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海上コンテナ鉄道輸送

1名無しさん:2002/12/14(土) 19:37
最近増えていますが、今後はどうでしょう

1295荷主研究者:2015/02/08(日) 12:00:20

http://www.fujibuturyu.co.jp/headlines/141117/02.html
カーゴニュース 2014年11月6日号
「京浜港コンテナマッチングセミナー2014」を開催 京浜港物流高度化推進協

サントリーの物流戦略、日通のコンテナマッチングセンターなどを紹介

 京浜港物流高度化推進協議会(中田信哉委員長、神奈川大学名誉教授)は10月29日、「京浜港コンテナマッチングセミナー2014」をさいたま市で開催した。同協議会ではコンテナ物流の一層の効率化、コンテナターミナル(CT)周辺の交通混雑の緩和等を図るため、従来、港へ空で返却、または空で引き取りをしていた海上コンテナを、輸出入企業の連携あるいは社内の輸出入の調整により効率よく利用する「マッチング」「ラウンドユース」を進めている。今回のセミナーでは、NPO法人エスコットの藤本治生理事長ラウンドユースの実務を解説。マッチングの事例として、サントリービジネスエキスパートSCM本部物流部国際物流グループの今井基樹課長がサントリーの物流戦略、日本通運海運事業部の犬井健人専任部長がコンテナマッチングセンターの挑戦について紹介。行政の取り組みでは、佐野市のインランドポート構想、埼玉県のラウンドユース社会実験が説明された。

●「効果を理解してもらうことが重要」

 エスコットの藤本理事長はラウンドユースの実務のポイントを(1)起用船社の決定(2)空コンテナ検索(3)対船社事務手続き(4)多様なマッチング形態採用――といった4つの切り口から紹介した。

 起用船社の選定では、「船社にラウンドユースの効果を理解してもらうことが重要」であるとして、マーケティング、オペレーション上の効果を指摘。「インランドデポは“山側の(船社の)代理店”として荷物を集めてくれる(機能を持つ)。また、ラウンドユースすることでコンテナのターンアラウンドを早められ、インランドデポにコンテナを置くことは港間の横持ち費用の削減になる」と船社のメリットを説明した。

 輸出で使える空コンテナがどこにあるかの検索については、問い合わせに応じて当該コンテナをデポに集められること、輸送実務も委託できることなどから、デポに問い合わせするのが望ましい。なお、エスコットで設立した海上コンテナ輸送業者のネットワーク「ハンドル倶楽部」への照会も可能で、スマートフォンなどで空コンテナを検索できるようシステムを開発している。

 対船社事務手続きでは、(コンテナチェックを行う)デポを経由する以外のラウンドユースではコンテナ検査作業の免責を求める“念書”が必要となる。多様なマッチング形態のひとつである免税コンテナの国内輸送への転用は、今は各種規制がなくなっているものの船社からの許可が要る場合でも、「コンテナが不足している横浜(港)に返却するよう、国内輸送で使う――ということであればスペースを使いやすい」とアドバイスした。

 インランドデポを使うメリットのひとつとして、「在庫保管場所の確保」を挙げ、「倉庫を借りるのがもったいないから、CYのフリータイムを延長してほしいという要望が(輸入荷主から)あるが、(CYでの蔵置期間延長が)港の混雑の原因となる」として、港から離れた内陸デポを倉庫代わりに使うことを提案。また、インランドデポから空コンテナを調達することによって、輸出のリードタイム短縮につながるとした。

●関西、関東でクボタとラウンドユース

 サントリービジネスエキスパートの今井課長は、サントリーが取り組む物流改革について紹介した。

 重点取り組みのうち車両の大型化では、協力会社にとってトレーラが増トン車に比べて運収アップにつながるような運賃設定を推進。麦芽の輸入では20ftから40ftコンテナの切り替えを進め、工場の受け入れ設備を改造している。輸送モードの多様化では、鉄道輸送を拡大し、12年6月から東北向けにサントリー専用列車を輸送。また、液体原料の輸入で使ったフレキシバッグの国内での転用(製品輸送)を検討している。

1296荷主研究者:2015/02/08(日) 12:01:15
>>1295-1296 続き

 また、ボジョレーヌーボーの輸入では、仁川空港〜釜山港〜下関港〜梶ヶ谷DC(川崎)という“エア&レール&シー&レール”のルートを構築し、韓国、日本国内での鉄道利用を拡大。地方港の積極活用も進めており、九州地区では13年4月から、九州工場(熊本県嘉島町)で使用するビール麦芽の3分の1を熊本港からの輸入に切り替えた。このほか、従来各商社指定だった冷凍原料の保管、輸送を集約(一部未実施)した。

 自社内のラウンドユースでは、東京地区で東京港からの輸入後、空になったコンテナを都内向けの製品輸送に使ったり、九州工場のモルトの輸入で使った後の空コンテナで樽を鳥栖DC(佐賀)へ輸送している。他社とのラウンドユースでは関西で、神戸港から近江エージングセラー(滋賀)が空樽を輸入した後の空コンテナ(20ft)をクボタの大阪工場に運び、同社が輸出で使っている。

 また、京都工場(京都府長岡京市)が神戸港から輸入した麦芽のコンテナ(20ft)を、インナーバックを外して中を清掃し、三菱自動車の京都工場に運び、同社が輸出で使用する。関東で内陸デポを使った取り組みでは、東京港から利根川工場(群馬県千代田町)向けの麦芽のコンテナをつくば国際貨物ターミナル(TICT)に返却し、クボタがつくば工場からの輸出で使う――といったラウンドユースを推進している。

●長岡に鉄道とドレージの「複合デポ」を

 日通の犬井専任部長は、ラウンドユース推進に向けて5月に設立した「輸出入コンテナマッチングセンター」やラウンドユースにかかわる保険について説明した。

 これまで社内でのマッチングや輸出入荷主のマッチングに取り組んでおり、日通の扱い範囲だけでは限界があるため、物流事業者への拡大を図っている。免税コンテナの国内転用のほか、関東では太田国際貨物ターミナル(OICT)、宇都宮国際貨物ターミナル(UICT)およびTICTの活用、関西では亀山(三重)にある日通商事の倉庫をデポ化してマッチングを行っている。輸入で使ったコンテナに国内航空貨物を入れ、集荷デポまで運ぶという取り組みも進めている。

 JR貨物の鉄道輸送と絡めたコンテナマッチングにも挑戦。東京港から距離があり、ドレージコストがかさむ長岡(新潟)に着目し、鉄道とドレージの「複合デポ」を設ける構想をJR貨物と協議中。東京から南長岡駅まで輸入コンテナを鉄道輸送し、南長岡駅から東京港まで輸出コンテナを鉄道輸送するというもので、両端のショートドレージ発生を考慮しても採算が合うとみている。鉄道導線を長く、自動車導線を短くすることで、CO2削減、ドライバー不足対策にも効果が見込まれる。

 なお、輸出入のコンテナをマッチングさせるのは基本的には手作業となり人員を要するため、輸出入のデータを抽出しコンテナマッチングをシステム化することを検討中。その際、「当社だけの情報だけでは意味がなく、公共性の高いプラットフォームをつくりたい」としている。また、ラウンドユースについて「輸出入者が組み立てると運ぶ方はやらされ感が強くなる。皆で相談してきちんと利益配分し、公共性が高い形で進めるべき」とした。

●佐野にインランドデポ、埼玉は協議会

 行政の取り組みとしては、佐野市の岡部正英市長が、佐野市のインランドポート構想について紹介。「(仮称)佐野インランドポート」は佐野田沼インター産業団地内の1.1ヘクタールに立地し、港湾物流の中心として機能させながら、物流に関連する企業および輸出入企業の誘致を進める。2017年度の供用開始を目指しており、24時間対応ID管理ゲート、トラクタ待機・夜間仮眠用駐車場、ウェブカメラ付き利用可能コンテナ置き場等を検討している。

 埼玉県都市整備部都市計画課総務企画担当の田中勝也主幹はラウンドユース社会実験参加企業の募集について説明。物流施設の立地要望が多い埼玉県では、輸出入ともに東京港の利用が多く、東京港の混雑やドライバー不足が深刻化する中、これを緩和するため県が旗振り役となってラウンドユースを支援。このほど埼玉県コンテナラウンドユース協議会を設立し、11月から社会実験を開始。事業者による共同体(登録制度)のラウンドユース実績を県に報告してもらうことで期待効果を検証する。

(カーゴニュース 2014年11月6日号)


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