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事件・犯罪からみる日本人の心

1凡人:2011/03/30(水) 01:11:19
事件や犯罪(暴力事件を除く)を通して
日本の心や社会を探りたい。

2凡人:2011/03/30(水) 01:13:52
女性にしょうゆ差しで体液 25歳巡査長を3カ月停職 広島県警
2011.3.9 19:22

 広島県警は9日、買い物中の女性にしょうゆ差しで体液をかけたとして強制わいせつ容疑で逮捕され、示談の成立で不起訴処分になった福山東署特別警ら隊の男性巡査長(25)を停職3カ月の懲戒処分にした。巡査長は同日付で依願退職した。

 県警監察官室によると、巡査長は「過去にも2回ほどやろうとしたが、うまく飛ばなかった」と説明。県警は類似事案についてDNA鑑定をしたが、一致したものはなかった。

 県警の浜岡保行首席監察官は「警察官としてあるまじき行為で誠に遺憾」とコメントした。

3凡人:2011/03/30(水) 01:15:49
コンドーム投げつけ男を逮捕 歩行中の女性に「性的興奮覚え3年前から100件」
2010.10.27 12:53

 歩行中の女性に体液などが入ったコンドームを投げつけたとして、警視庁小金井署は暴行の疑いで、東京都昭島市緑町、塗装工、今井康貴容疑者(42)を逮捕した。同署によると、今井容疑者は「3年くらい前から、100件くらいやった。性的興奮を感じた」と容疑を認めている。

 同署によると、東京・多摩地区では同様の被害が約10件確認されており、裏付けを進めている。コンドームの中に残っていた体液のDNA型などから、今井容疑者が浮上。今井容疑者は、コンドームを縛らずに投げていたという。

 逮捕容疑は5月23日午前8時ごろ、日野市の路上で、運転する車の車内から、女性=当時(19)=に体液などが入ったコンドームを投げつけたとしている。

4凡人:2011/03/30(水) 01:21:23
(上)信者の男が教会に消火器を投げ込み続けたワケは…
2010.12.30 07:00 (1/3ページ)

日本最大のヤミ券売り場「福助」を摘発する大阪府警の捜査員=10月6日、大阪市西成区

 日本最大のヤミ券売り場や無許可ナイトクラブの摘発、信者の男が教会に消火器を投げ込み続けた事件…。大阪・ナニワでは平成22年も、さまざまな事件が発生した。「体感治安の悪さ」が揶揄(やゆ)される大阪だが、ひったくりの昭和51年以降34年連続ワーストという不名誉な記録を返上しそうという明るいきざしもみせるなか、大阪府警が扱った“象徴的”な事件を振り返った。

■ヤミ券売り場で無料で食事提供

 大阪・西成あいりん地区で平成22年10月、大阪府警捜査4課が日本最大のヤミ券売り場「福助」を摘発した。

 福助は、無料で食事を提供し、200円から賭けを受け付ける、生活保護受給者らの“憩いの場”となっていた。その一方で月に1億5千万円以上の売り上げがある山口組弘道会の主要な資金源でもあった。

 10月6日午後2時過ぎ、大阪府警は火薬の扱いにたけた捜査1課特殊班「MAAT」を投入し、店の鉄製扉を爆破して突入した。

 家宅捜索開始から約1時間、摘発された客が福助から近くの西成署に任意同行されたが、その隊列は100メートルを超え、周囲は異様な雰囲気に。それを見守っていた男性はこうつぶやいた。「きょうはいっとかんでよかった」

 福助は午前9時から店を開き、朝はおにぎり、昼はカレーライスなどが無料で出された。生活保護費が支給される月初めには、300人以上の客が詰め掛け、フロアに入りきらないほどの盛況ぶりだったという。

 大阪府警の爆破を伴う摘発を受け、しばらくの間、付近の同業者は鳴りを潜めた。ただ、福助に出入りしたことのある男性は「ほとぼりが冷めたら、また(ノミ行為を)始めるやろ」。

5凡人:2011/03/30(水) 01:22:40
2010.12.30 07:00 (2/3ページ)

 摘発から約2カ月。あいりん地区では、男性の予想通り、複数のヤミ券売り場が営業を再開している。

■若者文化か迷惑施設か

 「店長おる?」

 耳をつんざく重低音が響く未明のクラブ店内。摘発開始を店員に告げたのは、客にまぎれて潜入していた数人の私服捜査員だった。

 無許可でナイトクラブを営業したとして、大阪府警が12月6日、ミナミのアメリカ村(大阪市中央区)のクラブ「アズール」など2店を家宅捜索し、経営者(30)と店長ら男3人を風営法違反容疑で逮捕した。アメリカ村には約20のクラブがあり、明け方まで続く騒音や酔った若者らによるケンカの頻発などから、我慢の限界に達した住民が取り締まりを求めていた。

 当時アズール店内の客は200人以上。捜査員が店長にダンスフロアを指し、「違反になるからな」と逮捕することを告げると同時に、入り口から約40人の本隊がなだれ込んだ。

 客にダンスの場と飲食を提供するクラブ営業は、風営法上の許可が必要だ。しかしアメリカ村のクラブはそのほとんどが飲食店として営業。風営法上のクラブ営業許可では午前1時までしか営業できず、飲食店では客にダンスをさせることはできない。

 「もっと大きな店が先にいかれると思った」。経営者の男の供述からは、違法性を認識しながら“様子見”の営業を続けていたことがうかがえる。

 地元自治会の男性役員は訴える。「若者が集まるのはアメリカ村の大切な文化だが、今のままではクラブは街にとって迷惑でしかない」

■教会に消火器投げ込む

 「自分の不幸は神の仕業だ」。そう思い込んだキリスト教信者の男は、屈折した怒りを教会へぶつけた。

6凡人:2011/03/30(水) 01:23:22
2010.12.30 07:00 (3/3ページ)

 20年夏以降、近畿各地のキリスト教の教会などに相次いで消火器が投げ込まれた事件。大阪府警が22年7月に逮捕したのが、キリスト教信者の池田康政被告(30)=器物損壊罪などで起訴=だった。

 池田被告とキリスト教との出会いは23歳のころ。偶然見かけた十字架にひかれ、教会を訪れたのがきっかけだった。牧師を慕って熱心に教会に通い、礼拝も欠かさなかったという。

 だが、20年にこの牧師が海外留学すると、「裏切られた」と口にするようになり、教会に姿を見せなくなった。一連の襲撃事件が始まったのは、ちょうどそのころだった。

 「神に自分の話を聞いてほしかった」としてはじまった犯行は当初、教会に石を投げつける程度だったが、「神がなかなか気づいてくれなかった」ため、エスカレート。消火器を投げ込むとともに、複数の教会に犯行を予告するような手紙も送るようになった。

 池田被告は、逮捕後の取り調べに「不幸は神のせいだと思った」「牧師に願いを聞いてほしくてやった」などと供述したが、とっぴな動機に捜査関係者も首をかしげる。一体何が熱心な信者に火をつけたのだろうか…。

7凡人:2011/03/30(水) 01:28:51
(下)前代未聞、留置場で…“究極の性交渉”の結末とは
2010.12.31 07:00 (1/4ページ)

 平成22年に大阪・ナニワで発生した事件は数多い。留置場内での究極の性交渉、JR車掌による防護無線のヒューズ抜き取り、幼い姉弟が亡くなった虐待…。大阪府警が摘発した事件を今一度振り返ってみた。

■前代未聞、留置場内で…

 「私、明日でおれへんようになるし、最後やし、夜中に入ってきたら」。その誘い文句が、男の人生を狂わせた。

 22年9月、大阪府警幹部も「言語道断で痛恨の極み」とする不祥事が発覚。勾留中だった女性と留置場内で肉体関係を持ったとして、枚方署留置管理係の警部補、高木康幸被告(49)が特別公務員暴行陵虐容疑で逮捕されたのだ。

 高木被告は21年3月17日、枚方署地域課から総務課留置管理係へ異動。その8日後の同月25日、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されて同署に留置されたのが、問題の女性だった。

 高木被告は夏ごろ、恋愛の相談に乗ったことをきっかけに女性と親密になっていく。ほどなく「親切な看守」の一線を越え、運動場で抱き合ったり、留置場の差し入れ口越しにキスをしたりするようになった。

 ところが9月9日、女性から、翌日には大阪拘置所へ移送されることを知らされる。高木被告はひとまず仮眠をとった後の10日午前3時ごろ、同僚の目を盗んで留置場の鍵を持ち出した。扉を開けると、あとは欲望のおもむくままだった。

 懲戒免職となった高木被告は大阪府警の取り調べに、「悔やんでも悔やんでも、悔やみきれない」と自らの過ちを悔悟する言葉を口にした。だが一方の女性は、こう語ったという。「(留置場という場所で)究極の性交渉をした、と後で自慢したかった」

8凡人:2011/03/30(水) 01:29:24
2010.12.31 07:00 (2/4ページ)

■鉄道マンの誇りなく

 乗客106人が死亡したJR福知山線脱線事故の教訓はどこへ−。JR西の現役社員が車両の安全装置を壊すという信じられない犯罪が22年7月、発覚した。

 器物損壊と偽計業務妨害容疑で逮捕された、当時、JR西日本大阪支社天王寺車掌区の車掌だった藤田博和被告(49)。22年4月、車掌室に設置されている防護無線の予備電源からヒューズ1本を乗務中に抜き取って壊し、JR西の業務を妨害したとされる。

 動機は、「職場が家から遠い」「人付き合いが苦手で昔から車掌の仕事が嫌だった」。会社への不満を並べ立てる藤田被告に、乗客の安全を最優先する“鉄道マン”の誇りはまるで感じられなかったという。

 藤田被告は旧国鉄へ入社し、分割民営化した際に「接客が嫌」という理由でJR貨物での勤務を希望し、約4年間、出向。平成3年にJR西に復帰し、12年から天王寺車掌区で勤務していた。

 自宅に近い京都への異動を訴えていたが、切符の確認や精算などで車内を巡回し、接客が求められる特急や急行での勤務は「希望しない」と伝えたという。

4年間、母親の遺体と同居して…

 「遺体がある。白骨化しているぞ」。大阪府岸和田市の民家で22年9月、室内を埋め尽くすごみやがらくたを片づけていた家主らが発見したのは、生存していれば83歳になる住人の女性の変わり果てた姿だった。

 全国で所在不明の高齢者の存在が相次いで発覚し、問題になっていた時期。ここ数年、女性の姿を見かけないことから家主が、安否確認のため市職員とともに民家を訪れていた。

9凡人:2011/03/30(水) 01:30:27
2010.12.31 07:00 (3/4ページ)

 同居していた三男(52)は大阪府警の調べに「遺体は母親で、数年前に死んだ。その後も年金を受け取って生活費に充てていた」と供述。年金を不正受給した詐欺容疑で逮捕された。

 室内にはポリ袋やペットボトルなどが天井近くまで積み上がり、まさに“ごみ屋敷”状態。運び出されたごみはトラック数台分にもなった。三男は「片づけるのが面倒だった。金がないので遺体は放置していた」などと話しているという。

 家主らは、遺体発見の数日前にも民家を訪れていたが、完全にごみに埋もれて遺体に気づかなかった。三男は数年分の家賃を滞納しており、水道も閉栓されていたが、この部屋で約4年間、母親の遺体と一緒に暮らしていたことになる。

 定職に就かず、母親の年金が足りなくなると周囲に金の無心を繰り返していた三男。部屋の一角には、かろうじて布団を敷けるだけのスペースがあった。

■虐待の極み、2幼児置き去り死

 「『虐待の極み』としか言いようがない」。凶悪犯罪に慣れた刑事でさえ、言葉を詰まらせた。

 若者に人気の大阪市西区南堀江のマンションで22年7月、やせ細り寄り添うように死んでいる3歳と1歳の姉弟2人が見つかった。

 殺人と死体遺棄容疑で逮捕されたのは、母親の風俗店従業員、下村早苗被告(23)。男友達と夜通し遊ぶ間、姉弟が部屋から出られないようにドアを細工して閉じこめ、飢えや暑さで衰弱死させたという。

 6畳のワンルームは生活ごみであふれ、空っぽの冷蔵庫やインターホン付近の壁には、姉弟が食べ物や母親を探して手で触ったような跡が残っていた。

10凡人:2011/03/30(水) 01:31:16
2010.12.31 07:00 (4/4ページ)

 大きな瞳と豊かな髪で愛想をふりまき、異性にもてたという下村被告。浮気が原因で離婚し、子供2人を連れて22年初めに大阪へ来たころから育児放棄(ネグレクト)が始まった。

 「男友達と遊ぶのが楽しく、家に帰って子供の世話をしようと思わなかった」。部屋には炊飯器ひとつなく、子育て中の母親の雰囲気は全くなかった。中学時代の下村被告を知る人は「実家もごみ屋敷。父親は娘にお金だけ与えてほったらかしにしていた」と証言。専門家は“虐待の連鎖”を指摘した。

 「取り返しのつかないことをした。子供は私を恨んでいると思う」と述べたという下村被告だが、事件を伝える新聞を読み、「私こんなに悪いことしてないもん」とむくれたという。

11凡人:2011/03/30(水) 09:18:31
女性講師にメール70通 北九州の中学校長を懲戒処分(朝日新聞2011年3月25日)

 北九州市教育委員会は25日、門司区の市立中学校の男性校長(56)が女性非常勤講師の携帯電話に1カ月半で約70通のメールを送り、性的嫌がらせ(セクハラ)や地位を利用した嫌がらせ(パワハラ)にあたる内容も含まれていたとして、校長を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にし、発表した。

 校長は講師が赴任してすぐの昨年9月2日から10月18日にかけて「当方は、酔っぱらってます でも貴女は、とっても魅力的だよ」「5時半過ぎに、自宅に寄っていい?」などといったメールを一方的に送った。市教委は、約30通がセクハラやパワハラにあたると判断した。校長は「励ますつもりだったが軽率だった。申し訳なかった」と話しているという。

12凡人:2011/03/30(水) 10:30:57
わいせつ:県立高女性教諭、生徒に 懲戒免処分 /埼玉
 県教委は24日、勤務する県立高校の2年生の男子生徒と抱き合ったり、わいせつな行為をしたとして、臨時任用されていた女性教諭(23)を同日付で懲戒免職処分としたと発表した。

 県教育局によると、教諭は昨年9月ごろから男子生徒とメール交換をするようになり、10月30日と11月6日の2回、校内の休養室で男子生徒とわいせつな行為をしたという。生徒から話を聞いた友人が今月、授業中に騒いだため、教諭が教頭に説明して発覚した。

 県教委はまた、女子高校生に金を払ってわいせつな行為をしたとして3月6日に警視庁福生署に児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕された男性教諭(32)を24日付で懲戒免職処分としたことも発表した。【西田真季子】

毎日新聞 2011年3月25日 地方版

13凡人:2011/03/30(水) 22:23:23
警察学校卒業試験の解答盗む、巡査6人処分

 沖縄県警察学校が2月に行った卒業試験の一部の問題・模範解答を試験前に教官の机から盗んだなどとして、県警は30日、いずれも男性巡査の3人(23〜28歳)を3〜1か月の停職、3人(26〜29歳)を6か月間の減給(10分の1)の懲戒処分とした。

 停職の3人は同日、沖縄区検に窃盗容疑で書類送検され、即日、依願退職した。

 発表によると、初任補修科短期課程(2か月間)の試験。停職の3人は2月11日の午前11時20分頃〜同45分頃の間と、午後2時半頃〜同3時半頃の間、無施錠だった教官の机の引き出しを開け、九つの試験科目のうち刑法、刑事訴訟法など5科目の問題と回答を盗んだ疑い。コピーした後に引き出しに戻したという。

 別の3人は同日の午前6時50分頃と午後1時頃、同じ机の引き出しを開け、同5科目の問題と解答を盗み見したという。

 問題と解答のコピーは試験を受けた巡査全員(47人)が事前に回覧。試験は同月17、18の2日間の予定だったが、初日終了後、学校側が模範解答通りの記述があることを不審に思って調査し、発覚した。県警は、教官の警部についても管理がずさんだったとして戒告とし、6人以外の巡査41人については所属長注意とした。

 6人を除く41人は問題発覚後、再試験を受けて全員が合格し、3月3日から各所属先で現場実習に入っている。

(2011年3月30日19時00分 読売新聞)

14凡人:2011/04/03(日) 12:25:29
震災義援金盗んだ男逮捕=2日後にまた来店―愛知県警 朝日2011年4月3日12時6分

 コンビニエンスストアから東日本大震災の義援金が入った募金箱などを盗んだとして、愛知県警中村署は3日、窃盗容疑で名古屋市中村区上石川町、無職中島志朗容疑者(33)を逮捕した。同署によると、「生活費が欲しかった」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は1日午前3時50分ごろ、中村区のコンビニエンスストアから、東日本大震災の義援金約5000円が入った募金箱とたばこ1箱(販売価格440円)を盗んだ疑い。

 同署によると、中島容疑者はこの店の常連客で、防犯ビデオに募金箱などを持ち去る姿が写っていた。3日未明に来店したため店員が通報した。 

[時事通信社]

16凡人:2011/04/05(火) 05:22:21
片岡愛之助、43歳ホステスとの間に小5隠し子報道
2011.2.17 07:02

 昨年12月、暴行事件に遭い京都・南座「顔見世興行」を降板した市川海老蔵(33)の代役を務め、一躍名をあげた歌舞伎俳優、片岡愛之助(38)に“隠れ妻子”がいることが16日、発覚した。17日発売の週刊誌「女性セブン」が報じた。(サンケイスポーツ)

 同誌によると、約20年前に大阪・北新地で知り合った43歳のホステスとの間に小学5年生の男の子をもうけた。妻子は現在京都に住んでいるが、大阪の高級マンションで暮らしたころは、愛之助の出入りする姿がたびたび目撃されたという。

 愛之助は、歌舞伎とは縁のない家庭に生まれ、5歳のとき子役として芸能界入り。9歳だった1981年に13代目片岡仁左衛門の部屋子となり、片岡千代丸に。血統を重んじる歌舞伎界では芽が出なかったが、92年に仁左衛門の次男で男子のいなかった片岡秀太郎(69)の養子となり、6代目片岡愛之助を襲名。端正な顔立ちから一躍、上方歌舞伎のホープとなった。

 長男が誕生した11年前は歌舞伎俳優として、まだこれからという時期。それだけに、妻子がいることを公表できなかったのだろうか。

 愛之助はこの日、大阪松竹座「二月大歌舞伎」に出演後、殺到した報道陣を巻いて劇場をあとにした。劇場側は「あす(17日)以降の対応については検討する」としている。

17凡人:2011/04/05(火) 06:51:41
暴力団装い読売新聞の契約を強要 容疑の拡張員を逮捕 警視庁
2010.10.19 12:51

 暴力団組員を装い、読売新聞を強引に購読させたとして、警視庁浅草署は強要の疑いで、東京都中野区江古田、新聞拡張員、長井信良(しんりょう)容疑者(37)を逮捕した。同署によると、長井容疑者は「1件は強引に迫ったが、もう1件は脅したつもりはない」と容疑を一部否認している。

 逮捕容疑は7月と9月、台東区内のマンションと一戸建ての新築工事現場で、現場監督をしていた男性会社員らに対し「新聞の勧誘を事務所から任されている。地回りをしている連中の管理をしている」「周辺で工事をしている会社には全部協力してもらっている」などと脅迫。それぞれ読売新聞を2部ずつ、計4部を3カ月間契約させたとしている。

 長井容疑者は平成15年7月から派遣会社に登録し、拡張活動をしていたという。同署は同様の被害を5件把握しており、関連を調べている。

18凡人:2011/04/05(火) 06:52:19
給油待ち“激怒”GSを恐喝未遂、容疑で暴力団員逮捕
2011.3.29 10:05

 東日本大震災によるガソリンスタンド(GS)の混雑に腹を立て、経営者に現金を要求したとして、警視庁竹の塚署は恐喝未遂の疑いで、暴力団組員の増谷(ますや)満容疑者(60)=東京都足立区舎人=を逮捕した。同署によると、「組を名乗り脅したが、金は要求していない」と否認している。

 逮捕容疑は16日正午ごろ、足立区内のGSで給油のため約3時間並んだことに怒り、社長の男性(51)を「いい加減にしろ。金をよこせ。組に金が必要だ」と脅迫したほか、翌17日にも付近を通りがかった際、同様に脅したなどとしている。

 同署によると、増谷容疑者は16日に社長を脅した後、給油しないまま帰宅。「翌日、近くを通った時に思い出して、頭に血が上った」と説明している。

19凡人:2011/04/23(土) 05:03:12
「2ちゃんねる」で落選候補中傷の北大生逮捕
2010.7.23 18:38

今月11日投開票の参院選比例代表に「たちあがれ日本」から立候補し落選した拓殖大客員教授の藤井厳喜氏(57)をインターネット掲示板「2ちゃんねる」で誹謗中傷する書き込みをしたとして警視庁小岩署は23日、名誉毀損の疑いで、北海道大学理学部4年生畠山育人容疑者(23)=札幌市北区北十三条西=を逮捕した。

同署によると、畠山容疑者は「4月ごろに2ちゃんねるで藤井氏を知り、私の思想と合わず気にくわなかった」と供述している。

逮捕容疑は4月20日〜21日、2ちゃんねるの掲示板に計33回にわたり、藤井氏を誹謗中傷する書き込みをし名誉を傷つけたとしている。

同署によると、藤井氏が友人から書き込みがあることを聞き、4月に同署に相談していた。

畠山容疑者と藤井氏は面識も接点もないという。ほかにも同様の書き込みが約50件あり、同署は裏付けを進めている。

20凡人:2011/05/16(月) 07:21:28
女子高生の「のぞき部屋」 労基法違反容疑で立件へ 神奈川県警
2011.5.16 02:00

 のぞき部屋で18歳未満の女子高生ら少女の下着姿を客に見せた疑いが強まったとして、神奈川県警は近く、労働基準法(危険有害業務の就業制限)違反の疑いで、横浜市中区の風俗店「横浜マンボー」の店舗関係者を立件する方針を固めたことが15日、分かった。捜査関係者が明らかにした。

 「女子高生見学クラブ」と呼ばれる同様の店舗は昨年から神奈川県のほか、都内でも相次いで開店し、「本物制服姿の女子高生」「生パン宣言」といった触れ込みでインターネットや雑誌で話題となっていた。

 捜査関係者によると、横浜マンボーは、18歳未満の少女を従業員として雇い、マジックミラー越しに客の前で少女の下着姿をのぞかせた疑いが持たれている。県警は、4月25日に同店を家宅捜索し、店内にいた女子高校生を補導した。

 県警は当初、風営法や児童福祉法などの適用を検討したが、同店の営業内容が風営法で規制対象とする性的サービスに当たらず、営業に際して都道府県公安委員会への届け出義務がないことなどから、両法いずれによる立件も難しいとして断念。

 労基法では18歳未満の少年少女を衛生面や福祉面で有害な場所で働かせることを禁じており、県警は同店の営業形態が同法に抵触すると判断した。

21凡人:2011/05/18(水) 16:43:01
強制わいせつ容疑で“尺八奏者”の米国籍男を逮捕 「吹けるまで帰さない」
2011.5.18 13:41

 「尺八を教える」などと言って、新聞の夕刊を配達していた女子大生を自宅アパートに連れ込み、体を触ったとして、米国籍の無職男(72)が警視庁に強制わいせつの疑いで逮捕された。

 田無署によると、男は東京都東久留米市下里、荒木達也ことアラキ・タツヤ・コドー容疑者。同署によると、アラキ容疑者は「尺八を教えていただけだ。いろんな弟子を持っている。やっていない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は、14日午後4時ごろ、新聞配達のアルバイト女子大生(19)に「尺八を教える。中に入れ」などと自宅アパート室内に連れ込み、「吹けるようになるまで帰さない」と言って尺八を持たせた隙に胸を触ったとしている。

 同署によると、アラキ容疑者は米国で離婚後、日本で1人暮らしをしていたという。

22凡人:2011/05/18(水) 16:46:07
自称「座間連合」の中学生らを強盗容疑 「そろいのジャンパー代足りず」 神奈川県警
2011.5.18 14:08
 男子大学生を集団暴行し、現金を奪ったとして、神奈川県警は強盗致傷の疑いで、同県座間市と海老名市在住で、いずれも14歳の中学2〜3年の男子生徒4人と、無職少年(15)を逮捕した。

 座間署によると、5人は「座間連合」と自称する遊び仲間。「そろいのジャンパーを作りたかったが金が足りず、強盗しようと待ち構えていた」と供述している。

 逮捕容疑は、5日午後7時ごろ、座間市さがみ野のマンション敷地内で、私立大2年の男性(19)を角材などで殴って軽傷を負わせ、約3万円などを奪ったとしている。

 暴行には、13歳の中学2年の少年2人も加わっており、座間署は児童相談所に書類を送致する方針。

23凡人:2011/05/19(木) 10:20:17
女装で万引、41歳の国交省職員「仕事でストレス」
2011.5.19 08:39

 スーパーで日本酒を万引したとして、兵庫県警社署は18日、窃盗の疑いで国土交通省姫路河川国道事務所の専門調査員、小島勇人容疑者(41)=同県姫路市大津区天満=を現行犯逮捕した。

 小島容疑者は逮捕時、スカートをはいており、茶髪のかつらや化粧で“女装”していたという。調べに「仕事でストレスがたまっていた」と話している。

 逮捕容疑は18日午後0時半ごろ、兵庫県小野市王子町のスーパーで、日本酒1本(約2600円)をかばんに入れ、盗んだとしている。女性警備員が呼び止め、署員に引き渡した。小島容疑者は休暇中だった。

 上総周平・近畿地方整備局長は「極めて遺憾で今後、事実関係を確認し厳正に処分する」とコメントしている。

24凡人:2011/05/19(木) 10:22:46
「ソフトバンク→やわらか銀行」 コミュニティサイト犯罪で隠語使用が増加
2011.5.19 10:14

 携帯電話の無料ゲームサイトなどの出会い系以外のコミュニティーサイトを通じて犯罪に巻き込まれる児童が増加している問題で、サイト管理者の監視をかいくぐるため、メールなどで隠語や暗号を使用するケースが増えていることが19日、警察庁のまとめでわかった。

 警察庁は平成22年上半期に続き、下半期に摘発したコミュニティーサイトを通じた児童買春など811事件(容疑者631人、被害者638人)を分析した。

 この結果、サイト内だけで連絡が取り合えるミニメールなどに、児童と直接連絡を取るため、隠語などを使った容疑者が24.8%に上り、上半期の6.4%から大幅に増加した。

 主なケースは、携帯電話番号を伝えるため、090を「わらわ」と数字を携帯のボタンに記されたひらがなに置き換えたり、携帯電話会社でおおむね統一されているメールアドレスの末尾のドメインを「やわらか銀行」(ソフトバンク)などと記したりするという。

 一方、被害児童の調査では、有害サイトをブロックするフィルタリングに加入していたのは6.2%で、上半期(1.6%)に比べわずかしか上昇していなかった。

 警察庁は引き続き、サイト管理者側にミニメールなどの監視態勢の拡充を求めるほか、携帯電話販売店で保護者にフィルタリングの説明を徹底するよう携帯各社に要請する方針。

25凡人:2011/05/19(木) 10:24:02
街灯消えひったくり急増 節電で広がった闇に紛れ…
2011.5.18 23:55

 東日本大震災直後、東京都内で空き巣が減少する一方、ひったくり事件が急増し2カ月で約330件に上っていることが18日、警視庁捜査3課の調べで分かった。計画停電や節電の影響で、街灯が消えて暗がりが増えていることを悪用したとみられるケースもある。被災者支援の募金箱を盗むなど震災に乗じた悪質な犯罪は後を絶たず、同課で取り締まりを強化している。

 同課によると、ひったくりの発生件数は震災が発生した3月11日〜4月10日の1カ月で約180件。震災前の2月12日〜3月10日の約130件と比べると約50件増えた。その後の1カ月(4月11日〜5月10日)は取り締まりの強化などで約150件と前月比2割減となったが、依然として震災前を上回ったままだった。

 夜間の犯行が多く、バイクや自転車で路上を歩く高齢者から追い抜きざまにバッグなどを奪う手口が目立つ。主に足立、世田谷、江戸川区で多発し、連続ひったくり事件も発生。足立区では3月17日午後9時20分ごろと約10分後の2回、通行人が2人乗りバイクにバッグをひったくられた。

 食料や水の買いだめなどで現金を多く持ち歩くケースが増えていたことから、10万円以上の高額被害が際立っている。

 コンビニやレストランに被災者支援のため置かれた募金箱が盗まれる事件も各地で後を絶たない。都内だけでも4月20日までに約20件(被害総額約18万円)が確認されている。

 ただ、阪神大震災の際には東京でひったくり事件の増加は確認されておらず、立正大学の小宮信夫教授(犯罪社会学)は「不景気などの社会不安に震災という要素が加わり犯罪が増えていると考えられる」と分析している。

 一方、同じ窃盗事件でも空き巣などの侵入盗は減少傾向。震災後の外出自粛ムードなどで留守宅が減った上、地震や東京電力福島第1原発事故で外国人窃盗グループなどが相次いで帰国している影響もあるとみられる。

 同課によると、千葉県などで空き巣を繰り返していたとして4月に窃盗容疑で逮捕された中国籍の男は「帰国しようとしたが、出国する外国人らで混雑し、航空運賃も高騰していたため帰れなかった」と供述したという。

26凡人:2011/05/19(木) 10:46:55
いわき市の教会に乳児置き去り 「生活できるようになったら必ず迎えに」と書き置き 
2011.5.19 00:01

 東日本大震災で被害を受けた福島県いわき市にある小名浜聖テモテ教会で18日午前、生後間もない女児が置き去りにされているのが見つかった。県警いわき東署は保護責任者遺棄容疑を視野に捜査している。

 教会によると、乳児は礼拝堂入り口に置かれた座布団の上で眠っていた。「生活が出来るようになったら必ず迎えに来ます」との書き置きとともに紙おむつが置かれていたという。

27凡人:2011/05/19(木) 10:48:22
「約30年前に乳児2人殺した」と母親自首 「宗教団体に入ってもいいことなく…」
2011.4.20 12:43

 約30年前に生後間もない長男と次男の口にガーゼを詰め込み殺害したとして、警視庁捜査1課は20日、殺人の疑いで、千葉市美浜区の主婦(50)を書類送検した。警視庁は当時、2人の遺体を行政解剖して、長男を「乳幼児突然死症候群」、次男を「肺炎」として事件性がないと判断していたが、今年2月に女が自首したことで犯行が発覚した。

 捜査関係者によると、女は自首した理由について「宗教団体に入ったが何もいいことがなく、いいことがないのは昔子供2人を殺したからだと思った」と供述しているという。殺人罪の公訴時効(15年)が成立しており、不起訴になる見通し。

 送検容疑は昭和57年2月、東京都足立区の自宅で当時生後2カ月だった長男の口にガーゼを詰め込み殺害したうえ、59年1月にも同様の手口で生後10カ月の次男を殺害したとしている。女は「子供の泣き声がうるさかった」と供述している。

 警視庁は当時の捜査について「しかるべき捜査を十分した」とコメントしている。

28凡人:2011/05/20(金) 13:32:09
女子中学生の下着奪って逃走 元修行僧3度目の逮捕 静岡・沼津署
2011.1.13 13:23

 女子中学生=当時(15)=に暴行しようとし、下着を奪って逃走したとして、静岡沼津署は13日、強姦未遂と強盗の疑いで静岡県清水町玉川、元修行僧でアルバイト作業員、吉田雅哉被告(34)=未成年者略取未遂罪で起訴=を再逮捕した。吉田容疑者は「乱暴するつもりはなかった」と容疑を一部否認している。

 調べでは、吉田容疑者は昨年3月下旬、沼津市内の駐車場に止めてあった乗用車内で、家族の帰りを待っていた女子生徒にナイフ(刃渡り約20センチ)を突き付け、「騒ぐと殺す」などとおどして暴行しようとし、女子生徒がはいていた下着(時価500円相当)を奪って逃走した疑いが持たれている。

 吉田容疑者は昨年9月、静岡市で女子中学生のスカートに手を入れ体をさわったとして、静岡中央署に強制わいせつ容疑で逮捕され、同12月にも下校途中の小学生の女児を車に乗せて連れ去ろうとしたとして、富士署に未成年者略取未遂容疑で逮捕、起訴されている。

29凡人:2011/05/20(金) 14:36:27
ライブドア事件、会計士の有罪確定へ 最高裁が上告退ける (日経2011/5/20 11:00)

 ライブドア事件で粉飾決算に加担したとして、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪に問われた公認会計士、小林元被告(56)の上告審で、最高裁第2小法廷(須藤正彦裁判長)は20日までに、被告側の上告を退ける決定をした。懲役1年、執行猶予4年とした一、二審判決が確定する。

 ライブドア事件で起訴されたのは、最高裁で上告棄却決定を受け異議を申し立てている堀江貴文元社長(38)ら同社元幹部5人と会計士2人の計7人と法人2社。堀江元社長の異議が認められる可能性はほぼなく、これで全被告の有罪が確定することになる。

 同小法廷は決定理由で「上告できる理由に当たらない」とした。決定は18日付。

 2007年3月の一審・東京地裁判決は「監査制度や会計士への社会的信用を失墜させた」として小林被告に有罪を言い渡し、08年9月の二審・東京高裁判決も支持した。

 一、二審判決によると、小林被告は堀江元社長らと共謀し、04年9月期連結決算で、本来は計上が認められない自社株売却益などを売上高に含めて粉飾した有価証券報告書を提出した。

30凡人:2011/05/20(金) 16:01:30
児童虐待相談 昨年度は52件増加 群馬
2011.5.20 02:15

 平成22年度に県内の3児童相談所(中央、西部、東部)で受理した児童虐待相談件数は611件で、前年度より52件増加したことが19日、県のまとめで分かった。相談件数は過去2番目に多かった。

 子育て支援課では増加理由について「昨年夏に大阪市内で児童2人が死亡した児童虐待事件が報じられたことで、県民の関心が高まったことが影響したのではないか」と分析している。

 相談内容別にみると、身体的虐待が252件と最も多かった。次いで、脅しや無視などの心理的虐待が178件▽食事を与えないなどのネグレクトが142件▽性的虐待が39件−だった。

 相談者別にみると、近隣・知人が182件と最多で、前年度に比べ46件増えた。このほか、学校など100件▽警察76件▽家族74件▽市町村37件−などと続いた。

 県では今年度から、児童虐待防止対策強化に取り組む市町村に補助金を交付する事業を始めており、同課は「危機感を持って取り組む」としている。

31凡人:2011/05/20(金) 16:14:33
Friday, May 20, 2011
Sumo panel concedes match-fixing deep-rooted
Kyodo

The Japan Sumo Association's special investigation panel on match-fixing says it can't deny that bout-rigging took place in the past and thinks there were likely more people involved than the 25 who have so far punished.

The sport's ruling body had fully denied match-fixing took place before the case that broke on Feb. 2 led to the firings or forced retirements of 25 coaches and wrestlers.

"We did everything we could, but we didn't uncover every stone and there's still a lot we don't know about," said Waseda University professor Shigeru Ito, chairman of the panel that submitted its final report to the association on Wednesday.

"I don't think it's possible that no one outside the 25 wasn't involved. Just as FIFA (soccer's international governing body) spent a lot of money to fight a case like this, there is always the risk of fixing in sports."

The panel only had minimal amounts of hard evidence, forcing it to rely on text messages and the testimony of wrestlers. Many of the accused complained, saying the investigation was unfair and baseless.

"No human beings could have done more than we did," said panel member and attorney Yasushi Murakami. "But God, who can see through all, may have a different take on the matter."

32凡人:2011/05/20(金) 16:40:04
証拠品の現金盗んだ疑いで警官逮捕 群馬
2011.5.19 01:57

 証拠品として保管していた現金を盗み関係物品も破棄したとして、県警捜査3課と太田署は18日、窃盗と器物損壊の疑いで、大泉署地域課巡査長、柿沼孝宜容疑者(28)を逮捕した。柿沼容疑者は容疑を認めている。

 捜査3課の調べでは、柿沼容疑者は太田署刑事1課で証拠品担当をしていた昨年10月25日、2件の万引事件で容疑者が逃走過程で遺留し、同署の保管庫で管理していた現金計約6万8千円を盗んだ疑いが持たれている。さらに、翌26日には、2件に関係する全証拠品約30点(ジャンパーなど)を別の保管庫から持ち出し、署のゴミ集積場で破棄した疑いも持たれている。

 柿沼容疑者は現金窃盗の発覚を恐れて証拠品を破棄したとみられ、自ら証拠品保管簿に斜線を引き、保管が終了していることを装っていた。

 柿沼容疑者は妻と今年生まれたばかりの子どもの3人暮らしで月給は約23万円。同課の調べに対し、「小遣いが足りず困っていた。生活費に使った」などと供述している。

33凡人:2011/05/21(土) 14:51:15
元社長が従業員7人に性的暴行 慰謝料2千万円で示談 石川
2011.5.17 17:25

 石川県内で有料老人ホームなどを運営する会社2社の元従業員の女性7人が元社長(53)にレイプされたなどとして、慰謝料計1500万円を求めて金沢地裁に申し立て、認められた仮差し押さえに絡み、会社側が被害者側に計2100万円を支払うことで示談が成立していたことが17日、分かった。

 被害者側の代理人弁護士によると、示談額は1人150万〜500万円で、16日に支払われた。元社長は事実関係を認め陳謝。示談の成立で、被害者側は申し立てを取り下げたとしている。

34凡人:2011/05/24(火) 00:45:33
エイズ患者が過去最多に 同性間の性的接触が半数
2011年5月24日 00時31分

 厚生労働省のエイズ動向委員会は23日、昨年1年間に新たにエイズを発症した患者は469人で、調査が始まった1984年以来、最多となったと発表した。

 またエイズウイルス(HIV)感染が新たに判明した人は1075人で、過去3番目に多かった。

 同委員会によると、患者の感染経路は同性間の性的接触によるものが49・0%、異性間の性的接触が27・1%。地域別では東海地方や中・四国地方で患者の増加が顕著としている。

(共同)

35凡人:2011/05/28(土) 22:38:13
女子高生の下半身盗撮 民主党会派所属の市議逮捕
2010.9.15 22:20

 女子高生の下半身を盗撮したとして、千葉県警我孫子署は15日、県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで、茨城県龍ケ崎市の同市議、中山英明容疑者(33)を逮捕した。中山容疑者は「酒を飲んでいたのでよく覚えていない」と容疑を否認しているという。

 同署の調べでは、中山容疑者は14日午前10時15分ごろから約3分間、JR成田線の新木駅から湖北駅の間を走行中の電車内で、正面に立っていた千葉県立高3年の女子生徒(18)の下半身を、デジタルカメラで撮影した疑いがもたれている。

 カメラを手にした状態でしゃがみこんだ中山容疑者を不審に思った女子生徒が「何をしているのですか」と問いかけたところ、中山容疑者は湖北駅で降車し逃走。約30分後、付近を警戒中だった同署員に職務質問されたが、画像は消去していたという。県警が押収したカメラの画像を復元した結果、女子生徒や他の女性を盗撮したと思われる画像が写っていたため、15日に逮捕された。

 龍ケ崎市議会のホームページによると、中山容疑者は1期目で、民主党会派所属。

36凡人:2011/06/05(日) 05:48:51
「統一選」買収容疑 4陣営・計8人 群馬(2011年6月5日 読売新聞)

東日本大震災で選挙戦の自粛ムードが予想された4月の統一地方選。フタを開ければ、現金や物品買収の公職選挙法違反容疑で、4陣営から計8人という多数の逮捕者が出る結果となった。「風習だ」「違反とは思わなかった」。陣営関係者から漏れる認識の甘さに、県警幹部は「時代遅れの選挙戦がいまだにまかり通っている」と苦笑いする。(石川貴章、竹内元)

 ■「告げ」

 「現金のやり取りはあったが、『告げ』への手間代と同じで、地元の風習だ」

 山々に囲まれた沼田市利根町。沼田市議選で当選した八須賀一男容疑者(55)ら3人が、現金買収と事前運動の疑いで逮捕され、後援会関係者らは怒りが収まらない様子で話した。

 「告げ」とは、冠婚葬祭などを近所に伝えて回る風習で、伝達人には手間代が渡されるという。今回、この関係者は、出陣式の文書などを周辺住民へ配布した事実を認めるが、「『告げ』の手間代と同じ感覚。ガソリン代と昼食代を(協力者に)渡しただけ」と口角泡を飛ばした。

 公選法では、特定の候補者の当選を目的に、ウグイス嬢などを除く運動員や有権者に金銭や物品を提供することを禁じている。別の後援会関係者は「後援会の会員を増やすためで、買収の意図はなかった」と否定している。

 一方、県議選前橋市区で、選対役員を務めた男性は、事務所費から計13人の運動員に昼食代などの名目で2000円ずつ配布したとして、逮捕・略式起訴された。この陣営も、買収目的は否定する。「領収書を求めず先に現金を渡しちゃっただけ。いけなかったのかね」と悪びれずに振り返る。

 ■捜査員の重圧

 今回の統一選で、県警が文書頒布や掲示違反などで警告したのは、前回選より22件増の88件に上った。逮捕者数は現在、前回選と同数。捜査員は「県議選での逮捕は2004年以来。必死に頑張った」と胸を張る。

 国政選挙や統一地方選では、警察庁が各県警に取り締まり強化を促すことは少なくない。

 群馬は昨夏の参院選で逮捕者「0」。ある捜査員は「県警本部や署長から、いつも以上にハッパをかけられ、ろくに眠れなかった」と、重圧を感じていたことを明かす。

 一方、現金が絡む選挙違反は、明確な証拠が残る場合は少なく、関係者の供述に頼ることが多い。捜査手法が問題となった鹿児島県議選を巡る買収無罪事件(志布志事件)で、警察は慎重な捜査を求められているが、捜査幹部は「カネの流れの解明は容易ではない」と話す。

 ■県選管「残念」

 統一選では、震災に配慮して選挙カーの自粛などが広がった一方で、戸別訪問が横行した。

 そのため県選管は、県議選告示後の4月4日、公選法の順守を求める要請文書を候補者陣営に送付する異例の措置をとったが、多数の違反者が出た。表の活動が控えられた分、裏で陣営が必死に動いたとする指摘もあり、県選管は「残念としかいえない」と話した。

 知事選の告示を16日に控え、県警は再び違反に目を光らせている。県警幹部は「選挙違反は、有権者側にも責任があることを忘れないでほしい」と訴える。

37凡人:2011/06/09(木) 09:53:40
巡査長、捜査書類も破棄県警(2011年6月8日 読売新聞)

公文書毀棄容疑で追送検

 県警は7日、刑事事件の証拠品の現金約7万円を盗み、窃盗容疑などで逮捕された大泉署地域課巡査長の柿沼孝宜容疑者(28)が、検察へ時効送致するべき捜査書類や証拠品を処分していた余罪を明らかにした。

 県警は6日に公文書毀棄容疑で追送検しており、近く、証拠品破棄について器物損壊容疑で立件する方針だ。仕事の手間を省く意図があったとみられ、県警の木村光雄首席監察官は「若手警察官の教育を見直す必要がある」としている。

 発表によると、柿沼容疑者は今年3月上旬、当時の勤務先の太田署内で、公訴時効が迫っていた3件の窃盗事件(2004年4〜5月に発生)の捜査書類をシュレッダーで処分した疑い。今年2月には、公訴時効が成立して時効送致しなければならなかった別の窃盗事件の証拠品41点(ライターなど)を、同署北側のゴミ捨て場に廃棄した疑いも持たれている。

 柿沼容疑者は調べに対し、「最初は誤って書類を処分した」としているが、「時効送致のやり方がよく分からなかった」とも供述している。

              ◇

 前橋地検は7日、柿沼容疑者を窃盗罪で前橋地裁に起訴。県警は同日、柿沼容疑者を懲戒免職とした。

 また、監督責任を問い、当時太田署の刑事1課長だった警部(54)を戒告処分とし、当時の太田署長の警視(58)を本部長注意にするなど、計4人に懲戒や注意処分を下した。

38凡人:2011/06/09(木) 22:57:28
わいせつ図画公然陳列? ポルノサイトはみな逮捕の対象となるのか?プライバシーとか表現の自由などの基本的人権に触れていないか?
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「盗撮師ディール」の名でブログにわいせつ画像 富士通社員を逮捕
2011.6.9 17:59

 わいせつな画像を自分のブログに掲載したとして、埼玉県警サイバー犯罪対策課と武南署は9日、わいせつ図画公然陳列の疑いで、川口市戸塚東、富士通社員、山田洋靖容疑者(41)を逮捕した。

 逮捕容疑は平成22年7月と今年1月、自分のブログに男女の裸などのわいせつ画像を掲載したとしている。

 同課によると、山田容疑者は自らを「盗撮師ディール」と称してブログ上で盗撮画像などを掲載。画像を閲覧するには会員がポイントを消費する必要があり、ポイント数に応じて収入を得られる仕組みだった。

 ブログは20年11月の開設以降、今年1月までに計約220万回のアクセスがあり、山田容疑者はブログを通じて約500万円の利益を得ていた。

 山田容疑者は「生活費が足りなかった」と容疑を認めているという。

39凡人:2011/06/11(土) 11:27:09
中学生逮捕、昨年度の群馬は40人 現場、対応を模索 (2011年6月11日朝日新聞)

授業や部活動が一般公開された中学校。生徒たちは静かに授業を受けていた=安中市

 群馬県安中市のある中学校で、新年度以降、生徒間暴力や学校設備を壊すなどしたとして計5人が逮捕された。県内では昨年度、中学生の逮捕者が急増。教育現場は県警との協力を強化し、試行錯誤を続けている。

 今月上旬、安中市のある中学校。職員室周辺で、生徒数人が脱色した髪を教職員に黒く染め直され、自宅に送り返されていた。一方、別棟にある教室で行われていた授業では、居眠りや私語をする生徒はいたものの、多くは静かに教諭の話に耳を傾けていた。

■2カ月で逮捕者5人

 こうした授業や部活動の模様は6〜10日、保護者に限らず、すべて「一般公開」された。同校では、新学期以降のわずか2カ月で5人の逮捕者が出た。「校内の現状を包み隠さず地域に知ってもらおう」と一般公開に踏み切った。

 市教委の説明では、この中学校では昨年末から、現在の3年生の男子生徒約10人が「徒党」を組み、集団で喫煙したり、授業中に校内を歩き回ったりするといった問題行動が目立つようになった。

 新年度が始まったばかりの4月11日、最初の事件が起きた。廊下で3年生の男子生徒2人が、同学年の男子生徒の胸や腹を殴ってけがをさせたとして、同月26日に安中署に傷害容疑で逮捕された。

■説明会で「警察頼る」

 学校は、事件直後に対策を強化した。市教委や警察と非行対策会議を開き、保護者や教諭が授業中の校内巡視を開始。保護者に説明会を開き、「生徒が暴力をふるったり学校施設を壊したりした場合、警察を頼る」と通知した。

 生徒の逮捕は続いた。5月中旬には、3年生の男子生徒が校舎の壁を足で蹴って穴を2カ所開け、学校が安中署に通報。生徒は建造物損壊容疑で逮捕された。署によると、生徒は「喫煙について教諭に聞かれ、腹が立った」と話したという。下旬には3月にガラスを割って商店に侵入したとして、別の男子生徒2人が逮捕された。

■生徒はシグナル出す

 学校関係者には長らく、警察に頼るのを拒む傾向があった。校長は「好んで警察の力を借りようとは思わないが、学校全体が悪循環に入るのを見過ごせない」と説明。「生徒が家にいても問題が解決したとは思わない」として、出席停止の措置はとらなかった。

 保護者の多くも学校側の対応に理解を示す。PTA会長の女性は「最初は学校だけで対応しようとして、授業がおろそかになっていたようだ」と振り返る。

 少年事件の担当をする県警の警察官は「非行問題は難しい。どんな解決が良いか一概には言えない」と指摘する。ただ、少年を取り巻く環境によっては、家裁でプロの調査官と向き合う方が立ち直りの手助けになることもあるという。「子どもは一日で非行に走るのではなく、何らかのシグナルを発する。大人が話を聞き真剣に考えてやることが必要だ」と忠告する。

■県警の職員を係長に

 県教委義務教育課によると、2006〜09年度に県内で逮捕された中学生の数は10〜20人台で推移していたが、昨年度は40人に急増した。容疑は傷害が半数近くを占め、暴走行為や器物損壊なども含まれる。

 非行件数はここ数年横ばいだが、低年齢化し中心が中学生に移っているという。学校側が警察に通報する例が増えたことも、逮捕者増加の背景にあるようだ。県教委は県警との協力関係を強化。今年度新設した暴力行為に対応する「生徒指導担当係長」に、県警職員1人を迎え入れた。県警職員が同課に加わるのは県内では初めてのことだ。

 生徒の問題行動に悩む学校を訪れ、市町村教委とともに対策を考える。昨年度に問題行動があった学校を中心に、これまで20校あまりを回った。同課は「窓口となる県警職員がいることで、地元警察署との連絡もスムーズになり、対応も迅速にできる」と狙いを語る。(新宅あゆみ、伊藤弘毅)

40凡人:2011/06/12(日) 08:03:35
【衝撃事件の核心】現代の“神隠し”か? 東京・江東のマンション23歳OL失踪のナゾ、ナゾ、ナゾ…
2008.5.3 12:04

23歳女性が忽然と失踪した舞台となったマンション=東京都江東区潮見 現代の“神隠し”か−−? そうとしか思えないほど、多くの謎が残された事件だ。東京都江東区潮見の新築マンションで、9階に住む女性会社員のA子さん(23)が忽然(こつぜん)と姿を消してから2週間が過ぎた。マンションの防犯カメラには帰宅した様子が写っているものの、外出する姿はない。A子さんの部屋も含め、警視庁がマンション内の全居室150戸をくまなく捜索してもA子さんは見つからなかった。防犯カメラのわずかな死角を突いて外部に連れ出された疑いが濃厚だが、それが単独犯か複数犯かも不明で、A子さんを狙った人物像や動機はまったく見えてこない。憶測ばかりが飛び交う中、A子さんの地元・長野の知人らは無事をひたすら願っている。(伊藤真呂武、宝田将志、玉嵜栄次)

 ■マンション内をくまなく捜索…クローゼットから米袋まで、警察犬も臭気を追えず

 あまり見慣れない事件現場の光景だった。

 《(A子さんと犯人が)まだマンション内に潜んでいるかもしれないので、調べさせてください》

 マンションの1〜9階の通路で、捜査員が順番に居室のインターホンを押し、住民に警察手帳を示して室内に入っていく。

 住民がその捜索の執拗(しつよう)さを証言する。

 「3、4分かけて、クローゼットや大きな箱の中などを調べていた」(2階の男性)

 「何度も捜査員が来て、夕方に来たときには、台所の米袋の中まで見ていった。少し大きな袋の中身も確認していた」(4階の男性)

 9階建てのこのマンションの居室数は全150戸。

 このうち3割を占める空き部屋は、捜査員たちが不動産会社のマスターキーを使って早々に確認した。残りの7割も、1週間かけて根気よく住民を説き伏せ、協力してもらった。が、A子さんの姿は影も形もなかった。

 1月下旬に竣工(しゆんこう)したばかりのこの新築マンションは、5台の防犯カメラで住民の出入りを監視している。

 捜査員は部屋の捜索と同時に、エレベーターの防犯カメラがとらえた40代ぐらいの男性の写真を見せて回っていた。短髪、黒スーツのサラリーマン風…。A子さんの帰宅直後のエレベーターに乗ったというのが理由だったが、すぐに男性は住民と確認され、聞き込みは振り出しに戻った。

 また、A子さんの靴のにおいを頼りに、警察犬がA子さんの足取りを追ったが、臭気は玄関で途絶えた。各階でのA子さんの足跡採取も成果は得られなかった。

 A子さんが失踪した4月18日は終日雨だった。雨水とともに、手掛かりは次々に流され、捜査は迷走していった。
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41凡人:2011/06/12(日) 08:04:12
 ■帰宅メールも姿なし…玄関付近で襲撃か、消えた果物ナイフ

 事件の発覚は、同居の姉が帰宅した4月18日午後8時45分である。

 先に帰宅しているはずのA子さんの姿が見当たらないことを不審に思い、30分後に110番通報した。

 《今、着いたよ》

 午後7時半。姉はA子さんからいつもの帰宅報告のメールを受け取っていた。

 エレベーター内に設置された防犯カメラにも、A子さんが9階に上る姿が残されていた。これが今のところ、A子さんの生存が確認された最後となっている。

 帰宅した姉がまず目にしたのは、玄関の内側と外側にバラバラに落ちたピアスと留め金。A子さんのものだった。壁にはこすったような血の跡が付着していた。部屋の電気は付けっぱなしで、A子さんの靴と帰宅前に寄ったスーパーの袋が残されていた。

 だが、A子さんが当日着ていた黒のコートや財布、バッグはなくなっていた。

こうした状況を総合すると、A子さんは帰宅直後に玄関付近で襲われたようだ。血痕は壁に顔を押しつけられるなどして、ピアスが外れた際に付いたと推測されている。ただ、血は微量のため、少なくともこの時点ではA子さんは生存していた可能性が高いという。

 室内からは台所にあった果物ナイフ1本がなくなっていた。捜査関係者は「A子さんを襲ったにしては血の量が少なすぎる。脅すのに使ったか、A子さんが抵抗して取り出したのか…」と首をかしげる。


 ■防犯カメラに死角…プロの犯行か、“神隠し”に捜査長期化も

 不審人物の絞り込みにカギを握るはずだった防犯カメラに、2カ所の死角があったことも判明した。

 マンションの東西の外階段を写した2つのカメラ。1つは、バイク置き場に面した東側の外階段の出口付近がとらえられていないほか、西側の外階段も途中の踊り場から飛び降りれば、自転車置き場などを経由することで身を隠せることが分かった=マンション見取り図の死角(1)、死角(2)。

 捜査幹部は「カメラの死角を知っていて外に連れ出したのであれば、かなり計画的だ。連れ去りに慣れたプロの犯行といえるだろう」と指摘する。

 これまでのところA子さん周辺に不審人物は浮かび上がっておらず、親族らへの何らかの要求もない。

 関係者によると、A子さんは長野市出身で、3人姉妹の二女。実家では、3年前に死亡した祖母を慕っていた。祖母の葬儀の際には、A子さんが考えた「贈る言葉」を姉妹で読んで、列席者の涙を誘ったという。

 実家近くの女性は「(両親が)玄関に成人式や卒業式の写真を飾るなど、娘をとてもかわいがっていた」と心配の色を隠せない。

 A子さんは県立高校卒業後、実家を離れ、神奈川県内の私立女子大に進学。大学時には留学を経験し、英語が堪能だったという。

 今年1月からは、東京都新宿区の広告関連会社で契約社員として働いていた。交際していた男性はいなかったようで、18日も普段通り勤務し帰宅していた。会社関係者は「ただ、無事に帰ってきてほしい」と話した。

 “神隠し”−。

 こんな非科学的な言葉でしか表現しようがない現状に、捜査は長期化の様相が漂う。捜査幹部は、苦し紛れにこうつぶやいた。

 「まったく先が見えないが、手掛かりを全力で捜すしかない」
2-2

42凡人:2011/06/12(日) 08:06:09
東京・江東の女性失跡、住居侵入容疑の男逮捕…殺害も供述 (2008/05/25 読売新聞)

 東京都江東区のマンションで先月18日、女性会社員が帰宅直後に行方不明になった事件で、警視庁捜査1課は25日、帰宅した女性の部屋に無理やり侵入したとして、2部屋隣の派遣社員星島貴徳容疑者(33)を住居侵入の疑いで逮捕した。

 星島容疑者は「暴行目的で部屋に侵入した。女性を殺害し、遺体を細かく切断した」と供述しており、自室から血痕も見つかっていることから同課は供述の裏付けを進めている。

 発表によると、行方不明になっているのは同区潮見2の9階建てマンションの9階に住む会社員東城(とうじょう)瑠理香さん(23)。同庁幹部によると、星島容疑者は先月18日午後7時30分ごろ、帰宅する東城さんの後をつけ、東城さんが自分の部屋に入ろうとした際、室内に侵入した疑い。

 東城さんはこの直前、同居していた姉に「今、(家に)着いたよ」とメールを送っていたが、約1時間後に姉が帰宅したところ室内は無人で、玄関の壁に微量の血痕が付着し、壊れたピアスの部品が落ちていた。

 同課で防犯カメラの映像の分析と住人からの聞き込み捜査を進めた結果、失跡当時、9階には東城さんと星島容疑者しかいなかったことが判明した。

 さらに当初は東城さんと「会ったことがない」と説明していた星島容疑者が、「一度会釈をしたことがある」と供述を変えたことや、任意で採取した住民ら約170人の指紋を調べた結果、星島容疑者の指紋が東城さんの部屋から検出されたことから、星島容疑者から事情を聞いたところ、「部屋に侵入し、細かくバラバラにした」などという供述を始めたという。
 東城さんは今年2月、現場のマンションに姉と一緒に引っ越し、星島容疑者も同月入居していた。

43凡人:2011/06/12(日) 08:07:52
OL殺害・遺体切断遺棄事件初公判 その1.

《東京都江東区のマンションで、2軒隣に住む会社員の東城瑠理香さん=当時(23)=を殺害して遺体をバラバラにし、トイレに流すなどしたとして、殺人、死体損壊、死体遺棄などの罪に問われた派遣社員、星島貴徳被告(34)に対する初公判が13日午前10時、東京地裁104号法廷で始まった》

 《東城さんの失踪(しっそう)が発覚したのは昨年4月18日。星島被告が東城さん方への住居侵入容疑で逮捕されたのは37日後の5月25日だった。ショッキングな遺体処理方法や、身近に犯人がいたこと、逮捕されるまで星島被告が平然と報道機関の取材に応じていたことなどが分かり、事件は社会に大きな衝撃を与えた。星島被告は逮捕直後の取り調べ段階では「捕まりたくない一心で、存在を消すため殺した」と供述していたとされるが、法廷でどのような犯行状況や心理を明かすのだろうか》

 《法廷には東城さんの遺影を持ったり、黒いネクタイを締めたりした遺族とみられる10人ほどが前列に座った。開廷が告げられる直前、ゆっくりと歩いて法廷に入った星島被告は黒いタートルネックに黒いズボン姿。短髪にめがねをかけ、表情は読み取れなかった。まずは中央の証言席に立つよう平出喜一裁判長に促され、弁護人席前の長いすから立ち上がった》

 検察官「…玄関から押し入って侵入した上、(東城さんの)左前額部を右げんこつで殴り、タオル片で両手首をしばり、ジャージーズボンを顔に巻いて目隠しをし、その頸部に文化包丁を突きつけるなどして、同人を同室から918号室の被告人方に連れ込んで自己の支配下に置き、もってわいせつの目的で東城瑠理香を略取したものである」

 《検察官が起訴状を読み上げる。星島被告が起訴されている罪は殺人、死体損壊、死体遺棄、住居侵入、わいせつ略取の計5つだ。起訴状によると、星島被告は昨年4月18日ごろ、江東区潮見のマンションの東城さん方に性的暴行目的で玄関から侵入。東城さんを殴って両手首を縛り、ジャージーのズボンを顔に巻いて目隠しした上、首に包丁を突きつけて2軒隣の自分の部屋に連れ込み、包丁で首を刺して殺害した。その後、自室でのこぎりや包丁を使って遺体を細かく切断し、水洗トイレから下水道管に流したり、ごみ箱に捨てたりして遺棄した》

検察官「まずは事件の概要ですが、マンションに1人で住んでいた被告が、1つおいて住んでいた若い女性を無理矢理部屋に連れ込み、強姦することを考えたことから始まった事件です。警察が捜査していることに気づき、『このままでは逮捕される。行方不明を装って逮捕を免れ、自分の生活や体面を守ろう』と考えました。そのため、被害者を包丁で刺し殺し、下水道に流したり、ゴミ捨て場に捨てたのです」

44凡人:2011/06/12(日) 08:09:23
OL殺害・遺体切断遺棄事件初公判 その2.

東京都江東区のマンション自室で昨年4月、2部屋隣に住んでいた会社員東城瑠理香さん
(当時23歳)を殺害し、遺体を切断して捨てたとして、殺人やわいせつ目的略取、死体損壊などの
罪に問われた元派遣社員・星島貴徳被告(34)の初公判が13日、東京地裁で始まった。

星島被告は罪状認否で「違っていることはございません」と述べ、起訴事実を認めた。検察側は
冒頭陳述で、わいせつ目的で東城さんを襲った星島被告が、犯行発覚を恐れて東城さんを刺殺したと述べた。

検察側の冒頭陳述によると、星島被告は女性を暴行し被告の言うことをきく「奴隷」にしようと、
犯行約1週間前に東城さんを襲おうと決意。4月18日夜、帰宅直後の東城さんを殴り、
包丁を突きつけるなどして自室に連れ込んだ。

東城さんを暴行しようとしたが、約3時間後の同日夜、自室ドアがノックされ、玄関外に
警察官が立っているのに気づいたことから、東城さんが行方不明になったことにしようと、
東城さんを包丁で刺殺した、と主張した。

星島被告は、その直後から5月1日までの間に、浴室内で、ノコギリなどで遺体をバラバラに切断。
ゴミ置き場に捨てたり、トイレに流したりした。

これに対し、弁護側は冒頭陳述で、東城さんを殺害しようと考えたのは、警察官に事件を察知された
と思った後だとして、犯行に計画性がなかったことを強調。「被告は、幼い時に足に大やけどを
負ったことを負い目に生きてきたが、拘置中に自殺を試みており、今は被害者の冥福を祈りながら
写経を続けている」と、反省の情を強調した・・・・

45凡人:2011/06/12(日) 08:11:38
■江東女性不明 侵入容疑で同じ階の男逮捕 殺害認める供述
5月26日17時9分

警視庁捜査1課は25日、同じマンションに住む派遣会社社員、星島貴徳容疑者(33)を住居侵入容疑で逮捕した。調べに、暴行目的で女性が帰宅直後に玄関から侵入したことを認め、殺害し遺体を細かく切断したとも供述している。
警視庁は、女性の名前を東城瑠理香(とうじょうるりか)さんと発表した。調べでは、星島容疑者は4月18日午後7時半ごろ、東城さん方に侵入した疑い。
捜査1課によると、東城さんの部屋から星島容疑者の指紋が検出され、星島容疑者の部屋からは東城さんのものとみられる血痕が見つかった。防犯ビデオの映像やマンション住民への聞き取りから、東城さんの帰宅時間に9階には星島容疑者しかいなかったことも分かった。
調べに、星島容疑者は当初、東城さんについて「会ったことがない」としていたが、その後「1度は会釈したことがある」などと説明。指紋検出を突きつけられ、殺害を認めたという。
東城さんは姉と2人暮らし。18日午後7時半ごろ、東城さんが「今自宅に着いたよ」と姉にメールを送信したが、姉が同8時45分ごろ帰宅した際に姿はなかった。警視庁は帰宅直後に襲われたとみて捜査していた。
◇報道陣に「不審者は思い当たらない」
星島容疑者は事件発生直後、毎日新聞などの取材に「不審者は思い当たらない」などと答えていた。
星島容疑者は1人暮らし。人材派遣会社に登録し情報処理関連の仕事をしていた。東城さんが行方不明になった翌日の4月19日には警視庁の捜査員を部屋に招き入れ、協力的な態度を見せていた。指紋の採取にも協力的だったという。同19日昼ごろマンション前で取材に応じた際の主な一問一答は次の通り。
−−前の晩はいつ帰宅したか?
◆午後6時過ぎに帰った。夜警察が来て「女性がいなくなった」と聞いた。叫び声も聞いていないし、不審者も思い当たらない。
−−女性に心当たりは?
◆警察から今朝女性の写真を見せられた。見覚えのない顔だった。一度その部屋に引っ越してきた時に姿を見たが、写真はその時見た顔ではなかった。今考えればお姉さんだったのではないか。
−−姉妹と話したことはあるか?
◆話したことはないし、名前も知らない。引っ越してきた時も相手が女性だから、不審に思われるのが嫌で声は掛けなかった。
−−警察は部屋に来たか?
◆今朝、警察官が来て風呂やトイレを見てもらった。
◇東城さん・広告会社に勤務、留学で語学堪能
東城さんは長野市出身。3人姉妹の次女で近所の人は「美人で英語がよくできた。ご両親の自慢だった」と語る。高校時代は「英語の勉強がしたい」とアルバイトで学費をため大学に進学した。
昨夏にはファッション雑誌を出している出版社の採用試験に挑戦。今年1月から勤め始めた都内の広告会社でも、「服のセンスが良く周囲に気配りもできる」と評判だった。

46凡人:2011/06/12(日) 08:13:09
江東・女性不明事件 星島容疑者の羊をかぶった素顔 2008年05月27日 15時00分

 東京都江東区潮見のマンションで会社員東城瑠理香さん(23)が行方不明になった事件で、殺害と死体損壊を認める供述をしている派遣社員星島貴徳容疑者(33)=住居侵入容疑で逮捕=の不気味な素顔が浮かび上がってきた。羊の顔をかぶった男は、意外な一面を随所に見せていた。

 まるっきし目立たなかったクソまじめ男は、そんな自分からの脱皮をはかったのか。学生時代はパソコンを得意としながら存在感ゼロ。星島容疑者を知る高校時代の同級生は逮捕に一様に驚き、とても同一人物とは思えないと首をかしげる。

 岡山県玉野市の県立高校情報処理科を卒業した星島容疑者は、成績優秀であっても極端に印象が薄かったよう。同じクラスだったという会社員女性(33)は「パソコンが得意で勉強はできたが、おとなしく、目立つタイプではなかった。女性との交際も聞いたことがなく、女性と話すのを恥ずかしがっていた」と振り返った。

 実家の近所住民によると、星島容疑者は4人兄弟の長男。勉強がよくできると評判で、道で会うと会釈するなど礼儀正しい印象が強いという。高校当時、授業を受け持った男性教諭(63)も「プログラミングができて優秀だった。がんばり屋でゲームソフト会社への就職を希望していた」

 ところが上京して都内ベイエリアで派遣社員として働くようになると、まじめ一本槍だった男は徐々にさまざまな一面をみせるようになった。連日駅前でタクシーを拾い、2500〜3000円かけて出勤。降車時には「お釣りはいりません」と運転手にチップをはずんでいた。あえて領収書ももらわなかったというから、自腹を切っているところをアピールしたかったのかもしれない。

 タクシー運転手仲間で星島容疑者は“チップの人”と呼ばれ、随分と景気のいい会社に勤めているんだろうなどとウワサしきり。乗車中は黙ったままクールな表情を保ち続けているときもあれば、運転手の話に乗って饒舌になることもあった。運転手によって顔を変えている側面があったようだ。

 星島容疑者は警視庁深川署捜査本部の27日までの調べに、「抵抗する東城さんを室内にあった包丁で脅し、自室に連れ込んだ」と供述。遺体は細かく切断してトイレに流したほか、ゴミとして持ち出し処分したなどと話しているという。捜査本部はマンションの汚水槽や排水管なども捜査する。

47凡人:2011/06/13(月) 07:50:41
男はなぜ一人息子の頭に金属バットを振り下ろしたのか…  (2011.6.11 18:00産経新聞)

 銀行員として定年まで堅実に勤め上げた男は、30年間自宅に引きこもっていた息子の頭や顔に何度も金属バットを振り下ろした。真面目な男がなぜこれほど残虐な犯行に及んだのか。秋田市で長男=当時(50)=を金属バットで殴り殺した父親で無職、田口脩吉被告(79)の口からは、仕事に邁進し、定年を迎えた男の寂漠たる光景が綴られた。(原圭介)

 事件は昨年11月12日午後6時ごろ、発生した。自宅で夕食を食べている長男の背後から父親が金属バットで襲いかかり、執拗に頭部や顔を殴って、外傷性ショックで死亡させた。凄惨きわまりない殺人だった。

 秋田地裁(馬場純夫裁判長)で開かれた裁判員裁判。

 被告人質問で、検察官は田口被告の残虐性を浮かび上がらせようとした。

 検察官「途中で長男にバットを取り上げられ、投げられた。しかも長男は反撃もしなかった。なぜ殴るのを止めなかったのか」

 被告「夢中になってやっていて、中途でやめるのはダメだと思った」

 被告は長男が動かなくなってからも、洗面器の水に長男の顔をつっこみ、死んだことを確認した。

 一人息子の長男は東京の専修大学に進んだ。ところが大学3年生のときに意味不明の言動が始まり、精神疾患と診断された。卒業はしたものの、就職できずに帰郷。2階の部屋に閉じこもって、本を読みふける生活を始める。以来約30年、部屋から出るのは食事のときだけ。自分では着替えもせず、髪やひげも伸び放題で、部屋は酸えた臭いが充満していたという。

 隣家の証言では、2階の窓は曇りガラスで、長男の姿はほとんど見えなかった。ただ、夜は明かりが着き、音楽が大きな音で流れることがあったという。

 一方、田口被告は福島大経済学部を卒業後、地元の北都銀行(旧羽後銀行)に就職。約40年間、真面目に勤めた後、さらに8年間、別の会社にも勤務した。厚生年金と長男の障害者年金、妻の国民年金を合わせると月の収入は30万円を超え、老後の生活は決して貧しくはなかった。

 ×   ×   ×

 被告は犯行の2カ月前、弁護士に相談して遺言書を作成。親類宛に自分の死後の後始末について頼む手紙も書いている。弁護人は被告が自殺も考えていたことを引き出した。
1-5

48凡人:2011/06/13(月) 07:51:13
 弁護人「遺言書や手紙をどんな気持ちで書いたのですか」

 被告「息子を殺して私も死のうと思いました。私が先に死ねば、息子が一人残り、女房もかわいそうだと思ったから」

 10年ほど前、長男の将来を心配し、被告も鬱(うつ)病に罹患(りかん)。治ったものの、不眠は続き、犯行前まで睡眠薬を手放せなかった。21年10月には大腸ポリープの手術をした。その後、退院したが、貧血を起こして救急車で運ばれた。その頃から体力の衰えを痛感し、長男の殺害と自殺を漠然と考えるようになったという。

 犯行の3週間前にも、長男を殺そうと、風呂場にいる長男の背後から漬け物石を首に押しつけ水死させようとしたが、石を落としたため未遂に終わった。気づいた妻(75)から「今度こんなことをしたら、あんたを殺す!」とどなられた。

 ×   ×   ×

 未遂後いったんは反省したものの、殺意は再び鎌首をもたげてくる。犯行当日、自宅近くのスポーツ店にバットを買いにいった被告は、重すぎると振れないし、軽すぎると長男への衝撃が少ないと、念入りに品定めし、ちょうどいいと思った720グラムの金属バットを購入した。

 自宅に戻った被告は、妻や長男に見つからないように、自分のベッドの下に隠したあと、夕食で長男が降りてくる直前に、彼がいつも食事で座る席の斜め後ろに隠した。食事に集中している長男の後ろにそっと回り、死角から襲いかかる計算だった。妻がいたら殺せないと、妻が留守の間に殺害することも計算の内だった。

 被告は犯行後、血で染まった室内で少しだけ床や家具を拭いたあと、返り血を浴びた服を着たまま、自分のベッドに横たわり、ぐったりしていた。自殺することもなかった。

 検察官「包丁で自分を刺すことは考えませんでしたか」
2-5

49凡人:2011/06/13(月) 07:51:54
 被告「包丁は痛いので、使おうと思わなかった」

 検察官「服が脱げかかっていた遺体に、ふとんをかけてやる気は起きませんでしたか」

 被告「ふとんをかけるような力は残っていませんでした」

 帰宅した妻に発見され、「あんたがやったんだべ。あんたなんかいらない。息子を返せ」となじられたが、「どこさ行ってた」と応じた。

 検察官「『殺してすまん』とどうして(妻に)一言謝る気持ちになれなかったんですか」

 被告「うーん…」

 検察側は、強い殺意と計画性の裏側に、長男への憎しみや、愛情の薄さが感じられると指摘する。

 長男は最近、被告の財布からたびたび数千円の金を抜き取り、お菓子や雑誌を買っていた。被告専用の冷蔵庫からも食べ物を失敬していた。

 検察官「注意したとき、長男は反発しましたか」

 被告「はい。『やってねー』『おれじゃねー』と」

 検察官「そういう長男をどう思っていましたか」

 被告「腹立たしく思いました」

 検察官「長男がいない方が自分は楽だ、という気持ちがありませんでしたか」

 被告「ありました」

 被告は体力の衰えを感じ、まだ体力が残っているうちに長男を殺害しようと考えたという。

 ×  ×  ×

 被告は、長男の病気を治したり、環境を変える努力をしなかったのだろうか。

 一度だけ市内の病院に入院の手続きをして部屋も決まったが、長男は被告の手を振り切り、強く拒否して自宅に逃げ帰った。通院も最初の5、6年は続けたが、その後は、長男の代わりに妻や被告が病院に症状を話して薬をもらうようになっていた。

 事件の数カ月前、妻から、財産を処分し将来、長男を施設に入れることを提案された。

 検察官「提案にどう答えましたか」
3-5

50凡人:2011/06/13(月) 07:52:26
 被告「金がかかるからだめだと言いました」

 検察官「いくらかかるか調べたことはありますか」

 被告「ありません」

 検察官「施設に入れるのに反対した理由は」

 被告「長男は入院もいやがったので、無理に施設に入るように言ってもだめだと思いました」

 被告の自宅の土地価格は約1千万円。200万円の貯金もあった。

 しかし、被告が書いた遺言状では、被告が死んだあと、財産を譲る相手は妻ではなく、妻の妹だった。

 弁護人「なぜ妻に相続させようとしなったのですか」

 被告「女房とは仲が悪いので…」

 弁護人「息子の病状や将来について妻に相談しようとしたことは?」

 被告「ありません」

 弁護人「なぜですか」

 被告「『そばに来るな』と手で払われるので、話ができませんでした」

 ×   ×   ×

 退職して終日家にいるようになった被告の唯一の趣味は、植木や花の世話。妻は友だちと遊びに行ったり、パチンコに興じたり。パチンコをやめる、やめないで夫婦は何度か口論になった。犯行の日も妻はパチンコに出かけ、帰ってきたのは午後11時ごろだった。

 退職後、長男と食事をともにすることはあっても、会話はほとんどなかった。妻とは会話はもちろん、食事をいっしょにすることもほとんどなかった。

 裁判員「会社に40年間勤めて、楽しかった想い出は?」

 被告「(社内)旅行」

 ぽつりと答える被告の背中に孤独感がにじむ。エリート銀行員としてまじめに働いた人生。しかし、いつの間にか妻子との心の絆は切れてしまっていたのか。

 しかし、公判の中で、こんな話が明らかになる。風呂場での殺害未遂のあと、妻は長男に「お父さんを許してね」と話した。長男は「何でもない」と応じたという。被告はちょっと驚いた表情を見せた。

男はなぜ一人息子の頭に金属バットを振り下ろしたのか…
4-5

51凡人:2011/06/13(月) 07:53:15
 検察官「この話をどう思いますか」

 被告は「うーん」と言ったきり黙ってしまった。法廷で田口被告が表情を露わにすることはなかった。

 証人として出廷した妻は、「(被告を)許してやってほしい。刑を軽くしてやってほしい」と訴えた。

 被告が退職するまでの40数年、長男の身の回りの面倒を見てきたのは妻。妻と長男の心はつながっていたが、退職後、被告は孤立感を募らせ、母子の愛情に嫉妬し、言うことを聞かない母子に憎しみさえ覚えていったのではないかと感じた。

 検察側は、さしたる抵抗もせずに逃げ回る長男を執拗(しつよう)に追いかけて殺害した残虐性や、確実に殺害できる方法を用意周到に準備して実行した計画性を重視。「安易で自分勝手な犯行」と、懲役10年を求刑した。

 これに対して弁護側は、鬱病や老い、治る見込みのない長男の精神疾患、妻との不仲が絶望につながり、「八方ふさがりで、やむなく犯行に及んだ」と情状酌量を求めた。

 戦後の高度経済成長の中で、ひたすら働いてきた不器用なサラリーマンが、仕事を失って家庭に戻ると、拠り所がなかったという悲哀も考えさせられた。

 弁護人「これからの人生をどうしたいと思っていますか」

 被告人「部屋の中で、ずっと長男のことを拝んでいきたい」

 細々とした声が、静まりかえった法廷に響いた。

 10日、秋田地裁は懲役7年の判決を言い渡した。判決理由には「犯行は安易で短絡的だが、相談できず孤立感を深め、同情する側面もある」とあった。

5-5

52凡人:2011/06/13(月) 08:03:07
有名賃貸ショップ店長、入居費用着服の陰に…劣悪な勤務実態(2011.5.20 11:28)

 客の入居費用を着服したとして業務上横領の罪に問われたのは、テレビCMも人気の不動産賃貸業者の店長だった。18日に東京地裁で開かれた、男性被告(28)の初公判。着服した金でキャバクラ通いに熱中した犯行の背景には、被告の置かれた劣悪な勤務環境があった。(時吉達也)

 起訴状と検察側の冒頭陳述によると、被告は平成19年9月以降、東京・東中野の不動産賃貸ショップで、店長として勤務。20年3月から4月にかけ、同店で賃貸契約を結んだ客2人の入居費用を自分名義の銀行口座に入金させ、計約53万円を着服したとされる。

 起訴内容を全面的に認めた被告は、検察側の被告人質問に「起訴された分を含め、自分の記憶では300万円くらい着服をした」と話した。

 キャバクラに週に3〜4回通い詰め、散財を繰り返した理由を、「仕事の鬱憤(うっぷん)を晴らすため」と振り返る被告。弁護側の被告人質問で、当時被告が置かれていた状況が明かされた。

 弁護人「19年9月に店長になり、仕事はどう変わりましたか」

 被告「それまでは自分の(担当する)お客さんだけを相手に仕事をしていましたが、店員の管理や会社への報告、雑務など、飛躍的に仕事量が増えました」

 弁護人「給料はどうでしたか」

 被告「固定給が減り、額面で10万円を切りました。1人暮らしや家族を養う店員に契約を回さなければいけないので、(契約で得られる)歩合はほとんどありませんでした」

 弁護人「10万円を切る給料では生活できません。辞めようとは思わなかったんですか」 

 被告「2、3回辞表を出しましたが、受理されませんでした」

 弁護人「勤務時間はいかがでしたか」

 被告「朝9時から、夜は雑務で9〜11時まで。土日もお客さんの案内があるので、休みは全くといっていいほどありませんでした」

 進学、就職、結婚…。賃貸ショップには、人生の転機を迎え、希望に胸をふくらませる客が次々と訪れる。しかし、有名店の社員でさえ、厳しい勤務環境に悩み、ストレスをためこんでいたとしたら…。

 信頼を裏切り豪遊を続けた被告の犯行が正当化されるわけではなく、他店では誠意ある対応をしていると信じたいが、部屋を借りるのに躊躇(ちゅうちょ)してしまいそうだ。

53凡人:2011/06/13(月) 13:42:02
これは捕まったケースだから、被害者が届けない場合や警察沙汰にならないケースを考えれば、相当の数の性犯罪が、教師・教員という肩書きを持つ者によって為されていると推測するのは間違いか。「先生」だからといって、もう安心していられない時代なのだろう。権威の失墜は信頼を裏切る行為と相まって、日本社会の根底を大きく揺るがす。若いことに羽目をはずすことができないで、親の監視の下で受験競争一本槍で育った若者が成人して、権威という幻想をいったん手にいれると、いままで押さえられていた人間の欲望や本性が、義務や責任を簡単にかなぐり捨てて、一気に噴出すのだろうかと考えてしまう。
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誘拐未遂53歳小学教頭「女子中生に乱暴しようと…」供述 モデルガンで脅し 
2011.2.28 07:47
 女子中学生をモデルガンのようなもので脅し、連れ去ろうとしたとして、広島県警安佐北署は27日、わいせつ目的略取未遂の疑いで小学校教頭、吉原一彦容疑者(53)=広島市安佐北区亀山=を逮捕した。県警によると、吉原容疑者は、「車に乗せて乱暴しようとした」と容疑を認める供述をしているという。

 逮捕容疑は、27日午後0時45分ごろ、同区安佐町の路上で自転車に乗っていた中学2年の女子生徒(14)を呼び止め、モデルガンのようなものを突きつけて「殺すぞ、乗れ」と脅迫、自分の軽乗用車で連れ去ろうとしたとしている。

 近くに住む男性が目撃し、生徒は逃げて無事だった。この男性が吉原容疑者を車で約9キロ追跡して問いつめ、110番した。


10代少女を強姦 容疑の県立高教諭を逮捕「間違いありません」 新潟県警
2011.2.3 19:43
 新潟県警三条署は3日、10代の少女に乱暴したとして、強姦の疑いで、三条市月岡、県立新潟県央工業高教諭、長井武稔容疑者(44)を逮捕した。

 逮捕容疑は1月30日午後3時半〜午後5時ごろ、県内の下越地域のホテルで、同地域に住む少女に乱暴した疑い。「間違いありません」と容疑を認めているという。被害者側から2日に被害届が出ていた。

 県教育委員会によると、長井容疑者は、平成元年4月に教員採用され、16年4月から同校に勤務。工業科の電子機械関係を教えており、柔道部顧問も務めていた。


大阪の中学教諭を逮捕 女子高生への痴漢容疑で 
2011.1.18 18:57
 京都府警七条署は18日、女子高生に痴漢行為をしたとして、府迷惑行為防止条例違反の疑いで、大阪府高槻市立中学校の教諭、柿木浩和容疑者(48)を現行犯逮捕した。同署によると、黙秘している。

 逮捕容疑は18日午前7時55分ごろ、京都市のJR東海道線山科−京都間の普通電車内で、通学途中だった私立高校2年の女子生徒(17)の下半身を背後から触ったとしている。

 同署によると、昨年11月から同じ路線と時間帯での痴漢被害の相談が2件あり、警戒中の鉄道警察隊員が目撃し、取り押さえた。

54凡人:2011/06/14(火) 17:39:46
強姦傷害:元高校職員の被告、起訴内容認める−−裁判員裁判、初公判 /鹿児島
毎日新聞 2011年6月14日(火)15時42分配信

 女子高校生に性的暴行をし、けがを負わせたなどとして強姦(ごうかん)傷害と強制わいせつ罪で起訴された住所不定、元県立高校実習助手、加藤大作被告(31)の裁判員裁判が13日、鹿児島地裁(中牟田博章裁判長)であり、加藤被告は起訴内容を認めた。
 起訴状によると、加藤被告は2008年8月6日夜、県内の空き地で帰宅途中の女子高校生(当時17歳)を背後から襲い性的暴行をし、1週間のけがを負わせた、などとされる。
 検察側は冒頭陳述で「被害者の頭にバッグをかぶせ、車のキーを首に突きつけて『騒ぐと殺す』と脅した。05年秋ごろから、路上を歩く女性の体を触るなどわいせつ行為を繰り返していた」と指摘。
 弁護側は「被害者に謝罪し、懲戒免職処分になるなど社会的制裁を受けている」と情状酌量を求めた。
 16日に判決が言い渡される。【黒澤敬太郎】

55凡人:2011/06/16(木) 01:02:01
大江健三郎さん:高校生に読んでほしい…最高裁の決定受け 毎日新聞 2011年4月22日

「沖縄ノート」をめぐる訴訟で著者と出版元の勝訴が確定し会見に臨む大江健三郎さん=東京・霞が関の司法記者クラブで2011年4月22日午後2時28分、塩入正夫撮影 ノーベル賞作家、大江健三郎さん(76)の著作「沖縄ノート」の記述などを巡る名誉毀損(きそん)訴訟で、最高裁が旧日本軍隊長らの上告を棄却する決定を出し、「旧日本軍が住民の集団自決に関与した」と認定した2審が確定したことを受け、大江さんは22日午後、東京都内で会見を開き「ようやく強制された集団死が正しく認識される」と訴訟終結の意義を語った。

 訴訟の原告は、沖縄・座間味島にいた海上挺進隊第1戦隊長の梅沢裕さん(94)と渡嘉敷島の同第3戦隊長だった故赤松嘉次さんの弟秀一さん。軍が集団自決を命じたと記した沖縄ノート(70年出版)と、梅沢さんの実名を記した故家永三郎さんの「太平洋戦争」(68年出版)の記述を巡って提訴。「住民の遺族が戦後の補償を受けるため自決命令を捏造(ねつぞう)した」と主張していた。

 大江さんは22日の会見で「文科省はこれまで係争中を理由に(軍の強制を記した)教科書を印刷できないとしてきたが、もう係争中ではない」と指摘。「今回の決定で沖縄の基地問題が一変するわけではないが、沖縄戦のことを覚えていてもらいたい。(沖縄ノートを)高校生に読んでほしい」と若者たちへの思いを語った。

 これに対し、元隊長側の松本藤一弁護団長は「1、2審とも元隊長らによる集団自決命令は『証拠上断定できない』としながら、論点をずらして軍の関与を認めて名誉毀損を否定し、最高裁も踏襲した。日本や日本軍の名誉を決して回復させてはならないという強い戦後の観念のもとで下された決定だ」とするコメントを出した。

 1審の大阪地裁は08年3月に「隊長の関与は十分に推認される」として請求を棄却。2審・大阪高裁も同10月に「隊長命令は出版時は学会の通説で、記述に真実と信じる相当性があった」と名誉毀損の成立を否定した。

 提訴後に文部科学省が「自決は軍の強制」とした高校教科書に初めて検定意見を付け、教科書会社が記述を削除する動きに発展。沖縄県の反発を受け、文科相の諮問機関が「軍の関与は主要な要因」と認め、教科書会社が「軍の関与」の表現を復活させるなど、訴訟外にも影響が広がった。【伊藤一郎】

56凡人:2011/06/16(木) 23:55:11
昨年度摘発の脱税額は248億円…3年連続減 (2011年6月16日22時13分 読売新聞)

 全国の国税局が2010年度に強制調査(査察)で摘発した脱税事件が216件(前年度比6件増)で、加算税を含む脱税額が248億円(同42億円減)だったことが16日、国税庁のまとめでわかった。

 件数は2年連続の増加となったが、脱税額は3年連続の減少となった。

 摘発した事案のうち、悪質だとして検察庁に告発したのは7割の156件(脱税額213億円)で、1件あたりの脱税額は1億3700万円。

 業種別では、かつて都市部で起きた地価高騰で利益を上げるなどした不動産業(13業者)がトップ。税理士が専門知識を悪用して複数の関係者に脱税を指南した事例があったほか、国内法人がタックスヘイブン(租税回避地)に設立した関係法人に架空外注費を支出し海外送金するなど、国際間にまたがる事例も目立った。

57凡人:2011/06/17(金) 03:50:02
六本木の「超高級」多国籍キャバクラ摘発、半裸でダンス 風営法違反容疑で男女6人逮捕
2011.6.16 20:44
 性的サービスの禁止地域で外国人女性らに半裸でダンスサービスなどをさせたとして、警視庁保安課は風営法違反(禁止地域営業)の疑いなどで、東京都大田区萩中、キャバクラ「ULTIMATE EXECUTIVE CLUB」(アルティメイト エグゼクティブ クラブ)の店長、中居信一容疑者(46)ら男5人を逮捕、入管難民法違反(資格外活動)の現行犯で、中野区のロシア国籍の女(28)を逮捕した。

 同課によると、中居容疑者と女以外は容疑を否認しているという。

 中居容疑者の逮捕容疑は、性的サービスが禁止された港区六本木の同店で今月14日、個室内の男性客の前で、ロシア人とインドネシア人の女性従業員を上半身裸で踊らせたとしている。

 同課によると、同店にはロシアやウクライナなど7カ国の女性15人が在籍する「多国籍キャバクラ」。1曲につき7500円を払うと目の前で外国人女性のダンスを鑑賞できる仕組みになっていた。同店は平成21年5月ごろ開店、約1500万円の売り上げがあったという。

58凡人:2011/06/18(土) 05:37:42
「1000人にわいせつ行為」と供述の29歳男逮捕 デートクラブの面接官装う
2011.4.6 19:01

 デートクラブの面接官を装ってプロフィルサイトで女子中高生を募集し、わいせつな行為をしたなどとして、神奈川県警は6日、児童福祉法と児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで、住所不定、無職、石黒政光容疑者(29)を逮捕した。

 県警によると「会えば10万円払う客を紹介できる」などと勧誘し、知り合った女子中高生からデートクラブの登録料名目で1万〜1万5000円を徴収し、わいせつな行為もして、同じ手口で約1000人に同様の行為をしたと供述している。

 逮捕容疑は昨年3〜4月、JR横浜駅のトイレで当時14歳と15歳の女子生徒にわいせつな行為をするなどした疑い。「大人より中高生の方が引っ掛かりやすかった。性的な興味と金目的でやった」と話している。

59凡人:2011/06/18(土) 05:42:42
地方で“不倫&接待” 不祥事連発NHKの黒い温床とは
2011.3.9 11:50 (1/2ページ)

 NHK金沢放送局の元委託カメラマンの若生康貴容疑者(35)による主婦の死体遺棄事件は、殺人容疑を視野に入れて捜査が進められている。ところがNHKでは、全国ニュースでの扱いは他局に比べ極めて小さい。それほど珍しくない、とでもいうのだろうか。(夕刊フジ)

 残念ながらNHKの不祥事は、今に始まったことではない。酔った上の罵詈雑言は序の口で、のぞき、窃盗、わいせつ事件、暴力事件は数多い。中でも騒然となったのは、2004年に起きた番組制作費流用事件だ。刑事事件にまで波及して、当時、受信料不払い運動が拡大。海老沢勝二会長は責任をとって翌年辞任している。引き継いだ橋本元一会長も職員のインサイダー株取引で2008年に辞任、と連鎖した。

 「団体としての規模が大きいから、一定の割合で不祥事が出るのは仕方ない」(業界紙記者)という声もある。

 確かにNHKは、世界最大級の放送局だ。NHK本体を中心にNHKエンタープライズ、NHKエディケーショナルなどの子会社十数社、放送衛星システムなどの関連会社、財団法人NHKサービスセンターなどの公益法人を含めると巨大な職場となる。職員数は1万582人、子会社6088人と合わせ1万6670人(09年度)、さらに元カメラマンのような委託職員を加えると2万人は優に超す。

60凡人:2011/06/18(土) 05:43:34
2011.3.9 11:50 (2/2ページ)

 09年度の収入は6699億円、関連会社の2971億円を含めると全体で9670億円の“1兆円産業”なのだ。

 NHK関連の不祥事は今年に入って早くも6件。1月には愛媛県で車上荒らし、静岡県内の盗撮、2月には名古屋放送局職員の転売目的の窃盗、大津放送局職員の視聴率データの投稿、札幌放送局職員の無免許運転、そして金沢での若生容疑者−。

 「法に触れない不祥事を含めると、もっとある。NHK職員といえば地方の名士で通る。ちやほやされ、不倫や接待まがいの話は、むしろ地方で多い。それだけ誘惑が多いわけで高いモラルが要求される職場でもある」と元NHK職員。

 金沢の事件では、ひとつの問題があぶり出された。「帰属意識やモラルが本採用職員より、比較的低い委託スタッフに頼っている体質」(現役のNHK地方職員)だ。

 NHKはデジタル時代の高コスト体質を見据えて、ここ数年、地方を中心に経費削減に躍起になってきた。正職員を減らし委託スタッフを増員してきた。「カメラマンの2割は委託で、ライトマン、音声はほとんど委託というケースもある」と先の地方職員。この結果、問題になっている待遇面について、さらに指摘する。

 「委託スタッフの月給は25万円程度。ボーナスはなく残業は44時間以内。妻子を抱えて生活するには、かなり苦しい。鬱屈した空気が、緩んだ組織を生む温床になっている」こうした地方の声を新会長はどう聞くのか。

61凡人:2011/06/20(月) 13:21:03
放射線の浴び過ぎ?笑
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 暴行容疑:女性に抱きついた21歳の東電社員逮捕 警視庁 (毎日新聞 2011年6月20日 12時46分)

 東京電力銀座支社の社員で東京都新宿区白銀町5、前道篤容疑者(21)が路上で女性に抱きついたとして警視庁牛込署に暴行容疑で現行犯逮捕されていたことが分かった。容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、6月14日午前0時45分ごろ、新宿区市谷山伏町の路上で、帰宅途中の30代の女性会社員を後ろから抱きかかえたとしている。

 女性は悲鳴をあげて近くの交番に駆け込んだため、署員が走って逃げようとしていた前道容疑者を取り押さえた。周辺では女性が体を触られるなどの被害が数件続いており、牛込署が関連を調べている。【山本太一】

62凡人:2011/06/23(木) 10:22:19
近所に容疑者の経営する自転車屋があったりして?
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また自転車パンク犯、60台 大阪
2011.6.23 08:34

 22日午後7時20分ごろ、大阪市平野区のJR関西線平野駅前で、駅前にいた男性警備員が「自転車のタイヤをパンクさせている男がいる」と駅前交番に通報。平野署員が現場に駆け付けたところ、男はすでに立ち去っており、駅前の歩道や近くのスーパーに止めてあった自転車約60台がパンクしていた。同署は男がパンクさせたとみて、器物損壊容疑で捜査している。

 同署の調べでは、男は35歳前後で身長約160センチ。青と白のボーダーシャツにジーンズ姿だった。タイヤにはいずれも千枚通しで刺したような小さな穴があいていたという。

 平野駅周辺では、今年1月26日にも同じスーパーの駐輪場で自転車約50台がパンクさせられる事件があり、同署が関連を調べている。

63凡人:2011/06/27(月) 16:18:50
額に不満?アッコ ガガの震災寄付金「少ない」 2011年6月27日 06:00スポニチ

 歌手の和田アキ子(61)が26日放送のTBS「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)で発言した内容がインターネット上で物議を醸している。

 番組では米歌姫レディー・ガガ(25)を特集。東日本大震災の被災地復興のためにポケットマネーを含む約2億4000万円を寄付したことを紹介した際に、和田が「(年収72億円ともいわれる)ガガにしては少ないと思うんだけど」とポツリ。この放送直後、簡易投稿サイト「ツイッター」では「発言に気をつけて」「お金をくれただけでうれしいと思う、普通は」など反発する意見が数多く投稿された。

64凡人:2011/06/28(火) 15:12:20
サッカーボール避け転倒死亡 蹴った少年の親に賠償命令 2011年6月28日12時9分朝日新聞

 校庭から蹴り出されたサッカーボールを避けようとして転倒した男性(死亡当時87)のバイク事故をめぐり、ボールを蹴った当時小学5年の少年(19)に過失責任があるかが問われた訴訟の判決が大阪地裁であった。田中敦裁判長は「ボールが道路に出て事故が起こる危険性を予想できた」として過失を認定。少年の両親に対し、男性の遺族ら5人へ計約1500万円を支払うよう命じた。

 判決によると、少年は2004年2月、愛媛県内の公立小学校の校庭でサッカーゴールに向けてフリーキックの練習中、蹴ったボールが門扉を越えて道路へ転がり出た。バイクの男性がボールを避けようとして転び、足を骨折。その後に認知症の症状が出るようになり、翌年7月に食べ物が誤って気管に入ることなどで起きる誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡した。

 少年側は「ボールをゴールに向けて普通に蹴っただけで、違法性はない」と主張したが、27日付の判決は「蹴り方によっては道路に出ることを予測できた」と指摘。「少年は未成年で法的な責任への認識はなく、両親に賠償責任がある」と判断した。そのうえでバイクの転倒と死亡との因果関係について「入院などで生活が一変した」と認定。一方で、脳の持病の影響もあったとして、請求額の約5千万円に対して賠償額は約1500万円と算出した。(岡本玄)

■「やや酷な印象」

 〈日本スポーツ法学会理事の桂充弘弁護士の話〉 バイクが走行していた道路の通行量などが分からないので断言はできないが、今回の判決は、子どもの行為が及ぼす事態を厳格にとらえたといえる。一方で、少年は校庭で違法な行為をしていたわけではなく、ゴールに向けて蹴ったボールが門扉を越えており、やや酷な印象も受ける。仮に少年側が控訴した場合、今回は問われなかった学校側の施設管理についても検討する必要があるのではないか。

65凡人:2011/06/28(火) 15:14:01
キッコーマン社員ら64人書類送検 高校野球で賭博容疑  2011年6月28日12時25分朝日新聞

 今春の選抜高校野球大会の優勝校、準優勝校を予想する賭けをしたとして、兵庫県警は28日、同県高砂市のキッコーマン食品高砂工場に勤務する社員60人と元社員4人を賭博容疑で神戸地検姫路支部に書類送検した。全員が容疑を認めているという。

 高砂署によると、64人は3月4〜14日にかけて賭けをした疑いがある。賭け金は1口500円で計273口13万6500円が集まったという。13人が当てたが、配当前に事件が発覚し、配当金は支払われていないという。高砂工場の社員約200人の3割が送検されたことになる。

 同署は4月、胴元役の社員の男(35)を賭博容疑で逮捕。その後釈放し、賭け金を出した同僚らとともに任意で捜査していた。

66凡人:2011/06/28(火) 15:15:53
MDMAはラムネ、覚醒剤は小麦粉 ニセモノ販売の疑い  2011年6月28日12時50分朝日新聞

 蜂蜜で固めたハーブティーや煎った花の種を大麻と偽ってインターネットで販売し、薬物使用をあおったとして、警視庁は、通販会社社長の松田豊容疑者(32)=東京都西東京市芝久保町2丁目=を麻薬特例法違反の疑いで逮捕し、28日発表した。

 松田容疑者は「本物を売るよりリスクが少なく、原価も安い。『違法薬物』の注文なので、だまされた客も訴えてこないと思った」と供述しているという。

 サイバー犯罪対策課によると、松田容疑者は4月28日、自身が運営するネットサイト「マリファナスタイル」で、「ブルーベリーポプラ」の名称で蜂蜜で固めたハーブティーを大麻樹脂などと偽り、「5グラム2万円」などとする価格表を掲載、閲覧者に購入や使用をあおった疑いがある。松田容疑者は同様のサイトをほかに八つ運営し、自宅マンションでにせ薬物を手作りしていた。部屋からは「合成麻薬MDMA」として売っていたラムネ約300個や「覚醒剤」がわりの小麦粉、吸引するタイプの「ラッシュ」がわりの酢なども見つかったという。

67凡人:2011/07/02(土) 03:30:44
強姦致傷罪の公訴時効は10年なんだね。
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女性暴行容疑で男逮捕 時効直前、DNA一致
2011.3.8 18:31
 埼玉県警は8日、約10年前に女性を暴行してけがを負わせたとして、強姦致傷の疑いで、同県川越市的場の無職、杉村克則容疑者(44)=別の事件で服役中=を逮捕した。

 県警によると、強姦致傷罪の公訴時効は10年で、成立が4月に迫っていた。平成17年に実用化が始まった警察庁のDNA型データベースを活用。県警が昨年夏以降、現場にあった紙片中に含まれるDNA型を、事件当時より精度の高い技術で再鑑定し、データベースと照合した結果、杉村容疑者の型と一致した。

 杉村容疑者は「間違いない。性的欲求を満たすためにやった」と供述しているという。

 逮捕容疑は、13年4月4日午後3時半ごろ、同県ふじみ野市のアパート1階の部屋に無施錠の窓から侵入、当時20代だった女性の顔を殴るなどして暴行し、1カ月のけがを負わせた疑い。


時効成立の前日に起訴 強姦致傷容疑で男逮捕、DNA型一致
2011.4.6 00:52
 大阪市内で平成13年4月、女性を乱暴したなどとして、大阪地検は5日、強姦致傷と住居侵入罪で、大阪市東住吉区の会社員、岡西輝明容疑者(49)を起訴した。時効成立前日だった。岡西被告は容疑を認めているという。

 起訴状によると、岡西被告は13年4月6日午前、大阪市内で宅配便業者を装って室内に押し入り、応対した女性にナイフを突き付けて「殺すぞ」などと脅し、乱暴したとされる。

 時効成立を前に再捜査した大阪府警天満署が、遺留品から検出されたDNA型が岡西被告と一致したとして、先月20日に逮捕した。

68凡人:2011/07/02(土) 03:32:43
70代女性への強姦未遂 容疑の79歳男逮捕
2011.7.1 22:54

 岩手県警水沢署は1日、強姦未遂の現行犯で、同県奥州市水沢区の農業、岩淵栄容疑者(79)を逮捕した。

 逮捕容疑は午前11時45分ごろ、奥州市内の住宅で70代の女性を暴行しようとした疑い。

 水沢署によると、正午ごろに「家族が襲われている」と110番があった。署員が女性宅で岩淵容疑者を取り押さえた。

69凡人:2011/07/04(月) 07:11:42
ボランティアも命がけ
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ボランティア女性刺し47歳男逮捕 殺人未遂の疑い
2011.5.17 21:01
 17日午後3時40分ごろ、宮城県石巻市蛇田の石巻赤十字病院の敷地内で、ボランティアに来ていた金沢市の団体職員の女性(26)が突然、男に背中を刺された。女性は病院の屋内に逃げたが、腰に重傷。男は駆けつけた石巻署員に殺人未遂の現行犯で逮捕された。

 男は石巻市の無職(47)で、調べに意味の分からないことを話しているという。

 同署によると、女性と男に面識はなかった。男は刃渡り5センチ程度のキリで1回刺したとみられている。

 女性は同署に「あまり大げさにしないでほしい」と話しているという。

70凡人:2011/07/04(月) 07:12:17
日本人は大震災があっても礼儀正しい素敵な国民です。そう海外の方が言ってました。
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避難所でボランティア女性に強姦致傷の疑い 気仙沼で会社員男を逮捕
2011.7.3 23:32
 宮城県警気仙沼署は3日、気仙沼市の避難所にいた女性を殴って乱暴しようとしたとして、強姦致傷の疑いで同市の会社員、長田和彦容疑者(38)を逮捕した。

 長田容疑者は「知らない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は3日未明、ボランティアに来ていた川崎市の30代の自営業女性が寝ていたところ、頭を殴ったほか、カッターナイフのようなもので切りつけ、乱暴しようとした疑い。

 同署によると、周囲には数人の女性が寝ていたが、被害者の叫び声を聞くまで気付かなかったという。

71凡人:2011/07/05(火) 06:24:59
自転車で携帯初摘発 神奈川県 (2011年7月5日 読売新聞)

高1女子警告無視

 平塚署は4日、自転車に乗って携帯電話を使用していた平塚市内の高校1年女子生徒(15)に交通切符を交付したと発表した。

 5月1日施行された改正県道路交通法施行細則で、自転車に乗りながら携帯電話で通話したり、イヤホンで音楽を聴いたりする危険な「ながら運転」が禁止されたが、施行後の摘発は初めて。女子生徒は5万円以下の罰金が科せられる。

 発表によると、女子生徒は3日午後9時半頃、同市追分の路上で、携帯電話の画像を見ながら自転車を運転。事故処理車に乗車していた同署員が見付け、マイクで「自転車に乗りながら携帯電話の使用は禁止されています」と、4回警告したが無視したために交通切符を交付した。

 女子高校生は「自転車なのでつかまらないと思った」と話しているという。

72凡人:2011/07/08(金) 06:23:18
【英国女性殺害 市橋被告3日目(1)】
最初の一言は「自分に見覚えあるか」…全速力でリンゼイさん追いかけ 同居の外国人女性証言
2011.7.7 11:43 Sankei

市橋達也被告=平成21年11月12日、送検のために行徳署を出る(大西史朗撮影)
 (10:09〜10:22)

 《千葉県市川市のマンションで平成19年、英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=が殺害された事件で、殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第3回公判が7日、千葉地裁(堀田真哉裁判長)で始まった。今回は午後から市橋被告本人の被告人質問が行われる予定だ》

 《初公判で市橋被告は「事件の日に何があったか裁判で話すことが私の義務。これからの裁判で詳しくお話しします」と述べた。被告本人の口から何が語られるのか》

 《午前中には、事件当時にリンゼイさんと同居していた外国人女性への証人尋問が行われる。事件前に市橋被告とリンゼイさんのやり取りを間近で見ていただけに、最も重要な証人といっていい》

 《法廷は千葉地裁最大の201号だ。午前10時9分、被害者参加人として裁判に参加するリンゼイさんの父、ウィリアムさんと母、ジュリアさんが入廷し、傍聴席から向かって右側の検察官席の後ろに座った。ウィリアムさんは傍聴席を見渡すと、軽く笑みを浮かべ、ジュリアさんと二、三言言葉を交わした》

 《すぐ後に市橋被告が左側の扉から入ってきた。うつむき気味で縮れたボサボサの長めの髪が目にかかっている。黒色の長袖シャツに濃いグレーの細身のジーンズをはいている》

 《市橋被告は、憔悴(しょうすい)した様子でリンゼイさんの両親に深く一礼し、証言台の後ろにある長いすに腰を下ろした。ウィリアムさんは、被告の方を見ずに傍聴席の方に目をそらした》

 《いずれも男性の裁判員6人が入廷。堀田裁判長ら裁判官3人の後ろに並び、法廷内の全員が起立、礼をした後、席に着いた》

 《裁判の最大の争点は殺意の有無だ。初公判で市橋被告はいきなり土下座し、「リンゼイさんの死に対して責任は取るつもりです」とリンゼイさんの両親に謝罪したが、「殺意はありませんでした」と述べた》

 《検察側は「リンゼイさんへの乱暴の発覚を防ぐという動機があり、3分以上、相当な力で首を圧迫し続けた」と殺意を強調したのに対し、弁護側は「大声を出さないよう口をふさいだが、リンゼイさんが逃げようとしたため、顔に腕を回して押さえ込むうちに動かなくなった」と殺意を否定した》

 《第2回公判では、リンゼイさんの遺体を司法解剖した女性医師が証人として出廷し、「首の中央を強く圧迫する力が加わった。窒息死には最低でも3分は必要だ」と検察側の主張に沿った証言をした》

 《一方で、弁護側がリンゼイさんにかぶさり、腕を首に回す市橋被告のイラストを示し、「この状態でも窒息死はあり得るか」と質問したのには「肘から下が当たっていればなります」と答え、弁護側の主張にも余地を残した》

 《背の高い白人女性が入廷し、証言台の席に座った。長い金髪を後ろに丸く束ねている。午前10時12分、堀田裁判長が告げた》

 裁判長「それでは開廷します」

 《堀田裁判長が「名前は?」と女性通訳を介して質問していく。証人の女性は「○○(法廷では実名)です」と答えていく。その後、堀田裁判長が宣誓を促し、通訳を介して○○さんが宣誓する》

 証人「誠実に真実を証言することを誓います」

 裁判長「それでは、そこに腰かけて証言してください」
1-2

73凡人:2011/07/08(金) 06:24:29
 《起訴状によると、市橋被告は19年3月25日ごろ、自宅マンションでリンゼイさんの顔を何度も殴り、両手を結束バンドなどで縛って乱暴した上、首を絞めて殺害。遺体をベランダの浴槽に入れて土で埋めて遺棄したとされる》

 《若い男性検察官が立ち上がり、「この項目に従って質問します」と述べ、裁判員らにメモが配られた》

 検察官「事件が起きた当時、リンゼイさんと日本で一緒に住んでいましたね?」

 証人「はい」

 《○○さんは、カナダから来日。リンゼイさんと同居していた上、リンゼイさんと同じ英会話学校で英会話講師をしていた。一度、カナダに戻ったが、今回は証言のために再来日したという》

 検察官「市橋被告と一度会ったことがありますね?」

 証人「はい」

 検察官「それは平成19年3月21日未明にリンゼイさんと一緒に部屋にやってきたときのことですね?」

 証人「そうです」

 《○○さんが前日20日の夜から別の友人と自宅にいたところ、東京メトロの行徳駅前でほかの友人とバーで飲んでいたリンゼイさんが市橋被告を連れて帰ってきたという》

 検察官「何時ごろでしたか」

 証人「終電の後だったので深夜、12時何分かだったと思います」

 《2人が帰ってきたとき、○○さんは、友人とダイニングルームにいた》

 検察官「そのとき、リンゼイさんとあなたはどうしましたか」

 証人「リンゼイさんは私を浴室に連れていきました」

 検察官「市橋被告についてリンゼイさんは、どのような説明をしましたか」

 証人「リンゼイさんは行徳駅から西船橋まで電車に乗ったところ、彼(市橋被告)がじっと見ていたということでした」

 「彼女は駅を下りて自転車で帰宅しようとしたところ、『自分のことを見覚えあるか。洗濯機を直したことがある』と声をかけてきたといいます。リンゼイさんは『見覚えがない。会ったことはありません』と答えました。すると、『英語の先生をやっていますね』と尋ねてきたといいます」

 《市橋被告がこの日、リンゼイさんに声を掛ける前に自宅の洗濯機を修理したという事実は確認されておらず、市橋被告がリンゼイさんに接近するための口実とみられている》

 《ウィリアムさん夫妻はしきりにメモを取っている。裁判員らは真剣な表情で証言に耳を傾けている》

 証人「リンゼイさんが自転車で全速力で家に向かったところ、彼が全速力で走って追いかけてきたということです。アパートに着くと、(市橋被告は)息が切れていたそうです」

 「彼女が『水をあげる』と言ったのか、彼が『水をください』と言ったのか分かりませんが、水を飲むということで、自宅に来ることになったようです」

 《証言が続く間、市橋被告はうなだれたような姿勢のまま、微動だにしなかった》
2-2

74凡人:2011/07/08(金) 06:29:41
【英国女性殺害 市橋被告3日目(2)】
「ストーカーじゃない。似顔絵描かせて」 何度もせがまれ根負け

遺族が英警察当局を通じて公表したリンゼイ・アン・ホーカーさんの写真
 (10:23〜10:41)

 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第3回公判で、事件当時、リンゼイさんと同居していた外国人女性、○○さん(法廷では実名)への検察側の証人尋問が続く》

 《男性検察官は平成19年3月21日未明、市橋被告がリンゼイさんの自宅に上がり込み、居座ったときの状況について、通訳を通じて質問した。当時、室内には市橋被告、リンゼイさん、○○さんの他にも、リンゼイさんの友人女性1人がいた》

 証人「(市橋被告が)『大学で美術を学んでいる。自分はストーカーではない。英語を教えてもらいたいだけ』と言っていました」

 検察官「その他に、市橋被告に頼まれたことはありますか」

 証人「私たちの似顔絵を描きたいと言っていました。私たちは『ノー(だめ)』と言いました」

 検察官「でも市橋被告はリンゼイさんの似顔絵を描きました。どうしてですか」

 証人「何度も『描かせてほしい』と言い、彼女は描かせて早く(市橋被告を)帰らせたいと考えていました」

 《市橋被告はリンゼイさんの似顔絵を描いた紙に自らの名前、電話番号、メールアドレス、日付を記してリンゼイさんに渡したという。一方、リンゼイさんも自分の連絡先を書いた紙を市橋被告に渡した》


 検察官「どうして市橋被告に連絡先を教えたと思いますか」

 証人「とにかく彼女は家から彼を帰したいと考えたからだと思います」

 検察官「市橋被告はすんなり帰りましたか」

 証人「いいえ、家にとどまりたい雰囲気でした。彼女が(市橋被告を)玄関まで送っていき、『ちゃんと帰れる? 帰り方は分かる?』と話していました。彼女が『グッドナイト(おやすみ)』と繰り返し、ようやく(市橋被告は)帰っていきました」

 検察官「市橋被告が滞在した時間は?」

 証人「20分から30分ぐらいでした」

 検察官「リンゼイさんは市橋被告に家にいてほしいと考えていましたか」

 証人「いいえ。彼女はしぐさから、リラックスしていないと分かりましたし、(迷惑しているというような)アイコンタクトも送ってきました。(市橋被告に対する)言葉遣いは丁寧でしたが、あくまでも形式的なもので、友達に対するものではありませんでした」

 検察官「市橋被告が帰った後、リンゼイさんは何と言っていましたか」

 証人「『変わった人だね。気味が悪いね』と言っていました」

 《向かって右から2番目の男性裁判員は、○○さんの言葉を聞きながら、メモを取る。○○さんは、リンゼイさんが事件に巻き込まれて行方不明になっていた3月26日、リンゼイさんが勤務していた語学学校関係者とともに警察に通報。さらに27日には、リンゼイさんの遺体の身元確認も行っている》

75凡人:2011/07/08(金) 06:30:34
 検察官「リンゼイさんはどんな状態でしたか」

 証人「遺体は、テーブルの上に横たわっていました。遺体の髪はショートヘアで、彼女はロングヘアだったから、別人だと思って近づきましたが、彼女の遺体でした」

 《○○さんは、涙声になり始め、涙をぬぐった》

 証人「髪が切り取られ、顔はむくんではれ上がり、彼女が徹底的に殴られているのが分かりました。本当にショックでした」

 《初公判では、リンゼイさんの大量の毛髪が室内のゴミ袋に遺棄されていたことが明らかにされている。検察側の後ろに座るリンゼイさんの母親のジュリアさんは、○○さんの話を聞きながら、ハンカチで目頭を何度もぬぐった》

 検察官「今も涙をぬぐっていましたが、4年たった今もショックは大きいですか」

 《○○さんは、何度もうなずき、「はい」と答えた》

 検察官「リンゼイさんはあなたにとってどんな存在でしたか」

 証人「とても思いやりのある人でした。他人を大事にする人で、器が大きく、自分自身にも自信を持っていた人でした」

 検察官「あなたがリンゼイさんの優しさを感じたエピソードを教えてもらえますか」

 《ジュリアさんの隣に座る父親のウィリアムさんは生前のまな娘の話を聞き逃すまいと、○○さんを食い入るように見つめる》

 証人「私は当時、カナダにボーイフレンドがいましたが、別れるかもめていました。別れることになり、取り乱したとき、彼女は『大丈夫』と慰めてくれました」

 《ウィリアムさんは一瞬、眉間にしわをよせ、涙をこらえるような表情を見せる》


 検察官「事件であなたの生活に変化はありましたか」

 証人「はい。予定よりも早く帰国しました。彼女は強い人でした。強いからこそ、他人を信頼できましたが、それがあだとなりました」

 《ジュリアさんは何度もうなずき、目と鼻をハンカチでぬぐう》

 検察官「あなたは大事な人を失いました。市橋被告に、どんな処罰を望みますか」

 《○○さんは、冷静な声で訴える》

 証人「まずは死刑を望みます。死刑にならなくても、二度と社会には出てほしくありません。反省も後悔もしておらず、また同じことを繰り返すと思います」

 《ここで検察側の証人尋問が終わり、弁護側による質問に移る。○○さんの後方にある被告人席に座る市橋被告は背中をやや丸めて座り、動きを見せなかった》
2-2

76凡人:2011/07/08(金) 06:36:37
【英国女性殺害 市橋被告3日目(3)】
「気味の悪い、変わった人」 リンゼイさんが語った被告の印象
2011.7.7 12:53

千葉地裁で4日に開かれたリンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件の初公判。父親のウィリアムさんは報道陣に向け、胸ポケットから取り出したリンゼイさんの写真を見せ、庁舎内へ
 (10:43〜11:05)

 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第3回公判。事件当時、リンゼイさんと同居していた○○さん(法廷では実名)への証人尋問は、検察側の尋問が終わり、弁護側の尋問へと移る》

 《男性弁護人は、リンゼイさんと市橋被告の関係について、事件直後、供述調書を作成したときの状況を確認する》

 弁護人「警察には、正直に話したということで、よいですか」

 証人「はい」

 《男性弁護人はリンゼイさんと市橋被告の関係について尋ねた》

 弁護人「市橋被告はリンゼイさんに『英語を教えてほしい』としきりに頼んでいたのですね?」

 証人「市橋被告は、リンゼイさんだけに頼んでいて、一緒にいた私たち2人の友人には頼んできませんでした」

 《男性弁護人の質問は、市橋被告がリンゼイさん宅で描いたという似顔絵についてに移った》

 弁護人「市橋被告は、(リンゼイさんの自宅で)リンゼイさんの似顔絵を描いて、連絡先を添えて渡したのですね?」

 証人「はい」


 《男性弁護人が法廷の壁に設置された大型モニターにそのときの似顔絵を映し出す。シンプルな線で描かれた、ほほえむリンゼイさんの横顔の右に、市橋被告の名前と電話番号、メールアドレスが書かれている。市橋被告はモニターを見ようともしない》

 《男性弁護人は、似顔絵を証拠として採用することを求め、堀田真哉裁判長はこれを許可した》

 弁護人「市橋被告が帰ったあと、リンゼイさんは彼のことを『気味の悪い、変わった人』と言っていたのですね?」

 証人「はい」

 弁護人「『危険だ、怖い人物だ』とまでは言っていなかったのですね」

 証人「はい」

 弁護人「あなたも危険とまで思わなかった?」

 証人「私は彼のことを評価できるほど、そばにいたわけではないので…」

 弁護人「危険とまでは思わなかったということですね?」

 証人「市橋被告を評価できるほど、そばにいたわけではないというだけで、危険だと思わなかったわけではありません。私も気味が悪いとは思いました」

 弁護人「あなたと市橋被告は、そのときが初対面だったのですか」

 証人「はい」

 弁護人「リンゼイさんも市橋被告とは初対面だ、と言っていたのですね?」

 証人「はい」

 弁護人「初対面の市橋被告を、リンゼイさんは深夜、自宅に連れ帰ったのですね?」

 証人「はい」

 《男性弁護人は、○○さんの口から、リンゼイさんは○○さんと違って市橋被告に好意的だったとの言葉を引き出したいようだ。リンゼイさんの両親は、男性弁護人を注意深く見つめている》


 弁護人「(市橋被告の似顔絵を画きたいという)申し出に対し、リンゼイさんだけが了承した?」

 証人「はい」

 弁護人「そのときに、リンゼイさんは、自分の連絡先を(市橋被告に)渡したのですね?」

 証人「はい」

 《男性弁護人は、リンゼイさんの自宅に来たとき、帰りたがらなかったという市橋被告の様子について質問する》

 弁護人「市橋被告が自宅に来た時間は、深夜12時過ぎだったのですね?」

 証人「はい」

 弁護人「あなた自身、迷惑だから(市橋被告に)早く帰ってほしい、と思いましたか」

 証人「はい」

 《男性弁護人は、○○さんが、そのとき、市橋被告に抱いた悪い感情について質問を続ける》

 弁護人「市橋被告が帰りたがっていないように見えたのは、あなたが(市橋被告に)早く帰ってほしいと思っていたからではないですか」

 証人「まぁ、そうですね」

 《男性弁護人は、市橋被告に好意を持っていたともとれるようなリンゼイさんの行動について、○○さんから話を引き出そうとしているようだ》

77凡人:2011/07/08(金) 06:38:04
 弁護人「市橋被告がリンゼイさんに『水を飲ませてくれ』と言って、自宅に上がり込んだんですか。それともリンゼイさんが『水でも飲みませんか』と誘ったのですか」

 証人「よく覚えていません」

 弁護人「事件直後に作成されたあなたの供述調書によると、『リンゼイさんは達也(市橋被告)の息が切れているから、水でもどうぞ、と誘った』と書いているが、その内容が正しいのでは?」

 証人「はい、そう言いました」

 弁護人「今は事件から4年がたっています。供述調書は事件直後に作成したものです。直後の供述調書の方が正しいのではないですか」

 《○○さんは、「今は覚えていない」と答えるが、男性弁護人は重ねて質問する》

 弁護人「事件直後の方が正確なのではないですか」

 証人「それは、そうです」

 《男性弁護人が改まったように上体をそらした》

 弁護人「○○さん、市橋被告にあなたはどのような感情を持っていますか」

 証人「感情の変化までですか」

 弁護人「ただ、あなたが市橋被告をどう思っているか聞きたいだけです」

 《○○さんは、体をよじらせ、しばらく沈黙したあと、ゆっくり一語一語区切るように話し出した》

 証人「本当に許せない。耐えられない憤りを感じます。彼は彼女に対してしたことについて、償うべきです」

 《リンゼイさんの父、ウィリアムさんが「その通り」というように、小さくうなずいた》


 弁護人「そういった感情が市橋被告に対する記憶を変容させているわけではないのですか」

 証人「市橋被告はああして彼女を殺しました。私が抱く気持ちは当然のものです」

 《小さい声ながら、○○さんは、はっきりと答えた》

 弁護人「あなたはカナダ国籍ですか」

 証人「はい」

 弁護人「カナダには死刑がありますか」

 証人「ありません」

 《弁護人が質問を変える》

 弁護人「マンションは商店街からはずれていますよね?」

 証人「そうです。はずれています。住宅街です」

 弁護人「リンゼイさんが帰宅したのは21日にかけての深夜ですね?」

 証人「そうです」

 弁護人「ずいぶん遅い時間と思いますが、日本は治安がいいので、夜中に移動しても問題ないとお感じでしたか」

 《ここで通訳の女性から質問が出る》

 通訳「それは今日現在の気持ちですか。それとも当時?」

 《同居していた友人が事件に巻き込まれ、痛ましい姿で見つかる。確かに現在は治安がいいと感じているはずがない》

 弁護人「当時です」


 《○○さんは「そうです」と答え、弁護人の質問は終わった。次いで男性検察官が追加の質問を行う》

 検察官「リンゼイさんが深夜に帰宅したとき、あなたと友人が自宅にいることは知っていたのですか」

 証人「はい」

 検察官「リンゼイさんが被告を家に入れた理由について、リンゼイさんがどう感じていたと思いますか?」

 《○○さんは、まっすぐ裁判長の方を見つめながら答えた》

 証人「彼女は人に対して邪険にしない。人を思いやる、大丈夫と思う気持ちをいつも持っていた人ですから」

 《ここで○○さんへの証人尋問は終了し、20分間の休廷に入った。市橋被告はうなだれたような姿勢のまま、刑務官に促されて退廷した》
2-2

78凡人:2011/07/08(金) 06:42:22
【英国女性殺害 市橋被告3日目(4)】
「遺伝病」「第5因子」「血液病」…持病に関心? 市橋被告が謎のネット検索
2011.7.7 13:52

英国人女性殺害事件の初公判が行われた千葉地裁の法廷=4日午後(代表撮影)
 (11:30〜12:00)

 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第3回公判は、午前11時半に再開した。裁判員の証人尋問に向け、協議に時間がかかったのか、予定時刻よりやや遅れての再開となった》

 《傍聴席から向かって左側の扉から入った市橋被告は、先に入廷していたリンゼイさんの両親に向かって、ゆっくりと頭を下げた。だが、両親はうつむいたまま目を合わせようとしない》

 《事件当時、リンゼイさんと同居していた友人の○○さん(法廷では実名)に対する裁判員からの証人尋問が始まる。堀田真哉裁判長が質問を促すと、向かって左から3人目の青いシャツにメガネをかけた裁判員の男性が質問する》

 裁判員「一つうかがいたいことがあります。リンゼイさんは、被告の(英会話の)個人レッスンを引き受けたといいますが、それについて、リンゼイさんは何か感想を言っていましたか」

 《堀田裁判長が、質問内容の再確認をした後、○○さんが答える》

 証人「彼女と最後の会話を交わしたときのことを思い起こしますと、キッチンで話していたと思います。ボーイフレンドがやってくる。そうしたら旅行するんだと言っていました。そして、両親のことを話し、(勤務先の英会話教室の)レッスンのことを話す中で、プライベートレッスンについても言及したことがあったと記憶しています」

 裁判員「そのときの様子は?」

 証人「特に気づいたことはありません。さらっと言及したにすぎませんので…」

 《裁判員の男性は、○○さんに向かってうなずき、質問を終える》


 裁判長「他にありませんか」

 《堀田裁判長は、左右を見回し、質問を促すが手は挙がらない》

 裁判長「これで証人尋問は終わりました。ありがとうございました」

 《○○さんは、証言台を立ち、傍聴席側から少し疲れた様子で退廷する。市橋被告はじっとしたままで身動きをせず、ややうつむいた姿勢で座っている》

 《続いて弁護側の提出した証拠調べに入る。法廷の左右の壁に設置された大型モニターに概要が表示され、ところどころ、弁護人が口頭で説明を入れる》

 弁護人「まずは第1号証ですが…」

 《第1号証は、被害者の直腸内温度と死亡推定時刻に関する報告書だ。リンゼイさんの直腸内温度は検視時の平成19年3月27日午後1時43分には19・6度。これを法医学の教科書に基づき、2種類の方法で検証すると、死亡時刻は26日午後0時55分ごろか、26日午後3時58分ごろになるとした》

 弁護人「いずれの方法も確実とはいえず、かなりの幅があり、あくまで目安であるとされています」

 《弁護側はそう結論付けた。次いで、浴槽の痕跡に関する実況見分の資料の説明に入る》

 《弁護側はリンゼイさんの遺体が発見された取り外し可能な浴槽と、体形のよく似た男性を使い、畳の上に置いた場合の畳のへこみ具合を検証。男性の姿勢を変えた4パターンの実況見分の結果を示した》

 《これによると、リンゼイさんの遺体が見つかったときと同様、浴槽内にうずくまった状態でいるときには、畳に排水口の丸い跡は残らず、排水口側に背を向けて座った状態のときのみ、畳に直径約3センチの排水口の丸い跡が残るとした》
1-2

79凡人:2011/07/08(金) 06:43:30
 《これにより、何を立証しようとしているのか。弁護側の意図はまだ分からない》

 弁護人「第17号証です。被告のインターネットの検索状況に関する報告書を示します」

 「これは被告のノートパソコンで、ネットにアクセスした記録をハードディスクを解析して検索ワードを調べたものです」

 《法廷の大型モニターに検索語が表示される。弁護側の説明によると、ネット検索は3月25午後11時38分から26日午前0時すぎに行われた。ワードはいずれも英語で「ワルファリン」「遺伝病」「第5因子」「血液病」「糖尿病」など医療用語だった》

 《「ワルファリン」は医薬品の名前だ。初日の弁護人の冒頭陳述では、リンゼイさんが被告に「持病がある。薬を飲まないと」と訴えていたと主張しており、弁護側の主張する死亡推定時刻と照らすと、検索時、リンゼイさんは生存しており、薬を与えようとしたとの主張を展開するとみられる》

 《その後、リンゼイさんの遺体や犯行現場となったマンション室内の写真を提示。マンションの4畳半の和室を撮影した写真では、浴槽の排水口跡とみられる丸い跡が南西の角の畳に残っていることを示した。実況見分の証拠として示したリンゼイさんの浴槽内の姿勢と関連付けたいようだが、弁護側はそれ以上、説明しなかった》

 《また、6畳の和室のパソコンなどが置かれたテーブルの写真の右端には、「WARFERRIN(ワルファリン)」と書かれた手書きのメモが写り込んでいたことを示す証拠を提出した》

 弁護人「ワルファリンを辞書で調べますと、『抗凝血製剤』という単語が出てきます」

 《弁護人がここまで説明したところで、裁判所側は全ての証拠を採用。裁判長が休廷を宣言し、午前中の審理を終えた。午後は1時15分から再開の予定だ。市橋被告は身じろぎせず、終始うなだれたままだった》
2-2

80凡人:2011/07/08(金) 06:51:02
【英国女性殺害 市橋被告3日目(5)】
「何か飲む?」被告は誘われ、部屋に入ったと強調
2011.7.7 15:30

市橋達也被告=平成21年11月12日、送検のために行徳署を出る(大西史朗撮影)
 (13:15〜13:45)

 《千葉県市川市のマンションで平成19年、英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=が殺害された事件で、殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第3回公判は、昼の休廷を挟んで再開した。いよいよ市橋被告本人への被告人質問が始まる》

 《入廷した市橋被告は、出廷しているリンゼイさんの両親に深々と一礼したあと、うつむいたまま着席した》

 《6人の裁判員らも着席し、堀田真哉裁判長に促されて市橋被告が証言台の席に着く。弁護側からの質問が始まった》

 弁護人「あなたは初日の公判で『事件の日に何があったか話すのが義務だ』と話しましたが、覚えていますか」

 被告「はい、覚えています」

 《市橋被告は、法廷に響くほどの大きな声で述べた。弁護側はまず、リンゼイさんと出会うまでの状況について尋ねていく》

 弁護人「平成17年3月に千葉大学を卒業しましたね?」

 被告「そうです」

 弁護人「大学では主に何を学んでいましたか」

 被告「主に植物について。公園や広場のデザイン、設計を学びました」

 弁護人「卒業後はどういう進路を考えていましたか」

 被告「大学と同じ分野で、海外の大学院で学びたいと思っていました」


 《市橋被告は、一言一言言葉を選ぶようにゆっくりした口調で答えていく》

 弁護人「17年の大学卒業から事件の19年3月までについて聞きます。仕事はしていましたか」

 被告「していません」

 弁護人「収入はどうしていましたか」

 被告「親に仕送りをしてもらっていました」

 弁護人「留学準備は、具体的にどんなことをしていましたか」

 被告「留学に必要なTOEFL(トーフル)テストというものがあり、対策の参考書を使い、英語の勉強をしていました」

 《ここからリンゼイさんと出会った3月20日夜の話に移っていく。左から2番目の男性裁判員は眉間に手をやり、真剣な表情を崩さない》

 弁護人「リンゼイさんを、初めにどこで見かけたんですか」

 被告「最寄り駅の(千葉県市川市の東京メトロ)行徳駅の改札前広場で見かけました」

 弁護人「見かけて、どう思いましたか」

 被告「すれ違った後、数カ月前に私が洗濯機の水漏れを直し、英語の個人レッスンを頼んだ若い白人女性に似ていると思いました」

 《検察側は、初公判の証拠調べで、リンゼイさんが「洗濯機を直したのは僕です」と市橋被告から話しかけられた、とするリンゼイさんの親友の△△さん(法廷では実名)の証言を明らかにしている。実際に市橋被告が洗濯機の修理を行ったかについては、これまでの公判でも触れられていない》

 弁護人「そのときの女性に似ていると思って、どうしましたか」

 被告「もしそのときの若い白人女性なら、もう一度レッスンを頼もうと思いました」

81凡人:2011/07/08(金) 06:53:10
 弁護人「その後、リンゼイさんはどこに行きましたか」

 被告「行徳駅の中に入っていきました」

 《その後、リンゼイさんの後をついて、西船橋駅で電車を降りた市橋被告。質問は、駅前通りで声をかけた市橋被告とリンゼイさんの対面と会話の内容に迫っていく》

 弁護人「何と声をかけたんですか」

 被告「『突然、話しかけてすいません。少し話してもいいですか』と言うと、リンゼイさんはうなずいてくれました。私は、リンゼイさんに『私のことを覚えていますか』と尋ねました」

 《最初の一言こそ力強く答えた市橋被告だったが、その後はたどたどしい返答が目立つ。はなをすする音が響き、声は震えている。涙声のようにも聞こえるが、台本を読み上げているような印象も受ける》

 弁護人「英語で話しかけましたか。日本語ですか」

 被告「全て英語です」

 弁護人「リンゼイさんは何と答えましたか」

 被告「『違うと思います』と言いました」

 弁護人「それからリンゼイさんはどうしましたか」

 被告「自転車に乗って、通りの方に走っていきました」

 弁護人「あなたはどうしましたか」

 被告「駅の方に歩いてから、リンゼイさんが走った方向と思う方へ走っていきました」


 弁護人「リンゼイさんと会えましたか」

 被告「団地のような場所の街灯のところで、リンゼイさんが自転車を降りているところを見つけました」

 《再びリンゼイさんに話しかける市橋被告。リンゼイさんの部屋に上がり込むまでの様子を詳細に答えていく》

 弁護人「何と声をかけましたか」

 被告「『また怖がらせてごめんなさい。どこ(の国)から来ましたか』と聞きました」

 弁護人「リンゼイさんは?」

 被告「『イングランドから』と答えていたと思います」

 弁護人「他に何か話しましたか」

 被告「はい。『私は海外で風景建築、公園設計、広場設計を学びたい。英語を教えてくれませんか。教えてくれれば、もちろんお礼をします』と話しました」

 弁護人「それに対してリンゼイさんは何と答えましたか」

 被告「リンゼイさんは笑ってくれて、『何か飲む?』と聞いてきてくれました」

 《リンゼイさんに誘われて部屋に上がった、と説明する市橋被告。リンゼイさんの母、ジュリアさんは口を手で覆い、険しい表情で市橋被告を見つめる》

 弁護人「リンゼイさんの部屋には誰がいましたか」

 被告「リンゼイさんの他に、若い白人女性2人がいました」

 弁護人「歓迎された、と思いましたか」

 被告「思いませんでした」

 弁護人「部屋に入って、どうしましたか」

 被告「絵を描かせてほしい、と言いました」

 弁護人「なぜ絵を?」

82凡人:2011/07/08(金) 06:53:49
 被告「部屋の雰囲気を和ませたかったので」

 弁護人「描かせてくれた人はいましたか」

 被告「はい」

 弁護人「誰ですか」

 被告「リンゼイさんです」

 《リンゼイさんの絵を描いた後、他の2人には断られたと市橋被告は説明する》

 弁護人「描き終わってどうしましたか」

 被告「絵に私の名前、電話番号、メールアドレス、日付を書いてリンゼイさんに渡しました」

 弁護人「リンゼイさんの反応は?」

 被告「受け取ってくれました」

 弁護人「リンゼイさんもメールアドレスを教えてくれましたか」

 被告「はい」

 《10〜15分間、部屋で過ごし部屋を出ると、時間は既に深夜で終電はない。市橋被告は西船橋駅に戻り、インターネットカフェで一泊したという》

 弁護人「リンゼイさんから連絡先を聞いてどう思いましたか」

 被告「うれしかったです。」

 弁護人「どうして、うれしいと思いましたか」

 被告「リンゼイさんから英語の個人レッスンを受けられるかもしれない、と思ったからです」

 《初対面を終え、事件を迎えるまでの数日間のやり取りについて、質問が続いていく》

83凡人:2011/07/08(金) 06:57:49
【英国女性殺害 市橋被告3日目(6)】
「リンゼイさんと親密な関係になれたらいいな」被告の言い分に遺族怒り 
2011.7.7 15:42

初公判に出廷した市橋達也被告=4日、千葉地裁(イラスト・吉田正幸)
 (13:45〜14:10)

 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第3回公判で、市橋被告への弁護側の被告人質問が進む。男性弁護士は市橋被告とリンゼイさんがメールで約束した英会話の個人レッスンの内容について確認していく》

 弁護人「どういう約束をしたのですか」

 被告「日曜日(平成19年3月25日)の午前9時に(東京メトロ)行徳駅前で会って、駅前で1時間のレッスンを受けることになりました」

 《市橋被告は時折、はなをすすり、ゆっくりとした口調で答えた》

 弁護人「25日は何時に起きましたか」

 被告「午前8時40分です」

 弁護人「(待ち合わせ時間の直前に起きたのには)何か事情があったのですか」

 被告「よく寝てませんでした。25日深夜(未明)、私は当時つきあっていた女性と外で会っていました。自分の部屋に戻ったのは朝4時ごろでした。そ…そこから、帰って眠ったので、起きたときが8時40分ごろです。寝坊したのです」

 《一言一言を区切るようにして話す市橋被告。両手をきつく握りしめ、顔を小刻みに揺らしており、緊張しているようにも見える》


 《市橋被告は起床してから自転車で行徳駅に向かい、その様子は途中の防犯カメラにも写っているという。弁護人に駅までの所要時間を尋ねられ、「5分もかかっていない」と答えた。駅前には、リンゼイさんが先に到着していたという》

 弁護人「リンゼイさんと会ってどうしましたか」

 被告「駅前のコーヒーショップに一緒に入りました」

 弁護人「どんなレッスンを受けましたか」

 被告「私の趣味の話、お互いの好きな映画女優の話、(19)98年の(サッカー)フランスワールドカップの話、(映画化された)ハリーポッターの話を(英語で)しました」

 弁護人「レッスン料はコーヒーショップで払いましたか」

 被告「いいえ、払っていません」

 《弁護側は冒頭陳述で、市橋被告は待ち合わせ時間直前に起床したことで慌てたため、レッスン料を持っていくことを忘れたと主張。市橋被告もこの趣旨に沿った返答を行った。一方、検察側は冒頭陳述で強姦目的で『レッスン料を家に忘れた』と口実を使って自宅に誘い込んだと指摘しており、双方の主張は真っ向から対立している》

 弁護人「いつ代金を忘れたことに気づきましたか」

 被告「コーヒーショップに入って飲み物を注文し、支払うときに財布の中身を見たときです」

 弁護人「どうして、そのときに(レッスン料を忘れたことを)言わなかったのですか」

 被告「そのときに言ったら、レッスンを受けられなくなるかもしれないし、受けたとしても、レッスンの雰囲気が悪くなると思ったからです」

 《検察側の後方に座る父親のウィリアムさんは眼鏡を取り出してかけ、市橋被告の顔を見つめる》

84凡人:2011/07/08(金) 06:58:31
 弁護人「どうするつもりだったのですか」

 被告「レッスンが終わったころにリンゼイさんにお金を忘れたことを謝って、(自宅に)取りにいけばいいと思いました」

 弁護人「忘れたことを伝えたとき、リンゼイさんはどんな反応をしていましたか」

 被告「リンゼイさんは『それだったら急がなければいけない』と言いました」

 《これまでの公判で、リンゼイさんが同日午前10時50分から語学学校でレッスンの予定があったことが明らかになっている。2人はコーヒーショップを出た後、タクシーに乗って市橋被告方のマンションに向かっている》

 弁護人「タクシーの中でリンゼイさんと会話を交わしましたか」

 被告「していません」

 弁護人「タクシーはどのあたりに止まりましたか」

 被告「マンション前のガソリンスタンドです」

 弁護人「タクシー運転手と何か話しましたか」

 被告「はい。私がタクシー料金を払った後、運転手に『ここで5、6分待っていてくれませんか』と言いました」

 弁護人「あなたはどうするつもりだったのですか」

 被告「私は走って自分の部屋に行き、お金を取って戻ってきて、リンゼイさんにレッスン料を渡すつもりでした」

 弁護人「運転手の答えは?」

 被告「『それはできない』などと言っていました。私は運転手に『それだったら5、6分後にここに来てくれないか』と言いました」

 弁護人「運転手は何と答えましたか」

 被告「運転手は『ここに電話してくれればいい』と言って、タクシー会社の電話番号が書かれた領収書を渡してきて、行ってしまいました」


 《弁護側はこのやり取りで、市橋被告が当初から強姦目的で自宅まで連れて行ったわけではないということを訴えたいようだ》

 弁護人「タクシーが去ったとき、リンゼイさんは何か言いましたか」

 被告「はい。リンゼイさんは『私はどうやって帰ったらいいの?』と言っていました」

 弁護人「それで、あなたはどうしたのですか」

 被告「マンションに歩いていきました」

 《市橋被告とリンゼイさんは4階にある市橋被告の部屋に向かうため、エレベーターに乗り込んだ。検察側の冒頭陳述によると、エレベーターでリンゼイさんは、しきりに腕時計を見るなど、時間を気にしていたという》

 弁護人「あなたはエレベーター内で何を考えていましたか」

 《市橋被告は、間を置いてから、たどたどしくしゃべり始めた》

 被告「私はタクシーが行ってしまったから、リンゼイさんは仕事に間に合わないと思いました。このままリンゼイさんと親密な関係になれたらいいな、と勝手に思っていました」

 《「親密な関係」を通訳が訳したとき、検察側の後方に座る母親のジュリアさんは隣のウィリアムさんを見つめ、顔を振りながら怒気をはらんだ表情となった。一方、傍聴人席の最前列に座るリンゼイさんの姉妹も遺影を膝の上に置き、市橋被告の背中に厳しい視線を注いでいた》

 《弁護人は「ここでいったん休憩を」と求め、堀田真哉裁判長が20分間の休廷を宣言。午後2時半から弁護側の被告人質問が再開される》

85凡人:2011/07/08(金) 07:03:58
「私を殺すつもりね」 抵抗しながらリンゼイさんが発した一言
2011.7.7 17:10

初公判に出廷した市橋達也被告=4日、千葉地裁(イラスト・吉田正幸)
 (14:30〜15:00)

 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第3回公判。約15分間の休廷を挟み、傍聴席から見て左側の扉から市橋被告が入廷した。リンゼイさんの両親に目を向けることなく、足早に証言台の前に立ったあと、ずり下がったジーパンを手で腰まで引き上げた。午後2時半から審理が再開した》

 《男性弁護人は、リンゼイさんが市橋被告の部屋に入ってからの状況を質問した》

 弁護人「あなたの部屋にリンゼイさんが入ったあと、あなたはどうしましたか」

 被告「入ったあと、私は手を伸ばしてリンゼイさんの後ろから抱きつきました」

 《リンゼイさんの父親のウィリアムさんは険しい表情をしている》

 弁護人「なぜ、抱きついたのですか」

 《この質問に市橋被告は、しばらく沈黙する》

 被告「彼女とハグ(抱き合うことを)したかったからです」

 弁護人「場所はどこですか」

 被告「玄関です」

 弁護人「そのとき、リンゼイさんはどのような反応だったのですか」

 被告「リンゼイさんは強く拒絶しました」

 弁護人「それでどうしたのですか」

 被告「私は誘惑に負けました。…(しばらく黙ったあと)、私はリンゼイさんを廊下に押し倒しました」

 《リンゼイさんの母、ジュリアさんは、唇をかみしめている》

 弁護人「リンゼイさんはもちろん抵抗しましたよね?」

 被告「しました」

 弁護人「あなたはどういう行為をしましたか」

 被告「抵抗するリンゼイさんを押さえつけました」

 《泣いているのか、市橋被告がはなをすする音が法廷に響く》

 弁護人「どういう体勢でリンゼイさんを押さえつけたのですか」

 被告「リンゼイさんは廊下にあおむけになり、私はその上にまたがるように乗りました」

 弁護人「具体的にはどういうことですか」

 被告「リンゼイさんの手足を私が押さえつけるようなかたちです」

 弁護人「リンゼイさんの着ている服を破ったりしていますか」

 被告「してます」

 弁護人「顔面を殴ったり、頸部(けいぶ)を圧迫したりしましたか」

 被告「それはしていません」

 弁護人「リンゼイさんはどのくらい抵抗しましたか」

 被告「数分間、抵抗しました」

 《傍聴席から見て、右端から2番目の5番の男性裁判員は市橋被告をじっと見つめている》

 弁護人「あなたは(抵抗するリンゼイさんに対して)どうしましたか」

 被告「手首と足首に、結束バンドをはめました」

 弁護人「その後どうしましたか」

 被告「リンゼイさんを姦淫(かんいん)しようとしました」

 《ジュリアさんは目を覆って泣いている》

 弁護人「あなたはすぐに姦淫することができましたか」

 被告「できませんでした」

 《市橋被告は、リンゼイさんを乱暴しようと、避妊具の装着を試みたが、うまくいかなかったため、避妊具をそのままゴミ箱に捨てたという》

86凡人:2011/07/08(金) 07:04:53

 《右から3番目の男性裁判員が首をかしげている》

 弁護人「それからどうしましたか」

 被告「私はリンゼイさんを姦淫しました」

 《男性弁護人は質問を変えた》

 弁護人「結束バンドは何の目的で持っていたのですか」

 被告「私の部屋の配線コード類をまとめて、壁に掛けるために、前年(平成18年)、ホームセンターで買いました」

 弁護人「結束バンドはどこにありましたか」

 被告「玄関の靴箱の上、壁際にある収納棚にまとめて置いてありました」

 《男性弁護人は、計画的に結束バンドを準備したわけではなかったと主張したいようだ》

 《続いて、男性弁護人は法廷内に設置された大型モニターに市橋被告の部屋の見取り図を示して、姦淫した場所の確認をした後、別の男性弁護人に交代した》

 弁護人「あなたがしたことは、リンゼイさんの気持ちを踏みにじった強姦行為だと分かっているのですか」

 被告「…はい」

 弁護人「強姦した後、どのような行動をしましたか」

 被告「私は寝室に置いてあった、テンピュール(低反発)のマットレスを廊下に持ってきて、廊下で横になっているリンゼイさんの下に敷きました」

 《一言一言区切るように話す市橋被告。はなをすする音がますます大きくなった》

 弁護人「なんでそんなことをしたのですか」

 被告「彼女に申し訳ない気がしたので…」

 弁護人「それは冷たい床で横たわっているリンゼイさんをいたわる気持ちからですか」

 被告「はい」

 《ジュリアさんは目を見開いて、「ふん」と鼻で笑うような仕草をした》

 弁護人「あなたが脱がしたリンゼイさんの服はどこに置きましたか」

 被告「彼女のそばに置きました」

 弁護人「布団の上ですか」

 被告「そうです」

 《弁護人の質問に対して市橋被告は、リンゼイさんが失禁した事実を述べた。ジュリアさんは手で顔を覆っている》

 弁護人「あなたはどうしましたか」

 被告「リンゼイさん(の体)を洗おうと思いました」

 弁護人「どこに連れて行こうと思いましたか」

 被告「浴室です」

 《市橋被告は、リンゼイさんを抱きかかえて浴室に連れて行こうとしたが、抵抗されたことを話した》

 被告「リンゼイさんを抱きかかえて風呂場に連れて行こうとすると、リンゼイさんは『私を殺すつもりね』と言いました。リンゼイさんが風呂場に行くことを強く拒否したので、連れて行けませんでした」

 弁護人「あなたはその後、リンゼイさんをどこに連れて行こうとしましたか」

 被告「リンゼイさんを抱きかかえたまま、和室に運びました」

 弁護人「その後どうしましたか」

87凡人:2011/07/08(金) 07:05:33
 被告「結束バンドを切りました」

 弁護人「どうして切ったのですか」

 被告「そのときリンゼイさんは裸でした。私のグレーのパーカをリンゼイさんの上半身に着てもらうためです」

 弁護人「実際に着せたのですか」

 被告「はい」

 《男性弁護人は、市橋被告がリンゼイさんに着せたというパーカを大型モニターに映し出した》

 弁護人「これですね」

 被告「はい」

 弁護人「その後、あなたは灰色のパーカを着せたまま、リンゼイさんを浴槽に入れたでしょう?」

 被告「はい」

 弁護人「その後、さらに上に何か掛けたでしょう」

 被告「はい」

 弁護人「何を掛けましたか」

 被告「私が着ていた茶色のジャケットを彼女の上半身に掛けました」

 《男性弁護人の指示により、大型モニターに茶色のジャケットが映し出される》

 弁護人「リンゼイさんの服をそばに置いていたのに、なぜそれを掛けなかったの?」

 《市橋被告はリンゼイさんが失禁したためだと答えた。男性弁護人は小さくうなずいた》


 弁護人「さっき敷いていたマットレスはどうしたの?」

 被告「…。外のベランダに掛けました」

 弁護人「あなたが逃走したあと、ベランダに掛かっていたマットレスですね」

 《答えを考えているのか数秒黙ったあとでこくこくとうなずいて答えた》

 被告「そのはずです」

 弁護人「一度外した結束バンドをその後、どうしましたか」

 被告「もう一度、彼女の手首にはめました」

 弁護人「リンゼイさんの体はどうしましたか」

 被告「黒いパーカとバスタオルを持ってきて掛けました」

 《市橋被告の口から詳細な犯行状況が赤裸々に語られる中、リンゼイさんの両親はうなだれている》

88凡人:2011/07/08(金) 07:10:06
【英国女性殺害 市橋被告3日目(8)】
「痛いから足首の結束バンド外して」 被告は冷たく「できない」
2011.7.7 17:20

市橋達也被告=平成21年11月12日、送検のために行徳署を出る(大西史朗撮影)
 (15:00〜15:30)

 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第3回公判は、市橋被告への弁護側の被告人質問が続いている。市橋被告はゆっくりとした口調で弁護人の質問に答えていく。ときにたどたどしくも聞こえる》

 《弁護側はリンゼイさんを浴槽に入れた経緯について質問をする。市橋被告は再度の失禁を恐れたためだと説明し、続けた》

 被告「それで浴槽を持ってきてリンゼイさんに、その中に入ってもらったんです」

 《リンゼイさんの父、ウィリアムさんは目頭に手を当てる。母、ジュリアさんは励ますように右腕を伸ばし、ウィリアムさんの肩を抱いた》

 弁護人「浴槽に入れたのは何時ごろのことですか」

 被告「私とリンゼイさんが私の部屋に入ってから、1時間後ほどのことだったと思います」

 弁護人「(平成19年3月)25日午前11時ぐらいということですか」

 被告「だと思います」

 弁護人「リンゼイさんを姦淫し、行為が終わった後、あなたはどういう気持ちだったんですか」

 被告「リンゼイさんに悪いことをしたと思いました」

 弁護人「また姦淫するつもりはあったんですか」

 被告「ありません」

 弁護人「あなたは悪いことをしたというが、じゃあ、これからどうしようと思ったんですか」

 被告「なんとかしてリンゼイさんに許してもらわないと、許してもらいたいと思いました」


 《この返答に、弁護人は少し語気を強める》

 弁護人「こんなにひどいことをして許してもらえると思ったんですか」

 被告「思いませんでした。すぐには許してもらえないと思いました。そのとき、私が考えたことは、なんとか彼女に話しかけて、人間関係をつくったら、許してもらえるんじゃないかと思いました」

 《父のウィリアムさんは鼻を赤くし、「わけが分からない」といった様子で頭(かぶり)を振った》

 弁護人「あなたが浴槽を置いたのは、4・5畳の和室ということだよね」

 被告「そうです」

 弁護人「浴槽はどのへんに置いたのか言える?」

 《弁護人は市橋被告に、犯行現場となったマンションの間取りを示す》

 被告「4・5畳の和室の壁際の真ん中あたりです」

 弁護人「壁っていうとたくさんあるので、図面でいうと?」

 被告「この4・5畳の左側の壁際の真ん中あたりに私は浴槽を起きました」

 弁護人「ラジカセがあったけど、その前あたりですか」

 被告「はい」

 《その位置は、弁護人が実況見分や証拠写真を使って示した浴槽の排水口の跡が畳に残っていた位置と一致する》

 弁護人「4・5畳の部屋にはあなたもいた?」

 被告「はい」

 弁護人「座っていた?」

 被告「私は座っていました」

 弁護人「話はしました?」

 被告「はい」

 弁護人「被害者はどんな話をしましたか」

 被告「リンゼイさんは4・5畳の和室の左側の壁際に私が張っていた、私が書いた『走っているチーター』の絵をみて、私に『この絵は間違っている。私は大学で生物学を学んでいたから分かるんだけど、このチーターのおなかは出すぎている』と言ってくれました」

 《弁護人はチーターの絵の写真を市橋被告に提示する。大型モニターに映し出された絵は、鉛筆かボールペンのようなもので描かれたモノクロのスケッチで、横から見たチーターが描かれていた》

89凡人:2011/07/08(金) 07:11:24
 弁護人「誰が描いたのですか」

 被告「私です」

 弁護人「さきほどのは、この絵のことですね」

 被告「そうです」

 弁護人「そのほかにあなたのほうから話しかけることはありました?」

 被告「ありました」

 弁護人「どんな話でした?」

 被告「私はリンゼイさんに、キング牧師の演説の内容を尋ねました」

 弁護人「どんなテーマの演説ですか」

 被告「『I HAVE A DREAM』。『私には夢がある』という題名のスピーチです」

 弁護人「訪ねたことに被害者は?」

 被告「私がその演説の最初の部分をリンゼイさんに尋ねると、リンゼイさんは黒人は奴隷解放宣言のあと、黒人は自由を手にしたけれども、奴隷のときは生活や仕事に保証があったけど、自由を手にしたことで、生活や仕事の保証がなくなった面があるということを教えてくれました」

 弁護人「そういう話を聞いてどう思いましたか」

 被告「私はそういう考えもあるのだなと思いました」

 《裁判員の男性は市橋被告の証言にじっと聞き入っている》

 弁護人「他には?」

 被告「あります」

 弁護人「項目的にいうとどんなこと?」

 被告「私は、リンゼイさんにカトリックとプロテスタントの違いを尋ねました。それとリンゼイさんが日本に来るまでに、どんな国に行ったことがあるのかということも尋ねました」

 弁護人「あなたとすると人間関係を作ろうと話しかけたということでしょうか」

 被告「はい」

 弁護人「被害者はずっと答えてくれましたか」

 被告「いいえ」

 弁護人「どうしてですか」

 《市橋被告はしばらく沈黙した後に答える》

 被告「リンゼイさんが答えるのがしんどくなったんだと思います」

 弁護人「そうすると、あなたは話しかけるのをやめた、控えたのですか」

 被告「はい。控えました」

 弁護人「そうしたら、どうなりました?」

90凡人:2011/07/08(金) 07:12:52
 被告「リンゼイさんから、甘いものがほしい。飲み物がほしいと言われました」

 弁護人「それに対してどうしましたか」

 被告「私は台所に行ってミネラルウオーターと黒砂糖を…」

 《市橋被告はそこで言葉を止め、しばらくしてもう一度繰り返す》

 被告「私は台所に行ってミネラルウオーターと黒砂糖を取ってきて、リンゼイさんの口の中に入れました」

 弁護人「そのほかに求められたものは?」

 被告「リンゼイさんは私に手首の結束バンドが痛いから外してほしいといいました」

 弁護人「それに対しては?」

 被告「また台所に行ってキッチンばさみを持ってきて、彼女の結束バンドを切りました」

 弁護人「次に何を求められましたか」

 被告「リンゼイさんは私に足首の結束バンドも痛いから外してほしいと言いました」

 弁護人「それに対しては?」

 被告「私は『できない』といいました」

 弁護人「ほかには?」

 被告「リンゼイさんは私にトイレに行きたいといいました」

 弁護人「それに対してどうしました?」

 被告「リンゼイさんに浴槽から出て、廊下のトイレに行ってもらいました」

 弁護人「だけど足首は外してないと言っていたのに、どうしたんですか」

 被告「足首はトイレに行く前に外しています」

 《つじつまがあわない発言に弁護人は質問を続ける》

 弁護人「戻ったあとでまた足首に(結束バンドを)したということですか」

 被告「違います。順序が違います」

 弁護人「では言ってみて」

 被告「私がリンゼイさんの…」

 《そこまで言ったところで、市橋被告は言葉を止めて言い直す。英語を意識してのことか、主語と述語の使い方にこだわりがあるようだ》

 被告「リンゼイさんから私に、足首が痛いから外してほしいといい、私はできないといいました。リンゼイさんがトイレに行きたいと言ったのは、だいぶ後の話です」

91凡人:2011/07/08(金) 07:13:31
 《弁護人は順を追って説明するように市橋被告に言い、質問を続ける》

 弁護人「では、さきほどの話の続きの中で求められたことは?」

 被告「あります。リンゼイさんはたばこが吸いたいと私に言いました」

 弁護人「それに対しては?」

 被告「私はできないと言いました」

 弁護人「足首を外してとか、たばこを吸いたいとか言われ、『できない』『できない』と答えたんだよね」

 被告「ええ」

 弁護人「そのときの心境は?」

 《市橋被告は言葉を詰まらせ沈黙する。10秒ほどたったところで、弁護人が根負けした》

 弁護人「じゃあ質問を変えるけど、イライラとか怒ったとか、感情的なものがなかったのかということなんだけどね」

 被告「ありました」

 弁護人「それはどんな気持ち?」

 被告「私は…。リンゼイさんに対して…。イライラしていました」

 《言葉を切りながら、ゆっくりと吐露する》

 弁護人「なぜイライラしたんですか?」

 被告「私がリンゼイさんが逃げたいことは、私はもちろん分かっていました。でも、リンゼイさんがいうことを私がすべてしていたら、リンゼイさんが逃げてしまうと思って、私はイライラしました」

 弁護人「それであなたはどういう行動を取ったんですか」

 被告「私はリンゼイさんの顔を殴っています」

 《リンゼイさんの父、ウィリアムさんは「あぁ」というように体を大きくのけぞらせる》

 弁護人「それは感情的にキレたということですか」

 被告「はい」

 弁護人「何回ぐらい殴りましたか」

 被告「私はリンゼイさんの顔を2回殴っています」

 《「殴りました」ではなく、「殴っています」という表現を使う市橋被告。どこか客観的な印象を受ける》

 弁護人「リンゼイさんのいる浴槽に寄っていて殴った?」

 被告「そうです。はい」

 弁護人「どちらの手で殴りました?」

 被告「最初に左のこぶしで、次に右のこぶしで殴りました」

 《淡々としながらも事件当時の怒りの感情に言及した市橋被告。リンゼイさんの両親の鼻は赤く、キッと市橋被告をにらみつけている。ここで法廷は20分の休憩に入った》

92凡人:2011/07/08(金) 07:16:54
【英国女性殺害 市橋被告3日目(9)】
「私の人生は私のもの」決然 言い放ったリンゼイさんの言葉
2011.7.7 18:10

遺族が英警察当局を通じて公表したリンゼイ・アン・ホーカーさんの写真
 (15:50〜16:25)

 《千葉県市川市のマンションで平成19年、英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=が殺害された事件で、殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第3回公判は、休憩を挟んで再開した。リンゼイさんを暴行後、さらに殴りつけたときの行動から、男性弁護人の質問が続く》

 弁護人「抵抗できない被害者を2発、しかも強い力で殴った。なぜそんなひどいことをしたんですか」

 被告「私はかっとなりました」

 弁護人「どうしてかっとなったんですか」

 被告「リンゼイさんから『たばこを吸いたい』といわれて、私は『できない』といいました。それからやり取りがあって、私はかっとなってリンゼイさんの顔を殴りました」

 弁護人「しかし、あなたは人間関係をつくって許してもらう気でいたんではないんですか」

 被告「そうです」

 弁護人「感情的に殴りつけて、穏便には済まなくなってしまった?」

 《市橋被告は涙声で答えた》

 被告「そうです」

 弁護人「その後、どう考えたんですか。後悔の他には?」

 被告「彼女、リンゼイさんに逃げられてはいけないと思いました」

 弁護人「どうしてですか」

 被告「私がリンゼイさんを姦淫(かんいん)した上に、殴ったからです」

 弁護人「では、どうしようと思ったんですか」

 被告「今はダメだけど、何とか許してもらいたいと、それだけ思っていました」

 《浴槽の中で手足を縛られたリンゼイさんとともに、4畳半の和室にいた市橋被告。弁護人は2人の会話について尋ねていく》

 弁護人「リンゼイさんは何と話しましたか」

 被告「『トイレに行きたい』と言いました」

 弁護人「他には?」

 被告「リンゼイさんの家族構成についても話を聞きました」


 《突然の「家族」の言葉に、リンゼイさんの母、ジュリアさんは目頭を押さえる》

 《ここで、弁護人はこれまでの証拠調べなどで明らかになっていない詳しい犯行時刻などについても質問する。市橋被告は殴りつけたことについて「まだ明るかった」とし、会話のやり取りについては「日が落ちて暗くなってから」と答えた。弁護側は暴行と死亡の時間差を強調したいようだ》

 弁護人「他には、どんな話をしましたか」

 被告「リンゼイさんは『私は子供をたくさん産みたい。私の人生は私のもの』と言いました」

 弁護人「他には?」

 被告「『(リンゼイさんの)ルームメートがパーティーに行っている。今なら大丈夫』と言いました」

 《リンゼイさんは今無事に返してくれれば取り返しがつくと、伝えようとしたようだ。弁護側は、市橋被告がもっぱら聞き役だったことも強調したいようだ》

 弁護人「(平成19年)3月26日午前0時半ごろ、当時の彼女にメールをしていますね」

 被告「出しています」

 《「これから1週間ぐらい部屋にこもって勉強します。1週間電話しない」という内容のメールについては、初公判の証拠調べでも紹介されている》

 弁護人「1週間の間に、被害者と人間関係をつくろうと思っていたんですか」

 被告「はい、そう考えていました」

 《ここから、リンゼイさんが死亡に至る経緯について、質問が始まる》

 《当時の彼女にメールを出した市橋被告はそのまま眠りについたが、3月26日午前2〜3時の間に目を覚ましたという。浴槽の中のリンゼイさんの様子を確認すると、手の結束バンドが外れていたという》

93凡人:2011/07/08(金) 07:18:09
 弁護人「外れているのを見て、どうしましたか」

 被告「外れている、と思った瞬間、リンゼイさんはこぶしで私の左こめかみを殴りました。頭を壁にぶつけ、何が起きたか分かりませんでした」

 弁護人「その後は?」

 被告「大きな音がしました」

 弁護人「何の音?」

 被告「リンゼイさんを探すと、浴槽が倒れていました」

 弁護人「音は浴槽が倒れた音だったんですか」

 被告「分かりません。左こめかみを殴られ、壁に打ちつけられたときに大きな音がしました。浴槽が倒れ、リンゼイさんが浴槽から出ていました」

 《事件の核心部分に迫るにつれ、リンゼイさんの両親ら家族の表情が険しくなっていく》

 弁護人「リンゼイさんの体勢はうつぶせですか」

 被告「はい」

 弁護人「静かにはっていたのですか」

 被告「いいえ。大声を出して逃げていこうとしました」

 弁護人「それはどんな声でしたか」

 被告「獣のようなうなり声でした」

 《女性通訳が「animal」(動物)の単語を発すると、リンゼイさんの母、ジュリアさんは大きく首を振った》

 弁護人「声を聞いてどう思いましたか」

 被告「下の住人に声が聞こえてしまうと思い、追いすがりました」

 《必死ではい逃げるリンゼイさんに乗りかかった市橋被告。左腕を伸ばし、リンゼイさんのあごを覆ったという。ジュリアさんからおえつが漏れ、リンゼイさんの父、ウィリアムさんがジュリアさんの膝に手を置く》


 弁護人「リンゼイさんに声を出されないようにするだけの目的で腕を伸ばしたんですか」

 被告「いいえ。逃げられないようにするためです」

 弁護人「そうすることで声は止まりましたか」

 被告「止まりませんでした」

 弁護人「それで、どういう行動をとったんですか」

 被告「左腕をもっと伸ばして、彼女の顔を巻くようにしました」

 弁護人「リンゼイさんの様子はどうでしたか」

 被告「リンゼイさんは、まだ声を出していました。前に進んでいこうとしていました」

 《市橋被告の語る「リンゼイさんの死」が目前に迫り、法廷内は緊張感に包まれる》

94凡人:2011/07/08(金) 07:22:08
【英国女性殺害 市橋被告3日目(10)完】
「リンゼイさんが動かなくなるまで」覆い被さった被告の殺意は…
2011.7.7 18:47

英国人女性殺害事件の初公判が行われた千葉地裁の法廷=4日午後(代表撮影)
 (16:25〜16:52)

 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第3回公判で、弁護側による被告人質問が続く》

 《男性弁護人は平成19年3月26日未明、市橋被告方のマンションからはって逃げようとするリンゼイさんに対し、覆いかぶさって押さえつけようとした状況について尋ね、市橋被告はリンゼイさんが言葉を発したと答えた》

 弁護人「どのような言葉を言われたのですか」

 被告「アイ・ガット・イット、アイ・ガット・イット、ハハハ」

 弁護人「その言葉の意味は分かりましたか」

 被告「『分かった、分かった、ハハハ』だと思います」

 弁護人「それを聞き、どう思いましたか」

 被告「私はリンゼイさんを全然押さえ込めておれず、逃げてしまうと思いました」

 弁護人「リンゼイさんはその状態で前に進もうとしていましたか」

 被告「はい」

 弁護人「あなたはどういう行動に出ましたか」

 被告「私は体を前に倒すようにしてリンゼイさんの上に覆いかぶさりました」

 《検察側の後方に座るリンゼイさんの母親のジュリアさんは頭を抱えた》

 弁護人「なぜ覆いかぶさったのですか」

 被告「リンゼイさんが声を上げないように、リンゼイさんが逃げないようにするためでした」

 弁護人「覆いかぶさってどういう効果があると思いましたか」

 被告「覆いかぶされば、リンゼイさんが逃げないし、声を上げても響かないと思いました」


 弁護人「覆いかぶさったとき、左腕をリンゼイさんに巻き付けるようにしていたと言っていましたが、そのとき左腕はどこにありましたか」

 被告「下にいるリンゼイさんの下に、私の左腕がありました」

 弁護人「リンゼイさんの体の下のどの辺りにありましたか」

 被告「私の左腕が私の体と、リンゼイさんの体の下にあり、私が覆い被さったときに左腕がリンゼイさんの体の下のどこにあったのかまでは分からないのです」

 《市橋被告はやや不自然な言い回しで答えた。市橋被告ははなをすすり、息が上がっているようだ》

 弁護人「左腕は自由に動かせましたか」

 被告「動きませんでした」

 弁護人「左腕は抜けなかったのですか。引き抜けなかったのですか」

 被告「抜けませんでした」

 《市橋被告は嗚咽をもらしたような声を出したが、その表情はうかがえない。弁護人はさらに左腕がリンゼイさんの体のどのあたりに接触していたかについて質問を重ねたが、市橋被告は「分かりませんでした」と繰り返した》

 弁護人「リンゼイさんを押さえつけた状態で、リンゼイさんの顔がつぶれることを心配しなかったのですか」

 被告「リンゼイさんの顔の下は畳でした。そのとき、リンゼイさんの顔がつぶれるとは考えていませんでした」

 《傍聴席でリンゼイさんの遺影を抱く姉妹は生々しい犯行手口の表現に、うなだれてしまった》

 弁護人「一昨日の公判で医者の証言を聞いたでしょ? あなたの左腕で被害者の喉が圧迫されたことも考えられると言っていたでしょ? 被害者の喉を圧迫した認識はありましたか」

95凡人:2011/07/08(金) 07:54:46
 被告「左腕がどこにあるか分かりませんでした」

 弁護人「覆いかぶさっていたとき、右手はどうなっていましたか」

 被告「右手は…、私の…右横で…。私はリンゼイさんの体に乗りかかった状態から、右側に右手を立てました」

 《市橋被告は、実際にその場で右腕を動かしながら、右腕で畳をおさえ、体を支えていたと説明した》

 弁護人「左腕と右腕が結ばれていたということはありますか」

 被告「ありません」

 弁護人「あなたが覆いかぶさったとき、リンゼイさんの後頭部はどの辺りにありましたか」

 被告「私の胸の下にリンゼイさんの後頭部がありました」

 弁護人「あなたは体をリンゼイさんの上に乗せ、リンゼイさんは声を出さなくなりましたか」

 被告「出さなくなりました」

 弁護人「体は動いていましたか」

 被告「リンゼイさんの体は暴れていました」

 弁護人「乗ったとき、どうしようと思ったのですか」

 被告「リンゼイさんが動かなくなるまで、リンゼイさんの上に覆いかぶさろうと思いました」

 弁護人「動かなくなるまでとは?」

 被告「リンゼイさんが抵抗しなくなるまでです」

 弁護人「抵抗しなくなるまでとは?」

 被告「申し訳ありません」


 《質問には答えず、はなをすすりながら謝罪する市橋被告。弁護人は「そうじゃなくて」と言い、質問を重ねる》

 弁護人「抵抗しないとはどのような状態を想定していたのですか」

 被告「逃げるのを諦めるまで…」

 弁護人「(リンゼイさんが)逃げるのを諦め、声を出さなくなったら、どうするつもりだったのですか」

 被告「リンゼイさんから離れるつもりでした。リンゼイさんにまた、(直前まで縛って監禁していた)浴槽の中に入ってほしかった」

 《市橋被告の声は消え入るようにか細くなった。弁護側はこれまでのやり取りで、市橋被告に殺意がなかったことを強調したいようだ。弁護人は大型モニターに、市橋被告がリンゼイさんを押さえつけた状況を絵で描いた紙を映し出した》

 《市橋被告がリンゼイさんの体の上に半身を乗せたような状態で左手で口付近を押さえているところから、完全に覆いかぶさって左腕をリンゼイさんの体に差し込むまでの過程が5枚に描かれている》

 《市橋被告は弁護人の「これはどういう状況?」という質問に答える形で、絵の解説を行ったが、途中で涙声で「すみませんでした」と謝罪した》

 弁護人「完全に覆いかぶさった状態でどれくらい時間が経ちましたか」

 被告「私の感覚では短かったのです」

 弁護人「その後、どうなりましたか」

 被告「リンゼイさんは動かなくなりました。リンゼイさんが逃げるのを止めたと思いました」

96凡人:2011/07/08(金) 07:55:32
 弁護人「リンゼイさんは下を向いていましたか」

 被告「はい」

 弁護人「あなたはリンゼイさんを仰向けに起こしましたか」

 被告「起こしました」

 弁護人「どうなっていましたか」

 被告「リンゼイさんは両目を開けていました。目の焦点は合っていませんでした」

 《傍聴人席で目頭をハンカチで押さえ、泣く姉妹たち。検察側の後方に座る両親も目に涙をためながら、姉妹たちを心配するように見つめていた》

 《市橋被告はその後、人工呼吸、心臓マッサージを説明した》

 弁護人「あなたは心臓マッサージの技術を持っていましたか」

 被告「持っていません」

 《一般的に心臓マッサージで胸骨は骨折するとされるが、リンゼイさんの胸骨は折れていなかった》

 弁護人「(胸が折れるような)やり方で心臓マッサージをしたのですか」

 被告「していません」

 弁護人「被害者を殺害しようとしたのですか」

 被告「思っていませんでした」

 《リンゼイさんの両親は「信じられない」という表情をしながら、ほぼ同時に体をのけぞらせた。殺意の有無は裁判の最大の争点となっており、弁護人は質問を続ける》

 弁護人「死んでもいいと思いましたか」

 被告「思いませんでした」

 弁護人「死んでしまうかもしれないとは」

 被告「思わなかった…。すみません」

 弁護人「左腕がリンゼイさんの首を圧迫していると分からなかった」

 被告「分からなかった…」

 《絞り出すように答えた市橋被告。弁護人は「予定したものは終わりました」と堀田真哉裁判長に告げ、堀田裁判長は閉廷を宣言した。8日午前10時から被告人質問が続けられる》

97凡人:2011/07/08(金) 23:35:29
売春女性の更生手助け 警視庁 夜桜ポリス
2011年7月8日 夕刊 tokyoshinbun

歌舞伎町を見回る警視庁保安課の捜査員(手前)=東京都新宿区で

 売春を摘発するだけでなく、女性が売春した背景を探って助言する活動を、警視庁保安課の「夜桜ポリス」が展開している。「生活費を稼ぐため」「仕送りのため」など動機はさまざまで、生活を立て直すのは難しく、再び夜の街に立つケースが後を絶たない。 (山内悠記子)

 老若男女が行き交う夜の東京・歌舞伎町。六月下旬、夜桜ポリスに所属する四十代の女性捜査員が現れ、売春目的で男性に声を掛ける女性がいないか、辺りを見回した。

 サマーセーターにショートパンツという軽装で、街に溶け込んでいる。この捜査員は昨年八月、金髪にミニスカート姿で客待ちしていた女性(22)を売春防止法違反容疑で逮捕したことがある。

 女性には身寄りがなく、服役中の暴力団組員の夫に代わり生計を立てるため、約一年前から街角で売春をしていた。身を寄せていた夫の仲間からは「稼ぎが悪い」と、繰り返し暴力を受けていた。

 留置時の健康診断で重度の糖尿病と判明。捜査員は「売春しなくても、生活保護で自立できる」と勧め、罰金刑で釈放後、新宿区役所の担当課を紹介して生活保護の受給を決め、都内の一時避難所に入所させた。

 しかし、規則正しい生活になじめない女性は「居場所がない。仲間がいる歌舞伎町に戻りたい」と何度も連絡してきた。「売春婦に戻ってはいけない」と根気強く説得を続け、約一カ月後、レストランのアルバイト店員に就けた。

 保安課によると、都内で昨年、売春容疑で逮捕された女性百三十人のうち、日本人は約七割の九十三人。十年前は六十八人中三人だった。年齢層は十〜七十代と幅広く、約半数が過去にも売春で摘発されていた。再犯者を減らすことも、夜桜ポリスの課題だ。

 今年四月十三日に売春防止法違反容疑で逮捕された少女(19)は東北地方の実家を飛び出し、歌舞伎町で男数人と一回一万円で売春していた。動機を聞くと、少女は「寝泊まりする場所がなかった」と話したという。

 捜査員は「売春する女性は身寄りがなく、家庭に居場所がない人が多い」と指摘。警察による長期支援は難しいとして再犯を減らすため、公的な更生施設による支援の充実を求めている。「薬物常習者のように入所者が互いに努力して自立する、半強制的なプログラムを備えた更生施設が必要では」と話した。

 <夜桜ポリス> 繁華街で男性客を誘い売春する女性の摘発と助言、自立支援を狙い昨年12月、警視庁保安課の女性捜査員をメンバーに発足。女性と子どもへの犯罪を取り締まる同庁の「さくらポリス」にちなんで名付けた。風俗店のようなノルマがなく、客を選べるためか、都内では2004年ごろから街頭に立ち、売春する日本人女性の割合が増加。多くが暴力団に仲介料や1日3000円程度の場所代を支払っているという。

98凡人:2011/07/10(日) 07:23:40
【福島 20歳女性強姦・監禁事件】初めて15歳少年が逆送された“公開”刑事裁判で明かされた耳を塞ぎたくなる「鬼畜の所業」 (講談社の写真週刊誌「フライデー」より)
http://personalsite.liuhui-inter.net/aoiryuyu/01no2jiken.htm
福島県郡山市強姦事件(2002/09)

服部英之(はっとりひでゆき)  初公判では長髪だった服部。「無免許でバイクに乗っていた」(同級生)
国分榮太郎(こくぶんえいたろう)  強姦に積極的だった国分。中学校では女子生徒に怖がられていたという

「間違いありません……」

 起訴事実の認否について裁判長に問われ、服部英之は小さな声でそう答えた。少年法の改正以後、15歳以下としては全国で初めて刑事責任を公開の裁判で問われたこの少年。隠れるところもない法廷で肩をすぼめ、自分を少しでも目立たなくしようとしているように見えた──。

 2002年9月に起きた、福島県郡山市内のマンションに独りで暮らす女性(20)を狙った強盗・強姦・監禁事件。逮捕されたのは、中島順司被告(34・以下、年齢はすべて事件当時)と服部英之(15)、国分榮太郎(16)の3名だった。中島被告は翌月に起訴され、少年二人は少年法の規定に従い家裁へ送致された。当時それほど注目されなかったこの事件は、2002年12月になってにわかに注目される。少年が、二人とも家裁から検察へ逆送されたのだ。

 増加する少年犯罪の対策として、改正少年法が'01年4月に施行された。成人と同様に刑事罰を問える年齢を、16歳以上から14歳以上にまで引き下げたのだ。だが、ホームレス暴行死事件(東京・'02年1月)や児童施設職員殺人事件(愛知県・'02年10月)など、少年による凶悪犯罪が続いたにもかかわらず、15歳以下の少年が検察へ逆送され、刑事罰を問われることは一度もなかった。つまり、服部英之は、15歳以下としては全国で初めて逆送されたのである。

 逆送され、刑事告訴された少年たちの初公判は、2003年1月31日に福島地裁郡山支部で開かれた。116名の傍聴希望者が集まり、19席しかない傍聴席はすぐに埋まってしまった。そして午後2時に開廷。

「これが、子供のやることなのか──」

 検察官が早口で読み上げる冒頭陳述書には、凶悪な犯行の様子が記されていた。

「可愛いコが独り暮らしをしている」(以下、3被告の発言はすべて冒頭陳述書朗読より)

 そんな何気ない一言が、事件の“入り口”だった。当時、中島被告を含め3人は同県いわき市内の会社で読売新聞の拡張員として働いていた。中島被告からその話を聞いた国分榮太郎は自分も拡張員としてその女性の部屋へ赴おもむき、「アレは可愛い。強姦してでも性交したい」と思うようになったという。

 国分榮太郎と服部英之は中学校のサッカー部の先輩後輩という関係で、二人とも高校へは進学していたが、次第に不登校になって、夜出歩くようになり、ついには二人とも家出してしまった。新聞拡張員の仕事は寮が用意されていたため、家賃を払う必要はなかったが、給料は完全歩合制だった。成績の悪い3人はカネに困っていたという。そんなとき、中島被告が二人に、強盗をしようと持ちかけた。

「この前のあのコがいい。あのコを犯してみたい」(国分)

 強盗と強姦。凶悪な欲望を女性に向けた少年たち。中島被告が宅配便の配達員を装って扉を開けさせ、AとBが室内へ押し入って女性をテープで縛りつける、お互いを偽名で呼び合うなど、大人顔負けの犯罪計画を立てたのだった。
1-2

99凡人:2011/07/10(日) 07:25:05
「警察に言ったら、殺す」

 「宅配便です」

 2002年9月2日の午後6時30分ごろ、ドアを開けた女性を、中島被告は一気に押さえ込んだ。その後、少年たちも侵入し、悲鳴をあげる女性を縛りつけた。目的はあくまでカネだった中島被告は、女性の財布からカードを抜き取り、キャッシングができるかどうか確認するために外出する。

「こいつ、やってもいいっすか」(国分榮太郎)

 強盗よりも強姦が目的だった少年たちは、無慈悲な言葉を吐いた。嫌がる女性を二人は怒鳴りつけ、「うるせぇ! 俺らを誰だと思ってんだ!」と脅迫したのだ。

「女性は、“地獄”を見た」

 事件後、女性を診察した警察医はそう証言している。まさに地獄だった。国分榮太郎は下半身を出したまま仰向けになり、女性に「上を跨またいで腰を下ろせ!」と命令。室内にあった包丁を服部英之に持ってこさせ脅迫し、強姦を始める。さらに部屋にインスタントカメラがあるのを見つけ、写真を撮って、女性が後で訴えられないようにした。続いて服部英之も、恐怖で抵抗することもできない女性を犯した。その後、浴室やロフトベッドで約22時間もの間、およそ10回に亘わたって代わる代わる女性を陵辱りようじよくしたのだ。

「警察に言ったらわかってんだろうな。殺すからな……」

 中島被告もカネを手に入れた後、強姦。醜悪な欲望を満たした3人は、翌日の9月3日の午後4時ごろに女性の部屋から去る。女性は下着姿で縛られ、階段を外したロフトに監禁されたままだった。

「事件の後、男の人が怖くなりました。夜は睡眠薬を飲まないと寝ることもできません。家から出ることが怖いし、一人で歩くのも怖い。道で男性とすれ違うだけで、震えてしまうんです……」

 被害者の悲痛な思いを、公判で、検察官が読み上げた。その際も、少年二人はじっと前を見て無表情のままだった。検察官が読み上げた罪状は、住居侵入・強盗・強姦・監禁・窃盗・詐欺。これほどの犯罪を犯した少年たちの素顔とは──。

 少年たちの家庭は、どちらも閑静な住宅地の中に建つ一戸建てにある。近隣住民は「国分榮太郎くんは大人しくていい子だった。近所でトラブルはなかった」という。だが、中学時代の同級生はいう。

「親に甘やかされていましたよ。国分榮太郎の家は会社の社長さんなんで、遊びに行ったとき、『アイス買ってきな』と、1万円を国分榮太郎に渡していたのを覚えています。高校に入ったころから、学外の悪いやつらと付き合うようになって。あんまり姿を見なくなりました」

 公判終了後、国分榮太郎の実家を訪ねてみた。出かけるところだった父親に声をかけると、記者をにらみつけてこう言い放った。

「何も騒ぐことではないでしょう。“未成年”なのに……」

 それ以上は質問に答えず、自宅へ戻ってしまった。服部英之の実家にいたっては、玄関のドア越しに「取材はお断りします」と女性が答えるのみだった。この親たちは、わが子の残虐・非道な犯罪を、真摯(しんし)に受け止める気があるのだろうか。

「私はこの事件で一生消えない傷が心に残りました。なのに、犯人たちは何年かすると社会に出てくるかと思うと、悔しくてしかたがありません……」

 少年たちに地獄を味わわされた被害者の訴えが、少年や親たちに届いているとはとても思えない──。
2-2

100凡人:2011/07/11(月) 11:37:39
海堂尊さん敗訴確定 最高裁、東大教授への名誉毀損認定 ASAHI2011年7月9日19時30分

 小説「チーム・バチスタの栄光」などで知られる医師で作家の海堂尊さんのブログによって名誉を傷つけられたとして、東京大の深山正久教授(病理学)が慰謝料など330万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第二小法廷(竹内行夫裁判長)は、海堂さんの上告を退ける決定をした。8日付。名誉毀損(きそん)の成立を認めたうえ、60万円の支払いを海堂さんに命じた二審・東京高裁判決が確定した。

 問題となったのは、海堂さんによる2008年のブログの文章。二審判決は、厚生労働省が補助金を交付した深山教授らの研究について、「先行研究を模倣したパクリで、他人の業績を横取りするような行為だ」と批判した記述などを名誉毀損と認定した。


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