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欧州情勢・西洋事情

2567チバQ:2018/03/06(火) 11:15:37
http://www.sankei.com/world/news/180305/wor1803050041-n1.html
2018.3.5 22:37
【イタリア総選挙】
81歳、不死身のベルルスコーニ氏 公職追放乗り越え…連立交渉の黒幕に「復権」か 
 【ローマ=三井美奈】イタリア総選挙は「同盟」、ベルルスコーニ元首相(81)が率いる「フォルツァ・イタリア」などの中道右派連合がリードしながら過半数には大きく及ばず、混迷が必至となった。政界を追放されていたベルルスコーニ氏が、連立交渉のカギを握る黒幕として「復権」しそうだ。

 元首相は奔放な言辞と大衆的スタイルで紛れもない「元祖ポピュリスト」(モンティ元首相)。票の分裂で中道右派連合と民主党の大連立が浮上するものの、移民排斥を訴える「同盟」と民主党の政策は大きく乖離(かいり)しており、元首相が橋渡し役として浮上する。

 元首相は選挙戦で五つ星運動を意識して「私は穏健派」と主張。不安定な政治に「安定」をもたらす老練さを前面に打ち出した。

 元首相は失脚と復権の繰り返しで、何度も「終わった」とされた。2006年の総選挙で中道左派に敗北。08年に首相に返り咲いたが、3年後に連立瓦解(がかい)で首相辞任を迫られた。13年の総選挙で復権を狙ったが、汚職や少女買春など疑惑が相次いで浮上。「私が聖人でないことは、みんな知っている」とうそぶいたものの、脱税で有罪宣告を受けて公職追放になった。

 今回は被選挙権がないままフォルツァ・イタリアの遊説に飛び回った。「法人・個人課税は一律23%とする」など、ポピュリスト公約は健在だった。

 それでも、裸一貫から実業帝国を築いた成功神話を国民は忘れなかった。通算9年余りの首相在任は戦後最長。ローマの有権者に聞くと、「彼は国の歴史を変えた人」(29歳、看護婦)、「経済を活性化させてほしい」(85歳、男性)など期待論が高かった。

 一方、同盟のサルビーニ書記長は、激しく反移民・反欧州連合(EU)論をぶつ44歳。「不法移民の強制送還」を公約したほか、投票日直前にはテレビで「ユーロは(EUを牽引(けんいん)する)ドイツのカネだ。私はユーロ離脱の準備に着手した」と話した。中道右派連合の一員だが、他国なら「極右」扱いされそうな主張で現状不満票を集めた。

 同盟は今回の躍進で発言力を確実に増した。サルビーニ氏は首相就任への意欲をあらわにするが、同氏を軸にしたのでは、中道左派が支持しないのは明白だ。

 先行きが不透明になるほど、ベルルスコーニ氏の出番が増える。同氏は投票日直前、首相候補にアントニオ・タヤーニ欧州議会議長をあげたが、新しい名前が浮上する可能性が濃厚だ。


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