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欧州情勢・西洋事情

2558チバQ:2018/03/05(月) 18:26:06
http://www.sankei.com/world/news/180304/wor1803040031-n1.html
2018.3.4 23:48

「盟主」続投に欧州安堵も…ドイツ二大政党「メルケル後」へ動き活発化
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相の次期政権発足が4日、社会民主党の連立承認によって決まった。5カ月以上の曲折の間、メルケル氏は求心力を低下させ、二大政党では今後、「メルケル後」を見据えた動きが活発化するとみられる。だが、欧州では緊迫する国際情勢のなか、「盟主」の指導力に寄せる期待は大きい。

 「全く想定していなかった」

 社民党の次期党首に確実視されるナーレス下院議員団長は4日、投票結果をこう歓迎した。賛成票が予想以上を占めたためだ。

 だが、難産した大連立も手放しで喜べないのが実情だ。投票では党低迷の中で再選挙を避けたいとの心理が党員に働いたとされる。連立合意では社民党、メルケル氏のキリスト教民主・社会同盟双方で不満が噴出し、大連立の「安定」も取り繕った側面が否めない。

 「敗者による連立」

 メディアは大連立継続をこうも表現する。昨秋の総選挙で両党は歴史的ともいえる水準に低迷。二大政党とはいえ得票率は計約53%にとどまり、過去80%前後からの後退は著しい。メルケル氏自身3度目の大連立に国民の“飽き”も鮮明だ。世論調査では大連立反対が52%で支持の46%を上回る。

 メルケル氏本人は言及しないが、国内では「最後の任期」との見方は強い。両党は「次」を視野に党立て直しの議論を並行して進める方針で、政権内の協力に影響する可能性もある。連立協定には任期半ばに政権を評価する条項もあり、連立の是非をめぐる議論が再燃することもあり得る。

 最大野党となる第3党の右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が存在感を増すのは必至。国内政治にとり大連立は「もろ刃の剣」でもある。

 だが、それでも欧州にはメルケル氏続投の意義は大きい。欧州連合(EU)ではマクロン仏大統領誕生で統合推進の機運が再び高まったが、ドイツの政治空白でユーロ圏などの改革議論は遅れた。マクロン氏は4日、「欧州によい知らせ」とし、仏独両輪で取り組みを加速する考えを示した。

 中東情勢や中露の台頭、対米関係など欧州の周辺環境は厳しく、メルケル氏の“重み”に頼る部分はなお大きい。英紙フィナンシャル・タイムズは「ドイツはやがてくるメルケル氏の後継に備えるが、(安定政権は)少なくとも短期的には歓迎すべきことだ」としている。


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