
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100119t13025.htm

マウス内で血管(左下の点線部分)に近づくがん細胞(右上)。右下の棒は長さが1万ナノメートル(権田講師提供)
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/20100118014jd.jpg

血管に近づくがん細胞の拡大図。進行方向に向かって、足のようなもの(矢印)が出ている
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/20100118015jd.jpg

 東北大大学院医学系研究科の権田幸祐講師(医工学)と大内憲明教授=腫瘍(しゅよう)外科学=らの研究グループは、動物の生体内でがんが転移する様子を分子レベルで画像確認することに初めて成功、これによりタンパク質の移動速度が変化していることを突き止めた。がんの新たな治療法の開発や、悪性度診断への応用が期待されるという。

 がん転移を引き起こす「細胞膜タンパク質」や抗がん剤の分子サイズはこれまで、生体内では観測できなかった。従来、生物内で観測できたのは1000ナノメートル(1ナノメートルは100万分の1ミリ)の精度だったが、分子サイズは数ナノメートルから100ナノメートルという。

 グループは9ナノメートルで解析できる装置を開発。マウスの背中下部にヒトの乳がん細胞を注入した後、がん細胞にある細胞膜タンパク質に蛍光物質を結合させることによって、動きをとらえた。

 その結果、がん細胞が血管に近づくにつれて、細胞膜タンパク質の移動速度は約10〜300倍に増加。また、がん細胞が進行する方向に、足のようなものを出していることも分かった。

 さらにがん細胞が血管内に入ると、細胞膜タンパク質の移動速度は血管から離れた場合の約1100倍に達した。移動速度が上がると、他の物質と衝突しやすくなるため、がん転移が活性化される可能性があるという。

 細胞膜タンパク質の移動速度を指標にすれば、がんの進行段階を調べる手段にもなりうる。権田講師は「がん転移のメカニズム解明につながるだけでなく、抗がん剤との相互作用そのものも見られるようになって、開発中の治療薬の効果を詳細に調べることも可能になる」と話している。

 成果は東大などとの共同研究で、米生物化学誌「ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー」電子版に22日、掲載される。


2010年01月19日火曜日

1220とはずがたり:2010/01/19(火) 12:10:58

厚生官僚はアホか。

改正薬事法、漢方薬の郵送販売禁止 嘆く利用者 店主危機感
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100118t73018.htm

漢方薬の郵送販売が禁止され、不便を強いられるお年寄りも少なくない=青森市内(写真と記事は関係ありません)

 昨年6月に施行された改正薬事法に、漢方薬の利用者と薬局の双方から不満の声が上がっている。漢方薬など処方せんの要らない一般用医療薬(大衆薬)の郵送販売が禁止され、利用者は薬局に足を運ばなければならなくなった。東北でも遠方に住む人や移動手段のない高齢者は負担感を訴え、郵送販売の割合が大きい薬局は売り上げの落ち込みに危機感を募らせている。

 「トラブルなく利用していたのに、どうしてこんな法律ができたのか。負担が増えるだけ」。宮城県石巻市の会社員白出政子さん(53)は8年ほど前から、漢方薬を服用している。かかりつけは仙台市にある薬局。家族4人分の薬は郵送で受け取っている。

 郵送販売の禁止は対面販売で薬のリスクを説明し、利用者の安全を確保するのが理由とされる。2011年5月末までは経過措置として、改正前から利用していた薬を同じ店から購入する場合などに限って認められる。

 白出さんも体調の変化などで薬の種類を変えると、月1、2回は薬局まで出向かなければいけなくなる。薬局まではタクシーと電車を乗り継いで片道3時間。1回の交通費は5000円以上かかり、仕事も休まざるを得ない。

 白出さんは「ほかの薬局は取り扱う薬が違うので簡単に変更できない。電話で相談に乗ってくれ、付き合いの長い薬剤師への信頼は替えがきかない」と嘆く。

 仙台市青葉区で1人暮らしの千葉篤子さん(72)は家から薬局まで徒歩15分の距離だが、郵送で購入している。腎臓の持病で足がむくみ、移動は困難を伴う。「薬局に行ってきてと頼める人はいない。雪道で転んで、けがでもしたら元も子もない。郵送禁止は高齢者の実情を全く考えていない」と憤る。

 漢方薬を扱う薬局側は経営への影響を懸念する。八戸市のある薬局は売り上げの約2割が郵送販売。利用者には対面販売への切り替えを呼び掛けている。理由を説明しても、なかなか理解してもらえないケースもあるという。

 店主の男性は「クリック一つで買えるインターネット販売と、カルテを作り、電話などで体調を確認している漢方薬局の販売方法を一緒くたにして禁止するのはあまりに乱暴。売り上げが2割減れば、利用者には申し訳ないが、廃業も考えないといけない」と話している。


2010年01月18日月曜日

1221チバQ:2010/01/20(水) 21:26:06
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100121k0000m010091000c.html
日医会長選:分裂 民主派が出馬表明 現職と一騎打ちへ
 日本医師会(日医、唐沢祥人会長)が、4月の会長選挙(任期2年)を巡って分裂する様相となってきた。3選を目指す現職の唐沢氏に対し、昨年の衆院選で民主党候補を支援した茨城県医師会長の原中勝征氏が立候補を表明し、事実上の一騎打ちとなる雲行きだからだ。日医会長がトップを兼ねる日医の政治団体「日本医師連盟」(日医連)は、既に夏の参院選比例代表に組織内候補で自民党現職の西島英利参院議員を推薦する方針を決めているが、会長選の結果は参院選の構図に大きく影響する。

 「私自身は(西島氏は)下りるべきだと思う。当選するだけの票が出るはずがない。私が会長になれば、最初に日医連に(推薦撤回を)提案する」

 20日、東京都内のホテルで会長選の公約を記者会見で発表した原中氏は、当選すれば西島氏の推薦を取り消す考えを表明した。会見には、埼玉、山梨両県医師会長が同席した。

 原中氏は、後期高齢者医療制度の撤廃を求めて民主党と手を組み、いち早く茨城県内の全小選挙区で民主党候補を推薦し、政権交代の流れを後押しした。原中氏は会見で、鳩山由紀夫首相や小沢一郎幹事長と直接話せる、と民主党とのパイプを強調し、「日医が言うことは一切政府に届いていない」と今の唐沢執行部を批判した。

 長年自民党を支持してきた日医だが、04年に会長となった大阪府医師会出身の植松治雄氏は自民党に「是々非々」で臨んだ。これに対し唐沢氏は06年、自民党との関係修復を訴え、植松氏の再選を阻んで会長に就任した。

 このため、唐沢執行部は民主党との関係作りに苦労している。診療報酬を議論する中央社会保険医療協議会(中医協)では、任期切れを迎えた日医執行部の委員3人が外されたほか、診療報酬の配分でも揺さぶりを受け続けている。

 苦境を打開するため、日医連は昨年10月、自民党支持方針を白紙撤回するところまではこぎ着けた。関係者によると、1月19日の会合で唐沢氏は「自民党以外でも素晴らしい候補がいれば個々に推薦を機関決定したい」と各都道府県の代表に伝えた。

 しかし一方で、西島氏の支援も引き続き求めたという。西島氏の推薦を巡っては、昨年末の会合でも賛否両論出たが、最後に唐沢氏が理解を求め、その場を乗り切っていた。

 07年参院選の比例代表では、日医連が推薦する自民党現職、武見敬三氏を落選させた。組織力の低下がささやかれる中、政権与党との間合いをつかめないまま参院選に臨むことへの危機感は日医内にも根強くある。

 当面の焦点は2月の大阪府医師会長選だ。日医会長選は、各都道府県医師会から会員数に応じて選出される代議員の投票で決まる。植松氏の流れをくむ候補が当選すれば、反「唐沢」の流れが強まり、原中氏支持に結びつく可能性もある。【佐藤丈一】

1222とはずがたり:2010/01/22(金) 00:26:05

三井物、医薬品の治験事業へ参入=シンガポール企業に出資
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201001/2010011400786&rel=j&g=eco

 三井物産は14日、医薬品の治験支援事業に参入すると発表した。シンガポール証券取引所上場のパークウェイホールディングス傘下で、治験支援を手掛けるグレンイーグルス・シーアールシーが月内に実施する約4億円の第3者割当増資を引き受け、50%弱の株式を取得する。(2010/01/14-18:41)

1223チバQ:2010/01/22(金) 12:07:05
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001001220003
薬袋県医師会長 民主側へかじ?
2010年01月22日

 県医師会が、「民主党シフト」――? 4月の日本医師会(日医)の会長選挙で、自民党一辺倒の現執行部を批判して立候補する原中勝征・茨城県医師会長が20日、東京都内で開いた記者会見に、県医師会の薬袋健会長が埼玉県医師会長と共に同席。民主党とのパイプを強調する原中氏を支えて、政権交代後の「民主シフト」に踏み込む構えかと、波紋が広がった。


 薬袋氏は、関東甲信越医師会連合会などを通し、原中氏とは旧知の間柄。従前から、個人的にも親交を深めていた、という。


 原中氏は昨年の衆院選で、同県医師会の政治団体である「県医師連盟」として、茨城県内の全小選挙区で民主党候補を推薦。長年にわたって自民党の有力支持団体だった医師会の一角が民主党支持にかじを切ったとして大きな話題となり、政権交代の流れを後押しした。


 一方の山梨県医師連盟は、衆院選で日医の政治団体「日本医師連盟」の方針に従って、自民党候補を支援したが、全員が落選。政権与党への政策要望のパイプ作りを模索していた。


 薬袋氏は21日、取材に対して「依頼があったから同席したのであり、まだ私の中でも(方針は)決まっていない。組織決定もしていない」と、原中氏支援と受け取る観測を否定した。一方で、今夏の参院選をめぐり、日医の現執行部に対して、見解を異にする部分もある、と明かした。


 原中氏が当選すれば、今夏の参院選では、日医の組織内候補で自民党現職の西島英利氏の擁立が微妙になる。県医師会館の廊下に張られていた西島氏のポスターは、21日、すでに見あたらなかった。(吉田晋)

1224とはずがたり:2010/01/22(金) 18:01:38

秩父は3病院体制に 小鹿野中央病院一時撤退 夜間休日の救急医療
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100122/CK2010012202000084.html?ref=rank
2010年1月22日

 秩父広域市町村圏組合が実施する、夜間と休日の救急医療を担当する秩父地域の四病院の一つ、小鹿野町の国保町立小鹿野中央病院が、三月末で同医療から一時撤退することが、十九日夜に開かれた病院群輪番制病院長会議で決まった。

 これにより、四月からの夜間と休日の救急医療は、秩父市立病院と同市の秩父病院、皆野町の埼玉医療生協皆野病院の三病院体制になる。

 同中央病院は新年度から、現在の常勤医師七人から五人になる見込みで、非常勤医師の確保も現状では難しい。このため、通常医療や日直勤務などで、医師の疲弊が増すことが懸念されることから一時撤退を決断したという。

 秩父地域では、同組合業務として一九八一年度から、秩父郡市医師会の協力で病院群輪番病院運営事業を始めた。当初は七病院だったが、相次いで撤退し、二○〇七年度から四病院体制だった。 (村田秀雄)

1225とはずがたり:2010/01/22(金) 18:03:12

自治体病院連携 救急センター新設 地域医療再生 県が“処方せん”
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20100122/CK2010012202000078.html?ref=rank
2010年1月22日

 救急医療の充実や医師不足の解消に向け、県がつくった地域医療再生計画が、国の交付金支給対象に選ばれた。二○○九年度中に計五十億円が交付される見込み。県は交付金で基金を設け、地域医療再生本部を設置して諸課題に取り組む。 (小林孝一郎)

 交付金の対象となったのは、東総・外房地域の「香取海匝(かとりかいそう)」と「山武長生夷隅(さんぶちょうせいいすみ)」の両医療圏を再生する計画。

 香取海匝圏では、旭中央病院(旭市)に患者が集中する一方、ほかの六つの自治体病院は病床利用率の低下と経営悪化に直面。〇八年九月末には、銚子市立総合病院が休止し、地域医療崩壊のシンボルとして全国的な話題となった。

 山武長生夷隅圏は県内の医療圏で唯一、救命救急センターがない。救急搬送する患者の三人に一人は圏外に運ばざるを得ず、救急搬送全体の約八割が三十分以上かかるという状況にある。

 このため、再生計画では基金を活用し、香取海匝圏では病気やけがの重さなどによって、七つの自治体病院で役割分担を明確にし連携を強める。山武長生夷隅圏では、救命救急センターを備えた「九十九里医療センター(仮称)」を一四年四月に開院するなど、救急医療体制を確立する。県内全体での医師確保にも、千葉大などと協力して取り組む。

 県は昨年九月に医療審議会を二回開き、同十月に関係市町村や医療関係者への説明会を開いて再生計画をつくった。今月中旬には両医療圏の市町村長や病院長らと、再生計画の運用などについて話し合った。

 森田健作知事は十四日の定例記者会見で「今、地域医療再生は大変厳しい状況にあるが、この計画に基づき五年後、十年後には、県民の誰もが安心して暮らせるような医療体制を構築していきたい」と話した。

 厚生労働省が支給する「地域医療再生臨時特例交付金」は、〇九年度補正予算に計上され、予算規模は全国で二千三百五十億円。計画期間は一三年度末までで、医療の根源的な問題解決に使われる。

1226とはずがたり:2010/01/23(土) 12:07:40
すげえw
生物学もここでやりましょ〜。

「粘菌」エサの駅つなぎ首都圏そっくり鉄道網
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100122-OYT1T00002.htm?from=y10

東京都心に置いた粘菌(ttp://tohazugatali.web.fc2.com/science/20100121-115826-1-L.jpg)は、エサを求めて広がり(ttp://tohazugatali.web.fc2.com/science/20100121-115876-1-L.jpg・8時間後)、鉄道網のような姿になる(ttp://tohazugatali.web.fc2.com/science/20100121-115895-1-L.jpg・26時間後)=手老さん提供

 「粘菌」と呼ばれる単細胞生物が鉄道網のような高度なネットワークを構築する能力があることを、北海道大学の手老(てろう)篤史研究員らが突き止めた。

 実験で、粘菌が首都圏鉄道網のミニチュア版そっくりに変形していく様子を確認した。22日付の米科学誌「サイエンス」に発表する。

 粘菌は、胞子から小さなアメーバが生まれ、アメーバ同士が融合して、変幻自在に伸びるネバネバの集合に育つ。実験では、関東地方をかたどった容器(縦21センチ、横17センチ)の中で、横浜や千葉など首都圏の主要36駅に当たる位置にエサを配置。東京都心に粘菌を置いた。粘菌はエサを求めて広がり、次第に実際の鉄道網のようになった。

 粘菌が変形した「鉄道網」を分析すると、輸送効率やアクシデント時の迂回(うかい)路の確保といった点で、実際のJR鉄道網より優れたところがあるという。手老さんは「数億年を生き抜いてきた能力が巧妙な『鉄道網』を構築した」とみる。
(2010年1月22日04時50分 読売新聞)

1227とはずがたり:2010/01/27(水) 14:51:34

徳洲会の指定管理可決 榛原総合病院組合議会
01/27 14:46
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20100127000000000053.htm

 経営再建を目的とした榛原総合病院(牧之原市細江)の指定管理者制度移行に向け、吉田町、牧之原市でつくる病院組合議会は27日、臨時会を開き、医療法人「徳洲会」(徳田虎雄理事長)グループの沖縄徳洲会(本部・沖縄県)を管理者とする関連議案を全会一致で可決した。指定管理期間は、定款変更が認可された月の翌月から2020年末までの10年間。
 市当局と徳洲会側は3月からの公設民営化を目指し、来月初旬に基本協定を締結する予定。議会終了後、西原茂樹牧之原市長は「病院の存続と再建に見通しが立ち良かった。徳洲会と連携を取りながら、地域の安心安全を守りたい」と述べた。
 臨時会に先立ち両市町議会議員に対して、基本協定書の概要などに関する説明会が開かれた。市当局者らの説明によると、徳洲会が診療報酬などを全額収入とするほか、救急や周産期医療といった政策的医療を行う費用として、組合は徳洲会に毎月3千万円の地域医療交付金を収める。徳洲会は組合に毎月500万円の指定管理者負担金を支払う。医療収益にかかわる施設の維持管理費は原則として徳洲会側、それ以外は組合側が負担する。移行から5年後に協定見直しも可能。
 また、茂庭将彦院長は指定管理に移行する3月からの診療体制について、徳洲会が総合内科3人、外科1人、救急1人合わせて医師5人と循環器科医2人などを派遣する見通しを説明。老人保健施設は5月ごろまでに開設する方針も示した。

1228ももだぬき:2010/01/28(木) 08:29:05
日刊ゲンダイから衝撃的な話題→A1Cは6.6から7.1がかえっていいかも。無理に5.8まで下げようとすると体に負担が増すようです。

1229チバQ:2010/01/29(金) 12:19:44
>>1221
反会長派が割れる形になりますね
>04年に会長となった大阪府医師会出身の植松治雄氏は自民党に「是々非々」で臨んだ。これに対し唐沢氏は06年、自民党との関係修復を訴え、植松氏の再選を阻んで会長に就任した。

http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012901000317.html

京都府医師会の森会長出馬へ 日医の会長選
 4月の日本医師会(日医)会長選挙に、京都府医師会の森洋一会長(62)が出馬する意向を固めたことが29日、関係者への取材で分かった。2月1日に正式に表明する。

 会長選では自公政権との協調路線を取った唐沢祥人現会長が3選を目指している。森氏は府医師会のブログで「医師会活動があまりにも政治に傾きすぎると、医療が政治に左右されてしまう」と現執行部を批判している。

 このほか親民主党への路線転換を求めた茨城県医師会の原中勝征会長も出馬を表明している。

 森氏は京都府出身。1972年に京都大医学部卒業後、国立京都病院(現京都医療センター)小児科などを経て開業。2006年4月に府医師会会長に就任した。

2010/01/29 12:04 【共同通信】

1230とはずがたり:2010/01/30(土) 00:19:56

皮膚→神経細胞に、iPS細胞使わず作製…米研究チーム
簡便な再生医療、期待
http://osaka.yomiuri.co.jp/science/news/20100128-OYO8T00324.htm

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/20100128-227617-1-L.jpg

 iPS細胞(新型万能細胞)を使わず、マウスの皮膚細胞から直接、神経細胞を作り出すことに、米スタンフォード大の研究チームが成功した。神経以外にも様々な組織や臓器の細胞を作り出せる可能性があり、人に応用できれば、iPS細胞よりも安全で簡便な方法として再生医療などに役立ちそうだ。28日付の科学誌ネイチャーに発表する。

 研究チームは、マウスの神経細胞ができる時に働く遺伝子19種類を選んだ。うち3種類を同時に生後3日のマウスの皮膚細胞に入れると、細胞の形が変化し、約10日後には色々な種類の神経細胞になった。

 国立成育医療センター研究所の阿久津英憲・生殖技術研究室長は「鍵になる遺伝子がわかれば、どんな細胞もできることがハッキリした」と高く評価。遺伝子の組み合わせを変えれば、神経以外にも様々な細胞を作り出せる可能性がある。

 細胞を受精卵に近い状態に若返らせるiPS細胞を再生医療に使う場合、患者への移植まで最短2か月かかるうえ、腫瘍(しゅよう)ができやすい。今回の方法では若返りは起きていないとみられ、iPS細胞の課題をかなり解決できる一方、細胞を大量に増やせないなどの欠点がある。

 山中伸弥・京都大教授の話「人の細胞でも可能かどうかなど、さらに検討が必要だが、今後の発展次第では(再生医療や創薬に)使える可能性がある」
(2010年1月28日 読売新聞)

1231荷主研究者:2010/01/31(日) 13:30:06

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20100124401.htm
2010年1月24日03時13分 北國新聞
アルツハイマー抑制の物質確認 金大グループ

研究を進める棟居助教(左)と杉原さん=金大宝町キャンパス

 「esRAGE(レイジ)」と呼ばれる物質に、アルツハイマー病の進行を抑える効果があることを、金大医薬保健研究域医学系の血管分子生物学教室(山本博教授)の研究グループが23日までに突き止めた。マウスを使った実験で効果が確認された。新薬や新たな治療法開発への活用が期待される。

 「esRAGE」は、細胞外に分泌される性質を持った受容体。同じ遺伝子で形状が異なる受容体「RAGE」は、神経細胞を傷つける「アミロイドβタンパク」と結合して細胞内に信号を伝え、アルツハイマー病を発症、進行させる性質がある。「esRAGE」はこの結合を妨げることが裏付けられた。

 実験では、「esRAGE」を注入したマウスと普通のマウスにそれぞれ「アミロイド βタンパク」を投与し、脳内にどれだけ残るかを比較した。投与後30分で、「esRAGE」の多いマウスが持つ「アミロイドβタンパク」は、普通のマウスの半分になっていた。

 本来なら「RAGE」と結び付く「アミロイドβタンパク」を、「esRAGE」が横取りして結合を妨げ、細胞外に分泌していた。

 「RAGE」は、糖尿病の合併症やがんの転移などにもかかわっているとされている。研究を進めた棟居聖一助教と大学院生の杉原崇大さん(31)は「いろいろな病気の治療法にもつながると思う。さらに動物実験を行って効果を立証し、早く臨床で役立てたい」と話した。

●受容体 細胞表面や内部に存在し、細胞外の特定の物質と結合することにより、細胞の機能に影響を与える物質の総称。レセプター。

1232荷主研究者:2010/02/01(月) 01:02:19
>>1114
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/149203
2010年1月29日 01:44 西日本新聞
八幡西区の三菱化学病院 正和中央病院が継承 4月から 当面は3診療科

 本体の経営悪化などを理由に三菱化学黒崎事業所(八幡西区黒崎城石)が3月末での閉鎖を決めた同区東王子町の三菱化学病院(山口司院長、93床)について、同区八枝の医療法人・正和(しょうわ)中央病院(浦上陽一院長、74床)が、土地と建物などを買い取り、4月1日から新たに病院を運営することが28日分かった。浦上院長は「これからも地域医療を守っていきたい」と話している。

 同中央病院は1980年4月に開院。現在は外科と整形外科など7診療科あり、1日の平均外来患者数は約150人。三菱化学病院の閉鎖が決定した昨年10月に、同事業所に運営引き継ぎを打診し、同12月から交渉を開始。同事業所などによると、敷地約2万500平方メートルと建物、医療器具などを買い取ることで、大筋で合意したという。また、三菱化学病院の従業員で、再雇用希望者は優先的に採用するという。

 正和中央病院によると、新病院は4月1日から診療開始。当面は外科と整形外科、リハビリテーション科の3科とし、常勤医7人程度、従業員60−70人規模での運営を検討しているという。同病院は「徐々に規模を拡大していきたい」としている。老朽化している建物については、5−10年後を目標に、改築や建て直しをするという。

=2010/01/29付 西日本新聞朝刊=

1233とはずがたり:2010/02/04(木) 13:24:52
実数みるだけじゃ解らないけど東近江の落ち込み多い感じですな。

【滋賀】
常勤医数の偏り進む 県内の医療圏
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100128/CK2010012802000020.html?ref=lcrk
2010年1月28日

写真
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/PK2010012802100105_size0.jpg

 全国的に病院勤務医の不足が問題となる中、県内では地域によって常勤医の数の偏りが進んでいる。このため、周産期や救急医療態勢が手薄となっている医療現場では、医師がさらに疲弊する悪循環に陥っている。格差是正を図る県は東近江、湖東、湖北の各医療圏で新年度から地域医療再生計画を実行。医師の絶対数を増やす施策も進めるが、成果が出るまで時間がかかりそうだ。

 県内の病院(60施設)の常勤医の数を調べた県の調査によると、本年度は計1282人で、2003年度比で16人増えた。しかし、医療圏域ごとにみると大津、湖南で計約80人増える一方、その他の5圏域では減少した。

 東近江、湖東、湖北はそれぞれ1割減り、湖西は3割も減少。甲賀は微減だが、人口当たりの医師数が最も低い圏域で改善が進んでいない。勤務医の偏在が進んだ背景には、新人医師が高度医療を担う都市部の病院勤務を希望する傾向が強いことや、県外の医大の医局が、派遣していた医師を引き揚げたことがあるという。

 県内で医師の減少が特に深刻なのは、東近江市の国立病院機構滋賀病院、市立能登川病院、市立蒲生病院。03年度に3病院で計63人いた医師が、本年度は半数以下の28人に。この影響で地域の救急医療が担えず、近江八幡市立総合医療センターに負担がのしかかっている。

 湖東でも病院産科医が従来の6人から現在1人になり、3病院が分娩(ぶんべん)の取り扱いを中止。小児救急医療も3病院の輪番制となり、患者の利便性が低くなっている。

 こうした状況を改善するため、県は新年度から13年度までの医療再生計画を策定。東近江市の3病院を再編し、機能強化で救急医療態勢を立て直す方針だ。産科医の確保にも取り組み、湖東で分娩を再開するなど、地域医療の再生や効率化を図るさまざまな施策を実施する。

 抜本的な解決策は県内の医師数を増やすこと。滋賀医科大に医師確保のための定員枠を設けて学生に奨学金を支給。卒業後、知事が指定する県内病院への一定期間の勤務を返還免除の条件とした。ただ、この施策による新たな医師の確保は15年度以降。成果が得られるまで、疲弊が進む現場をどう維持していくか課題となっている。

 (林勝)

 【注】大津圏域は国立の滋賀医大付属病院の医師を除く。湖南は草津、栗東、守山、野洲4市を圏域とする。甲賀は甲賀、湖南2市。東近江は近江八幡、東近江2市と3町。湖東は彦根市と4町。湖北は長浜、米原2市。湖西は高島市。

1234荷主研究者:2010/02/07(日) 02:02:47

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720100202eaac.html
2010年02月02日 日刊工業新聞
東北大、電気で筋肉細胞刺激し筋肉の運動を詳しく観察できる技術開発

 東北大学の西澤松彦教授らは、向きやサイズをそろえて培養したマウスの筋肉細胞をゼリー状のゲルに移し、筋肉の運動を詳しく観察できる技術を開発した。電気で筋肉細胞を刺激し、1週間以上動かし続けた例は初めてという。筋肉細胞に対する運動の負荷を電気刺激の強さや周波数で制御できる。ヒトの細胞に適用すれば、将来はiPS細胞(万能細胞)技術で作り出した自分の筋肉細胞を調べられるという。

 スライドガラス上で培養したマウスの筋肉細胞に、ゲル溶液を流し固めた後、ゲルごと細胞を回収する。筋肉細胞の収縮運動をゲルが補助することで、長時間の安定な運動を可能にした。従来、筋肉細胞がガラスなどに付着している際には運動が起こりにくく、運動するとはがれるなどの欠点があった。筋肉細胞の運動の向きをそろえることで強い伸び縮み運動ができる。筋肉細胞を写し取ったゲルのシートは計測器や半導体デバイスなどに繰り返し張り付けが可能。

1235とはずがたり:2010/02/07(日) 02:03:10

未経験の2人、手術強行…山本病院患者死亡
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20100206-567-OYT1T00609.html?fr=rk
2010年2月6日(土)16:05

 輸血用血液を準備せず、少人数での手術――。奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(解散)で肝臓手術を受けた男性(当時51歳)が死亡した事件は6日、病院関係者の証言から、業務上過失致死容疑で逮捕された元理事長・山本文夫被告(52)=詐欺罪で実刑判決を受け控訴中=、元主治医・塚本泰彦容疑者(54)の執刀医2人が、経験や技術を伴わないまま手術を「強行」していた実態が浮かび上がった。

 「肝臓は出血しやすいけど大丈夫ですか」。4年前、山本病院のベテランの女性看護師は、山本被告に不安を訴えた。「肝臓手術の経験なんてないのに……」。だが、山本被告は「簡単な手術やん」と取り合わず、その後、輸血用血液が全くないまま山本被告、塚本容疑者、看護師2人の計4人で手術が行われた。

 医療関係者によると、血管が集中する肝臓は大量出血の可能性があるため、輸血用血液は一般の開腹手術の約1・5倍にあたる2リットル程度を用意し、麻酔医を含む7、8人で手術を担当するのが一般的で、専門医は「経験や止血法などの専門知識がなく、指導医もいない状態で肝臓手術をするなんてあり得ない」とする。

 看護師の不安は的中。手術中に肝静脈を傷つけ、大量出血した。だが、縫合を終えた山本被告は手術室から姿を消した。酸素マスクをつけた男性の顔は真っ青で心肺停止していた。

 「すぐ輸血を準備して」。看護師から要請を受けた検査技師が、赤十字血液センターから急きょ血液を取り寄せ、輸血された。人工呼吸や心臓マッサージが施されたが、手術開始から約4時間半後、男性の死亡が確認された。その間、看護師が山本被告の院内連絡用PHSを何度も呼び出したが、一度も応答はなかった。

 男性は、山本被告らに「がん」と診断され、手術を受けたが、死亡後、 腫瘍 ( しゅよう ) は良性でがんではなかったと判断された。このため、県警は「不必要な手術で男性を死亡させた疑いがある」として、傷害致死容疑の立件を目指したが、業務上過失致死容疑での逮捕となった。

 医療問題弁護団代表の鈴木利広弁護士は「故意の立証が必要な傷害致死は、動機などの自供がないと困難」と話している。山本被告は05〜07年、心臓カテーテル手術をした際、ステントを使ったように偽装し、計約830万円をだまし取ったとして、詐欺罪で懲役2年6月の実刑判決を受け、控訴している。

 ◆「実験台にされた」遺族

 「病院の実験台にされたのかもしれない」。男性の両親は読売新聞の取材に対し、悔しさをにじませた。男性が死亡した際、両親は山本病院側の「死因は心筋 梗塞 ( こうそく ) 」との説明を信じたが、昨年春、捜査員に「手術中に死亡した」と告げられた。

1236とはずがたり:2010/02/07(日) 04:26:41
こういう医者は殺人罪適用で死刑でいいんではないか。酷すぎるヽ(`Д´)ノ

手術した腫瘍は検査で「良性」 容態急変後に一時逃走の疑いも 山本病院事件
2010.2.7 02:03
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100207/crm1002070200003-n1.htm

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(廃止、法人は破産手続き中)で肝臓手術を受けた男性患者=当時(51)=が死亡した事件で、患者の肝臓の腫瘍(しゆよう)を検査した同病院の当時の放射線科医が、「良性の肝血管腫」と診断していたことが6日、捜査関係者の話で分かった。肝血管腫は通常、手術の必要はないが、業務上過失致死容疑で逮捕された法人理事長の山本文夫容疑者(52)=詐欺罪で1審有罪、控訴中=らはがんと診断して手術を実施していた。

 県警も残された患者のコンピューター断層撮影(CT)画像などから、腫瘍は肝血管腫だったと断定。山本容疑者らが故意にがんと誤診した疑いもあるとみて、傷害致死罪の適用も視野に手術に至った経緯をさらに調べる。

 一方、山本容疑者が手術途中で患者の容体が急変したのち、病院から姿を消し、手術で助手を務めた塚本泰彦容疑者(54)と看護師だけで止血措置などをしたことも判明。山本容疑者が病院に戻ったのは患者の死後で、県警は山本容疑者が手術を放棄し、逃走した可能性もあるとみて調べる。

 県警によると、逮捕容疑について、山本容疑者は「そのような事実はないとしか答えられない」と否認。塚本容疑者は「山本容疑者が肝静脈を損傷させた」と認めているという。

 捜査関係者によると、男性患者の肝臓に異常が見られたことから、放射線科医は腹部造影CT検査を実施して肝血管腫と診断した。血液検査でも肝機能の異常を示すデータはなかったが、山本容疑者らはがんの疑いがあるとしてさらに検査を指示した。放射線科医は再度の検査で、改めて肝血管腫と判定したという。

 ところが、山本容疑者らは最終的に肝細胞がんと診断。男性にもがんと告知し、平成18年6月16日に手術を行ったという。県警が押収したカルテにもがんと記載されていた。

 放射線科医は「検査後にどうして肝臓がんの診断に至ったのかは分からない」と話しているという。

1237とはずがたり:2010/02/07(日) 04:34:29
インプラント治療で使い回しか 愛知・豊橋の歯科クリニック
2010.1.19 19:37
http://sankei.jp.msn.com/life/body/100119/bdy1001191941004-n1.htm

 愛知県の豊橋市歯科医師会(朽名正也会長)は19日、厚生労働省で記者会見し、同市内の歯科クリニックが治療を失敗して抜けたインプラント(人工歯根)を他の患者に使い回すなど不正治療を行っていたとして、刑事告発や民事訴訟を検討していると発表した。

 インプラント治療とは、あごの骨にネジのような形のインプラントを埋め込み、それを土台にして上部に人工の歯をつくる治療。同医師会によると、同クリニックでは患者に埋めたインプラントが骨に定着せずに抜けるなどした場合、滅菌して保管し、他の患者に使い回していたという。

 同クリニックに勤務していた歯科助手が昨年11月、使い回しのために院内に保管されていたインプラントを同医師会に持ち込み、専門家に鑑定を依頼。その結果、ヒトの組織が付着していることが確認されたという。

 厚労省によると、インプラントの使い回しについては、医療器具などの適正な使用を医療関係者に義務づける医療法違反にあたる可能性があるという。

 同クリニックの弁護士は「内容を把握していないのでコメントできない」としている。

インプラント使い回し疑惑の歯科医、自殺図り搬送
2010.1.20 13:04
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100120/crm1001201305017-n1.htm

 愛知県豊橋市の歯科医院でインプラント(人工歯根)を使い回す不正治療をしていたとされる歯科医(39)が20日午前7時すぎ、同県田原市の自宅の風呂場で首から血を流して倒れているのを妻(36)が発見、119番した。

 田原署によると、歯科医はメスで首を切り、自殺を図ったとみられる。搬送された際に意識はもうろうとしていたといい、病院で手当てを受けている。

 同医院をめぐっては、豊橋市歯科医師会が19日、義歯を付けるためのインプラントを使い回すなど不正治療があったとして、厚生労働省で記者会見。愛知県と豊橋市は20日午後、医療法に基づき医院への立ち入り調査を予定していた。

1239とはずがたり:2010/02/09(火) 05:02:50

肝機能値「正常」で病気兆候も、個人差大きく
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100208-OYT1T00352.htm

 理化学研究所と東京大の研究チームが約1万5000人分の遺伝子データをコンピューター解析したところ、血液検査の結果に影響を及ぼす遺伝子が46種類も見つかった。

 肝機能を示すγ(ガンマ)GTPやGOT、腎機能をみるBUNなど7項目は、遺伝子の型によって数値が高くても健康だったり、低くても病気の兆候があるなど、数値と健康状態の間に個人差が大きく「正常値」の基準を見直す必要があることも判明。8日付の科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に発表した。

 遺伝子の個人差と、血液検査20項目のデータ、実際の体の状態との関連性を計算した。心筋梗塞(こうそく)などの兆候を調べるCKという検査項目の場合、正常値の上限は195(女性)だが、無関係と考えられていた免疫系の遺伝子の型によって、191でも高すぎる人や、204でも正常といえる人がいることが判明。一人ひとりの遺伝子型に合った正常値の設定が必要なことがわかった。
(2010年2月8日12時32分 読売新聞)

1240とはずがたり:2010/02/09(火) 05:03:11

タミフル耐性の鳥インフル、国産新薬が効果 
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/news/20091222-OYT1T00738.htm?from=nwla

 臨床試験中の新しい国産インフルエンザ治療薬が、治療薬タミフルが効きにくい高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)にも効果があることを、東京大の河岡義裕教授(ウイルス学)らが確認した。

 このタイプが流行しても感染者の致死率を大幅に下げることができると証明したもので、22日の米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。

 新薬は富山化学工業が開発した「T―705」。研究チームの木曽真紀研究員らは、H5N1型ウイルスの遺伝子を組み換え、タミフル耐性ウイルスを作製。マウスに感染させた上で、T―705を投与したところ、3週間以上生き残るなど治療効果が確認された。薬を与えられなかったマウスは7〜12日で死んだ。

 T―705は、ウイルスの表面たんぱくの機能を阻害するタミフルやリレンザと違い、ウイルスの遺伝子を複製する酵素の働きを妨げ、増殖を抑える。新型や季節性にも効果を発揮することが確認されている。早ければ来年秋からの流行期に市販される見通しだ。
(2009年12月22日14時07分 読売新聞)

1241とはずがたり:2010/02/11(木) 11:37:53
病院がそんなに困窮しているのか?
1〜2ヶ月凌げばあとは自転車操業的にカネ借りなくてもええんちゃうの?
政府系金融機関がこの案件に関して低利で貸し出しとかしてもいいかもしれんが。

産婦人科7割が出産費値上げの考え 一時金待てない
http://www.asahi.com/national/update/0210/TKY201002100413.html
2010年2月11日11時4分

 出産育児一時金が医療機関に直接支払われる制度が昨年10月から始まったが、医療機関が健康保険組合(健保)などに申請してから実際に費用を受け取るのに1〜2カ月かかるため、金融機関からの借入金などの負担が増して、お産を扱う病院や診療所の7割が出産費用を値上げしたり、値上げを予定していたりすることがわかった。開業の産婦人科医らでつくる日本産婦人科医会が10日、公表した。

 出産育児一時金(42万円)は従来、妊婦らが出産後に健保などに申請し支払いを受けていた。支払われるまで、妊婦らは40万円以上かかることもある出産費用を立て替える必要があった。そこで、「直接支払制度」を設けて、出産育児一時金を医療機関に直接振り込むようにした。昨年10月から任意で医療機関が導入を始めたが、医療機関の反発も強く今年度末まで全面的な導入は延期されている。

 特に産科が主体の診療所にとって出産費用は収入の大半を占める。資金がないと、1〜2カ月間の支出をまかなうため借り入れが必要となる。その後も、借入金や利子の返済などが続くため、値上げを迫られている診療所は少なくないとみられる。

 産婦人科医会が制度の影響について出産を扱う全国の医療機関にアンケート。約6割の1770カ所から回答を得た。その結果、40%がすでに値上げをしていた。値上げしたがさらに引き上げを検討しているのは8%、近々、値上げを考えているのは23%。

 制度導入と同時に一時金の額が4万円上がったため、その分だけを上乗せした医療機関もあるが、経済的負担軽減などのため数万から十数万円値上げしたところもある。

 7割の医療機関が、直接支払制度により経営上の影響があるとした。診療所でその比率が高く、85%が影響があるとした。42%は借り入れが必要で、うち21%は借り入れしなければ経営困難に陥るとした。病院も含めてすでに535カ所は民間金融機関などから借入金があることもわかった。

    ◇

 北里大の海野(うんの)信也教授(産婦人科)は、「出産を扱う医療機関が不足しているのに、この制度によりさらに減ったら大変だ。制度の問題は、支払いまでに時間がかかり過ぎること。妊娠がわかってから出産までには十分に時間がある。事前に手続きができるようにすれば出産直後の支払いは可能だ」と話す。(大岩ゆり)

1242とはずがたり:2010/02/11(木) 11:50:11

>患者は医療費が全額公費負担となる生活保護受給者だった。大阪市内の民間病院のがん専門医は「検査代などを稼ごうとやりたい放題だったのではないか」と話す。

死亡患者に検査30回 山本病院、正常値でもがん治療
http://www.asahi.com/national/update/0211/OSK201002100213.html
2010年2月11日4時0分

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」で手術を受けた男性患者(当時51)が失血死した事件で、業務上過失致死容疑で逮捕された前理事長の山本文夫容疑者(52)らが手術前の約5カ月間に血液検査を含めて約30回の検査を実施していたことが、捜査関係者への取材でわかった。結果はいずれも正常値だったが、がん治療も施しており、奈良県警は診療報酬を得る目的で不必要な検査、治療を繰り返していたとみている。

 県警が押収した患者のカルテに一連の検査、治療内容が記載されていた。日本肝臓学会理事の工藤正俊・近畿大教授は「結果が正常なのに何度も検査することはあり得ない。医学的に説明できない異常な回数で、金もうけとしか考えられない」と指摘する。

 捜査関係者によると、患者は2006年1月10日、慢性肝炎の疑いで大阪府内の病院から山本病院に転院。3月初めまでに肝機能を調べる血液検査を12回受けた。塚本泰彦容疑者(54)=業務上過失致死容疑で逮捕=が勤務医として着任し、患者の主治医となった3月末から5月中旬までにさらに6回受けたとされる。

 患者は4月初めに受けたCT(コンピューター断層撮影)検査で腫瘍(しゅよう)が見つかったが、良性と判明。しかし、山本、塚本両容疑者は同月中旬、太ももから肝臓の血管にカテーテル(医療用細管)を送り、造影剤を注入して撮影する「血管造影検査」を実施。さらに5月にかけ、ウイルス肝炎や腫瘍マーカーの検査などを計約10回実施したという。

 いずれの検査でも異常が見つからなかったにもかかわらず、両容疑者は「悪性の肝臓がん」と診断。4月中旬、動脈をふさいでがん細胞を壊死(えし)させる「塞栓(そくせん)術」と呼ばれるがん治療もしていた。

 山本容疑者が執刀し、患者を死亡させた肝臓の腫瘍摘出手術以外に、必要のない心臓カテーテル手術も実施していたとされ、一連の検査、治療、手術で数百万円の診療報酬を得ていたという。塚本容疑者は県警の調べに、「山本容疑者から検査や手術をすればもうかると言われた」と供述しているという。

 患者は医療費が全額公費負担となる生活保護受給者だった。大阪市内の民間病院のがん専門医は「検査代などを稼ごうとやりたい放題だったのではないか」と話す。

1243チバQ:2010/02/13(土) 14:24:33
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=20771
診療報酬改定、「激務の医療」加算
外科の窮状 訴える暇さえない…

 2010年度の診療報酬改定の内容が12日決まった。民主党政権が発足して最初の改定は、10年ぶりに改定率を引き上げ、医師不足が深刻な病院に重点配分、救急や産科、小児科、外科に一層手厚い内容になった。医療崩壊は食い止められるのか。(医療情報部 高梨ゆき子、政治部 杉田義文)

 医師の外科離れに歯止めをかけようと、手術料は大幅アップが決まった。脳動脈瘤(りゅう)の手術など、病院で行われる高度な手術で、50〜30%増となる。

 激務のため外科医は減少しており、外科系学会社会保険委員会連合会長の山口俊晴・癌研有明病院副院長は「難しい手術をこなす外科医は多忙で、窮状を訴える暇さえない。技術がきちんと評価されれば、現場は元気になる」と歓迎する。


■ケース1 80歳女性(1割負担)。高血圧で、内科診療所に月2回通う。再診料は下がるが、夜間・休日の電話相談にも応じる地域医療貢献加算などで、自己負担額は変わらない。■ケース2 45歳男性(3割負担)。夜9時に夜間急病センターを受診。地域の開業医らが夜間に病院で救急患者に対応した場合の料金として新設された地域連携夜間・休日診療料(1000円)がかかり、自己負担額は300円増える。
 出産や新生児を診る周産期医療も、早産などリスクの高い妊産婦の入院や救急受け入れ、新生児集中治療室(NICU)の管理料が大幅に引き上げられた。

 とはいえ、診療報酬引き上げは、病院の収入増にはなっても、医師らの処遇改善に必ずしもつながらないとの指摘がある。東京都にある大病院の産科医は、「診療報酬の引き上げはありがたいが、これで対策が十分に整ったとはいえない」と話す。

 診療報酬が引き上げられた手術などでは、患者負担もやや増える。

 高額な診療報酬がかかる手術の場合、一定限度以上の負担は免除される高額療養費制度の適用を受けるが、たとえば脳動脈瘤の手術で8日間入院した場合、数千円の自己負担増(3割負担)になるとの試算がある。

 一方、診療所の再診料は引き下げられるが、患者が実際に払う費用には、それほど影響しない可能性もある。再診料は20円減でも、時間外の問い合わせに対応する開業医への地域貢献加算(30円)などが新たに加わる場合があるからだ。

1244チバQ:2010/02/13(土) 14:25:34
 診療明細書 無料で透明化

 今回の改定は、医療の透明化も柱のひとつだ。受けた処置や検査、薬の内容や費用の内訳がわかる診療明細書を原則すべての人に無料発行することが医療機関に義務づけられた。

 中央社会保険医療協議会(中医協)には、20年前、出産時の医療事故で長女を亡くしたことをきっかけに、医療情報の公開を求める活動をしてきた勝村久司さんが、患者代表の委員として加わっている。中医協の協議では、時に涙で言葉を詰まらせながら、無料発行を訴えた。勝村さんは「日本中の人が医療の中身に関心を持つきっかけになってほしい」と振り返った。

日医「敗北」、再診料見直し 政権交代響く
 「診療所の再診料の引き下げには、理解も納得もできない。医療崩壊をさらに深刻化させる」

 日本医師会(日医)の中川俊男常任理事は12日夕、緊急記者会見を開き、憮然(ぶぜん)とした表情で声明文を読み上げた。日医は開業医中心の組織。開業医にとって再診料は収入の1割を占め、基本料的意味合いを持つ。診療所の再診料維持は譲れない一線だったが、結果は20円引き下げだった。

 自民党政権時代、同党の有力支持団体である日医は厚生労働族議員と連携し、改定作業に影響力を発揮してきた。しかし、今回は政権交代の影響を強く受けた。

 長妻厚生労働相ら厚労省政務三役は昨年10月、改定作業を担う中医協委員選定に当たり、慣例だった日医の推薦枠をなくした。前回の08年度改定では日医推薦の委員らの強い反対で、再診料引き下げが見送られた経緯などがあり、改定作業でフリーハンドを得る狙いからだった。

 昨年末、10年ぶりとなる診療報酬のプラス改定を決定した際も、医科の増額分約4800億円のうち「入院」に4400億円、「外来」に400億円と配分枠を決め開業医よりも勤務医重視を打ち出した。

 1月以降、日医が最も重視し、改定の焦点だった再診料見直し論議が始まったが、限られた財源の中、日医も容認した再診料を統一するには割高の診療所の再診料引き下げもやむなしとの流れがすでに作られていた。日医は一般の意見募集であるパブリックコメントへの応募や記者会見で主張を訴えるしかなかった。

 日医は4月に会長選を予定している。自民党を支持してきた現職の唐沢祥人会長、昨年の衆院選で民主党を支持した茨城県医師会の原中勝征会長、第三の選択肢を模索する森洋一・京都府医師会長の3氏が出馬表明。選挙戦では、政党支持のあり方が焦点になる見通しで、今回の結果が日医の路線選択にどの程度影響するのかが注目される。

(2010年2月13日 読売新聞)

1245チバQ:2010/02/13(土) 14:27:06
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2010021302000098.html
<スコープ>診療報酬改定案答申 身近な医療どう変わる?
2010年2月13日 紙面から


 二〇一〇年度の診療報酬改定案が十二日、中央社会保険医療協議会(中医協)から長妻昭厚生労働相に答申され、四月から実施される。改定内容は医療の提供体制や患者の負担(原則三割)に直結する。身近な医療がどう変化するのか探ってみた。(吉田昌平)

 ■副産物
 患者側からみて医療環境が大きく変化するのは、診療明細の発行が原則、無料で義務づけられたことだ。

 診療明細は、投与された薬名や量、検査内容が診療報酬明細書(レセプト)と同様、報酬点数とともに明記される。現在の領収書では「初・再診料」などの項目でしか診察内容が分からなかったが、今後は医師の医療行為が一目で分かるようになる。

 明細発行の義務化は薬害被害者らが強く要望していた。しかし、医療機関側は消極的で、〇八年度の前回改定では希望者のみに実費で発行することにとどまっていた。

 患者が診療行為の情報を医師と共有し、医療情報が透明化されれば「無駄の排除にもつながる」(足立信也厚労政務官)と、副産物として医療費の抑制効果も期待されている。

 ■安 心
 休日や夜間の急病の際、普段通っている診療所に連絡できず、結局、病院の救急外来に駆け込む人は多いだろう。

 今回、診療時間外に患者からの電話の問い合わせに対応する診療所には、再診料を上乗せ(三十円)する措置が創設された。

 地域医療貢献加算と名づけられ、対象診療所は全体の三割とみられている。診療所の再診料は病院との一本化に伴い、七百十円から六百九十円に引き下げられ、開業医にとっては減収を避ける救済措置でもある。

 同時に、そうした診療所が増えれば患者の安心につながる。救急外来の増加で疲弊する病院勤務医の負担軽減効果も期待される。

 ■裏返し
 病院勤務医の待遇改善につながるよう外科や産科、小児科の報酬が手厚く増額された。

 例えば、脳ドックで脳動脈りゅうが見つかった五十代の男性が手術を受け、八日間入院した場合、難易度の高い手術料のアップに伴い、自己負担は約八万八千円から約九万二千円に増える。

 切迫早産のため病院で帝王切開後、一週間入院した場合も、自己負担は約八万五千円から二千円程度増す。

 小児科医が地域で連携し、夜間・休日の診療体制を組んだ際の支援強化に伴い、夜間急病センターを受診した場合、従来より百五十円から三百円程度負担増になるケースがある。勤務医の待遇改善の裏返しに、患者の負担は増える。

1246チバQ:2010/02/13(土) 14:28:27
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=20724
救急、産科、小児科に重点…診療報酬答申
外科難手術 点数上げ
 厚生労働相の諮問機関「中央社会保険医療協議会」(中医協)は12日午前、2010年度の診療報酬改定を決定し、長妻厚労相に答申した。

 医療崩壊を防ぐため、過酷な勤務で医師不足に悩む救急や外科、産科・小児科などに手厚く配分したのが特徴だ。

 焦点となっていた再診料の見直しでは、診療所と中小病院の格差をなくし、690円に統一した。新たな診療報酬は4月から適用される。

 約4000億円を充てる急性期医療では、救命救急センターでの入院料の加算を引き上げるほか、救急搬送が多い病院の負担軽減のため、診療所が休日や夜間に救急患者を受け入れられるようにした場合は新たに1000円を手当てした。

 産科・小児科については、救急車などで運ばれた妊産婦を受け入れた医療機関に対し、5万円の加算を7万円に引き上げ、新生児が集中治療室に入った場合の評価も手厚くした。外科では難手術の点数を3〜5割引き上げる。全国で総額約1兆円の手術料は、10%余り増える計算だ。

 診療所の再診料を引き下げた分の補填(ほてん)策として、地域のかかりつけ医として診療時間外にも患者からの電話などに対応している診療所の再診料に30円を加算する仕組みを新設した。また、医療の内訳が分かる「診療明細書」の原則無料発行を決めた。

 2010年度診療報酬改定のポイント

 ▽救急医療、外科、産科、小児科の評価の充実

 ▽病院勤務医の事務負担軽減。医師の指示で事務を行う職員をより多く配置する病院への加算を拡大

 ▽再診料を診療所で20円引き下げ、中小病院で90円引き上げて690円で統一

 ▽医療内容がわかる「診療明細書」を原則として全患者に無料発行し、診療所の再診料に10円を加算

 ▽入院患者を受け入れる有床診療所の評価を充実

(2010年2月12日 読売新聞)

1247チバQ:2010/02/13(土) 14:30:34
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20100213ddm003010046000c.html
クローズアップ2010:政治主導の診療報酬改定 存在感かすむ中医協
 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 ◇病院重視、厚労省政務三役が流れ
 4月以降の医療費の配分を決める10年度の診療報酬改定は12日、診療所(開業医)よりも病院を重視する形で決着した。長妻昭厚生労働相への答申案を決めたのは、中央社会保険医療協議会(中医協)だ。政権交代後初となった今回は、「政治主導」の旗の下、政治家が中医協の頭越しに配分の大枠まで決め、中医協の存在感は著しく低下した。【佐藤丈一】

 中医協は12日、救命救急センターの入院料加算を1万円に倍増するなど、数々の病院優遇策を打ち出した。激務から勤務医が辞めて開業に走り、病院の医師不足を招いている現状を打破するには、勤務医の待遇改善が不可欠と判断してのことだ。長妻氏は「これを足がかりに医療の立て直しに取り組む」と述べ、中医協の答申を尊重する考えを示した。

 しかし、病院重視の流れを作ったのは、足立信也厚労政務官ら同省の政務三役だ。足立氏は大学病院系の医師らと連携し、昨年末の予算編成段階で医科の診療報酬財源4800億円のうち、入院医療向けに4400億円を充てる道筋を作った。開業医を中心とする外来向けは400億円で、足立氏らは自民党族議員に代わり「病院族」と呼ばれるようになった。

 かつて中医協は日本医師会(日医)代表の診療側委員が力を誇った。診療報酬改定時には委員が深夜ホテルに陣取り、自民党厚生族と改定幅を調整した。

 開業医主体の日医が自民党に診療所優遇を働きかけ、結果として病院勤務医が冷遇されてきた−−。そう考える足立氏らは、今回日医執行部を中医協から排除し、配分先も政治主導で枠をはめた。1月29日の中医協では、遠藤久夫会長(学習院大教授)が「価格をどうつけるかが優先順位だ。それに中医協は事実上関与しておらず、問題だ」と不満を漏らす場面もあった。

 ◇勤務医待遇改善、効果には疑問符
 では、政治主導で打ち出した「病院勤務医の待遇改善」は実現するのか。開業医の205万円に対し、勤務医123万円という月収差(財務省調べ)を何とか縮めたいというのが政府の意向だ。

 「(待遇改善に)つながる改革をしたい。医療補助員の増員、看護師の待遇改善を目指す」。12日、中医協委員で自治体病院を経営する伊藤文郎・愛知県津島市長はそう語った。だが、診療報酬は直接勤務医には配分されない。病院の収入増となる仕組みで、人件費に充てるか否かは経営者の胸三寸。「まずは赤字補てん」と言うトップも多い。09年度の介護報酬改定では「介護職員の待遇改善」を目指し3%アップを実現したが、十分な人件費増に結びついていない。

 また、夏の参院選をにらみ、開業医にも気配りせざるを得なかった。診療所の再診料引き下げ幅は当初予定の半分以下、20円にとどまり、さらに24時間体制の医院などを対象とした加算措置も新設された。加算は10日の再診料引き下げ案提示の際、泥縄的に示されたもので、要件など議論は生煮えのままだ。

1248チバQ:2010/02/13(土) 14:31:00
==============

 ◇患者負担、どう変わる
 10年度の診療報酬改定は医師の技術料(本体部分)が1・55%増となったこともあり、患者には負担増となるケースが多くなる。主な事例は−−。

 ◇高血圧症の治療のため月2回、診療所(開業医)で治療を受ける80歳女性=表<上>
 ●年48円アップ

 診療所の再診料は710円から690円に下がった。この診療所では医療費の明細書を無料で発行、電話問い合わせには24時間応じてくれる。4月から、明細書の発行に10円、24時間対応には30円が上乗せされるため、再診料は差し引き20円増。

 毎回丁寧な説明を受けるので外来管理加算(520円)もかかる。特定疾患の管理料(2250円)などを加えると1カ月の医療費は8680円から8720円に膨らむ。

 女性は75歳以上で自己負担が1割なので、1年分の医療費を単純に合算すれば窓口での支払いは年に48円増。明細書分など新たな負担は1回につき2円だ。10円未満は四捨五入されるため負担が変わらないこともある。

 ◇発熱とのどの痛みで午後9時に夜間急病センターを訪れ、解熱剤などを処方された45歳男性=表<下>
 ●300円アップ

 このセンターは地域の病院の依頼を受け、近隣の開業医が交代で夜勤をこなしているため、新設の「地域連携夜間・休日診療料」(1000円)負担が必要になる。

 初診料2700円、時間外の特例加算2300円などを含め、合計額は5680円から6680円に上がる。自己負担は3割なので、窓口で払う医療費は2000円と300円増える。

 ◇切迫早産から妊娠28週で入院し、30週で帝王切開。出産後7日で退院した35歳女性
 ●1350円アップ

 女性は「患者7人に看護師1人(7対1)」の大病院(600床)に21日間入院した。14日間までの入院料は4月以降1日当たり220円増の4500円となる上、この病院は医師の負担を減らすためにカルテ整理などをする事務員を12人(50床に1人)雇っており、事務員配置への加算が700円増の2550円となる。

 また、帝王切開は15万円から19万3400円にアップする。切迫早産だったため、出産から7日間、ハイリスク分娩(ぶんべん)管理加算が1日3万円(改定前は2万円)上乗せされ、総医療費は改定前より13万5330円増の97万6290円へ増える。ただ、月の負担上限を定めた高額療養費制度により、女性の自己負担は8万7190円と1350円増に抑えられる。

1249チバQ:2010/02/13(土) 23:16:01
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100213-OYT1T00871.htm
HIV感染者減る!新型インフルで関心薄れ?
 厚生労働省は12日、2009年のヒト免疫不全ウイルス(HIV)の新規感染者数と自治体による検査件数が、それぞれ7年ぶりに前年を下回ったと発表した。


 いずれも速報値で、感染者数は1008人(前年比118人減)、検査件数は15万252件(同2万6904件減)。

 新規感染者数と検査件数は08年まで6年間増加していたが、昨年は新型インフルエンザの影響で、HIVへの関心が薄れたとみられる。同省は「感染者数の実数が減ったとは思えず、検査件数の減少が反映しただけ」と分析している。

 新規エイズ患者数は420人と、4年ぶりに前年(431人)を下回ったが、感染者数に占める患者数の割合(29・4%)は増加した。

(2010年2月13日18時43分 読売新聞)

1250チバQ:2010/02/14(日) 21:50:07
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100215k0000m010050000c.html
大阪府医師会長:民主支持の元副会長、伯井俊明氏が初当選
 14日の大阪府医師会の会長選で、元副会長の伯井俊明氏(65)が4選を目指した酒井國男氏(66)を破り初当選した。任期は4月1日から2年間。08年2月の前回選も両氏の一騎打ちで、この時は酒井氏が1票差で当選。不適正な投票用紙が1票あったとして、伯井氏が選挙無効の訴えを大阪地裁に起こし、1、2審とも請求棄却され、上告している。

 伯井氏は、4月にある日本医師会(日医)会長選で、昨年の衆院選で民主党候補を支援した原中勝征・茨城県医師会長の支持を表明している。

1251チバQ:2010/02/15(月) 12:15:15
http://sankei.jp.msn.com/life/body/100215/bdy1002151100001-n1.htm
大阪府医師会長に“民主寄り”伯井氏初当選 日医会長選に影響
2010.2.15 10:57
 大阪府医師会の会長選挙で、元副会長の伯井(はくい)俊明氏(65)が、4選を目指した現会長の酒井國男氏(66)を破り初当選したことが15日、分かった。任期は4月1日から2年間。

 伯井氏は4月に予定される日本医師会(日医)の会長選で、昨年衆院選で民主党候補を支援した原中勝征・茨城県医師会長への支持を表明している。府医師会は会員数約1万7600人で、東京に次ぎ全国2番目の規模で、日医会長選にも影響を与えそうだ。

 平成20年2月に行われた前回会長選も同じ顔ぶれで、酒井氏が1票差で当選。伯井氏側が大阪地裁に選挙無効の訴えを起こし、1審、2審で敗訴し現在、上告中。

 今回の選挙は代議員272人が投票し、伯井氏149票、酒井氏123票だった。伯井氏は大阪府松原市の開業医で、専門は小児科。府医師会の副会長や、日医の常任理事を歴任している。

1252とはずがたり:2010/02/18(木) 12:57:38
磐城共立病院呼吸器外科が休診 常勤医退職で来月から 患者は転院へ
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4147&blockId=5040484&newsMode=article

 福島県浜通り地方の中核病院であるいわき市立総合磐城共立病院で、肺がん治療を中心に行う呼吸器外科が3月1日から休診となることが17日、分かった。常勤医師が不在になることに伴う措置で、今のところ後任の見通しは立っていない。地域で肺がん手術ができる病院は限られ、関係者は地域医療への影響を懸念している。同病院に現在ある25診療科のうち、休診となるのは初めてという。
 市病院局によると、同科は常勤の男性医師1人と非常勤の女性医師1人がおり、昨年は主に肺がん治療で約130件の手術や約240件の化学・放射線治療などを行い、毎月延べ300人ほどの外来患者も受け付けてきた。常勤医師が市外の病院に移るため2月末で退職することになり、診療体制の維持が困難になったとしている。
 今後、約40人の入院患者については現在、呼吸器外科の診療をしている近くの福島労災病院へ転院させる対応を取る。外来患者についても別の医療機関に紹介しているという。
 ただ、同病院は市内だけでなく相双地区や茨城県北部の患者もカバーし、医療圏人口は50万人といわれる。
 肺がん治療ができる地元の医療機関は福島労災病院などに限られており、医療関係者からは「患者が集中し勤務医負担が増えるのでは」「郡山市などいわき市外の病院に行かざるを得ないケースが増える可能性がある」などの声が上がっている。
■3診療科で常勤医不在
 同病院では近年、慢性的な医師不足が続き、三診療科で常勤医が不在となっている。
 平成16年には皮膚科、18年には神経内科、21年には腎臓膠原(こうげん)病科でそれぞれ常勤医が不在となり、再診患者のみを受け付けるなど診療体制の変更を余儀なくされている。
 市病院局は休診となる事態を重く受け止め、「常勤医不在となっている診療科も含めて引き続き、医師招へいに努めたい」としている。

【写真】医師不足が続く市立総合磐城共立病院

1253とはずがたり:2010/02/19(金) 02:48:53

ここか
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=39.46487725010351&lon=140.4769422217032&z=19&mode=map&pointer=on&datum=wgs&fa=ks&home=on&hlat=39.453168505607&hlon=140.47569767672&layout=&ei=utf-8&p=

組合病院、JC跡側に 大仙市が再開発構想
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20100218c

 大仙市は17日、老朽化が進む仙北組合総合病院(同市大曲通町、568床)について、現病院と旧ジョイフルシティ(JC)大曲周辺を再開発し、2013年度末までに移転新築する構想を明らかにした。

 構想では現病院とJC大曲などを解体し、新病院棟と、商業施設や大曲商工会議所などが入る複合棟などを整備する。市は事業費を明らかにしていないが、病院施設のみで百数十億円規模と試算されている。交通の利便性が高いJR大曲駅前での移転を実現させ、一昨年のJC大曲閉店などで空洞化した市中心部を活性化したい考え。

 再開発の予定地域は現病院とJC大曲に加え、大曲商工会議所が入居する大曲公設ビル、JCの旧駐車場などを含めた計約2万6800平方メートル。構想では現在JC大曲がある北街区に新病院棟、大曲商工会議所や商業店舗が入る複合棟、バスターミナルを整備。現病院側の南街区に高齢者福祉施設と児童福祉施設、立体駐車場を建設する。
(2010/02/18 08:54 更新)

1254とはずがたり:2010/02/19(金) 03:05:22

郡山市長に4万9000人署名提出  星総合病院移転を要望
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&mode=0&classId=&blockId=5038524&newsMode=article

 福島県郡山市の星総合病院のJR郡山駅東側への新築移転を求める署名が約4万9千人分集まったことを受けて、星北斗理事長と住民代表らは16日、原正夫市長に署名を提出し、あらためて移転実現を要望した。原市長は「皆さんの思いを大事にして取り組んでいきたい」と述べた。
 署名は現病院が立地する大重町内会、駅東側の芳賀地域自治会連合会、東部地区町内会連合会、富久山町東部連合会が中心となり昨年暮れに行った。
 星理事長は新病院を東部地域の防災や交流の拠点にしたいとの考えを示したほか、跡地利用も検討していることを説明した。市は年度内に策定する東部地域づくり基本計画などに東部地域の医療施設充実を掲げている。原市長は「移転には法的にクリアすべき課題があるが、しっかり検討したい」と答えた。
 同病院は平成13年に同市向河原町に建設用地を取得している。現在は工業地域指定のため、病院を建設できない。市は病院や県と水面下で調整を進めており、平成22年度に移転問題が具体化する可能性も出てきている。

1255荷主研究者:2010/02/20(土) 19:13:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100218t75005.htm
2010年02月18日木曜日 河北新報
生活習慣病の発症要因“サクランボ形”分子が感知 東北大

 がんや動脈硬化、糖尿病の発症要因とされる「酸化ストレス」を感知するセンサー分子(タンパク質)は、二つの房がつながるサクランボのような形状になっていることを、東北大大学院医学系研究科の山本雅之教授(医化学)と黒河博文講師(同)らの研究グループが突き止めた。センサーの構造が解明されたことで、生活習慣病の新たな治療法開発が期待されるという。

 グループは、センサー分子を電子顕微鏡でさまざまな角度から撮影し、立体的に組み立てた。その結果、直径約6ナノメートル(1ナノメートルは100万分の1ミリ)の房二つが、最小4ナノメートルの距離でつながっていることが判明した。

 通常は、生体防御を促す「転写因子」もセンサー分子の二つの房をつなぎ留めている。転写因子がセンサー分子に接した状態では、防御機能は作用しない。センサー分子が酸化ストレスを感知すると、転写因子は自然に房から外れ、細胞などを防御して体を守る働きが活発化する。

 ただ、肺がんの場合は、転写因子が通常の状態でもセンサー分子から外れているケースが多い。転写因子はがん細胞を守り、増殖を助けてしまうという。

 山本教授は「センサー分子の働きは分かっていたが、理論を視覚的にとらえられた。センサー分子と転写因子の機能を調整し、生活習慣病などを予防する新薬開発が期待できる」と話している。

1257荷主研究者:2010/02/20(土) 20:23:27

http://www.jomo-news.co.jp/news/a/17/news01.htm
2010年2月17日(水) AM 07:11 上毛新聞
●群馬大の重粒子線施設 6月にも運用開始

 最先端のがん重粒子線照射施設を導入した群馬大の重粒子線医学研究センターが、6月にも同施設で先進医療として患者の診療を始めることが16日、分かった。初年度は前立腺がんや肺がんなど7種類のがんの患者を30〜50人治療する。2016年度までに採算ラインとされる年間800人を治療する態勢を整える。

 6月に治療を始めるのは前立腺がん、初期の肺がん、肝細胞がん、頭頸(とうけい)部腫瘍(しゅよう)の患者。対象とするがんの種類を順次増やし、年内に7種類、将来的には15種類程度とする。来年1〜3月は診察を休止し、設備のメンテナンスや新技術の開発に向けた準備を行う。先進医療の認定条件となる臨床試験として、来月中旬から5月にかけて前立腺がん患者の治療を10例程度行う。

 受け入れ患者は11年度に100人、16年度には年間16億円の施設維持費をまかなえる800人まで増やす計画。医師4人、技師4人の態勢でスタートするが、医師などの養成を進め、16年度までに医師、技師ともに10人まで増やす。

 大学病院に設置される国内初の重粒子線治療施設であることから、センター長の中野隆史教授は「化学療法や手術と組み合わせた効果的な治療法の開発を進め、これから各地に設置される施設に技術を移転したい」としている。

1258チバQ:2010/02/21(日) 10:48:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010022102000074.html
民主か自民か中立か 日医会長選三つどもえ
2010年2月21日 朝刊

 四月に行われる日本医師会(日医)の会長選が、政党との距離をめぐる路線対立に揺れている。三つどもえの構図となりそうな会長選の行方は、今夏の参院選に向けた民主、自民両党の戦略にも影響必至だ。

 三選を目指す唐沢祥人会長(67)は二十日夜、都内で記者会見し、「今まで考えてきたことをさらに進めたい」と、正式に出馬表明した。茨城県医師会の原中勝征会長(69)、京都府医師会の森洋一会長(62)もすでに出馬表明し、選対事務所を開設するなど集票活動は過熱している。

 唐沢氏が委員長を務める日医の政治団体・日本医師連盟は政権交代後、自民党支持を白紙に戻したが、唐沢執行部は長年関係を密にしてきた自民党色が強い。診療報酬改定を決める中央社会保険医療協議会(中医協)の委員から日医枠がなくなったのも、民主党政権との距離を象徴した。

 一方、原中氏は、昨年の衆院選で民主党を支持。「国民の医療や福祉は政府と一緒に行動しなくてはいけない」と、鳩山首相や小沢一郎幹事長らとのパイプを誇示する。

 参院選対応をめぐっても、唐沢氏は「(現方針を)継続していきたい」と組織内候補として自民党現職の西島英利氏(比例)の擁立方針を崩していない。だが、先月の日医連の執行委員会でも擁立見直し論が出ており、原中氏が会長職に就けばこれが加速しそうだ。

 政治色が強い両氏に対し、森氏は「第三の道」を掲げる。「政治に左右されない」日医の自立路線を唱えるが、参院選対応は不明確だ。投票は四月一日に予定する代議員会で、代議員約三百五十人によって行われる。

1259チバQ:2010/02/21(日) 10:56:25
http://mainichi.jp/select/science/news/20100221ddm003040152000c.html
クローズアップ2010:混とん、日医会長選 政党色薄めて対決
 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 ◇親自民・唐沢氏と親民主・原中氏
 政権交代後初となる日本医師会(日医)の会長選(4月1日投開票)が3月1日、公示される。自民党との関係を重視してきた唐沢祥人現会長(67)、民主党に近い茨城県医師会の原中勝征会長(69)に加え、「第三極」を志向する京都府医師会の森洋一会長(62)が出馬を表明し、勝敗の行方は混とんとしている。当初は「民主か、自民か」の路線闘争の様相を呈していたが、原中、唐沢両氏とも幅広い支持を狙い、政党色を消し始めた。【佐藤丈一、中田卓二、野田武】

 ◆異変

 20日夜、東京都内のホテルであった選対事務所開きの後、記者会見した唐沢氏は「自民と協調してきたとの指摘には反論しない」とした上で「(協調しても)医療は片隅に置かれた。今回は政策中心だ」と述べ、「親自民」の姿勢を修正した。

 唐沢氏は06年、小泉改革に反発して自民党との関係悪化を招いた当時の日医執行部を批判し「自民党との関係修復」を訴えて当選した。今回は民主党が「政権交代の功労者」と言う原中氏が対抗馬に名乗りを上げたものの、「唐沢3選」は既定路線とみられていた。それが14日の大阪府医師会長選を機に、空気は変わり始めた。

 「原中先生しか(与党との話し合いの)テーブルにつけない」。14日、大阪府医師会長選で現職の酒井國男氏を破った元副会長の伯井俊明氏はそう強調し、会長選では原中氏を支持する意向を示した。

 日医会長選は都道府県医師会の代議員約350人の投票で決まる。会員の多い近畿には代議員の割り当ても多く、大阪は東京(40人)に次ぐ33人だ。

 異変はその近畿から起きた。7日の兵庫県医師会長選は、川島龍一神戸市医師会長が制した。川島氏は伯井氏と神戸大の同級生で、原中氏支持に回るとみられる。奈良、滋賀両県でも原中氏寄りの会長が当選した。

 そのあおりで第3の候補、森氏は逆風を受けている。森氏は12日、6府県医師会でつくる近畿医師会連合の推薦を受けていたが、2日後に最大の支持者、酒井氏が大阪府医師会長選で敗れたためだ。

 ◆不満

 鳩山政権は中央社会保険医療協議会(中医協)から日医執行部を排除し、診療報酬の配分決定に関与させなかった。民主党のさらなる報復を危惧(きぐ)する地方の声は無視できず、唐沢氏は20日に配った政策パンフレットにも「会長選を政権選択の場にしない」と記した。

 一方、「親民主」を鮮明にしていた原中氏も「たまたま民主党に太いパイプがあるだけ」(陣営幹部)と姿勢を変えつつある。

 新しい中医協委員には、原中氏の茨城県医師会代表も選ばれた。それでも政府は10年度の診療報酬改定で、開業医の収入の1割を占める再診料を20円引き下げた。民主党の支持率低迷も相まって、地方医師会には「民主党に裏切られた」との不満がくすぶる。

 原中氏は医師会内では非主流派で、支持基盤も万全ではない。原中氏に近い勢力にも「政党とは是々非々で」(塩見俊次・奈良県医師会長)といった慎重論が目立ち始めた。民主党に色分けされることを嫌い、作製中の政策パンフでは民主党色を薄めるなど、路線修正に乗り出した。

 「全方位外交」を掲げる地方医師会も出始めた。千葉県医師連盟は18日、共産党の志位和夫委員長らと初めて懇談した。同党関係者は「多くの開業医は経営難に苦しんでいる。1党だけと付き合うのはダメと意識しているのだろう」と推測する。

1260チバQ:2010/02/21(日) 10:57:47
 ◇民主は静観の構え 自民、あきらめムード
 1月29日、国会内で民主党と日医との初の勉強会があった。党側は山岡賢次国対委員長ら、日医側からは唐沢会長らが出席した。政権へのパイプがほしい日医と、次期参院選に向け日医の取り込みをもくろむ党側の思惑が合致した格好だ。しかし、話が参院選への対応に及ぶと、唐沢氏は「態度を鮮明にできない事情を理解してほしい」と答えるにとどめ、党側の失望を買った。

 各候補が政党と間合いを取る中、民主党は「政党の代理戦争の色合いは薄くなった」とみて、日医会長選を静観する構えだ。

 民主党は、同党支持を鮮明にした日本歯科医師会を診療報酬で優遇した。参院選では公認候補の擁立を求めるなど、日医への対応とは歴然と差をつけている。党幹部は「(日医新会長が)自民系でいくなら干上がらせるだけ」とうそぶく。

 かたや自民党。唐沢氏の3選に期待をつなぎながらも、野党の立場では「だれが当選しようと医師会と距離が生じるのはやむを得ない」(厚生族)とのあきらめムードも漂う。

 07年参院選比例代表では、日医の組織内候補で自民党現職の武見敬三氏が次点で落選し、日医は集票力の衰えを露呈した。自民党は今回、日医の組織内候補として現職の西島英利氏を公認したが、唐沢氏再選でも安泰とは言えない。一方、原中氏は自分が当選すれば西島氏の推薦を取り消す考えで、西島氏は一層苦しくなる。

 医師会長選の結果にかかわらず、団体頼みから脱却できるかが自民党に問われている。

==============

 ■日本医師会の歴代会長

 初代 北里柴三郎 1916〜  31年 北里研究所長
 2代 北島多一  1931〜  43年 慶応大医学部長
 3代 稲田龍吉  1943〜  46年 東京帝大教授
 4代 中山寿彦  1946〜  48年 東京都医師会長
 5代 高橋明   1948〜  50年 東京帝大医学部長
 6代 田宮猛雄  1950年      東京帝大医学部長
 7代 谷口弥三郎 1950〜  52年 熊本県医師会長
 8代 田宮猛雄  1952〜  54年 東京帝大医学部長
 9代 黒沢潤三  1954〜  55年 東京都医師会長
10代 小畑惟清  1955〜  57年 東京都医師会長
11代 武見太郎  1957〜  82年 日本医師会代議員
12代 花岡堅而  1982〜  84年 長野県医師会長
13代 羽田春〓  1984〜  92年 東京都医師会長
14代 村瀬敏郎  1992〜  96年 東京都医師会理事
15代 坪井栄孝  1996〜2004年 福島県医師会常任理事
16代 植松治雄  2004〜  06年 大阪府医師会長
17代 唐沢祥人  2006年〜     東京都医師会長

毎日新聞 2010年2月21日 東京朝刊

1261とはずがたり:2010/02/21(日) 11:12:59
俺の持論の早稲田は?
聖隷は地元静岡県西部でもなかなかの大病院である。

医学部新設、3私立大が準備 認可なら79年以来
http://www.asahi.com/edu/news/TKY201002200377.html
2010年2月21日

 医師不足が言われるなか、国内の三つの私立大学が、医学部新設を目指し、準備を進めていることが分かった。設置認可を国に申請する手続きのため、すでに学内に検討組織を立ち上げた大学もある。医学部新設は30年以上なく、認可されれば1979年以来となる。

 医師増員を掲げる民主党は看護コースと病院を持つ大学の医学部新設を後押しするとしており、政権交代で機運が高まったかたちだ。医師養成学部・学科については、自民党政権時代の82年や97年の医学部定員削減の閣議決定を受け、新設の審査は行わない規定になっているが、今後撤廃されるとみられる。設置基準の緩和も進めば、他大学にも動きが広がる可能性がある。

 設置を検討しているのは、国際医療福祉大(本校・栃木県大田原市)、北海道医療大(北海道当別町)、聖隷(せいれい)クリストファー大(浜松市)の3大学。いずれも看護や福祉系学部を持ち、大学病院や関連病院もある。

 看護や薬学、福祉系の6学部を持つ国際医療福祉大は学内組織で、教員確保策や文部科学省への認可届け出の準備をしている。開設場所は大田原キャンパスなど複数案を検討。入学定員は、現在の設置基準の上限である120人程度を想定している。開設時期は未定だが、取りまとめ役の開原成允大学院長は「早ければ早いほどいい。可能なら2011年度を目指し、地域医療の担い手となる臨床医を養成したい」とする。

 北海道医療大も今年1月に学内検討委員会を設けた。やはり地域医療に貢献できる医師の養成を目指し、定員は80人規模を想定。多様な人材を集めるため、学士編入枠も検討中という。小野正道経営企画部長は「これまで道内には私大の医学部がなかった。医療過疎解消に役立つ人材を育てたい」と話した。

 日本で初めてホスピスを開いた聖隷三方原病院と同グループの聖隷クリストファー大も、理事長がトップの検討委員会を設置。「医学部あるいはメディカルスクール(医師養成大学院)に向けて前向きに考えている」としている。

 医学部は79年の琉球大の設置認可以来、新設はない。医師が供給過剰になるとの将来予測や、医療の質低下につながるとする日本医師会の抑制主張を受け、国は80年代初期から入学定員を削減し、全国79校全体でピーク時81年度の8280人から、2007年度には7625人にまで減った。しかし、地方の医師不足が深刻化したため、「骨太の方針2008」などに基づき増員策に転換。10年度の定員は8846人にまで増えた。

 ただ、医学部新設には定員80人でも最低200億円弱の建設・設備費用が必要などハードルは多い。また、既存の大学や医療界からは「医師の質が保てない」「医療崩壊をかえって増幅する」との反発もある。22日には全国の大学の医学部長と付属病院長が集まり、医学部新設と定員増に「慎重な対応を求める」請願を政府に提出する予定だ。(石川智也)

1262名無しさん:2010/02/22(月) 01:55:04
支障のない範囲内で余談カキコ

>>1260
15代会長の坪井先生は、『ガン回廊の朝』( 柳田 邦男著)で、国立がんセンターでの活躍ぶりが描かれていた方。懐かしいなー。

>>1261
>俺の持論の早稲田は?

昭和40年代から進む早稲田の悲願の医学部医学科。

関係者(その医学部出身者)から昭和時代に”直接”情報の確認がとれてる大学は
日医(日医大、日本医大)、順天(順天堂)、女子医(女子医大、東京女子医大) 。
(他は大学名だけ聞いてるだけでホントに早稲田からの働きかけがあったのか?未確認なので省略)

早稲田が一番最初に働きかけたのが日本医大(当時は東大合格入学辞退者入学数、慶大医についで2位の全盛期、当時は灘高生が毎年1名は入学するほどの難関校)。
古い卒業生たちが日本医大の伝統を重視し早稲田への校名の変更に強行に反対したそうな。

以下、某大学と表記。

忘れもしない昭和50年代のある日の未明(午前3時頃)。某大学の某救急にて。
「あのとき早稲田の医学部になっておけば良かったんだよ、世間の人から日大と間違われなくてすむ」
「本学は”医学界の早稲田”を自称している。早稲田の医学部になっておくのが自然だった」
(余談:学内でいろいろな騒動が起きていたとき医学界の”阪神タイガース”と呼ばれたこともあったそうな)

某医局内の雑談では早稲田の医学部になっておいたほうが良かったと言う人が多かったです。

〜〜幻の早稲田大学医学部〜〜(副題:文京区千駄木の医師たちのつぶやき)

1263名無しさん:2010/02/22(月) 02:42:55
>>1262

書き間違えました。訂正。

×昭和40年代から
○昭和30年代から


〜〜幻の早稲田大学医学部〜〜(副題:番外編、筆者のつぶやき)

①もしも某単科医大が早稲田大学医学部となっていたら、飯田橋の付属第一病院(千駄木が付属病院、飯田橋が付属第一病院)は廃院に
ならずに済んだことでしょう。

飯田橋の付属第一病院は空襲をまぬがれた建物で古き良き美しさの外観でした。
某単科医大の経営難で、その美しい病院が売却されて消えてしまった

②ネットが普及し始めた頃に暇つぶしに偏差値ランキングを眺めていたら某大学にかつての面影が・・・全く・・・ない。。。。
なんでだろう、と調べて見たら初年度納入金が高くなっていました。(→もはや難関ではなくなった。。。)
早稲田大学医学部になっていたら、慶応医なみの学費ですみ、このようなことにはならなかったことでしょう。

1264とはずがたり:2010/02/22(月) 22:07:15

医学部新設:民主党に反対の請願 医学部長病院長会議
http://mainichi.jp/life/edu/news/20100223k0000m040033000c.html

 大学医学部で作る全国医学部長病院長会議(会長・小川彰岩手医大学長)は22日、医学部の新設に反対する請願を民主党や関係省庁に提出したと発表した。同会議は一貫して国に医師数を増やすよう求めているが「医学部定員が急激に増えると、教育確保のため病院勤務医が減り、医療崩壊を助長する」と主張している。

 政府は80年代から続けてきた医師養成数の抑制方針を08年度から改め、全国80大学の医学部定員は3年間で1221人増えた。同会議は政策転換を評価する一方、大学医学部の新設には▽現場の臨床医を教員として招かねばならない▽数十年後に医師数が充足した時に定員を減らせなくなる−−などの問題があると主張。「これ以上の定員増は医師不足対策として逆効果だ」と指摘している。

 大学医学部の新設は、現時点では文部科学省告示により認められていないが、将来的な規制緩和を視野に、複数の私立大学が検討を進めている。【清水健二】

毎日新聞 2010年2月22日 19時27分

1265とはずがたり:2010/02/23(火) 19:37:23

電車でのアクセスも容易だろうしいいんじゃないでしょうかねぇ。

岡山総合医療センター 操車場跡地に 高谷市長表明
http://svr.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2010022301340948

 2月定例岡山市議会は22日開会。高谷茂男市長は、23日未明となった提案理由説明で、岡山大と連携して設置を目指す岡山総合医療センター(仮称)の立地場所について「(北区)北長瀬表町の市有地を整備地とする」と述べ、岡山操車場跡地の西部エリアに決めたことを明らかにした。

 議案の提案理由説明で市長は「最終的に市としての基本構想を策定した」とし、立地の選定理由に、(1)市民が利用しやすく、岡山大病院など各医療機関との連携のしやすさ(2)早期整備の可能性(3)総合福祉の拠点としての発展性―を挙げた。

 岡山大との基本構想案では3カ所あった候補地のうち操車場跡地を最有力としていた。

 跡地西部の市有地は約1万8700平方メートルで、更地の状態。かつては商業・市民サービス業務系施設が計画されていた。

 2月定例会は22日に開会したが、09年度補正予算案をめぐり紛糾し、10年度当初予算案などの上程が未明にずれこんだ。

【詳しくは山陽新聞紙面をご覧ください。】

1266とはずがたり:2010/02/23(火) 19:57:51
2010年02月23日(火)
甲府市立病院が常勤医7人増員
整形外科など、外来診療を拡充
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/02/23/14.html

 甲府市の宮島雅展市長は22日、新年度から市立甲府病院の常勤医師を7人程度増員する方針を明らかにした。医師の退職を受けて外来診療を縮小している整形外科と脳神経外科も増員の対象で、縮小した診療を回復させたり、充実させることを検討する。
 同病院によると、増員は整形外科が2人、小児科、脳神経外科、神経内科、麻酔科が各1人。同病院が要請し、山梨大や信州大からの医師派遣が受けられることになったという。整形外科ではさらに1人を増員する方向で調整中という。
 整形外科は昨年6月末までに常勤医5人全員が退職。同7月から3人を確保し、外来診療を従来の週5日から週4日に縮小している。脳神経外科は昨年9月末に常勤医1人が退職し、外来診療を週5日から週3日に減らしている。麻酔科も昨年7月に1人退職していた。
 医師の増員を受け、整形外科と脳神経外科では、外来診療の拡大や入院患者への対応の拡充を検討する。救急対応などで医師1人にかかる負担の軽減にもつなげる。
 同病院は医師不足による入院収益の悪化などを要因に、2008年度まで9年連続の赤字。医師の増員について宮島市長は「山梨大や信州大が地域医療が抱える困難さを認めてくれた」と話した。
 一方、医師退職に伴い精神科が08年2月から休診、消化器内科は同年6月から専門的診療を休止しているが、両科については今のところ増員の見通しが立っていない。同病院は「引き続き医師の確保に向けて努力していきたい」としている。

1267 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/24(水) 18:21:22
>>1245-1247
私は足立を高く買ってます。
ただ、直接税の増税や社会保険料の増額を行うなら、クロヨン・トーゴーサンピンの是正も同時にしてほしい。
(足立に言うことではないけど)

http://mainichi.jp/select/science/news/20100224dde018040004000c.html
特集ワイド:’10シリーズ危機 医療/下 対談・鎌田實さん×足立信也さん
 <この国はどこへ行こうとしているのか>

 ◇意欲持てる現場に
 政権交代後、10年ぶりに診療報酬が上がるなど医療改革の兆しはうかがえるが、確かな手応えはまだ
得られていない。医師で厚生労働政務官を務める足立信也さん(52)と、住民とつくる地域医療を実践する
諏訪中央病院(長野県茅野市)名誉院長の鎌田實さん(61)に語ってもらった。
【構成・鈴木梢、写真・梅村直承】

 ◇医療は経済を活性化させる力に−−鎌田實さん
 ◇財源負担の割合、議論すべきだ−−足立信也さん
 鎌田 聞きたかったのは、今回の診療報酬の改定です。引き上げ幅は0・19%。いざ政権を取ったら、
こんなにお金がないのかとあぜんとしたということでしょうか。政務官は本当はもっと上げたかったでしょう?

 足立 もちろん。でも、この引き上げは第1段階です。産科、小児科、救急、外科、地域医療にギリギリの
状況で取り組んでいる病院の評価が上がると収入も上がり、医師の言葉を伝える補助者も雇える。
明細付き領収書を無料で出すようにしたのは、情報の共有のためです。医療は受ける側と提供する側の
協働作業、情報の格差をなくそうと動き出しています。

 鎌田 新政権にはすごく期待しています。でも、このごろ少し、医療をどうするのか、物語が見えにくく
なっている。

 足立 今はさまざまな検討会を立ち上げ、協議し始めたところ。私たちの考えはすでに提示しているが、
ある程度の方向性が見えるまでは報道されない。

 世界一と言われた日本の医療システムがなぜがけっぷちまできたのか。それは、医療費抑制政策と、
医療を提供する側と受ける側の情報の格差だった。

 医療費を抑制するために、医療従事者数の削減にかじを切ってしまいました。02年の診療報酬の改定
では2・7%下がった。病院では、医師や看護師は減らなくても、介助者や搬送や食事のお手伝いをしていた
人が減り、看護師や医師らがカバーする悪循環になってしまった。

 昨年末、閣議決定した成長戦略の核は医療や介護、健康分野。これらは需要の高い地域密着型の
職業であり、外需も創出できる分野だととらえています。

 鎌田 06年には、診療報酬3・16%マイナスと史上最大の下げ幅を打ち出し、社会保障費を5年間で
1兆1000億円切る方針を決めてしまった。かつて厚生省保険局長だった吉村仁さんが「医療費亡国論」
(83年)を打ち出してから、医療界も医療費は削られるもの、と思い込んでしまったかもしれない。でも、
医療費にかかる10倍ぐらいは経済効果を生むというデータが出てきた。医療は経済を活性化させる力に
なりますよ。

1268 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/24(水) 18:22:13
   …●…

 足立 私たちは単に医師数を増やすのではなく、いかに人材を活用するかだと思っています。医師1人で
しかできなかったことを、チーム医療でどう解決するか。例えば、公立病院で禁止されている兼業も、地域の
協議会で合意すれば条例改正で見直せる。市町村ごとにすべて問題を解決すべきだという考え方は過疎地
では成り立たない。人口120万人ほどの枠組みで議論し、どう医療提供体制を組むか。

 鎌田 医療が拠点化や集約化するなか、ナンバーワン病院はギリギリで医師が集まるけど、2、3番目は
弱くなっていく。政府はそちらをしっかり強くしていかないと、救急が集中するなど1番目も疲れきってしまう。

 足立 地域医療の崩壊というのは、まさにそういうこと。危機的な分野には補助金システムで対応してきた。
医療費を上げないでそこで頑張らせようとした。補助金というのはニンジンに過ぎず、ありつけなかった
ところは飢餓状態になり疲弊してしまう。ここから転換し、全体をベースアップするのが今回の診療報酬の
コンセプトです。

 医師の過労で深刻なのは、モチベーションの低下。診療報酬が、10年ぶりに上がり、前向きに行くんだと
元気が出ている。

 鎌田 がん患者にアンケート調査をしたら、33%が治療に満足しておらず、44%は医者の説明に納得が
できなかった。医療はこの10年、切磋琢磨(せっさたくま)で進歩しているのに、国民の満足度は横ばい
どころか下がっている。だから、医者に疲れが見える。

 国は国民に呼びかけ、お金の出し方も変えてほしい。この国にいることに安心が持てるように。医療現場で
働く人も自分の仕事に誇りが持てれば、土俵際で一気にムードが変わると思う。国民もいいチャンスだから、
医師だけでなく、医療はみんなで作る意識を持ってほしい。

1269 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/24(水) 18:22:32
   …●…

 鎌田 医療費をある程度上げると同時に、医療費が天井知らずに上がらない仕組みをどう作るか。
自民党と日本医師会の関係ではその仕組みが作れなかったけれど、しがらみがさほどない新政権だから
こそできる。

 足立 医療費とは、1人当たりの単価と人口と技術革新係数を掛け合わせた総額です。人口のピークが
過ぎれば無尽蔵には増えず、青天井ではありません。医療費を経済協力開発機構(OECD)平均に
近づけても、2025年に対国内総生産(GDP)比11〜12%にしかなりません。

 鎌田 新政権がそのからくりを明確にすることが国民の安心を生む。そこで必ず、医療と福祉の間に雇用を
生んで内需を拡大し、分厚い中流を作るんだという物語をはっきり出した方が医療者は燃え尽きない。
国民も、大病に備えたり老後のお金を守るために財布のひもを縛っていますよね。国が人を守ると思えば、
持っているお金の1割ぐらい使おうとなる。

 足立 それと、予防医療の取り組みは一つの解決策です。前原誠司大臣(国土交通相)が民主党代表
だった時、鎌田先生の諏訪中央病院を視察しに行ったんですよね。前原大臣に見てほしかったのは、
保健師らが食生活の改善など地域の健康を支える取り組みで、ボランティアが積極的に助けている。
長野県は70歳以上の1人当たりの平均医療費が断然低い。

 こうした、理想の医療や介護を実現するため、国民がどれぐらい負担すべきかを議論する国民会議を
作ろうと、長妻昭大臣(厚労相)と決めました。

 財源は消費税だと多くの人が言うけれど、まず負担をどのような割合にするかを議論すべきだ。ざっくり
言うと、全体の医療費のなかで企業が払う保険料は20%、患者の自己負担は15%、家計から出る保険料
が30%、国の出す税金が35%。そのなかで、世界でトップとされるのは自己負担です。だから、上げる
のは保険料か税しかない。税だったら、消費税などの間接税より、直接税だと思っている。

 理由はこうです。前政権下で格差が広がり、日本の相対的貧困率は15・7%とかなり高い。税と保険料を
差し引いた後の可処分所得で相対的貧困率を出すと、本来はその割合が下がるはずですが、上がっている。
つまり、所得再分配機能が働いていない。日本だけです。この状況で、広く浅く逆進性の高い消費税を
上げることから議論するのは危険です。高額所得者の税と社会保険料の負担は増えていません。

 鎌田 そこに切り込むと、政権が代わったメッセージは伝わる。所得の高い一握りの人たちは運もよかった
わけだから、つらくなったら協力しようというムードがあっていい。個人的には社会保険料を当面、上げるしか
ないと思っています。ヨーロッパの先進国はもっと高い。

 20〜30年かけて強い医療を作り上げたお陰で、世界一の長寿や低い乳児死亡率という成果を上げ、
経済大国になった。でも、国はかじ取りを間違えた。医療世界一を突っ走りながら経済をよくする方法は
あったのに、ダムや道路じゃないと経済は動かないという考えが日本をおかしくしたのではないか。

 ただここに来て、産婦人科医の数が10年ぶりに少し上がった。新政権が生まれ、もしかするとよくなるんじゃ
ないかという思いは出てきた。つらいから逃げて開業しようかと思っていた勤務医も、病院の医療が面白く
なりそうだという機運が出始めましたよね。鳩山(由紀夫)首相は医療や福祉を重視しようという気持ちは
あるんですか?

 足立 大いにありますね。この1年間フルに無駄遣いを削減し、来年の通常国会に向けて法案も準備します。

 鎌田 日本は貿易立国として筋骨隆々の上半身を持つ国。それを支える下半身が子育て、教育、雇用、
医療で、国家の土台だから強くなければいけない。小泉(純一郎)さんはそこをものすごく細くしてしまった
けれど、鳩山さんは両方とも大事にしたいのかなと思っています。

 ■人物略歴

 ◇かまた・みのる
 諏訪中央病院名誉院長、作家。1948年、東京都生まれ。東京医科歯科大医学部を卒業し、諏訪中央
病院で地域医療や心のケアを含めた医療に携わる。東京医科歯科大臨床教授、東海大医学部非常勤教授。
「がんばらない」など著書多数。

==============

 ■人物略歴

 ◇あだち・しんや
 厚生労働政務官。1957年、大分県生まれ。筑波大医学専門学群卒。筑波大助教授、国立霞ケ浦病院
消化器科医長などを経て、04年参院初当選。日本胃癌学会評議員、日本外科学会指導医。日本消化器
外科学会指導医。

毎日新聞 2010年2月24日 東京夕刊

1270杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2010/02/24(水) 20:15:19
そういや、医学部のインターン改革が地域医療の崩壊を齎した一面もあるんですよね。法科大学院の二の舞にならねば良いがとは思うのですけど・・・・・

医学部新設、医師会が反対表明「地域医療崩壊を加速」
http://www.asahi.com/national/update/0224/TKY201002240417.html
2010年2月24日19時59分

 日本医師会(日医)は24日、一部の私立大学が医学部の新設準備を進めていることについて「教育のため、現場から医師が引きあげ、地域医療崩壊を加速する」などと反対意見を表明した。現行の体制のまま医師の養成数を増やすべきだと主張している。
 この日の定例記者会見で、中川俊男常任理事が発表した。中川氏は「医師数を中長期的に1.1〜1.2倍にすることが妥当」とした上で、「人口減少とのバランスを取ることが重要。医学部を新設する必然性はない」と強調。教員が分散して医療の質が低下することに対する懸念を示した。

1271荷主研究者:2010/02/24(水) 23:27:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100222t15009.htm
2010年02月22日月曜日 河北新報
肝がん発症に新メカニズム 東北大グループが解明

 東北大大学院医学系研究科の山本雅之教授(医化学)と、東京都臨床医学総合研究所の小松雅明副参事研究員らのグループが、肝臓がんの発症を引き起こす新たなメカニズムの一端を解明した。特定のタンパク質の過剰な蓄積が、がん細胞の増殖に有利な環境をつくり出していることを発見。新たな抗がん剤や治療法の開発につながる可能性が高いという。

 肝臓がん患者の体内にはタンパク質の一種「p62」が過剰に蓄積することが知られていたが、がん発症のメカニズムとの関連は不明だった。山本教授らはマウスを用いた実験で、p62と生体防御をつかさどる細胞内のセンサー分子(タンパク質)とが結合することで、特定の酵素群が過剰に発生し、がん細胞の増殖を助けていることを突き止めた。

 肝臓がんによる国内の死者は年間3万人を超え、2008年の国立がんセンターの統計では肺がん、胃がんに次いで3番目に多い。肝硬変からがんに進行する患者が大半で、肝機能が低下した状態で広範囲の切除手術をするため、術後に肝不全を発症し死亡するケースが多いという。

 山本教授は「p62の発現を阻害する物質を特定し、効率よく減らす薬剤を開発できれば、広範囲を切除せずに、肝機能を温存しながら治療できる可能性が高い」と説明している。

 研究成果は、英科学誌ネイチャーの姉妹紙「ネイチャー・セル・バイオロジー」(オンライン版)に掲載された。

1272名無しさん:2010/02/28(日) 22:43:35
医師処分:3人免許取り消し 医業停止は35人

 厚生労働省は24日、刑事事件で有罪が確定するなどした医師と歯科医師41人の行政処分を発表した。発効は3月10日。わいせつ事件を起こした3人が免許取り消しになったほか未承認の抗がん剤をインターネットなどで宣伝、販売したとして薬事法違反の有罪が確定した元岡山大助教授、林肇輝医師(68)が医業停止1年になった。

 同日の厚労省医道審議会分科会に60人が諮問され41人が処分対象になった。内訳は▽免許取り消し3人▽医業停止(1カ月〜3年)35人▽戒告3人−−で、残り19人は厳重注意の行政指導を受ける。

 処分理由で多かったのは、診療報酬の不正請求(12人)、わいせつ行為(8人)、道路交通法違反(5人)などで、医療ミスによる処分は1人。【清水健二】

http://mainichi.jp/select/science/news/20100225ddm012040039000c.html

1273名無しさん:2010/02/28(日) 22:49:40
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100228-OYO1T00281.htm?from=main1

山本病院事件 「医師の裁量」監視に壁

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(解散)の元理事長山本文夫被告(52)(詐欺罪で実刑判決を受け控訴中)を奈良地検が業務上過失致死罪で起訴した事件は、ずさんな手術の実態を浮き彫りにした。「高度な裁量権」が認められた医師の行為に監視が行き届かないという制度的な「限界」も明らかになり、行政、医療関係者らに課題を突きつけた。事件を検証した。

 山本被告と元主治医(54)(今月25日に急死)は2006年6月16日、肝臓の腫瘍(しゅよう)摘出手術で男性(当時51歳)を死亡させたとされる。

 心臓血管外科専門の山本被告は、肝臓の専門知識や手術経験がないのに、他の医師が「良性」と判断した腫瘍を「がん」と診断し、手術に踏み切った。「肝臓は出血が多い。切らなくても大丈夫」と、中止を求める看護師の意見も聞き入れなかったという。

 看護記録などによると、手術は午前10時頃に始まり、午後1時半に終了した。死亡時刻は午後1時45分で、「(男性は)死亡したため、手術室から病室に戻した」と記されている。

 しかし、病院関係者によると、山本被告は、看護師らに、カルテに記入する死因を「急性心筋梗塞(こうそく)」とするよう偽装を指示。死亡時刻は「午後3時39分」と記載させたという。逮捕後、山本被告は「手術は成功したが、病室に戻した後に容体が急変し、死亡した」と供述するが、病院関係者は「手術による死亡を隠蔽(いんぺい)しようとした」と証言する。


 県警は当初、「がんと偽って手術し、死亡させた可能性がある」として傷害致死の立件を目指したが、業務上過失致死に切り替えた。

 壁になったのは、医師の「高度な裁量権」だ。治療、手術方法の選択を巡って、医師の刑事責任を問うのはそもそも困難とされる。

 だが、山本被告の手術方法は、背中側の腫瘍を腹側から切除し、輸血用血液も準備せず、容体急変に対応できる態勢もなかった。

 捜査関係者は「限りなく傷害罪に近い。従来の医療過誤とは違う」と強調。奈良地検は今後の公判で、安全に行えないと認識しながら手術に踏み切った悪質性を立証する方針だ。

県、立ち入りも不正許す
 一方、行政の監視権限の限界も指摘されている。

 山本被告は今回の事件前、生活保護受給者の治療費が全額公費で負担される制度を悪用。受給者の患者に対し、血管拡張器具を使ったように装って心臓カテーテル手術を繰り返し、診療報酬を不正受給した。

 「不必要な手術が行われている」という情報を得た奈良県は、00〜08年に医療法に基づく立ち入り検査を6回実施。しかし、診療内容に踏み込む権限がなく、不正を明らかに出来なかった。ここでも「裁量権」の壁が立ちはだかった。

 国際医療福祉大大学院の武藤正樹教授(医療経営管理)は訴える。「高難度の手術症例数がなければ、診療報酬を請求できない仕組みなどを作ることが不可欠。学会ごとにある専門医や指導医を認定する制度の統一化が必要だ」

(2010年2月28日 読売新聞)

1274名無しさん:2010/03/01(月) 01:10:34
動機は「知名度上げたかった」 山本病院前理事長が供述
2010年2月27日

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(破産手続き中)で肝腫瘍(しゅよう)の摘出手術を受けた男性入院患者(当時51)が失血死した事件で、前理事長で執刀医の山本文夫容疑者(52)が、経験や知識がなかったとされる肝臓手術に踏み切った理由について、「病院と医師としての自分の知名度を上げたかった」と供述していることがわかった。捜査関係者は、診療報酬を得る目的のほか、功名心も手術の動機だったとみている。

 奈良地検は26日、山本容疑者を業務上過失致死罪で起訴した。共犯として奈良県警に逮捕され、勾留(こうりゅう)中の25日に亡くなった元同病院勤務医の塚本泰彦容疑者(54)については、司法解剖の結果を待って被疑者死亡のため不起訴処分にする。

 捜査関係者によると、山本容疑者は手術にいたった経緯について、「(患者の主治医だった)塚本医師が肝臓がんと診断したので信じた」、腫瘍が良性であることを示す検査結果についても「事前に見ていなかった」などと説明。患者の死亡については「手術は成功したが、心筋梗塞で亡くなった。看護師らが行った心臓マッサージで出血したのではないか」と主張し、容疑を否認しているという。

 その一方で、「多くの患者に来てもらうため、手術で自分の名前を上げたかった」などとも述べたとされる。亡くなった塚本容疑者は「腫瘍は良性とわかっていたが、もうかるから肝臓がんということにして手術しようと、山本医師から言われた」と供述していたという。

 起訴状によると、山本容疑者らは肝切除術の経験が皆無で、腫瘍について的確に診断できないと認識して手術を回避すべきであったにもかかわらず、必要な医師の態勢を確保しないまま2006年6月、手術を実施。患者の肝静脈などを損傷し、適切な止血処理を行うこともできず、失血死させたとされる。(石原孝、成川彩)

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201002270038.html

1275名無しさん:2010/03/01(月) 01:59:34
医局の人事で医師を派遣するやり方は昔も今も変わらないが、本人の希望をより尊重するようになり、医局の意向通りの人事ができにくくなった。

臨床研修制度 医師免許を取得した新卒医師に2年間、内科や外科など7科の必修を義務づける制度。幅広い診療能力を持つ医師を育てる目的で04年度に導入されたが、研修先として都市部の一部病院に人気が集まり、大学病院離れも引き起こした。
 その結果、人手不足の大学病院が派遣先の地域の病院から医師を呼び戻す事態も起きた。地域の医師不足を招いたとの指摘を受け、国の検討会は昨年2月、都道府県別や病院別に定員を設けて必修を5科に減らす見直し案を示し、国は来年度から制度を変更する。

1276名無しさん:2010/03/01(月) 23:25:52
http://www.cyzo.com/2010/03/post_3990.html

 世にとんでもない医者は数々いるが、この山本文夫という医者は、山崎豊子の小説「白い巨塔」のモデルになった名門・大阪大学医学部出身なのに、あきれ果てた輩である。

 生活保護受給者を集めて入院させ、不要な手術を繰り返し、診療報酬を不正受給していただけではなく、一度も行ったことのない肝臓手術を自ら執刀し、患者を死なせてしまっていたのだ。

 昨年7月に詐欺容疑で逮捕され、今年の2月6日に業務上過失致死で再逮捕された。

 この山本病院は、手術回数の多さは有名だったらしく、数年前に「週刊朝日」の「いい病院・心臓病編」で紹介されていた。「山本はそれが余程嬉しかったらしく、記事のコピーを病院の待合室にはったり患者に配ったりしていた」(新潮)というから、「朝日」編集部も真っ青だろう。

 今回、再び逮捕された山本は、こううそぶいているという。「病院は死ぬところ。患者も僕も運が悪かった」。医は仁術などというつもりはないが、医者までもが貧困ビジネスに手を出すとは末世を象徴するような事件である。

1277とはずがたり:2010/03/02(火) 23:38:05

京大病院の看護師を逮捕 血糖値を虚偽記入の疑い
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030201000630.html

 京都大病院(京都市左京区)に入院中の女性患者(94)が一時意識不明になり、血液から高濃度のインスリンが検出された事件で京都府警は2日、電子カルテに虚偽の血糖値を記入したとして、公電磁的記録不正作出などの疑いで同区吉田下阿達町、看護師木原美穂容疑者(を逮捕した。

 府警によると、木原容疑者は「うその記載に間違いありません」と容疑を認めている。府警は何者かがインスリンを投与した可能性が高いとみて、経緯についても調べる。

 逮捕容疑は、昨年11月14〜16日、数回にわたって京大病院内のパソコン端末を使い、循環器内科に入院していた女性の血糖値が急激に低下していたにもかかわらず、正常範囲の値を電子カルテに記入した疑い。

 府警によると、木原容疑者は、この女性の担当看護師の一人。端末の操作に必要なIDから浮上した。

 病院が調べたところ、血糖値を下げるためのインスリンが女性の血液から高濃度で検出され、木原容疑者が虚偽記入したとされる3日間に3回、低血糖発作を起こしていた。女性は一時、意識不明になったが、すでに回復し退院している。
2010/03/02 20:14 【共同通信】

1278名無しさん:2010/03/02(火) 23:43:07
「同僚にからかわれたと思った」
看護師逮捕で京大病院が謝罪会見

 看護師の逮捕を受けて京大病院は2日、記者会見を開き、木原美穂容疑者が病院に虚偽の記載をしたと打ち明け、「同僚にからかわれたと思ってやった」という趣旨の説明をしたことを明らかにした。中村孝志病院長は「被害に遭われた患者と家族におわび申し上げる」と謝罪した。

 京大病院によると、木原容疑者は2月22日、看護部長らに虚偽の記載をしたことを報告した。理由として、同僚から「夜勤の時に患者の急変が多いね」と言われ「からかわれたと思ってしんどくて(血糖値を正常とする虚偽記載を)やった」との趣旨の話をし、反省の言葉を述べた。インスリンの投与については、病院側の聞き取りに対し、木原容疑者は「思い当たる節はない」と答えたという。

 京大病院は2月23日に調査委員会を設置し、木原容疑者が、患者の女性が低血糖状態で危険だと知りながら意図的に放置したとの結論を出した。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100302000219&genre=C1&area=K00

1279名無しさん:2010/03/02(火) 23:50:03
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100303k0000m040097000c.html

インスリン事件:24歳看護師逮捕 京大病院の担当者

 京都大学病院で昨年11月、入院患者が高濃度インスリンによる低血糖発作で意識不明になった事件に関連し、京都府警捜査1課と川端署は2日、患者の看護記録に虚偽の血糖値を記載した公電磁的記録不正作出と同供用の容疑で、患者の担当看護師の木原美穂容疑者(24)=京都市左京区吉田下阿達町=を逮捕した。府警はインスリンが人為的に投与されたとみて殺人未遂や傷害容疑を視野に入れて捜査しており、木原容疑者の関与を調べる。

 府警の発表では、木原容疑者は「間違いありません」と容疑を認めており、今後、動機を追及する。

 逮捕容疑は、昨年11月14〜16日、循環器内科に入院中の女性患者(94)の病状が低血糖により急変した際、容体の安定を装うため、入力端末で数回、看護記録に正常な血糖値を入力したとされる。府警によると、看護記録は院内のパソコンで管理され、看護師が個々のIDやパスワードを使い担当患者の状態を入力する。

 京大病院によると、木原容疑者は先月22日、虚偽の数値を記入したと看護師長に報告し、大学が刑事告発した。同容疑者は大学の調査に「(事件の)3カ月ほど前から、自分が当番の日に患者の急変が多いと同僚から軽口を言われたことを気に病み、とっさに正常な思考ができなくなった」と話し、「迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪したという。【田辺佑介】

1280とはずがたり:2010/03/03(水) 00:04:50
うおっ。その昔,中阿達町に住んでました。
>京都市左京区吉田下阿達町

1281名無しさん:2010/03/03(水) 21:19:15
分裂選? 日医波紋 都医師民主に公認申請
2010年3月3日 朝刊

 今夏の参院選挙を前に、組織内候補として自民党現職で再選を目指す西島英利参院議員(61)=比例代表=を抱える日本医師会(東京都文京区)が揺れている。地方組織である東京都医師会の元幹部が、民主党の候補者として公認申請しているためだ。公認されれば、長く自民党を支持してきた日医が分裂選挙に突入する可能性もある。

 民主党に公認申請しているのは、都医師会の元理事で、都内で病院を経営する医師(50)。取材に対し「公認前にあまり話せないが、医療や介護の立て直しが急務で、日医も将来を見据えた改革が必要ではないか」と話している。

 これまでに、全国の病院や医療法人でつくる三つの社団法人の政治団体の推薦を得た。前理事自身が役員を務める「全日本病院協会」(千代田区)のほか、「日本病院会」(同)、「日本医療法人協会」(同)。加入する病院や医療法人は三団体で延べ約六千カ所に上る。

 三団体は二〇〇四年の参院選では日医が推す西島氏を推薦し、全国で二十五万票を集める一翼を担った。ある団体の関係者は「民主党政権になり、自民党とのパイプだけでは要望が政策に反映されなくなった。病院団体の代表を国政に送らなければとの声が出てきた」と説明する。

 一方の日医。会員約十七万人を抱え、政治団体を通じて自民党側に年間億単位の献金を続けるなど、国の医療政策に大きな影響力を及ぼしてきた。しかし民主党政権下では、日医執行部の指定席だった厚生労働相の諮問機関の委員から外されるなど、露骨な「日医外し」を受けている。政治団体の活動方針から「自民党支持」の一文を外すなど徐々に方向転換を図るが、西島氏を推薦する姿勢は崩していない。

 こうした中、医療関係者が注目するのが、三つどもえが予想される四月一日の日医会長選挙。西島氏を支援する唐沢祥人・現会長に対し、原中勝征・茨城県医師会長は西島氏の推薦取り消しを、森洋一・京都府医師会長は政権に左右されない医師会を、それぞれ提唱しているからだ。日医関係者は「会長選は参院選の前哨戦」と話している。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010030302000050.html

1282チバQ:2010/03/03(水) 23:21:19
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1003030057/
コケイン症候群の患者らが厚労省訪問、難病指定訴える
2010年3月3日
 老化が極端に早く進む早老病の一つ「コケイン症候群」の患者と家族でつくる日本コケイン症候群ネットワーク(土屋正一代表)が3日、厚生労働省を訪問し、長浜博行副大臣と面談し同症候群の難病指定を訴えた。土屋氏によると、長浜氏は「難病指定の在り方を考え直す」と指定制度の見直しに意欲を示したという。

 土屋氏らは署名約34万筆を長浜氏に手渡し、「遺伝性の病気のためきょうだいで患者になるケースも多い」と患者や家族が置かれた状況の深刻さを説明した。また、面談後に土屋氏は署名について「思いを伝えられて一安心している。活動の上でも新しい一歩を踏み出せた」と話した。

 長浜氏と同ネットワークの面談を仲立ちした勝又恒一郎氏(衆院比例南関東)は、「患者の権利を重視する制度に変えるべきだ」と訴えた。

1283名無しさん:2010/03/04(木) 22:54:40
慶大医学部定員2人増
研究医養成に積極姿勢

医学部医学科は昨年度入試での10人の入学定員増に続き、今年度は研究医枠として2人の増員を決定した。
研究医枠とは、文科省ホームページによると、「優れた教育研究資源を活かし(中略)優れた研究医の養成・確保に一貫して取り組む定員増」とあり、3人を上限として増員が認められる。ほかに研究医枠で2人の増員が認可された大学に東大や京大などがあるが、私大で2人の増員があったのは慶大のみ。
また慶大が育成を目指す研究医の像について、医学部長補佐の坂元亨宇(みちいえ)教授は「研究的な視野を持って臨床も行えるような医師、あるいは医学部の基礎研究を指導していける人材」と説明する。
現在は3、4年次での研究医コースの選択方法を検討している。なお研究医コースは通常に加えて学習の幅が広がるため、奨学金の設置なども検討されている。
今回の増員の背景には、地方の医師不足及び研究医不足に伴う、行政側の要請がある。行政側は「地域枠」、「研究医枠」を設定し、全国の各大学の医学部に定員増を求めている。今年度慶大医学部が申請し、認可されたのは「研究医枠」での増員。昨年度の「医師確保対策」での増員とは異なる。
今回の増員にあたって、教育水準を維持するための設備の再整備も計画中だ。昨年度の計10人の増員により医学部では顕微鏡や解剖台などの基本的な設備を増強した。今年度の定員増に対しての補助金次第では、リアリティのある教育を可能とする教育設備の充実を検討している。
今後の増員計画について坂元教授は「先のことなので何とも言えないが、なし崩し的に増やし続けることは考えていない」という。設備や教員の関係もあり、教育の質を下げない範囲で検討していくとしている。

http://www.jukushin.com/archives/4919

1284名無しさん:2010/03/04(木) 23:17:19
http://mainichi.jp/select/science/news/20100305k0000m040061000c.html

東北大病院:がん患者取り違え手術 別人の前立腺全摘

 東北大病院(仙台市)は4日、前立腺がんの手術を行う患者を取り違え、がんではない別の男性に手術を行っていたと発表した。前立腺の検査後、書類を作成する際に取り違えたのが原因。2人とも体調に問題はないというが、病院側は2人に謝罪した。

 同病院によると、07年6月28日、前立腺がんの疑いのある宮城県内の70代と50代の男性2人に精密検査(針生検)を行った。病理診断医が細胞組織を調べ、70代男性にがんは見つからなかったが、50代男性はがんと判明した。

 しかし、病理診断医が2人の診断報告書を作成する際、それぞれの所見を取り違えてパソコンに入力。このため、がんだった50代男性は検査後に退院し、前立腺肥大の70代男性に同年12月、前立腺をすべて摘出する手術が行われた。

 病理診断医が09年12月、70代男性の術後の診断報告書が作成されていないことに気付き、発覚した。50代男性は発覚後に摘出手術を受け、病院側は「根治した」としているが、日常生活を送っていた2年間にがんが悪化する可能性はあったという。【比嘉洋】

毎日新聞 2010年3月4日 20時23分(最終更新 3月4日 21時53分)

1285名無しさん:2010/03/04(木) 23:21:09
患者取り違えて前立腺摘出、2年半気づかず 東北大病院
2010年3月4日21時52分
http://www.asahi.com/national/update/0304/TKY201003040364.html

 東北大学病院(仙台市青葉区)は4日、前立腺がんの50代男性患者と前立腺肥大症の70代男性患者を取り違え、がん患者に施す摘出手術を誤って肥大症の患者にしていたと発表した。2年半にわたって気付かなかったという。

 同病院の説明によると、2007年6月、前立腺がんの疑いがある2人が同じ日に検査を受けた。うち1人ががんと判明。ところが、カルテをつくる過程で、検査技師が両者の検査結果を入れ違えていたという。

 結果、がんではない患者に前立腺の摘出手術を施した。その患者の担当医が09年12月、過去のカルテを見直していたところ、本来はがん患者のカルテにあるはずの病理診断報告がなかった。摘出手術をした男性を詳しく再検査したところ、もともとがん患者ではなかったことが判明。その後の調査でカルテの入れ違いに気付いたという。

 同病院は取り違え発覚後まもなくがん患者を再診察し、前立腺摘出手術を実施した。「がんの進行はやや認められたものの、摘出手術でほぼ治った。現在は検査通院を続けている」と説明している。前立腺肥大症の患者が、本来摘出手術が必要なほどの状態だったかどうかは「わからない」、術後の経過は「問題はない」としている。同病院は「あってはならないことで、患者には誠実に対応していく。再発防止のため、外部の専門家を含めた調査委員会を設置して原因究明する」としている。

1286名無しさん:2010/03/04(木) 23:25:43
勤務医の処遇改善を要望−日産婦学会

 日本産科婦人科学会は3月4日付で、「産婦人科医の負担軽減と処遇の改善に関するお願い」と題する文書を、同学会の約750の卒後研修指導施設の病院管理責任者にあてて送付した。

 文書では、大多数の病院で産婦人科勤務医が小人数で過剰かつ過酷な診療に従事しており、その勤務実態が放置されてきたことが、産婦人科をはじめとする勤務条件の厳しい諸診療科の医師不足の重大な原因の一つと指摘。来年度診療報酬改定では「病院勤務医の負担軽減」が主要課題の一つになっているとして、今回の改定を機会に勤務医の勤務環境や処遇の改善に対応するよう求めている。

 その上で、▽勤務医の勤務状況を具体的に把握する▽勤務医の勤務状況を正当に評価し処遇する。特に、時間外勤務・拘束に対しては適正な手当を支給する▽勤務医の勤務時間・拘束時間の短縮のための方策を講じる▽「ハイリスク妊娠・分娩管理加算」は、現場で過重勤務を余儀なくされている産婦人科医への処遇改善に資する用途に用いる―の4点を強く要望した。

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/26633.html

1287名無しさん:2010/03/05(金) 22:41:14
山口大産婦人科医局入りゼロ '10/3/5

 山口大医学部(宇部市)の産婦人科の4月の医局入局者がゼロとなることが4日、分かった。山口県内では産科医不足で分娩(ぶんべん)を中止する病院が相次ぐ。同医局では3月末に5人が定年や開業で退職を予定し、医師の派遣先の関連病院にも影響が出そうだ。

 医学部産婦人科の杉野法広教授は「ハードワークで敬遠される傾向がある。産婦人科医の待遇改善が急務」と訴える。

 同医局の医師は関連病院への派遣を含めて約50人。派遣先の一つである光市の市立大和総合病院は3月末に分娩を中止する。派遣している2人のうち1人が退職して民間病院に移るため、残る1人では分娩の継続が困難と判断した。同じく派遣先である済生会山口総合病院(山口市)も8月以降の分娩予約を受け付けていない。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201003050114.html

1288名無しさん:2010/03/05(金) 23:04:37
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001003050001

【チェックいしかわの課題】3・医療
2010年03月05日

◆医師不足 募る危機感◆


◇救急拠点減り、県外搬送急増◇


 医師不足が深刻だ。人口当たりの医師数が全国平均を上回る石川県は「医療先進県」に見える。だが実態は、医師の大半が金沢周辺に集中。能登、南加賀では医師や救急現場の負担が増し、地域医療の根幹が揺らいでいる。


 昨年の暮れ。加賀市消防本部に119番の入電を知らせるサイレンが響いた。


 「胸が苦しい」。現場に到着した救急救命士(36)は、痛みを訴える60代の男性の容体を確認。救急病院の当番表を手に取り、すぐに搬送先を探し始めた。ところが、受け入れ可能な市内の病院がなかなか見つからない。


 「手術中」「医師不在で対応できない」――。搬送病院が見つからぬまま、時間だけが流れる。「容体急変の可能性もあり一刻を争う」。救命士は県境を越えた福井大付属病院(福井県永平寺町)へ連絡し、救急車を発進した。


 約30分の道のり。不安な表情で家族が付きそう中、高速道路を飛ばして病院に到着。待機していた医師に患者を引き継ぎ、救命士はようやく一息ついた。「だが、救急車が一台県外に出ると、市内の救急対応は手薄になる。急いで戻らなければなりません」
      ■          ■


 2008年の県内の人口10万人当たりの医師数は243人で、全国平均(213人)を上回る。だが、県内4つの医療圏で全国平均を上回ったのは、金沢市を含む石川中央だけ。能登北部や南加賀では平均を割り込むだけでなく、さらに減少傾向にある。


 拍車をかけたのは04年度に始まった臨床研修医制度だ。出身大学の医局が決めていた研修先を学生が自由に選べるようになった。県内に約100人いた研修医は、制度導入で半数程度に落ち込んだ。


 救急医療への影響も深刻だ。救急搬送を引き受ける県内の病院は、98年の60カ所から08年には48カ所まで減った。特に深刻なのが加賀市。09年の救急搬送約2500件のうち市内病院への搬送は7割で、県外搬送の件数は増加の一途だ。3年前には30件程度だった福井大学付属病院への搬送も、昨年は約250件にまで急増した。


      ■          ■


 「医師不足は深刻。将来見通しも暗い」「議論を繰り返すだけでは変わらない」


 1月28日、加賀市民病院で開かれた同市の地域医療審議会。病院関係者ら12人の委員は厳しい意見を交わした。


 加賀市など南加賀の救急体制の充実は、県の最優先課題の一つ。同市では旧加賀市と山中町の合併以降、市民病院と山中温泉医療センターのあり方をめぐる議論が続いてきた。両病院はこの5年ほどで常勤医が41人から35人に減少し、時間外診療の当直医1人の確保にも苦労している。


 07年には「2病院を機能分化した上で、救急医療を担う新病院を建設すべきだ」と同審議会が答申したが、市議会などでの議論は進まない。県も4月から、国の支援による約50億円の基金で地域医療再生計画を実施する。13年度までに医師確保、救急医療の充実などに取り組む予定だが、問題解消には時間もかかる。


 同審議会の席上、委員の一人は声を荒らげた。「いつまでも県外の病院が患者を受け入れてくれるとは限らない」。


(菊地直己、長田豊)

1289名無しさん:2010/03/05(金) 23:05:40
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001003050001

==質  問==


 県内の人口当たりの医師数は全国平均を上回りますが、へき地・救急医療の充実には課題も残ります。医師不足への具体策についての考えは(左から届け出順、敬称略)



☆桑原 豊


 医師、看護師などの養成数増加のため、関係機関に財政的支援を行う。過疎地勤務医の待遇改善や技術習得などについて特別措置を講ずる。高度・救急医療や、民間・公立病院への医師派遣機能を持った県立病院を奥能登につくる。



☆米村 照夫


 医師の教育に時間と費用がかかるので、現存する医師の有効活用を提案する。例えば、都市部の医師が過疎地に定期的に巡回することで、現状を改善する。早期治療に徹して、重病患者は金沢地区の病院に移すなど早めに手を打つ。



☆木村 吉伸


 不足地域への医師派遣・確保の取り組みは、県が責任を持って推進する。具体的には、金沢大、金沢医科大の医師派遣の総合的調整や、地域医療を維持強化する医師配置を実現する。金沢大医学類の入学定員も増員し、特別枠を拡大。地域医療を担う臨床研修を充実する。また、救急医療・周産期医療を担う研修指導体制を強化し、専門医の養成・配置の調整と支援をする。



☆谷本 正憲


 来年度から2013年度までの4年間の地域医療再生計画は、医師不足が深刻な能登北部と南加賀地域を中心に、県下全域の医療提供体制の確保・充実を図ることを基本としている。50億円の基金を設け、医師確保対策や救急医療の確保など地域医療の再生を図る。このほか、県外在住の医師や退職医師への働きかけ、修学資金の貸与などにも取り組む。

1290名無しさん:2010/03/08(月) 05:29:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20100307-OYT8T00715.htm

県、自殺防ぐ取り組み CMやチラシで睡眠呼びかけへ
「パパ、ちゃんと寝てる?」

 自殺した人の多くに、自殺する前に睡眠障害がみられることから、県は今月を「睡眠キャンペーン月間」と位置づけ、自殺を防ぐ取り組みに力を入れている。12日からテレビやラジオでCMを放送するほか、ハローワークでの求人公開カード20万枚の裏面に注意を呼びかける表示を初めて印刷するなどの取り組みを通じて、働き盛りの人などの自殺防止に努める。

 全国の自殺者は年間約3万人以上に上る。県内の自殺者は1998年以降、年800人前後で推移している。性別では、県内の自殺者の7割が男性。年齢層では、働き盛りの40、50歳代で全体の約4割を占める。

 自殺者は生前、うつ病を発症していた人が多いとされ、うつ病の9割には睡眠障害が伴うとされる。睡眠障害を早期に見つけて対処することがうつ病と自殺を防ぐうえで効果的だとして、県は全国に先駆けて2006年度から、富士市をモデル地区として、睡眠障害があると疑われる人に医療機関を受診するよう呼びかけるキャンペーンを行った。その結果、同市では06、07年と2年連続で自殺者が前年より減少した。

 国が県の取り組みを参考に、例年自殺者が増加するとされる3月を今年から「自殺対策強化月間」に定めたのを機に、県は県全域で睡眠キャンペーンを展開することにした。「2週間以上続く不眠は、うつのサイン」をキャッチフレーズに、2年前に製作したCMの第2弾となる15秒のテレビCMが204回、20秒のラジオCMが552回、12〜30日に県内の民放で放送される。静岡市出身のタレント広瀬アリスさん(15)が出演し、うつに気づいてもらうよう娘の立場から父に促す内容だ。

 また、県内のコンビニエンスストア約370店に「パパ、ちゃんと寝てる?」と題したチラシを置いている。「疲れているのに2週間以上眠れない日が続いている」「食欲がなく体重が減っている」などに当てはまる場合はうつの可能性があるので、かかりつけ医や専門機関に相談するよう呼びかけている。

 ほかにも、キャンペーン内容を裏面に印刷した求人公開カードをハローワークで利用してもらうほか、同様の簡易版JR時刻表を15日以降、県内主要21駅に置く予定だ。

 県精神保健福祉センター(静岡市駿河区)の松本晃明所長は「富士市で始めた取り組みが全国に広がった。まず不眠の問題に気づいてもらい、医療機関の受診につなげたい」と話している。

(2010年3月8日 読売新聞)

1291名無しさん:2010/03/08(月) 05:32:09
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/TO20100308511.htm

おでかけニュース 【3月8日04時08分更新】 20日に富山で「腹部救急」公開講座 医療と食の充実推進協

 富大医学部第2外科と富山新聞社などで構成する医療と食の充実推進協議会の第11回富山県医学市民公開講座「がん治療最前線」は20日、富山市の富山国際会議場で開催される。第46回日本腹部救急医学会総会の併催事業として、「がんとお腹(なか)の救急症状」をテーマに、腹痛や嘔吐(おうと)、吐血、下血や便の異常、黄疸(おうだん)などの症状が現れた場合、どの臓器の疾病が疑われるかなどについて専門医が分かりやすく説明する。
 富大医学部第2外科の塚田一博教授が進行役を務める。大阪市立大腫瘍(しゅよう)外科の平川弘聖教授が胃がん、千葉大医学部臓器制御学の宮粼勝教授が胆道がん、福井大医学部第1外科の山口明夫教授が大腸がんについて、それぞれの疾患と腹部の症状を解説する。

 開場は午後0時半、開演は同1時半の予定で、入場は無料だが、事前の申し込みが必要となる。受講は先着400人までで、申し込みと問い合わせは県医学市民公開講座事務局=電話076(434)7331、ファクス076(434)5043、ホームページwww.i−shoku.com=まで。

1292名無しさん:2010/03/08(月) 05:33:55
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20100307-OYT8T00811.htm

県主催で11病院が合同セミナー
医師定着図る

 医師不足対策の一環として県は7日、県内11病院の研修制度を説明する初の「臨床研修病院合同セミナー」を県庁昭和館で開き、県内外の医学生17人が参加した。県内の病院に研修医として来てもらい、医師確保につなげるのが狙いだ。

 県ではこれまで年1回、都内で開かれる民間主催の合同説明会に出展し、研修先に済生会宇都宮病院(宇都宮市)や国際医療福祉大病院(那須塩原市)など県内の臨床研修指定病院を選んでもらえるよう呼び掛けてきた。しかし、2009年度の県内11病院の臨床研修の募集定員184人に対し、実際に来年春に卒業見込みで県内の病院で研修を受ける医学生は117人にとどまる。研修定員に対する充足率を示すマッチング率は63・6%で、全国平均75%を大きく下回り、全国28位だ。県内のマッチング率は04年度の82・7%をピークに減少を続けている。

 このため、より広く県内11病院の研修制度について知ってもらい、「本県で研修医として過ごし、将来医師として定着してもらえれば」(県医事厚生課)と、県独自で開いた。セミナーでは、各病院が病院の概要や研修制度を発表。その後、病院ごとに医学生との個別相談に応じた。病院によっては、施設だけではなく、病院のある地域の魅力をPRするなど工夫を凝らしていた。

 セミナーに参加した福島県立医科大5年の刑部有祐さん(23)は、「各病院の研修内容が比較できて分かりやすかった。県が医師不足への対策を講じていて熱意を感じた」と話していた。一方、国際医療福祉大病院の蘇原泰則院長は、「県全体で医師を歓迎している姿勢を示すことが大事。今回を第一歩とし、さらに研修医を呼び込んでいく必要がある」との考えを示した。

(2010年3月8日 読売新聞)

1293名無しさん:2010/03/08(月) 05:35:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20100307-OYT8T00641.htm

湖東地区の医療再編計画策定へ

 存続問題が浮上している湖東総合病院(八郎潟町)について、県は、5月をめどに診療科の見直しや病床数の削減などを含めた「湖東地区医療再編計画」の素案をまとめる方針を明らかにした。

 湖東病院は、4月に常勤医が16人から14人に減り、夜間と土日祝日の救急患者の受け入れを取りやめることを決めるなど、医師不足が深刻化している。湖東病院は住民の生活圏に合わせて県内を8区分した二次医療圏で、秋田市と同じ「秋田周辺医療圏」に属する。しかし、同じ医療圏内でも医師の偏在があることから、湖東病院を中心とした湖東地域に特化した計画を作ることにした。県医務薬事課は「10月までに成案化を目指したい」としている。

(2010年3月8日 読売新聞)

1294名無しさん:2010/03/08(月) 05:39:07
週刊医学界新聞
第2870号 2010年3月8日

それで大丈夫?
ERに潜む落とし穴
【第1回】循環器:虚血性心疾患
志賀隆
(Instructor of Surgery Harvard Medical School/MGH救急部)

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02870_09

1295名無しさん:2010/03/08(月) 05:41:12
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=518300004

島根ワイド : 隠岐島前病院 外科医不在に

 隠岐広域連合立隠岐島前病院(島根県西ノ島町美田、白石吉彦院長)でただ1人の常勤の外科医が今月末で退職し、大学病院に引き揚げることが7日、分かった。後任の医師確保は難しい状況で、島前地域(西ノ島町、海士町、知夫村)の外科医は4月から不在になる可能性が高い。3町村で構成の島前町村組合は「地域医療への影響が大きい」と危機感を募らせている。

 隠岐島前病院はベッド数44床で、島前地区で唯一入院患者の受け入れ態勢が整った地域の中核的医療機関。外科医1人、内科医3人の常勤医がいる。外科手術は年間約10件という。

 同組合管理者の扇谷豪西ノ島町長によると、外科医を派遣している鳥取大学医学部から1月中旬、3月末で引き揚げるとの連絡が病院側にあったという。

 このため、島前町村組合は県や県立中央病院、島根大、鳥取大両医学部などに後任の外科医の派遣を要請。ただ全国的に深刻化している外科医不足を背景に、後任確保のめどは依然立っていない。

 引き揚げ後の対応について隠岐島前病院では、当面は内科医3人と同病院から浦郷、知夫両診療所に派遣している医師2人で外科外来をカバー。急患受け入れも続け、外科医による手術が必要な場合には本土の病院に紹介し搬送したいとしている。

 扇谷町長は「医師確保は極めて困難な実情だが、今後も粘り強く関係機関へ働き掛けたい」とし、県や山陰両県の医療機関に協力要請を続ける考えを示した。

1296名無しさん:2010/03/08(月) 05:43:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20100306-OYT8T00941.htm

島前地域 外科医ゼロに 
月末退職、県に派遣要請

 隠岐広域連合立隠岐島前病院(西ノ島町美田)の常勤の外科医1人が3月末で退職し、派遣元の鳥取大医学部に引き揚げることが6日、分かった。後任の医師の確保は難しく、同病院は4月から、内科と小児科の常勤医3人だけになる。このため、西ノ島町と海士町、知夫村でつくる島前町村組合は、県に医師の派遣を要望している。

 同病院は、島前地域(西ノ島町、海士町、知夫村)の中核的医療機関で、同地域で唯一、外科医がいる施設。外科の手術件数は年間約10件で、月に約200人の患者を診察している。

 同広域連合は「専門分野にこだわらず、医師が協力しながら総合的な診療を続ける」としている。

(2010年3月7日 読売新聞)

1298名無しさん:2010/03/08(月) 05:52:17
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000001003060002

内科常駐、狩江だけ
2010年03月06日

◇西予市明浜町の診療所再編で答申
 13年度から 俵津・高山は休止


  西予市の明浜町内に四つある市立診療所の再編を検討していた診療所検討委員会(佐藤文明委員長) は5日、「13年度からは狩江診療所だけに内科医1人を常駐させる」 などとする意見をまとめ、三好幹二市長に答申した。


  答申では、4診療所のうち現在内科医がそれぞれ1人いる俵津診療所は11年度末で、高山診療所は12年度末でともに内科診療を休止し、狩江診療所は現状のまま内科医1人を常駐させる。現在医師が不在で高山診療所の内科医師が出張診療している田之浜診療所は、13年度から開業医に委託した診療所とする。


  高山診療所には現在、内科医のほかに歯科医1人が常駐しているが、この歯科医はそのまま継続して同診療所に常駐させ、週に2回は俵津診療所で今後も出張診療する。


  答申は、明浜町の4診療所に対する市の一般会計からの繰り出し金が約8400万円(08年度決算) あることから「1日当たりの患者数や診療所間の距離などを考慮して再編はやむを得ない」 としている。


  三好市長は「答申を重く受け止め、検討したい」 と話した。
(広川一)

1299名無しさん:2010/03/09(火) 06:41:10
こういうニュースは嬉しいです。遠い昔・・・私が若かった頃は
某付属病院の近くのお弁当屋さんが特別に「CCMスペシャル」という救急(CCM : Critical Care Medicine)専用の
『ボリューム満点の”安い”お弁当』を特別に用意してくださり、
医局長などが「みんな(=医師たち&臨床実習で1週間泊まりこみの医学生たち)CCMスペシャルでいいよな?」と言って注文していたものでした@回想


差し入れ:当直医に感謝のおにぎり 西脇病院へボランティア「いずみ会」 /兵庫
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100308ddlk28040233000c.html

 ◇おにぎり50個、好評
 勤務医不足や救急搬送の増加で病院の当直医に掛かる負担が増す中、食を通じた健康づくりを提案しているボランティアグループ「西脇市いずみ会」(約100人)が今月から、市立西脇病院の当直医たちへの食事の差し入れを始めた。「体に良い食材を味わってもらう私たちの活動が、地域医療の支援につながればうれしい」と意気込んでいる。

 差し入れは、西脇市の医療を守るために活動している住民組織「地域医療検討会」のアイデア。協力を求められたいずみ会が快諾し、2月下旬に病院で試食会を開催するなど準備を進めてきた。

 初実施となった6日夜は、会員5人が梅やおかかなど3種類のおにぎりを計50個握り、午後8時ごろに病院へ送り届けた。今後も土曜日に差し入れをする予定だが、頻度や時間帯については会員の負担にも配慮しながら慎重に検討する。

 西脇病院の大洞慶郎院長(63)は「午後8時に売店が閉まった後はインスタントラーメンなどを食べていたので、医師たちにとっては大変うれしい」と喜んでいる。【大久保昂】

〔播磨・姫路版〕
毎日新聞 2010年3月8日 地方版

1300名無しさん:2010/03/10(水) 11:52:44
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=21817

ドクターヘリに広告…装備・消耗品費 確保
救急医が呼びかけ実現

 日本医大千葉北総病院(印旛村)が、ドクターヘリに企業広告を掲載する取り組みを試験的に実施している。

 制度上、国庫補助金の対象外となるヘルメットなどの装備品・消耗品の購入費を確保するのが狙い。広告掲載は担当医師が留学先の英国で実施されているのを知り、国内に戻って企業などに協力を呼びかけて実現した。厚生労働省は「公益性の高いヘリだが、広告の掲載は問題ない」としており、全国的にも珍しい試みという。

 ドクターヘリ事業は、病院が国と県から1機当たり年間計1億7000万円を支給されて運営する国庫補助事業。ただ、補助の対象は人件費や燃料費などに限られており、機内で医師らが着用するマイク付きヘルメット(30万円)やユニホーム(9万円)の費用は、病院が負担している。

 「夏の機内はサウナ状態。それでもヘルメットを使い回さねばならない現状を変えたかった」。月に3度のペースで搭乗している救急医・松本尚医師(47)はそう語る。同院では医師・看護師計30人体制で任務に当たっているが、ヘルメットの数はわずか四つ。「できれば1人1個は持ちたい」。松本医師には、良い医療サービスを提供するための環境を整えたいという思いがある。

 転機は2008年。留学先のロンドンで、ドクターヘリの機体や医師のユニホームに広告が満遍なく掲載されている光景に驚いた。「日本でもやれるのでは」。帰国後、大手自動車会社などを自ら回り、自身の思いや海外の事例を訴えている。そうした中、手を挙げたのが都内の生命保険会社だった。

 広告効果は未知数。年間約700回の出動数を誇る同院のヘリだが、ある広告会社には「空を飛ぶ物に広告の価値はない」と一蹴(いっしゅう)され、手を挙げた生保会社も「社会貢献であり、広告は掲載しなくていい」という申し出だった。松本医師は「寄付ではメリットが双方に生まれず、取り組みも発展しない。頼み込んで、掲載してもらうことにした」と話す。今回は寄付名目で100万円を受け取り、昨年12月から機体の後部に社名の掲載を始めた。実際の広告料の設定は、今後の検討課題となる。

 掲載を了承した厚労省は、「公益のイメージにそぐわないものや、薬品会社など医療への影響力が強い企業はNG」とするが、前例はなく、現時点で明確な基準はない。また、県は「有用な取り組み。今後、病院が広告を募る際には、その周知に対し出来る限りの協力をしていきたい」と前向きな姿勢を見せている。

 広告効果を上げるため、松本医師は今後広告が載ったヘリのポスター製作も検討しており、「必要な費用が足りないなら、自分たちで知恵を絞って生み出せばいい」と、この取り組みを本格化させていく考えだ。

(2010年3月10日 読売新聞)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板