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スーフィズムに関するHP

2035チバQ:2017/07/11(火) 19:45:44
http://www.sankei.com/world/news/170710/wor1707100045-n1.html
2017.7.10 19:29
【イスラム国(IS)】
モスル解放でも消えぬ暴力の芽 困難な「戦後処理」 過激思想、不満の受け皿に
 イラク北部モスルが、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)から解放され、イラクでのISとの戦いは残党掃討を含む「戦後処理期」に入った。ただ、社会に不満を抱く層を過激思想やテロへ向かわせる芽は消えておらず、イラク政府や国際社会は、軍事作戦以上に困難な民心安定という課題と向き合うことになる。

 記者(大内)は2015年、イラクのクルド自治政府に捕らわれた複数のIS戦闘員に、長時間のインタビューをしたことがある。

 旧フセイン政権で警官だったというスンニ派アラブ人の男は、03年のイラク戦争後に生まれたシーア派政権下で失職し、外国人やシーア派への恨みを募らせた。別の男は、貧しさに嫌気がさし、親族の誘いに乗って戦闘を志願した。

むろん、彼らにISが主張するシーア派や西洋世界へのジハード(聖戦)への共感がなかったわけではない。問題は、過激思想がさまざまな社会不満や不遇感の受け皿となっていることだ。

 ISは、国際テロ組織アルカーイダ系勢力に、スンニ派主導だったフセイン政権の支配政党バース党の残党が合流し勢力を広げた。アラブ社会主義を掲げた同党は元来、世俗色が強く、イデオロギー的にISとは相いれない。なのに、ISが彼らを吸収し得たことは、スンニ派が現政府に抱く敵意の強さを物語る。

 約3年にわたりIS支配下にあったモスルでは、積極的にせよ消極的にせよ、ISに協力してきた住民は多い。戦後処理が、政権側の示唆する通り、戦闘員の家族らへの処罰を含む苛烈なものとなれば、住民らに新たな復讐(ふくしゆう)心が生まれる。

 一方、ネット上にはISが垂れ流してきた残虐映像などのプロパガンダ(政治宣伝)もあふれている。欧米やアジア諸国にとっても人ごとではない。

 かつてアルカーイダが、組織的に衰退してもジハードの「総本山」として影響力を持ったように、ISが現状への破壊衝動を抱く者たちにテロの大義を与える象徴的存在であり続ける可能性は高い。過激思想にどう打ち勝つかという戦いは、終わりが見えない。(前中東支局長 大内清)


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