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スーフィズムに関するHP

1991チバQ:2017/06/15(木) 22:12:31
http://www.sankei.com/world/news/170615/wor1706150056-n1.html
017.6.15 20:07
【カタール断交】
サウジ・エジプトvsイラン・トルコ 地域大国対立に拍車

反応 プッシュ通知

反応


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カタールとの断交を批判するトルコのエルドアン大統領=13日、アンカラ(AP)
カタールとの断交を批判するトルコのエルドアン大統領=13日、アンカラ(AP)

 【カイロ=佐藤貴生】サウジアラビアやエジプトなどがカタールと断交した問題で、イランやトルコがカタールを支援する姿勢を示している。湾岸の小国をめぐる問題が、中東地域の大国間の対立に拍車をかけている格好だ。

 トルコのエルドアン大統領は13日、「カタールを孤立させることは残酷でイスラムの価値観に反する大きな過ちだ。まるで死刑判決を下したかのようだ」と、断交した国々を批判した。

 カタールとトルコはともに、エジプトのシーシー政権が非合法化したイスラム組織「ムスリム同胞団」を支援している。トルコはカタールに軍事基地を有し、エルドアン氏は8日に基地への兵力展開を承認した。

 断交の表明から15日で10日となり、食料の8割を周辺国からの輸入に頼るカタールで物資不足への懸念が高まる中、イランは11日までに航空機などによる食料の輸出を開始。連日100トンを供給するとしている。

 カタールと断交した主な国はサウジとエジプトのほか、アラブ首長国連邦(UAE)とバーレーン。カタールがイスラム武装勢力を支援し、イランに融和的だというのが主な理由だ。

 イスラム教スンニ派大国のサウジは昨年1月からシーア派大国のイランと断交しており、イランのカタール支援は、サウジなどとの対立を激化させかねない危険性をはらんでいる。

 イランの首都テヘランでは9日、国会議事堂などが標的になった同時多発テロの犠牲者の葬儀が営まれ、街頭ではサウジと米国を非難する声が聞かれた。

 カタールはムスリム同胞団やシリア反体制派に加え、パレスチナのイスラム原理主義勢力ハマスなども支援しているとされる。断交問題が長期化すれば、地域の大国の間で確執が深刻になる可能性もある。

1992チバQ:2017/06/19(月) 07:24:19
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK6J5SMTK6JUHBI01T.html
追い詰められた「イスラム国」 崩れる「国家」の姿

06月17日 08:17

 過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者バグダディ容疑者が、ロシア軍の空爆で死亡した可能性が浮上した。2014年6月、イラク、シリア両国にまたがる「カリフ制国家」の樹立を宣言してから3年。一時は両国土の半分近くを支配下におさめたISは追い詰められ、「国家」の姿を失いつつある。

 バグダディ容疑者の最後の声明は、2016年11月3日に公開された音声だ。イラク北部の最重要拠点モスルがイラク政府軍などに包囲される中、戦闘員に「持ち場を離れるな」などと徹底抗戦を訴えた。

 だがこの時すでに、同容疑者はシリア国境の砂漠地帯に逃れていた可能性がある。今年5月末、イラク北部クルディスタン地域政府の治安部隊、ペシュメルガ省のジャバル・ヤワル長官は朝日新聞の取材に対し、約1カ月前の情報として同容疑者が「イラク、シリア国境で頻繁に居場所を移している」と述べた。

 ISは15年後半以降、イラクとシリアで立て続けに拠点都市を失った。イラクでは中部ラマディや同ファルージャを政府軍が奪還。ISが国家樹立を宣言したモスルの解放作戦も16年10月に始まった。現在、モスル全域の9割以上が解放され、残るIS支配地域は旧市街の約4平方キロメートル程度だ。だが、今なお500��600人の戦闘員がいるとみられ、住民を「人間の盾」にして抵抗している。旧市街は道幅が狭く、装甲車の走行が難しい。住民被害を避ける必要もあり、政府軍の進軍は難航している。

 モスル解放作戦の開始後、イラク国内にいたIS幹部の多くはシリア側に拠点を移したとみられる。

 だが、ISはシリアでも追い詰められている。

 米軍主導の有志連合は今月6日、ISが首都としてきた北部ラッカの奪還作戦を始めたと発表。有志連合の支援を受ける少数民族クルド人の武装組織「人民防衛隊」を中心とする部隊が同日、ラッカ市内に進攻した。

 有志連合はラッカをはじめ、東部のデリゾールやアブカマルへ空爆を強化。さらに、シリア西部を掌握しているアサド政権軍はロシアとイランの軍事支援を受けて、中部パルミラから東部へ勢力を拡大しており、ラッカにも迫っている。

1993とはずがたり:2017/06/19(月) 08:08:52
追い詰められた「イスラム国」 崩れる「国家」の姿
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170617-00000016-asahi-int
6/17(土) 8:17配信 朝日新聞デジタル

最高で2500万ドル(約28億円)の報奨金をかけ、バグダディ容疑者の潜伏先などに関する情報を求める米政府のポスター=テロリストの情報を懸賞金付きで求める米政府のサイト「正義への報酬」から
 過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者バグダディ容疑者が、ロシア軍の空爆で死亡した可能性が浮上した。2014年6月、イラク、シリア両国にまたがる「カリフ制国家」の樹立を宣言してから3年。一時は両国土の半分近くを支配下におさめたISは追い詰められ、「国家」の姿を失いつつある。

 バグダディ容疑者の最後の声明は、2016年11月3日に公開された音声だ。イラク北部の最重要拠点モスルがイラク政府軍などに包囲される中、戦闘員に「持ち場を離れるな」などと徹底抗戦を訴えた。

 だがこの時すでに、同容疑者はシリア国境の砂漠地帯に逃れていた可能性がある。今年5月末、イラク北部クルディスタン地域政府の治安部隊、ペシュメルガ省のジャバル・ヤワル長官は朝日新聞の取材に対し、約1カ月前の情報として同容疑者が「イラク、シリア国境で頻繁に居場所を移している」と述べた。

 ISは15年後半以降、イラクとシリアで立て続けに拠点都市を失った。イラクでは中部ラマディや同ファルージャを政府軍が奪還。ISが国家樹立を宣言したモスルの解放作戦も16年10月に始まった。現在、モスル全域の9割以上が解放され、残るIS支配地域は旧市街の約4平方キロメートル程度だ。だが、今なお500〜600人の戦闘員がいるとみられ、住民を「人間の盾」にして抵抗している。旧市街は道幅が狭く、装甲車の走行が難しい。住民被害を避ける必要もあり、政府軍の進軍は難航している。

 モスル解放作戦の開始後、イラク国内にいたIS幹部の多くはシリア側に拠点を移したとみられる。

 だが、ISはシリアでも追い詰められている。

 米軍主導の有志連合は今月6日、ISが首都としてきた北部ラッカの奪還作戦を始めたと発表。有志連合の支援を受ける少数民族クルド人の武装組織「人民防衛隊」を中心とする部隊が同日、ラッカ市内に進攻した。

 有志連合はラッカをはじめ、東部のデリゾールやアブカマルへ空爆を強化。さらに、シリア西部を掌握しているアサド政権軍はロシアとイランの軍事支援を受けて、中部パルミラから東部へ勢力を拡大しており、ラッカにも迫っている。

朝日新聞社

1994とはずがたり:2017/06/20(火) 21:33:28
サウジvsイラン,あるかな??

そうなったら石油爆騰,日本潰滅だ。。
日本が潰滅するだけなら良いけど,真の危機は折角高まってる日韓台の脱原発の気運が急速に凋みそうなのが破滅的なのである。

サウジ・クウェート・自由シリア軍・レバノン・エジプト・イエメン(=アメリカ)vsイラン・イラク・シリア・カタール・フーシ(=ロシア・中国)

<サウジ海軍>イラン船を拿捕 「革命防衛隊」3人を拘束
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170620/Mainichi_20170620k0000e030157000c.html
毎日新聞社 2017年6月20日 10時56分 (2017年6月20日 13時27分 更新)

 【カイロ篠田航一】サウジアラビア海軍は19日、ペルシャ湾のサウジ領海を侵犯したとしてイランの船舶1隻を16日夜に拿捕(だほ)し、乗っていた3人を拘束したと発表した。サウジ側は、3人はイラン精鋭部隊の革命防衛隊メンバーだと説明したが、イラン側は「漁師だ」と主張している。イスラム教スンニ派の盟主サウジはシーア派国家イランと敵対し、昨年1月には国交を断絶。現在はカタール情勢を巡っても対立を深めており、主要産油国間の緊張は今後、さらに高まる恐れがある。

 サウジ系の衛星テレビ局アルアラビーヤによると、計3隻の小型船がサウジ領内のマルジャン油田に向かい航行しており、サウジ海軍が警告射撃後に1隻を拿捕。2隻は逃走した。拿捕船には「破壊工作用の武器」が積載されていたという。

 一方、ロイター通信によると、16日夜に高波で針路を外れたイランの漁船がサウジ沿岸警備隊の銃撃を受け、漁師1人が死亡する事件があり、イラン内務省が「人道上の原則を逸脱している」とサウジを非難していた。

 サウジとイランの対立は深刻化している。昨年1月、シーア派宗教指導者を処刑したサウジにイランが激しく反発し、両国は断交。サウジは今月に入り、イランと連携してガス田開発を進めるカタールとも断交を決めた。一方、イラン指導部は今月7日に首都テヘランで起きた同時テロにサウジが関与したと主張している。

 こうした状況下、イラン海軍は18日に中国の海軍と原油海上輸送の要衝ホルムズ海峡付近で合同演習を実施。両国の防衛力誇示を図った。

1995チバQ:2017/06/21(水) 15:13:29
https://www.cnn.co.jp/world/35103073.html
ムハンマド国防相が皇太子に、経済改革で主導的役割 サウジ
2017.06.21 Wed posted at 14:52 JST
(CNN) サウジアラビアのサルマン国王は21日、ムハンマド・ビン・ナエフ皇太子を解任して、ムハンマド・ビン・サルマン国防相を皇太子に昇格させると明らかにした。地元メディアが伝えた。
ムハンマド・ビン・サルマン新皇太子はサルマン国王の息子。国防相の役割も引き続き担うという。
新皇太子は、政府内でも存在感を示しており、サウジが昨年発表した石油に依存した経済からの脱却を目指した改革で主導的な役割を果たしている。今年3月には訪米し、トランプ米大統領とホワイトハウスで昼食を共にしていた。

1997とはずがたり:2017/06/22(木) 08:40:08

「光の大モスク」爆破 IS支配象徴の場所 イラク北部
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK6Q1QF7K6QUHBI001.html
05:46朝日新聞

「光の大モスク」爆破 IS支配象徴の場所 イラク北部
イラク北部モスルの旧市街。傾いている尖塔(せん・とう)がヌーリ・モスク(光の大モスク)=12日、仙波理撮影
(朝日新聞)
 過激派組織「イスラム国」(IS)の最大拠点だったイラク北部モスルで21日、ISの最高指導者バグダディ容疑者が2014年に演説したヌーリ・モスク(光の大モスク)が爆破された。イラク軍はISが爆破したとしている。一方、IS系メディアのアマク通信は、米軍の空爆で破壊されたとする速報を出した。

 ヌーリ・モスクは、ISが14年6月にモスルを武力制圧後、IS支配の象徴的な場所になっていた。ISは、同モスクがイラク軍に占領されるのを屈辱と考えて、自ら爆破した可能性もある。

 ヌーリ・モスクが破壊されたことで、ISの求心力の低下は決定的になったと言える。イラク軍の報道担当者は21日夜、近くモスル解放を宣言できるだろうと国営テレビで語った。(アルビル〈イラク北部〉=翁長忠雄)

「戦闘員、死ぬか降伏かしかない」 対IS作戦の現状は
http://www.asahi.com/articles/ASK6K0TR2K6JUHBI03C.html?ref=goonews
アルビル〈イラク北部〉=其山史晃、翁長忠雄2017年6月18日23時14分

 過激派組織「イスラム国」(IS)が、これまで猛威を振るってきたイラク、シリア両国で劣勢に追い込まれている。どのように民間人の犠牲を抑え、IS支配地域の奪還を進めるのか。掃討作戦を主導する軍関係者に聞いた。

ISに奪われた3歳の娘 3年ぶりに家族のもとへ
 ISは2014年6月以来、イラク北部モスルを最大拠点としてきたが、現在の支配地域は旧市街のわずか約4平方キロ。イラク軍幹部は朝日新聞の取材に「すぐにでもISを壊滅できるが、民間人の犠牲とインフラの被害を最小限に食い止めるのが重要」と語った。

 現在、モスルにいるIS戦闘員は500人程度とみられ、自爆攻撃や狙撃で抵抗している。国連は旧市街に民間人約15万人がいると推定。ISはこれらの民間人を建物内に閉じ込めて「人間の盾」にしているという。旧市街の道路は狭く、イラク軍は装甲車両などを使えない。歩兵が道路や建物を一つ一つ解放する「ストリート戦争をしている状態」(同幹部)だ。

 一方、ISが「首都」と称するシリア北部ラッカの奪還作戦を進める有志連合の報道官、ライアン・ディロン米陸軍大佐は朝日新聞の取材に「ラッカは包囲され、解放は近い。IS戦闘員には死ぬか降伏するしか選択肢はない」と指摘した。ラッカに残るIS戦闘員は現在約2500人。ラッカを脱出したIS戦闘員の掃討のため、ラッカ周辺のIS支配地域への空爆も強化したという。

 また、ヨルダン国境付近の南部タナフで訓練したシリアの反体制派も、東部の都市や砂漠地帯の対IS掃討作戦に投入される見通しという。

 ただ、ISへの攻勢が強まるにつれ、空爆による民間人被害が増えているとの指摘もある。ライアン氏は「民間人被害の疑いがあるすべての案件を深刻に受け止めて調査している。決して非戦闘員を狙ってはいない」と話した。(アルビル〈イラク北部〉=其山史晃、翁長忠雄)

1998とはずがたり:2017/06/22(木) 11:37:32
「光の大モスク」爆破 IS支配象徴の場所 イラク北部
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK6Q1QF7K6QUHBI001.html
05:46朝日新聞

「光の大モスク」爆破 IS支配象徴の場所 イラク北部
イラク北部モスルの旧市街。傾いている尖塔(せん・とう)がヌーリ・モスク(光の大モスク)=12日、仙波理撮影
(朝日新聞)
 過激派組織「イスラム国」(IS)の最大拠点だったイラク北部モスルで21日、ISの最高指導者バグダディ容疑者が2014年に演説したヌーリ・モスク(光の大モスク)が爆破された。イラク軍はISが爆破したとしている。一方、IS系メディアのアマク通信は、米軍の空爆で破壊されたとする速報を出した。

 ヌーリ・モスクは、ISが14年6月にモスルを武力制圧後、IS支配の象徴的な場所になっていた。ISは、同モスクがイラク軍に占領されるのを屈辱と考えて、自ら爆破した可能性もある。

 ヌーリ・モスクが破壊されたことで、ISの求心力の低下は決定的になったと言える。イラク軍の報道担当者は21日夜、近くモスル解放を宣言できるだろうと国営テレビで語った。(アルビル〈イラク北部〉=翁長忠雄)

1999とはずがたり:2017/06/22(木) 13:44:56

モスク爆破「IS敗北宣言も同然」 残党がテロの恐れも
http://www.asahi.com/articles/ASK6Q1VCSK6QUHBI003.html?iref=com_alist_8_01
アルビル〈イラク北部〉=翁長忠雄2017年6月22日11時53分

 イラク軍の発表によると、21日午後9時半(日本時間22日午前3時半)ごろ、精鋭部隊がヌーリ・モスクまで約50メートルに近づいた段階で、突然爆破されたという。同軍が発表した動画には、モスクのミナレット(塔)が内側からとみられる爆破で垂直に崩れ落ち、同時に下部の建物部分からも黒煙が上がる様子が映っている。

「光の大モスク」爆破 IS支配の象徴、自ら破壊か
 イラク軍はモスルで過激派組織「イスラム国」(IS)の最後の支配地域である旧市街を包囲し、18日に3方向から攻撃を開始。500人以上の戦闘員と、「人間の盾」にされた10万人の住民がいるとされ、イラク軍はISに投降を呼びかけていた。

 ヌーリ・モスクが爆破された後、イラクのアバディ首相はフェイスブックなどで「(ISは)敗北を公式に宣言したも同然だ」と述べた。

 ISはすでに、イラクの拠点を中部キルクークやシリア国境に移している。今後は各地に残った残党がゲリラ的に自爆テロを起こす可能性がある。ISはシリアでも追い詰められており、シリアの拠点ラッカはクルド人を中心とする部隊とアサド政権軍がそれぞれ攻略戦を展開している。

 バグダディ容疑者をめぐっては…

2000とはずがたり:2017/06/22(木) 13:45:10

ISの犯行声明に目立つ誤報 若者扇動の宣伝戦略に転換か
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170622-00000079-san-m_est
6/22(木) 7:55配信 産経新聞

 【カイロ=佐藤貴生】ISは欧米などで起きた数々のテロで犯行声明を出してきた。しかし、「誤報」であることが後で明らかになるなど、声明の信憑(しんぴょう)性に疑問符がつくケースもみられるのが最近の傾向だ。イラクやシリアにおける米軍などの掃討作戦で劣勢に立たされ、指導者のバグダーディ容疑者の死亡説も出るなど、組織内が混乱しているとの見方も出ている。

 フィリピンの首都マニラで今月2日、複合施設が男に襲撃され約35人が死亡した事件で、ISは「マニラでの攻撃はISの兵士が実行した」との犯行声明を出した。しかし、その後のフィリピン警察の調べで、実行犯はキリスト教徒、ギャンブル依存症で銀行には多額の借金があり、カジノに恨みがあったことが明らかになった。同国のドゥテルテ大統領は翌3日、犯行声明は「事実ではない」と否定した。

 エルサレムで16日、パレスチナ人の男3人がイスラエルの警官隊を襲撃した事件でも、ISが声明を出した翌日にイスラム原理主義勢力ハマスなどが「われわれの組織のメンバーの犯行だ」と表明した。こうした傾向は4月、仏首都パリで警官が襲撃された事件以降、目立つようになった。いずれも犯人が殺害されたか自殺して動機や背後関係の供述が得られず、声明は犯行当日に出ている点が共通している。

 ISの組織的関与が濃厚な事件としては、イランの首都テヘランで今月7日に起きた同時テロが挙げられる。ISは犯人が籠城した国会議事堂内部の映像を犯行直後に公開。情報統制や警備が厳重なイランで、組織的な支援によりテロを実行したことをアピールした。関与が濃厚なパリ同時テロ(2015年11月)と同様、テロが起きた国に大きな動揺を与えており、ISが強い敵意を持っていることがうかがえる。

 5月に英マンチェスターのコンサート会場で起きた自爆テロでは、実行犯の弟が兄とともにISのメンバーだったと自供したが、IS側が組織として関与した証拠は示されていない。一方で、ISの宣伝に感化されるなどしてテロに及んだとみられるケースは昨年6月、米南部フロリダ州のナイトクラブで起きた銃乱射テロなど、枚挙にいとまがない。テロ犯は射殺される前、ISへの空爆をやめるよう訴えていた。

 最近のISの犯行声明は傘下にあるとされる通信社、アマクを通じて出されることが多い。かつては信頼度が高いとみられていたが、欧米のテロ専門家の間では、アマクは若者たちを扇動するためのプロパガンダ(政治宣伝)機関になったとの意見もある。虚偽の出来事を事実であるかのように報じる「フェイクニュース」を発信していると皮肉る見方さえ出ている。

 方針転換の背景に、イラクやシリアのISの支配地域に対する米軍などの攻撃が奏功し、指揮系統が乱れていると指摘する声もある。ただ、ISの組織上の中枢が弱体化しても、テロが根絶できるかには悲観的な見方が多い。英誌エコノミストは今月17日号で、ISが子供のリクルートを熱心に行っているとの記事を掲載した。ISが次世代のテロリスト養成に着手しているという内容だ。

2001チバQ:2017/06/24(土) 15:55:13
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170624X005.html
カタール断交、長期化へ=無理な条件で解決遠のく

14:32

 【カイロ時事】サウジアラビア、エジプトなどアラブ4カ国がカタールに対し、受け入れが困難な13項目の関係修復条件を突き付けたことで、断交状態の長期化は必至となった。双方の相互不信は深まるばかりで、解決に向けた交渉の糸口すら見通せない。

 カタールの「テロ支援」を批判する4カ国は、イスラム組織ムスリム同胞団や過激派組織「イスラム国」(IS)など「テロ組織」との関係をすべて断つよう要求。カタールがかくまっているとされる「テロリストの引き渡し」も求めた。しかし、そもそもカタールはこうした関係の存在すら認めておらず、拒否する以外に選択肢はない。

 また、サウジなどが求める衛星テレビ局アルジャジーラの閉鎖も困難だ。カタール政府が出資するアルジャジーラはサウジに批判的な報道も辞さず、言論弾圧が横行する中東での影響力も大きい。同局は「表現の自由を沈黙させる試みだ」と反発している。

 アラブ4カ国がカタールとの往来制限や渡航禁止を打ち出した後、封鎖されたカタールにはイランなどが食料空輸で支援を行っている。アラブ諸国はカタールにイランとの外交関係縮小を迫ったが、むしろ両国の関係は強まる方向に向かっている。

 サウジでは21日に、イランやカタールへの強硬姿勢を主導するムハンマド新皇太子が昇格し、権力の集中が進む。米国は「カタールへの要求は、合理的で実現可能でなければならない」(ナウアート国務省報道官)と訴えていたが、アラブ諸国はこれを無視する形で「カタール孤立化」に躍起になっている。

2002チバQ:2017/06/24(土) 16:01:08
http://www.jiji.com/sp/article?k=2017062400193&g=int
米、モスル奪還「近い」=逃げる市民紛れ自爆も-イラクのIS掃討

2017年06月24日08時37分

23日、イラク北部モスルの旧市街で起きた自爆テロで負傷した人を運ぶイラク軍兵士ら(AFP=時事)

 【ワシントン、カイロ時事】米軍は23日、イラク軍が近く過激派組織「イスラム国」(IS)の最大拠点である北部モスルを奪還するとの見通しを示した。イラクのアバディ首相も22日、地元テレビに「数日以内に解放を宣言する」と発言。モスルを奪還すれば、イラクにおけるISは「最後のとりで」を失う。

イラクの対IS戦を称賛=モスル攻略でイラン最高指導者

 イラク軍のIS掃討戦を支援する米軍の報道担当者は「モスル攻略戦は大きく進展しており、イラクがモスル奪還を祝福する日は近い」と強調した。ただ、奪還後の治安安定化には「多大な労力を必要とするだろう」と述べ、復興には相当な時間がかかるとの見方を示した。
 AFP通信によると、モスル旧市街で23日、救助を求めて逃げた市民の中にIS戦闘員が紛れ込んで自爆し、12人が死亡、20人以上が負傷した。目撃証言によれば、近づくイラク軍部隊に向かって市民が走りだした際、男が突如現れて「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫び、爆発したという。
 ISは旧市街で、10万人に上るとされる市民を「人間の盾」にして抵抗している。イラク軍の対テロ作戦司令官は、旧市街への突入を始めた18日以降、市民約8000人が脱出できたと強調。「旧市街の約半分は取り戻した」と述べた。
 ただ、攻勢を受けて追い詰められたISが避難民を装って危害を加える戦術は阻止が難しく、イラク軍の進攻は大詰めで一進一退の状況が続いている。

2003チバQ:2017/06/24(土) 16:08:19
http://www.jiji.com/sp/article?k=2017062301165&g=int
アルジャジーラ閉鎖など要求=断交カタールに13条件-アラブ諸国

2017年06月23日23時06分

 【カイロ時事】サウジアラビアを中心とするアラブ諸国が「テロ支援」を理由にカタールと断交した問題で、サウジやエジプトなど4カ国はカタールに対し、同国が出資する衛星テレビ局アルジャジーラの閉鎖を含む13項目を関係修復の条件として提示した。ロイター通信などが23日報じた。
 サウジ側はアルジャジーラが「テロ集団の企てを宣伝している」と批判していた。
 他の条件には、サウジと対立するイランとの関係縮小、カタール国内のトルコ軍基地閉鎖、サウジなどが指定する「テロ組織」との関係断絶に加え、カタールの政策によってアラブ諸国が過去数年間に受けた被害の「賠償金」支払いも盛り込まれた。
 一方、アルジャジーラは13条件について「主権を侵すむちゃな要求で、カタール政府は拒否する」との見方を報じている。トルコのウシュク国防相も「カタールとの基地協定見直しは考えていない」と受け入れない姿勢を示した。
 アラブ諸国は、10日以内に応じなければ「要求は無効になる」とけん制した。

2004チバQ:2017/06/26(月) 19:41:39
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170626k0000e030185000c.html
<イラク北部>「人間の盾」でIS抵抗 大規模爆撃できず
11:11毎日新聞

<イラク北部>「人間の盾」でIS抵抗 大規模爆撃できず
ISから奪還した地区で家屋のがれきの上に立つイラク軍兵士(写真右)=イラクのモスル西方で25日、AP
(毎日新聞)
 【カイロ篠田航一】過激派組織「イスラム国」(IS)がイラク国内の主要都市で唯一実効支配している北部モスルの奪還に向け、イラク軍の作戦が山場を迎えている。だが、IS戦闘員はモスル西部の旧市街に取り残された約10万人の市民を建物に閉じ込め、依然として「人間の盾」に利用。イラク軍側が大規模爆撃などに踏み切れない状況を作り上げている。

 イラク国営テレビによると、イラクの治安当局幹部は25日、モスル旧市街の3分の2を奪還したと明らかにした。また、AFP通信によると、イラク対テロ部隊(CTS)の幹部は「残る1平方キロ以下」の場所に、「数百人のIS戦闘員」が立てこもっているようだとしている。

 イラクのアバディ首相は22日の時点で「数日中にモスルを解放できる」との見通しを語っていた。だが、IS側は、進軍してくるイラク軍に自爆テロなどで激しく抵抗しており、予断を許さない戦況となっている。

 イラクからの報道によると、最後の激戦地になっているのは、細い路地が入り組んだ旧市街の人口密集地。イラク軍の地上部隊は建物一軒一軒を捜索し、民間人の巻き添えを避けるため自動小銃などの小型武器を使い、慎重に進軍している。

 住民は逃走を図るとISに射殺されるため、移動が極度に制限されているようだ。

 旧市街のほか、安全が確保されたとされるモスル東部でも23日、住民に紛れ込んでいた戦闘員による自爆テロが発生し、少なくとも15人が死亡した。地雷も各地に埋められており、19日以降、取材中のフランス人やクルド人記者ら計3人が相次いで死亡している。

 ISにとってはモスルはシリア北部ラッカと並ぶ要衝。イラク軍は昨年10月にモスル奪還作戦を開始し、今月18日に旧市街への突入作戦に着手した。

2005チバQ:2017/06/26(月) 19:58:17
http://www.sankei.com/world/news/170624/wor1706240046-n1.html
2017.6.24 21:36
【イスラム国(IS)】
モスル陥落寸前…IS、住民を盾に激しく抵抗 自爆テロの情報も
 【カイロ=佐藤貴生】イラク北部モスルをイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)から奪還する作戦が、最後の山場を迎えている。イラクのアバディ首相は22日、数日中に解放宣言が出せるとの見通しを示した。しかし、IS戦闘員はなお約10万人の住民を「人間の盾」として足止めして大規模な爆撃などを阻んでおり、激しい市街戦が展開されている。

 ロイター通信によると、最後の激戦地となっているのは2平方キロ前後のモスル西部の旧市街。ここ数日間で住民約7000人が脱出したもようだ。

 「陸軍部隊が救出してくれた」「神のご加護を」。ようやく救出され、バナナやビスケット、水などが与えられた住民らは、口々に感謝の言葉を述べた。負傷した住民は軍用車両で安全な場所に搬送されている。

 旧市街は細い路地が入り組んだ人口密集地だ。イラク軍などは住戸を1軒ずつ、しらみつぶしに捜索している。反テロ部隊は旧市街を東西と南北に貫く道の安全を確保し、IS戦闘員を分断して住民を避難させる作戦を行っている。

 イラク軍報道官は、「避難できるようになったら、スピーカーで伝える」と述べ、住民の生命の安全を重視していると強調した。

 数百人は残っているとみられるISは激しく抵抗している。イラク軍当局者は23日の作戦で、数十に上る仕掛け爆弾を処理した。すでに掃討作戦が完了しているチグリス川をはさんだモスル東部地区でも、3人が自爆した。旧市街で起きた爆発により負傷した男性は、治安部隊の姿を見て駆け寄り、命からがら救出されたという。

 食料や水が不足し、生命の危険にさらされている住民ら。その半数は子供だとみられる。イラク軍などの掃討作戦は時間との戦いとなっている。

2006チバQ:2017/06/26(月) 20:07:26
https://mainichi.jp/articles/20170625/k00/00m/030/080000c
シリア

主導権争い激化 米露の視野に「IS追放後」

毎日新聞2017年6月24日 22時19分(最終更新 6月24日 22時23分)
 【カイロ篠田航一、ワシントン会川晴之】内戦下のシリアで、米軍を中心とする有志国連合とシリア政府軍の衝突が相次いでいる。過激派組織「イスラム国」(IS)が米軍などの攻撃を受けて劣勢となる中、「IS追放後」を視野に入れた各勢力の主導権争いが活発化しているためだ。偶発的な衝突を機に、新たな混乱が生じることが懸念されている。

 米軍は18日、ISが「首都」とする北部ラッカ近郊でシリア政府軍機を、20日には南部タンフ近郊で政府軍の無人機を相次いで撃墜した。タンフでは8日にも無人機を撃ち落としている。米国は2014年9月からIS掃討を目的にシリアで空爆を始めたが、シリア政府軍機を撃墜したのはこれが初めて。

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 一方、シリア政府軍は5月初旬に反政府派との一時停戦協定を結んで以後、ISに奪われた土地の奪還に戦力を集中している。米国を中心とする有志国連合の支援を受け、クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)が、ラッカ攻略を本格化させており、一刻も早く手を打つ必要があるためだ。

 無人機が撃ち落とされた南部にも、シリアのアサド政権を支援するイランを中心とする部隊が展開する。また政府軍は、石油資源が豊富でイラクと国境を接する東部デリゾール県の制圧を目指して進軍を続ける。イラク側からもイランの応援部隊が攻勢をかけていると伝えられている。

 こうした中、イランは18日、デリゾール県のIS拠点に向けて弾道ミサイルを撃ち込んだ。首都テヘランで7日に起きたISによる同時テロの報復が名目だ。イラン革命防衛隊の報道官は「敵の対応次第では、新たなミサイル攻撃もありうる」と警告している。軍事力を誇示し、今後のシリア領内での自らの勢力を内外に示したい思惑もあるとみられる。

 内戦が続くシリアでは、アサド政権を支えるロシアやイラン、反体制派を支援する米国が相互に連携をしないままIS掃討作戦を続けている。IS追放に向け各陣営が攻勢を強める中、今後は偶発的な衝突が懸念される。

2007とはずがたり:2017/06/27(火) 18:58:26

カタール航空の運航認めず=断交のサウジとバーレーン
http://www.jiji.com/jc/article?g=int&k=2017060700007

 【カイロ時事】サウジアラビアとバーレーンの航空当局は6日、カタールとの断交発表に伴い、カタール航空の運航許可を取り消すとともに、両国内にある同航空の事務所を48時間以内に閉鎖するよう命じた。搭乗券を既に購入した客については、払い戻しなどの措置に応じるという。
〔写真特集〕世界のキャビンアテンダント

 一方、カタール航空は6日、サウジとバーレーン、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)との定期便をすべて停止したと発表。また、サウジに取り残された乗客のため、サウジ西部ジッダからオマーン経由でカタールの首都ドーハに戻る臨時チャーター便3機を6日中に手配すると明らかにした。(2017/06/07-

2008とはずがたり:2017/06/27(火) 18:59:01
モーリタニアも断交、8カ国目=対カタール、ヨルダンは関係格下げ
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017060700307&g=int

 【カイロ時事】西アフリカのモーリタニア政府は6日、カタールが「過激思想を宣伝し、多くのアラブ諸国に混沌(こんとん)と無秩序を招いている」と批判し、外交関係を断絶すると発表した。サウジアラビアやエジプトなどに端を発したカタールとの断交は8カ国目。
カタール航空の運航認めず=断交のサウジとバーレーン

 一方、ヨルダン政府は6日、カタールとの外交関係格下げを発表した。「地域の安定や国民の安全確保」などを理由に挙げ、カタールに本社を置く衛星テレビ局アルジャジーラのヨルダン国内での放送免許取り消しも決めた。(2017/06/07-07:58)

2009とはずがたり:2017/06/27(火) 18:59:47

カタール断交批判で初拘束=交流サイトへの投稿とがめる-バーレーン
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017061500212&g=int

 【カイロ時事】ペルシャ湾岸のバーレーンの検察当局は、「テロ支援」などを理由にカタールと断交した政府の政策批判を交流サイトに投稿したとして、1人を拘束したと明らかにした。国営通信が14日伝えた。
〔写真特集〕ドーハの風景

 バーレーンはサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)などと共にカタールと断交後、「カタールに同情的な表現をしたり、政府の施策に反対したりすれば、最大5年の禁錮刑と罰金を科す」と発表していた。この措置に基づき、実際に容疑者が拘束されたのは初めてとみられる。性別や年齢は不明。(2017/06/15-05:28)

2010とはずがたり:2017/06/27(火) 19:02:09
トルコとも対立してるのか!

アルジャジーラ閉鎖など要求=断交カタールに13条件-アラブ諸国
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062301165&g=int

 【カイロ時事】サウジアラビアを中心とするアラブ諸国が「テロ支援」を理由にカタールと断交した問題で、サウジやエジプトなど4カ国はカタールに対し、同国が出資する衛星テレビ局アルジャジーラの閉鎖を含む13項目を関係修復の条件として提示した。ロイター通信などが23日報じた。
 サウジ側はアルジャジーラが「テロ集団の企てを宣伝している」と批判していた。
 他の条件には、サウジと対立するイランとの関係縮小、カタール国内のトルコ軍基地閉鎖、サウジなどが指定する「テロ組織」との関係断絶に加え、カタールの政策によってアラブ諸国が過去数年間に受けた被害の「賠償金」支払いも盛り込まれた。
 一方、アルジャジーラは13条件について「主権を侵すむちゃな要求で、カタール政府は拒否する」との見方を報じている。トルコのウシュク国防相も「カタールとの基地協定見直しは考えていない」と受け入れない姿勢を示した。
 アラブ諸国は、10日以内に応じなければ「要求は無効になる」とけん制した。(2017/06/23-23:06)

アラブ諸国、カタールにアルジャジーラとトルコ軍基地閉鎖要求
http://jp.wsj.com/articles/SB10024787458549603923904583224970924547336
By Nicolas Parasie and Summer Said
2017 年 6 月 23 日 16:01 JST

 【ドバイ】サウジアラビアをはじめとするアラブ諸国は、カタールとの外交的対立を収束させる条件として、国営衛星テレビ「アルジャジーラ」の閉鎖と、国内のトルコ軍基地の封鎖を求めている。ウォール・ストリート・ジャーナルが確認した要求リストの草稿で明らかになった。

 アラブ諸国はまた、カタールに対し、イランとの関係を縮小するとともに、イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」やレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラのほか、アラブ諸国が過激主義とみなす集団との関係を絶つよう要求。10日以内にこの要求に従うよう...

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2011チバQ:2017/06/28(水) 20:02:37
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170628-00000649-fnn-int
子どもまで盾に...「イスラム国」抵抗の実態
フジテレビ系(FNN) 6/28(水) 12:47配信
過激派組織「イスラム国」からイラク国内の最大拠点モスルを奪還する作戦は、最終局面に入っています。住民を「人間の盾」に抵抗を続ける「イスラム国」。銃弾が飛び交う激戦の中、モスルから逃れてきた家族を現地で取材しました。

モスルでは27日も、イラク軍と「イスラム国」との戦闘が続いている。
銃撃戦のさなか、「イスラム国」から逃れることができた住民が、生死をかけてモスルから脱出している。
モスルに近い難民キャンプ。
旧市街に住むアリさん一家は、自宅が崩壊したために、家族7人で、数日前にキャンプにたどり着いた。
アリさんは、「食べ物も水もない、『イスラム国』の戦闘員は、何も与えてくれなった。そして、人間は外に出られない。出ると彼らに殺される」と語った。
また、アリさんの妻は、「子どもたちを連れてモスルを離れようとした時、『イスラム国』の戦闘員が、わたしたちを殺そうとした。だけどイラク軍が助けてくれて、ここに来ることができた」と語った。
アリさんによると、「イスラム国」戦闘員は、家の中に押し入り、女性や子どもを脇に抱えて、「人間の盾」としながら、窓から銃を撃っていたと話す。
アリさん一家は、モスルからの脱出に成功したが、「人間の盾」として「イスラム国」にとらわれたままの市民は、まだ数万人いるともいわれている。

2012チバQ:2017/06/30(金) 22:36:59
http://www.sankei.com/world/news/170630/wor1706300021-n1.html
2017.6.30 08:54

サウジ前皇太子、自宅軟禁か 米紙NYタイムズが報じる

反応 プッシュ通知

反応



 米紙ニューヨーク・タイムズは29日、解任されたサウジアラビアのムハンマド・ビン・ナエフ前皇太子(57)が同国西部ジッダの自宅に軟禁され、国外渡航も禁じられていると報じた。米政府高官や王室に近いサウジ筋の話としている。サウジ政府当局者はロイター通信に、報道の内容を「事実ではない」と否定した。(共同)

2013チバQ:2017/06/30(金) 22:51:53
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017063000254&g=int
「勝利目前」の高揚なく=破壊と絶望のモスル-イラク



 【モスル(イラク)時事】過激派組織「イスラム国」(IS)がイラク最大の拠点としていた北部モスルで29日、軍によるIS掃討が一段と進んだ。アバディ首相は「偽りのISの最期を目の当たりにしている」と宣言。それでも、IS支配を逃れた住民からは「勝利」が迫った喜びは感じられない。町が破壊し尽くされた絶望に包まれ、皆疲れ果てていた。
「ISの最期」とイラク首相宣言=象徴のモスク制圧-モスル奪還へ決定的戦果

 ISは2014年6月の制圧から3年にわたり、モスルの住民を恐怖と特異な宗教解釈で支配した。
 IS戦闘員が今も一部で潜伏するモスル西部の旧市街。徹底抗戦するISとイラク軍の交戦の最前線まで500メートルほどのナビシート地区は、以前のにぎわいを思わせる商店の跡が並ぶ。しかし今、その町並みはがれきの山。通りを歩く人はほとんどいない。

イラク北部モスルにある軍の保護施設に移送された兄弟。左の子は頭部を負傷し、元気なく横たわっていた=29日
 爆音が響く脇道で、子供連れの一団が走り回って遊んでいた。その中にいた元会社員のタレク・ユネスさん(49)は「ISに逃げたら殺すと言われ、逃げられなかった。生きられるだけましだ」と語る。1000人以上がいた地区も、今では数十人しか残っていないという。
 通りを挟んで同地区の向かいには、かつてISが治安機関の司令部を置いた建物がある。現在は、軍が旧市街で保護した高齢者や子供を一時的に預かる施設になっている。
 29日朝に移送されてきたばかりのロカヤちゃん(10)はISに母親を殺された。包囲された旧市街の病院でISの「人間の盾」にされ、モスル東側に逃れた父親(52)とは1年以上会えていない。「外に出られて良かった」と言葉少なだ。

イラク北部モスル旧市街のナビシート地区では子供たちが遊ぶ姿が見られた=29日
 施設を管轄するバサム・カゼム軍大尉によると、軍の奪還地区から連日200以上の家族が救助されるという。「施設に来る住民は精神的に参っている。抱きしめたり、無事を喜んだり、優しい言葉でいやしてあげるのが大切だ」と話す。
 29日夕、アバディ首相の宣言が軍内部にも伝えられた。記者の取材に同行したイラク軍兵士はつぶやく。「そんな宣言を出すのは、まだ早い」。戦闘がまだ続く現実に、高揚感はなかった。(2017/06/30-09:50) 関連ニュース
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2014チバQ:2017/07/03(月) 18:16:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170703-00000558-san-m_est

「連中は狂っている…」ISの恐怖支配振り返る イラク・アルビルの避難民、過酷生活強いられ


7/3(月) 17:21配信

産経新聞

「連中は狂っている…」ISの恐怖支配振り返る イラク・アルビルの避難民、過酷生活強いられ
びっしりとテントが立ち並ぶハジール避難民キャンプ(佐藤貴生撮影)(写真:産経新聞)


 「連中は狂っている」。イラク北部アルビル中心部から車で約40分。ハジール避難民キャンプで暮らすアブドルジャバ・ビラルさん(46)が吐き捨てるように言った。

 キャンプの約40キロ先は、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦が最終盤にさしかかったモスルだ。モスル市内の病院の職員だったビラルさんは今年3月、「3日後にこの病院にいたら殺す」とISの戦闘員にいわれ、その2日後、一家12人でこのキャンプに逃げてきた。

 キャンプには幅5メートル、長さ10メートルほどのまぼこ型のテントがびっしりと並ぶ。7000のテントに約4万人が暮らす。熱風が体を包むような猛暑。50度まで気温が上がる日もあるといい、多くのテントに冷房がついていた。

 ビラルさんたちのテントの中はビニールシートが敷かれているだけで、家財道具はほとんどない。2つのテントを与えられ、明日をも知れぬ厳しい暮らしを続けている。

 「逃げるときにISの狙撃手の姿が見えた。自宅は逃げた後にISに占拠され、空爆で破壊された。ISは最初は本性を隠していたが、徐々に住民を殺害し始め、どんどん自由を奪っていった」

 一家は非政府組織(NGO)などが無料で配給する食料の半分を売って、現金を蓄えているという。「お金がなくて教科書が買えず、キャンプの中にある学校には通えない。けれど、勉強して将来は先生になりたい」。そばにいた息子のアブドラ君(13)が話した。

 モスルがISの支配下に入ったのは3年前。首を切断するなど残酷な殺害方法で住民らを恐怖に陥れた。キャンプを運営するクルド系支援団体の責任者、ラシド・デルワシさん(37)によると、精神に変調をきたした避難民もいる。

 「泥で人形を作って首を切り落とす子供がいる。2カ月前には、20代の男性が自分の首を切りつけて死亡した。自らに火を放って自殺した人もいた」

 キャンプの一角にあるプレハブ造りの診療所には、毎日700人が体調不良やけがの治療に訪れる。「インフルエンザやかぜの流行がいつも心配だ」と所長のラードさん(35)がいう。近くのキャンプではつい最近、配給された食料で160人が被害を受ける大規模な食中毒が発生したばかりだ。

 「3年はキャンプを維持しなくてはならないと思う」。デルワシさんはそう話したが、避難民は日を追うごとに増えており、こうしたキャンプは多数ある。

 わずか3年ですべての人が新たな職と住居を見つけられるのか。ISがモスルから消えたとしても、残された負の遺産はとてつもなく大きい。(アルビル=イラク北部 佐藤貴生)

2015チバQ:2017/07/03(月) 18:53:02
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20170702-567-OYT1T50039.html
元大統領別荘で特権生活…「イスラム国」幹部ら
07月02日 15:56読売新聞

元大統領別荘で特権生活…「イスラム国」幹部ら
モスル市内で「イスラム国」幹部が使っていたフセイン元大統領の別荘。一部が崩れているのは、有志連合の空爆によるとみられる(6月30日)=本間圭一撮影 【読売新聞社】
(読売新聞)
 【モスル(イラク北部)=本間圭一】イスラム過激派組織「イスラム国」の重要拠点モスルにイラク政府の許可を得て入った。

 「イスラム国」の幹部がサダム・フセイン元大統領の建てた豪華な別荘を利用し、疲弊した市民生活とはかけ離れた暮らしを送っていたようだ。

 フセイン元大統領の別荘が立ち並ぶ区画は、チグリス川を見下ろすモスル東部の高台にあった。6月30日、区画への立ち入りを認めたイラク軍のサルマン・ハマド中佐は「一般には立ち入り厳禁で、『イスラム国』幹部だけに許された空間だった」と語った。入室を許されたカフェテリアは、豪華な石造りで、真新しい大型テレビが設置され、豊かな暮らしの一端をのぞかせた。

 「イスラム国」はモスルの住民に対し、禁酒の徹底を命じ、外部への情報流出を恐れて携帯電話の使用を認めず、違反すれば厳罰に処した。だが、ハマド中佐によると、別荘では、美食の限りが尽くされ、飲酒の形跡もあったという。中東のメディアも、別荘では高額な飲食が行われていたと伝えた。特権を与えられる幹部は約40人とみられ、地元メディアによると、別荘や豪邸での居住が許され、月5万ドル(約550万円)の現金が支給されたという。

2016チバQ:2017/07/03(月) 20:02:26
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017070300110&g=int
イラク・モスル、消えた「ISの象徴」=「国家宣言」の礼拝所



2日、破壊されたイラク北部モスルの礼拝所「ヌーリ・モスク」
 【モスル時事】過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者バグダディ容疑者は2014年、イラク北部モスルの旧市街にある礼拝所「ヌーリ・モスク」で「国家樹立」を宣言した。あれから3年。ISが統治したモスルの奪還を目指す軍の攻勢にさらされ、ISが爆破した「支配の象徴」は砕け散り、がれきの山と化していた。

 バグダディ容疑者が説教を行う唯一の動画が記録されたヌーリ・モスクは、ISの「国家」宣言から丸3年となる6月29日に軍が奪回した。現場が公開された今月2日も、破壊の爪痕を残したまま。12世紀に建てられ、イラクの1万ディナール(約960円)紙幣のデザインにも使われた傾く姿が印象的な隣の尖塔(せんとう)も、無残な姿をさらしている。
 案内した対テロ部隊のサケル・ジェバル中佐によると、IS戦闘員は約500メートル離れた場所から遠隔操作でモスクを爆破。「壁全体に爆弾が仕掛けられていた。モスク入り口にも、中に誰かが入れば、連続的にさく裂する爆弾が設置されていた」と奪還直後の様子を説明した。爆弾処理をしていた際も、兵士1人がISの反撃を受けて負傷したという。
 モスク内は既に、残されていた爆弾や武器がほぼ除去されたが、軍の許可を得て内部をのぞくと、かつての栄華を示す装飾などはほとんど跡形もなくなっていた。モスク前にいた兵士の1人は「この500メートル先にはまだISがいる。こっちを狙っているはずだ」と厳しい表情を崩さなかった。(2017/07/03-04:49) 関連ニュース

2017チバQ:2017/07/04(火) 19:56:55
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170704k0000m030120000c.html
<イラク>モスル避難民 消えぬISの恐怖
00:37毎日新聞

<イラク>モスル避難民 消えぬISの恐怖
イラク北部モスルから逃れ、避難民キャンプに身を寄せる20代の女性と幼い子供=イラク北部ハジルで2017年7月1日、篠田航一撮影
(毎日新聞)
 【ハジル(イラク北部)篠田航一】「とにかく生きたくて、無我夢中でアクセルを踏み続けた」。家具職人のウアドル・イブラヒムさん(39)が振り返った。過激派組織「イスラム国」(IS)が住民を「人間の盾」として立てこもるイラク北部の大都市モスルから、妻子5人と隙(すき)を突いて3月に脱出した。「一足先に逃げようとしてISに銃殺された兄の遺体は埋葬できなかった」

 約40キロ東のハジルで国連などが運営する避難民キャンプで暮らす。モスルからの道中、IS狙撃兵のものと見られる銃弾が降り注いだ。数十メートル前を歩く男性が上半身から血を噴き出し、倒れた。イブラヒムさん一家は全速力で逃れた。

 モスルではイラク軍によるIS掃討作戦が「最終段階」に入ったという。だが「解放されても戻る気になれない」。イブラヒムさんは目を伏せつぶやいた。

 「常に監視されていた」。気温40度を超える酷暑の中、避難民キャンプのテントで幼子を抱きかかえる20代の女性はIS支配下での暮らしを語った。住民が公開処刑されるなど、いつ殺されるか分からない毎日。「恐怖が体に染みついて、離れない」。疲れ切った声だった。

 ◇難民キャンプ IS公開処刑思い出し「モスルには戻れぬ」

 過激派組織「イスラム国」(IS)のイラク最大拠点モスルにほど近い北部ハジルの難民キャンプには、ISの過酷な支配の記憶に苦しむ人々が身を寄せていた。

 砂漠のただ中に国連児童基金(ユニセフ)のロゴが入ったテントが建ち並ぶ。約3万人が暮らすが、40度超の暑さで人影はまばらだ。国連などが用意した給水タンクや小規模な雑貨店以外には人が集まる場所は少ない。1日に話を聞いた避難民たちは、息を潜めるようにテントの中で過ごしていた。

 その多くは、IS最高指導者のバグダディ容疑者が2014年6月に「国家」建設を宣言し支配下に置いたモスルから、命からがら逃げ出してきた人たちだ。最近ではイラク軍を中心としたIS掃討作戦が進み「近く解放」との情報も流れる。

 だが人々の表情は必ずしも明るくない。会社員のアフマド・アリさん(25)は言う。「モスルには戻れない」

 昨年11月、不倫の疑惑をかけられた若い女性が中心部の広場で公開処刑された瞬間を見た。ISの男が死刑執行の理由を読み上げると、女性は「私は無実。殺さないで」と泣き叫ぶ。だが大きな石が何度か女性の後頭部に振り下ろされ、その声はかき消された。「川のように」血を流して息絶えた姿と最期の叫び声を、今も思い出す。「あの恐怖は消えない」

 サッカー好きの塗装工、ムハンマド・アタさん(24)は昨年夏、スペインの名門クラブのシャツを着て外出した際、巡回中のIS兵士に見つかった。「堕落した服を着たと言われ、むち打ちの刑を受けた」と言う。アタさんによると、ISは「スパイ行為」容疑で市民5人を銃殺し、遺体を鉄橋に逆さづりにして数日間さらしたこともある。「橋を通る際の悪臭が忘れられない」

 ISは写真撮影を極度に嫌い、モスル住民から携帯電話を没収した。隠れて撮影を試みた市民が射殺されることもあったという。

 最近はモスルを脱出する市民に紛れて逃げるIS要員もおり、キャンプの出入り口では地元のクルド自治政府の治安部隊が検問を強化。だが治安が回復したとされる地域でもISの自爆テロが頻発、緊張は高まっている。

2018チバQ:2017/07/04(火) 22:40:59
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170704X258.html
IS「首都」旧市街地に突入=ラッカ奪還作戦―シリア
16:29時事通信

 【ワシントン時事】米軍主導の有志連合は3日、過激派組織「イスラム国」(IS)が首都と位置付けるシリア北部ラッカの奪還作戦で、クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)が旧市街地に突入したと発表した。イラクでのISの拠点モスルの解放が迫る中、シリアでもISの劣勢が際立っている。

 有志連合によると、ISはラッカ旧市街地を取り囲む壁を盾にし、有志連合やSDFの進攻に激しく応戦していた。壁の切れ目には簡易爆弾を設置するなどして、侵入を妨害。だが、有志連合が壁の2カ所を破壊して突入路を確保したという。

 ISが盾にしていたのは「ラフィカの壁」と呼ばれる全長2500メートルの歴史的建造物。有志連合はこのうち、長さ25メートルの区画を破壊した。 

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2019チバQ:2017/07/05(水) 19:27:36
http://www.sankei.com/smp/world/news/170704/wor1707040082-s1.html
カタール断交、収拾に長期化か 断交1カ月、13項目の要求めぐり駆け引き 中東分断も浮き彫りに2017.7.4 21:39

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 【アルビル(イラク北部)=佐藤貴生】サウジアラビアやエジプトなどがペルシャ湾岸の小国カタールと断交して、5日で1カ月になる。サウジなど4カ国は6月下旬、関係改善の条件として13項目の要求を突きつけたが、カタールは拒否する姿勢を貫いている。イランやトルコなど中東の大国を巻き込み、断交問題は長期化する可能性が出てきた。

<<��下に続く��>>

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 13項目の要求はサウジ、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンの4カ国が6月23日に示した。ロイター通信によると、(1)イランとの融和的な関係の解消(2)カタールにあるトルコ軍の基地の閉鎖(3)イスラム組織「ムスリム同胞団」との関係断絶-などが盛り込まれた。

 4カ国は10日以内の実施を求めたが、カタールは拒否。今月3日、4カ国はさらに2日間、期限を延長する方針を示し、カタールの対応を見守っている。

 こうした中、トルコのエルドアン大統領は基地閉鎖の要求に対して先月下旬、「無礼だ」と述べて反発。イランとともにカタールへの食料の輸出に乗り出し、サウジやエジプトとの対応の違いが浮き彫りになっている。4カ国の外相は5日、カイロで対応を協議する見通しだ。

 サウジなどは先月5日、「テロ組織を支援している」などとしてカタールとの断交を発表。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラの閉鎖も求めた。

2020チバQ:2017/07/05(水) 19:49:49
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1707040076.html
【イスラム国(IS)】絶え間ない爆音、煙上がるIS象徴モスク イラク・モスル旧市街ルポ 「テロリスト未亡人も自爆した」
07月04日 21:39産経新聞

【イスラム国(IS)】絶え間ない爆音、煙上がるIS象徴モスク イラク・モスル旧市街ルポ 「テロリスト未亡人も自爆した」
3日、ISとの戦闘が続くモスル旧市街。戦車や兵士の姿が目立ち、爆音が鳴り響いていた(佐藤貴生撮影)
(産経新聞)
 3日、記者が入ったイラク北部モスルの旧市街では、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)から街を奪還するイラク軍などの作戦が最終盤を迎え、激しい戦闘が行われていた。建物の大半が破壊された大通りには戦車が走り、自動小銃を持った兵士が頻繁に行き交う。廃虚と化した街並みが戦闘の激しさを物語っていた。(モスル 佐藤貴生)

 絶え間なく響く空爆や砲撃の爆音。続いて立ち上る煙。旧市街のナビシート地区の大通りを進むと、イラク軍などのバリケードに行き着いた。戦闘地点から1キロ前後。着弾の衝撃が地面から足元に伝わってくる。

 「あっちがヌーリ・モスクの方向だ」。煙が上がる方角を警察官のフサーン・アブドルさん(30)が指さした。ISの指導者バグダーディ容疑者が3年前、自らを「カリフ」(預言者ムハンマドの後継者)だと宣言し、IS支配の象徴だったモスクだ。

 「昨日はここが戦闘の前線になり、兵士4人が死亡した。しかし、今日の前線はもっと前だ。われわれが前進したのが分かるだろう」(アブドルさん)。

 取材に同行した連邦警察の男性警官(28)によると、住民を装って脱出を図るISの戦闘員が多くいる。「しかし、住民はすべて目撃している。彼らに疑わしい者をみせると、『ISの狙撃手だ』などとすぐに見破る」という。

 大通りに面する多くの建物が破壊され、路面にはガレキが延々と広がる。商品が散乱したままの店も多く、住民が混乱の中で避難を余儀なくされたことがうかがえる。

 大通りの入り口で1軒だけ開いている漬物店があった。店主のヤヒヤ・シートさん(35)は、「工場にISが火を放ち、漬物のたる6千個が焼けた。それでも、逃げればISに店が奪われるから居残った」と話した。

 店に居合わせたジャマル・アブドラさん(47)は「ヌーリ・モスクにはしばしば礼拝で行っていた。ISが破壊したことに心が痛む」と顔をゆがめた。

 旧市街は大通りから一本入ると、狭い路地が迷路のように続いている。建物の被害も比較的少なく、住民が生活する姿もみられた。

 自宅の土間で食器を洗っていた女性のメルキヤ・ハサンさん(68)は、「息子も夫も体が不自由で逃げることができなかった。治安部隊が見つけて保護してくれた」という。

 IS支配下の3年間、住民はさまざまな影響を受けてきた。すぐ近くに家族と暮らす6歳の女児は「遠くに行けず、狭いところでしか遊べなかった」と話す。

 IS戦闘員に感化された女性や子供による自爆テロもしばしば起きている。クルド人記者(29)は、「ISに入った夫が自爆テロで死亡し、将来像や夢が描けなくなった未亡人が犯行に及ぶケースがある。子供は洗脳されやすい」と語った。戦闘が終わっても、テロの危険は街からすぐには消えない。

2021チバQ:2017/07/06(木) 17:44:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170706-00000023-mai-int
<イラク>モスル「地獄だ」脱出住民 「肉片が降ってきた」
7/6(木) 11:02配信 毎日新聞
<イラク>モスル「地獄だ」脱出住民 「肉片が降ってきた」
地雷で負傷したアフマドさん(右)とその家族。「左手の指がもう動かない」と話す=イラク北部アルビルで2017年7月3日、篠田航一撮影
 【アルビル(イラク北部)篠田航一】過激派組織「イスラム国」(IS)が拠点とするイラク北部モスルの奪還に向け、イラク軍などの掃討作戦が大詰めを迎える中、IS戦闘員約300人が旧市街に立てこもって、地雷などで軍の進入を阻み、多くの市民が今も「人間の盾」として取り残されている。モスルからの脱出に成功した人々が地雷の恐怖や人質の惨状を証言した。

【「地獄」から逃げてきた 避難民キャンプの写真特集】

 「人間の肉の塊って見たことありますか」。モスルから東に約80キロ離れたアルビルの住宅で、大学生の女性ハジャ・ハッサンさん(23)が涙目で記者に問いかけた。「地雷で飛び散った肉片が私の足や靴に降ってきた。あの恐怖はとても言葉にできない」

 昨年12月にモスルを脱出する際、路上で突然、ハジャさんの約3メートル左を歩いていた老人男性の体が宙に浮いた。同時に巨大な爆発音が響いた。「殺虫剤をさらに強烈にした臭い」が広がり、気を失った。気付けば自身も数メートル吹き飛ばされ、左足から大量に出血。老人男性の体は四散していた。近くを歩いていた十数人の通行人も血だらけで、「地獄のようだった」。

 父親の精肉店従業員、アフマドさん(48)も左半身に重傷を負い、アルビルの病院に運ばれたが、左手の指が今も動かない。「普通に生きてきただけなのに、なぜこんな目に遭うのか」。アフマドさんの言葉に、家族が涙ぐむ。

 モスル西部から今年2月に脱出した会社員のアブドラ・アルスさん(25)は、兄弟と共に「人間の盾」にされていた。「ISは2階に大きな窓のある家を好んだ。狙撃手が見張りに使うためで、私の家は条件に合致していた」。ISは缶詰など日持ちのする食糧があると取り上げ「抵抗すると、銃を頭に突き付けて脅した」という。

 イスラム教スンニ派を自称するISは、敵視するシーア派国家イランが産地の食品を買うことも禁じた。脱出直前、野菜や肉などの生鮮食品は市場でもほとんど手に入らず、多くの人が飢えていた。アブドラさんは「IS攻略が最終段階と聞くが、今も多くの人が西部地区の旧市街に取り残されている。友人の安否も分からない。飢えたままISの人質にされていると思うと、悔しくて言葉を失う」と語った。

2022チバQ:2017/07/06(木) 17:52:16
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062100007&amp;g=int
イスラエル前首相、胸の痛みで入院


イスラエルのオルメルト前首相=2015年12月、エルサレム(AFP=時事)
 【エルサレム時事】イスラエルのメディアなどによると、オルメルト前首相(71)が20日、胸の痛みを訴え、テルアビブ郊外の病院に入院した。複数の汚職事件で禁錮2年3月の実刑判決を受けており、収監中だった。
 前首相は1993年から10年間、エルサレム市長を務め、2006年に首相に就任したが、汚職疑惑が相次ぎ08年に辞任。市長時代の高級マンション建設をめぐる汚職事件で禁錮1年7月の判決を受け、16年2月に中部ラムラにある刑務所に収監された。別の汚職で同年9月、刑期8月が追加された。(2017/06/21-00:03)

2023とはずがたり:2017/07/09(日) 22:31:40

<イラク>アバディ首相が勝利宣言 IS拠点のモスルを制圧
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170710k0000m030081000c.html
21:48毎日新聞

 【カイロ篠田航一】イラクのアバディ首相は9日、過激派組織「イスラム国」(IS)が拠点としていたイラク北部モスルをイラク軍が制圧し「勝利を収めた」と宣言した。イラク首相府が発表した。首相は同日、IS戦闘員が立てこもるモスルを訪問し、前線の兵士を祝福した。

 イラクのメディアによると、イラク軍はこの日、IS戦闘員が抗戦していたチグリス川沿岸まで制圧。ISに「人間の盾」として建物に閉じ込められていた住民の本格的な救出作業も今後始まるとみられる。

 モスルは、2014年6月にISが制圧し、最高指導者バグダディ容疑者が一方的な「建国」を宣言したイラク第2の都市。

 一方、今なお一部で戦闘員が立てこもっているとの情報があり、散発的な戦闘が続く可能性もある。

 モスル奪還作戦は昨年10月に開始。米軍主導の有志国連合も空爆でイラク軍を支援した。最盛期にモスルに約6000人いたISは、6月下旬には300人程度まで減少。6月21日には拠点だったイスラム教礼拝所「ヌーリ・モスク」を爆破するなど破滅的戦術を取り始めていた。

2024チバQ:2017/07/09(日) 23:49:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170709-00000094-jij-m_est
IS支配のモスル解放宣言=イラク最大拠点、3年ぶり奪還―劣勢で報復テロ懸念
7/9(日) 21:37配信 時事通信
IS支配のモスル解放宣言=イラク最大拠点、3年ぶり奪還―劣勢で報復テロ懸念
9日、イラク北部モスルの旧市街で、米軍主導の有志連合が過激派組織「イスラム国」(IS)に対し空爆した地点に銃を向けるイラク軍の狙撃兵。
 【カイロ時事】イラクのアバディ首相は9日、声明を発表し、2014年6月に過激派組織「イスラム国」(IS)が制圧し、イラク最大の拠点として支配した北部モスルの解放を宣言した。

 IS打倒を最優先課題の一つに掲げ、イラクを支援してきた米国や国際社会にとっても、極めて大きな戦果となる。一時はイラクとシリアの広範囲に及んだISの支配領域は急速に縮小しており、国際社会は約3年ぶりとなるモスルの奪還を追い風に、IS掃討への攻勢を一段と強める。

 9日にモスル入りしたアバディ首相は声明で、「解放された都市で英雄の兵士や国民とともに、偉大な勝利を祝福した」と強調した。自爆テロも多用して最後までIS戦闘員が抵抗を続けていたモスル西部の旧市街は、わずかな地区で衝突が続いているもようだが、地上から進攻したイラク軍や、米軍主導の有志連合の激しい空爆で9日までにほぼ制圧された。

 イラク軍は昨年10月にモスル奪還作戦を開始。チグリス川を挟んで市街地が東西に分かれるモスルのうち、東部は今年1月に奪い返し、翌2月に西部へ進んだ。6月18日には旧市街に突入。ISは「支配の象徴」だったイスラム礼拝所「ヌーリ・モスク」を自ら爆破するなど追い詰められ、逃げる市民に紛れて自爆テロを多発させて抗戦したが、陥落は時間の問題となっていた。

 IS制圧時の推計人口が約200万人だったモスルでは、イスラム教を独自に解釈するISによる特異な恐怖支配が敷かれた。国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、昨年10月以降の戦闘激化で、約90万人がモスルを脱出。しかし、ISは数万人に及ぶ市民を「人間の盾」にして徹底抗戦し、狭く入り組んだ路地での市街戦によって、奪還は最後まで難航した。

 イラク政府にとって、モスル攻略はIS打倒の大きな節目となる。だが、避難民などに紛れてモスルを脱出したイラク人残党が、各地に点在するIS支配地域に多数逃れたとされる。ISがモスル近郊で奇襲を仕掛けた事例も伝えられており、国内で完全にISを掃討するにはなお時間がかかりそうだ。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170709-00000072-mai-m_est
<イラク>アバディ首相が勝利宣言 IS拠点のモスル解放
7/9(日) 21:48配信 毎日新聞
<イラク>アバディ首相が勝利宣言 IS拠点のモスル解放
モスルの位置
 【カイロ篠田航一】イラクのアバディ首相は9日、過激派組織「イスラム国」(IS)が拠点としていたイラク北部モスルをイラク軍が「解放し、勝利を収めた」と宣言した。イラク首相府が発表した。首相は同日、空路モスルに到着。前線の兵士らを祝福した。

 一方、今なおモスル市内の一部で戦闘員が立てこもっているとの情報があり、イラク軍側がモスルを完全奪還したかは不明。散発的な戦闘が続く可能性もある。

 AP通信によると、イラク国営放送は政府軍がモスル全域からIS戦闘員を放逐したと報じた。しかし、アバディ氏が勝利宣言した時点でモスル市内では依然として銃声が鳴り響き、空爆が続いていたとの報道もあることから、戦闘は完全に終息していないとみられる。

 イラクのメディアによると、イラク軍はこの日、IS戦闘員が抗戦していたチグリス川沿岸まで制圧した。ISに「人間の盾」として建物に閉じ込められていた住民の本格的な救出作業も今後始まるとみられる。

 モスルは、2014年6月にISが制圧し、最高指導者バグダディ容疑者が一方的な「建国」を宣言したイラク第2の都市。

 モスル奪還作戦は昨年10月に開始。米軍主導の有志国連合も空爆でイラク軍を支援した。最盛期にモスルに約6000人いたISは、6月下旬には300人程度まで減少。6月21日には拠点だったイスラム教礼拝所「ヌーリ・モスク」を爆破するなど破滅的戦術を取り始めていた。

2025チバQ:2017/07/09(日) 23:49:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170708-00000079-mai-m_est
<モスル>大学、激戦の跡生々しく 復旧へ多難
7/8(土) 23:02配信 毎日新聞
<モスル>大学、激戦の跡生々しく 復旧へ多難
激しいISとの戦闘で破壊されたモスル大学の校舎=イラク北部モスルで2017年7月6日、篠田航一撮影
 崩れた壁。油が燃えたにおい。学びやは廃虚だった。過激派組織「イスラム国」(IS)が一時占拠したモスル大学。イラク軍との激戦の跡が生々しい。「イスラム教徒を名乗る価値もない人々だ」。女子学生のザイナブ・ナビールさん(22)は涙をうかべISを非難。大学のアブドゥル・フセイン副広報部長(61)は「必ず復興させる」と声に力を込めた。【モスル(イラク北部)で篠田航一】

【写真特集】モスル・ルポ 大学、激戦の跡生々しく 復旧へ多難

 過激派組織「イスラム国」(IS)がイラク最大の拠点とする北部モスルに入った。戦闘員約300人が市民を「人間の盾」として立てこもる旧市街から東に約2キロ。チグリス川をはさんだ対岸の道路からは、戦闘によると見られる黒煙が噴き上がるのが見え、「パーン」と乾いた砲弾の音も相次ぐ。街路を装甲車が走り回り、自動小銃を手にし緊張した面持ちのイラク軍兵士らが幹線道路を慌ただしく行き交っていた。廃虚と化した建物の数々が、IS支配下の過酷な戦闘を物語る。

 「この付近の写真撮影は厳禁だ。ISは対岸からも渡って来る。戦闘地域だということを忘れるな」。6日、川沿いの検問所を訪れた記者を、兵士が強い調子で制した。イラク軍などの奪還作戦が進み、追い込まれたISは最近、避難民を装って橋を渡り、時には川を泳いでくるケースもあるという。

 イラク軍のIS掃討が奏功し大きな戦闘はないモスル東部地区だが、大きく崩壊した建物が目立つ。その一つがISが2014年6月のモスル占領後、住居としたモスル大学。今年1月にイラク軍が奪還した際ISは放火して逃走し、多くの建物の壁が黒焦げだ。

 ISを狙った米軍主導の有志国連合の空爆で破壊されたという建物もある。約3万人いた学生の大半は他地域の大学に移り、キャンパスは閉鎖状態が続いたが、ようやく今は学生が戻りつつある。

 数十万冊の蔵書を誇った図書館も放火や空爆で焼け落ち、焦げた本や設備が散乱している。大学側の許可を得て中に入ったが天井の鉄骨が揺れている部分もあり、「崩落の危険があるからすぐに離れて」と10分ほどで職員に退避させられた。

 女子学生のザイナブ・ナビールさん(22)は、この2年間、周囲に砲弾の音が響く中、自宅で勉強を続けて復学の日を待ったという。「大学に戻れてうれしいけれど、破壊があまりにひどく声もでない」とつぶやいた。大学広報部のアブドゥル・フセイン副部長(61)は「文系の授業は再開したが、理系は実験用設備が破壊された。だが大学は地域の拠点。早く元通りにしなければ」と話す。

 イラク国営テレビは8日、モスル旧市街が「数時間で解放される」と伝え一部兵士が喜ぶ姿も報じた。一方でISは自爆テロで抵抗を続けているとの情報もある。

2026チバQ:2017/07/10(月) 21:37:46
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071000586&amp;g=int
モスル陥落、次は「首都」=IS打倒へ正念場-イラク・シリア



 【カイロ時事】イラクで過激派組織「イスラム国」(IS)が最大の拠点としていた北部モスルが3年超の恐怖統治を経て解放されたことで、国際社会が執念を燃やすIS打倒作戦は大きな節目を迎えた。今後は、シリアでISが「首都」と位置付ける北部ラッカの奪還が最大のヤマ場となる。かつてシリアとイラクの広範囲で領域支配を行いながら、劣勢が鮮明となっているISは、どのような末路を迎えるのか。
〔写真特集〕過激派組織「イスラム国」

 モスルは、ISが制圧する前は人口約200万人を擁するイラク第2の都市だった。これほどの大都市が過激派組織に比較的容易に奪われたことは、イラク政府に大きな打撃となった。それだけに、昨年10月に着手したモスル奪還作戦に懸ける意気込みは強く、アバディ首相は9日、「世界は、イラクがISをこんなに早く打ち負かすとは想像していなかった」と自らのフェイスブックで強調した。

9日、イラク北部モスルを訪れたアバディ首相(中央)(AFP=時事)
 人口が20万人程度のラッカはモスルに比べると規模が小さいため、攻略のハードルは低く見える。米軍が最新鋭の武器を供与して支援するクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)が完全に包囲し、6月初旬には米軍主導の有志連合の空爆支援を受けながら突入作戦を開始。在英のシリア人権監視団は同下旬の時点で「既に4分の1を奪還した」とみている。
 しかし、ISはモスルで数万人の市民を「人間の盾」にして最後まで徹底抗戦したように、狭い道が入り交じるラッカでも同じような戦術を取る可能性が高い。市民に紛れた自爆テロ、避難民に対する狙撃といったなりふり構わぬ抵抗は必至。人的被害を最小限に抑えることを優先する中で「前途は困難が予想される」(有志連合)との見方が強い。

8日、シリア・ラッカ県の村で、破壊された建物を見るアサド政権派部隊の兵士(AFP=時事)
 ISは、イスラム教シーア派が主流のイラク政府に冷遇されるスンニ派住民が多いモスルや、内戦で疲弊したラッカでは当初歓迎されたが、外国人戦闘員の流入や極端な宗教解釈のため、住民の支持を急速に失っていった。空爆など激しい攻勢も重なり、支配領域は既に最盛期の3割程度に縮小している。
 それでも生き残りを懸けて、シリアではラッカから東部デリゾール県に拠点を移し、幹部の多くが逃走・潜伏しているともいわれる。こうした実態の詳細はつかみにくく、仮にラッカを奪還できても、IS壊滅への道のりは険しい。(2017/07/10-14:50) 関連ニュース

2027チバQ:2017/07/10(月) 21:38:19
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071000157&amp;g=int
3年ぶり奪還、市民歓喜=「モスル解放」祝賀で沸く-イラク



9日、イラク北部モスルの旧市街で、国旗を掲げて解放を喜ぶ子供たち(AFP=時事)
 【カイロ時事】2014年6月に過激派組織「イスラム国」(IS)に制圧された後、3年以上に及ぶ恐怖支配が続いたイラク北部モスルで9日、軍による「解放」がようやく宣言された。かつては重要な交易路として栄えたモスルはIS支配と戦闘で破壊を極めたが、この日ばかりは市民らが悲願の自由を喜び、街頭に繰り出して歓喜に酔いしれた。
〔写真特集〕「イスラム国」〜異教徒を並ばせ、集団斬首〜

 モスルではこの日、アバディ首相の「解放宣言」が出る前から、軍兵士が戦車に乗って高々と武器を掲げ、IS打倒を祝うムードに包まれていた。首相もモスルに到着後、昨年10月から続いた奪還作戦の経過報告を軍司令官から受けつつ、ISが最後まで抵抗したモスル西部を歩いて凱旋(がいせん)し、歓声を送る人々に手を振る余裕すら見せた。

9日、イラク北部モスルの旧市街で、イラク国旗を掲げて勝利を喜ぶ警官(AFP=時事)
 モスル旧市街の一部では、自爆テロもいとわないIS戦闘員が依然立てこもり、市内全域を完全に制圧したとは言い難い。首相は「ISの残党に逃げ道はなく、降伏するか死ぬだけだ。既に勝利は決まった」と断言した。
 ISは特異の宗教解釈を採用し、モスルで市民の自由を極端に制限。そのため、窮屈でおびえる生活を終えた達成感はひとしおのようだ。イラクのテレビでは、モスル市内で国旗を掲げて祝福する子供たちや、首都バグダッドなどイラク各地でモスル奪還を盛大に喜ぶ様子が繰り返し放映された。(2017/07/10-07:11) 関連ニュ

2028チバQ:2017/07/10(月) 21:38:38
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071000130&amp;g=int
野党主催で「正義の集会」=政権の強権支配に抗議-トルコ



9日、トルコ最大の都市イスタンブールで行われたエルドアン政権に抗議する「正義の集会」(AFP=時事)
 【エルサレム時事】トルコの最大都市イスタンブールで9日、最大野党の中道左派・共和人民党(CHP)の主催で、エルドアン政権の強権支配に抗議するための「正義の集会」が開かれた。CHPのクルチダルオール党首は、会場に集まった何万人もの支持者らに対し、「7月9日は新たな歴史の日だ」と訴えた。
 集会は、クルチダルオール党首が先月始めた、首都アンカラからイスタンブールまでの約450キロを歩く「正義の行進」のクライマックス。同党首は、昨年7月15日に起きたクーデター未遂後の大規模粛清の一環でCHP議員が逮捕されたことをきっかけに行進を決意した。集会には、CHP支持者以外の人々も多数参加し、2013年のイスタンブールの公園再開発計画に端を発した反政権デモ以来の規模となった。(2017/07/10-05:49) 関連ニュース

2029とはずがたり:2017/07/11(火) 10:31:07
トルコとクルドとエジプトとペルシャが好きでサウジとアサドとイスラエルが嫌いな俺は難しい立場に立たされている(;´Д`)
いやああの辺はイスラームの脅威に長い事さらされていた欧州+石油利権を独占したかったアメリカの利害が一致して徹底的に統一帝国を解体して再起不能にしてしまったツケを払っているのである・・。

一方の日本は中韓や北朝鮮との間で歴史のツケを払っているが,中韓に関しては完全に日本の自民党政治家の妄言が悪くて中韓政府と日中韓国民は被害者の,まあドタバタ喜劇みたいなもんであるが,北朝鮮に関しては喜劇仕立てながら可成りのホラーである。

アラブ4カ国、カタールは13年合意に違反と主張
ロイター 2017年7月11日 08時58分 (2017年7月11日 10時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170711/Reuters_newsml_KBN19V2VN.html

[ドバイ 11日 ロイター] - テロ支援を理由にカタールと断交したアラブ4カ国は10日、2013年にサウジアラビアとカタールが交わした合意の内容がメディアで公表されたことについて、カタールが湾岸諸国の内政に干渉しないとの約束に違反したことが明白になったと主張した。
13年の合意はこれまで存在は知られていたが内容は明かされていなかった。米CNNは10日に内容について報じ、サウジの当局者らもソーシャルメディアで公表するに至った。
サウジアラビア、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプトの4カ国は共同声明を出し、カタールはこの合意で近隣諸国への内政干渉を停止すると約束したと説明。合意が公表されたことで「カタールが約束を守れてないことが明白になった」とした。
カタールの当局者らはコメント要請に応じていないが、CNNへの文書でサウジとUAEが同合意の趣旨に違反し、「カタールの主権にいわれのない攻撃」を行っていると非難した。
同合意はサウジの首都リヤドで行われた会合でカタールのタミム首長のほか、クウェートのサバハ首長が調印。湾岸協力会議(GCC)6カ国の外相が実施メカニズムに調印している。当事国は「(GCC)加盟国に対して脅威をもたらす政治的潮流」への支持を差し控え、イスラム組織ムスリム同胞団の指導者が湾岸地域から撤収するための手段を提供することで合意している。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

2030とはずがたり:2017/07/11(火) 14:15:40

カタールと戦略関係強化=米国防長官
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017070700402&amp;g=int

 【ワシントン時事】マティス米国防長官は6日、カタールのアティーヤ国防担当相と電話で会談し、戦略的パートナー関係の強化に取り組む方針を確認した。両者はサウジアラビアなどがカタールと断交した問題で、関係国が緊張緩和に努める重要性についても話し合った。
 米国にとって、サウジとカタールはいずれも、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討戦などでの重要パートナー。マティス氏は電話会談を通じ、安全保障分野でサウジだけでなくカタールとも引き続き連携していく姿勢を明確にした。(2017/07/07-09:53)

2031チバQ:2017/07/11(火) 19:38:20
https://mainichi.jp/articles/20170711/k00/00e/030/204000c
イラク

モスル制圧、首相「虚構の国家が崩壊」

毎日新聞2017年7月11日 11時15分(最終更新 7月11日 11時44分)
 【カイロ篠田航一、ワシントン会川晴之】イラクのアバディ首相は10日、国営テレビで演説し、2014年6月に過激派組織「イスラム国」(IS)がイラク北部モスルを占領して以降、約3年間続いた戦闘に勝利したと正式に表明した。首相は「テロリストによる虚構の国家が崩壊したことを宣言する」と述べ、今後は地域の安定を取り戻すため、「国民の団結が必要だ」と呼びかけた。

米は声明「大きな前進」
 アバディ首相の正式な勝利宣言を受け、トランプ米大統領は声明を発表。ISとの戦いにおいて「大きな前進だ」とし、ISの「完全な滅亡」を目指すと主張した。

 イラク軍とモスル奪還作戦を進めた米軍主導の有志国連合を率いるタウンゼンド司令官(米陸軍中将)も声明で「邪悪な敵を打ち負かした歴史的な勝利」と祝福。同時に「この勝利だけではISの脅威は終わらず、さらに厳しい戦いが先にある」と強調した。今後はISが「首都」と位置付けるシリア北部ラッカの奪還作戦が焦点となる。

 アバディ首相は9日に「モスルを解放した」との宣言を出したが、10日にモスル旧市街でIS残存勢力の掃討がさらに進んだ状況を受け、正式な勝利宣言に踏み切ったとみられる。首相は「今日の勝利はISの闇と蛮行、テロに対する勝利だ」と強調。国内第2の都市でISの恐怖政治が終わったことを祝福し、1週間を祝賀期間とするという。

 ただ、モスル旧市街では10日夜(日本時間11日未明)現在、一部で戦闘が続いているとの情報がある。市内の別の場所に潜伏するIS逃亡者の捜索や、地雷の撤去も完了しておらず、勝利宣言後もイラク軍による軍事作戦は継続される。

 イラク政権はイスラム教シーア派主導だが、モスルはISと同じスンニ派系の住民が多い。宗派対立がIS拡大を招いた面もあり、国民融和は大きな課題だ。

 イラク軍などは昨年10月にモスル奪還作戦を開始。今年1月にはモスル東部地域を制圧したが、ISは西部の旧市街に多数の市民を「人間の盾」として立てこもり、作戦は長期化した。

2032チバQ:2017/07/11(火) 19:38:58
https://mainichi.jp/articles/20170711/k00/00m/030/133000c
イラク軍

IS残党の掃討続く モスル「解放」後も戦闘

毎日新聞2017年7月10日 23時29分(最終更新 7月10日 23時29分)
【カイロ篠田航一】イラク軍は10日、過激派組織「イスラム国」(IS)の重要拠点だったイラク北部モスルの「完全制圧」に向け旧市街の一角に立てこもるIS戦闘員への攻撃を続けた。アバディ首相は9日、「モスルを解放した」と表明。首相府報道官はISの残党を一掃後、改めて勝利宣言を出す考えを示した。

 イラクのメディアによると、イラク軍は潜伏するISの逃亡者・協力者の捜索や地雷の撤去なども続ける。

 現地司令官は「旧市街の建物にIS戦闘員が残っている」と述べ、10日現在、チグリス川西側の一角に女性や子供が取り残されていると明らかにした。IS戦闘員の家族も多いとみられ、司令官は「武器を持たない限り、ISの家族でも一般市民として扱う」と語り、逃げてきた戦闘員の家族は殺害しない方針を表明した。モスルを管轄するニナワ県当局者は、残ったIS戦闘員は「ロシアやアフガニスタンの出身者」と述べた。

 アバディ首相は9日、「IS残党に逃げ道はなく、降伏するか死ぬかだ。勝利は決まった」と断言。これを受け、モスル市内では国旗を掲げ、抱き合って喜ぶ市民の姿が報じられた。

 だが約3年にわたるIS支配の下、公開処刑や拷問の記憶が生々しいモスル住民の中には、郊外の避難民キャンプに逃れるなどして「絶対に戻らない」と話す人々も多い。200万人の住民中、90万人が家を追われたとの推計もあり、住民の帰還や、戦闘で激しく損壊したインフラの復旧などが今後の課題だ。

2033チバQ:2017/07/11(火) 19:40:49
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170711k0000m030134000c.html
<イラク>モスル「解放」制圧遠のく IS系組織、世界拡散
07月10日 23:32毎日新聞

<イラク>モスル「解放」制圧遠のく IS系組織、世界拡散
ISの支配地域(イラク、シリア)
(毎日新聞)
 過激派組織「イスラム国」(IS)のイラク最大の拠点だった北部モスルを約3年ぶりに「解放」したとアバディ首相が9日宣言したが、完全制圧には程遠い。国内ではIS拡大の背景である宗派・民族間対立の緩和、隣国シリアでのIS掃討など課題は山積する。アフリカ、アジアにも拡散したIS系組織への対処も必須だ。【カイロ篠田航一、ニューデリー金子淳、バンコク西脇真一、ジャカルタ平野光芳、ワシントン会川晴之】

 イラクでは2003年のイラク戦争でフセイン政権が崩壊、多数派のイスラム教シーア派主体の政権が続く。フセイン政権元幹部らはスンニ派住民が多いモスルなどに移り、一部はISと合流した。

 複数のモスル元住民は「シーア派政府の兵士はスンニ派に暴力を振るった。14年にISが来た当初『スンニ派の味方だ』と歓迎した」と証言。政府側が住民をISに近づけた部分もある。

 今回のIS掃討作戦で尽力し発言力を増したイラク北部クルド人自治政府への対処も難問だ。自治政府は9月に独立の是非を問う住民投票を実施する構え。北部が不安定化した場合、IS残党が復活する懸念もある。

 中東でのIS掃討作戦の次の焦点は、隣国シリアでISが「首都」と位置付けるラッカの奪還だ。内戦下のシリアではアサド政権を支援するロシアとイラン、反体制派を支える米国などの各派が連携せずIS包囲網が不十分だ。エジプト・シナイ半島やリビアで反転攻勢を目指すISの封じ込めも課題だ。

 ISは15年1月に「領土」宣言したアフガニスタンでも活発化。旧支配組織タリバンとも衝突し、6月に重要拠点の東部トラボラを一時奪取するなど支配地拡大を図った。

 アフガンのISはタリバン離反者や、パキスタンやウズベキスタンの武装組織メンバーが主体だが、昨年、インド人21人の参加も報じられ多国籍化が進む。過激派に詳しいインド人ジャーナリスト、カマル・アガ氏は「中東の中央・南アジア系IS戦闘員はアフガンに避難するだろう。国際社会で予防策を議論すべきだ」と話す。

 ISには東南アジアや南アジアなどからも多数の戦闘員が参加しているとみられる。フィリピン南部ミンダナオ島のようにISに忠誠を誓うイスラム過激派が国軍と激しい戦闘を続ける地域もある。比軍幹部はミンダナオが戦闘員の「訓練地」になり得ると話す。

 バングラデシュではISなどで実戦経験を積んだ戦闘員が、地元過激派に爆弾製造技術を伝えているとの見方もある。16年7月に首都ダッカで日本人ら22人が殺害される人質テロ事件が起きISが犯行声明を出した。帰還戦闘員が同様のテロを計画する懸念もある。

 オーストラリアからも中東系移民ら約100人がISに参加しているとみられ、政府は場合により二重国籍者の豪国籍を剥奪し帰国させない方針だ。

 一方、IS掃討を最優先課題に掲げるトランプ米政権にとり、モスル陥落は政治的勝利となる。米政府は週内にワシントンで有志国連合の会議を開き、「IS後」のイラク、シリア情勢を討議する。

 ティラーソン米国務長官は7日に会見し米露首脳が「IS後」を話し合ったと明らかにした。両国が合意したシリア南西部3県での一部停戦は9日に発効、内戦終結に向けた取り組みも進める。米国はラッカ攻略などイラク、シリアでのIS掃討を続けることになるが、有志国連合の報道官はイラクの治安安定には「多大な労力」が必要と厳しい見方だ。

2034チバQ:2017/07/11(火) 19:41:21
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170710k0000e030231000c.html
<イラク>IS戦闘員、山間部に移動か 勢力立て直し模索
07月10日 15:00毎日新聞

<イラク>IS戦闘員、山間部に移動か 勢力立て直し模索
ハムリン山地
(毎日新聞)
 過激派組織「イスラム国」(IS)のイラクの最大拠点だった北部モスルの解放をアバディ首相が9日に宣言しIS掃討作戦が大きな進展を見せる中、既に数百人のIS戦闘員がモスルから約200キロ南のクルド人自治区領内も含む山間部に移動し、勢力の立て直しを模索していることが分かった。クルド自治政府関係者が毎日新聞の取材に明らかにした。モスルのIS要員は大半が殺害されたとみられるが、一部は脱出して別の戦闘員グループと合流し、新たな拠点を各地で作る動きがあるという。

 戦闘員が集まっているのは、クルド人自治区とイラク政府管轄エリアの境界に位置するハムリン山地。2014年のIS「建国」後、一時はイラク軍などの攻撃で山地から撤退したが再集結しつつあるという。クルド自治政府関係者によると、最近になってイラク政府側とクルド側の当局者が連絡を取り合い、掃討作戦について協議を開始した。

 ISはモスルの南約120キロに位置するハウィジャや、モスルの西約50キロのタルアファルなど複数の都市で一定の勢力を維持しており、今回の山岳地帯での拠点作りの動きもその一環とみられる。

 自治政府関係者は「ハウィジャなどの都市部はモスル同様に掃討作戦が可能だが、山岳地帯に逃げ込まれた場合、完全な排除は困難になる」と話す。ハムリン山地のIS戦闘員は最近、クルド自治政府の治安部隊ペシュメルガに迫撃砲を撃ち込むなどの攻撃に出ているという。

 ハムリン山地は03年のイラク戦争後の混乱でイラク政府の統治が完全には及ばず、国際テロ組織アルカイダも一時、拠点の一つにしていたという。【アルビル(イラク北部)で篠田航一】

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2035チバQ:2017/07/11(火) 19:45:44
http://www.sankei.com/world/news/170710/wor1707100045-n1.html
2017.7.10 19:29
【イスラム国(IS)】
モスル解放でも消えぬ暴力の芽 困難な「戦後処理」 過激思想、不満の受け皿に
 イラク北部モスルが、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)から解放され、イラクでのISとの戦いは残党掃討を含む「戦後処理期」に入った。ただ、社会に不満を抱く層を過激思想やテロへ向かわせる芽は消えておらず、イラク政府や国際社会は、軍事作戦以上に困難な民心安定という課題と向き合うことになる。

 記者(大内)は2015年、イラクのクルド自治政府に捕らわれた複数のIS戦闘員に、長時間のインタビューをしたことがある。

 旧フセイン政権で警官だったというスンニ派アラブ人の男は、03年のイラク戦争後に生まれたシーア派政権下で失職し、外国人やシーア派への恨みを募らせた。別の男は、貧しさに嫌気がさし、親族の誘いに乗って戦闘を志願した。

むろん、彼らにISが主張するシーア派や西洋世界へのジハード(聖戦)への共感がなかったわけではない。問題は、過激思想がさまざまな社会不満や不遇感の受け皿となっていることだ。

 ISは、国際テロ組織アルカーイダ系勢力に、スンニ派主導だったフセイン政権の支配政党バース党の残党が合流し勢力を広げた。アラブ社会主義を掲げた同党は元来、世俗色が強く、イデオロギー的にISとは相いれない。なのに、ISが彼らを吸収し得たことは、スンニ派が現政府に抱く敵意の強さを物語る。

 約3年にわたりIS支配下にあったモスルでは、積極的にせよ消極的にせよ、ISに協力してきた住民は多い。戦後処理が、政権側の示唆する通り、戦闘員の家族らへの処罰を含む苛烈なものとなれば、住民らに新たな復讐(ふくしゆう)心が生まれる。

 一方、ネット上にはISが垂れ流してきた残虐映像などのプロパガンダ(政治宣伝)もあふれている。欧米やアジア諸国にとっても人ごとではない。

 かつてアルカーイダが、組織的に衰退してもジハードの「総本山」として影響力を持ったように、ISが現状への破壊衝動を抱く者たちにテロの大義を与える象徴的存在であり続ける可能性は高い。過激思想にどう打ち勝つかという戦いは、終わりが見えない。(前中東支局長 大内清)

2036チバQ:2017/07/11(火) 19:46:51
http://www.sankei.com/world/news/170710/wor1707100039-n1.html
2017.7.10 18:25
【イスラム国(IS)】
通貨・旅券の発行、税制、司法制度…常識覆したテロ組織 「第二のIS」に懸念も 

 イラク北部モスルという重要拠点を失ったイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)は、テロ組織に対する常識を多くの点で覆した。新たな手法は中東地域だけでなく欧米諸国でも支持者を引き寄せ、テロ組織との戦いを一層、困難なものにした側面は否めない。(アルビル=イラク北部 佐藤貴生)

 省庁制に通貨製造

 欧米やアラブのメディアによると、ISは数年前の全盛期、あたかも国家のような態勢を目指していた形跡がある。旅券の作成はその一例だ。

 モスルで印刷された旅券には、「所有者に害を与えた者には軍を派遣する」との一文が添えられ、イラクとシリアの国境周辺を中心に1万冊前後、配られるとの情報も出ていたという。

 また、ISが製造、発行したナンバープレートをつけた車が実際に街を走る映像もあったほか、「財務局」の名を冠した金貨をデザインしていたとの報道もある。

 英BBCテレビ(電子版)は2014年、各種の省庁に加えて裁判所も設け、初歩的ながら税制まで導入していた-とする在カタールの研究者の分析を紹介している。

 街を制圧すると、すぐに水や小麦粉などを中央から配給するシステムを導入し、住民が依存せざるを得ないよう仕向けていたとしている。

資金源は湾岸?

 ISがモスルを占拠した14年、イラク軍などは武器を捨てて敗走したといわれる。クルド人の記者(29)は、ISはこのとき倉庫にあった大量の武器弾薬類を手に入れ、イラク軍などの巻き返しに応戦したとの見方を示す。しかし、それだけでここまで抵抗しえたとは考えにくい。

 先の研究者は直接、ISに資金を供給したとは考えられないが、結果としてサウジアラビアやカタールなどペルシャ湾岸諸国の資金や兵器類が流入した可能性はあると分析している。

 シリアについていえば、アサド大統領は国内少数派でイスラム教シーア派に分類されるアラウィ派が出身母体だ。スンニ派大国で豊富なオイルマネーを握るサウジなどが、「アサド後」をにらんでスンニ派に属する過激派勢力を支援してきた背景があり、そこからISにも流れたのでは-との見解だ。

 一時は原油輸出まで手がけていたとされる豊富な資金を擁し、国内外の経済のサイクルに加わろうという狡猾(こうかつ)な一面が浮かび上がる。

第二のISは

 モスルはスンニ派住民が多く住むとされ、解放直前の今月3日に訪れた際には、「ISは市街地を占拠する際、シーア派主導の中央政府から住民を保護するとの口実で取り入った」(連邦警察の当局者)という話を聞いた。

 しかし、いったん占拠した後は住民を傷つけ、殺害することもいとわぬ残虐ぶりで住民を恐怖をもって支配した。ひげを伸ばすよう強制したほか、「たばこを吸っただけで殺害した」(モスル西部の68歳の女性)との証言もある。

 こうした組織にひかれる者が後を絶たないのが世界の現状だ。支持者の思考回路を分析し、国際社会が一致して根絶に向けた対策を取らない限り、「第二のIS」が頭をもたげる懸念は払拭できない。

2037チバQ:2017/07/11(火) 19:47:21
http://www.sankei.com/world/news/170710/wor1707100041-n1.html
2017.7.10 18:40
【イスラム国(IS)】
勢力下で相次いだ遺跡・文化財の破壊 「非イスラム的」と主張

 「イスラム国」(IS)が勢力を拡大させるのに伴い、「非イスラム的」な偶像崇拝や多神教につながるとの主張の下に、多くの遺跡・文化財が相次いで破壊されてきた。

 ISは2015年、イラク北部モスルの南西約100キロにある約2000年前の世界遺産ハトラ遺跡や、モスル郊外にある約3000年前のアッシリア帝国のニムルド遺跡をブルドーザーや爆弾で破壊、映像を公開した。

 破壊はイラクだけにとどまらない。同年5月には、東西文明を結ぶシルクロードの難所シリア砂漠のオアシスで紀元前1世紀〜紀元3世紀に栄えた、シリア中部の世界遺産パルミラ遺跡を武力制圧。神殿や凱旋(がいせん)門などを爆破した。エジプト・カイロ近郊ギザのピラミッドの破壊を警告する映像も公開し、「文化財テロ」の拡大を示唆していた。

 また、イラク軍などによるモスル奪還作戦中の先月21日には、IS支配の象徴となってきたモスル旧市街の礼拝所「ヌーリ・モスク」も破壊。指導者のバグダーディ容疑者が自らを「カリフ」(預言者ムハンマドの後継者)と宣言した場所で、「敗北」を印象づけた。(住井亨介)

2038チバQ:2017/07/12(水) 15:07:15
http://www.afpbb.com/articles/-/3134763
カタール断交1か月、市民生活に広がる「悪夢」
2017年07月06日 18:59 発信地:ドーハ/カタール
【7月6日 AFP】ペルシャ湾(Persian Gulf)岸のカタールが近隣諸国から国交を断絶されて1か月近くが過ぎた。住民らは、断交下での日常生活への適用を余儀なくされている。

 野菜や牛乳はイランやトルコからの輸入品を買わざるを得ず、人々は生活必需品の値上げに不満を漏らしている。また近隣諸国の大半がカタール航空(Qatar Airways)の領空通過を拒否していることから、国際線のフライト時間が通常より長くなるという事態にも直面している。

 首都ドーハ(Doha)のスーパーマーケットで買い物をしていた男性は、「政府が代替品を用意してくれているので、(商品不足の)問題はない。若干の値上げはあるが、何とか耐えられる程度だ」と話した。とはいえ自分も家族も買い物を減らさなければならないのは事実であり、「教訓を生かして消費を減らしている」と認めた。

 サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、エジプトの4か国は先月5日、カタールが過激主義を支援しているとして断交に踏み切り、同国をたちまち孤立させた。カタール側はそのような事実はないと否定したにもかかわらず、サウジアラビアとその賛同国はカタールとの空路と海路を遮断した上、唯一陸続きの国境も封鎖。カタールは食料品も含め、輸入に不可欠な経路を断たれてしまった。

 外交危機という側面が大きいとはいえ、その影響の一部は同国で暮らす人々の生活にも徐々に広がりつつある。

 物資不足への不満も募ってきている。好みの食べ物が買えないというだけでなく、例えば自動車の交換用フロントガラスなど、普段そこまで気にしていないがないと困るという物品も手に入らなくなっている。

 インド出身のある露天商は、「国境封鎖後に値段が跳ね上がった、特にルッコラやパセリ、セイヨウアサツキはひどい」と語った。

■外国人居住者にとって「悪夢」

 個人にはさほど影響しない問題と思われるかもしれないが、カタールで暮らす270万人のうち約9割が外国出身者で、断交は市民生活に重くのしかかってきている。レバノンからの駐在員の女性は、「断交は悪夢。早急に解除されるよう願っている」と述べた。

 中でも夏季休暇を国外で過ごそうとする人にとって、問題は明白だ。あるヨルダン人男性は、断交による飛行規制により同国首都アンマン(Amman)からドーハに行くのにオマーンのマスカット(Muscat)を経由しなければならず、「乗り継ぎに6時間かかった」と嘆いた。

 人道上の問題も生じている。湾岸諸国が自国内に暮らすカタール人に対して出国を命じると同時に、カタールにいる自国民に帰国を要請したことは多大なる影響をもたらしている。

 カタールの国家人権委員会(NHRC)は、1万3300人以上が「直接的な影響」を被っていると指摘。UAEに夫と子どもと暮らしているカタール人女性が、UAEからの出国を命じられたとの報告もある。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は、サウジアラビアとカタールとの国境地点で先月17日から立ち往生させられている男性について懸念を表明している。気温が連日45度に達する場所だ。

 サウジアラビアは、男性はカタール人だと主張する一方で、カタール側は男性の市民権は1990年代に剥奪されたとしている。HRWはカタールに対し、男性の入国を認めるよう要請している。(c)AFP

2039とはずがたり:2017/07/13(木) 14:54:32
世界最悪の人権抑圧国家はサウジだと思う。男にとっては楽園なんかもしれないけえが。サウジと北朝鮮が21世紀に世界が潰すべき二大醜悪国家である。

<サウジアラビア>公立学校で女子の体育授業解禁へ
10:57毎日新聞
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170713k0000e030248000c.html
<サウジアラビア>公立学校で女子の体育授業解禁へ
サウジアラビアのプライベートスポーツクラブでバスケットボールをする女の子たち=2014年5月12日、AP
(毎日新聞)
 【カイロ篠田航一】イスラム教の厳格な習慣・戒律を重視する体制の下、女性の肌の露出が控えられているサウジアラビアで、公立学校での女子生徒の体育の授業が認められることが決まった。ロイター通信が伝えた。

 サウジでは現在、女子生徒の体育は一部の私立学校のみで実施され、「適切な服装」で行うことなどの制約がある。大半の公立学校では導入されておらず、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は「公教育で女子の体育を禁じている唯一の国だ」と批判していた。

 だが近年、サウジ国民には肥満が増え、今後は医療費が増大する懸念も出ていることから、政府は国民の健康向上を実現する方策を検討していた。

 国政助言機関の諮問評議会は2014年、女子体育の導入を認めたが、宗教界から「西洋化しすぎだ」と反発の声が上がり、実施されていなかった。こうした中、サウジ教育省は今月11日、公立学校での導入を認めると発表した。導入時期は未定。

 サウジでは女性の五輪参加も長く認められていなかったが、12年のロンドン五輪で初めて柔道と陸上800メートルで2選手の参加が認められた。

2040とはずがたり:2017/07/13(木) 16:39:45

乳牛165頭直輸入=カタール、サウジ「封鎖」に対抗
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170713/Jiji_20170713X480.html
時事通信社 2017年7月13日 05時58分 (2017年7月13日 16時27分 更新)

 【カイロ時事】サウジアラビアなどとの断交に伴い、牛乳輸入量が減少して品不足が懸念されていたカタールに11日、ドイツからハンガリー経由の輸送機でホルスタイン種牛165頭が到着した。8月中旬までに計4000頭を運び込む予定。カタールは牛乳を含む多くの食料品をサウジなどからの輸入に頼っていたため、過度な依存を脱却したい考えだ。
 カタールは、陸路で唯一つながるサウジやアラブ首長国連邦(UAE)から主に牛乳を輸入していたが、断交で封鎖措置が取られて供給がストップ。支援に乗り出したトルコなどから代替輸入していた。しかし、一部の国民には味が口に合わず、不評の声も上がっていたという。
 牛は気温40度超のカタールの天候で弱らないよう、北部アルホールの空調管理された牛舎で飼育する。輸入元によると、カタール産の牛乳では「需要全体の10?15%しか満たせない」といい、今後は国内の乳牛数を2万5000頭以上に増やす計画を進めている。

2041チバQ:2017/07/13(木) 17:42:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170713-00000065-jij-m_est

政府軍、北部で攻勢開始=反対勢力と激戦―南スーダン


7/13(木) 14:28配信

時事通信



 【ジュバAFP=時事】南スーダン政府軍は同国北部の反政府勢力に対する攻勢を開始した。

 国連南スーダン派遣団(UNMISS)を統括するシアラー国連事務総長特別代表が12日、首都ジュバで明らかにした。

 シアラー氏は「激戦が展開されている」とした上で、特にパガクという町の周辺地域は極めて憂慮すべき事態になっていると指摘。この数日間で約5000人の住民が国境を越えてエチオピア領内へ避難したという。

2042チバQ:2017/07/13(木) 17:47:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170713-00000068-jij-m_est

救えぬ命、放心の医療スタッフ=帰国の国境なき医師団員、解放直前モスルに4カ月


7/13(木) 14:48配信

時事通信







救えぬ命、放心の医療スタッフ=帰国の国境なき医師団員、解放直前モスルに4カ月


インタビューに応じる国際医療支援団体「国境なき医師団」の萩原健さん。約3年間にわたり過激派組織「イスラム国」(IS)に支配されたイラク北部モスルで最近まで活動。現地の惨状を語った=10日撮影、東京都内


 約3年間にわたり過激派組織「イスラム国」(IS)に支配されたイラク北部モスルで、最近まで支援活動を行っていた国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」の萩原健さんが帰国し、現地の惨状を語った。

 イラクのアバディ首相が「モスル奪還」を宣言したのは10日。その直前の4カ月を目撃することになった。

 東京都内で取材に応じた。萩原さんは2月、モスル東部に開設されたMSFの病院に派遣された。イラク軍が1月にISからの解放を宣言した東部は、病院の建物が戦闘で破壊され、電気・水道も完全に止まっていた。縫合糸や針といった基本的な医療用具もなく「全ての公立病院は完全に機能停止していた」と着任当時を振り返る。

 戦闘の前線は西部に移っていたが、迫撃砲や爆発物、地雷による負傷者が病院には連日のように運ばれてきた。萩原さんは、病院の医療活動に必要なあらゆる環境の整備を担当していた。戦況と、必要とされる医療をいち早く把握し、現場を指揮した。

 3月末のある日、チグリス川沿いに迫撃砲が着弾したと情報が入った。間もなくタクシーで運ばれてきた瀕死(ひんし)の負傷者は、ランドセルを背負ったままの10歳くらいの少年だった。

 何とか助けようとしたが及ばず、放心状態で座り込んだまま動けないスタッフ。叫びながら屋外に飛び出し、自分の顔をたたき続ける医師もいた。「スタッフたちが初めて受けた強烈なショックだった」と萩原さんは回想した。

 そうした中、2発目の迫撃砲が着弾する。死傷者は多い。スタッフの気持ちの立て直しも、受け入れ準備も不十分なまま、病院の前には死傷者を乗せたタクシーが次々駆け付け、入り口には家族ら200人余りが殺到し大混乱になった。

 一段落した午後、萩原さんは病院にいた全スタッフを集め「心から血が流れるようなことが起きているが、だからこそわれわれがここにいる」と伝えた。この日を境にスタッフの動きは変わったと萩原さんは述べつつ「場数を踏んでもこうした惨事に慣れることはない」と考えている。

 萩原さんは13日、再びモスルへ出発した。次は解放が宣言されたばかりの西部に開設された病院が現場となる。「政治の世界で『解放』と言っても、医療が復興するにはまだまだ時間がかかる。できる限りのことをしたい」と出発を前に語った。

2043チバQ:2017/07/13(木) 17:48:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170712-00000074-san-m_est

モスル近郊キャンプ、避難民次々 「家に帰れるわけでない」


7/12(水) 7:55配信

産経新聞



 ■公式に勝利宣言、変わらぬ厳しい生活

 イラク北部モスルをイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)から奪還する作戦は、アバディ首相が公式に勝利を宣言したことで一つの区切りを迎えた。しかし、90万人ともいわれる避難民が今後も厳しい生活を強いられることに変わりはない。気温が50度近くまで上がる猛暑の中、モスル近郊のキャンプには連日、多数の家族が到着している。(アルビル=イラク北部 佐藤貴生)

 「とても疲れた。しゃべる気力もない」。10日、モスルとアルビルの間に位置するハサンシャム避難民キャンプ。到着したばかりの40代の女性がいった。

 冷房やミネラルウオーター、充電器のほか、ハンドソープなど日用品の詰め合わせのパックがいくつも並べられ、到着して登録を済ませた避難民が次々と運び去る。広大な敷地に延々と続く6千のテントに2万3千人が暮らす。

 「ここ1週間ほど、やってくる避難民の数が連日500人ほどに増えた。モスル市街の環境が相当ひどいのだと思う」。クルド系支援団体のボタン・アフメドさん(28)が話した。キャンプでは水不足が深刻化しているという。「1人当たり1日30リットルしか配給できない。水浴びや料理、飲料などの分を考えると、とても足りない」

 取材した10日にキャンプに到着したというマハムード・オマルさん(40)に出会った。先に来ていた弟のアブドさん(37)らが、わずかな家財道具や配給品をテントに運ぶのを手伝っていた。

 「10日ほど前、住んでいたモスル西部の施設の50メートル先にイラク軍兵士の姿が見え、一気に走って脱出した。その後、(政権側が制圧した)東部で家を探したが、家賃が高くて住めないのでここに来た」という。

 ISがモスルを占拠したときのことを尋ねると、オマルさんは「住民には選択肢などなかった。受け入れるしかなかった」と話し、こう訴えた。

 「政府が勝利を宣言したところで、私たちが家に帰れるわけではない。ここでの暮らしは大変なことばかりだろう」

2044とはずがたり:2017/07/14(金) 09:31:47
カタールの保険は米軍基地があってアメリカは見捨てられないってとこ。他の湾岸諸国は米軍基地は受け入れがたいのかな?

直接協議が次のステップ=米国務省―カタール断交問題
時事通信社 2017年7月14日 07時01分 (2017年7月14日 09時27分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170714/Jiji_20170714X649.html

 【ワシントン時事】米国務省のナウアート報道官は13日の会見で、ティラーソン国務長官が仲介を行っているサウジアラビアなどとカタールの断交問題について、「当事国同士の直接協議が重要な次のステップだ」と指摘した。ただ「当事国が(協議を行うと)合意することを希望する」と述べるにとどめ、実現するかどうかは明言しなかった。
 ティラーソン氏は13日までサウジやカタール、調停役のクウェートを行き来する「シャトル外交」を展開。サウジのサルマン国王やカタールのタミム首長らと会談し、関係修復を促した。ティラーソン氏は帰国前に記者会見を行わず、具体的な成果は明らかにしなかった。

2045チバQ:2017/07/15(土) 05:53:10
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170714X697.html
強権統治で深まる分断=クーデター未遂から1年―トルコ

07月14日 14:27

 【イスタンブール時事】トルコでエルドアン政権の転覆を狙ったクーデター未遂事件から15日で1年。同政権は事件以降、「テロとの戦い」を名目に、反政権派の大規模な粛清を進めている。行き過ぎた弾圧に国内外から反発や懸念の声が上がっているものの、政権の強権姿勢は強まり、深刻な国民分断を招いている。

 エルドアン政権は事件後、非常事態宣言を発令し、これまでに5万人以上を投獄、約15万人を解雇・停職処分にした。対象者は軍人や警官、裁判官、教師、ジャーナリストなど広範で、事件の首謀者とされている在米のイスラム指導者ギュレン師と無関係とみられる人々にも及んでいる。

 弾圧は国会議員も巻き込んでいる。国会は昨年5月、議員の不逮捕特権剥奪を可能にする改憲案を可決。昨年11月にクルド系政党・国民民主主義党(HDP)の共同党首ら、今年6月には最大野党の中道左派・共和人民党(CHP)の議員が逮捕された。

 事件から1年を控えた12日、エルドアン大統領は非常事態宣言について「現状では解除は問題外だ。テロとの戦いが必要なくなった時に解除する」と述べ、継続の方針を示した。

 政府の強権姿勢は一般市民の生活にも影を落としている。イスタンブールで飲食店を経営するアイデン・カライジュさん(45)は「事件後、政府に反対する人は皆、テロリストと呼ばれるようになった」と話し、政府を支持しなければ事業経営も立ち行かなくなると指摘。「本来、クーデター未遂事件があれば、国民は団結するはずなのに、真っ二つに分かれてしまった」と肩を落とした。

 政権派と反政権派の分裂は4月の国民投票で決定的となった。国民投票は大統領の権限強化に向けた改憲の是非を問うものだったが、賛成派が僅差で勝利。両派の溝は一層深まり、エルドアン大統領が目指す「強いトルコ」の実現にはほど遠い状況だ。

2046チバQ:2017/07/15(土) 05:59:25
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170714k0000m030141000c.html
<トルコ>進む粛清 クーデター失敗1年、逮捕5万人

07月14日 10:30

 【イスタンブール高橋宗男、ブリュッセル八田浩輔】トルコ軍の一部が昨年7月に企てたクーデターが失敗して15日で1年が経過する。直後に非常事態宣言が発令され当局の取り締まり権限が拡大され、今年4月の国民投票で大統領権限の大幅強化が承認された。強権支配を続けるエルドアン政権に対する批判は、国内外で強まりつつある。

 ◇十数万人、抗議集会

 「権利、法、正義!」

 トルコの最大都市イスタンブールで数十万人もの大群衆が9日、スローガンを叫んだ。最大野党・共和人民党(CHP)党首らが首都アンカラから約450キロを25日かけ歩いた「正義の行進」を締めくくる大集会だ。クルチダルオール党首は「刑務所に入れられた国会議員や記者、解雇された研究者らの権利のため行進した」と強調。非常事態宣言の即時撤廃などを訴えた。

 失敗したクーデター後、政権が逮捕したのは約5万人、解雇・停職処分とした軍人や警察官、公務員、教員らは約15万人とされる。「事件の黒幕」と断定した在米イスラム教指導者ギュレン師の支持者ら「すべてのテロ関係者」と見なす人々だ。9日の集会に参加したソンギュル・トゥンデミルさん(46)も解雇された中学校の美術教師。「この国に正義はない」と憤る。

 行進には少数民族クルド系の国民民主主義党(HDP)などほかの野党も賛同し、政権への反発の広がりが浮き彫りになった。「非常事態宣言を利用して我々にも圧力をかけてきた」。そう批判するのはHDPイスタンブール地区のエセンギュル・デミール共同議長だ。この1年で共同党首2人など11人の国会議員、党員や支持者ら約5000人が逮捕されたという。

 エルドアン大統領らは行進を「テロ支援に当たる」などと繰り返し非難。親政権の英字紙サバハ・デイリーは10日、クルチダルオール氏の目的は2019年の大統領選候補者に指名されることだとの政治学者の分析を掲載した。

 町中には「7月15日の伝説」と印刷された巨大な垂れ幕が出現。エルドアン氏は11日、イスタンブールの墓地で軍に対抗し死亡した「殉教者」に敬意を表した。愛国心の高揚を通じ支持固めを図る手法と見られる。

 ◇こじれる対欧関係

 一方、トルコと、その人権状況に懸念を深める欧州連合(EU)との溝は深い。EUの欧州議会は6日、改正憲法が施行されれば、トルコとのEU加盟交渉を正式に停止するよう求める決議を採択した。

 エルドアン氏は12日、英BBCに「国民の大半はもはやEUを望んでいない」と反発。一方で「もうしばらくの間、我々はEUに誠実であり続ける」とも述べ揺さぶりをかけた。

 ユンケル欧州委員長らは加盟交渉を打ち切る考えはない。EUはトルコに中東から欧州を目指す難民・移民の阻止を委ねている。トルコが対EU国境を「開放」すれば、100万人以上が流入した一昨年同様の大混乱が生じかねない。

 分断は、トルコが加盟する北大西洋条約機構(NATO)でも生じている。ドイツ政府は先月、過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦でトルコ南部インジルリク空軍基地に駐留していた独軍の撤収を決定。直接の理由は、失敗したクーデターに関与した軍人の引き渡しをドイツが拒否したことにトルコが反発し、独国会議員の基地訪問を拒否したためだ。

 両国関係は冷え込んでおり、来年のNATO首脳会議誘致にトルコが意欲を示したが、関係筋によるとドイツなどが強く反対、ベルギーで開催となった。NATOとの軍事的緊張が続くロシアに接近するエルドアン氏の外交も加盟国の懸念を深める要因だ。米国とはテロ対策での連携で一致するが、ギュレン師引き渡し問題やシリア内戦への対応で対立も続いている。

2047チバQ:2017/07/17(月) 00:01:23
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK7J73RVK7JUHBI010.html
ロハニ大統領の弟、金銭絡む容疑で逮捕 イラン司法当局

07月16日 22:31

 イランの司法当局は16日、ロハニ大統領の弟で、大統領特別補佐官のホセイン・フェレイドゥン氏を逮捕したと発表した。司法当局は、金銭が絡む容疑としているが、詳細を明らかにしなかった。政治家らの汚職撲滅を目指すロハニ政権にとって、大統領の親族の逮捕は大きな痛手となる。

 イランメディアによると、ホセイン氏はマレーシア大使などを歴任。イランの核開発を大幅に制限する見返りに、国際社会からの経済制裁を解除させた2015年の核合意の交渉チームにも参加した。(テヘラン=杉崎慎弥)

2048チバQ:2017/07/18(火) 15:24:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170718-00000001-jij_afp-int
「IS側」住民への報復、モスルで増加 国連が警鐘
7/18(火) 4:58配信 AFP=時事
AFPBB News
【AFP=時事】国連のヤン・クビシュ(Jan Kubis)事務総長特別代表(イラク担当)は17日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」からイラク軍が奪還した同国北部モスル(Mosul)で、ISに味方したと疑われる住民への報復行為が増加していると警告した。

 クビシュ代表は国連安全保障理事会(UN Security Council)で「ダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語名の略称)と関係があると見なされた家族に対する集団的処罰を支持する感情が、大衆の間で高まっている」とし、懸念を表明した。

 また同代表は「イラク全土で、ダーイシュとのつながりがあると見なされた国民が、強制退去や家屋の没収といった報復・復讐(ふくしゅう)行為の対象になる例が増えている」と述べた。

 国連はイラクのハイダル・アバディ(Haider al-Abadi)首相に対し、強制退去などの懲罰行為をやめさせるため「緊急の措置」を取るよう求めた。

 同国第2の都市であるモスルは、2014年6月にISに占拠されたが、イラク政府が9か月近くに及んだ奪還作戦の末、今月9日に勝利を宣言した。【翻訳編集】 AFPBB News

2049チバQ:2017/07/23(日) 09:16:35
http://www.sankei.com/world/news/170721/wor1707210023-n1.html
2017.7.21 19:49

サウジ国王、対テロ・治安情報で直属部局を新設 内務省の権限移管、息子へ王位継承に向け地ならし?
 【カイロ=佐藤貴生】サウジアラビアのサルマン国王は20日、テロ対策と国内の治安関連情報を担当する国王直属の新たな部局を創設するなどの国王令を発表した。ロイター通信などが伝えた。内務省が所管していた任務を国王に直結した新部局に担当させ、治安情勢に柔軟かつ迅速に対応するのが目的としている。

 サウジでは6月、皇太子だったムハンマド・ビン・ナエフ王子が兼務していた内務相のポストと合わせて解任され、国王の実子であるムハンマド・ビン・サルマン副皇太子が皇太子に昇格。今回の人事では、新部局の創設とともに、新皇太子の側近を閣僚級に格上げすることも発表された。

 このため今回の措置は、前皇太子の息がかかった内務省から権限を奪って国王と新皇太子への権力集中を図ると同時に、新皇太子への権力移譲に向けた地ならしとの見方も出ている。

 前皇太子は内務相だった2000年代、サウジ国内での国際テロ組織アルカーイダ系の活動を封じ込めた実力者として欧米でも知られた存在。他の王族をはじめとする国内のさまざまな勢力が今後、親子間での王位継承をすんなり承認するかに注目が集まっている。

2050チバQ:2017/07/23(日) 09:34:41
https://mainichi.jp/articles/20170722/k00/00m/030/094000c
シリア

ラッカ なお市民5万人脱出できず

毎日新聞2017年7月21日 20時06分(最終更新 7月21日 20時23分)
UNHCR調べ 7月上旬の時点で
 【カイロ篠田航一】過激派組織「イスラム国」(IS)が「首都」と位置付けるシリア北部ラッカで、7月上旬の時点で最大5万人の市民が脱出できずに取り残されていることが国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の調べで判明した。市内では飲料水が不足しており、不衛生な川の水を飲む市民が感染症を引き起こすリスクも懸念されているという。

 米軍などは今月に隣国イラク国内のISの最大拠点だったモスルを奪還。ISが実効支配する主要都市でラッカは最後の拠点となっている。クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)や米軍主導の有志国連合は今月3日、ラッカ旧市街を取り囲む城壁の一部を破壊して進入ルートを確保し、ISが立てこもる旧市街に突入した。市内には約2500人のIS戦闘員が潜伏中とみられる。

 一方、AFP通信などによると、米軍側によるとみられる爆撃で給水用パイプラインが破壊され、ここ数週間のラッカ市内は安定した水の供給ができていない状態という。このため、市内を流れるユーフラテス川の不衛生な水を飲んだ住民が病気になるケースが報告されているという。UNHCRは今月11日、市内に推定5万〜3万人の市民が取り残されていることを明らかにした。

 ISは2014年にラッカを実効支配。これに対しSDFなどは16年11月に本格的な奪還作戦を開始し、在英民間組織「シリア人権観測所」は今年6月下旬の時点で「既に4分の1を奪還した」とみている。一方、イラク軍や米軍が緊密に協力したモスル奪還作戦と違い、ラッカにはSDFや米軍などのほか、ロシアやイランの支援を受けるシリアのアサド政権軍も迫り、相互に連携しないまま各軍が作戦を続けている。

2051チバQ:2017/07/23(日) 11:29:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170722-00050091-yom-int
エルサレム「神殿の丘」衝突が拡大、6人死亡
7/22(土) 20:50配信 読売新聞
 【エルサレム=金子靖志】エルサレム旧市街にあるユダヤ、イスラム両教の聖地「神殿の丘」(イスラム教の呼称ハラム・アッシャリフ)近くで21日に起きたイスラム教徒とイスラエル治安部隊との衝突はヨルダン川西岸にも広がり、イスラム教徒のパレスチナ人3人と、イスラエル人3人の少なくとも6人が死亡した。

 地元メディアは22日、この衝突で負傷者が約450人に上ると伝えた。

 パレスチナ人3人は治安部隊との衝突などで死亡した。イスラエル人3人は、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマッラ近くのユダヤ人入植地の自宅で、パレスチナ人の男に刃物で襲撃されて死亡した。

 衝突は、神殿の丘入り口に金属探知機などを備えた検問所をイスラエルが設置したことに対し、イスラム教徒が「我々の聖地を侮辱するな」などと抗議して勃発した。地元メディアによると、10時間以上にわたって各地で断続的に続いた。

2052チバQ:2017/07/23(日) 21:08:16
http://www.afpbb.com/articles/-/3136683
シリアの東グータで停戦、首都近郊に残る反政府勢力の拠点の一つ
2017年07月23日 07:54 発信地:ダマスカス/シリア

戦争・紛争 シリア情勢
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シリアの東グータで停戦、首都近郊に残る反政府勢力の拠点の一つ
シリアの首都ダマスカス近郊の東グータで、自家製の12.7ミリ狙撃用ライフルを運ぶ反体制派の戦闘員(2017年7月20日撮影)。(c)AFP/ABDULMONAM EASSA
シリアの東グータで停戦、首都近郊に残る反政府勢力の拠点の一つ
シリアの東グータで停戦、首都近郊に残る反政府勢力の拠点の一つ
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【7月23日 AFP】シリア政府は22日、同国首都ダマスカス(Damascus)近郊に残る反政府勢力の拠点の一つ、東グータ(Eastern Ghouta)での停戦を宣言した。これに先立ち、シリア政府を支援するロシア政府と反体制派が、政府側が包囲していた東グータに安全地帯を設置することで合意していた。

 シリアでは過去6年間に及ぶ内戦で、これまで多くの町や村が戦闘により破壊されており、ダマスカス近郊の東グータは、同国のバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権と戦う反体制派が掌握する最後の砦のうちの一つ。シリア政府への抗議行動として2011年3月に始まった同国の内戦ではこれまでに33万人以上が死亡している。


 東グータは今年5月、シリア政府側を支援するイランとロシア、そして反体制派を支援するトルコが「緊張緩和地帯(ディエスカレーション・ゾーン)」を設置する対象として指定された4地域のうちの1つ。しかし緊張緩和地帯の治安維持について意見が一致していないことから合意はまだ完全に履行されておらず、東グータは停戦合意に達した2つ目の地域となった。

 国営シリア・アラブ通信(SANA)は政府軍の声明として「ダマスカス県東グータの一部地域で22日正午(日本時間同日午後6時)より停戦が実施される」と報道した。また声明では「(停戦)違反があった場合は軍が適切に報復する」と警告したが、東グータのどの地域が含まれるかについては言及しなかった。

 この数時間前、ロシアはエジプト首都カイロ(Cairo)で行われたシリアの「穏健な」反体制派と和平協議を行い、東グータの緊張緩和地帯をどのように機能させるかについて話し合ったと明らかにしていた。

 ロシアは自国と反体制派が「緊張緩和地帯の境界線および兵力の配置場所と停戦監視部隊について」合意に署名したと述べ、また「人道支援物資の運搬や住民の自由な移動のためのルート」についても合意したと付け加えた。ロシアは「数日中にも」同地域で人道支援物資の運搬と負傷者の避難を開始するとしている。

 しかし、カイロでロシアと停戦合意に署名したと主張する反体制派組織はおらず、反体制派の中でも影響力の強い組織の1つはロシアとの和平協議に関与していないと主張している。

 5月に緊張緩和地帯に指定された4地域のうち、停戦合意に達していない残りの2つは反体制派が掌握するイドリブ(Idlib)県と中部ホムス(Homs)県北部地域。この4地域には合計で250万人以上の住民が暮らしているとみられている。(c)AFP

2053チバQ:2017/07/27(木) 15:11:42
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017072700183&amp;g=int

IS「首都」ラッカ、半分奪還=恐怖支配強化の動きも-シリア











シリア北部ラッカの荒廃した市街地を進む「シリア民主軍」(SDF)のメンバー=12日(AFP=時事)

 【カイロ時事】在英のシリア人権監視団は26日、シリアで活動するクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)が北部ラッカの市街地の半分を過激派組織「イスラム国」(IS)から奪還したと明らかにした。ラッカは、ISが「首都」と位置付ける最重要拠点。
 SDFは6月6日にラッカ突入開始を宣言し、米国からの武器供与や米軍主導の有志連合による空爆支援を受けながら、7月初旬に旧市街に進攻。陥落したイラク北部モスルでの戦闘と同様に自爆テロなどで抵抗するISの反撃にさらされながらも、突入宣言から約50日を経て、着実に制圧範囲を広げているもようだ。監視団は「ISは市中心部に追い詰められつつある」と強調した。(2017/07/27-05:44)

2054チバQ:2017/07/28(金) 20:04:07
http://www.sankei.com/world/news/170728/wor1707280033-n1.html
2017.7.28 19:32

エルサレム旧市街の聖地で衝突、113人負傷
 【カイロ=佐藤貴生】エルサレム旧市街で27日、数千人のパレスチナ人がイスラム教の聖地にある「アルアクサ・モスク」になだれこんだ上、イスラエルの警官隊ともみ合いになり、ロイター通信によると少なくとも113人が負傷した。

 イスラエルは27日朝、パレスチナ人の反発を受け、聖地立ち入りを制限する監視機器を撤去。これに合わせてパレスチナ人がモスクへと殺到した。イスラエルは28日の金曜礼拝に際し、50歳以下の男性の同モスクへの立ち入りを禁止した。警官を増員して警備に当たるとしている。

 27日の衝突の直接の原因は不明だが、パレスチナ側には「われわれ自身が犠牲になる」などと叫んで警官隊との衝突も辞さない姿勢を示したり、建造物の屋根によじ登ってパレスチナの旗を振ったりした若者もいたという。警官隊は閃光(せんこう)弾などを使って鎮圧した。

2055チバQ:2017/07/28(金) 20:07:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170728-00000002-mai-m_est
<イスラエル>柵撤去の聖地 イスラム教徒と治安部隊が衝突
7/28(金) 0:47配信 毎日新聞
 【エルサレム高橋宗男】エルサレム旧市街の聖地ハラム・アッシャリーフ(高貴なる聖域)=ユダヤ名・神殿の丘=を巡りパレスチナとイスラエルの緊張が続いている問題で、イスラエル政府は27日未明、聖地の入り口から金属製の柵や監視カメラの足場などを撤去した。

 聖地の維持管理組織であるワクフは「全ての障害物が取り除かれた」とし、聖地内にあるアルアクサ・モスク(イスラム礼拝所)での礼拝を呼びかけた。これに応じて、多数のイスラム教徒が27日午後、敷地内に入ったが、一部がイスラエル治安部隊と衝突。イスラエルメディアは、パレスチナ人約50人が負傷したとの赤新月社の情報を伝えた。入り口が閉鎖されたとの情報もあり、混乱が続いている。

 今月14日に起きたイスラエル国籍を持つパレスチナ人による警官銃撃事件を受け、イスラエルは聖地の入り口に金属探知機などを設置。パレスチナ人らは聖地の管理に一方的な変更を加える「聖地の占領化」として反発を強め、21日には各地でパレスチナ人3人が死亡、約400人が負傷する衝突に発展した。

 イスラエル側は25日に金属探知機を撤去。パレスチナ側は14日以前の警備態勢に戻すよう求め、聖地敷地外の路上で数千人が礼拝を続けて抗議してきた。

 イスラム教徒にとってエルサレムは、サウジアラビアのメッカ、メディナと並ぶ三大聖地の一つ。アルアクサ・モスクはその象徴だ。イスラエルの措置に対し、ヨルダンやトルコなどの近隣諸国でも抗議デモが起き、イスラム諸国に反発が広がっていた。

 一方、イスラエル政府は25日に、金属探知機に代わる新たな警備対策を導入すると明らかにしており、再び混乱を招く可能性もある。

2056チバQ:2017/07/28(金) 20:08:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170727-35104889-cnn-int
緊張高まるエルサレム、聖地管理巡りイスラム教徒が抗議継続
7/27(木) 15:41配信 CNN.co.jp
エルサレム(CNN) エルサレム旧市街にあるイスラム教の聖地「アルアクサ・モスク」をめぐり、イスラエルとパレスチナ自治区の間で緊張が高まっている。旧市街で起きた警官への襲撃事件をきっかけに、イスラエル当局は聖地の入り口付近に金属探知機と監視カメラを設置。パレスチナ自治区の指導者らが反発して金属探知機は25日に撤去されたが、双方の対立が収束する見通しは立っていない。

同モスクのある場所は、ユダヤ教やキリスト教の聖地でもある。パレスチナ自治区のアッバス議長は25日、「現地でのイスラエルの措置はすべて撤廃されなければならない。そうすればエルサレムの状況は通常に戻るだろう」と述べた。

パレスチナ側は金属探知機と監視カメラの撤去に加え、聖地周辺で増員された警察官の数を元に戻すことを要求している。

また、聖地の管理に当たっているヨルダン当局は、抗議の意を示すため公共の場所で祈りを捧げるようイスラム教徒に呼びかけた。

ヨルダンのユスフ・アダイス宗教相は宗教指導者らに対して、エルサレムの状況と「キリスト教およびイスラム教の聖地に対する冒とく」について語るよう促した。

金属探知機の設置以来、モスクを管理するヨルダン当局の指導者たちは礼拝の際もモスクに入らず、多くの信者もそれに従っている。

政治指導者や宗教指導者による抗議を受けて、エルサレムとその周辺では金曜日昼のイスラム教の礼拝後に抗議活動が起きる可能性が高まっている。こうした抗議活動はしばしばデモ隊とイスラエル部隊との衝突に発展し、情勢の不安定化に拍車をかけることとなる。

2057とはずがたり:2017/08/06(日) 11:16:42
国交断絶、小国カタールがここまで目の敵にされる真の理由
Will Qatar’s Diplomatic Exile Spark the Next Great War?
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/06/post-7754.php
2017年6月7日(水)08時00分
サイモン・ヘンダーソン

<サウジアラビアなど6カ国が突然カタールとの国交断絶を発表。小さなカタールがここまで目の敵にされる背景にはテロ支援などの他に、父を退けて首長の座を奪ったり、女性が自由に運転できる文化など、湾岸諸国の体制を危うくしかねない要素があるからだ>

2017年のドーハは、1914年のサラエボのようになるのだろうか? セルビア人青年がオーストリア=ハンガリー帝国の皇位継承者を暗殺したサラエボ事件は、第一次大戦の引き金になった。今、万一衝突が起きるとすれば、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)を中心とした中東諸国対イランという構図だ。アメリカは、戦争を食い止めるために一刻も早く手を打つべきだ。

サウジアラビアとUAE、バーレーン、エジプトなどの計6カ国は、4日から5日にかけて、カタールとの国交を断絶すると相次いで発表。対イラン強硬姿勢を貫くアラブ湾岸諸国と一線を画してきたカタールが相手だ。

サウジアラビアはカタール行きの航空機の上空通過を停止し、カタールの唯一の陸路である国境も、海路も遮断した。どう見ても開戦事由に相当する決定だ。

ちなみに今から50年前の6月5日に始まったイスラエルと中東アラブ諸国の第3次中東戦争(6日間戦争)は、エジプトが紅海のティラン海峡を封鎖したことが引き金になった。怒ったイスラエルが先制攻撃を仕掛け、10日までに圧勝した。

一方のイランは、食料を輸入に頼るカタールに対して、自国の3つの港の利用を許可すると発表したもようだ。サウジアラビアとUAEにしてみれば、やはりカタールは裏でイランと繋がっていたという確信を強めるしかない。

外国人なら飲酒もOK
事態が急展開した背景には、少なくとも2つの説がある。まずカタール政府の言い分を信じるなら、5月24日に国営カタール通信がハッカー攻撃を受け、偽ニュースが流された。その中で、カタールの国家元首タミム首長が「アラブ諸国にはイランを敵視する根拠がない」と発言した、とするデマが流された。

また、カタール政府がイスラム組織ムスリム同胞団やパレスチナのイスラム過激派組織ハマスを支援しているとか、カタールとイスラエルがいいムードだ、とする「報道」もあった。

一方、サウジアラビアやUAEなどは、タミム首長の発言は事実だとしてやり玉に挙げた。各メディアはタミムの発言を繰り返し放送する一方、発言を否定するカタール側の主張が国内で視聴されないようカタール・メディアへの通信を遮断した。

ハッキングが本当だとすれば、イランの仕業だった可能性もある。そもそもイランは、5月20日にサウジアラビアの首都リヤドを訪問したドナルド・トランプ米大統領が、サウジのサルマン国王をはじめとするイスラム教スンニ派諸国を中心とした50カ国超の首脳らと会合を開き、イランを名指しで批判したことに腹を立てていた。

カタールにしてみれば、同じ湾岸協力会議(GCC)の加盟国でありながら、昔から不仲だったサウジアラビアやUAEの陰謀で、まんまと吊し上げられた格好だ。

サウジアラビアから見れば、同じイスラム教ワッハーブ派を国教とする君主制国家でありながら、女性が自由に車を運転し、外国人なら飲酒も許されるカタールは中東地域の問題児で面汚しだ。一方カタールから見れば、サウジアラビアの方こそワッハーブ派の評判を落とす元凶だ。

UAEは、エジプトのムバラク独裁体制を打倒する力となったイスラム原理主義団体ムスリム同胞団を禁止しており、それを支援するカタールを嫌悪している。

2014年にも、カタールがムスリム同胞団を支援したという理由でサウジアラビアなど3カ国が大使を召還し、外交関係に亀裂が入ったことがある。

2058とはずがたり:2017/08/06(日) 11:16:55
>>2057-2058
カタール前首長の暗殺計画
だが今回の断交の発端は、それ以前の1995年まで遡る。その年、カタールの皇太子だったハマド(タミムの父)が、外遊中だった無能の父ハリファを退けて首長の座を奪ったのだ。

カタールで起きた宮殿クーデターを目の当たりにしたサウジアラビアとUAEは、湾岸諸国の王制の安泰を揺るがす危険な前例として、ハマドの失脚を画策した。

当時カタールに駐在していた外交筋によれば、2国は数百人の部族民に対してハマドと彼の2人の兄弟、および外相とエネルギー相を暗殺するよう命じ、ハリファの復権を狙った。

UAEは、攻撃用ヘリコプターや戦闘機を待機させるほどの力の入れようだった。だが作戦の数時間前に部族の1人が寝返ったため、暗殺は実行されなかった。

こうした因縁を思えば、タミムが両国に対して疑心暗鬼になるのも無理はない。

カタールは人口約200万人(うちカタール国籍はざっと10分の1)という小国なのに、なぜそれほど重要なのか。カタール在住の外国人にとっても、なかなか実態は掴みにくい。夜のドーハでライトアップされた高層ビル群は壮観だが、ビルの中はしばしばガラガラ。だが1人当たり国民所得は世界一高い。天然ガスの埋蔵量は世界3位で、輸出先はイギリスから日本まで幅広い。アメリカの中東最大の空軍基地であるアルウデイド空軍基地もカタールにあり、アフガニスタン戦争やイラク戦争でもここから戦闘機が出撃した。今はISIS(自称イスラム国)掃討作戦の出撃拠点になっている。

2013年に首長の座を譲り受けた37歳のタミムは、今も前首長である父の影響を受けながら国を統治する。恐らくタミムが最優先するのは、イランの機嫌を損ねない程度にアメリカと上手く渡り合うことだ。カタールの急速な経済成長を支える天然ガスのほとんどは、イランとシェアする沖合のガス田に眠っている。カタールはイランを上回る量の炭化水素資源を生産している手前、イランをへたに刺激したくないはずだ。

アメリカは、この一触即発の状況を静めるうえで重要な役割を果たせる。米政府関係者は、イランとの敵対関係と天秤にかけると、カタールの状況に首を突っ込むのは割に合わないと内心思っているかもしれない。だが、サウジアラビアとカタールの対立が長引いたり、カタールがイランと手を組まざるを得ない状況に追い込まれたりすれば、誰の利益にもならない。

その点、レックス・ティラーソン米国務長官は交渉に適任だ。ティラーソンが最高経営責任者(CEO)を務めていた米石油大手エクソンモービルは、カタールのエネルギー分野で最大の外国企業。カタールの意思決定者の面々を熟知しているはずだ。

想定外の中東危機
サウジアラビアとUAEは、現在アルウデイド空軍基地に駐留する米軍が自国の基地に移すよう誠意を見せようとしているようだ。だが2国とも、自分たちが言うほど条件を満たしていない。

サウジアラビアは国内のイスラム過激派の掃討を進めていた2003年に、米軍をプリンス・スルタン空軍基地から追い出したことがある。UAEにはすでにアメリカのタンカーが寄港し無人偵察機が配備されているが、アルウデイド空軍基地に取って代わるほど完全な設備のある軍司令部を完成させるには長い年月がかかるだろう。

カタールとの国交断絶にどう対応するかで、トランプ政権の力量が試される。わずか2週間あまり前にリヤドで開催された首脳級の会合で集合写真を撮った時、UAEアブダビのムハンマド皇太子はカタールのタミムを押しのけてトランプの右隣に立った。

サウジアラビアとUAEは国際政治の舞台でそれと同じことをやろうとしている。中東に火種はいろいろあるが、まさかこんな危機が訪れるとは、トランプも助言されたことはないはずだ。

(翻訳:河原里香)
From Foreign Policy Magazine

2059チバQ:2017/08/07(月) 20:35:20
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080700131&amp;g=int
EU女性外相と「自撮り」謝罪=「軽率」と議員に批判-イラン

5日、イラン・テヘランの国会での大統領宣誓式を前に、スマートフォンで欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表(外相)(スカーフをかぶった女性)との「自撮り」を試みる国会議員ら(AFP=時事)
 【カイロ時事】イランで5日行われたロウハニ大統領の宣誓式で、多くの国会議員が欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表(外相)とスマートフォンで「自撮り」しようと駆け寄る様子がメディアで明らかになり、「軽率な行動」と非難が相次いだ。政府要人が「文化の問題とはいえ、議員から話を聞きたい」と問題視する方針を示したため、議員が「後悔している」と謝罪する騒ぎとなった。
仏大統領夫人に「スタイルいい」=トランプ氏発言が波紋

 議員らは式典後、イラン女性の慣習にのっとりヘジャブを着けたモゲリーニ氏の元に殺到。一様にスマートフォンを持ち、机に腰掛けるなどして同氏と自撮りしようとした。この姿に、インターネット交流サイト(SNS)を中心に「屈辱的だ」「国の恥さらし」と批判が殺到。イラン学生通信も「こうした写真を見たら、世界はわれわれをどう判断するか」と疑問を呈した。(2017/08/07-05:48) 関連ニュース

2060チバQ:2017/08/07(月) 20:35:54
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080700630&amp;g=int
先生が学校に来ない=副業優先、抗議しない親-アフガン教育事情、ユニセフ代表語る
 来日した国連児童基金(ユニセフ)アフガニスタン事務所のアデル・ホドル代表が現在取り組むアフガンの学校教育の問題点を語った。2001年の米同時テロ後のタリバン政権崩壊を受け、統計では過去15年で学校数は4倍に、小学校から高校まで学校に通う生徒数も10倍に増えた。ただ「学校に先生が来ない」という課題を指摘する。
 ◇確認する人いない
 先生が学校に来ないのは「副業を持っているから」だ。公立校教師の場合、「給料のいい私立校教師と兼職する」例が多い。さらに「店を構え商売に忙しい先生もいる」。
 来なくても給料は支払われている。「学校に来ているのか確認する人がいない」からだ。時には校長も副業で忙しい。
 にもかかわらず「誰も文句を言わない」現実がある。「日本なら、もし先生が学校に来なければ親が騒ぐだろう」とホドル代表。しかし、アフガンでは「文句を言っても、学校も政府も何もしない」と親が諦めている。ホドル代表は今「なぜ学校に先生が来ないのか、まず声を上げて学校に尋ねよう」と親の権利を説いて村々を回っている。
 ホドル代表は1990年にユニセフ入りし、スーダンやシエラレオネ、コートジボワールと世界各地に駐在してきた。先生の不登校は「実はアフガンだけではない。アフリカでも非常に大きな問題だ」と指摘する。背景には公立校教師の給料だけでは暮らしを維持できない「貧困という問題がある」と考えている。
 ◇女性の教師を
 一方で喫緊の課題は「女性教師を増やす」ことだ。アフガンは都市と地方で多少の差はあるものの「女子は学校へ行かなくていいと信じる人が圧倒的多数」な社会。ホドル代表も「職場にはアフガン人男性もいるからスカートをはいて出勤はできない」「たとえあいさつでも女性が握手してもらえることはない」毎日に直面している。
 アフガン女性の半分近くは「18歳以下で結婚してしまう」。貧しい家庭ほど女児を早く嫁がせ食費を減らそうとする。児童婚は大きな問題だ。
 その結果、女児であっても「性的な対象として見られるとても危険な状況」が教室に生まれる。あらぬ疑いを回避したい男性教師が女児を忌避する傾向があり「教育を受けたい少女が増えている以上、受け入れる体制を整える必要がある」とホドル代表。首都カブールでさえ「妻を働かせるなんて、夫はどんな男だ」と真顔で非難される社会で、女性教師増員という難題と取り組んでいる。(2017/08/07-14:35) 関連ニュース

2061とはずがたり:2017/08/07(月) 22:38:19
タリバンとISとアルカイダとかそろそろ大同団結するんちゃう?

アフガンの村で民間人50人以上虐殺、タリバンとISの合同勢力か
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170807-00000042-jij_afp-int
8/7(月) 20:22配信 AFP=時事

【AFP=時事】アフガニスタン北部の村で、旧支配勢力タリバン(Taliban)とイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が合同で民間人50人以上を殺害したと、地元当局が7日に明らかにした。

 5日に襲撃されたのは同国サリプル(Sar-e Pul)州サイヤード(Sayad)地区にあるミルザワラング(Mirzawalang)村で、子どもを含めた男女50人以上が殺害された。多くは銃殺され、中には斬首された犠牲者もいたという。

 タリバンとISの合同勢力は先週3日から48時間、アフガン地方警察(ALP)と交戦しこれを圧倒。その後に虐殺が起きたという。

 同州知事の報道官は、今回の襲撃が、ISとタリバンによる共同作戦だったと述べ、合同勢力が他州から戦闘員を勧誘していたと語った。また、この勢力が地元のタリバン指導者でISに忠誠を誓っているシェール・ムハンマド・ガザンファル(Sher Mohammad Ghazanfar)司令官の指揮下で活動していると主張している。

 ただ現場の村は山奥にあり、貧しく連絡手段も整っていない上、戦闘も重なったため、AFPは現地入りできず、この情報の裏付けを取るのが非常に困難となっている。

 その一方、サリプル州議会のムハンマド・ヌール・ラフマニ(Mohammad Noor Rahmani)議長は、犠牲者50人中44人は民間人とみられるとしている。また犠牲者の数は増える見込みがあると述べた。

 2015年にISがアフガニスタン東部に進出して以降、ISとタリバンは衝突を繰り返しており、合同で動くことは珍しい。【翻訳編集】 AFPBB News

2062とはずがたり:2017/08/07(月) 22:38:47

イスラエル、アルジャジーラ支局の閉鎖を検討
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170807-00000073-asahi-int&amp;pos=2
8/7(月) 20:12配信 朝日新聞デジタル

 イスラエル政府は、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラの国内支局の閉鎖を検討していると発表した。同局によると、6月にカタールと断交するなどしたサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプト、バーレーン、ヨルダンの5カ国が拠点閉鎖を含む措置をとっており、これに追随する動きとなる。

 イスラエルのカラ通信相は6日の記者会見で、同局の記者証の取り消し、ケーブルや衛星による放送停止、国内支局の閉鎖に向け、関係当局に働きかけていることを明らかにした。

2063チバQ:2017/08/09(水) 20:30:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170809-00000084-jij-m_est
IS掃討、足踏み=残る爆弾、帰還進まず―モスル制圧1カ月・イラク
8/9(水) 14:27配信 時事通信
IS掃討、足踏み=残る爆弾、帰還進まず―モスル制圧1カ月・イラク
過激派組織「イスラム国」の最大拠点イラク北部モスルを、イラク軍が奪還してから1カ月が経過したが、住民の帰還と復興は遅れている。写真は市内で、破壊された商店の付近でがれきを撤去する作業員=7月31日
 【カイロ時事】過激派組織「イスラム国」(IS)がイラクで最大の拠点としていた北部モスルを、イラク軍が奪還してから1カ月が経過した。

 約9カ月に及んだ激しい戦闘で生活の基盤は壊滅的被害を受けたままで、住民の帰還と復興は遅れている。イラクに点在するIS支配地域の掃討も進まず、足踏み状態が続く。

 「あるイラク人家族がモスルの自宅に戻り、電気を付けた際、隣人のアパートに仕掛けられた爆弾を起爆させて、犠牲者が出た」。米軍が主導する有志連合のディロン報道官は3日の記者会見で、モスルに帰還する住民への脅威を説明。「ISは実際には(街から)いなくなったかもしれないが、帰りたがる市民を殺そうとする明確な意図を持っている」と警戒感を示した。

 現地で支援に当たるノルウェーのNGO関係者はロイター通信に「子供のちょっとした振動で起爆し、トラックを吹き飛ばす威力を持つ爆発物が数キロにわたり仕掛けられている」と話す。有志連合は「治安部隊が強固にモスルを掌握している」(ディロン報道官)と強調するが、平和な暮らしに戻りたい住民は帰還に二の足を踏まざるを得ない。

 ISは今も、モスルの西方タルアファルや南方のハウィジャを支配する。イラク政府は、ISが「首都」と称するシリア北部ラッカとモスルを結んでいた戦略的要衝のタルアファルを次の奪還目標に挙げている。しかし、進軍はいまだに始まっていない。

 タルアファルにはトルクメン人の住民が多い。その多数派はイスラム教スンニ派とみられている。アバディ首相は軍の治安部隊に加え、イランが支援するシーア派民兵、クルド人部隊も作戦に参加させる方針だが、イラクの根深い宗派対立が奪還後に激化する事態を懸念する声が早くも出ている。

2064チバQ:2017/08/09(水) 21:47:15
http://www.sankei.com/world/news/170809/wor1708090051-n1.html
2017.8.9 21:18
【難民・移民特集】
パレスチナ 第3世代も成長
 5月下旬、ヨルダン川西岸地区のパレスチナ難民が住む「デヘイシェキャンプ」を訪ねた。狭い道の間に住宅がひしめき、中には4階建てのものもあった。すでに第2、第3世代が生まれ育っており、「難民生活の長期化で家族が増え、建て増ししているのだ」(地元記者)という。

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のサイトによると、このキャンプには学校が4つある。中で出会った小学生ぐらいの女の子は、「1948」と書かれたTシャツを着ていた。イスラエルが建国された48年を忘れない、という意思表示だ。

 UNRWAに登録されているパレスチナ難民数は約526万7000人で、ヨルダン川西岸とガザ地区のほか、ヨルダン、レバノン、シリアに暮らす。

  (カイロ 佐藤貴生)

2065チバQ:2017/08/09(水) 21:48:47
http://www.sankei.com/world/news/170809/wor1708090055-n1.html
2017.8.9 21:22
【難民・移民特集】
エジプト 荒稼ぎするブローカー 「マンション持ち、外車買った」
 「海では何だって起きる。私たちは安全までは保証できないし、どれほど危険かは彼ら自身が理解している」。電話取材に応じたモハメドと名乗る54歳の男性が話した。

 エジプト北部の港町アレクサンドリアは、地中海経由で欧州に向かう移民や難民の出発拠点の一つだ。彼はここで約15年、密航船のブローカーを営んでいる。

 取材前日の7月31日にも、180人の移民らが乗った船を送り出したばかりだった。「スーダン人、シリア人、パレスチナ人が乗船している。8月3日にはギリシャに着くだろう」

 今年の夏はすでに4500人以上をギリシャやイタリアに送った。1人当たりの料金は2400ドル(約27万円)。船の調達や乗組員の給料として1400ドルを渡し、残りの1000ドルが彼の取り分となる。

 「自分のマンションを持っており、2カ月前には新たにフォルクスワーゲンを買った」。正確な収入については口をつぐんだが、経済の低迷が続くエジプトでは破格の荒稼ぎぶりだと想像がつく。

 移民らは家族単位で海を渡ることが多い。下は4、5歳の子供から50歳以上までさまざまだ。出身国でみるとシリアが最も多く、南スーダンやエチオピア、イラクなどと続く。

 「料金は決して高くはない。私たちは新たな、よりよい人生の始まりを提供しているのだ。欧州に渡れさえすれば、その10倍も稼げる」。彼は悪びれる様子もなくこう話し、「私たちは救命胴衣を渡し、好天の日を選んで出航させることしかできない。事故に遭ってしまった人々のことは気の毒に思うが、人生はすべてが選択だ」と続けた。

 欧州でテロを起こそうとしている者を乗船させているのでは-と尋ねると、「移民らにとって私たちはなくてはならない存在だから、みな応対は丁寧だ。銃を向けてきた者もいない。だから実態は分からない」という答えが返ってきた。(カイロ 佐藤貴生)

2066チバQ:2017/08/09(水) 22:45:17
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080900734&amp;g=int
イスラエル、首相汚職疑惑で「包囲網」=辞任説も



イスラエルのネタニヤフ首相=6日、エルサレム(EPA=時事)
 【エルサレム時事】イスラエルがネタニヤフ首相の汚職疑惑で揺れている。首相の元側近が検察側の証人になることに合意したことから、首相辞任の可能性をめぐり地元メディアが報道合戦を展開。さらに、首相の妻サラさんも公金不正流用で起訴間近とされ、首相に対する「包囲網」ができつつある。
 ネタニヤフ首相は、複数の実業家から高額な贈り物を受領した疑いや、地元の有力紙に対して便宜を図る見返りに、首相に対する批判的な論調を抑えるよう要請した疑いなどが持たれている。
 警察は既に何度か首相の取り調べを行っていたが、イスラエルのメディアは4日、捜査対象の一人だった首相の元側近が検察側の証人になることに同意したと一斉に報道。首相は「何もなかったのだから、何も出てこない」と容疑を改めて否定した。
 法律上は起訴されても首相職を辞する必要はないが、イスラエルを11年間統治してきたネタニヤフ首相に対する国民の不満は高まりつつある。6日発表された世論調査結果では、回答者の66%が首相は起訴されたら辞任すべきだと主張。また、商都テルアビブ郊外の検事総長の自宅近くでは、捜査の進捗(しんちょく)が遅いとして数千人が抗議デモを行った。
 一方、イスラエルの複数のメディアは7日、検察が近く、サラさんを公金不正流用の罪で起訴する方針だと報じた。サラさんには、競争入札を行わずに電気工を雇ったり、公邸用に購入した家具を私邸に持ち込んだりした疑いなどがあるという。(2017/08/09-14:15) 関連ニュース

2067とはずがたり:2017/08/11(金) 16:46:00
酒井啓子
中東徒然日記
カタール孤立化は宗派対立ではなく思想対立
http://www.newsweekjapan.jp/sakai/2017/06/post-7.php
2017年06月23日(金)16時40分

<イラン対サウジの対立を「シーア派対スンニ派」の宗派対立と表現するメディアもあるが、実際の構図は「イスラム主義対保守的権威主義」の思想対立>

サウディアラビアの皇太子交代のニュースは、衝撃をもって世界を駆け巡った。サルマン国王の息子、ムハンマド・ビン・サルマンが副皇太子の地位でありながら、実質的にサウディの若き指導者であることは、誰しもわかっていた。だが、従弟たるムハンマド・ビン・ナーイフをわざわざ皇太子の地位から外してまで、今、次期国王の名乗りを挙げる必要は、何だったのだろう。そこにニュースに接した筆者たちの驚きがあった。

なによりもカタールと断交し、イランとの間に緊張が高まる現状での出来事である。ムハンマド・ビン・サルマン(一般にMbSと略されている)が対イラン、対カタール強硬派であることは、よく知られている。カタールがサウディを主導とするアラブ諸国から孤立させられている件については、多くの中東研究者は「ラマダン明けには事態は収拾しているのでは」と楽観視する向きが強かったが、MbSが大手を振ってのご登壇となれば、それも怪しい。

サウディ王室の内部事情については、湾岸情勢の専門家たちに任せるとして、カタール対サウディの対立の深化について、考えてみたい。前回指摘したように、カタール首長がイラン擁護ともとれる発言をしたことを契機として、みるみるカタール包囲網が成立した。サウディやUAEなどの湾岸諸国のみならず、エジプトやモーリタニアなど、サウディの経済援助を受けているアフリカの国々が軒並み、カタールとの断交を決めた。

カタールの容疑は、イランとのつながりというよりはムスリム同胞団に対する政策で、「ムスリム同胞団を支援するカタールこそがテロ支援国家だ」との非難が、アラブ諸国のメディアで吹き荒れている。サウディがカタールと断交した翌日には、トランプ米大統領はこう言ってサウディの決断を支持した。「この間私が中東に行って、カゲキなイデオロギーに資金援助する奴はお終いだ、と言ったとき、そこにいた中東の指導者たちはカタールのことを指さしたもんさ!」

【参考記事】サウジ皇太子交代でトランプの中東外交はどう動く

サウディ対カタールの関係悪化に並行して、イランとサウディの関係もますますきな臭くなっている。トランプのサウディ訪問、イスラーム諸国会議開催の直後から、それぞれの国のメディアはお互い非難合戦を始めていたが、6月半ばにサウディがイラン革命防衛隊隊員を拿捕した(イラン側は拿捕されたのは漁師だと言っている)と発表した。

イランはイランで、「ISを攻撃する」としてシリアに向けてミサイルを発射したが、サウディアラビアまでミサイルを飛ばせるのだぞ、といったメッセージだっただろう(もっとも、結局はイラク国内に落ちたり目標から大きく外れたりしたらしいが)。

そのような展開を受けて、いまだにイラン対サウディの対立を「シーア派対スンナ派の宗派対立」と表するメディアが少なくないのは、困ったものだ。カタールがサウディと険悪になった時点で、すでに宗派対立の構造を大きく逸脱している。カタール人口のほとんどがスンナ派イスラーム教徒であることは言うまでもないが、支配家たるサーニー家はもともとサウディのナジド出身で、ワッハーブ派の影響を受けた一族だ。宗派的にはシーア派とほとんどかかわりがない。これまでカタールとイランの間に特段の依存関係はなかった。

それが今回、封鎖を受けているカタールにイランが食料などの援助を始めている。孤立化が、宗派も違うカタールをイランに近づかせる結果になったといえよう。同じくカタールに援助を始めたのが、トルコだ。食料もそうだが、6月19日にはトルコ軍が合同演習のためにカタールに派遣された。

2068とはずがたり:2017/08/11(金) 16:46:17
>>2067-2068
このカタール-イラン-トルコのつながりは何か。カタールがサウディなどから徹底的に嫌われた原因が、そこにある。カタールは過去四半世紀、ムスリム同胞団系の運動を支援してきた。トルコの現政権党もまた、同胞団に近い思想を背景に持つ。反対にサウディアラビアでは、80年代にムスリム同胞団が影響力を強めるなど、その挑戦に悩まされてきた。エジプトでは「アラブの春」のあと同胞団政権が成立し、それをクーデタで倒して今のスィースィー政権が生れた。両国とも、同胞団を目の敵にするだけの政治的背景を持つ。

だとすれば、シーア派のイランはどうつながってくるのか。今でこそ宗派的差異が対立の原因とみなされがちだが、イラン革命後のイランのイスラーム主義は、シーア派、スンナ派の区別なく、多くのイスラーム政治思想に影響を与えた。イラン革命が発生したとき、イランのイスラーム政権を評価するスンナ派イスラーム主義者もいた。シーア派イスラーム主義の大元であるイラクのダアワ党が結党される前は、シーア派イスラーム主義者はムスリム同胞団かイスラーム解放党に加入していた。最近でも、イラクのシーア派イスラーム主義者のサドル潮流は、しばしばスンナ派の同胞団系の反米運動に共闘を呼び掛けている。

【参考記事】岐路に立つカタールの「二股外交」

そう考えれば、今の対立軸は宗派ではなく、イスラーム主義を支援するかそうでないかということになろう。そして反イスラーム主義の側はいずれも、保守的権威主義体制である。「イスラーム主義側=カタール、トルコ、イラン=現状打破・革新派」対「反イスラーム主義側=サウディ、UAE、エジプト=非民主的強権派」の構造が浮き彫りになる。

だが往々にして、保守的権威主義体制からは、若い世代の支持を集める若きリーダーが出現する。新たにサウディの皇太子に就任したMbSは、この8月にようやく32歳になろうという若者だ。老権力者たちをかき分けて権力のトップに躍り出る姿は、体制の強権性への不満よりも「チェンジ」への期待感の大きさを感じさせる。

そういえば、イラク戦争で米軍に打倒されたサッダーム・フセインが、父と慕うバクル大統領に次いでナンバー2にのし上がったのも、同じ32歳の時だった。その時も、クーデタ続きの政争に辟易していた青年層の夢を背負い、また欧米諸国からも「プラグマティック志向の若いリーダー」と期待された。

老朽化した政治体制に不満を抱き、社会が何らかの風穴を求めるとき、思想的革新性を求めるか、画期的な統率力を発揮しそうなニューリーダーに期待するか。しかしムスリム同胞団に代表されるイスラーム主義の「思想的革新性」も、もはや老朽化しているのかもしれない。

酒井啓子

千葉大学法政経学部教授。専門はイラク政治史、現代中東政治。1959年生まれ。東京大学教養学部教養学科卒。英ダーラム大学(中東イスラーム研究センター)修士。アジア経済研究所、東京外国語大学を経て、現職。著書に『イラクとアメリカ』『イラク戦争と占領』『<中東>の考え方』『中東政治学』『中東から世界が見える』など。最新刊は『移ろう中東、変わる日本 2012-2015』。

2069とはずがたり:2017/08/20(日) 20:13:52
断交1カ月、サウジはカタールの属国化を狙っている
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/1-44_1.php
2017年7月12日(水)17時00分
池滝和秀(時事総研客員研究員、在英ジャーナリスト)※時事通信社発行の電子書籍「e-World Premium」より転載

5日にカイロで行われた、サウジアラビア、UAE、バーレーン、エジプトの4カ国外相会談 REUTERS/Khaled Elfiqi/Pool
サウジアラビアなどによるカタール断交から1カ月以上が経過した。受け入れ困難な13項目の要求を前に、カタールは国家主権を盾に拒否している。衛星テレビ局アルジャジーラの閉鎖など、大半の要求は主権に関わる問題で受け入れ難く、長期化は必至の情勢だ。サウジ側は、カタールをバーレーンのような属国的な存在にすることで独自の外交政策の骨抜きを狙う。最終的にタミム首長体制の転換に至る可能性があるとの見方も浮上している。

追加制裁で日本企業にもさらなる影響
13項目の要求はカタールの主権にも関わり、「最初から拒否するしかないようにつくられている」(ムハンマド外相)とも言える内容。「流血を伴わない宣戦布告だ」(アティーヤ国防担当相)と、カタール側は断交に踏み切ったサウジやアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、エジプトの4カ国に対する非難のトーンを強めている。この間、カタールがトルコやイランとの関係強化に動くことで市民の日常生活に支障がないよう努めていることも、サウジ側の神経を逆なでしている。

カタールはイランから生鮮食品などを空輸してサウジによる国境封鎖による物資の不足を補うなど、イランとの接近が鮮明になっている。また、13項目の要求に反する形でトルコ軍がカタール内の基地で部隊を増強しており、「カタールはレッドラインを越えた」(中東専門家)との指摘もある。

こうした動きに対し、サウジ側は「13項目の要求はカタールが受け入れなかったことから(この要求は既に)無効だ」とし、新たな制裁措置を検討している。この中には、金融取引に絡む措置や日本など有力国の民間企業にカタールとの取引停止を求めることも含まれるもようだ。

カタールと取引する企業が、サウジやUAEとのビジネスの場から締め出すなどの警告を受ければ、大国サウジやUAEなど取引規模の大きい4カ国を選択せざるを得ないというわけだ。事態の長期化によっては、サウジ側とカタールの双方と関係の深い日本企業にとって、さらに事態が悪い方向に向かう可能性がある。

実際に同胞団包囲進む
一方、水面下では危機の打開に向けた動きが活発化している。カタール外交筋によると、同国指導部は欧米諸国にサウジ側の要求内容の見直しに向けた仲介を要請したほか、「サウジ側の要求は国連憲章や国際法に反する違法な侵害行為だ」(カタール高官)として、法廷闘争の準備も進めている。こうした動きは危機を深化させかねないが、サウジ側が条件を見直す効果があるかもしれない。

2070とはずがたり:2017/08/20(日) 20:14:10
>>2069-2070
カタールが比較的取り組みやすいのは、同胞団の問題だろう。前回2014年の危機の際にはカタールが同胞団幹部7人を追放することでサウジなどの駐カタール大使が復帰して危機はいったん収まった。

トルコ・イスタンブールは、エジプト当局の弾圧を受ける同胞団の一大拠点となっているが、そこで活動するエジプト人ジャーナリストによると、カタールには現在も少ないながら依然として同胞団関係者がとどまる。カタールは、同胞団のみならず、エジプトのシシ政権と対立する野党勢力の拠点にもなってきた。カタールはこれまでのところ、サウジ側の要求が過大であることから、同胞団関係者の追放に抵抗しているという。

カタールは同胞団に活動の場を提供するとともに、アルジャジーラを通じて同胞団がイスラム世界に影響を与えることを認めてきた。大国サウジなどの周辺国に翻弄(ほんろう)されかねない小国カタールは、民衆から一定の支持を集める同胞団などの「政治イスラム」に肩入れすることで中東での政治的な影響力を強めようと試みた。

しかし、こうした「政治イスラム」の伸長は、独裁主義的な旧来型国家の、親米政権として欧米の庇護を受けながらの存続を脅かすことにもなる。同胞団を警戒するサウジやエジプトが、同胞団の影響力をそぐのが今回の断交の目的の一つだが、大局的にはカタールを湾岸協力会議(GCC)の中での属国的な立場に追いやろうとするのが狙いだ。

首長家内対立利用し、指導部入れ替え狙う?
カタールの属国化を狙っているとしたら、サウジやエジプトなどの要求が、カタールが国家主権を事実上譲り渡さなければ、達成できないような内容となったのも当然だ。ロンドン発行の汎(はん)アラブ紙アルクッズ・アルアラビの編集長を長く務めた評論家、アブデル・バリ・アトワン氏は筆者とのインタビューで、「サウジなどはカタールの体制転換を狙っている」と語った。カタールの「政治イスラム」を援護する政策を根本的に見直させるため、タミム首長率いる指導部を総入れ替えする体制転換の可能性が浮上してきたとの見方を示した。

アトワン氏は、「カタールの体制内では路線をめぐる対立が存在する。サウジ側はタミム首長に反対する勢力に肩入れすることで体制の転換を図ろうとしているようだ」と分析する。1995年には、カタール皇太子だったハマド前首長(タミム首長の父)が、外遊中だった父ハリファ首長(当時)を退けて首長の座を奪取した無血クーデターが起きている。カタールの首長家内は必ずしも一枚岩ではなく、タミム首長を交代させることで事態の打開が図られる可能性もあるという。

断交や経済的な封鎖、さらなる対カタール孤立政策によって、カタールを政治、経済的に追い詰めることでタミム首長体制を自壊させるのか、軍事力の行使を警告したり、実際に実力行使したりすることによって体制転換が強制的に実行されるのか、現時点で予測するのは困難だ。カタール外交筋は「今回の危機は単なる口約束だけで事態を乗り切るのは困難だろう」と危機の深刻さを認めている。このため、数年単位の持久戦となるとの予測もある。

池滝和秀(いけたき・かずひで)
時事総研客員研究員、在英ジャーナリスト
1994年時事通信入社。外信部、エルサレム特派員、カイロ特派員、外信部デスクを経て、エジプトにアラビア語留学。2015年8月より現職。ロンドン大学東洋アフリカ研究学院修士課程(中東政治専攻)に在籍中。

2071チバQ:2017/08/22(火) 00:03:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170821-00000089-mai-m_est
<クルド自治政府>「独立」へ勢いづく 9月25日住民投票
8/21(月) 23:59配信 毎日新聞
 【カイロ篠田航一】イラク北部のクルド自治政府が、分離独立の是非を問う住民投票の実施を9月25日に予定しており、各国が懸念を深めている。過激派組織「イスラム国」(IS)の最大拠点だった北部モスルはイラク政府軍が7月に奪還したが、IS残党による抵抗は各地で続き、イラクは今なお安定には程遠い状況だ。こうした中で投票が実施されれば地域の不安定化が進む可能性もあり、イラク政府や周辺国は投票に反対している。

 サダム・フセイン政権下で弾圧されてきたイラクのクルド人は、フセイン政権崩壊後の2006年に自治政府を発足させ、近年は独自の治安部隊ペシュメルガがIS掃討作戦に参加するなど存在感を示している。自治政府トップのバルザニ議長は7月、「私たちは(住民投票を)ずっと待望してきたが、いつも、今はその時期ではないと説得されてきた。一体いつが正しい時期なのか」といら立ちをあらわにし、投票を強行する考えを示した。

 背景には、経済力や治安能力を着々と蓄えてきた自治政府の「自信」がある。14年にISがイラク国内で台頭した際、ペシュメルガは敗走したイラク軍に代わって各地で戦闘を続け、油田都市の北部キルクークを死守。自治政府の中心都市アルビルも近年、積極的に外資を受け入れて、経済的な発展を続けている。

 こうした動きに各国は懸念を表明。イラク中央政府のアバディ首相は7月、「テロ組織との戦いが続く中、今は地域の安定が何より優先だ」と述べ、投票実施は憲法上も許されないとけん制した。自国内に多くのクルド人を抱えるトルコのチャブシオール外相も今月16日、「内戦になりかねない」と強い口調で警告。地域の情勢悪化を懸念する米国のティラーソン国務長官も今月に入り、バルザニ議長に「投票延期」を要請した。

 一方で、内戦が続く隣国シリアでも7月、北部で支配地域を確保してきたクルド人勢力が初の「議会選挙」を来年1月に実施することを表明した。9月からクルド人居住地で小さな村単位の選挙を徐々に実施し、来年1月に地域全体の議会選を行う計画で、一層の権利を求めるクルド人の動きが各国で活発化し始めている。

 ◇クルド人

 トルコ、シリア、イラク、イランなどの山岳地帯を中心に、国境をまたいで約3000万人が生活し、「国を持たない最大の民族」と言われる。ペルシャ語系のクルド語が母語。大半がイスラム教スンニ派。イラクには約700万人が居住しているが、少数民族として度々弾圧され、旧フセイン政権下の1988年には化学兵器で約5000人が殺害された。

2072チバQ:2017/08/22(火) 15:24:30
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170821k0000e030215000c.html
<イラン>対話派の外相ら留任 国会、新閣僚を承認
08月21日 11:40毎日新聞

 【カイロ篠田航一】イランの国会は20日、就任2期目のスタートを切った保守穏健派のロウハニ大統領が指名した閣僚候補の信任投票を行い、17人のうち16人を承認した。主要6カ国と結んだ「核合意」や外資誘致など1期目の対外融和路線を支えたザリフ外相やザンギャネ石油相はともに信任され、留任が決まった。国会もロウハニ師の対話外交を引き続き重視する姿勢を示した格好だ。

 承認されなかったのはエネルギー相候補のみで、総じてロウハニ師の意向がほぼ反映された顔ぶれとなった。AP通信によると、新たに国防軍需相に承認された軍人のハタミ氏は、過去25年で初めて、国内の保守強硬派の基盤でもある精鋭部隊「革命防衛隊」との結び付きがない国防閣僚になるという。一方、ロウハニ師は5月の大統領選で女性の権利の重要性を強調していたにもかかわらず、女性閣僚は誕生しなかったため、支持者からは不満の声も上がっているという。

 投票前にロウハニ師は「核合意順守が外相の最も重要な仕事だ」と外交方針について演説し、核合意の見直しを示唆してイラン敵視を強めるトランプ米政権をけん制した。

2073チバQ:2017/08/23(水) 01:03:16
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170822k0000m030020000c.html
<イラク>タルアファル奪還作戦を開始 IS残存勢力が支配

08月21日 18:07

 【カイロ篠田航一】イラクのアバディ首相は20日、過激派組織「イスラム国」(IS)の残存勢力が支配するイラク北部タルアファルの奪還作戦を開始したと発表した。首相は演説で「IS戦闘員に残された選択肢は降伏か死かどちらかだ」と述べ、劣勢に追い込まれたIS戦闘員に投降を呼びかけた。

 タルアファルは、7月にイラク軍が奪還したISの最大拠点モスルと、ISが「首都」と位置付けるシリア北部ラッカを結ぶ要衝。2014年にISが実効支配を始める前の人口は約20万人だった。国連などによると、現在は推計で市民約4万人が取り残され、IS戦闘員は約2000人が市内に潜伏しているという。今回の作戦でイラク軍は地上から進軍し、米軍主導の有志国連合が空爆で支援する方針だ。

 米軍がイラク軍を支援する一方、作戦には隣国イランの支援を受けるイスラム教シーア派民兵組織も参加するため、敵対してきた米国とイラン側勢力が「対IS」という共通目的で戦闘に参加することになる。また、タルアファルにはスンニ派の少数民族トルクメン人が多く住むため、シーア派民兵の作戦投入により、奪還後の宗派対立を懸念する声もある。

 モスルを失ったISは現在、ラッカでも米軍などの攻勢を受け、退潮が際立っている。一方でイラク北部ハウィジャやシリア東部デリゾール県などでは一定の勢力を維持しており、各地のIS掃討作戦は今後も続く見通しだ。

2075チバQ:2017/08/24(木) 20:22:20
http://www.sankei.com/world/news/170823/wor1708230041-n1.html
2017.8.23 19:57

イラクのクルド自治政府、住民投票まで1カ月 「独立多数」、周辺国にも影響
【カイロ=佐藤貴生】イラク北部のクルド自治政府が、同国からの独立の可否を問う9月25日の住民投票まで約1カ月となった。米国や周辺各国の反対にもかかわらず、自治政府は実施する姿勢を崩していない。実際に行われれば独立賛成が多数を占める公算が大きく、イラクの統一が揺らぐばかりか、自国内にクルド人住民を抱える周辺国に影響が及ぶ可能性もある。

 クルド人はイラクのほかトルコ、シリア、イランなどにまたがって住む民族で英BBCテレビ(電子版)は総勢2500万〜3500万人と推計している。

 どの国でも人口では少数派で、トルコは独立国家樹立を目指しているとして、国内の武装組織「クルド労働者党」(PKK)を非合法としている。

 イラクのクルド自治政府は、住民投票で賛成が多数を占めたとしても、すぐに独立を宣言するわけではないとみられる。それでも、投票実施の表明以来、イラク中央政府を含む周辺国の政府は「地域の安定を損なう」などと反対してきた。独立への“決意表明”がなされるだけでも、周辺国のクルド人社会を勢いづかせる懸念があるからだ。

 自治政府が強気の姿勢を維持している背景に、北部モスルなどイラク各地におけるイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討で、自治政府の治安部隊、ペシュメルガが貢献したことが挙げられる。

 クルド人武装勢力は、シリア北部ラッカのIS掃討でも、米軍の支援を受けて中核勢力となっている。ただ、米国も住民投票はIS掃討作戦の団結を乱すとして否定的で、マティス米国防長官は22日、イラクの首都バグダッドに続いて自治政府の主要都市アルビルを訪れ、住民投票の実施に懸念を伝えた可能性がある。

 一方で、自治政府が投票を延期するのでは、という観測もある。すでに周辺国の政府を動揺させるという“成果”が得られ、クルド人の存在感をアピールできた。さらに、延期と引き換えにイラク中央政府から財政支援の増強など、一定の譲歩を引き出す狙いもある。自治政府と中央政府は来週、協議を行う見通しで駆け引きが続きそうだ。

     ◇

 ■クルド自治政府 イラク北部にある少数民族クルド人の自治政府。主要都市はアルビルで政府のトップはバルザニ議長。北部最大の油田地帯キルクークの帰属をめぐって中央政府と係争中。原油販売や治安など事実上、一定の自治権を有する。クルド人はイラクの全人口約3800万人のうち、15〜20%を占める。

2076チバQ:2017/08/26(土) 04:54:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170824-00000127-mai-int
<ガザ停戦3年>孤立するハマス 支援はエジプト頼み
8/24(木) 22:05配信 毎日新聞
<ガザ停戦3年>孤立するハマス 支援はエジプト頼み
パレスチナを巡る関係図
 パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは、3年前に激しい戦闘を展開したイスラエルに包囲され、パレスチナ自治政府(PA)の圧力を受け、ペルシャ湾岸諸国の外交対立に伴うカタールからの援助停止にも直面する。孤立状態を打開するため隣国エジプトの支援に活路を見いだそうとしている。

 ハマスは2007年6月にガザ地区を武力制圧し実効支配を固めたが、多くの医療関係者、教員、民生部門の公務員らへの給与は、自治政府が支払ってきた。その数は現在も1万人以上に上るとされる。

 自治政府は今年4月から、これら公務員らの給与を3分の1以上減額。早期退職を勧告するとの情報も発信した。公式な発表はないが、「対象は45歳以上」「対象者のリストに名前が載っている」といったうわさが駆け巡り、不安が増幅されている。

 現地アル・アズハル大のハイマル・アブサダ准教授は「早期退職勧告は財政的な圧力が狙い。PAはハマスを追い詰めている」と分析する。公務員らが退職すればハマスは欠員を補充し給与も負担しなければならない。

 アブサダ氏は「ハマスに財政的な余裕はない。欠員補充でも、ベテランから経験のない人材に置き換えれば、医療や教育に破滅的影響をもたらしかねない」と危惧する。

 ガザ地区の孤立は、周辺アラブ諸国間の外交関係や政治状況とも無関係ではない。サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンなどの湾岸諸国は6月、ガザのインフラ復興を支えてきたカタールと断交。解除の条件としてイランとの関係を再考することやテロ支援の停止を挙げた。サウジのジュベイル外相はフランスでの記者会見で「カタールはハマスへの援助をやめなければならない」と発言。カタールのガザ支援事業は現在、行われていない。

 四面楚歌(そか)の状況に置かれたハマスだが、6月以降、エジプトの招きで、電力不足など人道危機の解消に向けた協議を進めている。こうした協議には、かつてガザ地区の保安警察長官としてハマスを弾圧し、自治政府のアッバス議長との確執からUAEに亡命したダハラン氏の系列のグループも参加しており、カタールと対立する湾岸諸国の意向も反映されているとみられる。

 ハマスはダハラン氏と和解する姿勢を示すなど、譲歩の構えも取っている。エジプトとの間のラファ検問所の常時開放や電力支援などの協力をエジプトから取り付けることが狙いだ。【ガザ市(パレスチナ自治区ガザ地区)で高橋宗男】

2077チバQ:2017/08/26(土) 04:55:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170824-00000125-mai-int
<ガザ停戦3年>復興進まず 電力供給1日2〜4時間
8/24(木) 22:03配信 毎日新聞
 パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルの大規模な戦闘が終結して26日で3年が経過する。だがイスラエルの封鎖政策などで復興は遅々として進まず、ヨルダン川西岸を支配するパレスチナ自治政府(PA)がハマスへの圧力を強化するなど同胞間の対立も深刻化。ガザ地区200万人の住民は苦境に陥っている。

 「鳥肉はどうだい」「こっちはモモだよ」。売り子の威勢のいい声が響きわたる。休日の金曜朝、シャティ市場は食材を求める買い物客であふれていた。

 活気に満ちた光景だが、裏がある。酷暑の中、1日の電力供給は約2〜4時間に過ぎず、各家庭は冷蔵庫で食品を保管できない。その日に使う食材を、その都度買わざるを得ないのだ。

 難民キャンプで暮らすタクシー運転手、アシュラフ・アブラムディさん(36)は「市場には以前は週に2回しか来なかったが、今はほぼ毎日。ゆうべも暑くてよく眠れなかった」と、うんざりした表情で語った。

 PAは今年4月、ガザ地区に対する財政支出を財政難を理由に大幅にカット。対立するハマスに圧力をかけたとみられる。これによる燃料不足が電力危機に拍車をかけている。

 ガザ保健当局のエルケドラ広報官は「医療機関は自家発電で電力をまかなうが、この状況が続けば、現在の1日当たり250件の手術や200人の出産に対応できなくなる」と語った。

 アルシファ病院のジハード・ジュアイディ集中治療室(ICU)長は「ICUと手術に電気は不可欠」と指摘。この10年間でICUの医師が23人から15人に減ったといい、「復興どころではない。状況は確実に悪化している。命に関わる医療は政治問題とは切り離してほしい」と訴えた。

 国連児童基金(ユニセフ)によると、ガザ地区では過去4カ月で、電力不足のため使用可能な水量が3分の1減少。国際基準で最低とされる1人1日当たり100リットルのほぼ半分の53リットルに落ち込み、南部では1日40リットルにまで激減している。電力不足は汚水処理も阻害しており、連日10万立方メートル以上の汚水が海に垂れ流されている。ユニセフは6月に報告された3歳未満の子供の下痢の症例は3月の2.5倍に当たる3713件に上ったとし、国際社会に支援を呼びかけている。【ガザ市(パレスチナ自治区ガザ地区)で高橋宗男】

2078チバQ:2017/08/26(土) 04:57:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170825-00000096-mai-int
<イラク>クルド、反対派と綱引き 独立計画、来月住民投票
8/25(金) 21:01配信 毎日新聞
<イラク>クルド、反対派と綱引き 独立計画、来月住民投票
イラクのクルド人自治区 クルド人が居住する主な地域
 【カイロ篠田航一】イラク北部のクルド自治政府が計画する独立の是非を問う住民投票が1カ月後の9月25日に迫る中、実施を目指すクルド側と、反対するイラク中央政府や近隣諸国、米国などの綱引きが続いている。クルド側の一部には中央からの経済援助などと引き換えに延期を検討する声も出ているが、自治政府指導部は予定通り実施する構えを維持している。

 反対の背景には、過激派組織「イスラム国」(IS)とイラク軍の戦闘が続く中「クルド独立」への動きが強まれば、近隣国を巻き込んだ地域の不安定化が生じることへの根強い懸念がある。多数のクルド系住民を抱えるトルコやイラン、シリアは警戒を強め、米国もIS掃討を優先する立場から重ねて延期を求めている。

 「イラク政府はクルドの財政難克服を支援する用意をすべきだ。見返りもなく、新たな日程を設定しない延期は受け入れない」。ロイター通信は20日、クルド人自治区の2大政党の一角、クルド愛国同盟の幹部がそう語り、経済支援が得られれば投票を延期する可能性を示唆したと報道。中東メディアも延期の可能性を伝え始めた。

 こうした中、22日に自治区の中心都市アルビルを訪問したマティス米国防長官は自治政府トップのバルザニ議長に「ISに対する共闘が最優先」と延期を促した。バルザニ議長は「対IS戦に影響ない」と予定通り実施する考えを伝えた。トルコのチャブシオール外相も23日にアルビルを訪れてバルザニ氏に翻意を促した。

 クルド情勢に詳しいヨルダン大学戦略研究所のムーサ・シュテイウィー所長は「延期の場合、クルド側は周囲の圧力に屈した弱さを示すことになり、実施したいのが本音だろう。だが独立に突き進めば、石油利権を巡りクルド側とイラク側は必ず衝突する。そこで今回は延期を決め、クルド側が有利な交渉に持ち込む可能性もある」と話し、投票直前まで駆け引きは続くと分析している。

 【ことば】クルド人

 トルコ、シリア、イラク、イランなどの山岳地帯を中心に約3000万人が生活し、「国を持たない最大の民族」と言われる。ペルシャ語系のクルド語が母語で大半がイスラム教スンニ派。イラクには約700万人が居住しているが、少数民族として度々弾圧され、旧フセイン政権下の1988年には化学兵器で約5000人が殺害された。

2079チバQ:2017/08/26(土) 04:57:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170824-00000075-san-m_est
イラク北部、住民投票まで1カ月 クルド「独立」へ強気
8/24(木) 7:55配信 産経新聞
 ■揺らぐ統一 周辺国懸念も

 【カイロ=佐藤貴生】イラク北部のクルド自治政府が、同国からの独立の可否を問う9月25日の住民投票まで約1カ月となった。米国や周辺各国の反対にもかかわらず、自治政府は実施する姿勢を崩していない。実際に行われれば独立賛成が多数を占める公算が大きく、イラクの統一が揺らぐばかりか、自国内にクルド人住民を抱える周辺国に影響が及ぶ可能性もある。

 クルド人はイラクのほかトルコ、シリア、イランなどにまたがって住む民族で英BBCテレビ(電子版)は総勢2500万〜3500万人と推計している。

 どの国でも人口では少数派で、トルコは独立国家樹立を目指しているとして、国内の武装組織「クルド労働者党」(PKK)を非合法としている。

 イラクのクルド自治政府は、住民投票で賛成が多数を占めたとしても、すぐに独立を宣言するわけではないとみられる。それでも、投票実施の表明以来、イラク中央政府を含む周辺国の政府は「地域の安定を損なう」などと反対してきた。独立への“決意表明”がなされるだけでも、周辺国のクルド人社会を勢いづかせる懸念があるからだ。

 自治政府が強気の姿勢を維持している背景に、北部モスルなどイラク各地におけるイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討で、自治政府の治安部隊、ペシュメルガが貢献したことが挙げられる。

 クルド人武装勢力は、シリア北部ラッカのIS掃討でも、米軍の支援を受けて中核勢力となっている。ただ、米国も住民投票はIS掃討作戦の団結を乱すとして否定的で、マティス米国防長官は22日、イラクの首都バグダッドに続いて自治政府の主要都市アルビルを訪れ、住民投票の実施に懸念を伝えた可能性がある。

 一方で、自治政府が投票を延期するのでは、という観測もある。すでに周辺国の政府を動揺させるという“成果”が得られ、クルド人の存在感をアピールできた。さらに、延期と引き換えにイラク中央政府から財政支援の増強など、一定の譲歩を引き出す狙いもある。自治政府と中央政府は来週、協議を行う見通しで駆け引きが続きそうだ。

2080チバQ:2017/08/26(土) 05:01:10
https://mainichi.jp/articles/20170824/k00/00e/030/238000c
カタール断交

セネガル大使が復帰 サウジ側も軟化の兆し

毎日新聞2017年8月24日 10時20分(最終更新 8月24日 10時20分)
【カイロ篠田航一】サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)などがカタールと断交した問題で、サウジ側と連帯していた西アフリカのセネガルは21日、自国に召還していた駐カタール大使を再びカタールに戻したことを明らかにした。ロイター通信が伝えた。

 断交騒動を巡っては、イスラム教の聖地メッカに巡礼するカタール国民に限ってサウジが入国を許可するなど、強硬だったサウジ側にも徐々に軟化の兆しが出ている。

 セネガルのヌジャイ外相は「わが国のこの決定を通じ、カタールと周辺国が平和的解決に向けて努力することを強く促したい」との声明を出した。

 セネガルは国民の9割がイスラム教徒で、UAEが主要な貿易相手国の一つ。6月に「テロ組織支援」を理由にカタールとの断交を発表したUAEなどに同調し、大使を召還していた。セネガルはイエメン内戦でもサウジ側の連合軍に戦闘部隊を派遣するなど、サウジやUAEとの結び付きが強い。

2081チバQ:2017/09/03(日) 11:58:22
http://www.afpbb.com/articles/-/3141397?cx_position=17
ISの「首都」ラッカ、旧市街を解放 米支援のシリア部隊
2017年9月2日 4:36 発信地:ハサカ/シリア
【9月2日 AFP】米国が支援するシリアのクルド人・アラブ人合同部隊「シリア民主軍(SDF)」は1日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が「首都」とするシリア北部ラッカ(Raqa)の旧市街(Old City)を制圧し、ISが防御を固める人口密集地である同市中心部への距離をさらに縮めた。

 米軍主導の空爆支援を受けるSDFは6月上旬、ラッカ市内に進攻し、その1か月後に旧市街に突入。SDFのタラル・セロ(Talal Sello)報道官によると、今月1日に旧市街全域を制圧した。

 SDFはこれまでに、ラッカ市内の6割余りに当たる東部・西部・南部を掌握。一方のISは、北部の一部と中心部を掌握しており、IS支配域には依然として市民2万5000人がとどまっているとみられる。(c)AFP/Ayham al-Mohammad with Rouba El Husseini in Beirut

2082チバQ:2017/09/03(日) 11:59:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170902-00000079-san-m_est
カタール断交3カ月 中東、真っ二つのまま イラン、トルコは支援
9/2(土) 7:55配信 産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】サウジアラビアやエジプトなどが、ペルシャ湾岸の小国カタールと断交してから5日で3カ月となる。サウジなどはカタールのイランに対する融和的な姿勢を断交の理由の一つに挙げているが、カタールは8月下旬、本国に召還していた大使をイランに派遣する方針を示すなど、双方が歩み寄る気配はみられない。イランやトルコはカタール支援の立場を示しており、中東の大国が真っ二つに割れたままの状況が続いている。

 ロイター通信によると、カタール外務省は8月下旬、「外交上の任務再開のため、大使がテヘランに戻る」と公式サイトで述べた。入国の時期は明らかにしていないが、あらゆる分野でイランとの関係を強化する意向を示している。

 カタールは昨年1月、在テヘランのサウジ大使館が襲撃され、サウジがイランと断交したのに合わせ、イランから大使を帰国させていた。しかし、サウジなどがカタールと断交して以降、イランはカタールの航空機の領空通過を許可したり、食料を運んだりして同国を支援してきた経緯がある。

 また、トルコもカタールに食料などを運んで支援している。カタールに軍事拠点を持つトルコのエルドアン大統領は6月、現地への部隊派遣を承認。8月上旬にはトルコ兵約250人が参加してカタールで合同軍事演習を行った。

 サウジやエジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンなどは6月5日、カタールとの断交を宣言。(1)イランとの融和的な関係の解消(2)カタールの衛星テレビ、アルジャジーラの閉鎖(3)イスラム組織「ムスリム同胞団」との関係断絶-など13の改善項目を突きつけ履行を求めている。

 しかし、カタールは拒否したままで、7月下旬にはサウジなどが経済的に孤立させる試みを行っているとして、世界貿易機関(WTO)に不服を申し立てるなど、平行線が続いている。

 中東は日本のエネルギー確保の観点からも重要な地域で、河野太郎外相は今月、カタールなど数カ国を訪問する方向で調整している。

2083チバQ:2017/09/06(水) 11:49:36
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK961VCBK96UHBI001.html
アサド政権軍、勢力拡大 シリア東部、IS包囲網破る

11:14

【地図】シリア

(朝日新聞)

 シリアのアサド政権軍は5日、油田地帯を抱える東部デリゾールに進軍し、過激派組織「イスラム国」の包囲網を破った。シリア国営通信が報じた。デリゾール中心部では、過激派組織「イスラム国」(IS)が約3年前から政権軍の支配地域を包囲していた。政権軍は急速に勢力を広げており、今後の作戦で戦略的要衝のデリゾール一帯を手にすれば、優勢な立場は確実なものになる。

 デリゾール周辺を占拠したISは、採掘した石油の売却で大きな収入を得ていたとされる。ISに包囲された政権軍の支配地域には、9万人以上の市民が取り残されていた。包囲網を破ったことで、政権軍による軍事作戦のペースも上がることが予想される。昨年末に北部の最大都市アレッポを軍事制圧した政権軍は、ロシアやイランの支援を受けながら東部に向けてISの掃討作戦を展開してきた。

 一方、ISが「首都」と称してきた北部ラッカでも、米軍などの支援を受ける少数民族クルド人を中心とする「シリア民主軍」(SDF)が1日に中心部の旧市街を奪還。ラッカ市内の支配地域は6割以上に及び、IS勢力を包囲状態に追い込んで戦いを有利に進めている。SDFがラッカからさらに南下すれば、政権軍との緊張も懸念される。(イスタンブール=其山史晃)

2084とはずがたり:2017/09/10(日) 18:49:39
イギリスもソ連もアメリカもアフガンの制圧には失敗したといっていいのかな?ソ連が一番マシだったのかな?

米軍アフガン増派、「勝利なき戦争」という大誤解
There Is No War in Afghanistan
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/09/post-8407.php
2017年9月9日(土)11時40分
エミール・シンプソン(ハーバード大学研究員、元英陸軍将校)

<アフガニスタンの紛争は「戦争」ではなく警察活動。決定的勝利ではなく相対的安定を目指すべきだ>

8月21日、ドナルド・トランプ米大統領は増派を含む新たなアフガニスタン戦略を発表し、「アメリカ人は勝利なき戦争にうんざりしている」と語った。厭戦ムードはいつか勝利の瞬間がやって来るはずという期待の裏返し。だがそうした期待はアフガニスタン紛争の本質を誤解している。

アフガニスタンでは01年後半のタリバン政権崩壊以来、アメリカとその盟友が戦略的な問いを突き付けられてきた――勝利とは何か、つまり、これがどう決着するのか。そもそも「これ」は何なのか。確かにアフガニスタンは一種の戦争状態にあるが、勝利の決定的瞬間が見込める代物ではない。むしろ武装した治安維持活動と呼ぶべきだろう。

アフガニスタンでは治安部隊は戦場での証拠集めに忙しい。武器、空になった弾丸ケース、簡易爆発物(IED)の部品、文書、携帯電話、爆薬を使った痕跡......。反政府勢力の戦闘員を拘束して裁判にかけても証拠がなければ有罪にできないからだ。しかも身柄を拘束しても、賄賂で裁判の前に自由の身になることが珍しくない。

内戦と国家間の戦争との区分は単純明快だ。それだけに、内戦にも他国との戦争のような決定的勝利を期待するとすれば驚きだ。

内戦における治安維持は周知のとおり継続的な活動だ。勝利の瞬間があるわけではなく、目的はむしろ相対的な「安定」の実現と維持であって、それは常に一時的なものでしかない。

アフガニスタン紛争を武装した治安維持活動と考えるのは歴史的に見ても理にかなっている。北西辺境州と呼ばれた現在のパキスタンとアフガニスタン国境に挟まれた無法地帯がイギリス領インドの一部だった1849〜1947年、一部のパシュトゥン人勢力がこれに反発。イギリスは治安維持のために大規模派兵を繰り返した。

地道な活動がカギを握る
イギリスによる鎮圧作戦は1900年以前だけで60回。重要なのはこの1世紀に及ぶ武装した治安維持活動に終わりがなかったことだ。1947年は英軍が撤退したにすぎず、今もパキスタンの多くの部隊がこの地域の治安維持に当たっている。

「勝利」は戦争の言葉であって、それをアフガニスタンの内戦に無理やり押し込めば誤解を招きやすい。内戦の結果は決定的勝利ではなく相対的安定という観点で評価されるのが普通だが、場合によっては「決定的勝利」もあり得る。反乱勢力が強大で、通常の軍隊を派遣して戦争と区別がつかなくなった場合だ。

アフガニスタンの場合、タリバンが大都市制圧をもくろむ軍隊へと変貌を遂げ、戦場で倒すことのできる標的になれば、アメリカが支援する政府軍に敗れる可能性が高い。だがタリバンの指導者たちはかつてのムジャヒディン(アメリカの訓練を受けた反政府ゲリラ)と同じ過ちは犯すまい。ムジャヒディンは親ソ政権打倒を目指してゲリラ戦術を捨てて戦争に走り、1989年にソ連が支援する政府軍に大敗した。

アフガニスタンでアメリカが決定的勝利を収めることは不可能だが、それはタリバンも同じだ。彼らは米軍が駐留している限り、戦争はできない。

米軍が長期駐留する役割の1つは、勝てないことをタリバンに自覚させて交渉による合意を促すことだ。合意は大筋でアフガニスタン国家の地方分権化を進め、パシュトゥン人が多数を占める南東部の自治権を拡大するものになるだろう。

だがアフガン駐留米軍の役割はもう1つある。アフガニスタン政府に改革の圧力をかけることだ。政府はタリバンよりはましというだけで、自主的な改革は期待できそうにない。その点、米軍が部隊の規模を小さくして戦闘はアフガニスタン軍に任せるのは正解だ。

新戦略は撤退時期には言及せず、決定的勝利を約束するのを避けている。戦略としては地味だが、それでいい。

From Foreign Policy Magazine

2085チバQ:2017/09/10(日) 19:20:45
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170910k0000m030083000c.html
サウジ>「協議は中止」 断交後初対話、カタール首脳と溝

09月09日 23:04

 【カイロ篠田航一】サウジアラビアのムハンマド皇太子とカタールのタミム首長は8日、電話で協議した。サウジなどが6月に「テロ組織支援」などを理由にカタールと断交して以来、両国首脳の公式対話は初めて。だが、協議内容に関するカタール側報道について、サウジ側は「事実と違う。カタールとの協議を全て中止する」として態度を硬化させており、関係改善が進むかは不透明だ。

 サウジ側はこれまで、敵対するイランとの外交関係縮小などをカタールに要求。国営サウジ通信によると、電話協議でタミム首長は「サウジ側の要求を議論する意欲がある」と話したという。

 一方、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは国営カタール通信の報道として、ムハンマド皇太子が問題解決に向けた特使を任命する提案をしたと伝えた。その後、国営サウジ通信は「カタール側報道は事実と違う」とのサウジ当局者の不満を報じた。サウジ側がどの報道内容に激怒したか詳細は不明。

 トランプ米大統領は両首脳と8日に電話で協議し、湾岸地域を安定させ、イランの脅威に結束して対抗する重要性を呼び掛けた。

2086チバQ:2017/09/12(火) 18:56:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170912-00000014-jij_afp-int
ISの陰でアルカイダが再び勢力拡大、米専門家が警告
9/12(火) 12:04配信 AFP=時事
ISの陰でアルカイダが再び勢力拡大、米専門家が警告
国際テロ組織アルカイダ系メディアが公開した動画の中で声明を発表する同組織の最高指導者アイマン・ザワヒリ容疑者(2012年10月26日提供、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】シリアでは米主導の有志連合の支援などでイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の掃討作戦が進んでいるが、米国の対テロ専門家らは11日、その陰で国際テロ組織「アルカイダ(Al-Qaeda)」が再び勢力を拡大していると警告した。

【写真】空爆で損壊したシリア・イドリブ県の病院

 先月シリア北西部イドリブ(Idlib)を掌握したイスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「ハヤート・タハリール・シャーム(HTS)」は、自らをISよりも「穏健」な組織と位置づけて、従来のアルカイダのイメージ刷新を図り復活をもくろんでいるという。

 米政府の対テロ政策担当だったジョシュア・ゲルツァー(Joshua Geltzer)氏は、米シンクタンク「ニュー・アメリカ(New America)」で行われた講演で、「当面はISIS(ISの別称)がテロの脅威として突出しているが、シリアにおけるアルカイダの存在も憂慮される」と警鐘を鳴らし、HTSについて「現時点で最大のアルカイダ系国際過激派組織だ」と指摘した。

 米国を標的としたテロ脅威の現状をテーマに行われた今回の講演で、ゲルツァーをはじめとする専門家らは、ISがシリアとイラクで劣勢となる中、数あるイスラム過激派組織からHTSが台頭してくるとの見方を示した。

 出席者の一人、デイビード・ガーテンスタインロス(Daveed Gartenstein-Ross)氏によると、アルカイダはISの台頭によって弱体化した2010年当時より「かなり力を増している」という。「アルカイダは巧妙にISISから距離を置いて『穏健な聖戦士集団』というイメージをつくりあげ、好きにはなれなくても交渉はできる相手になった」と指摘している。

 こうしたやり方でアルカイダは支持を広げ、その中には一部の湾岸諸国も含まれている。【翻訳編集】 AFPBB News

2087チバQ:2017/09/14(木) 20:28:21
http://www.sankei.com/world/news/170913/wor1709130057-n1.html
2017.9.13 20:06
【イスラム国(IS)】
IS、シリアでも劣勢くっきり 打倒後の駆け引きも激化
 【カイロ=佐藤貴生】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)がシリア各地で劣勢を強いられている。ISは一方的に「首都」だと宣言した北部ラッカに続き、東部の要衝デリゾールなども失いつつある。ただ、各地の対IS掃討にはアサド政権軍や米露を含むさまざまな勢力が入り乱れており、シリアの安定に結び付くかは不透明だ。

 デリゾールの奪還に乗り出したのはアサド政権軍で、国営通信によると9月上旬にはISの防衛戦を突破。市内の空軍基地も奪還した。約9万人の市民が取り残され、国連などが上空から投下する支援物資に頼って暮らしていたという。

 掃討作戦はロシアの艦艇が地中海から巡航ミサイルを発射するなどして支援、プーチン大統領も「戦略上の勝利」だと祝福した。ロシアはシリア南西部などに設けた停戦合意地点の監視も主導しており、和平主導の姿勢をアピールする狙いがうかがえる。

 デリゾールはシリアの石油産業の中心地で、ISが約3年前に制圧した。6月にはイランも首都テヘランで起きた同時テロの報復として、デリゾールのISの拠点に中距離ミサイルを撃ち込んでいる。10日以降は米軍が支援するシリア民主軍(SDF)もデリゾール攻略に着手するなど、情勢は複雑さを増している。
 また、ラッカでは9月上旬、米軍の支援を受けるアラブ人や少数民族クルド人らの武装勢力が、旧市街や歴史的なモスク(イスラム教礼拝所)を奪還した。6月に始めた掃討作戦で市街地の65%を取り戻したとの情報もある。

 このほか、ISはシリアとレバノンの国境地帯を制圧していたが、8月後半、両国軍が挟み撃ちするように攻撃を強化。その結果、ISが撤退することで合意した。シリア側からは同国軍のほか、イランの影響下にある民兵組織ヒズボラも攻撃に加わった。

 イラクに続いてシリア各地でもISの敗色が濃厚になってきたが、米露関係が冷え込み米国がイランやヒズボラを敵視する情勢の中、各勢力が協力し合って役割分担しているというよりも、IS打倒後をにらんだ駆け引きが激化している形といえそうだ。

2088チバQ:2017/09/14(木) 21:50:11
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017091301363&amp;g=int
「クルド人国家」支持=イスラエル首相



12日、ブエノスアイレスで演説するイスラエルのネタニヤフ首相(AFP=時事)
 【カイロ時事】イスラエルのネタニヤフ首相は、イラク北部クルド人自治区で25日に予定される独立の是非を問う住民投票を控え、クルド人の「独立国家」設立を支持する立場を明らかにした。ロイター通信が13日伝えた。
 首相は声明で「自分たちの国家を持ちたいというクルド人の正当な努力を支持する」と表明した。

イラク北部クルド自治政府のバルザニ議長=4月20日、アルビル(AFP=時事)
 イラクの議会は12日、クルド人議員が採決を欠席する中、住民投票延期を求める決議を採択。クルド人を国内に多く抱えるトルコや、米国なども投票延期を訴えているが、クルド自治政府のバルザニ議長は13日、「自らの運命を自ら決める時が来た」と投票を強行する考えを強調した。(2017/09/13-23:55)

2089チバQ:2017/09/18(月) 06:18:56
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170918k0000m030045000c.html
<パレスチナ>ハマスが和解交渉の意向 ファタハと

09月17日 18:48

 【エルサレム高橋宗男】パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは17日、声明を発表し、パレスチナ自治政府が統治するヨルダン川西岸と、ハマスが支配するガザ地区に分断された状況を解消するため、パレスチナ主流派ファタハと和解交渉する意向を示した。AP通信が伝えた。

 声明によると、ハマスはガザ地区の行政機構の閉鎖や、統一政府の樹立に向けた総選挙の実施など、自治政府のアッバス議長が求める和解の条件に応じる。ファタハとの和解交渉を即座に開始する用意があるとしている。

 エジプト当局が、ハマスとファタハ双方の代表団とカイロで個別協議するなど、双方の直接対話に向けた仲介を続けている。

 パレスチナ自治区では2006年のパレスチナ評議会(国会)選挙でハマスが圧勝したが、07年にファタハとハマスがガザ地区で武力衝突し、ハマスが自治区を分断支配している。

 ファタハ幹部は17日、パレスチナメディアに対し、ハマスの声明を歓迎しつつ、事態の推移を注視する考えを示した。一方、イスラエルや米国はハマスを「テロ組織」と認定しており、ハマスを含む統一政府の樹立には反発するとみられる。

2090とはずがたり:2017/09/18(月) 22:37:30
醤油にアルコールとは知らんかった。

ドバイでしょうゆ「禁止」 想定外のその理由…当局の不可思議な対応 スーパーでは今も普通に販売
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170914-00000002-withnews-int
9/18(月) 7:00配信 withnews

 中東のドバイでこのほど、日本製のしょうゆが禁止になったと地元紙が報じました。しょうゆは日本の他にも中国、東南アジアなどで幅広く使われていますが、中東ではあまりなじみがありませんでした。ところが、すしをはじめとして日本食の人気が広がり、近年はスーパーでも手軽に日本ブランドのしょうゆが買える国が増えています。どんな理由があったんでしょうか。(朝日新聞国際報道部・神田大介)

「アルコールが検出された」?
 複数の地元紙は8月8日、ドバイのあるアラブ首長国連邦の気候変動・環境省がキッコーマンのしょうゆの輸入を禁じた、と一斉に伝えました。当局の検査で、アルコールを含んでいることが確認されたとしています。

 イスラム教で飲酒はタブー。イスラム教を国の宗教とするアラブ首長国連邦は、特別な許可を受けた店舗や、外国人が利用するホテルやバー以外でアルコール類を売ることを禁じています。

 しかし、英字紙「ザ・ナショナル」の取材に対し、ドバイのあるレストラン経営者は、キッコーマンのしょうゆを約15年前から使っていると答えています。なぜ、今になって?

 日本のキッコーマン本社に取材すると、「報道は把握しているが、アラブ首長国連邦側からキッコーマンには何の連絡もありません」とのこと。

 キッコーマンがアラブ首長国連邦向けに輸出しているしょうゆは、シンガポールの工場でつくられており、アルコールを含んでいないそうです。

 イスラム教徒はインドネシア、マレーシアなど東南アジアにも住んでいます。独自の技術で、アルコールが出ない製法をとっているとのこと。

 実は、記事には「輸入禁止は日本の工場でつくられたしょうゆに限る」とも書かれていました。

ものによってはビール並みのアルコール濃度
 しょうゆにはふつう、アルコールが含まれています。

 キッコーマンの説明によると、一般的なしょうゆは大豆と小麦に食塩水をまぜ、発酵させることでつくります。このとき、酵母によって、小麦に含まれる糖分がアルコールになります。

 アルコールはしょうゆの良い香りのもとになり、かびを防いで保存性を高める効果もあるそうです。

 なお、酵母で麦を発酵させればビール、米を発酵させれば日本酒です。

 つくる過程でできるものなので、ふつうのしょうゆの「原材料」にはアルコールが含まれていません。

 しょうゆのアルコール度数はおよそ3%。ただし、減塩しょうゆは5%程度だそうです。普通のしょうゆから塩分をとりのぞく方法でつくられており、アルコールを足すことで保存性を高めているからだとか。この種のしょうゆは、原材料名に「アルコール」と書かれています。


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