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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1とはずがたり:2008/11/01(土) 06:18:51
地方路線の廃止問題,要らない空港,ハブ空港整備,航空会社再編等話題豊富な空のスレ。
公共交通綜合スレとなってた鉄道スレhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/から満を持して独立します。

飛行機製造に関しては引き続き重工スレへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1136692559/l40

2004荷主研究者:2010/05/15(土) 15:33:20

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201005030046.html
'10/5/3 中国新聞
長距離チャーターが低迷
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 岡山空港を発着する長距離国際チャーター便の運航が低迷している。約350億円を投入して滑走路を3千メートルに延伸した2001年10月以降で12本と、年平均1・4本にとどまっている。

 長距離国際チャーター便は、米国西海岸や欧州など約1万キロ範囲の直行便を想定している。岡山県がまとめた利用実績によると、運航した12本の利用者数は計5523人。行き先は米国やニュージーランド、フィンランド、イタリアなど8カ国だった。05年度と08年度は運航実績がなかった。

 県航空企画推進課は「景気低迷に加え、韓国を経由する安い定期便などが出始め、国際チャーター便の需要が減っている」と説明している。

2005荷主研究者:2010/05/15(土) 16:32:11

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/11531.html
2010年5月12日 新潟日報
新潟空港利用者100万人割れ
09年度、14年ぶり

 県は12日、2009年度の新潟空港発着便の利用状況を発表した。国内・国際線を合わせた利用は95万3千人と、08年度に比べおよそ1割減った。100万人を割ったのは1995年度以来、14年ぶり。ただ、10年度に入ってからは好調で、大型連休中の利用が前年比で10%増えている。

 県のまとめによると、09年度の国内線は10・4%減の75万3千人、国際線は4%減の20万人にとどまった。トキめき新潟国体・新潟大会の開催や、秋の大型連休(シルバーウイーク)など利用を押し上げる好材料もあったが、新型インフルエンザの発生や景気の低迷で需要は伸び悩んだ。

2006チバQ:2010/05/16(日) 02:10:54
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-05-15_6494/
国際線も着陸料軽減 国内並み 那覇空港に政府方針
経済 2010年5月15日 09時59分

(16時間11分前に更新)

 【東京】政府は14日、那覇空港を発着する国際線の着陸料、航行援助施設利用料を国内便での特別措置と同様に軽減する方針を固めた。平野博文官房長官は同日の定例会見で、「(軽減は)大事なことだ」と述べ、那覇空港の国際的な競争力強化に理解を示した。

 平野氏と国民新党の下地幹郎国対委員長が同日官邸で会談し、方向性を確認した。

 県はこれまで政府に(1)国内貨物便の航空機燃料税を2分の1に軽減(2)国際便の着陸料、航行援助施設利用料を国内線並みの6分の1に軽減すること―を要請。全日本空輸(ANA)の同空港での国際貨物基地事業を後押しするとともに、他の国際航空貨物専門会社の誘致を目指している。

 貨物便の航燃税は鳩山由紀夫首相が2009年12月、沖縄の経済自立を促進することを目的に10年度の税制改正大綱に盛り込んだ。着陸料と航行援助施設利用料は国土交通省の告示で定めるが、国際線の軽減が盛り込まれるかが焦点となっている。

 県は09年、着陸料や航行施設援助利用料を軽減した場合でも、航空会社の空港利用が高まることで、国の歳入は計約3億4000万円増加すると試算している。

2007チバQ:2010/05/16(日) 02:19:19
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001005130003
HAC黒字化 路線廃止前提
2010年05月13日

 道は12日、北海道エアシステム(HAC)の2009年度の最終損益が、当初の赤字額を約1千万円下回る約7千万円となることを、道議会の新幹線・総合交通体系対策特別委員会で明らかにした。既存路線の廃止を前提にしたHACの収支計画も一部が明らかにされ、道は財政支援を検討するという。


 道によると、弁護士ら第三者機関による資産査定が4月中旬にまとまり、HACの経営不振の要因として、利用者の減少や一時的な乗員不足で安定した運航ができなかったことなど運航上の問題があることや、行政の財政支援の必要性が指摘された。


 さらに、地上サービス業務や機材整備などのコスト増、運航に必要な人員確保、乗員訓練、丘珠空港での夜間駐機体制の確保などの課題が示され、武田裕二・道空港港湾局長は「国や日本航空、自治体などと調整するなどして対応したい」と述べた。


 また第三者機関は、HACがまとめた収支計画の妥当性を検証、武田局長は「既存の路線見直しを想定している」と言明した。


 新千歳を拠点とした場合、新千歳―釧路、丘珠―函館など、新千歳と丘珠両空港発着を想定。運営コストが割高となるために黒字になるのは3年目以降。


 一方、丘珠空港拠点の場合は、丘珠―函館、釧路などの路線を想定。移転費用が3千万円以上かかるが、路線集約でコストが削減され、2年目以降は黒字の見込みという。


 経営再建中の日航は、HACへの出資比率を引き下げ、HACの経営から撤退する。宮木康二・建設部長は12日の特別委で「6月末をめどに、HACの経営体制の基本的な考え方をまとめ、その後、事業プラン案を策定したい」と答弁した。

2008名無しさん:2010/05/16(日) 10:14:10
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/231532.html
乗降客 80万人台割る 女満別空港94年度以来 需要低迷や減便で(05/15 13:14)
 【大空】女満別空港の2009年度乗降客数は前年度比13・7%減の76万700人で、1994年度以来15年ぶりに70万人台となった。100万人を割り込んだのは3年連続。

 不況による観光需要低迷や昨年3月の日本航空(JAL)の女満別−関西便の廃止、国際チャーター便の激減などが影響した。

 女満別空港は1997年度、東京、名古屋、新千歳、丘珠のほか、仙台、広島、福岡など季節運航も含め1日最大17往復34便が就航。98年度に過去最高の114万8千人が利用した。2006年度まで100万人前後の乗降客数があったが、07年度から減少傾向が続く。

 09年度の旅客数はビジネス客の多い新千歳便は前年度比0・4%減の14万2600人。東京便も同2・3%減の49万5800人。JALが昨年廃止し、全日空が季節運航する関西便は同79・6%減だった。08年度78便が発着した国際チャーター便は中国南方航空の広州往復2便だけだった。

 女満別空港ビルの三輪高志常務は「観光需要は徐々に戻っており、(近いうちに)年80万人程度には回復する見通し。国際チャーター便も数年の間に経済が好調な中国などから年100便前後運航されるようになるだろう」と話した。(近藤憲治)

2009名無しさん:2010/05/16(日) 10:14:57
http://www.asahi.com/kansai/travel/news/OSK201005150015.html
赤字予想から一転、関空会社が黒字に アジア景気回復で2010年5月15日

 関西国際空港会社の2010年3月期連結決算で、赤字予想だった経常損益と純損益が、ともに10億円程度の黒字になったことが14日わかった。アジアの景気回復で貨物便が堅調に推移。旅客の落ち込み幅も予想を下回った。

 昨年11月時点では、新型インフルエンザによる旅客減や日本航空の減便の影響で、26億円の経常赤字と27億円の純損失と予想していた。

 期中の航空機の発着回数を10万7千回、旅客数を1325万人と予想していたが、実際は発着回数が10万8672回、旅客数は1351万人といずれも2%ほど上回った。

 ただ、黒字は政府から受け取る年90億円の補給金に支えられており、これを除けば大きな赤字。多額の借金に伴う年200億円の利子負担を自力でまかなうにはほど遠い。

2010 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/16(日) 22:37:27
>>1962
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051601000440.html
関空補給金75億円を支給 政府が凍結解除方針

 政府は16日、予算執行を凍結している関西国際空港会社への2010年度の補給金75億円を支給する
方針を固めた。大阪空港と関空を経営統合し運営権を民間に売却することで1兆3千億円に上る関空の
負債を圧縮するとした国土交通省の関空経営改善案を評価した。

 国交省の成長戦略会議が17日、前原誠司国交相に改善案を報告するのを受け国交、財務両省で実現
可能性などを詰め最終決定する。経営統合は早くとも12年4月以降になるため国交省は11年度予算の
概算要求に、09年度補給金と同額の90億円を盛り込む方針。

 補給金をめぐっては、09年11月の行政刷新会議の事業仕分けで、神戸を含めた関西3空港の役割
分担の見直しなど関空の抜本的な経営改善策を定めるまでは「凍結」すべきだと判定された。これを受け
財務省は160億円の概算要求を75億円に減額、前原氏が作成を約束した抜本対策ができるまで執行を
凍結するとした。

 改善案は(1)国出資の持ち株会社が株式会社化する大阪空港、関空会社の株式を取得し経営統合
(2)両社の事業運営権を民間に売却し関空の負債を軽減(3)大阪空港は関空の補完として活用し
将来的には廃港、関空への一元化を検討―の内容だ。

2010/05/16 17:37 【共同通信】

2011チバQ:2010/05/17(月) 20:10:13
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20100517-OYO8T00207.htm
格安航空 関空に続々、アジア観光の需要期待
発着枠に余裕 5社7路線
 安い運賃が売り物の格安航空会社が、関西国際空港に相次いで就航している。4月の韓国のエアプサンに続き、7月にはシンガポールのジェットスター・アジア航空が運航を始め、合計で5社7路線の週42便となる。ただ、アジア各国も格安航空会社の誘致に力を入れており、競争は厳しい。

(山本照明)
■搭乗率90%も


搭乗手続きをするエアプサンの搭乗ゲート(関西国際空港で)=近藤誠撮影 エアプサンは4月26日に関空と釜山(プサン)を結ぶ路線を開設した。2007年8月の設立以来、韓国内だけで運航していたが、今年3月に福岡―釜山線を設け、これに続く2番目の国際線だ。毎日1便(往復)運航している。

 運賃は条件にもよるが、最低往復2万2000円。他社の割引運賃より3割近く安いという。席数限定の就航記念運賃は往復9900円だ。チョ・ズンソック常務は「機内食などのサービスは他社と同じ。必ず成功する」と自信を見せる。今のところ、関空―釜山線の搭乗率は平均90%を超えているという。

 格安航空会社は駐機時間を短くするなど運航コストを徹底して効率化し、運賃を航空大手の割引運賃より1〜3割安くしている。日本初の格安航空路線は、関空で07年3月に就航したジェットスター航空(オーストラリア)のシドニー線だ。その後、関空にはセブパシフィック航空(フィリピン)や済州航空(韓国)も就航した。一方、発着枠が満杯の成田空港は、ジェットスターの2路線にとどまる。

 関空に格安航空が多いのは、「発着枠に余裕があり、ビジネス、観光ともに、ある程度の需要が見込める」(関空会社幹部)からだ。新規就航便の最初の1年間の着陸料を無料にしたことも大きい。エアプサン幹部は「無料でなければ就航しなかった」と打ち明ける。

■厳しい競争
 格安航空を誘致すれば、観光産業への波及効果が見込める。国土交通省の成長戦略会議は4月28日に公表した提言の素案で、格安航空の参入促進を打ち出した。ただ、アジア各国はすでに、誘致に熱心に取り組んでおり、シンガポールやマレーシアの空港には専用ターミナルがある。韓国も着陸料を割り引いている。

 成長戦略会議の委員を務める御立尚資・ボストンコンサルティンググループ日本代表は「日本は空港の着陸料などが高すぎる。(設備の簡素な)専用ターミナルなどを整備して、航空会社の利用コストを下げる必要がある」と指摘する。

(2010年5月17日 読売新聞)

2013 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/17(月) 21:21:26
関連 >>1962>>2010
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1105074193/823

http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051701001015.html
関西、大阪空港を経営統合 戦略会議が報告書

 国土交通省の成長戦略会議は17日に提出した報告書に、1兆3千億円の負債を抱える関西国際空港会社の
経営改善策を盛り込んだ。大阪(伊丹)空港との経営統合と運営権の民間売却が柱で、大阪空港は将来的な
「廃港・関空への一元化を検討する」とした。

 報告書に対し大阪空港の廃港が持論の橋下徹大阪府知事は「日本の競争力を強くしていく原動力になる」と
高く評価する一方、地元自治体などでは反発も出ており、報告書通り実現できるかは不透明だ。

 改善策は、2012年4月にも国管理の大阪空港を民営化し国出資の持ち株会社が関空と経営統合。
さらに両空港の事業運営権を民間売却して関空会社の負債圧縮を検討する。国交省は11年の通常国会に
関連法案を提出する方針だ。

 また報告書は留意点として(1)関空から大阪市中心部へのアクセス改善策を調査・検討する
(2)大阪空港ではいかなる経営形態でも安全・環境対策に万全を期す必要がある―ことなどを示した。

 大阪廃港に反発するのは、関空開港前の1990年に存続協定を国と結んだ大阪空港の周辺自治体。
兵庫県伊丹市の藤原保幸市長は「協定の見直しには地元の了解が必要だ」と述べている。

2010/05/17 20:35 【共同通信】

2014チバQ:2010/05/17(月) 21:30:57
>>2012
これは米系スターアライアンスが羽田発着枠を取れなかったのと関係あるのかないのか?

2015チバQ:2010/05/18(火) 19:55:27
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4430835.html
日航とKDDIなどがマイルフォン発売へ

動画を他のプレイヤーで見るWMP高 WMP低  公的支援を受けて経営再建中の日本航空は、KDDIなどと共同で、利用料金に応じてマイレージがたまる携帯電話を発売すると発表しました。

 日航など3社が発売するのは、利用料金が100円ごとに日航のマイレージが最大で7マイルたまる携帯電話「JALマイルフォン」です。ネットを通じて販売され、auと同じサービスや料金体系が採用されます。

 公的支援を受けて経営再建中の日航を巡っては、稲盛会長が関係する「盛和塾」への優遇サービスが問題視されていますが、今回も稲盛会長が最高顧問を務めるKDDIと共同で発売することについて、日航側は次のように説明しています。

 「(Q.KDDIは稲盛会長が創業した会社ですが?)3年前からすでに(計画を始めた)と申し上げている」(日本航空・藤田直志営業本部長)

 一方、日航が盛和塾に対して優遇サービスを行っている問題で、前原国土交通大臣は日航からヒアリングを行い、今週末にも調査結果を報告することを明らかにしています。(18日17:54)

2016チバQ:2010/05/18(火) 19:56:13
http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN201005180019.html
JAL、ケータイ利用でマイルがたまる新サービス、対応端末も発売へ
2010年5月18日
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 JALインターナショナルは、MVNO(仮想移動体通信事業)事業者のインフォニックス、KDDIと組んで、マイレージの新サービス「JALマイルフォン」を6月1日から開始する。対応端末も販売する。


 新サービスは、携帯電話の使用料100円ごとに最大7マイルを付与するもの。具体的には、月額基本料と通話料、通信料の合計が2999円以下は100円あたり1マイル、3000-7999円は3マイル、8000円以上は5マイルを付与。JALのクレジットカード「JALカード」での支払いユーザーには、さらに2マイルが上乗せされる。


 サービスは、JALがマイルサービスやコンテンツを提供し、インフォニックスがKDDIから通信回線を借り受けて運営する。KDDIは回線貸し出しのほか、ショップでのサポートサービスでも協力する。


 3社はサービスの対応端末も販売。KDDIが販売する携帯電話を使用して対応端末に仕上げた。「JMP-SH005」(シャープ製)、「JMP-T003」(東芝製)など、5機種19カラーを売り出す。端末は専用ウェブサイトのみで販売。5月18日から発売を開始した。端末のラインアップは今後拡充していく計画で、スマートフォンも検討する。


 端末はJALの航空機の画像を待ち受けに使用。JALからの情報配信サービスを受けることもできる。また、空席照会や航空券の予約・購入へのクイックアクセスが可能なアプリケーションを盛り込んだほか、客室乗務員の待ち受け画像などがダウンロードできるサイトも用意した。


 サービスの利用や端末の購入にはJALのマイレージカード(入会金・年会費無料)の加入と、クレジットカードでの支払いが条件。端末の購入方式や料金プラン、ネット接続サービスなどはKDDIの携帯と同じサービスになる。端末の価格は新規契約で24回の分割払いの場合で、0-3万円程度の見込み。


 KDDIでは「『JALマイルホン』のユーザーが安心して使ってもらえるようにしっかりとサポートしていく」(新居眞吾・グループ戦略統括本部新規ビジネス推進本部事業開発部長)と全面的に支援していく考え。


 サービス開始に合わせて、契約者への1000マイルプレゼントや、ハワイ旅行などが抽選で当たるキャンペーンを実施する。

2017名無しさん:2010/05/18(火) 21:50:30
風呂実況

http://convini.ddo.jp/imguploader/src/up3057.jpg

2018チバQ:2010/05/19(水) 22:18:34
>>2009
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100519/biz1005192151031-n1.htm
関空、予想一転し黒字化 貨物と非航空系収入拡大
2010.5.19 21:50
 関西国際空港会社が19日発表した平成22年3月期連結決算は、経常利益が前期比75・6%減の9億円となった。最終損益は前期の67億円の赤字から1億円の黒字化を達成した。経営再建中の日本航空の減便方針を受け、経常損益で26億円の赤字を予想していたが、昨秋以降の大幅な着陸料割引策が奏功。海外航空会社の新規就航が相次ぎ、貨物の取り扱い量増加や免税店収入など非航空系収入が拡大し、黒字を確保した。

 だが、国からの補給金90億円を除くと経常赤字となる計算で、補給金頼みの経営は続いている。

 売上高に当たる営業収益は、景気後退や昨春の新型インフルエンザ流行などの影響で12・8%減の864億円、営業利益も29・1%減の125億円。空港島と対岸を結ぶ連絡橋を国などに売却した収入を借入金の返済や社債償還に充て、有利子負債は651億円減の1兆523億円となった。

 着陸料の大幅な割引策で、昨冬以降に海外の航空会社を中心に80便以上の増便を取り付けた。とくに中国便は成田国際空港を上回る路線網を持ち、中国人旅行者による免税店収入が増大。アジア向けを中心に貨物の荷受けも回復基調となっている。

 23年3月期の連結業績は22年を上回る17億円の経常黒字を見込むが、政府の行政刷新会議による事業仕分けで「凍結」と判断された今年度の補給金75億円の支給を前提とする。着陸回数は前期並みの10万9千回、旅客数は0・2%減の1330万人と予想したが、営業収益は865億円、最終利益は14億円と、増収増益を見込んでいる。

2019チバQ:2010/05/19(水) 22:19:20
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100519/biz1005191858025-n1.htm
北九州−那覇線を開設へ、8月からスカイマーク
2010.5.19 18:58
 スカイマークは19日、北九州−那覇線と羽田−北九州線を8月10日から開設すると発表した。いずれも深夜早朝の時間帯に1日1往復を予定。運賃は調整中だが、競合他社よりも安くする方針。

 北九州−那覇線は日本トランスオーシャン航空(那覇市)が定期便を運航していたが、5月5日で廃止。羽田−北九州線はスターフライヤー(北九州市)と日航に次いで3社目となる。

2020チバQ:2010/05/19(水) 22:20:58
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100519/bsd1005191128010-n1.htm
全日空が新規全4枠の配分要請 羽田−米国線で
2010.5.19 11:27

 全日本空輸が、10月に4本目の滑走路が供用開始になる羽田空港の発着枠拡大に伴い、日本の航空会社に新たに配分する羽田−米国線の1日4往復の全発着枠を同社に割り当てるよう国土交通省に要請していることが19日、分かった。

 全日空は、公的支援を受けている日本航空が「新たな事業展開を図るのは競争環境をゆがめる」と主張。国交省は、日航の要望にも沿う形で両社に1日2往復ずつ配分する方向で調整していたが、見直す可能性がある。

 全日空は羽田発着で米国西海岸やグアムなどの路線開設を計画しており、冬ダイヤに切り替わる10月31日の就航を目指している。

2021チバQ:2010/05/20(木) 12:27:01
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20100520-OYO8T00231.htm
神戸反発巻き返しへ…関空・伊丹経営統合案
 国土交通省の成長戦略会議は、1兆3000億円の負債を抱える関西国際空港の再生策として、2年後を目指す関空と大阪(伊丹)空港の経営統合、将来的な両空港の事業運営権の民間売却という政策案を前原国交相に提出した。この最終報告は関西3空港のうち神戸空港については触れておらず、兵庫県や神戸市は神戸空港の民営化や統合への参加などを求めて、巻き返しに動き始めた。

 「関西3空港の最大の課題は、関空の財務体質の改善にある。神戸空港側は、そのために何ができるかを提案しなかった」。国交省幹部は、神戸が対象から外れた理由をこう明かした。

 しかし、地元側の思いは違う。兵庫県の井戸敏三知事は「関空のために便数や運航時間の制限がある」とし、神戸空港は関空に貢献してきたという。そこで「(関空・伊丹の経営主体に)神戸空港を同時にでも、一定期間後にでも入れて、関西全体の空港の最適利用を図るべきだ」と訴える。

 神戸市が管理主体となり3000億円超を投じて空港を建設したものの、発行した市債の償還(借金返済)に充てるために造成した民間向け用地が売れないという台所事情もある。

 戦略会議とは別に、大阪府や兵庫県などの自治体、関西経済連合会など経済団体、国交省航空局が参加する「関西3空港懇談会」は、3空港のあり方を議論してきた。国から関空会社への2010年度の補給金75億円の支給が凍結されたため、早期執行を促そうと、3空港の一元管理案を「地元の総意」として打ち出した。

 今、国の施策が関空と伊丹を統合し、神戸をはじき出す方向となったことに神戸側は強く反発している。

 一方、関経連は「将来的には神戸を取り込む必要がある」としながら静観の構えだ。大阪府や関空の関係者は「関空と伊丹の統合までは思惑通り。関空にはプラスだ」とみており、関西の思いは一つではない。

 結果的に政府が補給金の凍結解除に傾いたのは、一元管理案ではなく、戦略会議の最終報告を評価したからだ。それでも、3空港懇が演出した「地元の総意」である一元管理案の延長線上で「3空港の経営統合」などを訴えられると、神戸側の主張を無視できない。

 関空・伊丹の統合は早くて2年後になる。この間に航空自由化が進めば、国内外で空港間の生存競争が激しくなるが、中国人観光客の急増が見込まれるなどプラス要素もある。関西への就航便や観光客の誘致には、引き続き関西全体の連携が欠かせない。

 今後、関西の総意として神戸を統合対象に加えるよう国に求めていくのか、関空・伊丹と神戸それぞれの活性化を探っていくのか。3空港にとって最善の方策は何か、地元として改めて検討を深める必要がある。

(2010年5月20日 読売新聞)

2023チバQ:2010/05/20(木) 12:29:41
03年のSARS流行をきっかけに増加

近畿日本ツーリストはチャーター便専用航空会社であるスイス「エーデルワイス航空」で行くスイスツアーを実施(画像クリックで拡大)
 そもそも、日本で国際チャーター便が増えたのは、「03年のSARS(重症急性呼吸器症候群)の流行がきっかけ」(JAL)という。定期便の運休が増え、余った機材の活用方法として誕生したのがJALのアラスカ行きチャーター便だった。

 ヨーロッパの航空会社の場合は、冬場は暖かい地域へ数多く運航しているが、夏場は機材に余裕がある。そこで、日本のピークである夏休みにチャーター便として運航すれば、効率よく機材を利用できるというわけだ。

 このほか、日本への定期便での就航を考えている航空会社にとっては、需要予測という意味もある。チャーター便のニーズが大きければ、定期便への検討することもある。また、海外の航空会社の場合、日本進出への足がかりとするケースもあるそうだ。

 航空機マニアにとっては、珍しい飛行機に乗れるのも魅力の1つだろう。例えば、チャーター便専用航空会社であるスイスの「エーデルワイズ航空」の飛行機には、チャーター便でしか乗れない。発着時には、ファンが機体の写真撮影に訪れるという。

JALが多く、ANAが少ない理由は?
 国際チャーター便(ITC)は誰がどのようにして作っているのだろうか。

 まず利用する航空会社が国内の場合、主体は旅行会社もしくは航空会社となる。

 日本国内で国際チャーター便を運航しているのは、ほとんどが日本航空(JAL)だ。特にヨーロッパなど長距離を直行便で飛ばしたいときには、ある程度大きな航空機が必要になる。チャーター便に大型機材を回せる余裕があるのがJALだけというのが現状。

 現在、JALは機体270機を所有しており、その中の予備機材をチャーター便に回しているという。また、片道4時間程度の方面なら、空港に夜間駐機している機材を使うこともある。日本を夜出発して、利用客を現地に下ろして帰国し、朝からは定期便として運航するという。

 現在、JALは大型機材から燃費効率の高い中小型機材への転換を進めており、「中型機材の活用により、大都市以外からのチャーター便拡充による新規需要創造も視野に入れている」(JAL)。一方、全日本空輸(ANA)は、06年まで年間100便以上のチャーター便を運航していたが、数年前から合理化を進めて機材の余裕がほとんどなくなっていることもあり、ここ数年は年数便程度しか運航していない。

 JALのチャーター便の場合、新しい目的地を開発するときには、需要の伸びていて定期便がない地域や、日本にあまり紹介されていないが顧客に喜ばれそうな地域などを分析。その地域のベストシーズンにチャーター便を設定するという。

 07年からはJTBとチャーター便の共同企画を実施。この夏は、ショパン生誕200周年のポーランドに初めて飛ぶほか、定期便のないチェコのプラハやハンガリーのブタペスト、クロアチア、スロベニアなど14本のチャーター便を運航する予定だ。また、パラオやアラスカへの運航も計画している。

 「初めて国際チャーター便を運航する国や空港があるときには、入念に事前調査を実施する」(JAL)。例えば、その空港に乗り入れ予定の飛行機が発着できるか、機体の牽引機やタラップが使えるか、貨物の積み下ろしができるかなど空港の諸元を調査しなくてはならない。もし、機体が降りられないなら近隣の別の空港を調べる。牽引機がないときには、近くの空港から調達するなど、チャーター便のために設備の整備をすることもあるそうだ。

 さらに、現地の空港から目的地までのバスや鉄道などによる移動手段、宿泊施設、魅力的な観光スポットの調査、帰りの便の機内食の用意など、やるべきことは数え切れないほどあるという。

2024チバQ:2010/05/20(木) 12:30:13
海外航空会社のチャーター便で活躍する「GSA」とは?
 一方、国際チャーター便においては、実は海外の航空会社の機材を利用するケースが圧倒的に多い。08年度の場合、国内航空会社が560便なのに対して海外航空会社は3942便も飛んでいる。

 そして、海外の航空会社を利用するチャーター便で活躍しているのが、「GSA(General Sales Agent)」だ。一般にはあまりなじみがないGSAだが、海外の航空会社と旅行会社の間をつなぐのが役割。航空機の輸入やリースを行う商社や航空会社OBなどが関わっていることが多いという。

 GSAはニーズがありそうなエリアを探し、海外航空会社に使える機材があるか、航空会社が運航するエリアの上空通過許可ライセンスを持っているかなどを調査。その結果をもとに、チャーター便を旅行会社に提案する。そして、旅行会社が航空会社と契約を結び、ユーザーにパッケージツアーを販売するのだ(もちろん、旅行会社がGSAを介さずに海外の航空会社と直接コンタクトを取る場合もある)。

 なお、海外チャーター便では、1つの旅行会社が1機まるごと契約することはまれ。複数の旅行会社で座席を分け合うのが一般的だ。その際の、エコノミーとビジネスクラスの座席配分調整・集約もGSAの役割だ。

 ちなみに海外の航空会社を利用したチャーター便では、旅行中にトラブルが発生したケースもある。マカオの航空会社「ビバ・マカオ」が突然資金難に陥り、2010年3月末に破綻したことは記憶に新しい。このときには、日本人のツアー客160人がマカオから帰国できなくなった。それ以前には、日本へのチャーター便を運航していたカンボジアの航空会社「アンコール航空」が08年に倒産して機材を差し押さえられ、運航できなくなったこともある。「特にアジアの航空会社を利用する場合には、慎重にならざるを得ない」と話す旅行会社もある。

相次ぐルール改正で変わる国際チャーター便
 国際チャーター便は、ここ数年、続けて規制が緩和されている。

 07年には、ITCで手配しなければならない宿泊施設が日程の「100%」から「半分以上」に緩和されたり、チャーター便を運航する航空会社が属する国に50%以上宿泊しなければならない(50%ルール)が撤廃されたりなどの規制緩和が行われた。

 さらに、08年12月にも大きなルール改正が行われている。まず、個人にチャーター便の航空券のみを販売する「個札販売」が可能になったのだ。また、発着地国以外の第3国の航空会社を利用したチャーター便を運航できるようになり、成田空港発着で国際定期便が就航している路線でも国際チャーター便の運航が可能になっている。

 この規制緩和で、例えば日本から欧州に行く路線でも割安なアジアの航空会社を使えるようになり、航空運賃を大きく下げることが可能に。「欧米の航空会社を使って欧州に行くと45万円かかるツアーがアジアの航空会社を使うと25万円でできてしまう」(旅行会社関係者)ほど差が出るのだ。

 背景には、世界的な不況で旅行需要が低下し、定期便が減少している点があげられる。定期便が減ることで余った航空会社の機材は、チャーター便で活用することができる。国際チャーター便を促進することで、旅行市場全体を浮揚させようというわけだ。

 ただ、個札販売については、今のところ積極的に行われているとはいえない状況だ。理由の1つは、使い勝手が良くない点。あらかじめ申請しておいた席数のみ、販売できるルールになっているからだ。よって、旅行会社がITC用に100席を押さえた場合、売れ残ったぶんを個札販売に回すことはできない。これ以外にも、路線によって個札販売できる席数に制限があるなど細かいルールが多数あり、容易に販売できないのが現実だ。

国際チャーター便のこれから

JTB、近畿日本ツーリストはチャーター便を強化する(画像クリックで拡大)
 規制緩和の影響もあり、旅行会社も航空会社も、今後、チャーター便を増やしていきたいと積極的だ。例えば、JTBは09年度に比べて販売座席数を約4割増の12万席、近畿日本ツーリストは約1割増の3万席販売する計画。日本航空も年間500便(片道換算)を運航する予定だ。

 というのも、欧米を中心とした多くの国では、旅行に使われる航空機の19〜20%がチャーター便と言われている。しかし、日本は4〜5%とかなり少なく、伸ばせる余地があると見られている。最近は定期便の廃止が相次いでいるが、トップシーズンだけチャーター便を運航すれば、リスクは少なくなる。地方空港だけでなく、羽田、成田などの都市部で発着枠が拡大しているのも追い風になっている。国際チャーター便は、今後、どんどん身近な存在になりそうだ。



(文/根本 佳子)

2025 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/20(木) 23:08:33
http://mainichi.jp/life/today/news/20100521k0000m020089000c.html
日航再建:公的資金の使途制限を…元論説委員ら国に提言

 新聞各紙の論説委員出身者らからなるNPO法人「総合政策研究会」(玉置和宏理事長)は20日、
会社更生手続き中の日本航空に投じた公的資金の使途制限などを盛り込んだ「航空政策への七つの提言」を
発表した。

 提言では、日航が官民共同出資の企業再生支援機構などから融資を受けていることについて、
「競争関係にある健全な企業が苦境に立たされてはならない」と指摘。欧州連合(EU)のように、公的資金は
運転資金などに限定し、機材購入など競争力向上につながる投資は禁じるよう求めた。このほか
▽航空乗務員のコストの大幅削減▽空港整備特別勘定の廃止▽格安航空会社の設立支援と育成−−
などを主張し、前原誠司国土交通相に提出した。

 一方、日航の瀬戸英雄管財人はこれまでの会見で、「一刻も早く強じんな会社に作り替えようとしている。
公的な機関による融資だけで、使用が制限されるというのは乱暴」などと反論している。

2026荷主研究者:2010/05/20(木) 23:58:58

http://www.minyu-net.com/news/news/0420/news1.html
2010年4月20日 福島民友ニュース
福島空港利用者数、過去最低の28万人

 福島空港の2009(平成21)年度の利用者数は国内、国際4路線合わせて28万3014人で前年度を14万4755人、33.8%下回り、開港初年度の1992年度(運航日数12日間)を除き過去最低となったことが19日、県のまとめで分かった。県は本年度、空港へのアクセス向上や青少年の交流事業の促進などこれまでの利用拡大策を継続するが、減少に歯止めがかかるかは不透明で、新たな戦略の立案が求められる。

 県が同日の福島空港利用拡大対策会議で示した。県は09年度、市町村のツアー実施や格安旅行の商品企画に助成金を交付するなど利用促進を図ったが、昨年1月の日本航空の撤退による利用者減の影響を回復できなかった。

2027チバQ:2010/05/21(金) 12:26:44
http://haneda.keizai.biz/headline/561/
スカイマーク、深夜早朝時間帯の羽田線運航拡大−深夜0時以降出発便も
(2010年05月21日)

 スカイマーク(大田区羽田空港1)は羽田空港発着便の「深夜早朝時間帯」の運航を拡大している

 24時間運用されている羽田空港の深夜早朝時間帯とは23時〜翌6時(「リレー時間帯」と呼ばれる前後の1時間を加え、22時〜翌7時する場合もある)。近年は国内定期便の運航はほとんどなく、主に国際線チャーター便などが運航している。5月現在、同時間帯に羽田を出発する国内便はスターフライヤーの北九州行き(23時15分出発・0時55分到着)のみ。

 スカイマークでは6月に羽田出発=深夜0時・那覇到着=2時40分、那覇出発=5時30分・羽田到着7時55分の便を毎週金曜〜日曜に運航するほか、7月後半には羽田出発=深夜0時・那覇到着=3時、那覇出発=4時・羽田到着6時25分の便を増便する計画を発表している。

 8月10日に新規就航を決めている羽田〜北九州線についても、1日1往復の運航を深夜早朝時間帯に設定することを目指しており、同新路線のスケジュールも深夜0時前後と早朝5時〜6時台などの発着になるとみられる。

 いずれも24時間空港である羽田・那覇・北九州の各空港の機能を生かす運航計画で、同社の深夜早朝時間帯の運航拡大は今後、各社の同時間帯の便の増加につながっていく可能性もある。増便・新規就航について、同社担当者は「(深夜早朝時間帯の運航スケジュールで)さらに幅広い選択肢の中から航空便の利用が可能になる」とコメントし、需要喚起に意欲をみせる。

2028チバQ:2010/05/22(土) 11:20:29
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20100522/CK2010052202000054.html
茨城―上海便を検討 春秋航空 中国初のLCC、県が交渉
2010年5月22日

 茨城空港(小美玉市)の就航問題で、橋本昌知事は二十一日の定例会見で、中国の民間航空会社「春秋航空」(本社・上海市)が上海便の就航を検討していることを明らかにした。

 春秋航空は二〇〇四年五月、中国初の民間航空会社として発足。上海市の「上海虹橋国際空港」を拠点に、同国の国内線中心に運航している。昨年九月に国際線の運航免許を取得した。

 県空港対策課によると、昨年から同社との就航交渉を始め、週数便の運航に向けて調整している。茨城空港は自衛隊と共用のため、防衛機密の観点から国土交通省と防衛省との間でも就航について協議中という。

 橋本知事は「中国初の格安航空会社(LCC)で、日本で航路を持つなら茨城でお願いしたいと思い接触してきた。上海万博が開かれている(今年十月末までの)間に就航してもらえたら」と述べた。

  (沢田佳孝)

2029チバQ:2010/05/23(日) 12:13:13
http://www.asahi.com/international/update/0522/TKY201005220326.html
ロシアの極東火山情報、資金難で停止危機 日米結ぶ空路2010年5月23日9時4分

 日米間の空の大動脈である北太平洋航空路に近いロシア極東の火山噴火情報が、ロシア当局の資金打ち切りで6月にも配信されなくなる恐れがでてきた。この噴火情報は、週1350便以上の航空機の安全にいかされており、気象庁にある航空路火山灰情報センターは「噴火直後の情報把握に支障が出る恐れがある」と心配している。

 太平洋の周囲には火山が多く、カムチャツカ半島や千島列島北部には30以上の活火山がある。これらの火山の観測と情報配信は、ペトロパブロフスク・カムチャツキーにある「カムチャツカ火山噴火即応チーム(KVERT)」が担っている。

 KVERTは1993年、米地質調査所などの支援でロシア科学アカデミー傘下の研究機関が集まってできた非営利組織。火山学者らが、衛星写真や地震計、遠隔カメラなどで活火山を監視して噴火の兆候をつかんだり、年数回程度ある大規模な噴火では、噴煙の高さや火山灰の性質を現地で詳しく調べたりしている。それらの情報は日米ロの関係機関に配信されている。

 しかし、ロシア航空当局が今年1月までに合理化を理由に、年間約3万ドルの資金提供の打ち切りを通告した。

 気象庁も人工衛星の画像から火山噴火の有無を1時間ごとに監視しているが、衛星画像では最速でも30分遅れがあり、小規模な噴火がわからない。また噴火の兆候や収束時期は遠地からはつかめない。KVERTからの情報は、今年だけで60件以上の火山灰情報にいかされている。

 KVERTの責任者は朝日新聞の取材に対し、「KVERTの活動は、国際的にも重要と自負している。代替できないのにモスクワの当局はわかってくれない。ぎりぎりまで交渉を続ける」と話している。(松尾一郎)

2030チバQ:2010/05/23(日) 12:14:29
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100522/lcl1005221624003-n1.htm
ご祝儀人気? 採算不安の茨城空港、いまのところは路線好調
2010.5.22 16:23
 採算性が不安視される中、3月に開港した茨城空港だが、これまでのところ国際線、国内線とも好調を維持している。茨城県の担当者らはほっとした表情を見せる一方、「まだまだオープン直後のご祝儀人気」とし、路線網拡大へ思案をめぐらせている。

 開港当初から飛ぶ韓国・アシアナ航空のソウル線(1日1往復)は、3月の平均搭乗率が85%で目標の75%を大きく超えた。4月以降も「ツアー中心に好調は続いている」(大手旅行会社)という。また、空港を訪れた見学者も5月中旬までに35万人を超えた。

 だが、問題はこの先だ。21日には中国の春秋航空が上海線就航を検討していることを橋本昌知事が明かしたが、塩谷さやか桜美林大准教授(交通経済学)は「格安会社は需要がないとみるとすぐ撤退する。現在の需要や地元の努力がどこまで続くか注視したい」。

2031チバQ:2010/05/24(月) 12:53:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100523-00000000-fsi-bus_all
日航VS.全日空 仁義なき空の運賃競争
5月24日8時15分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 会社更生手続き中の日本航空と全日本空輸の料金引き下げをめぐるさや当てが激しさを増している。4月からバースデー割引を導入するなど値下げ攻勢をかける日航に対し、全日空は「国から支援を受けながら値下げをするのは不公正だ」と批判の手を緩めない。ようやく回復の兆しはみえたとはいえ、一昨年のリーマン・ショック以降、航空需要は低迷しており、少ないパイを奪い合う消耗戦が続いている。その先にあるのは生き残りに負けた航空会社の淘汰(とうた)か、それとも「共倒れ」か−。(石垣良幸)

 ≪ぎりぎりの発表≫

 ゴールデンウイークの5連休を控えた4月30日。全日空は午後9時になって、7〜9月搭乗分の特定便割引運賃「旅割」などの変更を発表した。運賃の変更は届け出制で国土交通省の認可は必要ないとはいえ、これほど夜遅くに運賃の変更を発表するのは珍しいことだ。

 全日空が急遽(きゅうきょ)、運賃の値下げを発表したのは、この日の夕方に日航が国内割引運賃「先得」などの割引料金を発表したためだ。「この日のうちに対抗策を打っておかなければ、ゴールデンウイークで届け出ができなくなる。利用客が日航に流れてしまいかねない」(全日空)。あわてて料金やサービスの設定を見直した。

 全日空の「旅割」や日航の「先得」は搭乗日の約1カ月以上前から予約を受け付ける分、運賃を大幅に割り引いている。路線によっては通常運賃の半額以下になり、利用者の人気が高い。日航は発表翌日の5月1日から予約受け付けを開始するため、全日空にとってもぎりぎりのタイミングだった。

 ≪避けたい消耗戦≫

 料金値下げ競争のきっかけとなったのは、日航が会社更生法の適用を申請した1月19日から3日後に届け出を行った「バースデー割引」だ。誕生日の前後1週間の搭乗便を21日前までに予約すると、5人までの同行者を含め最大74%の割引が受けられる。

 通常の市場ルールにのっとれば、経営破綻(はたん)で企業が市場から撤退すれば、生き残った企業に、撤退した企業のパイが移るはずだが、逆に競争が激化したことは全日空にとっても大きな誤算だった。

 伊東信一郎社長は日航の値下げ攻勢に対し、「体力消耗戦になるような運賃はいかがなものか。同じ路線を飛んでいると対抗する運賃を考えないといけない」と主張。月刊誌「文芸春秋」6月号にも「JAL『ルールなき再建』は許されない」と題した寄稿をするなど反発を強めている。

 日航に対する全日空の批判の根底にあるのは、「巨額な公的資金の投入を受けて再建している最中なのに、収益を度外視した割引設定は減収要因になる。公的資金が割引の原資になるなら、民間企業間のフェアな競争にはならない」(伊東社長)との思いがあるからだ。

 経営が厳しいのは、日航だけではない。全日空は2010年3月期決算で最終損益が573億円の赤字(前期は42億円の赤字)を計上。00年3月期の連結決算の開示を始めて以来、最悪の赤字幅となった。運賃の下落が続けば経営の根幹を揺るがしかねず、無益な“消耗戦”は避けたいのが本音だ。

2032チバQ:2010/05/24(月) 12:53:47
                  ◇

 ■過度な規制 再建の重荷に

 一方、日航は値下げについて「通常の競争の範囲内だ」と主張する。

 やり玉に挙がる「バースデー割引」については、東京−札幌、東京−福岡間の料金が1万2100円と、全日空の国内割引運賃「スーパー旅割」(45日前までに予約・購入が必要)よりも300円高い設定になっていることを強調。74%の割引を実施している福岡−札幌間についても需要が少ない路線で、大西賢(まさる)社長は、あくまで「パイを取り合う運賃設定ではなく、日航に興味を示していなかった顧客に訴求できる商品だ」と訴えている。

 国土交通省は「公的な支援を受けている日航がいたずらに運賃引き下げを行うことは、市場の競争環境をゆがめるおそれがある」とし監督・指導する方針を示したが、日航は「安売りしているという根拠がよくわからない。不当な安売りはしていない。市場の金額でやっていく」との姿勢は崩していない。

 全日空は市場シェアの削減やダンピング(不当廉売)禁止などの補償措置により、競争のゆがみを防止・最小化する方策を盛り込んだ欧州連合(EU)の公的支援のガイドラインを念頭に、日航への規制の必要性を指摘する。だが、日航に過度な規制をかければ、経営再建が思うように進まず、企業再生支援機構を通じて国が投入する公的資金の回収が難しくなり、国民負担を増やしてしまうことにもなりかねない。今まで以上に「負けられない戦い」を強いられているわけだ。

 09年度の国内線の旅客実績はともに前年比9割台。リーマン・ショック前に比べ、国内線の客単価は2割程度下落したといわれる。景気低迷でビジネス客の本格回復は見込めないうえ、消費者の財布のひももまだまだ固い。少ないパイをめぐって両社による割引合戦に拍車がかかる条件はそろっているのだ。

 底の見えない「航空運賃デフレ」は日本の「空」を大きく塗り替える可能性をはらんでいる。

2033チバQ:2010/05/24(月) 20:10:22
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100524/bsd1005240501000-n1.htm
日航VS.全日空 急速に縮まる旅客輸送能力 (1/2ページ)
2010.5.24 05:00

 全日本空輸が日本航空に接近−。日航と全日空の旅客輸送能力が急速に縮まっている。経営再建を進める日航がリストラの一環で不採算路線を廃止したり、航空機の小型化を進めたりしているためだ。会社更生手続きに入った日航は今後も路線の廃止を進める考えに対し、全日空はこれまで規模で劣った国際線を中心に攻勢の構えを見せる。近い将来、日航と全日空の旅客輸送能力が逆転する可能性もありそうだ。

日航 45路線撤退を発表

 航空会社の輸送能力は航空機の「座席数」に「輸送距離」を掛けて算出する。座席数の多い大型の航空機で、海外など遠距離を運航すれば輸送能力は大きくなり、逆に小型の航空機で近距離を運航すれば小さくなる。当然、路線数が多いほど輸送能力は大きくなる。

 日航は歴史的にも「ナショナルフラッグ・キャリア(国を代表する航空会社)」として、多くの国に就航し、輸送能力では全日空を引き離していた。

 しかし、2009年度の輸送能力(国際線と国内線の合計)は、日航が前年度比10%減の1150億座席キロと大幅に減少したのに対し、全日空は871億座席キロと4%の減少にとどまった。まだ日航の能力は全日空に対し3割ほど大きいが、その差は一貫して縮小し続けている。

 02年に旧日本エアシステムと統合したこともあり、日航の02年度の輸送能力は1546億座席キロに拡大した。だが、その後は縮小傾向をたどり、09年度の日航の能力は、02年度比で26%も減少している。これに対し、全日空は02年度(879億座席キロ)と09年度(871億座席キロ)で、輸送能力にほとんど変わりはない。

 日航は今年度中に国際線15、国内線30から撤退する計画で、08年度と比べると「国際線で4割、国内線で3割減少させる」(大西賢社長)。一方、全日空は羽田空港の発着枠が拡大することもあり「今年度は最大のビジネスチャンス」(伊東信一郎社長)と位置付ける。経営の“勢い”の差も輸送能力の増減に表れそうだ。(大柳聡庸)

2034チバQ:2010/05/25(火) 12:59:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20100525/CK2010052502000084.html?ref=rank
茨城空港 ―JR東京駅 27日から高速バス運行
2010年5月25日

 県は二十四日、茨城空港(小美玉市)とJR東京駅を結ぶ高速バスを二十七日から運行すると発表した。関東鉄道グループに委託する。一日三往復で、所要時間は茨城空港発が二時間半、東京駅発が一時間四十分。運賃は空港の搭乗客が片道五百円、そのほかの客が千円。(高橋淳)

 乗車定員は四十人程度。予約制だが、空席があれば予約がなくても乗車できる。運行は来年三月末までで、継続するかどうかはあらためて検討する。

 運行時刻は茨城空港発が午前六時二十分、同十時十分、午後一時十分。東京駅発が午前十時、午後四時十分、同六時五十分。

 空港利用客だけでなく、地元から東京に行く一般客や東京から帰宅する客なども対象としたためで、アクセスの向上が狙い。

 国の雇用創造事業を活用し、運行費は国費と運賃で賄う。県は運行事業の委託先を委託料約五千九十万円を上限に公募し、応募があった三社から関鉄グループを選んだ。

2035とはずがたり:2010/05/25(火) 14:56:47
>>2034
税金が入ってるせいかつくば─東京便の正規運賃1150円よりちょい安いですね。

>運賃は空港の搭乗客が片道五百円、そのほかの客が千円。

>国の雇用創造事業を活用し、運行費は国費と運賃で賄う。県は運行事業の委託先を委託料約五千九十万円を上限に公募し、応募があった三社から関鉄グループを選んだ


>一日三往復で、所要時間は茨城空港発が二時間半、東京駅発が一時間四十分
>運行時刻は茨城空港発が午前六時二十分、同十時十分、午後一時十分。東京駅発が午前十時、午後四時十分、同六時五十分。

茨城空港 東京駅
 6:20─→8:50
10:10→12:40
13:10→15:40

東京駅 茨城空港
10:00→11:40
16:10→17:50
18:50→20:30

さてどの程度客が付くのかねぇ。

2036とはずがたり:2010/05/25(火) 14:57:26

石見―大阪便1月5日休止 全日空通知 県、再開目指す
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20100525-OYT8T00062.htm

 石見空港(益田市)大阪便の存廃問題で、全日空は24日、来年1月5日から同便を休止すると県に通知した。収支が赤字続きで、これ以上の存続は不可能と判断した。同社は今月末までに同路線の「廃止届」を国土交通省に提出する。

 同社の清水信三・企画室長らが、県庁で溝口知事と益田市の石川保・副市長と面談し、社内で休止を最終決定したことを伝えた。当初は12月末までの運航予定だったが、年末年始の帰省客のため、1月4日まで運航は続ける。

 面談は非公開で行われ、終了後に記者会見した清水室長は「大阪便の収支と、会社全体の経営状態が厳しい」と説明、休止を発表した。一方で、「今後、収支や需要の見込みなど、大阪便の実績が大きく改善すれば、2011年4月以降に路線を再開させる可能性もある」と述べた。

 溝口知事は「地元の人に不便をかけることになり、申し訳ない。全日空との話し合いを続け、早く再開できるように努めたい」と話した。
(2010年5月25日 読売新聞)

2037チバQ:2010/05/25(火) 19:44:33
>>2026
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100525ddlk07020242000c.html
ニュースBOX・福島:空港維持に四苦八苦 昨年度、開港以来最低28万人 /福島
 ◇慢性的な赤字運営
 昨年度、搭乗者が28万人と開港以来最低を記録した福島空港。現在の施設規模の根拠とされた国の航空需要予測158万人に遠く及ばず、ピークの99年度でさえ75万人だった。慢性的な赤字運営が続く中、ビジネスや観光など県内産業には欠かせないとして、県は利用促進のための対策を打ち出しているが、需要低迷は当面続きそうで、今後も空港維持に四苦八苦しそうだ。【種市房子】

 ◇にぎわいを演出
 空港ビル内の飲食店や土産物店は、利用客が減るにつれて次々と撤退。空いたスペースに、県は県産品や県内観光のPRコーナーを設けた。県担当者は「空き店舗があると寂しさを想起させるので」と説明する。

 また、立地する須賀川市ゆかりの「ウルトラマン」のショーが数カ月に1回開かれている。子供に大盛況で、今月のゴールデンウイークの開催時には1万5000人が押し寄せた。県空港交流課の橋本典男課長は「飛行機に乗らなくても、まずは来てもらって空港を身近に感じてもらい、航空便利用につなげたい」と狙いを語る。

 ◇甘かった見通し
 空港は93年、2000メートルの滑走路で開港。00年にはジャンボ機就航も可能な2500メートルに延伸された。延伸の根拠とされた航空需要予測は国が93年に策定。「2010年度で158万人」だった。当時の航空需要は右肩上がり。航空関係者の間で「需要が減ることは誰も予測できなかった」との意見が大勢を占めているという。

 岐路と指摘されているのは00年の航空法改正だ。路線の参入・撤退が国の認可制から航空会社の届け出制になり、国による路線の割り振りがなくなった。航空各社は不採算路線から次々と撤退。福島空港ではピークの00〜01年度に定期便9路線が運航したが、現在は国内線は大阪と札幌、国際線はソウルと上海の4路線のみだ。

 ◇着陸料の大幅減免も
 空港は国の管制業務のほかは県が管理している。空港ビルは県が35%出資する第三セクターが運営している。

 空港収支のうち、主な支出は滑走路や機器の管理費。主な収入は着陸料、空港ビルなどへの土地賃貸料だ。支出が収入の3倍もある慢性的な支出超過で、08年度は3億円余りを県予算で補てんした。県空港施設室は「空港には公共性がある。収支のみで運営を評価するのは適当ではない。観光やビジネスなど県内経済への波及効果にも理解を」と弁明する。

 収入が少ないのは、着陸料に大きな原因がある。便数が激減しているうえ、路線をつなぎ留めるため、国内線は本来の額の4分の1、国際線は15分の1に減免している。飛行機の大きさによって違うが、ソウル便のA320(141人乗り)は12万7800円を8520円に引き下げている。

 佐藤雄平知事は27日から中国を訪れ、上海便を運航する中国東方航空に増便を求める。にぎわい創出と路線誘致−−。県は2本柱で空港利用を進める。だが、3月開港の茨城空港との競合や、航空需要低迷の懸念材料は多く、今後も厳しい運営を迫られそうだ。

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 ◇空港の決算額◇
年度 06  07  08

支出 488 494 470

収入 189 178 164

 (単位 百万円)

2038Рамона:2010/05/26(水) 22:46:06
郷ひろみ出演の殺虫剤の CM で、 彼が 「Go away (郷はエェ〜?)」 と叫んでいることから、 >>1789 を思い出してしまった。
事故直前に機長が聞いていた山彦のような 「去ね、 去ね」 という“命令 order”は、 英語では差し詰め 「Go away, Go away」 か?

2039荷主研究者:2010/05/27(木) 22:20:57

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201005120057.html
'10/5/12 中国新聞
空港アクセスの改善策を協議
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 大型連休中の山陽自動車道の渋滞で広島市中心部と広島空港(三原市)を結ぶリムジンバスの欠便が続発した事態を受け、広島県は、アクセスの定時性確保策を官民で検討する協議会を今月中に発足させる。湯崎英彦知事が、11日の記者会見で明らかにした。

 協議会は、県、中国運輸局のほか、JR西日本や県バス協会、県内5商工会議所の担当者たちで構成する。県は12月末までに4回程度会合を開き、本年度中に方向性をまとめる方針でいる。

 国道2号安芸バイパスや東広島バイパスなど整備中の道路の活用を含む代替ルートの策定▽山陽道の渋滞解消策▽主要アクセスであるリムジンバス欠便時の代替手段の充実―などについて検討する。

 リムジンバスは、高速道路料金の大幅割引を受けた渋滞の影響で、ゴールデンウイーク(GW)などの大型連休に欠便が相次いだ。本年度のGWは170便、2009年度のGWは181便に上った。代替ルートは現在、山陽線でJR白市駅(東広島市)に向かい、空港連絡バスに乗り換えるしかない。

 空港アクセスをめぐって県は06年、白市駅―空港間の鉄道整備構想を凍結した。湯崎知事は「当面は道路アクセスをどう改善するかが中心」と説明した。

2040荷主研究者:2010/05/27(木) 22:36:15

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20100512/CK2010051202000004.html
2010年5月12日 中日新聞
中部空港へ試験的増便 松阪発と津発、来月から半年間

 中部国際空港と松阪、津市の港を結ぶ海上高速船を運営する津エアポートラインは11日、運航ダイヤを改正し、6月1日から松阪発を2便、津発を1便増やすと発表した。同月から津以南の高速道路が無料になる対策として、特に松阪便を便利にすることで松阪以南の利用客が離れるのを防ぎたい狙いがある。

 津エアポートラインの小坂貞昭常務らが松阪市役所で会見した。一日の運航数は松阪発が5便から7便、津発が16便から17便に増える。ただし松阪発空港行き直航は4便から2便に減り、津経由か津で船を乗り換えるため所要時間は20分程度余計にかかる。松阪発の始発は午前6時20分から6時に早まる。半年間、試験的に実施する。

 昨年9月、松阪航路を別の運航会社から引き継いだ際、減便するとともに料金を上げた。一日平均の利用客を200人と見込んだが実際は140人にとどまっている。

 今回のダイヤ改正で利便性を高めて、利用者増につなげたい考えだ。大人片道は松阪発が2700円、津発が2400円と変わらない。

 小坂常務によると、高速道路の無料化で津以南の利用客が松阪を通り過ぎて、津に向かう可能性がある。

 小坂常務は「松阪港は駐車場が多く利用しやすい。松阪航路の存続のため皆さんにもり立てていただけるようお願いしたい」と述べた。

 (我那覇圭)

2041チバQ:2010/05/27(木) 23:09:08
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001005270003
東京便のみ 募る危機感
2010年05月27日


佐賀空港発着便の搭乗者数・搭乗率の推移

 全日本空輸の佐賀―大阪(伊丹)便が来年1月で廃止されることになり、1998年の開港以来初めて東京(羽田)便だけとなる見通しだ。航空会社が不採算路線の見直しを進めた結果、全国の地方空港からの定期便の撤退が相次ぐ。開港以来の赤字が続く佐賀空港でも搭乗率の減少に歯止めがかからず、関係者の危機感は高まっている。(岩田正洋)


 「大阪便がなくなるのは寂しいが、これをバネに、東京便の増便に全力を挙げてほしい」。26日に佐賀市内であった有明佐賀空港活性化推進協議会で、会長を務める指山弘養・県商工会議所連合会長は、大阪便の廃止後、現在4便の東京便を増便することの重要性を訴えた。前日に全日空の役員が県庁を訪れ、採算割れを理由に来年1月4日での大阪便廃止を伝えたばかり。協議会顧問の古川康知事は「利用者増が望めず、県としても『やむなし』と判断した。何としても東京便の利便性向上を」と話した。


 佐賀空港は98年7月に開港。当初は東京、大阪、名古屋の3路線だったが、2003年には利用者が伸び悩んだ名古屋便が廃止。来年1月に大阪便が廃止されれば、開港後初めて、東京便のみの1路線となる。
 その東京便は09年度に搭乗者数27万1千人の過去最高を記録した。だが、全日空側は「(08年11月からの)1便増が主要因」(広報室)と冷静だ。搭乗率は08年度の59%から09年度56%に低下。古川知事は「残念ながら採算ラインの60%を切っている。4便で達成しないといけない」と増便へのハードルを口にした。


 開港以来赤字が続く空港の収支にとっても、大阪便撤退の影響は少なくない。08年度の赤字は約1億6千万円。収入の大半を航空機の着陸料が占めているため、大阪便撤退での減収も見込まれる。
 26日の協議会総会では、11年度までに利用者を2万人上乗せする数値目標を盛り込んだ決議を採択。10年度は新たに、マイエアポート宣言した事業者の早朝便利用者に新聞や軽食をサービスしたり、福岡県大牟田市地域へのPRを強化したりするという。

2042チバQ:2010/05/27(木) 23:10:00
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001005270005
空港ビル、赤字10億円
2010年05月27日


 ●09年度決算特損計上で/JAL撤退響く


 福島空港ビルを管理運営する第三セクターが26日発表した2009年度決算は、日本航空(JAL)撤退の影響で1999年度以来の赤字となった。ビルに入るテナントからの家賃収入が減ったうえ、建物の資産価値が大きく減って特別損失も出したため。売上高の2倍超の損失を記録した。(中川透)


 JALが09年1月末に福島空港から撤退して以来、その影響が年間通して表れた初めての決算になる。売上高は前年度から約4割落ち、ビル運営の損益も前年度の黒字から赤字に転落した=表。


 JALのカウンターや一部店舗の閉鎖により、ビルの資産価値が大きく下落。これに合わせ、会社の建物などの固定資産額を約22億円から約10億円に減らす「減損会計」を適用し、約10億円の特別損失を計上した。巨額損失を穴埋めするため、6月の株主総会で10億円の資本金を1億円に減らす「減資」に踏み切る。


 福島空港ビルは県が35%出資する第三セクターで、佐藤雄平知事が社長。3億5千万円だった県有財産も大きく目減りする。


 永沢裕二副社長は「投資分が数値的に大きく減るが、JAL撤退の実態に合わせて新たな経営に進んだ」と話した。10年度の売上高は09年度並みとみて、約4千万円の黒字見込み。ビジネス客向けのラウンジを設けて利便性を高めるほか、物品販売を強化する方針という。

2043チバQ:2010/05/27(木) 23:37:21
>>1890東方航空はスカイチーム
http://www.asahi.com/business/pressrelease/JCN201005270013.html
JAL、中国東方航空とのコードシェア提携の拡大で合意2010年5月27日22時51分
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Tokyo, May 27, 2010 - (JCN Newswire) - JALと中国東方航空(MU)は、コードシェア提携を拡大することで合意しました。

JALは現在、上海と成都、重慶の2地点を結ぶ路線で1日4便(*)のコードシェア提携を中国東方航空と行い販売していますが、2010年6月3日より、上海と武漢、西安、深センの3地点1日12便を新たに加え5地点1日16便にコードシェア提携を拡大します。また、今回の提携拡大にあわせて、日本発中国行き「JALエコノミーセイバー運賃」地点追加の認可申請を国土交通省にいたしました。運賃額、適用条件など詳細につきましては、JALホームページ( http://www.jal.co.jp/inter/a_ch.html )をご参照ください。(5/28より掲載・販売開始)

中国人向け個人観光ビザ(査証)の発行要件が7月1日から緩和されることより、訪日中国人観光客の需要増大と好調な日本発の中国需要を積極的に取り込みます。今後も中国国内線のネットワークを充実させて、お客さまの利便性の向上を図ります。

2044チバQ:2010/05/27(木) 23:38:37
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201005270011.html
2010.05.27 Web posted at: 14:30 JST Updated - CNN
ワールド
イラク航空解散へ 20年ぶり再開から1カ月足らずで
バグダッド(CNN) イラク運輸相の報道官は26日、イラク航空を解散させ、清算手続きに入る方針が25日の閣議で決まったと発表した。イラク航空はクウェートとの損害賠償をめぐる争いが原因で、英国とスウェーデン行きの便が運航できなくなっていた。


クウェート側は、故フセイン元大統領の下で1990年にイラク軍がクウェートを侵攻した際、12億ドル相当の航空機や部品を奪ったと主張している。英国の裁判所は最近、クウェート航空の申し立てを受けてイラク航空の資産凍結を命じ、4月25日には同航空トップのキファフ・ハッサン氏がパスポートを差し押さえられた。


イラク航空は20年ぶりに英国行きの商用便の運航を再開したばかりだが、再開から1カ月もたたないうちに解散が決まったことになる。


キファフ氏はその後、帰国を許されており、クウェート航空側の弁護を担当する法律事務所は「キファフ氏が帰国したら命令に従って世界中の資産を公表し、口頭弁論に備えて十分な説明を受けたうえで英国に戻って来てくれるものと信じている」と述べた。

2045チバQ:2010/05/27(木) 23:39:47
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=24198
スカイマーク、羽田−鹿児島に再参入
(2010 05/27 11:18)
 スカイマーク(東京)は26日、羽田−鹿児島線を11月に就航させるなど、羽田発3路線の開設計画を発表した。同社は羽田−鹿児島から2006年4月に撤退しており、就航は4年半ぶりとなる。
 ほかに就航するのは、11月の熊本線と12月の長崎線(神戸経由)。羽田の発着枠拡大に伴い、計画を打ち出した。便数は未定だが各路線とも「1日3往復を目標にしている」(同社)という。
 羽田−鹿児島は、日本航空、全日空に加え、スカイネットアジア航空が07年9月に就航。1日17往復運航されており、競争が激化するのは必至。同社は「運賃は未定だが、お求めやすい価格にできるのでは」としている。
 スカイマークは鹿児島の官民を挙げた誘致を受け02年4月、羽田−鹿児島を就航させたが4年で撤退。経緯の説明が不十分などとして、県内から批判の声が上がった。
 使用するのはB737−800(177席)で、250〜300席あった以前の機材より小型化した。同社は「当時は路線を維持する体力がなかったが、機材の統一化などでコストのかからない体質になっている」と説明した。
 同社は昨年末、9月から神戸−鹿児島で1日3往復運航する計画も発表している。

2046チバQ:2010/05/27(木) 23:41:11
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010052790091142.html
中部国際線、週290便に 来月サイパン路線も復活
2010年5月27日 09時11分

 中部国際空港会社が26日発表した6月の運航計画によると、国際線は旅客と貨物を合わせて5月より7便増えて週290便となる。国内線も1日75便と5月より2便増える。

 国際線では、4月から運休していたデルタ航空のサイパン路線が、6月10日から週7便で運航を復活するなど、6月中にさらに週10便増える予定。2009年6月のピーク時で週303便だったことから、中部空港会社は「需要が戻りつつある」とみている。国内線では日航が釧路、花巻路線から撤退する。

    ◇

 一方、全日空の伊東信一郎社長は26日、東京都内で開いた会見で中部と県営名古屋の空港一元化に触れ、「開設以来、中部空港に集中して運航してきた。中部空港で一局運営される方が、われわれにとっても、ハブ機能という空港の設置目的にかなっている」と述べた。

(中日新聞)

2047チバQ:2010/05/27(木) 23:44:23
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100527k0000m020079000c.html


羽田空港:米国路線枠で攻防…全日空と日航
 羽田空港に10月末、国際線定期便が就航するのを前に、米国路線の発着枠配分を巡る全日本空輸と日本航空のさや当てが起きている。日系航空会社の割り当ては1日4便で、これまでなら日航と全日空が2便ずつ分け合うのが普通だったが、全日空は「日航の経営悪化の元凶は国際線」と全4便の割り当てを求めている。全日空は公的資金を投入された日航への批判を強めており、2社のバトルは当分続きそうだ。【寺田剛】

 全日空の伊東信一郎社長は26日の定例会見で「(米国路線の)羽田枠はすべてやりたい。(会社更生手続き中の)日航が展開することへの異議、航空連合のバランスをかんがみて要請した」と述べ、国土交通省に4便すべての割り当てを求めたことを明らかにした。このほか、シンガポール便などの開設も検討する。

 羽田の国際線はアジア向けチャーター便に限られ、成田空港とすみ分けしてきたが、滑走路増設に伴って1日80便の国際線定期便枠が設けられることになった。米国路線8便は日系と米系が半分ずつで、既に日航はサンフランシスコ便とホノルル便の開設を表明。しかし、全日空はこれに「待った」をかけた。

 全日空が全便の割り当てを求めた背景には、航空連合間の競争がある。米系の4便枠は、日航と同じ国際航空連合「ワンワールド」に所属するアメリカン航空(1便)など計3社が米航空当局から認可されている。全日空と同じ「スターアライアンス」のユナイテッド航空は外れ、米国路線を「成長ドライバー」と位置付ける全日空の危機感が強まった。

 一方、日航の大西賢社長は25日の会見で、「(日航は)米国線の発着枠で過度な要求をしているというが、グループ再生に必要だ」と主張。国交省は両社に2便ずつ割り当てる方針で、全日空の主張がどこまで認められるかは不透明だ。

 一方、日航に投入された公的資金の使い道を巡るせめぎ合いも過熱している。

 伊東社長は、公的資金の使途は路線維持などに限り、競争力向上につながる機材更新は抑制すべきだとの立場で、「使い道の情報は公開されるべきだ」と指摘。日航の瀬戸英雄管財人は25日、「新機購入は再生に不可欠だ」と主張し、両社の意見は対立している。

発着枠

 滑走路などの設備に応じて空港ごとに発着回数が決まっており、就航を希望する航空会社の申請に基づいて国土交通省が認可する。羽田空港の国際化では、政府と海外の航空当局は1日あたり昼間40便、深夜早朝40便の計80便を国際線に割り当てることでほぼ合意。日系航空会社と外資系航空会社が40便ずつ分け合い、日系は国交省が、外資系は相手国の航空当局が認可する。国交省は9月にも日航と全日空から事業計画の提出を受け、9月末までに認可する見通し。

2048チバQ:2010/05/28(金) 21:20:25
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052801000419.html
羽田―ハワイ定期便の復活PR 10月から32年ぶり運航


 ハワイへの定期便が32年ぶりに復活する日航が実施したPRイベントで、フラダンスを披露する女性=28日午後、羽田空港
 10月からハワイへの定期便が32年ぶりに復活する日航は28日、羽田空港で旅行会社などと合同で、フラダンスを披露するなどのPRイベントを実施した。

 羽田空港では10月21日から新滑走路の供用が開始。1978年の成田開港以来、本格的な国際定期便が復活する。ハワイへは日航が毎日1往復するほか、ハワイアン航空も運航する予定となっている。

 この日のイベントは、日航とハワイ州観光局が主催し、日本旅行など6社が協力。日航の東京支店長が「もっと身近な、もっと便利なハワイにしたい」とあいさつ。2009年のミスハワイが、フラダンスを踊り、社員がパンフレットを配るなどして、盛り上げた。

2010/05/28 12:44 【共同通信】

2049 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/29(土) 14:22:40
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20100529-OYT8T00321.htm
日航再建 週明け本格調整

 日本航空は週明けから、8月末までにまとめる更生計画案の策定に向けた金融機関などとの本格的な
調整に入る。

 すでに廃止路線や人員削減の上積み、ホテル運営会社「JALホテルズ」を始めとする子会社売却など
計画案の大枠を固め、政府関係者への説明も始めた。銀行団や国土交通省が納得できる収支計画を
示せるかどうかが焦点となりそうだ。

更生計画案 銀行団、政府の理解カギ
 日航の稲盛和夫会長は28日、首相官邸を訪れて鳩山首相と会談した。今年度中に国際線15路線、
国内線30路線から撤退することや、特別早期退職による人員削減、航空機の小型化などで大幅なコスト
圧縮を図ることを説明した模様だ。

 前日の27日には、大西賢社長が前原国土交通相に会い、4月の収支状況などを報告した。6月に
銀行団との協議に入る意向も伝えたとみられる。

 日航は、1月の再生計画で示した国内外31路線からの撤退を今年度中に45路線とすることを4月に表明。
特別早期退職の募集目標も、当初の2700人から上積みして今秋までに8000人とする計画で、3年で
1万5700人とした人員削減計画も大幅に増やす見通しだ。JALホテルズ株をホテルオークラに売却するなど
子会社の売却も急ぎ、更生計画案に盛り込む。

 日航はこうしたリストラ策の強化により、再生計画で12年までに約4000億円と見込んでいたコスト削減幅を
大幅に上積みし、銀行団などの理解を得たい考えだ。ただ、JALホテルズの売却については「今になって
売却してもほとんど利益は残らない。3年前にホテル事業から撤退し、利益を確保した全日本空輸とは
対照的」(アナリスト)と厳しい見方がある。

 銀行団は、長年の経営不振の中で再建が果たせなかった日航の抜本再建になお疑念を抱いており、
リストラの上積みを求める可能性がある。早期の黒字化など確実な収支計画も示すよう求めるとみられる。
リストラの一方、日航は増収に向けた営業強化策は描き切れておらず、調整が順調に進むかどうかは
不透明だ。(白櫨正一、森田将孝)

(2010年5月29日 読売新聞)

2050ccc:2010/05/29(土) 15:15:40
家電.com
HP
http://Kadencom.rakurakuhp.net

2051名無しさん:2010/05/30(日) 12:18:55
>>2038
我々にとっても >>1789 に貼ってあるサイトは結構参考になった。
炯眼な方々は、 やはり何かおかしいということに気付いていたようですね。

2052チバQ:2010/05/30(日) 16:46:51
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052901000552.html
羽田発着枠を競争入札へ 国交省検討
 国土交通省は29日、4本目滑走路の運用開始で大幅に増える羽田空港の発着枠の使用について、希望する航空会社が参加する競争入札で決定することも含めた新しい配分方法の検討を決めた。年度内にも検討会を設置、2011年度に新方法を固め、13年度中の増枠分から適用する考えだ。

 羽田空港の発着枠は、航空会社や路線のバランスを考慮し国が配分してきた。しかし国内線、国際線とも発着枠を超える乗り入れ希望があるため、入札導入で配分の透明性を確保するとともに、発着枠の売却で国の増収につなげる狙いがある。

 羽田の年間発着回数は現在30万3千回、4本目の供用が始まる今年10月以降は37万1千回。その後、11年度中に39万回、13年度中には44万7千回に増える予定で、新配分方法は39万回から上積みとなる5万7千回分を対象にすることを想定。

2010/05/29 17:46 【共同通信

2053チバQ:2010/05/30(日) 17:11:19
http://mainichi.jp/area/akita/news/20100529ddlk05020005000c.html
探検録:大館能代空港、大阪便廃止(その1) 東京便存続へ支援策 /秋田
 大館能代空港(北秋田市)に1日1往復就航する大阪(伊丹)便について、全日空は11年1月4日を最後に廃止する方針を決めた。同空港の定期便が東京の2往復のみとなることに地元自治体や企業関係者らは危機感を強め、県は東京便存続と利用拡大のため新たな支援策を打ち出した。一方で住民の一部からは「使わない空港」への多額の財政支出を疑問視する声も出ている。【岡田悟】

 ◇搭乗率低迷で危機感 レンタカー助成など
 20日の大館能代空港出発ロビー。和歌山県みなべ町の農家の男性(53)は妻と姉夫婦の4人で、昼過ぎに出発する大阪便を待っていた。

 八甲田山や十和田湖、さらに八幡平や玉川温泉を2泊3日で満喫。「地元とは違うこちらの山や自然が好きで、来たのは2回目」という。

 廃止方針を聞いて「機内には半分ぐらいしか客がいない。(存続は)危ないんちゃうかなあと思っていた」。

 ただこの日の到着便は、観光ツアーとビジネス客でほぼ満員。夫と2人でツアーに参加しJR五能線に乗るという奈良市の女性(70)は「交通手段は、多い方がええわなあ」とつぶやいた。

   ◆   ◆

 全日空幹部は25日、県庁を訪れて同便の廃止を正式に伝えた。

 98年の開港以来、同空港の利用は低迷している。搭乗率が60%近かった年もあるが、09年度は48・2%と過去最低。中でも大阪便は42・8%にとどまり、東京便も5割に満たなかった。

 同空港利用促進協議会(会長は小畑元・大館市長)の事務局がある大館市商工観光課によると、利用者が多いのは連休や年末年始など。もともと平日利用が少ないうえ、不況による企業の出張手控えでビジネス客が減少した。

 佐竹敬久知事は定例会見で「県北には新幹線がなく、高速道路も全部はつながっていない。空港がなくなれば(住民は)耐えられないと思う」と力説。残る東京便の存続に全力を挙げる構えだ。

   ◆   ◆

 県は県議会6月定例会に、欠航時の秋田空港までのバス・タクシー運行▽空港を利用した県内泊の旅行商品開発支援▽レンタカー利用1000円キャンペーンの実施−−の関連費用を計上した予算案を提出し、主に東京便の利用促進に力を入れる。

 協議会も空港の「ファンクラブ」を結成。「このままでは空港がなくなる」と企業や町内会を回って地元の利用を促す。

 空港維持のための県費負担は、これまでも重ねてきた。

 県港湾空港課はこのほど、県内2空港の08年度収支について企業会計の考え方に基づいて算出した結果を公表。秋田空港は営業収入が6億2400万円で県の一般財源投入は1億3500万円だった。大館能代空港は営業収入が10分の1以下の5600万円で、一般財源投入は2・6倍の3億5300万円。同空港には開港後、毎年約3億円を投じてきた。

 越前貞久・大館市商工観光課長は「“陸の孤島”である県北と他地域との格差を埋めるのが県の役割。負担は不可欠」と説明する。

2054チバQ:2010/05/30(日) 17:11:58
http://mainichi.jp/area/akita/news/20100529ddlk05020040000c.html
探検録:大館能代空港、大阪便廃止(その2止) 経済への影響懸念 /秋田
 ◇冷めた見方の住民も
 大館市には、大阪市に本社がある医療機器製造大手・ニプロの工場が進出。関連会社も周辺に集積している。

 越前貞久・市商工観光課長は「医療関連の需要は底堅く、リーマン・ショック後も地場の雇用が影響を受けなかったのはニプロのおかげ」と語るほど、地元経済に不可欠な存在だ。

 小林京悦・取締役大館工場長は「社員や関連・取引先企業、医療関係者など、工場と行き来する半数が関西方面から。その多くが大阪便を使っており、非常に不便というのが本音」と懸念する。

   ◆   ◆

 ただ住民の間には、冷めた見方もある。

 同市比内町の農家の女性(71)は「開港式で一番機を見て感激した。せっかく造った空港がなくなるのはもったいない」。だが飛行機に乗ったことは一度もなく、昨年兵庫県に行った際には新幹線を使った。

 同市の男性会社員(49)は「飛行機に乗るなら青森か三沢。新幹線の方がさらに便利」としたうえでこう語る。「空港がなくなっても、生活にも仕事にも何の影響もない。地元経済に影響すると言うが、税金で赤字を補てんすれば結局同じことではないか」

   ◆   ◆

 協議会によると、空港開設を求めて期成同盟会が組織され、住民約34万人もの署名が集まった。だがその後、高速道路が延伸されて能代山本地区からは便数の多い秋田空港を使う人が増えた。

 大館、鹿角市からは直接盛岡に出て新幹線を使う人も少なくない。JRも中高年向け割引など、サービスを充実させた。

 さらに航空運賃が秋田空港発着便より割高なことや、濃霧による欠航の多さもネックになっている。

2055網絡分摘:2010/05/31(月) 13:00:03
>>2051
Skidmore(長瀬)氏が日本語に訳した記事の原文が下記サイトに載っている。
http://www.zombieweapon.com/zombie%20page%202.htm

2010.04.11 にロシア西部で起きたポ−ランド政府機墜落事故についても色々な説が提示された。
こちらは、 事故現場からカチンの森事件を連想する人が多かったが、 亡くなった大統領の名前からユナボマ−こと Ted.Kaczynski を思い出した人も居る(こちらも、 ケネディ暗殺事件同様、 冤罪説, 複数犯人説等々 色々有り → http://www.unabombers.com/ “unabomber”の名称の由来は、 主に大学, 航空会社が爆弾テロの標的になったため)。

2056とはずがたり:2010/05/31(月) 14:26:16

FDA予約が好調 日航撤退・松本空港あす就航
05/31 08:02
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20100531000000000010.htm

 日本航空の経営破綻(はたん)に伴う県営松本空港(長野県松本市)からの撤退を受け、フジドリームエアラインズ(FDA、牧之原市)は6月1日から札幌、福岡線に就航する。一時は全定期便廃止により廃港の危機にもさらされただけに、路線維持のため長野県なども支援。当面の予約状況は好調だが、安定的に乗客を確保できるかは未知数だ。
 「便によってはキャンセル待ちがあるなど好調」。就航を前にした当面の予約状況についてFDA営業部は手応えを感じている様子だ。
 松本空港で日航グループの日本エアコミューター(JAC)が運航していた3路線のうち大阪線を除く2路線をFDAが引き継ぐ。JACは札幌線(週4往復)と福岡線(週3往復)を座席数74のプロペラ機で運航していたが、FDAは座席数76〜84の小型ジェット機を毎日1往復ずつ飛ばす。
 福岡、北海道へのツアーを売り出している長野トラベル(長野市)は「ジェット機の毎日運航になり、ツアー企画に制約がなくなった。コースによっては6月中はほぼ満席」と好影響を実感。
 松本市は隣接する塩尻市、安曇野市と組んでワイナリーを巡る観光コース作りに取り組む。観光温泉課の藤牧隆課長は「コースが定着すれば、航路の存続にもつながる」と語る。
 日航の二の舞いを避けようと関係自治体もFDAを支援する。長野県は着陸料の免税など合計で約1億円を本年度予算に盛り込んだ。周辺自治体なども、松本空港発着の往復便を利用した客の先着600人に限って5千円を助成する。
 松本空港の利用者数は1996年度に26万人を超えたが、昨年度は6万人弱にまで落ち込んだ。昨年1、2月の長野県の調査では、県内利用者の6割強が空港のある中信地域の居住者。県交通政策課は助成事業として6月から長野市と空港を結ぶ直行バスを試運行する。

2057とはずがたり:2010/05/31(月) 14:28:53
>>2054
JRの中高年割引は兎も角,空港は要らんねぇ。。

>高速道路が延伸されて能代山本地区からは便数の多い秋田空港を使う人が増えた。
> 大館、鹿角市からは直接盛岡に出て新幹線を使う人も少なくない。JRも中高年向け割引など、サービスを充実させた。
> さらに航空運賃が秋田空港発着便より割高なことや、濃霧による欠航の多さもネックになっている。

2058とはずがたり:2010/05/31(月) 17:09:28
>>2039
四苦八苦の営利企業故にやむを得ないとはいえJR西が空港アクセス鉄道を潰したせいである。腹立たしい。
白市から広島までJR西から広島県営鉄道に移管してしまえw

2059チバQ:2010/06/01(火) 23:55:56
>11年度中には福岡線の単独運航を増便し、さらに広島か名古屋に定期便を就航させる計画を示した。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/175417
エアプサン 福岡‐釜山1日3往復に 来年度中、搭乗率好調81%
2010年6月1日 06:43 カテゴリー:アジア・世界 九州 > 福岡
 【釜山・内門博】韓国・釜山市の格安航空会社エアプサンの金秀天(キムスチョン)社長は、3月末に就航させた福岡‐釜山線について、現在の1日2往復(共同運航含む)から2011年度中に1往復増便したい考えを明らかにした。

 同社によると、4月の同線搭乗率は81%で、目標としていた70%を大幅に上回った。金社長は「九州新幹線の全線開通などで九州全域と韓国南部の交流は来年にかけてさらに深まり、需要は増す」と語った。

 福岡‐釜山線は同社初の国際路線。単独で1日1往復、アシアナ航空との共同運航で別に1往復を運航し、片道約50分。単独運航便は、福岡発の最も安い運賃が往復1万5500円と先行する航空会社よりも安く、高速船にも対抗できる料金設定となっている。

 高い搭乗率について金社長は「安い料金設定もあるが、アシアナ航空との共同運航で1日2往復の安定的で便利な運航スケジュールも搭乗率を高めた」と分析。韓国経済がリーマン・ショック後の不振から立ち直り、円高傾向も一段落したことで、大幅に落ち込んでいた韓国人観光客が昨年末ごろから増加傾向にあることも要因に挙げた。

 今後については、まず10年度中に成田‐釜山のチャーター便を就航。11年度中には福岡線の単独運航を増便し、さらに広島か名古屋に定期便を就航させる計画を示した。

=2010/06/01付 西日本新聞朝刊=

2060チバQ:2010/06/02(水) 12:14:45
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20100602ddlk22020246000c.html
静岡空港:開港1年 県東部へ観光客誘致不発 「地域潤った実感ない」 /静岡
 ◇県全体売り出す契機に
 昨年6月4日、全国98番目の地方空港として静岡空港(牧之原市、島田市)がオープンした。「富士山」を最大のセールスポイントに、国内外を結ぶ「空の玄関」の建設は約1900億円をかけた県の最大プロジェクトだった。しかし、これまでの数字を振り返れば、苦境にあえぐ全国の地方空港の例外とはなっていない。開港初年度の静岡空港の「決算」を分析した。【竹地広憲、平林由梨】

 国内の就航先から静岡空港を訪れた800人を対象にした県の調査(1月30日から1カ月間)によると、主な訪問先は静岡市など県中部が51・4%と半分以上を占めた。県東部は21・5%で、県西部は16・4%だった。東京方面など「その他」は10・7%の割合だった。

 県内のホテルや旅館など観光関係者は当初、富士山周辺のほか、温泉が集中している熱海や伊豆半島など県東部への観光客を誘致する大きなきっかけになると期待していた。ところが、調査結果では県中部に大きく水をあけられ、今のところ当てが外れた格好となっている。

 実際、昨年6月から静岡空港から富士地域を経由し山梨県まで1日1往復していた連絡バスは今年3月末で休止した。利用者が見込みより少なかったためだ。

 調査結果からみた全体の利用目的でも、最多は「ビジネス」の34・3%。「観光」は32・4%で、2番目だった。

 「静岡空港で地域が潤ったという感じはない」。富士市にある観光団体「富士山観光交流ビューロー」の鈴木利幸専務理事(60)は、そう語る。鈴木さんは「『富士山を見る』というだけでなく、滞留型の体験施設を充実化させたりして、富士地域に長くとどまってもらう努力が必要だろう」と感じている。

 また、県の調査では、空港利用者の住所の比率が、県民と県外在住者でおよそ8対2だった。来県者もビジネス利用が相対的に多いためか、県内の観光業者が全体的に「空港効果」を強く実感しにくい状況にある。

 しかし、結果を前向きに受け止める意見もある。

 県観光協会で「しずおかツーリズムコーディネーター」を務める今井利昭さんは、県東部を訪れる割合が少なかった調査結果について「県東部に観光地が集中しているが、県全体を売り出していく契機になる」との見方を示す。

 同協会は昨年9月から半年間、県外から静岡を訪れ、静岡空港を利用した団体客に対する補助事業を行い、約3400人を受け入れた。訪問先は、県中部、県東部、県西部に大きな偏りはなかったという。

 今井さんは「就航先の旅行会社は、県がまだ発信していない魅力を静岡に感じ始めている。県内への来客数そのものはまだ少ないが、新しいうねりは出てきている」と話している。

 ◇6割が県中部住民 西部の需要掘り起こし課題
 県が1月30日から30日間かけ、空港を利用した県民(4869人)から聞き取った調査によると、静岡空港の利用者の61・3%を県中部に住んでいる人が占めた。一方、県西部は24・8%、県東部は13・8%の結果で、利用者が県中部に偏っている実態が鮮明に浮かび上がった。

 とりわけ課題になっているのは、県内最大の製造業の集積地である県西部の需要の掘り起こし。これまで中部国際空港に流れていたビジネス利用の客をどう呼び込むかが、成否の鍵を握る。このため、県西部の中心である浜松市と静岡空港とを結ぶ交通網の充実を求める声が空港関係者に強まっている。

 フジドリームエアラインズ(FDA)の鈴木与平社長は毎日新聞の取材に、「県西部の人は中部国際空港を向いている」と分析。「県西部の人がもっと乗って搭乗率が5〜10%上乗せになると、我々の目標の数字になっていく」と話す。

 浜松市街と静岡空港を結ぶ直行バスは開港以来なかった。遠州鉄道(浜松市中区)が運行しているJR浜松駅と空港を結ぶ連絡バスは1日5往復。磐田市や掛川市などを経由するため、所要時間は約2時間。

 一方、遠鉄は同じ2時間の所要時間で、浜松駅から中部国際空港行きの直行バスを1日18往復させており、静岡空港は県西部の利用者から利便性の面で厳しい選別の目にさらされている。

 こうした状況を受け、県は今年7月1日から、遠鉄に浜松市街・静岡空港の直行バスの運行を委託する。直行なら所要時間を従来よりも50分短縮できる。運行は9月30日までの期間限定で、試行的な取り組み。

 ただ、遠鉄は、この直行バスの実績をみて収益性が見込めれば自主運行も検討する考えだという。今夏のバス利用の成否が、静岡空港と県西部との関係を深められるかのポイントになりそうだ。

毎日新聞 2010年6月2日 地方版

2061チバQ:2010/06/02(水) 20:06:31
http://www.tokachi.co.jp/feature/201006/20100601-0005579.php
【広がる翼 エア・ドゥ帯広就航】 (上)
2010年06月01日 14時57分

<待望のダブル化>

交流人口増へ期待高まる
JALの機材縮小、減便不安も




 「就航は十勝にとって長年の悲願。観光産業などに大きな弾みになる」

 5月31日の就航記者会見。帯広商工会議所の高橋勝坦会頭はエア・ドゥ参入への期待感を語った。十勝観光連盟の大友俊雄会長も「人の行き来が増える」と歓迎。首都圏アクセスの利便性向上、帯広・十勝への観光客増に期待が高まった。

 2002年まで、日本航空(JAL)と日本エアシステム(JAS)の2社が東京線に乗り入れていたとかち帯広空港。ただ両社の経営統合後は、JALの単独運航が続いていた。

 道内の主要空港で1社運航は帯広のみ。単独運航では競争原理が働かず、地域の経済・観光振興にとって、首都圏との空の玄関口の充実は大きな課題だった。

 ダブル化の道のりは平坦ではなかった。市などは03年からエア・ドゥに対して就航要請を継続。羽田空港の発着枠が見直された05年にも可能性が出たが、エア・ドゥは知床の世界遺産登録が迫った女満別空港を選択、帯広の関係者を落胆させた。

 環境が変化したのは羽田空港の第4滑走路供用開始(10月)に伴う新規発着枠の増加。エア・ドゥには地方路線を含む4往復が割り振られた。同社の小林茂副社長は「ポテンシャル(潜在力)があり産業振興が進むと期待した」と、帯広を選んだ理由を説明する。

 「ダブルトラッキング化」(同一路線2社乗り入れ)で期待されるのが、運賃の引き下げ。当日購入などの通常運賃は距離に応じるが、割引運賃の設定は競争環境によるからだ。

 JALの大人運賃をみると、帯広は旭川と比べて普通運賃は1100円安いが、特便割引だと1万円以上高い便もある。JTB北海道帯広支店の後藤利之支店長は「帯広発は朝早い便がなく料金の面で千歳に流れている人がいる」と指摘。運航予定の機材は大型の団体旅行向きではないものの、「選択肢が増えるのはメリット」と話す。

 期待の陰で、不安もくすぶる。エア・ドゥが帯広就航を発表した5月31日、経営再建中のJALは神戸空港と松本空港から撤退した。帯広−羽田線もダブル化に伴い、機材の縮小化や減便の恐れが指摘されている。

 帯商の帯広空港利用拡大特別プロジェクトの笹井祐三座長は「地方空港が逆風の中で新規就航は大きな光。生き残りにつながればよい。地域が打ち上げ花火的ではなく、長期的な視点で搭乗率確保をしなければ」と話している。(安田義教)

2062チバQ:2010/06/02(水) 20:07:00
http://www.tokachi.co.jp/feature/201006/20100602-0005585.php
【広がる翼 エア・ドゥ帯広就航】 (下)
2010年06月02日 13時33分

<路線維持>

採算…搭乗率60%
ビジネス利用が不可欠




 「採算はぎりぎりとれると試算しているが搭乗率は60%ないと難しい」

 5月31日の記者会見で、北海道国際航空(エア・ドゥ)の小林茂副社長はこう強調した。採算性は観光客よりむしろビジネス客の安定利用に左右される認識を示し、「観光だけでは路線を維持できない」と理解を求めた。

産業集積の拡大を
 同社が就航を決めた理由は十勝の潜在的需要。小林副社長は「産業集積で交流人口を拡大させることが一番重要」と語り、ビジネス主体路線への確立に期待を寄せる。

 偶然にも、当選間もない米沢則寿市長が掲げる「フードバレーとかち構想」は食産業や試験研究機関を集積する戦略。「地域産業の将来性を評価してもらえた。十勝帯広の発展、フードバレーの実現にとって航空路線の充実は欠かせない」と米沢市長は語る。

 空のアクセス充実は企業誘致に不可欠。東京線の新規就航は構想推進に向けて一歩前進となる。半面、ビジネス路線として定着するのかどうか、米沢市長の手腕も試されることになった。

 エア・ドゥは帯広空港の市場規模を、現在よりやや多い年間50万人以上と予測。126人乗りで1日2往復(4便)した場合、全便満席でも18万3960人。目標の搭乗率60%で計算すると約11万人となる。これに対し、現状の日本航空の帯広−羽田線輸送実績(2009年度)は約49万人。搭乗率は59.7%で何とか6割程度を保っている。

「高い数字でない」
 市空港事務所は「他の事例でもそうだがダブル化すれば旅客は増える。利用促進を進めれば搭乗率6割は決して高い数字ではない」と強調。経営再建中の日航が東京線の機材縮小を検討、新規参入組が顧客を囲い込む余地はある。

 半面、人口減などを背景に市場規模が大きく変わらない以上、エア・ドゥにとっても搭乗率6割の確保は予断を許さない。帯広商工会議所の高橋勝坦会頭は「十勝の経済団体を挙げて(利用促進に)協力する」と気を引き締める。

 不安要素はまだある。道東自動車道の全線開通(2011年度予定)だ。新千歳空港へのアクセスが向上すれば、東京線利用者の流出が予想される。道の調査では、十勝の住民の2割が新千歳を利用するとの報告も。観光関係者は「新千歳が近くなれば帯広空港の存在意義が薄れる」と懸念する。

広域的連携も必要
 帯広空港の路線維持、利用促進には新たな市場開拓が求められる。帯広商工会議所は日高東部の浦河町、様似町、えりも町との連携を模索している。川田章博副会頭は「日高東部は新千歳より帯広空港に近い。JRA関係者が使いたいという話も聞いた」と潜在需要に期待する。

 経済界には観光地トマムがある上川管内占冠村との連携を説く声も。バランスのとれた産業集積と観光振興の展開、エリア内にとどまらない広域的な連携強化…空港のダブル化を契機に、十勝圏全体の成長戦略が問われようとしている。(中津川甫)

2063チバQ:2010/06/02(水) 22:11:59
http://netallica.yahoo.co.jp/news/125152
ANAの目玉サービス、クレームの殺到で中止のトホホ
2010/6/2 16:57
 全日本空輸(ANA)がファースト、ビジネス両クラスの上級客向けに始めた機内サービスが突如休止となり、話題になっている。休止になったのは、座席前のタッチパネルを使って食事や飲み物を自由に選び、好きな時間に注文できるというサービス。一部国際線で導入してみたら、運用がうまくいかずに乗客からクレームが殺到。収益性が高い上級クラスの客の心をガッチリつかもうとしたが、裏目に出てしまった格好だ。

 このサービスは、成田−ニューヨーク間を飛ぶボーイング777−300ERのファースト、ビジネス両クラスで4月19日から始まった。有力路線での新サービスだけに鳴り物入りで導入されたが、いざフタを開けてみたら、乗客からのクレームが殺到。その数、わずか1カ月で「六十数件」(ANA関係者)に上ったという。

 4月にビジネスクラスに搭乗した男性客があきれ顔で話す。

 「好きなものを好きな時間にオーダーできるというので期待していたのですが、注文するにもタッチパネルの操作が難しくて、かなり手間取ってしまった。やっとのことで肉料理を頼んだら、品切れ。仕方なく他の食事を頼んだら、今度は出てくるまで恐ろしく時間がかかりました。客のなかには、デザートを注文して、出てくる前にニューヨークに着いてしまった人もいました」

 ビジネスクラスでこれはつらい。別の男性客もこう指摘する。

 「ビジネスクラスの客のなかには、頼んだ食事が出てくるまで数時間もかかった人がいました。高い料金(ビジネスの片道正規料金は週末で約70万円)を支払っているのに、あれはない」

 なぜ、こんな事態になってしまったのか。関係者の解説はこうだ。

 「食事をオーダーする際、タッチパネルの操作方法が分からない乗客は客室乗務員に聞くしかない。モタモタしているうちに、使いこなせる客はどんどん注文していくため、人気があるほうの機内食が先にさばけてしまう。その結果、操作にてこずった客が注文したときには、好みの食事は品切れというケースも出てきます。『好きなものを好きな時間に』というのがウリなのにです」

 高い料金を払ってこれでは、クレームが続出しても仕方がなさそうだ。さらに悪いことに、客室乗務員がタッチパネルの説明に時間を取られるあまり、食事を出す時間が大幅に遅れがちになってしまった。

 「実は、メニューが30種類以上もあり、前菜、メーン、デザートなどの組み合わせが多岐にわたるため、食事の用意に手間がかかる。食事がなかなか出てこないことにクレームがつき、そのクレーム対応でまた時間がとられて、他の乗客へのサービスが後手に回り…という悪循環に陥ってしまった」

 結局、ANAは5月19日、タッチパネルを使ったオーダー機能の一時運用休止を発表した。

 一口に休止するといっても、新サービスの導入にはかなりの手間ひまがかかっている。

 「新サービスの企画とシステム開発、システムそのものの米連邦航空局(FAA)への許可申請など導入までに相当な時間と費用がかかっているはず。それだけに、ANAにとって休止はかなり痛いでしょうね」(業界関係者)

 力を注いだ新サービスだったが、お粗末な結果になってしまった。

2064とは:2010/06/03(木) 10:42:39
竹園2丁目で東京行きの高速バス待ってたら茨城空港行きのバスが来た。客は見た限りゼロ。あかんやろ。赤字ローカル空港造ってアホやなぁ。額賀と丹羽とその他自民党県議、町村議が私財拠出して国民に賠償せい。

2065とは:2010/06/03(木) 10:48:08
ちなみに朝の8:30発と10:30発の2本。

10:40発のドル箱路線の東京行きも竹園2丁目で俺が最初の客だったからバスとはこんなものか。
そもそもこの時間は30おきだろうとバス停来て茨城空港行き目撃出来たんだが、午前中は30分おきで良いんちゃうか。

2066名無しさん:2010/06/03(木) 14:16:34
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100603-OYT1T00066.htm?from=nwla

エア・アジア、羽田就航へ…海外格安会社は初
 マレーシアの格安航空会社(LCC)大手のエア・アジアが、
10月以降に初めて羽田空港に就航することが2日、わかった。

羽田に海外のLCCが乗り入れるのは初めて。
同社が羽田路線に参入することで、競争が激化しそうだ。
関係者によると、エア・アジアは羽田を深夜出発するクアラルンプール便を
週3便運航する計画という。

(2010年6月3日13時22分 読売新聞)

2067チバQ:2010/06/03(木) 22:11:08
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100603-OYT1T00074.htm
中国の格安航空会社、今夏にも茨城就航
 3月に開港した茨城空港(茨城県小美玉市)に、中国の民営格安航空会社「春秋航空」(本社・上海市)の上海便が今夏にも就航することが2日、分かった。


 橋本昌・茨城県知事が5日、上海を訪問して正式決定する。同県によると、中国の格安航空会社の日本就航は初という。

 週2便程度を運航する方針で、当面は運航期間を決めて就航する「プログラムチャーター」となる見込み。茨城空港の定期便は、国内線が神戸、国際線がソウルのみで、同県は海外の格安航空会社を中心に路線拡大を目指してきた。

 空港は航空自衛隊百里基地との共用で、中国機の乗り入れは防衛機密の観点で国との調整が必要。県や同社は正式に就航を決定した後に、国土交通省や防衛省などと運航時刻や就航時期の調整を本格化させる。

(2010年6月3日13時49分 読売新聞)

2068チバQ:2010/06/03(木) 22:12:02
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100603-OYT1T00066.htm
エア・アジア、羽田就航へ…海外格安会社は初
 マレーシアの格安航空会社(LCC)大手のエア・アジアが、10月以降に初めて羽田空港に就航することが2日、わかった。


 羽田に海外のLCCが乗り入れるのは初めて。同社が羽田路線に参入することで、競争が激化しそうだ。関係者によると、エア・アジアは羽田を深夜出発するクアラルンプール便を週3便運航する計画という。

(2010年6月3日13時22分 読売新聞)

2069チバQ:2010/06/04(金) 12:22:50
>>2020>>2047
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010060401000306.html
羽田枠、全日空、日航同数配分へ 国際便で国交省方針
 国土交通省は4日、4本目の滑走路が供用される10月以降、羽田空港に就航する米国やアジア、欧州の国際定期便の発着枠について、全日本空輸と日本航空にそれぞれ均等に配分する方向で最終調整に入った。配分は9月中旬ごろ最終決定する。

 1日4便の米国路線をめぐっては全日空が、公的支援を受けている日航が「事業展開を図るのは競争環境をゆがめる」として、全便の配分を国交省に要望していた。

 アジア、欧州路線では昼間(午前6時〜午後11時)の韓国6便、香港2便、台湾4便、残り深夜早朝時間帯の韓国、香港、シンガポール、ドイツ各2便もそれぞれ半数ずつ配分。1日1便のタイや英国、フランスなどの配分は両社の希望を聞きながら調整する。

2010/06/04 12:10 【共同通信】

2070チバQ:2010/06/04(金) 12:23:25
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100604/bsg1006041013002-n1.htm
九州の各空港、正念場 次々と路線消え新幹線全通迫る (1/2ページ)
2010.6.4 10:11

 金融不安に端を発した需要の落ち込みにより、航空業界が赤字路線からの撤退を次々と打ち出したため、地方空港は路線維持が厳しくなっている。九州の各空港も同様で、路線再編の影響を大きく受けており、来春開業する九州新幹線に客を奪われる懸念も広がって「視界不良」の状態となっている。

 ■対策「手詰まりだ」

 「わが社として今期は黒字必達が至上命題です」。今年5月。全日空(ANA)の佐賀−大阪線廃止を翻意させようとする佐賀県空港・交通課の野田信二副課長に対し、全日空の担当者は何度もこう口にした。

 「航空会社の置かれた経営環境の厳しさを実感した」と野田副課長。佐賀県は大阪線維持を断念した。

 日本航空(JAL)は4月28日、国内外の45路線から今年度内に撤退することを発表。この中には九州の9路線も含まれる。また、平成22年3月期決算で2期連続の最終赤字となった全日空も、赤字路線からの撤退を打ち出している。

 日航の路線縮小には、愛知、福岡、熊本などの16道県知事が発表前に「地域に与える影響は大きく、到底受け入れられない」と連名で日航や国に路線維持を要望したが、効果はなし。「具体的にやれることがない。手詰まりだ」(福岡県空港整備課)と、自治体にはあきらめムードも漂う。

■近くなる関西、中四国

 さらに、九州の地方空港を悩ませるのが、来春に全線開業する九州新幹線の影響だ。

 JR九州の唐池恒二社長は「複数の交通機関が競い合うのが地域振興に欠かせない」と繰り返すが、全日空関係者は「影響が出ないはずがない」と言い切る。

 実際、日航が撤退表明した路線の中には「鹿児島−岡山」「鹿児島−高松」など、新幹線の影響を受けそうな路線がある。鹿児島県交通政策課は「新幹線で『鹿児島と中・四国が近くなる』と日航さんが判断したのでは」と分析。鹿児島県は日航の経営状況も勘案し、要望書提出には加わらなかった。

 九州新幹線は鹿児島から大阪まで直通運転も行う。熊本−大阪便をもつ熊本県は「大阪線への影響は計り知れないが、このまま指をくわえて見ているわけにもいかない」(交通対策総室)と、航空会社の熊本支店や観光業界を巻き込んだ勉強会を4月に発足。新幹線対策の検討を始めた。

 ■“逆張り”東京増便…課題は知名度

 大阪線維持を断念した佐賀県は、1日4往復ある東京便(全日空)の増便へと運動の舵を切った。全日空に働きかけるためにも、搭乗率向上が必須で、佐賀空港から半径20キロ圏内の利用率向上を目指す。

 20キロ圏内には大川、筑後両市など福岡県南部も含まれ、「佐賀空港の利便性を知らずに福岡空港を利用する福岡県民も多いと思う。『東京便なら佐賀空港の方が近くて便利』と訴えていきたい」と佐賀県空港・交通課の野田副課長。同課は福岡空港に向かうバス乗客にアンケートを行うなどで佐賀空港の認知度アップに努めている。

2071チバQ:2010/06/05(土) 11:28:53
http://www.shizushin.com/news/feature/airport/kikaku/8/20100530133314.htm
連載「テークオフ1年 静岡空港の課題」


(1)外国人観光客誘致 「県内滞留」へ対策急務
2010/05/30
 富士山静岡空港が6月4日で開港から1年を迎える。立ち木問題による開港延期で波乱の船出だったが、開港後も梅雨時に相次いだ欠航や日本航空撤退などで揺れ続けた。利用者は年間約60万人を数えたが、需要予測とは開きがある。利用を増やし、空港経営の安定化や地域活性化につなげるにはどうすべきか。2年目に入る静岡空港の課題を探った。
 今月下旬、平日の午後4時。静岡市の清水港から韓国の団体客を乗せたフェリーが土肥港へ向けて出航した。「駿河湾で富士山を見ながら、伊豆観光を」とエスパルスドリームフェリー(静岡市)と交通機関3社が共同企画した「伊豆ドリームパス」。伊豆地区のバス、電車が乗り降り自由の格安周遊券で、「静岡空港を利用する韓国や中国の団体客に伊豆へのアクセス路線として好評」(同社)という。
 県が2月末までに実施した静岡空港の利用者調査によると、静岡空港出発客の7割、到着する海外客の8割が観光目的。景気低迷で企業が出張を控えたこともあるが、ビジネス客が想定より伸び悩み、「観光頼み」の現状がうかがえる。

恩恵実感ない東海岸
 だが県内の観光収入の約7割を占める伊豆地区のうち、特に東海岸では開港の「恩恵」を実感する関係者は少ない。空港と伊豆を結ぶ直通バスがないからだ。
 伊東市の伊豆シャボテン公園では、運営会社「サボテンパークアンドリゾート」の関係者が直接中国に出向いて旅行会社に観光ルートを提案し、旅行商品開発につなげている。2009年の中国人入園者は約8千人。中国人への個人観光ビザ発給要件緩和への期待は大きい。ただ、9割近くは羽田など首都圏の空港利用者だ。菊地勉社長は「東海岸は羽田の方が利便が良い。静岡空港を利用するなら、アクセス面で県の配慮があってもいい」と直通バスの開設を求める。

受け入れ体制が不足
 知名度アップや受け入れ対策にも課題が残る。県内で営業活動を行った韓国の旅行会社「旅行博士」の辛正民さんは「静岡は見るところがたくさんあるのに、PR不足。県内の外国人受け入れ体制は十分とは言えない」と手厳しい。
 韓国、中国では、富士山といえば箱根、山梨のイメージが強いという。県内は習慣の違う外国人の宿泊に抵抗を感じる宿泊施設も少なくないのが現状だ。実際、「宿泊客の受け入れが進んでいる富士五湖方面に静岡空港で来日した中国、韓国の観光客が流れている」(県中部の観光業者)。
 県内では静岡空港開港2年目に向けて誘客への動きが活発化している。県東部7市6町でつくる伊豆観光推進協議会は、中国の観光PR番組づくりに協力し、県も3776人を中国・浙江省に派遣する事業で交流の拡大を狙う。
 だが、県旅行業協会の平野順市事務局長は懸念する。「インバウンド客を静岡県内にどう滞留させるかに知恵を絞らなければ、静岡は通過県で終わってしまう。静岡空港の需要も伸びないだろう」

2072チバQ:2010/06/05(土) 11:29:12
http://www.shizushin.com/news/feature/airport/kikaku/8/20100531091850.htm
連載「テークオフ1年 静岡空港の課題」


(2)2年目の施設拡充 投資上回る効果創出を
2010/05/31
 断った着陸の申し込み152件―。今月下旬、県交通基盤部の担当者が示した未公表資料には、昨年6月の開港から9カ月間に富士山静岡空港にあったビジネスジェット(BJ)や小型機の着陸申し込み475件のうち、実に3分の1のニーズに応えられていない空港の実情が記されていた。
 「ほとんどは希望の時間帯に駐機スポットが空いていないため、断らざるを得なかった。もったいないが…」と、担当者はみけんにしわを寄せた。静岡空港は東京と名古屋の中間地点で立地に恵まれ、小型機などの着陸や夜間駐機の希望が多い。しかし、毎日昼前後に定期便で五つある駐機スポットが埋まる時間帯があり、受け入れが制限されるという。

混雑理由に駐機断る
 昨年12月、スズキとドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)による資本提携のニュースが世界中を駆け巡ったそのひと月ほど前、静岡空港にVW社の関係者を乗せたBJが舞い降りた。提携に向け両社の交渉が進んでいた時期。空港担当者の間でも着陸は極秘扱いにされた。
 VW側は当初、静岡空港に一晩駐機し、翌日、再び関係者を乗せて飛び立つ日程を希望したが、スポットの混雑を理由に空港側が断った。BJは関係者を降ろすと、やむなく中部国際空港に移動し、翌日、迎えのため静岡空港に引き返すことを余儀なくされた。
 県は本年度、開港2年目にして駐機場の拡充に踏み切る。BJや小型機への対応だけでなく、定期便が集中する昼前後の混雑緩和、静岡空港を拠点とするフジドリームエアラインズ(FDA)が10月に4号機を導入することなどに対応するためだ。

2年で6億4千万円
 計画では2010、11年度の2年間で、現在の駐機場の西側に三つのスポットを増設する。現在、見学者に人気の展望広場も整備対象地にあるため、さらに西側に移設する。今秋に着工し、来年夏ごろ完成。11年度中に供用開始の予定だ。
 県空港局の松永憲明局長は「拡張によって新たな定期便やチャーター便を誘致する際も、発着時間などの希望に応じやすくなる」と指摘。小型機の利用者は富裕層が多く、駐機が増えれば地元への経済波及効果も期待できるとする。
 ただ、駐機場の拡張には2年間で約6億4千万円を投じる計画。空港経営の赤字が問題になる中での大きな投資だけに、県議会の池谷晴一建設委員長は「整備が目的ではなく、それを生かして県民がより大きな効果を享受できるようにすることが重要だ。そのための手だてをしっかり講じてほしい」とくぎを刺した。

2073チバQ:2010/06/05(土) 11:29:31
http://www.shizushin.com/news/feature/airport/kikaku/8/20100601084707.htm
連載「テークオフ1年 静岡空港の課題」


(3)存在感増すFDA 利用見込める航路開拓
2010/06/01
 静岡空港ターミナルビルの一番端にあったFDA(フジドリームエアラインズ)のチェックインカウンターが4月中旬、撤退した日本航空と入れ替わって真正面に移った。発着便の時刻を知らせるボードにもFDA便が目立つ。「大手が飛ばないところを補完する」とスタートした新航空会社が、1年足らずの間に静岡空港の屋台骨を支える存在になった。
 昨年7月23日に就航したFDAの搭乗者は延べ10万人を超えた。鹿児島県茶商業協同組合理事長の下堂薗豊さんもその一人。静岡市内での新茶初取引に顔を出すため、鹿児島発のFDA機で静岡空港に降り立った。
 「昨年までは東京経由だったが、今年は一直線。確かに便利になった。お茶の関係者は使うようになるだろう」。こう話す下堂薗さんのような「県外の客」「ビジネス客」をいかに増やしていくか。FDAの課題も浮かび上がってきた。

就航先での営業強化
 FDAが目標として掲げる搭乗率65%に対して、4月末までの全便の搭乗率は約50%。「県内の利用客だけみれば目標に届いているかもしれない。その分、県外の利用客が少ない」(営業担当者)という。ビジネス客の方が観光客よりやや多い―との当初の予測は、小松、熊本、鹿児島の3路線に限ればその割合は逆になった。
 「日航を引き継いだ福岡便はビジネス客が見込め、札幌便は観光客が期待できる」など今後は路線ごとに戦略を立て、就航先での営業を強化していく。比較的好調な県内の利用も「中部地区に偏っている」と分析し、西部地区での利便性向上を図るため、掛川駅などと空港を結ぶシャトルバスの運行も検討している。

運用時間の延長要望
 6月1日から運航を開始する松本発着便も含めると3機で9便(往復)。「経営を考えれば、できれば1機当たり4便、少なくとも3・5便は運航したい。だが今の空港の運用時間では厳しい」と語る鈴木与平社長。県に対しては空港の運用時間の延長を要望した。ほかにも安全検査場の増設、駐機場の拡大、着陸料のさらなる減免も希望している。
 10月までに予定している4号機の導入に伴い、新路線として静岡と成田、関西国際空港などを結ぶフィーダー(支線航路)、松本空港のような日航撤退路線の継承、静岡と地方を結ぶ新航路などさまざまな可能性を探っている。鈴木社長は「めまぐるしく環境が変化し、路線の選定基準も変わってきているが、できるだけ多くの人に乗ってもらえる所に飛ばしたい」と強調する。

2074チバQ:2010/06/05(土) 11:29:50
http://www.shizushin.com/news/feature/airport/kikaku/8/20100602080035.htm
連載「テークオフ1年 静岡空港の課題」


(4)厳しい経営打開へ 競争勝ち抜く戦略必要
2010/06/02
 開港初年度の決算は138万円の赤字―。5月28日、富士山静岡空港の旅客ターミナルビルを運営する富士山静岡空港会社(吉岡徹郎社長)が、静岡市内で開いた株主総会で決算を報告した。売上高12億5500万円、経常利益1100万円だったが、最終損益の黒字は確保できなかった。
 それでも開港遅れや世界同時不況など逆風の中の1年だっただけに、吉岡社長は「初年度としてはまあまあの数字」と評価。「年間利用者は60万人だったが、県が目指すように2010年度70万人、11年度80万人と増えれば、経営安定につながる」と期待感を示した。

4億8千万円の赤字
 空港会社以上に県管理の空港本体の経営は厳しい。09年度予算では着陸料や土地使用料などの収入約1億9千万円に対し、保安関係や施設管理、事務所運営などの支出は約5億4千万円を見込む。約3億5千万円の赤字だ。人件費を加えると4億8千万円に膨らむ。こうした状況は10年度も大きくは変わらない。
 県空港経営課は「収入増につながる路線や便数の増、航空機の大型化に向けて利用拡大に取り組み、同時に業務を効率化して可能な限りコスト縮減を図るしかない」と話す。利用者をどこまで増やせるかが経営改善の鍵になる。
 年間60万人の利用者は地方空港として決して少なくないが、県が03年に発表した需要予測138万人とは大きな隔たりがある。川勝平太知事は28日の定例記者会見で「ばかげた予測と思った」と切り捨てたが、一方でチャーター便の好調や中国人観光客へのビザ緩和で「追い風が吹いている」とし、利用拡大に自信を見せた。

2年目が大事
 航空会社も初年度は極めて厳しい経営状況だ。全日本空輸の札幌、沖縄線は搭乗率が4月末で72・8%と高率だが、路線収支は大幅な赤字の見通し。ビジネス需要が少ないことや地方路線のコスト高が背景にある。鹿野内国裕静岡支店長は「開港特需のなくなる2年目が本当の実力が試される大事な年」と強調。利用拡大には、観光だけでなく、産業、教育、スポーツなど幅広い分野の交流拡大が不可欠とする。
 県の「富士山静岡空港の魅力を高める有識者会議」委員を務める航空アナリスト杉浦一機氏(東京都)は、施設の機能を最大限発揮するソフト面の充実▽羽田空港利用の乗り換え客やアジア客を獲得するための戦略―などの必要性を指摘。「地方空港間の競争が激化し、手をこまねいていれば脱落する。静岡空港にはより魅力的にするために打つ手、工夫がたくさんあることを自覚して取り組むべきだ」と強調した。

2075チバQ:2010/06/05(土) 11:39:03
はやっ!
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000001006050001
茨城空港−上海便の就航「7月21日から」
2010年06月05日

 茨城空港へ乗り入れを検討している中国・上海の格安航空会社「春秋航空」が7月21日から、上海と茨城空港の間に週2、3往復の就航を希望していることが、春秋航空への取材で4日分かった。


 同航空に対して就航決定を促すため、橋本昌知事は5日から6日にかけて訪中し、春秋航空会長との間で交渉に入る予定。同航空の広報担当者によると、双方が6日、就航について覚書を交わす見通しだ。


 国土交通省は、春秋航空から就航計画が提出されれば、航空自衛隊百里基地と共用している茨城空港への中国機の乗り入れについて、防衛省との間で協議する見通し。他の共用空港では中国機乗り入れに曜日や時間帯の制限があり、日本政府内の協議結果によっては、春秋航空の計画が変更される可能性もある。


 春秋航空は2004年設立。「中国初の格安航空会社」をうたい、エアバスA320型機(180人乗り)を17機所有、中国国内の40路線に就航させている。茨城空港に就航すれば、初の国際路線となる。(津布楽洋一、栗田有宏)

2076チバQ:2010/06/05(土) 11:39:25
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100605/CK2010060502000141.html
中華航空 静岡―台湾の定期便を検討 支社長「今後の最有力地」
2010年6月5日

 中華航空(チャイナエアライン)日本支社の楊辰支社長は4日、台湾と日本を結ぶ定期便開設の今後の最有力地として、静岡空港を検討していることを明らかにした。静岡県庁で川勝平太知事と面会後、記者団の質問に答えた。

 同社は昨年6月開港の静岡空港に、チャーター便を1年間で100便近く運航。地方空港の中でも静岡空港への実績は最上位にある。

 楊支社長は静岡空港について「富士山に一番近い空港として魅力がある」と評価し、「現在、日本とは8カ所(の空港)で定期便があるが、次の目標は静岡」と明言した。

 定期便化の可能性については「実現まであと40%。静岡県民にも台湾に来てもらいたい。会社と静岡県の双方の努力が必要」とし、「1年後にはチャーター便を定期的に運航し、その1年後に定期便になれば」と今後の見通しを語った。

 川勝知事は楊支社長との面会で、これまでのチャーター便運航に対して感謝し、「定期便になれば素晴らしいこと。国土交通省へ働きかけます」と述べ、来年の旧正月にあたる時期に台湾を訪問することなども約束した。

 静岡空港では、開港1年間で186便のチャーター便が運航。うち112便が台湾便で、同社が100便近くを占める。同社は現在、日本国内で成田、札幌、名古屋、大阪、沖縄など8カ所で定期便を展開している。

2077チバQ:2010/06/05(土) 11:40:31
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100604/bsd1006041622018-n1.htm
航空会社のスターフライヤー 資本金取り崩し、累損を一掃
2010.6.4 16:22

 新興航空会社のスターフライヤー(北九州市)は4日、資本金48億円と資本準備金9億円を取り崩し、累積損失を一掃させると発表した。22日開催予定の株主総会で議案を提案する。10年3月期の累損は55億円に達していたが、今期以降、株主配当ができるよう財務の健全化を急ぐことにした。

 同社は、国際チャーター便の運航などを積極的に展開したことで、10年3月期決算で最終利益2億円を計上。06年3月の就航後初めて最終黒字を達成した。11年3月期も2億円の最終黒字を見込むなど安定的な収益を確保できる見通しが立ってきた。

 議案が承認された後の資本金10億円、資本準備金は5億円となる。

 スターフライヤーは、北九州空港を拠点に羽田便などを展開。

2078名無しさん:2010/06/05(土) 14:19:00
凄い勢いで沈められてしまったな。 いやぁまいった、 まいったw

2079チバQ:2010/06/05(土) 18:35:13
具体的な場所まで候補に上がってるんですね
http://mainichi.jp/select/today/news/20100605k0000e040057000c.html
成田空港:新ターミナル検討 格安航空会社専用
2010年6月5日 15時0分 更新:6月5日 15時30分
 成田国際空港会社(NAA)は、現在ある第1、第2ターミナルとは別に、格安航空会社(LCC)専用の旅客ターミナルビルを新設する方向で検討を始めた。10月の羽田空港の国際線発着枠拡大を控え、「競争力強化にはLCC誘致が不可欠」と判断した。国土交通省も対応を急ぐよう指示しており、早ければ今秋にも具体的な計画を策定する。【山田泰正、斎川瞳】

 NAA経営計画部によると、専用のターミナルビルを建設した場合、どれくらいの就航希望があるか、韓国、中国、インドネシア、マレーシアなどのLCC約20社を対象に近く需要調査を実施する。9月にロンドンで開かれるLCCの国際会議で各社の意向を聞き取り、ターミナル建設を最終的に判断する。

 最有力の候補地は整備地区。現在は使われていないNAA所有の貨物上屋3棟を改装して暫定利用する計画が浮上している。搭乗手続きカウンターや待合室、飲食施設のほか、入管・税関などの業務スペースも設ける予定で、関係機関と調整を進めている。欧米から乗り入れ要望の強い自家用ビジネスジェット機のターミナルも併設。工期は2年程度を見込む。

 着陸料や施設使用料について、従来より引き下げたLCC向け料金体系の導入も検討中。NAAの村山憲治経営計画部長は「LCC就航は新たな需要を喚起し、利用者増が期待できる」と話している。

 ◇ことば LCC
 格安航空会社(ロー・コスト・キャリアー)。従来の大手航空会社と違い、人件費や営業・販売費など運航にかかるコストを抑えることで運賃を低く設定する。機内食を有料にするなど、旅客サービスも簡素化する例が多い。アジア諸国で成長が著しく、アジア地域では国際線旅客輸送量の10%程度を占める。

2080チバQ:2010/06/05(土) 18:39:31
>日本航空に対しサンフランシスコとホノルルの2便を、全日空に対してはロサンゼルスとホノルルの2便を割り当てる方針
ビジネスは羽田・観光は成田の方針と最初から食い違ってるような・・・
まあ、夜遅くに日本を経てるのはホノルル便にはめちゃくちゃメリットありますけど

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4445157.html
羽田の米路線、JAL・ANAに各2便認可へ

動画を他のプレイヤーで見るWMP高 WMP低  10月から新たに開設される羽田空港とアメリカを結ぶ航空路線について、国土交通省は日本航空と全日空にホノルルやアメリカ西海岸を結ぶ直行便を認可する方針を固めました。

 羽田空港の4本目の滑走路が10月から運用開始されるのに伴い、日米両政府は羽田とアメリカを結ぶ路線について、両国の航空会社にそれぞれ1日4便ずつ認めることで合意しています。

 これを受け、国交省は日本航空に対しサンフランシスコとホノルルの2便を、全日空に対してはロサンゼルスとホノルルの2便を割り当てる方針を固め、両社に通知しました。いずれも10月31日から就航することになります。

 しかし、全日空は4枠全便の割り当てを要望していて、今回の方針を不服として異議の申し立てなどを検討するもようです。

 アメリカ側はすでに、ロサンゼルス、デトロイト、ニューヨーク、ホノルルの4路線をアメリカの航空会社3社に認可すると発表しています。羽田とアメリカを結ぶ定期便は、1978年以来32年ぶりのことで、羽田空港の利用客の利便性が高まることが期待されます。(05日11:38)

2081チバQ:2010/06/08(火) 21:23:55
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100608/trd1006081927012-n1.htm
関空と米国の懸け橋に デルタ航空がシアトル便、9年ぶり復活
2010.6.8 19:25
 関西空港と米西海岸のシアトルを結ぶデルタ航空の定期便(週7便)が8日就航し、関空で記念式典が行われた。同路線はノースウエスト航空(デルタ航空と合併)が平成13年に休止して以来、9年ぶりの復活。北米便の減少が目立つ関空にとって待望の就航で、関係者らは「関西との懸け橋に」と期待を寄せた。

 式典でデルタ航空のジェフリー・バーニアー日本支社長は「必ず成功させ、関空からの路線をもっと増やしたい」とあいさつ。関西国際空港会社の福島伸一社長は「次はニューヨークをはじめとする米東海岸への便を」と期待感を示した。

 関空会社によると、関空の米国本土便は、ピークの10年には6都市へ週63便あったが、米中枢同時テロなどを機に減便が続き、ユナイテッド航空のサンフランシスコ便(週7便)だけになっていた。

2082チバQ:2010/06/09(水) 21:53:47
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100609/biz1006091051004-n1.htm
パイロット搭乗時間保証カット 日航、高給温床の“特権”にメス
2010.6.9 10:50
 会社更生手続き中の日本航空は、人件費削減に向けた賃金制度改定案について、労働組合側との交渉に入った。改定案では、高給批判が強いパイロットについて、実際の勤務時間とは関係なく一定の手当を支給する「搭乗時間保証」などの“特権”を大幅に削減する方針だ。

 日航の賃金体系は、基本給よりもさまざまな職種によって設けられた諸手当が手厚い仕組みになっている。パイロットの場合、機長は月80時間分、副操縦士は月65時間分の搭乗手当を保証。「実際の勤務時間よりも保証時間の方が長く、実態とは乖離したパイロットの高給の温床になっている」(日航の客室乗務員)という。

 このほか、客室乗務員にも月50時間分の保証がある。また整備士には、屋外での整備や燃料タンクの整備など業務ごとに手当が支給されている。

 経営側は、これまでも手当の削減を求めてきたが、8つもある労組が激しく抵抗。パイロットの手当削減をめぐっては、「安全運航に支障が出る」として訴訟にまで発展したケースもあり、こうした“既得権”が日航の高コスト体質の大きな要因になっていた。

 日航では、会社更生法の適用で経営破綻し、公的資金の投入を受けることから、「対外的に理解を得られない手当の削減や廃止は避けられない」と判断した。

 手当以外にも、労組との取り決めで実施しているパイロットの自宅と空港間をタクシーで送迎する待遇も打ち切る方針。

 日航は、既得権にメスを入れることで、高コストを批判している取引先金融機関の理解を得て、8月に更生計画を提出し、追加融資などの協力を取り付けたい考えだ。

2083チバQ:2010/06/10(木) 00:32:32
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100609-OYT1T00892.htm
世界最大の旅客機32機、UAEから追加注文
 【パリ=林路郎】欧州航空機メーカー・エアバス社(本社・仏トゥールーズ)は8日、同社製の世界最大の旅客機「A380」32機を115億ドル(約1兆350億円)でアラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空から追加受注したと発表した。


 エミレーツ航空はこれでA380を計90機発注。すでにソウル、バンコク、シドニー、オークランド、ロンドン、パリなどの路線に就航させている。

(2010年6月9日19時19分 読売新聞)

2084 ◆ESPAyRnbN2:2010/06/10(木) 11:29:25
>>1780
安保スレの相応しいかもだけど。

http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100610ddlk13010291000c.html
米軍横田基地:石原知事「横田空域の全面返還を」 /東京

 石原慎太郎知事は9日、都議会定例会の一般質問に答え、在日米軍横田基地上空周辺の「横田空域」について
「空域及び管制業務の早期全面返還を米政権に強く働きかけて実現するよう、国に求める」との意向を改めて強調した。

 横田空域は在日米軍が管制権を握っているため、民間航空機が迂回(うかい)を迫られるなど影響が大きい。
06年の日米政府合意で08年9月に空域の2割が返還された。全面返還についても、09年度内に返還に必要な
条件を検討することになっていたが、具体的な進展はみられないのが現状。

 石原知事は「空の管制が外国に委ねられている現状は異常」「米軍は戦勝の記念品といってはばからない」などと
持論を展開。前原誠司国土交通相から要請があり、話し合ったことも明かしたうえで「民主党の諸君もぜひ協力して
いただきたい」と答弁を締めくくった。【石川隆宣】

〔都内版〕
毎日新聞 2010年6月10日 地方版

2085チバQ:2010/06/11(金) 23:53:38
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100611/mcb1006110505015-n1.htm
国境越えた航空合併へ意欲 豪カンタスと英ヴァージン (1/2ページ)2010.6.11 05:00
 豪カンタス航空のジョイス最高経営責任者(CEO)と英ヴァージン・アトランティック航空のリッジウェイCEOはそれぞれ10日までにインタビューに応じ、コスト削減や便数増加に向けた取り組みの一環として、両社の合併に向けた交渉に前向きに臨む姿勢を示した。

 両CEOのインタビューはベルリンで開かれた国際航空運送協会(IATA)の年次総会に合わせ現地で行われた。

 カンタスのジョイスCEOはヴァージンとの合併案に好意的な反応を示し、「誰にとっても魅力的な話だ」と語った。ただし、「簡単にいかないことは分かっている。国境を越えた航空会社の合併も前例がないが、将来には実現するだろうし、カンタスが先頭を切るつもりだ」と述べ、実際の交渉手続きについては「しばらく先のことになる」と話した。

 一方のヴァージンは、北大西洋地域における他社の攻勢が悩みの種だ。最大の競合相手である英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とアメリカン航空の事業提携強化や、ユナイテッド航空とコンチネンタル航空の合併など、航空業界では再編の動きが進んでいる。

 ヴァージンのリッジウェイCEOは「当社はまだ小企業であるため、成長の可能性を探っていくつもりだ。大企業との合併もあるかもしれない。まず今後18カ月間は業界の動向を見守りたい」と述べた。

 カンタスは08年にBAとの合併協議を行ったが、株式の分割で合意に至らず破談に終わっている。合併が実現すれば、総売上高240億ドル(約2兆1900億円)、保有機材500機の巨大航空会社が誕生していた。問題は収益力ではBAが勝っていたものの、時価総額はカンタスの方が高かったことにある。

 BAはその後、スペインのイベリア航空と合併統合している。

 北欧最大手スカンジナビア航空の親会社SASグループのマッツ・ヤンソンCEOは、2011年以降に欧州の航空各社で合併が活発化するとの見方を示す。リセッション(景気後退)の影響による打撃が大きいことを指摘し、合併を行うには「今年はまだ時期尚早」と述べた。(ブルームバーグ Steven Rothwell、Cornelius Rahn)

2086チバQ:2010/06/11(金) 23:56:27
>>1915>>2066
http://haneda.keizai.biz/headline/576/
エア・アジアX、羽田〜クアラルンプールに年内就航か−海外メディアが報道
(2010年06月10日)

 アジア地域のメディア各紙は今週、マレーシアのLCC(格安航空会社)大手「エア・アジア」(QZ)傘下で長距離路線を運航する「エア・アジアX(エックス)」(D7)が年内にも羽田〜クアラルンプール線に就航する見込みだと報道している。

 マレーシア国内紙の「The Star」・通信社のAFP・オーストラリアの航空専門メディア「Center for Asia Pacific Aviation」などが、同社が羽田空港の今年10月の本格国際化以降、日本とマレーシアの航空当局間ですでに合意した運航枠の中での新規就航の準備を進めていると伝えるもの。新路線はすでにマレーシア当局からの承認を受けており、日本政府からの認可を待って正式決定するとしている。現在までに同社から新路線就航にかんする発表は行われていない。

 同社は2007年に運航開始。クアラルンプールを拠点にオーストラリア・中国・インド・イギリスなどの都市に格安運賃で旅客便を運航している。以前より日本への就航にも意欲をみせており、これまでにも札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の主要都市のほか、茨城空港・静岡富士山空港への就航を検討していることも表明していた。

 羽田空港の国際化に向けた新しい運航枠においては、日本とマレーシアは世界各国との2国間協議では最も早い2008年7月、両国の航空会社がそれぞれ2国間に週7便の定期便を運航可能にすることで合意している。

2087 ◆ESPAyRnbN2:2010/06/12(土) 19:22:45
> 静岡空港の年間利用者が県の需要予測の44%に当たる約61万人にとどまっていることには
> 「需要予測はめちゃくちゃだった」と苦言を呈した

http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010061201000569.html
静岡空港の運用時間を延長 前原国交相が認可方針

 前原誠司国土交通相は12日、昨年6月に開港した静岡空港(静岡県牧之原市など)を視察し、
空港運用時間を1日11時間半から13時間に延長し、5カ所ある駐機場(エプロン)を3カ所増設するとの
県要望を認める考えを示した。

 前原国交相は、日本航空が同空港から3月末で撤退後、地域航空会社フジドリームエアラインズが
路線を引き継いだことなどを挙げ「さまざまな営業活動の結果、うまく使われている」と評価。誘致を進めている
チャーター便は、受け入れきれずに断るケースも出ていると指摘した。

 一方、静岡空港の年間利用者が県の需要予測の44%に当たる約61万人にとどまっていることには
「需要予測はめちゃくちゃだった」と苦言を呈した。

 静岡空港に先立ち、同県御前崎市の御前崎港も視察。来年度以降に集中投資する全国約40の
重点港湾の選定では「民間の経営の視点を取り入れていることと、今後の(貨物量の)伸びしろが必要」と
あらためて述べた。

2010/06/12 18:48 【共同通信】

2088 ◆ESPAyRnbN2:2010/06/13(日) 09:31:07
>>2087
お、評価してたのか?

http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001006130001
静岡空港の運営評価/前原国交省
2010年06月13日

 港湾整備などで「選択と集中」を掲げる前原誠司国土交通相が12日、静岡空港と御前崎港を視察した。
各地の空港が需要予測を下回るなか、開港1年を迎えた静岡空港について「うまくやっていただいている」と
評価。県が計画する運用時間の延長や駐機エプロンの増設の実現に、前向きな姿勢を示した。

 「新しい空港は造らないが、造ったものは徹底的に利活用する」。空港に対する基本姿勢をそう話した
前原国交相は、静岡空港が川勝平太知事のトップセールスなどでチャーター便を積極的に誘致している点
などを評価した。需要予測を大きく下回るが、「当初の予測自体がむちゃくちゃ。それをベースに議論しても
意味がない」とした。

 県側が求める1日13時間への運用延長案については、必要となる管制官の増員などで協力する姿勢を
示した。駐機エプロンを5から8に増設する案にも「要件が整えば認可したい」との考えを示した。

 国は全国に103ある重要港湾から約40の重点港湾を選ぶ方針で、御前崎港について前原国交相は
(1)管理の効率的一体化(2)港利用の伸びしろを高める――ことを要望。同行した川勝知事は、指定管理者
制度の導入や、港周辺にある工場の増産計画、東名高速に接続する周辺道路の整備などを伝えて
アピールした。

2089名無しさん:2010/06/13(日) 20:37:38
↑の中で■前原国交相は「FDA及び”鈴予グループ”に感謝します…」と爆弾発言!

無視できない発言だ!昨夕TVで見てびっくりした。公平な立場であるはずの行政のトップがこの選挙前に、
管轄監督内の一民間営利企業をドッコイショする!一体民主はどういう神経と資質を持っているんだろう。
裏を勘ぐられて当然の発言であり、危機管理もない。多分利権のためだろうととられても文句は言えない。
(同様に、)
■津川祥吾 国土交通大臣政務官。「プロフィールに載せてはいないが、鉄道会社に勤務していた」と昨日の職員向け挨拶にて本人から発言あり。(二階堂ドットコム)

↑”国土開発”のほかに勤務があったのか?国土”交通”省での挨拶(6/10)で公表するとは?一体どういう感覚と意図があるのかと驚いてしまう・・・。
国土開発の大株主が西武鉄道である事実を拡大(歪曲)して省内で宣言したとなると、上の前原発言と同様、看過できない大問題だ!

(こうなると党内の危機管理と良識の欠如ではなく「確信的な姿勢」じゃないかと思ってしまう・・・)

2090名無しさん:2010/06/14(月) 09:51:03
静岡空港は鈴与がテコ入れしてくれてなんとか保ってるんだろ。(一般の誤解)
                ↑
 石川知事時代からの約束で地域総合整備財団のふるさと融資制度の国税を県が起債して、現在計 98億 円の機器購入費を県が融通し利払いも県費で払っている。
県の方が鈴与を地方財政法まで違反して支援しているのが事実である。しかもFDAのこの1年の平均搭乗率は約48%であった。

 鈴与は直接「航空事業者」ではないし、国民が知らないし知る必要のない親会社の全国CMを6/12担当大臣がするのは間違っている。
津川祥吾も国土開発の親会社に勤務していたと何を敢えて挨拶で省内に言うのか、公平を旨とすることは無視してよい(といっているのか?)とも取れる。

2091チバQ:2010/06/14(月) 21:32:06
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-163501-storytopic-26.html
離島航空運賃3〜5割引きへ 県、10月から社会実験開始2010年6月14日



 県は沖縄特別振興対策調整費(特別調整費)を活用して、中核病院や高校がない小規模離島の航空運賃を3〜5割引きする社会実験を10月から始める。割り引き差額分を、県が航空会社に直接補填(ほてん)する初の試み。県は2030年の将来像を示した「沖縄21世紀ビジョン」に離島の定住条件を改善するため交通費軽減を掲げており、ビジョンの夢を前倒しで実現する格好となった。
 対象地域は那覇と南・北両大東、粟国などを結ぶ6路線。現行の割引運賃から住民と旅行者は3割引き、高校生は5割引きする。利用者数は現状から3割増の年間23万人以上を見込む。県企画部は「定住条件の向上と同時に、都市との交流促進や観光客の増加が図られ、島の産業振興、雇用創出が期待できる」と話す。
 10年度の事業予算は6カ月分の4億7700万円。11年度は1年分の約10億円が見込まれるが、継続事業が好ましくないとされる特別調整費を財源とする予算措置に、事業の存続を不安視する声もある。ある県幹部は「社会実験後に運賃を元に戻せば離島社会が混乱する。今後国からの財政措置がない場合、県の厳しい財政から捻出(ねんしゅつ)することになり、事業継続は難しくなる」と懸念を示す。
 12年3月に期限が切れる沖縄振興計画に関する県の総点検報告書は、離島交通について「運賃の低減化を図る新たな仕組みの構築」が必要だと明記している。
 川上好久企画部長は「社会実験で経済効果が立証されれば、沖振計後の新たな計画の中で事業化に期待が持てる。船舶やほかの大規模離島などへの適用拡充も模索したい」と述べ、ポスト沖振計で恒常的な事業化を目指す姿勢を示した。(宮城征彦)

2092チバQ:2010/06/15(火) 22:53:43
http://haneda.keizai.biz/headline/579/
スカイマーク新路線、北九州〜羽田の到着は深夜0時に−8月10日より
(2010年06月15日)
 スカイマーク(大田区羽田空港1)が8月10日に就航する新路線・北九州〜東京線の羽田空港到着時間が深夜0時になることが決まった。

 同社が今年5月に就航を発表していた同路線の8月期の運航スケジュールが確定したもので、羽田出発=21時40分・北九州到着=23時20分、北九州出発=22時20分・羽田到着=深夜0時となる。羽田空港到着時刻は現在(6月)、関西空港から到着するJALの最終便よりさらに40分遅く、国内定期便では最も遅い時刻となる。

 同社は今月より羽田〜那覇線に深夜0時羽田出発の便を増便するなど、深夜早朝時間帯の国内便の運航を積極的に進めている。羽田・北九州・那覇などの24時間空港の機能を生かし、これまで運航がほとんどなかった時間帯における航空需要の喚起を目指す。

 羽田空港では今年10月の本格国際化に伴って深夜時間帯における国際線の運航が予定されており、それに対応する地上交通サービスの拡充が期待されているが、現時点では各社とも具体的な予定はなく、「フライトの運航時刻や需要予測などを確認した上で検討する」(京急)などとしている。現在の空港発の最終電車は、京浜急行の0時20分発蒲田行き(平日)。

2093チバQ:2010/06/15(火) 22:54:45
産経らしいなあ
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100615/chn1006151532000-n1.htm
上海−台北「日帰り圏」に 直行便就航、“統一工作”また一歩
2010.6.15 15:26
 中国と台湾の間の「三通(通航、通商、通信の直接開放)」進展に伴い、上海と台北の市内中心部にある国内線中心の空港どうしを結ぶ直行便が14日、就航した。15日付の上海紙、東方早報は「上海と台北の日帰り圏が誕生した」と1面トップで伝えた。飛行時間は約1時間半で週28便を運航する。上海市内の虹橋空港と台北市内の松山空港を結ぶ路線はビジネス客中心の「ドル箱路線」になるとみられるが、経済急接近による“台湾統一工作”を狙う中国側が新路線開設で駒をまた一歩進めた形だ。(上海 河崎真澄)

2094荷主研究者:2010/06/16(水) 22:07:22
>>2039
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201005280041.html
'10/5/28 中国新聞
空港アクセス改善へ初会合
--------------------------------------------------------------------------------
 広島空港(三原市)と広島都市圏のアクセス改善を官民で検討する協議会の初会合が27日、広島県庁であった。大型連休中の山陽自動車道の渋滞でリムジンバスに欠便が相次いだ事態を受け、「定時性確保」を軸にした対応策を年内にまとめる方針を確認した。

 アクセス改善の協議会は、県空港振興協議会(会長・大田哲哉県商工会議所連合会会頭)のワーキング部会として設置され、県やJR西日本、県内5商工会議所など18機関で構成している。

 初会合には14機関の代表者が出席。事務局の県が、リムジンバス欠便時の代替手段の拡充や山陽道の渋滞解消策▽代替ルートを確保するための国道2号安芸バイパスや東広島バイパスの整備促進▽軌道系アクセスの必要性―などを検討項目とするたたき台を示した。

 委員からは、渋滞が発生する大型連休に絞った対策や、対策の効果を検証する社会実験を求める意見が出た。協議会は年内にあと2回開く。

2095荷主研究者:2010/06/16(水) 22:28:17

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/231532_all.html
2010年05/15 13:14 北海道新聞
乗降客 80万人台割る 女満別空港94年度以来 需要低迷や減便で

 【大空】女満別空港の2009年度乗降客数は前年度比13・7%減の76万700人で、1994年度以来15年ぶりに70万人台となった。100万人を割り込んだのは3年連続。

 不況による観光需要低迷や昨年3月の日本航空(JAL)の女満別−関西便の廃止、国際チャーター便の激減などが影響した。

 女満別空港は1997年度、東京、名古屋、新千歳、丘珠のほか、仙台、広島、福岡など季節運航も含め1日最大17往復34便が就航。98年度に過去最高の114万8千人が利用した。2006年度まで100万人前後の乗降客数があったが、07年度から減少傾向が続く。

 09年度の旅客数はビジネス客の多い新千歳便は前年度比0・4%減の14万2600人。東京便も同2・3%減の49万5800人。JALが昨年廃止し、全日空が季節運航する関西便は同79・6%減だった。08年度78便が発着した国際チャーター便は中国南方航空の広州往復2便だけだった。

 女満別空港ビルの三輪高志常務は「観光需要は徐々に戻っており、(近いうちに)年80万人程度には回復する見通し。国際チャーター便も数年の間に経済が好調な中国などから年100便前後運航されるようになるだろう」と話した。(近藤憲治)

2096チバQ:2010/06/17(木) 22:29:43
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100617/bsd1006171851016-n1.htm
日航、旅行子会社2社を統合へ 海外ジャルパックと国内ツアーズ2010.6.17 18:50
 会社更生手続き中の日本航空は17日、国内旅行子会社のJALツアーズと海外旅行子会社のジャルパックの2社を来春にも統合させる方針を固めた。経営再建に向けて子会社の統廃合を進めており、国内と海外で分かれた旅行子会社を一体化し効率化を図る。8月末に提出する予定の更生計画に盛り込む方針だ。

 JALツアーズは日航が81・4%を出資。国内旅行を中心にしたツアー商品の販売を手がけている。2009年度の旅行取扱高は1227億円で、業界9位。ジャルパックは日航が78・7%を出資し、海外パックツアーを扱っている。日本で初めてパックツアーを売り出したことで知られるが、取扱高は672億円で業界20位。2社が経営統合すると、取扱高は単純計算で1899億円となり、業界8位になる。

 日航はホテル子会社の売却を検討しているが、旅行子会社は、本業の航空事業との相乗効果が大きいと判断し、統合し傘下に残すことにした。月内にジャルパックの大西誠社長がJALツアーズ社長を兼務する人事を発令し、統合の準備を進める。

 旅行代理店は、消費者の節約志向に加え、ネット販売の台頭で、経営環境は厳しさを増しており、人事などの間接部門の統合や販路の統合で収益性を高め、生き残りを目指す。

2098チバQ:2010/06/19(土) 10:52:51
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/feature/mito1276034125175_02/news/20100609-OYT8T00205.htm
上海便両首脳の決断
王氏「会談2人だけで」県の支援策「今後も協議」


王董事長と就航の覚書を交わす橋本知事(中央左)。トップ会談で就航を実現させた(6日、上海市内で) 家電量販店などが立ち並ぶ上海市中心部・長寧路のビルに設けられた記者会見場。赤いチャイナドレスに身を包んだ女性を伴い、橋本知事と春秋航空の王正華董事長(会長)が登場すると、会場は大きな拍手に包まれた。

 6日午前10時(日本時間6日午前11時)に始まった記者会見では、「茨城を選んだのは、5回も当選している知事への信頼が大きかった」と持ち上げる王董事長に、橋本知事は「今回の就航は上海市民と中国国民にとってすばらしい機会になる」と応じ、固い握手で就航の覚書を交わした。

 会見前日の5日午後4時過ぎ。上海虹橋国際空港に近い春秋本社の2階応接室で、上海入りしたばかりの橋本知事は王董事長との会談に臨んでいた。随行の県幹部らもシャットアウトした2人だけのトップ会談は春秋側の強い希望だった。

 最大のテーマは就航に向けた県の支援策。関係者は「合意文書をどういう表現にするか。会見でお互いが何をどこまで話すか。トップ同士が腹を割って詰める必要があった」と話す。会見などで、予期せぬ発言が飛び出す可能性もあったためだ。

 会談は1時間余り続いた。事前に双方で調整していた内容が修正されることはなかったが、橋本知事は6日の会見で「支援策は空港利用にかかるものや観光バスにかかるものなど、これから協議を重ねていく」と述べ、着陸料など空港使用料補助や、中国人観光客向けの観光バスの運行に含みを持たせた。

 就航表明を受け、県と春秋は国土交通省や防衛省と就航時期や運航時間について協議を加速させる。春秋の運航は、2か月限定の「プログラムチャーター」。しかし、王董事長は「(運航期間中に)定期便の認可が間に合わなければ、またチャーターを続ける」と定期便就航に意欲を見せる。

 春秋は中国国内で片道99元(約1500円)などの低運賃が最大の武器で、日本からの上海便は片道1万円を切るとの観測もある。橋本知事は会見でこう語った。「機内でゆっくりワインを楽しむというこれまでの飛行機の使い方は今、根本から変わっている」

(2010年6月8日 読売新聞)

2099チバQ:2010/06/19(土) 10:53:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/feature/mito1276034125175_02/news/20100609-OYT8T00207.htm
「情」と「理」計りつつ交渉
人脈とビジネス感覚と


共同記者会見で低運賃運航に強い意欲を見せる王董事長(6日、上海市で) 今年1月中旬、春秋航空の王正華董事長は県の招待を受け、橋本知事と初めて対面した。県は、春秋が国際線の運航免許を取得した昨年7月以降、就航に向けた働きかけを本格化。王董事長は「あみプレミアム・アウトレット」(阿見町)や家電量販店「ケーズデンキ」などを視察して回り、特に牛久大仏(牛久市)に関心を示したという。

 県はその後も、知事と王董事長との書簡のやり取りを続けるなど人脈づくりに腐心した。6日の上海での共同記者会見に合わせて、偕楽園や袋田の滝に混じり、牛久大仏の写真を掲載した中国語のパンフレットを用意する気遣いも見せた。王董事長は会見で、茨城空港へ就航を決めた理由について「橋本知事は古い友人」と強調した。

 中国・北京から南西に約300キロ。河北省の省都・石家荘市にある公営空港「正定(ジョンディン)空港」で今年5月、1日1便だった春秋航空の上海便が2便に増便された。空港側は100万人来訪者が増えれば、日本円で120億円の経済効果があると試算しているという。関係者は「増便に当たり、空港側から春秋へ支払っていた奨励金が、1便当たり数十万円上乗せされたようだ」と説明する。

 5日、上海で行われた橋本知事と王董事長とのトップ会談で、王董事長は正定空港の例を引き合いに出し、暗に就航支援策の強化を県に要請した。ただ、県は直接的な金銭支援は議会や県民の理解を得にくいと判断。支援策のメニューは用意しているものの、具体的な詰めは今後行うことでひとまず落ち着いた。

 人間関係を重視する「情」と、冷徹なビジネス感覚という「理」を併せ持つ春秋。4月には、同社ナンバー2の最高経営責任者(CEO)をはじめ計13人の「調査団」が来日。茨城空港を訪れ、給油や荷物の積み下ろしなど「ハンドリング」と呼ばれる業務にかかるコストなどを細かく確認している。

 春秋には、茨城県以外の自治体も就航を働きかけていたほか、シンガポールや韓国・済州島(チェジュド)など他国の空港に就航するとの観測も浮上していた。「春秋にとって最初の国際線。上海万博があり、需要が見込めるこのタイミングで就航を決められなかったら、関心がほかの空港に移りかねなかった」。県幹部はこう振り返り、安堵(あんど)の表情を見せた。

(2010年6月9日 読売新聞)

2100チバQ:2010/06/20(日) 01:43:03
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100619-OYO1T00654.htm?from=main1
全日空が格安航空会社、関空拠点に来年度にも運航へ
 全日本空輸が、国内に低コストで運営する格安航空会社(LCC)を新設し、関西国際空港を拠点に国際線と国内線の運航に乗り出す方向で検討に入ったことが19日、明らかになった。国際線は大手航空会社の半額程度、国内線は高速バス並みの片道1万円以下の運賃を目指す。台頭するアジアのLCCに対抗する狙いがあり、早ければ来年度中にも運航を始めたい考えだ。

 新設する子会社は、ANAとは別ブランドとする案が有力で、国際線は中国などアジアを結ぶ路線が中心とみられる。200人前後の中小型機を利用し短距離を中心に運航頻度を増やし航空機の回転率を上げる一方、機内サービスは簡素化し、パイロットには外国人を雇用するなどして人件費を抑え、コスト削減を図る。

 施設利用料が安い簡素なLCC専用の旅客ターミナルビル建設を検討するなどLCCを積極的に誘致している関空に拠点を置く方針で、利用料の水準などについて交渉を進めている。

 国土交通省は5月にまとめた成長戦略で、日本へのアジアの観光客誘致にはLCCの参入促進が不可欠として、着陸料引き下げや規制緩和などを進める方針を打ち出した。さらに関空の抜本再建策を検討する考えを示しており、全日空はLCC事業化に向けた条件が整いつつあると判断した。

 関空は首都圏の空港より発着枠に余裕があり、LCCの誘致を進めている。現在、韓国のエアプサンなど4社が運航しており、7月に就航するシンガポールのジェットスター・アジア航空を合わせると、5社7路線の週42便となる。LCCの発着が増えればアジアの各空港との競争力も高まるとみられる。全日空がLCCの拠点を置くことは、関空の国際ハブ空港化に向けて弾みとなりそうだ。

(2010年6月19日 読売新聞)

2101 ◆ESPAyRnbN2:2010/06/21(月) 08:39:32
> JALという企業が、政治家、地元、官僚が航空産業を食い物にするための巨大な装置だったという事実

> JALの歴代社長や役員たち、…キャリア社員たちは、付加価値を生み出すこともなく、気にくわないことがあれば
> 政治家やマスコミに情報をリークし、いったん決まった人事までもひっくり返す鵺(ぬえ)のような集団
> 民主党が送り込んだタスクフォース・メンバーの言動をICレコーダーで密かに録音し、音声ファイルにして
> 関係省庁にばら撒いていた役員もいた

> 日本政策投資銀行の意を受けて暗躍する財務省の香川俊介総括審議官(以下肩書は当時のまま)、それを
> 毛嫌いして徹底して退ける菅直人副総理、再び大きな事業再生案件を手がけたいと願う旧産業再生機構の
> 出身者たち、「清い水しか飲めない」前原誠司国土交通相、社内で何の力もない西松遙JAL社長、倣岸不遜で
> 馬耳東風の三菱東京UFJ銀行
> 辻元清美国土交通副大臣が、JAL破綻の影響を真剣に心配し、問題に取り組んでいた

http://www.toyokeizai.net/life/review/detail/AC/b659463452a927ac162dc912a041802a/
書評
堕ちた翼 ドキュメントJAL倒産 大鹿靖明著
〜緻密で粘り強い取材の成果がたっぷりと
- 10/06/21 | 08:00

評者 黒木亮 作家

 大鹿靖明氏の著書は、買って損をしたと思わせられることがない。今回も緻密で粘り強い取材の成果がたっぷりと
注ぎ込まれた力作である。

 本書は、昨年9月に民主党が政権を獲得したときから、企業再生支援機構の支援を前提に今年1月にJALが
会社更生法の適用を申請し、2月に上場が廃止されるまでの経緯を縦軸に、個々の問題の歴史的背景や関係者の
利害を横軸に描いている。

 衝撃的なのは、JALという企業が、政治家、地元、官僚が航空産業を食い物にするための巨大な装置だったという
事実である。年間4593億円の空港整備特別会計は、ロンドン・ヒースロー空港の10倍以上の着陸料や航行援助
施設利用料などの名目で主としてJALとANAから吸い上げられ、地方空港の新設・拡張工事費や全国の空港事務所
やレーダー事務所で働く航空官僚約7000人の人件費などに充当される。この「たかり」の仕組みは、JALよりも
むしろANAに大きな負担になっているという指摘には、暗澹(あんたん)とした気分にさせられる。

 一方、JALの歴代社長や役員たち、人事・労務・経営企画・秘書・広報といった本社部門の東大卒を中心とする
キャリア社員たちは、付加価値を生み出すこともなく、気にくわないことがあれば政治家やマスコミに情報をリークし、
いったん決まった人事までもひっくり返す鵺(ぬえ)のような集団だった。民主党が送り込んだタスクフォース・メンバー
の言動をICレコーダーで密かに録音し、音声ファイルにして関係省庁にばら撒いていた役員もいたそうで、タスク
フォースのメンバーは、「実にJALらしい、いけてない話でしょ」と語ったという。

 破綻処理が決まるまでの関係者たちの思惑や駆け引きが詳細に描かれている点も興味深い。日本政策投資銀行
の意を受けて暗躍する財務省の香川俊介総括審議官(以下肩書は当時のまま)、それを毛嫌いして徹底して退ける
菅直人副総理、再び大きな事業再生案件を手がけたいと願う旧産業再生機構の出身者たち、「清い水しか飲めない」
前原誠司国土交通相、社内で何の力もない西松遙JAL社長、倣岸不遜で馬耳東風の三菱東京UFJ銀行……。
読んでいて、さもありなんと苦笑させられる。

 意外だったのが、この手の問題には疎そうな辻元清美国土交通副大臣が、JAL破綻の影響を真剣に心配し、
問題に取り組んでいたことだ。経営破綻したスイス航空の飛行機が空港で立ち往生した写真を持って「こんなん
なったら日本の信用がた落ち」と、東奔西走する姿は、醜くて情けない話のオンパレードの中で異彩を放っている。

おおしか・やすあき
アエラ編集部。1965年東京生まれ。早稲田大学卒業、朝日新聞社に入社。経済部記者を経て現在、朝日新聞
出版に出向。著書に『ヒルズ黙示録 検証・ライブドア』『ヒルズ黙示録・最終章』。

朝日新聞出版 1575円 327ページ

2102チバQ:2010/06/21(月) 22:24:16
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100620k0000e020024000c.html
格安航空会社:関空が空港使用料割引へ

関西国際空港=本社ヘリから三村政司撮影 関西国際空港会社は19日、格安航空会社(LCC)誘致を目的に、空港使用料の割引制度を導入する方針を固めた。旅客機をターミナルビルから離れた場所に駐機しボーディングブリッジ(搭乗橋)を使わないことで、通常料金より約1割安くする。乗客はバスでターミナルビルと往復することになり、利便性は低下するが、コスト削減に敏感なLCCの関空便増加を図る。

 関空の搭乗橋使用料は離着陸1回につき1万4600円で、空港使用料に含まれる。新規就航の場合、関空の空港使用料は10万円台。搭乗橋を使わなければ、空港使用料が約1割安くなる計算だ。海外でも、搭乗橋のない空港がLCCの拠点となっており、安い空港使用料を実現すればLCCの新規就航につながるとみている。

 また、国土交通省の成長戦略会議が5月17日にまとめた最終報告で、関空活性化策として、LCC専用ターミナルの設置などを求めている。ローコストの専用ターミナルが整備されれば、料金の割引幅をさらに拡大でき、就航便数の大幅増が見込める。【清水直樹】

2103チバQ:2010/06/22(火) 22:34:40
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/enterprises/manda/20100622-OYT8T00412.htm
全日空の格安航空 空港コスト課題
参入検討を表明

 全日本空輸の伊東信一郎社長は21日に開いた株主総会で、格安航空会社(LCC)事業に参入を検討していることを正式に表明した。路線の再構築や航空機の入れ替えでコスト削減をはかる一方で、LCCで新たな需要を獲得して攻めに転じる姿勢を明確に打ち出した。ただ、実現には、割高な空港利用料の引き下げなど課題も残っている。(白櫨正一、森田将孝)

 伊東社長は株主の質問に答え、「お客様の低価格志向も確実にあるので、日本でどのような形で(LCCを)存続できるか検討を重ねている」と述べた。



マレーシアの格安航空大手、エア・アジア機に乗り込む乗客ら(クアラルンプール国際空港で)=実森出撮影 背景には、羽田や大阪、名古屋など国内10〜12か所の空港に乗り入れ方針を示しているマレーシアのエア・アジアなど、アジアのLCCが日本で存在感を高めていることがある。伊東社長は「欧州やアジアでLCCが台頭し、大きな市場占有率を占めつつある」と述べ、危機感をにじませた。

 一度は検討を凍結した全日空を再び後押ししたのは、国土交通省が示した成長戦略だ。低コストで利用可能なLCC専用ターミナルの整備や、割高な着陸料の引き下げなどの具体策を盛り込んだ。

 一方、全日空がLCCの拠点としたい関西国際空港は、2009年から新規で国際線を就航する航空会社の着陸料の実質無料化に踏み切った。利用料が安くなるLCC専用のターミナル建設も検討を始めた。

 ただ、いずれも「継続性や実現性が見極められない」(全日空幹部)ことが参入への足かせになっている。関空の着陸料の実質無料化も来年までの期間限定で、延長には関空を経営支援している財務省が難色を示している模様だ。

 会社更生手続き中の日本航空の管財人が、売り上げの1割以上を占める割高な着陸料や航空機燃料税を問題視して引き下げを求めるなど、航空会社だけでは解決できない高コスト構造が経営を圧迫してきた面もある。国がこうした高コスト構造の改革などをどこまで実現できるかが、全日空のLCC参入の成否を左右しそうだ。

(2010年6月22日 読売新聞)


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