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事件・犯罪からみる日本人の心

52凡人:2011/06/13(月) 08:03:07
有名賃貸ショップ店長、入居費用着服の陰に…劣悪な勤務実態(2011.5.20 11:28)

 客の入居費用を着服したとして業務上横領の罪に問われたのは、テレビCMも人気の不動産賃貸業者の店長だった。18日に東京地裁で開かれた、男性被告(28)の初公判。着服した金でキャバクラ通いに熱中した犯行の背景には、被告の置かれた劣悪な勤務環境があった。(時吉達也)

 起訴状と検察側の冒頭陳述によると、被告は平成19年9月以降、東京・東中野の不動産賃貸ショップで、店長として勤務。20年3月から4月にかけ、同店で賃貸契約を結んだ客2人の入居費用を自分名義の銀行口座に入金させ、計約53万円を着服したとされる。

 起訴内容を全面的に認めた被告は、検察側の被告人質問に「起訴された分を含め、自分の記憶では300万円くらい着服をした」と話した。

 キャバクラに週に3〜4回通い詰め、散財を繰り返した理由を、「仕事の鬱憤(うっぷん)を晴らすため」と振り返る被告。弁護側の被告人質問で、当時被告が置かれていた状況が明かされた。

 弁護人「19年9月に店長になり、仕事はどう変わりましたか」

 被告「それまでは自分の(担当する)お客さんだけを相手に仕事をしていましたが、店員の管理や会社への報告、雑務など、飛躍的に仕事量が増えました」

 弁護人「給料はどうでしたか」

 被告「固定給が減り、額面で10万円を切りました。1人暮らしや家族を養う店員に契約を回さなければいけないので、(契約で得られる)歩合はほとんどありませんでした」

 弁護人「10万円を切る給料では生活できません。辞めようとは思わなかったんですか」 

 被告「2、3回辞表を出しましたが、受理されませんでした」

 弁護人「勤務時間はいかがでしたか」

 被告「朝9時から、夜は雑務で9〜11時まで。土日もお客さんの案内があるので、休みは全くといっていいほどありませんでした」

 進学、就職、結婚…。賃貸ショップには、人生の転機を迎え、希望に胸をふくらませる客が次々と訪れる。しかし、有名店の社員でさえ、厳しい勤務環境に悩み、ストレスをためこんでいたとしたら…。

 信頼を裏切り豪遊を続けた被告の犯行が正当化されるわけではなく、他店では誠意ある対応をしていると信じたいが、部屋を借りるのに躊躇(ちゅうちょ)してしまいそうだ。


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