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事件・犯罪からみる日本人の心

39凡人:2011/06/11(土) 11:27:09
中学生逮捕、昨年度の群馬は40人 現場、対応を模索 (2011年6月11日朝日新聞)

授業や部活動が一般公開された中学校。生徒たちは静かに授業を受けていた=安中市

 群馬県安中市のある中学校で、新年度以降、生徒間暴力や学校設備を壊すなどしたとして計5人が逮捕された。県内では昨年度、中学生の逮捕者が急増。教育現場は県警との協力を強化し、試行錯誤を続けている。

 今月上旬、安中市のある中学校。職員室周辺で、生徒数人が脱色した髪を教職員に黒く染め直され、自宅に送り返されていた。一方、別棟にある教室で行われていた授業では、居眠りや私語をする生徒はいたものの、多くは静かに教諭の話に耳を傾けていた。

■2カ月で逮捕者5人

 こうした授業や部活動の模様は6〜10日、保護者に限らず、すべて「一般公開」された。同校では、新学期以降のわずか2カ月で5人の逮捕者が出た。「校内の現状を包み隠さず地域に知ってもらおう」と一般公開に踏み切った。

 市教委の説明では、この中学校では昨年末から、現在の3年生の男子生徒約10人が「徒党」を組み、集団で喫煙したり、授業中に校内を歩き回ったりするといった問題行動が目立つようになった。

 新年度が始まったばかりの4月11日、最初の事件が起きた。廊下で3年生の男子生徒2人が、同学年の男子生徒の胸や腹を殴ってけがをさせたとして、同月26日に安中署に傷害容疑で逮捕された。

■説明会で「警察頼る」

 学校は、事件直後に対策を強化した。市教委や警察と非行対策会議を開き、保護者や教諭が授業中の校内巡視を開始。保護者に説明会を開き、「生徒が暴力をふるったり学校施設を壊したりした場合、警察を頼る」と通知した。

 生徒の逮捕は続いた。5月中旬には、3年生の男子生徒が校舎の壁を足で蹴って穴を2カ所開け、学校が安中署に通報。生徒は建造物損壊容疑で逮捕された。署によると、生徒は「喫煙について教諭に聞かれ、腹が立った」と話したという。下旬には3月にガラスを割って商店に侵入したとして、別の男子生徒2人が逮捕された。

■生徒はシグナル出す

 学校関係者には長らく、警察に頼るのを拒む傾向があった。校長は「好んで警察の力を借りようとは思わないが、学校全体が悪循環に入るのを見過ごせない」と説明。「生徒が家にいても問題が解決したとは思わない」として、出席停止の措置はとらなかった。

 保護者の多くも学校側の対応に理解を示す。PTA会長の女性は「最初は学校だけで対応しようとして、授業がおろそかになっていたようだ」と振り返る。

 少年事件の担当をする県警の警察官は「非行問題は難しい。どんな解決が良いか一概には言えない」と指摘する。ただ、少年を取り巻く環境によっては、家裁でプロの調査官と向き合う方が立ち直りの手助けになることもあるという。「子どもは一日で非行に走るのではなく、何らかのシグナルを発する。大人が話を聞き真剣に考えてやることが必要だ」と忠告する。

■県警の職員を係長に

 県教委義務教育課によると、2006〜09年度に県内で逮捕された中学生の数は10〜20人台で推移していたが、昨年度は40人に急増した。容疑は傷害が半数近くを占め、暴走行為や器物損壊なども含まれる。

 非行件数はここ数年横ばいだが、低年齢化し中心が中学生に移っているという。学校側が警察に通報する例が増えたことも、逮捕者増加の背景にあるようだ。県教委は県警との協力関係を強化。今年度新設した暴力行為に対応する「生徒指導担当係長」に、県警職員1人を迎え入れた。県警職員が同課に加わるのは県内では初めてのことだ。

 生徒の問題行動に悩む学校を訪れ、市町村教委とともに対策を考える。昨年度に問題行動があった学校を中心に、これまで20校あまりを回った。同課は「窓口となる県警職員がいることで、地元警察署との連絡もスムーズになり、対応も迅速にできる」と狙いを語る。(新宅あゆみ、伊藤弘毅)


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