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事件・犯罪からみる日本人の心

47凡人:2011/06/13(月) 07:50:41
男はなぜ一人息子の頭に金属バットを振り下ろしたのか…  (2011.6.11 18:00産経新聞)

 銀行員として定年まで堅実に勤め上げた男は、30年間自宅に引きこもっていた息子の頭や顔に何度も金属バットを振り下ろした。真面目な男がなぜこれほど残虐な犯行に及んだのか。秋田市で長男=当時(50)=を金属バットで殴り殺した父親で無職、田口脩吉被告(79)の口からは、仕事に邁進し、定年を迎えた男の寂漠たる光景が綴られた。(原圭介)

 事件は昨年11月12日午後6時ごろ、発生した。自宅で夕食を食べている長男の背後から父親が金属バットで襲いかかり、執拗に頭部や顔を殴って、外傷性ショックで死亡させた。凄惨きわまりない殺人だった。

 秋田地裁(馬場純夫裁判長)で開かれた裁判員裁判。

 被告人質問で、検察官は田口被告の残虐性を浮かび上がらせようとした。

 検察官「途中で長男にバットを取り上げられ、投げられた。しかも長男は反撃もしなかった。なぜ殴るのを止めなかったのか」

 被告「夢中になってやっていて、中途でやめるのはダメだと思った」

 被告は長男が動かなくなってからも、洗面器の水に長男の顔をつっこみ、死んだことを確認した。

 一人息子の長男は東京の専修大学に進んだ。ところが大学3年生のときに意味不明の言動が始まり、精神疾患と診断された。卒業はしたものの、就職できずに帰郷。2階の部屋に閉じこもって、本を読みふける生活を始める。以来約30年、部屋から出るのは食事のときだけ。自分では着替えもせず、髪やひげも伸び放題で、部屋は酸えた臭いが充満していたという。

 隣家の証言では、2階の窓は曇りガラスで、長男の姿はほとんど見えなかった。ただ、夜は明かりが着き、音楽が大きな音で流れることがあったという。

 一方、田口被告は福島大経済学部を卒業後、地元の北都銀行(旧羽後銀行)に就職。約40年間、真面目に勤めた後、さらに8年間、別の会社にも勤務した。厚生年金と長男の障害者年金、妻の国民年金を合わせると月の収入は30万円を超え、老後の生活は決して貧しくはなかった。

 ×   ×   ×

 被告は犯行の2カ月前、弁護士に相談して遺言書を作成。親類宛に自分の死後の後始末について頼む手紙も書いている。弁護人は被告が自殺も考えていたことを引き出した。
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