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事件・犯罪からみる日本人の心

84凡人:2011/07/08(金) 06:58:31
 弁護人「どうするつもりだったのですか」

 被告「レッスンが終わったころにリンゼイさんにお金を忘れたことを謝って、(自宅に)取りにいけばいいと思いました」

 弁護人「忘れたことを伝えたとき、リンゼイさんはどんな反応をしていましたか」

 被告「リンゼイさんは『それだったら急がなければいけない』と言いました」

 《これまでの公判で、リンゼイさんが同日午前10時50分から語学学校でレッスンの予定があったことが明らかになっている。2人はコーヒーショップを出た後、タクシーに乗って市橋被告方のマンションに向かっている》

 弁護人「タクシーの中でリンゼイさんと会話を交わしましたか」

 被告「していません」

 弁護人「タクシーはどのあたりに止まりましたか」

 被告「マンション前のガソリンスタンドです」

 弁護人「タクシー運転手と何か話しましたか」

 被告「はい。私がタクシー料金を払った後、運転手に『ここで5、6分待っていてくれませんか』と言いました」

 弁護人「あなたはどうするつもりだったのですか」

 被告「私は走って自分の部屋に行き、お金を取って戻ってきて、リンゼイさんにレッスン料を渡すつもりでした」

 弁護人「運転手の答えは?」

 被告「『それはできない』などと言っていました。私は運転手に『それだったら5、6分後にここに来てくれないか』と言いました」

 弁護人「運転手は何と答えましたか」

 被告「運転手は『ここに電話してくれればいい』と言って、タクシー会社の電話番号が書かれた領収書を渡してきて、行ってしまいました」


 《弁護側はこのやり取りで、市橋被告が当初から強姦目的で自宅まで連れて行ったわけではないということを訴えたいようだ》

 弁護人「タクシーが去ったとき、リンゼイさんは何か言いましたか」

 被告「はい。リンゼイさんは『私はどうやって帰ったらいいの?』と言っていました」

 弁護人「それで、あなたはどうしたのですか」

 被告「マンションに歩いていきました」

 《市橋被告とリンゼイさんは4階にある市橋被告の部屋に向かうため、エレベーターに乗り込んだ。検察側の冒頭陳述によると、エレベーターでリンゼイさんは、しきりに腕時計を見るなど、時間を気にしていたという》

 弁護人「あなたはエレベーター内で何を考えていましたか」

 《市橋被告は、間を置いてから、たどたどしくしゃべり始めた》

 被告「私はタクシーが行ってしまったから、リンゼイさんは仕事に間に合わないと思いました。このままリンゼイさんと親密な関係になれたらいいな、と勝手に思っていました」

 《「親密な関係」を通訳が訳したとき、検察側の後方に座る母親のジュリアさんは隣のウィリアムさんを見つめ、顔を振りながら怒気をはらんだ表情となった。一方、傍聴人席の最前列に座るリンゼイさんの姉妹も遺影を膝の上に置き、市橋被告の背中に厳しい視線を注いでいた》

 《弁護人は「ここでいったん休憩を」と求め、堀田真哉裁判長が20分間の休廷を宣言。午後2時半から弁護側の被告人質問が再開される》


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