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スーフィズムに関するHP

2014チバQ:2017/07/03(月) 18:16:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170703-00000558-san-m_est

「連中は狂っている…」ISの恐怖支配振り返る イラク・アルビルの避難民、過酷生活強いられ


7/3(月) 17:21配信

産経新聞

「連中は狂っている…」ISの恐怖支配振り返る イラク・アルビルの避難民、過酷生活強いられ
びっしりとテントが立ち並ぶハジール避難民キャンプ(佐藤貴生撮影)(写真:産経新聞)


 「連中は狂っている」。イラク北部アルビル中心部から車で約40分。ハジール避難民キャンプで暮らすアブドルジャバ・ビラルさん(46)が吐き捨てるように言った。

 キャンプの約40キロ先は、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦が最終盤にさしかかったモスルだ。モスル市内の病院の職員だったビラルさんは今年3月、「3日後にこの病院にいたら殺す」とISの戦闘員にいわれ、その2日後、一家12人でこのキャンプに逃げてきた。

 キャンプには幅5メートル、長さ10メートルほどのまぼこ型のテントがびっしりと並ぶ。7000のテントに約4万人が暮らす。熱風が体を包むような猛暑。50度まで気温が上がる日もあるといい、多くのテントに冷房がついていた。

 ビラルさんたちのテントの中はビニールシートが敷かれているだけで、家財道具はほとんどない。2つのテントを与えられ、明日をも知れぬ厳しい暮らしを続けている。

 「逃げるときにISの狙撃手の姿が見えた。自宅は逃げた後にISに占拠され、空爆で破壊された。ISは最初は本性を隠していたが、徐々に住民を殺害し始め、どんどん自由を奪っていった」

 一家は非政府組織(NGO)などが無料で配給する食料の半分を売って、現金を蓄えているという。「お金がなくて教科書が買えず、キャンプの中にある学校には通えない。けれど、勉強して将来は先生になりたい」。そばにいた息子のアブドラ君(13)が話した。

 モスルがISの支配下に入ったのは3年前。首を切断するなど残酷な殺害方法で住民らを恐怖に陥れた。キャンプを運営するクルド系支援団体の責任者、ラシド・デルワシさん(37)によると、精神に変調をきたした避難民もいる。

 「泥で人形を作って首を切り落とす子供がいる。2カ月前には、20代の男性が自分の首を切りつけて死亡した。自らに火を放って自殺した人もいた」

 キャンプの一角にあるプレハブ造りの診療所には、毎日700人が体調不良やけがの治療に訪れる。「インフルエンザやかぜの流行がいつも心配だ」と所長のラードさん(35)がいう。近くのキャンプではつい最近、配給された食料で160人が被害を受ける大規模な食中毒が発生したばかりだ。

 「3年はキャンプを維持しなくてはならないと思う」。デルワシさんはそう話したが、避難民は日を追うごとに増えており、こうしたキャンプは多数ある。

 わずか3年ですべての人が新たな職と住居を見つけられるのか。ISがモスルから消えたとしても、残された負の遺産はとてつもなく大きい。(アルビル=イラク北部 佐藤貴生)


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