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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2062チバQ:2010/06/02(水) 20:07:00
http://www.tokachi.co.jp/feature/201006/20100602-0005585.php
【広がる翼 エア・ドゥ帯広就航】 (下)
2010年06月02日 13時33分

<路線維持>

採算…搭乗率60%
ビジネス利用が不可欠




 「採算はぎりぎりとれると試算しているが搭乗率は60%ないと難しい」

 5月31日の記者会見で、北海道国際航空(エア・ドゥ)の小林茂副社長はこう強調した。採算性は観光客よりむしろビジネス客の安定利用に左右される認識を示し、「観光だけでは路線を維持できない」と理解を求めた。

産業集積の拡大を
 同社が就航を決めた理由は十勝の潜在的需要。小林副社長は「産業集積で交流人口を拡大させることが一番重要」と語り、ビジネス主体路線への確立に期待を寄せる。

 偶然にも、当選間もない米沢則寿市長が掲げる「フードバレーとかち構想」は食産業や試験研究機関を集積する戦略。「地域産業の将来性を評価してもらえた。十勝帯広の発展、フードバレーの実現にとって航空路線の充実は欠かせない」と米沢市長は語る。

 空のアクセス充実は企業誘致に不可欠。東京線の新規就航は構想推進に向けて一歩前進となる。半面、ビジネス路線として定着するのかどうか、米沢市長の手腕も試されることになった。

 エア・ドゥは帯広空港の市場規模を、現在よりやや多い年間50万人以上と予測。126人乗りで1日2往復(4便)した場合、全便満席でも18万3960人。目標の搭乗率60%で計算すると約11万人となる。これに対し、現状の日本航空の帯広−羽田線輸送実績(2009年度)は約49万人。搭乗率は59.7%で何とか6割程度を保っている。

「高い数字でない」
 市空港事務所は「他の事例でもそうだがダブル化すれば旅客は増える。利用促進を進めれば搭乗率6割は決して高い数字ではない」と強調。経営再建中の日航が東京線の機材縮小を検討、新規参入組が顧客を囲い込む余地はある。

 半面、人口減などを背景に市場規模が大きく変わらない以上、エア・ドゥにとっても搭乗率6割の確保は予断を許さない。帯広商工会議所の高橋勝坦会頭は「十勝の経済団体を挙げて(利用促進に)協力する」と気を引き締める。

 不安要素はまだある。道東自動車道の全線開通(2011年度予定)だ。新千歳空港へのアクセスが向上すれば、東京線利用者の流出が予想される。道の調査では、十勝の住民の2割が新千歳を利用するとの報告も。観光関係者は「新千歳が近くなれば帯広空港の存在意義が薄れる」と懸念する。

広域的連携も必要
 帯広空港の路線維持、利用促進には新たな市場開拓が求められる。帯広商工会議所は日高東部の浦河町、様似町、えりも町との連携を模索している。川田章博副会頭は「日高東部は新千歳より帯広空港に近い。JRA関係者が使いたいという話も聞いた」と潜在需要に期待する。

 経済界には観光地トマムがある上川管内占冠村との連携を説く声も。バランスのとれた産業集積と観光振興の展開、エリア内にとどまらない広域的な連携強化…空港のダブル化を契機に、十勝圏全体の成長戦略が問われようとしている。(中津川甫)


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