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海上コンテナ鉄道輸送

1291荷主研究者:2015/02/01(日) 13:22:17

http://cargo-news.co.jp/contents/code/150127_3
2015年1月27日 カーゴニュース 第4348号
佐野市が「佐野インランドポート」を17年度に供用開始

 佐野市は、「(仮称)佐野インランドポート」の2017年度中の供用開始に向け、準備に入った。事業に着手するにあたって、管理運営候補者および利用想定荷主向けの説明会を20日に開催した。佐野田沼インター産業団地内の約1・1haの敷地に、コンテナ積み替え、バンニング・デバンニング、コンテナ保管、倉庫(荷さばき、梱包)、コンテナ洗浄・メンテナンスといった「港」の機能を持たせた内陸拠点として計画。コンテナのラウンドユースの拠点としての活用、京浜港のバックアップ、災害時の代替機能などが期待されている。既に、北関東には太田国際貨物ターミナル(OICT)、宇都宮国際貨物ターミナル(UICT)といったインランドデポが稼働しているが、今後、利用者ニーズを把握しながら必要な機能を検討していく。

 05年に岡部正英市長がマニフェストにおいて、「佐野内陸コンテナターミナル構想の支援」を掲げ当選。以降、10年に「佐野市内陸型コンテナターミナル研究会」を立ち上げ、14年からは、「佐野インランドポート事業計画調査検討委員会」により、需要調査や事業化に向けた検討が行われてきたが、15年度から事業を開始する予定となっている。

 具体的には、「(仮称)佐野インランドポート」を佐野田沼インター産業団地内に整備し、港湾物流の中心として機能させながら、物流に関連する企業および輸出入を取り扱う企業の誘致を進める。事業主体は佐野市で、「指定管理者制度」による管理運営を行う運営手法を採用する。

 佐野市では昨年6月、出流原パーキングエリア(PA)周辺総合物流開発整備事業方針を決定。ただ、市街化調整区域のため、スピード感を持って事業を進めるため、第1弾としてインランドポートを整備するもので、スマートインターチェンジ(IC)構想も視野に、第2弾として同PA周辺の整備を進める。

 「(仮称)佐野インランドポート」は国道293号沿いにあり、最寄りは北関東自動車道佐野田沼IC。コンテナヤード、バンプール、シャーシプール、ヘッド置き場、管理棟、倉庫、コンテナ・フレート・ステーション(CFS)、メンテナンスショップ、危険物倉庫、駐車場等のハード整備を想定している。

 24時間対応管理デート、ウェブカメラ、リーファーコンテナ電源、コンテナ用バンニングスロープ、爆発物検査装置なども付帯設備として挙げている。今後、コンテナマッチング、ラウンドユース保険、SOC(シッパーズオウンコンテナ)方式のラウンドユース、京浜地区とのシャトル運行、B/L(船荷証券)発行等の業務を検討していく。

 佐野市総合政策部インランドポート推進室長の大木聡氏は「インランドポートの整備、出流原PA周辺の整備、スマートICの設置の3本柱で計画を進めていく。岡部市長が『佐野にインランドポートをつくる』と言ってから足掛け10年検討を進めてきたが、今回のその概要を利用者の皆様に説明し、ご意見等をいただくことで施設整備に弾みがつく」と述べた。

 また、ラウンドユースやインランドデポの実務に携わってきたNPO法人エスコットの藤本治生理事長は、アドバイザー的な視点から、佐野市のインランドポート構想について「これまでと違いニュートラル」とし、インランドポートのポイントとなる機能として「船社のデポ指定」「B/L発行」を挙げた。

 質疑応答では、「インランドポート」として税関の誘致や動植物検疫等の対応について質問が出され、市側は「市として協議やアプローチをしている」と説明。利用船社については「3社程度と話をしている」とした。今後も、利用者のニーズやインランドデポに期待する機能の把握に努めていくとした。

 (2015年1月27日号)


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