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海上コンテナ鉄道輸送

1346荷主研究者:2015/10/28(水) 22:13:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151012_32011.html
2015年10月12日月曜日 河北新報
釜石港にガントリークレーン整備待望論

釜石港のジブクレーン。定期航路拡大には能力不足が指摘される

 東日本大震災後、コンテナ扱い量が急増している釜石港(釜石市)で、効率的な荷役ができるガントリークレーンの整備を求める声が強まっている。現在のジブクレーンでは積み降ろしに時間がかかり、定期航路拡大の阻害要因とみられるためだ。国際物流拠点を目指す関係者は、港湾管理者の岩手県に期待する。

<取扱量最高を更新>
 釜石港のことしのコンテナ取扱量(20フィート換算)は、8月10日時点で3364個に達した。宮古港が2013年に記録した3315個を抜き、年間の県内最高を更新した。

 釜石市内の震災がれき仮置き場の残土約1万6000トンの輸送が数量を一気に押し上げた。水産品を運ぶ冷蔵冷凍用のリーファーコンテナの需要も増えた。さらに複数の大口荷主企業が利用を検討中で、市は年間5000個以上を見込む。

 課題は積み降ろし作業の時間短縮だ。旋回する腕で荷物をつる形式のジブクレーンは、1時間で動かせるコンテナが10個前後。橋脚型のガントリークレーンになれば、荷役能力は約3倍にアップする。

 コンテナ船は複数の港を経由するため、作業の遅れは運航全体に影響する。物流業者からは「作業時間は既にぎりぎり。荷物が少ないのに時間がかかれば、寄港は不効率と判断される。定期航路拡大へ新クレーンは不可欠」との要望が高まる。

<高額で県は二の足>
 震災で損壊した港湾口防波堤は、本年度で海面下の工事がほぼ終了。波が静かになれば荷役作業の効率は上がる。高速道路網の整備も進み、物流拠点としての環境は整いつつある。

 市は長年、県にガントリークレーン整備を要望してきた。似内敏行産業振興部次長は「釜石港が世界との玄関口に成長すれば、県外の港を使っていた県内企業が輸送コストを抑えられる。企業進出や水産物の輸出増も期待でき、県経済全体にプラスだ」と強調する。

 新品のガントリークレーンの整備費は1基当たり約10億円で、岸壁工事も必要となる。県港湾課の担当者は「コンテナ増加の現状は理解するが、簡単に整備できない。今後の需要や費用対効果を考慮し、市と一緒に検討したい」と説明する。

◎釜石港では2011年7月、香港の世界的海運会社オリエント・オーバーシーズ・コンテナ・ライン(OOCL)が京浜港と結ぶ国際定期航路を開設。同年に20フィート換算でコンテナ256個だった取扱量は、12年に1759個と急拡大し、13年2036個、14年2631個と伸び続けている。


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