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欧州情勢・西洋事情

2493チバQ:2018/01/24(水) 21:05:37
http://www.sankei.com/world/news/180124/wor1801240001-n1.html
2018.1.24 14:00

号砲鳴ったEU人事レース ドイツは悲願の欧州中央銀行総裁の座を射止めることできるか

 ユーロ圏財務相会合の新議長にポルトガルのマリオ・センテーノ財務相が13日、就任した。かつてEUの金融支援を受けた南欧からの選出に関心が集まる一方、舞台裏では欧州中央銀行(ECB)の次期総裁など、今後2年のEU機関首脳の後任をめぐる各国の思惑も絡み合う。国益をかけた人事レースの号砲が鳴らされた。
(ベルリン 宮下日出男)

 「職責の重さを考えれば、栄誉だ」。センテーノ氏は昨年12月の財務相会合で新議長に選出後、記者会見で語った。議長職は近年、ユーロ圏の“顔”として注目度が高い。今年はユーロ圏改革やギリシャ支援終了という重要課題のかじ取りを担う。

 議長は任期2年半。常任制導入以降3代目で、先代2人は北部欧州から選ばれたため、南欧出身者は初。ポルトガルは債務危機で金融支援を受けたユーロ諸国の一つだが、被支援国からの議長選出も前例がない。

 注目されるのは手腕。ポルトガルでは2015年、反財政緊縮を掲げた今の左派政権が発足し、ユーロ圏で警戒された。だが、ポルトガル銀行(中央銀行)のエコノミストなどを経て財務相に就いたセンテーノ氏は従来の一部緊縮策を撤廃する一方、財政規律を堅持。同国経済は着実に成長軌道に乗っている。

 「EU財務相理事会のロナウド」。そんな絶妙な手腕は、緊縮派の重鎮、ショイブレ独財務相(当時)をも、ポルトガル出身のサッカー選手に例え、うならせた。

 ユーロ圏の経済・財政政策への影響はどうか。デイセルブルム前議長はドイツと並ぶ緊縮派のオランダ出身。ギリシャなど財政規律に緩慢な南欧に厳しい態度も目立った。そのため「ドイツ色の薄い未来がくる」(米メディア)との声も上がるが、大きな変化はないとの見方は多い。人選は主要国の「政治的打算」の結果とされるためだ。

 センテーノ氏は当初、新議長に有力視されていたわけでなかったが、独仏伊とスペインという経済規模でユーロ圏1〜4位の国が支持に回った。フランスはマクロン大統領のユーロ圏改革にセンテーノ氏も同調的のためとされ、イタリアでは同国のパドアン財務相が有力候補とされたが、3月の総選挙後の続投が不透明との事情があった。

 ドイツでは進行中の連立協議が影響したようだ。メルケル首相の保守系政党は財政規律を重視する他の候補を推すこともできただが、政権樹立に協力が必要な中道左派の社会民主党がセンテーノ氏を支持。フランスも独側に支持を働きかけたと伝えられ、双方との関係をメルケル氏が配慮した可能性がある。


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