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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2021チバQ:2010/05/20(木) 12:27:01
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20100520-OYO8T00231.htm
神戸反発巻き返しへ…関空・伊丹経営統合案
 国土交通省の成長戦略会議は、1兆3000億円の負債を抱える関西国際空港の再生策として、2年後を目指す関空と大阪(伊丹)空港の経営統合、将来的な両空港の事業運営権の民間売却という政策案を前原国交相に提出した。この最終報告は関西3空港のうち神戸空港については触れておらず、兵庫県や神戸市は神戸空港の民営化や統合への参加などを求めて、巻き返しに動き始めた。

 「関西3空港の最大の課題は、関空の財務体質の改善にある。神戸空港側は、そのために何ができるかを提案しなかった」。国交省幹部は、神戸が対象から外れた理由をこう明かした。

 しかし、地元側の思いは違う。兵庫県の井戸敏三知事は「関空のために便数や運航時間の制限がある」とし、神戸空港は関空に貢献してきたという。そこで「(関空・伊丹の経営主体に)神戸空港を同時にでも、一定期間後にでも入れて、関西全体の空港の最適利用を図るべきだ」と訴える。

 神戸市が管理主体となり3000億円超を投じて空港を建設したものの、発行した市債の償還(借金返済)に充てるために造成した民間向け用地が売れないという台所事情もある。

 戦略会議とは別に、大阪府や兵庫県などの自治体、関西経済連合会など経済団体、国交省航空局が参加する「関西3空港懇談会」は、3空港のあり方を議論してきた。国から関空会社への2010年度の補給金75億円の支給が凍結されたため、早期執行を促そうと、3空港の一元管理案を「地元の総意」として打ち出した。

 今、国の施策が関空と伊丹を統合し、神戸をはじき出す方向となったことに神戸側は強く反発している。

 一方、関経連は「将来的には神戸を取り込む必要がある」としながら静観の構えだ。大阪府や関空の関係者は「関空と伊丹の統合までは思惑通り。関空にはプラスだ」とみており、関西の思いは一つではない。

 結果的に政府が補給金の凍結解除に傾いたのは、一元管理案ではなく、戦略会議の最終報告を評価したからだ。それでも、3空港懇が演出した「地元の総意」である一元管理案の延長線上で「3空港の経営統合」などを訴えられると、神戸側の主張を無視できない。

 関空・伊丹の統合は早くて2年後になる。この間に航空自由化が進めば、国内外で空港間の生存競争が激しくなるが、中国人観光客の急増が見込まれるなどプラス要素もある。関西への就航便や観光客の誘致には、引き続き関西全体の連携が欠かせない。

 今後、関西の総意として神戸を統合対象に加えるよう国に求めていくのか、関空・伊丹と神戸それぞれの活性化を探っていくのか。3空港にとって最善の方策は何か、地元として改めて検討を深める必要がある。

(2010年5月20日 読売新聞)


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