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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

2480チバQ:2018/01/14(日) 19:14:52
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180114X664.html
チェコ大統領選、現職ら決選投票へ
05:13時事通信

 【ベルリン時事】チェコ大統領選挙の投票が12、13の両日行われた。当局の開票結果によると、現職のゼマン氏(73)が首位だったが、当選に必要な過半数の票には届かず、2位のドラホシュ元チェコ科学アカデミー総裁(68)との決選投票が実施されることになった。

 ゼマン氏は親ロシア・中国姿勢で知られ、ドラホシュ氏は欧州連合(EU)重視を鮮明にしている。チェコの大統領は儀礼的役割が中心。決選投票は今月26、27日の予定。選挙には9人が立候補していた。

2481チバQ:2018/01/16(火) 19:02:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00000044-jij_afp-int
ルーマニアのトゥドセ首相が辞任 安倍首相の訪問前日に
1/16(火) 17:58配信 AFP=時事
ルーマニアのトゥドセ首相が辞任 安倍首相の訪問前日に
ルーマニアの首都ブカレストで記者会見に応じるルーマニアのミハイ・トゥドセ首相(2017年10月10日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】安倍晋三(Shinzo Abe)首相の訪問を控えるルーマニアのミハイ・トゥドセ(Mihai Tudose)首相は15日、政権内での権力争いが原因で与党内からの信任が得られず、辞任した。同国は7か月前にソリン・グリンデアーヌ(Sorin Grindeanu)前首相が同様の理由で辞任したばかりだった。

【写真】ルーマニア政府に30万人抗議デモ、社会主義打倒以来で最大

 ルーマニアは欧州連合(EU)諸国の中の最貧国の1つであり、汚職がまん延している。安倍首相による歴史的な訪問の前日に起きた辞任騒動は、同国で新たな混乱を招きそうだ。

 トゥドセ首相は、同日夜に行われた同党の幹部会で行われた採決で、与党である左派の社会民主党(PSD)の有力議員らが不信任を突きつけたことから、辞表を提出した。

 与党である社民党が首相を引きずり降ろしたのはここ1年で2度目。昨年6月に当時のグリンデアーヌ首相が社民党のリビウ・ドラグネア(Liviu Dragnea)党首と対立した後、社民党は不信任動議を可決した。

 一連の動きを影で操っているとされるドラグネア党首は、詐欺罪で有罪判決を受けているために首相になることはできない。

 ドラグネア党首はグリンデアーヌ氏の後任として、経済相だったトゥドセ氏を首相に指名したが、2人の関係はここ数か月で悪化していた。【翻訳編集】 AFPBB News

2482チバQ:2018/01/16(火) 20:50:50
http://www.sankei.com/world/news/180116/wor1801160014-n1.html
2018.1.16 11:31

仏の元スポーツ相を刑事告発 柔道五輪金メダリストのドイエ氏


 五輪柔道で連続金メダルに輝き「フランスの英雄」と呼ばれたダビド・ドイエ元スポーツ相の政治家としての資産報告に不正があった疑いが浮上し、政治資金審査当局が15日、検察に刑事告発した。フランスのメディアが伝えた。

 「2016年の報告に過少申告があった疑いがある」と指摘されたが、不正報告の金額など詳細は明らかにされていない。報道によると、スポーツ用品会社などとの間で商取引を巡る訴訟を抱え、関連する資産の評価が問題視された可能性もあるという。

 ドイエ氏は1996年アトランタ五輪の柔道95キロ超級、2000年シドニー五輪の同100キロ超級で優勝。スポーツ相や国民議会(下院)議員を務め、10年3月からパリ首都圏の地域圏議員を務めている。

2483名無しさん:2018/01/16(火) 21:14:12
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180117k0000m030116000c.html
<ドイツ>大連立反対拡大 第2党社民党、交渉承認見通せず
20:56毎日新聞

 【ベルリン中西啓介】ドイツの国政第2党・社会民主党で、保守系会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立政権継続に反対する動きが広がっている。社民党のシュルツ党首は21日に独西部ボンで開かれる臨時党大会で、交渉入りの承認を得る方針だが、否決されれば独政界の混乱は必至で、戦後初の内閣不成立による再選挙の見通しが強まる。

 シュルツ氏は15日、西部ノルトライン・ウェストファーレン州で党幹部を従えて遊説し、メルケル首相が率いるCDU・CSUとの3党合意を「多くの目標を達成した」と自画自賛した。党大会で議決権がある600人の各州代表団のうち、同州は最多の144人を擁する大票田で、支持固めは欠かせない。

 だが、党青年部のキューナート代表は15日の記者会見で、「(政策協定交渉に関する)3党合意には、党の多くの主要目標が欠けている」と主張。社民党が昨年9月の連邦議会(下院)総選挙の目玉にした、私的医療保険と公的保険の格差をなくす医療保険改革が見送られたことなどから、「政権継続は受け入れられない」と強く反発する。

 合意では欧州連合(EU)改革などで社民党の主張が盛り込まれる一方、難民問題では保守色が濃いCSUの意見に配慮し、実質的な年間難民受け入れ上限が設定された。このため党内左派に不満が拡大。ベルリン党支部と東部ザクセン・アンハルト州支部が「大連立反対」を採択した。

 社民党は昨秋の総選挙で戦後最低の得票率20・5%に沈み、15日の世論調査では支持率が18・5%にまで下落。党執行部が大連立に関し党大会で過半数の支持を取り付けられるか、独メディアは「予測不可能」と伝える。仮に党大会で政権協定協議の着手が承認されても、最終的には全社民党員による郵便投票で政権入りが決まるため、当面は見通しの不透明感が続く。

2484チバQ:2018/01/17(水) 20:11:21
http://www.sankei.com/world/news/180116/wor1801160036-n1.html
2018.1.16 21:32

ルーマニア首相が党内争いで辞意 安倍晋三首相の訪問前日に
【ベルリン=宮下日出男】ルーマニアのトゥドセ首相が15日、辞意を表明した。与党の中道左派、社会民主党内の対立を受け行われた投票で信任を得られなかったことが理由。トゥドセ氏は昨年6月に就任したばかりだった。ロイター通信などが報じた。

 ルーマニアでは欧州6カ国を歴訪中の安倍晋三首相が16日に訪問し、トゥドセ氏との会談も予定されていた。社民党は今後、後任を選出する方針。ヨハニス大統領は同日、新首相が決まるまでの暫定首相にフィフォル国防相を指名した。

 辞意の背景には、トゥドセ氏と社民党の実力者であるドラグネア党首との確執があるとされ、トゥドセ氏は最近、ドラグネア氏に近い閣僚に辞任を求めるなどして党内対立が表面化。党では15日、幹部らによるトゥドセ氏の信任投票が実施され、圧倒的多数が不信任に回った。

 社民党は2016年12月の総選挙で勝利したが、同国では昨年6月にも、同党のグリンデアーヌ前首相が党内対立の結果、議会で不信任案を突き付けられ辞任。欧州でもっとも貧しい国の一つとされ、汚職が問題化する同国では政治的にも不安定な状況が続いている。

http://www.sankei.com/world/news/180116/wor1801160008-n1.html
2018.1.16 09:46

ルーマニア首相が辞任表明 内閣改造めぐり与党と対立 安倍晋三首相の訪問前に
 ルーマニアからの報道によると同国のトゥドセ首相は15日、所属する与党の社会民主党の支持を失ったとして、16日までにヨハニス大統領に辞表を提出する考えを表明した。同党は近く後任の首相候補を決める見通し。トゥドセ氏は内閣改造をめぐり、ドラグネア党首と対立していた。

 12日から欧州6カ国を歴訪中の安倍晋三首相は16日にルーマニアを訪問予定。トゥドセ氏は16日の首相としての日程はスタネスク副首相が務めるとしており、安倍氏の会談日程などに影響が出る可能性がある。

 党内で行われた信任投票で幹部の大半がトゥドセ氏を不信任としたことを受けた措置。トゥドセ氏はドラグネア氏に近い閣僚を交代させる内閣改造を試みていた。

 ドラグネア氏は過去に有罪判決を受けたことがあるため首相になれないが、与党の実力者として絶大な影響力を誇っている。(共同)

2485チバQ:2018/01/18(木) 06:15:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180117-00000052-jij_afp-int
英国で「孤独担当相」新設、現代社会の「悲しい現実」に対処
1/17(水) 22:10配信 AFP=時事
英国で「孤独担当相」新設、現代社会の「悲しい現実」に対処
英ロンドンで毎年行われるチャリティーパンケーキレースに参加した、トレイシー・クラウチ下院議員(2013年2月12日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】英国のテリーザ・メイ(Theresa May)首相は18日、「あまりにも多くの人々」が置かれている「現代の暮らしの悲しい現実」に対処するために「孤独担当相」を任命した。


 文化・メディア・スポーツ省でスポーツと市民社会を担当するトレイシー・クラウチ(Tracey Crouch)政務次官が新設された「孤独担当相」に就任し、英国社会の孤独問題に取り組む。

 メイ首相は「わが国の社会、そしてわれわれ全員が抱える孤独という問題に向き合い、高齢者や介護者、愛する人を失った人々──話をする相手や自分の思いや体験を分かち合う相手がいない人々が直面している孤独に対し、行動を起こしていきたい」と述べた。

 英赤十字社(British Red Cross)によると、英国の人口6560万人のうち900万人以上が常に、もしくはしばしば、孤独を感じているという。同社は孤独と疎外は「隠れた流行病」であり、引退から別離、死別など人生のさまざまな節目ですべての年齢層に影響を与えていると指摘している。【翻訳編集】 AFPBB News

2486チバQ:2018/01/18(木) 06:20:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180117-00000092-mai-int
<カタルーニャ>プチデモン前州首相の再選焦点 議会招集
1/17(水) 21:01配信 毎日新聞
 【パリ賀有勇】スペイン北東部カタルーニャ自治州議会(定数135)が17日、昨年末の出直し選挙後初めて招集された。議会で州首相が選出される際、中央政府から解任されベルギーにとどまり続けているプチデモン前州首相が再選されるかが焦点になっている。

 自治州は昨年10月に独立を問う住民投票を強行。中央政府は、住民投票結果を元に独立宣言した州議会を解散し、州議会選を実施した。投票率は過去最高の79%を記録し、独立派3政党が計70議席で過半数を獲得した。

 だが、当選者のうちプチデモン氏ら元州政府幹部5人は、スペイン司法当局から「反逆」などの容疑がかけられ、ベルギーでの滞在を続けている。首班指名選挙で投票できないとされるため、一部が党内の落選候補に議席を譲ることで、独立派として過半数を維持したい考えだ。

 プチデモン氏は再選に意欲を示しているものの、スペイン司法当局から「反逆」などの容疑で逮捕状が出ており、帰国すれば拘束される。州議会は、首班指名に際して州首相候補が政府方針を示すことを規定している。このため独立派は、書面による代読やビデオ映像を用いた演説も検討している。

 だが、中央政府は州首相候補の議会への出席が必要と主張しており、プチデモン氏がベルギーから立候補を試みれば法的に争う構えを示している。

 2月2日までに新州首相が選出されなければ、更なる交渉期間が与えられた後、州議会再選挙が実施される可能性もある。

2487とはずがたり:2018/01/18(木) 15:37:53
英国のEU残留望む、再加盟も可能=ユンケル欧州委員長
ロイター 2018年1月18日 13時26分 (2018年1月18日 15時11分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/world_g/20180118/Reuters_newsml_KBN1F70EO.html

[ストラスブール 17日 ロイター] - 欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は17日欧州議会で、英国がEUにとどまることを望んでおり、離脱したとしても再加盟することを望んでいると語った。
前日には、EUのトゥスク大統領が、英国がEU離脱(ブレグジット)を撤回するなら歓迎するとの意向を示していた。
ユンケル氏は「トゥスク大統領と私は昨日英政府に対して、英国民や英議会、英政府がブレグジット以外の方法を望むのであれば、われわれは協議する用意があると伝えた。英国を投げ出したりしてはいない。英国にとどまってほしい。英国が残留を願うのであれば、それは可能であるべきだ」と語った。
英国内では今月、EU離脱を巡り、2度目の国民投票を実施すべきかという議論が活発になっている。一方、メイ首相の報道官は16日、国民投票を再度実施することはないと強調した。

2488チバQ:2018/01/22(月) 11:42:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180122-00000003-mai-eurp
<ドイツ>大連立、交渉入り承認 社民党大会で賛成多数
1/22(月) 0:56配信 毎日新聞
 【ボン中西啓介】ドイツの国政第2党・社会民主党は21日、独西部ボンで臨時党大会を開き、党執行部が提案したメルケル首相の国政最大会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との政権協定交渉入りを承認した。大連立政権の継続によって戦後最長の政権空白が解消される公算が大きくなった。ただ社民党は全党員の投票で政権入りを決める方針で、説得力ある政権協定をまとめられるか、シュルツ党首の手腕が問われることになる。

 党大会でシュルツ氏は社民党とCDU・CSUによる3党合意について、欧州連合(EU)改革や教育政策などで「多くの目標に到達した」と評価。「勇気ある道が正しい道だ」と支持を呼びかけた。執行部と代表団600人の挙手による投票では賛否が伯仲したため、係員による集計が行われ、賛成362票、反対279票で交渉入りが承認された。

 3党合意については、「目玉政策」として党内の要望が強かった医療保険の抜本改革が見送られる一方、CSUの主張で厳格な難民政策が盛り込まれ、党青年部などが強く反発。党内が二分する中、シュルツ氏は投票直前に「党にとって鍵になる(重要な)瞬間だ」と必死の演説で賛成を呼びかけ、何とか同意を取り付けた。

 ただ、党大会当日も有力州代表団の要望で、執行部提案の導入部分が大幅に加筆修正されるなど、執行部の指導力が疑問視される事態が続いている。修正文で難民問題や医療保険改革について「具体的で効果ある改善を達成しなくてはならない」と盛り込まれたことで、合意内容の見直しを拒むCDU・CSUと新たな対立が生じる可能性がある。

 メルケル氏は「世界はいつまでも私たちを待ってはくれない」と述べ、早期の政権協定締結を目指す方針だ。CDUは21日夜に幹部会を開き、社民党大会の内容を精査する。3党による本格交渉は22日以降に始まり、2月末までには政権協定がまとまるとみられている。社民党員約44万人による郵送投票で、大連立政権発足が支持されれば、3月にも第4次メルケル政権が発足することになる。

2489チバQ:2018/01/22(月) 15:20:38
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180122k0000e030176000c
<チェコ>異色の日系党首 反移民、反EUを訴え
10:29毎日新聞

<チェコ>異色の日系党首 反移民、反EUを訴え
取材に応じる「自由と直接民主主義」(SPD)のトミオ・オカムラ党首=プラハで2018年1月19日、三木幸治撮影
(毎日新聞)
 欧州で反移民、反欧州連合(EU)を主張する右派が躍進する中、チェコでは右派政党を率いる日系人の政治家が存在感を発揮している。第3政党の「自由と直接民主主義」(SPD)のトミオ・オカムラ党首(45)だ。オカムラ氏は毎日新聞の取材に「EUはこのままでは崩壊する。各国の主権を尊重する国家連合に変わるべきだ」と持論を展開した。

 父が日本人と韓国人の間に生まれ、母はチェコ人というオカムラ氏。日本生まれで、子供の時にチェコに渡り、児童養護施設などで育てられた。成功を夢見て10代後半で日本に戻ったが、映画館の売店勤務などアルバイト生活から脱却できず、再びチェコへ。日本人を対象にした旅行業で成功を収めた後、業界団体の広報に就任。その後、巧みなトークを武器にテレビで人気者となり、2012年に上院議員に初当選し、15年にSPDを創設した。

 日本では「変な外国人」、チェコでは「黄色い」と言われ、差別を受けたというオカムラ氏。政治家としては国民投票の活用を強調するなど、国民目線の政治を心がける。チェコでは汚職などで既成政党への不満が強いためだ。ただ、その主張は強硬で、テロの危険性が増すとして、イスラム教徒の移民に強く反対。「イスラム教は男性を女性より上に位置付け、15歳未満での結婚を認めるなど(チェコの)憲法に違反している」と指摘する。

 EUについては「ローマ帝国やナポレオンと同様、欧州を支配しようとしている」と批判。移動、貿易の自由は尊重しつつ、国境警備や移民受け入れは加盟国が決定できるよう、EUの現行制度の改正を訴える。毎週末、有権者との対話を欠かさず、「国民投票をすれば反移民やEU改革は必ず支持される」と揺るがぬ自信を持つ。

 チェコは昨年10月の下院選で、「チェコのトランプ(米大統領)」と呼ばれるバビシュ氏の新興政党「ANO2011」が78議席で第1党、SPDは22議席で第3党となった。ただANOは少数与党のため、バビシュ氏による連立交渉は今も続いており、SPDの政権入りもあり得る。

 また、オカムラ氏はフランスの極右・国民戦線のルペン党首、オランダの極右・自由党のウィルダース党首らと連携しており、今後、欧州議会などでEU改革を訴えていくつもりだ。【プラハで三木幸治】

2490チバQ:2018/01/22(月) 21:11:28
http://www.sankei.com/world/news/180122/wor1801220015-n1.html
018.1.22 09:10

英独立党ボルトン党首に不信任案 年下交際女性が王子婚約者に人種差別発言で「黒人は英王室の血を汚す」

018.1.22 09:10

英独立党ボルトン党首に不信任案 年下交際女性が王子婚約者に人種差別発言で「黒人は英王室の血を汚す」

2491チバQ:2018/01/22(月) 21:12:24
http://www.sankei.com/world/news/180122/wor1801220002-n1.html
2018.1.22 03:00

28歳学生の「待った」、ドイツ大連立交渉揺さぶる 脚光浴びるキューナート氏、社民党を二分

 ドイツのメルケル首相との連立交渉開始の是非をめぐり、社会民主党は大きく揺れた。反対派の急先鋒に立ったのは次世代を担う若者。政治安定への「責任」を唱える党幹部に対し、長期的視野に立った党立て直しこそ将来への「責任」と対峙し、今後も大連立阻止へ徹底抗戦の構えだ。

 「大連立を続ければ、党存続が危うくなる」

 社民党で反対論が強いのは党内の左派と若者。特に声高に反旗を翻したのが党青年部のキューナート代表だ。

 あどけなさが残る28歳の学生で昨年11月、代表に就いたばかり。党大会前にはシュルツ党首同様に地方を回るなど、連立阻止へ精力的に活動。一躍脚光を浴びる存在となり、メディアはまるで「2人の決闘」のようだとも伝えた。

 危機感の背景にあるのは欧州での中道左派勢力の退潮ぶりだ。15日の記者会見では「欧州では多くの社会民主主義政党が消滅寸前」と強調。大連立政権で埋没し、昨秋の総選挙で戦後最悪の結果に終わった社民党も同じ道をたどる恐れがあると懸念する。

 「10年、20年後も政策実現できるよう保証することも責任ある政治」。こう訴えるキューナート氏は「党刷新」を優先させるべきだと主張。欧州各地から大連立を促す声が届いているとするシュルツ氏に対し、自身も周辺国の同僚から「党を犠牲にするな」と激励されていると明らかにした。

 交渉開始は承認されたが、党員投票まで反対活動を継続する方針。独メディアは「メルケル氏も突き落としかねない危険な相手」と伝えた。(宮下日出男)

2492名無しさん:2018/01/23(火) 20:43:15
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180120/k10011295281000.html

徴兵制復活へ 仏大統領表明 18〜21歳の男女対象
1月20日 0時44分
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フランスのマクロン大統領は、軍の幹部らを前に演説を行い、15年以上前に廃止された徴兵制度を復活させる考えを示し、相次ぐテロの脅威に備えるためなどとして18歳から21歳の男女に対し、1か月間の兵役という形で導入を目指すと見られます。
フランスのマクロン大統領は19日、海軍の基地がある南部のトゥーロンで、軍の幹部や兵士を前に年頭の演説を行いました。

この中で、「すべての国民を対象にした徴兵制度に向けて取り組み、実現させる」と述べ、2002年に廃止となった徴兵制度を復活させる考えを示しました。

マクロン大統領は、去年の大統領選挙で、相次ぐテロの脅威に備えるためや国民の団結を強めるためだとして18歳から21歳の男女に対し、軍による訓練を中心とした1か月間の兵役の義務化を公約に掲げていました。

今後、この公約に沿った形で導入を目指すと見られますが、徴兵制度の復活には、その効果を疑問視する声や多額の費用がかかるという批判もあり、実現に向けて曲折も予想されます。

2493チバQ:2018/01/24(水) 21:05:37
http://www.sankei.com/world/news/180124/wor1801240001-n1.html
2018.1.24 14:00

号砲鳴ったEU人事レース ドイツは悲願の欧州中央銀行総裁の座を射止めることできるか

 ユーロ圏財務相会合の新議長にポルトガルのマリオ・センテーノ財務相が13日、就任した。かつてEUの金融支援を受けた南欧からの選出に関心が集まる一方、舞台裏では欧州中央銀行(ECB)の次期総裁など、今後2年のEU機関首脳の後任をめぐる各国の思惑も絡み合う。国益をかけた人事レースの号砲が鳴らされた。
(ベルリン 宮下日出男)

 「職責の重さを考えれば、栄誉だ」。センテーノ氏は昨年12月の財務相会合で新議長に選出後、記者会見で語った。議長職は近年、ユーロ圏の“顔”として注目度が高い。今年はユーロ圏改革やギリシャ支援終了という重要課題のかじ取りを担う。

 議長は任期2年半。常任制導入以降3代目で、先代2人は北部欧州から選ばれたため、南欧出身者は初。ポルトガルは債務危機で金融支援を受けたユーロ諸国の一つだが、被支援国からの議長選出も前例がない。

 注目されるのは手腕。ポルトガルでは2015年、反財政緊縮を掲げた今の左派政権が発足し、ユーロ圏で警戒された。だが、ポルトガル銀行(中央銀行)のエコノミストなどを経て財務相に就いたセンテーノ氏は従来の一部緊縮策を撤廃する一方、財政規律を堅持。同国経済は着実に成長軌道に乗っている。

 「EU財務相理事会のロナウド」。そんな絶妙な手腕は、緊縮派の重鎮、ショイブレ独財務相(当時)をも、ポルトガル出身のサッカー選手に例え、うならせた。

 ユーロ圏の経済・財政政策への影響はどうか。デイセルブルム前議長はドイツと並ぶ緊縮派のオランダ出身。ギリシャなど財政規律に緩慢な南欧に厳しい態度も目立った。そのため「ドイツ色の薄い未来がくる」(米メディア)との声も上がるが、大きな変化はないとの見方は多い。人選は主要国の「政治的打算」の結果とされるためだ。

 センテーノ氏は当初、新議長に有力視されていたわけでなかったが、独仏伊とスペインという経済規模でユーロ圏1〜4位の国が支持に回った。フランスはマクロン大統領のユーロ圏改革にセンテーノ氏も同調的のためとされ、イタリアでは同国のパドアン財務相が有力候補とされたが、3月の総選挙後の続投が不透明との事情があった。

 ドイツでは進行中の連立協議が影響したようだ。メルケル首相の保守系政党は財政規律を重視する他の候補を推すこともできただが、政権樹立に協力が必要な中道左派の社会民主党がセンテーノ氏を支持。フランスも独側に支持を働きかけたと伝えられ、双方との関係をメルケル氏が配慮した可能性がある。

2494チバQ:2018/01/24(水) 21:05:55

 ただ、各国の動向に影響を与えたのは足下の政策的な判断や政治情勢だけはない。その視線の先にあるのはEU機関の首脳人事。それを見据えた駆け引きがあるとの見方がもっぱらだ。

 19年はEU首脳会議で議長を務める「EU大統領」、EU執行機関の欧州委員会トップである「欧州委員長」、欧州議会議長、ユーロ圏の金融政策をつかさどるECBの総裁が任期満了となり、EUは主要人事の“ビッグ・イヤー”を迎える。

 それぞれの人選にあたっては各国間や南北など欧州の地域間のバランスが配慮される。そのためセンテーノ氏への支持をめぐっても、フランスは欧州委員長などさらに「上のポスト」を自国出身者で押さえ、スペインは今春、先んじて選ばれるECB副総裁をうかがう思惑があったともささやかれる。

 ドイツが狙うのはECB総裁だ。ユーロ圏最大の経済国ながら、過去3代の総裁でまだ一度もそのポストを手にできていない。前回は有力視された当時のドイツ連邦銀行総裁が仏側の反発を受け脱落。イタリア出身のドラギ総裁となった経緯もあるだけに「悲願」ともいわれる。

 メルケル氏が心に描くのはワイトマン独連銀総裁とされる。ただ、ドラギ氏の下で超金融緩和政策に異論を唱えてきた“タカ派”のため、南欧勢には独出身者を容認しても、ワイトマン氏への抵抗は強い。他にも対抗馬の名前も上がる中、ユーロ圏議長で静かにしたのは「ワイトマン氏のチャンスを危うくしないため」(独メディア)との見方も上がっている。

欧州中央銀行(ECB) 1988年設立。本部はフランクフルト。欧州単一通貨ユーロを発行する。ユーロ圏の物価安定を図るため、政策理事会(総裁を含む理事6人とユーロ参加国の中央銀行総裁で構成)が金融政策を決定。各国中央銀行は、ECBと共通の金融政策を実施する。

欧州債務危機 2009年にギリシャの政権交代で同国財政の粉飾が明らかになったのを機に、ユーロ圏に連鎖・拡大した経済危機。危機はギリシャからアイルランド、ポルトガル、スペイン、キプロス、イタリアなどに飛び火。これらの国の債券を保有していた銀行などが大きな影響を受け、ユーロの信認や金融システムが揺らぐ危険性が高まった。

2495チバQ:2018/01/25(木) 20:17:34
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018012000363&g=int
チェコのトランプ、ピンチ=議会、首相の免責剥奪


チェコのバビシュ首相=16日、プラハ(EPA=時事)

 【プラハAFP=時事】チェコ議会は19日、バビシュ首相(63)の免責特権剥奪を賛成多数で可決した。首相は「チェコのトランプ(米大統領)」と呼ばれる富豪で、昨年10月の総選挙に勝利したばかりだが、窮地に追い込まれている。
 首相には、自身の企業群を通じ欧州連合(EU)の補助金を横領していた汚職疑惑がくすぶる。選挙後の連立交渉でも、疑惑に巻き込まれるのを避けたい他党から軒並み協力を拒否され、少数与党で政権を発足させた。免責剥奪を受け警察は捜査を進める構え。首相は19日、疑惑について「直接的にも間接的にも私が犯罪者だという証拠を(警察は)一つも持っていない」と訴えた。(2018/01/20-10:38)

2496チバQ:2018/01/28(日) 12:11:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180128-00000002-jij-int
親ロのゼマン氏再選=チェコ大統領選
1/28(日) 0:39配信 時事通信
 【ベルリン時事】チェコ大統領選挙の決選投票が26、27の両日行われ、当局の暫定開票結果や報道によると、第1回投票で首位だった現職のゼマン氏(73)がドラホシュ元チェコ科学アカデミー総裁(68)を抑え、再選を果たした。

 
 元首相のゼマン氏は親ロシア・中国の立場で知られる。庶民的な姿勢が地方の中低所得層から好感されてきた。ドラホシュ氏は欧州連合(EU)重視を訴え、都市部で支持を得たが、及ばなかった。チェコの大統領は儀礼的役割が中心。

2497チバQ:2018/01/28(日) 18:37:13
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180128X464.html
南北分断、キプロスで大統領選=統合派の現職、再選狙う
15:51時事通信

 【エルサレム時事】南北分断が続く地中海のキプロス島南部のキプロス共和国(ギリシャ系)で28日、大統領選(任期5年)の投票が行われた。即日開票され、同日中に結果が判明する見通し。南北再統合に前向きなアナスタシアディス大統領は再選を狙うが、再統合交渉が昨年7月に決裂したため、苦戦を強いられる可能性がある。

 議会第1党、民主運動党(DISY)のアナスタシアディス氏に加え、第3党の民主党(DIKO)のパパドプロス党首、最大野党・労働人民進歩党(AKEL)が支援するマラス元保健相の3人が有力候補。いずれの候補者も28日に過半数を得票できなければ、2月4日に決選投票が行われる。

2498チバQ:2018/01/28(日) 18:39:23
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASL1W622NL1WUHBI01R.html
チェコ大統領選、ゼマン氏再選 移民流入の恐れを強調
03:19朝日新聞

 チェコ大統領選の決選投票が26、27日にあり、移民流入の恐れを強調し、ポピュリストと評されている「親ロシア・中国」の現職ミロシュ・ゼマン氏(73)が、接戦を制して再選を果たした。前チェコ科学アカデミー総裁のイジー・ドラホシュ氏(68)は「親欧州連合(EU)」を訴えて挑み、チェコが中ロと西欧のどちらに近づくのか注目が集まった。

 選挙は事実上、ゼマン氏に対する信任投票だった。チェコ統計局の発表によると、開票終了の数字で得票率はゼマン氏が51・4%、ドラホシュ氏が48・6%。

 ゼマン氏は「反イスラム」を鮮明にして、チェコでは深刻ではない移民問題で恐怖をあおってきた。ときに尊大な態度で汚い言葉も使う一方、親しみやすさを演出して地方住民や高齢者の人気を得てきた。

 また、ウクライナ問題でEUによる対ロシア制裁に反対し、中国との関係改善を重視。隣国ポーランドやハンガリーの指導者と並び、EUには懐疑的な姿勢だ。

 チェコで実際に政権を担うのは首相だが、大統領は首相を指名して組閣を命じる役割があるほか、その発言は社会的影響力を持つ。

 ドラホシュ氏は選挙戦で、大統領職は品位を保つよう訴え、ゼマン氏の振る舞いが国を二極化していると批判。都市住民や若者層の間で多くの支持を得てきた。9人で争った第1回投票では、複数の候補が敗れた直後にドラホシュ氏支持に回ると表明。「反ゼマン」陣営として結束したが、一歩及ばなかった。

 ドラホシュ氏は移民容認派ではなく、EUによる移民受け入れの割り当てにも反対していたが、ゼマン氏が「チェコで不法移民を歓迎するのは、ドラホシュ氏ただ一人だ」と攻撃したことも影響したようだ。(プラハ=吉武祐)

2500チバQ:2018/01/30(火) 18:23:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180130-00000037-mai-eurp
<ドイツ>AfDが右傾化強める 議会重要ポスト掌握
1/30(火) 11:01配信 毎日新聞
 【ベルリン中西啓介】メルケル独首相による政権協議が難航する中、昨年9月の連邦議会(下院)総選挙で、国政初進出した右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が排外主張で国政最右翼の地位を固めている。差別的で過激な発言が注目される一方で、主要委員会の重要ポストも掌握。今後の国会運営に及ぼす影響に懸念が高まっている。

 「欧州のイスラム化で女性の基本的権利が奪われている」。AfDの女性議員フュースト氏は18日の国会審議で、イスラム系と家庭内暴力などを関連付ける持論を展開した。

 ナチスによるユダヤ人迫害の歴史を持つドイツでは、基本法(憲法)が思想信条や人種に基づく差別を禁じる。戦後、極右の国政進出を抑制してきたドイツで、こうした過激発言が繰り返されることは異例で、与野党の議員から「ばかばかしい」「間違っている!」などと怒りを含んだ激しいやじが飛んだ。

 AfDは昨年12月の党大会で最右翼のガウラント副党首を党首に選出。右傾化路線を強化し既成政党との対決色を強める。第2党・社会民主党がメルケル氏の会派と政権協議入りしたことで、AfDは実質的に野党第1党だ。このため連邦議会の慣例で予算委員会や司法委員会の委員長ポストを獲得。今後新政権が発足すれば、政府所信表明演説に対し、AfD議員が最初に質問に立つことになる。

2501チバQ:2018/01/30(火) 19:27:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180130-00000049-jij-eurp
中絶禁止で5月末に国民投票=アイルランド
1/30(火) 11:21配信 時事通信
 【ダブリンAFP=時事】アイルランドのバラッカー首相は29日、妊娠中絶を原則禁止した憲法の改正の是非を問う国民投票を5月末に実施する方針を明らかにした。

 バラッカー氏は閣僚会合後の記者会見で「(投票は)予定通り行われると確信している」と語った。

 カトリック教徒が多数を占めるアイルランドで中絶は違法だが、2012年に中絶を拒否された女性が死亡した事件が問題となり、翌年、母親に生命の危険がある場合は中絶を認めるよう法改正された。

 バラッカー首相は現憲法を厳格過ぎると指摘しており、投票では賛成票を投じると明らかにした。

2502チバQ:2018/01/31(水) 20:14:26
http://www.sankei.com/world/news/180130/wor1801300021-n1.html
018.1.30 10:53

ルーマニアで初の女性首相 欧州議員のダンチラ氏を信任

29日、ルーマニア・ブカレストで首相就任の宣誓をするビオリカ・ダンチラ氏(ロイター=共同)
29日、ルーマニア・ブカレストで首相就任の宣誓をするビオリカ・ダンチラ氏(ロイター=共同)

 ルーマニア上下両院の合同会議は29日、与党社会民主党の女性欧州議会議員、ビオリカ・ダンチラ氏(54)を首相とする新内閣を信任、内閣が発足した。16日に辞任した同党のトゥドセ前首相の後任で、女性首相はルーマニアでは初めて。

 トゥドセ氏は閣僚人事をめぐりドラグネア社民党党首と対立し、党の信任を失っていた。ダンチラ氏はドラグネア氏に近いとされるが、昨年1月に発足した社民党主導の連立政権の首相はこれで3人目。市民の反汚職デモが行われる中、政治の安定化が課題となる。

 ダンチラ氏はドラグネア氏と同じ南部テレオルマン県の出身。大学に相当する石油・ガス機構を卒業後、高校教師などを経て社民党に入党し、地方議会議員や党女性部門トップを務めてきた。

 ドラグネア氏は過去に有罪判決を受けたため首相には就けないが実権を握っており、影響力を行使するとみられている。

2503チバQ:2018/02/03(土) 12:22:21
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180203-00000084-san-s_ame
フジモリ派分裂 ペルー、長女・次男の対立波及 国会で過半数割れ
2/3(土) 7:55配信 産経新聞
 【ロサンゼルス=住井亨介】恩赦を受けたペルーのフジモリ元大統領の長女でフジモリ派政党「フエルサ・ポプラル」の党首、ケイコ氏と、次男のケンジ議員との間で深まっていた対立が、同派の分裂という事態にまで発展した。ケンジ氏が同僚9議員とともに国会での会派離脱届を提出し、同党は過半数を割ることになった。分裂が長引けば2021年の次期大統領選で姉弟が別々に立候補する可能性も出てきそうだ。

 1月31日に会見したケンジ氏は「国会内で新しい政治グループをつくることを考えている」とし、「(政府との)対話、統治正常化の重要性を再確認する」ことを約束。政権との対決姿勢を崩さない同党と一線を画した行動を取る意思を示した。離党については言及を避けた。

 フエルサ・ポプラルは、汚職疑惑が浮上したクチンスキ大統領に対する罷免決議案を主導したが、昨年12月の採決ではケンジ氏ら10議員が棄権してクチンスキ氏は罷免を回避。その3日後にフジモリ氏の恩赦が発表され、「裏取引」があったとの批判が出ていた。

 党方針に従わなかったとして1月30日に党紀委員会から会派除名処分を受けたケンジ氏は、異議を申し立てず自ら離脱に踏み切った。

 国会(130議席)で最大野党として71議席を占めていた同党は、過半数を割ることになる。影響力の低下が避けられない一方で、事態収拾のためフジモリ氏の政治的復活を期待する声が強まる可能性もある。

2504チバQ:2018/02/03(土) 17:28:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180203-00000059-jij-eurp
ベルルスコーニ陣営が優勢=政治空白懸念も―伊総選挙まで1カ月
2/3(土) 15:37配信 時事通信
ベルルスコーニ陣営が優勢=政治空白懸念も―伊総選挙まで1カ月
3月4日に予定されるイタリア上下両院の総選挙が1カ月後に迫った。ベルルスコーニ元首相(写真)が率いるフォルツァ・イタリアや欧州連合(EU)懐疑派の北部同盟を含む右派系野党連合が優勢を維持=1月18日
 【パリ時事】3月4日に予定されるイタリア上下両院の総選挙が1カ月後に迫った。

 ベルルスコーニ元首相(81)が率いるフォルツァ・イタリアや欧州連合(EU)懐疑派の北部同盟を含む右派系野党連合が優勢を維持。EU懐疑派の新興野党「五つ星運動」と中道左派の与党陣営はやや劣勢だ。ただ、各陣営とも議席の過半数に届かず、政治空白に陥る可能性が懸念されている。

 コリエレ・デラ・セラ紙が1月下旬に掲載した世論調査では、右派連合が計35%の支持を獲得。難民に対する厳しい姿勢や、フォルツァが景気刺激策として公約した所得減税、年金増額といった政策が評価されているようだ。

 ベルルスコーニ氏は過去に脱税事件で有罪判決を受けたことから現在は被選挙権を持たず、首相復帰は難しい。しかし、右派連合が躍進すれば強い影響力を取り戻すのは必至だ。高齢に加えて最近はテレビ出演のキャンセルが続いたことから健康不安説がくすぶるが、「勝つための選挙戦を展開する」と健在ぶりをアピールしている。

 「五つ星」は、ユーロ通貨圏離脱といったかつての過激な公約を後退させる一方で、年金増額や育児支援の拡充といった弱者に優しい改革を主張。支持率は29%と単独の政党としてはトップに立つ。これまで既存政党との連携に否定的だったが、首相候補のディマイオ氏(31)は1月末、「過半数を取れなければ他党にも参加を呼び掛ける」と柔軟な姿勢を示した。

 首相返り咲きを目指すレンツィ前首相(43)の与党・民主党は、昨冬に起きた分裂騒動が尾を引き、支持率は23%と低迷。レンツィ氏は、右派連合や「五つ星」の政策について財源面の裏付けが乏しいと批判した上で「EUがポピュリストの脅威にさらされている」と訴え、支持回復を狙う。

2505チバQ:2018/02/05(月) 20:03:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180205-35114224-cnn-int
ギリシャで14万人抗議、「マケドニア」の国名に反発再燃
2/5(月) 11:28配信 CNN.co.jp
(CNN) ギリシャの首都アテネで4日、大規模なデモ行動があり、警察発表によると14万人が参加した。ギリシャでは隣国マケドニアが「マケドニア」という国名を使用することに対する長年の反発があり、使用を認めようとする自国政府の動きに対し激しい抗議の意思を示した形だ。

ギリシャ各地から大挙して押し寄せたデモ参加者らは、国旗を振りながら「マケドニアはギリシャだ」「マケドニア(の名称)から手を引け」といったスローガンを連呼した。

1991年の旧ユーゴスラビアからの独立後、自国の国名を「マケドニア」とすることを希望した同国に対し、ギリシャは当該の地名がギリシャ北部に存在するとして反発。マケドニアによる同地域の領有権主張を意味することにもつながるとの理由から、以後国名としての使用を認めない方針をとってきた。マケドニア側は領有権の主張について否定している。

93年の国連加盟時には「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国」の名称が用いられた。その後は北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)への加盟を目指しているものの、ギリシャの反対により実現していない。

ギリシャ北部のマケドニアは、東方遠征を行ったアレクサンダー大王の生まれた地として知られる。現在のマケドニア国民は、自分たちの国土が古代マケドニア王国の一部にあたり、同国との文化的なつながりがあるとの見方を示す。

ギリシャ側はマケドニア国民について、スラブ民族でありマケドニア地方とは言語も文化も関連がないと主張している。

ギリシャ、マケドニアの両国政府は先月、国名に関する対立の解消に向けた協議を再開。「マケドニア」の名称を残す方向で妥協点が見いだせるとの認識を示唆していた。

2506チバQ:2018/02/06(火) 19:42:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180206-00000076-mai-eurp
<ドイツ>政権協定交渉が難航 医療保険と雇用政策で対立
2/6(火) 18:30配信 毎日新聞
 【ベルリン中西啓介】メルケル首相の国政会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と第2党・社会民主党による政権協定交渉が難航している。当初4日までの合意を目指したが、医療保険改革と雇用政策を巡り両者の思惑が対立、2回の延期を余儀なくされた。世論の支持が得られる新鮮味ある政策を打ち出し、7日の協定署名を実現しようと、大詰めの交渉が進められている。

 社民党執行部は政権協定交渉入りを決めた1月21日の臨時党大会で、賛成票が56%にとどまったことで危機感を募らせ、CDU・CSUに対し、政権方針に関する3党合意の「改善」を要求。特に▽限定的に難民認定された人が家族を呼び寄せる権利の拡充▽医療サービス格差の原因とされる公的医療保険と私的保険の格差解消▽法的理由を除く有期雇用契約の廃止--の3点を強く主張した。

 このうち難民問題では、限定的に認定された難民については月1000人を限度に家族呼び寄せを認め、個別事情に配慮した追加を認めることで合意した。だが、医療保険改革についてはCDU・CSU側が難色を示している。さらに有期雇用契約を巡っては与党会派内でも意見が割れ、譲歩が可能とするCDUに対し、支持基盤に自動車産業を抱えるCSUが反対している。

 社民党のシュルツ党首は6日朝、交渉前に記者団に対し「今日中に交渉を終えることを望んでいる」と語り、政権協定書のとりまとめを急ぐ考えを示した。社民党内では青年部や左派が党員投票での政権参加否決を目指す運動を展開しており、趣旨に賛同する新規党員が増加するなど、予断を許さない情勢だ。

 政権協議では閣僚ポストも決まるとみられるが、社民党内には党首の責任明確化を求め、閣僚兼務に反対する声が強い。党員投票で政権入りが否決されれば再選挙となる可能性が高い中、党内の反対の声を押し切り、欧州政策を訴えるシュルツ氏が希望しているとされる外相などに就任するか注目されている。

2507チバQ:2018/02/06(火) 20:21:51
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1802060041.html
独連立交渉、「医療」「雇用」で難航 期限ぎりぎり、不調なら再選挙も
20:09産経新聞

独連立交渉、「医療」「雇用」で難航 期限ぎりぎり、不調なら再選挙も

(産経新聞)

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相の大連立政権継続に向け、首相の保守系、キリスト教民主・社会同盟と議会第二党の中道左派、社会民主党による連立交渉は6日、当初目指した4日の期限を過ぎ、延長2日目に入った。交渉は大詰めを迎えたが、医療保険改革や雇用制度で調整が難航している。

 両党は1月26日に正式交渉を開始。交渉難航に備えて2日間の予備日を設けたが、6日はその最終日。社民党幹部は5日夜、「成功への意思はある」とし、合意への意欲を強調した。

 難航する医療保険改革では、公的保険と民間保険による患者対応の格差解消を社民党が主張するのに対し、同盟は医療現場への影響が大きいと難色。社民党が目指す有期雇用への制限強化も、企業の負担増を懸念し、同盟が慎重だ。

 争点の一つだった難民の家族呼び寄せでは、予備交渉で合意した月1千人規模の制限を維持する一方、特別な事情を持つ難民は例外扱いとする社民党の要望を受け入れて決着した。

 社民党は交渉で合意しても連立参加の可否を党員投票で問う方針。正式交渉入りの承認を僅差で得た1月の党大会では難民や医療、雇用で予備交渉の合意内容の改善を求められ、譲歩が難しい。一方、同盟も地方選挙を控えるなどし、簡単に歩み寄れない状況だ。

 連立交渉が決裂したり、党員投票で否決されたりすれば、再選挙の可能性が高まる。国民は長期の政治空白への不満を高めており、独紙ビルトが報じた最新の世論調査では、同盟の支持率が30.5%(前回比3ポイント減)、社民党が17%(同0.5ポイント減)と両党で5割に届かない結果も出ている。

2508チバQ:2018/02/08(木) 18:35:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180208-00000102-san-eurp
独、大連立で合意 社民党員投票 残るハードル
2/8(木) 7:55配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相率いる保守系、キリスト教民主・社会同盟と議会第2党の中道左派、社会民主党は7日、大連立政権の継続に向けた連立協定に合意した。昨年9月の総選挙以降続いている政治空白の解消に向け、さらに前進した。

 今後の焦点は社民党が政権参加の是非を判断する党員投票。投票は郵送で3〜4週間にわたって行われ、3月初めにも結果が公表される見通し。社民党は6日、投票資格を得られる党員の入党を締め切った。党員は計約46万4千人で、年初から約2万4千人増加。大連立阻止を目指す党青年部らが入党を呼びかけていたことも影響したとされる。

 政権樹立への最後の難関となるが、メルケル氏との大連立政権下で埋没した同党内では連立継続への抵抗が強く、投票の行方は予断できない情勢。承認されれば、3月にも新政権が発足するが、否決されれば、合意は白紙となり、再選挙の可能性が高まる。

 両党は閣僚の割り振りでも合意した。社民党は従来の外相に加え、重要職の財務相などを確保した。メルケル氏が社民党の要求を受け入れた形。社民党は同盟より財政緊縮策に柔軟で、マクロン仏大統領が目指すユーロ圏改革にも同調的。政権が樹立されれば、ドイツのユーロ圏政策に変化が表れる可能性もある。

 両党は1月下旬に正式交渉を始め、医療や雇用政策の調整に難航したが、最終期限の6日は徹夜で折衝。メルケル氏は7日、合意について「世界が期待する安定政権の土台」と述べた。

 ドイツでは総選挙後、メルケル氏が小党2党との3党連立政権の樹立に失敗。社民党が下野の方針を転換したことで、大連立継続が模索されている。

2509名無しさん:2018/02/12(月) 20:33:22
https://www.asahi.com/articles/ASL252JD8L25ULZU001.html

フランス「徴兵制」復活案 拡大望む左派、反対した右派有料会員限定記事
2018年2月11日15時13分

大野博人(編集委員)

 フランスは「徴兵制」に何を期待しているのだろう。
 マクロン大統領は先月、実施に向けて作業グループを立ち上げたと発表した。4月に結論をまとめさせるという。同国では兵役義務は2001年に廃止されており、その復活に見える。
 昨年の大統領選挙ですでに公約として掲げていた方針である。男でも女でも18歳から21歳までの間に一度必ず防衛、治安を担う場所で任務に就かせるという構想だった。パリなどでテロが続き、治安に不安を感じる人は少なくない。こうした発想が出てくる背景はたしかにある。
 ただ当時、不思議に感じたことがいくつかあった。
 ひとつは提案している兵役期間だ。たった1カ月。初心者が入れ代わり立ち代わり頻繁に任務を交代してどれほど治安の強化につながるのか。
 選挙期間中、主要な争点になっていなかったことも意外だった。ほかの候補も似た考えを打ち出していたのだ。右翼のルペン氏だけでない。グローバル化や欧州統合に批判的で若者の支持も高い左派のメランション氏は、1カ月どころか9カ月の防衛や環境保全などの任務を課すと訴えていた。
 廃止のときは、大革命期以来の歴史的な転換といわれた。それをまたひっくり返そうというのに異論が目立たない。

2510チバQ:2018/02/13(火) 23:15:46
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180214k0000m030099000c.html
<ドイツ>社民党党首、後任を審議 選挙求める声も
20:05毎日新聞

 【ベルリン中西啓介】ドイツの国政第2党・社会民主党は13日、ベルリンで党幹部会を開き、辞意を表明したシュルツ党首の後任として、アンドレア・ナーレス連邦議会(下院)党会派代表の代理党首選出について審議する。メルケル独首相の国政会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立政権継続の可否を問う党員投票を控える社民党は、人気が高いナーレス氏を党トップに据えたい考えだが、反対の声も出ている。

 ナーレス氏は第3次メルケル内閣で労働社会相を務めた。巧みな演説で党内で広く支持を集め、党創設155年で初の女性党首就任が期待される。党内は今、大連立を支持する執行部と反対を訴える党青年部が激しく対立。執行部は早期にナーレス氏を代理党首に選任し、3月4日に結果発表を控える党員投票に向け、運動を加速させたい考えだ。

 だが、DPA通信によると、党員にはナーレス氏への党首移譲が密室で決められたとの不満があり、選挙を求める声も出ている。また一部州の党幹部は党規則に基づかない代理党首の選出を疑問視している。仮に代理党首に選出された場合、3カ月以内に党大会を開き、正式な党首を選任する必要がある。

 一方で、党内では大連立に賛成する声が広がりを見せている。シュルツ氏が9日に外相就任断念を発表したことで、執行部への不信感が減じた形だ。最新の世論調査では社民党支持者の84%が政権参加を支持している。

2511チバQ:2018/02/13(火) 23:51:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180209-00000151-mai-eurp
<ドイツ>社民党党首、入閣断念 大連立への影響懸念
2/9(金) 23:38配信 毎日新聞
 【ベルリン中西啓介】ドイツの国政第2党・社会民主党のシュルツ党首は9日、外相として第4次メルケル政権に入閣することを断念したと発表した。メルケル氏の国政会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との政権協定で、社民党は外相と財務相などの主要ポストを占めることで合意。だが、昨年9月の総選挙直後に「メルケル政権には入閣しない」と断言していたシュルツ氏の変節に、党内外から非難が集中していた。

 社民党は全党員による郵便投票で政権参加の可否を決める。シュルツ氏は9日に公表した声明で、「人事を巡る議論が投票の成功を危険にさらす」とし政権入りを断念した。シュルツ氏は既にナーレス連邦議会党会派代表に党首の座を移譲する考えを示している。

2512チバQ:2018/02/14(水) 15:09:53
http://www.sankei.com/world/news/180214/wor1802140010-n1.html
2018.2.14 07:50

ドイツ大連立の二大政党、閣僚ポストで大揺れ 批判続出でメルケル氏ら守勢
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツで大連立継続に合意した保守系、キリスト教民主・社会同盟と中道左派の社会民主党がともに揺れている。閣僚ポストなどへの不満が続出し、メルケル首相ら両党幹部は沈静化のため守勢にたたされた。次期政権をめぐる混迷で、2大政党に対する国民の信頼低下も懸念されそうだ。

 「失望は理解するが、安定政権のための犠牲だ」。メルケル氏は11日、独公共テレビZDFとのインタビューでこう語り、社民党との連立合意を擁護した。

 メルケル氏は7日に連立合意にこぎ着けたが、重要職の財務相を社民党に譲った。独メディアによると、メルケル氏は合意のため、首相以外の閣僚ポストを社民党に優先的に選ばせる姿勢だったとされ、財政規律重視の同盟では「政治的な過ち」「権威失墜」と批判が相次いだ。

 首相就任から12年以上が経過し、党内では後進への道筋をつけるよう求める声も上がる。メルケル氏は首相任期を全うする考えを改めて示す一方、「若い人々を考慮せねばならない」と加え、閣僚人事では世代交代へ配慮するとした。

 一方、社民党のシュルツ党首は9日、「私のポストをめぐる議論で党員投票の成功が危ぶまれており、入閣を断念する」との声明を出す事態に追い込まれた。

 同党は交渉で難民政策などで望む結果を出せなかったが、財務相を含む閣僚配分なども成果に、最後の関門となる20日からの党員投票で承認を得る筋書きを描く。だが、シュルツ氏が党首を退く一方、外相に就く意向を示したことに党内で批判が噴出した。

 理由はメルケル政権には「入閣しない」としていた姿勢をシュルツ氏が翻したため。「政策よりも人事優先」とみられれば、党員投票に悪影響を及ぼす。シュルツ氏は圧力を受け断念したが、新党首選びなどで火種はなおくすぶる。

 11日公表の世論調査では連立支持が社民党の支持者で8割を超え、党員投票の承認には期待がかかる。ただ、最近は両党の合計支持率が5割を割り、別の調査では両党がそれぞれ「国の課題に対処できるか」との質問に、「できる」との回答が同盟で23%、社民党で6%だった。

 連立が実現すれば、大衆迎合主義的な右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が存在感を増す。同党幹部はメルケル氏らに対し、「自分が助かるために信念を捨てた。連立交渉で(政策の)中身は重要でなかったのだ」と息巻いた。

2513チバQ:2018/02/14(水) 15:10:26
http://www.sankei.com/world/news/180214/wor1802140024-n1.html
2018.2.14 09:59

独社民党のシュルツ党首が辞任 大連立へ混乱収束図る
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのアンゲラ・メルケル首相率いる議会第1党の保守、キリスト教民主・社会同盟との大連立継続を目指す第2党の中道左派、社会民主党のオーラフ・シュルツ党首が13日、辞任した。党内では連立合意に伴い、シュルツ氏への批判が拡大。政権発足への最後の関門となる党員投票を控え、早期の党首辞任で混乱の収束を図った。

 同党幹部会は同日、前労働社会相のアンドレア・ナーレス下院議員団長を後任に指名した。4月の党大会で承認されれば、同党初の女性党首となる。後任党首の選出までは副党首のショルツ・ハンブルク市長が暫定党首を務める。

 シュルツ氏は昨秋の総選挙で欧州連合(EU)の欧州議会議長から同党党首に転じて選挙戦を率いたが大敗。その後、下野方針から連立継続に転じ、7日の連立合意後には過去の発言を翻して党首を辞任した上で外相として入閣する意向を表明し、批判を浴びていた。

 社民党は連立参加の最終的な是非を判断する党員投票を20日から開始。結果は3月4日に公表される。

2514チバQ:2018/02/14(水) 15:11:04
http://www.sankei.com/world/news/180214/wor1802140036-n1.html
2018.2.14 14:35

オランダ外相、うそで辞任 「露大統領の願望聞いた」と虚偽発言
 オランダからの報道によると、同国のザイルストラ外相が13日、辞任した。ロシアのプーチン大統領が出席した会合に自身も出て、ウクライナなどを含む「大ロシア」に戻りたいとの願望を直接聞いたとうそをついたことが発覚。同日、虚偽を認めた。

 ザイルストラ氏は「プーチン発言」はまた聞きだと弁明。13日、訪露しラブロフ外相と会談予定だったが中止された。

 両国は2014年、オランダ発のマレーシア航空機がウクライナの親露派組織支配地域からのミサイルで撃墜されてから関係が悪化。ザイルストラ氏の訪露で改善を図る方針だったが、在オランダ・ロシア大使館はこの日、同氏の発言は「フェイクニュース」だと猛反発、関係改善は遠のいた。ザイルストラ氏は、06年の会合でプーチン氏が大ロシアに戻りたいと望んでおり、それはウクライナやバルト3国などを含むと語ったのを聞いたと16年に与党自由民主党メンバーに話していた。(共同)

2515チバQ:2018/02/14(水) 18:43:07
https://mainichi.jp/articles/20180213/k00/00e/030/281000c
フランス
環境相にセクハラ騒動 追及過剰と批判も

毎日新聞2018年2月13日 15時55分(最終更新 2月13日 17時19分)
 フランスの環境派活動家でテレビの人気キャスターだったユロ環境相(62)の「セクハラ疑惑」が週刊誌で報じられ、自ら疑惑を否定するなど騒動となった。米映画界などで表面化したセクハラ問題への抗議が波及する中、検察で「不受理」とされた告訴、和解済みの案件などを週刊誌が暴露した。

 マクロン大統領ら政権側は、ユロ氏への支持を表明。メディア界でも「過剰な追及だ」(リベラシオン紙)などと週刊誌への批判が相次いだ。

 疑惑を報じたのは、1月に創刊した週刊誌「エブド」の最新号。環境保護財団の元幹部女性、有名政治家の親族が、それぞれセクハラ被害を訴えたとしている。(共同)

2516チバQ:2018/02/15(木) 22:03:36
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180214X657.html
右派野党、EU離脱辞さず=財政ルール見直し要求―伊総選挙
02月14日 20:50時事通信

 【パリ時事】イタリア右派野党・北部同盟のボルギ経済政策責任者は、ロイター通信が14日報じたインタビュー記事で、3月4日投票の伊総選挙で北部同盟が勝利し、欧州連合(EU)が財政や難民をめぐるルールの見直しに応じない場合はEU離脱も辞さない考えを表明した。

 ボルギ氏は、北部同盟が政権に就いた後にEUとの交渉に着手し、2年以内に要望が認められなければ「EU離脱に踏み切る可能性も排除しない」と語った。ただ、同党と選挙協力を結んでいる右派野党のフォルツァ・イタリアはEU離脱に否定的で、北部同盟の主張がどこまで受け入れられるかは不透明だ。

2517チバQ:2018/02/15(木) 22:10:33
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180215k0000m030083000c.html
<ドイツ>社民党党首が正式辞任 後任に初の女性選任へ
02月14日 19:41毎日新聞

 【ベルリン中西啓介】ドイツの国政第2党・社会民主党のシュルツ党首は13日、記者会見し、党首を即日辞任し、アンドレア・ナーレス連邦議会(下院)党会派代表に後任を託すことを発表した。

 13日の党幹部会では全会一致でナーレス氏を次期党首として、4月22日に開かれる臨時党大会に提案することが決まった。ナーレス氏は1863年創立の党で初の女性党首に選任される見通し。

 メルケル独首相の国政会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立政権継続を問う党員投票を前に、党執行部は求心力が著しく低下していたシュルツ氏を表舞台から遠ざけ、政権参加への同意を取り付けたい考えだ。ナーレス氏は13日の記者会見で「大連立政権入りを訴えていきたい」と述べ、党員集会などで大連立賛成運動を率いる考えを示した。

 独メディアは当初、ナーレス氏が13日に党首代理に就任すると伝えていたが、副党首でないナーレス氏の党首代理への昇格を問題視する声があり、見送られた形だ。

2518チバQ:2018/02/16(金) 16:00:03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201802/CK2018021502000131.html

イタリア、移民議論過熱 来月4日総選挙 争点急浮上





















2018年2月15日 朝刊





 【パリ=竹田佳彦】三月四日に行われるイタリア総選挙で、経済対策などに比べて国民の優先度が低かった移民対策への注目が高まっている。今月三日に極右思想の男による移民への銃乱射事件が発生したことを機に、総選挙の争点として議論が過熱。右派政党は移民を受け入れてきた民主党政権への不満が事件の背景にあると批判し、左派は「憎悪をあおっている」と反発している。


 中部マチェラータで三日、政党「同盟(北部同盟から改称)」の候補者として地方選挙に立候補したこともある警備員ルカ・トライニ容疑者(28)が銃を乱射し、アフリカ出身の移民六人が負傷した。数日前にイタリア人女性(18)の遺体が見つかり、難民申請中のナイジェリア人の男が逮捕された事件への報復だと主張した。


 イタリアは二〇一四年以降、中東やアフリカから移民・難民六十万人以上を受け入れた。欧州連合(EU)主要国が受け入れ制限をする中、負担感が高まっている。


 事件後、中道右派連合の一角を占め、反移民・反EUを掲げる「同盟」のサルビーニ書記長は「非難されるべきは不法移民の流入を許している政府の対応だ」と持論を展開。中道右派「フォルツァ・イタリア」のベルルスコーニ元首相も「移民は社会的な爆弾だ」と述べ、政権への批判を繰り広げた。


 一方、中道左派の与党、民主党所属のジェンティローニ首相は「憎悪と暴力の連鎖に歯止めをかけよう」と呼びかけた。左派各党も「サルビーニ氏は恐怖と混乱を生み出している」と非難したが、有効な移民対策を示せていない。


 世論調査で支持率トップの新興政治組織「五つ星運動」は移民政策で党内が割れており、ディマイオ党首は事件数日後「非人道的な犯行だ」と述べるにとどめた。


 首都ローマ中心部では、「トライニに名誉を」と銃撃事件の容疑者を擁護する横断幕が一時掲げられた。弁護士はAFP通信に「彼を称賛し、連帯を示すメールが相次いでいる」と話す。一方で、人種差別や移民排斥に反対するデモも各地で開かれ、議論は高まりを見せている。


 調査会社IPRマーケティングのアントニオ・ノト氏はイタリアのメディアで「イタリア人と移民の間に高い壁ができつつある」と述べ、移民排斥の動きの広がりに警鐘を鳴らした。


<イタリア総選挙の仕組み> 上院315(終身議員を除く)と下院630の全議席を改選。2017年11月に選挙制度改革法が成立し、18年3月4日投開票の今回総選挙から新しい仕組みが適用される。これまでの完全比例代表制から並立制に変更となり、議席の36%を小選挙区で、64%を比例代表で選出する。最も多く得票した政党や政党連合に一定の議席が与えられる「ボーナス制」もなくなった。投票権は上院が25歳以上で、下院が18歳以上。 (ローマ・共同)

2519チバQ:2018/02/18(日) 13:14:56
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180218-00537917-shincho-int
“火薬庫”バルカンで燻る「マケドニア」国名論争
2/18(日) 5:56配信 デイリー新潮
“火薬庫”バルカンで燻る「マケドニア」国名論争
大王像の前で気勢を上げるギリシャ北部の市民
 バルカン半島と言えば「欧州の火薬庫」が枕詞。その南端に位置するギリシャと、北隣のマケドニア共和国が“国名”で激しく争っている──。

「旧ユーゴスラビア連邦が内戦で崩壊したのがきっかけ。連邦内の共和国の一つだったマケドニアが独立して以来、もう四半世紀もこの争いは続いているんです」

 と言うのは、中欧・ギリシャ地域のある研究者。

「『マケドニア』は、古代以来のギリシャ北域の地名。この地の王家に生まれ、やがて一大帝国を築いたのが、あのアレクサンドロス大王。一方、マケドニアと古代から呼ばれていた地域は、ギリシャだけでなく現代のマケドニア共和国やブルガリアなどにも跨るのです」

 もっとも、古代マケドニア王国の首都ペラを始め、その大半は現在のギリシャの領土。勝手にその名を使うな、との反発も無理はない。

「このギリシャの反対があるため、マケドニアはNATOやEUにも加盟できません」(外信部デスク)

 国連にこそ加盟しているが、その国名もじつは正式に認められていない。

「暫定的に“FYROM(フィロム)”と呼ばれています。“The Former Yugoslav Re­pub­lic of Macedonia”の略で日本の外務省も『マケドニア旧ユーゴスラビア共和国』としています。しかし、ようやくマケドニアが国名を変更する方向で問題を解決する気運がたかまり、今年に入って国連の仲介も本格化しています」(同)

 現地の報道によれば、「マケドニア共和国」の前に「新(ニュー)」「上(アッパー)」「北(ノース)」などを付け、独占感を緩和したネーミングを内々に検討中。

 だが、同時にナショナリズムも頭をもたげてきて、両国各地で大規模な反対集会やデモが起きている。

 火ダネは燻っているのだ。

「週刊新潮」2018年2月15日号 掲載

新潮社

2520名無しさん:2018/02/18(日) 13:15:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180217-00000506-san-eurp
コソボ 独立宣言10年も描けぬ展望 若者のシリア渡航問題化、失業率30%
2/17(土) 0:04配信 産経新聞
コソボ 独立宣言10年も描けぬ展望 若者のシリア渡航問題化、失業率30%
コソボ(写真:産経新聞)
 バルカン半島のコソボがセルビアから独立を宣言して17日で10年を迎える。イスラム教徒主体のコソボでは近年、シリアなどに渡って過激派に参加する若者が問題化。欧米とも通じる現象だが、背景には経済・社会の発展が思うように進まない状況が横たわり、国際的な地位確立を目指す小さな国が大国に翻弄される姿も浮かび上がる。(プリシュティナ 宮下日出男)

 ■「失意にある人はだまされやすい」

 首都プリシュティナから北へ車で約1時間。北部の主要都市ミトロビツァ郊外の山間に古い公共住宅が並ぶ最貧困地区の一つで、無職のジェラル・スマイリさん(55)が疲れ切った表情をみせた。

 「人生で最悪の日だった…」。昨年4月22日、息子のドゥーシュさんがシリアで死亡した知らせを受けた。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)に加わり攻撃された。現地で結婚した妻も一緒。妊娠9カ月だった。

 ドゥーシュさんが国を出たのは2014年の27歳のとき。自身も無職で病の母親に十分な治療を受けさせられずにいた。「トルコの病院で受け入れてくれるかもしれない」と告げていたが次の連絡はシリアから。「シリアに行けば金がもらえるといわれたのにだまされた」。泣き声だった。

 「失意にある人はだまされやすい」。スマイリさんは自嘲する一方、こう語気を強めた。「すべての不幸は貧困から始まった」

 ■「ここでは展望がない」

 米研究機関によると、15年時点でコソボからシリアやイラクに渡ったのは232人。仏独英などと比べると少ないが、人口比では欧州で最も多い。これまでの渡航者総数はさらに約340人に膨れるとされる。

 渡航を促す要因とされるのはなお苦しい経済・社会環境だ。失業率は08年の5割近くから約30%に減ったが、24歳以下は5割超で、貧困率は約17%。深刻な汚職などが海外投資を遠ざける。展望を描けない若者が過激思想に影響されたり、だまされたりする。

 「GAP研究所」のアグロン・デミ研究員はこの10年のコソボの歩みを「とても成功といえない」と総括し、人口の約1割にあたる18万人強が欧州連合(EU)加盟国に渡ったとの試算を示した。多くは職探しの若者とみる。

 節目を控えたプリシュティナ中心部では横断幕が飾られ祝賀ムードが漂う。だが、若い女性(19)は淡々と語る。「ここでは展望がない。大学もコネなしではいけない。奨学金を得て海外に行く」。シリアに渡った若者には「彼らも祖国を悲観し、シリアなら何かあると考えたのではないか」と思いをめぐらせた。

 ■「この現実には失望している」

 「経済問題だけが原因ではない」。若者のシリア渡航の背景を、こう分析するのは「コソボ安全保障研究センター」のシュペンド・クルサニ研究員だ。

 渡航が集中したのはシリア内戦初期の12〜13年。コソボ政府は当時、自国の独立運動と重ね、民主化を目指すシリア反体制派を欧米とともに積極的に支持。アサド大統領をコソボを弾圧したセルビアのミロシェビッチ元大統領にもなぞらえた。こうした姿勢が渡航を促したとする効果を「無視できない」との見解だ。

 セルビア側を空爆するなどコソボ独立を支援した欧米への謝意は強い。「コソボにとり欧米は先生。だから優等生でありたい」。クルサニ氏は政府の“欧米追随”を解説した。民主化後のシリアから国家承認を得る考えだったともいう。

 プリシュティナ郊外の喫茶店を訪れると、シリアに渡った子供を持つ中年男性3人が、現地に残るその妻や子供の救出策を話し合っていた。子供の1人は米主導の有志連合の空爆で死亡したという。

 政府はIS参加者によるテロが問題化した近年、欧米同様に帰還者らの取り締まりを強化。渡航者の家族らの気は重い。男性3人のうちの1人で独立紛争時の元戦闘員、ラギプ・デリウさん(58)の言葉は切ない。

 「独立のために戦ったのに、この現実には失望している」

    ◇

 ■コソボ 統計局によると人口約178万人(2016年推計)。住民の9割超がイスラム教徒のアルバニア系。面積は約1万1千平方キロで岐阜県に相当。戦後はユーゴスラビア連邦のセルビア共和国(当時)の自治州だった。外務省によると国家承認するのは米欧や日本など114カ国。セルビアや同国と友好関係にあるロシアなどは未承認。セルビアとはEUの仲介下、関係改善に向けた対話が進行中。コソボ北部などでは独立を認めないセルビア系住民との対立が続いている。

2521チバQ:2018/02/18(日) 22:24:19
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180219k0000m030032000c.html
<イタリア総選挙>三つどもえ 選挙後の連立交渉も焦点
18:29毎日新聞

 イタリア総選挙(3月4日)まで2週間となり、中道左派の与党・民主党、中道右派連合、新興政治団体「五つ星運動」の三つどもえの構図となっている。既成政党批判を展開して支持を広げてきた「五つ星」がどこまで伸長するか注目されるとともに、過半数を獲得できる勢力はないとみられることから、選挙後の連立交渉も焦点となる。【ローマで賀有勇】

 調査会社IPSOSによる16日付の各会派支持率は、「フォルツァ・イタリア」を中心とする中道右派連合35.6%▽五つ星運動28.6%▽与党・民主党中心の中道左派連合27.9%--となった。単独過半数を獲得する勢力はないと見られ、貧困層への最低所得保障などを公約に掲げる「五つ星」が、政党単独の支持率ではトップを走り、選挙後の連立交渉で存在感を増す可能性がある。

 昨年9月から「五つ星」の代表を務めるディマイオ氏(31)は、従来の欧州連合(EU)への批判を抑制。主要政策であった単一通貨「ユーロ」圏からの離脱を問う国民投票の実施を公約から外し、財政赤字を国内総生産(GDP)比3%以内に抑えるEUの財政規律も順守する方針を打ち出した。

 イタリア紙レプブリカによると、ディマイオ氏は他党との選挙後の連立についてはこれまで通り拒否したものの、政策協議に前向きな姿勢をみせるなど態度を軟化させている。

 一方、脱税で有罪となり自身は出馬できないものの、豊富な政治経験を武器に存在感を示しているのがフォルツァ・イタリア(中道右派)を率いるベルルスコーニ元首相(81)だ。

 イタリアは、欧州を目指す玄関口として、地中海を渡る移民や難民が過去4年間に60万人以上押し寄せており、選挙戦でも移民政策が争点に浮上。ベルルスコーニ氏は、現状を招いた責任を追及してジェンティローニ首相(63)の所属する民主党に矛先を向け、国民の不満の受け皿となっている。

 だが、選挙連合を組む、右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党「同盟」(北部同盟から党名変更)とは、EUの財政規律などに対する考え方にずれもあり一枚岩ではない。

 一方、民主党は、2016年の憲法改正案を巡る国民投票での敗北とその後の党の分裂などが尾を引き、支持率の下落に歯止めがかからず厳しい戦いを強いられている。選挙後には、中道右派との連立を模索する可能性も指摘されているが、「同盟」はその場合は中道右派連合からの離反も辞さない構えで、先行きに不透明感が漂う。

 【ことば】イタリア総選挙

 大統領経験者らが務める終身議員6人を除く選出議員定数315の上院と、定数630の下院を改選する。議員の任期はいずれも5年。投票権は上院が25歳以上で、下院が18歳以上に与えられるため、下院の方が若者の意見が反映されやすい傾向がある。2017年に選挙制度が変更され、完全比例代表制から、議席の3分の2を比例代表、3分の1を小選挙区で選ぶ並立制となった。下院で40%以上を得票した政党に過半数を与えるボーナス制度も廃止されたため、単独過半数を得るのが難しくなった。

2522チバQ:2018/02/21(水) 20:50:49
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1802210003.html
「メルケル後」議論じわり 独与党ナンバー2に有力女性州首相
01:09産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相率いる保守系最大政党、キリスト教民主同盟は19日、新党幹事長に女性の西部ザールラント州首相を起用する方針を固めた。独メディアがメルケル氏の後継候補に最有力視する人物。大連立政権継続の努力が続くなか、「ポスト・メルケル」を見据えた議論が次第に活発化する可能性がある。

 幹事長は党ナンバー2の役職。メルケル氏も党首就任前に務めた。現職が健康上の理由で辞意を伝え、党内会合でザールラント州のクランプカレンバウアー州首相(55)を後任候補に決めた。26日の党大会での承認を経て正式に決まる。

 メルケル氏は19日の記者会見で、人選は自身の提案とした上、「長い知り合いで、互いにとても信頼している」と評した。

 クランプカレンバウアー氏は昨春の地元州議会選挙で当時勢いのあった中道左派の社会民主党に大勝して党内の評価を高め、冷静な政治手腕は「ミニ・メルケル」とも称される。最近はメルケル氏側近の一人として浮上し、社民党との連立交渉にも加わった。

 メルケル氏は党首を約18年務めるが、昨秋の総選挙で右派「ドイツのための選択肢」(AfD)の躍進を許し、政権樹立も難航した結果、求心力が低下。特に保守派で強まる刷新の要求を受け、次期政権で世代交代に配慮する考えを示し、クランプカレンバウアー氏の処遇が注目されていた。

 クランプカレンバウアー氏は閣僚就任との見方もあったが、党務を選んだのは党内基盤の確立を図るためとされる。メルケル政権の中道左派寄り政策への反発が保守派に強い中、同氏は19日、「あらゆるグループと政策議論を進める」と語り、党路線をめぐる議論を活性化する考えを示した。

 南ドイツ新聞は今回の人事について「メルケル氏の後継をめぐる議論を意識した明確な最初のシグナル」と報道。このほか、フォンデアライエン国防相や保守派の支持を受けるシュパーン財務省政務次官らも後継候補に取り沙汰される。

 一方、社民党は20日、大連立継続の是非を最終的に判断する党員投票を開始。同党も4月の党大会でナーレス議員団長を党初の女性党首に選出する見通し。政権が発足しても世代交代の動きが強まるとみられる。

2523チバQ:2018/02/22(木) 03:12:53
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-209446.html
ユーロスター「オランダ乗り入れ」意外な盲点 利便性向上は「片道だけ」の不思議
02月21日 06:00東洋経済オンライン

ユーロスター「オランダ乗り入れ」意外な盲点 利便性向上は「片道だけ」の不思議

ユーロスター「オランダ乗り入れ」意外な盲点

(東洋経済オンライン)

2017年8月29日付の記事「欧州統合の象徴『ユーロスター』に4時間の壁」では、英国と欧州大陸を結ぶ高速列車ユーロスターのアムステルダム乗り入れに関する同記事執筆時点での状況と、延長に際しての問題点をお伝えした。その後、ユーロスター社は2018年2月9日、アムステルダムへの延長運転を4月4日から開始すると正式にアナウンスした。

既報のとおり最初は2往復からのスタートとなるが、途中駅のリールを通過させることで、ロンドン発アムステルダム行きの所要時間は当初計画の4時間10分から約30分も短縮され、最速3時間41分となる。所要時間で4時間を切ることになれば、航空機に対して十分なアドバンテージを保つことができると期待される。

だが、直通運転を行うのはロンドン発の列車のみだ。ユーロスター社によると、少なくとも2019年12月のダイヤ改正まで、オランダからロンドンへ向かう場合はまず別の高速列車であるタリスに乗車し、ブリュッセルで本来のユーロスターへの乗り換えが必要になるという。

これにはどういった事情があるのだろうか。

列車の利点は「出入国が楽」
前出の記事でも説明しているが、ユーロスターの起終点となる英国ロンドンは、EU圏内にありながら、パスポートチェックや税関などを省略する「シェンゲン協定」に含まれていない。つまり、必ず出入国審査場でパスポートのチェックをしなければならない。ユーロスターは、出発駅ですべての審査を完了させたうえで乗車する。そのために、乗客は発車時間の30分以上前に改札を通り、X線による荷物検査を受け、それから出国審査、入国審査を受ける。

言い換えると、審査が終わった後の待合室は、すでに国外(英国であれば大陸側、ベルギーやフランスであれば英国)ということになる。さまざまな行き先がある国際空港の旅客機と異なり、ユーロスターの行き先は、英国もしくはヨーロッパ大陸側しかないので、出国審査と同時に入国審査を済ませても、基本的には問題がないのだ。空港での到着後に待ち受ける入国審査の行列を考えれば、これは鉄道ならではの利点と言える。

ユーロスターの改札口は、荷物検査と出入国審査のため、つねに混雑している。列車の発着が重なると、改札の外まで行列ができる(筆者撮影)

だが、今回のアムステルダム延長運転でネックとなったのが、この出入国審査だ。英国―大陸間を行き来する乗客は全員必ず出入国の手続きをしなければならない以上、各停車駅にユーロスターのための専用審査場や待合室、プラットフォームを必ず設置しなければ乗り入れはできないことになる。

オランダ発ロンドン行きの場合、ブリュッセルでタリスからの乗り継ぎが必要になるのも、この点が関係している。

2524チバQ:2018/02/22(木) 03:13:19
突貫工事は一部間に合わず
1月末、ロンドン―アムステルダム間のユーロスターが停車予定となっているロッテルダム中央駅1番線に、年明けから専用プラットフォームを建設する工事が開始されたというニュースが流れた。

普通、こういった工事はわずか数カ月で完了するものではなく、この時点では、ユーロスターの延長運転はまだ当分先のことだと考えるのが自然だろう。だが、工事開始のニュースからほとんど日も経たないうちに、今度はアムステルダムへの延長運転を4月から開始するとの報道があった。

近代的なロッテルダム中央駅。駅本屋に一番近い1番線に、ユーロスター専用プラットフォームを設ける予定(筆者撮影)

当初筆者はデマか、あるいは誰かが先走った誤報かと思ったものの、よく調べてみると、ロッテルダム中央駅のユーロスター専用ホームの完成は3月26日との記載があり、かなりの突貫工事ではあるものの、4月4日の延長運転開始には間に合わせる算段なのだろうと考えた。

しかし、ユーロスター社が発表したプレスリリースを確認すると、オランダからロンドンへは、タリスを利用したうえでブリュッセルでの乗り換えが必要と記載されていた。

突貫工事でロッテルダム中央駅に専用待合室やプラットフォームを設けることはできても、出入国審査場の設備まで完璧に仕上げるには、時間が足りなかったわけだ。

その結果、4月以降もオランダからの乗客はまずタリスに乗車し、途中のブリュッセル・ミディ駅でいったん下車、同駅構内にある出入国審査場でパスポートチェックを受け、あらためてロンドン行きユーロスターに乗り込む形にせざるをえなかったのだ。

当然だが、すでに出入国審査の設備が整っているロンドンから出発する場合は、改札口を抜けた時点で審査は完了している。すなわち、ロンドンからオランダへは直通となるものの、逆方向は必ず乗り換えが必要という変則的な形態となる。暫定的な運行開始となるため、こうした措置もやむなしというわけだ。

しかし、これではオランダ発の場合、形ばかりの直通運転を始める以前と何ら変わりがない。迅速な出入国審査やスムーズな乗り換えなど、オランダからの乗客に対するきちんとした動線を考えなければ、所要時間におけるアドバンテージを保つことはできない。

航空との競争、勝算は?
片方向だけという暫定的な状況とはなるが、何はともあれ直通列車が運行されることの意義は大きい。そしてまた、当初予定していた4時間10分というロンドン発アムステルダム行きの所要時間が、途中停車駅の見直しにより3時間41分へと30分近く短縮されたことも大きく評価できる。

ロンドン・シティ空港を離陸するブリティッシュ・エアウェイズの旅客機。市内に一番近いシティ空港でも、中心部から最低でも30分はかかる(筆者撮影)

現在、ロンドン―アムステルダム間の航空路線は、ブリティッシュ・エアウェイズやKLMオランダ航空といった各国のフラッグキャリアのほか、easyJetなどといったLCCも数多く飛んでおり、各社にとってのドル箱路線となっている。ロンドン周辺に複数ある空港から飛んでいるため、利用者の滞在先、居住地によっておのおのの利便性は変わってくるが、ユーロスターが4時間を切る所要時間を打ち出してきたことで、少なくとも市内の中心部からの利用者に限って言えば、ユーロスターにかなりの勝算があると考えられる。

4月4日の直通運転開始後、鉄道・航空各社にとって、どのような結果が待ち受けているか、今から非常に興味深い。

2525チバQ:2018/02/25(日) 15:14:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180225-00000010-san-eurp
伊、政界追放の元首相「復権」も 来月4日総選挙はバラマキ戦
2/25(日) 7:55配信 産経新聞
 ■連立交渉のキングメーカーに

 イタリア総選挙は3月4日の投票まで1週間となり、中道右派連合、ポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」、中道左派の与党・民主党が三つどもえの戦いを続けている。実現性の乏しい減税、バラマキ公約が飛び交う中、汚職で政界を追放されたベルルスコーニ元首相(81)が連立の立役者として「復権」する可能性が取り沙汰される。(ローマ 三井美奈)

                  ◇

 2月16日発表の支持率調査では、ベルルスコーニ氏が率いる「フォルツァ(がんばれ)・イタリア」や移民排斥を訴える「北部同盟」などの中道右派連合が38%、五つ星が28%、民主党が22%。いずれも過半数に満たなかった。政党別では首位に立つ五つ星は既成政党との連立を否定しており、中道右派が中心の連立政権が有力視される。ベルルスコーニ氏に注目が集まるのは、そのためだ。

 同氏は1994年から通算約10年首相を務めた。少女買春や汚職疑惑で大騒動の末、2011年に退任した。汚職や脱税で有罪となり、現在は公職追放中。首相にはなれないが、「私は穏健派の代表」と自称し、連立交渉のキングメーカーとしてやる気満々だ。

 公約の目玉は「企業・世帯課税を一律23%とする」こと。現在、所得税の最高税率は43%で、大幅な富裕層減税となる。低所得層にも「千ユーロ(約13万円)の最低所得保障」で目配りする。債務危機で財政再建が急務なのに、「どこにそんな財源があるのか」という批判は強いが、「減税すれば、景気刺激になる」とお構いなしだ。

 「大盤振る舞い」では、他党も負けていない。五つ星は、「国民1人当たり月額780ユーロ(約10万円)の最低所得保障」や年金受給額引き上げを公約。返り咲きを狙う民主党のレンツィ前首相(43)は「彼らは経済を破綻させるぞ」と批判しながら、自身も「子供1人当たり月80ユーロ(約1万円)を世帯に給付。低所得層減税もやる」と主張する。世論調査では約4割が「投票する政党を決めていない」と回答しており、各派のバラマキ、中傷合戦は熱を帯びる。

 一方で、欧州連合(EU)やユーロをめぐる論戦は、ほぼ皆無。ベルルスコーニ氏はかつて「国家通貨リラの復活」を主張し、五つ星は「ユーロ離脱の国民投票」を掲げていたが、今回の選挙では共に引っ込めた。欧州経済に復活の兆しが出てきた上、EU離脱を決めた英国の混迷で、反EU機運は薄らいだようだ。

 イタリアの累積債務は国内総生産比133%で、ユーロ圏ではギリシャに次ぐ規模。失業率は11%と高止まりする。だが、各派の選挙公約からは経済テコ入れの処方箋は見えてこない。

2528チバQ:2018/02/27(火) 21:24:08
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1802260043.html
独首相批判派も入閣へ メルケル氏、党内融和図る
02月26日 22:19産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相は25日、下院第2党の中道左派、社会民主党との新たな大連立政権が発足した場合、自身が率いる保守系、キリスト教民主同盟(CDU)から入閣する6人を発表した。メルケル氏に批判的な保守派の若手、イェンス・シュパーン財務次官(37)を保健相に起用、党内融和を図る姿勢を示した。

 このほかの人選では、フォンデアライエン国防相が留任し、アルトマイヤー官房長官が経済・エネルギー相に就く。シュパーン氏を含む新入閣の4人の年齢は40代以下となる。メルケル氏は25日の記者会見で「このチームで将来の課題に取り組む」と述べた。

 CDU内では保守派を中心に党や政権の刷新・若返りを求める声が強まっていた。メルケル氏としては、保守派のホープとされるシュパーン氏の起用などを通じて党内の「反メルケル」派に配慮を示した格好だ。

 CDUは26日、党大会を開催。連立協定を承認し、党ナンバー2となる新幹事長にアンネグレート・クランプカレンバウアー氏を正式に選出する。同氏はメルケル氏が現時点で後継候補として意中に置く人物と独メディアは伝えている。

 一方、政権樹立へ最後の関門となる社民党の党員投票は3月4日に結果を公表する予定。否決の場合、連立合意は白紙となり、少数政権や再選挙となる可能性が高まる。最近は同党が下院第3党の右派「ドイツのための選択肢」(AfD)に支持率で抜かれる世論調査結果もあり、社民党には再選挙への危機感も強い。

2529チバQ:2018/02/27(火) 22:38:52
https://mainichi.jp/articles/20180217/ddm/007/030/161000c
終わらぬ憎悪
コソボ独立10年/1 「英雄裁くな」与党抵抗 強まる民族主義に欧米警告
会員限定有料記事 毎日新聞2018年2月17日 東京朝刊
「特別法廷はアルバニア系を狙い撃ちにしている!」。旧ユーゴのコソボで昨年12月、与党議員が次々に不満の声を上げた。セルビアからの独立闘争だったコソボ紛争時の戦争犯罪を裁く特別法廷が、コソボの多数派であるアルバニア系住民を標的にしていると言うのだ。議員43人は同法廷を廃止する法案を国会に提出。欧米諸国を驚かせた。

 欧州の人権問題に取り組む欧州評議会は2011年の報告書で、コソボ解放軍(KLA)がセルビア系の捕虜を虐殺して臓器を取り出し、密輸組織に売却していたなどの疑惑を指摘。欧州連合(EU)の捜査官も14年に「疑惑がおおむね裏付けられた」と発表し、15年にコソボ政府側と協議したうえで法廷を設置した。

 捜査は順調に進み、地元メディアは昨年12月、今年2月中旬にも最初の起訴が行われ、起訴対象者が多数にのぼると見通しを報道。対象者の中には、KLAの幹部だったサチ大統領やハラディナイ首相らの名前も含まれていた。与党議員が法廷廃止法案を持ち出したのは、このころだ。

 国民の多くは特別法廷に不快感を示す。「紛争の被害者なのに不当に扱われている」と感じるからだ。地元NGOによると、コソボ紛争での死者・行方不明者はアルバニア系住民が約1万人で、セルビア系住民は2000人。特別法廷以前にも、国連の旧ユーゴ国際戦犯法廷などでコソボ紛争時の犯罪を巡り、セルビア系の大物戦犯が裁かれたことはある。だが、「実行犯の多くは訴追されていない」という不満がアルバニア系にはくすぶっている。そこに持ち上がった「独立の英雄たち(=KLA)」を被告とする法廷。「なぜアルバニア系だけが裁かれるのか」(廃止法案の提出者のナイト・ハサニ議員)というわけだ。

 欧米各国は地域安定のため、セルビアとコソボの和解を進めたい。だが、報告書で戦争犯罪容疑が明らかになった以上、これに目をつぶることはできない。米国のデラウィ駐コソボ大使は今年1月、法廷の廃止法案が可決されれば「厳しい結果が待つだろう」と声明で警告。関係者によると、1月にはハラディナイ氏に対し、米国が入国ビザを発給しない事態となった。「ビザ発給停止は、このままいけば支援を全て停止するという米国の強い姿勢の表れだ」。専門家は米国の意向を解説する。

 コソボ紛争時、北大西洋条約機構(NATO)によるセルビア空爆を主導し、独立の後ろ盾となった米国にコソボが逆らうのは難しく、サチ氏も欧米の意向に協力する姿勢をにじませる。だが、いったん「反セルビア感情」に火がついた議員たちは国会で法案審議をやめる気配はない。「コソボはいまだに国際社会との約束すら守れない未熟な国家だ」。地元紙コハ・ディトーレのアグロン・バイラミ編集局長は今も乗り越えられない「民族対立」を目の当たりにし、こうため息をついた。

    ◇

 コソボが独立宣言してから17日で10年。紛争と紛争を生んだ民族間の憎悪を引きずり、国としての歩みは思い通りに進んでいない。欧州で「最も新しい国家」の現状を追った。【プリシュティナ三木幸治】=つづく

 ■ことば

コソボ
 セルビアの自治州だったコソボは面積が岐阜県とほぼ同じで、人口は約180万人。首都はプリシュティナ。民族別ではイスラム教徒中心のアルバニア系住民が92%、キリスト教徒中心のセルビア系住民が5%。コソボ紛争は、アルバニア系が独立を目指してセルビア系と戦った。武力衝突が激化した1999年、北大西洋条約機構(NATO)軍がセルビア側を空爆し、セルビア軍がコソボから撤退した。コソボは国連の暫定統治下に置かれた後、2008年に一方的に独立を宣言した。

2530チバQ:2018/02/27(火) 22:39:47
https://mainichi.jp/articles/20180218/ddm/007/030/161000c
終わらぬ憎悪
コソボ独立10年/2 台頭する「孤立主義」
毎日新聞2018年2月18日 東京朝刊

 「国際社会による『集中治療』の時期は過ぎた。これから我々自身で繁栄を手に入れるのだ」。昨年6月のコソボ議会選。第1党となった新興政党「自己決定」のアルビン・クルティ党首(42)が満足げにそう語った。セルビアから独立するコソボ紛争を戦ったコソボ解放軍(KLA)の元幹部が率いる政党以外が第1党になったのは初めてのことだ。

 2008年の独立後、コソボは米国などの支援を受けながらも経済は停滞し、汚職も横行。失業率も3割を超え、旧ユーゴ7カ国では最貧国のままだ。独立で生まれた期待が失望に変わる中、効果的な策を打てない政府や政府を支えてきた国際社会への不信が国民の間に広まった。

 そこで支持を拡大したのが「自己決定」。国際社会の干渉を嫌い、「コソボ国民によるコソボ統治」が旗印だ。「反汚職」を強調し、教育や福祉などへの予算重点配分を主張するリベラル政策を前面に出す。汚職との決別を宣言し13年に「自己決定」から首都プリシュティナの市長になったシュペンド・アフメティ氏(39)は、断水が続く上水道を改善し、学校給食の開始などにも着手。「プリシュティナの奇跡的変化」と欧米メディアから絶賛された。

 「自己決定」を支持する大学生のオーロラ・ムラタヒリさん(22)は「大学を出ても職がない状況は異常。政府幹部は戦争の英雄かもしれないが、今の政治は間違っているとしか思えない。コソボは変革が必要だ」と話す。 だが、「コソボ国民ファースト」とも言える分かりやすい「正論」を声高に主張する「自己決定」には危うさもつきまとう。

 コソボは欧州連合(EU)の仲介を受け、セルビアとの関係正常化交渉を行っているが、「自己決定」は「セルビアが戦争犯罪を認め、我々に謝罪をしないと対話はしない」と主張。スペインなど加盟5カ国がコソボの独立を認めていないEUについても、仲介者として「問題がある」と歯牙にもかけない。

 コソボ国民の統合を阻害すると見なし、北部のセルビア系住民居住区への自治権付与には強く反発。クルティ氏は16年、自治権問題を審議中の国会で何度も催涙ガスをまき散らし、審議を止めるという荒業にまで出た。

 選挙後、第2党などによる連立政権が発足したため、現時点では野党に甘んじる「自己決定」だが、シンクタンクの調査では、クルティ氏が若者から「次期首相候補ナンバーワン」に選ばれた。セルビアともEUとも距離を置く「孤立主義」政権の到来が現実味を帯びて語られ始めている。【プリシュティナで三木幸治】=つづく

2531チバQ:2018/02/27(火) 22:57:50
http://www.sankei.com/world/news/180226/wor1802260045-n1.html
2018.2.26 22:15

「盟主」マヒ、欧州動けず EU独大連立継続に期待感
 大連立をめぐりドイツ国内が揺れる一方、欧州連合(EU)やフランスなど加盟国は固唾をのんで安定政権実現の行方を見守っている。

 「欧州の新たな飛躍に合致する」。EUのユンケル欧州委員長はドイツの連立協定をこう評し、フランスのルメール経済・財務相も「とても前向きな点が盛り込まれた」と歓迎。大連立継続に期待感を表した。

 英国離脱や反EU勢力台頭など危機続きのEUも、昨年5月のマクロン仏大統領誕生で息を吹き返した。独総選挙後は、仏独が牽引(けんいん)してユーロ圏改革などEU強化の取り組みを急ぐ筋書きだった。ただ、両輪のもう一方がつまずき、身動きがとりづらくなっていた。

 独社民党が大連立にかじを切ったのは、周辺国の関係者らが安定政権への協力を強く働きかけたためでもある。シュルツ党首(当時)は理解取り付けのため、欧州への「責任」を強調。連立協定では欧州政策が真っ先に掲げられ、EUへの一段の貢献などがうたわれた。

 「欧州の盟主」とも称されたドイツの政権不在は国際舞台での欧州の存在にも影を落とす。ドイツで今月開かれたミュンヘン安全保障会議は朝鮮半島や中東問題、中露の台頭など緊張する国際情勢を映し出したが、独週刊紙ツァイト(電子版)は議論を踏まえ、「ドイツがまひし、英国も離れ、欧州は脇で心配しながら意見する」状態と指摘した。

 トランプ米政権と欧州の協調も不安視される中、メルケル氏は22日、「世界はドイツや欧州を待ってくれない。喫緊の課題に欧州として答えを出すことがかつてなく必要だ」と強調した。(ベルリン 宮下日出男)

2532チバQ:2018/02/27(火) 23:39:02
http://www.sankei.com/world/news/180227/wor1802270052-n1.html
2018.2.27 23:26

イタリア首相候補は31歳の元フリーター 大衆迎合政党、政策コピペ…でも「素人っぽさ」が人気

 ユーロ圏3位の経済大国イタリアで3月4日、総選挙が行われる。支持率ではポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」が一貫して首位に立つ。同党の首相候補、ルイジ・ディマイオ氏(31)は元フリーター。若さと新鮮さが売りで公約は一貫性を欠くが、既成政治に飽いた有権者の心をつかんでいる。

演説は漫談風

 ディマイオ氏の選挙演説は、まるで政治漫談だ。

 「見てください。ベルルスコーニ元首相(81)の公約は10年前と同じ。変わったのは後退した頭髪だけ」

 スクリーンに元首相の昔の写真が映り、会場がどっと沸いた。月曜日の夜の選挙集会は、ウェブサイトで告知しただけ。それでも1500人の会場は立ち見でいっぱいだ。

 元首相の支持者だったというアントニ・メジーナさん(65)に「五つ星公約の何を支持するか」と聞くと、「これから読むよ」という返事。公約はどうでもいいらしい。政治不信が高まる中、五つ星の「素人っぽさ」は逆に有権者には魅力と映る。世論調査では支持率29%。単独政党ではトップを走る。

政策はコピペ?

 五つ星は2009年、人気コメディアンが既成政党打破を訴えて設立。「インターネットで有権者が直接つながる政治」を目指し、候補者は公称15万人の支持者がネット上で選ぶ。13年の前回総選挙では下院(定数630)で109議席を獲得。ディマイオ氏はこのときに当選し、いきなり副議長になった。

 それまでは大学中退後、土木作業員やウエーターの職を転々とした。国内では25歳未満の4割が失業者で、「私の経歴を笑う人は、この国の若者をばかにするのと同じ」と訴える。

 党は当初、ユーロ離脱を問う国民投票を掲げたが、ユーロ危機後に国民の欧州連合(EU)支持率が上がると、ディマイオ氏はあっさり引っ込めた。「ドイツ(のメルケル政権)が弱体化し、投票の必要性がなくなった」。世論に応じて政策を変えるポピュリズム政党の本領発揮だ。

 「単身者に780ユーロ(約10万円)の最低所得保障」など若者や低所得層支援を訴えるが、地元紙で「公約の多くはウィキペディアや新聞のコピペ」と暴露された。

左右両派への失望

 それでも人気が衰えないのは、国民の根深い政治不信の裏返しだ。

 イタリアは戦後、40回以上首相が代わった。しかし、左右両派は経済再生の処方箋を示せず、失業率は11%に高止まりする。昨年の世論調査で「政党を信じない」人は83%で、EU平均(77%)を上回った。

 五つ星は所属議員に給与の半分を中小企業支援基金に拠出するよう義務付けている。「職業政治家になると庶民感覚を失う」との理由から議員は2期までと決めている。

 元共産党の地方議員、ジョンピエラ・マチョリさん(59)は「経済の大枠はどうせEUが決める。これからは政党より人柄だ。ルイジは親しみやすく誠実。将来を託したい」と言う。(イタリア中部カリアリ 三井美奈)



 欧州各国でポピュリズム政党が台頭し、左右両翼の政治枠が崩れつつある。

 昨年5月のフランス大統領選でユーロ離脱を掲げた極右「国民戦線」が敗退した後、反欧州連合(EU)の機運は和らいだ。国民投票でEU離脱を決めた英国で政治混迷が続くことや、欧州経済が回復の兆しを見せたことが背景にある。

 一方、移民排斥の主張は根強い。ドイツでは昨年、「ドイツのための選択肢」が下院選で94議席を獲得。イタリア総選挙では「北部同盟」が過去最高の議席を確保しそうな勢いだ。

 新党台頭による多党化で、組閣難航が目立つようになった。ドイツでは総選挙後5カ月たっても組閣ができない。スペインでは組閣交渉決裂で16年、再選挙が行われた後、保守・国民党が少数政権を樹立した。

2533チバQ:2018/02/28(水) 18:00:18
https://mainichi.jp/articles/20180217/ddm/007/030/161000c
終わらぬ憎悪
コソボ独立10年/1 「英雄裁くな」与党抵抗 強まる民族主義に欧米警告
毎日新聞2018年2月17日 東京朝刊
 「特別法廷はアルバニア系を狙い撃ちにしている!」。旧ユーゴのコソボで昨年12月、与党議員が次々に不満の声を上げた。セルビアからの独立闘争だったコソボ紛争時の戦争犯罪を裁く特別法廷が、コソボの多数派であるアルバニア系住民を標的にしていると言うのだ。議員43人は同法廷を廃止する法案を国会に提出。欧米諸国を驚かせた。

 欧州の人権問題に取り組む欧州評議会は2011年の報告書で、コソボ解放軍(KLA)がセルビア系の捕虜を虐殺して臓器を取り出し、密輸組織に売却していたなどの疑惑を指摘。欧州連合(EU)の捜査官も14年に「疑惑がおおむね裏付けられた」と発表し、15年にコソボ政府側と協議したうえで法廷を設置した。

 捜査は順調に進み、地元メディアは昨年12月、今年2月中旬にも最初の起訴が行われ、起訴対象者が多数にのぼると見通しを報道。対象者の中には、KLAの幹部だったサチ大統領やハラディナイ首相らの名前も含まれていた。与党議員が法廷廃止法案を持ち出したのは、このころだ。

 国民の多くは特別法廷に不快感を示す。「紛争の被害者なのに不当に扱われている」と感じるからだ。地元NGOによると、コソボ紛争での死者・行方不明者はアルバニア系住民が約1万人で、セルビア系住民は2000人。特別法廷以前にも、国連の旧ユーゴ国際戦犯法廷などでコソボ紛争時の犯罪を巡り、セルビア系の大物戦犯が裁かれたことはある。だが、「実行犯の多くは訴追されていない」という不満がアルバニア系にはくすぶっている。そこに持ち上がった「独立の英雄たち(=KLA)」を被告とする法廷。「なぜアルバニア系だけが裁かれるのか」(廃止法案の提出者のナイト・ハサニ議員)というわけだ。

 欧米各国は地域安定のため、セルビアとコソボの和解を進めたい。だが、報告書で戦争犯罪容疑が明らかになった以上、これに目をつぶることはできない。米国のデラウィ駐コソボ大使は今年1月、法廷の廃止法案が可決されれば「厳しい結果が待つだろう」と声明で警告。関係者によると、1月にはハラディナイ氏に対し、米国が入国ビザを発給しない事態となった。「ビザ発給停止は、このままいけば支援を全て停止するという米国の強い姿勢の表れだ」。専門家は米国の意向を解説する。

 コソボ紛争時、北大西洋条約機構(NATO)によるセルビア空爆を主導し、独立の後ろ盾となった米国にコソボが逆らうのは難しく、サチ氏も欧米の意向に協力する姿勢をにじませる。だが、いったん「反セルビア感情」に火がついた議員たちは国会で法案審議をやめる気配はない。「コソボはいまだに国際社会との約束すら守れない未熟な国家だ」。地元紙コハ・ディトーレのアグロン・バイラミ編集局長は今も乗り越えられない「民族対立」を目の当たりにし、こうため息をついた。

    ◇

 コソボが独立宣言してから17日で10年。紛争と紛争を生んだ民族間の憎悪を引きずり、国としての歩みは思い通りに進んでいない。欧州で「最も新しい国家」の現状を追った。【プリシュティナ三木幸治】=つづく

 ■ことば

コソボ
 セルビアの自治州だったコソボは面積が岐阜県とほぼ同じで、人口は約180万人。首都はプリシュティナ。民族別ではイスラム教徒中心のアルバニア系住民が92%、キリスト教徒中心のセルビア系住民が5%。コソボ紛争は、アルバニア系が独立を目指してセルビア系と戦った。武力衝突が激化した1999年、北大西洋条約機構(NATO)軍がセルビア側を空爆し、セルビア軍がコソボから撤退した。コソボは国連の暫定統治下に置かれた後、2008年に一方的に独立を宣言した。

2534チバQ:2018/02/28(水) 18:01:27
https://mainichi.jp/articles/20180218/ddm/007/030/161000c
終わらぬ憎悪
コソボ独立10年/2 台頭する「孤立主義」
会員限定有料記事 毎日新聞2018年2月18日 東京朝刊
 「国際社会による『集中治療』の時期は過ぎた。これから我々自身で繁栄を手に入れるのだ」。昨年6月のコソボ議会選。第1党となった新興政党「自己決定」のアルビン・クルティ党首(42)が満足げにそう語った。セルビアから独立するコソボ紛争を戦ったコソボ解放軍(KLA)の元幹部が率いる政党以外が第1党になったのは初めてのことだ。

 2008年の独立後、コソボは米国などの支援を受けながらも経済は停滞し、汚職も横行。失業率も3割を超え、旧ユーゴ7カ国では最貧国のままだ。独立で生まれた期待が失望に変わる中、効果的な策を打てない政府や政府を支えてきた国際社会への不信が国民の間に広まった。

 そこで支持を拡大したのが「自己決定」。国際社会の干渉を嫌い、「コソボ国民によるコソボ統治」が旗印だ。「反汚職」を強調し、教育や福祉などへの予算重点配分を主張するリベラル政策を前面に出す。汚職との決別を宣言し13年に「自己決定」から首都プリシュティナの市長になったシュペンド・アフメティ氏(39)は、断水が続く上水道を改善し、学校給食の開始などにも着手。「プリシュティナの奇跡的変化」と欧米メディアから絶賛された。

 「自己決定」を支持する大学生のオーロラ・ムラタヒリさん(22)は「大学を出ても職がない状況は異常。政府幹部は戦争の英雄かもしれないが、今の政治は間違っているとしか思えない。コソボは変革が必要だ」と話す。 だが、「コソボ国民ファースト」とも言える分かりやすい「正論」を声高に主張する「自己決定」には危うさもつきまとう。

 コソボは欧州連合(EU)の仲介を受け、セルビアとの関係正常化交渉を行っているが、「自己決定」は「セルビアが戦争犯罪を認め、我々に謝罪をしないと対話はしない」と主張。スペインなど加盟5カ国がコソボの独立を認めていないEUについても、仲介者として「問題がある」と歯牙にもかけない。

 コソボ国民の統合を阻害すると見なし、北部のセルビア系住民居住区への自治権付与には強く反発。クルティ氏は16年、自治権問題を審議中の国会で何度も催涙ガスをまき散らし、審議を止めるという荒業にまで出た。

 選挙後、第2党などによる連立政権が発足したため、現時点では野党に甘んじる「自己決定」だが、シンクタンクの調査では、クルティ氏が若者から「次期首相候補ナンバーワン」に選ばれた。セルビアともEUとも距離を置く「孤立主義」政権の到来が現実味を帯びて語られ始めている。【プリシュティナで三木幸治】=つづく

2535チバQ:2018/02/28(水) 18:02:14
https://mainichi.jp/articles/20180219/ddm/007/030/078000c
終わらぬ憎悪
コソボ独立10年/3 北部の「闇」浮き彫り
毎日新聞2018年2月19日 東京朝刊
 1月16日朝、コソボ北部の北ミトロビツァで数発の銃声が響いた。政治家のオリバー・イバノビッチ氏(64)が事務所から出た直後に殺害された。コソボ紛争後、北部に集中するセルビア系住民とアルバニア系が主導するコソボ政府との和解を促してきたイバノビッチ氏の死は、北部の「闇」の深さを改めて浮き彫りにした。

 アルバニア系がセルビアからの独立を求めて戦ったコソボ紛争。ミトロビツァは川で南北に分かれているが、紛争中にコソボ各地のセルビア系住民が北部に逃げ込み、北部のアルバニア系は南に逃げ、街は「分断の象徴」となった。現在、ミトロビツァを含めた北部4自治体にセルビア人が集住している。

 紛争後も北ミトロビツァはセルビア政府が実効支配していたが、2013年の政府間合意で状況が変わった。警察権はセルビア警察からコソボ警察に移管され、今年に入り裁判官や検察もコソボ側に統合。徐々に「コソボ化」が進む。セルビアは欧州連合(EU)加盟が悲願だが、加盟にはコソボとの関係正常化が必要。そのためコソボ北部を明け渡し始めているのだ。EUは今月、25年までにセルビアのEU加盟を目指す方針を明らかにしており、セルビアが北部を「見捨てる」可能性が高まる。

 セルビア系住民の間では懸念が広がる。会社員のゾラン・ブラスコビッチさん(54)は「北部をコソボに渡すことだけはやめてほしい。(紛争を戦ったアルバニア系の)コソボ解放軍が事実上政権を握っており、何が起きるかわからない」と不安を吐露する。

 北部の治安悪化も深刻だ。コソボ警察関係者によると、セルビア警察の管轄下で薬物密売などの犯罪組織が北部に根を張った。犯罪組織は警察幹部と癒着し密輸の分け前が警察にも回る仕組みができ、この構造はコソボ警察への管轄移管後も続いているという。

 セルビア系のイバノビッチ氏はセルビア、コソボ、欧米の間の対話促進に尽力してきた。だが、犯罪組織はコソボとセルビアの相互理解が深まることで地域が安定するのは好まず、住民らは相手民族への根深い敵対感情から対話そのものに消極的。イバノビッチ氏を狙う敵は無数にいたとみられる。

 北ミトロビツァの大学に通うアンドリアナ・イバノビッチさん(20)は「政治的に不安定だし、治安の悪さも心配。卒業後は(セルビアの)ベオグラードで弁護士になりたい」と話す。コソボ北部で育った若者の故郷への失望感は深い。若者の流出を防ぐための将来ビジョンは誰にも描けていない。【ミトロビツァ(コソボ北部)で三木幸治】=つづく

2536チバQ:2018/02/28(水) 18:03:22
https://mainichi.jp/articles/20180220/ddm/007/030/128000c
終わらぬ憎悪
コソボ独立10年/4 「刑務所か、戦闘か」
会員限定有料記事 毎日新聞2018年2月20日 東京朝刊
 「同胞を助けなくてはいけない。そう思ったんだ」。2013年にシリアに渡り、反体制派への参加を試みたアルベルト・ベリシャさん(31)は静かに語り始めた。

 コソボ当局によると、コソボから中東に渡り、シリア反体制派や過激派組織「イスラム国」(IS)に参加した人はこれまでに約330人。人口比でいうと欧州内で最も高い割合だ。なぜ彼らは中東を目指すのか。

 1999年のコソボ紛争激化後、イスラム教徒であるコソボのアルバニア系住民を助けるため、トルコやサウジアラビアなど中東諸国から支援が相次いだ。首都プリシュティナでは多くのモスクがこの支援金で改修されている。

 イスラム教国との関係が深まる中で、12年にシリア内戦が本格化した。アサド政権軍に虐殺される反体制派の映像が動画投稿サイトで相次いで流れた。アルバニア系は、旧ユーゴ連邦のミロシェビッチ大統領(当時)らキリスト教徒のセルビア人による抑圧と戦い、独立を目指した自分たちとシリア国民を重ね合わせた。ホジャイ外相(当時)は「シリア人を助けなくてはいけない」と公然と呼びかけ、大学院生だったベリシャさんも同様の思いを抱いた。

 だがシリアは想像以上に混沌(こんとん)としていた。仲介人を通じて反体制派への加入を目指したが、紹介されたのは国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力。加入を拒否すると、ISのアルバニア人グループに入れられた。グループを抜け出すため、ベリシャさんは「母が倒れた」とうそをつき、コソボに帰国。だが1年後、警察に捕まった。

 戦闘員の流入を警戒するコソボ政府が、海外で戦闘に参加した者を訴追できる反テロ法を制定したためだ。だが地元紙記者は「検察は現地での行動を確認せず、全ての渡航者を訴追している」とずさんな手続きが横行していると明かす。ベリシャさんは戦闘に参加していないが今年、懲役3年6カ月の刑が確定した。

 中東に渡ったアルバニア系で戦闘地域に残っているのは約200人。ベリシャさんによると、多くは仲介人にだまされてISに連れて行かれた人たちだ。戦闘への参加を拒否し、帰国を希望する人も多いが、帰国すると警察に逮捕される。「刑務所か、戦闘か」を迫られ、ほとんどがシリア残留を選ぶ。

 「アルバニア系は刑務所とシリア両方で国を恨み、より過激化する可能性が高い」。コソボ当局の取り組みがテロ防止に逆効果との見方を示すベリシャさんは、3月の収監を待つ身。「国民を扇動し、見捨てるこの国に失望した」。力なくそうつぶやいた。【プリシュティナで三木幸治】=つづく

2537チバQ:2018/02/28(水) 19:10:26
https://mainichi.jp/articles/20180221/ddm/007/030/152000c
終わらぬ憎悪
コソボ独立10年/5止 祖国再生へ若者の挑戦
会員限定有料記事 毎日新聞2018年2月21日 東京朝刊
 失業率が3割を超え、旧ユーゴ7カ国では最貧国のコソボ。国外に出るにもビザ取得に時間がかかり、多くの若者は「孤立感」を深める。だが紛争前後に海外に渡った若者たちが帰国し、祖国を変えようと動き始めた。

 「バスの時刻表すらインターネットで検索できなかったんだ。信じられる?」。IT企業「ジラーファ」創業者のメルギム・カハニさん(37)は苦笑した。コソボで高校を卒業後、米国でITを学んで2013年に帰国。だが、アルバニア語が主要言語で人口180万人と小さいコソボには、グーグルもアマゾンも進出していなかった。「それなら俺がやってやる」

 だが、ネットの検索エンジンを作ろうにも、多くの店舗や会社はホームページすら持っていない。1軒ずつ店を回って情報を集めるところから始め、約8万件の情報を掲載する「コソボ版グーグル」を作った。今後はアルバニア系住民が住むアルバニア、マケドニアに進出予定だ。「マイナーな国だからこそビジネスチャンスがある」

 教育NGO「トカ」のジェホナ・ギュルギェアラ代表(39)は12年、「国に貢献するために」英国から帰国した。経済協力開発機構(OECD)が行った15年の学習到達度調査(PISA)でコソボは72カ国・地域中最低レベル。「このままでは国の再生はおぼつかない」と教育の質向上に取り組む。

 首都プリシュティナにある林を整備してキャンプ場を作り、欧州各国から子供を招待してコソボの子供と交流させているほか、民主主義や政治の意義を学び、新聞を作るワークショップを開催。これまでに全国から約7000人が受講した。「コソボは親も十分な教育を受けておらず、素質がある子供も伸びようがない。学校外で考える力を育てなければ」と意欲に燃える。

 彼らはいずれも政府の資金を使わず、欧米からの投資やサポートを受ける。これまでに136のベンチャー企業を支援してきたNGO「イノベーションセンター・コソボ」のウラニク・ベグ代表(40)は「政府は若手起業家をどう支援すればいいか、わかっていない」と指摘する。

 だが「ジラーファ」のカハニさんは、若者にも政府にも大きな可能性があるとみている。「コソボはまだ独立10年。会社としてみれば創業14年のフェイスブックより若いんだから」。最近になって、政府関係者との意見交換を始めたという。

 35歳以下が人口の7割を占める若い国、コソボ。民族対立を引きずり、政治、経済の混迷は続くが、社会のイノベーションに向けた若者たちの挑戦が始まっている。【プリシュティナで三木幸治】=おわり

2538チバQ:2018/03/01(木) 20:38:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180228-00000143-jij-eurp
EU、離脱協定案公表=北アイルランドめぐり英反発
2/28(水) 23:03配信 時事通信
 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は28日、英国のEU離脱時の条件を定める離脱協定の草案を公表した。

 EUは10月までの実質合意を目指しているが、草案に盛り込まれた英領北アイルランドの扱いなどをめぐり英国からは早くも反発の声が上がっており、今後の交渉は曲折が予想される。

 草案には、北アイルランドに「EUと共通の規制地域」を設置する内容が盛り込まれ、離脱後も英本土と別に関税同盟にとどまる可能性を示した。メイ英首相は直ちに「アイリッシュ海で英国を分断するものだ」と強く批判した。

 記者会見したEUのバルニエ首席交渉官は、草案について「双方で既に確認した内容を文書にしただけだ」と強調。交渉次第では別の選択肢もあり得ると示唆した。

2539チバQ:2018/03/02(金) 16:47:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180302-00000000-mai-eurp
<独社民党>連立見通せず 党員投票4日公表
3/2(金) 0:04配信 毎日新聞
 メルケル首相によるドイツ新政権への参加の是非を問う独社会民主党の党員投票は、4日に結果が公表される。政権参加「賛成」が過半数になれば、3月下旬にも大連立による第4次メルケル政権が発足する見通しだが、否決されれば戦後初の再選挙の見通しが強まる。欧州連合(EU)をけん引してきたドイツが政治の安定を取り戻すか、混乱を深めるのか。投票結果に注目が集まる。【ベルリン中西啓介】

 ◇なお続く路線対立

 「再選挙の恐怖にとらわれることはない。もっと社民的な政策が必要だ」。2月20日、ベルリンで開かれた社民党支部集会で、党青年部の男性が政権参加反対を訴えると拍手と歓声が起きた。青年部はキューナート代表の下、メルケル首相の国政会派で中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立政権継続への反対運動を展開する。

 新政権での入閣が確実視されるエバ・ヘーゲル連邦議会(下院)議員は「選挙公約を実現したいなら政権入りしなくては。政権協定には党の多くの政策が盛り込まれている」と訴えたが、発言者の半数以上が政権参加に反対した。

 昨秋の総選挙で欧州を代表する中道左派の社民党は戦後最低の得票率に沈み、移民を敵視する排外的な政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が国政進出するなど世論の保守化が顕著になった。社民党はこの逆風に対抗するどころか党内対立に苦しむ。

 社民党は2度メルケル政権に参加。全国一律最低賃金制の導入など目玉政策を実現する一方、メルケル会派との接近は党の特色を失わせる結果となった。野党路線だったシュルツ前党首は昨年11月、メルケル会派と自由民主党(FDP)、緑の党との連立交渉が決裂した後、与党路線に転じた。ただ党内の反メルケルの声に配慮し、連立参加に2度の党大会での承認と党員投票という「ハードル」を設けた。世論はこれを党執行部が「決断を避けている」と批判。「入閣しない」としていたシュルツ氏が一転「外相として入閣する」と発言するなど閣僚ポストを巡る混乱ぶりも追い打ちをかけ、党支持率は下落した。

 世論の反発で党首辞任に追い込まれたシュルツ氏の後任党首にはナーレス連邦議会党会派代表が内定、「多くの政策が盛り込まれた合意を手放してはならない」と大連立支持を訴える。

 反対派は「医療保険改革など重要政策がない政権協定では、党は信用を失う」と反発する。だが、支持率でAfDを下回る現状で再選挙となれば、2大政党制の一角を失う恐れがあり、誰もが避けたいのが本音だ。党支持者対象の世論調査では大連立支持が8割に達したものもあるが、党員が意見交換するフェイスブックでは反対の声が圧倒的。投票結果は予断を許さない。

2540チバQ:2018/03/02(金) 16:48:09
 ◇政治安定化は不透明

 「我々は政府樹立の責任を投げ出さない」。2月26日にベルリンで開かれたCDUの党大会で、メルケル独首相はこう演説し、拍手を受けた。社民党の混乱を尻目にメルケル氏は次々と人事を発表し、党内基盤を固めている。

 注目されたのが、シュパーン財務政務次官の保健相への起用だ。難民問題で政権を批判し保守派のホープと目される若手を閣内に置くことで制御。「誰がボスか教えた」(南ドイツ新聞)形だ。一方で、CDUの6閣僚のうち3人に女性を指名。党幹事長にも女性でリベラル路線のクランプカレンバウアー氏を登用した。新政権発足、社民党の大連立参加拒否による再選挙のいずれの場合でも、女性登用や世代交代などをアピールする算段とみられる。

 大連立発足に失敗した場合、今後のシナリオとして想定されるのは、主に(1)昨年決裂したCDU・CSUとFDP、緑の党の3会派再交渉(2)少数政権の発足(3)大統領権限による連邦議会の解散・再選挙。ただどの選択肢も困難が伴う。3会派再交渉については、既にFDPのリンドナー党首が否定的な考えを表明。メルケル氏は政策ごとに他党との交渉が必要な少数内閣の発足を拒否。再選挙の見通しが強まるが、道のりは不透明だ。

 第一次大戦後のワイマール共和国時代、不安定な政権がヒトラーによる独裁を招いた教訓から、独基本法(憲法)は再選挙に複雑な条件を設定。少なくとも3回の首相選任投票を実施した上で、大統領は最後の投票で最多得票を得た候補を首相に任命するか、連邦議会の解散・総選挙を選ぶことができる。ただ、この事例は戦後なく、再選挙までどれだけ時間がかかるかさえ不明だ。

 AfDの国政進出などで国政会派が二つ増えたこともあり、大連立政権でも議席占有率は53%にとどまる。どう政治の安定を取り戻せるのか、ドイツは戦後経験したことのない課題に直面している。

2541名無しさん:2018/03/03(土) 10:04:08
英野党党首をスパイ呼ばわりの保守党議員、公式謝罪 - BBCニュース
http://www.bbc.com/japanese/43222813

英野党第一党、労働党のジェレミー・コービン党首がかつて旧チェコスロバキアの
情報提供者か協力者だったという疑惑が、一部の英メディアや与党・保守党議員によって
取りざたされた問題で、コービン氏をスパイ呼ばわりするツイートをした与党・保守党の
下院議員が24日、公式に謝罪した。

保守党のベン・ブラッドリー下院議員は、「2018年2月19日に私は自分のツイッター・アカウント
(@bbradleymp)において、ジェレミー・コービン氏について深刻で侮辱的な発言をし、
共産圏のスパイに英国の機密を売り渡していたと書いた」とツイートした。

議員はさらに、「私は侮辱ツイートを、後に削除した。コービン氏が選ぶ慈善団体に金額を
公表せず、相当額を寄付することで合意した。またコービン氏の法的費用も支払う」と書き、
「事実と異なる虚偽の発言を投稿したことを深く遺憾に思い、ジェレミー・コービン氏に
不快な思いをさせたことを、ためらわず全面的かつ無条件に謝罪する」と表明した。

ブラッドリー議員は、地元マンスフィールド選挙区のフードバンク(貧困世帯への食料提供
センター)とホームレス支援団体に寄付をする方針という。

英タブロイド紙サンなどが、コービン氏が1980年代の旧チェコスロバキアの諜報関係者と
接触していたと報じたことについて、労働党は「ばかげている」と強く反発していた。

コービン党首の報道担当は、「ベン・ブラッドリー氏が自分の発言はまったくの虚偽だと
認めて謝罪したことをうれしく思っている。マンスフィールドの慈善団体が利益を受けることも、
喜んでいる。ジェレミーへの中傷キャンペーンは失敗した。今回の件で、我々が危険な
嘘を放置するつもりはないことが明らかになった」とコメントした。

2542チバQ:2018/03/04(日) 09:42:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180303-00000108-mai-eurp
<ドイツ>「連立参加」優勢か 社民党党員投票、4日公表
3/3(土) 21:17配信 毎日新聞
 【ベルリン中西啓介】ドイツの国政第2党・社会民主党は4日、メルケル独首相による新政権に参加するかを問う党員投票の結果を発表する。世論調査では、政権参加を支持する社民党支持者が6割を占めるが、党青年部の反対運動への支持も多く、結果は予断を許さない。政権入り賛成が過半数になれば、3月中旬にもメルケル氏が首相に再選される見通しだが、反対が上回れば、戦後初の再選挙の見通しが強まる。

 党員投票は社民党がメルケル氏の国政会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との間で合意した政権協定を締結すべきかを問う内容で、約46万人の党員に投票権がある。郵送での投票は2日に締め切られ、3日はボランティア約120人が参加し、集計機械を使った開票作業が行われている。

 公共放送ARDが1日に報じた世論調査では、社民党支持者の66%が大連立政権発足を「良い」または「大変良い」と回答した。2週間前に比べ15ポイント増えており、郵便投票終盤にかけて勢いを増した形だ。2度のメルケル政権参加で党勢を大きく失った社民党内には、反メルケルの声が強い。ただ、内閣発足失敗による再選挙になれば、社民党の責任を問う世論が高まることは必至だ。

 社民党選出のオッパーマン連邦議会(下院)副議長は3日の独紙ウェルトで「賛成が55%以上になると見ている」と述べ、党にとって党内対立を抱えた中での総選挙より、大連立が最も良い選択肢であるという党執行部の主張が広く党員に浸透しているとの考えを示した。社民党は13年にも党員投票で、メルケル政権への参加を決めた。当時は約76%が政権入りを支持したが、今回は小差の決着になると見られている。

 党員投票で連立協定締結が承認されれば、社民党は12日に幹部を集めた会議を開き、閣僚ポストを決定する。14日にもメルケル氏の首相選出投票が連邦議会で行われ、大統領による閣僚任命を経て、4月初めにも新政権が発足する。否決の場合は、少数内閣の発足などが協議されるが、長期的には再選挙になる可能性が高い。

2543チバQ:2018/03/04(日) 09:43:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180303-00000083-mai-eurp
<イタリア総選挙>三つどもえの構図 4日投票
3/3(土) 18:48配信 毎日新聞
<イタリア総選挙>三つどもえの構図 4日投票
「五つ星」の集会で候補者らの最後の訴えに耳を傾ける支持者ら=ローマで2018年3月2日、賀有勇撮影
 【ローマ賀有勇】イタリア総選挙(上下両院)が4日に実施される。中道右派連合と新興政治団体「五つ星運動」、与党・民主党などの中道左派連合の三つどもえの構図。3陣営は基礎票の上乗せを狙いバラマキ公約を競い合い、「『無責任』な提案」(モンティ元首相)と批判の声もでている。過半数を獲得する勢力がなければ、選挙後に連立を巡る駆け引きが激化することになる。

 首相を4期務めたベルルスコーニ元首相(81)が率いるフォルツァ・イタリアを中心とした中道右派連合は、所得・法人税率を一律23%に引き下げることを約束する。既成政党からポピュリズム(大衆迎合主義)政党と批判される「五つ星」は、月額780ユーロ(約10万円)の「ベーシックインカム」(基本所得)の導入を掲げ、中道左派連合も子育て世代への給付金を公約に盛り込んだ。

 イタリアの政府債務残高の国内総生産(GDP)比は約130%で、欧州連合(EU)加盟国ではギリシャの180%に次ぐ高さ。財政健全化が求められる中で、各党は財源さえ不透明な聞こえの良い公約を掲げている。

 選挙運動の最終日となった2日の夜、ローマ中心部の広場では、「五つ星」の集会が開かれ、多くの支持者が詰めかけた。飲食店従業員のバルバラ・カタルッチさん(47)は「実現性の乏しい公約はみな一緒。これまでの政権に抗議する意味を込めて『五つ星』を推すことにした」と話した。

 投票は4日午後11時(日本時間5日午前7時)に締め切られ、即日開票される。終身議員6人を除く選出議員定数315の上院と、定数630の下院が改選される。国内外の有権者数は上院(選挙権25歳以上)が約4670万人、下院(同18歳以上)が約5080万人。

2544チバQ:2018/03/04(日) 09:47:37
http://www.sankei.com/world/news/180303/wor1803030022-n1.html
2018.3.3 18:34

イタリア総選挙4日投票 各派が政権担当能力アピール
 【パリ=三井美奈】イタリア総選挙は4日、投票日を迎える。三つ巴で争う中道右派連合、ポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」、与党の中道左派・民主党の3勢力は2日までに、首相や閣僚候補を発表するなどして、「政権担当力の高さ」を有権者に訴えた。

 中道右派連合の主力「フォルツァ・イタリア」を率いるベルルスコーニ元首相は2日、テレビ出演し、首相候補に指名したアントニオ・タヤーニ欧州議会議長について「欧州連合(EU)で、イタリアの利益を守ってくれる人物だ」と訴えた。

 タヤーニ氏は元首相の報道官を務めた側近。欧州議会議員を10年以上務めた上、欧州委員の経験もあり、EUに精通した「穏健派」とされる。同氏起用は、中道左派との幅広い連立を視野に入れたものだ。元首相はテレビ出演で、ライバルの五つ星運動については「ギャングの集まり」とこきおろした。

 一方、五つ星運動は1日、政権獲得を想定した閣僚名簿を発表した。首相候補のルイジ・ディマイオ氏を支える布陣で、閣僚候補に多数の学者を起用。専門知識を持った「手堅い内閣」になることを有権者にPRした。財務相候補のアンドレア・ロベンティーニ氏は「財政赤字は国内総生産の3%以下」と定めたEUの財政規律を「妄想の産物」とこきおろし、緊縮見直しを訴える経済学者だ。

 ディマイオ氏は2日、ローマで最後の選挙集会を開き、「勝利まであと一歩だ」と手応えを語った。

 世論調査で劣勢が伝えられる民主党は2日、首相候補のレンツィ前首相が地元フィレンツェで集会を開いた。「経済は暗いトンネルを抜けて、光が見えてきた」と述べ、景気は回復傾向にあると強調。与党としての実績を訴えた。

 4日は上院(定数320)、下院(同630)の投票が行われ、午後11時(日本時間5日午前7時)に閉め切られる。

2545チバQ:2018/03/04(日) 11:22:59
https://www.asahi.com/articles/ASL317W1SL31UHBI01W.html
独鉄道新特急は地名採用 「アンネ・フランク号」に批判
ベルリン=高野弦2018年3月3日17時15分
 ドイツ鉄道が新たに導入する特急列車に「アンネ・フランク」と名付けようとしたことに無神経だと批判があがり、再考の結果、ドイツの地名や川や山の名をつける方針に改めた。同社が朝日新聞の取材に明らかにした。

 同社は新型車両「ICE4」を近く運行させるにあたり、利用客らから名前を募集。昨年10月、25本の列車につける人物名25人のリストを発表した。その中にアインシュタインやベートーベンらにならび、「アンネの日記」で知られるアンネ・フランクの名前が含まれていた。

 アンネはナチス時代、鉄道で強制収容所に送られ、15歳で病死した。アンネの記録保存に取り組むアンネ・フランク財団が「アンネと鉄道を関係づけることは、ユダヤ人への迫害と抑留を思い起こさせ、抑留の経験者を苦しめる」などと反発。事実上、候補から外すように求めた。

 ドイツ鉄道は、政府が100%出資する国内最大手で、かつてユダヤ人を強制収容所に移送したドイツ帝国鉄道は同社の前身だ。

 同社は1日、取材に対し「内部での議論の結果、命名のコンセプトを変えることにした」とし、新しい名前につける地名を現在、検討しているという。「今後は川や山、湖、風景名をつけることを計画している」と説明した。(ベルリン=高野弦)

2547とはずがたり:2018/03/04(日) 18:51:37
<ドイツ>新政権発足へ 社民党政権参加「賛成」66%
17:48毎日新聞
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180305k0000m030011000c.html

 【ベルリン中西啓介】ドイツの国政第2党・社会民主党は4日、ベルリンで記者会見し、メルケル独首相による新政権への参加の是非を問う党員投票で、政権参加に賛成する票が過半数だったと発表した。

 政権発足の最後のハードルだった党員投票での承認で、14日にも連邦議会(下院)でメルケル氏が首相に選出される見通し。第4次メルケル政権の発足で、昨年9月の連邦議会総選挙から続く、戦後最長の政権空白が解消する。

 記者会見したニータン社民党出納責任者によると、有権者は約46万人で政権参加に賛成が66.02%で、反対が33.98%だった。投票率は約78%。社民党は2013年にも党員投票で、メルケル政権への参加を決めたが、当時は約76%(投票率78%)が政権入りを支持した。

 支持率低迷に苦しむ社民党では、党再生のため、野党になりメルケル氏の中道右派会派と距離を置くべきだとの声が強く、今回の投票で反対票が増加する要因になった。

2548とはずがたり:2018/03/04(日) 20:07:21

<ドイツ>大連立継続へ 社民党政権参加「賛成」66%
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180304-00000026-mai-eurp
3/4(日) 17:48配信 毎日新聞

 【ベルリン中西啓介】ドイツの国政第2党で中道左派の社会民主党は4日、メルケル独首相による新政権への参加の是非を問う党員投票で、政権入りに賛成する票が過半数だったと発表した。メルケル氏率いる中道右派の国政最大会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立政権が継続する。14日にも連邦議会(下院)の投票でメルケル氏が首相に選出される見通しで、昨年9月の総選挙から続く戦後最長の政権空白が解消される。

 記者会見したニータン党出納責任者によると、郵便投票の有権者は約46万人で政権参加に賛成が66.02%、反対が33.98%だった。投票率は約78%。財務相就任が有力視されるショルツ党首代理は会見で、メルケル氏とシュタインマイヤー大統領に結果を報告したことを明らかにし、「社民党が次期連邦政府に参加することが明確になった」と述べ、党員投票の結果に安堵(あんど)感をにじませた。

 社民党はこれまで2度大連立政権を組んだが、昨秋の総選挙で大敗。党執行部は大連立継続に反対する声に配慮し、党員投票を政権参加の最後の「ハードル」にした。これに対し党青年部は連立協定について、「党の主要政策がなく、これまで通りの大連立」と批判して反対運動を展開。一方、次期党首就任が確実視されるナーレス連邦議会党会派代表は国政第2党の地位を失いかねない総選挙を回避するよう訴えていた。

 メルケル政権は第4次となり、メルケル氏が任期を全うすれば、コール元首相の戦後最長16年に並ぶ。

2549チバQ:2018/03/04(日) 21:37:44
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180304X718.html
第4次メルケル政権発足へ=第2党、大連立継続承認―独
19:45時事通信

 【ベルリン時事】ドイツで第4次メルケル政権が発足することが4日、正式に決まった。メルケル首相率いる保守系のキリスト教民主・社会同盟と連立合意をまとめた第2党の中道左派・社会民主党が同日、党員投票の結果、大連立の賛成票が反対票を上回ったと発表し、最後の関門を切り抜けた。連邦議会(下院)で今月中旬に行われる首相指名選挙でメルケル氏が4選を決めた後、政権が始動する。

 第3次メルケル政権でも連立を組んだ同盟と社民党は昨年9月の下院選挙で、それぞれ第1党、第2党の座を守ったものの、得票率は大幅に下落。その後、連立の枠組みが固まらず、政治空白の期間は戦後最長に達していたが、欧州の大国ドイツの政治停滞にようやく終止符が打たれる。

 社民党の党員投票は全党員約46万人を対象に行われた。賛成が66.02%、反対が33.98%。投票率は78.39%だった。ショルツ党首代行は記者会見で、大連立の承認により「党再生に向けた力を得た」と歓迎した。メルケル首相は民主同盟のツイッターを通じ、「国の繁栄のために、引き続き(社民党と)協力できることを楽しみにしている」と述べた。

2550チバQ:2018/03/04(日) 21:42:24
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180305k0000m030011000c.html
<ドイツ>大連立継続へ 社民党政権参加「賛成」66%
17:48毎日新聞

 【ベルリン中西啓介】ドイツの国政第2党で中道左派の社会民主党は4日、メルケル独首相による新政権への参加の是非を問う党員投票で、政権入りに賛成する票が過半数だったと発表した。メルケル氏率いる中道右派の国政最大会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立政権が継続する。14日にも連邦議会(下院)の投票でメルケル氏が首相に選出される見通しで、昨年9月の総選挙から続く戦後最長の政権空白が解消される。

 記者会見したニータン党出納責任者によると、郵便投票の有権者は約46万人で政権参加に賛成が66.02%、反対が33.98%だった。投票率は約78%。財務相就任が有力視されるショルツ党首代理は会見で、メルケル氏とシュタインマイヤー大統領に結果を報告したことを明らかにし、「社民党が次期連邦政府に参加することが明確になった」と述べ、党員投票の結果に安堵(あんど)感をにじませた。

 社民党はこれまで2度大連立政権を組んだが、昨秋の総選挙で大敗。党執行部は大連立継続に反対する声に配慮し、党員投票を政権参加の最後の「ハードル」にした。これに対し党青年部は連立協定について、「党の主要政策がなく、これまで通りの大連立」と批判して反対運動を展開。一方、次期党首就任が確実視されるナーレス連邦議会党会派代表は国政第2党の地位を失いかねない総選挙を回避するよう訴えていた。

 メルケル政権は第4次となり、メルケル氏が任期を全うすれば、コール元首相の戦後最長16年に並ぶ。

2551チバQ:2018/03/04(日) 23:50:52
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1803040027.html
三つどもえ、政権交代不可避か…イタリア総選挙、投票始まる
22:14産経新聞

 【ローマ=三井美奈】イタリアで4日、上下両院を改選する総選挙の投票が始まった。中道左派の与党・民主党、中道右派連合、ポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」の3勢力が争う中、いずれも議席の過半数獲得は難しく、次期政権は連立交渉で決まるとみられている。

 投票は全国で午前7時(日本時間午後3時)に始まった。ローマ中心部の投票所で看護師、クリスチナ・ピオッティさん(50)は、「五つ星運動に入れる。新しい勢力に古い政治を変えてほしい」と話した。フェリ・オタビオさん(85)は、ベルルスコーニ元首相が率いる中道右派野党「フォルツァ・イタリア」に投票したと明かし、「大胆な減税で経済を活性化してほしい。政権交代が必要だ」と訴えた。

 今回の選挙は、下院の630議席、上院で終身議員枠を除く315議席を改選する。レンツィ前首相が率いる民主党政権の経済、移民政策に対する批判が高まる中、政権交代は不可避との見方が強い。

 事前の世論調査では、「フォルツァ・イタリア」を中心とする中道右派連合が大型減税や移民対策の強化を主張して支持を伸ばし、連立交渉の主軸になるとみられている。

 また、選挙では「既成政治の打破」を掲げる五つ星運動がどこまで票を伸ばすかも焦点となる。世論調査では単独政党で首位に立ったが、左右の主力政党との連立は拒否している。

 イタリアはユーロ圏3位の経済大国。連立交渉の結果、欧州連合(EU)の移民、経済政策に懐疑的な政権が発足すれば、EUの不安要因となりかねない。

 投票は午後11時(日本時間5日午前7時)に締め切られ、即日開票される。5日昼(同午後)には大勢判明の見通し。上下両院とも任期は5年。

2552とはずがたり:2018/03/05(月) 12:28:17
2017年9月11日 / 14:43 / 6ヶ月前
アングル:伊野党が二重通貨案、ユーロ離脱への第1歩か
https://jp.reuters.com/article/italy-currency-idJPKCN1BM0GO?rpc=122

[ローマ 8日 ロイター] - 単一通貨ユーロからの離脱を唱えていたイタリアの主要野党が、従来よりやや穏健な二重通貨制度案へと軸足を移しつつある。ただ、仮に成功すれば国民の間でユーロ不要論が広がり、最終的にはユーロ離脱の可能性がかえって高まる可能性がある。

二重通貨制度は過去に世界各地で試され、結果はまちまちだった上、イタリアで導入するには大きな政治的変革が必要になる。しかしボッコーニ大学(ミラノ)のロベルト・ペロッティ経済学教授は「技術的にも政治的にも完全に実施可能だ」と言う。

4大政党のうち、反体制派の「五つ星運動」、右派の北部同盟、ベルルスコーニ元首相率いるフォルツァ・イタリアの3党が、来年初めの選挙後にユーロと並行する新通貨を導入することを提案している。

多数の国民に広がる反ユーロの世論を取り込みつつ、当面は大混乱を招きかねないユーロ離脱を避ける方策に落ち着いた形。現制度の変更を掲げていないのは与党の民主党だけだ。

世論調査によると、現在のところ民主党と五つ星運動が支持率トップを競い合っており、3位は北部同盟、4位はフォルツァ・イタリア。ハングパーラメント(中ぶらりん議会)が誕生しそうな情勢だ。

北部同盟と五つ星運動は、二重通貨を導入すれば欧州連合(EU)にとって脅威となり、財政規律の緩和を認めさせるという重要な目標を達成しやすくなると説明している。

しかし二重通貨制度の熱心な支持者の多くはユーロ反対派であり、彼らはいざという時にユーロを離脱するための土台を整えておくのが主な目的だと認めている。

北部同盟の経済担当報道官、クラウディオ・ボルギ氏は「並行通貨を導入しておけば、われわれがユーロを離脱したくなり、欧州中央銀行(ECB)がユーロの流動性を閉ざして我が国を潰そうと試みたとしても、我が国経済は機能し続けることができる」と語った。

イタリア国民はかつてユーロを強く支持していたが、同国経済がユーロ圏で最も低迷しているのはユーロのせいだとの見方が広がった結果、3月の世論調査では支持率が50%前後に下がっている。

<ユーロ崩壊に備え>

欧州委員会は取材に対し、ユーロ圏には法定通貨は1つしか存在しないと述べた。

しかしイタリアの二重通貨支持者の多くは、商品・サービスの売り手が受け取りを義務付けられるのが「法定通貨」の定義であり、義務化しなければ二重通貨はEUの協定に抵触しないと主張する。

欧州政策研究センター(ブリュッセル)のダニエル・グロス所長も「義務がなければ法的問題はない」と認める。

イタリアの二重通貨支持者らは、同国では雇用主が発行する食事・食料品券が数百万人に利用され、成功を収めていると指摘する。

北部同盟のボルギ氏は、「イタリアはユーロの崩壊に備えなければならない」と述べ、崩壊は時間の問題との見方を示した。

ボルギ氏が考案者である北部同盟案は、財務省がまず、短期財務証券の名前にちなんだ無利子債券「ミニBOT」700億ユーロ相当を、税還付など政府から個人・企業への支払いに充てるというもの。

ミニBOTはその後、納税のほか、例えば国営石油企業ENIが経営するガソリンスタンドでの支払いに使えるようになる。ボルギ氏は既にツイッターやフェイスブックを通じ、最も人気の高いミニBOTのデザインを調べ始めている。

一方、5つ星運動は経済学教授ジェンナロ・ゼッツァ氏が提唱する「財政通貨」を支持している。これは当初、電子通貨として発行されるが、約1年後には紙幣の発行も可能になる。国が公務員への給料支払いや投資に使えるほか、ミニBOTと同じく市民も納税に使えるという。

(Gavin Jones記者)

2553とはずがたり:2018/03/05(月) 12:28:29

2017年11月15日 / 12:11 / 4ヶ月前
アングル:イタリア主要政党、軒並みポピュリズム政策乱発
https://jp.reuters.com/article/italy-politics-idJPKBN1DF0BE?rpc=122

[ローマ 14日 ロイター] - イタリアで来年5月までに実施される総選挙をにらみ、主要政党がこぞってポピュリズム(大衆迎合主義)政策を打ち出して支持獲得を競っている。

ポピュリズムと言えば、大抵の人は反体制派の「五つ星運動」の専売特許とみなす。しかし各政党が現在掲げる経済政策を見渡すと、財政赤字拡大による500億ユーロの大減税から、かつての通貨リラ復活案まで出そろい、どの勢力が最もポピュリズム色が強いかを判断するのは非常に難しいほどだ。

イタリアは2011年のユーロ圏債務危機の震源地で、今も債務総額はギリシャに次いでユーロ圏で2番目に大きい。それでもあらゆる政治家が債務削減ではなく減税や歳出拡大を唱えるありさまだけに、特に選挙後の政権がこうした政策を実行するようなら、ユーロ圏の新たな不安定要素になりかねないだろう。

最大500億ユーロの減税と財政均衡方針の見直しを約束しているのは、レンツィ前首相が率いる与党・民主党だ。レンツィ氏は財政赤字の対国内総生産(GDP)目標を今年の2.1%から3%に引き上げて固定する意向で、その実現に向けて欧州連合(EU)に対して強硬に談判すると表明している。

中道右派のフォルツァ・イタリアを率いるベルルスコーニ元首相は、国内で「新リラ」を発行しながら対外取引ではユーロを使用する並行通貨制度を提案した。これが消費や経済成長を押し上げるという。

逆に市場やEUが好む財政再建のような経済的に正統な政策には、どの主要政党も見向きもしていない。

イタリアでポピュリズム政策の人気が高いのは、EUが課した財政立て直し措置が2008─13年の深刻な景気後退の主な原因とみされているためだ。欧州議会が委託した調査では、EU加盟が国益になっていると回答したイタリア国民の割合はわずか39%と、28カ国中最低だった。

つまり欧州の政治・経済の主流派が責任ある政策と考える政策は、イタリアでは票を失うだけとなる。

<無責任な約束>

チューリン大学教授(社会学)で有力な政治評論家でもあるルカ・リコルフィ氏は、今度の選挙では「ハングパーラメント(中ぶらりん議会)」が誕生しそうなので、政治家たちは約束し放題でも、恐らくそれを守らなくて済むと考えているとの見方を示した。

リコルフィ氏は「理性的な政党が存在しないので、レンツィ氏も有権者を取り込むために無責任な約束が可能になる。なぜなら五つ星運動や中道右派がもっと無責任に振る舞っているからだ」と話す。

ベルルスコーニ氏は1994年に「すべての人への減税」を約束して政界入りして以降、しばしばポピュリスト政治家と呼ばれてきた。しかし今や同氏やレンツィ氏が、穏健な政治指導者として五つ星運動の「暴走」にブレーキをかける役回りとなっている。

ベルルスコーニ氏の主な連携相手は、マッテオ・サルビーニ氏が率いる北部同盟だ。この北部同盟も独自の並行通貨構想を持っているほか、個人と企業の税率を15%に一律化する新税制(フラットタックス)を導入することを望んでいる。

北部同盟の広報担当者は、フラットタックスで歳入は400億ユーロ(GDPの約2.5%)減少するが、脱税が少なくなることと経済成長加速ですぐに穴埋めできると説明した。

同担当者は、政権を取れば最初の予算案にフラットタックスを盛り込むつもりで、財政赤字が増えたりEUが反対しても、何の問題もないと主張。「われわれは現行の財政赤字目標を尊重する意図はない。われわれは欧州に対してもらう以上の支払いをしている以上、他人の意見など気にしない。一体誰がわが国の歳出や財政赤字に口を出せるのか」と言い切った。

<過半数獲得勢力見込めず>

ベルルスコーニ氏もフラットタックスを公約しているものの、税率は23%と北部同盟より高く、より段階的に導入する方針。また同氏は、五つ星運動が最低所得保障制度を提唱していることに対抗し、低所得層向けに新たな給付金を交付することも表明した。

その五つ星運動は、ユーロ圏加盟の是非を問う国民投票を実施するという約束こそ撤回したとはいえ、指導者のルイジ・ディ・マイオ氏はなお、EUとの財政ルールを巡る再交渉を通じて財政赤字を拡大することを望んでいる。

ディ・マイオ氏はロイターに「われわれは公共投資を増やして成長をてこ入れしなければならない。唯一の方法は財政赤字の対GDP比を3%より高めることだ」と語った。

各種世論調査によると政党別の支持率は五つ星運動が約28%、民主党が25%、北部同盟とフォルツァ・イタリアがともに15%前後で、今の選挙制度の下では過半数を制する勢力はないと見込まれている。

(Gavin Jones記者)

2554とはずがたり:2018/03/05(月) 12:30:10


伊総選挙、ハングパーラメントに 中道右派が最大勢力か=出口調査
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180305-00000018-reut-eurp
3/5(月) 9:40配信 ロイター

[ローマ 4日 ロイター] - 4日投開票のイタリア総選挙は、国営イタリア放送協会(RAI)などの出口調査によると、どの政党も過半数を獲得できないハングパーラメントとなる見通し。

出口調査では、中道右派連合が反体制派政党「五つ星運動」をリードし、最大勢力となる見込みだが、政権樹立に必要な絶対多数に届かないとみられる。

与党・民主党を中心とした中道左派連合は第3位。貧困や移民の大量流入への反感で票を失った。

出口調査によると、ベルルスコーニ元首相率いる野党「フォルツァ・イタリア」を含む右派連合の得票率は33─36%となる見通し。「五つ星運動」は29.0─32.5%と、単一政党としては得票率が最大になる見込み。中道左派連合は25─28%とみられる。

最終的な集計結果は数時間後に判明する見通し。過去には、出口調査の結果が最終結果と大きく異なった例がある。

新たな議会の開会は3月23日の予定。連立協議が始まるのは4月上旬以降となる可能性が高い。

2555チバQ:2018/03/05(月) 17:31:32
https://www.asahi.com/articles/ASL347G49L34UHBI019.html
伊総選挙、3勢力とも過半数届かない見込み 連立難航か
ローマ=河原田慎一2018年3月5日12時56分
 イタリア総選挙は4日午後11時(日本時間5日午前7時)、投票が締め切られ、開票が始まった。開票状況と出口調査に基づく地元メディアの予想得票率(同午後1時現在)によると、移民・難民の受け入れに否定的で、欧州連合(EU)にも懐疑的な中道右派連合が上下両院で最大勢力となる見込みだ。5日午前(同5日午後)にも大勢が判明する。

 予想得票率通りの結果となった場合、どの党派も過半数の議席を得られず、他党派との連立で多数派をつくる必要がある。移民問題やEUに対する姿勢など、政策面で党派の隔たりは大きく、選挙後の連立協議は難航が予想される。

 公共放送RAIによると、下院(定数630)では中道右派連合が36・4%。次いで反既成政党を訴える第三極の五つ星運動が32・4%の得票率で、政党単位ではトップに立つとみられる。与党・民主党を中心とする中道左派連合は22・9%にとどまる見通しだ。

 上院(終身議員を除く定数315)は中道右派連合が35・5%、五つ星運動32・5%、中道左派連合は23・1%となる見通しだ。

 中道右派連合の中で最多得票が予想される同盟(旧・北部同盟)は、移民排斥を主張して支持を伸ばした。同盟が主導する連立政権となった場合、移民の受け入れ枠や財政再建策を巡り、EUとの関係に大きく影響する可能性がある。

 イタリアの選挙制度は前回2013年の総選挙まで、最大の得票を得た党派が自動的に過半数の議席を得る仕組みだったが、昨年の法改正で廃止された。(ローマ=河原田慎一)

2556チバQ:2018/03/05(月) 17:32:04
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018030500163&g=int
伊総選挙、ベルルスコーニ派優勢=過半数困難、連立協議へ


4日、イタリア総選挙の票を投じるため、北部ミラノの投票所を訪れたベルルスコーニ元首相(EPA=時事)


 イタリアは上下両院が同等の権限を持つ。RAIによると、上院(改選定数315)の予想獲得議席数は、開票率38%時点でベルルスコーニ氏のフォルツァ・イタリアのほか、欧州連合(EU)懐疑派の「同盟」(旧北部同盟)などを合わせた右派連合が124〜144。ただ、政党単独で見ると、102〜122議席を得る見通しのEU懐疑派新興政党「五つ星運動」が首位となり、前評判通りの勢いを示した。


5日未明、イタリア総選挙の開票結果を受け、厳しい表情で記者会見する民主党幹部(AFP=時事)

 これに対し、レンツィ前首相(43)の与党・民主党を含む左派連合は44〜64議席と苦しい戦い。同党幹部は地元メディアに「想像以上の厳しい結果を覚悟している」と敗北を認めた。(2018/03/05-13:00)

2557チバQ:2018/03/05(月) 17:32:39
http://www.sankei.com/world/news/180305/wor1803050025-n1.html
2018.3.5 12:47
【イタリア総選挙】
国民の政治不信反映 制度変更、多数派困難に
4日のイタリア総選挙は三つどもえの混戦で、いずれの勢力も圧倒的勝利を収められない見込みとなった。有権者を置き去りにした内輪もめや他党批判に終始、どの党も国民の積極的な支持を集めるような政策を示せなかった。国民の間に広がる政治不信を反映した結果だ。

 イタリアでは昨秋、選挙制度改革法が成立した。今回の選挙から第1党に配分される「ボーナス議席」制度がなくなり、単独勢力が議会で多数派を形成するのが難しくなった。曖昧な選挙結果が出やすい仕組みをつくることで、新政権の選択を国民の手に委ねるのではなく、連立交渉を行う政治家や政党同士の“談合”で決めてしまおうという意図がある。

 大きな争点だった移民・難民問題では、保護重視や強制送還の促進など立場の違いにもかかわらず、具体的な措置は示されないままだった。経済政策に関しても主要各党は年金支給額の引き上げや最低所得の保障など似通った公約を掲げたが、実現性に乏しく、有権者には「票集めのためのばらまき」と映った。

2558チバQ:2018/03/05(月) 18:26:06
http://www.sankei.com/world/news/180304/wor1803040031-n1.html
2018.3.4 23:48

「盟主」続投に欧州安堵も…ドイツ二大政党「メルケル後」へ動き活発化
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相の次期政権発足が4日、社会民主党の連立承認によって決まった。5カ月以上の曲折の間、メルケル氏は求心力を低下させ、二大政党では今後、「メルケル後」を見据えた動きが活発化するとみられる。だが、欧州では緊迫する国際情勢のなか、「盟主」の指導力に寄せる期待は大きい。

 「全く想定していなかった」

 社民党の次期党首に確実視されるナーレス下院議員団長は4日、投票結果をこう歓迎した。賛成票が予想以上を占めたためだ。

 だが、難産した大連立も手放しで喜べないのが実情だ。投票では党低迷の中で再選挙を避けたいとの心理が党員に働いたとされる。連立合意では社民党、メルケル氏のキリスト教民主・社会同盟双方で不満が噴出し、大連立の「安定」も取り繕った側面が否めない。

 「敗者による連立」

 メディアは大連立継続をこうも表現する。昨秋の総選挙で両党は歴史的ともいえる水準に低迷。二大政党とはいえ得票率は計約53%にとどまり、過去80%前後からの後退は著しい。メルケル氏自身3度目の大連立に国民の“飽き”も鮮明だ。世論調査では大連立反対が52%で支持の46%を上回る。

 メルケル氏本人は言及しないが、国内では「最後の任期」との見方は強い。両党は「次」を視野に党立て直しの議論を並行して進める方針で、政権内の協力に影響する可能性もある。連立協定には任期半ばに政権を評価する条項もあり、連立の是非をめぐる議論が再燃することもあり得る。

 最大野党となる第3党の右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が存在感を増すのは必至。国内政治にとり大連立は「もろ刃の剣」でもある。

 だが、それでも欧州にはメルケル氏続投の意義は大きい。欧州連合(EU)ではマクロン仏大統領誕生で統合推進の機運が再び高まったが、ドイツの政治空白でユーロ圏などの改革議論は遅れた。マクロン氏は4日、「欧州によい知らせ」とし、仏独両輪で取り組みを加速する考えを示した。

 中東情勢や中露の台頭、対米関係など欧州の周辺環境は厳しく、メルケル氏の“重み”に頼る部分はなお大きい。英紙フィナンシャル・タイムズは「ドイツはやがてくるメルケル氏の後継に備えるが、(安定政権は)少なくとも短期的には歓迎すべきことだ」としている。

2559チバQ:2018/03/05(月) 18:44:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180302-00000004-jij_afp-int
プチデモン氏、カタルーニャ首相復帰を断念 スペイン
3/2(金) 6:10配信 AFP=時事
プチデモン氏、カタルーニャ首相復帰を断念 スペイン
スペイン・カタルーニャ自治州のカルレス・プチデモン前首相(2018年1月22日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州の州首相を解任されたカルレス・プチデモン(Carles Puigdemont)氏(55)は1日、州首相への復帰を断念すると表明した。同自治州では、完全に機能する州政府が不在の状態が続いており、プチデモン氏の決定は政治の行き詰まりを打開する狙いがある。

【写真】カタルーニャ伝統の「排便人形」、前州首相からアラレちゃんまで

 プチデモン氏は、カタルーニャ独立運動で果たした役割を理由にスペイン国内で逮捕状が出され、現在はベルギーに滞在している。

 同氏はソーシャルメディア上に投稿した動画で「州首相候補としての自己推薦はしない」と言明。その理由として、現在スペイン中央政府の直接統治下に置かれている同州に新政府を迎えるためと説明した上で、「われわれは降伏しない、諦めない」と述べ、同州独立運動に国際社会の注目を集められるよう努力していく考えを示した。

 同氏は新候補擁立のため「できるだけ早期に」新たな協議に入るよう求めた上で、大きな影響力を持つ独立派市民団体「カタルーニャ国民会議(ANC)」を率いるジョルディ・サンチェス(Jordi Sanchez)氏を推挙した。ただサンチェス氏は、独立運動での活動をめぐる扇動行為の疑いで、4か月以上前から当局に身柄を拘束されている。【翻訳編集】 AFPBB News

2560チバQ:2018/03/05(月) 20:09:50
https://mainichi.jp/articles/20180227/ddm/007/030/065000c
揺れる「国民国家」
2018イタリア総選挙/上 移民流入、高まる不満 4年で62万人、総選挙の主要争点
毎日新聞2018年2月27日 東京朝刊
 「移民流入を止めなければ欧州はここのように無法地帯になる」。イタリア南部ナポリ近郊の地中海に面したカステルボルトゥルノ。市長を3期務めたアントーニオ・スカルツォーネさん(63)は苦々しげに言った。

 市内に入るとアフリカ系移民の多さに驚かされる。中には麻薬密売や売春目的で路上にたむろする者もいる。スカルツォーネさんによると、2万3000人の市の人口に対し推定2万人の不法移民が暮らす。

 移民の流入開始は1980年代にさかのぼる。80年にナポリ近郊は大地震に見舞われ、約2900人が犠牲となり30万人が家を失った。カステルボルトゥルノには政府が被災者に提供した住宅があったが、その後、被災者の転出で空き家となった建物を移民が不法占拠するようになった。

 ガーナ移民のアピア・クワシーさん(37)によると、多くは欧州の滞在資格のない経済移民。ナポリ周辺にはトマト農園が多く、安価な労働力として雇われる。農園で1日12時間働くと30ユーロ(4000円)程度の収入を得られるが、収穫期のみの季節労働のため麻薬密売や売春で生計を立てる者が後を絶たない。「就労機会があれば状況は変わるはずだ」。クワシーさんは移民の苦境を訴える。

 だが、イタリアの失業率は約11%。25歳未満の若年層に限れば約32%になる。移民らが就労機会を奪い、福祉を脅かすと感じる住民も多い。自国の問題を問う世論調査で移民問題は高い失業率に次いで多く、総選挙の主要争点の一つだ。

 カステルボルトゥルノでは無免許運転の移民による事故が多い。移民を捜査すれば、不法占拠の疑いなども合わせて立件する必要が出てくるが、住民からは「警察は煩雑な手続きを避けるため、捜査をしようとしない」との批判もあり、住民と移民との摩擦が深刻化している。中部マチェラータでは今月3日、アフリカ系移民を狙った銃撃事件が発生。直前に起きたイタリア人女性殺害事件にアフリカ系移民が関与したと報じられたことへの報復とみられる。スカルツォーネさんは「事件は必然。寛容な移民政策を取ってきた左派政権や欧州連合(EU)は現状を直視すべきだ」と憤る。

 イタリアには2017年までの4年間で約62万人の移民や難民が渡ってきた。中道左派の与党・民主党は、外国人の両親を持って国外で生まれた子でも、国内の学校で12歳未満から5年間学んだ子であればイタリア国籍を取得可能にする法改正を目指したが頓挫した。実現すれば80万人の移民の子供らが対象となることから、フォルツァ・イタリア(中道右派)を率いるベルルスコーニ元首相らは「不法移民を助長する」と批判。厳しい移民政策を訴える中道右派連合が国民の不満の受け皿になっている。

 カステルボルトゥルノの飲食店従業員ラファエレさん(30)はきっぱり言う。「左派政権は血税を移民の福祉に使う。イタリア人を救う右派に票を託す」

    ◇

 3月4日の総選挙まで1週間を切ったイタリア。移民大量流入や自治権拡大要求などを受け、「国民国家」観が争点に浮上した現状を追った。【カステルボルトゥルノで賀有勇】

2561チバQ:2018/03/05(月) 20:11:40
https://mainichi.jp/articles/20180228/ddm/007/030/073000c
揺れる「国民国家」
2018イタリア総選挙/中 自治拡大狙う北部 貧しい南部支え、不満高まる
毎日新聞2018年2月28日 東京朝刊
 ローマから高速鉄道で4時間半。雪に覆われた山々が見えてきた。南チロル地方ボルツァーノ自治県。街中にはイタリア語とドイツ語の併記が目に付く。南チロルは第一次大戦後にオーストリアからイタリアに割譲された。同県は自治権を有し、地域で徴収された国税の約9割が国から配分されるなど税制面でも優遇されている。

 「父らの活動がなければ今のような自治権は得られなかった」。エバ・クロッツさん(66)が誇らしげに言った。1960年代、南チロルではイタリアからの分離運動が活発化。分離主義者による爆弾テロも相次いだ。分離派の活動家だったクロッツさんの父ゲオルグさんは、当局からテロ容疑をかけられ逃亡生活の末に病死した。混乱収拾のためイタリア政府は72年に同県の自治権拡大を認めた。

 だが、自治権が拡大した今もなお、分離を求める住民は少なくない。クロッツさんもその一人。独立派の地域政党「南チロル自由党」を創設し、分離とオーストリアへの併合の是非を問う住民投票の実施を模索する。「どんな政権が誕生しても我々の金を吸い上げる。ずさんな公金管理が続く限り北部の不満は増大する」。クロッツさんは分離を望む理由をそう語る。

 こういった「不満」は北部で共通のものだ。産業集積地で豊かな北部では、貧しい南部が自分たちの納めた多額の税金を費やしている--との思いが自治を求める動きの活発化につながっている。北部のロンバルディア州(州都ミラノ)とベネト州(同ベネチア)では昨年10月、自治権拡大を問う住民投票が実施され、いずれも賛成が9割を超えた。両州政府は右派政党「同盟」(北部同盟から改称)が州政府を担う。

 ロンバルディア州の「同盟」幹部パテルノステルさん(49)は「ボルツァーノは地方自治体のあるべき姿で、我々の目指す姿」と言う。両州は地域で集めた国税の配分比率が約40%。ボルツァーノばりに9割よこせ--との含意がにじむ。統一国家としての歴史が19世紀後半からと短いイタリアは国よりも地域の一体性が強い。だが、地域の不満で租税制度が揺らげば、国の根幹が揺るぎかねない。

 伊政府のマルティーナ農林相はこうした動きについて、独立問題に揺れるスペイン北東部カタルーニャ自治州を引き合いに出し、「税配分についての議論は分離主義につながる。国と地方の交渉事にはしない」と警戒感を示す。だが、収奪されているとの思いを強くする北部では「社会全体のために自分の税金を託したいと思えないイタリアは国として根源的な問題を抱える」(クロッツさん)と絶望感は深く、分離や自治権拡大の要求が国政問題化する可能性は否定できない。【ボルツァーノ(イタリア北部)で賀有勇】

2562チバQ:2018/03/05(月) 20:12:19
https://mainichi.jp/articles/20180301/ddm/007/030/129000c
揺れる「国民国家」
2018イタリア総選挙/下 「五つ星運動」正念場 政権視野に現実路線模索
毎日新聞2018年3月1日 東京朝刊
「中国は港を買いあさり、港には偽物産品があふれているのに、欧州連合(EU)は何の対策も取ろうとしない」。イタリア南部ナポリ近郊の港町で2月12日、新興政治団体「五つ星運動」の創設者で元コメディアンのグリッロ氏(69)が漁師や大型船乗組員らの前で気勢を上げた。グリッロ氏は、ギリシャが2016年に国内最大港の管理権を中国の国有企業に売却したことを問題視。批判の矛先をギリシャの財政再建を支えるEUに向けた。

 インターネットで集めた寄付金を運営に充て、議員報酬の一部を中小企業対象の小口融資に回すなど「クリーンさ」と「庶民性」をアピールして支持を拡大してきた「五つ星」。05年にマフィアとの癒着の発覚で市長や市議が解任されたローマ南郊のネットゥーノ市では16年、市長の座を民主党(中道左派)から奪った。民主党支持者だった飲食店従業員のロベルト・チッバーティさん(40)は「政権を担ってきた右派も左派も私利私欲で動いてきた。現状への失望が続く限り、五つ星は支持を広げる」と言った。

 財政赤字を国内総生産(GDP)比3%未満に抑えるEUの財政規律による緊縮策が景気を悪化させたと考える有権者も多く、EU批判の展開も「五つ星」が有権者の受け皿となってきた理由だ。

 だが、党内の空気は微妙に変わってきた。

 グリッロ氏が立ったのと同じ壇上で、「五つ星」のディマイオ代表(31)はEU批判を封印。「我々が政権を担えば最低限の収入を保障する」と訴え、貧困層を対象に月額780ユーロ(約10万円)の「ベーシックインカム」(基本所得)を支払う目玉公約をアピールした。グリッロ氏とディマイオ氏の違いは、世論調査の支持率で個別政党では首位を走る「五つ星」が、政権参加も視野に、路線変更するか否かという問いに直面していることを示す。

 選挙を前にディマイオ氏はこれまで訴えてきた単一通貨「ユーロ」圏からの離脱を問う国民投票の実施を公約から除外。また、EUの財政規律を順守する方針を示すなど「現実路線」を印象付け始めた。「五つ星」に詳しい伊紙スタンパのヤーコプ・イヤコボーニ記者(45)は「親EUの有権者の取り込みも図りたい日和見主義的な態度の軟化」と論評する。

 目玉政策のベーシックインカム導入は簡単ではない。政府の債務残高のGDP比はEU加盟国ではギリシャに次ぐ高さで、早急な財政健全化が求められているが、国立統計研究所は導入には149億ユーロ(約2兆円)が新たに必要と試算しているからだ。イヤコボーニ氏は「選挙に勝てば政治経験不足から混乱を招き、負ければポピュリズム(大衆迎合主義)路線に原点回帰するだろう」と予測。揺れる「五つ星」の動向は選挙後のイタリア政局にこれまで以上に影響を与えそうだ。【ネットゥーノ(イタリア中部)で賀有勇】

 ■ことば

「五つ星運動」
 2009年にグリッロ氏が創設した新興政治団体。17年9月からディマイオ代表が率いる。シンボルの五つの星は団体が重要視する水資源の保存▽持続可能な開発▽交通機関▽環境主義▽インターネット社会--を象徴する。既成政党批判を繰り広げ、オンラインによる投票で候補者を選出。13年の総選挙で躍進し、連立政権には加わらず最大の野党勢力となった。

2563チバQ:2018/03/05(月) 21:05:57
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180305X776.html
伊総選挙、右派が勝利宣言=反EU派躍進、過半数の党なし―与党党首辞意
20:59時事通信

 【ローマ時事】4日投票のイタリア総選挙は5日、開票が続いた結果、野党・右派連合を構成する欧州連合(EU)懐疑派の「同盟」(旧北部同盟)のサルビーニ書記長(44)が「政権を担う権利も義務もある」と述べ、事実上の勝利宣言を行った。一方、ANSA通信によると、与党・民主党のレンツィ前首相(43)は選挙結果を受けて党首(書記長)を辞任すると表明した。

 国営イタリア放送協会(RAI)が同日朝(日本時間同日午後)の段階で伝えた推計では、両院ともベルルスコーニ元首相(81)が率いる野党・右派連合が首位となった。ただ、過半数に届く勢力はない。各党は新政権樹立に向けた連立協議を本格化させる。

 RAIによると、上院(改選定数315)の予想獲得議席数は、開票率56%の段階でベルルスコーニ氏のフォルツァ・イタリアや同盟などを合わせた右派連合が128〜140。ただ、EU懐疑派新興政党「五つ星運動」は109〜119で、政党別では最も支持を集めている。

 これに対し、民主党を含む左派連合は47〜55と劣勢が鮮明。親EU派が失速し、EU懐疑派が躍進する形となり、EUに批判的なフランス極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首は早速「EUは長い夜を過ごすことになる」とツイッターに書き込んだ。

 下院(同630)も開票率33%の段階で、上院と傾向は変わらない。 

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180306k0000m030111000c.html
<伊総選挙>過半数勢力なく 連立交渉の難航必至
20:54毎日新聞

 【ローマ賀有勇】イタリア総選挙が4日行われ、即日開票された。約9割の開票所で集計を終えた暫定結果によると、上下両院とも中道右派連合が得票率で首位となったものの、いずれの勢力も過半数には届かず焦点は連立協議に移る。だが、右派連合内では、欧州連合(EU)懐疑派で移民排斥を訴える「同盟」(旧・北部同盟)の得票数がベルルスコーニ元首相(81)が率いる「フォルツァ・イタリア」を上回る見通しで、連立交渉が難航するのは必至。「政治空白」の長期化が懸念される。

 政党単独では新興政治団体「五つ星運動」がトップで、右派連合を追う形。与党・民主党の中道左派連合は3番手で党幹部は「完全な敗北」と語った。

 脱税で有罪判決を受けて出馬できなかったベルルスコーニ氏は、首相候補としてタヤーニ欧州議会議長の名前を挙げ、「フォルツァ」の得票率が右派連合内の政党で首位になれば、親EU政権が継続されるとの見方があった。だが、「同盟」の得票率が約18%で約14%の「フォルツァ」を上回る見通しとなったことで、「同盟」のサルビーニ書記長(44)が右派連合の首相候補となる可能性が出てきた。移民排斥を掲げ、EU懐疑派の「同盟」が右派を主導すれば左派連合との連立交渉はより困難を伴うことになる。「五つ星」は既成政党との連携に否定的だ。

 マッタレッラ大統領は23日に議会を招集。新首相選考を各会派と協議する。

◆イタリア総選挙の開票結果◆(数字は得票率%)

       上院  下院

中道右派連合 37  37

五つ星運動  32  32

中道左派連合 23  23

(内務省発表。約9割の開票所での集計結果)

2564チバQ:2018/03/05(月) 21:06:23
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180306k0000m030098000c.html
<伊総選挙>過半数不在、混迷深まる 連立巡り駆け引き
20:33毎日新聞

<伊総選挙>過半数不在、混迷深まる 連立巡り駆け引き

総選挙後の記者会見で喜びを表す「同盟」のサルビーニ書記長=イタリア北部ミラノで5日、AP

(毎日新聞)

 【ローマ賀有勇】4日行われたイタリア総選挙では、いずれの勢力も過半数に届かない見通しとなった。移民批判を展開し欧州連合(EU)に懐疑的な「同盟」(旧・北部同盟)と既成政党批判を繰り返してきた新興政治団体「五つ星運動」の躍進によって、連立の枠組みを巡る駆け引きは混迷を深めそうだ。

 与党・民主党を中心とする中道左派連合が「敗北」し、得票率でトップになった中道右派連合内でも、ベルルスコーニ元首相(81)が率いる「フォルツァ・イタリア」が「同盟」の得票数を下回る見通しとなったことは、有権者の既成政党離れを示すとみられる。

 選挙前の世論調査では「フォルツァ」が「同盟」より優勢だったため、右派連合が過半数に満たない場合、左派連合との連立が取りざたされていた。

 だが、「同盟」は移民の即時送還や反EUの立場を鮮明にしており、他党と折り合いをつけるのは難しいのが実情。これまで他党との協力を拒否してきた「五つ星」が連立に動くかどうかは不透明だが、イタリアメディアは、EUに批判的な姿勢が共通することから、「五つ星」と「同盟」の連立の可能性も指摘している。

 だが「五つ星」と「同盟」の連携は簡単ではない。産業集積地の北部の地域政党だった「同盟」は「北部の税金が貧しい南部に使われている」との不満を抱く北部の有権者の受け皿として伸長してきた。一方の「五つ星」は貧困層への支援を公約に、南部で支持を広げた背景があり、「南北格差」の問題から、南部の有権者のなかには「同盟」への反発も根強い。

 「五つ星」と民主党の連立も取りざたされるが、選挙戦で「五つ星」のディマイオ代表(31)は、民主党の書記長に返り咲いたレンツィ前首相(43)を既成政党の象徴として批判の的としてきた。レンツィ氏も「五つ星」をポピュリズム(大衆迎合主義)政党と批判し、「民主党の票を『五つ星』に譲り渡すようなことは永遠にしない」と述べ、拒否する考えを示す。一方で、イタリア紙スタンパによると、ディマイオ氏は昨年12月、総選挙で民主党が大敗し、レンツィ氏が辞任に追い込まれれば「民主党と交渉のテーブルに着く用意がある」と述べた。ANSA通信は5日、レンツィ氏が辞任の意向を固めたと報じており、今後状況が変化する可能性もある。

 ローマ市内の投票所で「五つ星」に票を投じた看護師、マッシミリアーノ・ロマーイヨさん(52)は「国の未来へ投資するような気持ちで『五つ星』を支援した。政権の一翼を担いイタリアを変えてほしい」と期待を寄せた。一方、ベルルスコーニ氏の支持者の大工、ロレンツォ・アマディーオさん(46)は「EUについて不満はそれほどない。『同盟』の躍進は想定していなかったので複雑だ」と困惑した様子だった。

2565チバQ:2018/03/05(月) 21:13:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180305-00000017-mai-eurp
<ドイツ>大連立に安堵 政権空白の収束を歓迎の声
3/5(月) 10:03配信 毎日新聞
<ドイツ>大連立に安堵 政権空白の収束を歓迎の声
大連立継続が承認されたドイツ社会民主党の党員投票の結果について記者会見するショルツ党首代理(中央)ら=ベルリンで2018年3月4日、AP
 【ベルリン中西啓介】ドイツの国政第2党・社会民主党の党員投票で、メルケル独首相の国政最大会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立政権継続が承認されたことで、ドイツでは政権空白の収束を歓迎する声が広がった。一方で、野党第1党になる排外的な右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)は既成政党批判を展開し、今後の本格的な国会論戦で与党との対決姿勢を強める考えを示した。

 社民党は4日、全党員約46万人による郵便投票で、約66%の賛成で政権参加が承認されたことを公表した。政権発足の最後のハードルだった党員投票を乗り越えたことで、14日にも連邦議会(下院)でメルケル氏が首相に再選される。

 長引く政権空白の影響を懸念し経済界からは、早期の政権発足を求める声が強まっていた。DPA通信によると、独産業連盟のケンプフ会長は「即座に政府の仕事に取り組んでほしい」と述べ、新政権の発足を歓迎。昨年11月のCDU・CSUと自由民主党などによる3会派連立協定決裂の際に仲介役を務め、自身の出身母体である社民党を説得したシュタインマイヤー大統領も「不安定な局面が終結したことは国にとって良いこと」と喜びをあらわにした。

 対照的だったのは、移民系への過激な発言で存在感を増すAfDだ。ホルム連邦議会AfD会派副代表は声明で「ドイツは選挙の敗者同士による連立を得た」と総選挙で議席を減らした2大会派による政権継続を批判。「大連立で唯一良い点は、野党がAfDによって率いられること。もはや既成政党の政治には選択肢がないことを証明する」と対決姿勢を強めた。

 CDUは既に6人の閣僚候補を発表しているが、5日には姉妹政党であるCSUが党幹部会を開き、党選出の新閣僚を発表する。社民党は12日に開く幹部会で、外相や財務相などの主要閣僚を含む党閣僚人事について決める方針。大連立賛成運動を主導し、次期党首に就任予定のナーレス連邦議会党会派代表は閣外にとどまり、党再生に専念することが決まっている。

2566チバQ:2018/03/06(火) 11:15:07
http://www.sankei.com/world/news/180305/wor1803050039-n1.html
2018.3.5 22:27
【イタリア総選挙】
ポピュリズム席巻 EU政治に新たな不安
【ローマ=三井美奈】イタリア総選挙で、「五つ星運動」と「同盟」が大幅に支持を伸ばした。五つ星は既成政治への批判、同盟は移民排斥を訴えてポピュリズム(大衆迎合主義)に便乗した。実行不可能な公約が乱発され、連立交渉はどこから着手できるのかも不明な状況だ。

 欧州連合(EU)では4日、ドイツでメルケル首相の大連立政権の発足が総選挙から約半年を経て決まった。同じ日にユーロ圏3位の経済国イタリアで政治空白の長期化が確実となり、新たな不安を生んだ。

 五つ星運動の連立否定で多数派の組み合わせは、中道右派と中道左派の連携以外にない。しかし、同盟は民主党政権の移民政策や欧州連合(EU)との協調路線に真っ向から反対する。

 同盟のサルビーニ書記長は、不法移民の大量送還を主張。イタリアでは過去4年間で中東やアフリカから地中海経由で約60万人が流入し、反移民感情が広がっていることに便乗した。同盟の台頭で、連立組み合わせがさらに複雑化した。

 イタリアでは昨年秋の選挙制度法改正で、これまで第1党に配分していた「ボーナス議席」制度が廃止され、単独勢力での多数派確保が難しくなった。

 スタンパ紙のウーゴ・マグリ記者は「左右大連立以外に政権樹立の道はないが、実現は困難。当面はジェンティローニ首相が続投するとしても、政権不安が長期化すればユーロ危機再燃が排除できなくなる」と指摘した。

2567チバQ:2018/03/06(火) 11:15:37
http://www.sankei.com/world/news/180305/wor1803050041-n1.html
2018.3.5 22:37
【イタリア総選挙】
81歳、不死身のベルルスコーニ氏 公職追放乗り越え…連立交渉の黒幕に「復権」か 
 【ローマ=三井美奈】イタリア総選挙は「同盟」、ベルルスコーニ元首相(81)が率いる「フォルツァ・イタリア」などの中道右派連合がリードしながら過半数には大きく及ばず、混迷が必至となった。政界を追放されていたベルルスコーニ氏が、連立交渉のカギを握る黒幕として「復権」しそうだ。

 元首相は奔放な言辞と大衆的スタイルで紛れもない「元祖ポピュリスト」(モンティ元首相)。票の分裂で中道右派連合と民主党の大連立が浮上するものの、移民排斥を訴える「同盟」と民主党の政策は大きく乖離(かいり)しており、元首相が橋渡し役として浮上する。

 元首相は選挙戦で五つ星運動を意識して「私は穏健派」と主張。不安定な政治に「安定」をもたらす老練さを前面に打ち出した。

 元首相は失脚と復権の繰り返しで、何度も「終わった」とされた。2006年の総選挙で中道左派に敗北。08年に首相に返り咲いたが、3年後に連立瓦解(がかい)で首相辞任を迫られた。13年の総選挙で復権を狙ったが、汚職や少女買春など疑惑が相次いで浮上。「私が聖人でないことは、みんな知っている」とうそぶいたものの、脱税で有罪宣告を受けて公職追放になった。

 今回は被選挙権がないままフォルツァ・イタリアの遊説に飛び回った。「法人・個人課税は一律23%とする」など、ポピュリスト公約は健在だった。

 それでも、裸一貫から実業帝国を築いた成功神話を国民は忘れなかった。通算9年余りの首相在任は戦後最長。ローマの有権者に聞くと、「彼は国の歴史を変えた人」(29歳、看護婦)、「経済を活性化させてほしい」(85歳、男性)など期待論が高かった。

 一方、同盟のサルビーニ書記長は、激しく反移民・反欧州連合(EU)論をぶつ44歳。「不法移民の強制送還」を公約したほか、投票日直前にはテレビで「ユーロは(EUを牽引(けんいん)する)ドイツのカネだ。私はユーロ離脱の準備に着手した」と話した。中道右派連合の一員だが、他国なら「極右」扱いされそうな主張で現状不満票を集めた。

 同盟は今回の躍進で発言力を確実に増した。サルビーニ氏は首相就任への意欲をあらわにするが、同氏を軸にしたのでは、中道左派が支持しないのは明白だ。

 先行きが不透明になるほど、ベルルスコーニ氏の出番が増える。同氏は投票日直前、首相候補にアントニオ・タヤーニ欧州議会議長をあげたが、新しい名前が浮上する可能性が濃厚だ。

2568チバQ:2018/03/06(火) 11:16:04
http://www.sankei.com/world/news/180305/wor1803050040-n1.html
2018.3.5 22:28
【イタリア総選挙】
ポピュリズム「五つ星運動」躍進、「政界のアイドル」ディマイオ氏が貢献
 【ローマ=三井美奈】「五つ星運動」の首相候補として同党の躍進に貢献した元フリーターのルイジ・ディマイオ氏(31)は、若さと新鮮さで「政界のアイドル」として注目を集め、既成政治に失望した有権者の支持を吸い上げた。

 五つ星運動は2009年、コメディアンのベッペ・グリッロ氏(69)が設立した。汚職の追放、ユーロ圏離脱を問う国民投票の実施も公約だった。昨年秋に首相候補となったディマイオ氏は、絶叫調で政治批判するグリッロ氏とは対照的に、ソフトな口調と親しみやすさが売り物だ。

 反ユーロ路線が国民の不安を招くとあっさり修正し、「イタリアの居場所は欧州」と述べて、親EU派だとアピールした。褐色の肌に刈り上げの短髪、スーツ姿がトレードマークで、遊説先では「ルイジ!」とファーストネームで声援があがった。

 ナポリ近郊の出身。大学中退後、サッカー場の案内係やウェブデザイナーなどの職を転々とした。13年の前回下院選挙で当選し、同国史上最年少の26歳で副議長に就任。選挙戦では「単身者一人当たり月780ユーロの所得保障」など若者や失業者対策を訴えた。

2569チバQ:2018/03/06(火) 11:16:57
http://www.sankei.com/world/news/180306/wor1803060020-n1.html
2018.3.6 09:28
【イタリア総選挙】
右派、支持伸ばす 総選挙投票 政権交代は不可避か
 【ローマ=三井美奈】イタリアで4日、上下両院を改選する総選挙の投票が始まった。中道左派の与党・民主党、中道右派連合、ポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」の3勢力が争う中、いずれも議席の過半数獲得は難しく、次期政権は連立交渉で決まるとみられている。

                   


 投票は全国で午前7時(日本時間午後3時)に始まった。ローマ中心部の投票所で看護師、クリスチナ・ピオッティさん(50)は、「五つ星運動に入れる。新しい勢力に古い政治を変えてほしい」と話した。フェリ・オタビオさん(85)は、ベルルスコーニ元首相が率いる中道右派野党「フォルツァ・イタリア」に投票したと明かし、「大胆な減税で経済を活性化してほしい。政権交代が必要だ」と訴えた。

 今回の選挙は、下院の630議席、上院で終身議員枠を除く315議席を改選する。レンツィ前首相が率いる民主党政権の経済、移民政策に対する批判が高まる中、政権交代は不可避との見方が強い。
 事前の世論調査では、「フォルツァ・イタリア」を中心とする中道右派連合が大型減税や移民対策の強化を主張して支持を伸ばし、連立交渉の主軸になるとみられている。

 また、選挙では「既成政治の打破」を掲げる五つ星運動がどこまで票を伸ばすかも焦点となる。世論調査では単独政党で首位に立ったが、左右の主力政党との連立は拒否している。

 イタリアはユーロ圏3位の経済大国。連立交渉の結果、欧州連合(EU)の移民、経済政策に懐疑的な政権が発足すれば、EUの不安要因となりかねない。

 投票は午後11時(日本時間5日午前7時)に締め切られ、即日開票される。5日昼(同午後)には大勢判明の見通し。上下両院とも任期は5年。

2570チバQ:2018/03/09(金) 00:44:21
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180307k0000m030135000c.html
<独経済相>「中道政治で国民理解を」右派拡大に対抗
03月07日 07:00毎日新聞

<独経済相>「中道政治で国民理解を」右派拡大に対抗

AfDを巡るドイツ連邦議会での主な出来事

(毎日新聞)

 【ベルリン中西啓介】ドイツで中道2大勢力による第4次メルケル政権が14日に発足する。国政第2党・社会民主党出身で、メルケル首相の内閣で法相も務めたツィプリース経済・エネルギー相は毎日新聞の取材に、ドイツでも拡大する右派ポピュリズム(大衆迎合主義)に対抗し、中道の理性的な政治で有権者を納得させることが政治の責任だという考えを強調した。

 連邦議会(下院)では、メルケル会派と社民党による新政権に対し、右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が野党第1党として挑む構図となる。反イスラム色を強めるAfDの議員は国会の場でもイスラム教と女性への暴力を関連付ける発言をしている。

 また、トルコに1年間拘束された末、先月解放された独紙のトルコ系特派員について、過去に独政府を批判する論調の記事を書いたなどとして非難する動議を提出。移民排斥の姿勢を鮮明にしてきた。

 ツィプリース氏はこうした「仮想敵」を作り出す政治手法について、「政治家やメディアはこうした手法に乗っかってはならない。だが、現実には複雑な出来事を単純化することが広がっている」と指摘。AfDだけでなく、イタリア総選挙で既成政党批判を展開し、ポピュリズム勢力と指摘される新興政治団体「五つ星運動」が躍進したことに危機感を示した。

 こうした右傾化やポピュリズムが欧米で拡大する背景について、ツィプリース氏は「社会の発展に取り残され、豊かになるという公約が実現されていないと感じる人がいる」と説明。「政治家は常に事実に即した解決策を提示し、政策を客観的に説明する責務がある」と述べ、政策議論でポピュリズムの根を絶つ必要性を訴えた。

 社民党は支持率でAfDに抜かれるなど国政第2党の地位が危ぶまれている。社民党は党員投票で新政権入りを決めたが、党内には党勢回復のため、早期に大連立参加を打ち切り総選挙に持ち込むべきだとの意見もある。ツィプリース氏は「我々は4年間、人々の暮らしを良くするために選ばれている」と述べ、任期途中での解散総選挙には否定的な見方を示した。

2571チバQ:2018/03/09(金) 22:21:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180309-00000125-jij-eurp
独大連立、閣僚出そろう=社民から財務相、外相
3/9(金) 19:12配信 時事通信
 【ベルリン時事】ドイツ第2党の社民党が9日、近く発足する大連立政権の閣僚リストを発表した。

 メルケル首相(63)率いる第1党のキリスト教民主・社会同盟(同盟)は人選を既に公表しており、顔ぶれが出そろった。14日の連邦議会(下院)での首相指名選挙を経て、第4次メルケル政権が正式にスタートする。

 当初連立入りに慎重だった社民党への配慮から、同党には最重要閣僚の財務相や外相など6ポストが連立合意で割り当てられた。財務相兼副首相にはショルツ党首代行(59)が就任する。ショルツ氏はドイツが南欧諸国に強いた財政規律路線について「他国に指図したくない」としており、修正の可能性もある。

 外相には、マース法相(51)が就く。マース氏は内政畑を歩み、外交手腕は未知数だ。

2572チバQ:2018/03/12(月) 19:48:29
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3166974.html
国民戦線から「国民連合」へ 仏極右政党、イメージ一新へ改称提案
08:48AFPBB News

国民戦線から「国民連合」へ 仏極右政党、イメージ一新へ改称提案

フランス北部リールで開かれた極右政党「国民戦線(FN)」の党大会で演説するマリーヌ・ルペン党首(2018年3月11日撮影)。(c)AFP PHOTO / PHILIPPE HUGUEN

(AFPBB News)

【AFP=時事】フランスの極右政党「国民戦線」は11日、北部リールで党大会を開き、マリーヌ・ルペン党首を再任した。ルペン氏は党イメージを改善するため、党名を「国民連合」に変更することを提案した。

 現在の党名は、ルペン氏の父親であるジャンマリ・ルペン氏が1972年に共同で結党して以来使われている。

 改称は党の新たな始まりとともに、人種差別的、反ユダヤ的な発言を繰り返してきたジャンマリ氏の負の遺産との決別を告げるものとなる。

 マリーヌ氏は、国民戦線という名称は「誰も否定できない栄光の歴史」と結び付いているとしながらも、多くのフランス国民にとって「心理的な障壁」になっていると指摘。党が選挙で勝つ上で妨げになっているとの見方を示した。

 マリーヌ氏はエマニュエル・マクロン氏(現大統領)に敗れた昨年5月の大統領選決選投票で1000万票を獲得したものの、得票率は34%と予想を下回った。自身も、選挙戦でミスがあったことを認めている。

 国民戦線は11日、ジャンマリ氏から名誉職も剥奪し、同氏との最後のつながりを切った。2011年に党首に就き、今回3選されたマリーヌ氏との激しい骨肉の権力闘争に終止符が打たれた格好だ。【翻訳編集】AFPBB News

2573チバQ:2018/03/13(火) 21:38:41
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180314k0000m030057000c.html
<ドイツ>メルケル大連立政権14日発足 政権空白が収束
19:52毎日新聞

 【フランクフルト中西啓介】ドイツ連邦議会(下院)は14日、首相選出投票を行う。シュタインマイヤー大統領の提案に基づき、最大会派の中道右派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)を率いるメルケル首相が4選される見通し。昨秋から続く戦後最長の政権空白が収束する。第4次メルケル政権は第2党の中道左派・社会民主党との大連立継続だが、連邦議会の議席占有率は56%にとどまり、政権の安定運営が課題となる。

 メルケル氏は12日、社民党のショルツ党首代理とCSUのゼーホーファー党首と政権協定書に署名した。メルケル氏は記者会見で「グローバル化とデジタル化の時代に合わせ、豊かさ実現のあり方を刷新する時だ」と抱負を語った。社民党からはショルツ氏が副首相兼財務相に、マース法相が外相に就任予定。CDUからは3人の女性が入閣するほか、CSUからゼーホーファー氏が内相に就く。

 懸念されるのが保守色が濃いCSUと社民党の対立だ。10月に地元南部バイエルン州の州議会選を控えるCSUは、総選挙で排外的な政党「ドイツのための選択肢」(AfD)に奪われた保守票を取り戻すため、外国人の送還強化を進める方針だが、法相ポストを持つ社民党は強硬な政策には慎重な姿勢で、対立の火種がくすぶる。

 外交では高い発信力で欧州連合(EU)改革を訴えるマクロン仏大統領との協力が焦点。社民党はマクロン氏のユーロ圏共通予算構想や若者の失業対策のための投資を支持。だが、CDU・CSUは健全財政運営の観点から、他国への支援につながる政策には懐疑的だ。

 ショルツ氏は「社民党は健全財政を支持する」と述べ、ショイブレ前財務相(CDU)の政策を堅持する方針を示す。だが、社民党だけでなく野党にも「独経済の利益を南欧などに配分し、EUの結束を強化すべきだ」との声が強い。EUの連帯深化と健全な財政政策の両立が、メルケル氏にとって課題になりそうだ。

2574チバQ:2018/03/14(水) 05:12:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180313-00000068-san-eurp
仏「国民戦線」党名変更へ ルペン氏「国民連合」提案 脱極右色でイメージ刷新
3/13(火) 7:55配信 産経新聞
 【パリ=三井美奈】フランスの極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首は11日、北部リールで行われた党大会で、党名を「国民連合」に変えると提案した。極右色を脱し、党のイメージを刷新して党勢回復を図る狙いがある。

 ルペン党首は演説で、「国民戦線には輝かしい歴史があるが、多くの国民が拒否感を抱いているのも事実。(新党名で)国民結集の意志を示す必要がある」と訴えた。移民受け入れや経済グローバル化に反対する方針は不変だと述べた。

 党大会では、ルペン党首の続投のほか、父親で党創設者のジャンマリ・ルペン氏の名誉党首職廃止が決まった。父ルペン氏は反ユダヤ発言を繰り返して訴追され、父娘の対立が表面化していた。

 ルペン党首は昨年の大統領選第1回投票で、国民戦線候補として過去最多の760万票以上を獲得したが、決選投票でマクロン大統領に大敗した。その後の国民議会(下院)選挙では得票が低迷し、党分裂に追い込まれた。

 新党名は党員投票にかけられた後、正式決定される。

2575チバQ:2018/03/14(水) 05:20:34
http://www.sankei.com/world/news/180313/wor1803130028-n1.html
2018.3.13 21:32

独新政権14日発足 欧州との協調を前面に 閣僚刷新、10人入れ替え

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツの第4次メルケル政権が14日発足する。政治安定のため、二大政党が再び手を組むことを迫られた政権は、顔ぶれを変えることで「刷新」を印象づける。一方、緊張を増す国際情勢への対応のため、これまで以上に欧州との協調重視を前面に打ち出した。

 メルケル首相の保守系、キリスト教民主・社会同盟と中道左派、社会民主党は12日、連立協定に正式署名した。14日は連邦議会(下院)でメルケル氏が首相に選出された後、シュタインマイヤー大統領が任命するなど、政権発足の手続きが行われる。

 メルケル氏は12日の記者会見で「やっと仕事を始めるときだ。仕事は多いが、私は楽観的だ」と述べた。社民党から副首相兼財務相に就任するショルツ臨時党首は「建設的に協力する」と語った。

 新政権はメルケル氏と閣僚15人で前政権と同数の計16人で構成。同盟が首相を含む10ポスト、社民党が6ポストを占める。前政権から閣僚10人を入れ替え、平均年齢は前政権発足当時より約3歳若い51・2歳。女性は1人増えて7人。

 前政権との違いを最も示すのは財務相の交代。ギリシャ債務危機への対応など財政規律への厳格さで知られた同盟のショイブレ氏が過去8年、担ってきたが、ショルツ氏は「どうすべきかを他の欧州諸国に指示はしたくない」と述べたこともあり、ユーロ圏政策での変化を予想する声もある。

 内相は移民・難民流入の玄関口となった南部バイエルン州のゼーホーファー州首相が就任。メルケル氏の寛容政策を批判し、厳格な対応を唱えてきた。外交・安全保障では同盟のフォンデアライエン国防相がとどまる一方、外相は社民党重鎮のガブリエル氏が退き、マース法相が横滑りする。

 昨年9月の総選挙後続いた政治空白の間、トランプ米政権が鉄鋼などの輸入制限を決めたことで「貿易戦争」の不安が強まり、シリアの人道状況も悪化が懸念されるなど、国際情勢は不穏さを増す。中露の台頭への対応も課題に上る。

 連立協定は「欧州の新たな出発」をうたい、欧州連合(EU)への一段の貢献を強調。メルケル氏は12日、「ドイツだけで課題は解決できず、価値を共有し、一緒に行動する欧州が必要」と述べ、ショルツ氏も「世界が困難になるなか、EUの一段の発展が最大の目標の一つだ」と訴えた。

2576チバQ:2018/03/14(水) 05:21:45
http://www.sankei.com/world/news/180313/wor1803130014-n1.html
2018.3.13 10:45

レンツィ前首相、イタリア与党党首を辞任 暫定党首は下野の意向
 4日に実施されたイタリア総選挙で惨敗した与党民主党のレンツィ前首相は12日、党の書記長(党首)を辞任した。党役員会で決定した。暫定党首に就いた副書記長のマルティーナ氏は連立交渉には加わらず野党に転じる意向を示した。ANSA通信が報じた。

 レンツィ氏は5日の記者会見で選挙での敗北を認め辞意を表明。当初は新政権発足までは続投するとしていたが、党内で早期辞職を求める声が高まっていた。

 マルティーナ氏は12日、単独政党としては最多議席を獲得した新興組織「五つ星運動」と、前回から躍進した右派政党「同盟」に対して、政権樹立に向けた責任を果たすよう求めた。総選挙ではいずれの勢力も過半数に届かず、多数派形成に向けた綱引きが始まっている。(共同)

2577チバQ:2018/03/14(水) 20:59:34
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1803140039.html
米ペンシルベニア州補選が大接戦 トランプ氏テコ入れも…鉄鋼輸入関税の効果は「限定的」
19:19産経新聞

米ペンシルベニア州補選が大接戦 トランプ氏テコ入れも…鉄鋼輸入関税の効果は「限定的」

14日未明、ペンシルベニア州キャノンズバーグのホテルで支持者に挨拶する連邦下院ペンシルベニア州第18選挙区補選の民主党候補、コナー・ラム氏(加納宏幸撮影)

(産経新聞)

 【キャノンズバーグ=加納宏幸】米東部ペンシルベニア州ピッツバーグ郊外で13日、連邦下院第18選挙区補選の投開票が実施された。共和党議員の辞職に伴う補選では、トランプ大統領が支援する同党のリック・サコーン同州下院議員(60)と民主党のコナー・ラム元連邦検事補(33)が大接戦となった。トランプ氏が2回、現地に入りながら苦戦を強いられたことで、共和党は11月の中間選挙に課題を残した。

 CNNテレビによると、ほぼ開票は終わり、ラム氏11万3111票、サコーン氏11万2532票で579票差だが、14日に不在者投票の集計が終わるまでは勝者が決まらない僅差だ。それでも、ラム氏は同日未明、ピッツバーグ郊外キャノンズバーグのホテルで開いた集会で「思ったよりも時間はかかったが、私たちは成し遂げた」と“勝利”を宣言した。

 第18選挙区があるペンシルベニア州西部は鉄鋼業などが衰退した「ラストベルト」(さびついた工業地帯)だ。トランプ政権は今月、米国に輸入される鉄鋼に25%の関税を課す方針を表明しており、白人中間層をつなぎ留められるかも補選の焦点だった。2016年大統領選ではトランプ氏が同選挙区で民主党のクリントン元国務長官を約20ポイント上回る得票をしており、当初はサコーン氏が有利と予想されていた。

 ラム氏の集会には鉄鋼労組関係者が目立った。1983年に鉄鋼メーカーの職を失ったロバート・スペショクさん(70)は「トランプ氏が補選の1週間前に輸入関税を命じたのは政治的だ」と批判した。

 一方、投票所でサコーン氏に一票を投じた看護師のケン・ガンサーさん(49)は鉄鋼輸入関税を「成長を後押しする良いアイデアだ」と評価していたが、ラム陣営関係者は「地域で関税が雇用につながると考えるのは少数で、『経済大衆迎合主義』の影響は限定的だ」と解説した。

 実際、補選前にモンマス大が選挙区で実施した世論調査では、有権者の96%が投票行動に影響しないと答えた。地域経済のプラスになると答えたのは43%だったが、逆に損失になると答えた人も36%いた。

 ラストベルトや南部の白人中間層はトランプ氏が大統領選で勝利する原動力となった。しかし、共和党は昨年12月の南部アラバマ州での連邦上院補選で敗れた。トランプ氏はアラバマの敗戦を重くみて今回の補選にテコ入れした。

2578チバQ:2018/03/14(水) 20:59:49
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1803140039.html
米ペンシルベニア州補選が大接戦 トランプ氏テコ入れも…鉄鋼輸入関税の効果は「限定的」
19:19産経新聞

米ペンシルベニア州補選が大接戦 トランプ氏テコ入れも…鉄鋼輸入関税の効果は「限定的」

14日未明、ペンシルベニア州キャノンズバーグのホテルで支持者に挨拶する連邦下院ペンシルベニア州第18選挙区補選の民主党候補、コナー・ラム氏(加納宏幸撮影)

(産経新聞)

 【キャノンズバーグ=加納宏幸】米東部ペンシルベニア州ピッツバーグ郊外で13日、連邦下院第18選挙区補選の投開票が実施された。共和党議員の辞職に伴う補選では、トランプ大統領が支援する同党のリック・サコーン同州下院議員(60)と民主党のコナー・ラム元連邦検事補(33)が大接戦となった。トランプ氏が2回、現地に入りながら苦戦を強いられたことで、共和党は11月の中間選挙に課題を残した。

 CNNテレビによると、ほぼ開票は終わり、ラム氏11万3111票、サコーン氏11万2532票で579票差だが、14日に不在者投票の集計が終わるまでは勝者が決まらない僅差だ。それでも、ラム氏は同日未明、ピッツバーグ郊外キャノンズバーグのホテルで開いた集会で「思ったよりも時間はかかったが、私たちは成し遂げた」と“勝利”を宣言した。

 第18選挙区があるペンシルベニア州西部は鉄鋼業などが衰退した「ラストベルト」(さびついた工業地帯)だ。トランプ政権は今月、米国に輸入される鉄鋼に25%の関税を課す方針を表明しており、白人中間層をつなぎ留められるかも補選の焦点だった。2016年大統領選ではトランプ氏が同選挙区で民主党のクリントン元国務長官を約20ポイント上回る得票をしており、当初はサコーン氏が有利と予想されていた。

 ラム氏の集会には鉄鋼労組関係者が目立った。1983年に鉄鋼メーカーの職を失ったロバート・スペショクさん(70)は「トランプ氏が補選の1週間前に輸入関税を命じたのは政治的だ」と批判した。

 一方、投票所でサコーン氏に一票を投じた看護師のケン・ガンサーさん(49)は鉄鋼輸入関税を「成長を後押しする良いアイデアだ」と評価していたが、ラム陣営関係者は「地域で関税が雇用につながると考えるのは少数で、『経済大衆迎合主義』の影響は限定的だ」と解説した。

 実際、補選前にモンマス大が選挙区で実施した世論調査では、有権者の96%が投票行動に影響しないと答えた。地域経済のプラスになると答えたのは43%だったが、逆に損失になると答えた人も36%いた。

 ラストベルトや南部の白人中間層はトランプ氏が大統領選で勝利する原動力となった。しかし、共和党は昨年12月の南部アラバマ州での連邦上院補選で敗れた。トランプ氏はアラバマの敗戦を重くみて今回の補選にテコ入れした。

2579チバQ:2018/03/15(木) 19:55:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018031500309&g=int
スロバキア首相が辞意=記者殺害事件受け抗議拡大
指定暴力団


14日、ブラチスラバで記者会見し、辞意を表明するスロバキアのフィツォ首相(EPA=時事)

 【ベルリン時事】スロバキアのフィツォ首相(53)は14日、キスカ大統領に辞意を伝えたことを明らかにした。同国では政界の汚職を追及していた記者(27)の殺害事件を受け政権批判が強まっており、圧力に抗し切れなくなったとみられる。AFP通信などが伝えた。
 ただ、辞任の条件として自身が所属する与党からの後継者選出と前倒し総選挙の回避を挙げており、世論の怒りが収まるかは不透明だ。
 殺害されたのは、ヤン・クツィアク記者と婚約者。先月末、首都ブラチスラバ近郊の自宅で遺体で発見された。クツィアク氏はスロバキアの政界とイタリアのマフィアのつながりを追及していた。クツィアク氏が執筆中だった記事の内容が事件後明らかになると、政権への怒りが噴出し、各地で数万人規模の抗議行動が発生。今月12日には内相が辞任に追い込まれた。(2018/03/15-07:54)


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