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事件・犯罪からみる日本人の心

75凡人:2011/07/08(金) 06:30:34
 検察官「リンゼイさんはどんな状態でしたか」

 証人「遺体は、テーブルの上に横たわっていました。遺体の髪はショートヘアで、彼女はロングヘアだったから、別人だと思って近づきましたが、彼女の遺体でした」

 《○○さんは、涙声になり始め、涙をぬぐった》

 証人「髪が切り取られ、顔はむくんではれ上がり、彼女が徹底的に殴られているのが分かりました。本当にショックでした」

 《初公判では、リンゼイさんの大量の毛髪が室内のゴミ袋に遺棄されていたことが明らかにされている。検察側の後ろに座るリンゼイさんの母親のジュリアさんは、○○さんの話を聞きながら、ハンカチで目頭を何度もぬぐった》

 検察官「今も涙をぬぐっていましたが、4年たった今もショックは大きいですか」

 《○○さんは、何度もうなずき、「はい」と答えた》

 検察官「リンゼイさんはあなたにとってどんな存在でしたか」

 証人「とても思いやりのある人でした。他人を大事にする人で、器が大きく、自分自身にも自信を持っていた人でした」

 検察官「あなたがリンゼイさんの優しさを感じたエピソードを教えてもらえますか」

 《ジュリアさんの隣に座る父親のウィリアムさんは生前のまな娘の話を聞き逃すまいと、○○さんを食い入るように見つめる》

 証人「私は当時、カナダにボーイフレンドがいましたが、別れるかもめていました。別れることになり、取り乱したとき、彼女は『大丈夫』と慰めてくれました」

 《ウィリアムさんは一瞬、眉間にしわをよせ、涙をこらえるような表情を見せる》


 検察官「事件であなたの生活に変化はありましたか」

 証人「はい。予定よりも早く帰国しました。彼女は強い人でした。強いからこそ、他人を信頼できましたが、それがあだとなりました」

 《ジュリアさんは何度もうなずき、目と鼻をハンカチでぬぐう》

 検察官「あなたは大事な人を失いました。市橋被告に、どんな処罰を望みますか」

 《○○さんは、冷静な声で訴える》

 証人「まずは死刑を望みます。死刑にならなくても、二度と社会には出てほしくありません。反省も後悔もしておらず、また同じことを繰り返すと思います」

 《ここで検察側の証人尋問が終わり、弁護側による質問に移る。○○さんの後方にある被告人席に座る市橋被告は背中をやや丸めて座り、動きを見せなかった》
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