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海上コンテナ鉄道輸送

1名無しさん:2002/12/14(土) 19:37
最近増えていますが、今後はどうでしょう

1280荷主研究者:2014/11/29(土) 15:56:27

http://cargo-news.co.jp/contents/code/141028_2
2014年10月28日 カーゴニュース 第4325号
埼玉県が「コンテナラウンドユース推進協議会」設立

 埼玉県は21日、荷主、陸運事業者、船会社などと埼玉県から成る「コンテナラウンドユース推進協議会」を設立した。協議会のメンバーがコンテナラウンドユース(CRU)の実施にかかるグループを「共同体」として登録する制度を設置。2014年度は11月から1月末にかけてコンテナのラウンドユースの社会実験を行う。

 コンテナのラウンドユースとは、輸入コンテナを荷下ろしした後、空いたコンテナを輸出荷積みに継続して利用すること。県内企業の海上コンテナ物流に起因する諸課題を解決するためには、コンテナラウンドユースを推進していくための仕組みづくりが必要であることから、協議会を発足した。同協議会では、課題を解決するための仕組みをともに考え、メンバー相互によるコンテナラウンドユースの取り組みを推進していく。

 メンバーは荷主(ニトリ、曙ブレーキ工業、本田技研工業、国際紙パルプ商事、レンゴー)、陸運業者(関東紙運輸、日本コンテナ輸送、日新、日本通運、日本高速輸送、西濃シェンカー、八潮運輸、タツミトランスポート、吉田運送、伊藤忠ロジスティクスおよび埼玉県トラック協会海上コンテナ部会)、船社(OOCL、NYK、Kライン)、その他フォワーダーや損保会社などの担当者。

 埼玉県では、協議会のメンバーがCRUの実施にかかるグループを「共同体」として県に登録する制度「CRU共同体登録制度」を設置。県が共同体の内容を公表することで(同意された内容に限る)、CRU協力事業者の広がりが期待できるという。CRUの実績を県が把握し、今後の県の物流効率化策に役立てていくため、CRU実績を報告する事業者を募集。11月から来年1月にかけて社会実験を予定している。

 埼玉県では、圏央道の開通により企業の立地ポテンシャルアップや物流拠点の大規模化・集約化・多機能化が進んでいる一方、京浜港(東京港・川崎港・横浜港)のコンテナ取扱量は年々増加し、コンテナ積下ろし長時間ロスなどにより物流効率が悪化。とくにトラック物流業の労働環境が益々悪くなっている結果、運転手不足、若手雇用の減少により、県内企業の海上コンテナ物流についてもコストの増加や輸送時間のロス等の課題が顕在化していた。

 埼玉県では、「同協議会の設立により、県民の生活、産業活動を支える、物を安定的に運び供給するしくみ(物流の効率化)の実現を目指す。また、企業の立地、既存企業の定着率向上や物流産業の雇用確保、さらに女性ドライバーの雇用促進などの経済波及効果を高めていく」としている。

 (2014年10月28日号)

1281荷主研究者:2014/11/30(日) 11:22:41

http://yamagata-np.jp/news/201411/05/kj_2014110500089.php
2014年11月05日08:43 山形新聞
酒田港コンテナ貨物年間取扱量、最高を更新 紙おむつなど輸出が大幅増

 酒田港(酒田市)の今年のコンテナ貨物取扱量が10月末現在で1万714個(20フィートコンテナ換算)となり、年間取扱量の過去最高を更新したことが4日、分かった。酒田港に国際定期コンテナ航路が開設された1995年以降、過去最高は2011年の1万346個で、2カ月を残して368個上回った。

 同日の定例会見で吉村美栄子知事が明らかにした。年間取扱量は東日本大震災後に太平洋側の代替機能を担った11年以降は、12年8666個、13年7797個と減少していたが、14年は10月の月間取扱量が1509個と月別の過去最高を記録するなど4月以降は7カ月連続で千個超に上った。

 県経済交流課と県港湾事務所によると、14年は3月から酒田―韓国・釜山間の定期コンテナ便が初めて週3便化。4月には花王酒田工場の紙おむつ工場が本格操業し、特に中国を中心に輸出を伸ばした。紙おむつを含む「その他日用品」の輸出取扱量は9月末時点で前年同期の4個から2114個と大幅に増加した。

 さらに13年度に新設した大口シフト荷主助成(1個=20フィート換算=当たり1万円を助成)を利用し、他港から移った東京などの製材や住宅建築用の木製品輸入業者2社の取扱量も全体を押し上げた。

 吉村知事は「リーチスタッカー(移動式荷役機械)の2台目を年内に導入するなど、さらに使いやすい酒田港にしていく」と強調。同課は「リサイクル関連の廃プラスチックの輸出も伸びており、既存の企業に継続して利用してもらいながら新規開拓にも力を入れたい」としている。

1282荷主研究者:2014/11/30(日) 11:31:36

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201411/0007480280.shtml
2014/11/6 11:00 神戸新聞
井本商運 電動コンテナ船投入 日本初、燃費も改善

 国内コンテナ海上運送大手の井本商運(神戸市中央区)は12月中旬、電動モーターでスクリューを回して進む日本初のコンテナ船を阪神港(神戸、大阪港)と瀬戸内、九州を結ぶ航路に投入する。ディーゼルエンジンの従来船に比べ、5〜10%の燃費改善を見込む。効果を検証し、導入拡大を検討する。(高見雄樹)

 内航コンテナ船「ふたば」で全長94メートル、総トン数749トン。海外基幹航路を持つ阪神港と地方港との間で輸出入貨物を輸送する。

 海運各社は近年の燃料費高騰を受け、運航スケジュールに遅れが生じない程度に航行速度を落として燃料を節約する「減速航行」を進めている。ディーゼルエンジンの場合、3〜5ノット(時速5〜9キロ)に落とすと、エンジンを傷めてしまう恐れがあり制限があった。

 一方、「ふたば」は発電用のディーゼルエンジン2基を積み、その電気で2台のモーターでスクリューを回す。低速航行が容易で、モーター1台を止めることもでき、燃費改善効果が大きくなるという。

 エンジンの小型化で機関室が小さくなり、コンテナ積載量は同型船に比べ5〜10%増え、20フィートコンテナを211個積める。建造費は約8億円とみられ、一部は経済産業省の補助を受けた。

 井本商運は「新たな取り組みでコンテナ輸送のコストを下げ、より多くの貨物を阪神港に運びたい」とする。同社の2014年3月期の売上高は75億円。

1283荷主研究者:2014/12/21(日) 19:28:37

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20141127304.htm
2014年11月27日03時23分 北國新聞
コンテナ取扱量が過去最多 10月までの伏木富山港

 韓国・釜山港の利用促進を図るセミナーが26日、富山市のANAクラウンプラザホテル富山で開かれ、1〜10月の伏木富山港のコンテナ取扱量が速報値で過去最多の6万8860個(20フィートコンテナ換算)になったことが報告された。

 前年同期比8・9%の増加で、今年1年間で8万3千個に達する見込み。伏木海陸運送(高岡市)の担当者によると、輸入が増えており、釜山港を経由して中国や中東からアルミ地金、ロシアから加工済み木材が運ばれているという。

 セミナーは釜山港を管理する釜山港湾公社が主催した。姜富元(カンブウォン)室長のあいさつに続き、同公社や日本の海運会社の担当者らが、アジアのハブ港に位置付けられる釜山港の開発計画や物流事情を紹介した。

1285荷主研究者:2014/12/21(日) 20:10:36

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201412/0007551798.shtml
2014/12/3 09:00 神戸新聞
井本商運 神戸港の内航ターミナル移設 積み替え迅速化

井本商運が移設した内航ターミナル

 輸出入コンテナの国内海上輸送最大手、井本商運(神戸市中央区)は、神戸港・ポートアイランドの国内航路コンテナターミナルを、外国航路のコンテナ岸壁の隣接地に移設して運用を始めた。貨物の積み替えを迅速にして、西日本各地から神戸港経由の輸出入貨物を増やす狙い。(高見雄樹)

 新しい内航ターミナルは、ポーアイ南東部に位置し長さ1150メートルと国内最長の3連続岸壁(PC15〜17)の南端に設けた。岸壁は120メートル、コンテナを置くヤードの面積は約1ヘクタール。外航船が着岸するPC15〜17とつながっており、積み替え時間が短縮できる。

 同社は小型コンテナ船で西日本各港を回り、神戸で外航船に積み替えている。神戸港には1カ月間で120回寄港し、年間18万1千個(20フィート換算)のコンテナを取り扱う。

 国は国際コンテナ戦略港湾政策で、西日本から韓国・釜山港経由で輸出されるコンテナ貨物を神戸に取り戻すことを目指している。港湾管理者の神戸市は積み替え時間の短縮など作業効率化で、メーカーなど荷主に神戸港の利便性を訴える考えだ。

1286荷主研究者:2014/12/21(日) 20:11:14

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201412/0007554665.shtml
2014/12/4 07:00 神戸新聞
神戸港コンテナ取扱個数2・1%増 14年上半期

 神戸港の2014年上半期(1〜6月)の貿易コンテナ取扱個数は、前年同期比2・1%増の129万4924個(20フィート換算)だったことが、神戸市のまとめで分かった。国内の地方港とやりとりするコンテナが同9・1%増に拡大。一方、海外港との間で輸出入されるコンテナは同0・4%増の102万2947個にとどまった。

 総数は3年ぶりに増加したが、対海外港、対国内港とも過去10年で最高だった11年の実績には届かなかった。

 神戸港と大阪港は11年度、「阪神港」として国際コンテナ戦略港湾に指定された。国内向けコンテナが増えたのは、西日本の地方港と阪神港を結ぶ新航路を設けた船会社に助成金が出たことなどで、韓国・釜山港経由で輸出入されていた貨物を呼び込むことができたためとみられる。

 海外港との取扱個数を地域別でみると、北米が同2・3%減の約16万個、欧州が同0・1%減の約7万個だった。欧米からの製材や電気機械の輸入減が響いた。アジアは輸出が伸び悩んだが、輸入は同3・8%の増加。総数でも0・9%増の約79万個だった。(高見雄樹)

1287荷主研究者:2014/12/27(土) 15:04:35

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201412/0007568587.shtml
2014/12/9 09:00 神戸新聞
神戸港の基幹航路が8に減少 マースクの北米休止へ

 神戸市は8日、コンテナ船最大手APモラー・マースク(デンマーク)が来年1月、神戸港に寄港する北米航路を休止することを明らかにした。これで神戸港のコンテナ船基幹航路が一つ減り、8航路になる。市は国の国際コンテナ戦略港湾政策に沿って基幹航路の維持・拡大を目指してきただけに航路減は痛手となりそうだ。

 同社は1928年に神戸と北米を結ぶ貨物船の航路を開設、75年にコンテナ船の運航を始めた。今回の休止判断は「収益性を高めるため」(同社)という。

 神戸港から輸出される同社の貨物は韓国・釜山港で北米行きに積み替えられる。なお神戸発着の欧州航路の運航は続ける。

 市によると、今年1〜7月の北米航路の貨物数は前年同期比0・7%の微増だった。ただ、世界の物流が拡大する中、日本に出入りする貨物量が相対的に減少しており、同社が航路休止を決める要因になったとみられる。

 市みなと総局は「既存の基幹航路に載せる貨物を西日本各地からしっかり集めたい」としている。(高見雄樹)

1288荷主研究者:2014/12/27(土) 15:06:21

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1520141211abaq.html
2014年12月11日 日刊工業新聞
国交省、港湾ガントリークレーンの仕様・部品の標準化を検討

 国土交通省は、港湾で貨物の積み降ろしに使われるガントリークレーンの標準化・高度化に向けた検討を開始した。ガントリークレーンはメーカーや設置場所によって仕様や部品構成が異なる。各港湾で予備部品を多く用意する必要があるほか、部品がない場合はコンテナ荷役に支障をきたす恐れもある。国交省は故障時の部品調達期間の短縮や災害時の早期復旧のため、ガントリークレーンの標準化のあり方について検討。2015年度にも方向性を示す方針だ。

故障時の部品調達短縮などでガントリークレーンの標準化に乗り出す

 ガントリークレーンはレール上を移動可能な構造を持つ門型の大型クレーン。港湾岸壁に設置され、コンテナ船からの貨物の積み降ろしに使われている。主なメーカーは三菱重工業や三井造船、IHIなど。

 国交省は標準化の検討とあわせて、ガントリークレーンの遠隔操作に関する検討も実施する。ガントリークレーンは運転室が上部に設置されている。コンテナ船の大型化に伴い運転室の位置も高くなり運転室が移動する距離も長くなりつつある。国交省はヤード内荷役用クレーンで導入されている遠隔操作を導入可能かどうか、国内外の事例を踏まえ検討する。

1289荷主研究者:2014/12/29(月) 14:49:51

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/579486.html
2014年12/11 07:15 北海道新聞
釧路―釜山便を増便 南星海運、中韓向けの輸出好調

 【釧路】釧路港唯一の国際定期コンテナ船航路を運航する韓国の海運大手・南星海運は来年1月、釧路と韓国・釜山などを結ぶコンテナ船便を現在の週1便から週2便へ増やす。韓国・中国向けのサケやサンマといった冷凍魚のほか紙・パルプ製品の輸出が好調なことから増便を決めた。釧路―釜山航路は2002年8月に開設され、釧路の港湾・運輸業界が増便を要望していた。

 釧路への寄港日はこれまでの木曜から月・木曜日の週2回になる。月曜日は苫小牧、釜山、中国の大連・青島などを結ぶ現航路を一部変更した便が寄港する。木曜日は函館、苫小牧、八戸や釜山、中国の寧波・上海などを回る航路の便が寄航する。釧路から釜山までは5〜6日間、上海までは10日間かかる。いずれも20フィートコンテナを千個弱積める9500トンクラスの船を使う。<どうしん電子版に全文掲載>

1290荷主研究者:2014/12/29(月) 15:30:24

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201412/0007607075.shtml
2014/12/23 21:20 神戸新聞
コンテナ1万3千個を積載、神戸に最大級のコンテナ船入港

1万3千個の積載能力のうち、約5千個を積んで接岸する「マースク エフィンガム」=23日、神戸・六甲アイランド(撮影・中西幸大)

 デンマークの大手海運会社APモラー・マースクのコンテナ船「マースク エフィンガム」が23日、神戸港に初めて入港した。コンテナ1万3千個(20フィート換算)を積むことができ、同港に定期的に寄港するコンテナ船で最大の規模を誇る。

 マースク社が、アジア−欧州航路に新たに投入した。同型のコンテナ船12隻を運航させており、うち1隻が毎週火曜日に神戸に入港することになる。

 神戸港を出ると、名古屋、横浜を経て中国の寧波、上海などに寄港し、欧州に向かう。神戸での積み荷は、アジア、欧州に輸出される化学品や鋼材、機械が多いという。

 海運業界では、一度に大量の貨物を運ぶことで少しでも輸送コストを減らそうと、コンテナ船の大型化が急速に進んでいる。

 現在、神戸港の基幹航路は、欧州の2航路と北米の7航路。大阪港と共に阪神港として「国際コンテナ戦略港湾」の指定を受け、基幹航路の維持、拡大を目指している。(高見雄樹)

1291荷主研究者:2015/02/01(日) 13:22:17

http://cargo-news.co.jp/contents/code/150127_3
2015年1月27日 カーゴニュース 第4348号
佐野市が「佐野インランドポート」を17年度に供用開始

 佐野市は、「(仮称)佐野インランドポート」の2017年度中の供用開始に向け、準備に入った。事業に着手するにあたって、管理運営候補者および利用想定荷主向けの説明会を20日に開催した。佐野田沼インター産業団地内の約1・1haの敷地に、コンテナ積み替え、バンニング・デバンニング、コンテナ保管、倉庫(荷さばき、梱包)、コンテナ洗浄・メンテナンスといった「港」の機能を持たせた内陸拠点として計画。コンテナのラウンドユースの拠点としての活用、京浜港のバックアップ、災害時の代替機能などが期待されている。既に、北関東には太田国際貨物ターミナル(OICT)、宇都宮国際貨物ターミナル(UICT)といったインランドデポが稼働しているが、今後、利用者ニーズを把握しながら必要な機能を検討していく。

 05年に岡部正英市長がマニフェストにおいて、「佐野内陸コンテナターミナル構想の支援」を掲げ当選。以降、10年に「佐野市内陸型コンテナターミナル研究会」を立ち上げ、14年からは、「佐野インランドポート事業計画調査検討委員会」により、需要調査や事業化に向けた検討が行われてきたが、15年度から事業を開始する予定となっている。

 具体的には、「(仮称)佐野インランドポート」を佐野田沼インター産業団地内に整備し、港湾物流の中心として機能させながら、物流に関連する企業および輸出入を取り扱う企業の誘致を進める。事業主体は佐野市で、「指定管理者制度」による管理運営を行う運営手法を採用する。

 佐野市では昨年6月、出流原パーキングエリア(PA)周辺総合物流開発整備事業方針を決定。ただ、市街化調整区域のため、スピード感を持って事業を進めるため、第1弾としてインランドポートを整備するもので、スマートインターチェンジ(IC)構想も視野に、第2弾として同PA周辺の整備を進める。

 「(仮称)佐野インランドポート」は国道293号沿いにあり、最寄りは北関東自動車道佐野田沼IC。コンテナヤード、バンプール、シャーシプール、ヘッド置き場、管理棟、倉庫、コンテナ・フレート・ステーション(CFS)、メンテナンスショップ、危険物倉庫、駐車場等のハード整備を想定している。

 24時間対応管理デート、ウェブカメラ、リーファーコンテナ電源、コンテナ用バンニングスロープ、爆発物検査装置なども付帯設備として挙げている。今後、コンテナマッチング、ラウンドユース保険、SOC(シッパーズオウンコンテナ)方式のラウンドユース、京浜地区とのシャトル運行、B/L(船荷証券)発行等の業務を検討していく。

 佐野市総合政策部インランドポート推進室長の大木聡氏は「インランドポートの整備、出流原PA周辺の整備、スマートICの設置の3本柱で計画を進めていく。岡部市長が『佐野にインランドポートをつくる』と言ってから足掛け10年検討を進めてきたが、今回のその概要を利用者の皆様に説明し、ご意見等をいただくことで施設整備に弾みがつく」と述べた。

 また、ラウンドユースやインランドデポの実務に携わってきたNPO法人エスコットの藤本治生理事長は、アドバイザー的な視点から、佐野市のインランドポート構想について「これまでと違いニュートラル」とし、インランドポートのポイントとなる機能として「船社のデポ指定」「B/L発行」を挙げた。

 質疑応答では、「インランドポート」として税関の誘致や動植物検疫等の対応について質問が出され、市側は「市として協議やアプローチをしている」と説明。利用船社については「3社程度と話をしている」とした。今後も、利用者のニーズやインランドデポに期待する機能の把握に努めていくとした。

 (2015年1月27日号)

1292荷主研究者:2015/02/01(日) 14:13:43

http://www.tomamin.co.jp/20141220270
2014年12/23 苫小牧民報
苫小牧―山陰航路開拓へ 初の冬の輸送試験

苫小牧―境港間の試験運航のため、苫小牧港・西港南埠頭に入ったRORO船

 鳥取県境港市の境港管理組合が、苫小牧港と境港を結ぶRORO船(フェリー型貨物船)の定期航路開設に向け、試験運航を重ねている。北海道―山陰地方の海上貨物輸送ルート開拓が狙い。昨年度、3回実施した試験で運航の料金や輸送品質、定時性などについて荷主から一定の評価が得られており、2020年ごろまでの定期航路実現を模索する。23日、苫小牧港発着で4回目の試験運航が始まった。

 両港の間には定期航路がないため、鳥取県内から北海道に向けた貨物は舞鶴港(京都府)や敦賀港(福井県)、阪神港(大阪港、神戸港)、宇野港(岡山県)まで陸送後、フェリーやRORO船で運ばれてきた。

 境港管理組合は荷主の協力を得て商業ベースの試験運航を重ねる中で、苫小牧港、境港を経由した北海道と中国地方の物流ニーズを把握。航路の利用メリットを検証したい考えだ。

 苫小牧港からは原木や農産物、自動車部品など、境港からは合板や建材、洋紙、農機、建機、リサイクル品などの輸送需要を想定。昨年4、8、10月の計3回の試験運航で実際にこれらの貨物を荷主の海上運賃を助成して取り扱った。

 輸送実績は貨物を積んだシャシー(トレーラーの荷台)の数で移出(境港から)が各回37〜52台(9〜21社)、移入(苫小牧港から)は15〜30台(7〜14社)。

 境港管理組合は、車両や農産品輸送に必要な冷蔵用施設確保など個別ニーズへの対応が課題とした上で、発注から出荷までのリードタイムを含めた荷主の評価はおおむね好評で、「早期定期航路化を希望する声も多い」(計画係)と言う。

 4回目の試験運航ルートは苫小牧港―境港―新潟港―苫小牧港。栗林商船の「新釧路丸」(総トン数5310トン)をチャーターし苫小牧港から原木、農産物、鋼材など、境港からは合板や農機、建機などを運ぶことにしている。

 船は23日、苫小牧港を出港し25日、境港に到着。荷物を積み替え、同日に境港を出て26日に新潟港に寄港後、27日に苫小牧港へ戻る予定だ。冬の試験運航は今回が初めて。

 苫小牧港と境港の定期航路は北海道、中国地方の経済活性化にも寄与できることから苫小牧港管理組合は「新規荷主獲得に向けたPRには積極的に協力したい」と話す。

 境港管理組合は「これまでの試験運航で既存航路やトラック輸送の代替手段として、競争力ある輸送サービスの提供が可能なことが確認できた」と説明。「試験運航を今回で終了し、来年度からは準定期便としての運航を計画している」としている。

1293とはずがたり:2015/02/03(火) 19:23:27
和歌山の公共事業だから造れば良い的なもんを想像するけど,ここはちゃんと需要を考えての事のようだ。

和歌山下津港北港地区エネルギー港湾整備事業【再評価】
平成24年9月近畿地方整備局
http://www.kkr.mlit.go.jp/plan/zigyohyoka/pdf_2012_01/1-7-2.pdf

[1]■関西電力和歌山火力発電所の立地に伴い、平成34年度以降のLNGの取扱いが見込まれる。
[2]■住友金属工業和歌山製鉄所の設備投資に伴うスラグ発生量増大により、公共岸壁を利用する貨物の更なる増加が見込まれる。

[1]
■本事業が整備されなければ、静穏度が確保されず、LNG船が寄港不可能となるため、最寄りのLNG基地である堺泉北港からの陸送を余儀なくされる(現実的には火力発電所の立地が困難となる)。

■本事業の整備により、LNG船が直接入港可能となり、関西電力和歌山火力発電所の立地が可能となる。

LNG輸入取扱量:3,000千トン/年

[2]
■本事業が整備されなければ、本港内でスラグを取り扱うことが出来ないため、製鉄所の増産に伴い生成されるスラグの阪南港からの輸移出を余儀なくされる。

■本事業の整備により、製鉄所の増産に伴い生成されるスラグを貨物船により効率的に輸送可能となる。

スラグ輸移出取扱量:500千トン/年

1294荷主研究者:2015/02/08(日) 11:55:31
>>1273
取扱量が右肩下がりだねぇ…。東京港に貨物がシフトしているのかもしれない。

http://www.kanaloco.jp/article/78215/cms_id/103631
2014.09.27 12:27:00 神奈川新聞
横浜港、ポートセールス強化 コンテナ量回復狙いアジアにもPR

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/3_4_e22757.jpg

1295荷主研究者:2015/02/08(日) 12:00:20

http://www.fujibuturyu.co.jp/headlines/141117/02.html
カーゴニュース 2014年11月6日号
「京浜港コンテナマッチングセミナー2014」を開催 京浜港物流高度化推進協

サントリーの物流戦略、日通のコンテナマッチングセンターなどを紹介

 京浜港物流高度化推進協議会(中田信哉委員長、神奈川大学名誉教授)は10月29日、「京浜港コンテナマッチングセミナー2014」をさいたま市で開催した。同協議会ではコンテナ物流の一層の効率化、コンテナターミナル(CT)周辺の交通混雑の緩和等を図るため、従来、港へ空で返却、または空で引き取りをしていた海上コンテナを、輸出入企業の連携あるいは社内の輸出入の調整により効率よく利用する「マッチング」「ラウンドユース」を進めている。今回のセミナーでは、NPO法人エスコットの藤本治生理事長ラウンドユースの実務を解説。マッチングの事例として、サントリービジネスエキスパートSCM本部物流部国際物流グループの今井基樹課長がサントリーの物流戦略、日本通運海運事業部の犬井健人専任部長がコンテナマッチングセンターの挑戦について紹介。行政の取り組みでは、佐野市のインランドポート構想、埼玉県のラウンドユース社会実験が説明された。

●「効果を理解してもらうことが重要」

 エスコットの藤本理事長はラウンドユースの実務のポイントを(1)起用船社の決定(2)空コンテナ検索(3)対船社事務手続き(4)多様なマッチング形態採用――といった4つの切り口から紹介した。

 起用船社の選定では、「船社にラウンドユースの効果を理解してもらうことが重要」であるとして、マーケティング、オペレーション上の効果を指摘。「インランドデポは“山側の(船社の)代理店”として荷物を集めてくれる(機能を持つ)。また、ラウンドユースすることでコンテナのターンアラウンドを早められ、インランドデポにコンテナを置くことは港間の横持ち費用の削減になる」と船社のメリットを説明した。

 輸出で使える空コンテナがどこにあるかの検索については、問い合わせに応じて当該コンテナをデポに集められること、輸送実務も委託できることなどから、デポに問い合わせするのが望ましい。なお、エスコットで設立した海上コンテナ輸送業者のネットワーク「ハンドル倶楽部」への照会も可能で、スマートフォンなどで空コンテナを検索できるようシステムを開発している。

 対船社事務手続きでは、(コンテナチェックを行う)デポを経由する以外のラウンドユースではコンテナ検査作業の免責を求める“念書”が必要となる。多様なマッチング形態のひとつである免税コンテナの国内輸送への転用は、今は各種規制がなくなっているものの船社からの許可が要る場合でも、「コンテナが不足している横浜(港)に返却するよう、国内輸送で使う――ということであればスペースを使いやすい」とアドバイスした。

 インランドデポを使うメリットのひとつとして、「在庫保管場所の確保」を挙げ、「倉庫を借りるのがもったいないから、CYのフリータイムを延長してほしいという要望が(輸入荷主から)あるが、(CYでの蔵置期間延長が)港の混雑の原因となる」として、港から離れた内陸デポを倉庫代わりに使うことを提案。また、インランドデポから空コンテナを調達することによって、輸出のリードタイム短縮につながるとした。

●関西、関東でクボタとラウンドユース

 サントリービジネスエキスパートの今井課長は、サントリーが取り組む物流改革について紹介した。

 重点取り組みのうち車両の大型化では、協力会社にとってトレーラが増トン車に比べて運収アップにつながるような運賃設定を推進。麦芽の輸入では20ftから40ftコンテナの切り替えを進め、工場の受け入れ設備を改造している。輸送モードの多様化では、鉄道輸送を拡大し、12年6月から東北向けにサントリー専用列車を輸送。また、液体原料の輸入で使ったフレキシバッグの国内での転用(製品輸送)を検討している。

1296荷主研究者:2015/02/08(日) 12:01:15
>>1295-1296 続き

 また、ボジョレーヌーボーの輸入では、仁川空港〜釜山港〜下関港〜梶ヶ谷DC(川崎)という“エア&レール&シー&レール”のルートを構築し、韓国、日本国内での鉄道利用を拡大。地方港の積極活用も進めており、九州地区では13年4月から、九州工場(熊本県嘉島町)で使用するビール麦芽の3分の1を熊本港からの輸入に切り替えた。このほか、従来各商社指定だった冷凍原料の保管、輸送を集約(一部未実施)した。

 自社内のラウンドユースでは、東京地区で東京港からの輸入後、空になったコンテナを都内向けの製品輸送に使ったり、九州工場のモルトの輸入で使った後の空コンテナで樽を鳥栖DC(佐賀)へ輸送している。他社とのラウンドユースでは関西で、神戸港から近江エージングセラー(滋賀)が空樽を輸入した後の空コンテナ(20ft)をクボタの大阪工場に運び、同社が輸出で使っている。

 また、京都工場(京都府長岡京市)が神戸港から輸入した麦芽のコンテナ(20ft)を、インナーバックを外して中を清掃し、三菱自動車の京都工場に運び、同社が輸出で使用する。関東で内陸デポを使った取り組みでは、東京港から利根川工場(群馬県千代田町)向けの麦芽のコンテナをつくば国際貨物ターミナル(TICT)に返却し、クボタがつくば工場からの輸出で使う――といったラウンドユースを推進している。

●長岡に鉄道とドレージの「複合デポ」を

 日通の犬井専任部長は、ラウンドユース推進に向けて5月に設立した「輸出入コンテナマッチングセンター」やラウンドユースにかかわる保険について説明した。

 これまで社内でのマッチングや輸出入荷主のマッチングに取り組んでおり、日通の扱い範囲だけでは限界があるため、物流事業者への拡大を図っている。免税コンテナの国内転用のほか、関東では太田国際貨物ターミナル(OICT)、宇都宮国際貨物ターミナル(UICT)およびTICTの活用、関西では亀山(三重)にある日通商事の倉庫をデポ化してマッチングを行っている。輸入で使ったコンテナに国内航空貨物を入れ、集荷デポまで運ぶという取り組みも進めている。

 JR貨物の鉄道輸送と絡めたコンテナマッチングにも挑戦。東京港から距離があり、ドレージコストがかさむ長岡(新潟)に着目し、鉄道とドレージの「複合デポ」を設ける構想をJR貨物と協議中。東京から南長岡駅まで輸入コンテナを鉄道輸送し、南長岡駅から東京港まで輸出コンテナを鉄道輸送するというもので、両端のショートドレージ発生を考慮しても採算が合うとみている。鉄道導線を長く、自動車導線を短くすることで、CO2削減、ドライバー不足対策にも効果が見込まれる。

 なお、輸出入のコンテナをマッチングさせるのは基本的には手作業となり人員を要するため、輸出入のデータを抽出しコンテナマッチングをシステム化することを検討中。その際、「当社だけの情報だけでは意味がなく、公共性の高いプラットフォームをつくりたい」としている。また、ラウンドユースについて「輸出入者が組み立てると運ぶ方はやらされ感が強くなる。皆で相談してきちんと利益配分し、公共性が高い形で進めるべき」とした。

●佐野にインランドデポ、埼玉は協議会

 行政の取り組みとしては、佐野市の岡部正英市長が、佐野市のインランドポート構想について紹介。「(仮称)佐野インランドポート」は佐野田沼インター産業団地内の1.1ヘクタールに立地し、港湾物流の中心として機能させながら、物流に関連する企業および輸出入企業の誘致を進める。2017年度の供用開始を目指しており、24時間対応ID管理ゲート、トラクタ待機・夜間仮眠用駐車場、ウェブカメラ付き利用可能コンテナ置き場等を検討している。

 埼玉県都市整備部都市計画課総務企画担当の田中勝也主幹はラウンドユース社会実験参加企業の募集について説明。物流施設の立地要望が多い埼玉県では、輸出入ともに東京港の利用が多く、東京港の混雑やドライバー不足が深刻化する中、これを緩和するため県が旗振り役となってラウンドユースを支援。このほど埼玉県コンテナラウンドユース協議会を設立し、11月から社会実験を開始。事業者による共同体(登録制度)のラウンドユース実績を県に報告してもらうことで期待効果を検証する。

(カーゴニュース 2014年11月6日号)

1297荷主研究者:2015/02/08(日) 12:03:04

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/583916.html
2015年01/05 06:31、01/05 10:45 北海道新聞
北海道の港を北極海航路の拠点に 道同友会、課題・戦略検討へ作業班 開発局、通過船舶のデータ分析

 アジアと欧州を結ぶ新たな航路として北極海航路が注目される中、北海道経済同友会(道同友会)は1月中旬にも、道内港が船舶の中継港となるための課題や戦略を検討するワーキンググループを発足させる。開発局も宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと共同で、北極海航路を通過する船舶のデータを分析する研究に乗り出しており、中継港としての可能性を探る動きが活発化してきた。

 アジアと欧州を結ぶ航路は、これまでスエズ運河を通る「南回り航路」が主流だったが、地球温暖化で海氷が解け、欧州から北極海、ベーリング海峡を通る「北極海航路」も夏季の航行が可能になった。航行距離はスエズ運河経由の約3分の2で済む。北極海航路を通る貨物船は2010年に4隻だったが、13年には71隻と急増しており、今後、さらに利用が増えると期待されている。

 道同友会は、北海道が北極海航路のアジアの玄関口に位置することから、中継港としての優位性が高いとみて、1月中旬にもワーキンググループを発足させる。貨物の積み替えや燃料の補給などを行う中継港となるのに必要な港の規模や機能、港湾整備費用などを検討する。後背地に苫小牧東部地域(苫東)があり、大規模なコンテナヤードなどの整備が可能な苫小牧港を念頭に置く。

 一方、開発局は昨年10月、道内の港湾・物流戦略を考えるために、JAXA、青森県などと北極海航路に関する共同研究を始めた。JAXAが打ち上げた衛星を活用し、一定規模以上の船舶に搭載が義務付けられている「船舶自動識別装置」から発信される船種や位置、速度、針路などの情報を収集。北極海航路を通り北海道付近を航行する船舶のルートや大きさなどを分析する。<どうしん電子版に全文掲載>

1298荷主研究者:2015/02/08(日) 12:47:43

http://www.kanaloco.jp/article/83258/cms_id/123028
2015.01.27 14:35:00 神奈川新聞
横浜港港湾計画9年ぶり改定 新規ふ頭整備へ アジア増取り込む

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/2a279f8364.jpg

 横浜市が、横浜港港湾計画を改定した。全面的な改定は2006年3月以来、9年ぶり。コンテナ船の大型化やアジア諸国の港湾での貨物取扱量の増加に対応するため、新規ふ頭の整備計画などを盛り込んだ。

 改定計画では、目標年次を平成30年代後半に設定。13年に289万個と3年連続減少した、取り扱いコンテナ貨物量の目標を520万個(外貿470万個、内貿50万個)と定めた。

 本牧ふ頭の沖合に岸壁延長800メートル、水深18メートル以上の新たなふ頭を整備する。新規ふ頭の整備計画を盛り込んだのは、南本牧ふ頭が今の形状で計画された1987年11月以来。横浜ベイブリッジを通過できない超大型客船に対応できるよう、ベイブリッジ外側にある本牧ふ頭A突堤のA5〜8岸壁の用途を変更。山下ふ頭は新たなにぎわい拠点へ機能転換する。

 さらに南本牧ふ頭など5カ所に、高度な流通加工機能を持つ臨海部物流拠点(ロジスティクスゾーン)を形成。臨港パーク前面から山下公園前前面までを「レクリエーション等活性化水域」と定めた。

◆ターミナル コスト低減を 伊東慎介港湾局長に聞く

 9年ぶりに横浜港港湾計画を改定した横浜市。伊東慎介港湾局長に、横浜港の現状に対する認識や新計画で目指す方向性について聞いた。

 −取り扱うコンテナ数が伸び悩んでいる。

 「昨年1−10月の実績を見ると、輸出入を足した外貿コンテナの取扱量は前年同期比1・7%増で、底は打ったという印象。輸出額も昨年9月以降増加しており、回復基調にあるという実感だ」

 「生産拠点の海外移転が進んでいるが、ここまで円安が進めば今後、国際競争力も出てくると聞く。国内回帰はあり得るし、期待している」

 −昨年は相次いで集荷策を打ち出した。

 「これまで目を向けてきた基幹航路に加え、成長著しいアジアからも集荷するのが狙いだ。アジアからの輸入貨物は東京で降ろし、アジアへの輸出貨物は横浜で積むのが通例だった。船会社からすれば、二つの港に寄るのはコストがかかる。横浜港で揚げ積みを完了できるよう、横浜の近くに物流拠点を移転するための支援もしている」

 −改定した港湾計画で、目指すべき方向性は。

 「横浜港は『総合物流港湾』。完成自動車の輸出拠点でもあり、コンテナポートでもある。集荷策を継続し、ニーズに合ったインセンティブ制度を整備し、ポートセールスとセットでPRしないといけない」

 「念願だった強制水先制度が緩和される。次のステップはターミナルのコスト低減だ。国際コンテナ戦略港湾には、ターミナルを国有化し、国が低廉な価格を設定する仕組みがある。国や運営会社と連携していきたい」

 「輸出が多少増える見込みがあっても、全体のパイが大きく増えるわけではない。輸入貨物をいかに取り込むかが重要で、それには物流拠点が少ない。本牧ふ頭や南本牧ふ頭などに新たな拠点を形成したい」

 「北海道や東北など東日本の港の貨物を集め、トランシップの国内拠点を目指したい」

【神奈川新聞】

1299荷主研究者:2015/02/21(土) 18:47:57

http://cargo-news.co.jp/contents/code/150217_3
2015年2月17日 カーゴニュース 第4354号
「第2回京浜港物流高度化シンポジウム」を開催

 京浜港物流高度化推進協議会(中田信哉委員長、神奈川大学名誉教授)は6日、「第2回京浜港物流高度化シンポジウム」を東京都千代田区で開催した。タニタ国際物流管理室室長の横山九一氏、日本通運海運事業部専任部長の犬井健人氏、日本コンテナ輸送常務取締役の土屋廣明氏が講演。続いて行われたパネルディスカッションでは中田氏をコーディネート役に、講演者3人に加え、NPO法人エスコット理事長の藤本治生氏、クボタ機械海外総括部物流企画グループ長の土本哲也氏、国土交通省関東地方整備局副局長の下司弘之氏が荷主、フォワーダー、陸運事業者、船社、行政の立場からコンテナのラウンドユース、マッチングについて議論した。

 ●情報流し、輸送業者の配車が組みやすい環境を=横山氏

 タニタでは1997年からエスコットの協力により、海上コンテナのラウンドユースを開始。2010年3月からは、東京港から秋田工場(秋田県大仙市)向けの部品の輸入で海上コンテナの輸送を陸送から鉄道輸送にシフト。その際、JR貨物の盛岡インランドデポを活用し、輸入で使ったコンテナを輸出業者が転用するラウンドユースを実施。13年10月からは、新潟のハブ倉庫への商品の輸送で20ftコンテナを対象に鉄道にモーダルシフトし、JR貨物新潟貨物駅を利活用し、ラウンドユースにつなげている。横山氏によると、「リードタイムの短縮」と「時間のぶれがないこと」が、鉄道を使うメリットだという。

 ラウンドユースの成功のポイントである「供給側の空コンテナの品質問題」について、タニタでは社内規定によるコンテナチェックリストに基づくコンテナチェックを行っている。また、ラウンドユース推進の課題では、対応する船社が少ないことを挙げ、「現状では、OOCLと“K”LINEくらいしかマッチングができていない」と指摘。また、「ラウンドユースは輸送業者の配車が組みやすい環境を提示して進めるべき」とし、輸送するコンテナ本数等の情報を日本に船が到着する前に流しているとした。一方、JR貨物輸送については、大手小売の鉄道シフトなどによりスペースキャパシティがタイトになっていると報告した。

 ●国内転用は保定材、積み付け、ラッシングが課題=犬井氏

 犬井氏によると、日通では「コンテナマッチングは手間がかかるため営業部門ではなく、非生産部門の企画としてコンテナマッチングセンターを立ち上げた」。関東地区発のコンテナマッチングでは、OICT(太田国際貨物ターミナル)、UICT(宇都宮国際貨物ターミナル)、TICT(つくば国際貨物ターミナル)といった北関東のデポを活用するほか、荷主倉庫や実輸送業者の施設にデポ機能を付加。免税コンテナの国内運送制度を利用した、国内貨物への転用では、輸出空コンテナのピックアップ、輸入空コンテナ返却時のほか、自社航空貨物の幹線輸送に適用。ただ、国内貨物を積むにあたっての保定材や、通常は海コンのドライバーは行わない積み付けやラッシング業務が課題となっている。

 15年のアクションプランでは、マッチング率の向上を目指し、より広範囲な輸送実績からのマッチングを検討。日通が持つ情報、ノウハウを集約し、デポ情報もフォワーダーが共有できるようにする。また、マッチングは手間がかかる割に収益が上がりにくいため、「マッチングエキスパート」を育成。犬井氏は、まもなく完成するマッチングシステムについて、「現状は日通の顧客情報だけだが、公のものとして荷主やフォワーダーも入ってもらい、全国規模の情報があればマッチングしやすい」と指摘し、20年の東京オリンピック開催に伴う東京港の交通混雑や陸運事業者におけるドライバー不足といった課題の解決策としてのコンテナマッチングに期待を示した。

1300荷主研究者:2015/02/21(土) 18:49:15
>>1299 続き

 ●ゲートオープン時間延長でモチベーション向上も=土屋氏

 日本コンテナ輸送では関東、関西で各種ラウンドユースの実績がある。土屋氏は京浜港発着のコンテナドレージについて、車両不足によるドレージの手配が困難であると報告。運転手・車両の1日あたりの稼働率悪化が収支の悪化を招き、運転手の離職や海上コンテナ輸送からの撤退が続いており、「京浜支店の固定傭車はここ2年で3割減り、歯止めがかかっていない」と明かした。港でのコンテナ搬出入に要す長期間待機(ムダ)、ゲートオープン時間の制約による朝夕のゲートへの集中(ムラ)、運転手の長時間労働(ムリ)を挙げ、その解消の必要性を強調。輸送業者にとってのコンテナマッチングの意義として、付加価値を生む貨物(実入りコンテナ)の輸送を増やし、運転手と車両の稼働率を上げることと説明した。

 ただ、「(ラウンドユースで)内陸で時間を費やし、16時30分のゲート締切に輸出コンテナの搬入が間に合わないと、翌日はラウンドユースの輸出コンテナの搬入からスタートし、輸送業者のメリットはない」と指摘。「完成度の高いマッチングは、限られた輸送戦力でより多くのコンテナを運び、輸送需要に応えることにつながる。ゲートオープン時間が延長されれば、輸送業者のコンテナマッチングへのモチベーションは高まる」と説明。さらに「ラウンドユースのゲインシェアを求めるなら、運転手の稼働時間や燃費の削減、マッチングのためのコストやロスを考慮した上で収支を明らかにする必要がある。輸出入荷主、フォワーダー、海貨業者といった関係者がシェアできる(マッチング)の収支のネットのゲインは十分かというと、心もとない」と述べた。

 ●ラウンドユースは1本からでもメリットがある=土本氏

 この後、下司氏、藤本氏、土本氏を加え、会場の参加者の質問に答える形でパネルディスカッションが行われた。

 ラウンドユースのコストや採算性については、「マッチング事業は手間がかかり、収支を生み出すのはこれから」(犬井氏)、「デポのコスト負担は受益者負担とすべきで、メリットは荷主と運送会社で分け合う。(クボタは年間6500本をマッチングさせているが)ラウンドユースは1本からでもメリットがある」(土本氏)と報告。土屋氏は「ゲインに対し時間やデポ、仕組むための人件費といったロスもある。マッチングが成功したベースで運賃が決まっていると、マッチングできなかった場合にどうするかという問題がある。当日、ヘッドが内陸に配達してデバンし、同じ日にバンニングするようタイミングを合わせてマッチングすれば採算が合う」と説明した。

1301荷主研究者:2015/02/21(土) 18:49:50
>>1299-1301 続き

 ●ラウンドした場合としない場合の運賃は別建てに=藤本氏

 ラウンドユースの契約、ルールや責任の所在、トラブル事例に関しては、「(輸出に使うコンテナの)検査が不十分であることに起因する事故、検査のリスクをどうするかという問題がある。それには検査保険がある」(藤本氏)と説明し、「万が一、使えないコンテナが供給された場合、新しいコンテナを調達しなければならないが、1日かかるとバンニング体制が崩れる。内陸のデポからコンテナを供給すれば、当日コンテナを交換できる可能性が高い」とメリットを指摘。また、従来はラウンドユースが成立した時の運賃と、しなかった時の運賃を分けないことが多かったが、「輸入のコンテナがなくなり安い運賃だけ残ってしまうということがあり、ラウンドした場合としない場合の運賃を別に建てることが重要」とアドバイスした。

 ラウンドユースを行う際の陸上輸送業者への仕事の配分については、「20件あって、A社とB社に10件ずつに分ける――というようにはいかない。努力してもらった方にその仕事をやってもらうしかない。船社についても、ラウンドユースに協力してくれる船社に変えないとマッチング率を上げられない」(犬井氏)と説明。ラウンドユースの一形態である国内転用については、(1年間経路や回数の制限なく利用できるが)「船社に黙って使うのはあまりよくない。船社がコンテナが不足しているところに運びましょう――ということであれば、船社の了解を得やすい」(藤本氏)と実態を話した。一方、「国内輸送のスペックは高く、それと同じことを海コンでやるのは難しい」(犬井氏)との指摘もあった。

 ●ラウンドユースを仕組むには配車の調整が必要=土屋氏

 ラウンドユースの取り組みに消極的な船社もあることに関して、「いろいろな船社にマッチングに参加して、選択しやすい環境をつくってほしい」(横山氏)、「インランドB/L(船荷証券)をきる(発行する)ことを、荷主から船社に勧めてほしい」(藤本氏)と強調。ゲートオープン時間がラウンドユースのネックとなっているとの指摘について、「ドレージ車両不足で、ゲートオープン時間の制約もあるため、既存のお客様の仕事をこなすのに四苦八苦し、早く港に車を返そうとてんてこまい。ラウンドユースを仕組むには配車の調整が必要で、ゲートオープン時間が拡大すればそういう事務負担の負荷が緩和され、取り組みの余地が広がる」(土屋氏)と指摘。一方、土本氏は「ゲートオープン時間延長はあった方がいいが、ラウンドユースと同じテーブルで議論すべきでない。いろいろな制限の中で何かできるか――というところにラウンドユースがある」と持論を述べた。

 (2015年2月17日号)

1302荷主研究者:2015/02/21(土) 18:58:41

http://yamagata-np.jp/news/201502/18/kj_2015021800364.php
2015年02月18日12:29 山形新聞
酒田港のコンテナ取扱量が過去最高 前年比77%増、全貨物量は10.9%減

 県が17日発表した酒田港の2014年貨物取扱量によると、コンテナ貨物取扱量は花王酒田工場の増設などにより、前年比77.0%増の1万3799個(20フィートコンテナ換算)となり、過去最高を3453個上回ったことが分かった。全貨物量については、火力発電所の点検停止期間の増加に伴って燃料となる石炭の取扱量が減少し、10.9%減の338万2116トン。このうちリサイクル関係の貨物量は2年連続で50万トン超を維持した。

 国際定期コンテナ航路が開設された1995年以降、これまでは2011年の1万346個が過去最高だった。14年は3月から酒田―韓国・釜山間の定期コンテナ便が初めて週3便化。4月には花王酒田工場の紙おむつ工場が本格操業するなどし、昨年10月末時点で既に年間取扱量の過去最高を更新していた。

 内訳を見ると、輸出では紙おむつを含む「その他日用品」が前年比109倍の4134個、輸入では紙おむつの原材料となる「その他繊維工業品」と「紙・パルプ」がそれぞれ89倍の532個、173倍の519個と大幅に増加。このほか、輸出では菓子など製造食品が2倍の107個、輸入では住宅用建材などの木製品が1.4倍の599個など、多くの品種で前年を上回った。県港湾事務所は「コンテナクレーンの増設やリーチスタッカー(移動式荷役機械)の導入といった港湾機能の強化のほか、官民一体となったポートセー ルなどもあり、紙おむつ関連以外も取扱量が増えた」と分析している。

 全貨物量が前年実績を下回ったのは、酒田共同火力発電で定期点検による停止期間が前年の約2カ月から約4カ月に増えたことが主因。全体の取扱量の約半分を占める石炭が前年比11.9%減の174万8283トンとなったことが影響した。

 リサイクル関係の貨物量は前年比6.0%減となったものの、国土交通省のリサイクルポート(総合静脈物量拠点港)に指定された03年の19万6821トンと比べると、2.6倍の50万3863トンに増加。廃プラスチックが前年比27.7%増の1万1876トンとなるなど、50万トン超の水準維持に貢献した。

1304荷主研究者:2015/03/01(日) 11:44:58
>>1061 >>1087
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20150221a
2015/02/21 08:01 秋田魁新報
秋田〜ウラジオ、定期航路廃止 復活見通し立たず

 秋田県は20日、秋田港から韓国・釜山を経由して、ロシア・ウラジオストク港までを結ぶ定期コンテナ航路(週1回)が、昨年10月に廃止され、復活の見通しが立たないことを明らかにした。2012年8月の就航以来、利用低迷が続いていた。秋田港とロシア極東を結ぶ唯一の定期航路はなくなる。

 秋田港とロシア極東を結ぶ9年ぶりの定期航路として対ロ貿易拡大が期待されたが、利用実績は20フィートコンテナ換算(空コンテナ除く)で12年度10本、13年度75本、14年度6本と低迷。県が直行航路開設の目標とする年1200本を大きく下回った。

1305荷主研究者:2015/03/01(日) 11:50:50

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201502/0007757231.shtml
2015/2/21 08:30 神戸新聞
神戸港輸入促進へ、中国航路の貨物に助成金 神戸市

神戸に寄港する中国航路のコンテナ船=神戸市東灘区沖

 神戸市は2015年度、中国や東南アジアから輸出入されるコンテナ貨物に助成する制度を設ける。円安が定着し、付加価値の高い製品の組み立てを国内に戻す動きが進む中、神戸港への輸入を促すのが主な狙い。15年度当初予算案に3千万円を盛り込んだ。

 特に重視するのが中国。神戸と中国を結ぶコンテナ船の航路は週33便。輸出入されるコンテナは年間約80万個(20フィート換算)と、神戸港全体の4割を占める最大の貿易相手先だ。

 円安を受け、国内メーカーが半製品を中国から輸入、最終製品を日本でつくるケースが増えている。神戸市は昨年、中国の上海や青島で開いた現地の物流関係者向けセミナーでこうした動きを察知。貨物を集めるために新たな助成を決めた。

 神戸港は、阪神・淡路大震災後、欧米との間の輸出入貨物を韓国・釜山港に奪われた。それを取り戻すため、政府は、釜山から神戸に移った貨物を補助。14年度は20億円(うち神戸市が5億円)を投じた。

 一方、神戸と中国を直行する貨物はこの助成を受けられない。北陸地方など日本海側の港から直接、中国に輸出する動きに対抗する狙いもある。

 市みなと総局は「グローバルな経済の動きを素早く貨物増につなげたい」としている。(高見雄樹)

1306荷主研究者:2015/03/01(日) 11:51:18

http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20150220/news20150220298.html
2015年02月20日(金)愛媛新聞
三島川之江港、指定港化を 全国港湾労組がデモ

【写真】三島川之江港の港湾運送事業法指定を求めシュプレヒコールを上げる参加者=19日午前8時35分ごろ、四国中央市三島宮川1丁目

 愛媛県四国中央市の三島川之江港の港湾運送事業法指定を求め、全国港湾労働組合連合会(糸谷欽一郎中央執行委員長)の関係者ら約180人が19日、市内でデモ行進を行った。同港を使う地元企業前では指定港化を受け入れるよう訴えた。

 事業法は港湾の秩序維持などを目的に1951年に制定。指定港になれば港湾運送事業者は、適正な労働者数を定めた基準の適用や荷役料金の国への事前届け出が課せられる。労働者の福利厚生に充てる拠出金負担も必要。国は全国で93港、県内では4港を指定している。

 国は2005年に「取扱貨物量が増えている」などとして三島川之江港の指定港化の方針を表明したが、地元企業の反対を受け、06年5月に予定していた指定を先送りしている。国土交通省によると、13年の同港の取扱量は約904万トン、コンテナ取扱量約7万6000個は四国で1位。

1307荷主研究者:2015/03/01(日) 12:01:24

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20150218/CK2015021802000179.html
2015年2月18日 東京新聞
内陸型の貨物コンテナターミナル インランドポート 佐野市が整備へ

佐野市が整備する内陸型のコンテナターミナルのイメージ(市提供)

 佐野市の岡部正英市長は十七日、貨物輸送に使われるコンテナのターミナル「佐野インランドポート」を、佐野田沼インター産業団地(同市戸奈良町)内の一・一ヘクタールに整備すると発表した。市によると、類似の施設は宇都宮市にもあるが、完成すれば県内二例目になるという。総事業費は約八億四千万円で、二〇一七年度の利用開始を目指す。

 コンテナターミナルは、コンテナの海上輸送と陸上輸送の結節点となる港湾施設にあるのが一般的で、佐野市が整備を目指すインランドポートは、内陸型のコンテナターミナルとなる。一五年度当初予算案に約三千四百万円を計上し、基本・詳細設計に着手する。

 東北自動車道と関越自動車道を結ぶ北関東自動車道の佐野田沼インターチェンジ近くに整備し、海上貨物を扱う関係企業を指定管理者に指定する方針。物流の効率化や輸送費の軽減を図り、企業誘致につなげたい考えだ。

 事業は国庫補助の対象で、岡部市長は「補助の内示を受け、事業化へのスタートラインに立った」と意欲を述べた。 (稲垣太郎)

1308荷主研究者:2015/03/01(日) 12:13:16

http://yamagata-np.jp/news/201502/25/kj_2015022500520.php
2015年02月25日14:50 山形新聞
酒田-釜山間航路増便、週4便化に 26日に第1便入港

 県と酒田市は24日、酒田港―韓国・釜山港の国際定期コンテナ航路が増便され、週4便化になると発表した。新規就航は1年ぶりで週4便化は航路開設以来、初めて。高麗海運(韓国)が新たに運航するコンテナ船の第1便は今月26日、酒田港に入港する予定。

 酒田港のコンテナ貨物取扱量は2014年、過去最高を記録。花王酒田工場に紙おむつ工場が新設されたことなどを背景に取扱量が急伸した。今回の増便は15年も引き続き取扱量増が見込めることが要因で、井上和則県港湾事務所長は「4便中、3便は途中の港を経由せず、酒田から釜山に直接、向かうルート。釜山で積み替えるまでの日数が短くなり、荷主にとってもメリットは大きい」と期待を込める。

 新規就航するのは、高麗海運のコンテナ船「サニーリンデン」(3996トン)。コンテナ積載能力は342個(20フィートコンテナ換算)で、釜山から金沢、直江津(新潟県上越市)、新潟を経由して毎週木曜、酒田港に入港する。酒田港―釜山港間の運航は高麗海運にとって3便目。長錦(チャングム)商船(韓国)の定期便と合わせ、酒田港への入港スケジュールは毎週水―土曜の4日間となる。

 酒田港のコンテナ貨物取扱量は国際定期コンテナ航路が開設された1995年以降、東日本大震災の代替機能を担った2011年の1万346個がこれまでのピークだった。14年のコンテナ取扱量は1万3799個で前年比77.0%増。輸入超過が長年の課題だったが、輸出6933個、輸入6866個と初めて輸出が輸入を上回った。

1309荷主研究者:2015/03/01(日) 15:05:47

http://www.tomamin.co.jp/20150221921
2015年2/6 苫小牧民報
荷さばき地やコンテナヤードを拡張 15年度苫小牧港

 苫小牧港管理組合は6日までに、2015年度予算案を固めた。一般会計と港湾整備事業特別会計を合わせた総額は、14年度当初予算比7.6%減の82億4993万円。取扱貨物量が道内全体の約半分を占めている同港の機能をさらに強化するため、西港のRORO船(フェリー型貨物船)ターミナル再編や東港の国際コンテナターミナルのヤード拡張工事などを進める。同組合設立50周年、中国・秦皇島港との友好港30周年記念の事業費も盛り込んだ。予算案は、9日の同組合議会に提案される。

 予算案の内訳は一般会計が54億2272万円、港湾整備事業特別会計が28億2721万円。

 西港では国内貨物取り扱い量全国一の一翼を担う、RORO船が利用する岸壁の改良工事が続いている。15年度も西埠頭(660メートル)で船型の大型化に対応した岸壁再編と背後の荷さばき地の拡張を実施。順次、トレーラーが船との間を安全に旋回できる空間も広がり、荷役が効率化している。

 東港でも国際コンテナターミナルがある中央埠頭の南側90メートル延伸に合わせ、背後のコンテナヤードを拡張。増加が見込まれるコンテナ貨物の安全で、効率的な輸送動線を確保する。

 コンテナターミナル内では、津波避難施設の整備にも取り組む。

 この他、苫小牧市勇払市街地の海岸浸食対策として国の交付金を活用し、波の力を弱める離岸堤のかさ上げや護岸工事などを実施する。

 ソフト面では、07年度に改訂した現港湾計画の見直しに向けた基礎調査費を計上。港管理組合が7月に設立50周年を迎えるのを記念した式典、講演会の経費を盛り込んだ。

 秦皇島港とは1985年5月の友好港の盟約締結から30周年。同港を管理する河北港口集団有限公司などとの交流行事を準備する。

1310荷主研究者:2015/03/01(日) 15:06:06

http://www.tomamin.co.jp/20150222041
2015年2/10 苫小牧民報
2年連続「億トン港」に 苫小牧港

 苫小牧港管理組合がまとめた2014年の苫小牧港の貨物取扱量(速報値)は、前年比2.5%増の1億629万6000トンだった。道内と本州を結ぶフェリー航路の取り扱いが移出入共に4年連続で増加し、円安で、自動車部品や紙製品の輸出も伸びた。

 国内貨物は3.3%増の8903万2000トン。移出が3.4%増の4391万5000トン、移入が3.3%増の4511万7000トンだった。

 国内貨物の約7割を占めるフェリー貨物が1.5%増の5908万5000トンと好調だった他、石油製品や再利用資材の移出入、鋼材の移入も大きく増えた。

 国際貨物は、1.8%減の1726万5000トン。輸出が2.5%増の104万2000トン、輸入が2.1%減の1622万3000トンだった。

 輸入は主力の原油が好調だったが、石炭や重油が大幅減。輸出は金属くずや衣類関係も伸びた。

 同港の貨物取扱量は08年9月のリーマン・ショック後、荷動きが低迷したが13年は5年ぶりに1億トンの大台を回復。緩やかな景気回復傾向を反映するように、前年から微増の14年は05年の1億774万7000トンに次ぐ、過去3番目の実績となった。過去最高は06年の1億862万2000トン。

1311荷主研究者:2015/03/01(日) 15:10:29

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/592907.html
2015年02/17 16:00 北海道新聞
コンテナヤードを拡充 石狩湾新港組合 3年かけ1万8千平方メートル

 【石狩湾新港】道と石狩、小樽両市でつくる石狩湾新港管理組合(管理者・高橋はるみ知事)の定例議会が13日、札幌市内で開かれ、2015年度一般会計予算案など議案4件を原案通り可決し、閉会した。港湾整備事業特別会計にコンテナヤードの整備費2億円を盛り込み、ヤードの狭さによって生じていたさまざまな問題の解決に着手する。

 一般会計の総額は14年度当初比3・0%増の23億620万円。港湾整備事業特別会計は同2・6%減の14億2780万円。

 石狩湾新港のコンテナ貨物は近年増加が著しく、現在の4万6800平方メートルのヤードでは手狭になっていた。近隣倉庫に時間通りに配送できないなどの問題が生じ、物流業界などから拡充が要請されていた。

 同管理組合は今後3年かけ、ヤードの隣接地に約1万8千平方メートル拡充したい考え。15年度中はコンテナを積み降ろすガントリークレーンそばの約5900平方メートルを整備し、16年度の使用開始を目指す。不足が指摘されていた冷蔵コンテナ用の電源も60個増やし、138個にする。

 同特別会計では他に、北海道電力(札幌)の液化天然ガス(LNG)火力発電所の建設に伴い、下水道施設工事費として3億1820万円を計上した。

 一般会計は新規事業として、波で一部破損した北防波堤復旧工事に1200万円、東埠頭(ふとう)の小型船だまりの浚渫(しゅんせつ)工事に2100万円など。一般会計の負担金は道が12億7610万円、小樽、石狩両市が3億1900万円ずつ支出する。残りは国の補助費や起債で賄う。

 議会では、内航定期航路の開設などを盛り込んだ石狩湾新港の長期構想を昨年12月に策定したことも報告された。(上野香織)

1313荷主研究者:2015/03/08(日) 12:12:13

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201502/0007776518.shtml
2015/2/28 09:41 神戸新聞
神戸港コンテナ取扱個数 261万個で3年ぶり増加

 2014年の神戸港のコンテナ取扱個数(速報値)は前年比2・4%増の261万4千個(20フィート換算)と3年ぶりに増加に転じたことが、神戸市への取材で分かった。西日本の港から韓国・釜山港経由で輸出されていた貨物を、国や神戸市などが船会社に補助金を出して神戸港経由に取り戻す動きが進んだことが要因とみられる。

 神戸港と地方港の間でやりとりする「内貿コンテナ」は11・8%増の56万4千個だった。国の国際コンテナ戦略港湾政策で、瀬戸内沿岸の輸出入貨物を神戸港に呼び込んだ。

 輸出入される「外貿コンテナ」は0・1%増の205万個で前年並みだが、同市によると、円安の定着などで「輸入貨物を国内で降ろし、空で送り返されていたコンテナに輸出貨物が積み込まれるようになった」との動きがみられた。このため、貨物の入った「実入り」と呼ばれるコンテナが14年1〜11月で、前年同期比約3万5千個増え、輸出の増加を裏付けた。(高見雄樹)

1314荷主研究者:2015/03/21(土) 23:39:37

http://www.logi-today.com/135561
2014年12月3日(水)LogisticsToday
国交省、輸出入コンテナの鉄道輸送促進へ調査会設置

 行政・団体国土交通省は3日、輸出入コンテナの鉄道輸送を促進するため、学識経験者、物流事業者、荷主企業などで構成する調査会を設置し、5日に初会合を開催すると発表した。

 国内港湾の輸出入コンテナ貨物量は2億5000万トン(2010年時点)に上るが、輸送の9割以上がトレーラー輸送となっており、ハード面を中心に課題が多いことから、鉄道輸送は1割程度にとどまっている。

 国交省は、環境対策や労働力不足、大井埠頭のゲート前渋滞の解消などが重要な政策課題になっているとして、鉄道輸送ニーズを掘り起こし、モーダルシフトを促進するための具体的な方策を導き出したい考え。

1315荷主研究者:2015/03/21(土) 23:39:57

http://www.logi-today.com/151958
2015年3月12日(木)LogisticsToday
国交省、輸出入コンテナの鉄道利用で最終案検討

 行政・団体国土交通省は16日に輸出入コンテナの鉄道利用を促すための具体的な方策を探る調査会で、最終報告書案を検討する。

 この調査会は、荷主へのヒアリングなどを通じて輸出入コンテナ貨物の鉄道輸送に対するニーズ、課題を明らかにし、輸出入コンテナの鉄道輸送を促進する具体的方策を明らかにすることで、モーダルシフトの促進を図るために設置。

 16日の会合では、輸出入コンテナ貨物を取り扱う鉄道貨物輸送事業者、利用運送事業者による現在の取り組み事例や今後の課題などの情報を踏まえ、輸出入コンテナ貨物の鉄道輸送利用での課題に対する具体的な方策を検討する。

 また、CO2排出削減効果の試算などを整理するとともに、最終報告書案の検討を行う。

1316とはずがたり:2015/03/23(月) 19:21:29

2015/3/20 07:00
神戸港に大型倉庫3カ所新設 企業の需要に対応 上組
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201503/0007836188.shtml

上組が新設する大型倉庫
http://tohazugatali.w eb.fc2.com/port/d_07838480.jpg

 港湾物流大手の上組(神戸市中央区)は19日、神戸港周辺の3カ所で大型倉庫を新設することを明らかにした。床面積は計6万平方メートルを超え、同港のコンテナ取扱量は年間2万個(20フィート換算)近く増える見通し。国の港湾政策で同港の利用コストが低減すると見込まれており、物流拠点を同港に置く企業の需要に対応する。(高見雄樹)

 上組が倉庫を新設するのは、神戸市中央区小野浜町のJR貨物神戸港駅跡地(床面積7千平方メートル)▽ポートアイランド(2万平方メートル)▽神戸空港島(3万6千平方メートル)-の3カ所で各1棟を設ける。いずれも利用企業に倉庫を貸し出し、上組が物流業務を請け負う。

 同駅跡地の倉庫は、ゴルフ用品製造販売のつるや(大阪市)が4月から活用。ポーアイは、大手企業1社が2016年3月に利用を始める予定で、屋外で作業できるスペースも確保する。空港島は、大手量販店など複数の企業が家電や日用品などの配送拠点として、16年1月に使用を始めるという。

 上組は既に、ポーアイ2期で大手専門店チェーンの配送を一括受託するなど、実績を重ねている。こうしたノウハウを活用し、受託企業の物流コスト削減につなげる。

 一方、国は神戸、大阪港を「国際コンテナ戦略港湾」に指定し、重点的に港湾整備を続けている。昨年末には両港のコンテナ岸壁を管理する阪神国際港湾(神戸市中央区)に出資し、株式の34・2%を持つ筆頭株主になった。これまで地方に委ねてきた港湾運営に、国が積極関与する姿勢を示しており、今後は貨物増に向けた優遇策を導入する方針。企業側にもコスト低下への期待が高まり始めている。

 上組の久保昌三会長(72)は「貨物が集まる港には航路が増える。『集貨』と貨物をつくり出す『創貨』の好循環が神戸港に生まれつつある」としている。

1317荷主研究者:2015/04/05(日) 20:08:52

http://www.weekly-net.co.jp/shipper/post-10264.php
2014.09.18 物流ウィークリー
ダイセル モーダルシフトやコンテナランドユースで省エネルギー化
CO2を大幅削減

 セルロイドの製造を出発点に、「セルロース科学」「有機合成科学」「高分子化学」「火薬工学」をコアに様々な化学製品から、自動車のエアバッグ用ガス発生装置まで、その事業領域を拡大しているダイセル(大阪市北区)。そのダイセルグループの物流を担うダイセル物流(同)は、モーダルシフトやコンテナラウンドユースによる、製品物流の省エネルギー化に取り組んでいる。

 CO2の削減に関しては、国内でいえば内航船にシフトしていくことが課題とされているものの、大量に購入する企業が減少傾向にあることもあって、進めようにも進められないのが現状。それを進めるために同社では、関西地区に大型のケミカルタンクを借りて、大竹工場(広島県大竹市)から大量に運び入れ、そこから個別に配送する方法、モーダルシフトを行っている。ダイセル物流東京事務所営業本部の中原信一輸出入部長は「陸上輸送よりもCO2をぐっと削減できる」という。

 以前はダイセルの本社・工場が大阪府堺市にあり、姫路製造所網干工場(兵庫県姫路市)と両方でタバコのフィルターを取り扱っていたが、堺工場の機能を大竹に移した。「姫路であれば陸上輸送で十分だが、大竹になると厳しい。それでコンテナ内航船にした。結果、従来よりもCO2は72%削減できている」と話す。

 トラック輸送をやめ、内航船にした部分について、原料の輸入で使ったコンテナを製品の輸出用に使うという形で、独自でラウンドユースを行っている。神戸港に揚がった輸入パルプを内航コンテナに詰めて姫路と大竹に運び、両工場で製品化されたタバコのフィルターを、コンテナに入れて製品として輸出する流れだ。

 実入りおよび空コンテナ数とラウンドユース率の推移を見ると、「実入りコンテナ」は7000FEU前後で推移しているが、「空コンテナ」については、2010年度の6025FEUから、11年度は4370FEU、12年度は2937FEUと大幅に減少。ラウンドユース率は10年度の33%から、49%、67%と急上昇している。

 「タクシーで言えば、空車で走らないということ。降ろしたらすぐに客が乗る。いつもお客を乗せている一番良い状態を保つ。空をなくせば、その分のコストも下がり、なおかつCO2も削減できる」と指摘。実際に、モーダルシフトでCO2は7割減、さらにラウンドユースで1割削減し、全体で8割のCO2削減に成功した。

 空コンテナが減り、ラウンドユース率が上がった背景には、システム導入がある。「今日は56B/L分が洋上にあって、どの船がいつ神戸港に着くかがわかる。工場に持っていって、いつコンテナが空になるか、いつ輸出に使えるかを、輸入の前からコントロールしている」と説明。「船会社は何社もあるので、輸入コンテナを輸出に合わせなければならない。例えば、シンガポールに持って行きたいときにA社でお願いしようと思っても、B社ばっかり来たらラウンドユースできない。その調整をする」という。

 船会社がシステムを握り、ダイセルのサーバーに入って、トレースを続ける。このシステムの中に情報をすべて貼るので、乙仲はここから引き取って通関にかける。通関が終わったら許可証を貼ってくれる。日付を入れておけば、どんどん次に進んでいくようになっている。さらに、輸出のコンテナ輸送の部分でも、お客様のところにいつ届くかということをトレースできるようにし、社内工場間でも活用するという。

 タバコのフィルターの事例は、輸出入の動き、量もバランスよく自社内だけで出来た好事例で、それに見合う製品が他にあるかどうかは未知数。自社内だけで拡大するには限界があるという。しかし、「物流大手や国が中心となり、世の中全体がシステム化、情報の共有化という気風が醸成されれば、発展する可能性はある」と見通している。

1318荷主研究者:2015/04/05(日) 20:40:58

http://www.kanaloco.jp/article/85518/cms_id/131405
2015.03.17 03:00:00 神奈川新聞
横浜港14年コンテナ取扱量 2年連続300万個割れ

 横浜港で2014年に取り扱ったコンテナ個数が2年連続で300万個(20フィートコンテナ換算)を割ったことが、横浜市港湾局がまとめた統計速報で分かった。外貿コンテナは4年ぶりに増加に転じたものの、内貿コンテナが2年連続減と伸びず、総数は前年からほぼ横ばいとなった。

 取り扱い個数は、前年比0・3%減の288万個。うち外貿コンテナは261万個で0・9%増加したものの、内貿コンテナは27万個で10・6%減少した。

 外貿コンテナは輸出入とも増加した。輸出は0・2%増の139万個。自動車メーカーが生産拠点を進出させているメキシコなどが2桁の伸びを示した。輸入は1・8%増の122万個。横浜港最大の貿易国・中国など、個数上位10カ国のうち6カ国が前年実績を上回った。

 コンテナを含めた全体の取り扱い貨物量は1・8%減の1億1701万トンで、2年連続で減少した。うち外貿貨物は1・0%減の7370万トンで、輸出入とも4年連続で減少した。

 輸出は1・0%減の3114万トン。経済好調な米国などが引っ張ったものの、国内で自動車需要が落ち込み、政情不安にも陥ったタイなどが大きく落ち込んだ。

 輸入は0・9%減の4255万トン。衣服や身の回り品などの輸入が減少したことが響いた。

【神奈川新聞】

1319荷主研究者:2015/04/11(土) 16:30:07

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20150320000240
2015/03/20 10:33 四国新聞
コンテナ取扱量、過去2位/14年高松港

 香川県は19日、高松港コンテナターミナル(香川県高松市朝日新町)の2014年の利用状況(速報値)を公表した。国際コンテナの取扱量は、3万7319TEU(20フィートコンテナに換算した個数)で、円安などを背景に輸出が伸び、前年比2・1%増加。1997年の同ターミナル開設以来、2012年に続き過去2番目の取扱量となった。

 同日、県庁であった同ターミナル振興協議会(会長・浜田知事)理事会・総会合同会議で県が報告した。

 県交通政策課によると、取扱量の内訳は輸出が前年(7128TEU)比5・3%増の7505TEUとなり、過去最高の取扱量だった。円安の影響で、古紙や化学薬品などの輸出が好調だった。輸入は1万7990TEUで、前年(1万7863TEU)からほぼ横ばいだった。月平均の取扱量は、3110TEU(前年3047TEU)だった。

 同ターミナルでは、昨年9月に中国・フィリピン航路が運休となったため、現在、韓国、上海、青島・大連の3航路で週6便運航している。会議では、本年度から輸出の大口利用者に対して行っていた助成を輸入での利用者にも拡充するなど、荷主獲得に努めていることなどを報告した。

1320荷主研究者:2015/04/11(土) 17:00:18

http://www.tomamin.co.jp/20150323804
2015年 3/31 苫小牧民報
苫小牧西港の物流をスムーズに 臨港道路「西部中央2号線」が1日開通

4月1日午前9時に開通予定の苫小牧港・西港の臨港道路「西部中央2号線」

 苫小牧港・西港の臨港道路「西部中央2号線」(苫小牧市晴海町〜勇払)が、4月1日に全線開通する。周辺の企業や港湾関連の物流がスムーズになり、朝や夕方の通退勤ラッシュ時にしばしば発生する、道道上厚真苫小牧線の渋滞緩和も期待される。

 苫小牧港管理組合が、西港内の各埠頭(ふとう)間の東西交通を円滑化するために整備した。

 晴海埠頭と勇払埠頭が、臨港道路で結ばれた。

 総延長は2.2キロで、片側2車線(1車線3.5メートル)。両側に歩道を設けた。このほど、王子工営北海道(苫小牧市勇払)の裏手を通り、北海道曹達前に抜ける最後の1.1キロ区間が完成した。総工費は約10億円。

 周辺には木材や鋼材置き場が集積しており、ヤードを出入りするトラックの利便性が向上する。一般交通も多い、片側4車線の道道上厚真苫小牧線の混雑解消にも一定の貢献をしそうだ。

 港管理組合は2005年度、臨港道路「中央北埠頭西幹線道路」から、勇払埠頭幹線道路までを結ぶ工事に着手。同区間は約10年かけて全面開通に至る。

1321荷主研究者:2015/04/18(土) 21:39:33

http://www.kanaloco.jp/article/83986
公開:2015/04/03 12:30更新:2015/04/03 13:25 神奈川新聞
“進化”する横浜港 MC-3運用開始

 横浜港・南本牧ふ頭(横浜市中区)に整備されたMC-3コンテナターミナルの運用が1日、始まった。国際コンテナ戦略港湾の中核的施設となる高規格コンテナターミナルの水深は、国内最大の18メートル。海運業界で進むコンテナの大型化に対応した。同日朝にはコンテナ船が着岸し、早速荷役作業を行った。

◆南本牧ふ頭 大水深ターミナル運用開始

 MC-3の総面積は約22・5ヘクタールで、岸壁の総延長は約480メートル。デッキに24列9段のコンテナを積み上げる世界最大級のコンテナ船に対応できる、大型ガントリークレーン4基を設置。三菱倉庫が借り受けた。

 国土交通省関東地方整備局京浜港湾事務所によると、MC-3は2007年度に着工し、昨年12月に終了。17年度までに、周辺のコンテナターミナルと一体運用するための整備を行う。17年度までの11年間の総事業費は約920億円。

 MC-3には1日午前8時ごろ、最大積載コンテナ数5896個(20フィートコンテナ換算)のコンテナ船が着岸。これに合わせ、午後には現地で関係者が出席したセレモニーも行われた。

◆大黒ふ頭 太陽光発電スタート

 横浜市港湾局は、横浜港大黒ふ頭(横浜市鶴見区)で太陽光発電設備の運用を開始した。T-4号上屋の屋根に太陽光パネルを設置。再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を活用し、東京電力に全量を売電する。

 市が横浜港に太陽光発電設備を導入するのは初めて。パネルの総面積はテニスコート約8面分に相当する約2千平方メートル。パネルの枚数は1386枚に上る。

 発電容量は300キロワット。年間の発電量は一般家庭84世帯分の使用量に相当する約27万キロワット時、売電収入は約900万円を見込んでいる。事業費約1億8千万円をかけた。

 3月27日に運用を開始した。4月1日からホームページで発電状況などを表示、「見える化」にも取り組む。同局は「今後、エネルギーマネジメントシステムなどのソフト施策も実施し、環境に優しい港づくりを進めたい」と話している。

1322荷主研究者:2015/04/18(土) 22:02:34

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0119324-s.html
2015年04/03 16:00 北海道新聞
韓国新造船入港を歓迎 取扱貨物増の期待 石狩湾新港コンテナ航路再編

石狩湾新港管理組合の田中専任副管理者(右)から記念の盾を手渡される金船長

 【石狩湾新港】石狩湾新港のコンテナ航路の再編に伴って投入された興亜海運(韓国)の新造船「ヒュンガ・アキタ」(9960トン)が2日、石狩湾新港に初入港し、石狩湾新港管理組合が船内で歓迎式を行った。これまで韓国・釜山のみだった航路が中国東北部の連雲、青島、天津の3港にも延伸され、管理組合は「石狩湾新港の取扱貨物量が増加するだろう」と喜んでいる。

1323荷主研究者:2015/04/29(水) 18:22:56

http://www.yomiuri.co.jp/local/yamaguchi/news/20150409-OYTNT50027.html
2015年04月09日 読売新聞
定期コンテナ船長州出島初入港

 下関市沖合の人工島「長州出島」の国際物流ターミナルに8日、定期コンテナ船が初めて入港した。5月以降は週3回ほど寄港する予定。

 市港湾局によると、長州出島は2009年3月に一部を供用開始。荷物の積み下ろしに使うジブクレーンや広い荷さばき地など、コンテナを扱いやすい環境を整備しており、業者の作業時間の短縮やコスト削減につながるという。

 この日は韓国・釜山港を出発した長錦商船(韓国)の定期コンテナ船「PU HAI XIANG DA」(4018トン)が入港。冷凍すり身が入った40フィートコンテナ1個を下ろした後、塗料を積んだ20フィートコンテナ13個を載せて離岸した。

 市港湾局は「コンテナ貨物の取り扱いを増やすことで、地元の貨物業者への経済効果も期待できる。取り扱い量がさらに増えるよう頑張りたい」としている。

2015年04月09日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

1324荷主研究者:2015/05/06(水) 13:30:19

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20150412/CK2015041202000054.html
2015年4月12日 中日新聞
岸壁整備など182億円投入 金城ふ頭再編改良事業で国交省

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 自動車産業の輸送拠点として名古屋港の機能を高めるため、国土交通省は本年度、新たに金城ふ頭(名古屋市港区)の再編改良事業を始める。六年間で百八十二億円を投じる計画。輸送待ち自動車の保管場所として一六・四ヘクタールを埋め立て造成したり、大型運搬船に対応できるよう岸壁や停泊地を整備、改良したりする。

 事業費の内訳は、岸壁に九十二億円、停泊地や航路に三十四億円、埋め立てに五十六億円。国交省は、海上輸送の効率化で年二十四億円、保管場所の集約化で年五億円の経費削減効果があると推計している。

 国交省によると、名古屋港の自動車輸出量は全国一位の百四十七万台(二〇一三年度)。トヨタ自動車専用の新宝ふ頭(東海市)を除く公共ふ頭の中で、金城ふ頭は自動車輸出の主要拠点とされている。

 ただ、金城ふ頭の自動車運搬用岸壁の九割は水深が浅いため、近年増えつつある大型運搬船が満載状態では離着岸できないほか、自動車保管場所は周辺のふ頭にも分散。こうした物流効率の悪さを問う声が地元経済界から上がっていた。

 今回の再編改良事業で、自動車運搬用岸壁の総延長は計二千四百四十メートルから計二千百六十メートルに12%減るが、水深十二メートル岸壁を計二百四十メートルから二・五倍の計六百メートルに拡充する。自動車保管場所は、ナゴヤドーム三・四個分の埋め立てで新たに一万七千台分を確保し、現在の三十カ所から金城ふ頭内の九カ所に集約できるようにする。

 まず大型運搬船を受け入れられる水深十二メートル岸壁の拡張費用として、九日に成立した政府の一五年度予算に一億円を計上した。

(赤川肇)

1325荷主研究者:2015/05/06(水) 13:33:24

http://www.kanaloco.jp/article/88093
公開:2015/04/16 03:00 更新:2015/04/16 11:56 経済 神奈川新聞
コンテナ、4年で倍増 川崎港

◇航路新設 追い風に

 川崎港で扱うコンテナ貨物が増え続けている。東京、横浜の二大商港には遠く及ばないものの、2014年の取扱量は4年前から倍増の勢い。アジア方面への積極的なポートセールスが実り、相次いで定期航路を開設したことがデータにも表れ始めた。川崎市はさらなる新規航路の誘致にも意欲的だ。

 市の港湾統計によると、同港の14年の取扱量(速報値、20フィートコンテナ1個を1TEUに換算)は7万6372TEU。09年(3万4604TEU)を境に増加へ転じ、10年の3万6912TEUからは倍増。13年には輸出入を合わせた外貿が国内の移出入を示す内貿を5年ぶりに上回った。

 取扱量を押し上げるのは、相次ぐ海外定期航路の新設だ。12年5月、中国の船会社「海豊国際航運有限公司(SITC)」が青島航路を開設したのを手始めに、上海・ハイフォン(ベトナム)、煙台・大連便を誘致。海外航路は週8路線にまで増えた。

 同港は「国際コンテナ戦略港湾」に位置付けられている京浜港の一翼を担うが、13年に年間約490万TEUの東京港や同約290万TEUの横浜港のはざまで長期低迷を続けてきた。一方、コンテナターミナルのある東扇島地区には大手食品メーカーの冷凍・冷蔵倉庫が集積。保管能力は国内最大の約100万トンに上る。

 川崎側はこうした強みを生かし、冷凍食品の生産拠点が多い青島との直行便を開設。東京、横浜経由で東扇島に陸送していた業者の経費節減にもつながるとして歓迎された。市港湾局は「円安で輸入系が苦戦する中、輸送コストを抑えたいという企業が増えているのは確か」と分析する。

 また、上海やハイフォンからはホームセンターなどが扱う日用雑貨を受け入れ、北関東エリアの物流拠点へつなぐ。同局は20年東京五輪を控え、東京港の混雑化も予測。二大商港の隙間を縫う形で取扱量を増やしていく青写真を描く。

 3月下旬からは上海・ハイフォン航路を週2便化。開設要望の強いレムチャバン(タイ)への航路誘致に向けたポートセールスにも力を注ぐ。同局は「16年度までに(過去最多の)10万TEUを目指したい」としている。

1326荷主研究者:2015/05/24(日) 16:46:06

http://yamagata-np.jp/news/201505/15/kj_2015051500304.php
2015年05月15日07:35 山形新聞
酒田港、国際コンテナ週5便化 中国寄港ルート2年ぶり復活

 県は14日、酒田港の国際定期コンテナ航路が増便され、週5便化になると発表した。今回の増便は韓国の海運会社2社が運航し、韓国・釜山や中国の複数港湾に寄港するルート。中国便の復活は約2年ぶり、週5便化は1995年に定期航路が開設されて以来、初めて。第1便は今月20日、酒田港に入港する。

 5便目は南星海運(韓国・ソウル)のコンテナ船「エフピーエムシーコンテナエイト」(9954トン)、長錦商船(同)の「ジェイジェイサン」(9957トン)で、両社が交互に運航。「エフピー」のコンテナ積載能力は984個(20フィートコンテナ換算)で、「ジェイ」は1080個。秋田、酒田、新潟から韓国の釜山、光陽と中国の天津新港、大連の各港を巡り、再び釜山を経由して秋田に向かうルート。毎週水曜、酒田港に入る。

 酒田港の2014年のコンテナ貨物取扱量は過去最高を記録し、1万3799個。内訳は輸出が6933個、輸入が6866個。花王酒田工場に紙おむつ工場が新設されたことなどを背景に取扱量が急伸した。15年1〜3月は前年同期を約1.7倍上回る4219個で、過去最高を更新する勢い。

 県内外の企業600社を対象に、14年11〜12月に実施したアンケート調査(回答率30%)では、63社が酒田港の新規・拡大利用に関して「可能性がある」「利用条件が整えば検討する」と回答。直行便の要望は中国の上海、大連などが多い。

1327荷主研究者:2015/05/24(日) 16:58:49
>>1314-1315
http://www.weekly-net.co.jp/logistics/post-10985.php
2015.05.14 物流ウィークリー 
コンテナ鉄道輸送促進へ5項目 調査会で最終報告

 国交省は3月16日、輸出入コンテナ貨物の鉄道輸送の促進に向けた調査について、最終報告書の要旨(案)を明らかにした。現状と課題をふまえ、輸出入コンテナ貨物(背高を含む)の鉄道輸送を促進するための課題解決の方向性として「鉄道輸送ネットワーク機能の強化」「輸送コスト低減・価格戦略の強化」「貨物駅機能の強化」「鉄道輸送への関心喚起」「輸送枠の有効活用・拡大」の5項目に整理。特に重点的に取り組むべきものとして、輸送距離帯別の課題への対応を挙げた。

 輸出入コンテナ貨物における鉄道輸送促進に関する調査会(矢野裕児座長、流通経済大学教授)の第3回会合で示された。具体的には、近距離帯輸送についての主要課題である「オン・ドック・レール」の導入も含めたショートドレージの効率化、コンテナラウンドユース(CRU)の仕組みづくり、長距離帯輸送にかかる40フィート背高コンテナに対応するための低床車両の開発・導入、そしてサービス・メリットの周知や需要の喚起の必要性を明記している。

 荷主企業にとって「手積み・手下ろし」「積み替えによる手間」「時間のロス」が鉄道利用を検討する上で大きな懸念事項の一つとなっており、これを解消する方策として考えられているのが「オン・ドック・レール」で、コンテナターミナルに鉄道を乗り入れ、港で貨車に荷物を載せるという方法だ。東京・大井ふ頭は輸出入コンテナ貨物量が多く、ふ頭に鉄道駅が隣接し周辺の渋滞が激しいことから、すでにJR貨物と港湾関係者の間で検討が行われている。

 鉄道貨物駅を利用したCRUについては、鉄道駅をコンテナデポとし、空コンテナを返却・引き取りできるようにすることで、特に港からの輸送の大半を占める近距離帯輸出入コンテナの鉄道フィーダー輸送の増大が期待される。そのため、CRUの仕組みづくり、内陸部貨物駅の整備・改修など検討が必要とし、また、輸出入のバランスが不均衡なエリアに関しては空コンテナを内貨転用し鉄道利用を促進することで一層の効率化を図る。

 40フィート背高コンテナに対応した低床車両の導入については、平成27年度予算事業として低床貨車の開発と実証実験を2か年計画で行っていく。

 物流事業者が鉄道利用を検討する上で「40フィート背高コンテナ輸送が出来ない」ことが懸念事項の一つとなっている。現在、40フィート背高コンテナの輸送が可能な区間は東京―盛岡間などに限られ、施設の制約などから東京―中部・近畿―九州間では輸送できない。40フィート背高コンテナの流動をみると、同区間の需要が見込まれることから「その緊急性から来年度、直ちに着手することが望ましい」とした。併せて、トップリフターなどの大型荷役機器の配備拡大も行うべきとしている。

1328荷主研究者:2015/06/26(金) 23:28:51

http://www.logi-today.com/167116
2015年6月8日(月)Logistics Today
清水港、新岸壁供用でコンテナ積み替え28倍に増加

 ロジスティクス清水港湾事務所は8日、清水港新興津ふ頭2号岸壁の供用開始から2年が経過したのを機に、利用企業へのヒアリングなどを通じて整備効果を分析した結果、コンテナ積み替え実績が28倍に膨らんだと発表した。供用1年目は12倍に拡大した。

 また、利用船舶の渋滞解消、埠頭内コンテナ荷役効率向上など整備前と比べて年間4000万円のコスト削減効果も確認した。

 2号岸壁の供用により、2隻同時利用が可能になったことで、これまでシンガポール港などで行われていた北米・欧州航路の大型コンテナ船からアジア近海航路や国内航路の中・小型コンテナ船への積み替え輸送を清水港の同じふ頭内で行うことが可能になった。

 2号岸壁供用後2年目は、コンテナヤード3レーンが供用開始したことで、清水港でのコンテナ積み替え貨物量実績が整備前の28倍に増加した。また、岸壁背面のコンテナヤードが整備されたことで、袖師コンテナターミナル内にスペースに余力ができ、新たな機能として静岡県内初の多目的洗浄施設が整備され、このほど稼働を始めた。

 さらに、コンテナを取り扱うふ頭の混雑緩和など利用状況が効率化した結果、コンテナ取扱能力が全体で36%向上した。

1329とはずがたり:2015/06/28(日) 22:30:21
横浜港がアジア圏の集荷強化へ 市が要望ヒアリングやPR
http://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-32217202.html
06月20日 07:00神奈川新聞

 横浜市港湾局などは本年度、成長を続けるアジアの貨物を横浜港に集めるための取り組みを強化する。船会社や荷主企業に横浜港をPRするとともに、要望や圏域の荷動きの傾向などをヒアリング。それを基に、より具体的な支援策をとりまとめて両者に提示し、コンテナ集荷につなげたい考えだ。
 「横浜港を利用するよう営業しても、船会社からは『貨物があれば』、荷主企業からは『こういう航路があれば』と回答されるケースが少なくない」。同局は説明する。「船会社と荷主企業の両者の要望をかなえる提案ができれば、横浜港を利用してもらえるはず」。今回の強化策は、海上輸送に携わるアジア圏域の企業を回り、その注文を聞く“ご用聞き”のイメージに近い。
 まず今月22日から4日間、東南アジア航路を多く持つ台湾の船会社を訪問。拡充したアジア航路強化などのための航費補助制度をPRする。同時に航路上で荷動きが活発なエリアや業態、品目などをヒアリングする。
 集めた情報を分析してターゲットの荷主企業を絞り込み、秋にはその現地法人を訪問。横浜港の利便性をアピールするとともに、航路などに対する要望を聞き出す。船会社、荷主企業両者の要望を基に支援策としてまとめ、それぞれに提案する予定だ。
 横浜港で2014年に取り扱ったコンテナ個数は288万個(20フィートコンテナ換算)。2年連続で300万個を割った。同局は「何とか少しでも300万個に近づけられるようにしたい」と意気込んでいる。

1330荷主研究者:2015/07/04(土) 22:38:45

http://yamagata-np.jp/news/201506/11/kj_2015061100243.php
2015年06月11日07:48 山形新聞
酒田港コンテナ航路、初の週6便化 上海、寧波便が復活

 県と酒田市は10日、酒田港の国際定期コンテナ航路が増便され、週6便化になると発表した。新規就航便は韓国・釜山のほか、中国の上海、寧波などに寄港する。酒田から上海、寧波への直行便は7年4カ月ぶりの復活。増便は今年に入って3度目で、週6便化は1995年の定期航路開設以来、初めて。

 今回の増便は、南星海運(韓国・ソウル)が運航。コンテナ積載能力が953個と962個(ともに20フィートコンテナ換算)の2タイプのコンテナ船が週替わりで入港する。航路は寧波と上海、釜山、新潟、函館、苫小牧、釧路、八戸の各港を巡り、酒田港には毎週土曜に入港。その後、釜山と韓国の蔚山、光陽を経由して上海に向かうルート。第1便は今月20日、酒田港に入る予定。

 酒田港の2014年のコンテナ貨物取扱量は1万3799個で過去最高を記録。内訳は輸出が6933個、輸入が6866個で初めて輸出が輸入を上回った。花王酒田工場の工場新設などを背景に取扱量が急伸。15年1〜5月は7882個で、前年の同期と比べ約1.6倍となっている。

 県内外の企業600社を対象に実施した県国際物流アンケートでは「最も直行便が必要な国・港」の問いに対し、上海、寧波の要望が寄せられていた。県は今回の増便に関し「今年のコンテナ貨物の半分は中国向けで、中国便のニーズが高まっている」などと話している。

一層の利用拡大へ
 吉村美栄子知事の談話 上海・寧波直行が開設され、初めての週6便化、中国航路週2便化が実現した。港湾機能の充実・強化やポートセールスが実を結び、コンテナ貨物取扱量は過去最高水準で推移している。今後とも官民挙げて本県唯一の貿易港・酒田港の一層の利用拡大に取り組む。

1331荷主研究者:2015/07/08(水) 22:42:17

http://logistics.jp/media/2015/05/28/173
2015/05/28 物流ニッポン
芳賀通運、内陸型IP構想を推進 来年秋栃木・真岡で運用開始

 芳賀通運(塚本貴士社長、栃木県真岡市)は現在、内陸型インランドポート(IP)構想の実現に向け、準備作業を進めている。9月までに保税蔵置場取得の許可申請を提出し、2016年秋からのIP運用を目指す。

 構想を進めているのは、2月に竣工した鬼怒ヶ丘中央物流センター(同市)で、市が整備する真岡第5工業団地に入居する。北関東自動車道・真岡インターチェンジと、地域高規格道路「常総・宇都宮東部連絡道路」として整備が進む国道408号に至近の好立地。

 敷地面積2万7600平方メートルで、延べ床面積1万3300平方メートルの平屋建て倉庫2棟のほか、荷さばき場3800平方メートル、コンテナヤード3500平方メートル、最大出力1.89メガワットの太陽光発電パネルを備える。延べ床面積4400平方メートルの東棟では保税蔵置場の申請を計画している。

 14年5月の土地取得時は、海上コンテナのラウンドユース拠点として検討。周辺の一般道路へのアクセス環境が良好なことから、県央・県南地区のメーカーや、宇都宮市の清原、平出工業団地、芳賀町の芳賀台工業団地の荷主との取引のメドが立ち、IP運用にまで構想が拡大した。3月には栃木県に申請していた「内陸型IP構想の実現」が経営革新計画の承認を受けたほか、経済産業省の産業競争力強化法による生産性向上設備投資計画が認められている。

 年末までにリーチスタッカー、荷重25トンと18トンのフォークリフトのほか、コンテナ洗浄設備などを導入。IP化に向け、処理能力を拡充する。

 芳賀通運は、グループ会社に運送事業を営むホーシン(塚本社長、真岡市)、宇東梱包運輸(同、宇都宮市)のほか、倉庫業のホーエー(塚本美貴吉社長、真岡市)などを抱える。15年3月期のグループ全体の売上高は102億円。

 芳賀通運の斎藤敏夫総務部長は「IP化を予定するセンターは、既存の鬼怒ヶ丘物流センターに隣接する。敷地1万6500平方メートル、延べ床6600平方メートルあり、連携すれば更に高度なサービスを提供できる」と話す。(佐々木健)

【写真=最大出力1.89メガワットの太陽光発電パネルを備える】

1332荷主研究者:2015/07/08(水) 23:17:57

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20150621k
2015/06/21 19:40 秋田魁新報
コンテナ荷役用ガントリークレーン、秋田港に到着

赤と白で塗装された高さ約57メートルのガントリークレーンは船に載せられて秋田港に到着した

 秋田港の国際コンテナターミナルに設置されるコンテナ荷役用ガントリークレーンが21日、同港に到着した。大分県大分市の三井造船大分工場で製造され、船で8日間かけて約1700キロを移動。22日に船から降ろされる。発注した県は秋までに設置作業を終え、稼働中の1基と合わせて2基態勢とし、コンテナ取扱量の増加を目指す。

 クレーンは重さ約700トン、高さ56・6メートル、全長93・3メートル。製造費は約7億8300万円。1時間に最大44本のコンテナを積み降ろしできる。この日は県関係者ら約20人に見守られ、船は午前8時半ごろに接岸した。

 秋田港の年間コンテナ取扱本数(20フィート換算、空コンテナ含む)は、2013年に7万本を突破。県は今年1月にコンテナヤードを拡張し、取扱可能量を年間10万本に増強した。さらにクレーンを2基態勢とすることで作業時間の短縮や故障のリスク軽減を図り、秋田港の競争力を高める。

1335荷主研究者:2015/07/15(水) 21:52:03

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/miyazaki/article/178588
2015年06月29日00時33分 (更新 06月29日 11時25分) 西日本新聞
国際物流ターミナル完成、4万トン級接岸も 日向市細島港 [宮崎県]

 国の重点港湾に指定されている宮崎県日向市の細島港に国際物流ターミナルが完成し28日、供用を開始した。国と県が2011年度から4万トン級の大型船が接岸できる岸壁などを整備していた。総事業費は45億円。

 完成したのは大型船用の長さ260メートル、水深13メートルの岸壁と、荷役作業用地6ヘクタール。細島港はこれまで、大型船用岸壁は一つしかなく、コンテナと石炭などの貨物が混在していた。今後は従来の岸壁でコンテナを、新岸壁で貨物を扱い、荷役作業を効率化する。

 この日は、国会議員や周辺自治体の首長など約100人が出席して式典があった。河野俊嗣知事らが「東九州自動車道の開通などで、細島港は東九州の扇の要の役割が大きくなる。さらなる港湾機能の充実と活用を図りたい」とあいさつし、テープカットで祝った。

=2015/06/29付 西日本新聞朝刊=

1337荷主研究者:2015/08/16(日) 12:06:31

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20150808f
2015/08/08 10:30 秋田魁新報
航空機部材、秋田港活用し初輸入 三和精鋼、陸送費削減へ

 金属加工の三和精鋼(秋田県にかほ市、津篭=つごもり=剛社長)は7日、航空機部品メーカー向けに加工するアルミ合金を米国から初めて秋田港に輸入した。従来の京浜港(東京港、川崎港、横浜港)からの輸入と比べ、陸送費を削減するのが狙い。県商業貿易課によると、秋田港経由の航空機向け部材の輸入は初めて。

 この日輸入したアルミ合金は10トンで、40フィートコンテナ1本分。17日の通関手続きを経て三和精鋼に陸送し、切削加工後に県内外の航空機部品メーカーに出荷する。9月にはさらに10トンを秋田港から輸入する計画で、来年度以降は年間輸入量(約150トン)の半分程度を秋田港から調達する考えだ。

 秋田港を利用したアルミ合金の輸入は、県が貨物大手の郵船ロジスティクス(東京)に秋田港の活用を働き掛けたのがきっかけ。

 三和精鋼はこれまで、商社を通じて京浜港からアルミ合金を輸入し、トラックでにかほ市の工場まで運んでいた。秋田港の利用により、所要日数は従来より2週間程度伸びるものの、輸送コストは約2割削減できるという。

1338とはずがたり:2015/09/03(木) 18:33:31

2015/9/3 14:00
阪神港強化へ協議会設立 釜山から集荷奪還目指す
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201509/0008362614.shtml

 国土交通省は、阪神港(大阪港、神戸港)の集荷量を増やすため、ライバルの韓国・釜山港経由で製品を輸出している企業に、阪神港に切り替えるよう売り込みを強化する。3日、国が出資する阪神国際港湾会社(神戸市)や、北陸、近畿以西で港湾を管理する34自治体などをメンバーに「西日本国際コンテナ戦略港湾政策推進協議会」を設立した。

 同省は2010年、阪神港を国際コンテナ戦略港湾に選び、競争力強化を図っている。ただ釜山港は港湾使用料が割安で、同港経由で北米などへ輸出する日本のメーカーは多い。協議会では、自治体の協力を得て、地元の港を利用している企業の情報を収集し、阪神港の利用増につなげる。

 もう一つの国際コンテナ戦略港湾の京浜港(東京港、川崎港、横浜港)に関しても、同様の協議会が14年に設置された。

1339とはずがたり:2015/09/03(木) 18:34:13

2015/2/28 09:41
神戸港コンテナ取扱個数 261万個で3年ぶり増加
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201502/0007776518.shtml

 2014年の神戸港のコンテナ取扱個数(速報値)は前年比2・4%増の261万4千個(20フィート換算)と3年ぶりに増加に転じたことが、神戸市への取材で分かった。西日本の港から韓国・釜山港経由で輸出されていた貨物を、国や神戸市などが船会社に補助金を出して神戸港経由に取り戻す動きが進んだことが要因とみられる。

 神戸港と地方港の間でやりとりする「内貿コンテナ」は11・8%増の56万4千個だった。国の国際コンテナ戦略港湾政策で、瀬戸内沿岸の輸出入貨物を神戸港に呼び込んだ。

 輸出入される「外貿コンテナ」は0・1%増の205万個で前年並みだが、同市によると、円安の定着などで「輸入貨物を国内で降ろし、空で送り返されていたコンテナに輸出貨物が積み込まれるようになった」との動きがみられた。このため、貨物の入った「実入り」と呼ばれるコンテナが14年1〜11月で、前年同期比約3万5千個増え、輸出の増加を裏付けた。(高見雄樹)

1341荷主研究者:2015/09/22(火) 11:36:06

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201509/0008362614.shtml
2015/9/3 14:00 神戸新聞
阪神港強化へ協議会設立 釜山から集荷奪還目指す

大阪港とともに「阪神港」を構成する神戸港。集荷増に向けて関連の自治体などが動きだす=3月

 国土交通省は、阪神港(大阪港、神戸港)の集荷量を増やすため、ライバルの韓国・釜山港経由で製品を輸出している企業に、阪神港に切り替えるよう売り込みを強化する。3日、国が出資する阪神国際港湾会社(神戸市)や、北陸、近畿以西で港湾を管理する34自治体などをメンバーに「西日本国際コンテナ戦略港湾政策推進協議会」を設立した。

 同省は2010年、阪神港を国際コンテナ戦略港湾に選び、競争力強化を図っている。ただ釜山港は港湾使用料が割安で、同港経由で北米などへ輸出する日本のメーカーは多い。協議会では、自治体の協力を得て、地元の港を利用している企業の情報を収集し、阪神港の利用増につなげる。

 もう一つの国際コンテナ戦略港湾の京浜港(東京港、川崎港、横浜港)に関しても、同様の協議会が14年に設置された。

1343荷主研究者:2015/09/22(火) 11:59:29

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201509/0008386805.shtml
2015/9/11 17:55 神戸新聞
コンテナ取扱個数、震災以降最高に 神戸港15年上半期

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神戸港コンテナ取扱個数(1〜6月)

 神戸港の2015年上半期(1〜6月)の貿易コンテナ取扱個数が前年同期比4・1%増の135万557個(20フィートコンテナ換算)となり、阪神・淡路大震災以降で最高だったことが、神戸市のまとめで分かった。国の国際コンテナ戦略港湾政策の一環で、西日本の地方港から神戸港への集荷戦略が一定の効果を表したとみられる。

 市によると、上半期の総数増加は2年連続。内訳は、対国内港で6・3%増加の約29万個となり、過去最高を記録。対海外港でも東南アジアなどを中心に3・5%増え、阪神・淡路大震災後で最高となった。

 阪神国際港湾会社の発足に伴い、地方港から阪神港(神戸、大阪港)への新航路を設置した企業への助成金制度が昨年秋から開始。韓国・釜山港を経由していたコンテナ貨物が、神戸港経由に転換が進んでいるとみられる。

 海外では、中国が2・2%減の約39万個だったが、東南アジアや台湾向けに化学工業品などが伸び、アジア全体では4・0%増の約82万個だった。北米も米国が1・4%減る一方、カナダ向けに糸・紡績半製品などが好調で、2・3%増の約16万個と伸びた。品種別では、完成自動車が12・8%増え、繊維工業品も16・3%増えた。(黒田耕司)

1344荷主研究者:2015/10/12(月) 11:56:24

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201509/0008439539.shtml
2015/9/29 07:00 神戸新聞
井本商運に新貨物船 阪神‐京浜間の集積能力拡大

神戸港に初入港した井本商運の新造貨物船「みかげ」=神戸港第4突堤

 輸出入コンテナの国内海上輸送最大手、井本商運(神戸市中央区)の新貨物船が完成し、28日に神戸港へ初入港した。阪神港と京浜港を結ぶ航路で、需要が増えている輸入冷凍食品などを運搬する。

 神戸にちなみ「みかげ」と命名。従来船の老朽化のため、今年3月から新造し9月24日に完成した。全長95・5メートル、総トン数749トン。コンテナ積載数は194個(20フィートコンテナ換算)で、約4割増した。輸入冷凍食品などを積む冷凍コンテナ区画や、自動車のエアバッグ、ナトリウム・硫黄電池などを載せる危険物コンテナ区画も拡大。自家発電装置も搭載した。

 井本隆之社長(55)は「国内の貨物を今以上に集荷し、神戸港の港勢復活に協力したい」と話した。(黒田耕司)

1345荷主研究者:2015/10/12(月) 12:13:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151010_52047.html
2015年10月10日土曜日 河北新報
紙おむつ好調 酒田港コンテナヤード拡張へ

 山形県は、酒田港(酒田市)高砂埠頭(ふとう)のコンテナヤードを現在の約1.4倍に拡張する。港に隣接する花王酒田工場が中国、ロシア向けの紙おむつ生産を始め、国際コンテナ取扱量が急増。今後も拡大が見込まれるため、コンテナ置き場のスペースを確保する。酒田港のヤード拡張は開設後初めて。

 県空港港湾課によると、現ヤード西隣の空き地を整備し、拡張する。年度内に基本設計に入り、拡張面積の算定、現ヤードを含めた効率的な荷役機材の配置計画などを固め、2017年秋までに整備を完了する。

 現ヤードの敷地面積は約9万3000平方メートル。空コンテナを含め、年間約6万5000TEU(20フィートコンテナ換算)を置くことができる。今回の拡張により、約1.5倍の約10万TEUのスペース確保を目指す。

 酒田港は、花王酒田工場が14年4月に紙おむつ製造工場を増設し、輸出を中心に取扱量が急増した。14年は過去最高の年間1万3799TEU。15年は9月時点で1万5582TEUに達し、前年を大幅に上回る勢いとなっている。

 同課によると、花王は来秋をめどに、酒田港に大規模な紙おむつ製造工場を新設する予定という。操業開始時期は未定だが、コンテナ取扱量を大きく押し上げることは確実。県が国際戦略で19年の目標に掲げる3万5000TEUを上回る可能性がある。

 酒田港発着の国際定期コンテナ便は13年までは週2便だったが、取扱量の拡大で現在は中国、韓国航路を合わせて週6便に増加した。酒田港の利便性が向上し、花王以外の民間企業の利用拡大も期待されている。

 県空港港湾課の羽角誠課長は「酒田港のコンテナ取扱量の伸び率は全国トップ級。躍進ぶりが注目されており、この動きに後れを取らないよう港湾機能を迅速に強化したい」と語った。

1346荷主研究者:2015/10/28(水) 22:13:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151012_32011.html
2015年10月12日月曜日 河北新報
釜石港にガントリークレーン整備待望論

釜石港のジブクレーン。定期航路拡大には能力不足が指摘される

 東日本大震災後、コンテナ扱い量が急増している釜石港(釜石市)で、効率的な荷役ができるガントリークレーンの整備を求める声が強まっている。現在のジブクレーンでは積み降ろしに時間がかかり、定期航路拡大の阻害要因とみられるためだ。国際物流拠点を目指す関係者は、港湾管理者の岩手県に期待する。

<取扱量最高を更新>
 釜石港のことしのコンテナ取扱量(20フィート換算)は、8月10日時点で3364個に達した。宮古港が2013年に記録した3315個を抜き、年間の県内最高を更新した。

 釜石市内の震災がれき仮置き場の残土約1万6000トンの輸送が数量を一気に押し上げた。水産品を運ぶ冷蔵冷凍用のリーファーコンテナの需要も増えた。さらに複数の大口荷主企業が利用を検討中で、市は年間5000個以上を見込む。

 課題は積み降ろし作業の時間短縮だ。旋回する腕で荷物をつる形式のジブクレーンは、1時間で動かせるコンテナが10個前後。橋脚型のガントリークレーンになれば、荷役能力は約3倍にアップする。

 コンテナ船は複数の港を経由するため、作業の遅れは運航全体に影響する。物流業者からは「作業時間は既にぎりぎり。荷物が少ないのに時間がかかれば、寄港は不効率と判断される。定期航路拡大へ新クレーンは不可欠」との要望が高まる。

<高額で県は二の足>
 震災で損壊した港湾口防波堤は、本年度で海面下の工事がほぼ終了。波が静かになれば荷役作業の効率は上がる。高速道路網の整備も進み、物流拠点としての環境は整いつつある。

 市は長年、県にガントリークレーン整備を要望してきた。似内敏行産業振興部次長は「釜石港が世界との玄関口に成長すれば、県外の港を使っていた県内企業が輸送コストを抑えられる。企業進出や水産物の輸出増も期待でき、県経済全体にプラスだ」と強調する。

 新品のガントリークレーンの整備費は1基当たり約10億円で、岸壁工事も必要となる。県港湾課の担当者は「コンテナ増加の現状は理解するが、簡単に整備できない。今後の需要や費用対効果を考慮し、市と一緒に検討したい」と説明する。

◎釜石港では2011年7月、香港の世界的海運会社オリエント・オーバーシーズ・コンテナ・ライン(OOCL)が京浜港と結ぶ国際定期航路を開設。同年に20フィート換算でコンテナ256個だった取扱量は、12年に1759個と急拡大し、13年2036個、14年2631個と伸び続けている。

1347荷主研究者:2015/10/28(水) 22:41:17

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201510/0008488293.shtml
2015/10/16 18:05 神戸新聞
国内最大級の大型クレーン 六甲アイランドに初設置

大型船のコンテナを荷役するため陸揚げされた3基の国内最大級クレーン=神戸市東灘区向洋町東4

 神戸・六甲アイランドのコンテナターミナルで16日、国内最大級のコンテナ荷役用クレーン3基の陸揚げが完了した。船舶の大型化が進む中、神戸港に入港できるコンテナ船では最大の1万4千個積み(20フィート換算)船に対応する。六アイでは初の設置となり年内の運用開始を目指す。

 神戸港のコンテナターミナルを管理する阪神国際港湾によると、クレーンは全高123メートルで、稼働するアーム(腕)部分は長さ約63メートル、重量は約1400トンで、免震装置も備えた。本体と設置費を含め3基で計約30億円。三井造船が大分工場(大分市)で建造した。岸壁を借りている海運大手の日本郵船(東京)が運用する。従来のクレーンはコンテナ8千個積み船以下にしか対応できなかった。

 国内最大級クレーンは、神戸港内で2010年以降にポートアイランド2期で8基が設置され、商船三井(東京)などが運用。六甲アイランドでも17年度内をめどに、さらに2基の導入を予定している。(黒田耕司)

1348荷主研究者:2015/11/15(日) 15:55:00

http://logistics.jp/media/2015/11/02/428
2015/11/02 物流ニッポン新聞
名古屋港、ターミナル機能拡充 ふ頭集約 輸送効率化へ
t.kokudo

 名古屋港管理組合は、名古屋港の基本計画を取りまとめ、これに沿ってターミナル機能の強化・拡充に努めていく方針だ。新ターミナルを海上コンテナのストックヤードとして活用し、物流機能を強化するとともに、利用者へのサービスを充実。公共ふ頭などのヤードを集約し、完成車輸送を効率化する。(梅本誠治)

 同組合は10月26日、名古屋港基本計画検討委員会(須野原豊委員長)が取りまとめた最終報告を公表。検討委は、名古屋港の物流面での役割として「自動車や航空宇宙を始めとするモノづくり産業の国際競争力強化を支援」していく必要性を示した。具体的には、20年先の長期計画を検討した上で、10年後までに実行する基本計画を立案。各施策は、名古屋港埠頭(生田正治社長、名古屋市港区)が行う。

 海上コンテナ輸送では、船舶の大型化に対応するため、水深を確保する?また?新たなターミナルを整備して用地を拡張し、コンテナのストックヤードとして活用。物流機能を強化するとともに、コストとサービスを充実させる。

 海上コンテナ輸送と同様に、船舶の大型化が進む完成自動車輸送については、保管用地を拡大。公共ふ頭の弥富ふ頭、稲永・潮凪ふ頭にあるヤードを金城ふ頭に集約し、専用ふ頭の新宝ふ頭とともに効率化する。

 バルク輸送では、11年に選定された国際バルク戦略港湾としての機能を拡充。計画には、中部地方の発電燃料として使用割合の高いLNG(液化天然ガス)の効率的な利用、穀物を輸送するポストパナマックス船に対応するための岸壁整備などを盛り込んだ。

 また、道路インフラについては、港湾と後背地を結ぶ広域幹線道路と港湾道路の整備により、新たなネットワークを構築。特に、飛島―弥富ふ頭に4車線の海上横断道路を新設することで、飛島―弥富―鍋田ふ頭のコンテナ輸送の効率を格段に向上させたい考えだ。

 名古屋港は、2014年の総取扱貨物量が2億762万トンで、02年から13年連続で全国首位を達成。貿易黒字額も5兆6590億円と、2位の横浜港(2兆5060億円)以下を大きく引き離している。また、領域は名古屋市、東海市、知多市、弥富市、飛島村の4市1村にわたり、臨港地区は4200万平方メートルと日本最大の規模を誇る。

【写真=海上コンテナ輸送では、船舶の大型化に対応するため、水深を確保する(飛島ふ頭)】

1350荷主研究者:2015/11/28(土) 22:09:28

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201511/CK2015110602000177.html
2015年11月6日 東京新聞
川崎港 アジア航路好調 集荷拡大に向け、市長ら海外へ

://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2015110602100061_size0.jpg

 川崎港(川崎市川崎区)で取り扱うコンテナ貨物の量が急増している。2014年は、4年前の倍以上にまで増えた。東京、横浜両港の隙間をぬい、アジアをターゲットにした積極的な定期航路開設が実を結んだ形だ。今月中旬には福田紀彦市長らが東南アジアを訪れ、さらなる港の利用促進を呼びかける。 (横井武昭)

 市港湾局によると、一四年のコンテナ貨物取扱量は六万七千八百十二TEU(一TEU=二十フィートコンテナ一個)。一一年の三万二千四百二十五TEUから倍以上に増えた。今年上半期も一四年の四割増しほどという。

 川崎港はこれまで東京、横浜の二大商港にはさまれてきたが、近年はコンテナターミナルのある同区の東扇島地区に冷凍・冷蔵倉庫が集積し、食品メーカーから寄港の要望も強い。

 このため一二年に中国・青島との定期航路を開設したのをはじめ、ベトナム・ハイフォン港や、中国・煙台、大連港などを結ぶ便の誘致に次々と成功。海外航路はアジアで十三航路まで広がり、取扱量を押し上げている。

 今後も、東京港が混雑するのを予測し、取扱量のさらなる増加を目指す。十四日から十八日まで、官民一体でコンテナ利用の拡大を図る「川崎港戦略港湾推進協議会」のメンバーらがハイフォン港やシンガポール港を訪問。日系企業の活発な投資が続く現地で、港の利用状況を視察し、荷主や物流企業と意見交換して航路誘致や貨物の集荷につなげたい考えだ。

 福田市長は四日の定例記者会見で、「コンテナ貨物取扱量の増加は、市内経済に大きな波及効果をもたらしている」と強調。「東京、横浜とはサイズ感が違うが、川崎の強みをお伝えしたい」と話し、航路拡大に意欲を示した。

1352荷主研究者:2015/12/19(土) 20:43:12

http://yamagata-np.jp/news/201512/02/kj_2015120200021.php
2015年12月02日10:16 山形新聞
酒田港の国際定期便、中国便休止 韓国便は2増でコンテナ週7便に

 県と酒田市は1日、酒田港(酒田市)の国際定期コンテナ航路の中国航路が今月から1便休止となり、新たに韓国・釜山航路が2便増加すると発表した。休止の中国便は今年5月に新設した中国の天津新港、大連の両港に寄港する航路で、韓国・ソウル市に本社がある2社が運営していた。同じ2社が新たに釜山便をそれぞれ就航し、酒田港の国際定期便はこれまでの週6便から週7便になる。

 休止する中国便は、長錦商船と南星海運が交互に運行。コンテナ積載能力が1080個(20フィートコンテナ換算)の長錦商船のコンテナ船「ジェイ・ジェイ・サン」(9975トン)と、865個の南星海運の「リラ・ブーム」(8443トン)が秋田と酒田、新潟の各港を経由し韓国の釜山や光陽、天津新港、大連を回る航路だった。酒田に先月19日入港したリラ・ブームが最後の便となった。

 商船会社によると、酒田港など日本からの輸出は一定程度確保されていたが、中国側からの輸入量が伸びず、寄港地を含めた航路全体を再検討する必要があると判断。今回の休止を決めたという。県経済交流課は「中国直行便がなくなるのは残念。引き続き(再開を)要請していく」と話している。

 一方、新設された釜山便は長錦商船の「コントシップ・デイ」(7170トン、積載能力704個)と南星海運の「カリナ・スター」(7401トン、同706個)で、韓国の釜山と釜山新港、秋田、酒田、富山新港の各港を回る航路。荷主のニーズに応えた形で、コントシップ・デイは毎週水曜に、カリナ・スターは毎週木曜に、それぞれ酒田港に入港する。

 県経済交流課によると、今年1〜10月の酒田港のコンテナ貨物取扱量は1万7862個。過去最高だった昨年1年間の取扱量を既に上回り、前年同期比で7148個増となっている。

1353荷主研究者:2015/12/29(火) 21:23:24

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00367422?isReadConfirmed=true
2015年12月9日 日刊工業新聞
戦略思考・物流改革/クボタ 貨物コンテナ、他社と共用/来月から茨城でも展開

 クボタは他事業者と貨物コンテナを共同利用する「ラウンドユース」を推進している。すでに整備を進めている東京港周辺、阪神港周辺に続き、2016年1月から北関東地域でも展開する。茨城港常陸那珂港区(茨城県ひたちなか市、東海村)と茨城、栃木、群馬にある内陸コンテナターミナルを結び、物流コスト削減や輸出入促進などを目指す。現在、同地域での共同利用について複数社と話し合いを進めている。

クボタが利用を始める茨城港常陸那珂港区(茨城県提供)

 ◇

 ラウンドユースは例えば、港を出たトラックが輸入者に荷物を輸送後、一時保管用の同ターミナルに空コンテナを預け、別のコンテナを持ち出して輸出者から荷物を預かり港に向かう、といった仕組み。複数事業者間で運搬予定を開示してコンテナサイズや日時などを調整し、コンテナの往復利用を行う。トラックが空コンテナを運ぶ時間を減らし、物流の効率化や二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげる。

 ラウンドユースは東京港利用時の混雑を回避し、物流コスト削減や業務効率化を目的に2008年に始めたのが最初。機械ロジスティクスソリューション部の土本哲也物流企画グループ長は「東京港周辺のラウンドユースでは物流面で2―3割のコスト減につながっている」と語る。北関東物流網の利便性を高め、荷主や船会社のさらなる誘致につなげたい考えだ。

 これに合わせ、同社は来月から、自社製品の輸出港としても常陸那珂港区の利用を始める。筑波工場で生産し、現在ほぼ全て東京港から輸出するトラクター、ディーゼルエンジンの一部を常陸那珂港区に移行する。

 同港区は東京港に比べてコンテナを置く用地や周辺道路の混雑の度合いが低く、宇都宮工場(宇都宮市)からの輸出にもすでに利用している。

 土本グループ長は「現地の倉庫が混雑なため、常陸那珂港区で在庫の一時保管もしたい」と話す。輸出先での在庫管理なども含めたトータルでの物流コスト削減を目指す。(茨城・大原翔)

(2015年12月9日 モノづくり)

1354荷主研究者:2015/12/29(火) 21:43:13

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201512/0008646364.shtml
2015/12/14 18:20 神戸新聞
井本商運の大型コンテナ船完成 神戸港に初入港

神戸港に初入港した大型コンテナ船「なとり」=神戸港第4突堤

 輸出入コンテナの国内海上輸送最大手、井本商運(神戸市中央区)の新大型コンテナ船「なとり」が完成し、14日に神戸港へ初入港した。京浜港-阪神港-門司・博多港を結び、輸送コストの削減と安定運航を可能にする。

 建造は6月9日に始まり、12月11日に完成。全長約136・2メートル、総トン数7390トン。コンテナ積載数は548個(20フィートコンテナ換算)で、冷凍コンテナも積み込める。積載能力は、9月に就航した貨物船「みかげ」の約2・8倍。冷凍設備は、環太平洋連携協定(TPP)で将来、冷凍食品などの取り扱いが増加すると見込んで導入した。

 井本隆之社長(55)は「船舶の大型化で競争力が高まる。阪神港への集荷と、陸運から海運へのモーダルシフトにも貢献できる」と期待する。(黒田耕司)

1355荷主研究者:2015/12/30(水) 13:35:07

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20151226/CK2015122602000056.html
2015年12月26日 中日新聞
名古屋港、14年連続日本一 今年の総取扱貨物量見通し

 名古屋港管理組合(名古屋市港区)は二十五日、名古屋港の今年の総取扱貨物量が推計で前年比5・1%減の一億九千七百万トンになると発表した。十四年連続で日本一となる見通しという。

 同組合によると、昨年の総取扱貨物量は二億七百六十二万トン。今年は前年比で海外貿易が5・2%減、国内輸送が4・9%減。景気低迷などで四年ぶりに二億トンを下回る見込みだが、例年二、三位の千葉や横浜の港も前年より減り、一位を維持するという。

 輸出で主に東南アジアや欧州向けの車や車部品が減り、輸入で液化天然ガス(LNG)や鉄鉱石が減ったのが要因。北米西岸での港湾労使関係悪化により上半期に取扱量が減少したのも影響した。

 コンテナ取扱量も前年比4・1%減の二百六十二万六千個となる見通し。うち国際コンテナ貨物は二百四十六万個で、昨年同様に東京、横浜港に次いで三位となりそう。

 一方、入港船舶は前年比0・7%減の三万三千隻、総トン数は同1・1%増の二億三千四百五十万トンの見通しで、いずれもほぼ前年並み。

 (室木泰彦)

1356荷主研究者:2015/12/30(水) 13:49:54

http://logistics.jp/media/2015/12/28/546
2015/12/28 物流ニッポン新聞
釧路港/国際物流ターミナル、新たに岸壁整備着手 船舶大型化へ対応
t.kokudo

 釧路開発建設部は12月22日、国際バルク戦略港湾に指定されている釧路港国際物流ターミナルの岸壁本体工事(水深14メートル、延長300メートル)に着手する、と発表した。

 釧路港西港区第2埠頭地区では、2014年度から国際バルク戦略港湾の形成に向け「釧路港国際物流ターミナル整備事業」を進めている。

 全国の約4割の乳牛を飼養する生乳・乳製品の一大産地である東北海道を背後圏としている釧路港は、西港第2埠頭地区に飼料工場などの関連企業が集積し、トウモロコシなどの飼料原料を年間165万トン取り扱っている。しかし、水深12メートルの現在の岸壁では船舶の大型化に対応できず、パナマックス船が満載で入港することができない。また、釧路港では、穀物輸送のため年間480隻の船舶が入港するが、混雑などにより荷役機械の無い他ふ頭に着岸し、トラックで陸上輸送している――という現状もある。

 新たに岸壁(水深14メートル)を整備して船舶の大型化に対応するとともに、必要な岸壁延長を確保することで、効率的な輸送体系を実現させる。国際物流ターミナル整備事業は17年度内に完成する見通し。(大島杏奈)

【写真=釧路港西港第2埠頭地区(完成イメージ)】

1357とはずがたり:2016/01/03(日) 19:38:10
博多港港湾計画改訂案了承、海面処分場を新設など盛り込む地域
http://hanjohanjo.jp/article/2015/12/28/4225.html
2015.12.28(Mon) 16:00

 福岡市は22日、博多港地方港湾審議会(会長・樗木武九州大学名誉教授)を開き、おおむね10〜15年後の博多港の将来像やその実現に向けた施設整備のあり方などを盛り込んだ「博多港港湾計画の改訂案」を諮り、賛成多数で了承された。増加するクルーズ船需要に対応するため中央ふ頭地区の岸壁を延伸し航路や泊地を拡幅するほか、箱崎ふ頭地区で浚渫土砂を受け入れる新たな海面処分場の整備などを進める。
 改訂案によると「活力と存在感に満ちた『日本の対アジア拠点港』」を目指し、「物流」「人流」「環境」の三つの視点で「都市の成長をけん引する」「交流を促進し親しまれる」「環境を守り・育てる」みなとづくりを進める。
 平成30年代後半を目標年次とした具体的な目標値としては、国際海上コンテナ取扱個数を14年度より39万TEU(20フィートコンテナ換算)増の130万TEUに引き上げ、外国航路船舶の乗降人員は約3倍に当たる275万人、外航クルーズの寄港回数は約4倍の400回を目指す。
 地区別の施設整備としてはアイランドシティ地区・香椎パークポート地区では、自動車輸出台数の増加や船舶の大型化に対応するためアイランドシティ地区の水深7・5メートル岸壁と水深11メートル岸壁を水深12メートル岸壁2バースに増深し、併せて泊地も整備。
 箱崎ふ頭地区では国際・国内RORO船ターミナルの機能強化として将来的な船舶の大型化・新規航路に対応するため、既存の水深7・5メートル岸壁を増深し水深10メートルの耐震強化岸壁と水深9メートル岸壁を各1バース整備し、泊地も整備する。需要が低下した水面貯木場は廃止し、将来的な物流再編の種地として水深7・5メートル岸壁を2バース整備。中央航路などの整備や継続的に発生する浚渫土砂を安定的に受け入れるため、約57ヘクタールの海面処分場を新たに整備する。
 中央ふ頭地区ではクルーズ船受け入れ環境の強化に向け岸壁を延伸。延伸箇所の西側には水深12メートル岸壁1バース(延長450メートル)と泊地を整備し、既存の水深10メートル岸壁(延長370メートル)と合わせて大型クルーズ船が2隻同時着岸できるようにする。東側は水深9メートルの耐震強化岸壁1バース(延長340メートル)と泊地を新たに整備する。
 航路・泊地については水深12メートル、幅300メートルの中央航路を幅370メートルに拡幅する。
 市は16年3月に開催予定の国の交通政策審議会に案を諮り、同月中の改訂を目指す。16年度以降に国などと連携して改訂計画に基づく施設整備などを進める予定だ。

1358とはずがたり:2016/01/15(金) 20:05:47

中国国有会社、ギリシャ最大港の運営会社買収へ
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%9B%BD%E6%9C%89%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%80%81%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%A3%E6%9C%80%E5%A4%A7%E6%B8%AF%E3%81%AE%E9%81%8B%E5%96%B6%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E8%B2%B7%E5%8F%8E%E3%81%B8/ar-BBobNOZ
読売新聞
23 時間前

【ローマ=青木佐知子】ギリシャ国内最大のピレウス港の民営化を巡り、買収提案を行ったのは中国の国有海運会社「中国遠洋運輸(コスコ)」だけだったことがわかった。

ギリシャの国有資産売却を管理する「ギリシャ資産開発基金」が12日発表した。正式契約すれば、中国は欧州や北アフリカへの強力な足がかりを得ることになる。

財政再建中のギリシャ政府は、同港の国営運営会社の株式67%の売却を目指している。欧州連合(EU)はギリシャ支援の条件として、国有施設の売却、民営化を求めており、買収が実現する公算が大きい。

金額などは未公表だが、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、今後5年の設備投資も含めて約7億ユーロ(約894億円)と報じた。同基金は詳細な買収条件の提示をコスコに求めており、月内にも内容を精査する見通しだ。

1359荷主研究者:2016/01/16(土) 14:59:48

http://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/198000.html
2016/1/5 08:49 静岡新聞
貨物車用フェリー試運航 10月から清水―大分港航路開設

 2016年10月から貨物車両用のフェリー「RORO船」による清水港-大分港航路を開設する川崎近海汽船(東京都)はこのほど、試運航で清水港に入港し、接岸作業などを確認した。今後、首都圏や九州向けの長距離物流に、同港を経由した海上輸送を組み込む「モーダルシフト」を顧客に提案していく。

 RORO船は「ロールオン・ロールオフ船」の略で、船体に車の出入路(ランプウェー)と広々とした車両甲板を備え、貨物をトラックごと運ぶ。清水港の就航は初めて。

 RORO船を活用したモーダルシフトは、ドライバー不足の問題解決や、環境負荷の低減などメリットが大きいという。運航する船は、12メートルセミトレーラー160台の積載が可能。20時間で清水-大分港を結び、週3往復の運航を予定している。

 同社はこれまでも北海道と首都圏をつなぐ釧路-茨城港航路などを運航している。担当者は「新東名高速道など交通インフラに恵まれた清水港は、九州から関東や甲信地区に向けた物流の拠点に適している」(営業企画チーム)と語った。

1360とはずがたり:2016/02/05(金) 12:38:42

新パナマ運河、6月稼働へ=最終テスト段階
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E6%96%B0%E3%83%91%E3%83%8A%E3%83%9E%E9%81%8B%E6%B2%B3%E3%80%81%EF%BC%96%E6%9C%88%E7%A8%BC%E5%83%8D%E3%81%B8%EF%BC%9D%E6%9C%80%E7%B5%82%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E6%AE%B5%E9%9A%8E/ar-BBp8Eho
時事通信
2 時間前

 【サンパウロ時事】パナマのキハノ運河庁長官は3日、拡張工事中の新パナマ運河が、運用開始に向けた最終試験の段階にあり、6月末にも稼働できる見通しだと語った。ロイター通信が報じた。パナマ運河の拡張工事は2007年に始まり、当初、開通100周年にあたる14年に完了する予定だった。

 17年の運河航行料収入は、14億ドル(約1600億円)に上り、現在の3割増になると見込まれている。

1362荷主研究者:2016/02/11(木) 14:16:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160202_31042.html
2016年02月02日火曜日 河北新報
<釜石港>ガントリークレーン整備

 岩手県は1日、東日本大震災後にコンテナ取扱量が急増している釜石港(岩手県釜石市)に新年度、荷役能力の高いガントリークレーンを整備する方針を明らかにした。同港には2017年度中にも韓国、中国を結ぶコンテナ定期航路が開設される。効率的な荷役環境を整え、国際物流拠点を目指す。

 釜石港には現在、旋回する腕で荷物をつるジブクレーンしかなく、1時間に動かせるコンテナは11個前後。橋脚型のガントリークレーンになれば、荷役能力は約3倍にアップする見込み。

 新品のガントリークレーンの整備費は1基約10億円で、岸壁工事も必要となる。県は新年度当初予算案にガントリークレーンの整備費を盛り込み、県議会2月定例会に提出する。

 釜石港の昨年1年間のコンテナ取扱量(20フィート換算)は年間4420個で、前年の約1.7倍となった。宮古港が13年に記録した3315個を上回り、県内最高を更新した。積み降ろし作業の時間短縮のため、釜石市がガントリークレーンの整備を要望していた。

 釜石港には南星海運(ソウル)が17年度中にも、週1便程度の国際コンテナ定期航路を開設する。東北横断道路釜石秋田線、三陸沿岸道路の整備も進んでおり、物流拠点としての注目度が高まっている。達増拓也知事は1日の定例記者会見で「コンテナ輸送のニーズの高まりに見合う港湾整備を進めたい」と述べた。

1363荷主研究者:2016/02/21(日) 20:45:15

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201602/0008792633.shtml
2016/2/9 20:55 神戸新聞NEXT
神戸港コンテナ取扱個数 95年以降で過去最高に

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 神戸港の2015年(1〜12月)の貿易コンテナ取扱個数が、前年比3・4%増の約270万5千個(20フィートコンテナ換算、速報値)となり、阪神・淡路大震災があった1995年以降で最高だったことが9日、神戸市のまとめで分かった。国の国際コンテナ戦略港湾政策の一環で、西日本からの集荷促進事業などが奏功したものとみられる。(黒田耕司)

 市によると、通年で総数が増加したのは2年連続。統計が残る1967年以降、94年(292万個)に次いで2番目の高水準となった。

 このうち対海外港コンテナは前年比3%増の約211万3千個となり、95年以降で過去最高を記録。内訳は、輸出が約113万1千個(2・8%増)、輸入は約98万2千個(3・3%増)だった。

 国・地域別では、輸出入ともに東南アジアが好調に推移した。15年1〜11月末の実績で、前年同期比15%増の約45万4千個。自動車の輸出と食料品の輸入が伸びたものの、中国、米国は輸出入ともに微減だった。

 一方、対国内港コンテナは前年比4・7%増の約59万2千個と、67年以来過去最高となった。神戸港からの移出は約26万個(3・4%増)で、移入は33万2千個(5・7%増)だった。

 阪神港(神戸、大阪港)を管理する阪神国際港湾会社は、地方港から阪神港に新航路を設けたり、陸上輸送の利用港を変更したりした企業に助成している。市みなと総局は「一連の集荷事業などが効果を生んでいる」としている。

1364とはずがたり:2016/03/04(金) 00:32:06

日本は何やってんだと思ったけど商船三井が11位か。惜しい(;´Д`)ってか日本郵船は何してんだ!?圧倒的な日本首位ちゃうのか?

世界最大の海運会社、2015年の収益が82%減。海運不況の打撃大きく
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%9C%80%E5%A4%A7%E3%81%AE%E6%B5%B7%E9%81%8B%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%80%812015%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%8F%8E%E7%9B%8A%E3%81%8C82percent%E6%B8%9B%E3%80%82%E6%B5%B7%E9%81%8B%E4%B8%8D%E6%B3%81%E3%81%AE%E6%89%93%E6%92%83%E5%A4%A7%E3%81%8D%E3%81%8F/ar-BBqhkLT#page=2
HARBOR BUSINESS Online
8 時間前

 船舶の需要から世界の経済市況を見るバルチック海運指数を見ると、経済危機を迎えた2008年の例えば11月の出来高指数は715ポイントだった。しかし、現在はそれ以下のポイントが続いている。今年2月10日は290ポイントで、これまでで最低の出来高となった。2月末には少し回復して329ポイントとなったものの、それでも2008年の危機を迎えた時よりも遥かに悪い出来高である。昨年の10月以来、700ポイント以下の出来高が続いている。(参照「LA VANGUARDIA」)。

◆4000人のリストらに踏み込む世界最大の海運会社

 この指数を反映しているかのように世界の海運会社のトップであるデンマークに本社を置くマースクライン(MAERSK)も世界経済の不況で2017年までに4000人を解雇するという。同社の昨年の利益は9億2500万ドル(1036億円)で、2014年の51億9000万ドル(5813億円)と比較して82%の減収だという。世界経済の低迷は世界のトップの船会社にも如実に表われている。(参照:「El Pais」)。

 2016年3月2日時点における世界の10大海運会社は次の通りである。

・マースクライン(デンマーク)
・メディテラニアン・シッピング・カンパニー(スイス)
・CMA-CGM(フランス)
・エバーグリーン(台湾)
・ハッパクロイド(ドイツ)
・COSCO(中国)
・CSCL (中国)
・ハンブルグ・スド(ドイツ)
・韓進海運(韓国)

 この10社で世界市場の6割を占めている(11位に僅差で商船三井)。その中でもマークスラインは14.7%の市場を有している。(参照:「ALPHALINER TOP100」)。

◆海運会社トップが語る悲観的展望

 マースクラインのCEOであるニルス・アンデルセン氏は、フィナンシャル・タイムズの取材に答えて、世界の商取引の成長の鈍さからグローバル経済は深刻な危機に瀕していると指摘している。

 アンデルセン氏によれば、現在の状況は〈「2008年(の金融危機時)よりも悪い」〉という。同氏がこのような結論に至っているのは、昨年の世界の貿易取引において〈ヨーロッパ、ブラジル、ロシア、西アフリカなど全ての地域で輸入が大きく減少した〉ということ。そして、〈原油価格が2008-09年に比べ値下がりが続き、今後もその状態が継続〉しそうだということ。更に〈輸送費もより低い価格〉になっていることがあると指摘している。この様な理由を挙げて、世界市場は今後も停滞が続くと見ているのだ。例えば、同社が関係している諸国での原油の動きが悪く〈昨年の第4四半期だけで25億ドル(2800億円)の赤字を計上〉したという。結局、同社の成長率は昨年は0〜1%となり、今年の成長率も1%から3%の間を予定しているという。

 世界で最大の船会社がこの様な厳しい事情下にあることから、同業他社も同様に厳しい状態にあることが億測される。

<取材・文/白石和幸 photo by Maersk(CC BY-SA 2.0) on flickr>

しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営する生活。バレンシアには領事館がないため、緊急時などはバルセロナの日本総領事館の代理業務もこなす。

1365荷主研究者:2016/03/07(月) 22:28:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160219_33003.html
2016年02月19日金曜日 河北新報
<三陸沿岸道>工業港から流通拠点へ

ジブクレーンが稼働する釜石港。物流網の転換とともに、地域経済再生にも期待が高まる

◎岩手復興 大動脈北へ(5)物が動く

<荷役能力3倍に>
 ブルーの巨大アームが伸び、船上のコンテナをつり上げる。ぐるりと旋回して岸壁に積み上げる。

 釜石港(岩手県釜石市)には週1度、京浜港を結ぶフィーダーコンテナ定期船が接岸する。コンテナをつって運ぶ形式のジブクレーン1基がフル稼働する。

 1時間当たりに移動できるコンテナは10〜15個。作業時間はぎりぎりで、遅れればコンテナ船の運航にも影響する。来年春には、中国や韓国の港を結ぶ国際コンテナ定期航路の就航も決まった。

 そこで岩手県は新年度、橋脚型のガントリークレーンを新設する方針を打ち出した。荷役能力はジブクレーンの3倍だ。

 釜石市は長年、ガントリークレーンの整備を県に要望してきた。野田武則市長は「悲願がかなった。期待に応えられるよう集荷の取り組みを強化する」と飛躍を誓う。

 東日本大震災後、釜石港のコンテナ取扱量は急増している。2015年の実績は4420個(20フィート換算)で前年の約1.6倍。宮古港が13年に記録した3315個を上回り、県内最高を塗り替えた。

 内陸の産業集積地を結ぶ東北横断道釜石秋田線(80キロ)の順次開通や、建設資材など復興需要の増加が要因だ。これに三陸沿岸道路(仙台-八戸、総延長359キロ)が加われば、さらなる波及効果が見込める。

<「高い潜在能力」>
 かつて港は新日鉄(現・新日鉄住金)釜石製鉄所へ原材料を運び、製品を送り出す玄関口だった。年間約400万トンあった取扱貨物量は高炉が停止した1989年、4割も減り、地域経済が冷え込んだ歴史がある。

 「三陸沿岸道路など高速交通網と港湾双方の整備が急速に進むのは、全国でも釜石だけではないか」。首都圏の船会社の営業担当者は目を見張る。

 物流大手の福山通運(広島県福山市)が建設したグループ会社の配送センターが3月にも稼働を始める。世界有数の太陽光パネル製造販売会社トリナ・ソーラー(中国)の日本初の物流施設も春以降、動きだす予定だ。

 工場が立ち並ぶ工業港から、大量の貨物が行き交う流通拠点へ。陸と海の物流網が整い始め、釜石港が変容しつつある。

 岩手県立大総合政策学部の山本健准教授(地域経済学)は「製造業を中心に生産面の効率化が進む中で、企業誘致だけに頼ることは難しいだろう」と指摘する。

 方策として、交通網を生かした水産業や食品加工業の商圏拡大、さまざまな業種の起業支援を提案した上で、釜石が秘める可能性を展望する。

 「かつては10万近い人口があった。厳しい経済情勢を生き抜いた企業もある。産業面の潜在能力は高い」

1366荷主研究者:2016/03/07(月) 22:35:07

http://yamagata-np.jp/news/201602/17/kj_2016021700367.php
2016年02月17日 09:10 山形新聞
コンテナ取扱量、過去最多2万個突破 15年酒田港、前年比5%増

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 県が16日発表した酒田港(酒田市)の2015年貨物取扱量によると、コンテナ貨物取扱量は2万2028個(20フィートコンテナ換算)で、1995年に国際定期コンテナ航路が開設されて以来、初めて2万個を突破した。全貨物量は前年比5%増の355万1809トン。

 コンテナ貨物の年間取扱量はこれまで2014年の1万3799個が過去最高で、2年連続の更新。また、輸出量が初めて1万個を超えた。花王酒田工場の生産拡大などを背景に、定期便の週7便化など利便性向上が要因とみられる。

 昨年のコンテナ貨物量は輸入が9682個、輸出が1万2346個。内訳をみると、輸出では、紙おむつを含む「その他日用品」が前年の約2倍増の9489個で、「再利用資材」の1563個、「自動車部品」の198個などと続く。輸入は、「その他繊維工業品」が1968個で最も多く、次いで「紙・パルプ」の1248個、「製造食品」の1161個など。県はコンテナクレーンや荷役機械「リーチスタッカー」の増設といった港湾機能の強化と、官民一体のポートセールスを増加要因に挙げている。

 全貨物量の内訳では、石炭が182万5千トンで全体の51.4%を構成。石油製品が35万1067トン、窯業品(石炭灰など)が32万17トン、石材が31万5120トン、セメントが13万5865トンなどとなった。上位5品種で全体の83%を占めた。

 国土交通省のリサイクルポート(総合静脈物流拠点港)に指定されるなど、酒田港の特徴であるリサイクル関係の貨物量は前年比9.6%減の45万5460トン。石炭灰(31万9513トン)と古紙(5360トン)は増加したが、金属くず(7万4657トン)や廃プラスチック(9658トン)などそのほかは減少した。

1369荷主研究者:2016/03/20(日) 11:10:22

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0245627.html
2016年03/12 18:00、03/12 18:09 北海道新聞
道東道・阿寒が開通、札幌へ4時間半 人、モノ流れ加速/釧路港活性化も期待

 北海道横断自動車道(道東道)の白糠インターチェンジ(IC、釧路管内白糠町)―阿寒IC(釧路市)間14キロが12日夕、開通する。釧路市内に高速道路が初めて延伸し、札幌中心部までの所要時間は夏季で16分短縮され、4時間27分になる。観光客の増加や商業圏の拡大に加え、基幹の1次産業を支える物流の効率化へ期待が高まっている。

 10トンの冷凍車にニシンやツブを詰めた発泡スチロール箱が次々と積み込まれた。10日午後、浜中運輸(同管内浜中町)の釧路市内の営業所。札幌への輸送では昨年3月に開通した白糠ICから道東道に乗り入れる。

 営業所から白糠ICまでは約1時間。釧路寄りの阿寒ICへの所要時間は30分に短縮される。同社は「札幌へは阿寒ICを使うことになるだろう。冬は一般道より安全だ」と歓迎する。

 白糠ICの開通で、札幌中心部までの所要時間は夏季で23分短縮されていた。

 阿寒ICから約3キロと近い釧十(せんじゅう)運輸(釧路市阿寒町)の斎藤雅彦常務は「経路が短縮され、燃料が節約できる」。運転手の尾崎祐一さんも「週に3日は十勝に行くので、(阿寒IC開通で)かなり楽になる」と期待を寄せる。

 ただ、高速料金の負担は重い。道東道を札幌まで利用すると、大型トレーラーなどの特大車は片道1万円以上の高速料金がかかるため、「請け負った仕事の費用対効果や、運転手の労働環境などを勘案し、判断することになるだろう」(運輸会社)という。

 道東道の延伸は海運にも影響を与えている。釧路市水産港湾空港部によると、2015年に釧路港に荷揚げされた輸入コンテナは1万175個で、前年より632個増えた。同年の白糠ICの開通で荷揚げ地が苫小牧港から釧路港に切り替わったという。十勝へのコンテナ輸送では釧路港への荷揚げは、両地域を結ぶ国道38号にコンテナが通れないトンネルがあるため、これまで敬遠されていた。

 一方、釧路管内の官民でつくる「ウエルカム道東道!!オールくしろ魅力発信協議会」は2月末、地元特産品を販売する物産展を札幌市中央区のサッポロファクトリーで開催するなど、観光客の誘致に力を入れている。(釧路報道部 小川郁子、伊藤美穂)

1370荷主研究者:2016/03/20(日) 11:10:51

http://logistics.jp/media/2016/03/14/666
2016/03/14 物流ニッポン新聞
関東地整局、コンテナ積替効率化 社会実験優先バースを設置
t.kokudo

 関東地方整備局は10日、横浜港で外航コンテナ船から内航フィーダー船へ効率的に積み替える社会実験の様子を、報道関係者に公開した。

 同実験は、国際コンテナ戦略港湾政策を受けて京浜港が進めている競争力強化策の一環で、横浜はしけ運送事業協同組合(飯泉牧太郎理事長)の協力を得て、2014年度から実施している。

 内航フィーダー船は、外航コンテナ船が寄港する主要港と地方港を結ぶ小型コンテナ船。横浜港ではこれまで、外航船が出港した合間に内航フィーダー船が複数のターミナルに接岸し、コンテナの積み込みを行っていた。

 実験では、内航フィーダー船の優先バースを設置。同じ港に向かうコンテナを周辺のターミナルから効率的な陸上輸送で優先バースに集約し、一元的にフィーダー船に積み込む方式を採用している。ふ頭内の陸上輸送では、特別なゲートを設けて動線を短縮するなどしており、渋滞も回避できる。

 同日の報道陣向け公開では、本牧ふ頭B・Cコンテナターミナル内に設置された優先バースに、千葉・市原港向けのフィーダー船が接岸。各ターミナルから効率的なルートで陸上輸送されてきた市原港向けコンテナは順次、ガントリークレーンでスムーズに積み込まれた。

 実験は3月末まで行われる。関東地整局では「フィーダー輸送の効率化を通じて、関係者が一体となって横浜港の集貨力向上を目指す」としている?(吉田英行)

【写真=各ターミナルから陸上輸送されたコンテナをフィーダー船に積み込み】

1371荷主研究者:2016/04/09(土) 21:30:04

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160318_31002.html
2016年03月18日金曜日 河北新報
<三陸沿岸道>仙台直結 変わる物流網

三陸沿岸道路が延び、物流拠点として期待される久慈港(国土交通省釜石港湾事務所提供)

◎岩手復興 大動脈北へ(9)南北両にらみ

<冬でも安定配送>
 北に延びる大動脈を産業振興にどう生かすか。岩手県久慈地域では水産業を中心に、期待と不安が交錯する。

 「久慈が海産物や加工品の発送拠点になる可能性がある。物流網はかなり変わるだろう」。久慈市漁協食品工場の村上順一工場長は、三陸沿岸道路の整備効果をこう見立てる。

 最大のメリットは物流網の転換だ。現在、久慈漁港からの陸送ルートは主に二つ。青森県八戸市に集約して北海道や首都圏に運ぶか、内陸の盛岡市を経由して仙台市から東京に運ぶ。いずれも東北自動車道が輸送の基軸になる。

 三陸沿岸道路が開通すると、久慈は仙台と直結する。通行料金は無料。久慈を出発したトラックが宮古や釜石を経由して荷物を積み込み、仙台に直接運び込むことができる。現在は時間がかかる東京直行も短縮される。

 村上工場長は「時間とコストがかなり削減できる。内陸を通る必要がなくなれば、冬場も安定した配送ができる。より遠くに運ぶこともできる」と見通す。

 久慈市を中心とした北三陸にとって、産業振興は長年の懸案だ。

 久慈市を含む岩手県北広域振興局管内の2013年度総生産額は、3917億円で4広域振興圏では最低。1人当たりの年間所得も250万2000円で最も低い。県平均所得を100%とした場合、108.5%の県央に対し、県北は92.7%にとどまる。

<横軸の弱さ課題>
 物流網の強化を契機に、市は久慈港の利用促進を狙う。同港の貨物取扱量は市内で採石される生コンクリートの原料の輸送量が増えたこともあり、15年は18万1000トンと前年を6万トン上回った。野田村に計画があるバイオマス発電所の燃料の受け入れ基地としての役割も期待される。

 ポートセールスを進める上では懸念もある。三陸沿岸道路の建設は着々と進むが、内陸部を結ぶ横軸は震災前とほぼ変わらない。

 岩手県釜石市と同県宮古市はそれぞれ、東北横断道釜石秋田線(80キロ)と宮古盛岡横断道路(100キロ)の整備によって、1時間程度で内陸部と直結する。久慈市から盛岡市までは2時間半、冬は3時間程度かかる。

 久慈市港湾・エネルギー推進課の木地谷淳係長は「内陸部企業からの集荷はなかなか難しい。縦軸の道路を生かした荷主の開拓や企業誘致を進めたい」と方向性を説明する。

 岩手県立大総合政策学部の山本健准教授(地域経済)は「久慈地域は道路整備を生かし、八戸市との近さを意識しつつ県境を越えた産業振興策に特化すべきだ」と提案する。

 三陸沿岸の主要都市の将来を展望し「釜石や宮古は地の利を生かした一定の産業集積が見込める。今後は久慈や大船渡などに重点化するような産業施策が必要だ」とも指摘する。

1372荷主研究者:2016/04/24(日) 16:48:01

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/92441.html
2016年3月29日午後5時06分 福井新聞
敦賀港拡張で国は新年度も不採択 県、新幹線残土で既に埋め立て開始

敦賀港鞠山南地区の用地拡張で、福井県が今月始めた埋め立て工事=3月5日、福井県敦賀市

 福井県が敦賀港鞠山南地区(福井県敦賀市)で工事を進めている用地拡張をめぐり、岸壁整備を担う予定の国土交通省が新年度も事業採択しない方向となったことが28日分かった。西川一誠知事が事業化を表明してから2年連続の採択見送り。国は港の課題や将来像を県などと検討中とし、「港全体の在り方をしっかり整理することが先」(国交省北陸地方整備局敦賀港湾事務所)と慎重姿勢を崩していない。

 鞠山南地区の用地拡張計画は、国の直轄事業で岸壁部分を東へ約280メートル延ばし、県が背後を埋め立てて埠頭(ふとう)用地7・3ヘクタールを造成する。県の試算では、国の岸壁の事業費は約115億円、県の用地造成費は約65億円。おおむね10年程度での完成を目指している。

 フェリーが接岸し、バルク(ばら積み)貨物などを扱う鞠山北地区が手狭となっている上に、今後港内で木質バイオマス発電所の燃料取り扱いも見込まれるとして、知事は2014年6月に用地拡張の事業化を表明した。北陸新幹線の新北陸トンネル建設や嶺南の原子力防災道路の整備に伴って生じる残土を埋め立てに使ってコスト削減できるとした。

 県は岸壁部分の国事業の採択を待たず、本年度から埋め立て工事に着手。新北陸トンネル工事で出た残土が港内に運び込まれ、3月から予定地の海中に土砂を投入する工事を始めている。

 知事らは本年度、国交省に対し岸壁整備の事業化を再三要望。だが3月11日に開かれた国交省の審議会で、費用対効果などを評価する新規事業の中には入らず、国の16年度当初予算の配分は見送られる方向となった。整備の緊急性や必要性が十分に固まっていないと判断したとみられる。

 国交省は2月、県や敦賀市、港湾利用者などと検討会を設け、現状の課題や既存施設の有効活用、将来の在り方について議論を始めた。国交省北陸地方整備局敦賀港湾事務所は「港内のヤードが狭く逼迫(ひっぱく)している状況は認識している。解決に向け何らかの対策は必要」とし、岸壁整備の事業化の是非を含め検討していることを示唆した。

 県港湾空港課は「国も(用地拡張の)整備に向かって同じ方向性で動いてくれていると認識している。岸壁は5〜6年で整備でき、埋め立てと同時に完成することが大事。17年度には事業採択されるよう要望していく」としている。

1373荷主研究者:2016/04/24(日) 17:16:30

http://yamagata-np.jp/news/201604/11/kj_2016041100209.php
2016年04月11日07:21 山形新聞
酒田港の岸壁延伸、国交省が調査費予算化 貨物急増に対応

 本県唯一の重要港湾・酒田港のコンテナ取り扱い貨物量と国際コンテナ航路便数が急増していることを受け、国土交通省が2016年度予算に、岸壁の延伸に向けた調査、設計事業費を計上したことが9日分かった。酒田市のガーデンパレスみずほで同日開かれた講演会「酒田港と庄内地域の活性化を考える」で、講師の菊地身智雄国土交通省港湾局長が明らかにした。

 同省によると、酒田港の輸出入のコンテナ取り扱い貨物量(空コンテナを含む)は2014年が前年比84%増、15年(速報)が57%増と、いずれも全国一の増加率になっている。国際コンテナ航路便も昨年12月に週7便となり、2年弱で5便増えた。これほど急増している港は国内で酒田港だけだという。花王酒田工場の生産拡大が背景にあり、現在隣接地に建設中の新工場が今年秋に稼働すれば、さらなる増加が見込まれる。

 国際定期コンテナ船の2隻同時着岸に対応するため、既存岸壁の西側への延伸を検討する事業で、事業費は3800万円。全額国費。土質調査、測量、設計、施工方法の検討を行う。

 講演会を主催した酒田港湾振興会の会長・丸山至酒田市長は「調査費が予算化されたのは非常に大きい。(整備につながるよう)期待したい」と話した。

1374とはずがたり:2016/04/28(木) 20:09:12

酒田港「整備調査」が国の地域活性化支援事業に
http://www.yamagata-np.jp/news/201604/28/kj_2016042800589.php
2016年04月28日 13:54

 国土交通省は27日、「官民連携による地域活性化のための基盤整備推進支援事業」の2016年度第1回応募事業として、本県の「酒田港を拠点とした『観光立県山形』実現のための基盤整備調査」(事業費2600万円)を含む22件の実施を決定した。

 同事業は、地方公共団体が実施する社会基盤整備に関し、民間の投資や活動との一体的な推進が目的。今年1〜2月に募集した。

 実施が決まった本県の事業は、大型クルーズ船が安全に酒田港に接岸できる環境を確認、調査する概要。酒田港に近年、国内船会社の客船が寄港しているが、海外客船の入港実績はなく、大型客船が出入港するためには岸壁の壁面に施す緩衝機能の「防舷材(ぼうげんざい)」やロープを固定する岸壁の「係船柱」の改修が必須。今回の調査で配置などを検討する。

 また、客船が接岸する古湊ふ頭の水深は10メートル以上で、航行に支障はないとみられており、操船面での安全性などを確認する。

 県と酒田市は昨年、船会社にトップセールスを実施。今年3月には海外大型客船の誘致を目指した「酒田港外航クルーズシンポジウム」が酒田市で開かれた。県や市などは“プロスパーポートさかた”ポートセールス協議会に「外航クルーズ船誘致部会」を新設する方針を示すなど、誘致に向けた機運が高まっている。

1375荷主研究者:2016/05/04(水) 11:31:15

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201604/CK2016041302000171.html
2016年4月13日 東京新聞
茨城港常陸那珂港区に国際定期コンテナ航路 県内初、商船三井が開設

出航するコンテナ船「ひょうご」を見送る関係者=茨城港常陸那珂港区で

 ひたちなか市と東海村にまたがる茨城港常陸那珂港区に、海運会社「商船三井」の国際定期コンテナ航路が開設され、現地で記念式典があった。県と地元は、利便性と日本企業のブランド力を北関東などの輸出入企業にアピールし、港区の集客を図っていく。

 仙台-東京を結ぶフィーダー航路(支線)の寄港地として週一便、運航され、積み荷は東京港で世界各地に向けて積み替えられる。県港湾課によると、国内の海運会社による国際定期コンテナ航路の開設は県内初。北米をはじめ中南米、欧州など、輸送が可能な地域も増えるという。

 式典では、常陸那珂港振興協会長の本間源基ひたちなか市長が「しっかりと港を利用していただけるような支援策にも取り組んでいきたい」と祝辞を述べた。この後、入港した第一便のコンテナ船「ひょうご」(七四九トン)の大西義夫船長に花束が贈られた。

 出席した石橋洋信・県港湾振興監は「日本の海運会社を使っていただく選択肢ができた。常陸那珂港区の利便性を一層、PRしていきたい」と話した。 (酒井健)

1377荷主研究者:2016/05/04(水) 13:09:00

http://logistics.jp/media/2016/04/25/750
2016/04/25 物流ニッポン新聞
東京港、一時保管場所を設置 渋滞緩和へ実証実験
t.kokudo

 東京都は2016年度、東京港の大井、品川、青海のいずれか1カ所に、荷物の入ったコンテナを預けられる一時保管場所を設置し、渋滞緩和に向けた実証実験を実施する。物流事業者は24時間、都合の良い時間にシャシー付きのコンテナを取りに来られるようになり、他の仕事をしたり、別の場所で待機する必要が無くなったりするため、配送効率向上が期待できる。(高橋和平)

 東京港で取り扱うコンテナは、重量ベースで外貿が6割と、輸入品が多く、首都圏や東日本エリアを中心に配送される。これにより翌日の納品に向けて、コンテナターミナルの列に並べる最終の午後4時半以降、多くのトラックが集まって渋滞が頻繁に発生していた。比較的ターミナルの利用が少ない午前中にコンテナを引き

 実証実験に使われる一時保管場所は、立地場所や規模などを選定中だが、16年度中に実現したい考え。実証実験の結果は、課題の発見と今後の渋滞緩和対策に生かす。

 これまでに東京都は、東京港の渋滞対策に取り組んできた。大井ふ頭付近の公道では切り離されたシャシーが多数あり、15年度から放置車両の取り締まりを開始するとともに、シャシーのストックヤードを整備。青海ふ頭でも、16年度中に500台ほどの車両待機場の建設を計画している。東京港は18年連続でコンテナ取り扱い個数1位を誇っており、取扱量が年々増加傾向にある。このため、17年度から新しいふ頭をつくるなど抜本的 

 東京都港湾局港湾経営部の石井均振興課長は「今回のストックヤード設置により、混雑が緩和され、平準化する狙いがある。物流事業者にとって、港を利用しやすくなる一つの取り組みになる。東京都としても、配送効率の高い物流環境を目指していきたい」と述べた。航路を新設した場合や欧米航路の船舶を大型化した際に、コスト増加分の40〜80%を最長3年間補助。外航船社の航路拡大を促す。船舶の大型化は、千TEU以上の大型化を目安にする。

 横浜港の2015年のコンテナ貨物取り扱い個数は、前の年比3.2%減の278万7千TEUで、11年以降、5年連続で前年割れしている。また、京浜港への欧米航路の寄港便数は、1998年が52便だったのに対し、2015年は24便と半減。15年のアジア諸港の寄港便数をみると、上海60便、釜山48便となっており、京浜港の国際ハブとしての機能低下が目立つ。

 横浜川崎国際港湾は、国際コンテナ戦略港湾である京浜港の運営会社として今年1月に設立され、3月に国の出資を受けて特定港湾運営会社に移行した。京浜港の一体運営による国際競争力の強化が目的だが、京浜港のうち、コンテナ貨物がオーバーフロー状態の東京港は集荷の必要が無いため、運営会社への参加を見送っている。(吉田英行)

【写真=東京港は18年連続でコンテナ取り扱い個数1位を誇っており、取扱量が年々増加傾向にある】

1379とはずがたり:2016/05/23(月) 10:30:15

韓経:<危機の韓国海運業>「世界各国、海運業の支援競争…韓国船会社の崩壊だけを待って」
http://japanese.joins.com/article/840/214840.html
2016年04月22日10時12分
[?韓国経済新聞/中央日報日本語版] comment39 sharemixi

「外国の海運会社は現代(ヒョンデ)商船と韓進(ハンジン)海運の崩壊だけを待っている」

キム・ヨンム韓国船主協会副会長(61)は「マースク、MSCのようなグローバル船会社が韓国企業の退出で運賃を高めて反射利益を得ようとしている」としてこのように話した。キム副会長は韓国経済新聞とのインタビューで「グローバル景気の低迷で海外船会社の間で『チキンゲーム』が激しくなっている」として「これまでの海運同盟(アライアンス)から韓進海運と現代商船がいずれも外れる可能性が高い」と強調した。

国内2大船会社の信用度が下落し、資金の行き詰まりで損失が累積しながらグローバル海運会社が同盟を結ぶことを敬遠しているからだ。同盟から外れるということは韓国内の海運会社がアメリカ航路(米国〜アジア)と欧州航路(欧州〜アジア)で営業できないという意味だ。

彼は「世界各国は競争的に海運業を支援しているが、韓国は政府が後ろに下がって個別会社だけが単独で競争する状況」としながら「政府の無関心の中に海外市場で現代商船と韓進海運の主な顧客が離れている」と話した。

政府が海運業に莫大な支援をしても効果をみなかったことについては「確固たる支援の意志を示さなかったため」としながら「今からでも政府が国籍船会社を放棄しないと宣言しなければならない」と指摘した。彼は「政府が流動性の対策ばかり出していたので海運業体に対する市場の信頼が崩れ、信用度の失墜と借金ばかりが増えた」と批判した。

彼は政府が流動性の支援よりも海運業界の競争力強化を支援するべきだったと強調した。彼は「2大船会社はいずれも債権団の構造調整の要求で『キャッシュカウ(現金の創出源)』であるバルク船事業部を売却した」として「日本の3大海運会社であるMOL・NYK・Kラインなどがコンテナ船の損失をバルク船で挽回してきたこととは逆行したもの」と話した。韓進海運と現代商船は債権団の支援を受け始めた2011年から新規船舶の発注を中断して営業のための投資機会を逃した。

彼は「各国政府は海運産業を基幹産業とみなして積極支援している」として「韓国政府も市場論理だけに従うのではなく、国家産業政策レベルで海運会社の構造調整の問題を扱わなければならない」と話した。
※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。

韓国海運大手3社がかつてない苦境に、3年連続赤字へ―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/a80715.html
Record china配信日時:2013年12月20日(金) 6時10分

2013年12月17日、中国水運網によると、韓国海運業界の大手3社がかつてないほどの苦境に陥っている。3年連続で赤字を記録する見込みだという。

08年の金融危機に端を発した海上運賃の低迷に伴い、世界の海運業界では不況が続いている。韓国の3大海運企業である韓進海運、現代商船、STXパンオーシャンもかつてないほどの苦境に陥っている。

業界関係者の推計では、3社は今年、年間を通じて赤字となる見通しで、これによって3年連続の赤字を記録することになるという。今年6月末現在の3社の損失は合計1兆5000億ウォン(約1500億円)に達している。さらに、14年には1兆4000億ウォン(約1400億円)、15年には1兆6000億ウォン(約1600億円)の償還期を迎える予定だ。

韓国新栄証券のアナリストは、中国経済が減速し、欧米の個人消費も低迷を続けているため、韓国の海運企業の収益が短期間に回復する可能性は低いと指摘している。(翻訳・編集/HA)


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