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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

1■とはずがたり:2003/01/11(土) 04:21
政権交代には足腰となる地方組織が重要である。
統一地方選や地方議会ネタを扱います。

6150片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 10:52:42
これはいかがかと思うが。

無所属の会、会派とは認めず 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&newsNo=232219

 県議会は24日、各党会派代表者会議を開き、政党に所属しない議員でつくる「無所属の会」を会派として認めないことを決めた。最大会派の自民党などが「構成議員の基本政策が一致しておらず、会派とはいえない」と強く主張。「少数意見の排除だ」と無所属の会などが反対したが、渡辺惇夫議長が多数意見に従うとして裁定した。

 無所属の会は、改選前に所属していた青木太一郎氏が離脱したため、松川キヌヨ氏、佐藤浩雄氏の2人。両氏は今後、同会議などに参加できなくなるほか、議員個人分とは別に会派に支給される政務調査費(1人月額6万6000円)を受け取ることができなくなる。

 同会議は現在、正副議長と自民7人、民主系会派と社会民主連合各2人、無所属の会、公明党、共産党各1人で構成する。改選後の会派の人数などを協議した前回の同会議で自民が問題を提起、結論を持ち越していた。

 この日の会議の席上、自民が、過去に教育基本法や北朝鮮問題の意見書などの重要議案で松川、佐藤両氏の賛否が割れたことを指摘。「党会派は基本的政策の一致する議員によって結成」と定めた要綱に違反するとして、無所属の会を会派から除外するよう要求、公明党も賛同した。

 無所属の会は強く反発。民主、社民、共産の3会派も「少数会派を排除せず、平等に活動できるよう容認すべきだ」との立場から援護に回り、対立した。

 議論は平行線で、最終的には渡辺議長が裁定に入り「大多数の意見に従って、会派として取り扱わない」と決定した。

 会議後、自民県議団幹部は「会派の体をなしていないのに、会派分の政務調査費を受け取り続けるのはおかしい」など主張の正当性を強調した。

 佐藤氏は「2人の議決は99%一致しているし、国会やほかの県会でも無所属の会は認められている。これは多数による少数の抹殺、ただのいじめだ」と自民側の対応を批判した。

6151片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 10:54:12
県会少数会派へ自民「攻勢」 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&newsNo=232242

 県議会の会派として活動していた「無所属の会」が一転、会派として認められないことになった。最大会派・自民党が会派としての不適格性を強く主張し、公明党の賛同を得て、無所属の会を擁護する他会派を押し切る形で決めた。県議選で絶対安定多数を確保した自民が「数の力」を背景に攻勢を強めるのは必至とみられており、その第1ラウンドとの見方もある。改選後の臨時議会を5月に控え、今後、各委員長ポストなどの割り振りが決まることから、自民と他会派の水面下の駆け引きが激化しそうだ。

 「前々から問題だと思っていたが、これ以上認められない。政策も意見も違う議員が(会派分の)政務調査費をもらうために組んだような会派はなくすしかない」。県議選から数日後、自民県議団幹部は力説した。

 今回の県議選は定数が削減されたが、自民は改選後の会派構成でも高い占有率を維持。本県議会はこれまで他県に比べ、議会内ポストや質問時間・回数などで少数会派に配慮しているとされるが、改選を機に、自民内でくすぶっていた少数会派への不満が表面化し始めた格好だ。

 少数派の象徴ともいえる無所属の会は県議選後、青木太一郎氏が離脱、松川キヌヨ氏、佐藤浩雄氏の2人になった。県議会の要綱は党会派の設立要件を3人以上とし、2人以下でも前任期から続く会派は認めている。

 しかし、自民は各党会派代表者会議で、同じ要綱にある「基本的政策の一致する議員で結成」との条項に無所属の会が反すると主張。防衛や教育に関する意見書などで賛否が割れた2人を会派とみなさないよう求め、議長裁定で決まった。公明党も含め出席議員の約3分の2が賛同した、事実上の多数決だった。

 自民は「無所属の会は会派の体をなしていないのだから当然の結果。多数派のごり押しではない」(中堅県議)と強調。だが、他会派には「松川、佐藤両氏が自民の実力者と同じ選挙区で上位当選したことへの腹いせだ」とみる向きもある。

 松川氏は「これは一つのいじめ。私や佐藤さんを選んだ県民の意見を無視するものだ」と憤慨。「会派でなくなると代表者会議などに出られず、情報が入ってこない。今後の議会活動はすごく不利になる」と困惑する。

 自民と対抗してきた各会派にとっても、今回の問題は対岸の火事ではない。五月中旬にも開かれる臨時議会までに、各委員会の正副委員長ポストの党会派配分などを決めることになっており、連休後から会派間の論議が本格化するからだ。

 改選前の6人から2人に減った社会民主県民連合の小山芳元氏は「無所属の会を認めないのは、少数意見の排除だ」と指摘。「県民の負託を受けた議員の活動が、多数会派にいないと制限されるのはおかしい。少数派でもある程度平等に活動できるようにすべきだ」と自民をけん制している。

6152とはずがたり:2007/04/27(金) 13:07:58

登米 定数3−候補4 (選管確定)
得票数氏名年齢党派新旧代表的肩書
当15,047袋 正57無所属=民主現4農業=フロンティア
当12,083只野 九十九58無所属=[公明]新1(元)豊里町長
当10,038熊谷 盛広56無所属=[公明]新1(元)津山町長
□9,844渡辺 忠悦57自民=公明現 党南方支部長=フロンティア
栗原 定数2−候補4 (選管確定)
得票数氏名年齢党派新旧代表的肩書
当12,792長谷川 敦34自民=公明新1党築館支部長→自民公認フロンティア所属で任期中に死去した長谷川章の長男
当12,681熊谷 義彦55無所属=社民現3(元)県教組書記
□12,027川嶋 保美63自民=公明現 飲食店役員=フロンティア所属
□5,461大場 寿61共産新 党栗原市委長

宮城県議選 大合併の余波(上)燃える元首長(登米、栗原)/“票の束”存在感示す
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/rensai/20070307_10.htm

 30日告示の県議選は、「平成の大合併」で県内市町村数が36に半減してから初めて実施される。選挙区と定数が縮減された上、区割り変更などもあり、これまでにない動きが前哨戦に現れている。合併に伴う影響を、注目の選挙区で追った。

<表舞台を目指す>
 旧登米郡の外から唯一登米市合併に参加し、今回、本吉選挙区から登米選挙区に編入された旧津山町。人口4000人余り。旧町で最も小さな地区を地盤に、元町長の熊谷盛広が県議選に挑む。
 「合併が実現して自分の役割は終わったと思ったが、合併してよかったという声が聞こえてこない」。熊谷は「合併を進めた者の責任を果たしたい」と語る。
 2005年に9町が合併して誕生した登米市では、「リストラ」された元町長たちが、候補者として表舞台を目指す。
 元豊里町長の只野九十九も立候補する。05年の登米市長選に挑戦し、敗れはしたものの市全域から2万7000近い票を得た。
 後援会にはずらりと元町長が並ぶ。旧石越町長の稲辺正が会長を務め、幹部には元中田町長、元米山町長、元東和町長らが名を連ねる。只野は「(元町長連合で)市全域の候補として戦う」(陣営)と熱い。
 合併が、地域政治家のすみ分けを崩した。新市発足後、公の場から退いていた稲辺は、「合併協議などで首長として一緒に頑張ってきた仲間を応援したい」と力が入る。
 迎え撃つ現職の2人、自民の渡辺忠悦、無所属の袋正は表情を引き締める。「町長経験者は強力な候補者。どんな選挙になるか、全く読めない」

<周辺部に危機感>
 05年4月、県内最多の10町村が合併して誕生した栗原市。かつて10人いた首長は今、栗原市長ただ一人となった。選挙の主役になる元首長はいないが、その代わり、元首長が黒衣として戦況に陰に陽に影響を与えようとしている。
 2月12日、栗原市文化会館で開かれた現職川嶋保美の県政報告会で、ステージ上の一人の来賓に来場者の目が集まった。元金成町長の佐藤小弥太。合併後、公式の場に姿を現したのは初めてだった。
 そのほかにも元町長が並び、合併でリストラされた首長たちが久々に存在感を示した。
 元町村長のうち4人は新市の市議となったため、2年後の市議選を控え、一部を除き全方位外交を続ける。ただ票の束を持っていた首長の存在は魅力的だ。
 元町長の一人は今年に入り、川嶋と熊谷義彦の両現職から訪問を受けたと明かす。突然の来訪に、「あわや鉢合わせだった」と苦笑し、前哨戦の混沌(こんとん)ぶりを解説する。
 旧町村長の多くは、合併で垣根がなくなった今でも、地域の利害に無関心でいられない。
 栗原市では、市役所本庁舎などが置かれ、新市の中心となった築館に対し、周辺部には「廃れてしまう」との危機感が強い。
 ある立候補予定者を強く推す元町長は「今回の県議選は、合併で地盤沈下の危機にある“周辺地域”の思いを託す場でもある」と言い切る。
 築館に熊谷と、現職で死去した長谷川章の長男・敦、川嶋は若柳、大場寿は栗駒にそれぞれ選挙事務所を構えた。元首長の動向も絡み、地域戦はより激しさを増している。(敬称略)

6153とはずがたり:2007/04/27(金) 13:11:41
石巻・牡鹿 定数5−候補6 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当18,441(23.5%)須田 善明34自民=公明現3党県幹事長代行
当13,927(17.7%)本木 忠一49無所属現2保険代理業役員=フロンティア
当13,499(17.2%)佐々木 喜蔵58自民=公明現4食堂経営
当12,293(15.7%)坂下 賢45民主現3党県財政委長
当10,595(13.5%)加賀 剛55民主現3日農県書記次長
□9,788(12.5%)池田 憲彦53自民=公明現 党県政調会長…桃生選出
大崎 定数4−候補6 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当13,317(23.7%)中島 源陽44自民現2農業
当11,408(20.3%)佐々木 征治63自民現3(元)鹿島台町助役
当10,516(18.7%)菊地 恵一48無所属=自民新1贈答品販売業
当8,990(16.0%)岩渕 義教57社民現4党県副代表
□6,093(10.9%)近江 寿64共産新 党地区役員
□5,799(10.3%)館股 秀隆59無所属=民主新 観光協会長宮城

県議選 大合併の余波(中)手探りの戦い(石巻・牡鹿、大崎)/旧選挙区越えて攻防
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/rensai/20070307_11.htm

<倍以上の票必要>
 石巻・牡鹿選挙区(石巻市、女川町)の現職須田善明は2月3日、前哨戦の拠点となる後援会事務所を旧石巻市に構えた。水産都市のシンボル石巻漁港のほど近く。早くもスタッフや支持者が出入りを繰り返し、選挙間近の雰囲気が漂う。
 同選挙区は市町村合併を受け石巻、牡鹿の旧2選挙区と旧桃生選挙区の一部が統合された。定数5に対し出馬を予定するのは現職6人。うち1人は必ず落選するという過酷なサバイバルレースが待ち受けている。
 女川町を地盤とする旧牡鹿選挙区の須田にとって、旧石巻市での選挙は初体験。旧選挙区以外に事務所を設けるのも、もちろん初めてだ。「うちは基礎票が約5000と最も少ない。旧選挙区の票だけでは勝てない。倍以上の票が必要だ」。須田陣営はいつになく危機感を抱く。
 他の5現職のうち佐々木喜蔵、加賀剛、本木忠一の3人は旧石巻選挙区出身。池田憲彦と坂下賢は旧桃生選挙区で当選してきた。須田を含め各陣営とも「地盤を固めるだけでは勝てない」との認識で一致し、未知の票田に照準を合わせた「攻めの選挙」を強いられている。
 旧桃生選挙区の2人も戦略の見直しは必至だ。前回まで選挙区だった東松島市(旧鳴瀬、旧矢本両町)が別の選挙区として独立したため、「2000票が減る計算だ。自分の足場だけでは(当選は)無理」(池田陣営)と困惑する。
 池田陣営は旧石巻市内の空き店舗を使って連絡事務所を設けるなど、支持者開拓に余念がない。その一方、地盤の旧河南町について「一票もほかに渡さない」と豪語する。「攻めの選挙」は各陣営の守りも堅くし、前哨戦はヒートアップする一方だ。

<地元以外は「誰」>
 新市誕生に伴い古川、志田、玉造の旧3選挙区が一つになった大崎選挙区(大崎市)でも、立候補を予定する現職3人、新人3人の計6陣営が、経験したことのない選挙戦に挑む。
 焦点の一つは旧古川選挙区をめぐる戦い。旧志田選挙区の現職佐々木征治は「基礎票に2、3000票上乗せしないとつらい。古川にも攻め込むつもりだが、そもそも基礎票が少ない郡部の議員は不利だ」と本音を吐露する。
 攻め込まれる側の旧古川選挙区の現職岩渕義教は「実際の戦いは旧選挙区中心になる。旧選挙区を越えてやり合うのが大崎市のためになればいいが」と、他陣営をけん制する。
 大崎選挙区は面積約800平方キロ。北西の端から南東の端まで約80キロあり、車で2時間半を要する。旧玉造選挙区の現職中島源陽は「距離と時間との闘いだ。幅広く東奔西走するが、地元以外は『あんた誰』という顔をされる」とこぼす。
 合併後1年の大崎市では市政が関心を集めており、「逆に県議選があることを知らない有権者が多い」とある現職は嘆く。広大な選挙区で、文字通り手探りの前哨戦が続く。(敬称略)

6154とはずがたり:2007/04/27(金) 13:14:50

柴田 定数2−候補4 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当9,624(26.7%)須藤 哲63民主新1(元)大河原町議=角田迄併せた合併主張
当9,571(26.6%)高橋 伸二40自民新1党県青年部役員
□9,090(25.2%)伊勢 敏58無所属現 学習塾代表=フロンティア
□7,739(21.5%)舟山 邦夫55自民新 コンビニ経営=角田迄併せた合併主張
遠田 定数1−候補2 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当12,060(54.0%)中村 功57自民=公明現4党県幹事長=遠田合併
□10,282(46.0%)佐々木 糸宏65社民現 党県代表代行=大崎との広域合併

宮城県議選 大合併の余波(下)冷めた熱気(柴田、遠田)/“破談”が論戦に影響
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/rensai/20070307_12.htm

写真(略)=柴田選挙区に出馬を予定する各氏のリーフレット。合併推進の文字が躍るが、有権者の関心をどこまで引きつけるか

<3町とも財政×>
 かつて「県内で最も合併の実現性が高い」とされた大河原、村田、柴田の3町は今、行政関係者の間で、「貧乏三兄弟」と不名誉な呼び方をひそかにされている。

 県が昨年発表した「実質公債費比率」が「貧乏」の根拠だ。「実質公債費比率」は標準的な収入に対する借金返済額の割合で、数字が大きいほど財政状況が「不健全」とされる。

 市町村別の実質公債費比率で、ワースト3に名を連ねたのがこの3町だった。各町の数字は村田23.1、柴田21.4、大河原20.7で、いずれも県内36市町村の平均15.3を大きく上回った。

 「財政再建」は、柴田郡4町(村田、柴田、大河原、川崎)をエリアとする柴田選挙区で、避けて通れない政策課題になっている。だが、財政健全化の切り札とされてきた市町村合併が、論戦のテーマに浮上する気配は今のところない。

 3町が法定合併協議会を設置したのは02年12月。「柴田市」移行を目指し、一時は合併調印までこぎつけたが、05年3月、目的を果たさないまま解散した。

 合併が破たんして初めて迎える県議選で、4人の立候補予定者は異口同音に合併の必要性を唱える。「地方分権が進む中、自治体の基盤強化には合併が避けられない」という主張だ。

 新人3人のうち舟山邦夫と須藤哲は町議として、角田市を加えた1市3町の合併論議を主導してきた。高橋伸二はさくら青年会議所の一員として、3町合併の旗振り役に携わった経験がある。現職の伊勢敏は「広域連携を強化して合併を」と主張する。

 それぞれ枠組み論や合併までのシナリオに相違点があり、対立軸も明確になりつつあるが、4人が積極的に論陣を張る雰囲気は、現時点ではない。いったん冷めた合併論議に再び火をつけることの難しさを、前哨戦の中で感じ始めている。

<過去のテーマに>
 遠田選挙区(美里、涌谷町)でも、合併問題は過去のテーマになりつつある。

 「平成の大合併」で小牛田、南郷、涌谷3町は「遠田市」を目指したが、庁舎問題などから涌谷町が離脱し、小牛田、南郷2町で美里町に移行した。旧遠田郡4町のうち田尻町は大崎市に参加。人口減を受けて、遠田選挙区は定数が一減となった。

 1議席を争う現職2人は合併について、「美里、涌谷と大崎市との対等合併を」(佐々木糸宏)「大きな自治体よりも、まずは美里と涌谷が合併すべきだ」(中村功)と主張する。だがここでも、合併を現実的な課題ととらえる空気は有権者の間にほとんどない。

 2年前に最も論議が白熱した両地域で、合併をめぐる論議が鳴りを潜める。県南のある首長は「大崎や石巻など、合併が先行した自治体で財政が好転した話は聞かない。合併の成否を検証するにはまだ時間が必要では」との見方を示す。(敬称略)

6155とはずがたり:2007/04/27(金) 13:50:07
宮城県議選 激戦の構図 直前情勢を探る(1)栗原/遠田/大崎/加美
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/rensai/20070310_01.htm

 宮城県政界の勢力図を決する統一地方選第1弾の県議選(30日告示、4月8日投開票)が迫ってきた。24選挙区(前回28選挙区)の61議席(63議席)に8日現在、85人が立候補を表明。市町村合併や自民党の県政与党復帰など、4年前から状況が大きく変化する中、激しい前哨戦が繰り広げられている。ほぼ構図が固まった各選挙区の情勢を探った。(5回続き)

◎栗原
 自民現職の川嶋保美と無所属現職の熊谷義彦(社民推薦)が3選を目指す。自民は新人の長谷川敦も立て、2議席独占を狙う。共産は新人の大場寿を擁立する。
 定数改定で1減されたことに加え、合併で町村の垣根が消え、以前にも増して前哨戦は激しい。
 前回、地元の旧若柳町で得票率が6割を超えた川嶋は、足場固めに余念がない。無所属から自民に転じ、支持拡大を図る。社民で前回返り咲いた熊谷は無所属で臨む。旧築館町を足掛かりに、ミニ集会を各地で開き、市全域に浸透を図る。
 長谷川は、昨年1月に現職で死去した章の長男。祖父で元法相だった峻(故人)の時代からの支持層に加え、若者層の掘り起こしに躍起だ。旧栗駒町出身の大場は党支持層だけでなく、地元で幅広い浸透を目指す。
 元県議会議長の栗原市長佐藤勇の支持票の動向も焦点だ。

◎遠田/定数減、生き残り戦
 過去2回無投票が続き、12年ぶりの選挙となる。4選を狙う自民の中村功と6選を目指す社民の佐々木〓の一騎打ちが濃厚。定数が2から1に減り、現職同士の激しい生き残り戦が熱を帯びている。
 中村は党県連幹事長の党務をこなしながらの選挙。強固な後援会を軸に、こまめに支持固めを図っている。知事村井嘉浩との太いパイプをアピールし、地盤の涌谷町だけでなく、美里町でも町長佐々木功悦の支援を得て浸透を目指す。
 佐々木は、前回約6割の得票率を誇った旧田尻町が大崎市に移行し、選挙区から外れたため、その分を補おうと躍起だ。毎朝街頭に立つなど存在感を示すことに力を入れ、旧来の支持層を固める一方、若年層への浸透を課題に挙げる。

◎大崎/狙いは旧古川の票
 大崎市発足に伴い古川(定数2)、志田(1)、玉造(1)の旧3選挙区と、遠田選挙区の旧田尻町を統合した新選挙区で、初の選挙となる。
 現職は3選を狙う自民の佐々木征治(旧志田)、再選を期す自民の中島源陽(旧玉造)、4選に挑む社民の岩渕義教(旧古川)の3人。知名度を生かし、旧選挙区の枠を超えて浸透を図る。
 加えて、国政選挙出馬の経験がある共産の近江寿、無所属で前市議の菊地恵一(自民推薦)、過去2回、玉造選挙区で立候補した無所属の舘股秀隆(民主推薦)の3新人が挑む。
 各候補とも大票田の旧古川市での浸透を目指す。特に旧志田、旧玉造の候補は、地元の基礎票だけでは1万票前後とされる当選ラインに届かないことが予想され、支持拡大に力を入れる。旧田尻町は全陣営の「草刈り場」になりそうだ。
 旧古川で連続5期務め、昨春大崎市長に転じた伊藤康志の支持票の行方も争点。伊藤は現職3人、菊地とは旧知の仲だが、特別の肩入れはしない構えを見せている。

◎加美
 3選を目指す自民現職の皆川章太郎と、元議員高橋浩一の一騎打ちと見られたが、昨年末、高橋が4月の加美町長選への出馬を表明し、無投票の可能性が濃厚となった。(敬称略)

<結果>
【栗原/遠田/大崎】>>6152-6154
【加美】(1−1)
○皆川 章太郎54自民現3党県広報本部長・元衆議員秘書

6156とはずがたり:2007/04/27(金) 13:50:29
宮城県議選 激戦の構図 直前情勢を探る(2)気仙沼/本吉/登米/石巻・牡鹿/東松島
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/rensai/20070310_02.htm

◎気仙沼
 4選を目指す自民現職の畠山和純、5選をうかがう民主現職の内海太に、社民新人の村上進が挑む前回と同じ構図。
 畠山は2月末に決起集会を開き、知事村井嘉浩や衆院議員小野寺五典らと気勢を上げた。水産関係の人脈を生かし、本格的に動きだした。
 内海は大きな集会は開かないが、各種会合にこまめに顔を出して政策を訴える。市議時代からの後援会をてこに、労組票も手堅くまとめる。
 前回出遅れが響いた村上は、早々に後援会事務所を設け、継続的にミニ集会を開き、党支持層以外への浸透にも力を入れる。
 5人が立候補し、市政界を複雑に分けた昨春の気仙沼市長選の影響や、市長鈴木昇の支持票の行方も注目を集める。

◎本吉
 5選を目指す自民現職の高橋長偉のほかに立候補の動きはなく、4回連続の無投票当選が確実な情勢だ。

◎登米/元町長2氏が参戦
 再選を目指す自民現職の渡辺忠悦、4選を狙う無所属現職(民主推薦)の袋正に、いずれも無所属新人で旧豊里町長の只野九十九、旧津山町長の熊谷盛広が挑む。
 連続6期当選の元県議会議長千葉正美が昨年12月に引退を表明し、勢力図が変容。2005年の登米市長選では、市長布施孝尚に敗れた只野を渡辺が支援し、熊谷と袋が布施を支援するなど、構図は複雑だ。
 前回無所属で初当選した渡辺は、自民公認を前面に出し、業界団体などの支持固めに躍起だ。袋は3期の実績と、農業者としての視点をアピール。地盤の旧迫町を中心に幅広い浸透を図る。
 只野の後援会は旧石越町長稲辺正が会長、中田、米山、東和の各旧町長が幹部に名を連ねる。熊谷は元県議会議長の佐々木久寿、旧迫町長の伊藤吉衛の支援を取り付けた。千葉支持票の行方も焦点だ。

◎石巻・牡鹿/議席減、6現職激突
 石巻、牡鹿の旧2選挙区と、旧桃生の一部が合併。定数は事実上1減となり、名乗りを上げたいずれも現職の6人がサバイバルレースを繰り広げる。
 自民からは池田憲彦(旧桃生)、佐々木喜蔵(旧石巻)、須田善明(旧牡鹿)、民主からは加賀剛(旧石巻)、坂下賢(旧桃生)が参戦。本木忠一(旧石巻)は無所属で挑む。
 池田は旧河南町を足場に組織を引き締め、大票田の旧石巻市内への食い込みも狙う。佐々木は旧市内を中心に、都市部の票の掘り起こしに力を入れている。須田は基礎票が約5000票と最も少なく、危機感を強め大票田の旧市内に事務所を構えた。
 加賀は旧市内でミニ集会を精力的に開きながら、後援会の組織固めに奔走。坂下は地盤の旧河北町を軸に、県議だった父親の人脈を生かし幅広い支持獲得を狙う。加賀とともに連合の推薦を受ける。
 本木は広く後援会組織を張り巡らせる。業界団体や市長土井喜美夫の支援も取り付けた。
 候補者を擁立しない公明、共産票の動向も注目される。

◎東松島
 自民現職の渥美巌が4選を目指す。4日に後援会事務所を構え、決起集会を開催したが、ほかに立候補の動きはない。(敬称略)

<選挙結果>
【気仙沼】 定数2−候補3
当11,011内海 太59民主現5党県選対委長
当10,914畠山 和純60自民現4(元)党県政調会長・元会社役員
□7,198村上 進51社民新 衆院議員秘書
【本吉】(1―1)
○高橋長偉 65 会社社長 自現(4)
【登米/石巻・牡鹿】>>6152-6153
【東松島】(1―1)
○渥美巌 59 行政書士 自現(3)

6157とはずがたり:2007/04/27(金) 13:50:49
宮城県議選 激戦の構図 直前情勢を探る(3)青葉/宮城野/泉/宮城/黒川
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/rensai/20070311_01.htm

◎青葉/有力者そろい踏み
 現職は自民から相沢光哉と中沢幸男、民主から遊佐美由紀、公明は石橋信勝が立候補。菅間進は無所属で臨む。新人は自民の阿部司、民主の菅原敏秋、共産の遠藤いく子、無所属の吉川寛康。
 相沢は県議会議長の知名度を武器に、幅広い支持団体で票を固める。前回無所属の中沢は、昨年4月に復党。地域票の取り込みに躍起だ。遊佐は作成にかかわった党県連のマニフェストを携え、支持拡大を目指す。
 石橋は全域の支持団体や地域後援会を中心にミニ集会で浸透を狙う。菅間は地道な支援者回りを繰り返し、街頭あいさつでも顔を売る。
 阿部は若さを前面につじ立ちなどを行い、他候補の地盤にも食い込む。菅原は市議6期の人脈をフル活用。市議とも連携し、浸透を図る。
 遠藤は故青野登喜子の後継。党支持票に加え、青野票取り込みを期す。吉川は引退する長島秀道の後継。東北電力労組の全面支援を受ける。

◎宮城野
 自民の石川光次郎、民主の坂下康子、公明の庄子賢一、無所属の菊地文博の4現職に、無所属新人(民主推薦)の目黒政市が挑む。共産は擁立を見送りそうだ。
 石川は衆院議員中野正志の秘書時代の人脈を生かし、支持固めを図る。坂下は連合傘下の労組が支援。党市議とも連動して上積みを狙う。前回トップだった庄子は、支持団体を軸に着実な票固めを期す。
 菊地は強固な地盤がてこ。前知事らとの交友も武器に支持拡大を狙う。補選含め3度目の挑戦の目黒は、元県議会副議長錦戸弦一の支援を得る。

◎泉
 県内で唯一、定数が1増えた。現職は自民の今野隆吉と外崎浩子、民主の菅原実、無所属の小野隆。新人は公明の伊藤和博、共産の五島平、無所属(民主支持)の佐藤豊が挑む。
 今野は5期の実績を掲げ、地盤の住宅地を軸に手堅く票をまとめる。外崎は昨年末に後援会事務所を開設し、街頭あいさつや集会を重ねる。
 菅原は高校教諭歴を生かすほか、連合傘下労組の票固めを急ぐ。小野は知事や仙台市長とのパイプをアピール。商工業などに支持を広げる。
 伊藤は泉初の党候補で、最重点区として支持団体もフル回転する。五島は党市議らと連動して党支持票を固め、補選の雪辱を期す。佐藤はNPOの人脈や元衆院議員鎌田さゆりの支援を生かす。
 前回、県内最多の2万2000票を獲得し、衆院議員に転じた秋葉賢也支持票の動向も注目だ。

◎宮城
 一騎打ちの大激戦だった前回から一転、自民現職で3選に挑む安部孝以外に立候補の動きはない。245票差に肉薄した永野渉は利府町議選に回る見通し。
 松島町長松谷昭一の急逝を受け、統一選で実施される町長選の候補者選びが、県議選に影響を与える可能性もある。

◎黒川/無風一転新人挑む
 無風とみられていたが、2月の富谷町長選で善戦した新人の斉藤きえ子が参戦。ともに自民現職の藤倉知格と中山耕一に挑む構図が濃厚だ。
 藤倉は4期の実績を強調し、地盤の大和町を中心に全域に浸透する。前回無所属だった中山は自民に転じ、富谷町を中心に支持固めに余念がない。斉藤は富谷町以外の知名度は乏しいが、地道な草の根運動で支持拡大を狙う。
(敬称略)

6158とはずがたり:2007/04/27(金) 13:51:33

宮城県議選 激戦の構図 直前情勢を探る(4)太白/若林/塩釜/多賀城・七ヶ浜/名取/岩沼
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/rensai/20070312_01.htm

◎太白/5政党の6人対決
 前回、仙台市で初めて無投票だった。今回は新人1人が参戦し、5政党が1人ずつ占めるパワーバランスが変化する。
 自民の菊地浩、民主の藤原範典、公明の小野寺初正、共産の横田有史、社民の岸田清実の五現職に、自民新人の佐々木幸士が挑む。
 8年間のブランクに各現職は危機感を持つ。特に佐々木と政党が重なる菊地、地盤が同じ岸田は危機意識が強い(→地盤の重なる岸田が落選)。菊地は後援会やスポーツ関連など多数の支持団体の票固めを急ぐ。藤原は初の民主公認となり、支持者回りや街頭あいさつなど地道に活動する。
 小野寺は支持団体の組織力だけでなく、地域票獲得にも力を入れる。横田は党支持層をまとめるほか、それ以外への浸透も図っている。岸田は地盤を徹底的に固め、党市議と連動した戦いも展開する。
 佐々木は市議の父両道や秘書を務めた衆院議員中野正志の人脈も生かす。

◎若林
 自民の千葉達、社民の本多祐一朗の2現職に、自民の細川雄一、共産の庄司もとの新顔2人が挑む。3期務めた大学幹男(無所属)は引退の意向で、支持票の動向も注目される。
 千葉は後援会の組織固めを進める一方、街頭あいさつなどで支持拡大に努める。本多は地盤地区を中心に、10―60人規模の座談会や支持者回りで票固めを図る。
 細川は一時秘書を務めた中野正志や保守系市議の人脈をフルに生かし、支持固め。庄司は党市議と連動して党支持層を固め、さらに票を掘り起こし、前回の雪辱を期す。

◎塩釜
 ともに自民現職で4選を狙う柏佑整、再選を目指す佐藤光樹に、共産新人の高橋卓也が挑む。市議が民主での立候補を模索したが断念。三つどもえの公算が大きい。
 柏は水産、建設業界を中心に組織戦を進め、24日には事実上の決起大会を開く。佐藤は既に約100回の街頭報告をこなし、地道な活動を展開。元県議の父光輔の人脈も生かす。
 共産は前回失った議席の奪還に総力を結集。高橋は6000票とされる基礎票の上積みに懸命だ。

◎多賀城・七ヶ浜
 自民現職の仁田和広、新人では自民の寺沢正志、共産の小林立雄が名乗りを上げた。民主は候補擁立を断念。昨年の市長選に出馬した元県議が返り咲きを模索しており、構図はなお流動的だ。
 仁田は地元七ケ浜町で十数回集会を開いたほか、大票田の多賀城市でも引き締めを図る。寺沢は知名度向上に躍起。後援会員8000人を集め、市長菊地健次郎の後援会の支持も取り付けた。
 市議6期の小林は憲法堅持や格差是正を訴え、4000票とされる基礎票の上積みに力を入れる。

◎名取
 自民の小林正一と無所属の佐々木敏克の二現職以外に立候補の動きはなく、無投票となる公算が大きい。

◎岩沼/現新の一騎打ちに
 5期目を目指す無所属現職の百足健一と、無所属新人の村上智行の一騎打ちがほぼ確定した。
 百足は地盤の市中心部をはじめ、従来弱かったという農村部の東部、西部地域の支持拡大に躍起だ。半数近くの市議の支持を得た。
 村上は自民推薦を受けた。若さをアピールし、同世代を中心に支援の輪を広げ、現職批判票を掘り起こす。市長井口経明の支援を得る。(敬称略)

6159とはずがたり:2007/04/27(金) 13:51:55
>>6157-6159
【青葉】 定数7−候補9
当16,225菅間 進56無所属現5(元)仙台市議=フロンティア→無所属の会
当13,076石橋 信勝61公明現5党県代表
当12,811遊佐 美由紀43民主現4アナウンサー
当11,605菅原 敏秋58民主新1党県幹事長代理
当11,467遠藤 いく子58共産新1党県書記長
当9,136吉川 寛康37無所属新1電力会社員
当8,974相沢 光哉68自民現5県会議長
□8,566中沢 幸男66自民現 県水泳連盟会長=前回は自由推薦・フロンティア所属
□8,036阿部 司34自民新 党県青年部幹事
【宮城野】 定数4−候補5
当16,698菊地 文博46無所属現5保護司→元自民→無所属の会
当14,663坂下 康子48民主現5行政書士
当13,188庄子 賢一44公明現2党県副幹事長
当11,030石川 光次郎39自民現2(元)衆院議員秘書
□4,820目黒 政市52無所属=民主新 福祉団体副代表
【泉】 定数5−候補7
当16,212菅原 実58民主現2党県2区幹事長
当12,377今野 隆吉67自民現6県社協理事
当11,459小野 隆63無所属現3泉区体協会長=フロンティア
当11,419伊藤 和博47公明新1党県副幹事長
当10,947外崎 浩子46自民現2(元)JICA職員
□7,610五島 平56共産新 党県民運動委長
□7,081佐藤 豊54無所属新 学習塾経営
【宮城】 定数1−無投票
○安部 孝51自民現3(元)松島町議
【黒川】 定数2−候補3
当11,911藤倉 知格52自民現5党県4区幹事長
当11,115中山 耕一50自民現2(元)富谷町職員
□6,695斉藤 きえ子56無所属新 (元)富谷町議・富谷町長選善戦
<選挙結果>
【若林】 定数3−候補4
当14,188本多 祐一朗51社民現5財団法人理事
当13,204千葉 達61自民現4(元)衆院議員秘書(中野)
当10,910細川 雄一39自民新1党県2区役員
□5,555庄司 もと55共産新 コンビニ経営
【太白】 定数5−候補6
当20,597藤原 範典60民主現4県監査委員
当13,379小野寺 初正57公明現4党県副代表
当12,494菊地 浩65自民現5福祉団体顧問
当11,324佐々木 幸士34自民新1(元)衆院議員秘書(中野)
当11,244横田 有史63共産現4党県副委長
□11,196岸田 清実52社民現 党県幹事長
【塩釜】 定数2−候補3
当8,740佐藤 光樹39自民現2(元)参院議員秘書
当7,569柏 佑整60自民現4党支部顧問
□5,454高橋 卓也51共産新 党地区副委長
【多賀城・七ヶ浜】 定数2−候補3
当12,138仁田 和広56自民現5水産会社社長
当10,275寺沢 正志56自民新1電気工事業・菊地健次郎多賀城市長の全面支援
□6,403小林 立雄58共産新 党地区役員
【名取】 定数2−無投票
○佐々木 敏克58無所属現3県会会派会長=フロンティア
○小林 正一70自民現3党県総務会長
【岩沼】 定数1−候補2
当8,909村上 智行38無所属=自民新1農業
□7,100百足 健一61無所属現 (元)衆院議員秘書

6160とはずがたり:2007/04/27(金) 13:52:13
宮城県議選 激戦の構図 直前情勢を探る(5完)柴田/亘理/角田・伊具/白石・刈田
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/rensai/20070313_01.htm

◎柴田
 4期連続当選し、県議会副議長を務める自民の大沼迪義が引退を表明。3選を目指す無所属現職の伊勢敏に対し、自民が2議席独占を狙って高橋伸二、舟山邦夫の両新人を擁立した。民主も新人須藤哲を県南で唯一公認し、県内屈指の激戦区となりそうだ。
 伊勢は地盤の大河原町から高橋、須藤が出馬することから危機感を強める。先月17日に村井嘉浩知事を招いて総決起集会を開いたほか、精力的に集会を重ねる。
 出馬表明が昨年12月と最も遅かった高橋は、故三塚博、西村明宏の両衆院議員秘書として長年培った人脈で浸透を図り、若手経済人にも支持を広げる。
 町議会議長を務めた舟山は、大票田の柴田町を地盤とする唯一の候補。有力町議らの支援を受け、船岡地区を中心に町内の票固めに全力を挙げている。
 町議5期の須藤は、民主前衆院議員の橋本清仁が全面的に支援し、連合宮城の推薦も受けた。全域でミニ集会をこまめに開き、知名度アップに懸命だ。
 統一選の後半戦には村田、川崎両町長選も控えており、町長選候補陣営との連携も勝敗の鍵を握りそうだ。

◎亘理/12年ぶり選挙戦に
 前回、前々回と無投票だったが、新人の参戦で12年ぶりの選挙戦が濃厚。6選を目指す自民現職の渡辺和喜に無所属新人の森俊博が挑む。さらに亘理町内で別の新人出馬の動きがあり、構図は流動的だ。
 渡辺は5期の実績と元県議会議長の知名度を武器に、亘理、山元両町で後援会の拡大を進める。
 森は亘理町議から転身を狙う。2月の山元町長選で、現職を破った大條修也の後援会が支援する。
 立候補予定者はいずれも亘理町を地盤としており、各陣営とも山元町での浸透が課題だ。

◎角田・伊具/両現職に2氏挑む
 合区後初の選挙は、自民の寺島英毅、無所属の長谷川洋一の両現職に、無所属元職の佐藤勝彦と自民新人の本田敏昭が挑む構図となる。
 寺島は前回無投票で、組織の引き締めを急ぐ。唯一丸森町を地盤とし、合区後も町内を一本化できるかが注目。再選を狙う長谷川は労組から支援を受ける一方、農業関係にも支持を広げる。現職の強みを生かし、票の上積みを狙う。
 佐藤は3期務めたベテランで知名度は高い。ただ、4年間のブランクの影響はあり、新たな支持層の掘り起こしを図る。本田は2月に市議を辞職し、活動を本格化。党の看板を足掛かりに、若さをアピールして支持の広がりを目指す。
 角田市と丸森町の有権者数はほぼ2対1。旧来の枠を超えた支持拡大が鍵を握りそうだ。

◎白石・刈田
 4選を目指す自民の安藤俊威と、3選を狙う無所属(社民推薦)の佐藤詔雄の現職2人以外に表立った動きはない。
 前回無所属候補を推薦した民主は、佐藤支持に回った。共産も独自候補擁立の考えはなく、合区した1991年以来、初の無投票となる可能性が高まっている。
(敬称略)

<選挙結果>
【柴田】 定数2−候補4
当9,624須藤 哲63民主新1(元)大河原町議=大河原地盤
当9,571高橋 伸二40自民新1党県青年部役員・衆院議員秘書(三塚・西村)=大河原地盤
□9,090伊勢 敏58無所属現 学習塾代表=フロンティア・大河原地盤
□7,739舟山 邦夫55自民新 コンビニ経営=船岡地盤
【亘理】 定数1−候補3
当10,786渡辺 和喜65自民現6党県会長代理
□8,699森 俊博56無所属新 空手協県本部長=大条山元町長支援
2,902高橋 由紀雄41無所属新 食料品販売業
【角田・伊具】 定数2−候補4
当9,031寺島 英毅66自民現3(元)県部長
当8,778長谷川 洋一53無所属現2(元)角田市職員=フロンティア・労組/農業関係の支援
□4,365佐藤 勝彦63無所属元 (元)県監査委員・前回自民公認次点
2,778本田 敏昭45自民新 党角田市支部長
【白石・刈田】 定数2−無投票
○佐藤 詔雄63無所属=社民・[民主]現3白石商議所顧問
○安藤 俊威49自民現4県建築士会顧問

6161とはずがたり:2007/04/27(金) 13:54:50
◆フロンティア関連選挙区
12人で発足したフロンティアは
当選:・小野@泉(無)・本木@石巻(無)・長谷川@角田(無)・佐々木@名取(無)・渥美@東松島(自)<8→5>
落選:中沢@青葉(自)・渡辺@登米(自)・川嶋@栗原(自)・伊勢@柴田(無)<4>
任期中死去:長谷川@栗原(自)
無所属の会へ移った議員(全員当選):菅間@青葉(無)・袋@登米(=民)

自民公認を貰ったフロンティアは軒並み落選して居る。民意は明らかであるのに民主ではなく自民を選択肢やがった。これらのチキンor利権野郎どもは次回の県議選で泣きをみせちゃらねばならん。
定数2の角田・名取は次回民主が奪取行けるよなぁ。

青葉 定数7−候補9
当16,225菅間 進56無所属現5(元)仙台市議=フロンティア→無所属の会
当13,076石橋 信勝61公明現5党県代表
当12,811遊佐 美由紀43民主現4アナウンサー
当11,605菅原 敏秋58民主新1党県幹事長代理
当11,467遠藤 いく子58共産新1党県書記長
当9,136吉川 寛康37無所属新1電力会社員
当8,974相沢 光哉68自民現5県会議長
□8,566中沢 幸男66自民現 県水泳連盟会長=前回は自由推薦・フロンティア所属
□8,036阿部 司34自民新 党県青年部幹事
泉 定数5−候補7
当16,212菅原 実58民主現2党県2区幹事長
当12,377今野 隆吉67自民現6県社協理事
当11,459小野 隆63無所属現3泉区体協会長=フロンティア
当11,419伊藤 和博47公明新1党県副幹事長
当10,947外崎 浩子46自民現2(元)JICA職員
□7,610五島 平56共産新 党県民運動委長
□7,081佐藤 豊54無所属新 学習塾経営
石巻・牡鹿 定数5−候補6
当18,441須田 善明34自民=公明現3党県幹事長代行
当13,927本木 忠一49無所属現2保険代理業役員=フロンティア
当13,499佐々木 喜蔵58自民=公明現4食堂経営
当12,293坂下 賢45民主現3党県財政委長
当10,595加賀 剛55民主現3日農県書記次長
□9,788池田 憲彦53自民=公明現 党県政調会長
角田・伊具 定数2−候補4
当9,031寺島 英毅66自民現3(元)県部長
当8,778長谷川 洋一53無所属現2(元)角田市職員=フロンティア
□4,365佐藤 勝彦63無所属元 (元)県監査委員・前回自民公認次点
2,778本田 敏昭45自民新 党角田市支部長
登米 定数3−候補4
当15,047袋 正57無所属=民主現4農業=フロンティア
当12,083只野 九十九58無所属=[公明]新1(元)豊里町長
当10,038熊谷 盛広56無所属=[公明]新1(元)津山町長
□9,844渡辺 忠悦57自民=公明現 党南方支部長=フロンティア
栗原 定数2−候補4
当12,792長谷川 敦34自民=公明新1党築館支部長=フロンティア所属
当12,681熊谷 義彦55無所属=社民現3(元)県教組書記
□12,027川嶋 保美63自民=公明現 飲食店役員=フロンティア所属
□5,461大場 寿61共産新 党栗原市委長
柴田 定数2−候補4
当9,624須藤 哲63民主新1(元)大河原町議
当9,571高橋 伸二40自民新1党県青年部役員
□9,090伊勢 敏58無所属現 学習塾代表=フロンティア
□7,739舟山 邦夫55自民新 コンビニ経営
名取 定数2−無投票
○佐々木 敏克58無所属現3県会会派会長=フロンティア
○小林 正一70自民現3党県総務会長
東松島 定数1−無投票
○渥美 巌59自民現4党矢本支部長=フロンティア所属

6162とはずがたり:2007/04/27(金) 13:55:57
◆社民党関連選挙区
現職の落選は太白と遠田に止まり踏みとどまった感もあり独立独歩を貫くことにした社民党であるが,次は選挙協力を経て統一会派結成迄漕ぎ着けたい。

若林 定数3−候補4 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当14,188(32.4%)本多 祐一朗51社民現5財団法人理事
当13,204(30.1%)千葉 達61自民現4(元)衆院議員秘書
当10,910(24.9%)細川 雄一39自民新1党県2区役員
□5,555(12.7%)庄司 もと55共産新 コンビニ経営
太白 定数5−候補6→くぅ惜しいなぁ・・自民新人に議席を奪われやがった。。
得票数氏名年齢党派新旧代表的肩書
当20,597藤原 範典60民主現4県監査委員
当13,379小野寺 初正57公明現4党県副代表
当12,494菊地 浩65自民現5福祉団体顧問
当11,324佐々木 幸士34自民新1(元)衆院議員秘書
当11,244横田 有史63共産現4党県副委長
□11,196岸田 清実52社民現 党県幹事長
気仙沼 定数2−候補3
得票数氏名年齢党派新旧代表的肩書
当11,011内海 太59民主現5党県選対委長
当10,914畠山 和純60自民現4(元)党県政調会長
□7,198村上 進51社民新 衆院議員秘書
栗原 定数2−候補4 (選管確定)
得票数氏名年齢党派新旧代表的肩書
当12,792長谷川 敦34自民=公明新1党築館支部長=フロンティア所属
当12,681熊谷 義彦55無所属=社民現3(元)県教組書記
□12,027川嶋 保美63自民=公明現 飲食店役員=フロンティア所属
□5,461大場 寿61共産新 党栗原市委長
大崎 定数4−候補6 (選管確定)
得票数氏名年齢党派新旧代表的肩書
当13,317中島 源陽44自民現2農業
当11,408佐々木 征治63自民現3(元)鹿島台町助役
当10,516菊地 恵一48無所属=自民新1贈答品販売業
当8,990岩渕 義教57社民現4党県副代表
□6,093近江 寿64共産新 党地区役員
□5,799館股 秀隆59無所属=民主新 観光協会長
遠田 定数1−候補2
得票数氏名年齢党派新旧代表的肩書
当12,060中村 功57自民=公明現4党県幹事長
□10,282佐々木 糸宏65社民現 党県代表代行
白石・刈田 定数2−無投票
氏名年齢党派新旧代表的肩書
○佐藤 詔雄63無所属=社民・[民主]現3白石商議所顧問=社民党県議団所属
○安藤 俊威49自民現4県建築士会顧問

6163とはずがたり:2007/04/27(金) 14:05:16
<宮城県>
自民党・県民会議38=自民公認29+自民推薦2+自民系無所属2+フロンティア5>安定多数36
改革みやぎ12=民主フォーラム9+無所属の会3
社民党4
公明党4?
共産党2

>>5870-5871
宮城県議会改選前会派「フロンティア」 自民加入を検討

>>5985
自民38、絶対安定多数 宮城県議会・会派再編

>>6146
宮城県議会新会派・改革みやぎ「政策競争仕掛ける」
http://www.kahoku.co.jp/news/2007/04/20070427t11040.htm

 宮城県議会(定数61)の会派再編で、民主フォーラム(9人)と無所属の会(3人)は26日、新会派「改革みやぎ」を結成した。12人で第二会派の位置を確保したが、最大会派「自民党・県民会議」(38人)との勢力差は大きい。独自の政策提言や社民党(4人)との協力を進め、対決姿勢を強める構えだ。

 改革みやぎ会長に就いた内海太氏(民主フォーラム会長)は「政策に優れた少数精鋭の議員が結集した。村井嘉浩知事をかばう姿ばかりが目立つ自民党に対し、財政再建策や議会改革で政策競争を仕掛ける」と語った。

 自民党・県民会議は38人。6常任委で過半数を占め、委員長ポストを独占できる絶対安定多数を確保した。議会運営の主導権は与党が掌握している。
 改革みやぎは、存在感を高めるため、会派維持を決めた社民党との連携強化を図る方針だ。内海会長は「常に政策を話し合える組織を議会内に作りたい」と述べた。

 夏の参院選や次期衆院選に備え、民主、社民両党の「接近」を望む声は小さくない。連合宮城の楳原惣一郎会長は「政権交代のため両党の選挙協力は必要。議会でも統一した行動を取る必要がある」と強調した。

 参院選で3選を目指す民主党県連代表の岡崎トミ子参院議員は、改革みやぎ結成について「非自民勢力の結集は大きな力となる。支持層をさらに広げる努力を重ね、政権交代に結び付ける」と評価した。
2007年04月27日金曜日

6164とはずがたり:2007/04/27(金) 14:11:21
<宮城県>>>6152-6164
改革みやぎと社民で16。フロンティア>>6161の角田と名取で次ぎ取れば18。塩釜・多賀城・黒川・岩沼辺りも取りに行きたい。あとは太白の社民か>>6162。民主王国復活他のために自民を30位迄に抑えたいねぇ。。

フロンティアの存在も浅野知事が居たからこそであって県知事・仙台市長を誰で取りに行くかも大事。

◆課題の定数1〜2の選挙区
塩釜 定数2−候補3 (選管確定)→●●民主は誰か出せやヽ(`Д´)ノ
当8,740(40.2%)佐藤 光樹39自民現2(元)参院議員秘書
当7,569(34.8%)柏 佑整60自民現4党支部顧問
□5,454(25.1%)高橋 卓也51共産新 党地区副委長
気仙沼 定数2−候補3 (選管確定)
当11,011(37.8%)内海 太59民主現5党県選対委長
当10,914(37.5%)畠山 和純60自民現4(元)党県政調会長
□7,198(24.7%)村上 進51社民新 衆院議員秘書
角田・伊具 定数2−候補4 (選管確定)→●●民主は誰か出せやヽ(`Д´)ノ
当9,031(36.2%)寺島 英毅66自民現3(元)県部長
当8,778(35.2%)長谷川 洋一53無所属現2(元)角田市職員=フロンティア
□4,365(17.5%)佐藤 勝彦63無所属元 (元)県監査委員・前回自民公認次点
2,778(11.1%)本田 敏昭45自民新 党角田市支部長
多賀城・七ヶ浜 定数2−候補3 (選管確定)→●●民主は誰か出せやヽ(`Д´)ノ
当12,138(42.1%)仁田 和広56自民現5水産会社社長
当10,275(35.7%)寺沢 正志56自民新1電気工事業・菊地健次郎多賀城市長の全面支援
□6,403(22.2%)小林 立雄58共産新 党地区役員
岩沼 定数1−候補2 (選管確定)→●民主は誰か出せやヽ(`Д´)ノ
当8,909(55.6%)村上 智行38無所属新1農業
□7,100(44.4%)百足 健一61無所属現 (元)衆院議員秘書
栗原 定数2−候補4 (選管確定)
当12,792(29.8%)長谷川 敦34自民=公明新1党築館支部長=フロンティア所属
当12,681(29.5%)熊谷 義彦55無所属=社民現3(元)県教組書記
□12,027(28.0%)川嶋 保美63自民=公明現 飲食店役員=フロンティア所属
□5,461(12.7%)大場 寿61共産新 党栗原市委長
柴田 定数2−候補4 (選管確定)
当9,624(26.7%)須藤 哲63民主新1(元)大河原町議
当9,571(26.6%)高橋 伸二40自民新1党県青年部役員
□9,090(25.2%)伊勢 敏58無所属現 学習塾代表=フロンティア
□7,739(21.5%)舟山 邦夫55自民新 コンビニ経営
亘理 定数1−候補3 (選管確定)→●民主は誰か出せやヽ(`Д´)ノ
当10,786(48.2%)渡辺 和喜65自民現6党県会長代理
□8,699(38.9%)森 俊博56無所属新 空手協県本部長
2,902(13.0%)高橋 由紀雄41無所属新 食料品販売業
黒川 定数2−候補3 (選管確定)→●●民主は誰か出せやヽ(`Д´)ノ
当11,911(40.1%)藤倉 知格52自民現5党県4区幹事長
当11,115(37.4%)中山 耕一50自民現2(元)富谷町職員
□6,695(22.5%)斉藤 きえ子56無所属新 (元)富谷町議
遠田 定数1−候補2 (選管確定)→●統一候補で撃破したい所・・
当12,060(54.0%)中村 功57自民=公明現4党県幹事長
□10,282(46.0%)佐々木 糸宏65社民現 党県代表代行
白石・刈田 定数2−無投票
○佐藤 詔雄63無所属現3白石商議所顧問=社民党県議団所属
○安藤 俊威49自民現4県建築士会顧問
名取 定数2−無投票→●●民主は誰か出せやヽ(`Д´)ノ
○佐々木 敏克58無所属現3県会会派会長=フロンティア
○小林 正一70自民現3党県総務会長
東松島 定数1−無投票
○渥美 巌59自民現4党矢本支部長
宮城 定数1−無投票
○安部 孝51自民現3(元)松島町議
加美 定数1−無投票
○皆川 章太郎54自民現3党県広報本部長
本吉 定数1−無投票
○高橋 長偉66自民現5(元)党県幹事長

6165とはずがたり:2007/04/27(金) 14:38:28
宮城県議選 検証・政党攻防(上)/堅調自民/知事との親密さ強調
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/rensai/20070410_04.htm

 8日投開票があった県議選は、自民党が前回(2003年)より7人多い30人が当選し、16年ぶりに議席を増やした。民主党も公認した9人全員が当選を決めた。政権を争う二大政党は、夏の参院選の前哨戦をどう戦い抜いたのか。激闘の選挙区の攻防を振り返る。(敬称略)

<地元意識を刺激>
 現新6人が4議席を争った大崎選挙区。「旧古川市から保守系県議の灯を消すな」。自民が推薦した無所属新人で元大崎市議の菊地恵一(48)は終盤、有権者の地元意識をくすぐる訴えに徹した。
 党県議から転出した大崎市長伊藤康志は、後継の菊地のてこ入れだけでなく、当選した中島源陽(44)、佐々木征治(63)の自民現職2陣営の集会にも満遍なく出席。保守票を徹底的に掘り起こす戦術に打って出た。
 伊藤は菊地の集会で「県と大崎市政をつなぐ人は彼だけ」と熱弁を振るった。現職の集会では「共産が大崎の一角を崩すかもしれない」と危機感をあおった。

<「どぶ板」を徹底>
 菊地陣営の攻勢に触発され、現職もフル回転。県内で唯一、自民系で3議席を獲得した選挙区が誕生した。
 黒川選挙区(定数2)は、民主推薦の無所属新人が3月上旬に参戦、無投票も視野に入っていた自民2陣営の戦闘意欲に火がついた。
 「新人は、何をしたいのか合点が行かない」。自民現職中山耕一(50)は4日夜の個人演説会で、むき出しの批判を展開した。結果は新人に4000票以上の差をつけ再選。もう一人の自民現職藤倉知格(52)と議席を独占した。
 自民党県連幹事長の中村功(57)は「保守系同士が競り合い、複数議席を取れる力は健在。普段から地域課題に取り組み、ネットワークを築く努力のたまもの」と評する。
 自身が遠田選挙区(定数1)で社民現職と一騎打ち。徹底したどぶ板選挙で選挙区内を駆け回った。「遠田を宮城で埋没した地域にさせたくない。村井嘉浩知事と協力して発展を続けていこう」。4選を決めた8日夜、涌谷町の事務所で支持者に宣言した。

<都市部で陰りも>
 中村に限らず選挙期間中は自民の各候補が、党県議から転出した知事との親密さを訴えた。
 「地方と都市の経済格差が開き続けており、知事や県政与党に地域振興を託すムードが高まっている」。無投票で5選を果たし、応援で県北一円を走り回った本吉選挙区の高橋長偉(66)は議席の大幅増を確信していた。
 一方、大都市仙台では自民の地力や知事の「神通力」に陰りも見えた。9人が立候補した青葉選挙区(定数7)。自民3人が最後の1議席を争う形になり、5選を狙った議長の相沢光哉(68)が辛くも滑り込んだ。
 相沢は「安倍(晋三)首相への非難が多く聞こえてきた。格差社会の是正が遅れ、国政に敏感に反応する都市住民対策を怠ると、民主党に足をすくわれる」と警戒する。

6166とはずがたり:2007/04/27(金) 14:38:48

宮城県議選 検証・政党攻防(下)/民主躍進/前面に党戦術が奏功
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/rensai/20070411_02.htm

<久々に競り勝つ>
 民主党が久々に、自民党に競り勝った。
 「政治の表舞台に再び送っていただき感謝している。粉骨砕身、地域のために頑張る」
 県議選が投開票された8日深夜。青葉選挙区(定数七)で初当選を決めた元仙台市議長の菅原敏秋(58)は、目を潤ませた。同選挙区は民主党が2議席を獲得し、自民党の1議席を上回った。
 もともと、自民党衆院議員愛知和男の秘書。2000年に市議を辞し、民主党代表の小沢一郎の門下に入る。参院選や県議補選に挑んできたが、落選続きだった。
 事務所で喜びを分かち合ったのは党県連代表の岡崎トミ子(参院議員)。「自民党政権への不満が民主党支持に結びついた」と胸を張る。
 菅原自身、昨春から約7000軒を回り地盤を固めた。選挙中は衆院議員の郡和子(比例東北)、参院議員の桜井充ら「民主の顔」が張り付いた。地域戦と空中戦がうまくかみあった。

<「公約集」武器に>
 「党への期待は強い。各陣営が一致して、党を前面に出すべきだ」
 菅原とともに青葉選挙区で当選した現職の遊佐美由紀(43)は3月30日夜、岡崎に進言した。選挙戦初日にもかかわらず、有権者の反応がすこぶる良かったというのだ。
 各陣営は「民主党候補」を鮮明にした。遊佐が軸となり策定したローカル・マニフェストも、自民党との違いを際立たせる有効な武器になった。
 遊佐の感覚は終盤、確信に変わる。「格差是正を訴えると、サラリーマンが足を止め聞き入ってくれた。手を振ってくれる人も多い。行ける」
 仙台市の5選挙区の公認5人は全員当選。市議の公認9人もすべて議席を勝ち取った。

<面の拡大が課題>
 「尊い日本人の心を養った古里が切り捨てられている。地方があるから日本がある。政治の流れを変えないといけない」
 3月20日。大河原町のえずこホールは熱気に包まれた。ステージに立ったのは、衆院議員で党最高顧問の渡部恒三だ。約700人が「黄門節」を喜んだ。
 民主新人の須藤哲(63)を応援する集会を仕組んだのは、元衆院議員の橋本清仁。次期衆院選で自民党現職の西村明宏(3区)と激突する。
 陣営が採ったのは、党代表小沢の戦術を連想させる、徹底した「どぶ板戦」だった。
 須藤の後援会は大河原町を固め、橋本後援会が柴田町を担当。橋本を支持する建設業者が村田町、そして連合宮城が労組票―といった具合に、幾重にも組織票が積み上がった。小差だがトップ当選し、県南初の党県議が誕生した。
 民主党はかつて、衆院6選挙区のうち、最大で4議席を誇った。統一選での躍進は「王国復活」の予兆なのか。
 岡崎は「党への支持は仙台市を中心とする点でしかない。県全体の面に広げることが必要だ」と分析している。
(敬称略)

6167名無しさん:2007/04/27(金) 14:39:36
当選の県議逮捕。次点の民主系候補は法定得票に20票弱足りず、繰り上げはなし。
http://www.keitarou.info/2007/04/post_158.html

4選の埼玉・自民党県議、買収容疑で逮捕…運動員に現金
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070426i316.htm

 埼玉県警捜査2課と東入間署は26日、埼玉県議選・西5区(旧上福岡市、定数1)で
4選を果たした自民党県議の近藤善則容疑者(48)(ふじみ野市中ノ島)を公職選挙法
違反(事前運動、現金買収)容疑で逮捕した。

 調べによると、近藤容疑者は告示前の今年1月中旬、自宅に集めた運動員5人に、現金計
二十数万円を渡して票のとりまとめなどを依頼した疑い。また、同じころ、別の運動員1人に
現金Z数万円を渡すことを申し出た疑い。調べに対し、「買収の意図はなかった」と話している
という。

 近藤容疑者は2004年3月から1年間、県議会副議長を務めた。今回、西5区には3人が
立候補し、近藤容疑者は次点候補の倍以上の得票で当選した。
(2007年4月27日1時52分 読売新聞)

6168とはずがたり:2007/04/27(金) 14:57:22
とうほく県議選 戦いの断面(1)“新人群”/目立つ世襲や元首長
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/rensai/20070307_13.htm

 東北6県議選は、30日の告示まで1カ月を切った。河北新報社のまとめでは、113選挙区(総定数304)に、計425人が立候補を予定する。市町村合併による選挙区の大幅な再編が戦いの様相を一変させ、新人出馬の動向にも影を落とす。夏の参院選をにらむ政党は、手綱を取る手に力がこもる。県政を舞台にした4年に一度の政治決戦。各地で前哨戦の断面を探った。

<合併が禅譲促す>
 父親の地盤を引き継ぎ、秋田市選挙区(定数13)からの立候補する保守系新人(27)は、後援会用パンフレットに「継承」の文字を大きく刷り込んだ。「世襲」の響きを避けるかのように、父親の言葉、本人のあいさつ文でも「継承、継承」を繰り返す。

 “4代目”と言われる新人の家系は、秋田市議を務めた曾祖父から父親まで3代続く議員一家。代々守ってきた地盤は、選挙戦を優位に進めるための土台であることは間違いない。世襲批判を気にかけながらも「父親の背中を見て育った。その環境が立候補の決断に大きく影響した」と語る。

 秋田県では今回の改選を前に、現職45人(欠員3)中、9人が引退。うち3人が秋田市区と北秋田市・北秋田郡区(定数2)で息子を擁立した。今期在職中に他界した県議の長女も父の地盤を継ぎ大仙市・仙北郡区(5)から名乗りを上げた。身内が当然のように県議のいすを目指す。

 各県の世襲新人候補数などは表の通り。決して秋田に限った現象でないことが分かる。

 県内のある新人後援会幹部(62)は、市町村合併で選挙区域や定数が大きく変わり、現職が従来通りの戦いをしづらくなった点を挙げる。「禅譲するにはちょうどよいタイミング。築き上げた地域票と後援会、集金力をフル回転させれば新人でも難しい選挙じゃない」と背景を説明する。

<後援組織は健在>
 こうした事情は、もう一つの“新人群”にも当てはまる。合併で失職した首長らだ。秋田では市町村数が69から25まで激減したが、消えた県内旧町には今も首長の後援会組織が残る。それをバックに、岩城、太田、西仙北、比内、森吉の元町長5人が、地元の選挙区から参戦する。

 系列の元首長を数多く抱える国会議員の地元秘書はこう解説する。「町長らの後援会を生かすとしたら、組織の規模や地位からみて県議になるのが手っ取り早い。後援会にとっても『先生』を抱えられるメリットがあるからね」

 地盤、看板、カバンの色濃い選挙が展開されようとしている。

<地道に政策訴え>
 地盤がなくても県政界に果敢に挑む新人もいる。青森県の三沢市選挙区(1)。民主公認で出馬を予定しているこの新人(52)は、現職の米軍三沢基地職員。政治経験はゼロだ。

 「民主主義の基本はやはり選挙」と昨年、民主党の候補者公募に応募、ボランティアなど地道な地域活動を評価され、選ばれた。

 周辺町村と合併しなかった三沢市は今回、選挙区域も1市単独で不変。出馬表明した昨年12月までに、立候補の構えを見せていたのは現職1人だけだった。「前回と同じ無投票になりかねない。有権者に選択肢を提供したいという思いがあった」と語る。

 同区はその後、現職の引退表明を受け、別の新人3人も出馬を表明。一転、混戦になっている。

 知人のつてを頼りながらのあいさつ回りや、昼休み時間を利用した街頭演説などで、地域のしがらみのない戦いを続ける民主新人。「反応は思ったより悪くない。(戦いの)やりにくさは気にしていないですよ」と言い切る。

6169とはずがたり:2007/04/27(金) 15:02:25
東田川郡 定数1−候補2 (選管確定)→残念である。。
当10,340田沢 伸一57自民現3党県議対委員長=加藤紘一支援・立川町
□8,922吉泉 秀男58無所属=連合現 県会議運副委長・余目町

安達郡 定数2−候補3 (選管確定)
当13,059鴫原 吉之助59自民現4農業
当10,894佐藤 政隆53民主新1(元)本宮市議
□8,806矢島 義謙58無所属新 (元)本宮市議
二本松市 定数1−無投票
当本田 朋32民主=県民連合現2党県青年局長

次回は二本松市(定数2)→本田(民)・鴫原(自)・本宮市(定数1)→佐藤(民)・矢島(自?)の争いの構図となるか?

とうほく県議選 戦いの断面(2)合併の波紋<上>/区割り変更、現職激突
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/rensai/20070307_14.htm

<定数3から1に>
 平成の大合併で東北の市町村数は、400から231まで減った。合併特例を適用し従来の定数、選挙区のままで戦う福島以外の各県は、合区や分離、組み替えなど選挙区再編が著しい。

 山形県で唯一、合併が進んだ庄内地方。14市町村が5市町となり、中でも東田川郡区は枠組みが大きく変わった。鶴岡市と合併した旧4町村が鶴岡市区(定数5)に組み込まれ、構成自治体は2町に。定数も3から1に減り、これまで共存してきた現職2人が激突し、一騎打ちの戦いを強いられている。
 選挙区は旧余目、旧立川両町が合併した庄内町と三川町。2人とも庄内町が地元だが、4期目を狙う無所属現職(58)は旧余目町、3期目を目指す自民現職(57)は旧立川町出身と、地盤は異なる。
 「相手は経歴からみてサラブレッドだが、こちらは農耕馬。一人一人訪ね歩き、意見を聴いて回るしか勝つ道はない」。2月下旬、無所属現職は地元で開いた後援会の役員会で自らを鼓舞した。
 対する自民現職の地盤の旧立川町は、人口が旧余目町の3分の1。大票田・余目での集票が明暗を分けるとして、草刈り場の三川町とともに旧余目町内へ攻勢を強める。陣営は「旧余目の町民が同じ庄内町ということで、地元の候補と思ってくれるかどうかが鍵」とみる。
 合併して一つの町になったものの、有権者の「旧町」へのこだわりがどれほどなのか、両陣営とも測りかねている。

<自民が不戦敗か>
 県議選を合併前の区割りで実施する福島県。区割りの変更による“激変”は4年後に持ち越されたが、次回をにらんだ政党、議員らの思惑は、今回の選挙構図にも確実に影を落としている。
 合併前の旧市が区域の二本松市区(定数1)では、自民党が不戦敗の危機を迎える。2005年の補欠選挙で民主党に奪われた議席の奪還を目指すが、いまだに候補者を立てられない。
 4年後は合併相手の安達、岩代、東和の旧3町を加え、定数2となる見通しだが、自民党は旧3町を地盤とする現職(安達郡区選出)を抱えている。
 「自民・民主が議席を分け合う形が予想され、今回当選できても次回は自民同士のつぶし合いになる。それを敬遠しているんだ」と、地元の自民党支部役員はあきらめ顔で話す。

<4年後をにらむ>
 合併特例の適用は、最大会派の自民党が05年の県議会で他会派の反対を押し切って決めた経緯がある。旧来の地盤を生かすことができて、現職有利とされるが、その現職らも4年後の新しい区割りを意識しながら、地盤固めに走ることになる。もちろん、新人にとって出やすい環境とは言えない。

 これまでに選挙戦が確実になった選挙区は23のうち12にとどまり、前回の13を下回る。合併による激変緩和策が、低調な選挙戦を招きかねない気配だ。

6170とはずがたり:2007/04/27(金) 15:03:59

大仙市・仙北郡 定数5−候補10 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当10,120(14.1%)原 幸子36無所属新1(元)社福団体職員
当9,249(12.9%)大野 忠右ェ門69自民現4(元)党県総務会長
当8,971(12.5%)佐々木 長秀58社民現7党県副代表
当8,801(12.2%)樽川 隆65無所属元2(元)千畑町会議長・みらい21へ
当8,076(11.2%)小松 隆明59自民新1(元)西仙北町長
□7,762(10.8%)渡部 英治57無所属現 (元)大曲市議・みらい21所属
□7,506(10.4%)石塚 柏59自民新 (元)大仙市議
□7,422(10.3%)高貝 久遠60自民新 (元)太田町長
□3,628(5.0%)泉 美和子52共産新 (元)美郷町議
369(0.5%)鈴木 隆太郎54無所属新 (元)大仙市議

とうほく県議選 戦いの断面(3)合併の波紋<下>/地域への浸透険しく
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/rensai/20070307_15.htm

<しこり引きずる>
 市町村合併のしこりを引きずったまま、県議選になだれ込んでいる選挙区がある。

 青森市区(定数10)。青森市と旧浪岡町は、浪岡側の激しい反対運動や合併の可否を問う住民投票などの末、2005年4月に合併した。この結果、青森市区は旧南津軽郡区の一部だった同町をエリアに含め、定数も一増した。
 浪岡地区では今も合併への不満がくすぶっている。旧浪岡町の最後の町長を務めた無所属新人(62)が、その声を背に立候補を予定する。「合併問題は終わっていない。将来に向け『分町』の道をつなげたい」。元町長は、今回の選挙戦をこう位置づけるが、当選への道は険しそうだ。
 有権者数は、旧青森市約25万人に対し、旧浪岡町はわずか約1万7000人。県議選を占う昨年10月の青森市議選(41)では、浪岡地区からの当選者はわずか2人で、「分町派」はゼロだった。
 県議選には浪岡地区からもう一人、自民現職(69)が出馬する。陣営は地元意識に訴えるが、1万票とも言われる当選ラインをクリアするには、青森市からも相当数の得票が必要になる。厳しい戦いはこちらも同じだ。
 「合併に関する旧青森市民の関心は薄い。“合併問題”だけで票は取れないだろうね」(青森市区選出の現職県議)との指摘もある。

<大激戦区に一変>
 秋田県内陸部の旧仙北郡13町村。前回まで全郡1区(定数5)で戦った広域区だった。このうち、3町村の合併で誕生した仙北市が単独区(1)に移行。7町村が旧大曲市と合併し誕生させた大仙市、残る3町村の合併による美郷町は1市1町で大仙・仙北郡区(5)を構成する。
 この複雑な組み替えの結果、選挙区事情は一変した。とりわけ、大仙・仙北郡区は、10人が出馬を予定する大激戦区に。旧大曲市区(2)は前回、前々回と無投票が続いていただけに、地盤の予定者らは戦々恐々だ。
 旧大曲市議出身の無所属現職(57)は、旧仙北郡に有力な支持基盤を持たない。「おひざ元をしっかり固めることがまずは先決」と、旧市中心部に前回より大きな選挙事務所を構え、地元重視で戦い抜く姿勢だ。
 旧大曲市地域は有権者の3分の1が集中する大票田。他陣営も浸透を図ろうと躍起だ。ただ、現職も新人も地盤の旧市町村以外での知名度はいまひとつで、前哨戦は旧来通り地域対抗の様相を呈す。

<有権者数が激減>
 一方、全市1区で独立した形の仙北市区は、前回(旧仙北郡区)と比べ有権者数は3分の1以下、選挙区域も半分ほどとなり、立候補表明はいまだ1人だけだ。
 無所属現職(46)は「今度の選挙は、地域へより深く入り込まないと」と、支援組織を市内10地区に発足させ引き締めにかかるが、かつて争ったライバルらは定数の多い大仙・仙北郡区から出馬する見込み。対戦相手の登場を待つ展開で、楽勝ムードさえ漂っている。

6171とはずがたり:2007/04/27(金) 15:06:34
奥州 定数5−候補10 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当14,124(16.3%)渡辺 幸貫60民主現4農業
当10,975(12.7%)郷右近 浩42民主新1和菓子店店員
当10,300(11.9%)及川 幸子60民主現3県会常任委長
当10,187(11.8%)新居田 弘文65民主現2金網会社顧問
当7,753(9.0%)亀卦川 富夫66政和現2貸衣装会社役員
□7,609(8.8%)佐藤 力男57無所属=自民・公明元 不動産会社社長
□6,749(7.8%)高橋 重一60無所属=[公明]新 農業
□6,570(7.6%)安倍 水敏49民主新 農業
□6,156(7.1%)渡辺 正信61共産新 農業
□6,023(7.0%)千葉 正幸66無所属新 (元)金ヶ崎町議

とうほく県議選 戦いの断面(4完)党勢拡大/知事の力に思惑交錯
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/rensai/20070307_16.htm
<定数と同じ公認>
 「それほど無理したというたぐいの話ではない。互いが(当選に向けて)努力するのは当然だ」
 先月半ば、盛岡市内で会見した民主党の小沢一郎代表は、岩手県議選の候補者擁立について、淡々と語った。
 民主の公認・推薦候補は、総定数48の6割を超す31人。中でも小沢代表の地元、奥州選挙区には定数と同じ5人を公認した。無所属を含めた立候補予定者は10人に上り、大激戦の様相だ。
 岩手では、同時に行われる知事選、夏の参院選、衆院岩手1区補選と、長い戦いが続く。県議選での党勢拡大は、地域活動を重視する小沢流戦略の土台となる。
 とはいえ、異例の「5人擁立」の衝撃はあまりに大きく、党内外で波紋を広げている。「民主同士が競い合うと、われわれがはじき飛ばされる」という無所属組らの警戒感は当然としても、当の民主陣営からも困惑の声が漏れだしている。
 「5人そろっての当選はどだい無理」「選挙区が広がり、地元をまとめるだけでは勝てない」と、共倒れを危惧(きぐ)する本音は生々しく響く。民主が党代表のおひざ元の面目を保てるかどうか。厳しい戦いが待ち受けている。

<県政与党が売り>
 民主党参院議員だった佐藤雄平知事が就任して3カ月がたった福島県。ここでも、民主が前回を8人上回る12人の公認を決めるなど、新知事を推した非自民勢力の攻勢が目立つ。
 民主党と社民党、無所属議員でつくる第二会派の県民連合は、計23人を推薦。自民党の公認は予定を含め前回より5人少ない36人で、選挙結果次第で議会の勢力図が大きく変わる可能性をはらむ。
 県内有数の激戦区・福島市区(定数8)で民主は3人を公認した。党支部幹部は「今が党勢拡大の好機。4年後は自民も体制を立て直してくる」と意気込む。
 3人目の民主候補として名乗りを上げた新人(37)は無党派層を意識した戦いぶりだが、「県政与党」の立場も売りだ。
 後援会のリーフレットには佐藤知事と語らう写真が載る。県庁前でのつじ立ちでは、佐藤知事が「頑張れよ」と公用車の車内から声を掛ける。同市区での県民連合系は4人。「知事という核ができ、本当に助かっている」と関係者は説明する。

<双方にメリット>
 6月に知事選が控える青森県でも知事が、党勢拡大を目指す政党の思惑と絡む。総定数48に対し29人を擁立する第一会派・自民党は、知事選では再選を目指す現職の三村申吾知事を推薦。知事は、現職を中心に出席要請のあった県議の事務所開きなどに小まめに顔を出している。
 若手の立候補予定者らは「知事が来れば場が盛り上がる」と話し、主婦層に人気があるとされる知事の力を利用しようとの意図もうかがえる。
 半面、「知事の方にメリットがある。県議選を通じて知事選(の運動)をやっている」と、冷ややかに見るベテラン県議も。
 一方の民主党は、知事選対立候補の選定が遅れている。現職県議らは「県連内が一枚岩でないような印象を持たれては困る」と、自分の選挙に影響が出るのを懸念している。

6172片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 15:06:51
以前にもブンレッティした人がまたブンレッティ

札幌市議会:自民会派2人離脱、第1党は民主会派に /北海道
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hokkaido/seikei/news/20070426ddlk01010138000c.html

 札幌市議会最大の自民党会派に所属する佐藤美智夫氏と宮本吉人氏の2人が、会派離脱届を提出していたことが25日分かった。2人は宮本氏を会長に会派「自民維新の会」の結成届を同日、同議会事務局に提出した。この結果、来月2日から始まる新たな任期で自民勢力は21人となり、22人の民主党会派より少なくなって第2党に転落する。

 関係者によると、2人の離脱の背景には、市議改選後に行われた会派人事と議長人事に対して不満があったという。自民党は離党していない。自民党会派の高橋忠明会長は「党規委員会に諮り、処遇を決める。市議選に党公認で当選しているのだから、(党除名も含めて)厳しく対処せざるを得ない」と話している。

 自民は次期議長候補として三上洋右氏、民主は副議長候補に畑瀬幸二氏を決めているが、勢力逆転で正副議長候補も入れ替わる。【去石信一】

毎日新聞 2007年4月26日

6173とはずがたり:2007/04/27(金) 15:08:21
>>6171-6172

盛岡 定数10−候補13 (選管確定)→社民2議席成らずまた民主も下位2名共倒れ
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当15,284(10.7%)及川 敦39無所属元2塾講師
当12,868(9.0%)高橋 比奈子49自民現2アナウンサー
当12,841(9.0%)小野寺 好54公明現4党県代表
当12,599(8.8%)佐々木 博55民主現3不動産会社役員
当12,042(8.4%)三浦 陽子55民主現2歯科医師
当11,803(8.2%)吉田 洋治63諸派元6(元)県会副議長
当11,573(8.1%)樋下 正信52自民現3建設会社会長
当11,447(8.0%)斉藤 信56共産現4党県副委員長
当11,210(7.8%)小西 和子54社民新1岩教組役員
当10,058(7.0%)高橋 雪文36自民現2NPO法人顧問
□8,601(6.0%)伊沢 昌弘59社民現 党県幹事長
□8,147(5.7%)高橋 金兵衛60民主新 米穀販売店経営・前回自民公認落選
□4,968(3.5%)高橋 貞勝40民主新 党支部参与

花巻 定数4−候補6 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当14,635(24.3%)高橋 博之32無所属現2(元)衆院議員秘書・政和会系
当9,732(16.1%)木村 幸弘47社民新1党支部幹事長
当9,517(15.8%)佐々木 順一55民主現3農業
当9,284(15.4%)小田島 峰雄56民主現2土改区理事長
□8,646(14.3%)戸田 努51自民新 不動産会社役員
□8,450(14.0%)木戸口 英司43民主現 (元)衆院議員秘書(小沢一郎)

大船渡 定数1−候補2 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当13,581(50.4%)田村 誠58諸派現3県民社協会会長・政和会・連合推薦
□13,356(49.6%)渕上 清48民主新 板金会社社長

陸前高田 定数1−候補2 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当10,311(50.9%)菅原 一敏62民主新1(元)市助役
□9,938(49.1%)佐々木 茂光49無所属新 (元)陸前高田市議

連動'07参院選へ 統一選前半戦終了(中)/民主王国の明暗/快勝の陰で地殻変動
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/1737

<自民に手応え>
 全県選挙の知事選の陰で、細かい支持の流れが読める県議選の結果を冷静に見詰める向きもある。「民主地盤に地殻変動が起きている。慌てている県連関係者もいるはずだ」と沿岸部の自民系市議は言う。
 県議選の大船渡(1)は、参院比例候補となった現職に代わって出馬した新人が諸派の現職に敗れた。隣の陸前高田(1)は新人が無所属新人に勝ったものの、373票差の辛勝だった。
 花巻(4)では元小沢代表秘書の現職が落選した。県都の盛岡(10)では、自民の公認候補3人がそろって当選したのに対し、民主は擁立した4人の半分、2議席しか確保できなかった。
 盛岡は、新知事になった達増氏が4期連続で当選してきた衆院岩手1区の民主地盤。岩手1区は、達増氏の知事選転出に伴って参院選と同日選で補選が行われる。
 自民は民主に先行する形で、玉沢徳一郎県連会長の長男正徳氏(35)の擁立を決めた。「県議選の結果はプラスに働く。衆院補選はいい戦いになるよ」。自民県連幹部がほくそ笑む。

6174とはずがたり:2007/04/27(金) 15:08:54
>>6171-6173

県議選―激戦区を行く(上)上北(青森)/奥州(岩手)
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/rensai/20070403_04.htm

 東北6県の県議選は後半戦を迎え、舌戦に拍車が掛かってきた。市町村合併による選挙区再編や定数減などで、これまでと変わった戦いを余儀なくされたり、夏の参院選を控え、政党色を出し、自民党と、民主党など野党の攻防が激しく繰り広げられたりと、8日の投開票日が近づくにつれて、ボルテージが上がっている。候補者がしのぎを削る、各県の激戦区を歩いてみた。(敬称略)

◎上北(青森)/地盤重複必死の4氏

 告示日の3月30日朝、東北町役場で抽選を終えた各陣営は一斉にポスター張りに向かった。掲示板の上段には、くしくも東北町から立つ4人の顔が並んだ。
 定数4の上北郡(7町村)は前回の無投票から一転、自民新人の蛯沢正勝(59)=東北町=、工藤慎康(37)=七戸町=らの出馬で7人の大混戦に。有権者1万7000人ながら、候補4人を抱える中部の東北町はその象徴。4選を目指す民主現職の斗賀寿一(62)の出陣式に臨んだ町議は「まるで町議選だ」と皮肉った。
 斗賀と同じ、旧上北町と合併前の旧東北町が地盤の蛯沢は、告示前の決起集会を斗賀と同時刻にぶつけるなど対抗心むき出し。「あくまで自民支持」と地元の竹内亮一東北町長も蛯沢支持を表明。旧上北町議の吉田豊(48)が再挑戦し、旧東北町から社民が12年ぶりに新人の北山明(57)を擁立したことで、斗賀陣営は「社民票の減票は必至で厳しい戦い」と危機感を隠さない。
 支持が大きく割れるのは候補乱立の東北町に限らない。候補不在の隣の六ケ所村も同様だ。自民現職で北部の野辺地町を地盤とする中谷純逸(57)支援の村議が多いが、三村申吾知事の実父で南部おいらせ町の三村輝文(76)、斗賀、工藤、蛯沢と支持はモザイク状態だ。
 核燃関連で建設業者が多く、候補別の系列化が進んだのが理由。斗賀を推す村議の1人は「村内は草刈り場。どこかの独り勝ちはない」とみる。
 1万票ともいわれる当選ラインには他町村での上積みが不可欠だが、「最後は地元」との認識はどこも同じ。斗賀の選対幹部が希望含みでこう漏らした。「町内の投票率は90%はないと…」

◎奥州(岩手)/民主独占狙いで混迷
 「堂々と批判が言える地域にしたい。地元の声をきちんと伝えられる政治家が必要だ」。自民、公明両党の推薦を受けて、奥州選挙区に立候補した無所属元議員の佐藤力男(57)は3月30日、市内で行った第一声で民主王国の現状を批判した。
 立候補者は定数5に対して10人。民主党が5人を公認し、小沢一郎代表の地元で、議席独占を目指す戦略に出たことで県内一の激戦になった。
 自民は反小沢票の掘り起こしに懸命だ。佐藤の第一声に駆け付けた支部関係者は「民主王国の中心地で勝利し、国政と地域のねじれを修復させたい」と呼び掛けた。
 危機感は民主候補の間にも強くある。3選を目指す及川幸子(60)の出陣式。陣営からは「今回の選挙はこれまでとは違う」「あきらめたら負け」と厳しい言葉が続いた。
 及川は第一声で「元気いっぱいに頑張っていく」と、明るくマイクを握ったが、選対幹部は「緊迫感を持ったままでは選挙戦を乗りきれないと判断した」と声を潜めた。
 及川と同じ水沢区を地盤にする新人の郷右近浩(42)も危機感を必死にあおる。小沢後援会の票を2人で分け合う方針が奏功するかは微妙。陣営幹部は30日夜の個人演説会で「誰が落ちても不思議はない」と強調した。
 民主内での争いが鮮明になれば、他陣営は埋没する恐れもある。再選を目指す諸派(岩手政和会)の亀卦川富夫(66)は「党利党略が地方を支配しては駄目だ」と、独自の立場を訴えている。
 当選ラインは1万票前後とみられ、1人が飛び抜ければさらに下がる。「5人に潜り込める可能性は十分にある」とある陣営はほくそ笑む。

6175とはずがたり:2007/04/27(金) 15:09:46

県議選―激戦区を行く(中)由利本荘(秋田)/泉(宮城)
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/rensai/20070404_01.htm

◎由利本荘(秋田)/最大の敵広大な面積

 「広大だ」「6倍か」―。由利本荘市区(定数4)の選挙事務所では、スケールの大きさを表す言葉が飛び交い、選対幹部は厚さが3センチはあるA4判の選挙資料や住宅地図をめくり、選挙カー日程を調整する。勝手が違う選挙戦に、深いため息をつくこともしばしばだ。
 本荘市と、同市を「コ」の字型で囲む由利郡7町の合併で誕生した由利本荘市の面積は約1200平方キロ。自治体では県内一で、沖縄本島1島分に相当する。旧本荘市区選出の候補者にとっては、選挙区が一気に6.4倍に広がった。
 このエリアを回る選挙カーは計5台。すれ違うことはめったにない。「静かな激戦区」と表現したある陣営幹部は、「1人だけ苦杯をなめる熾烈(しれつ)な選挙戦で、各方面の動きが読みにくいだけに重圧は大きい」と話す。
 “防衛戦”に挑む旧市選出の小田美恵子(60)と三浦英一(51)、南部の旧矢島町が地盤の佐藤健一郎(55)の現職3人の中だけでも、政党、出身地、旧選挙区の3点でそれぞれ重なりが生じている。新人だが、2005年10月の市議選でトップ当選し、北部が拠点の加藤鉱一(58)、地域おこし活動を通して幅広い人脈を持ち、東部を押さえる佐々木三知夫(61)も集票力はある。
 旧市町に“拠点”を開設するなどして懸命に遊説を繰り広げるが、ある候補は「特に他陣地では車内から『お願い』するだけで精いっぱいだ」と限界感も明かす。
 同市は衆院議員を9期務めた村岡兼造元官房長官のおひざ元。05年9月の衆院選に無所属で出馬し落選したが、3月に自民党に復党した二男敏英氏(46)の動きを巡ってけん制し合う水面下の争いも激しくなっている。

◎泉(宮城)/保守票奪い合い過熱
 自民、民主の現職対決に、公明の新人が参戦。7陣営が競り合う。
 自民現職の外崎浩子(46)は3月30日、仙台市泉区の地下鉄駅前で第一声を上げた。「わたしの真価が問われる戦いだ」
 並んで立つのは、自民党衆院議員の秋葉賢也(宮城2区)。2005年に県議から国政に転身。外崎は補選で当選した「後継」に当たる。
 「先生の名に恥じぬよう頑張る」。外崎は最敬礼を忘れない。秋葉は前回、2万2000票を獲得。「秋葉票」の動向が優劣に直結するためだ。
 「勝負は小差で決まる。一票一票を重ねてほしい」。3月23日、公明新人伊藤和博(47)の集会で訴えたのは党代表の太田昭宏。党の威信が懸かる「超重点区」を印象づけた。支持団体の創価学会を軸とした攻勢は保守票を掘り起こす。
 秋葉も敏感に反応する。告示日は伊藤の事務所にも出向き、「(衆院選で支えられた)ご恩を返したい」と叫んだ。外崎、伊藤の競り合いは、保守票の争奪戦だ。
 もう1人の自民現職今野隆吉(67)は危機感を強める。地域戦のベテランは住宅地に入り、集会をこなし票の流出を防ぐ。
 無所属現職の小野隆(63)も連日、ミニ集会をこなす。仙台市議時代からの人脈を生かし、古くからの商店街に浸透する。
 対する民主党。現職の菅原実(58)は支持労組の引き締めに躍起だ。党参院議員大石正光(比例東北)らが応援に入り、街頭での訴えを増やす。
 民主が支持する無所属新人の佐藤豊(54)は、前宮城県知事・浅野史郎の福祉政策後継者を名乗る。各陣営は「無党派の血脈」を警戒する。
 共産新人の五島平(56)は党勢拡大を図る。
(敬称略)

<立候補者>
 【由利本荘】(4―5)
小田美恵子  60 党県役員   自現(2)
佐藤健一郎  55 会社役員   自現(4)
加藤鉱一   58 元岩城町長  無新
三浦英一   51 学習塾経営  無現(1)(民・社推)
佐々木三知夫 61 農業法人役員 無新

 【泉】(5―7)>>6159

6176とはずがたり:2007/04/27(金) 15:10:10

県議選―激戦区を行く(下)山形(山形)/福島(福島)
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/rensai/20070405_02.htm
◎山形(山形)/「2世効果」どう作用

 「最高の親孝行は、最高得票を取ること。父を超える票を集めたい」
 3月30日朝、小雨の降る山形市内。無所属新人の吉村和武(34)陣営の出陣式は、張り詰めた空気が漂った。マイクを握る吉村の脇には父の遺影。300人を超す支持者の視線を集めた。
 父・和夫は1971年以来、県議選に通算6回当選。一方で、山形市長選にも4度挑み、悲願のいすをつかんだ3年半後の2003年、帰らぬ人となった。市内全域に後援会を張り巡らせ、県議選では、当選者2人分の約2万4000票を集めたこともある。
 「久しぶりの選挙に支持者は張り切っている。ブランクはあっても吉村票は健在だ」と陣営幹部は強気な姿勢を見せる。
 「キーマンは吉村」。告示前、多くの陣営が口をそろえた。選挙戦が終盤に入り、そこに、もう1人の「2世」が割り込んできた。
 引退する当選7回の県議大内孝一(77)の長女理加(44)=無所属=。市北部の父の地盤を引き継ぐ。孝一は「自分の選挙以上に足を棒にして歩いている」と、はやる気持ちを隠さない。ポスターや看板はピンクで統一。女性票と浮動票の受け皿を狙う。

 迎え撃つ現職陣営の危機感は強い。
 前回トップ当選の公明現職寒河江政好(60)は告示前から党幹部を続々投入、組織の引き締めを図った。前回8位の現職沢渡和郎(64)は2日夜、市内3カ所の個人演説会場に斎藤弘知事を招き、県とのパイプを強調した。
 落ちる候補は1人。「2世効果」が、終盤戦にどう作用してくるのか、各陣営とも読みあぐねている。

◎福島(福島)/指定席獲得区が一変

 3月24日、民主党幹事長の鳩山由紀夫がJR福島駅前の街頭に立ち、隣には県議選の公認候補3人が並んだ。鳩山は、公認候補を立てる参院福島選挙区補欠選挙より先に県議選に触れ「新知事のため県議会に3人を送り出そう」と訴えた。
 昨年11月、民主出身の佐藤雄平が知事に就き、民主、社民両党の県議らでつくる第2会派、県民連合が少数与党となった。県民連合は今回、過去最多の25人を推薦、勢力拡大を図る。中でも福島市の推薦候補は社民現職を加えた4人で自民公認と同数。与党の攻勢を象徴する選挙区だ。
 県民連合のうち台風の目とされるのが新人石原信市郎(40)。父が元衆院議員で、衆院選にも2度挑戦した知名度から「労組系の現職ともすみ分けが可能」と言われるが、他陣営には支持基盤が浸食される懸念も強い。石原の選対関係者は「労組に触れるな、とくぎを刺される。自民より身内から敵視されている」と嘆く。

 身内同士でも激化する票の争奪戦。自民では、新人の渡辺あゆ美(35)の出馬が波紋を広げた。
 「わたしもできる限りのことをして、市民のために働く県議をつくりたい」。告示日の30日。福島1区の衆院議員亀岡偉民が渡辺の第一声に駆け付け、自身の熱心な支持者でもある渡辺への全面支援を約束した。
 渡辺の地盤は福島市南部で、3期目を目指す現職高橋信一(57)と重なる。
 「自民党はなぜこんな選挙をさせるのか」。渡辺の事務所から約500メートル離れた高橋の事務所で開かれた出陣式で、ベテラン市議が声を荒らげた。
 「地域と労組による秩序立った指定席獲得区」と評され、1995年には無投票も経験した選挙区の様相が一変している。(敬称略)

<立候補者>
 【山 形】(9−10)
金沢 忠一 56 元団体職員  自現(2)
広谷五郎左エ門 56 農業   社現(3)
沢渡 和郎 64 会社役員   自現(2)
大内 理加 44 主婦     無新 
奥山 誠治 47 会社役員   無現(1)
吉村 和武 34 団体役員   無新 
寒河江政好 60 党県代表   公現(3)
渡辺ゆり子 54 政党役員   共新 
高橋 啓介 54 団体役員   社新 
今井 栄喜 65 県議会議長  自現(4)

 【福 島】(8−12)
佐々木慶子 64 元中学教諭  無新 
加藤 雅美 57 党県幹事長  社現(3)
甚野源次郎 60 党県代表   公現(3)
高橋 信一 57 農業     自現(2)
西山 尚利 42 元衆議員秘書 自現(1)
高橋 秀樹 41 党県副幹事長 民現(1)
大場 秀樹 37 NPO理事長 民新 
望木 昌彦 70 学校法人役員 無現(7)
藤川 淑子 49 党県委員   共新 
石原信市郎 40 団体職員   民新 
渡辺あゆ美 35 会社役員   自新 
桜田 葉子 49 短大助教授  自現(1)

6177やおよろず:2007/04/27(金) 15:18:51
>>6146 >>6163

 桜井・鎌田・菅間・菊池と、人材は揃ってると思ううので、あとは使い方次第。
 この前の談義でも主張しましたが、岡崎あたりが党の中枢にいることが、党勢拡大を妨げていると思います。

6178とはずがたり:2007/04/27(金) 15:26:02
>>6177
ほんとこういった人材をどう使うかですねぇ〜。
社民の力も一定数あるので岡崎とかが居るのは悪くないとは思うんですけど,まともな司令塔が岡崎とは別にちゃんといてしっかりと戦略を組み立てて欲しい所です。大石氏とかですかねぇ?
鎌田も保守系とはいえリベラルだし,今野も労組と近いと云う事で改革保守と社民リベラル勢力の結集をして嘗ての民主王国復活と行きたい所です。

6179やおよろず@宮城県議選:2007/04/27(金) 15:38:21
>>6164

 宮城の特徴は、仙台市郊外で自民党が圧倒的に強い。
 塩釜・多賀城・宮城・黒川・あたりは、自民の金城湯池。
 仙台都心では、自民が強いということもない。

>遠田 定数1−候補2 (選管確定)→●統一候補で撃破したい所・・
>当 12,060(54.0%) 中村 功 57 自民=公明 現 4 党県幹事長
>□ 10,282(46.0%) 佐々木 糸宏 65 社民 現 党県代表代行

 国鉄小牛田駅も今は昔
 属人的要素なしに、この地域で勝利するのは至難の業かと思われます。

6180やおよろず@四分五裂な非自民勢力:2007/04/27(金) 15:48:48
>>6178

 岡崎=社民勢力というのも、実は少し違うんです。
 岡崎が、旧民主党に発起人みたいな形で参加したことが、自体をややこしくしている面があるんです。

 まず、自社・新進とは独立に、民主党勢力が形成(岡崎・日野・安住ら)
 自社が分裂し(もともと宮城での結びつきは薄いと思われ)、社民が非自民勢力となる。
 新進も分裂、公明・民社・愛知ら保守系が分立。
 公明・愛知が自民に回帰する中で、いろんな事情で難民化した保守勢力・民社が、それぞれ非自民勢力となる。

 ということで、非自民勢力は民主・社民・民社・保守系とあるわけです。 
 それぞれが、局面ごとに合従連衡するという形になっています。
 利害退位率がある中で党をまとめるのは大変ですが、安住の手腕に期待したいところです。
 (安住は唯我独尊な所があって、こういうのには向かないという新聞記者の話を又聞きしたことがありますが・・)

6181とはずがたり:2007/04/27(金) 16:05:12
解説感謝です。

>>6179
そっか遠田に社民が居たのは鳥栖で社民現職がいるのと同じなんですな。
釜・多賀城・黒川辺りで票を掘り起こして組織を作っていかないと駄目でしょうな。仙台への通勤圏で新住民も増えてる傾向なんじゃないでしょうか?

>>6180
旧社会党から民主党(第1期)には岡崎と日野の両氏が参画してますね。で,安住はさきがけ系。
民社は余り見えないんですが誰になりましょうか?
新進保守は愛知は自民へ逃亡,大石は民主へ。その他新進公認で衆院選に出た記憶のある百足氏とかは今度の県議選で落選しましたが非自民でしたね。
そんな中で浅野知事与党として"難民"となってた非自民保守のフロンティアの今回の大量自民回帰となった訳ですが。

司令塔というか寝技も使える敏腕幹事長タイプが必要なんではないでしょうかね。安住は前へ前へという印象がありますし。

中野が今回の選挙で秘書を県議に送り込んで体制を強化してしまってます。この辺も対策を考えていかないとあかんでしょうなぁ。

6182とはずがたり:2007/04/27(金) 16:09:50
>>5771-5772

県議選 会派再編へ “仲良しクラブ”脱却の兆し 県政対立軸は不鮮明
http://www.sankei.co.jp/chiho/nagano/070410/ngn070410002.htm

 県議選から一夜明けた9日、早速、県会会派再編の動きが活発化した。自民は当選した公認・推薦候補に呼びかけて党県議団(改選前10)の会派拡大を目指す一方、民主は新会派の結成に動き出した。「反田中前知事」の旗印のもと“共闘関係”にあった県会の「仲良しクラブ状態」(自民系議員)脱却の兆しにもみえるが、「(政党の枠組みによる)国政とイコールのとらえ方のみで、県会運営というわけにはいかない。県をよくしようという目標は同じ」(県民協働・無所属ネット議員)との声ももれ、村井県政に向き合う姿勢が不鮮明なままの再編劇になる可能性がある。

 「手ごわいのが出てきた。看板エースだな」
 選挙中、ある自民候補は、民主が長野市区で擁立した公認・新人の女性候補、高島陽子氏をこう警戒した。
 高島氏は長野高出身で、元地元紙記者。子育て中の主婦の立場から、「女性の声を届ける」と訴え、都市型の民主候補の代表格と位置づけられた。国会議員も応援に力を入れ、3位当選を果たした。民主は同区で2人の公認を当選させた。
 さらに、岡谷市・下諏訪では、民主新人が自民現職を破り、新人5人がたった茅野市・富士見町・原村でも民主が議席を勝ち取った。
 全選挙区の公認・推薦のうち、民主は7割が当選。自民の8割に比べてやや低かったが、その勢いは際立った。
 全国44道府県議選に目を向けてみると、自民の獲得議席数は前回選の1309議席から1212議席と大きく後退し、支持基盤の弱まりを露呈した。本県の県議選にも、その一端をかいま見せた選挙結果といえる。
                  ◇
 今夏の参議院選挙をはじめ、国政レベルでの「自民VS民主」の構図が強まる中、県レベルでもその影響をまぬがれない。
 会派再編が加速し始めたのも県内の党派勢力のせめぎ合いが後押ししている。9日には早速、県庁で複数の会派が協議を開始した。
 「自民党県議団に入らなければ、県連から外れてもらうしかない」。自民党県連幹事長の石田治一郎氏は同日記者団にこう述べ、公認・推薦をした18人の当選者の会派所属を厳しく促した。石田氏は「自民、民主、共産の3本柱になるのではないか」と分析した。
 国政では与野党に分かれる民主と公明議員が所属する「県民クラブ・公明」では、民主公認で当選した倉田竜彦氏が同会派の離脱を確認。民主会派結成の動きが緒についた。「県民協働・無所属ネット」は連合長野の推薦を受けた候補を中心に新会派を結成していく方向を確認した。
 しかし、共産を除く既成政党間の村井県政への政策上の大きな対立軸はみあたらず、会派再編は、単なる数合わせや人間関係の駆け引きの動きがで左右される可能性がある。
(2007/04/10 03:05)

6183とはずがたり:2007/04/27(金) 16:10:39
県民クラブは飯田市の現職小林氏が落選したんじゃないの?>改選前より2人減ったのは、民主党の公認で当選した倉田竜彦氏(6期目)が民主・社民系で結成を目指す新会派に合流を表明、小諸市区の高木蘭子氏が落選したため。
同区から当選した小島氏が県クに加盟した訳?下は結成当初の新聞記事。当時の勢力数が判る。

県民クラブ・公明 政策集団目指す
http://www.sankei.co.jp/chiho/nagano/070421/ngn070421002.htm

 県議会会派の県民クラブ・公明は20日、県議選を受けた新しい所属議員7人を発表した。知事のチェック機能を果たす「是々非々」の姿勢を堅持した政策集団を目指すとしている。
 改選前より2人減ったのは、民主党の公認で当選した倉田竜彦氏(6期目)が民主・社民系で結成を目指す新会派に合流を表明、小諸市区の高木蘭子氏が落選したため。
 会長には公明党籍を持つ牛山好子氏(4期目)が就任。顧問には宮沢敏文氏(同)、幹事長に柳田清二氏(3期目)が就いた。
 一方、民主、社民党系の県議を中心に結成をはかる新会派には、衆院議員の羽田孜氏に近い議員も加わり計11人で発足する見通しで、自民党県議団に次ぐ第2会派になる可能性が強まっている。
(2007/04/21 03:13)

県民クと公明が合流/第1会派並ぶ
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000269999990805
2005年03月04日
 県議会会派の県民クラブ(7人)と公明党県議団(2人)は3日、新会派「県民クラブ・公明」を立ち上げると発表した。議会内の発言力の強化が狙いで、所属議員9人は第1会派の自民党県議団と並ぶ。
 会長に宮沢敏文・県民クラブ会長、会長代行に佐野功武・公明党県議団長、副会長に牛山好子・同幹事長が就く。
 宮沢氏は「知事との政治的距離に一定の基調がある両会派が合流することで、より充実した議員活動ができる」、佐野氏は「小会派が乱立する中、同じ改革の志を持つ会派で再出発する」と語った。
 公明党県議団は、田中知事再選後の02年9月、県民クラブから佐野、牛山の両氏が脱退して設立したが、11会派が乱立する県議会内では存在感が薄かった。県民クラブも今議会前に第2会派から第3会派になり、影響力低下が心配されていた。
 18日に議長に所属会派変更届を提出する。変更後の主要会派の人数は次の通り。自民党9、県民クラブ・公明9、緑のフォーラム8、志昂会6、共産党6、県民協働・無所属ネット6。

6185とはずがたり:2007/04/27(金) 16:13:33
>>6182-6185
<長野県議会>

自民党=18人<公認・推薦18人>
改革・緑新=11人 高島@長野<民>・倉田@長野<民(元県ク)>・竹内@長野<社>・下沢@松本<=民>・下村@上田<=民>[緑]・野沢@岡谷<民>・小島@飯田<=民社>・松山@茅野<民>・寺島@佐久[緑]・宮沢@安曇野<=民社>・森田@下伊那<社>
創志会=10人
共産党=7人
県ク公明=7人:太田@長野<公>・牛山@松本<公>・小林@塩尻<=連>・柳田@佐久<=公>・村上@木曽<=公>・宮沢@北安曇 あと一人誰だ?。
トラ信=4人:島田@上田<=民>・永井@須坂<=社>・今井@佐久 あと一人誰だ?
無所属=1人(あおぞら?)北山@松本<あお>

不明…福島@小諸 木下@伊那市 佐々木@駒ヶ根 小林@中野 諏訪@大町 今井@茅野<=自公> 望月@安曇野<政=自公>・垣内@上伊那<=自公>・宮本@飯山<志>・保科@東御<志>・高見沢@南佐久<志=自公>・清沢@東筑摩<緑フォ>・下崎@千曲[緑]

6186とはずがたり:2007/04/27(金) 16:47:43
山梨も知事派vs自民の戦いからまとめないといかんなぁ・・

県議会:無所属新人3人、会派結成決める きょう発表 /山梨
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070427-00000147-mailo-l19
4月27日15時0分配信 毎日新聞

 横内正明知事を支持する自民党系県議会会派「自由民主党」から参加を持ちかけられ保留していた無所属新人の丹沢和平、中込博文、白壁賢一の3氏は26日、新会派結成を決めた。27日に発表する。丹沢氏は「新人の新鮮な目で議会改革に取り組みたい」と話した。
 また「自由民主党」は所属を13人に、改選前は最大会派だった「自民党政和会」は「自民党新政会」に名称変更し所属を10人とする会派構成を県議会事務局に届け出た。“横内派”の「自由民主党」が最大会派になるが過半数(19人)には届かない。ほかに、民主系会派「フォーラム政新」が7人で、仁ノ平尚子氏が「市民21」を1人会派で届け出ており、公明、共産両党の新人各1人が1人会派で届け出る準備を進めている。【吉見裕都】

4月27日朝刊

6187とはずがたり:2007/04/27(金) 16:50:38
くそ〜。。自民つええなぁ。。
宮城も此処も県知事自民に取られたのは非常に痛いね。。

県議会:新会派の構成決まる 自民は30人に /山形
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070427-00000071-mailo-l06
4月27日12時1分配信 毎日新聞

 改選に伴う県議会の会派の届け出が26日締め切られ、新しい会派構成が決まった。定数減にもかかわらず、自民党が改選前よりも人数を増やし、全議席の3分の2を超える30人になった。
 最大会派の自民党(代表・平弘造党県連幹事長)は改選前の27人から3人増加した。公認現職・新人26人が当選し、無所属現職の星川純一氏と、無所属で新人の伊藤誠之、竹田千恵子、大内理加の3氏が会派入りした。議席の占有率は68・2%となり、過去最高に近い多数派を形成する。
 山形21世紀の会は改選前10人で第2会派だったが、引退や落選で4人に激減し解散。現職の広谷五郎左エ門(社民)▽吉田明(無所属)▽海鋒孝志(同)▽和嶋未希(民主)――の各氏と、新人の高橋啓介(社民)、阿部昇司(無所属)の両氏を合わせた計6人で山形県民クラブ(代表・海鋒議員)を結成した。
 また、改選前6人だった自由の会・県政・公明クラブは県政・公明クラブと名称を変更。現職の土田広志(無所属)▽寒河江政好(公明)▽村山隆(無所属)▽木村忠三(同)――の各氏に新人の楳津博士(同)、吉村和武(同)の両氏が参加し計6人で届け出た。代表には寒河江議員が就いた。
 共産党は笹山一夫氏、渡辺ゆり子氏の2人。【佐藤薫】
4月27日朝刊
最終更新:4月27日12時1分

6188とはずがたり:2007/04/27(金) 16:53:08

愛知は神経戦。民主の下野で自公で委員を独占するつもりだな。

県議会:常任委ポストの各会派協議、来月1日に仕切り直し /愛知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070427-00000056-mailo-l23
4月27日12時0分配信 毎日新聞

 ◇自民が先手、民主新団長の政調費見直し発言に反発
 県議会各会派の代表者らが26日、改選後の議会運営をめぐって話し合った。当初は常任委員会の正副委員長ポストなどを協議する予定だったが、自民党県議団が、民主党県議団の新団長となる柏熊(かしわぐま)光代氏の就任会見での発言を非難して物別れとなり、5月1日に仕切り直すことに。知事選で与野党が対決姿勢を強める中、自民が民主に“先手”を打った格好だ。
 焦点となったのは、柏熊氏が政務調査費などの見直しについて条例改正を含めて6月議会までに「検討する」とした発言。自民はこの日の各派世話人会小委員会で、見直しは議会運営委員会で協議することを各会派が先月合意していたことを踏まえ、「約束違反」と反発。柏熊氏は「個人的な思い」と反論したが自民は納得せず、委員長ポストなどは改めて協議することになった。
 自民には、「議会改革」をアピールする民主をけん制し、議会運営の主導権を確保する狙いも。県議選(定数104)で民主は38に議席を伸ばしたが、公明も加えた与党は66議席で絶対安定多数。常任委の委員長は、従来は話し合いで▽自民5▽民主2▽公明1の配分だが、自民は与党で独占する方針で、この日は機先を制した。
 とはいえ、政調費問題が今後の議会改革の焦点となるのは確実。柏熊氏の発言を批判し過ぎれば、「改革に後ろ向きと受け止められかねない」(自民県議)との懸念もある。【武本光政】
4月27日朝刊

6189とはずがたり:2007/04/27(金) 16:57:47
>>5942-5946特に>>5945

県議会:6会派が届け出 自民、改選前比で4人減 /宮崎
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070426-00000221-mailo-l45
4月26日15時1分配信 毎日新聞

 県議会事務局は25日、新議員の会派所属と、新会派結成届を受け付けた。議会(定数45)の各会派の勢力は、自民党28人▽社民党5人▽「愛みやざき」4人▽公明党3人▽民主党3人▽共産党1人。県議選で公選法違反容疑で逮捕された川添睦身容疑者の長男博氏(45)=自民公認=は同日までに所属届を提出していない。自民党県連内には離党を促す声もあり、無所属の1人会派になる可能性も出ている。届け出は5月1日まで。
 新議員の任期は4月30日から4年間。改選前の議会(欠員3)と比べ最大会派の自民の議席は4減った。【中尾祐児】
4月26日朝刊
最終更新:4月26日15時1分

6190とはずがたり:2007/04/27(金) 17:12:53
>>6182-6185
創志会=10人:高橋宏@長野市(<無>元緑新会所属)、佐々木祥二@駒ヶ根市(連合支持・元改新所属)、向山公人@伊那市(政=自公)、高見澤敏光@南佐久郡(=自公・元志昂会所属)、○保科俶教@東御市(無・元志昂会所属)、宮本衡司@飯山市(無・元志昂会所属)、金子ゆかり@諏訪市(=自公政)、清沢英男@東筑摩郡(無・元緑のフォーラム所属)、福島鶴子@小諸市(無)、小山立@千曲市(無)
県ク公明=7人:諏訪光昭@大町市<無>←>>6185で判らんと云ってたあと一人。昭和電工のお膝元だしか?
トラ信=4人:小林東一郎@飯田市<=民社>←>>6185で判らんと云ってたあと一人。

緑新会の下崎保は自民へ逝った様だ。まぁあんな奴自民へ逝っちまえヽ(`Д´)ノ

県議会:各会派、58人全員の所属決まる 改選前から4減の6に再編 /長野
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070425-00000136-mailo-l20
4月25日13時3分配信 毎日新聞

 県議選の実施に伴う県議会各会派の再編は、24日までに58人全員の所属会派が決まった。会派数は改選前から4減の6会派に再編され、5会派が代表質問や委員会人事の決定にかかわる「交渉会派」として認められる6人以上を確保した。
 自民党県議団は改選前の10人からほぼ倍増の18人に拡大。「村井県政を支えて、7月の参院選に向けて基礎固めができた」(石田治一郎・自民党県連幹事長)と、知事与党の姿勢を明確にし、参院選での態勢固めを強く意識している。
 一方、初の単独会派結成を目指した民主党。同党は改選前に倉田竜彦議員ら2人だけだったが、公認候補4人が当選。推薦などを含め6人を確保した。しかし、自民党県議団との対抗軸を明確にするため、羽田孜衆院議員系の2議員と社民党系議員らでつくる県民協働・無所属ネットの3議員も合流。自民党県議団に次ぐ勢力を確保した。
 一方、保守系無所属の当選者らで立ち上げたのが創志会。志昂会や緑のフォーラムなどの保守系3会派からのメンバーが集まった。改選前、第2会派だった県民クラブ・公明は落選や脱退などで2人減って7人となった。
 一方、田中康夫前知事に与党的な立場だったトライアル信州は、落選した現職と新人が入れ替わっただけで会派勢力は変わらず。あおぞらは北山早苗県議以外の現職、新人とも落選し、北山県議は無所属で活動する。共産党県議団は改選前から1議席増やした。【仲村隆】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇自民党県議団(18人)
 ○石田治一郎、下崎保、古田芙士、萩原清、服部宏昭、望月雄内、木下茂人、平野成基、本郷一彦、村石正郎、風間辰一、佐藤友昭、西沢正隆、垣内基良、木内均、小池清、今井敦、丸山栄一、
 ◇改革・緑新(11人)
 森田恒雄、○倉田竜彦、宮澤宗弘、寺島義幸、下村恭、竹内久幸、野澤徹司、松山孝志、小島康晴、下沢順一郎、高島陽子
 ◇創志会(10人)
 高橋宏、佐々木祥二、向山公人、高見澤敏光、○保科俶教、宮本衡司、金子ゆかり、清沢英男、福島鶴子、小山立
 ◇県民クラブ・公明(7人)
 ○牛山好子、宮澤敏文、柳田清二、小松千万蔵、村上淳、太田昌孝、諏訪光昭
 ◇共産党県議団(7人)
 ○石坂千穂、小林伸陽、高村京子、藤沢詮子、備前光正、毛利栄子、和田明子 
 ◇トライアル信州(4人)
 ○島田基正、今井正子、永井一雄、小林東一郎
 ◇無所属(あおぞら)
 北山早苗
 ※敬称略、○は会派代表

6191とはずがたり:2007/04/27(金) 17:14:26
前回の経緯から筋を通したのか

県議会:会派再編 新人の小林氏、「トライアル信州」メンバー入り /長野
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070424-00000166-mailo-l20
4月24日14時0分配信 毎日新聞

 県議会の会派再編に絡み、前回県議選で田中康夫前知事を支援した「トライアル信州」が23日、県庁で会見を開き、新人の小林東一郎氏(中野市・下高井郡区)が新たにメンバーに加わることを明らかにした。同会派は今回選で現職1人が落選。小林氏を加えた4人での再出発となる。
 前回県議選で田中前知事の支援を受けた“田中チルドレン”として立候補、落選した小林氏。今回は民主党系の新会派からも参加を要請されていた。会見では「田中知事の改革は功罪相半ばだが、その理念は受け継いでいきたい」と話した。また代表の島田基正県議は「県民一人一人に光をあて、県政の後戻りを許さないという役割を果たしていきたい」と話した。【川崎桂吾】

4月24日朝刊
最終更新:4月24日14時0分

6192とはずがたり:2007/04/27(金) 17:15:55

面子をみれば判るが自民が圧倒的ではない県で1人区でみんなにいい顔したい連中の集まりである。

県議会:保守系会派の志昂会、メンバー10人で新会派「創志会」を結成 /長野
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070420-00000098-mailo-l20
4月20日12時1分配信 毎日新聞

 県議会保守系会派の志昂会(保科俶教会長)は19日、メンバーら10人で新しい会派を結成した。会派名は「創志会」で、会長は保科議員が就任した。新会派は志昂会の3人に加え、解散した旧政信会の向山公人議員、緑新会の高橋宏議員、緑のフォーラムの清沢英男議員ら現職に加え、県議選で当選した元職2人、新人2人が加わった。保科会長は「県民の付託にこたえられる政策提言を進めていきたい。村井県政に対しては是々非々の立場をとり、議会改革も進めていきたい」と話した。【仲村隆】

4月20日朝刊

6193とはずがたり:2007/04/27(金) 17:25:08
新政みえ:20→24
自無公:18→自無16+公明2
未来塾(岩名秀樹代表)4→4
青雲会(森本繁史代表)1→3
共産:1→2

県議会:共産と公明が独立会派、6会派に /三重
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070420-00000021-mailo-l24
4月20日11時0分配信 毎日新聞

 県議会(定数51)の改選後の会派構成が19日、ほぼ固まった。8日投開票された県議選で2議席を奪還した共産党と、1増の2議席となった公明党が独立会派を結成し、現在の4会派から6会派となる。最大会派は、現状通り、民主・連合系の「新政みえ」(三谷哲央代表、24人)が維持するものの、単独過半数には届かず、5月の正副議長など役員改選をにらみ、どの会派と連携するかが注目される。
 現在の県議会は欠員8人で、▽新政みえ(20人)▽自民・無所属・公明議員団(=自無公、18人)▽自民党籍のある議員でつくる未来塾(4人)▽自民党青雲会県議団(青雲会、1人)――の4会派に分かれている。今回の県議選で、新政みえは24人に躍進。自民は公認・推薦のほか、党籍を持つ現職も含め22人が当選。他に公明、共産が各2人、保守系無所属の現職1人が議席を確保した。
 議長に届けた改選後(30日から)の会派結成届などによると、新政みえ以外では、現職4人がいずれも当選した未来塾(岩名秀樹代表)は現状を維持。青雲会(森本繁史代表)は2増の3人となり、自無公から独立する公明党(中川康洋代表)と、共産党(萩原量吉代表)が各2人で単独会派をつくる。
 自無公の若手議員らが別会派を結成する動きもあり注目されたが、19日の会派総会で、若手議員に会派運営を委ねることを5期以上の議員が提案し、山本勝氏(2期)を新団長に「自民・無所属議員団」(16人)としてまとまることを決めた。
 現在の県議会は新政みえと未来塾が連携して主導権を握っているが、山本氏は「今後は(未来塾を含む)他会派との連携を深めたい」としており、未来塾を巡って2大会派の綱引きが続きそうだ。【田中功一】
〔三重版〕

県会新会派は6派 総会再開、「自無公」は「自無」に
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20070420/CK2007042002010081.html
2007年4月20日

 県議会の第二会派「自民・無所属・公明議員団」の総会が十九日あり、既に単独会派結成を決めている公明を除く十六人が統一して会派を継続することを決め、議長に報告した。会派継続か、分裂か、前日の総会でまとまらず、結論を持ち越していた。新会派の名称は「自民・無所属議員団」で、山本勝氏が新団長に就く。
 新たな県議会勢力は、最大会派が民主・連合系の「新政みえ」(二十四人、三谷哲央代表)、第二会派は自民・無所属議員団。さらに自民系の「未来塾」(四人、岩名秀樹代表)と「自民党青雲会県議団」(三人、森本繁史代表)、「公明党」(二人、中川康洋代表)、「共産党県議団」(二人、萩原量吉代表)の計六会派になった。
 この日の総会は、五月の正副議長選をにらんだ分裂の動きを受け、西場信行団長代行ら六、七期目のベテラン議員が会派運営の“若返り”を提案。分裂を示唆していた三期目の山本氏を団長に据えることで落ち着いた。
 山本氏は「自民系の他会派(未来塾と青雲会)と連携を深め、公明とも協力態勢を」と話した。青雲会の森本代表にはあいさつを済ませ、自民系ながら新政みえと協調する未来塾の岩名代表にも近く、あいさつする意向を示した。
 一方、岩名氏は「若手に変わったことは理解するが、新政みえとのつながりは当然ある。是々非々で対応したい」と話し、新政みえの三谷代表も「議会改革を推進するところと手を結ぶ」と未来塾との“鉄の結束”を強調した。
 (沢田敦)

自民系3会派分裂も 県議会
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000200704190001
2007年04月19日

 8日に投開票された県議選を受け、自民系などの会派「自民・無所属・公明議員団」の議員らが18日、改選後の会派構成について協議した。意見がまとまらず、19日に再び協議する。ほかの自民系会派では、「未来塾」は4人、「自民党青雲会県議団」は3人でそれぞれ会派を維持する方向で、自民系は3会派以上に分裂することになる。

 改選後の自民系議員は、無所属も含めて23人。1人会派だった「自民党青雲会県議団」の森本繁史議員は、元小俣町長の奥野英介氏、元海山町長の塩谷龍生氏と連携し、3人会派になることを決めた。未来塾の岩名秀樹代表は「すでに現在と同じ4人で議長に届け出た」とした。18日の話し合いでは、残り16人が一つの会派に所属するか、新たに別の会派を作るかで意見がまとまらなかった。

 また、引退する公明党の杉之内昭二県議も18日の協議に加わり、新顔2人で単独会派を作ることを伝えた。

6194とはずがたり:2007/04/27(金) 17:29:01

県議会:自民40議席確保、最大会派を維持 /神奈川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070425-00000119-mailo-l14
4月25日13時2分配信 毎日新聞

 県議会は自民が40議席を確保し、最大会派を維持することが24日、ほぼ確実となった。民主は37議席にとどまる見通し。統一地方選の県議選で獲得議席が自民36、民主34と拮抗(きっこう)。両党が無所属当選者の争奪合戦を繰り広げ、民主が初の第1会派となるかが注目されていた。
 自民は無所属新人2人と現職2人の会派入りがほぼ決まった。
 民主は選挙前に同じ会派に所属していた現職2人と無所属新人1人が加わる見通し。他の無所属新人にも働きかけたが、「既成政党の批判をして選挙を戦った。有権者の理解を得られない」などの理由で困難な状況だ。安斎義昭団長は「第2会派でも、副議長や議運副委員長ポストはしっかり求めていく」と話した。【鈴木一生、足立旬子】
4月25日朝刊
最終更新:4月25日13時2分

6195名無しさん:2007/04/27(金) 19:14:55
北脇氏、政界引退へ
2007年04月27日 退任前最後の記者会見に臨む北脇市長。過去の実績について、淡々と振り返った=浜松市中区の市役所で
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000000704270003

今月限りで退任する浜松市の北脇保之市長(55)は26日、記者会見し「今後は政治の一線から退き、新しい道で自分を生かしたい」と述べ、政界からの引退を表明した。北脇氏は自治省を経て、96年に新進党公認で衆院議員に初当選、その後、民主党に移り、鈴木修・スズキ社長(当時)ら地元経済界に推され、99年、無所属で浜松市長に初当選。03年に再選され、約12年間、政界に身を置いてきた。自らを市長に推した鈴木氏ら地元経済界と対立したまま、政界を退く。

北脇市長は「今後は白紙」としながらも「地方自治の経験を生かす仕事があればと願っている」と述べ、「選択肢の一つ」として挙げた研究者などとして、政治にかかわる意思はあるという。

北脇市長は市長としての2期8年を「短いようで長い、充実した日々だった」と振り返った。05年7月の12市町村合併や今年4月の政令指定都市移行を「やった仕事の中でも大きい。市民のご協力のたまものだった」と自ら評した。

だが、誕生したばかりの指定市を軌道に乗せることや、中心市街地の抱える問題の解決を担当できなくなったことを「残念」などと述べ、悔しさをにじませた。

また、地元経済界の支援を受けて当選した鈴木康友・新市長に対しては「どういう市政でも公平公正は大事。行政問題への対応を公開しながらやっていくことが必要だ」と求めた。(福田直之)

6196片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 20:02:06
>>6166>>6180
柴田郡の須藤は元大河原町議ということで、こういう候補は、当該出身町で自民と同等にとっても他の町で惨敗するパターンが多いわけですが、他の町でもしっかり渡り合って混戦を制したのは少し驚きました。
しっかり票の集め方を考えて動いたわけか。
初当選時の票の積み上がりかたからしても、なかなか信望に篤い人なのかなと見ています。
3区の領域は、橋本の復活があればもう少し押しそうな感じ。

安住に近いといわれたフロンティアの木本は自民入りですね。
とはずがたりさんが煽っても煽らなくても、フロンティアから自民入りした人たちは次の選挙なかなか大変でしょう。

6197片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 20:07:59
>>6196の3行目は橋本のことです。

>>6187
土建が強い県は知事の動向と議員の構成のかかわりが強いですね。どけんかせんといかん。

6198やおよろず:2007/04/27(金) 20:26:25
  ,,wwww,,
    ;ミ~    \
    :ミ       |
    rミ  (゚)  (゚) |
    {6〈     |  〉
   ヾ| `┬ ^┘イ|   <どげんかせにゃイカン
.    \ | -==-|/   
    /|\_/

6199やおよろず:2007/04/27(金) 23:00:56
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20070427_7

 豪快に民主色を出していくみたいですね

6200とはずがたり:2007/04/28(土) 19:35:22

まだ無所属の8人ってだれだ?

県議会:新会派、自民の過半数は微妙 改選前と比較、民主と公明は2議席増 /兵庫
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070421-00000319-mailo-l28
4月21日19時1分配信 毎日新聞

 県議会(定数92)主要4会派の新役員が20日出そろった。公認・推薦で単独過半数(47)を9議席割り込む38議席にとどまった最大会派・自民は多数派工作を進めているが、現在は43議席で、過半数は微妙な情勢だ。一方、自民、公明と議会与党を形成する民主系中心の「ひょうご・県民連合」も、与党内での発言力を強めるため、無所属当選者の取り込みに動いている。新任期が始まる6月まで、自民・民主の激しい綱引きが続きそうだ。
 自民党県議団には、党公認・推薦の38人のほか、高橋進吾(東灘区)、仲田一彦(三木市)、原哲明(淡路市)、宗行恭義(飾磨郡)、北野実(姫路市)の無所属5氏の加入が決まった。近くさらに2人が加わり、選挙前の45議席を確保する見通しだが、加茂忍・県議団幹事長は「県政の意志決定は自民。その担保としてどうしても過半数がほしい」と強調する。
 第2会派のひょうご・県民連合は民主公認、推薦計21人の会派入りが固まり、選挙前を2議席上回った。参院選や党が進める2大政党制を受け、名称も「民主党・県民連合」に変える。現在も複数の無所属当選者に会派入りを打診しており、芝野照久・県議団幹事長は「これまで知事与党でやってきたが、是々非々で主張を表に出すことも大切」と強気の姿勢だ。
 公明党県議団は、選挙前より2人多い13人。会派入りする篠木和良氏(川西市・川辺郡)が無所属で当選したため、会派名を「公明党・県民会議」に改める。野口裕・県議団長は「自民とは協調するよう努力するが、当然、足並みがそろわないことも出てくる」と話す。
 共産党県議団は5議席に減り、議案提出権や交渉会派としての権利を失った。選挙戦で議会改革を訴えた丸尾牧氏(尼崎市)と山田美智子氏(芦屋市)の2新人は、新会派「みどりの風」を結成する。【竹内良和】
 4会派の他の主な新役員は次の通り。(敬称略)
 ▽自民=政調会長・田中章博、副幹事長・栗原一▽ひょうご=政調会長・藤井訓博、副幹事長・小池啓納▽公明=幹事長・松本義宏、政調会長・松田一成▽共産=団長・都築研二、政調会長・新町美千代
………………………………………………………………………………………………………
 ■県議会の新たな会派構成■
自民党      43人 (改選前45人)
民主党・県民連合 21人 ( 同 19人)
公明党・県民会議 13人 ( 同 11人)
共産党      5人  ( 同 8人)
みどりの風    2人  (新会派)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ※民主、公明の会派名は新任期開始の6月に改称予定。各会派の人数は暫定数。他の8人は無所属または未定。
〔神戸版〕

4月21日朝刊


最終更新:4月21日19時1分

6201とはずがたり:2007/04/28(土) 19:35:48
>>6200-6201

垂水区 定数3−候補4 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当30,580(37.8%)和田 有一朗42無所属現2NPO役員
当22,119(27.4%)黒田 一美52民主現3党県常任幹事
当15,267(18.9%)新原 秀人44自民新1(元)神戸市議=公募
□12,847(15.9%)今井 正子54共産新 党県役員

尼崎市 定数7−候補11 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当24,497(15.4%)下地 光次52公明新1党県役員
当23,536(14.8%)谷井 勲42公明新1党県役員
当14,428(9.1%)丸尾 牧42無所属新1(元)尼崎市議→新会派「みどりの風」を結成
当14,273(9.0%)稲村 和美34無所属現2政治団体代表
当13,886(8.7%)室井 秀子51無所属新1(元)衆議員秘書→室井妻
当12,968(8.1%)吉本 誠37民主現2党県常任幹事
当12,793(8.0%)黒川 治47自民現2(元)参議員秘書
□12,470(7.8%)鈴木 拓美42共産新 党地区委員
□10,921(6.9%)今西 正行68社民現 党県代表
□10,420(6.5%)宮田 静則64共産現 党地区委員
□8,945(5.6%)武田 正昭59自民元 (元)衆議員秘書

芦屋市 定数1−候補2 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当14,091(51.6%)山田 美智子60無所属新1(元)芦屋市議→新会派「みどりの風」を結成
□13,224(48.4%)門 信雄57無所属現 体育協会顧問

豊岡市 定数2−候補3 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当22,962(48.8%)日村 豊彦54無所属元6財団法人顧問
当14,552(31.0%)小林 喜文63自民現3(元)旧豊岡市議
□9,494(20.2%)梅谷 光太郎53民主新 NPO理事長

西脇市 定数1−候補2 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当10,620(60.1%)東野 敏弘52無所属新1(元)黒田庄町長
□7,062(39.9%)山本 章66無所属現 保育所理事長 =自民党所属

篠山市 定数1−候補3 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当10,540(52.8%)小西 隆紀41無所属新1パン会社社長
□7,680(38.5%)田中 悦造59無所属新 (元)篠山市議
1,743(8.7%)梶川 瓔一63無所属新 行政書士

宍粟市 定数1−候補3 (選管確定)
得票数(得票率)氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
当9,582(39.7%)高嶋 利憲54無所属新1(元)山崎町長
□7,316(30.3%)長田 執75無所属現 県会議長=自民党所属
□7,221(29.9%)春名 哲夫55無所属新 (元)宍粟市議

6202やおよろず:2007/04/28(土) 19:38:12
 何かと話題の宮崎県ですが、県議会も負けてはいません。笑の東国原知事に対して、イケメン4名(松田勝則氏41歳、図師博規氏37歳、西村賢(さとし)氏34歳、武井俊輔氏32歳)が新会派を結成し、挨拶に来てくれました。

 私の県議会議員5年間の経験からも、県議会は、伝統を重んじ格式がある面と時代遅れの悪しき慣習が入り混じっています。

 是非、新しい感覚で、県民目線での活躍を期待します。

 彼らに、孟子の言葉「志は気の帥なり」を贈ります。

 「帥」とは、親玉という意味です。「志」は「気」をコントロールするものだということです。
 「気」というのは大変気まぐれで、時々刻々変わります。その変わりやすい「気」をコントロールするのが「志」です。

 マスコミも注目しチヤホヤされるでしょう。誘惑もあるでしょうし、罠も仕掛けられます。
 しかし、志を高く持ち続ける事によって、それらを跳ね除け、大きな期待に立派に応えてくれるものと信じます。

 『愛みやざき』おめでとう 


http://www.shinnpei.com/cgi-bin/dia_memo/dia_memo.cgi

6203とはずがたり:2007/04/28(土) 19:49:42
>>6195
まぁ引退でしょうなぁ。鈴木修のやり方には眉をひそめた人も多かったが,鈴木康友が勝利したのも結果である…。

次の課題は民主が如何に静岡7区・8区を奪取するかに移っている。
7区は嫌らしい片山に今回落選してしまったフリーアナウンサーの森元なお子http://www11.ocn.ne.jp/~naoko/
8区は北脇に市長選で挑戦したこともあり今回県議に当選した大岡敏孝http://oooka.com/
でどうか?改革派無所属といいつつ大岡氏は今回鈴木氏を支援もしているし森元女史はKEN-MINに所属して非自民である。

6204やおよろず:2007/04/28(土) 20:03:27
>>6203

 両者とも、かなり良質な候補みたいですね

 >>声の大きな人の言うことだけを聞く政治から、広く市民の声にならない声を聞き分ける政治へ 

 ありきたりのようで、大事なことだと思います

6205とはずがたり:2007/04/28(土) 20:09:08
>>6204
この辺が出てくれることを,民主がちゃんと誘うことを期待してますヽ(´ー`)/
森元氏は今回の県議選で出馬する選挙区に迷っていたみたいで北区・東区・中区など取り沙汰されました。前回03年には旧浜松市内から満遍なく得票したんだと思います。広い7区でも十分対応可能かと思います。

6206とはずがたり:2007/04/28(土) 20:10:15

自民がねじれて戦っててもなかなか民主が主体的に動けないんだよなぁ。。
ただ保守がねじれてしこりが残るのは参院選に向けて良い傾向か?

’07統一選:後半戦、党推薦の現職苦戦 迫られる参院選対応 /愛知
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/aichi/news/20070424ddlk23010245000c.html

 統一地方選の後半戦が22日終わり、今後4年の各地域を託す新しい首長、議員が決まった。このうち、現職に新人が挑んだ2市長3町長選では、現職が全員当選したものの、厳しい戦いを強いられたケースも。特に政党推薦を受けた3人の現職は、党内の足並みの乱れや相乗りへの批判などから、思いの外、接戦に持ち込まれた。夏の参院選を控え、地元支持組織の関係修復など、政党は対応を迫られそうだ。【井上章、黒尾透、清藤天】

 今回、政党推薦を受けたのは3氏。瀬戸市の増岡錦也氏(71)=自民、民主、公明▽江南市の堀元氏(61)=自民、民主▽大口町の酒井えい氏(60)=自民。

 瀬戸市(立候補2人)は、増岡氏3万2040票、対立候補が2万4147。江南市(立候補3人)は、堀氏が2万4156票、次点候補が2万300票。大口町(立候補2人)は酒井氏が5810票、対立候補が5672票だった。

 堀、酒井両氏は、ともに自民県連と地元支部で推薦のねじれが生じ、分裂選挙となった。

 最も僅差(きんさ)だった大口町・酒井氏は、対抗馬の新人、鈴木雅博氏(52)を地元の自民丹羽郡支部が推薦。麻生太郎外相が鈴木氏の応援に地元入りするなど、かつてない激しい選挙戦となった。酒井氏は、対立軸が明確にならなかったことを苦戦の要因に挙げるが、推薦のねじれについては一夜明けても困惑が解けない。「想定済みだったが、理屈が通らない。外相まで来るとは」と漏らした。

 江南市・堀氏も、自民江南市支部の推薦を受けた次点の新人、江口雅明氏(48)の激しい追い上げを受けた。地元県議と商工業者らによる議員定数半減運動に堀氏が反対したことから、感情的な反発にまで発展、自民支持層がねじれた。堀氏は23日、ホッとした表情をみせ、「2期目も実績を挙げて、理解を得たい」と、行政改革への意欲を示した。

 一方、瀬戸市は増岡氏に3党が相乗り。現職有利の声が高かったが、前回より約1万票も減らした。23日の会見で増岡氏は、「過去2回とも、万博開催という明確な争点があった。今回は、万博後で、わかりやすさに欠けた」と分析。さらに、対立候補の新人、水野昇氏(55)の立候補表明が3月下旬と遅れたのも、「相手が決まらず盛り上がりに欠けた」とした。

 こうした現職の思わぬ苦戦について、自民党愛知県連の加藤南幹事長は、「苦しい戦いになってしまった」と振り返る。「夏の参院選を控え、地元のねじれをどう修復するか課題だ」と話す。

 民主党県連の塚本久幹事長は「相乗りだと、組織が十分締まらない場合がある」とする。さらに、知事選から県議選、夏の参院選と自民・民主対決構図を示してきただけに、「相乗り批判があったかもしれない。ただ、常に対立候補を立てていくことは難しい」と振り返った。

毎日新聞 2007年4月24日

6207とはずがたり:2007/04/28(土) 20:25:09

●岡山
自民:公認32人・推薦7人擁立→公認28人・推薦5人
民主:公認5人・支持4人擁立→公認4人・支持3人⇒支持の4人って誰だよヽ(`Д´)ノ
公明:現職公認5人擁立全員当選
共産:現職公認3人擁立全員当選
社民:無所属1人支持,当選
無所属:14人当選(内自民推薦5人,民主支持3人,残り6人)

●広島
民主は新人3人が初当選して改選前の1議席から躍進。民主、社民、連合の推薦を受けた新人3人、元職1人も議席を獲得した。⇒民主、社民、連合の推薦を受けた新人3人、元職1人って誰だよヽ(`Д´)ノ

●香川
自民:29人(現27・元1・新1)+保守系無所属2=31(改選前比+1)
民主:3人(現2新1)(改選前比+1)
公明:2人(現新各1)
共産:2人(現元各1)
社民:4人(現)+社民推薦2 (改選前比−2)
無所属:5人(現3新2) (現職の2人は社民推薦・2人は保守系無所属)

県議選振り返る 自民退潮 民主は微増
http://www.sanyo.oni.co.jp/kikaku/2007/localelection/news/2007/04/10/20070410112755.html

 8日投開票された岡山、広島、香川3県の県議選は、9日未明までにそれぞれ新しい顔ぶれが出そろった。3県とも自民が議席を減らし、民主がわずかに議席を増やした。公明、共産は岡山、広島では現状維持。香川では勢力を拡大した。岡山、広島では新人がそろって15人当選。新旧交代も進んだ。

岡 山 新人3増の15人

 岡山県議選は、無投票(6選挙区・計8人)を含め全56議席が確定した。新人の当選者は15人(前回12人)。前回選挙以降のベテラン議員の死去や、今期限りでの引退が相次ぎ、新旧交代が進んだ。

 56人の党派別内訳は、自民28(改選前議席36)、民主4(同2)、公明5(同5)、共産3(同3)、無所属16(同4)。無所属のうち、自民推薦が5人で、民主支持は3人、社民支持は1人。

 自民は公認32人、推薦7人を立てて臨んだ。このうち真庭市・真庭郡、美作市・英田郡、勝田郡で現職が保守系無所属候補に敗れ、備前市・和気郡の新人も届かなかった。岡山市1区・加賀郡では、推薦した無所属の2新人が敗れた。前回選挙後の確定勢力(41人)から後退するのは確実な情勢だ。

 新人ばかり5人を公認して挑んだ民主は、4人が当選。議員死去で空席となっていた岡山市2区は、トップ当選で議席を回復した。津山市・苫田郡で県北初の議席獲得にも成功。勢力拡大を印象付けた。支持、協力関係にある無所属現職も4人全員が当選。同党議員らでつくる県議会会派は、前回選挙後(7人)より増える見込み。

 ともに現職のみで戦った公明、共産は手堅く支持をまとめ、改選前議席を維持した。公明は、岡山市1区・加賀郡で上位2議席を独占した。

 各党派別の得票率は、40・3%を占めた自民がトップで、民主8・7%、公明11・9%、共産5・4%、無所属33・7%―となった。

6208とはずがたり:2007/04/28(土) 20:25:46
>>6207-6208
 16選挙区が無投票だった前回選挙と単純比較はできないものの、民主、公明、共産が前回得票率からプラスマイナス1ポイントの範囲内だったのに対し、自民は3・3ポイントの“大幅減”。

 選挙区ごとの自民の得票率で、最低だったのは岡山市2区の28・2%。岡山市1区・加賀郡32・4%、倉敷市・都窪郡43・9%―など。郡部の得票率は5割を超えたが、市部は39・9%にとどまった。

 今後、無所属から自民に移る議員が出て、最終的な得票率は上がるとしても、今夏の参院選を控え、有権者の多い都市部を中心とした戦略見直しは急務となる。

 民主は、岡山市2区で得票率23・8%となり、前回(10・7%)から大幅にアップした。ただ、都市部を除けば候補者擁立すらままならない状態にあり、課題として積み残されたままだ。

 当選者56人の平均年齢は52・4歳。前回(53・7歳)よりわずかながら若返った。元職は4人のうち3人が返り咲き。女性は6人が立候補し、このうち当選したのは4人(自民、民主、共産、無所属各1)にとどまり、前回選挙から1人減となった。

広 島 自民が大幅議席減

 広島県議選は、無投票の3選挙区を除く20選挙区で投開票があり、無投票当選の3選挙区3人を加え、計66人の顔ぶれが決まった。

 当選者のうち現職は50人。新人15人と元職1人が当選して約4分の1が入れ替わる。藤田雄山知事の後援会問題で混乱が続く中、二分されている議会の新勢力図が注目される。

 党派別にみると、自民33人、民主4人、公明6人、共産1人、無所属22人。現職で落選した10人のうち9人が自民、1人は自民党系の無所属で、自民は改選前の48から大幅に後退した。

 一方、民主は新人3人が初当選して改選前の1議席から躍進。民主、社民、連合の推薦を受けた新人3人、元職1人も議席を獲得した。知事寄りの立場を取る民主、社民系議員の所属会派は勢力増になる見通し。

 議会でキャスチングボートを握る公明は、現職が全員当選して改選前の議席数を確保。共産は現新5人を擁立したが、現有議席の維持にとどまった。女性は現職の3人と新人2人の計5人が当選し、県議会史上最多となった。

香 川 女性最多の3人

 香川県議選は選挙戦となった6選挙区で投開票があり、29人の当選が確定。無投票当選の7選挙区16人と合わせ、45人の顔触れが決まった。

 内訳は現職38人、元職2人、新人5人。党派別では自民29人(現27、元1、新1)民主3人(現2、新1)、公明二人(現新各1)、共産2人(現元各1)、社民4人(すべて現)、無所属は5人(現3、新2)で、うち現職2人は社民の推薦。

 改選前に比べ、自民は1議席減だが、保守系無所属2人を合わせた勢力では1増。民主、共産は各1増。公明は、現職の死去で失った議席を回復。社民は1人が引退、推薦1人が落選し2減。

 高松市選挙区で議席を得た民主新人女性(27)は、同県議会では最年少当選。共産、無所属の現職と合わせ女性県議は過去最多の3人となる。

 戦後の県議選で、立候補者52人は最少、無投票16人は最多となった。
(2007年4月10日掲載)

6209とはずがたり:2007/04/28(土) 21:28:48
自公4現職に2新人 広島県議選(上)'07/4/3
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/chiho/07/En07040305.html

 広島県議選と広島市議選は八日の投開票に向け、各陣営が猛ダッシュをかけている。ともに定数を削減し、県議選の選挙区は塗り替わった。県議選の激戦区、市議選八区の構図と情勢を探る。(名簿は届け出順、敬称略)

▽広島市中区(定数3―6) 議長引退で一変
当14,957林 正夫66自民現7学校法人役員
当11,717日下 美香45公明現2党県副幹事長
当8,375佐藤 一直32無所属新1(元)参議員秘書(亀井郁夫)=祖父が自民県議・亀井郁夫支援
□6,843大田 智弘42民主=連合新 会社役員
□5,182藤本 裕保55無所属=自民新 (元)衆議員秘書=新田後継
3,709長妻 亮30共産新 党地区役員

 候補者は前回より二人増。自民二、公明一で占めてきた議席が、自民現職で八期務めた新田篤実議長の引退で変わるかどうかが焦点となる。民主は初めて候補を擁立。現職二人、新人四人が競争率二倍でしのぎを削る。

 自民支持層の争奪戦を展開するのが、七期連続のトップ当選を目指す自民の林と、新田氏を後継する無所属新人の藤本。林は支援組織の引き締めに走り、藤本は自民の岸田文雄衆院議員(広島1区)の元秘書で自民推薦で臨む。この争奪戦に、祖父が自民県議だった無所属新人の佐藤が絡む。佐藤は若さを前面に、秘書を務めた県選出で国民新党の亀井郁夫参院議員の応援も受ける。

 再選を狙う公明の日下は、女性や母親の視点の県政反映など一期目の実績をアピール。支持団体の創価学会を中心に幅広い層で上積みを図る。民主新人の大田は「自公指定席」の一角を切り崩そうと、自転車に乗り県政刷新を主張。前回衆院選の党候補と街頭に立ち、党支持層も掘り起こす。

 共産新人の長妻は「一日三十回」を目標に街頭に立ち、国民健康保険料など負担の軽減や県政刷新を訴え、現県政への批判票の取り込みをうかがう。(長田浩昌)

 ▽広島市西区(4―6) 民主擁立、無所属も
当14,919(20.5%)砂原 克規53自民現4建設会社顧問
当14,840(20.4%)柴崎 美智子51民主=連合新1学習塾経営
当14,521(20.0%)田川 寿一52公明現2党県政策局長
当11,634(16.0%)山木 靖雄63自民現6設計会社顧問
□10,231(14.1%)神川 正紀63自民現 党県副会長
□6,624(9.1%)中脇 令子56無所属新 建材会社役員・亡父は元市議会議長

 過去四回、自民三人、公明一人が議席を占めてきた。今回初めて民主が候補を擁立。無所属新人も加わり、男性の現職四人に女性の新人二人が挑む図式となった。

 この構図に、自民三人は危機感を強める。四期目を狙う砂原は、無党派対策を強化。個人演説会を従来の半分にし、街頭演説などに力を入れる。山木は地域に張り巡らす後援会を拠点に、地域や企業回り。演説会では五期の実績を強調する。七期目を目指す神川は自陣を固める戦術。街頭演説や連夜の演説会で支持者に政見を力説する。

 公明の田川は、党支持者や中小企業向けの運動を強化。街頭演説も繰り返し、無党派層へのPRにも余念がない。

 夏の参院選をにらむ民主は「必勝区」と位置付け、柴崎の街頭演説には党衆院議員も同行。労組の支援も受け、非自民層を束ねる構えだ。元自民選挙区支部女性部長の中脇は「西区から女性県議を」と訴え、選挙カーで巡回。元市議会議長の父(故人)の人脈をつてに、支持者の掘り起こしも進める。(荒木紀貴)

6210とはずがたり:2007/04/28(土) 21:29:29
>>6209-6210

 ▽廿日市市(2―4) 自民独占に2新人挑む
当14,342山下 智之47無所属新1会社役員・廿日市市長の息
当12,931安井 裕典55自民現2清掃会社役員
□10,269松井 直資56自民現 学校法人役員
□10,026金井塚 遠26無所属=連合新 衆院議員秘書・大学院生

 自民現職二人に無所属新人二人が挑む。合併による選挙区再編が加わり、激しい序盤戦を展開している。

 山下はあいさつ回りを軸に票の掘り起こしを進め、父の廿日市市長の後押しで多様な組織の支持を受ける。市議十六人も支援。他陣営からの切り崩しを警戒しつつ、票の上積みを狙う。

 再選を目指す安井は旧佐伯郡選出。合併で広島市佐伯区湯来町が選挙区から外れた。新たにエリアに加わった廿日市市を中心に、集会や電話作戦を展開。新選挙区での名前の売り込みを急ぐ。

 松井は二期八年の実績を訴えながら、有権者数の約六割を占める市中心部の支持固めに力を注いでいる。合併で加わった大野地区では、元県議の父親の支援者を核に支持拡大を狙う。

 金井塚は民主の推薦を受けた。秘書を務めた松本大輔衆院議員(比例中国)の応援を受け、党支持層への浸透を図る。細見谷大規模林道建設に反対する賛同者や無党派層の取り込みも目指す。(岡田浩一)

 ▽山県郡(1―2) 現新が一騎打ち
当9,374野村 常雄65無所属新1家具会社長・元大朝町長
□8,048宮本 新八47自民現 学校法人役員

 二十年ぶりの選挙戦は、自民現職と元大朝町長の無所属新人の一騎打ちとなった。郡内は合併で安芸太田、北広島の二町に再編された。合併後も財政難にあえぐ中山間地域の二町を舞台に、熱戦を繰り広げている。

 五期目を目指す宮本は無投票当選を続け、今回が初の選挙戦となる。祖父から三代、半世紀に及ぶ後援会組織を郡内全域でフル回転させる。建設業界を中心に地盤固めを急ぎ、きめ細かい街頭演説や個人演説会も積極的にこなす。

 四町合併で北広島町となる直前まで大朝町長を務めた野村は、昨年秋から郡内をくまなく歩き「選挙で流れを変えたい」と訴えてきた。個人演説会は、出身地で有権者が最多の旧千代田町を中心に日程を組み「地元候補」を印象づける。(江川裕介)

6211とはずがたり:2007/04/28(土) 21:30:13
新旧市域、9人混戦 広島県議選(下)'07/4/4
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/chiho/07/En07040407.html

 ▽呉市(定数6―9) 6現1元と2新人
当20,479奥原 信也64自民現9党県幹事長
当17,910犬童 英徳62無所属=社民元5会社顧問
当15,874宮 政利48民主=連合現3党県幹事長
当15,502城戸 常太61自民現6海運会社長
当14,855杉西 加代子57自民現2党県女性局長
当13,869安木 和男57公明現2党県幹事
□11,505坪川 禮巳63自民現 毛筆会社長
□7,710能勢 泰人38無所属新 消防団員
3,283堀越 和行64共産新 党支部長

 合併で島しょ部など旧安芸郡四町と旧豊田郡四町が選挙区に加わり定数は一増の六。現職六人、元職一人、新人二人の計九人が激しい新旧の市域で入り乱れる。

 混戦の中で、実績と経験を強調して九回連続のトップ当選を目指す奥原が着々と票をまとめ、他の候補者が追う構図だ。

 旧豊田郡選出の坪川は初当選以来十六年ぶりの選挙で、地盤を固めつつ旧市内での知名度アップに懸命。公明の安木は創価学会を軸に票固めを急ぐと同時に、街頭演説を重ねて上積みを狙う。

 宮は連合系の支援労組回りをきめ細かく続け、旧町域での労組票の獲得も目指す。唯一の女性候補の杉西は旧町域を含めて六カ所に事務所を置き、浸透を図る。

 返り咲きを狙う犬童は前回の社民公認を推薦に変え、「市民派」を強調して旧市内を中心に訴える。前回旧安芸郡区でトップ当選の城戸は旧五町が選挙区から外れ、旧市内の島しょ部出身者らへの支持拡大に躍起だ。

 無所属新人の能勢は「最年少候補」をアピールし若者や無党派層の取り込みを狙う。共産新人の堀越は一日約三十回の街頭演説を重ねている。(増田咲子)

 ▽三原市・世羅郡(3―4) 拡大選挙区に3現職1新人
当15,518小島 敏文56自民現7党県副幹事長=旧世羅
当14,187桑木 良典36民主=連合新1党総支部職員
当11,641天満 祥典60無所属現2会社役員=旧三原
□11,343平田 修己67自民現 党県副会長=旧三原

 民主新人の立候補で、年始までの無風ムードから一転。合併と合区で面積が前回の約三・六倍に広がった中、自民と無所属の現職三人が、新人を迎え撃つ激戦となった。

 七選を目指す自民の平田は、有権者の約65%が住む旧三原市の地盤固めを急ぐ。旧本郷、大和町にも後援会組織をつくり、浸透を図っている。

 無所属で再選を狙う天満は、しがらみのなさなどを訴える作戦。市議二期の経験を生かす草の根選挙で、旧大和町にも後援会を発足させた。

 民主の桑木の陣営には、公認した民主党、推薦した連合広島に加え、元市議会議長も入る。「三本柱」の選対で支持拡大を狙っている。

 自民の小島は、地盤の世羅郡での票固めに力点を移した。後援会便りも当初発行の都市部版に加え、六期の実績を訴える中山間地域版を作った。

 「政治とカネ」への関心が高まる中、四陣営は、棄権率が少なく清潔さに敏感な女性票の動向にも気を配る。(石丸賢、高木潤)

6212とはずがたり:2007/04/28(土) 21:30:51
>>6209-6212
>>6211-6212

 ▽庄原市(1―2) 地盤拮抗、屈指の激戦区→次は木山を民主が推せないかねぇ。
当16,043小林 秀矩54無所属=自民・国民新現2農業=旧庄原市地盤・「潔白」
□11,362木山 耕三53無所属=自民・国民新現 観光会社長=旧比婆郡地盤・「現県政批判」

 旧庄原市と比婆郡との合区で定数が、実質一減となった。その中、自民と国民新党の推薦を受けた現職二人が、一騎打ちを演じている。小林の地盤である旧庄原市の有権者数は約一万六千八百人、木山の旧比婆郡は約一万八千人と、ほぼ拮抗(きっこう)。旧市対旧郡の構図で、優劣が見通せない県内屈指の激戦となっている。

 二期目を目指す小林。広島県知事後援会の政治資金不正事件での「潔白」を前面に押し出し、農林業に精通した人材育成策も訴える。旧庄原市に十二支部を張り巡らし地元を固める。旧比婆郡のうち旧西城町は親族会が中心。ほかの旧町は組織に頼らず世話人たちを中心に支持拡大を図る。

 四期目を目指す木山は十二年間の実績を強調。中山間地域の自立と再生を訴え、現県政と対立会派への批判を展開する。また、元県議会議長の父から受け継いだ旧比婆郡の後援会組織をフルに生かし、支持固めに力を注ぐ。旧庄原市でも積極的な街頭演説を繰り返し、無党派層にPRする。(梨本晶夫、戸田剛就)

 ▽東広島市(4―5) 2現職に元市議3新人
当17,109芝 清67無所属=連合現4市体育協会長
当14,312下原 康充55自民現3農業=旧賀茂郡選出
当12,279高木 昭夫55無所属新1消防団員・自民党系の元市議
当11,812井原 修54無所属新1会社役員・自民党系の元市議
□8,204樫木 幸則57無所属=自民新 設計会社長・自民党系の元市議

 合併による選挙区再編で定数が増える一方、自民県議だった蔵田義雄氏が昨年春に市長に就くなどで現職は無所属と自民の二人だけ。いずれも自民党系の元市議で無所属新人の三人が参戦し、少数激戦を繰り広げる。

 四期目を目指す芝は、連合広島の推薦を受ける。前回トップだったが今回は「地盤が荒らされている」と危機感を強め、組織を引き締める。

 三期目を狙う下原は、旧賀茂郡選出で前回は無投票。後援会組織を固め直し、唯一の合併町出身を強調して旧郡部の票固めに全力を注ぐ。

 高木は法人理事を務める農業や、団長を務める市消防団の関係者を通じて支持を広げる。蔵田市長の後援会の支援も得て全域で浸透を図る。

 井原は有権者の三分の一を占める西条町が地盤で、酒造業界や蔵田市長後援会の支援を受ける。街頭演説に力を入れており、支持拡大を図る。

 樫木は自民党の推薦を受ける。昨年秋から市内を精力的に歩き、地盤の高屋町を中心に個人演説会を重ねて「市東部から県議を」と訴える。(藤原直樹)

6213とはずがたり:2007/04/28(土) 21:48:54
【広島県議選・福山市】自民、生き残りレース'07/4/3
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/chiho/07/Ew07040301.html

福山市 定数11−候補13 (選管確定)→自6公2共1無2/自1無1…自民つええ>>4129-4130
当22,483宇田 伸50自民現7ガス会社役員
当16,785田辺 直史57公明現5党県代表代行
当16,436渡壁 正徳66無所属=社民・連合現8社民党県役員
当16,143内田 務55無所属=連合新1製鉄会社員
当16,004浅野 洋二59公明現3党県議会局長
当15,083平 浩介52自民現7衣服会社役員・元宮沢秘書=宮沢系
当14,114辻 恒雄57共産現4党県常任委員
当13,082門田 峻徳64自民現3学校法人役員
当12,926松岡 宏道51自民現3保育園理事長=宮沢「直」系
当12,733中津 信義59自民現5党県会計監督=宮沢系
当10,777川上 征矢68自民現3党支部長=亀井系
□9,918山下 真澄57無所属=新社会新 人権団体役員←惜しい。
□5,396藤井 正已51自民現 学校法人理事=元宮沢秘書・旧神石・甲奴郡選出・宇田系

 ▽合区機に一変 「身内」と競合

 「最後の二議席を争っている」。告示翌日の三十一日夜、神辺町であった自民党現職松岡の後援会拡大役員会。地元選出の宮沢洋一衆院議員は危機感をあらわにした。続けて、伯父である宮沢喜一元首相の後援会町青年部長を務めた松岡を「直系」と売り込んだ。

 合併と同じく深安郡(神辺町)と芦品郡(新市町)を合区した福山市。定数十一を現職十一人と新人二人で争う。中でも自民現職七人の支持層は、複雑に絡み合う。

 元首相の秘書だった中津の出陣式。後援会長が声を振り絞った。「共に歩んだ三人が同じ土俵で戦うことになった。厳しい」。三人とは中津、松岡、そして同じく秘書だった新市町の平である。旧神辺、新市の二町は一九八七年を最後に、県議選は無投票が続いた。「地元の票は未知数」との不安要素も加わる。

 三十一日午前、神辺町の花見会場に、宮沢氏と距離を置く宇田の姿があった。支援企業の社員や家族と握手し、三人との対決姿勢をにじませた。

 ▽会派間の対立

 知事後援会の政治資金不正事件への対応をめぐり、対立を深める県議会の自民系会派。選挙戦は県議会内の勢力争いの様相も強める。

 三回連続トップ当選の宇田は、県議会で宮沢氏系の三人と反目する会派にいる。出陣式は二千人を集め、元神辺町議会議長も招いた。「合区地域に攻勢をかけ、当選ラインを下げて仲間を助ける戦術」。宇田の動きを、こう読む陣営もある。

 「仲間」とは、府中市と合区した神石・甲奴郡から転入した藤井である。宮沢元首相の秘書だった藤井は今、県議会で宇田と行動を共にする。選挙区を変える戦いに「当選ラインの下降は歓迎材料」というわけだ。

 一方、宇田と同じ会派の川上の選挙事務所には宮沢氏の秘書が入る。亀井静香衆院議員の秘書時代の人脈を中心に、宮沢氏との関係も維持し支持拡大に走る。宮沢氏に近い門田も「(直系)三人が私をつぶしに来るわけではない」と企業などの支援で運動を進める。

 対する非自民系。「自民候補が票を奪い合っている」と無所属新人の山下。推薦を受ける新社会党などの支持層を固め混戦突破を目指す。社民党推薦で、山下と支持基盤が一部重なる無所属現職の渡壁は副議長にも就いた経験を前面に出す。

 ▽「知事を追及」

 選挙サンデーの一日、各候補は街頭に訴えを広げた。公明党現職二人は、田辺が合区地域を中心に選挙カーを走らせ、市中心部では浅野が「知事の政治責任を追及する」と声を張り上げた。

 JR松永駅前に立った共産党現職の辻は「カネの問題を究明できるのは私だけだ」と主張。現職後継でJFE労組が支援する無所属新人内田は駅家町での演説会で「安心して子育てできる環境をつくりたい」と誓った。

 自民の生き残りレースを軸に進む選挙戦。県内最多の定数を持つ選挙区に、モザイク模様の勢力図が広がる。(敬称略)

6214とはずがたり:2007/04/28(土) 21:49:21
【山口県議選・岩国市・玖珂郡】「艦載機」最大の争点'07/4/4
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/chiho/07/Ew07040401.html

岩国市・玖珂郡 定数5−候補7
当12,352畑原 基成52自民現3党県常任総務=移転容認論
当11,988山手 卓男63自民現5電子部品会社長・旧周東町地盤=移転容認論
当11,602久米 慶典51共産元2党県委員=移転反対
当11,040吉敷 晶彦52民主新1党県政調委員=移転反対
当10,017槙本 利光61無所属新1(元)由宇町長=移転容認論
□8,790橋本 尚理50自民現 党県政調副会長=移転容認論
□6,856河谷 慎司46自民新 党岩国支部長・旧市部地盤=移転容認論

 ▽住民投票1年 民意は不透明

 周辺七町村との新設合併で市域が旧市に比べ四倍に広がった岩国市。さらに玖珂郡和木町と合区し、定数は事実上一減となった。五議席を七人で競う選挙戦。「当選ラインは一万一千票前後」。各陣営がこう見る戦いの最大の争点が、米海兵隊岩国基地への空母艦載機移転計画である。

 「国や県と交渉し、将来にそごのないようやっていく必要がある」。五選を目指す山手は、三十日の出陣式で声を張り上げた。さらに三選を狙う畑原も同じスタンス。自民党現職の二人が、「移転容認論」を展開しながら、選挙戦を引っ張る。

 二人を含め自民現職の橋本、自民新人の河谷、無所属新人の槙本の計五人が事実上、移転計画を容認。民主党新人の吉敷、共産党元職の久米が反対論を繰り広げる。

 ▽「計画に反対」

 三日夕。吉敷は岩国市中心部の公民館で個人演説会に臨んだ。「民意を無視した計画には反対だ」。一段と旗色を鮮明にした。米軍住宅への転用に住民が反発する愛宕山地域開発事業の周辺にも選挙カーを走らせる。

 「もう一度、米空母艦載機の岩国移転反対の民意を示そう」。告示翌日の三十一日、JR岩国駅前商店街で久米がボルテージを上げた。前回は次点で涙をのんだ。今回は移転計画に切り込み、議席の奪還を目指す。

 やはり三十一日の夜。同じ商店街の施設で、橋本が個人演説会を開いた。「容認、反対を議論する時期は終わった。艦載機は来る。移転を前提にしたまちづくりが争点だ」。こう力説し、地域振興策をぶった。

 岩国市議から転身をうかがう河谷。市南部の地元灘地区を足場に、「今は国や県とのパイプが詰まっている。その掃除役に徹したい」と訴える。移転計画に反対の姿勢を示す井原勝介市長を意識した主張を繰り返す。

 合併直前まで由宇町長を務めた槙本は、町長としての実績を強調。「草の根でいく」と無党派層も意識する。「市財政は厳しく、現実的な議論を進めたい」。移転計画に市の財政状況を絡める。

 ▽賛否くっきり

 現実を見据える五人と反対する二人。候補者の賛否の図式は明確だ。しかし、移転計画をめぐる経緯が、選挙戦の行方を見通しにくくしている。

 合併前の昨年三月、旧岩国市が実施した移転計画の賛否を問う住民投票。投票総数の約九割が「反対」し、全有権者の半数を超えた。政府は、半ば力ずくで受け入れを迫る。同十二月、二〇〇七年度の市庁舎建設費の補助金三十五億円をカット。市民から不安を訴える声が上がった。

 そして県議選告示の一週間前となる三月二十三日。市議会は井原市長に「現実的な対応」を求める決議を、賛成多数で可決した。

 「移転計画の影響が、県議選にどう出るか」。各陣営とも読みあぐねる。民意、国の方針、市議会の決議…。三つの振り子が擦れ違う中、七候補は新たな選挙区で有権者の審判を受ける。(川井直哉)=敬称略

6215とはずがたり:2007/04/28(土) 21:49:39

>会派を二分する別々のグループ
何系と何系が存在するんで?

【岡山県議選・高梁市】合併が影「同根対決」'07/4/5
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/chiho/07/Ew07040502.html

高梁市 定数1−候補2
当12,040(58.5%)久徳 大輔38無所属=自民現3(元)衆議員秘書・旧成羽出身=旧川上郡選出
□8,525(41.5%)大久保 道治56無所属=自民新 (元)県議秘書・旧高梁出身→死去した大杉尚久(=旧高梁市選出)後継

 ▽現職の死去で選挙戦に拍車

 一日午後一時、高梁市内から「お願いコール」が消えた。
 旧高梁市選挙区選出で県議を七期務め、議長や自民党県連幹事長などを歴任した故大杉尚久氏の葬儀が市内で営まれた。享年七十二。後継者として立った無所属新人の大久保は、涙ながらに弔辞を朗読した。会場には、迎え撃つ無所属現職の久徳の姿もあった。「葬儀までは派手な運動は控えた。本当の選挙戦は二日から始まった」。両陣営は口をそろえる。

 今回の選挙戦の種火は二年半前に生じた。二〇〇四年十月、県内の「平成の大合併」のトップを切って旧高梁市と旧川上郡を中心とする一市四町が新設合併。新市が誕生した。これに伴う合区で旧高梁市選出の大杉氏、旧川上郡選出の久徳と、自民現職の二人が生き残りをかける構図が確定的となった。

 自民県議団の両者は、会派を二分する別々のグループに属する。党公認をめぐる調整も難航し結局、二人とも無所属で自民推薦という「痛み分け」(自民県連幹部)に終わり、激しい前哨戦へ突入していた。

 ▽対照的な戦略
 その状況が急転したのは三月十日。大杉氏が脳出血で倒れ、緊急入院。後援会は病状の重さを勘案し、二十八年間にわたって秘書を務める大久保の擁立を決めた。大杉氏は告示前日の二十九日、帰らぬ人となった。

 高梁市の有権者数は旧高梁市が約一万八千人に対し、旧川上郡は約一万人。告示までの複雑な経過も背景に、両陣営は対照的な戦略を展開する。

 大久保陣営はスタッフジャンパーに喪章を着け、“弔い合戦”をアピール。今の高梁市長が旧川上郡出身であることに触れ、「地域バランスを考えれば、県議は旧高梁市から選出されるべきだ」(西右介選対本部長)と地域のアイデンティティーをあおる。

 一方の久徳陣営。井上英男後援会事務局長は「感情や合併前の地域間の争いで、県議を選んでいいのか。こちらは堂々と二期八年間の実績と政策を訴えていく」と切り返す。久徳は市内全域でこまめに街頭演説し、旧市町の融和の必要性などを強調している。

▽代理戦の様相

 高梁市を含む衆院岡山5区をめぐり、小選挙区候補争いを演じた自民現職二人の動きも対照をなす。村田吉隆衆院議員(5区)は自身の元秘書である久徳の出陣式でマイクを握り、「皆さんの力で当選を」と支援を要請。一方、加藤勝信衆院議員(比例中国)は大杉氏の葬儀で大久保の名前を挙げ、「大杉氏の遺志をどうか受け止めて」と呼び掛けた。

 両候補は二日以降、精力的に選挙カーを走らせる。自民系無所属の一騎打ちという「同根対決」の構図に、小選挙区をめぐる「代理戦」の影も映る。静かに滑り出した選挙戦は、さまざまな側面が絡み合いながら日ごとにその熱を増している。(加納優)=敬称略

6216とはずがたり:2007/04/28(土) 21:50:12

民主最重点区落とす。痛い。。

【島根県議選・八束郡】党勢懸け自・民綱引き'07/4/6
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/chiho/07/Ew07040614.html

 「代表が議席を失えば、いよいよ厳しい状況になる」。四日夕、島根県東出雲町の町民会館。民主党島根県連代表を務め、五選を目指す現職の内田は声を張り上げた。「何としても勝ち抜かせていただきたい」

 翌五日。同じ場所で内田に挑む無所属新人の加藤が気勢を上げた。「国と県からの支援を得るのも議員の仕事」。推薦を受ける自民党の「看板」を前面に、国などとパイプをつなぐ与党候補としての立場を強調する。

 選挙区再編で旧八雲村が外れ東出雲町だけがエリアとなった八束郡選挙区。一議席をめぐり、自民と民主が激しくぶつかり合う。県内の一人区で唯一、民主に議席を明け渡す「空白区」の解消を悲願とする自民。民主は、県連代表の議席死守が至上命令だ。互いのメンツを懸けた激突は、日増しに熱を帯びる。

 ▽労組フル稼働

 故竹下登元首相らが築き上げた「自民王国」の島根。民主国会議員が不在の全国六県のうちの一つで、分厚い保守地盤に党勢は伸び悩む。県議選と同日に投開票される知事選でも、前回に続いて独自候補を擁立できず、不戦敗を選んだ。

 「内田対加藤ではなく、内田対自民の戦いだ」。支持組織の連合島根の矢倉淳会長は、危機感をあらわにする。最重点区と位置付け、内田の出身の民間労組を中心に組織をフル稼働させる。

 一方の加藤。告示直前の総決起集会に、元官房長官の細田博之衆院議員(島根1区)が駆け付けた。「自民党は八年間苦労してきた。竜に目玉を入れないといけない」。自身の選挙区内の八束郡の議席を得ることを「画竜点睛」と説いた。

 自民系候補が内田と争った前々回、旧選挙区で百三十票差で惜敗。前回は不戦敗。「空白の八年」(選対幹部)と呼ぶ自民の悲願達成のために、同東出雲町支部が今回選んだのが、町商工会長で企業支援が見込める加藤だった。

 ただ、両者とも不安材料を抱える。内田は八年前の選挙戦で、東出雲町で百三十四票差で敗れたものの旧八雲村で挽回(ばんかい)。接戦を制した。その村は松江市と合併し今回、選挙区から消えた。当時、支持を得た公明党勢力の票も、公明が与党となった今、期待はできない。

 ▽支持に温度差

 加藤の方も、自民分裂回避の結果、候補者として選ばれた経緯がある。当初、立候補に意欲を見せていたのは加藤を含めて三人。「党一丸となって支援していく」。自民系町議は口をそろえるが、自民県連幹部は「支持者の温度差はなかなか縮まらない」と漏らす。

 全国から取り残された状況といえる島根での二大政党化の流れ。民主が攻勢に向けて足場を固めることができるか、それとも自民が押し切るのか。八束郡の自民、民主の対決の行方が分岐点の一つとなる。(和田木健史

6217とはずがたり:2007/04/28(土) 21:50:38

【鳥取県議選・八頭郡】自民、そろわぬ足並み'07/4/7
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/chiho/07/Ew07040701.html

八頭郡 定数2−候補4
当7,882山根 英明74自民現6県会議長=若桜谷
当5,633米井 悟69無所属=社民現3社民党県役員
□4,340国岡 智志36無所属=自民新 建材会社役員
1,757坂根 実豊55無所属新 貿易会社社長

 ▽合併での対立、しこり消えず

 河原、用瀬両町と佐治村が鳥取市に編入合併し、定数は一減の二となった。有権者の多い若桜谷(八頭町、若桜町)を固めた自民党現職で議長の山根が、一歩抜け出した。地盤がともに智頭町で競合する無所属新人の国岡=自民党推薦=と、無所属現職の米井=社民党推薦=が、二議席目をめぐる激戦を展開。無所属新人の坂根が絡む。

 二日、自民党県連会長の石破茂衆院議員(鳥取1区)が、国岡応援のため智頭町に駆け付けた。駅前で百三十人の町民に「県政にも若い力が必要」と訴えた。八頭郡出身の石破衆院議員にすれば、地元で自民と社民系が一議席ずつ分け合うのは不本意だ。青年部長として国政選挙を支えてきた国岡のテコ入れに動いた。

▽応援1回だけ

 しかし、国岡は地元の自民県連智頭支部で孤立する。二〇〇四年、単独町制維持か鳥取市への編入合併かで町が二分した際、自民町議が多数を占める町議会は単独を選んだ。町議だった国岡はしかし、合併を主張して対立した。今回、同支部は国岡ではなく、山根を推す。同支部長は「合併問題のしこりを解消して出るべきだと国岡を説得したが失敗した。支持できない」と説明する。

 一日、知事選の応援で智頭入りした際、同支部から国岡への合流を阻まれた石破衆院議員。翌日、あらためて智頭入りした。しかし、衆院選で頼りになる山根にも配慮し、国岡の応援はこれが最初で最後という。「もっと応援に来たいが」と表情は苦渋に満ちる。

 元来、自民支持層が厚い地域だけに、自民系の二議席独占も「夢」ではない。だが、国岡は前回、山根のライバルで、今県議選から鳥取市選挙区に移った自民現職の山口享(73)を支援した。「(国岡に)一票も分ける気はない」と山根はにべもない。国岡は若さを前面に、無党派層の支持獲得に活路を求める。

 ▽党公認を返上

 一方、三選を狙う米井は前回、智頭町で投票総数の七割に当たる約三千八百票を獲得。「町内から若い候補者が立ち、厳しい戦いだ」と訴える。社民党県連合の副代表だが幅広い支持を得るため、一度は決定した公認を返上して臨む。

 鳥取市に編入合併した旧三町村で前回、米井は約二千百票を獲得した。今回は、その穴埋めも必要となる。狙いは山口が前回、現在の三町で獲得した約五千三百票。前哨戦で八頭町でも有権者が多い旧郡家町を三巡した。「党勢衰退で資金がないので集落を歩いて票を掘り起こす。三巡目となると反応が違う」と陣営は手応えを示す。

 市町村合併をめぐる対立のしこりから足並みがそろわず、ジレンマを抱える自民系。社民系も区割りの変更で不安要因を抱える。合併問題が政党勢力に影を落とす中、三度目の挑戦となる坂根を含む四人が最後の追い込みに入った。=敬称略(土井誠一)<おわり>

6218とはずがたり:2007/04/28(土) 21:55:55

また自民を揺さぶって分裂をさそわなあかんな。。

自民:23(過半数)+公明:1=24
みらい21:10+社民:3+いぶき:3+民主:2+公心:1+国民新:1=20
共産:1

県議会:各会派が結成届 /秋田
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070421-00000045-mailo-l05
4月21日13時1分配信 毎日新聞

 県議会各会派は20日までに議会事務局に会派の結成を届けた。新生会の流れをくむ加藤義康氏は単独会派の名称を「公心会」とし、改選前の民主党・無所属クラブは民主党と改称した。
 会派の内訳は、自民が23人、みらい21が10人、社民といぶきが各3人、民主が2人、公明、共産、国民新党、公心会が各1人。
 複数会派でこれまでに決定した会派代表者は、門脇光浩(いぶき)、高松和夫(民主)、佐々木長秀(社民)の3氏。【津村豊和】

4月21日朝刊

6219とはずがたり:2007/04/29(日) 00:08:17
’07統一選・かながわ:終盤の情勢/上 県議選 /神奈川
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/archive/news/2007/04/04/20070404ddlk14010365000c.html
 ◇94議席へ159人しのぎ

 ◇横浜・川崎の政令市、82候補が激戦展開

 県議選、横浜、川崎両市議選は8日の投開票まであと4日と迫った。県議選は無投票の8選挙区を除く39選挙区で、計159人が94議席を目指してしのぎを削っている。このうち横浜、川崎両政令市は21選挙区で82候補が激戦を展開しており、横須賀市などでも各候補が懸命に支持拡大を図っている。注目選挙区の終盤情勢を探った。

▼横浜市港南区
当23,252桐生 秀昭56自民現2党県議副団長
当19,778高橋 稔51公明新1党県副代表
当19,693塩坂 源一郎43民主新1党総支部役員
□12,332三輪 智恵美53共産現 党県委員
□9,626藤井 皆子51ネ横新 党区副代表
4,693田中 米一67無所属新 建築会社経営

◇民主現職引退で6人激しい戦い

 民主現職が引退し、3議席に自民、共産の現職2人と新たに擁立した公明を含む新人4人の計6人が激戦を展開している。

 会社経営の経験がある自民・桐生氏は中小企業振興を訴え、福祉への取り組みも強調。ミニ集会や個人演説会で地盤を固めている。市議を4期務めた公明・高橋氏は市議の実績と小児医療費無料化の拡充などを訴え、組織力を駆使して市議時代を上回る得票を目指す。

 民主・塩坂氏は公募で藤沢市から転戦。出遅れて活動期間が短いものの、引退する現職や同区選出の前衆院議員の地盤をうまく引き継げば手堅い。現職の共産・三輪氏は福祉や議会改革を訴える。福祉団体の代表を務めるネット横浜・藤井氏と政策が類似する面もあり、実績で違いを見せられるか。【稲田佳代】

▼横浜市戸塚区
当28,073松田 良昭54自民現6党県総務会長
当21,501北井 宏昭40民主現2(元)衆院議員秘書
当19,110曽我部 久美子52民主新1(元)衆院議員秘書
□12,805草野 照子59共産新 党区役員
□12,780福田 泰子58ネット現 党県議団長
5,382宮森 儀一59無所属新 (元)衆院議員秘書

◇現・新の6人が3議席を争う

 現職3人と前回出馬した2人を含む新人3人の計6人が3議席を争う。

 民主は現職・北井氏に加え、田中慶秋元衆院議員の義理の妹・曽我部氏を立て、支持基盤を東西で分けて曽我部氏に厚く配分。神奈川ネットの現職・福田氏を狙い撃ちにする戦略で、過去に2度次点だった共産・草野氏も交えて女性3人の三つ巴の激戦となっている。福田氏は議会改革を訴え、子育て支援をうたう曽我部氏や高齢者福祉を訴える看護師の草野氏との違いを強調する。

 波乱要素は田中氏の秘書だった宮森氏。民主公認で出た前回落選後、地域を丁寧に回って今回は無所属で出馬。民主票が分裂する可能性があり、混戦模様となっている。

 自民・松田氏は公明の協力も得て6期目を狙う。【稲田佳代】

6220とはずがたり:2007/04/29(日) 00:09:06
>>6219-6220

▼川崎市川崎区
当27,565杉山 信雄49自民現3党支部幹事長
当20,686武田 郁三郎74社民現10党県常任幹事
□17,647小森 克己32民主新 党総支部役員
□12,637松尾 珠紀35共産新 党区役員

◇民主が初の新人擁立で拡大狙う
 民主が初めて新人を擁立し、前回より1人増の4人が2議席を争っている。
 前回、次点に約7000票もの差を開けてトップ当選した自民・杉山氏は、保守層や労組票に加えて公明票も手堅くまとめ、安定した戦いぶり。10期目を狙う県下唯一の社民現職、武田氏も支持基盤の労組を中心に票を固める。地元の大師地区に加え、小田地区など同区の中央部にも活動を広げている。
 共産・松尾氏は教育、暮らし面の政策充実を訴え、共産支持層に加えて子育て世代の票の取り込みを図る。同区で民主が初めて擁立した小森氏は経済活性化を訴え、駅頭演説などで無党派層の支持拡大を狙う。【山衛守剛】

▼横須賀市
当30,865大村 博信49民主現2党県常任幹事
当29,174亀井 貴嗣40公明新1党総支部役員
当27,603竹内 英明56自民現4党県副幹事長
当26,788牧島 功62自民現6党県副会長
当21,770嘉山 照正60無所属現3県会派副団長=県政・県民所属
□18,401土屋 嘉信62自民元 (元)横須賀市議
□17,399藤田 智栄子50共産現 県会厚生委員

◇定数減で5議席7人が目指す

 定数1減となった5議席を前回と同じ7人が争う。公明新人以外は同じ顔ぶれだが、前回を上回る激戦となっている。

 議長経験者の自民・牧島氏、4期目を目指す同・竹内氏、公明新人・亀井氏はいずれも支持基盤が強固。日産自動車社員の民主・大村氏は相次ぐ企業の撤退が懸念材料だが、活力ある街づくりを掲げて支持拡大を図る。

 保守系無所属・嘉山氏は松沢成文知事の支持を打ち出し、無党派層の取り込みを図る。共産・藤田氏は横須賀基地の原子力空母配備反対を掲げ、住民投票を求めて集まった約4万人の署名を追い風にしたいところ。自民・土屋氏は「中学の完全給食化」を訴え、返り咲きを狙う。【内橋寿明】

▼鎌倉市
当22,975松尾 崇33無所属新1(元)鎌倉市議
当18,463中村 省司62自民現7県会議長
□14,550深田 独47民主新 党総支部副代表
□14,264仙田 みどり48ネット現 (元)党副代表

◇現職2人に2新人が挑む

 議長の自民・中村氏と神奈川ネット・仙田氏の現職2人に、市議から転出した無所属・松尾氏、民主・深田氏の2新人が絡み混戦模様となっている。

 前回トップ当選の中村氏は県とのパイプをアピール。仙田氏は子育て支援、高齢者福祉などを訴え、女性を中心に浸透を図る。松尾氏は市議選で2度のトップ当選、落書きを消すなどの活動で支持を広げる。深田氏は民主支持層に浸透を図り、前回の雪辱を期す。

 地元では大船駅東口の再開発問題が話題になっており、市議会はメーンの90メートル高層ビル案を否決。中村氏と仙田氏は同案に賛成した会派が応援し、松尾氏と深田氏は反対姿勢で、票の行方にも影響しそうだ。社民候補が前回集めた約1万票の行方や公明支持層の動きも焦点だ。【吉野正浩】

6221とはずがたり:2007/04/29(日) 00:09:38
’07統一選・かながわ:終盤の情勢/中 県議選 /神奈川
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/archive/news/2007/04/05/20070405ddlk14010430000c.html
 ◇新旧が地盤奪い合い−−県央・県西部、60候補声からし

 県議選は8日の投開票日まであと3日と迫った。県央・県西部の15選挙区では、34議席の獲得を目指し60候補がしのぎを削っている。特に県央の市では、現職と新人による組織と地盤の奪い合いも見られ、激戦が展開されている。

▼藤沢市
当23,190鈴木 恒夫57自民現4党県役員
当21,020服部 圭介61公明現6党県副代表
当19,305国松 誠45自民新1(元)藤沢市会議長
当19,206井手 拓也37民主新1(元)藤沢市議
当16,058斎藤 健夫38民主=連合現2党総支部幹事長
□13,582鈴木 とも子57共産現 (元)藤沢市議
□12,259池田 幸代35社民=ネット新 (元)衆院議員秘書(阿部)
□12,225原田 建42無所属新 (元)藤沢市議

◇定数5に8人、主要5政党混戦

 定数5に8人が立候補した。主要5政党に無党派新人も加わり、混戦模様。無党派層の動向がカギを握りそうだ。

 自民・鈴木氏は、がん対策を主張のトップに掲げる。安定した戦いで4期目を目指す。自民・国松氏は市議会から転出。全国市議会議長会の会長を務めるなどの知名度を生かしたいところだ。6期目を目指す公明・服部氏は「不安のない子育て支援力」アップなどを強調。支持基盤も厚い。

 民主・斎藤氏は「現場主義を貫く」と訴え、連合・労組票を固める。市議会からの転出組である民主・井出氏はバイクに乗り、県財政の健全化を訴える。社民・池田氏は阿部知子衆院議員の元秘書。党を挙げての支援を受け、神奈川ネット藤沢の推薦も得た。

 前回、この選挙区では24年ぶりの女性県議となった共産・鈴木氏はゴミ収集有料化の反対を訴える。唯一の無所属・原田氏は「既成政党にガツン!」と意気盛ん。自転車で支持拡大を図る。【金沢盛栄】

▼相模原市
当35,462本村 賢太郎36民主=連合現2(元)衆院議員秘書=藤井直系
当24,758舘盛 勝弘63自民現4党県副幹事長
当24,319長友 克洋36民主新1党総支部副代表
当22,654佐々木 正行43公明新1党県青年局次長
当21,713渡辺 均48公明現2党県遊説局長
当20,813寺崎 雄介35民主=連合新1党総支部副代表
当20,426長谷川 久美子45無所属=市民の党現2(元)旧相模原市議
当19,185河野 幸司61共産現4党県議団長
当18,599榎本 与助61自民現6党県政調会長
□18,570細谷 政幸49自民新 (元)相模原市議
□17,757本間 俊三62自民新 (元)旧相模原市議=衆院議員赤間の直系。2回目の落選
□7,736飯田 則恭46自民新 党県IT局次長=合併で支持者離叛で引退の桐生氏後継

◇合併のしこり、旧郡“草刈り場”

 合併で旧相模原市(定数8)と旧津久井郡4町(同1)が1選挙区に。自民、民主は現職、新人が互いに組織と地盤を奪い合い、合併のしこりが残る旧郡は“草刈り場”となっている。当落ラインは2万票とみられる。

 自民は公認5人を擁立。舘盛氏は民主新人と地盤の一部が競合するが、強固な組織を持つ。再挑戦の本間氏は衆院議員・赤間二郎氏の直系として勢いに乗る。細谷氏も急速に支持を拡大している。旧郡で前回約1万6100票を獲得した榎本氏は、合併反対を貫いたため支持離れが起き、市域で引退するベテラン・桐生忠一氏の地盤を浸食。桐生氏後継の飯田氏は、防戦に追われながら票田を開拓している。

 民主は本村、寺崎両氏が連合の支援を受ける。藤井裕久・元衆院議員直系の本村氏は地盤が強固。前回約1万6000票を得た寺崎氏と長友氏は互いに競り合う。

 公明は旧郡の組織票も加わり、渡辺、佐々木両氏とも万全の構え。共産・河野氏も旧郡の組織票の上積みがあり、議席を確保する勢い。市民の党推薦の長谷川氏は唯一の女性候補で、浮動票獲得を狙う。【高橋和夫】

6222とはずがたり:2007/04/29(日) 00:10:17
>>6221-6222 >>6219-6222

▼厚木市
当22,175堀江 則之63自民現6(元)県会副議長
当13,418鈴木 裕二37民主新1党総支部幹事長
当10,621山本 裕子50ネット現2(元)厚木市議
□8,358松田 則康54無所属=自民新 (元)厚木市会議長
□5,789萩原 新吾38無所属=自民新 (元)厚木市議
2,602荻田 豊60無所属新 印刷会社経営

◇市長の得票の動向にも注目

 自民系候補3人を含む計6人がしのぎを削っている。前回初当選し、1月の厚木市長選で圧勝した小林常良市長の得票(約4万4000票)の動向も注目される。

 6選を目指す自民・堀江氏は知名度が高いが、組織の引き締めを図っている。民主・鈴木氏は昨秋の衆院16区補選で民主新人が善戦した余韻を生かしたいところ。無党派層の支持も訴えている。再選を目指す神奈川ネット・山本氏は唯一の女性候補。女性票を幅広く集められるかがポイント。

 市議転身組の萩原氏、松田氏はともに自民の推薦を得た。堀江氏同様、市長選では自民、公明推薦の山口巌雄前市長を支援。公明支持者を含めた“山口票”の取り込みを期待する。荻田氏は市北西部の山地(通称・西山)の保護運動に携わり、環境問題などを訴える。【佐藤浩】

▼大和市
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/3247
>>4492 >>5852
当19,146菅原 直敏28無所属新1(元)大和市議
当17,172益田 駿66公明現6党県代表代行=市長選で大木支援(当選)
当15,782江田 実73民主現4党県代表代行=市長選で大木支援(当選)
□13,607安藤 博夫59自民現 党県IT局長
□6,981吉川 章53無所属新 (元)大和市議=甘利支援
5,116武志 富美枝58ネット新 (元)大和市議
4,565宮応 勝幸63共産新 党市後援会長

◇現職の3人に4新人が挑戦

 6期目を目指す公明・益田氏は幅広い支持を受け、安定した戦いぶり。民主県連代表代行の江田氏は大和駅周辺などで強固な地盤を持つが、さらに上積みを狙う。自民・安藤氏は北部の支持基盤を固めつつ実績をアピール。若手の菅原氏は駅頭などで演説を続け、知名度は上昇中。

 南部の保守層に知名度がある無所属・吉川氏は全域にわたっての支持拡大を図る。神奈川ネット・武志氏は米軍再編問題や子育て支援策を訴え、主婦層への浸透を目指す。共産・宮応氏は中小企業支援や増税など有権者に身近な問題を訴え、知名度アップに懸命だ。【長真一】

▼中郡
当12,878村田 邦子49無所属=民主・ネット新1(元)二宮町議・ネット系
□12,682古沢 時衛61自民=公明現 党県幹事長代理

◇自民重鎮に挑む、知事連携の新人
 5選を目指す自民県連幹事長代理の古沢氏に、民主、神奈川ネットの推薦を受ける元二宮町議の新人・村田氏が挑む。
 前回、約6000票差をつけて別の神奈川ネット新人に勝利した古沢氏陣営は「構図は4年前と変わらない」と強調。約2万3000戸の全戸訪問をこなし、新たに公明の推薦も受けた。
 村田氏は松沢成文知事との連携を訴え、保守層の切り崩しを図る。知事とのパイプを印象づけるびらやシールを用意。新住民が増え、前回とは構図と手応えが異なると強調。支持拡大を図る。【大西康裕】

6223とはずがたり:2007/04/29(日) 00:11:20
’07統一選・かながわ:終盤の情勢/下 横浜・川崎市議選(その1) /神奈川
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/archive/news/2007/04/06/20070406ddlk14010268000c.html

 ◇つかみたい新住民−−各陣営、子育て支援など訴え

 8日に投開票を迎える横浜・川崎両市議選。横浜市議選は定数92に142人が立候補。川崎市議選は63議席に76人が立つ。民主は両市議選に新人計17人を送り込み、自民の現職や新人と激突。各陣営は、相次ぐマンション建設で増えた新住民や女性票の争奪戦を繰り広げている。

◆横浜市議選
▼金沢区

金沢区 定数5−候補8(選管確定)
当17,633小幡 正雄64民主現8市会副議長
当13,998谷田部 孝一57民主現5党県副代表
当13,876黒川 勝41自民新1党市青年局次長
当13,073木村 久義56公明現5党市議団長
当10,006荻野 慶子49ネット横現2党市議副団長
□8,112本田 正美28自民新 党市青年局次長
□7,318田村 キミ子56共産新 党地区委員
2,653岩重 慶一59無所属新 動物研究会代表

◇定数1減に8人、5議席を争う

 定数1減の5議席に8人が名乗りを上げた。これまで自民2、民主2、公明1、ネットワーク横浜1が占めた議席のうち、どの一角が崩れるかが焦点となっている。

 民主の現職2人は地盤が強固。前回トップ当選で副議長の小幡氏は、中田宏市長の支援も受けて安定した戦いぶり。谷田部氏も出身労組の支持基盤が厚い。

 公明・木村氏は党市議団長を務め、実績をアピールして組織票を固めている。自民はベテラン2人が引退し、後継の2新人が立つ。元横浜青年会議所理事長の黒川氏は6期務めた父澄夫氏の地盤を受け継ぎ、支持を広げる。相川光正氏の後継・本田氏は若さを前面に出し、組織から距離を置いてボランティアを動員するなど浮動票の取り込みに懸命だ。

 ネットワーク横浜の荻野氏は議会改革を訴え、議席死守を目指す。共産・田村氏は産業廃棄物処理施設の建設反対を訴え、イルカセラピー講師の岩重氏は無党派層に狙いを絞る。【池田知広】

▼緑区
当12,356斉藤 達也34自民現2(元)市議秘書
当11,503今野 典人46民主現3党県広報委員長
当9,927高橋 正治47公明現2党県遊説局次長
当8,344伊藤 大貴29無所属新1(元)経済誌記者
□6,134長谷川 由美37民主新 党区政策委員
□5,940加藤 龍昭62自民現 小売店経営
□4,214大谷 務57共産新 行政書士
□4,096中島 明子52ネット横元 党区代表
1,803仲本 宏章64無所属新 宅地建物取引業

◇定数4に9人、有力新人に注目

 定数4に9人が名乗りを上げた。民主が「定数4以上の区は複数擁立」との方針の下、現有議席より1人多い2人を擁立したことに加え、無所属の有力新人の立候補で、最激戦区の一つになった。新人がどれだけの票を集めるか注目される。

 当選3回以上のベテラン不在の中、前回トップ当選の民主・今野氏は労組を中心に支持を広げる。自民・斎藤氏も議長を務めた故・小林昭三郎氏の地盤(長津田地区)を中心に票固めを図る。福祉の充実を訴える公明・高橋氏は人脈を駆使して組織選を展開している。

 新人の無所属・伊藤氏は江田憲司衆院議員の支援を受け、無党派層に浸透を図る。「実現おじさん」を名乗る自民・加藤氏は、地元県議の応援も受けて組織固めに奮闘。ネットワーク横浜の中島氏は子育て経験をアピールし、返り咲きを狙う。「もったいない」を合言葉に環境問題を取り上げるのは民主・長谷川氏。元市職員の共産・大谷氏は議会改革を訴え、3度目の挑戦となる無所属の仲本氏は「しがらみのない市政」を主張する。【池田知広】

6224とはずがたり:2007/04/29(日) 00:12:59
>>6223-6224 >>6219-6124
◆川崎市議選
▼高津区
当7,954青木 功雄29自民新1党支部長
当7,711後藤 晶一54公明現4党総支部長
当6,925猪股 美恵57無所属現5(元)保育所指導員
当6,450岡村 テル子55公明現2党県女性局次長
当6,190粕谷 葉子50民主現3党県副幹事長
当5,887石田 和子60共産現3党地区委員
当5,650堀添 健44民主現2党総支部役員
当5,530岩隈 千尋32民主新1(元)衆院議員秘書
当5,091大島 明52自民現3党市副幹事長
□4,522伊藤 博幸36自民新 党支部長
□4,086鴨下 元29共産新 党地区委員
□3,979斉藤 正彦49自民新 党市青年局長
□2,980石村 早苗55ネット新 党区代表

◇有権者数増加で票奪い合い激化

 現有1議席の自民が新人3人を含む4人を擁立し(二人落選)、定数9に13人が挑む激戦区となった。同区は有権者数が前回より1万2000人増え、市内で増加率が最も高く、新住民の票の争奪戦が激化している。

 自民は現職・大島氏が区北部を拠点に地元の保守層を手堅くまとめ、新人の斉藤氏と伊藤氏がしのぎを削る。一方、区南部を中心に支持を集める新人・青木氏は、相次ぐ大型マンション建設で流入した新住民の取り入れに力を注ぐ。民主現職・堀添氏も新住民をターゲットに支持を拡大している。民主新人・岩隈氏は新旧の住民が一丸となった街づくりを訴える。

 民主・粕谷氏は保育園の待機児童の解消や環境問題をアピール。神奈川ネット新人・石村氏や5期目を狙う無所属・猪股氏も子育て支援を訴えている。

 公明は現職の後藤氏と岡村氏が組織を固め、上乗せを狙う。共産新人・鴨下氏は引退した西村英二氏の支援を受け、現職・石田氏と2議席維持を図る。【山衛守剛】

▼川崎区
当9,616嶋崎 嘉夫42自民現4衆院議員秘書
当8,845飯塚 正良56民主現5党総支部副代表
当7,932小林 貴美子55公明現5党県副代表
当7,597西 譲治54民主現2党総支部副代表
当7,381浜田 昌利45公明現2党支部長
当7,324佐野 仁昭38共産現3党地区委員
当7,157宮原 春夫63共産元5党地区委員
当6,900坂本 茂57自民現5党市組織委員長
当6,740岩崎 善幸58公明現4党県副幹事長
当6,445林 浩美43自民現2党市組織副委長
□3,265志田 充理39民主新 党総支部役員

◇11人が立候補、4党混戦模様

 定数10に対し11人が立候補。自民、民主、公明が各3人、共産が2人を擁立し、混戦模様。
 自民は前回トップ当選した嶋崎氏が社会保障の充実を訴え、大師地区を中心に地盤を固める。坂本氏は小田、浅田地区の地元票に加え浮動票の取り込みに積極的。2期目を狙う林氏も競り合う。
 民主は引退したベテラン議員の票をうまく引き継げるかが焦点。飯塚氏は地盤の大島地区の票を固め、地域の治安強化を訴え、支持拡大。西氏は出身のJFEスチール票に加え、保守層の取り込みを図る。新人・志田氏はいじめなど教育問題を訴えている。
 公明は元小学校教諭の小林氏が教育、福祉を訴え女性、高齢者への支持拡大を狙い、岩崎氏、浜田氏とともに組織票を手堅く押さえる。前回2議席を減らした共産は、現職の佐野氏と元職の宮原氏が議席奪還を目指す。【山衛守剛】

6225とはずがたり:2007/04/29(日) 00:45:05
第1回 特例市 上越市、長岡市・三島(2007年03月13日掲載)
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n72/n72h4k1m1.html

上越市 定数5−候補7
当19,724小林 林一62自民現2県会常任副委長
当19,564楡井 辰雄55無所属新1(元)柿崎町長
当18,845梅谷 守33民主=国民新新1(元)参院議員秘書
当18,294市村 孝一45自民新1(元)旧上越市議
当12,543小山 芳元59社民現4党県副代表
□7,721上野 公悦57共産新 党上越地区委員
1,066笹川 悟54無所属新 (元)清里村議

周辺部に草刈り場も
定数増 共産候補は存在感

 「旧市町村が連携し、連帯をいかに持つかが新上越市最大の課題」。旧柿崎町長を務めた楡井辰雄氏は4日、上越市での決起集会でこう訴えた。
 同市は1昨年1月、旧上越市(人口約13万5000人)と、中、東、西頸の13町村(計約7万7000人)による全国最大の合併で誕生した。20万人超の市として4月に特例市になる。県議選は定数3から5に増え、7人が名乗りを上げる。
 各陣営が「台風の目」と見るのが楡井氏だ。集会には合併旧町村の元首長5人が出席、楡井氏を「周辺部の代表」と印象付けた。旧牧村長の中川耕平氏は支援理由を「学校(高田農高卒)の縁。首長仲間でもある」と話し「ここ(旧牧村)の自民は別の候補。でも支持は(楡井氏と)半々。地元候補のいない東頸は草刈り場だ」と語った。
 「合併で失職した首長や町村議の影響は大あり。楡井さん、上野(公悦)さん、笹川(悟)さんら新人の供給源だ」。4期目を目指す小山芳元氏は指摘した。頸北地区が地盤だが「私は旧上越市に打って出る方。旧市の社民市議が命綱」と党・労組に期待する。
 迎え撃つ旧市側は足場固めに懸命だ。小林林一氏は「(地元)直江津を固め、そこから地続き(の旧町村)に行く作戦」と強調。旧市部は自民市議らが組織戦をし旧町村は党支部幹部の先導で回る。ただ「遠い南部は入り切れない」と明かす。
 梅谷守氏は、筒井信隆衆院議員の娘婿。義父の後援会組織、連合労組がフル稼働し若さで浮動票の取り込みも図る。引退する杉田弘美氏の後継だ。同氏は「読めないが議席が途切れないよう懸命にやる」と話す。
 「少数精鋭で回るだけ」と市村孝一氏。前回と違いゼネコンなど企業支援は少ないが、高田地区の保守層をカバーし、旧板倉町など南部の農村票を得たいとする。「新選挙区は広い。国道8号から北はとても行けない」と地域を絞った集票活動だ。旧清里村議・笹川悟氏はビラ配布などを主体に運動する。
 そんな中、旧上越市区で議席を得たことのない共産公認の旧頸城村議・上野公悦氏に注目が集まる。支える市議の1人、杉本敏宏氏は出遅れが響くとしながら「どこの区(旧町村)にも一応、党の支持者がいる。定数が増え、有権者が共産党も受かりそうだと思うようだ」と広くなったエリアの〝利点〟を発揮したい考え。各陣営とも、前回告示11日前に起意表明した元市長、宮越馨氏の動向を注視する。同氏は12日、本社取材に「天下の情勢をうかがっている段階」と述べた。
   ×   ×
長岡市・三島郡 定数6−候補7
当25,976星野 伊佐夫67自民現9(元)県会議長
当21,016柄沢 正三52自民現4党県議対委長
当19,050松川 キヌヨ63諸派現3無所属の会代表
当 17,981西川 洋吉66自民現2県会常任副委長
当17,698佐藤 信幸58民主現4党県幹事長
当15,675竹島 良子57共産新1(元)長岡市議
□14,811長部 登58社民現 党支部協代表

 同じく4月に特例市となる長岡市。旧市区の定数4から定数6の県下最大区となる。旧市区、旧栃尾市区、旧三島郡区の現職6人と共産新人による1人超過の見通し。
 各陣営は「読めない」「見えない」と異口同音だ。柄沢正三氏の旧三島、西川洋吉氏の旧栃尾に他予定者はなかなか入り込めないという。一方、旧中之島町、旧小国町は、旧選挙区の予定者はおらず草刈り場。星野伊佐夫氏が「選挙は遠慮したら負け」と言う通り、保守票をめぐり、自民の3氏、松川キヌヨ氏が争う。
 選挙のたびに浮沈を繰り返す民主・佐藤信幸氏や、社民・長部登氏は保守のつば競り合いに危機感を示す。ここでも注目は共産の竹島良子氏だ。長岡市議を務め一定の集票力を持ち、女性票、出身の病院関連票が流れると見る関係者は多い。
 選挙区拡大、定数増の特例市は、個々の地盤固めと、共産候補の伸張がポイントとなりそうだ。

6226とはずがたり:2007/04/29(日) 00:45:50
>米山氏は、民主が政令市新潟の中で唯一全面協力できる社民候補
>「社民の敵が、自民ではなくて民主になってしまっている」(連合新潟幹部)
う〜ん・・。

第2回 分断 新潟市西蒲区、中央区(2007年03月14日掲載)
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n72/n72h4k2m1.html

西蒲区 定数1−候補2
当17,151佐藤 莞爾59自民現3県会常任委長
□16,854米山 昇55社民現 (元)衆院議員秘書

自民票の行方が焦点
国政向け各党掘り起こし

 定数1の新潟市西蒲区は、自民・佐藤莞爾氏と社民・米山昇氏による一騎打ちの構図。焦点は旧西蒲郡区が分割されたことによる自民票の行方だ。
 「二分された選挙区で、自民支持層を一本化できるかが鍵」。佐藤陣営幹部はこう語る。旧西蒲郡区は、東部5町村と西部3町村に分けられた。旧西蒲の保守層は、衆院中選挙区時代の「沢竜会」系と「元友会」系とで対立してきた歴史がある。佐藤氏の基盤は前者で、燕市・西蒲区に移る長津光三郎氏は後者。分割された地域間でバーターすれば「双方楽々当選ライン」との計算がある。
 区割り変更を機に、互いに「恩讐を超えた」協力を確認。昨年末までに佐藤氏は、西部の後援会幹部に長津氏を紹介。長津氏は東部の後援会組織を温存、佐藤氏支援を呼び掛けている。
 ただ、関係者は「保守同士の切磋琢磨(せっさたくま)がなくなり、気合いが入らない」「区割り変更が一般住民には知られていない」と懸念。末端レベルまでの協力態勢の構築を急ぐ。
 米山氏は、民主が政令市新潟の中で唯一全面協力できる社民候補としており、非自民勢力の結集に全力。さらに「巻原発反対運動」で築いてきた人脈で、原発に慎重姿勢だった一部保守層も取り込む戦略を描く。
 2004年に原発計画が消え初の県議選。「正直、熱が入らない」と反原発団体に所属していた住民は語る。長年、原発の是非が争点の一つだっただけに、かつての反対派、推進派ともに、戸惑いもあるようだ。
   ×   ×
中央区 定数3−候補6
当16,438小島 隆59自民新1(元)県職員
当14,808志田 邦男57公明現4党県代表
当13,593進 直一郎58民主新1(元)新潟市議
□10,577桝口 敏行53社民現 党県代表
□7,157野本 孝子55共産新 党地区県政委長
4,999佐藤 憲33無所属新 (元)新潟市議

 「歩いても歩いても前に進まない。選挙区は狭くなったが、むしろ広くなった印象だ」。新潟市中央区のある陣営関係者は語る。これまで旧市全域から「広く薄く」支援を受けていたが、政令市移行に伴い旧新潟市は五分割され、選挙区が小さくなったためだ。業界や労組、宗教団体など既存組織に頼っている政党ほど影響が大きい。
 定数3に、現職2、新人4の計6人が挑む。そろい踏みした各党は、国政選挙を視野に「重点区」と位置付け、票の掘り起こしに必死だ。
 「(自公)与党で2議席を獲得する」と自民の吉田六左エ門衆院議員は強調する。元県観光企画監の小島隆氏は、引退県議や隣接区に回る県議の支持者に期待を寄せる。だが、自公間でバーターの動きもあり、「公明ににらまれ、今後の選挙に影響が出るのは得策でない」と、支援に及び腰の自民関係者は少なくない。
 現有2議席の公明は、候補を志田邦男氏1人に絞った。支持母体・創価学会がフル稼働し、「国・県政与党」をアピール、保守層への浸透を図る。
 自治労など「計算できる票」が分散した社民・桝口敏行氏。「新人の気持ちで戦う」(陣営)と、危機感をばねに票の上積みに全力を挙げる。
 民主の進直一郎氏は、新潟市議出身。労組など固定票に限らず、政令市時代の「即戦力」をPRし、非自民層の取り込みを狙う。民主・西村智奈美衆院議員は「どこに、どれだけの民主票があるかまったく読めない」と語る。
 ただ「社民の敵が、自民ではなくて民主になってしまっている」(連合新潟幹部)と、社民、民主双方の亀裂を心配する声も出ている。
 共産は病院職員の野本孝子氏を立て党勢拡大に躍起。新潟市議の佐藤憲氏は、独自のブログを展開するなど無党派層へのアピールを図る。

6227とはずがたり:2007/04/29(日) 00:46:28
第3回 地域対立 妙高市、柏崎市・刈羽(2007年03月15日掲載)
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n72/n72h4k3m1.html

中心部と周辺部 激突
「しこり残す」と懸念の声

妙高市 定数1−候補2
当11,206横尾 幸秀61無所属=連合新潟新1(元)妙高市助役
□9,961岡山 紘一郎63無所属新 (元)妙高高原町長=自民党籍

 合併を成し遂げた周辺部の元首長と中心部の元助役の一騎打ちとなりそうな妙高市区(定数1)。合併による周辺部と中心部の格差が問題となる中、激しい前哨戦が繰り広げられている。
 「助役として合併の市町村間の調整をしてきたが、正直調整しきれない部分がある。県議になって旧町村を歩き妙高市をまとめたい」。旧新井市と妙高市の助役を務めた横尾幸秀氏は4日、集会で行政手腕を強調した。
 妙高市は2005年、新井市と妙高高原町、妙高村が合併し誕生した。有権者数は旧新井市の約2万2000人に対し、旧2町村は足しても半数足らずの約9000人。「計算上は横尾氏が圧勝する数字」(関係者)だ。
 しかし横尾氏本人は「私は行政経験はあるが選挙は全くの素人。大変厳しい選挙」と分析。引退する民主系県会会派・新潟みらいの近藤貞夫氏や市議の大半の支援を得たが、陣営は「票が固い町村を切り崩すより、旧新井市の票を奪う方が簡単。守りの選挙だ」と気を引き締める。
 一方、周辺部から都市部へ「攻め」の選挙を狙うのが元妙高高原町長の岡山紘一郎氏。元妙高村長の織立信明氏も全面的に支援。横尾氏が労働団体・連合新潟の推薦を受けたことから、自民党員の岡山氏は「保守対革新」の構図を演出したい考えだ。
 「合併した周辺部では『合併して良かった』という話はほとんど聞こえない」と、岡山陣営は市内での地域間格差を訴える。陣営は町村部の票を固め、無党派層の多い旧新井市の取り込みを目指すが、「なかなか攻めるところまでいっていない」(関係者)という。
 旧市対旧町村。集会の会場をめぐってライバルの地元地区が使用を断る一幕も。市選管は「施設の公平な取り扱いをお願いします」とする異例の要請書を町内会長に送る事態となった。市民からは「どちらが勝っても選挙のしこりが残るのでは」と、今後を危惧(きぐ)する声が出ている。
   ×   ×
柏崎市・刈羽郡 定数2−候補3
当19,603三富 佳一68自民現8党県会長代行
当17,685東山 英機62自民現7(元)県会議長=旧柏崎市内出身
□17,431高橋 赳彦65無所属新 (元)防衛大助教授・旧高柳町出身・亡父が県会議長・社民柏崎支部と柏崎地区労組会議の「支持」、連合新潟柏崎地協の「協力」

 同じように旧市部と周辺部の戦いが繰り広げられているのが柏崎市・刈羽区だ。自民県連の要職を歴任してきた旧刈羽郡区選出の三富佳一氏と、やはり自民のベテランで旧柏崎市区選出の東山英機氏がしのぎを削り、ここに旧高柳町出身の新人で元防衛大助教授・高橋赳彦氏が割って入る。
 旧市区の有権者約7万人に対し、旧郡区は1万1000人余と差は大きい。
 旧市区への浸透が鍵となる三富氏は、引退する旧市区選出・西川勉氏の全面支援を受ける。戦隊ヒーロー「ミトミレンジャー」が登場する若者の集いを開くなど、知名度アップに躍起。三富氏は「ようやく浸透しつつあるとは思うが、まだまだ」と危機感を強調する。
 対する東山氏は「旧柏崎市から立候補するのは私だけ」と訴える。攻勢を受ける立場にあるが「当選するにはこれまで以上の得票が必要。攻めの選挙をしなければならない」と話す。細かな地元活動で培った後援会組織を基軸に、周辺部への浸透も狙う。
 亡父が県会議長を務めた高橋氏は、高柳と刈羽村で後援会を組織。社民柏崎支部と柏崎地区労組会議の「支持」、連合新潟柏崎地協の「協力」を得た。あいさつ回り、つじ立ちを展開。「山間へき地の医療体制は今のままでいいのか」など過疎対策の必要性を訴える。
 東京電力の原発不祥事が選挙にどう影響するかも焦点だ。

6228とはずがたり:2007/04/29(日) 00:46:57
第4回 政党対決 見附市、小千谷市(2007年03月16日掲載)
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n72/n72h4k2m1.html

自民現職に新人挑戦
1人区で久々一騎打ちへ

見附市 定数1−候補2
当10,300早川 吉秀66自民現4党県議対副委長
□9,923渡辺 祐介45民主新 党県常任幹事

 「私たちは合併しない道を選んだ。県との太いパイプがなければ『自律』は成功しない」。見附市区の自民現職・早川吉秀氏は6日、選挙事務所開きで支持者を前に力説した。
 定数一の同区では、早川氏のほか渡辺秀央参院議員の長男、民主新人・渡辺祐介氏が名乗りを上げており、「自民」対「民主」の一騎打ちとなりそうだ。

 早川氏は県議3期の実績を強調。集会で「水害や地震の復興は道半ば。見附を知り尽くした私に仕事をさせてほしい」と訴える。自民県連は、同市のような非自民との一騎打ちの選挙区を「重点区」と位置付け、知名度のある国会議員を応援に呼び、てこ入れを図る。

 前回が無投票当選だったため、後援会の高齢化と選挙の経験不足が悩みの種だが、「8年間のブランクは埋まりつつある」(同陣営)という。
 同市は故田中角栄元首相の地盤である衆院旧3区。早川氏の陣営には元首相の後援会「越山会」の関係者も多く、これまで激しい選挙戦を繰り広げてきた渡辺秀央氏の後援会「秀央会」への対抗心は根強い。関係者は「越山会対秀央会の代理選挙」とみる。
 一方の渡辺陣営は「秀央会のメンツにかけても負けられない」と意気込む。労働団体・連合新潟の推薦を受け、菊田真紀子衆院議員の後援会が後押し。自身の後援会づくりも進める。

 祖父母が同市出身の渡辺氏は、「先祖の地で役立ちたい」と決意し、東京から転居した。「名前と顔を覚えてもらうことから」という渡辺氏は平日早朝、つじ立ちの「おはよう行動」を展開。地場産業の振興などを訴え、知名度アップに全力を注ぐ。

 前哨戦では、「五分五分」とみる両陣営。「私が負ければ民主に勢いがつく。1人区は絶対負けられない」と早川氏。渡辺氏は「自民現職を破れば県議会の世代交代が進み、自民党1党支配にブレーキがかかる」と意気込む。
   ×   ×
小千谷市 定数1−候補2
当12,781木村 一男75自民現4党県総務副会長
□11,238長谷川 きよ58無所属=社民新 (元)小千谷市議→民主・社民・連合支援

 同じく1人区の小千谷市区では、自民現職の木村一男氏に、元市議の無所属新人長谷川きよ氏が挑む。県議選では16年ぶりの選挙戦が確実だ。
 「相手は女性で福祉がうたい文句。木村県議は高齢で、若い世代の支持者が伸びていない」。八日の木村氏の選挙事務所開きで、後援会幹部は陣営の引き締めを図った。
 木村氏は3期県議を務めるが、いずれも無投票で選挙戦は初めて。「候補本人は実績はあるが、後援会にとって県議選は初戦」と後援会幹部は話す。支持者名簿2万5000人の獲得を目指し、無党派層への浸透も狙う。
 過去の選挙では自民推薦だったが、今回は初めて公認を得て旗幟(きし)をより鮮明にした。同市長選で谷井靖夫市長の擁立に深くかかわったことから、市と県とのパイプ役を強調する。
 長谷川氏は「これ以上無投票を繰り返してはいけない」と出馬を決めた。「政治を決める場に男性しかいない」とし、女性の社会参画を訴える。
 無所属で立候補する方針だが、出馬会見では民主の黒岩宇洋、社民の近藤正道両参院議員が脇を固めた。連合魚沼地協が活動を支える。
 今県議選では、民主と社民の選挙協力が当初描いたほどうまくいっていないとされる中、「小千谷は一番両党が協力している」(社民県連幹部)。長谷川氏は「市民の目線で政策論争したい」とし、市議時代に培った福祉関係などの人脈を生かした草の根選挙を展開している。

6229とはずがたり:2007/04/29(日) 00:47:30
第5回 同党激突 五泉市・東蒲、十日町市・中魚(2007年03月17日掲載)
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n72/n72h4k5m1.html

新区割りでパイ争奪
地域性の違い 混戦に拍車

五泉市・東蒲原郡 定数2−候補4
当11,956沢野 修57自民現3(元)津川町長=東蒲原郡地盤
当11,209宮崎 増次56無所属元3日農県連書記長・社民元職=五泉市地盤・民主支援
□9,414小島 義徳47自民現 県会常任副委長=五泉市地盤
□8,647塚野 弘57社民現 県監査委員=旧村松町地盤・自治労支援

 区割りの変更で、同じ政党の候補予定者同士が競う選挙区が増えている。広くなった選挙エリアで、支持層の争奪戦が繰り広げられている。
 県内で最も注目を集める選挙区の一つが五泉市・東蒲区だ。定数2に対して自民現職が2人、社民現職が1人、社民元職が1人の計4人が立候補を予定している。
 与党同士、野党同士の対決に加え、4人の地元が地場産地の旧五泉市と城下町の旧村松町、中山間地の東蒲原郡と、風土や気質の違う3地域に分かれていることも選挙戦を複雑にしている。有権者数は旧五泉約3万1000人、旧村松約1万6000人、東蒲約1万3000人。
 「東蒲から県議をなくしてはならない」。東蒲の自民現職・沢野修氏は地元と県政のパイプの必要性を訴える一方、票田の旧五泉、旧村松へ攻め入る戦い。旧村松では自民市議らの支援を受け保守層の取り込みを図る。
 沢野氏が「攻め込むのが非常に困難」というのが旧五泉。同じ自民現職・小島義徳氏と社民元職・宮崎増次氏の地盤だ。
 小島氏は若手経済人らの支援を受ける。「地場産業振興と企業誘致、阿賀野川流域の観光活性化を進める」と主張。初当選した前回と同様、草の根的な選挙を繰り広げるほか、自民県連幹部を招いた大集会を開催、同党支持者にアピールした。
 宮崎氏は議席の奪還を目指す。今県議選は無所属で出馬。「これが最後の戦い。背水の陣だ」と同氏。日農が中心に動くが、今回は社民と共闘する民主も支援。街宣車などで支持を訴える。地元の厚い革新層はもちろん、保守票の獲得も狙う。
 旧村松を地盤にするのは社民現職の塚野弘氏だ。出身の自治労が全面支援。国会議員も応援に入っている。「県議の一人は村松から」と地元で訴え、五十嵐基・五泉市長とのパイプを強調しながら旧五泉での支持拡大を図る。
 「自民票、社民票をそれぞれ奪い合うし烈な選挙だ」と候補予定者の1人。選挙区内にはポスターがあふれ、陣営の動きは活発だ。
   ×   ×
十日町市・中魚沼郡 定数2−候補4
当16,304尾身 孝昭54自民現4党県党紀委長
当14,316村松 二郎52自民現5郵便輸送会社長
□7,841桑原 加代子59共産新 党地区県政委長・津南町地盤
□7,350保坂 道賢40民主=国民新新 (元)十日町市議

 定数2の十日町市・中魚区では、自民の村松二郎氏、尾身孝昭氏の両現職と、民主新人・保坂道賢氏、共産新人・桑原加代子氏の4人が出馬を予定している。
 村松氏は上越市と十日町市に分割された旧東頸選出。引退する旧中魚選出・上村憲司氏の地盤を引き継ぎ、旧東頸と旧中魚を足場に戦う。「旧十日町はまだまだ。遅れている」と村松氏。十日町市長の後援会などが旧市内で活動する。
 旧十日町市選出の尾身氏は、旧市内に細かく張り巡らせた後援会組織を基軸にした戦い。村松陣営とは逆に「郡部は村松陣営に固められ、なかなか入りにくい」と尾身氏。旧市部での減票をどれだけ食い止めるかが課題となっている。
 競い合う自民現職に挑む民主の保坂氏には、筒井信隆衆院議員、黒岩宇洋参院議員のほか、元十日町市長の諸里正典氏がつく。「自民の2議席独占を許してはならない」と陣営は訴える。
 桑原氏は党組織挙げての戦い。社民支持の日農関係者が支持する動きもある。2004年参院選の際に同選挙区内で獲得した票の上乗せを目指し、「地方の医療に責任を持つ県政を」と訴える。
   ×   ×
 県内各地で激しい前哨戦が繰り広げられている県議選。3月30日の告示まで既に半月を切った。(おわり)

6230とはずがたり:2007/04/29(日) 00:51:06
>>6225-6230
新潟県議選の激戦区の様子。
社民と民主の全県的な共闘が出来ていない為,反自民の力を大きなうねりに出来ていない。

一人区の西蒲区・小千谷市・見附市,二人区の柏崎市・十日町では次は是非取りたい。5議席自民から奪えばインパクトでかい。

6231やおよろず@新潟県議:2007/04/29(日) 00:57:27
>>6230

 自民党の当選者はベテランが多いみたいですね。
 属人的要素の強い地方選、入れ替わりの時期がつけこむチャンスでは?
 次回あたりに入れ替わる議員が結構いそうです。

6232とはずがたり:2007/04/29(日) 01:57:47
県議選情勢 告示一週間前
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n72/n72h11k1m1.html

 統一地方選の本県の第一ラウンドとなる県議選の告示(30日)まであと1週間に迫った。市町村合併を反映した28の新たな選挙区、大幅削減され53となった新定数に、84人が名乗りを上げる。現職のうち誰かが落ちるサバイバル選挙区、自民対非自民の対決型選挙区、同じ党の同士打ち選挙区など、枠組みが大きく様変わりしたことを受け、多くが激戦となっている。県議会が閉会して現職も地元に張り付き、選挙戦も熱を帯びてくる。情勢を2回に分け報告する。(敬称略)

第1回 告示一週間前<上>(2007年03月23日掲載)

無党派層の動き鍵か 新潟市中央区
新潟市西区 激戦基礎固め懸命

【新潟市北区(定数2)】
北区 定数2−候補3 (選管確定)>>4038
当14,595三林 碩郎60自民現5県会副議長=旧豊栄
当11,363石塚 健35民主新1(元)新聞記者
□10,069川島 勝65自民新 (元)新潟市議(8期)

 現職と新人の2人を公認した自民に対し、民主は新人を擁立した。
 三林は旧豊栄市の各地区に組織した後援会を中心に地盤固めを進める。現職の組織力を背景に多くの企業や団体から推薦を受け、4期16年の実績をアピールして保守層の取りまとめを図る。
 川島は出身の北地区の経済界や団体をまとめ、同地区から市議選に出馬する市議と連携を図りながら支持固めに懸命。陣営は「有権者の多い旧豊栄市でどれだけ得票を伸ばせるかが鍵」とする。
 石塚は早通地区に事務所を構え街宣や支持者回りに積極的に動く。北区出身ではないが「徐々に浸透している」と陣営。今後は党国会議員の応援も得て、非自民層や無党派層の取り込みを狙う。

【新潟市東区(定数2)】
当23,784市川 政広53民主現4県会会派幹事長
当20,992渡辺 惇夫68自民現6県会議長
□13,010五十嵐 完二54共産現(2) 党県常任委員

 現職3人が2議席をかけし烈な争い。県議会議長の渡辺、「新潟県を発展させるみらいの会」幹事長の市川、県議会唯一の共産党県議の五十嵐は「かつてない厳しい選挙」と口をそろえ、集票合戦を展開する。
 渡辺は5期20年の経験と実績を掲げる。地盤の石山地区を固め、周辺地区へも浸透。支持者回りも強化している。
 民主入りし、連合新潟の推薦も得た市川。つじ立ちに加え、西村智奈美衆院議員との街頭演説で知名度アップを図る。
 五十嵐は県議会での共産党の存在意義を強調。東区から出馬予定の市議とも連携し、自民、民主の批判票獲得も目指す。

6233とはずがたり:2007/04/29(日) 01:58:09
【新潟市中央区(定数3)】
当16,438小島 隆59自民新1(元)県職員
当14,808志田 邦男57公明現4党県代表
当13,593進 直一郎58民主=全逓など新1(元)新潟市議
□10,577桝口 敏行53社民=自治労など現 党県代表
□7,157野本 孝子55共産新 党地区県政委長
4,999佐藤 憲33無所属新 (元)新潟市議

 各党候補のそろい踏みとなり、6人が3議席をめぐって激しい前哨戦を繰り広げている。都市型の地域でもあり、投票率によっては無党派層の動きが鍵となる可能性も高い。
 桝口は新区割り導入により、出身の自治労票が分散した危機感をばねに支持拡大に全力を注ぐ。民主など他陣営の切り崩しを警戒し、票の積み上げに躍起だ。
 いち早くつじ立ちを始めた志田は他陣営の追い上げを受け、組織の引き締めに力を入れる。議席死守を目指し、現職としての実績を強調、広く浸透を図る。
 小島は、引退するベテラン県議が「安心して後を任せられる」と支援を強調。自民組織が本格的に動き始め、業界団体など支持層を着実に固めている。
 進は、支持者回りが中心。全逓など組合票の取り込みを進める一方で、新潟市議選の候補予定者や衆院議員と動くなど、党の看板を生かした運動を展開する。
 病院職員出身の野本は福祉の充実を訴え、党勢拡大を図る。新潟市議から転出する佐藤は唯一の30代。インターネットなどを使い戦いを進める。

【新潟市江南区(定数1)】
佐藤  純37  自現(1)

 無投票の公算。佐藤はミニ集会などで引き締めを図っている。

【新潟市秋葉区(定数2)】
当17,814(48.2%)小林 一大33無所属新1副住職
当16,035(43.4%)内山 五郎63民主現2(元)JR社員→JRの要衝新津駅を擁す。ここは小牛田や鳥栖と違ってJR社員が社民ではなく民主を選択
3,134(8.5%)楠原 光政63無所属新 石油販売会社長

 自民現職の引退で無風区となった。内山は民主公認で、非自民層に訴える。小林は若さを強調し若年層に支持を訴える。

【新潟市南区(定数1)】→次は代替わりの時期
当13,175小野 忍74自民現4県監査委員
□11,524内山 則男58無所属新 農業

 旧白根市区は、県議選では2期連続無投票だったが、一転して現職と新人による一騎打ちになりそうだ。4期目を目指す自民の小野に、白根市議から転身、県議選初出馬の内山が挑む構図だ。
 小野は後援会や建設業、スポーツ団体などから推薦を受けた。合併で選挙区となった地域にも拠点を構え、非自民層にも浸透を図っている。
 内山は、街宣活動や情報紙発行など組織に頼らない草の根選挙を展開。「身近な政治」をアピールしながら浮動票の獲得に懸命だ。

6234とはずがたり:2007/04/29(日) 01:58:34

【新潟市西区(定数3)】
当23,182(34.4%)中原 八一47自民現4党県副幹事長
当13,626(20.2%)大渕 健34民主現2党県支部幹事長
当10,323(15.3%)青木 太一郎68諸派現4(元)黒埼町長
□8,403(12.5%)斎藤 喜和33無所属=社民現 (元)予備校講師
□8,134(12.1%)野口 よそ美52無所属新 NPO副理事長
3,785(5.6%)田村 一真37無所属新 医療法人理事

 現職4、新人2の計6人が3議席を争う激戦区。多くの陣営は当選ラインとされる1万5000票の獲得を目指し、地元や支持団体へのあいさつ回りを重ね、基礎票を積み上げる地道な運動を展開している。
 焦点は地元県議がいない大票田・坂井輪地区の動向。候補を立てない公明党の支持母体の創価学会票、共産党票の行方も勝敗に影響しそうだ。
 自民の中原は、地元の内野・五十嵐地区などで着々と地盤固め。他陣営の切り崩しも警戒し組織の引き締めを徹底する。
 民主の大渕はボランティアを軸に支持者回り。坂井輪地区を重点区とし、党を前面に出し非自民票結集も狙う。
 無所属の青木は地元黒埼地区の地盤固めに全力。元黒埼町長の知名度を生かし、他地区でも支持者回りに奔走する。
 社民推薦の斎藤は21日に同党の辻元清美衆院議員と市内で街頭演説。支持者回りやつじ立ちも精力的にこなす。
 新人の野口は唯一の女性として、女性票を中心に無党派層への支持浸透を狙う。田村は企業や支持者回りで票の積み上げを図る。

【新潟市西蒲区(定数1)】>>6226
 自民の佐藤と社民の米山の現職2人が1議席をめぐって火花を散らしている。
 佐藤は、ローラー作戦を徹底。農村整備による農業の活性化を前面に打ち出し、旧西蒲区選出で隣接する燕・弥彦選挙区から今回は出馬する自民現職の票の獲得、保守票固めを狙う。
 米山は巻地区に建設が予定されていた原発反対運動の実績を足掛かりにする。観光の活性化などを掲げ、西川、潟東地区の地盤固めと新興住宅地の浮動票の獲得に力を入れている。

【佐渡市(定数2)】
当17,694中野 洸65自民現4県会議運委長
当13,110中川 カヨ子60無所属現2県会常任委員
□8,968稲辺 茂樹43無所属新 (元)佐渡市議

 現職の中野、中川に新人で元佐渡市議の稲辺が挑む。
 自民公認で4期目を狙う中野は、近藤基彦衆議院議員の後援会との合同選対を初めてつくった。細かなローラー作戦や県政報告会をこなし実績や県との太いパイプ役をアピール、組織を引き締めている。
 中川は短期決戦を理由にミニ集会はあえて開かず支援者回りに重点を置いている。連合新潟の推薦を得たほか、少子化対策や高齢者福祉など女性の視点を生かした政策を強く訴え、支持拡大を目指す。
 佐和田地区を地盤とする稲辺はミニ集会に加え、早朝のつじ立ちを精力的にこなし、島内全域での知名度アップを図る。佐渡汽船や医療、雇用問題を取り上げ、43歳の若さを武器に世代交代を訴えている。

【岩船(定数1)】
小野 峯生54  自現(4)

 現職の小野以外に出馬の動きはない。4期連続無投票の公算が大きい。

【村上市(定数1)】
当9,682片野 猛56無所属現2管工事会社役員
□7,396大野 進一58自民元(1) 建築会社長

 前回同様に現職の片野と自民元職の大野の一騎打ち。前回は約700票差で片野が大野に競り勝った。両陣営とも前回得票を基に、浮動票の取り込みを狙っている。
 前回と同じく草の根戦術の片野は、大野の地盤の岩船地区を除く市内20カ所余りでミニ集会を開催。4年間の実績を強調している。
 大野は今月8日に出馬を表明。稲葉大和衆院議員の支援を受け、出遅れのハンディを取り戻そうとミニ集会を重ね、支持を訴えている。

6235とはずがたり:2007/04/29(日) 01:58:50

【胎内市(定数1)】
当12,138(65.1%)冨樫 一成36無所属新1(元)衆院議員秘書
□6,494(34.9%)江口 俊一73自民現(2) (元)中条町助役

 自民現職の江口と稲葉大和衆院議員元秘書で新人の富樫による、保守分裂の一騎打ち。
 江口は2期8年の経験を前面に自民公認や稲葉からの支援を強調する。年明けから地区集会を続け、今月上旬には総決起大会を開催。建設業協会など業界からの推薦も得て組織戦を展開する。
 富樫は若さを売りにミニ集会、あいさつ回りと、足で稼ぐゲリラ戦が主体。元県議2人や元中条町議会議長、労組系市議らから支持を取り付けるとともに、建設業界の一部も味方に付けた。

【新発田市・北蒲(定数3)】
当18,823佐藤 浩雄62諸派=民主・連合・JR労使現3無所属の会役員
当14,985石井 修59自民現7党県幹事長
当12,970岩村 良一45自民現3県会常任委長
□5,654小柳 肇42無所属新 旅行会社長

 旧新発田市区の石井、佐藤に旧北蒲の岩村が加わった3現職に、昨秋の新発田市長選にも出馬した小柳が挑む。覇権やメンツをかけた「順番争い」にも注目が集まる。
 自民県連幹事長のベテラン石井は実績や国県とのパイプを強調。建設関連業界をまとめ上げ、系列市議とともに旧町村部を細かく回っている。
 岩村は旧町村の後援会を点検。旧市では若手経済人らに接近し、食品など商工業者から支援を取り付けた。無党派層を意識しつじ立ちも始めた。
 2期連続トップの佐藤は今回初めて民主、連合の推薦を得た。後援会やJR労使をバックに、候補本人の機動力を生かし旧町村部に分け入る。
 小柳は2月末に出馬表明。「ローラー作戦や戸別訪問など従来型の運動はやらない」とし、市街地などで街頭演説を展開している。

【阿賀野市(定数1)】
帆苅 謙治58  自現(4)

 自民現職で5選を狙う帆苅のほかに、立候補の動きはない。

【五泉市・東蒲(定数2)】>>6229 (宮崎は民主・社民推薦だった)
 現職3、元職1の4人がしのぎを削る。新区割りの影響を受け、与党同士、野党同士で支持層を奪い合う。互いの地盤に攻め込み合って、票読みも難しい混戦模様を呈している。
 自民現職の沢野は地盤の東蒲から旧村松に浸透。豊富な実績から県とのパイプ役を掲げ、まちづくり論などを展開する。 旧五泉から再選を狙う自民現職の小島は、2期目の飛躍を誓い、産業活性化など展望を披露。無党派層取り込みも図る。
 社民現職塚野は旧村松から旧五泉へ食い込む。自治労や五十嵐基市長の支援を背に、地域間の財政力格差解消など主張。
 無所属で社民、民主の推薦を受ける元職宮崎は日農の支援を受け「背水の陣」を強調。教育問題などの課題を訴える。

6236とはずがたり:2007/04/29(日) 01:59:09

県議選情勢 第2回 告示一週間前<下>(2007年03月24日掲載)
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n72/n72h11k2m1.html
候補乱立し激戦模様 三条市
長岡 現職の壁に新人挑む

【加茂市・南蒲(定数1)】→次は代替わりの時期
当14,813金谷 国彦71自民現3県会常任委長
□8,896中尾 明美48民主新 党支部常任幹事

 3期目を目指す自民現職の金谷に、民主新人の中尾が挑む。金谷は2期にわたる実績を強調、中尾は女性票の獲得を念頭に置きながら、それぞれ支持拡大を目指す。
 双方の地元・加茂はもとより、区割りの変更で今回新たに選挙区に加わった田上町(南蒲)での知名度拡大が鍵を握る。金谷は自身の同窓会組織や今回で引退を表明している南蒲区現職・佐藤元彦の後援会、中尾は菊田真紀子衆院議員の後援会を足掛かりに、浸透を図る。

【燕市・西蒲(定数2)】
当16,566桜井 甚一54無所属=自民現2県会常任副委長
当13,303長津 光三郎65自民現6(元)県会副議長
□10,345高倉 栄35無所属新 (元)弥彦村議←草の根

 6期目を目指す自民現職の長津と2期目を狙う自民推薦現職の桜井に、前弥彦村議の無所属新人高倉が挑む。
 長津は、今回新潟市西蒲区から出る旧西蒲区選出の自民現職票の獲得を狙う。区割り変更が有権者に十分認知されていないことを懸念し、旧西蒲区現職陣営との協力態勢強化を課題とする。
 桜井は地元の旧燕市を中心に運動を展開し、主に地場産業や農業の従事者の取り込みを狙っている。しかし前回無投票だったため、陣営には先が読めないことの不安を指摘する声もある。
 高倉は政党や組織の支援に頼らず、地元の弥彦村と燕市全域で、草の根の戦いを目指す。若さを前面に出し、他陣営との違いをアピール。同世代の30、40代の支援を呼び掛けている。

【三条市(定数2)】>>2866>>3399>>4501>>5046
当13,436(25.6%)佐藤 卓之42自民新1(元)三条市議・今期限りでの引退を表明している南蒲原郡区の自民現職・佐藤元彦氏(76)の娘婿
当12,258(23.4%)竹山 昭二63民主現3党県幹事長代理=秀央会・連合系労組
□10,944(20.9%)山井 伸泰60無所属新 (元)旧三条市議・元民主公認候補・三条市長選に出馬落選その際に民主離党・社民系労組と政策協定・一部民主系組織
□8,095(15.4%)坂田 光子52無所属新 薬剤師
□7,739(14.7%)嵐 勝也36自民新 県議秘書

 3期目を目指す現職の民主竹山に、自民公認2人、無所属2人の4新人が挑む激戦区。候補乱立による支持基盤の重複や昨秋の市長選後の情勢変化などで、混戦模様となっている。
 竹山は、渡辺秀央参院議員の後援会・秀央会を軸に、大票田である旧三条市区選出の現職の強みを生かして地元産業界にも浸透。2期8年の実績を訴え、推薦を得ている連合系の労組などへの働き掛けも強めている。

 自民は、旧三条市区選出の現職の2男・嵐に続き、2月に遅れて出馬表明した旧南蒲の現職の娘婿・佐藤を公認。両者の間で保守票の奪い合いにも発展している。佐藤は連日のミニ集会、嵐は企業回りなどで若さや行動力をアピールし、互いに親からの地盤の引き継ぎに必死だ。
 山井は、昨年11月の市長選に出馬する直前まで所属していた民主党や、市長選に出馬要請をした秀央会の一部の支援を得た。前回県議選で自民現職と接戦を演じた旧南蒲区や、政策協定を結んだ社民党の労組にも食い込む。
 坂田は、保守系無所属のカラーを打ち出し、唯一の女性候補として市民活動で培った人脈をたどりながら草の根の運動をしている。

6237とはずがたり:2007/04/29(日) 01:59:35
【見附市(定数1)】>>6228
 4期目を目指す現職早川に、渡辺秀央参院議員の長男で民主新人の渡辺が挑む。早川は1人区での自民議席死守を、渡辺は反自民の議席確保を狙う。
 早川は3期の経験と県とのパイプの太さやネットワークをアピール。見附に生まれ育ち、見附を知り尽くした候補者として支持拡大を目指す。
 渡辺は昨年暮れに東京から転居し、父親ら国会議員の後援会が全面支援。連合の推薦も受け、世代交代を訴えながら知名度アップに努めている。

【長岡市・三島(定数6)】>>6225

 現職6人が議席を守るか、共産新人が食い込むか、激しく競り合っている。定数も有権者数も県内最大の選挙区となり、複雑に支持層が重なることから各陣営とも「前回までの票数は参考にならない」と、危機感をバネに組織を引き締める。
 星野は長島忠美衆院議員を後援会長に迎え、中越地震からの復旧を実績として強調。自民市議と業界や地域を固める。
 過去2回無投票の旧三島区の柄沢は組織を立て直し、「唯一の郡部出身者」として合併地域や出雲崎町に浸透を図る。
 旧栃尾市区の西川は「栃尾から県政の灯を消すな」とアピール。地盤以外でも栃尾出身者を頼りに支持拡大に懸命だ。
 長部は格差是正や平和問題を取り上げ、社民支持者・労組を固める一方、高齢者福祉を訴えながらこまめに地域を回る。
 佐藤はNTTなど民主支持労組を中心に組織固め。渡辺秀央参院議員の支持者らを頼りに合併地域の支持も掘り起こす。
 草の根で支持拡大を目指す松川は合併地域も含め、地道に支持者回りを重ねる。女性票や浮動票の取り込みに躍起だ。
 共産の議席獲得にかける竹島は組織票のほか、助産師の経験から医療や福祉の課題を訴え、無党派層への浸透も狙う。

【小千谷市(定数1)】>>6228
 3期連続無投票当選の木村に新人長谷川が挑む一騎打ちの構図で、16年ぶりの選挙戦が確実。両陣営それぞれ19、21日に1000人規模の決起集会を開き、激しい前哨戦を繰り広げている。

 木村は10年の実績を訴え「県政との太いきずな」を強調。全市に張り巡らせた後援会組織をフル回転。連日ミニ集会を開き、支持拡大を図る。
 連合と民主、社民の推薦を得た長谷川は、支持者回りに力を入れ「世代交代」を訴える。マニフェストを作成し配布、無党派層への浸透を狙う。

【十日町市・中魚(定数2)】>>6229
 引退する旧中魚区の上村憲司から地盤を引き継ぎ上越市区から国替えした村松と十日町市区の尾身の自民現職2人に、民主が全面支援する元同市議の保坂、地元津南町を中心に知名度が高い桑原の新人2人が挑む。2議席をめぐって激しい前哨戦を繰り広げている。
 村松は地盤の旧東頸地区を固め、旧中魚区では上村後援会を軸に連日のミニ集会を開催。大票田の旧市部では街頭演説やつじ立ちで知名度アップに精力を注ぐ。
 尾身は旧市部票を守る戦い。20―40歳代中心の決起集会、同窓生の支援組織など独自の人脈をフル回転させる。中里地域にも事務所を構え、旧郡部票をうかがう。
 保坂は民主の筒井信隆、黒岩宇洋両国会議員が支援。連合の推薦も受け、つじ立ちを中心に浮動票獲得を狙う。諸里正典元十日町市長も応援し保守層の取り込みを図る。
 桑原は支持者回りやミニ集会で高齢者らを中心に支持を呼び掛ける。同市では大規模な演説会を開き勢いをアピール。日農系などから、党派を超えた得票をもくろむ。

【魚沼市・北魚(定数1)】
当15,997皆川 雄二39無所属新1(元)魚沼市議・自民離党
□13,782皆川 浩平66自民現 党県広報委長

 自民現職に、自民を離党した新人が挑む。ともに旧小出町出身で、大規模集会などで支持固めや選挙ムードの盛り上げに躍起になっている。
 3期目を期す浩平は「県議として円熟期を迎えるのはこれから」などと主張、病院問題などの課題を挙げ「即戦力」をPR。魚沼市と川口町の両首長の支援も受ける。
 市議を辞職して出馬する雄二は、「流れを変えよう」と、従来の政治手法を転換する必要性を強調する。保守支持層だけでなく、幅広い層からの集票を目指す。

6238とはずがたり:2007/04/29(日) 02:00:17
>>6232-6238
【南魚沼市・南魚(定数2)】
斎藤 隆景63  自現(2)
若月  仁48  無新

 1991年以来の無投票の公算が大きくなっている。一部に無投票阻止の動きもくすぶるが出馬のめどは立っていない。

【柏崎市・刈羽(定数2)】>>6227

 三富、東山の両自民ベテラン現職に、社民系市議らの支援を受ける新人高橋が挑む。大票田の旧柏崎市域での得票が勝敗の鍵を握る。
 旧刈羽区選出の三富は引退する自民県議・西川勉の支援を受ける。若者や女性集会で人柄を積極的に売り込む新たな試みにも挑戦。旧市域での浸透に懸命だ。
 旧柏崎市区選出の東山は、旧市域で唯一の候補を強調。強固な後援会組織に支えられた固定票にさらなる上積みを目指し、精力的に支持者回りなどを続けている。
 旧高柳町出身の高橋は、ミニ集会などで県会議長を務めた父親の施策を紹介しながら「過疎対策」や「ストップ多選」を訴える。課題の知名度も徐々に上がりつつある。

【上越市(定数5)】>>6225

 全国最多の14市町村合併に伴い、定数は3から5へ増加。公明以外の各党がそろい踏みし、7人の混戦となった。
 上越市区唯一の自民現職・小林は地盤の直江津地区を固め、陣営市議15人を主力に組織戦を展開。大票田・高田地区へリーフレットを全戸配布するなど、都市部全域への支持拡大を目指す。
 旧中頸郡区選出の社民現職・小山は出身労組や自治労、同区北部の地盤を固め、初の選挙戦に打って出る。旧市域ではあいさつ回りと市街地での演説を主体に、新たな支持層の開拓に注力する。
 自民新人の市村は同党の公認決定が昨年12月と出遅れたが、ローラー主体に出身地域の同市南東部に急ピッチで浸透。高鳥修一衆院議員の全面支援を受け、保守層へアピールする。
 昨年11月になって出馬表明した民主新人の梅谷は、義父・筒井信隆衆院議員の後援会がフル回転し、追い上げに懸命。連日のつじ立ちでも若さをアピールし、浮動票取り込みを目指す。
 共産新人の上野は地元の同市頸城区を拠点に、全市域で1日10カ所以上の街頭演説、ミニ集会を精力的にこなす。「増税反対」など国政批判を軸に訴え、基礎票六千票からの上積みを狙う。
 無所属新人で旧柿崎町長の楡井はミニ集会をこなす一方、旧町村単位の後援会支部ごとに総決起大会を相次ぎ開催。組織を固めつつ連日、企業の朝礼に顔を出し、農業関係以外への浸透を図る。
 無所属新人の笹川は政策ビラ配布に懸命だ。

【妙高市(定数1)】>>6227

 旧妙高高原町を地盤とする元同町長の岡山と、旧新井市を地盤とする前妙高市助役の横尾の新人同士の一騎打ちとなる公算が大きい。
 旧新井市区選出で四期で引退する近藤貞夫(新潟みらい)後援会は自主投票を決めているが、近藤は横尾支援に回り、横尾は連合新潟の推薦を得た。岡山氏は保守系無所属で、旧町村を軸に票の積み上げを図る。
 両陣営とも大票田の旧市域を主戦場と見るが、新区割り選挙だけに、どれだけ浸透できるか読み切れない状況だ。

【糸魚川市(定数1)】
小川 和雄70  自現(3)

 小川が旧町村を含めて支持を広げる。ほかに立候補の動きはない。

6240とはずがたり:2007/04/29(日) 02:29:27

県議選 三条市区>>6236
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n72/n72h9k1m1.html

 30日告示、4月8日投開票の県議選・三条市区(定数2)は、ベテラン現職の引退や立候補予定者の出馬断念などの末に、5人乱立の構図がほぼ固まった。現職は3期目を目指す民主党公認の竹山昭二氏(63)だけ。4新人のうち、前三条市議の佐藤卓之氏(42)と元会社員の嵐勝也氏(36)はともに自民党公認だが、元三条市議の山井伸泰氏(60)と薬剤師の坂田光子氏(52)は、無所属で独自のパイプを通じた草の根運動で票の掘り起こしを図っている。ただ、市議選、市長選がいずれも昨年のうちに終わったためか、約8万7000人いる有権者の盛り上がりは今ひとつ。候補の乱立で各陣営とも支持基盤が重複し、「消耗戦だ」という声も漏れている。
第1回 5人乱立の構図(2007年03月15日掲載)

重なる支持基盤「消耗戦」の模様
入り乱れて票争奪戦 有権者の関心今ひとつ

 民主の竹山氏は、有権者の8割を抱える大票田・旧三条市が地盤。秀央会(渡辺秀央参院議員の後援会)や推薦を得ている連合傘下の団体を軸に、現職の強みもあって有利な運動を進めてきた。だが、昨年11月の市長選を境に、情勢に変化が現れてきた。
   ◆   ◆
 一つは、市長選に出馬した山井氏が、出馬直前まで民主党に在籍し、落選後には無所属で再び県議選候補に舞い戻ったことだ。
 山井氏は、市長選で国定勇人・現市長と一騎打ちを演じたものの、自民、民主、社民、共産など超党派の市議が支援し、2万5000票近くを獲得(得票率46%)。このとき国定氏を全面支援した竹山氏に、「しこりは消えない」と秀央会系のある市議は言う。

 さらに3月上旬、「考えが自民に近い」という理由で竹山氏と以前から距離を置いてきた社民党が、「県立高の全県一学区反対」などの政策協定を山井氏と結んだ。連合は「民主、社民で一本化できないのは非常に残念」(県央地域協議会)と分裂を嘆くが、「あとは(連合の)構成団体が判断すべきこと」と静観の構え。社民党関係者は「自治労など社民に近い労組には、強いメッセージになる」と話す。

 だが山井氏にとっては、超党派で市議たちが応援した市長選とは環境が一変。自民、民主、社民と選挙のたびに歩み寄る政党を変えてきたことで、今回は選対組織を作り上げるのにも苦心している。
   ◆   ◆
 一方、ともに県会議長経験者の身内であり、「自民公認」を掲げている佐藤、嵐両氏に、周囲は「保守票の奪い合いになる」と懸念する。
 佐藤氏は、旧南蒲郡区(定数1)選出の現職・元彦氏の娘婿。立候補表明は2月上旬と立候補予定者の中で最後だったが、「市議選を戦ったばかりで、すぐ動ける組織が残っていた」(陣営幹部)ため、栄地区選出の市議や建設業者らの支援の下でミニ集会を重ねている。

 ただ、昨春の市議選で初当選してから1年を経ずに辞職し、「批判もある」と同陣営。4年前の県議選で、元彦氏と南蒲を舞台に激しい一騎打ちを演じた山井氏への警戒もめている。

 嵐氏は、旧三条市の父・嘉明氏の地盤を引き継ぐため、昨年6月に会社員を辞めて出馬の準備を進めてきた。陣営幹部は「定数2を自民と非自民の候補で分け合ってきた従来とは違う。しかも旧三条市での選挙戦は8年ぶりだ」と危機感を募らせ、若手経営者や父の代からの支持者回りに余念がない。

 薬剤師で動物病院マネジャーも務める坂田氏は、唯一の女性候補として、現在は市民活動で築いた人脈もフル活用しながら草の根の運動を展開している。
 佐藤氏が立候補を表明する前には、自民党栄支部からの推薦状も得た坂田氏。既に自民の公認候補2人がいる中で、「保守系無所属のカラー」(陣営幹部)が、有権者に受け入れられるかがポイントとなりそうだ。

6241とはずがたり:2007/04/29(日) 02:29:44

県議選 五泉市・東蒲区>>6229
第1回 激戦模様の県議選五泉市・東蒲区 (2007年03月14日掲載)
まちづくり論議低調 
立候補予定者・地縁、血縁頼りお願い 
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n72/n72h8k1m1.html

 同区で立候補を予定しているのは自民党から沢野修氏、小島義徳氏の2現職、社民党から現職の塚野弘氏、社民党と民主党の推薦を受けた元職の宮崎増次氏の4人。

 新区割りで支持層が入り乱れ、混戦の様相だ。「今までのデータ、経験はあてにならない」「地縁、血縁頼み。お願いするしかない」−。各候補予定者の集会では切ない訴えが相次ぎ、築いた人脈や経験が掲げられるが、まちづくりの具体策は見えてこない。

 ある候補予定者は「まちづくりのビジョンはあるが、激烈な票の食い合いのため、ついお願いが先に立ってしまう」とこぼしている。

 五泉商工会議所の昨年10月から12月の中小企業景況調査報告では、織物、ニット、建設、小売りのいずれも業況判断、売り上げ、生産額など停滞または低調な状況。

 新県議には、9月にも発表予定の同市総合計画を後押しし、同市と東蒲区を結びつけた活力あるまちづくりの展望が望まれている。

 集会に参加した有権者の思いは「大風呂敷でもいい。五泉市と阿賀町の5年、10年先のビジョンが聞きたい」「ほしいのは即戦力。前哨戦で(選挙区内の)町を歩いているから苦しい現状は分かるだろう。活性化の名案がほしい」とさまざまだ。

県議選 妙高市区>>6227
第1回 妙高市区 新市一体感醸成どこへ(2007年03月13日掲載)
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n72/n72h7k1m1.html
旧町村・市域の構図困惑
「しこりが残る」市民早くも懸念

 4月8日投開票の県議選妙高市区(定数1)に、合併で失職した旧妙高高原町長の岡山紘一郎氏(63)と妙高市前助役の横尾幸秀氏(61)が名乗りを上げ、各地でミニ集会を開くなど、前哨戦を繰り広げている。構図は旧町村と旧市域の代表による一騎打ち。「新市の一体感醸成が課題なのに、合併を成し遂げた元首長と前助役の対決では、どちらが勝っても、しこりが残りかねない」。選挙戦本番前から、市民の懸念や不安の声も聞かれる。
 「どうしてこの2人で戦うことになったのか。どちらとも親しく付き合っている市民は多い。いっそ棄権したいくらい」。こんな本音があちこちで漏れる。昨年9月、現行の新井市区の現職で、すでに引退を表明している近藤貞夫氏(62)=新潟みらい=が後継者の擁立に奔走する中、まず岡山氏が立候補を表明した。同11月、近藤氏の後援会は、旧妙高村議の妙高市議、宮沢一照氏(41)を後継に指名、選挙は2人の一騎打ちと思われた。
 ところが、昨年末になって事態は急変、旧新井市域選出の保守系ベテラン市議らが、旧市以来の助役を務める横尾氏の擁立に動き、懸命な説得を展開する。これを受け、近藤後継の宮沢氏は、横尾氏の出馬意思を確かめた上で、「一体感醸成のため、旧市町村の代表同士が戦うような構図では立候補できない」と身を引く。年明けとともに選挙は一転、旧町村と旧市の実力者同士の決戦になった。
 昨年11月に無投票再選を決めている入村明市長(59)は「助役再任の人事案件を昨年の12月定例会に提出するつもりだった。横尾さんの出馬表明は青天の霹靂(へきれき)」と、選挙戦を前に中立の立場を強調する。だが、横尾氏擁立に動いた市議の中には「市長の意中は新井時代からの助役(横尾氏)」との声があるのも事実だ。
 妙高市の有権者数は約3万1000人。旧新井市に約2万2000人、合併で編入された旧妙高高原町、旧妙高村に約9000人となる。「地域間の票争いなら新井を代表する形の横尾氏」「岡山氏は圧倒的不利とみられた町長選で当時の現職を破った実績がある」と、両陣営関係者は互いにけん制する。告示まで半月余り。選挙後のしこりを見越してか、まちは奇妙な静寂に包まれている。

6242とはずがたり:2007/04/29(日) 02:31:39
此処迄逝って負けちゃって>「絶対に(江口氏を)やる。(富樫氏は)叩きつぶす。それが親心だ」
村上市でも稲葉の支援する自民公認が負けて次の選挙はこの辺を巧く使って追い落としたい所。

県議選 胎内市区
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n72/n72h6k1m1.html
 4月の県議選胎内市区(定数1)は告示まで3週間に迫り、自民党現職・江口俊一氏(73)と新人・富樫一成氏(36)による一騎打ちとなる公算が大きくなっている。富樫氏は無所属出馬となる見通しだが、稲葉大和・同党県連会長の元公設秘書で自民党員でもあり、実質上は保守分裂選挙。旧代議士系列や元職、建設業界や市議会といった地元保守政界がそれぞれの思惑で両陣営に入り乱れ、複雑かつ激しい覇権争いを展開している。(年齢は投開票日の4月8日時点)

第1回 一騎打ち濃厚、県議選胎内市区(2007年03月09日掲載)>>6235
現・新保守票の争奪激化
業界、市議ら入り乱れ 自民県連・稲葉会長「情より筋」で支援

 「絶対に(江口氏を)やる。(富樫氏は)叩きつぶす。それが親心だ」−。4日、胎内市産業文化会館で開かれた江口氏の総決起大会で稲葉氏は言い放った。
 同大会には、泉田裕彦知事や吉田和夫市長も顔を出した。「苦しい立場でよくぞ言ってくれた。稲葉後援会の大部分はこちらにつくはずだ」。江口陣営幹部は喜んだ。
 江口氏は党公認候補、富樫氏は元部下。本県自民党の最高責任者として、「情より筋」を重んじるとの決意表明だった。事務所関係者は「公認候補を落とせば稲葉に傷がつく。江口を応援せざるを得ない」と後援会員の心情を代弁してみせた。
 旧中条町元助役の江口氏は1990年県議選・旧北蒲原郡区(定数3)で初当選。当時は同町を基盤とする現職2氏がそろって引退、「オール中条・黒川」の代表として同町と黒川村(現・胎内市)で大量得票し3位に滑り込んだ。
   ×   ×
 かつて江口県議を生み出し、2005年10月の胎内市長選で吉田市政を誕生させた保守政界は、富樫氏の県議選出馬で大きく二分することになった。
 昨年12月に開かれた富樫氏の集会には、増子宏一、熊倉勘一の元県議2氏をはじめ旧中条町幹部、10人近くの市議が出席。中条商工会メンバーでつくる県商工政治連盟中条支部は江口、富樫両氏を推薦した。
 胎内市建設業協会は江口氏を推薦したが、「一部切り崩されている」と江口陣営幹部。市長選時の吉田選対は、選対本部長が富樫氏、幹事長が江口氏と分裂。中傷ビラも出回っているという。
 さらに、故・渡辺良夫元厚相ら「渡辺家」、故・岩村卯一郎元衆院議員の選挙をこの地で担った旧後援会幹部が「富樫氏支援に回った」と関係者はいう。
 卯一郎氏の長男で新発田市・北蒲区に「国替え」する岩村良一県議の後援会は、胎内市では「自主投票」を決めている。しかし、一部有志が自主的に富樫氏につく形となっている。
 稲葉氏元秘書の県議選出馬がくしくも、衆院の中選挙区制時代に稲葉氏のライバルだった旧代議士系列を浮かび上がらせた。「富樫さんに結集した勢力が、次の衆院選で稲葉氏の対抗馬を生み出す可能性もある。稲葉氏の後援会はもっと危機感を持ってほしいが…」。江口陣営関係者は語る。
   ×   ×
 旧中条町と旧黒川村の合併で誕生した胎内市。旧黒川村は故伊藤孝二郎氏が12期48年、旧中条町では熊倉信夫氏が9期36年にわたり首長として君臨した。
 「当時、われわれにとって『伊藤天皇』『熊倉法王』の指示は絶対だった」と同市の建設業関係者。しかし、現在は「土建屋も選挙をやらなくなった。組織の締め付けはきかない」という。
 保守地盤の争奪戦を繰り広げる両陣営だが、勝敗のカギは「無党派層が多い中条地区中心部の市街地の動向」という認識では一致している。
 「勝ち馬を見定めるまでは静観する業者も多いだろう」とある保守系市議。過熱する戦いを、息をつめて見守っている。

6243やおよろず@新潟県議:2007/04/29(日) 02:37:28
>>6242>>6235

>> 今回も稲葉が結集できなかった3区保守票。
>>「アンチ稲葉」とも評されるこの保守支持層は「参院議員・田中直紀の後援会が結集した」(自民関係者)とみる向きが多い。
>>2000年衆院選で白沢が獲得した5万7000票、04年参院選の際に田中が3区で集めた6万2000票が、これに当たるとされる。

 この保守対決構造との関連性はいかに???

6244とはずがたり:2007/04/29(日) 02:38:30
第1回 新区割りの動向<上>(2007年03月15日掲載)
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n72/n72h5k1m1.html
北区 自民2氏に民主挑む
東区 3現職がサバイバル

 【北区】定数2に対し、3人が立候補を予定する。旧豊栄市(有権者約4万人)と旧新潟市の北地区(同約2万3000人)からなる。自民は旧豊栄市区選出の現職三林碩郎氏(60)に加えて、新潟市議を八期務めた新人川島勝氏(65)を公認。民主は元専門紙記者の新人石塚健氏(35)を擁立し、自民の独占阻止を掲げる。

 三林氏は地盤の旧豊栄市内の企業や団体などから幅広い支援を受け、組織戦を展開する。4期16年や県議会副議長などの実績をアピール、「福島潟の治水対策や新潟東港の基盤整備を促進し地域産業の活性化を」と訴える。前回は無投票当選だったこともあり、大票田の豊栄地区を中心に後援会や保守層など支持基盤の引き締めに躍起だ。

 川島氏は出身の北地区で、ミニ集会を重ねるなど支持拡大に奔走。同じ北地区から市議選に出馬を予定する2市議と連携を進める一方で、地元自治会や経済界が組織をつくるなど地域挙げての支援体制にも乗り、「新潟東港の拠点化や空港の騒音問題など地域の諸課題に取り組み、安心して暮らせる地域づくりを」と支持を呼び掛ける。

 石塚氏は民主の候補者公募に応じて出馬、連合新潟の推薦を受ける。西村智奈美衆院議員と街頭演説を行うほか支持者回りで知名度アップに懸命。企業取材での経験を強調し、「中小企業の育成支援を通し地域間競争に打ち勝てる強い新潟経済をつくりたい」と主張。「真剣な論議ができる緊張感のある議会に変える」と議会改革も訴える。

 【東区】県議会議長を務める自民の渡辺惇夫(68)、新潟県を発展させるみらいの会代表で民主の市川政広(53)、県議会唯一の共産党県議として議席確保を目指す五十嵐完二(54)の現職3氏が出馬予定。定数は2。現職1人が落選するとあって、生き残りをかけて激しい前哨戦を展開する。有権者数は約11万3000人。

 区単位での初の選挙に、各陣営は「選挙活動は手探り状態」と口をそろえる。これまでは旧新潟市全域を対象に、大規模集会の開催や人が多く集まる場所での街宣を積極的に行ったが、住宅街や工場が多い東区ではこうした戦法は有効でないと判断。ビラ配布や支持者回りを強化し、地域への浸透を図っている。

 渡辺氏は石山地区が地盤。旧新潟市では農村部からの集票を得意としたが「区割りで後援会が分断されてしまった」(選対幹部)。議長の公務の合間を縫って支持者を訪ね、「福祉の充実など豊かで活力ある新潟を実現する」と強調、5期20年の経験と実績をアピール。陣営では公明票も期待する。

 過去3回無所属で出馬し、市内全域から広く票を集めた市川氏は昨年、民主党に入った。党を前面に打ち出し売り込む。連合新潟の推薦や東北電力労組、民社協会などの支援を受けるが、「知名度は一番低い」(選対幹部)と危機感。つじ立ちで「新潟駅周辺整備事業の早期完成」を訴えるなど懸命な活動が続く。

 五十嵐氏はつじ立ちのほか集会を細かく重ねる。比較的、党の支持者が多い地域。「県会唯一の野党として格差や貧困対策に力を注ぐ」とうたい、自民、民主への批判票取り込みを目指す。「厳しい戦いを強いられるが、勝ち抜けば約40年ぶりに県会での複数議席獲得につながるのでは」と党関係者は期待を寄せる。

6245とはずがたり:2007/04/29(日) 02:38:49
第2回 新区割りの動向<中>(2007年03月16日掲載)
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n72/n72h5k2m1.html
中央区3人超過 各党しのぎ 
秋葉区激戦一転無投票か 江南区無風の公算

 【中央区】自民、民主、社民、公明、共産の各党候補が出そろい、無所属も含めた6人で3議席を争う激戦区だ。政令市の中心部でもあり、有権者数約10四万3000人の票をめぐって各党のメンツをかけた厳しい戦いが始まっている。

 オフィスビルやマンションが立ち並び、繁華街もある都市型選挙区だが、街頭演説などのパフォーマンスよりも、組織票固めと支持者回りを中心にした「昔ながらの選挙」(関係者)を展開する陣営が多い。「同じ家の中でも票を取り合うようなシビアな状況。きちんと票を固めていかないと勝てない」と複数の陣営関係者が口をそろえる。

 仕事や買い物のために区外から来る人も多く、駅前や繁華街での不特定多数への訴えは必ずしも票に直結しないという判断が背景にある。
 社民現職の桝口敏行氏(53)は、3期12年の実績と県庁職員だった行政経験を前面に出し「即戦力」をPR。「緊急的な少子化対策が必要。言葉だけでなく、具体的に進めていく」と、福祉や教育の充実を打ち出し、地元の新潟島を中心に掘り起こしを進めている。

 公明現職の志田邦男氏(57)は、支持母体である創価学会票を基礎に、保守層への浸透を図る。地元の鳥屋野潟整備やJR新潟駅の連続立体交差など地域課題を挙げ、「新潟市の発展は県全体の底上げにつながる。働く場所を確保し、地域の再生を進めたい」と訴える。

 元県観光企画監の小島隆氏(59)は引退するベテラン県議支持層など自民票を固めたい考え。7月の参院選候補予定者とつじ立ちをするなど、二人三脚の動きも。政策では、得意分野である観光振興とまちづくりによる地域活性化を訴え、観光業、商業関係者票も狙う。

 新潟市議で民主公認の進直一郎氏(58)は、中央区から市議選に立候補予定の2人と選挙協力を行い、政令市と県を結ぶパイプ役としての存在を強調する。民主の地元衆院議員も応援している。

 出馬表明が昨年12月だった共産新人の野本孝子氏(55)は出遅れを取り戻そうと、党関係の会合に積極的に出席するなどしている。新潟市議から転出する無所属の佐藤憲氏(33)はインターネットを活用し、若者と無党派層への浸透を図る。

 【江南区】自民現職の佐藤純氏(37)は、ミニ集会を重ねるなどして地盤固めに力を入れる。告示直前には決起集会を開き、陣営の引き締めを図る。民主は候補予定者が出馬を取りやめ、新たな候補の擁立はない見通し。ほかに出馬の動きもなく、無投票となる公算が大きい。有権者数は約5万6000人。

 【秋葉区】4期を務めた自民現職が昨年12月、体調面の不安を理由に引退を表明。三つどもえの激戦が予想されていたが、一転、無投票の公算が大きくなった。有権者数は約6万4000人。

 前回は無所属で出馬、旧新津市選挙区でトップ当選した内山五郎氏(63)は、今回は民主公認。地元国会議員の後援会と連携し非自民層への浸透を図る。前回と同様、出身のJRグループOBらを中心に地域ごとの選対を組織し、連合新潟の支援も受ける。

 元保険会社社員の新人小林一大氏(33)は自民の推薦を受け、引退した県議が集めていた保守票を取りまとめる構え。元新津市長の父・一三氏が現職だった時代の支持者らを中心に選対を組織、つじ立ちなどを繰り返し、若い層の掘り起こしも精力的に行っている。

6246とはずがたり:2007/04/29(日) 02:39:09
第3回 新区割りの動向<下>(2007年03月17日掲載)
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n72/n72h5k3m1.html

西区 現新入り乱れ大混戦
西蒲区 保守票が鍵 南区 3期ぶりに選挙

 【西区】現職四氏だけで定数3を上回る激戦区。さらに新人2氏も加わり混戦に拍車をかける。住宅密集地で、複数の大学が立地することから、無党派層や若者票の取り込みも勝敗に影響しそうだ。

 有権者は中央区に次ぐ約12万7000人。陣営の多くは投票率を50%程度と予想、1万5000票が当選圏とみる。さらに地元県議がいない住宅地・坂井輪地区を「草刈り場」「当落の鍵を握る」と位置付け、支持浸透に全力を挙げる。

 自民現職の中原八一氏(47)は地元の内野・五十嵐地区や中野小屋、赤塚地区などに後援会組織を設け、決起集会も実施。着々と地盤を固める。引退する自民県議の支援者にも支持を訴えるほか、市議とも連携、保守票の取りまとめを急ぐ。

 民主の大渕健氏(34)は支持者回りが中心。小千谷市出身で「地縁血縁が少ない」との危機感をばねに朝のつじ立ちも精力的だ。西村智奈美衆院議員とともに街宣するなど、民主党の看板で各労組の支援を受け幅広い層からの得票を狙う。

 無所属現職の青木太一郎氏(68)は地元の黒埼地区の地盤固めに重点。「政党支援も国会議員の支援もない」とあいさつ回りに奔走。ボランティアもビラ配りや電話で支持を訴える。大票田の坂井輪地区に事務所を構え票の上積みを図る。

 社民推薦の斎藤喜和氏(33)は小中学校の同窓生やボランティア、教職員組合などの支持労組、近藤正道参院議員の支援者が活動の核。朝のつじ立ち、支持者回りを中心に展開。平和憲法を守る唯一の議員をアピールし非自民票の結集を図る。

 新人のNPO法人副理事長の野口よそ美氏(52)と医療法人理事の田村一真氏(37)は無所属での挑戦。野口氏は草の根運動を展開。唯一の女性候補として「主婦・母の目線」を強調し、浮動票の取り込みを目指す。

 田村氏は福祉の充実や子どもの安全確保を公約。老人ホーム役員などで培った人脈を生かし関係企業や支持者を回る。

 【西蒲区】自民の佐藤莞爾氏(59)と社民の米山昇氏(55)の2現職が定数1を争う。
 旧西蒲原郡区選出で自民の長津光三郎氏は隣接する燕・弥彦選挙区から出馬。
 佐藤陣営は長津氏の協力を得て保守票を固める戦術。ただ、もともと保守同士の争いが激しかった土地柄で保守一本化が当落の鍵となる。農業農村整備などを掲げてローラー作戦やミニ集会で支持を呼び掛ける。

 米山氏は巻地区の原発予定地だった角海浜の観光利用を掲げる。原発反対運動での実績を前面に押し出し支持を狙う。社民公認で新潟市議選に出馬する新人候補と共闘し地盤の西川、潟東地区を中心に浮動票獲得に力を入れる。

 【南区】自民現職の小野忍氏(74)と旧白根市議の新人、内山則男氏(58)=無所属=が出馬を表明、一騎打ちの公算が大きい。旧白根市区は無投票が2期続き、久々の県議選となる。

 建設業など主要組織から推薦を受けている小野氏は人脈を生かして味方、月潟にも拠点を構えた。保守系市議と連携するが非自民層にも支援者がおりミニ集会などで党派を超えて支持を広げたい考え。

 内山氏は、昨年夏ごろからローラー作戦を実施。街宣車を走らせ知名度アップを図るほか、地域生活情報紙を発行して「身近な政治」をアピール。幅広い層からの票獲得を目指す。

6247とはずがたり:2007/04/29(日) 02:46:44
第1回 政党戦略(2007年03月06日掲載)
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n72/n72h3k1m1.html
民主・社民 共闘で攻勢
自民は弱者対策を強調

 新区割りの導入、定数の大幅削減によって激変した県議選事情。当選を重ねてきたベテランでも選挙活動は手探り状態のケースが多く、「新人と同じような選挙」を余儀なくされている。
 変革をチャンスに変えようと、動いたのは社民と民主だった。県民の支持を集めた旧区割り反対運動の延長線で両党は昨年6月、選挙協力を確認。国政選挙で培った共闘戦略を初めて県議選にも導入し、自民が圧倒的多数を占める県議会勢力の転換を期した。
 「県民は県議会を変えてほしいと思っている」。社民、民主を結び付けた労働団体・連合新潟の江花和郎会長は4日、民主候補予定者の集会で、県議会改革の必要性を訴えた。
 民主系会派「新潟みらい」は今定例会で、民主県連マニフェストに沿って政務調査費の公開条例を提案する構え。社民も協力する方針で、「選挙を意識したパフォーマンス」と批判する自民に揺さぶりをかける。
 とはいえ、共闘は必ずしもスムーズに進んでいるわけではない。社民と民主、連合で30人を擁立する目標を立てたものの、現時点では23人。内訳は社民公認が5人、民主公認が11人。ほかに各党単独推薦、両党推薦、連合推薦などがある。大目標として掲げた「非自民による過半数獲得」は、候補擁立作業段階から難航している。
 両党間には意思疎通の欠如もうかがえ、今後、票のバーターなど各選挙区で具体的な協力体制が構築できるかどうかが注目点だ。
 内実はともかく攻めの姿勢をみせる社民・民主に対して、守りの立場の自民は政権党の旗印を明確にする。従来の土木・土建重視に代えて「弱者に光を」との姿勢を強調。今定例会では、議員提案による初の政策的条例である「がん対策推進条例」を上程するなど、自民支持層以外へのアピールを強めている。
 34人を公認、ほか2人を推薦。絶対安定多数の32議席を維持できるかどうかがポイントだ。区割り変更で、五泉東蒲や十日町中魚、新発田北蒲など県内各地で現職同士がぶつかる選挙区が出現。「しのぎを削って両方が当選すれば党勢拡大につながる」と県連幹部は語るが、思惑通りに事が進むかどうか。
 現有2議席の公明は候補をあえて1人に絞った戦い。自民の一部には公明票に期待する声もあり、バーターを模索する動きも出ている。また各地の合併選挙で健闘する共産は5人を立てている。
 真っ白な新県政地図にどんな色が塗られるか。暗中模索の空気が強い中、事実上の選挙戦が始まっている。

第2回 支持基盤(2007年03月07日掲載)
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n72/n72h3k2m1.html
動き鈍い 元首長議員
旧新潟市域は分裂に直面

 「今回は出しゃばらない。目立たないように後押しするだけ」。市町村合併で失職した下越地方の元首長は語る。首長時代、現職の地元県議を擁立した経緯がある。過去の県議選では毎回、前面に出て支援してきた。しかし今県議選では動くつもりはないという。「もう自分は現役じゃないから」というのが理由だ。
 合併の進展で県内の市町村長、市町村議員は激減した。首長は4年前の111人から35人に減少。2000人以上いた市町村議員は半減している。選挙の陣頭指揮を執ったり、票集めに奔走したりと、重要な役割を果たしてきた首長と市町村議員。その頭数が減ったことは県議選に影響を及ぼしている。
 「自分の選挙があるから人の選挙も頑張る気になる。議員をやめれば一生懸命でなくなるのは当然だ」。ある元町議は語る。候補予定者からも「元議員は手足のように動いてくれない」との声が漏れる。
 さらにいわれるのが、特に旧郡部の町村が新市となった影響だ。当選後の「見返り」を期待して旧町、旧村同士で繰り広げられてきた票の獲得合戦。しかし、合併で旧町・旧村単位の得票数が表に出ることはなくなり、票集めに走る「動機」が失われたのだ。
 ある現役市議は「得票結果が目に見えないとなると、張り合いがなくなる。表面的には『懸命にやる』と言っているが、本当はそれほどではない」と明かす。候補者側からすれば「町、村同士を競わせることができなくなった」ということだ。
 首長、市町村議は保守系が大半のため、政界関係者の間では「合併は自民党へのダメージが大きい」との見方が多い。「結果的に地方の無党派化が進むのではないか」との推測もある。

6248とはずがたり:2007/04/29(日) 02:47:12
>>6247-6248
 合併で選挙区が広くなる地域とは逆に、旧新潟市域は五分割され選挙区域が縮小する。政令指定都市移行に伴うもので、大都市のど真ん中で、より地域密着、地縁血縁、どぶ板色の強い選挙戦が展開されている。
 現職陣営が直面するのが支持基盤の分裂だ。「及ばずながら応援したい。代わりにご支援をたまわりたい」。2月下旬、公明現職の事務所開きに招かれた自民現職の後援会関係者は訴えた。区割り変更で、「盟主」の自民県議は隣接区に。票の行き場がなくなった地元後援会は同じ地元の公明現職の支援を打ち出し、代わりに自らの盟主の支援を公明支持者にお願いした。バーターというわけだ。
 旧新潟市で民主、社民などの県議を当選させてきた労働組合にとって新区割りの影響は甚大だ。組合員が各選挙区に分散し、これまでのように広く薄く票を集めることが困難になるからだ。「どれだけ組織間の選挙協力ができるかが鍵」と組合幹部。
 組合同士で組合員の紹介、名簿交換などが進むが、ある陣営の選対幹部は「霧の中をさまよっているような選挙」と、先の見えない戦いと新たな支持基盤構築の困難さを嘆いている。

第3回 国政県政(2007年03月08日掲載)
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n72/n72h3k3m1.html
参院選射程 進む連動
国会議員 支持拡大に奔走

 「統一選に勝利し、その勢いで夏の参院選に臨みたい」。2月26日、県議会庁舎の自民党会議室に、同党県連幹事長の檄(げき)が響いた。出席したのは同党県議のほか、県連会長の稲葉大和衆院議員ら国会議員の面々。
 参院選新潟選挙区の候補予定者、塚田一郎氏も顔を見せ「県議選の勝利なくして参院選の勝利はない」と呼び掛けた。
 県議選を前に自民県連が県議と国会議員の合同会合を催すのは異例。「まったく新しい選挙」(稲葉氏)である新区割り県議選を県連の総力を挙げて乗り切り、夏の参院選の勝利につなげようとの狙いだった。
 二つの議席を争う参院新潟選挙区は自民県連にとって、失ったままの議席の奪還が至上命令。県議選に連動して塚田氏の動きも活発で、集会や街宣などに積極的に参加している。
 市町村議選も行われる地域では「誰がどの選挙の候補なのかと、住民は混乱している」との事情があり、陣営からは「塚田さんが入るとさらに混乱しかねない」との懸念も聞かれる。しかし塚田氏自身は「黒子に徹し、1票でも自民票を増やしたい」と、支持拡大を訴え続ける。
 国会議員―県議の系列が崩壊して以降、県議が仕切る自民県連。新・県議選の結果は本県自民の屋台骨に直接、影響する。「県連の興廃この一戦にあり」。県連幹部はこう唱え、その重要性を指摘している。
 一方、参院選を一大政治決戦ととらえ、参院の与野党逆転を目指す民主党。民主県連にとって今県議選は、脆弱(ぜいじゃく)な党組織を全県的に整える「好機」との位置付けもある。
 統一選で公認、推薦を含め県議15人、市・村議14人と、過去最多の候補予定者を擁立。参院選候補予定者の黒岩宇洋参院議員が候補擁立段階から積極的にかかわる。もう一人の現職で同じく予定者の森裕子参院議員ともども「党勢拡大」(黒岩氏)に県内各地を駆け回っている。
 社民党の参院選候補予定者、山本亜希子氏も県議候補予定者と連動。「県議選の結果が自分の選挙につながる」と意気込む。共産党の武田勝利氏も県議の集会などに参加、応援に奔走している。
 就任以来、初の県議選となる泉田裕彦知事も動いている。4日には現職陣営の集会を次々にはしご。それぞれで県議を持ち上げ「盤石な体制で支援してほしい」などと呼び掛けた。
 応援する県議について知事は「考えながらやっている」と言葉少なだが、自身が選挙で支援を受けた自民と、民主の旧自由関係の要請に応じているもようだ。自民同士、自民と旧自由がぶつかる選挙区には副知事が代理出席するケースが多い。
 県議定数の大幅削減は相対的に執行部の強化につながるとの見方がある。また今回はベテランの引退が続出。「結果的に知事にとっての重しが軽くなる」とみる県議もいる。知事自身は今県議選について「政界地図を塗り替えるターニングポイントになるかもしれない」と分析している。
 県議選の投開票までちょうど1カ月。その帰趨(きすう)は、さらに先の県政、国政にも影響を与えていく。

6249とはずがたり:2007/04/29(日) 02:57:51
>>6225-6249
■新潟県議選まとめ■

>>5794-5795
自民…公認・推薦で安定多数の31議席更に最大35議席程度
民主…みらいの会6人→民主にいがた8人・連合の求めた統一会派は求めない
「無所属の会」3人→2人:青木太一郎(西区:黒崎町長)氏が離脱・松川キヌヨ(長岡市)・佐藤浩雄(新発田市)の二名となり自民が会派として認めないと圧力>>6150-6151
公明1
共産1
社民6→1
無所属8(民主社民の両党推薦当選者2:五泉と南魚沼か?)
無所属当選者は自民推薦の二人を除いて以下の8人だと思われる。自民が最大35名という事は以下の(与)印が自民系と見て間違い有るまい。青木は何処へ行くのか?
上越(与)・村上(与)・妙高(野)・五泉(野)・佐渡(野)・魚沼(与?)・胎内(与)・南魚沼(野)

一人区 ●:そろそろ自民現職高齢・☆:今回大接戦
南区●(自民現職は野党支持者にも食い込んでいる様だ)・西蒲区☆・小千谷市☆●・見附市☆●・加茂市●・糸魚川市●

二人区 ●:自民高齢 ☆:新人善戦
燕市☆・柏崎市●☆・十日町

この辺を全部自民から取ると
自民系35→26←ぎりぎり過半数割れw
民主社民連合系:16(民8・無会3[含青木]・社1・野系無4)→25
公明1
共産1
────
定数53
とだいぶ拮抗する

野党共闘の困難さはこの辺
>>6247-6248 >>6226 >>5794-5795


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