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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1とはずがたり:2008/11/01(土) 06:18:51
地方路線の廃止問題,要らない空港,ハブ空港整備,航空会社再編等話題豊富な空のスレ。
公共交通綜合スレとなってた鉄道スレhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/から満を持して独立します。

飛行機製造に関しては引き続き重工スレへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1136692559/l40

1179名無しさん:2009/11/30(月) 08:49:57
たしかルクセンブルグとは正式な航空協定を結んでいないからかなりいびつな

形になっている。 理由としてはたぶん日系が飛ばす意欲が当時なかったからだと思う。

94年から乗り入れしているということは、まだ関空は壊滅的な状況下になかったから、

国交省が枠が埋まると勘違いしたんだと思う。結局今となっては発着枠をもてあそばしているが。

ここにも国交省の甘い予測が浮き彫りになっているよ。小松は今、週3便くらいしか飛んでいないのに関空への

乗り入れを認めないのだから。
だったら今関空を解放してもいいと思うが、解放すると、小松は衰退する。所詮はその程度の発想だからね。

こういうのがいびつな航空政策の一端だと思う。

1180とはずがたり:2009/11/30(月) 12:15:57
解説感謝ですm(_ _)m

航空協定が結んでないと乗り入れとかの協議はその都度でその時々の情勢に影響されちゃうという感じに成るんでしょうか?

またカーゴルックス社としては関空乗り入れれば関空を日本の拠点にするという感じなんでしょうかねぇ?
小松をハブにして関空や成田から一旦小松に貨物を集めて纏めて運ぶんなら小松は衰退しない筈ですけど,嫌がってるって事は関空を日本の拠点にする(小松はスルー)という感じなんでしょうか。

森の力も地に落ちたしなんとか関空の有効活用出来る方に持って行けると良いんですけど。

1181とはずがたり:2009/11/30(月) 16:50:35
いやあ,此が静岡県の企業の実力だらん。
大阪便はなくなったにせよ,新千歳と福岡へはジェット便で毎日運行なら利便性は向上してるじゃん。いいこんだ。
日航よりは低コストで運行できるやろうし頑張って欲しい所。
就航しちゃうと松本空港は取り敢えず廃港に出来んけどまあFDAの試みの成否を暖かく見守りたい所。

FDAが松本発着2路線継承 日航撤退受け
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009113001000376.html

 長野県の村井仁知事は30日、記者会見し、日本航空が撤退を表明した松本空港発着の3路線のうち、新千歳と福岡線を静岡県の航空会社「フジドリームエアラインズ」(FDA)が引き継ぐことで合意したと発表した。

 村井知事によると、同社は日航が撤退後、空白期間が生じないよう運航を開始するが、大阪(伊丹)線は引き継がないという。

 現在、新千歳線は週4便、福岡線は週3便のプロペラ機による運航だが、FDAは、ジェット機で毎日運航する。

 村井知事は「FDAの決断に敬意を表し、感謝したい」と述べた。

 日航は30日午後、縄野克彦副社長が長野県庁を訪れ、3路線廃止を正式に伝える見通し。

 県によると、着陸料は当面免除。FDAからは、カウンター設置など初期投資の負担軽減策も要望されているという。

 松本市の菅谷昭市長は「ほっとしています。地元としては搭乗率、利用率向上のため支援していきたい」と話した。
2009/11/30 13:33 【共同通信】

1182とはずがたり:2009/11/30(月) 17:25:21

FDA、松本路線継承へ 長野県と具体協議
11/30 14:45
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20091130000000000059.htm

 静岡空港を拠点とするフジドリームエアラインズ(FDA、牧之原市、鈴木与平社長)は30日、日本航空が来年で撤退を決めている松本空港(長野県)発着の3路線のうち、松本―福岡線と松本―札幌線を引き継いで路線を開設することで、長野県などと具体的な協議を進めることになったと発表した。
 FDAによると、同社が来春、3機体制となった際、松本空港を発着する2路線も運航可能になるという判断をした。
 3機体制では、1日当たり8〜9便の運航が可能となるという。ただし、静岡―福岡線も含めると機体繰りはきつくなるため、便数などは「静岡空港利用客の利便性を考慮しながら検討したい」としている。
 松本空港への就航時期も検討中としたが、長野県が日航撤退後の空白期間が生じないことを希望しているため、「撤退直後に就航することが目標」としている。
 一方、松本空港での地上業務(グラウンド・ハンドリング)体制や利用拡大策での支援を、長野県に求める方針という。
 松本空港は日航の撤退で定期便が無くなるため、村井仁長野県知事がFDAに路線引き継ぎを要請した。FDAも2路線の運航について同県と協議していく方針を示し、現地に社員を送るなど調査を実施していた。

1183チバQ:2009/11/30(月) 21:25:48
上で噂の小松空港や新潟空港にも乗り入れて、フォッサマグナエアとかどうすか?

1184チバQ:2009/11/30(月) 22:21:07
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091130/biz0911301823011-n1.htm
関空の10月の旅客数が過去最低に 国内線減便響く
2009.11.30 18:23
 関西国際空港会社が30日発表した10月の運営概況(速報値)によると、国内線、国際線を合わせた全体の旅客数が前年同月比16%減の116万3562人と、10月としては1994年の開港以来最低となった。

 国内航空各社の路線廃止や減便が相次いだことから、国内線の旅客数が32%減の34万424人と、大きく落ち込んだ。

 一方、国際線はこれまでの落ち込みの反動などから、日本人旅客が2%増の54万9280人と3カ月連続で前年同月を上回った。国際線全体では6%減の82万3138人だった。

1185チバQ:2009/11/30(月) 22:21:36
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091130/trd0911301352011-n1.htm
橋下知事、関空を軍民共用化?「普天間の受け入れも検討…」
2009.11.30 13:50

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、大阪府の橋下徹知事は30日、関西国際空港への移設について、「あくまで個人的な見解」と断った上で、「国から正式な話があれば(議論を)受け入れる方向で考えたい」と述べた。日米同盟に多大な影響を与える普天間基地問題がクローズアップされる中、関空移設も視野に検討する姿勢を示した橋下発言は各方面に波紋を広げそうだ。


 ■「北海道・本州・四国・九州は、沖縄に配慮を」


 橋下知事は、多くの犠牲者が出た沖縄の地上戦にも触れ、「沖縄には多大な負担をかけた。本州、四国、九州、北海道の人は十分配慮しないといけない」と強調し、「日米安保に影響することまでは自治体の長としてはいえないが、国から提案があれば検討しないとはいえない」と話した。現時点では、国からの正式な要請はないという。

 また、関空の軍民共用化や神戸空港の活用の可能性についても検討事項に挙げ、「沖縄の基地負担の軽減につながるのであれば、関西全体で議論をしたい」とし、「国は沖縄の振興策をきちんと考えるべきだ」と述べた。

1186とはずがたり:2009/11/30(月) 22:28:27
>>1185
俺のFDAの松本乗り入れ預言に引き続き関空の米軍基地化迄実現したりしたら笑えるw

1187神奈川一区民:2009/11/30(月) 23:19:16
>>1185>>1186
関空にするぐらいなら、成田がいいと思います。
六本木から近いしw

1188荷主研究者:2009/12/01(火) 23:19:31

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091201t62015.htm
2009年12月01日火曜日 河北新報
福島空港 ソウル線維持に全力 県、スキー客誘致など強化

 福島県は30日の福島空港利用拡大対策会議で、アシアナ航空が週3便運航している福島―ソウル線の路線維持に向け、搭乗率向上の取り組みを強化することを決めた。韓国からのスキー客誘致に力を入れるほか、佐藤雄平知事がアシアナ航空を訪れて路線維持を直接、要請する。

 福島―ソウル線は、韓国のゴルフ客が減る冬期の搭乗率低下が深刻になっている。昨年12月の搭乗率は44.4%、今年1月は41.1%で、アシアナ航空のソウル線がある全国10の地方空港の中で最も低かった。

 県空港交流課によると、県はアシアナ航空から今年10月、「今冬の搭乗率が昨年を大幅に上回るか、ほかの地方空港と同等の実績になることが重要」と伝えられたという。今後の成り行き次第では、路線存続が危ぶまれる状況だ。

 30日の対策会議では、国内からの利用客を増やすため、旅行代理店と連携し、低価格商品の種類を増やしたことも報告された。佐藤知事は来年1月にアシアナ航空本社などを訪問する。

 県空港交流課は「仙台や新潟ではソウル線は1日1往復で、来春開港する茨城空港でも同様のダイヤが予定されている。ほかの地方空港との競争が激しい」と危機感を強めている。

1189チバQ:2009/12/02(水) 00:28:12
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20091201-OYO8T00900.htm
「関空が伊丹運営」検討 3空港一元管理合意

 国土交通省や、大阪、兵庫両府県など地元自治体、関西空港会社、関西経済界などでつくる「関西3空港懇談会」は30日、関西、大阪(伊丹)、神戸の関西3空港の「一元管理」を目指すことを決めた。12月14日に正式合意する見通し。関空会社が伊丹空港を運営し、同空港の収益を関空会社の経営改善に充てることも含め、関係者で今後、3空港を一体運用するための具体的な手法を協議する。政府の行政刷新会議の「事業仕分け」で、関空会社への補給金160億円が「凍結」とされたことから、関西3空港の将来像を示す必要があると判断した。

 関西3空港は、関空が関空会社、伊丹が国、神戸が神戸市と、設置・管理者が分かれている。設置・管理者が異なる複数の空港を一つの運営主体が一元管理するのは、国内では初めて。

 懇談会はこの日、非公式会合を開いて、関空会社に対する補給金凍結への対応策を協議。解除のため、「将来的な経営統合を見据えた3空港の一元管理の方針を打ち出すことが必要」との方向でまとまった。

 関係者によると、まず、関空と伊丹で一体運用を実施。競合する路線の再編などで効率的運営が可能になる上に、年間40億円に上る伊丹の黒字を国からの管理委託費などの形で関空会社に補填(ほてん)できるという。運営主体は関空会社のほか、一部事務組合なども検討される。その後、神戸も加える。

 国交省航空局の幹部は「地元の意向を尊重して検討する」とし、関空会社幹部は「関空活性化のための議論で、関西全体で決めたことに従う」と話している。

 関空は1兆円超の有利子負債を抱えて割高な着陸料がネックになって路線撤退が相次ぎ、関空会社は2010年3月期連結決算で経常利益が6年ぶりの赤字になると見られる。

 国交省は関空会社の競争力を高めるため、補給金を来年度予算で要求したが、事業仕分けでは「延命策でしかない」と批判された。

(2009年12月1日 読売新聞)

1190チバQ:2009/12/02(水) 00:29:26
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20091201-OYO8T00863.htm?from=tokusyu
関西3空港一元管理構想…知事「多数決従う」 国土交通省や地元自治体、経済界などでつくる「関西3空港懇談会」が関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港の一元管理を目指す方向で合意したことについて、伊丹空港の廃止と関空のスーパーハブ(拠点)空港化を訴えてきた大阪府の橋下徹知事は1日、府庁で報道陣に、「(伊丹廃止は)全会一致で決まるわけがない。(同懇談会の)多数決に従う」と述べ、基本的に賛同する考えを示した。

 ただ、橋下知事は「(伊丹廃止でなく)3空港併存の一元管理ならゴールが見えない。何のための一元管理かをはっきり示すべきだ」とくぎを刺した。

(2009年12月1日 読売新聞)

http://www.asahi.com/politics/update/1201/OSK200912010075.html
橋下知事、「伊丹廃港」避ける議論に不満2009年12月1日16時49分


 関西、大阪(伊丹)、神戸各空港のあり方を検討する関西3空港懇談会で提案されることが固まった3空港の「一元管理」について、大阪府の橋下徹知事は1日、「中途半端な一元化ならやらない方がいい」と述べた。自らが抜本的解決として主張している「伊丹廃港」を打ち出さない議論を牽制(けんせい)した。

 懇談会は、大阪府や兵庫県、神戸市、国土交通省や地元経済界など12団体で構成。30日の実務者レベルの調整で一元管理案が固まった。知事は「3空港が併存しては抜本的解決にならない。傷口にばんそうこうを張るだけの対症療法」と批判した。

1191チバQ:2009/12/02(水) 00:30:35
http://www.asahi.com/national/update/1201/TKY200912010249.html
茨城空港、売店なしで開港? 1日1往復「赤字必至」(1/2ページ)2009年12月1日15時1分

 来年3月に開港する茨城空港(茨城県小美玉市)のターミナルビルに、テナントとして入る予定の飲食店と売店の2社が、ビルを管理する同県開発公社に「今のままでは赤字は歴然で出店できない」と伝えた。定期便の就航が1日1往復だけでは不採算になるためだ。交渉は続けているが、飲食店も売店もないまま新空港がスタートする可能性も出てきた。

 見送りを検討しているのは、飲食店などを展開する「すぎのや」(本社・同県坂東市)と菓子製造販売の「亀印製菓」(同・水戸市)。テナント料の大幅な引き下げなどがなければ、出店する姿勢は見せていない。

 両社の出店は昨年7月に公募で決まった。すぎのやは最も広い275平方メートルと52平方メートルの2区画、亀印製菓は78平方メートルでそれぞれ営業する予定だった。賃料はいずれも売り上げの10%で、最低賃料として1平方メートル当たり2100円が設定された。ただ、正式契約は交わしておらず、「内定」のままになっている。

 1999年に示された国の需要予測では、同空港には国内4路線が入り、年約81万人が利用するはずだった。しかし、今のところ国内線はゼロ。唯一決まっているアシアナ航空・ソウル便が1日1往復しても、想定される利用者は年7万7千人と当初予測の10分の1にも満たない。

 亀印製菓によると、同空港で営業した場合、年約30万人が利用しないと採算はとれないという。担当者は「今のままでは赤字は歴然で、店は出せないとは伝えた」と話す。すぎのや関係者も「多少の赤字なら出店するつもりでいたが、今の状況ではおそらく出店はしないだろう」としている。

 現在、2社とも県開発公社から慰留されている。いずれも「地元企業」の看板を背負って空港の発展に貢献しようと考えていた経緯から話し合いには応じているが、公社からの新たな条件提示はなく、交渉は進展していないという。

 同公社は昨年5月に同空港ターミナルビルの8区画を公募し、6区画の業者が内定した。免税店と別の売店スペースの2区画への応募は当初からなかった。飲食店と売店の計3区画に応募した2社が出店を見送れば、空港ビルにはレンタカー、宅配便、コインロッカーの区画にしかテナントが入らないことになる。(岡村夏樹)

1192チバQ:2009/12/02(水) 00:31:31
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091201-OYT1T00738.htm
成田空域を羽田で管制、発着誘導を一本化へ

 国土交通省は来年1月から、羽田、成田両空港の空域を統合し、航空管制を羽田空港で一括する運用をスタートさせる。

 羽田空港では4本目の滑走路が建設され、成田空港でも誘導路が整備されるなど、離着陸便の増加が見込まれるため、二つの空域の管制業務を一本化して「空の混雑」に対応するのが狙い。

 前原国交相の「羽田のハブ空港(国際的な拠点空港)化」発言をきっかけに、首都圏の空港のあり方を巡る議論が活発になる中、さらなる増便を支える取り組みとして注目されている。

 来年1月14日から羽田空港に一本化されるのは、両空港の半径それぞれ約90キロ、高度約4200〜5400メートルの上空を飛行する航空機を監視・誘導するターミナルレーダー管制業務。

 成田の56人の管制官が羽田のレーダー室に移り、二つの空域をレーダーで管制する業務と、航空機の羽田空港への最終進入などを「目視」で行う「飛行場管制」に合わせて234人体制で臨む。成田空港での飛行場管制業務はこれまで通り、同空港の管制塔が担当する。

 現在、羽田の西側には米軍が管理する横田空域が、成田の北側には航空自衛隊が管理する百里空域が設定されており、二つの空港の空域を挟み込む形。このため羽田、成田ともピーク時には、着陸前に上空で待機する航空機で「空の混雑」が発生し、隣接する空域に入って待機することが可能かどうか、両空港の管制官が連絡を取り合いながら調整する事態も起きている。

 これに加え、成田空港では今年10月のB滑走路の延長や誘導路の整備などによって、来年以降、発着回数が年20万回から22万回に増える見通し。羽田空港でも来年秋に4本目の滑走路が完成し、発着回数が30・3万回から40・7万回まで段階的に増える。

 さらに前原国交相は、羽田の「24時間国際空港」を目指す立場から、首都圏全体での国際線の発着を増やす方針を表明。成田空港では2本の滑走路から同時に離陸する「同時平行離陸方式」の安全性が国交省内で審議されており、同空港の発着回数は約30万回まで増える可能性も高まっている。

 こうした航空便の急増を見込み、同省は、今以上の混雑が予想される首都圏上空の安全を確保するには、隣接する空域の管制を一元的に行う必要があると判断した。成田空港の同時平行離陸方式が認められれば、もう一段の空域再編を迫られる可能性もある。

(2009年12月1日14時33分 読売新聞)

1193チバQ:2009/12/02(水) 12:21:05
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091202/biz0912020031000-n1.htm

3空港問題どこ吹く風? 伊丹空港周辺でビジネスホテルラッシュ (1/2ページ)
2009.12.2 00:30

伊丹空港ターミナルの近くで建設が進むビジネスホテル 関西、伊丹(大阪)、神戸の3空港のあり方をめぐり議論が活発化するなか、大阪府の橋下徹知事が廃止を唱えている伊丹空港周辺で、ビジネスホテルの進出が相次いでいる。空港ターミナルビルに近い大阪府豊中市と池田市で2社がビジネスマンの利用を見込んで計画を進める。業者側は伊丹の便利さから、「廃止はない」と踏んでいるが、たとえ廃止が決まったとしても、廃止までは時間がかかるうえ、跡地活用による新たな需要を当て込んだ先行投資との見方もあり、業者にとっては「3空港問題どこ吹く風」のようだ。

 「私も(東京から)利用して、周りがビジネスマンばかりだったので非常に安心した」

 11月に行われた地鎮祭に出席したビジネスホテルチェーン大手の東横イン(東京)の新海則子執行役副社長は、こう述べて伊丹の利便性と需要の高さを強調するとともに、橋下知事が訴える伊丹廃止の実現性に疑問を呈した。

 同社は豊中市の伊丹空港の東に位置する土地で、平成23年2月のオープンを目指し建設を始めた。成田と羽田、中部に続く「空港前」物件。12階建てで300室、駐車場も120台分備える。

 また、東横インの建設予定地から路地を1本挟んだ北側の池田市では、昭和40年代に建てられたビジネスホテルが解体され、新しいホテルの建設が進む。福岡県久留米市のホテルチェーンが来春に9階建て200室クラスの「グリーンリッチホテル」を開業させる。

 いずれも空港ターミナルビルまで徒歩10分以内という立地の良さが特長。現在は大阪市内に宿を取ることが多いビジネスマンの需要を見込み、東横インは「週末には空路で関西入りする観光客の利用もある」(広報部)と、利用拡大に自信をみせる。関係者によると、空港前のビジネスホテルは、出張などで連泊の利用が多く、安定して利益が見込めるという。

 ただ、関空を支えてきた国からの補給金が来年度は凍結される可能性が出てきたことで、3空港問題の解決に向けた議論が盛り上がるのは必至。橋下知事も伊丹廃止後は跡地を売却して「国際学園自由都市」にする構想を公表している。

 伊丹廃止の可能性について、東横インは「決定されない限りは動きようがない」(広報部)としている。これに対し、池田市の担当者は「仮に廃止するとしても20年以上先の話。その間にホテルの建物の減価償却を済ませればいい。跡地が有効活用されれば、それに伴う新たなホテルの需要も生まれる」とみている。

1194チバQ:2009/12/03(木) 22:07:55
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20091202-OYT8T01170.htm
FDA小松便減便も、社長示唆
日航路線引き継いだ場合
 フジドリームエアラインズ(FDA)の鈴木与平社長は2日、静岡市内で読売新聞の取材に対し、日本航空(JAL)が撤退する静岡空港や松本空港(長野県松本市)の路線を引き継いだ場合、FDAが静岡空港発・着で運航している既存路線の便数を減らす可能性があることを明らかにした。鈴木社長は、特に搭乗率が低迷している小松(石川県)線が減便となる可能性を示唆した。

 JALは、静岡―札幌(新千歳)、静岡―福岡両線から撤退すると表明したほか、松本―札幌(新千歳)、松本―福岡両線も廃止する方針も明らかにした。これを受けFDAは、静岡空港では福岡線、松本空港では札幌、福岡両線をいずれもJALから引き継いでJALの撤退後に運航する方向で、関係者との協議などを進めている。

 これらの路線に就航した場合の静岡―小松、静岡―熊本、静岡―鹿児島の3路線への影響について、鈴木社長は「(減便も)考えている」としたうえで、「小松(線)は昼の1便にした方がいいかもしれない」と述べた。FDAは小松に一日2往復、熊本、鹿児島両空港に一日1往復をそれぞれ運航している。県によると、11月までの搭乗率は鹿児島線が58・3%、熊本線が46・5%、小松線が41・6%。搭乗率が上向いた11月だけを見ても、鹿児島線が約7割となったほかは、小松、熊本線とも5割前後にとどまっている。

 鈴木社長の発言は、静岡空港や松本空港でJALの路線を引き継いだ場合、機材繰りの関係で、利用者数が伸び悩む小松線を軸に減便を検討する考えを示したものだ。減便の時期については、鈴木社長は「検討はこれから。まずは(JALから引き継ぐ)福岡線(の就航)で、(減便は)段階的に対応していきたい」と述べるにとどめた。

 これに関連して鈴木社長は同日、県庁で記者団に対し、「(FDAは)静岡の翼なので、第一には福岡(―静岡線)の方を重点的にやらせていただきたい。機体は静岡なので、(客を乗せず)カラで飛ぶとお金がかかる。途切れないよう考えている」と述べ、静岡―福岡と松本―福岡の2路線で機材繰りを工夫し、これに松本―札幌線や他の静岡着・発の自社路線をうまく組み合わせることができるかどうかが、松本空港に就航する場合のポイントになるとの見通しを示した。

(2009年12月3日 読売新聞)

1195チバQ:2009/12/03(木) 22:08:56
http://www.sankei-kansai.com/2009/12/03/20091203-017789.php
2009年12月 3日

「関空・伊丹を先行」 3空港一元管理構想
 関西国際、大阪(伊丹)、神戸の各空港のあり方を協議する「関西3空港懇談会」(座長=下妻博・関西経済連合会会長)の3空港一元管理構想で、関空と伊丹を先行して一元化する案が浮上していることが3日、わかった。まずは伊丹を管理する国と関空会社が先行協議し、黒字の伊丹の収益を赤字の関空に投入するスキームの実現性などを検討する見通し。詳細は14日に予定される懇談会で議論されるが、3空港のあり方をめぐっては自治体間などで隔たりが大きく、今後、経営面の議論に踏み込めるかどうかは不透明だ。

 まず滑走路

 懇談会は大阪府や兵庫県や神戸市、国土交通省、地元経済団体など関係12団体で構成。9月に4年ぶりに開かれた会合で、3空港の一元管理の可能性について年末までに検討することで合意していた。運営主体が株式会社、国、神戸市とそれぞれ異なるため、経営統合は難しいが、滑走路の効率運用などの一元管理は可能と判断。水面下の調整が進んでいた。

 結論を急いだ背景には、前原誠司国交相が羽田空港のハブ化方針を打ち出すなど国の空港政策が転換点を迎えていることに加え、政府の事業仕分けで、3空港の役割分担の見直しを条件に、来年度の関空への160億円の補給金支給が「凍結」と判断されたことがある。1兆円以上の有利子負債を抱える関空の補給金がなくなれば経営への打撃は大きく、凍結解除に向け何らかの地元の協調姿勢を示すことが求められていた。

 歩調に乱れ

 一元管理で大筋の合意は得られたものの、関係者の歩調はそろっていない。これまで神戸市の矢田立郎市長や京都府の山田啓二知事らが一元管理を求めていたのに対し、大阪府の橋下徹知事は「伊丹廃港」を強く要求。経済界からは日航が撤退を打ち出した神戸空港を「廃港にしては」という意見も飛び出した。

 関係自治体の担当者らは3回にわたり実務者レベルの幹事会で協議。関空会社を管理主体とする案や、新たな公的機関の設置案も浮上したが意見がまとまらず、3空港の一元管理を前提に、関空と伊丹を先行管理する方向で調整。関係者によると、関空には国も出資しているため国管理の伊丹との連携が比較的とりやすい構図もあり、「来年1月から具体的なスキームづくりが始まる」という。

 橋下Vs井戸

 自治体や経済団体のトップが顔をそろえる14日の懇談会で注目されているのは、橋下知事と兵庫県の井戸敏三知事の動向だ。

 橋下知事が打ち出す構想では、平成23年に関空と伊丹の経営を一本化し、47年には伊丹を廃港。関空と大阪市中心部をリニアで7分で結ぶという構想も明示した。2日の記者会見でも橋下知事は「伊丹の廃止がなければ、一元管理には反対する」と明言している。

 一方、3空港活用派の井戸知事にとって、伊丹廃港はのめない条件。「むしろ関空を廃止すべきだ」と発言したこともあり、懇談会で意見の衝突も予想される。

 ただ、橋下知事は「多数決には従う」とも述べている。大阪府の中村誠仁・空港戦略室長は「ゴールはあくまで伊丹廃港だが、そこに至るまでの中期的戦略としては一元管理を受け入れる余地はあるかもしれない。地元が一枚岩になれば、国も動かざるを得ないという思いもあるだろう」と話した。



(2009年12月 3日 14:06

1196チバQ:2009/12/03(木) 22:10:01
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091202/biz0912021155006-n1.htm
「A380」など超大型100機が日本に エアバス予測
2009.12.2 11:51


欧州航空大手のエールフランスKLMグループがパリ−ニューヨーク間で運航しているエアバスA380(ブルームバーグ) エアバスは2日、2009年〜28年までの20年間の世界の航空機需要予測を発表した。今後20年間で航空機輸送量は現在比2・5倍に増加し、航空機需要は2万5000機に増加し、金額ベースでは3・1兆ドルを見込む。

 日本市場については、40年までに新造旅客機と貨物機を合わせ、571機が日本の航空会社に引き渡されるとの予測した。金額ベースでは1060億ドルとなる。このうち、エアバスが開発した座席が400席以上ある最新大型機「A380」に代表される大型航空機需要は約100機と見込んでいる。成田や羽田など空港の混雑緩和に向け、大型機の需要が高まるため。

1197チバQ:2009/12/03(木) 22:36:33
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-12762120091203
米大手2社がJAL支援合戦、羽田発着枠への思惑も
2009年 12月 3日 18:17 JST
 [東京 3日 ロイター] 経営再建中の日本航空(JAL)(9205.T: 株価, ニュース, レポート)に出資を検討している米デルタ航空(DAL.N: 株価, 企業情報, レポート)と米アメリカン航空(AMR.N: 株価, 企業情報, レポート)は、3日それぞれ都内で会見した。

 デルタが金融支援額の上積みを示唆する一方、アメリカンは国際航空連合「ワンワールド」や米投資ファンドTPG[TPG.UL]と共同で最大11億ドル(約1000億円)をJALに出資する準備があると正式発表した。2010年10月の羽田空港拡張に合わせて、羽田の発着枠を多数保有するJALの取り込みを急ぐ格好だ。ただJAL再建が法的整理により進む可能性もあるため、出資は法的整理後との見方も一部では出ている。

 デルタのエドワード・バスティアン社長は、日本政府などから要請があれば、同社が加盟している国際航空連合「スカイチーム」と共同ですでに表明済みの10億ドル(約900億円)の金融支援に加え、「投資ファンドなどの第三者と共同で追加出資に応じる用意がある」ことを明らかにした。

 一方、アメリカン航空のトーマス・ホートン社長は、今月中にワシントンで開催される日米航空協議などで、日米両国が二国間航路の規制緩和である「オープンスカイ協定」を締結した場合、JALがデルタと組めば、太平洋路線で6割を占める寡占状態となるため独占禁止法に抵触する可能性が大きいとけん制。JALが現在同様「ワンワールド」陣営にとどまりアメリカンと提携すれば、JALは2国間の航空会社同士で運賃や運航スケジュールなどを調整できる、独占禁止法の適用除外(ATI)を享受できるため、10年間で7億ドルの増収効果があると強調した。

 企業再生支援機構に支援を要請中のJALは、同機構を利用した再建の場合4800億円、会社更生法による法的整理の場合は9000億円の金融支援が必要(JAL再生タスクフォース試算)とされており、米大手2社による支援要請額は「焼け石に水」(関係者)との見方が多い。ただ、羽田拡張に伴い、都心へのアクセスが成田より圧倒的に便利な羽田の国際線発着枠の争奪戦が本格化するのは必至。米2社は現在成田にしか発着枠を保有しないためJALの取り込みを図っている格好だ。

 なお、JALは企業再生支援機構が支援を決めた場合も、年金債務の処理などが引き金となり法的整理となる可能性がある。その場合は株主責任も問われるため、「米大手はJALが法的整理手続きに移行した後に出資・金融支援する」(関係者)との見方が多い。なおアメリカン航空のホートン社長は、法的整理となる可能性があるのを覚悟で出資するのか、との質問に対して、「JALは再建が可能だと信じている」と述べるにとどめ明確な回答を避けている。

(ロイターニュース 竹本 能文記者)

1198チバQ:2009/12/03(木) 22:37:32
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-12763320091203
全日空・ユナイテッド・コンチネンタル、共同運航検討
2009年 12月 3日 19:02 JST
 [東京 3日 ロイター] 全日本空輸(9202.T: 株価, ニュース, レポート)と米航空大手のユナイテッド航空(UAUA.O: 株価, 企業情報, レポート)、コンチネンタル航空(CAL.N: 株価, 企業情報, レポート)の3社は、日米航空協議をにらみ日米航空路線の共同運航を行う検討に入った。全日空広報担当者が3日明らかにした。

 3社はいずれも国際航空連合「スターアライアンス」のメンバー企業。今月ワシントンで開催される日米航空協議で、2国間の規制緩和「オープンスカイ」協定が結ばれる場合、独占禁止法の適用除外(ATI)を申請し、現状では独禁法に抵触するとして認められない運賃や運航スケジュールの相互調整ができるようにする。

1199チバQ:2009/12/04(金) 00:22:53
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091204k0000m020053000c.html
日米航空路線:三つの国際連合で競争激化 日航問題も注目
 日米政府が来週合意する見込みの航空自由化(オープンスカイ)協定をきっかけに、日米路線は三つの国際航空連合の間での競争が激化しそうだ。特に、日本航空がどの航空連合を選ぶかが勢力図を大きく左右するとみられ、米デルタ航空とアメリカン航空による日航争奪戦の帰趨(きすう)が注目される。

 両国政府は7〜10日にワシントンで開く航空協議で、自由化協定締結で合意することを目指している。2国間の航空路線や便数、運航する航空会社などについて、従来は政府間の交渉で決めていた。自由化協定が結ばれると、空港の発着枠に制約がない限り、航空会社が自由に決められるようになる。日米間では既に両国の各3社が自由に発着する権利を持っているが、これが両国の全航空会社に広がり、新規参入も自由になる。

 この結果、日米路線での競争が激しくなるとみられ、合従連衡で競争力を維持する動きも強まりそうだ。全日本空輸が同じ航空連合「スターアライアンス」に加盟するユナイテッド航空、コンチネンタル航空との提携を強化したり、日本航空がデルタ航空(「スカイチーム」に加盟)かアメリカン航空(「ワンワールド」に加盟)との資本提携を目指すのも、その一環だ。

 航空業界の競争は、「世界的に航空連合同士の競争に集約されつつある」(大手幹部)。日米政府が航空連合内の提携強化について独占禁止法の適用除外(ATI)を認めれば、この動きはいっそう強まると見られる。

 現在、日米路線での便数シェアは三つの航空連合が拮抗(きっこう)している。ワンワールドに加盟する日本航空がそのままとどまるかスカイチームに移籍するかで、シェアは大きく変動する。

 自由化が実現すると、競争を通じて運賃が下がったり、需要の高い路線の便数が増えるなどして利用者の利便が高まる可能性がある。ただ、競争が航空連合間だけにとどまると、路線によっては運賃が高止まりするケースも考えられる。【位川一郎】

1200とはずがたり:2009/12/04(金) 01:48:16
>>1194
熊本便はホンダの現在のバイク生産拠点の熊本と嘗ての拠点浜松を結んでいるとも云えるんだけど,未だ浜松にも開発拠点とか残ってたのではなかったでしたっけ?
あんま需要ないのかなぁ??
小松便はもっと需要思いつかないな。新幹線+しらさぎでも,まぁそこそこの時間で着くとも云えるのでは?
フォッサマグナエアラインの方向性は無理目かw

静岡・松本─福岡・新千歳で巧く組み合わせられないかなぁ?
なんか当初のニッチ路線航空会社と云うよりは日航のピンチで王道路線エアラインに成長出来そうな流れかも♪

1201ぐらもん:2009/12/04(金) 02:18:57
>>1197
このままやっていてはどうにもならない。前原はすでに10億使って何もできていない。
元々、自民の運輸族の「伏魔伝」なんだからさっさと更生法かけて政治の膿を出しゃいいのに。

参考文献「組織と人間」小倉寛太郎 佐高信 角川書店
http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/32337164

ちなみに政界一のJAL(のスッチー)通らしい田中康夫はまたも前原を愚弄。しかも前原よりも理があるよう。

田中康夫 にっぽん改国 日刊ゲンダイ 2009年11月25日 掲載
http://gendai.net/?m=view&g=syakai&c=020&no=43746
「前原誠司閣下、ダイジョウビかのぉ」

「私が申し上げている破綻とは、潰れて無くなるという意味の破綻。法的整理はしないと言った事は全くありません」。
 11月18日、衆議院国土交通委員会で質疑に立った僕に対し、「随分偏った情報で物を仰有(おつしや)っている」と前原誠司大臣は“反論”し、直後に日本航空の株価は100円を割り込む事態に陥りました。彼こそ「随分偏った記憶で物を仰有っている」御仁です。「(JAL再生タスクフォースから)逐一報告を受けている。自主再建は可能であり、10月末を目途に再建計画を策定する方針は変わらない」と述べた9月30日の会見で、「自主再建計画という事は、私的整理、法的整理、産業再生法の活用は無いと言って良いか」との質問に対し、「そうである」と大見得を切っていたのですから。
 にも拘(かかわ)らず、委嘱状を手渡した5人のメンバーから1カ月後の10月29日に調査報告書を受け取るも、彼は何故か大臣室の金庫の中に仕舞い込み、未だ公表するに至っていません。う〜む、何処(どこ)ぞの独裁国家を連想させる「前原誠司閣下」と冒頭に大書きされていたのが公開を渋った理由かと思いきや、今度は来年1月迄(まで)に資産査定を行うべし、と企業再生支援機構に依頼。即ち政権交代から4カ月間も漫然と「検査入院」を続ける愚行を決断したのです。
 良い意味での法的整理を可及的速やかに断行すべきと僕は主張し、ユナイテッド航空が1994年に導入したESOP(エンプロイー・ストック・オーナーシップ・プラン)にも触れました。従業員が自ら身を切り、彼らが経営陣として再建を図った事例です。
 とまれ、一民間企業の日本航空の経営に、何らの法的権限も有さぬ前原大臣が選任した、毀誉褒貶喧(きよほうへんかまびす)しき5人の「専門家」に加えて、彼らの手下が“金魚の糞”の如くに数十名も乗り込んで、巷間の噂では10億円の請求書を突き付けました。それこそは、独占禁止法が謳う「優越的地位の濫用」に他なりません。
 が、今や民主党内にも渦巻く諌言・至言・助言にも馬耳東風。「国有化」と殆(ほとん)ど変わらぬ、果てど無き公的保証こそ望ましい、と信じて疑わぬ前原誠司氏は、新自由主義経済から社会主義計画経済へと宗旨替えし、正に「破綻」への道を猛進されているとしか思えません。ダイジョウビかのぉ。

1202 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/04(金) 12:33:01
JALタスクフォースは無償報酬ですよ>>994

そのタスクフォースの報告書を公開しなかった(できなかった)のは、財務省の影響が強い企業再生支援機構が
再建案をまとめるにあたって、国交省主導のタスクフォース案を発表するわけにはいかなくなったかでしょう。
国交省と財務省との間で縄張り争いがあり、10月末のタスクフォース→企業再生支援機構の切替によって、
主導権は前原(国交省)から峰崎(財務省)に移行したのは、少しJAL債権問題に詳しい人なら、すぐに分かる話だと
思いますが、あえて分からないふりして前原批判してるのでしょうかねえ。

法的整理ができない理由については、自分も>>1058でまとめましたが、産経レベルとは。
我が先輩ながら酷い(峰崎も我が先輩だけど)。

1203とはずがたり:2009/12/04(金) 15:29:51
>>1202
おお,ESPAさん康夫ちゃんと同じ大学の出なんですねー。
峰崎氏もそうだったとは。調べたら広島出身で大学院出て鉄鋼労連職員から自治労職員なんですな。
鉄鋼労連と自治労と北海道地域票,広島地域票を目当てに比例転出と云う訳にも行かないのかな。強制引退はしこりを残しそうな気も。
鉄鋼労連は統合で現在は基幹労連となっているが,2004年は広島選挙区で柳田を准組織内候補,その他津田・小林・加藤を推薦している様だが,今回もこれ以上増やすわけにも行かないか?
自治労も地区割りして2人当選ぐらいさせられる力はありそうだがあんま増やしても反撥を喰らいそうではありますかね。。
http://www.kikan-roren.or.jp/news/kikanshi/pdf/no0013.pdf

それにしても康夫ちゃんは最早野党のノリですな。
亀井とみんなの接着剤的な立場を狙っていそうですね。

1204とはずがたり:2009/12/04(金) 15:53:29
>>1130
関空リニアよりも東海道リニアが出来ると伊丹は要らなくなるんだと思う。
リニアよりも関空新幹線を造ればええんちゃうか。一応北陸新幹線と相互直通で新大阪─岸和田─洲本→四国方面に新幹線計画あり。北陸新幹線の西京都駅も京都人が使う駅になるんちゃうか

橋下知事、伊丹空港国際化案 廃港まで関空と経営一体化
http://www.asahi.com/politics/update/1121/OSK200911200164.html
2009年11月21日0時57分

 大阪府の橋下徹知事は20日の記者会見で、関西空港と大阪(伊丹)空港の競合問題について、持論である「2035年の伊丹廃港」までの間、伊丹を民営化して関空と経営を一体化し、伊丹から国際線も飛ばす案を表明した。地元自治体や経済団体でつくる「関西3空港懇談会」の場で訴えていくという。

 行政刷新会議による事業仕分けでは、国土交通省が神戸空港も含む関西の3空港のあり方について抜本的な解決策を示さなければ、来年度予算に概算要求している関空への160億円の補給金は「凍結」と判断されている。

 橋下知事は昨年、3空港の一体運営を主張したが、今年1月に「制度の壁がある」と断念。今回の案では「伊丹廃港まで、神戸市には造った者の責任としてがんばってもらいたい」とし、経営の一体化を関空と伊丹に絞った。「補給金に頼らず地元で経営するには、伊丹を最大限活用して関空に補填(ほてん)するのがより現実的だ」とも話した。

 伊丹廃港には反対で、橋下知事と対立する兵庫県の井戸敏三知事は、3空港の一体運用と伊丹での短距離国際線の運航を主張している。橋下知事は「井戸知事は文句を言わないんじゃないか。地元(の市長ら)を納得させる意味もある」と述べ、地元合意に向けた意欲も示した。

伊丹廃港「57年完了、井戸知事関係ない」 橋下知事また牽制
2009.11.21 00:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091121/lcl0911210033000-n1.htm

 大阪府の橋下徹知事は20日の定例会見で、関西国際空港と大阪(伊丹)空港を経営統合し、伊丹を廃港にする自らの計画案について「廃港まで暫定的に伊丹を最大限活用すれば井戸(敏三・兵庫県)知事も文句はないはず」と自画自賛。跡地利用も含めた計画が完成する平成57年を念頭に「そのころには井戸知事も関係ないんじゃないですかね」と、異を唱える井戸知事を牽制(けんせい)した。

 神戸空港を含むこれまでの関西3空港の在り方について、橋下知事は「伊丹廃港を考えずに、3空港を生きながらえさせるための一体運用だった」と指摘。「国の補給金に頼らず、伊丹で稼いだ収益を関空に補填(ほてん)するのが現実的」と、政府の事業仕分けの結果も念頭に持論を展開した。

 廃港に反発も予想される伊丹空港の周辺自治体などについては「地元の人は空港にこだわりはないはず。僕も地元の豊中市に住んでいるから感じる。騒音拠点を置かなくていい」とし、跡地を別の形で活性化すれば理解が得られるとの見解を示した。

1205とはずがたり:2009/12/04(金) 15:58:36

ほんとこいつの発言は謙虚さの欠片もなくて不愉快である。もてはやされて万能感でいっぱいなんじゃないかと思うけど,俺の言い方こそ不愉快な言い方になって申し訳ないけど,悲惨な死に方して自らの反省でもして欲しいと切に願う。

橋下知事:普天間問題で抗議される 「神戸移設を検討」
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091204k0000e040095000c.html

 沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、関西国際空港や神戸市営の神戸空港での一部受け入れを検討課題に挙げた大阪府の橋下徹知事は4日、報道陣に対し、同市から抗議が寄せられたことを明らかにした。その上で「口を出すなと言うなら(経営一体化などの関西3空港論議から)神戸を除いたらいい」と反発した。

 府によると2日、同市の空港事業室長から電話で「他の自治体が管理運営する空港について、移設先と例示するのはもってのほかだ」と府空港戦略室に強い抗議があったという。同室の担当者が知事に報告した。

 橋下知事は「(矢田立郎)市長の抗議なら分かるが、担当者から寄せられた。市長は許したのか。(一般の)公務員から言われたくない」と批判。「自分たちの空港だから口を出すなというのは勘違いだ。運営には国税も入っている。発言するのは当たり前の話だ」と持論を展開した。

 矢田市長はすでに「(基地)機能の引き受けは考えられない」と否定している。【稲垣淳】

毎日新聞 2009年12月4日 13時09分(最終更新 12月4日 13時31分)

橋下知事激怒「本当に神戸市はダメだ」 市室長から抗議電話され
2009.12.4 11:24
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091204/lcl0912041124003-n1.htm

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、大阪府の橋下徹知事が神戸空港の活用の可能性についてふれたことに対し、神戸市の空港事業室長から知事あてに抗議電話があったことが4日、わかった。橋下知事は「市長からの抗議なら分かるが公務員が政治家に厳重抗議するのはおかしい」と怒りをあらわにした。

 府空港戦略室によると、抗議電話があったのは2日。「他の自治体が管理する空港について基地の移転先として例示した知事の発言はもってのほか、厳重に抗議する」という内容で、経緯が知事に報告された。

 普天間問題について橋下知事は、政府からの要請があれば、関西でも受け入れを議論すると発言。関空の軍民共用化や神戸空港の活用などについて言及していた。

 橋下知事はこの日、「神戸市役所は税金でつくった空港なのに、自分たちの空港と思っている。口を出すなというなら、関西3空港をめぐる問題でも、神戸空港を除いたらいい。神戸市は、もうちょっと関西全体のことを考えないと本当にダメ」と持論を展開した。

橋下知事激怒に神戸市室長「抗議するとは言っていない」
2009.12.4 13:45
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091204/lcl0912041348006-n1.htm

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、大阪府の橋下徹知事が神戸空港の活用の可能性についてふれたことに対し知事あてに“抗議電話”をかけた神戸市の空港事業室長。橋下知事から怒りあらわで“やり玉”に上げられたことについて室長は4日、報道陣の取材に応じて「『矢田(立郎)市長の考えは議論の余地はないということ』、と府の担当者に伝えただけ。『もってのほか』や『厳重に抗議する』などの言葉を発した覚えはない」と述べ、困惑の表情を浮かべた。

 室長によると、橋下知事の発言を新聞報道で知り、矢田市長に神戸市の考え方を確認。2日に大阪府の担当者に、「市長から指示はなく、自分の判断で」(室長)知事の発言趣旨を確かめようと電話したという。

1206とはずがたり:2009/12/04(金) 16:02:13

伊丹空港の跡地には道州制の関西州都と大阪市大と府大と兵庫県立大の統合大学を移設すりゃええんちゃうか。

伊丹空港11市協で初、池田市長が橋下知事の廃港案に賛同
2009.12.4 12:47
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091204/lcl0912041249005-n1.htm

 大阪府の橋下徹知事が伊丹(大阪)空港を26年後に廃止し、跡地を新都市として有効活用する構想を表明したのを受け、池田市の倉田薫市長は4日、「知事の考えに乗るのも『あり』だ」と述べ、知事案に賛同する意向を示した。大阪国際空港周辺都市対策協議会(11市協)に加盟する自治体のトップのうち、公式に知事案を肯定する発言をした首長は初めて。

 ■伊丹は26年間フルに稼いで関空を援助

 この日開かれた市議会の空港問題に関する特別委員会で質問に答えた。倉田市長はこれまで、伊丹から短距離国際便を飛ばし、得られた利益を関空の経営に回す考えを唱えている。

 倉田市長は特別委で、先月18日に橋下知事が公表した構想案の資料を市議らに配布。「廃港は最短でも26年先で、リニアの整備が前提になっている。それまでは伊丹をフル活用して関空を助ける、というのが知事案の趣旨だ」と説明した。そのうえで「今のままでは伊丹の機能がどんどん縮小される。“座して死を待つ”よりは、廃港を前提に地域活性化を図るべきだ」と強調した。

 さらに、「この期に及んで関西3空港懇談会が動くくらいなら、知事案に乗っかる方がよい。ここで伊丹について発信していかないと、1ローカル空港になる」と危機感を示した。

 伊丹空港をめぐっては昭和49年、当時の運輸相の諮問機関である航空審議会が出した答申で、関空の建設は伊丹の廃止が前提とされた。しかし、運輸省はその後、関空が開港した後も伊丹を存続させる協定を提示し、11市協は平成2年、協定書に調印した。

 このため、地元自治体には関空と伊丹がともに必要とされたために存続しているとの思いがあり、「約束を破って伊丹が存続している」という見方に反発する関係者も多い。

1207 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/04(金) 18:32:46
>>1203
ヤッシーは性格的に野党色なんでしょうね。
民主党政権だろうが自民党政権だろうが関係なく。自身が長野県知事を務めていた時もそう。
恐らく、今回主張するとおり、タスクフォースの資産査定の結果を発表し、債務超過を理由に
次々と資産を売却させ、軽量化させた時点で外資にJAL本体も売却させたとしたら、
それこそ「小泉新自由主義者の眷属がナショナルフラッグキャリアをハゲタカに切り売りした!」と
声高に批判するのではないでしょうか。

ウチの大学は物議を醸す発言が得意な人間が多いので、政治家はあまり向いていないような。
ヤッシー、石原、河村たかし・・・

1208ももだぬき:2009/12/04(金) 18:42:41
茨城空港の関係者は減給!恥ずかしい空港はヘリポートや米国の基地に変えたほうがまとも。(怒)

1210ぐらもん:2009/12/04(金) 22:48:04
>>1202>>1207
タスクフォースは無償だったんですね。ただタスクフォース主導の計画作りに10億円がかかりJALに請求されています。

タスクフォースの「置き土産」 JALにのしかかる10億円
http://news.goo.ne.jp/article/diamond/business/2009111606-diamond.html

ちなみに田中康夫が自分のJAL問題の指南役にしているのは町田徹氏のようです。

「経済ジャーナリスト町田徹の目 第100回JAL支援はまさに泥沼化の様相 1月にも再び「つなぎ融資」か?」
http://diamond.jp/series/machida/10100/

組合が9つあったり自民党運輸族の息がかかってどうにもならない会社なのでもし今外資に渡しても
「ハゲタカの食あたり」になって逃げ出すような気もするんですよね。

1211チバQ:2009/12/04(金) 23:07:12
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000000912040004
開港半年−難題なお/静岡空港
2009年12月04日




 静岡空港が4日、開港半年を迎える。この間、計画段階から空港を後押ししていた石川嘉延前知事から川勝平太知事に「政権交代」し、搭乗率保証制度をめぐる県の政策も転換。さらに、経営悪化にあえぐ日本航空(JAL)の撤退は空港の存続そのものを危うくしかねず、順風満帆とは言えない船出だ。(後藤遼太)



 6月4日の開港から11月末までの累計搭乗率は、国内線65・8%、国際線64・7%で計65・5%。おおむね6〜7割で推移し、県空港利用推進室の松井隆室長は「搭乗率としては、他の地方空港と比べても平均を下回ることはなく、まずまず」と評価する。


 当初は悪天候のたびに欠航に悩まされていたが、8月末の完全運用化で計器着陸装置(ILS)が使えるようになって改善。6、7月に94%前後だった就航率は、9月と11月は100%、10月は97・9%に向上した。


 しかし、「まずまず」の搭乗率には、からくりがある。国内線は11月に65・8%で、10月の60・1%から伸びているが、これはJAL福岡便が1日3往復のうち2往復の機体を150人乗りから76人乗りに小型化したため。実際の搭乗者数は約6千人減った。


 県は国内線の需要予測として年間106万人を掲げているが、半年間の累計は約22万人どまり。このままでは予測の4割ほどで終わってしまう。機体の大きさで決まる着陸料も年間1400万円減る見込みだ。


 福岡便の搭乗率保証も、現状ではJALへの支払いを免れそうにない。11月の搭乗率は78・5%で基準(70%)を大きく上回ったが、年間通して基準を達成するには、3月まで毎月80%を超す必要がある。果たせなければ、1%下回るごとに2800万円を支払わなければならない。


 これまで好調を維持してきた札幌便は、10月以降利用が落ちてきた。JAL撤退後に福岡便を肩代わりする予定のフジドリームエアラインズ(FDA)も、小松便(石川県)などで企業の需要が予想以上に伸び悩んでおり、県は「これまで以上にがんばらないと」(松井室長)と需要喚起に懸命だ。

1212チバQ:2009/12/04(金) 23:11:09
>>1144
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009120401000682.html
羽田―台北便が来秋就航へ 1日4往復、拠点化に弾み
 【台北共同】羽田空港と台湾・台北市中心部の松山空港を結ぶ定期便が来秋就航することが固まった。日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所と、台湾側窓口の亜東関係協会が定期便運航の取り決めに11日署名する。日台関係筋が4日までに明らかにした。

 来年10月に羽田空港の4本目の滑走路が完成した後、日本と台湾の航空会社各2社が1日1往復(計4往復)の運航を開始する。

 羽田からはソウル、上海、香港、北京を結ぶ定期チャーター便が既に運航、これに台北便が加わることで、東京と東アジア主要都市との「日帰り圏」が拡大。前原誠司国土交通相が提唱する羽田の国際ハブ(拠点)空港化に弾みがつきそうだ。


2009/12/04 18:14 【共同通信】

1213チバQ:2009/12/04(金) 23:14:07
http://www.yo航空自由化、日米合意へ 2010年に発効
競争促進、利便性は向上

 日米の航空会社が、両国を結ぶ路線や便数を自由に設定できるようにする「オープンスカイ」協定が、近く政府間で締結される見通しとなった。発効は羽田、成田の両空港の発着枠が拡大される2010年で、日米間の航空市場が本格的な競争時代に突入する。利用者へのサービス向上や運賃の低下につながる可能性が高い。(山下福太郎)

 協定は、7〜10日にワシントンで開かれる日米航空協議で結ばれる見通しだ。これまで、国際線の路線や便数は、1944年成立の「国際民間航空条約(シカゴ条約)」に基づき、2国の政府間の協議で決められてきた。協定の発効で、決定権が、政府から航空会社側に移ることになる。


 ただ、航空会社が発着を増やしたい成田、羽田の両空港は発着枠が満杯状態で、「自由化」にも物理的な壁がある。この面での恩恵は関西、中部など枠に余裕のある空港にとどまりそうだ。

 航空会社にとっての実質的な利点はそれよりも、「自由化で市場参入が容易になり競争環境が確保された」と国際的にみなされて、米国独占禁止法の適用除外(ATI)を申請できるようになることが大きい。

 ATIが認められれば、提携関係にある日米の航空会社間で、本来は競争を阻害するとして禁じられる運航スケジュールの調整や料金の統一などが可能になるほか、協業であがった収益を分け合うことができる。外資規制などで経営統合には制約が強い中、日米間の航空事業を統合するのに近い効果を得られる。

 世界で3グループに分かれる航空連合間の競争を促すきっかけとなるほか、グループ内の運航合理化などを通じて各航空会社の経営効率化につながりやすい。「利便性が高まり、運賃の値下げ余力が生まれる」(航空業界関係者)など、利用者へのメリットもあるとされる。

(2009年12月4日 読売新聞)

1214チバQ:2009/12/04(金) 23:15:32
http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/detail/20091204-OYS1T00246.htm
スター社本社移転前倒し、10年秋 北九州空港へ
 スターフライヤー(北九州市)は3日、2010年11月に本社を北九州都心部から北九州空港に移転する方針を明らかにした。検討していた11年秋から1年前倒しし、業務の効率化を加速させる。当初、現在の本社に残す予定だった営業部門も一緒に移し、全面移転する計画だ。

 北九州空港ビルを管理する北九州エアターミナル(同)にすでに移転を申し入れた。北九州エア社は来年10月までに空港ビルの隣接地に社屋を建設し、スター社がこれを借り受ける。社屋は2階建てで、延べ床面積は600平方メートルの規模になる見通し。スター社によると、社屋の賃貸コストは現在入居しているビルよりやや増える。

 しかし、本社機能を空港に置くことで、営業や経営企画と運航管理などの間で一体的な業務運営が可能になるという。営業に力を入れている関東圏への移動時間を短縮できるなどのメリットもある。11年秋には同空港内に旅客機を整備・点検する格納庫も設ける計画で、北九州空港で機能を充実させ、経営基盤の強化と効率改善を図る。

(2009年12月4日 読売新聞)

1215 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/05(土) 00:19:05
>>1210
JAL問題は、今の(税金にたかった)利権体質を維持したい国交省/JAL/族議員側と、
それを潰したい(けど潰した戦犯の名は御免被りたい)財務省/経産省/銀行団の綱引きという
構図が色濃いものです。
外資企業の連携/買収の話すら、「このままだとお前らのせいでJALが外資に売られるけどいいの?」と
融資を引き出すための、前者側の牽制という見方もされています。
(特に今年9月、民主党政権発足前の報道)

ここからは私の愚考になりますが、前者から自民党族議員が剥がれ、国交省も改革色の強い
前原が大臣になったことで、後者側へと大きくバランスが傾くかに見えました。
後者としては、前原「国交省」大臣にJALを潰してもらうのが、理想のストーリーだったでしょう。
しかし、前原は航空業界を成長分野と見ており、法的整理に難色を示しました。
またJALを法的整理するにしても、破綻処理ではなく再生処理を選び、事業を当面続けるのならば、
信用決済ではなく現金決済に切り替えなければなりませんが、JALの問題はまさに、この
「キャッシュフロー不足」にあります。
タスクフォースの報告を受け、前原はキャッシュフロー不足を後者側に補填してもらうべく
水面下で動いたわけですが、それが水面下で後者側で蹴られたために、タスクフォース案は
日の目を見ることはなくなりました。
そして前原&タスクフォースから、峰崎ら副大臣中心の日本航空再建対策本部に主導権が移り、
今に至ります。

以上から、JAL問題を民主党政権批判ではなく、前原個人への批判に用いるのは、極めて政局的である
と、私めは考えます。
動きが停滞したのも、タスクフォース活動時ではなく、解散後の話でしょう。

1216チバQ:2009/12/05(土) 10:44:41
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20091204-OYT8T01329.htm
開港半年視界晴れず
景気後退、JAL撤退表明…

 静岡空港が開港して4日で半年を迎えた。立ち木問題で開港が延期され、前知事の辞職を招くなど紆余(うよ)曲折を経て開港にこぎ着けたが、昨秋以降の世界的な景気後退に伴う航空需要の落ち込みの影響を受け、日本航空(JAL)が撤退を表明するなど、国内外の要因に翻弄(ほんろう)された半年だった。今後も不安要素を抱えたまま、静岡空港の“視界不良”は続きそうだ。

■搭乗者数

 開港以来の国内・国際線の搭乗者数の累計は、11月末現在で30万6272人(数字を公表していない中国東方航空の上海線分を除く)。全体の搭乗率は65・5%だった。県空港利用推進室の松井隆室長は「景気低迷などで全体的に航空需要が落ち込んでいるなかでは、まずまずの数字ではないか」と話す。

 しかし、県が2003年に発表した開港初年の需要予測は、国内・国際線で計138万人。この数値を根拠に県は空港建設事業を推し進めた。この半年間の実績を基に単純計算すると、年間搭乗者数は約61万2500人と予測の44%程度に過ぎない。経済情勢の悪化など「想定外」の事態もあったとはいえ、甘い需要予測に基づいて建設が進められたことが浮き彫りになる。

 搭乗者数を月別にみると、8月が約6万4000人と最多。10月(約5万2600人)、9月(約5万2300人)と続く。しかし、11月は約4万8600人で、7月(約4万8300人)とほぼ同レベル。6月は約4万500人だった。

 7月23日には、静岡市の総合物流会社「鈴与」が設立した「フジドリームエアラインズ」(FDA)が参入し、路線・便数が3路線・4往復増えたことを考え合わせると、11月の落ち込みぶりが目立つ。冬季に入ったうえ、11月からJALの札幌(新千歳)、福岡両線で使っていた150席の機材がすべて76席に小型化されたことが影響しているとみられる。

■撤退影響大きい

 県は、搭乗率が70%を下回ると、県が運航支援金を支払う搭乗率保証を福岡線に導入してJALを誘致した。だが、川勝知事は7月の就任直後から、70%を上回ってもJALから県への見返りがない「片務的」な制度だとして廃止に意欲を示し、同社の西松遥社長と2回にわたってトップ会談を行い、交渉を進めてきた。

 そのさなかにJALの経営問題が深刻化し、同社は10月末、経営再建の一環として静岡空港発・着の札幌(新千歳)、福岡線から2010年度以降に撤退すると県に通告した。静岡空港のJAL便の搭乗者は11月末現在で約12万100人。同空港の国内線全体の54・8%を占める。空港使用料収入が減るという点でも、県にとって撤退の影響は大きい。

 川勝知事は11月30日の県議会本会議で「JALとの協議を継続し、路線の維持に努める」と述べ、搭乗率保証の廃止とJALの路線存続の“二兎”を追う姿勢を示したが、就航から5か月足らずでの撤退表明は、静岡空港を県経済や観光の活性化に生かそうと意気込んでいた関係者を落胆させた。

1217チバQ:2009/12/05(土) 10:45:06
■地方路線に活路

 FDAは、静岡空港を拠点に小松(石川県)線を一日2往復、熊本、鹿児島両線を一日1往復ずつ運航している。

 大手と競合しない地方と地方を結ぶ一方、割安運賃を設けない戦略でスタートしたが、利用が低迷。就航2か月後の9月には割安運賃の導入を発表した。

 FDAは、牧之原市の本社にフライトシミュレーター(模擬飛行装置)を備えた訓練施設を約20億円で整備したり、2010年2月に運航を始める3号機に約30億円を投じたりと、積極的な経営姿勢を維持している。JALの撤退路線への参入表明もその一環だ。

 JALの撤退後に静岡―福岡線を引き継ぐと表明したのは11月初め。同月末には、同じくJALが撤退する松本空港(長野県松本市)の札幌(新千歳)、福岡線を継承する方向で長野県などと協議に入ると発表した。

 一方、同社の鈴木与平社長は今月2日、読売新聞の取材に対し、これらの路線に就航した場合、機材繰りなどの関係から静岡―小松線を1往復に減便する可能性に言及した。県企画部の君塚秀喜部長代理は「不確定要素が多いなかでの選択肢の一つと考えている。空港のサービス低下は望ましくないので、減便の申し出があれば(撤回してもらうよう)相談させていただく」としている。

 今年度の平均搭乗率が70%を下回ると県が運航支援金を支払うJALの静岡―福岡線は11月末現在、65%どまり。11月だけだと78・5%と開港後初めて70%を超えたが、今年度平均70%に届くには、残る4か月間毎月80%強の数字を出さなければならない。利用が落ち込む冬季に入り、県空港利用推進室は「かなり厳しい状況」と気をもむ。

 JALと全日空(ANA)がともに就航する札幌(新千歳)線は、6〜9月は両社の平均で70〜80%台と好調。静岡発が利用しやすいダイヤのJAL便は開港から9月まで80〜90%台と高かった。しかし、10月は78・2%、11月は機体が小型化されたにもかかわらず、66・3%にまで低下している。旅行会社などはスキーツアーなどでの需要掘り起こしに懸命だ。対照的に、ANAの沖縄線は開港から80%台を維持。秋冬も70%台と安定している。

 FDAの小松(石川県)、熊本、鹿児島線は7月末の就航から低迷し、特に小松線は9月は28・4%にまで落ち込んだ。空席が多いほど割安なチケットが買える割引運賃を11月から導入すると、11月は各路線で10月より7・8〜15・7ポイント上昇した。

 11月の熊本線は静岡発便が70・5%で、折り返しの鹿児島発より30ポイント近く高い。鹿児島線の鹿児島発便や、JAL福岡線の福岡発の最終便も、それぞれ静岡発より約20ポイント高く、静岡から熊本入りした後、福岡や鹿児島から静岡に戻る利用の仕方が多いとみられる。

 大韓航空とアシアナ航空のソウル線は11月末現在、平均63・6%と安定。中国東方航空の上海線は11月末現在、49・3%だが、10月末から週2便に減ったため、11月中は62・5%となった。

(2009年12月5日 読売新聞)

1218チバQ:2009/12/05(土) 10:57:27
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20091205/news20091205173.html
2009年12月05日(土)
松山空港 搭乗率57%
 松山空港を発着する国内航空路線の利用低迷が続いている。各航空会社が発表した2009年度上半期(4〜9月)の利用実績によると、全8路線の平均搭乗率は57・7%で、一般的な採算ラインとされる6割を下回った。路線廃止や運休の影響もあり、利用客数は115万9896人と120万人を割り込み、いずれも半期ごとの統計が残る04年度以降で最低となった。
 県交通対策課は「昨秋以降の景気低迷で観光、ビジネス客ともに落ち込んだ。関西方面路線や福岡線などは高速道路料金割引の影響もある」とみている。
 8路線のうち、6路線が採算ラインを割り込んだ。特に落ち込みが目立つのは関西方面。10月末に廃止された関西空港線の搭乗率は35・7%で過去最低。利用客数も3万1567人で前年同期比37・9%の大幅減だった。伊丹線は搭乗率55・7%(前年同期比9・1ポイント減)で、25万9114人(13・1%減)。

1219チバQ:2009/12/05(土) 10:58:10
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/203779.html
HAC路線の丘珠集約 道、空港存続狙い検討 (12/05 08:08)
 道は4日の道議会予算特別委員会で、日本航空が道と共同出資する北海道エアシステム(HAC)の経営から撤退する意向を示している問題に関連し、新千歳空港発着のHAC便を丘珠空港(札幌)に集約することを検討する方針を明らかにした。丘珠をHACの拠点空港と位置付けることで、日航撤退後のHACの経営安定化と、丘珠空港の存続を図る狙いとみられる。

 HACは現在、新千歳発着では1日5便の釧路線、丘珠発着では函館、釧路の2路線5便を運航しているが、本社事務所を新千歳空港内に置くなど実質的には新千歳を拠点としている。

 一方、丘珠からは、全日空子会社のエアーニッポンネットワーク(A−net)が来年7月、丘珠−釧路など5路線を新千歳発着に変更するため、丘珠空港の存続が危ぶまれている。

 日航は9月、HACの株式保有比率を現在の51%から連結決算対象外となる15%未満に引き下げて経営から事実上撤退する方針を表明。日航が撤退すれば、49%の株を保有する道が筆頭株主となる見通しで、高橋はるみ知事は年度内に路線維持に向けた方向性を出すことを明らかにしている。

1220とはずがたり:2009/12/06(日) 02:26:58

開港半年−難題なお/静岡空港
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000000912040004
2009年12月04日

静岡空港開港からの搭乗者数と搭乗率
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/air/091204-shizoka-airport0.jpg


 静岡空港が4日、開港半年を迎える。この間、計画段階から空港を後押ししていた石川嘉延前知事から川勝平太知事に「政権交代」し、搭乗率保証制度をめぐる県の政策も転換。さらに、経営悪化にあえぐ日本航空(JAL)の撤退は空港の存続そのものを危うくしかねず、順風満帆とは言えない船出だ。(後藤遼太)

 6月4日の開港から11月末までの累計搭乗率は、国内線65・8%、国際線64・7%で計65・5%。おおむね6〜7割で推移し、県空港利用推進室の松井隆室長は「搭乗率としては、他の地方空港と比べても平均を下回ることはなく、まずまず」と評価する。

 当初は悪天候のたびに欠航に悩まされていたが、8月末の完全運用化で計器着陸装置(ILS)が使えるようになって改善。6、7月に94%前後だった就航率は、9月と11月は100%、10月は97・9%に向上した。

 しかし、「まずまず」の搭乗率には、からくりがある。国内線は11月に65・8%で、10月の60・1%から伸びているが、これはJAL福岡便が1日3往復のうち2往復の機体を150人乗りから76人乗りに小型化したため。実際の搭乗者数は約6千人減った。

 県は国内線の需要予測として年間106万人を掲げているが、半年間の累計は約22万人どまり。このままでは予測の4割ほどで終わってしまう。機体の大きさで決まる着陸料も年間1400万円減る見込みだ。

 福岡便の搭乗率保証も、現状ではJALへの支払いを免れそうにない。11月の搭乗率は78・5%で基準(70%)を大きく上回ったが、年間通して基準を達成するには、3月まで毎月80%を超す必要がある。果たせなければ、1%下回るごとに2800万円を支払わなければならない。

 これまで好調を維持してきた札幌便は、10月以降利用が落ちてきた。JAL撤退後に福岡便を肩代わりする予定のフジドリームエアラインズ(FDA)も、小松便(石川県)などで企業の需要が予想以上に伸び悩んでおり、県は「これまで以上にがんばらないと」(松井室長)と需要喚起に懸命だ。

1221とはずがたり:2009/12/06(日) 02:31:18

茨城空港ビル テナントは「内定」
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000912030001
2009年12月03日

 来年3月に開港する茨城空港のターミナルビルが当面は赤字運営を強いられる上、飲食店や売店もゼロになる可能性が浮上し、県は2日の県議会常任委員会で厳しく問い詰められた。ビルを管理する県開発公社への「余計な負担」も糾弾された。県は見通しの甘さに弁明を繰り返すばかりで、ビルの運営規模縮小を持ち出した。(中村真理)

 「収支の見通しが先送りになってきたところがあり、深く反省している」。総務企画委員会で舘静馬県議(自民)がターミナルビルの収益性をただすと、県空港対策課の薮中克一課長は釈明に終始した。

 ビルに出店予定の「すぎのや」と「亀印」の2社が見直しを検討しているとの報道について質問が出ると、県はこれまで議会に説明していた、出店が「決定事項」との内容を改め、「『内定』が正確なところ」とした。その上で、薮中課長は「現在、契約を前提に開業時の店舗内容について協議調整を行っている。確実に契約してもらえるよう県開発公社をしっかり指導したい」と説明した。

 ただ、開港が約3カ月後に迫ったにもかかわらず正式契約が結べていない現況のため、県の説明をいぶかしがる県議は多い。2社はアシアナ航空ソウル便の就航だけでは出店に踏み切れないとして、同公社にテナント料の引き下げなどを求めている。

 県は次善策として、就航便の発着時間帯や見学者が訪れる休日に限った運営、品ぞろえの限定などを挙げ、「想定される客に合わせた形で、テナント側から提案してもらえると思っている」と説明した。運営規模の縮小はやむを得ない状況だ。

 舘県議の指摘によると、県はターミナルビルに置く警察官の駐在スペースのほかに、必要性が明確でない会議室や展望デッキなど800平方メートルを専有スペースとして借り、年間約9100万円を県開発公社に支払う契約を結んでいるという。舘県議は県が借り上げる必要性を疑問視し、民間に貸し出すべきだとした。

1222とはずがたり:2009/12/06(日) 02:33:11

ソウル便搭乗率25.6ポイント大幅増
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000912030002
2009年12月03日

 秋田―ソウル便の11月の搭乗率は79・2%で、前年同月に比べ25・6ポイントの大幅増になったことがわかった。

 県観光課などによると、搭乗者数は前年同月と比べ1470人増の3531人。内訳は日本人が1787人、韓国人ら外国人が1744人だった。

 韓国ドラマ「アイリス」の県内ロケ地を巡るツアーが始まったことなどで外国人客は約2・6倍に急増。修学旅行で日本人客も約3割増えた。

 ただし今年1月からの累計搭乗率は61・7%で、路線存続のための目標である70%には届いていない。

1223チバQ:2009/12/08(火) 21:35:18
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091208/biz0912081255011-n1.htm
関西3空港は同床異夢 懇談会まで1週間、水面下の調整 (1/2ページ)
2009.12.8 12:54

 関西国際、大阪(伊丹)、神戸の3空港のあり方を検討する関西3空港懇談会を1週間後の14日に控え、水面下の調整が佳境を迎えている。懇談会事務局の関西経済連合会は「関空会社を管理主体にする」という文言を盛り込んだ事務局案の合意を目指し調整しているが、難色を示す自治体があるためだ。政府の事業仕分けで「凍結」となった関空会社の補給金問題に決着をつけるには、地元の総意をまとめることが前提だが実際には同床異夢。懇談会当日までに、合意にたどり着けるかが注目される。

 ■兵庫に配慮、5点の合意案

 「理想は3空港の一元管理なんですけど、まとめるのは大変ですわ」。関経連の幹部はこう言ってため息をついた。事務局は5点の合意案を作成し関係団体に提示したがスムーズに決着しそうな雰囲気ではない。合意案の骨子は次のようなものだ。

 (1)関空をハブ空港と位置づける(2)3空港の一元管理を目指す。民間、国、市に分かれている空港設置者はそのままで複数空港の管理運営を一つの機関が行う(3)一元管理の検討は関空会社を管理主体にすることを基本に、公的主体の関与のあり方を含め議論する(4)3空港の将来のあり方は引き続き検討する(5)補給金160億円は満額予算化すべき。

 注目されているのは、3番目の「公的主体の関与」。兵庫県が提唱する関西広域連合が管理する案に配慮して盛り込まれたものだが、県サイドは「関空会社を管理主体に」という点に難色を示しているという。井戸敏三知事は7日の定例会見でも「運用は広域連合が望ましい」と牽制。関経連関係者は「合意のカギは兵庫が握る」と話す。

 ■伊丹廃港の橋下知事、当日どう発言

 一元管理案を「へぼい案」と一蹴し、懇談会についても「地元で話し合ってもエゴを主張し合う場所にしかならない」とまで言う大阪府の橋下徹知事も会議のカギを握る。今のところ、持論の伊丹廃港で全体が動く見通しは薄く、大阪府としてどこまで譲歩できるか、担当部局の調整が続く。

 府空港戦略室の中村誠仁室長は「中期戦略としての一元管理はあっても良いという考えはあるが、知事は伊丹廃港というゴールを決めない一元化に意味はないと思っている。当日、どんな発言が飛び出すか事務方では分からない」と話す。

 懇談会は14日夕、下妻博関経連会長ら財界関係者や橋下、井戸の両知事ら自治体のトップらが参加し、大阪市内で行われる。

1224チバQ:2009/12/08(火) 22:07:30
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002567563.shtml
県内2空港、戦略描けず 羽田新滑走路・来年完成 

羽田空港(奥)と新滑走路(手前)を結ぶ連絡誘導路の建設が進む=11月下旬、東京都大田区沖

 来年10月、東京・羽田空港に4本目の滑走路が完成する。航空機の発着回数が現在の1・3倍に増え、国際定期便も就航する。ただ政権交代の影響で、増える発着枠のうち半分程度の配分はまだ決まっていない。利用者の多い羽田線の開設、増便は地方空港の悲願だが、神戸、但馬の県内2空港は明確な戦略を描けずにいる。(高見雄樹)


 新滑走路は長さ2500メートル。全体の3分の2が埋め立て地、残りが桟橋という珍しい構造。完成すると、1日に運航できる便数が415往復から557往復に増える。

 だが、増加枠の配分を決める国土交通省の会議は総選挙後、延期されたままだ。羽田のハブ(拠点空港)化を目指す前原誠司国土交通相は競争力強化のため、国際線を増やす可能性を示唆する。

 神戸空港からは来年5月末で日本航空が撤退する。神戸市の担当者は羽田線の維持、増便を航空会社や国交省に求めるが「官僚ではなく(大臣ら)政務3役が決めること」と国交省職員ににべもなくかわされ、政権交代を実感したという。担当者は「羽田線は年間100万人以上の需要があることを叫び続けるしかない」と引き締める。

 伊丹線(1日2往復)のみの但馬空港は、増枠分のうち1往復だけに設定される見込みの「小型機枠」に羽田線開設を賭ける。ここでも「国際線の増加は地方の切り捨てにつながりかねない」(但馬空港を管理する県空港室)と危機感は強い。現政権は日航の経営不振を「政治が不採算の地方路線を押しつけた」ことも一因と見ており、小型機枠の存続は不透明だ。

 一方、日航が神戸-羽田線の廃止を決めたように、“ドル箱”の羽田便といえども近距離路線は新幹線との激しい競争などで苦戦が続く。

 民間シンクタンク「東京財団」の関山健研究員は「財政が厳しい今、空港と新幹線の両方への投資は困難。神戸は羽田以外の路線で活性化を図るのも道」と指摘する。国が羽田の発着枠を国際線や中長距離の国内線に限る可能性もあるという。

 関山氏が描くのは、神戸空港の着陸料を大幅に引き下げて格安航空会社を誘致し、中国などアジアの都市を結ぶ戦略だ。これまで飛行機に乗らなかった層を開拓する。「税金を投入する着陸料の値下げには市民の理解が欠かせない。空港を生かすためには国際化の議論は避けられない」

(2009/12/08 07:00)

1225 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/10(木) 12:47:21
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200912100012.html
橋下知事、また「悩んでる」 関空連絡橋負担金支出
2009年12月10日

 大阪府の橋下徹知事は9日、関西空港を結ぶ連絡橋道路の府負担金の来年度予算案への計上について、
報道陣に「悩んでます。高校の授業料を無償化したいので、金をかき集めないといけない。議会に相談したい」と
述べ、負担金計上の見送りを検討していることを明らかにした。

 知事は今年度予算でも、関空会社の抜本的改善策を国に求めて負担金を計上せず、当時の金子一義国土交通相
から「関空を国際物流基地として整備する」との言質を取って補正予算に計上した。

 また前原誠司国交相が関西3空港問題について「神戸を除外して考えていきたい」と語ったことについて、橋下
知事は「大人げないかもしれないが、神戸市が口を出すなというから、口を出さない。ぼくも関空と伊丹に集中して
考える」と語った。


http://www.j-cast.com/2009/12/10055809.html
関西3空港どれを止めるか 議論は百家争鳴、迷走中
2009/12/10 11:31

もしも、首都圏に成田空港、羽田空港のほか、横浜市沖合に横浜空港があったらどうなるだろうか。横浜空港は
国内線専用空港で、羽田の需要とバッティングするのは必至だ。首都圏では、誰も横浜に空港が必要とは思わない
だろう。

ところが、関西では関西国際空港、大阪(伊丹)空港のほか、神戸空港の3空港が隣接し、需要を食いあっている。
政府の行政刷新会議の「事業仕分け」で関空に対する国の補給金が凍結とされ、「関西3空港の棲み分けが明確で
ない」と指摘されたため、3空港の見直しがにわかにクローズアップされてきた。

3空港の関係を見直さない限り、予算は凍結
地元では伊丹、神戸空港の廃止論のほか、大阪府の橋下徹知事が沖縄県の米軍普天間飛行場の移設問題と
絡み、関空への移設について「話が来れば基本的に(議論を)受け入れる方向で検討したい」と発言して物議を醸す
など、百家争鳴の状態となっている。

関西には、1958年に政府が設置・管理する伊丹空港が開港。その後、伊丹空港は大阪市都心部の騒音が問題と
なり、大阪湾の沖合を埋め立て、24時間空港の関空が94年に株式会社方式で開港した。関空開港後も伊丹空港は
国内専用空港として、規模を縮小して存続した。さらに06年には神戸市沖合を埋め立て、神戸市が設置・管理する
神戸空港が開港した。

08年度の旅客数は大阪市都心部へのアクセスの良さから、国内専用の伊丹が1538万人でトップ。国際線と
国内線が乗り入れる関空が1533万人と、ほぼ互角の勝負を展開するが、神戸は258万人と振るわない。関空は
国際ハブ(拠点)空港を目指すが、着陸料の高さから、韓国、シンガポールなどにハブ空港の機能を奪われている
のが現状だ。

政府の2010年度予算をめぐる事業仕分けは、関空に対する国土交通省の補給金(要求額160億円)について、
「関西3空港の関係を見直さない限り、傷口に絆創膏を貼る程度にすぎない」との批判が高まり、予算は凍結と判定
された。これを受け、関西の経済界、自治体代表らで組織する「関西3空港懇談会」と呼ばれる組織が、3空港見直し
を議論し始めた。記者会見などでも首長や財界代表の発言が目立つ。

関西財界のトップが神戸空港の廃止提言
橋下知事は伊丹を廃止し、関空に国内線を集中させることで国際ハブ空港を目指すというのが持論だ。将来的
には大阪中心部と関空をリニアモーターカーで結ぶという壮大な構想だ。

地元経済界からは、関西経済同友会の山中諄(まこと)代表幹事(南海電気鉄道会長)が「関西に3つの空港は
必要ない。関空をハブ空港、伊丹を地方空港とし、神戸は廃止するのがよい」と述べ、波紋を広げている。関西財界
のトップが神戸空港の廃止について公式に言及したのは初めてだからだ。

さらに政府の米軍普天間飛行場の移設問題が迷走する中で、橋下知事は「関空と神戸空港で、国が沖縄の負担
軽減につながる制度を作るなら、積極的に議論に加わる」などと発言。マスコミが関空への米軍移転に知事が前向き
と報じると、橋下知事は「関空よりも、沖縄の基地の負担軽減に資するのは神戸空港」と矛先を神戸に向けたため、
神戸市が反発。橋下知事は「ダメですね、神戸市役所は。もっと幅広い視点を持ってもらいたい」と応じるなど、関西
3空港問題は普天間移転問題とも絡み、過熱するばかりだ。

1226 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/11(金) 09:55:23
財務省の思惑通り切り売り軽量化の後、本体は外資に売却路線かなあ。
前原の方針を批判してた田中康夫氏も本望だろう。

http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2009121001007
日航への政府保証7000億円を断念=2次補正予算で、資金繰り悪化懸念も

 政府は10日、経営再建中の日本航空への出資・融資に対する最大7000億円の政府保証について、今年度
第2次補正予算案に盛り込むことを断念した。高額批判を受ける企業年金の減額が難航するなど、国民の理解を
得るのが難しいと判断した。

 日航は、日本政策投資銀行の最大1000億円のつなぎ融資枠によって、当面の資金繰りは確保している。だが、
業績悪化に歯止めが掛からない中、必要資金の調達に懸念が生じる恐れがある。
 政府は、11月の前原誠司国土交通相ら5閣僚の合意事項に基づく政投銀の最大1000億円のつなぎ融資枠に
加え、最大7000億円の政府保証を補正に盛り込む方向で調整していた。万全の枠組みを構築し、資金面から
航空機の運航に支障が生じるのを回避するのが狙いだった。

 しかし、日航は経営不安をきっかけとした乗客離れが続き、再建は一段と厳しい状況に転落。さらに年金減額が
OBの反対で難航している。政府は、税金投入の可能性がある政府保証に当たって、国民の理解を得るのは難しい
として、補正予算案への計上を白紙にした。(2009/12/11-00:34)


http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2009121000904
日航、人員削減9000人に上積み=リストラ支援の増額も

 経営再建中の日本航空が人員削減数を9000人超に上積みすることが10日、明らかになった。10月末に固めた
再生計画案では削減数を8400人としていたが、財務状況が日増しに悪化しており、1割程度積み増す。策定中の
新計画に盛り込み、年明け以降、早期実施する意向。退職勧奨の負担金などリストラ費用も膨らみ、金融機関に
要請する支援額は従来案の2500億円から増額を求める方向で調整する。

 日航は官民出資の企業再生支援機構に支援を要請している。支援機構は条件として、再建を確実にする抜本的な
リストラを求めており、日航は追加的な人員削減が必要と判断した。
 再生に必要な金融支援額についても、財務悪化により、10月に前原誠司国土交通相直轄の専門家チームが
算定した2500億円を上回るのは確実。このため、新計画の策定を助言している支援機構は今週、日本政策投資
銀行やみずほコーポレート銀行など主力5行と面談し、善後策の協議を開始した。(2009/12/10-20:28)

1227 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/11(金) 13:11:02
内際分離原則の見直しだけでなく、日航再建問題にも深く関わる話。
> 航空自由化協定を締結すれば、政府間交渉で原則として決めている日米路線への新規参入が完全に自由化
> される。料金設定などで日米航空会社が提携を強化する際の障害となる独占禁止法の適用除外を受けやすくなる
> 利点もある。

http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121101000056.html
航空自由化交渉、1日延長 日米、協定合意目指す

 【ワシントン共同】日米両政府は10日、航空会社が路線や便数などを自由に設定できる航空自由化(オープン
スカイ)協定の締結合意を目指しワシントンで大詰めの協議をしたが同日は合意に至らず、交渉を1日延長した。
両政府は締結の方針では一致しており、来年からの成田、羽田空港の発着枠見直しなど細部について11日も
協議を続ける。

 前原誠司国土交通相は東京で「現時点では合意に至っていない。羽田の増便など主要論点、協定の技術的な
点で詰めが残っている」と説明。米国務省も「交渉は継続中で、解決すべき多くの問題が残っている」との声明を
発表した。

 日米の航空自由化交渉は昨年10月に開始し今回で5回目。日本から国土交通省審議官ら、米国からは国務
次官補代理らが出席。今年10月初旬の3回目の交渉で年内合意に一致していた。

 航空自由化協定を締結すれば、政府間交渉で原則として決めている日米路線への新規参入が完全に自由化
される。料金設定などで日米航空会社が提携を強化する際の障害となる独占禁止法の適用除外を受けやすくなる
利点もある。

2009/12/11 11:53 【共同通信】


http://www.asahi.com/business/update/1211/TKY200912110232.html
米社割り当て羽田4便、成田なし 日米航空交渉大詰め
2009年12月11日12時5分

 【ワシントン=尾形聡彦】米ワシントンで開かれている日米航空交渉は、羽田・成田両空港で来年増える発着枠の
割り当てについて、羽田では深夜早朝時間帯の4便が米国会社向けになる一方、成田では米国に割り当てない
方向で最終調整に入った。ただ、前原誠司国土交通相は11日午前の記者会見で、現地時間で10日が最終日の
予定だった交渉が「1日延長されることになった」と述べた。

 羽田は来年10月、深夜早朝に1日40便の国際便が就航する。20便が外国航空会社向けで、そのうちすでに
14便は米国以外の10カ国・地域に割り振られている。成田は来年3月に27便程度が増枠される。交渉では、
すでに成田で28%を占める米国の発着枠のシェア縮小も議題になっていた。

 また、航空会社が路線や便数を自由に決められるオープンスカイ(航空自由化)協定の合意についても交渉は
大詰めを迎えている。前原氏は記者会見で交渉延長について「成田、羽田の発着枠(を巡る議論)のほか、オープン
スカイ協定の技術的な問題で1日ずれた」と述べた。

 藤崎一郎駐米大使は現地時間10日午後の記者会見で、「(米国側の)要求水準が我々の見込みよりも高かった」
と述べた。

1229 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/11(金) 13:20:43
飛行場問題か、米軍再編問題か迷いましたが、こちらに。
湯西川ダムにおける福田昭夫同様、平岡vs地元首長との権力闘争の意味合いもありそう。
参考 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1194191152/464

http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000912110002
現在位置:asahi.com> マイタウン> 山口> 記事
民空反対派、国に直談判へ
2009年12月11日

  来年度の政府予算編成作業が佳境にさしかかる中、米軍岩国基地(岩国市)の民間空港再開(軍民共用化)を
めぐり、反対派と推進派の市民の間で綱引きが激化している。反対派は11日に上京し、国会議員らに「民空予算の
計上見送り」を直談判する予定だ。一方、推進派である福田良彦・岩国市長はこうした動きを「残念だ」と批判し、
国の対応次第では「米軍再編計画にも影響するだろう」と牽制(けんせい)姿勢を強めている。

  米空母艦載機の岩国移転に反対する県議・市議でつくる「議員有志の会」(代表・重岡邦昭市議)と井原勝介・
前岩国市長は11日に東京に出向き、政権与党系の国会議員で構成する「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」に
出席する予定。「艦載機受け入れの見返りとしての民空再開」に反対する立場を訴えるほか、民主県連代表の
平岡秀夫衆院議員を通して、「民空再開の予算措置の一時的な延期か、または保留」を求める前原誠司国交相
あての要望書を提出するという。

  これに対し、福田市長は10日の市議会一般質問で、有志の会などの動きを「大変残念だ」と強い口調で批判。
10年度政府予算に民空予算が計上されなければ「市民に大変な失望が広がるだろう」とも述べ、米軍再編に対する
市民感情に影響するとの見方を示した。

  二井関成知事も9日の県議会で、民空予算計上が再編見直しに伴って見送られれば、「再編に反対することも
含めて検討する」と国にクギを刺している。

1230 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/12(土) 17:16:44
>>1227
日本側にも多大なメリットのある合意だが、普天間移設問題でぎくしゃくしている中でも、きっちり成果を残す
アメリカ外交のしたたかさよ。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920018&sid=a24DvQuXoQPc
日米航空関係の完全自由化で合意−航空行政新ステージに(Update2)

  12月12日(ブルームバーグ):国土交通省は12日、米ワシントンDCで開催されていた航空の規制緩和・
自由化(オープンスカイ)に向けた日米航空協議で日米当局双方が合意したと発表した。2010年の首都圏
空港の空港枠拡大を踏まえ、航空会社が路線や便数などを自由に設定できる日米オープンスカイ協定が
合意されたことで、空の完全自由化が実現することなり、日本の航空行政は新しいステージに入った。

  発表資料によると、合意の概要は、①日米航空関係の完全自由化、②日米の航空会社が各1日4便
(計8便、16往復)、来年10月以降、深夜早朝に羽田空港、米国間で旅客便運航が可能になる、③成田国際
空港での米国航空企業のスロットのシェアを来年3月の増枠予定時に現行の28%から25%程度に低下
させ、その後もシェアの低下を目指す--など。

  オープンスカイが実現すれば、路線、便数、参入企業などの制限がなくなるほか、共同運航も企業間で
協力して行うことができる。さらに運賃設定が実質的に自由となり、世界的な航空会社間の競争が促進
され、利用者の利便性が飛躍的に向上することになる。

  これまで米国航空会社が成田で路線を拡大し、発着枠の約3割を既得権化していたが、今後は段階的に
是正に向け動き出すことになる。国交省国際航空課の平垣内久隆課長は同日、省内での記者団への
説明で「日米間の長い航空の歴史の中ではエポックメイキング」と述べた。また、羽田空港の深夜早朝枠
開設について「羽田の国際化が大きく進展する」とし、成田空港の増枠と関連して米国発着枠は、将来的に
シェアが減るとの見通しを示した。

        日米航空会社がATI取得に本格化

  今回の交渉は7日から10日の4日間の予定だったが、協議が難航して1日延長となり5日間行われて
合意に達した。今後は来年10月までに両国の大臣が正式署名することで正式に発効される。

  日米の合意によって、両国の航空会社は今後、それぞれの国際航空連合の枠組みの中で独占禁止法
適用除外(ATI)を日米当局に申請する。世界の3つの航空連合間の競争が促進され、サービスや運賃など
の見直しにつながると期待されている。

  前原誠司国土交通相は同日、「日米間はわが国にとって最も大きな航空市場であり、合意に至ったこと
は大変意義深い」との談話を発表した。また、国際線の事業展開を強化している全日本空輸の伊東信一郎
社長は「今回の合意は非常に意義深く大いに歓迎する」とし、「合意を受け、羽田、成田空港からの米国路線
の拡充や米国側パートナーとの戦略提携の準備を早急に行うなど、利用者利便の向上に資する戦略を推進
する」とのコメントを発表した。経営再建中の日本航空も合意を歓迎するとの声明を発表した。

  日米航空協定は1952年に締結されたが、参入企業や乗り入れ地点、また以遠権などの権益で日本側に
不利な内容だった。日本側は80年代から平等化に向けた交渉を断続的に実施し、98年には日米間の権益
上の平等化を達成していたが、成田空港の米国側の既得権益の是正は果たせていなかった。今回の合意
で是正に向け大きく動き出すことになる。09年冬季の日米航空会社による日米間運航状況は、日本が5社で
旅客136便、貨物が20便、米国は10社で旅客が296便、貨物が50.5便となっている。

  羽田と成田で発着枠を多く保有する日航をめぐっては、同じ国際航空連合ワンワールドのアメリカン航空
と、スカイチームのデルタ航空が双方の陣営に引き入れようと争奪戦を展開している。

更新日時: 2009/12/12 16:18 JST

1231チバQ:2009/12/13(日) 01:32:27
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091212/plc0912122008010-n1.htm
日米航空自由化協定、航空行政の転換に
2009.12.12 20:06

 日米航空自由化協定の締結で合意したことは、政府が空港への乗り入れを規制し、国内の航空会社を保護してきた日本の航空行政の転換につながる。日米すべての航空会社がどの空港でも新設や増便を決められるほか、日米当局から独占禁止法の適用除外を受けたうえ、共同事業を始めることができるからだ。

 重複路線の統一と運航ダイヤの相互補完による効率化を目指し、航空連合「スターアライアンス」に加盟する全日本空輸と米ユナイテッド航空、米コンチネンタル航空は近く米運輸省に適用除外を申請。共同事業で収益が増えれば、運賃値下げや乗り継ぎ便の増加をはじめ利用者のメリットが期待される。日航に提携を持ちかけるデルタ航空とアメリカン航空も、交渉を本格化させることになりそうだ。

 また、羽田の国際化を後押しする面もある。「深夜に羽田を発って同じ日の早朝にハワイや米西海岸に到着する」といった旅客便が増えるのは間違いない。

 01年9月の米中枢同時テロ以来、燃料費高騰、金融危機など「冬の時代」が続く航空需要だが、中長期的にみれば旅客、貨物ともアジアを中心に需要拡大が見込まれる。日本の航空会社にとって、海外の航空大手との提携関係を強化できる環境整備は喫緊の課題でもあった。

 もっとも、実際の運用には規制が残る。協定発効後も、日本での運賃改定には事前届け出と当局による審査が航空法で義務付けられている。羽田と成田の発着枠は満杯のため、今後の増枠分の割り振りも国が主導する方針だ。

 発着枠に余裕がある地方空港への貨物専用便や格安航空会社を含む新規参入が期待される一方、世界的な景気後退の中でどこまで効果があるか、不透明な部分は否めない。

 航空会社の競争力を高めて、利用者に自由化の恩恵を行き渡らせることかできるかどうかに協定の成否がかかっている。

     (早坂礼子)

1232チバQ:2009/12/13(日) 01:38:37
8往復!?
JAL2/アメリカン1=ワンワールド3
ANA2/ユナイテッド1=スターアライアンス3
デルタ2=スカイチーム2
ってのが現状の考えかな?
http://mainichi.jp/select/world/news/20091212dde001020026000c.html
日米航空自由化:合意、来秋までに発効 羽田便1日8往復
 【ワシントン斉藤信宏】日米両政府は11日、ワシントンで開いていた航空協議で、両国間の航空自由化(オープンスカイ)協定を結ぶことで最終合意した。来年10月までに発効する。協定により、これまで政府間の交渉で決めていた2国間の航空路線や便数、運航する航空会社などについて、空港の発着枠に制約がない限り航空会社が自由に決められるようになる。日米間ではすでに両国の各3社が自由に発着する権利を持っているが、これが両国の全航空会社に広がり、航空会社の新規参入も自由になる。

 羽田、成田両空港の発着枠をめぐっては、来年10月以降に発着枠が増える羽田で日米それぞれの航空会社が1日4往復(深夜・早朝)の旅客便を運航できることにした。成田では、来年3月の増枠時に米国航空会社は週8往復減らし発着枠シェアを28%から25%程度に下げることで一致した。

 協定の締結で、日米両政府は両国の航空会社間の提携について独占禁止法の適用除外(ATI)を認める可能性が高い。日米路線での競争が激化し、合従連衡で競争力を高める動きが強まりそうだ。


http://mainichi.jp/select/today/news/20091212k0000e020044000c.html
日米航空協定:自由化で合意 羽田便1日8往復…来秋以降
2009年12月12日 12時33分 更新:12月12日 17時36分

 【ワシントン斉藤信宏】日米両政府は11日、ワシントンで開いていた航空協議で、両国間の航空自由化(オープンスカイ)協定を結ぶことで最終合意した。来年10月までに発効する。協定により、これまで政府間の交渉で決めていた2国間の航空路線や便数、運航する航空会社などについて、空港の発着枠に制約がない限り航空会社が自由に決められるようになる。日米間ではすでに両国の各3社が自由に発着する権利を持っているが、これが両国の全航空会社に広がり、航空会社の新規参入も自由になる。

 焦点となっていた羽田、成田両空港の発着枠をめぐっては、来年10月以降に発着枠が増える羽田で日米それぞれの航空会社が1日4往復(深夜・早朝)の旅客便を運航できることにした。成田では、来年3月の増枠時に米国航空会社は週8往復減らし発着枠シェアを28%から25%程度に下げることで一致した。

 航空自由化協議は昨年10月に開始し、今回が5回目。日本からは国土交通省審議官らが出席し、米国務次官補代理らと協議した。

 協定の締結で、日米両政府は両国の航空会社間の提携について独占禁止法の適用除外(ATI)を認める可能性が高い。日米路線での競争が激化し、合従連衡で競争力を高める動きが強まりそうだ。

 すでに全日本空輸が同じ国際航空連合「スターアライアンス」に加盟するユナイテッド航空、コンチネンタル航空との提携強化を予定しているほか、経営難の日本航空もデルタ航空(「スカイチーム」に加盟)かアメリカン航空(「ワンワールド」に加盟)との資本提携交渉に入っており、航空業界の勢力図を塗り替える再編の呼び水になる可能性もある。日米路線では航空3連合のシェアはほぼ並んでいる。ワンワールドに加盟する日本航空がそのままとどまるかスカイチームに移籍するかで、シェアは大きく変動する。

1233チバQ:2009/12/13(日) 01:39:54
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091212/biz0912121255006-n1.htm
日米、航空自由化で合意 羽田発着枠、米が1日4便確保 (1/2ページ)
2009.12.12 12:53

羽田空港の新管制塔から見た第一ターミナルとA滑走路(撮影・早坂洋祐) 【ワシントン=渡辺浩生】ワシントンで7日から行われている日米航空協議で、日米両政府は11日、両国を結ぶ路線などを航空会社が自由に設定できる航空自由化(オープンスカイ)協定を締結することで合意に達した。羽田、成田の両空港の発着枠が拡大する2010年10月までに発効する。航空会社間の自由な競争が促進され、運賃値下げなど利便性の向上が期待できるだけでなく、航空連合の勢力図に大きな影響を与え、日本航空の再建の行方を左右するのは必至だ。

 自由化によって、日米両政府間で決められていた国際線の路線数や便数を航空会社が決定できるようになり、航空会社の提携には、米国独占禁止法の適用除外(ATI)の申請が可能となる。

 現在、航空会社は全日本空輸が加盟する「スターアライアンス」や日本航空が加盟する「ワンワールド」、日航に加盟を呼びかけている米デルタ航空が中心となる「スカイチーム」の3つの航空連合があるが、ATIの認可を受ければ、航空会社間での運航スケジュールや料金、収益などの調整が可能になり、効率化が一気に進む。日米各航空会社のATI認可取得の行方は、日航再建とも絡み、今後の焦点となる。

 一方、協議では、来年10月の羽田の第4滑走路の供用開始を受けた発着枠の割り当てについて、米国が1日4便を確保することで決着したほか、成田については米国が新規枠を求めないことで合意した。

 国土交通省は、羽田空港の深夜早朝時間帯に年約3万回を国際定期便の運航を認める。1日当たりの増枠は40便で、このうち日本が20便、韓国、シンガポール、ドイツなどが2便、カナダ、フランスなど6カ国が1便をそれぞれ確保する。未決着となっている中国には2便が割り振られる見通しだ。

 一方、来年3月に年2万回分の国際便が増枠される成田について、現在約3割のシェアを持つ米国発着枠の削減を目指す方向で日米が一致した。

1234チバQ:2009/12/13(日) 01:41:13
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091212-OYT1T00542.htm
航空自由化で日米合意、羽田―米に1日最大8便
 【ワシントン=岡田章裕】日米両政府による航空協議が11日夜(日本時間12日昼)、合意に達した。

 2010年10月までに「オープンスカイ協定」が正式に締結され、日米の航空会社が両国間の路線を原則として自由に設定できるようになる。日本航空の経営再建にも大きな影響を与えそうだ。

 両政府は3項目で一括合意した。具体的には、〈1〉オープンスカイ協定を締結し、日米の航空会社に米国独占禁止法の適用除外(ATI)を付与〈2〉羽田空港を10年10月に再拡張後、深夜・早朝の時間帯に日米間で1日最大8便を運航〈3〉成田空港の発着枠について、米国の占有率を現在の28%から10年3月に25%へ、その後さらに引き下げ――だ。

 オープンスカイ協定の締結後も、羽田、成田の両空港は発着枠がすでに満杯状態のため、増枠分は政府間の交渉で決める。発着枠に余裕のある関西、中部空港などでは、格安航空会社を含む新規参入が期待できそうだ。

 ATIについては、全日本空輸と提携関係にあるユナイテッド航空や、日航と資本・業務提携に向け交渉中のデルタ航空、アメリカン航空の各社が申請に向けた準備を進めている。

(2009年12月12日12時45分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/tabi/news/20091212-OYT8T00401.htm?from=nwla
日米航空協議 成田発着枠など攻防
 ワシントンで開かれている日米両政府による航空協議は、最終日の10日(日本時間11日午前)までに合意に至らず、交渉は11日まで延長された。前原国土交通相は年内の合意を目指す方針を変えておらず、11日も日米の航空会社が両国を結ぶ路線などを自由に設定できるオープンスカイ協定の締結に向けたぎりぎりの協議が行われる。

 前原国交相は11日の閣議後の記者会見で、合意に至らなかった理由について、成田空港の発着枠是正や羽田の国際線の便数などで調整がついていないことを挙げた。その上で、「いかに有利な形で交渉していくのかが外交の常なので、焦る必要はない」と述べ、ねばり強く交渉を継続する考えを強調した。

 成田の発着枠は米国航空会社が3割弱の占有率(シェア)を持ち、日本側は2割程度への引き下げを求めている。協議関係者によると、米国側が日本側の主張より高いシェアを求めており、11日の協議では占有率の引き下げ幅を巡る攻防が焦点となりそうだ。

 今回の航空協議は、〈1〉成田空港で米国が持つ過剰な発着枠の是正〈2〉羽田再拡張後の日米路線の開設〈3〉オープンスカイ協定の締結〈4〉米国独占禁止法の適用除外(ATI)の付与――の4項目について一括合意を目指している。

 今回の協議で合意できなかった場合、1月にも東京で再協議が開かれる見通し。ただ、交渉の遅れにより、日航、全日本空輸のATI取得が、2010年10月の羽田再拡張による日米路線の開設に間に合わないなどの影響が懸念される。

日航提携で国交相 一定関与の考え
 前原国土交通相は11日の閣議後の記者会見で、日本航空が進めている米航空大手デルタ航空、アメリカン航空の両社との資本・業務提携交渉について、「政府が責任を持って(日航再建を)バックアップすることを確認している以上、民間企業の選択に全くゆだねるわけにはいかない」と述べ、国交相として一定の関与を行う考えを示した。国交相は、提携相手について日航が主体的に判断すべきだとの認識を示す一方、「どういった考えでどちらを選ぶかは(日航から)しっかり話を聞かないといけない」と強調し、事実上、政府の了承が必要になると示唆した。

(2009年12月12日 読売新聞)

1235 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/13(日) 12:14:14
アメリカ便の場合、アメリカのどこに行くかも重要ですからね。
8往復も多いとは言えない。中国便なんて(曜日によって違いますが)成田から日30往復ぐらいあるしw

ハワイやグアムは含まれてるのだろうか。

1236チバQ:2009/12/13(日) 18:16:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091210/plc0912102158022-n1.htm
【関西3空港 視界混沌】(上)補給金「凍結」で関空ピンチ ポイントは伊丹の存廃 (1/3ページ)
2009.12.10 21:54
 「一般会社なら倒産だ」

 「傷口にばんそうこうを張るぐらいではないか」

 11月16日、無駄な事業の仕分けを進める政府の行政刷新会議。国土交通省が来年度予算で要求した関西国際空港への補給金160億円をめぐり、仕分け人から容赦ない意見が相次いだ。当然、導き出された結論は「凍結」だった。

 政権交代後、初の予算編成を進める財務省の担当者は「事業仕分けの判断に沿うのが基本。(同様に当初凍結とされた)スパコンでは批判の声が噴出したが、関空補給金は聞かない」と冷ややかに語る。国交省航空局幹部は「財務省にお願いはしているが、反応は厳しい。補給金がつかないとなると、関空はかなり厳しくなるだろう」と話す。

 1兆円超の有利子負債を抱える関空は、割高な着陸料が響き、航空会社の撤退が続出。今年度上半期の乗り入れ便数は、前年同期の8割に落ち込んだ。

 関空の補給金について、国交省は来年度予算の概算要求で、従来の年90億円に70億円を上積みした。増額分は、着陸料引き下げの原資にする予定だった。
    ●    ●

 関空、大阪(伊丹)、神戸の3つの空港を抱える関西。補給金凍結の撤回には、3空港の役割分担の見直しや、関空の経営改善に向けた抜本策を地元から提案することが求められる。

 経済団体と関係自治体でつくる「関西3空港懇談会」は、関空会社が管理主体となることを基本に、3空港の運用面での一元管理を打ち出すべく事務レベルで協議に入った。懇談会座長の下妻博・関西経済連合会会長も「来年度予算の査定に間に合うよう、何らかの方向性を出す」と躍起だ。

 だが、伊丹廃港を持論とする大阪府の橋下徹知事は、伊丹の存廃を“棚上げ”にする一元管理案を「へぼい案」と批判。「地元で話し合っても、エゴを主張し合う場所にしかならない」と言い切る。

 別の国交省航空局幹部も「関西3空港の問題は、伊丹空港をどうするのかが一番のポイントで、一元管理は今語り合う議論ではない」と指摘する。

 8日の閣議後会見で前原誠司国交相は「地元で考えられている3空港の提言も十二分に拝聴させてもらいたい」と話したが、幹部は「(現状の一元管理案は)大臣もいい案だとは言っていない。あくまでポイントは伊丹をどうするか決めることだ」と話す。
    ●    ●

 次回懇談会が開催される今月14日。午前中には、国交省の成長戦略会議が開かれ、大阪府と兵庫県の幹部が出席する。大阪府は橋下知事自ら足を運ぶ予定で、「3空港問題ではなく、国としてみたときに関西にハブ空港が必要ということを言う」としている。

 同会議は来年6月に、今後の空港行政について一定の方向性を示す方針を示しており、伊丹空港の存廃に結論が出る可能性もある。会議への出席は、橋下知事にとって持論を展開する格好の舞台。対して、伊丹廃港論に強く反発する兵庫県側も、県幹部が出席して説明するとみられる。

 「兵庫と大阪は、伊丹の存廃で意見が正反対だが、伊丹問題を解決したいという思いは同じだろう」。国交省航空局幹部は、再び熱を帯び始めた関西3空港をめぐる地元の動きを踏まえてこう語った。「ようやく伊丹についての議論が始まった。そういう意味で本当のキックオフだ」

     ◇

 関西3空港を取り巻く環境が急激に慌ただしくなってきた。補給金「凍結」の可能性がある関空、存廃の議論が分かれる伊丹、日本航空の撤退が決まった神戸の経緯や現状を追う。

1237チバQ:2009/12/13(日) 18:17:20
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091211/plc0912112207017-n1.htm
【関西3空港 視界混沌】(中)伊丹存続「苦渋の選択」 (1/3ページ)
2009.12.11 22:04

 「伊丹を存続させるか、廃港させるのかという議論は、今に始まったことじゃない」。兵庫県伊丹市の職員として30年間近く大阪(伊丹)空港を見つめ続けてきた宮本孝次参与は、「伊丹廃港論」を声高に唱える大阪府の橋下徹知事を牽制(けんせい)する。

 伊丹空港が「大阪第2飛行場」として整備されたのは昭和14年。高度成長期に差し掛かる34年に大阪国際空港と改称し、39年にはジェット機が就航。騒音・振動問題も次第に深刻化し、地元住民による公害調停や訴訟へとつながっていく。

 宮本さんには忘れられない出来事がある。

 大阪万博の開催決定を受け、国は2本目滑走路の整備を模索した。37年4月、拡張を受け入れたい伊丹市議会に対し、反対派住民らがデモを起こした。

 隊列を作り、渦を巻くように行進する住民。またたく間に議場を占拠した。「議長は議場に入れず、逆にほとんどの議員は議場に缶詰め状態になった」と伝え聞いている。

 当時、就航していた大型ジャンボ機の騒音は117デシベル。電車が通るガード下の100デシベルをはるかに超えていた。騒音や振動は、航空需要の高まりとともに激化していった。



 騒音公害の第1次伊丹調停団の照屋成徳代表は、子供の授業参観で初めて学校に行ったとき、上空からの爆音に驚いた。「4回も5回も飛んできて、授業がまともにできなかった」

 その解決策として浮上したのが、関西新空港の建設だった。国の航空審議会で神戸沖や大阪・泉州沖などさまざまな案が検討された末、昭和49年8月、審議会は新空港の位置と規模について答申。泉州沖が最適と打ち出すとともに、「関西国際空港は、大阪国際空港の廃止を前提として…」と、はっきり「廃止」の文字が記された。

 だが、その後も伊丹空港は存在し続ける。答申から16年後の平成2年12月、地元11市でつくる「大阪国際空港騒音対策協議会」(11市協)は、運輸省が提示した、関空開港後も存続させることを明記した協定書に調印した。

 伊丹存続をめぐり、運輸省側には伸びゆく関西の航空需要を新空港だけではまかないきれないという危惧があり、地元自治体には空港がなくなることで、街が活力を失うのではないかという危機感があった。

 長年にわたり騒音に悩まされ、昭和56年には伊丹を事実上「欠陥空港」とする最高裁判決まで勝ち取った地元住民にとって、存続はまさに苦渋の選択だった。

 国は、地元住民に対し、環境対策事業を続けた。騒音対策として防音工事を促し、各家庭にエアコンや防音サッシを配備。これまでに投じられた伊丹周辺への環境対策費は、総額約6700億円にのぼる。




 平成2年当時、池田市議会議長だった同市の倉田薫市長は「関空の建設が始まり、伊丹がなくなったら困ると思い始め、何とか一部でも残せないかという話になった。だが、関空シフトが進み、ローカル空港への道をたどった」と悔やむ。

 倉田市長には、伊丹の機能が縮小に向かい、やがて街が廃れることへの恐れがある。「“座して死を待つ”より、廃港を前提に地域活性化をはかるべき」という考えだ。

 だが、地元の首長が「廃港」を口にすることは、周辺自治体にはなかなか理解されない。半ばあきらめかけていたとき、橋下知事が26年後の「伊丹廃港」と跡地を有効活用する構想を打ち出し、再び伊丹の存廃が表舞台に引き上げられた。

 倉田市長はいう。「あのやんちゃ坊主が、大胆で奇抜な提案をしてくれた。これやったら乗っかるのもありだ」

1238チバQ:2009/12/13(日) 18:18:22
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091212/plc0912121902009-n1.htm
【関西3空港 視界混沌】(下)神戸空港「痛恨の判断ミス」 (1/3ページ)
2009.12.12 18:58
 関西国際空港の経営を支援する平成22年度の補給金について、財務相は、国土交通省の概算要求額(160億円)の半額以下となる75億円とする方針を固めた。関空側が見込んだ着陸料引き下げの原資はおろか、例年の水準(90億円)をも下回る額。しかも大阪(伊丹)、神戸を含む関西3空港の役割分担が明確化するまで予算執行は留保されるともいい、地元や国交省は大きな重荷を背負った。

 14日に開かれる地元の関西3空港懇談会では、地元の総意として3空港の一元管理を打ち出す方向だが、自治体間でもさまざまな思惑が交錯する中、将来の方向性を含めたビジョンをまとめるのは容易ではない。

 「伊丹廃止の議論から逃げてはいけない」

 「なぜ(伊丹を)やめなきゃいけないのか。関空をやめたっていい」「伊丹廃港前提の話はナンセンス」

 「住宅密集地に空港があることがナンセンス」

 「伊丹廃止を前提と言われている限り、われわれは乗れない」

 大阪府の橋下徹知事が「伊丹廃港」を打ち出して以降、橋下知事と、反発する兵庫県の井戸敏三知事との主な発言。両者の主張は平行線をたどっている。そのこじれの大本には、3空港で最も新しい、神戸をめぐる歴史的経緯が横たわる。

               □  □

 「そもそも神戸が空港をけったから、こんなことになったんだ」。神戸のある財界関係者は、自嘲(じちじちょう)気味に振り返る。

 伊丹の騒音問題が深刻化し、関西新空港の建設が模索されていた昭和46年、神戸市は、海上新空港建設の試案をまとめた。陣頭指揮をしたのが、当時の宮崎辰雄市長(故人)だった。

 だが、宮崎氏は48年、一転して神戸沖空港の建設反対を宣言する。同年に再選を目指す市長選があり、重要な支持基盤の旧社会党を含め、市議会が反対を決議していた。かくして49年、新空港は大阪・泉州沖に建設する方向性が決まった。

 ところが、神戸市は再度空港建設に意欲を燃やす。57年、宮崎氏は空港計画のたたき台となる新試案を発表。その後国への陳情を繰り返し、平成3年の第6次空港整備5カ年計画で、神戸空港は「予定事業」に組み入れられ、事実上のゴーサインを得た。一度“死んだ”はずの神戸沖空港が、再び息を吹き返したのだ。

 もし、宮崎氏が建設反対を唱えなければ、関西空港は神戸沖にあったかもしれない。さきの財界関係者は「今となっては、あのときの市長の判断が誤りだったと言わざるを得ない。痛恨の判断ミスだ」と悔やむ。

               □  □

 18年2月に開港した神戸空港は、5年目の22年、試練を迎える。着陸料収入の約4割を占める日本航空が5月末の全面撤退を表明。利用者は20年度で前年度比13%減の約258万人と伸び悩んでおり、経営にさらに大きな痛手をこうむる。

 関空からわずか約25キロ。両空港間は、1日16往復、所要時間約30分の高速船で結ばれている。

 欧州旅行へ向かう兵庫県三木市の夫妻。家族に神戸空港まで車で送ってもらい、関空まで乗船した。「早くて私たちには便利な船です。帰国後も利用しようかな」と笑顔をみせた。

 橋下知事が11月に打ち出した3空港にかかわるビジョンでは、「関西として『2つの海上空港』に『選択と集中』」という記述もみえる。距離的な近さから、仮に伊丹がなくなり、関空が国内・国際一体のハブ空港に成長した場合、神戸が関空国内線の補完的役割を果たし得るという論理も成り立たなくはない。

 前原誠司国交相は13日に関空を視察。14日には国交省の成長戦略会議に橋下知事らが出席して意見を述べ、その後3空港懇談会が開かれる。一気に熱を帯びた問題に、解決の糸口は見つかるのだろうか。

1239チバQ:2009/12/13(日) 18:19:37
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091213/plc0912131558004-n1.htm
3空港問題「伊丹は存続」 前原国交相が関空視察
2009.12.13 15:56

このニュースのトピックス:航空・運輸行政

冷たい風が吹く中、2期空港島を視察する前原国土交通大臣(手前右から2人目)ら=13日午後0時6分、関西空港(鳥越瑞絵撮影) 前原誠司国土交通相は13日、関西国際空港(大阪府)を視察し、関空、大阪(伊丹)、神戸の3空港の役割について、大阪府の橋下徹知事が伊丹廃港を提唱していることに絡み、「伊丹は経営的にも優良な空港で、存続させていくことが大事。現時点で廃港は考えていない」との考えを述べ、存続を明言した。

 前原氏は、「関空は空港の稼働能力の半分しか使われていない。さみしい状況だ」と指摘。アジアなど外国の顧客誘致と貨物輸送力を拡大させることで、空港能力を活用することが重要だとの認識を示した。また、関空会社が抱える1兆円を超える有利子負債については「一朝一夕に解決できる問題ではないが、空港をフル活用することが負担軽減につながる」とした。

 一方、伊丹空港については「騒音問題などもあるが、ニーズもあり、伊丹が果たす役割がある」とし、神戸空港も含めた3空港一元管理は「神戸は市が運営する地方空港なので別に考えたいが、神戸も国に任せるということになれば、議論が必要。関空、伊丹も、経営的に一つにするのか、運用を一体化させるのかを考えなくてはならない」との認識を示した。

 関西3空港の今後のあり方をめぐっては、14日午前に国土交通省成長戦略会議の会合で有識者らによる検討が行われ、橋下知事らが地元の状況などを説明する。また、この日夕には、地元自治体や経済団体などによる3空港懇談会が大阪市内で開かれ、3空港の一元管理などをテーマにした議論が行われる予定。

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/091209/mca0912090928025-n1.htm
和歌山知事「伊丹強化って『どうよ?』」 関空の建設的背景強調2009.12.9 09:26
 和歌山県の仁坂吉伸知事は8日、関西3空港懇談会(14日開催)を前に、「県は関空の国際ハブ空港化を主張していく」と訴え、3空港のうち関西国際空港を最優先する考えを示した。伊丹空港(大阪空港)については「廃港が目的ではない」としながらも「伊丹廃港が前提に関空ができたという過去を忘れたかのような施策には『どうよ?』という気持ち」と述べた。県議会一般質問で、関空への補給金が行政刷新会議の事業仕分けにより「凍結」されたことなどについて答弁した。

 3空港がある状態について「議論の必要性は感じている」としたうえで「関空の機能強化を図り、国際ハブ空港にすることが、和歌山だけではなく関西全体の発展につながる」と、関空の活性化を最優先する方針を示した。伊丹については「関空活性化にはいろんな障害を除かないとならないが、伊丹を廃港しなければ(障害が)除けない、ということはないかもしれない」と、伊丹存廃について明確な結論は示さなかった。

 一方で「伊丹周辺の環境問題から、廃港を前提に関西空港が建設されたという経緯は大変大事なこと。それを忘れたかのように、伊丹の機能強化を唱え、またそれにくみして国の政策が行われてきたことにも、正直『どうよ?』という気持ち」と現状を批判した。

 関西3空港については、同懇談会事務局が3つの空港を一元管理する案を出しているが、大阪府の橋下徹知事は将来的な伊丹廃港を目的とした一元化を主張。兵庫県の井戸敏三知事は伊丹存続を求めており、管理主体が関空会社である点に難色を示している。

1240チバQ:2009/12/13(日) 18:36:49
>>1235
可能性的には含むのでしょうが、観光客では利益率低いですからねえ。
日系はLAとNY一便ずつですかね?

1241 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/13(日) 23:45:13
全くの私事ですけど、年に5往復ぐらいビジネスで海外に行く私ですが、今回ハワイに遊びに行くことになって
その安さに驚きました。
あれは、ホテル(ホテル内でのイベントやツアーを含む)と結びついているからこその料金なのでしょうね。
ホテル業界も、アメリカ発の大型チェーンに集約化が進んでいて、それと結びつくことでアメリカの航空業界に
とっての旨味があるのだろうなあ。

国交省の経営戦略会議の方向性は全く正しいのだろうけど、いかんせん、遅すぎたかも。

1242名無しさん:2009/12/14(月) 16:08:18
>>1240

日系はJAL,ANAが2便ずつですよ。

私はLAX SFO JFK ORDに飛ばすと思いますけど。

1243 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/14(月) 17:17:09
批判したのか賛成したのかどっちだ、と言われればどっちもで、各紙キャプションの付け方の問題なのだろうな。

http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121401000270.html
橋下氏、大阪空港縮小に「賛成」 国交相に表明

 国土交通省は14日午前、成長戦略会議を開き、関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港の役割分担などについて意見
交換した。橋下徹大阪府知事は大阪空港の存廃をめぐり、前原誠司国交相が就航する飛行機を小型化し機能を
縮小して活用すべきだとしていることに「賛成だ」と述べ、地元の同意が得られるなら受け入れる意向を示した。

 橋下氏は「廃止は必要と思うが、それでも縮小などでやっていこうと(地元が)言うなら一つの選択だ」と付け
加えた。ただ会議後の記者会見では「地元は(機能縮小を)選択しないと思う」と述べた。

 また会議で前原氏は、大阪空港に国内の基幹路線を残す考えを表明。これに対し橋下氏は「基幹路線は関空に
あることが前提だ」と反論した。

 橋下氏はこれまで、関空を西日本の国際ハブ(拠点)空港と位置付けるよう要求。関空支援のため大阪空港を
将来的に廃止する考えを表明している。一方、兵庫県の五百蔵俊彦副知事は会議で関西3空港の一元管理を
求め、大阪空港廃止に否定的な考えを示した。

2009/12/14 13:46 【共同通信】


http://www.asahi.com/politics/update/1214/OSK200912140063.html
橋下知事「前原大臣らしくない」 伊丹廃止訴え批判
2009年12月14日13時51分

 国内の航空や鉄道などの将来像を検討する国土交通省の有識者会議「成長戦略会議」が14日あり、大阪府の
橋下徹知事や兵庫県の五百蔵(いおろい)俊彦副知事らが出席して、大阪(伊丹)空港や羽田空港など空港の
あり方について議論した。

 橋下知事は意見表明の場で、「大臣が言う格安航空会社の誘致や伊丹の機能縮小は賛成だが、伊丹に将来
需要は見込めず、絶対に廃止が必要。関空をスーパーハブに持って行くべきだ」と主張。前原国交相に対し、伊丹の
機能縮小について見解をただした。

 国交相は「もうかっている伊丹の首を絞めることはない。伊丹は機材を小型化し、国内の機関路線として存続
させる」などと述べた。

 橋下知事は終了後、「大臣が言っているのは機能縮小と言いつつ今までと同じ。前原大臣らしくない」と批判した。

1244とはずがたり:2009/12/14(月) 18:17:29
なんか地方路線の堅持を云ってみたり>>1037,一方では実際は参入した路線に自助努力>>1043と云ってみたり,今回の伊丹も廃止せずを明言してしまうなど,ばらまきで行くのが改革で行くのかぶれてるような感じがしなくもないんですけど。

嫌いな橋下と方向性が良く合ってしまって内心忸怩たる思いですがなんか「前原大臣らしくない」>>1243感じがしなくもないっす。。

小泉似非改革の悪政を経ての民主党政権で痛み止めに配慮しながらの改革という難しい綱渡りを強いられる困難さは理解してますけど。

1245 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/14(月) 19:16:10
基本は「廃止」ではなく、段階的「縮小」なのでしょうね。
地方路線の「縮小」についても、国の支援は3年間の時限措置であること、空港を誘致した地方自治体に
最終責任を求めているところからも、それは伺えます。
あと、伊丹については、根本的に都市圏の空港は足りていない(選択と集中をすれば日本の航空産業は
まだまだ伸びる)という考え方もあります。

同時に前原の政治家としてのやらしさも垣間見えまして、3年後ということはつまり、次の総選挙の後で
あることが予想できます。
政権を維持していれば、選挙後に地方の反発を生む選択を強行できますし、政権交代後なら新政権に
難しい選択を課題として残すことができる。

1246チバQ:2009/12/14(月) 19:40:28
>>1242
JAL AMAがLAにそれぞれ1便ずつ、NYにそれぞれ1便ずつ
計4便つー意味です。上手くJAL ANAですみわけが出来ますかね?(シスコよりLAの方が儲かりそう)

1247チバQ:2009/12/14(月) 21:35:02
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091214/biz0912142100022-n1.htm
関西3空港一丸管理で四苦八苦した調整 背景に主導権争い (1/2ページ)
2009.12.14 20:59

関西、大阪、神戸3空港の「一元管理」を目指すことで基本合意した「関西3空港懇談会」=14日夕、大阪市内のホテル 「一元管理の検討にあたっては、公的機関の関与を前提に、関空会社を管理主体とすることを基本とする」。関西3空港懇談会(座長=下妻博・関西経済連合会会長)で14日合意した事項のうち、関経連の事務局が最も苦心したのは、この文言だった。背景には、管理主体として関空会社を推す国・大阪府と、関西広域連合にこだわる兵庫県との主導権争いがある。

 「関空会社案で落ち着いたことにほっとした」。関経連の幹部は胸をなで下ろした。

 懇談会は平成17年に「関西国際空港=国際拠点空港、大阪(伊丹)=国内基幹空港、神戸=地方空港」とする役割分担を決めたあと、会合を中断していたが、関空会社の財務悪化などを受け、今年9月に4年ぶりに再開した。

 きっかけは大阪府から関経連への要請だった。橋下徹知事が伊丹の廃止をぶち上げ、各方面から賛否の声が上がったため、「何らかの収拾が必要」(関経連事務局)と判断したという。3空港の役割分担があいまいだったとの反省に立ち、担当者レベルの3度の会合を経て、ひねり出したのが一元管理案だった。

 関経連が4日にまとめた当初の合意案では「関空会社を管理主体とすることを基本に、(略)公的主体の関与のあり方を含め議論を行う」と広域連合と明記せずに、公的主体とぼかした表現になっていた。

 しかし、兵庫県側は、明確に広域連合と記載するよう要求。結局、「公的機関の関与を前提に…」と表現を強めたうえで、「将来のあり方については、関西広域連合設立の取り組みも踏まえ、引き続き検討」の文言を盛り込むことで落ち着いた。

 関経連幹部は「ノウハウもない広域連合では空港運営は無理だが、井戸さんのメンツも立てないと…」と明かす。兵庫県幹部は「懇談会の合意をつぶすのが目的ではなく、地元合意を取るための努力はしたつもりだ」と主張する。

 一方、大阪府の橋下知事は懇談会で、合意事項に伊丹縮小・廃港が盛り込まれなかったことに不満を唱えたが、最終的には「個人的には反対だが、多数決には従う」と妥協した。府の担当者は合意内容を評価しつつ、「今後は、どう関空に選択と集中するかだ」と気を引き締めた。

 自治体間の複雑な利害関係を巧みに調整したことで、関経連は関西政財界での存在感を高めた。ただ、来夏の平成23年度予算編成まで残された時間は約半年しかない。それまでに3空港のあり方について踏み込んだ結論を出さなければ、財務省からそっぽを向かれるのは必至だ。下妻会長の難しい“かじ取り”は続く。

1248チバQ:2009/12/14(月) 21:36:15
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091214/biz0912142102023-n1.htm
関西3空港一元管理 自治体、経済団体の“同床異夢”浮き彫り (1/2ページ)
2009.12.14 20:58
 14日の関西3空港懇談会では、将来的な「伊丹廃港」を持論とする橋下徹・大阪府知事のほか、平松邦夫・大阪市長や竹山修身・堺市長も「伊丹縮小」に言及。一方、井戸敏三・兵庫県知事や経済団体のトップからは、2本の滑走路を持つ関西国際と大阪(伊丹)、滑走路1本の神戸の「3空港共存」を念頭に「5つの滑走路は必要」という意見が出され、“同床異夢”の構図が浮き彫りとなった。

 「伊丹は縮小すべき。関空の成り立ちのとき、伊丹はどういう状況だったか」。平松市長はそう切り出し、かつて伊丹の騒音問題の解決をきっかけに、関西新空港の構想が生まれた原則論にふれた。

 和歌山県の仁坂吉伸知事も「関西全体が地盤沈下したら需要だって出てこない。やはり過去の経緯も踏まえてほしい」と言及。竹山市長は「伊丹をローカル空港にしていく総意を出すべきときにきている」と踏み込んで発言した。

 平松市長らには、関空を羽田とともに日本のハブ空港として育てるべきとの考えが根底にある。平松市長は懇談会後、「(将来的な伊丹縮小は)歴史的経緯からすれば当然の帰結だ」と話した。

 一方、伊丹の廃止・縮小論に強い警戒感を示す井戸知事は「5つの滑走路を一元管理していこうという考えが大切」と言及。大阪商工会議所の野村明雄会頭は「現在の社会資本を大事にしていくことが大切。関西に3空港5滑走路は必要」と述べた。

 また、神戸商工会議所の水越浩士会頭は「(3空港を)1つの空港として顧客を増やすべき。伊丹を縮小させる意義がわからない」。神戸市の矢田立郎市長も「伊丹がどうの、神戸がどうのという考えはおかしい」とし、市が管理する神戸空港についても、3空港の一体運営を念頭に「(必ずしも)市が管理運営しなければならないとは思っていない」と述べ、条例改正の可能性にもふれた。

 懇談会では今年度末に、3空港の将来像について一定の方向性を出す方針だが、現段階では関係者の足並みはそろっていない。野村会頭は「今日の合意は、関西として一つの覚悟をみせた意味合いがある」と評価しつつ、「目先の利益が違う人たち(自治体)が集まっている。妥協しないとまとまらない」と話した。

1249チバQ:2009/12/14(月) 21:45:53
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000000912140005
佐渡−新潟空路再開へ
2009年12月13日

■4月から、最終調整


 昨年秋から運航休止となっていた佐渡―新潟間の航空路線について、鹿児島県の新日本航空(勝田洋海社長)が来年4月から運航を始める方向で県と最終調整に入っていることが12日、わかった。


   ◇


■県と鹿児島の会社


 米国製の機体(定員5人)を使用し、1日4往復の運航を目指すという。乗客が1人でも運航するが、ゼロの場合は運休できるようチャーター便のかたちをとり、コスト削減を図る。料金は未定。


 県は新日本と補助額など細部の交渉中。18日にも県担当者が同社へ出向き、大枠の契約をする方向だという。


 佐渡―新潟間を運航していた旭伸航空は2008年9月末に撤退した。パイロットの確保が困難になったことが理由。県と佐渡市は旭伸に、年間赤字の9割にあたる6400万円を補助していた。


 新日本航空はパイロット育成のための訓練飛行を行っており、確保には問題ないとしている。10人程度で運営する予定で、地上勤務の職員は佐渡市と新潟市から募集する方針。同社幹部は「以前の会社は9人乗り機材で搭乗率46%だった。定員を5人に減らすことで十分採算は見込めるはずだ」と話す。同社は3人乗りの小型機も活用してコスト削減に取り組むという。


 佐渡―新潟便は生活上必要な航空路との考えから、県は早急に就航可能な民間会社を探していた。


 一方、泉田裕彦知事が実現を目指す佐渡―羽田間の路線については、県が新会社を設立して運航することを検討している。この計画は佐渡―羽田間と同時に佐渡―新潟間の就航も行う予定だ。ただ、収支の面などから県議会が強く反対しており、実現するかどうかは不透明な状況。


 新日本の幹部は朝日新聞の取材に対し「もし県が佐渡―新潟間を飛ばせば、うちがやる意味がなくなるので撤退する」と語った。

1250チバQ:2009/12/14(月) 21:53:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2009121400680
エティハドと共同運航実施=全日空
 全日本空輸は14日、アラブ首長国連邦のエティハド航空と、成田−アブダビ路線などで共同運航(コードシェア)を実施すると発表した。エティハドが運航するアブダビと成田や名古屋(中部)を結ぶ週9便について、全日空が一部座席の航空券を自社分として販売。一方、全日空が運航する名古屋−札幌(新千歳)、名古屋−福岡、成田−大阪(伊丹)の週19便は、エティハドが自社便扱いとする。いずれも2010年3月中の実施。また、両社はマイレージサービスでも提携する。(2009/12/14-17:39)

1251荷主研究者:2009/12/14(月) 23:44:12

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002567573.shtml
2009/12/08 07:15 神戸新聞
大阪空港ターミナルビルにホテル 来春オープン

 大阪(伊丹)空港に直結したビジネスホテル「大阪空港ホテル」が来春の3月25日、同空港ターミナルビル(大阪府豊中市蛍池)3階にオープンする。以前入っていたホテルが2006年に撤退して以降、空きスペースとなっていた。来年1月5日からホームページで予約を受け付ける。

 廃港や関西3空港の一元管理が議論されるが、運営する大阪国際空港ターミナルの高田康生共生部主幹は「利用客の利便性を考えた結果。現在ある施設を活用し、使いやすい空港を目指す」と話している。

 1969年にオープンした「大阪エアポートホテル」が、利用客の減少や施設の老朽化などを理由に06年9月に営業終了。周辺に宿泊施設が少なく、早朝や夜間の空港利用者らから設置を望む声が寄せられていたという。

 今年4月から工事に取りかかり、フロアを全面改修中。客室はシングル53室、セミダブル30室など計114室で、インターネットの無料接続などビジネス客を意識した設備となる。料金はシングル1室1泊で7200円台からになる予定。

(川口洋光)

1252荷主研究者:2009/12/15(火) 00:41:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091213t65016.htm
2009年12月13日日曜日 河北新報
法大、福島空港撤退へ 学生飛行訓練

 パイロット養成課程を2008年に創設し、福島空港(須賀川市、玉川村)で学生の飛行訓練を実施してきた法政大が、本年度で同空港での訓練を取りやめることが12日、分かった。福島空港は日本航空が完全撤退するなど存続の危機にひんし、空港利用策の一つとして法大の飛行訓練に期待を寄せていただけに、関係者は落胆している。

 飛行訓練をしているのは法大理工学部航空操縦学専修。関係者によると、同大は現在、福島空港を拠点とする業者に飛行訓練を随意契約で委託している。来年度以降については入札を実施し、埼玉県の飛行場を拠点とする別の業者に委託することが、9日に決まった。

 2学年で約50人の学生は夏に福島空港に滞在。全体で08年度は150時間、09年度は300時間の飛行訓練を行った。10年度は1700時間に増やし、本格的な訓練を始める予定だった。

 法大は空港ビル内に教室を設けており、家賃を同ビルに納めているほか、着陸料などを県に支払っている。

 須賀川市は「空港の活性化はもちろん、学生の市内滞在で経済効果も期待されたので、困る」(市幹部)と当惑した様子。県観光交流局は「民間の契約なので何とも言えないが、残念だ」と話した。

1253チバQ:2009/12/15(火) 20:51:13
http://www.sankei-kansai.com/2009/12/15/20091215-018266.php
3空港一元管理で合意 「関西の総意」大きな一歩
 関西3空港懇談会(座長=下妻博・関西経済連合会会長)で合意された「一元管理」。利害の入り交じった“聖域”にメスを入れ、「関西の総意」を打ち出したことには大きな意義がある。ただ、自治体間の思惑には隔たりがあり、今後の交渉には曲折も予想される。行政刷新会議の事業仕分けで「凍結」と判断された補給金160億円も減額される公算が大きく、関西国際空港を取り巻く状況は依然として厳しい。

 前原誠司国土交通相は14日、報道陣に対し「伊丹は、(就航する航空機を)小型化しながらも存続させていくことが大事」と、伊丹を機能縮小したうえで、存続させる考えを明らかにした。

 大阪府の橋下徹知事は懇談会の終了後、「機能縮小は廃港へのワンプロセスと受け止めている」と改めて持論を展開。今年度中に懇談会メンバーの合意が得られると強い意欲を示した。

 これに対し、兵庫県の井戸敏三知事は、「伊丹縮小が当たり前のように言われているが、利用者の方を見ないで供給側(の見方)だけで議論するのはいかがなものか」と牽制(けんせい)。

 伊丹の「ドル箱」といわれる羽田、新千歳、那覇便など長距離路線では中・大型機が使われていることから、航空会社の反発も予想される。

 一方、平成22年度予算に要求している160億円の補給金の行方も不透明だ。3空港懇談会で一元管理をまとめたのも、「満額回答」を得る狙いがあった。

 しかし、財務省は今年度の補給金(90億円)を下回る75億円に抑える方針を国交省に示した。下妻会長が「後ろからハンマーで殴られたような気持ち」と反発するなど、一元管理の合意が、財務当局にどれほどのインパクトを与えられるのかは未知数だ。事実、会議に参加した国土交通省の前田隆平航空局長は「大いに参考になった」と述べるにとどめた。

 そもそも懇談会の最大の目的は、1兆1千億円の有利子負債を抱える関空に国際競争力をつけさせるための抜本改善策だった。しかし、一元管理の具体策がまとまらなければ、抜本改善策はまだまだ見えてこない。刷新会議が求める3空港の明確な役割分担には高いハードルが横たわっている。

「管制塔役」 関経連 走る

 「一元管理の検討にあたっては、公的機関の関与を前提に、関空会社を管理主体とすることを基本とする」。関西3空港懇談会で14日合意した事項のうち、関経連の事務局が最も苦心したのは、この文言だった。背景には、管理主体として関空会社を推す国・大阪府と、関西広域連合にこだわる兵庫県との主導権争いがある。

 「関空会社案で落ち着いたことにほっとした」。関経連の幹部は胸をなで下ろした。

 懇談会は平成17年に「関西国際空港=国際拠点空港、大阪(伊丹)=国内基幹空港、神戸=地方空港」とする役割分担を決めたあと、会合を中断していたが、関空会社の財務悪化などを受け、今年9月に4年ぶりに再開した

 きっかけは大阪府から関経連への要請だった。3空港の役割分担があいまいだったとの反省に立ち、担当者レベルの3度の会合を経て、ひねり出したのが一元管理案だった。

 関経連が4日にまとめた当初の合意案では「関空会社を管理主体とすることを基本に、(略)公的主体の関与のあり方を含め議論を行う」と広域連合と明記せずに、公的主体とぼかした表現になっていた。

 しかし、兵庫県側は、明確に広域連合と記載するよう要求。結局、「公的機関の関与を前提に…」と表現を強めたうえで、「将来のあり方については、関西広域連合設立の取り組みも踏まえ、引き続き検討」の文言を盛り込むことで落ち着いた。

 自治体間の複雑な利害関係を巧みに調整したことで、関経連は関西政財界での存在感を高めた。ただ、来夏の平成23年度予算編成まで残された時間は約半年しかない。それまでに3空港のあり方について踏み込んだ結論を出さなければ、財務省からそっぽを向かれるのは必至だ。下妻会長の難しい“かじ取り”は続く。



(2009年12月15日 08:31

1254チバQ:2009/12/15(火) 22:34:33
いまさらって感じが・・・
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/091215/chb0912152059010-n1.htm
【成田空港】羽田対抗で周辺市町長が深夜早朝便の制限緩和提案 
2009.12.15 20:58

成田空港の深夜早朝離着陸の規制緩和について記者の質問に答える小泉一成・成田市長=成田市役所 成田空港周辺の9市町長でつくる成田空港圏自治体連絡協議会(会長・小泉一成成田市長)は15日、成田空港で午後11時から午前6時まで離着陸が禁止されている現在の規制を緩和し、運航時間を延長する案を成田国際空港会社(NAA)に示した。同社が具体案をまとめ、来年にも国と県、NAA、地元自治体でつくる「四者協議会」で検討に入る方針。羽田空港の国際ハブ(拠点)化の動きが加速する中で、成田空港の存在意義を示そうという地域からの対抗案だが、今後は騒音被害が拡大する地域住民との調整が鍵となる。

 規制緩和案は同日、成田市役所で開かれた連絡協議会で、芝山町の相川勝重町長が提案。9市町長の総意としてNAAに提出し、同社には早急に具体案と対策の取りまとめを求めた。提案によると、現在の成田空港は騒音問題のため、「深夜・早朝時間」(午後11時〜午前6時)の離着陸が禁止され、午後10時台も滑走路1本あたり10回に制限されている。このため、深夜発の貨物便需要の問題や早朝着便の洋上待機による環境への影響などの課題を抱えている。

 協議会では、「騒音下の住民の理解を得て、深夜・早朝時間に延長時間帯を設けることが可能か」と規制緩和に向けた提案をしているほか、午後10時台の発着回数の見直しも検討材料に含めた。騒音地域への配慮として、延長時間帯は低騒音機に限定することや、騒音対策の強化なども盛り込んでいる。

 芝山町の相川町長は「運用時間をはじめとした規制緩和の必要性を調査し、妥協できる範囲で改善を図ることが大事だ」と提案理由を説明。成田市の小泉市長は「24時間化ではなく、現状の時間帯を多少でも延ばせないかという提案だ。羽田ハブ化に対する有力な提案にもなる」と話し、地域への理解を求めた。

1255チバQ:2009/12/16(水) 22:49:30
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091216/biz0912161734032-n1.htm
家族でマイレージ合算可能に、全日空
2009.12.16 17:33
全日本空輸は16日、平成22年4月から、同社の国内マイレージ会員と同居する家族を対象に、家族間のマイレージを合算して特典航空券に交換できるサービス「ANAカードファミリーマイル」を始めると発表した。

 飛行機に乗る頻度や提携先の店舗での購入額が少なく、マイレージがたまりにくい会員でも、来年4月以降は新しい仕組みを利用すれば、効率的に「空の旅」を楽しむことができる。年末年始の帰省や旅行でたまったマイレージも利用対象となる。

 11月末現在の同会員数は約1950万人。

1256とはずがたり:2009/12/17(木) 00:10:56
>>1254
羽田と競わせることで初めて可能になったともいえますね。
前原の羽田重視の衝撃発言の効果覿面っすね。
この勢いで未買収地を含めてとっとと整備進むと良いんだけど。

1257ももだぬき:2009/12/17(木) 19:02:48
朝日新聞によると、JALは静岡空港から2010年3月ももって廃止となります。

1258チバQ:2009/12/17(木) 22:30:51
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20091217-OYT8T00111.htm
アシアナ軸に打開狙う 茨城空港国内線ゼロ
県 国にも協力求める


国内線ゼロのまま開港することが確実となった茨城空港(本社ヘリから)  茨城空港(小美玉市)が国内線の定期便就航がないまま、来年3月11日の開港を迎える見通しとなったことで、県はアシアナ航空が運航するソウル便の搭乗率を高い水準で維持し、国際線を中心に他の航空会社への働きかけを強める基本戦略を描いている。国にも就航交渉への協力を求めたい考えだ。

 橋本知事は15日、水戸市内のホテルで開いた政治資金パーティーのあいさつで空港問題に触れ、「国営空港を作ってそのまんま放り出し、利用させるための客集めを一切やっていない。羽田、成田でお客さんがたくさん来るのをどうやってさばくかということしかやっていない」と述べ、就航誘致交渉に乗り出さない国土交通省へのいらだちを隠そうとしなかった。

 航空会社との誘致交渉は原則として県が担当し、国営であるにもかかわらず国交省は「バックアップはする」(担当者)と話す程度だ。県は苦境を打開するため、国交省に就航交渉への協力を再三求めてきたが、同省の担当者は「どんな地方空港でも就航誘致は地元がやる」と“我関せず”の姿勢を強調。同省はソウル便のみで開港した場合の収支見込みでさえ、いまだ計算していないという。

 ただ、橋本知事の姿勢には「国に責任を転嫁しているだけだ」(自民県議)と冷ややかな見方もある。

 茨城空港を格安航空会社対応の「首都圏第3空港」と位置づける県は、中国や東南アジアの新興航空会社を中心に、就航を引き続き求めている。県の担当者は「アシアナ航空の搭乗率を高く維持し、航空会社に関心を持ってもらうしかない」と危機感を募らせている。また、週に何便か定期的に運航する「プログラムチャーター」などの誘致を実現することで、定期便への格上げにつなげたい考えだ。

 ただ、国の航空政策見直しが影を落とす。前原国交相は空港整備のための特別会計の抜本見直しを掲げ、空港着陸料の引き下げを検討している。羽田空港も対象となるのは確実で、低コストをうたう茨城空港の優位性が低くなる。前原国交相は13日、関西国際空港を格安航空会社の拠点とする意向も示しており、茨城空港にとって競合する可能性がある。

(2009年12月17日 読売新聞)

1259 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/17(木) 22:32:05
オープンシェアとの関係でコードシェアや格安航空券などの問題や、ハブ空港への影響も説明した良い記事。
政局の動き↓も、不勉強で知りませんでした。
> 日本の航空業界は、戦後米国主導で発展した名残で、現在も日米間の航空便数は日本の航空会社が
> 週156便に対して米国346便など不平等だ
> 民主党はマニフェストにオープンスカイ政策の推進を掲げており、今後は韓国や欧州とも順次、オープン
> スカイ協定を結ぶ公算が大きいとみられる。
> 前原誠司国土交通相も野党時代から「自由化推進」と「日米不平等是正」を強く主張

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK036165220091217
〔アングル〕日米航空自由化、短期的に運賃高止まり懸念/長期的には競争激化へ
2009年 12月 17日 11:26 JST

 [東京 17日 ロイター] 航空会社が路線や便数を自由に設定できる「オープンスカイ(航空自由化)」
協定の締結で日米両国政府が11日に合意し、その経済的な影響に関係者の関心が集まっている。日米の
航空会社が路線を共同運航することで料金や便数などを調整でき、短期的には航空会社のコスト削減に
寄与するとみられている。利用者にとっては便数削減など需給調整で料金が高止まりする可能性があるが、
長期的には新規参入の自由化によって格安航空会社の参入が可能になり、競争激化による低価格化が
進展する公算が大きい。

 日本にとって本格的なオープンスカイは初めて。日本の航空業界は、戦後米国主導で発展した名残で、
現在も日米間の航空便数は日本の航空会社が週156便に対して米国346便など不平等だ。

 米国が既得権益として成田空港の発着枠を多数持っている状況で自由化すれば、日本の航空会社に不利
になるとされ、日本側は長く自由化に対して消極的だった。首都圏空港の発着枠が満杯で新規参入の
受け入れ余地がなかったことも、自由化の阻害要因だった。

 しかし、オープンスカイ協定は2006年に中国と韓国が段階的実施で合意、08年には米国とEU
(欧州連合)が締結するなど世界の潮流となりつつある。日本は空港拡張工事により2010年には成田空港
が年2万回、羽田空港が同11万回と発着枠が増えることもあり、成長するアジアの航空需要を取り込むため
にも、自由化にかじを切った格好だ。また、民主党はマニフェストにオープンスカイ政策の推進を掲げており、
今後は韓国や欧州とも順次、オープンスカイ協定を結ぶ公算が大きいとみられる。

 前原誠司国土交通相も野党時代から「自由化推進」と「日米不平等是正」を強く主張しており、今回の日米
協議では、成田の発着枠の不均衡緩和や、2010年10月から就航する羽田─米国路線について日米の
航空会社が同数(1日4便)運航するなどの内容も盛り込まれた。


 オープンスカイ協定の締結により、米独禁法当局が日米間では競争環境が確保されたとみなすため、
提携している日米航空各社は、独占禁止法の適用除外(ATI)を取得し、路線の共同運航が可能になる。

 具体的には「料金や運航スケジュール、サービス内容を事前に協議し、路線の利用率を高めることが
できる」(みずほ証券の高橋光佳クレジットアナリスト)。たとえば「提携している2社が時間帯が重ならない
ように交互に飛ばすことができるようになる」(全日本空輸広報部)という。平たく言えば「談合の合法化」
(JAL再生タスクフォース関係者)とも言える。
 すでに「コードシェア」という形で提携航空会社間の運航が普及しているが、料金などの事前調整ができず
「アメリカン航空のが1席5万円の席を日本航空(JAL)に販売を委託すると、料金が高いJALは8万円で
販売し売れにくくなるため、提携効果があまりなかった」(元JAL経営企画室副室長・楠見光弘氏)という
現象も起きていた。

 今回の共同運航では、路線ごとに日米の提携航空会社が事実上運営を統合する形となる。全日空で東京
から米国に飛び、全日空と同じ航空連合「スターアライアンス」に加盟するユナイテッド航空に乗り換える
場合、運賃の乗り継ぎ割引などが実施される可能性もある。結果的に「航空会社の損益がどの程度改善
されるか試算は難しいが、少なくとも路線の改廃などリストラは進めやすくなる」(新生証券・債券調査部の
松本康宏シニアアナリスト)とみられる。

 ただ、利用者にとっては「路線ごとに無駄なく飛行機が飛ばされることで、格安航空券に回される空席が
減少し、結果的に運賃が高止まりする可能性もありうる」(一橋大学・大学院商学研究科の山内弘隆教授)。
短期的には航空会社の経営にプラスとなりそうだ。

1260 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/17(木) 22:32:17
 一方、オープンスカイ協定により、これまで政府間で決められていた新規参入が自由化されるので、中期的
には新規参入の拡大と、競争激化による料金低下が期待される。現在は景気低迷による国際航空需要の
低迷が顕在化しているものの「今後は日本に進出する格安航空会社が増える可能性がある」(一橋大・
山内教授)との予測が出ている。

 米国ではサウスウエスト航空などの格安航空会社が、運賃が割安な長距離バス会社「グレイハウンド」の
乗客を吸収する形が台頭してきた。「大手航空会社は、旅客を大都市空港に集め、大型機で大量に輸送する
『ハブ&スポーク』と呼ばれる運航スタイルであるため、旅客が減少しても幹線に大型機を飛ばし続けざるを
えずコストが高止まりしがち。格安航空会社は燃費効率の高い小型機で地方空港を機動的に結ぶ『ポイント
ツーポイント』という手法のため、需要の増減に合わせて柔軟に路線の改廃がしやすいのが利点」(一橋大・
山内教授)とされる。

 格安航空会社が日米間に就航すれば、経営危機にある日本航空(JAL)のみならず全日本空輸にも打撃
を与えるとの見方もある。

 「中期的にはアジアで生き残れる大手航空会社は5社、うち日本は1社」(JAL再生タスクフォース関係者)
とささやかれるのは、この格安航空会社の躍進が将来、予想されることが大きい。日米オープンスカイ協定は
「10年後に変化点だったと振り返られる契機となるかもしれない」(一橋大・山内教授)と、経済的な影響力
の大きさを指摘する声が増えている。

(ロイターニュース 竹本 能文記者:編集 田巻 一彦)

1261チバQ:2009/12/17(木) 22:32:17
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/12/17/068/?rt=na
H.I.S.、茨城空港に2日間で最大20本のチャーター便を計画


エイチ・アイ・エス(以下、H.I.S.)は17日、同社30周年記念企画の一つとして、2010年のゴールデンウィークに茨城空港(茨城県小美玉市)をH.I.S.のチャーター便でジャックすると発表した。


茨城空港イメージ 画像提供=茨城県企画部空港対策課

2010年3月11日開港予定の茨城空港は航空自衛隊百里飛行場を民間共用化した日本で98番目の空港。羽田空港、成田空港に次ぐ首都圏三番目の空港であるが、現在就航を予定しているのはアシアナ航空のみとなっている。

H.I.S.では、2010年のゴールデンウィークに茨城空港にて最大20本を目標にチャーター便利用の商品化を予定しているという。

1262チバQ:2009/12/17(木) 22:34:28
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091217/biz0912171216009-n1.htm
前原国交相「関空、貨物とLCCの拠点に」 関西財界と懇談
2009.12.17 12:16


 下妻博・関西経済連合会会長や野村明雄・大阪商工会議所会頭ら関西経済界のトップと、前原誠司国土交通相との「朝食懇談会」が17日午前、東京都千代田区のホテルで開かれた。今月14日に地元合意した関西国際、大阪(伊丹)、神戸の3空港の一元管理に理解を求めたほか、阪神港の活性化、道路インフラ、観光振興など関西経済の発展にかかわる政策について活発な意見交換を行った。

 冒頭、下妻会長が3空港の一元管理で合意した背景などを説明。「3空港の将来のあり方をしっかりと検討し、関空の活性化について確実な方向性を出してほしい」と要望した。

 前原国交相は「これまでの空港政策は総花的で核がなかったため、旅客と貨物を他国の空港に奪われた。関空の潜在能力をいかし、貨物とLCC(格安航空会社)の拠点になるよう努力したい」と述べた。

1263 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/17(木) 22:36:08
前原の日航問題への態度は、評論家的になりつつある。

http://mainichi.jp/life/money/news/20091218k0000m020090000c.html
前原国交相:アメリカン航空に苦言 日航提携強化説明で

 前原誠司国土交通相は17日の閣議後会見で、日本航空との提携強化を目指している米アメリカン航空
CEO(最高経営責任者)との16日の面会について、「(アメリカン側は)自らのアピールというよりは、日航が
米デルタ航空と組めば、米独禁法除外(ATI)の恩恵が受けられないという話を延々とした。もうちょっと
前向きな説明をしてほしかった」と、提携強化のメリットが十分感じられなかったとの感想を述べた。

 前原国交相は9日には、同じく日航との資本提携を目指している米デルタ航空のCEOとも面会している。
その後の毎日新聞の取材に対し「デルタと日航が組む場合より占有率が高くてもATIが認められていると
聞き、(占有率に関する)懸念は払しょくされた」と語っている。現時点では、太平洋路線で重複が多く、
よりコスト削減効果が見込まれるデルタに好印象を持っている模様だ。【大場伸也】


http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920018&sid=a1UjSVb_d0VA
前原国交相「予想以上に高い比率」−日航年金削減にOBの65%同意

12月17日(ブルームバーグ):前原誠司国土交通相は17日の閣議後の会見で、日本航空が年金減額に
関して実施したOBの意向調査結果について「予想以上に高い比率を得ていると思う」と評価した。事前の
意向調査では、制度変更に必要な3分の2に達しなかったものの、約65%が同意の意向を示した。

さらに、前原国交相は「意向確認と最終的な意思は違う場合もある」とし、「もう一度しっかりと見つめ直して、
企業存続の大変な時期にあるとの危機意識をOB、現役の方には持ってもらいたい」と語った。さらに、日航
経営陣に対しては、年金削減に向け、「正式な同意3分の2以上をとるための努力をしてもらいたい」と述べた。

米2位の航空会社、アメリカン航空のジェラルド・J・アーピィー最高経営責任者(CEO)と16日に会談した
ことに関し、前原国交相は、海外パートナー選定は民間企業である日航が決めることだが、日航が半民半官
の企業再生支援機構に支援申請している最中であり、「われわれも日航の判断には注目していると伝えた」
と語った。

また、アメリカンCEOからは「自らのアピールというよりは、デルタ航空と組めば独占禁止法の適用除外という
恩恵が受けられないと、こういったお話が延々と話があった」とし、「彼らからの説明と私が事前に把握していた
数字と違ったとこもあったので、事実関係と分析をするようにいま指示をしているところだ」と明らかにした。

更新日時: 2009/12/17 13:16 JST

1264とはずがたり:2009/12/17(木) 22:46:20
>>1263
どういう風に解釈できるのでしょうか?>評論家的

前原の手を離れて自律的な再建過程に乗りつつあるのか,再建計画が有象無象に乗っ取られつつあるのか??

1265 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/18(金) 00:08:54
どちらの意味も込めました>評論家的
まあ、直接関与しなくても、今までの航空行政を見直していくだけで、間接的に、しかし大きな意味で
日航再建に繋がる話なので、そちらで頑張ってもらえれば良いのではないでしょうか。

1266とはずがたり:2009/12/18(金) 01:23:23
航空行政,大枠ですら問題山積ですので余り一つの問題だけ関わってる訳にも行かないでしょうしね。評論家化が良い方向に転ぶことを期待したいです。

1267チバQ:2009/12/18(金) 12:16:58
>>1261
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20091218-OYT8T00119.htm?from=dmst3
HIS、茨城空港を独占?
来年GW2日間でチャーター便 最大20本


記者会見で集客に自信を見せる平林社長(右)と橋本知事(県庁で)  旅行会社大手の「エイチ・アイ・エス」が17日、茨城空港(小美玉市)を発着する大規模なチャーター便の旅行商品を発表した。来年のゴールデンウイークの2日間に、最大20本のチャーター便を飛ばす。3月の開港時に国内線就航の見通しがなくなり、定期便は韓国アシアナ航空のソウル便1日1往復と、がらがらの状況を逆手に取った計画だ。

 同社が1地方空港で大規模にチャーター便を展開するのは初めてで、北関東3県で新規需要を開拓したい考えだ。「茨城空港をエイチ・アイ・エスのチャーター便でジャック」と銘打って、県庁で17日に開かれた記者会見で、平林朗社長は「定期便がたくさん乗り入れていたら企画はできない。20便もやれる空港はほかにない」と話した。

 GW期間中は、成田、羽田両空港が込み合うため、同社の場合、飛行機が出発する約3時間前にツアーの集合時間を設定するが、茨城空港の場合は1時間前で間に合うという。平林社長は「空港までのアクセスの便利さを理解してもらえれば利用してもらえる。羽田、成田にまったく見劣りがしない」と自信をのぞかせた。

 今年2月、東京・新宿にある同社本社を訪れ、茨城空港の利用をセールスした橋本知事はこの日も記者会見に同席する熱の入れようで、「チャーター便から(週何便か定期的に運航する)プログラムチャーターや定期便に移行する路線も出てくるのではないか」と期待をにじませた。

 フィリピン・セブ島や中国・ハイナン島のツアーは17日から販売を始め、今後、ハワイ、グアム、上海、マカオ、済州(チェジュ)島などの商品を順次発表していく予定だ。出発はいずれも5月1、2日。検討段階ながら、日本から直行便が飛んでいないアフリカのチュニジアは目玉商品で、首都圏からの需要も見込んでいる。

 同社は、海外約15地域にチャーター便を運航しようと航空会社と交渉中で、座席数は計約3000席を想定。「チャーターするからには8割以上は当然埋めるつもり」(平林社長)という。

(2009年12月18日 読売新聞)

1268チバQ:2009/12/19(土) 08:25:08
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20091215-OYO8T00303.htm
背水関空<1> NY圏は道路・鉄道も一元管理…交通の司令塔 利害超え調整


にぎわうJFK空港の出発ロビー(米ニューヨーク州で)=井岡秀行撮影 関西3空港懇談会が14日、関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港の「一元管理」を目指すことに合意した。将来の経営統合も目指す。ただ、一元管理が実現し、伊丹の機能縮小が進められたとしても、眼目とする関西国際空港の浮揚に直結するわけではない。限られた航空需要の切り分け方よりも、需要自体の拡大が重要になる。複数の空港を一元管理している米国など国内外の事例から、西日本の国際ハブ(拠点)空港を目指す関空の生き残りの道を探る。

 プロ野球オリックス・バファローズの取締役を務めるマリヨン・ロバートソン氏(58)は、年に何度も自宅のある米国のニューヨークと大阪を行き来する。「大阪市内までのタクシー代が高すぎる。電車は何度も乗り換えが必要。素晴らしい空港なのに、生かし切れていない」。関空を使うたびに、その使い勝手の悪さに閉口している。

 米東海岸の玄関口ジョン・F・ケネディ(JFK)国際空港は、4本の滑走路と9棟のターミナルを持ち、様々な国籍の人があふれている。ニューヨーク都心のマンハッタンからのタクシー代は、渋滞で長時間かかったとしても45ドル均一だ。

 隣り合うニューヨーク州とニュージャージー州には、国際線と国内線の乗り継ぎができるハブ機能を持つ空港だけでも、JFK、ニューアーク、ラガーディアの3空港がマンハッタンから30キロ圏内に集まっている。

 ニューアークは両州の中心部に近く、国内線を中心とする伊丹のような存在だ。国際線が中心のJFKは都心部から最も遠いが、利用旅客数は2000年の3282万人から07年は4771万人へと伸びている。

アクセス向上実現

 関空と似た位置付けにあるJFKも、交通の便の悪さが長年の悩みだった。現在の活況の裏には、ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社の存在がある。

 港湾公社は計5空港に加え、港湾施設や高速道路、鉄道などを一元管理している。州の財政支援がない自立組織で、料金収入などで黒字を維持している。

 ニューヨークを本拠地とする大手不動産会社の副会長も務めるロバートソン氏は、かつて地元経済界の代表としてJFKへの鉄道乗り入れを提言したことがある。港湾公社はこれを受け、3年後の03年に開通させた。タクシーの均一料金も、1990年代に公社がタクシー業界に働きかけて実現させたという。

 港湾公社は07年、3空港で将来の航空需要を賄いきれなくなるとの懸念から、ニューヨーク州北部のスチュワート空港を買い取った。20年以内に都心から鉄道を通す計画もある。

 三井住友銀行ニューヨーク企業調査部のマーク・カーク部長代理は「港湾公社の一元管理には、交通網全体を調整して旅客を誘導できる利点がある」という。

 港湾公社の設立は、両州の「紛争」がきっかけだった。ニューヨーク湾の港湾施設がニュージャージー州側になく、同州が不利益を被るとして提訴した結果、和解策として1921年に両州で公社を作った。

 それが予想外の成果を上げ、40年代以降、空港など広範な交通網の管理運営を手がけるようになった。公社のスティーブ・コールマン広報担当は「両州を一つの地域として活性化させるには、我々の方法が最適だ。空港間、州間の利害衝突は全くない」と胸を張る。

関西全体を視野に
 一方、関西3空港の一元管理策には、伊丹の収益による関空支援との思惑がうかがえるが、日本航空の幹部は「伊丹なら採算がとれる路線も、関空に移すと搭乗率が落ちてしまう」と漏らす。関空の利便性の悪さが障壁だ。

 ロバートソン氏は「大阪・梅田からの直通列車、タクシー料金を安くする施策など思い切った手段が要る。兵庫や大阪といった狭い地域の利害にとらわれず、関西全体をどうするかという視野に立って調整する司令塔が必要だ」と指摘する。

(2009年12月15日 読売新聞)

1269チバQ:2009/12/19(土) 08:25:47
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20091216-OYO8T00279.htm
背水関空<2> ハブ韓国・仁川に存在感…日本の地方空港も後押し


韓国・仁川国際空港のハブ化はアシアナ航空機(手前)や大韓航空機(奥)が担っている(関西国際空港で)=近藤誠撮影 首都圏第3の空港として2010年3月に開港する茨城県の茨城空港(小美玉市)。県などでつくる茨城空港利用促進等協議会は今月1日、ホームページに世界地図を掲げ、こんな一文を添えた。

 「仁川(インチョン)国際空港でのトランジット(乗り継ぎ)を活用すれば、茨城空港から世界各国へのフライトが可能です」

 地図上では、航空機が茨城から韓国・仁川、さらに仁川からニューヨークやシドニー、タイのプーケットなど世界28都市へ向かう。

 茨城は開港時、日本航空の経営不振もあり国内線は飛ばない。一方、韓国のアシアナ航空が仁川線を週7便(往復)運航する。

 県幹部は言い切る。「仁川はアジアのハブ(拠点)空港。アシアナの国際路線網を生かさない手はない」

 一方のアシアナ側は、理由として「北関東約700万人の後背地に加え、東京都心からも80キロしかない。成田と羽田の発着枠が今は一杯なので、東京の補完としても使える」(日本地域本部)ことなどを挙げる。

 岡山県営の岡山空港(岡山市)では3月、大韓航空が週7便の仁川線を187席から296席に大型化した。搭乗率が9割に達し、県が要望していた。

 大型化で着陸料収入は年間6000万円程度増えそうだ。県の担当者は「国内線が低迷する今、仁川線の存在は大きい」と話す。

 日本の地方空港と仁川を結ぶ定期旅客便は09年冬ダイヤで24都市、週136便にのぼる。一方、ピーク時は33路線を数えた関西国際空港の地方路線は、今や7都市を結ぶに過ぎない。

 大阪府の橋下徹知事は「韓国は国家戦略として仁川のハブ化を進めている」と訴える。24時間空港の仁川には、大型機が離着陸できる滑走路が3本あり、航空会社が負担する着陸料は関空の3分の1程度にとどまる。

 昨冬、関空会社はひそかにアジアの複数の航空会社に対し、日本の地方空港と関空を結ぶ路線を運航する気があるか探りを入れた。

 海外航空会社が国内2空港間を飛ぶ「カボタージュ」。現在の航空法は認めていないが、関空で国内線の撤退が相次ぎ、国が規制緩和の可能性を探っている。

 関心を示す社はあったが、実現には至っていない。アシアナ関係者は「地方と関空を結んでも、もうからない。地方から直接、仁川に飛ばす方がいい」という。

 国際ハブ化を目指すのは韓国だけではない。中国やシンガポールなどが力を注ぐ。「日本は既に出遅れている」。関空会社幹部の危機感は強い。成長著しいアジアにどう伍(ご)していくか。与えられた時間は多くない。

(2009年12月16日 読売新聞)

1270チバQ:2009/12/19(土) 08:26:19
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20091217-OYO8T00376.htm
背水関空<3> 小型機で定期旅客便…路線補完、水面下で構想


機体の色が鮮やかなフジドリームエアラインズ機(奥)と日本航空機(静岡空港で)=戸田博子撮影 国内97か所目の空港となった静岡県の静岡空港(牧之原市、島田市)には、ここを本拠地とする地元資本の航空会社がある。フジドリームエアラインズ(FDA)。物流大手の鈴与(静岡市)が、小型機を使って地域間に定期旅客便を飛ばす「リージョナル航空」事業に参入するため、6月の開港に向けて設立した。

 静岡には国内勢の日本航空と全日本空輸、海外勢は韓国の大韓航空やアシアナ航空なども乗り入れている。開港後は見学者でにぎわい、FDAの空色と赤色の76人乗り小型ジェット2機が、ひときわ注目を集めている。

 「飛行機は人と人をつなぐ大きな力になる」。鈴与とFDAの社長を兼ねる鈴木与平氏(68)は、航空事業に参入した理由をこう語る。空路が地方間の連携を促し、中央に頼らず自立する手段になると信じる。

 経営方針は明快だ。航空大手と競合する路線には飛ばさない。2機の購入を含めて100億円以上を投じており、2010年1月末には3機目を導入する予定だが、5年で事業が軌道に乗らなければ撤退することも視野にある。

 運航は小松(石川県)、熊本、鹿児島の3路線のみだが、日航の国内線縮小の動きが、事業拡大の好機となっている。日航が撤退すれば、静岡―福岡線に参入する方針だ。

 実は関西にも、地元資本の航空会社構想がある。

 関西国際空港から国内線の撤退が相次いだ03年、関西経済連合会が中心となり、企業の出資を募って新会社を設立する案や、大手系列の小型機運航会社に出資する案が議論された。しかし、いずれも採算面の見通しが厳しく、実現していない。

 当時の関経連会長で、議論を主導した秋山喜久・関西広域機構会長は「関西の場合、11機ぐらいで国内5路線程度を運航しないと、採算が合わない」とみる。

 それでも、構想は水面下で生きている。関空会社や大阪府の関係者が今、FDAに着目し、ひそかに静岡へ足を運んでいる。関空を拠点とする民間出資の航空会社を設立し、運航をFDAに委託するなどの方策を探っているのだ。

 一方、FDAの鈴木社長は、読売新聞の取材に対し、「地方空港から関空の国際線に旅客をつなぐ『フィーダー』路線に乗り出す可能性はある」と述べ、すぐには実現しないとしながら、研究課題とする考えを明らかにした。

 小さな翼で航空需要を生み出そうというリージョナル航空会社が、関空の国際ハブ(拠点)化に欠かせない国内地方路線を補完する切り札になるのか。実現には関西経済界の覚悟も問われる。

(2009年12月17日 読売新聞)

1271チバQ:2009/12/19(土) 19:45:19
>>1072
http://mainichi.jp/life/today/news/20091219dde001020019000c.html
自治体管理空港:黒字、4カ所のみ 「採算度外視」響く−−54空港・毎日新聞調査
 地方自治体が管理する全国54空港(定期便就航空港)のうち、着陸料などの収入で空港維持管理などの費用を賄える「黒字空港」が08年度でわずか4空港にとどまったことが、毎日新聞の調査で分かった。収支ゼロが1空港。残り49空港が「赤字」だった。今後も、景気悪化による旅客数の低迷や日本航空減便の影響などを受け、各空港で業績がさらに悪化する見通し。採算度外視で乱立した地方空港の窮状がより鮮明になった。

 全国97空港のうち、会社管理空港(成田、関西、中部)の決算は公表されており、国が管理する空港(羽田、伊丹など26空港)も国土交通省が今年7月に06年度の空港別損益の試算を発表した。しかし自治体管理空港については一般会計で処理される場合が多いため統計的なデータがなく、毎日新聞は、定期便が就航する54空港を管理する23都道県3市に08年度の収支状況を聞いた。

 着陸料等収入と土地・建物等貸付料収入の収入2項目で維持管理費(人件費、物件費)などを支出した場合の収支状況を検討したところ、秋田、富山、神戸、石垣(沖縄・石垣島)の4空港が黒字だった。最も黒字幅が大きかったのは秋田空港で1億2200万円。

 これに対し、収支ゼロの名古屋飛行場を除く49空港が赤字で、うち28空港の赤字幅が1億円を超えた。最も大きかったのは、広島県が経営からの撤退を表明している広島西飛行場で5億4700万円。長野県の松本空港も2億1500万円の赤字だった。不採算空港に対しては管理する地方自治体の一般会計などから不足分が補てんされており、厳しい自治体財政を圧迫している。【坂口雄亮、藤田剛】

==============

 ◆自治体管理空港の収支(単位:億円)

利尻   ▼2.14 ※1

奥尻   ▼0.93 ※1

中標津  ▼2.38

紋別   ▼2.58

女満別  ▼0.46

旭川   ▼3.38

帯広   ▼1.43

青森   ▼4.47

花巻   ▼1.86

秋田    1.22

大館能代 ▼1.49

山形   ▼1.78

庄内   ▼1.96

福島   ▼3.20 ※1

大島   ▼1.68 ※1

新島   ▼0.56 ※1

神津島  ▼0.63 ※1

三宅島  ▼0.61 ※1

八丈島  ▼1.64 ※1

調布   ▼0.28 ※1

富山    0.57

能登   ▼2.10 ※1

松本   ▼2.15

名古屋   0

但馬   ▼1.80 ※1

神戸    0.98

南紀白浜 ▼2.28

鳥取   ▼1.56

隠岐   ▼1.17

出雲   ▼0.63

石見   ▼1.79

岡山   ▼0.86

広島西  ▼5.47

山口宇部 ▼1.45 ※1

佐賀   ▼1.79 ※1

対馬   ▼1.56

福江   ▼1.63

壱岐   ▼1.36

天草   ▼2.57

種子島  ▼0.84 ※2

屋久島  ▼0.58 ※2

奄美   ▼1.06 ※2

徳之島  ▼0.53 ※2

沖永良部 ▼0.35 ※2

与論   ▼0.38 ※2

喜界   ▼0.29 ※2

粟国   ▼0.21

久米島  ▼0.92

南大東  ▼0.42

北大東  ▼0.25

宮古   ▼0.67

多良間  ▼0.34

石垣    0.05

与那国  ▼0.79

 (注)着陸料と土地・建物等貸付料の収入2項目から、維持管理費(人件費、物件費)などを差し引いた額。100万円未満は切り捨て。▼は赤字。※1 人件費の回答なし。※2 費目の内訳を示さず、「収入」「支出」として回答

1272チバQ:2009/12/19(土) 19:47:40
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20091219-OYO8T00269.htm
関空旅客 低迷続く
 関西国際空港会社は18日、11月の運営概況(速報値)を発表した。航空会社が減便した影響などで、国内線の旅客数は前年同月比27%減の29万620人で、11月としては過去最低だった。

 国際線とあわせた旅客数全体でも、10%減の107万7974人と過去最低で、18か月連続で前年実績を下回った。

(2009年12月19日 読売新聞)

1273チバQ:2009/12/19(土) 19:50:32
>>1066>>1086
http://www.asahi.com/business/update/1219/TKY200912180535.html
成田2滑走路で同時離陸、国承認へ 発着30万回に弾み2009年12月19日5時4分


 成田空港の2本の滑走路から同時・並行に離陸する方式について、国土交通省が安全性を承認する見通しとなった。この方式は発着回数を現在の20万回から30万回に増やすために成田国際空港会社(NAA)が導入を検討している。安全面でゴーサインがでれば、NAAは30万回実現に向けた地元との協議を本格化させる。

 前原誠司国交相は羽田空港の「国際ハブ化」を打ち出している。成田が「国際線の基幹空港」であり続けるためには発着枠の大幅な拡大が不可欠で、2本の滑走路を効率的に活用する必要があった。

 成田にはA滑走路(4000メートル)とB滑走路(2500メートル)が並行してあるが、機体の間隔を保つため、それぞれの滑走路で出発時間に差をつけている。これを同時離陸に切り替えるには、B滑走路の出発機は離陸直後、A滑走路から離れる方向に15度以上開いた針路をとらなければならない。だが、騒音地域が広がることになり、成田では困難だった。

 ところが、NAAが米国の専門会社に調査を依頼したところ、今秋になって、「2本の滑走路が2.5キロ離れているため、針路を変えずに安全に同時離陸できる」との回答を得た。検証を進めていた国交省も「基本的に問題ない」と判断。針路変更による騒音地域の大幅な拡大は避けられそうで、NAAは年内にも騒音の予測図(コンター)を地元自治体などに示す方針だ。(佐々木学)

1274チバQ:2009/12/19(土) 19:52:02
http://www.47news.jp/news/2009/12/post_20091218211304.html
茨城空港、新設滑走路に大量異物 来年3月に開港予定
 来年3月11日に開港予定の茨城空港(茨城県小美玉市)で、新設された滑走路の表面やアスファルト舗装内に金属片や針金、ゴム片など大量の異物が混入していることが18日、国土交通省の調査で分かった。アスファルトの製造や運搬、敷設の過程で異物が混ざったとみられる。

 国交省は2月末までに補修工事をし、開港日に変更はないとしている。約7億円の補修費用は業者が負担する。

 国交省によると、異物は滑走路表面で69個見つかり、舗装内242カ所で金属反応があった。昨年12月の滑走路完成時の検査では確認されなかったが、今年2月以降の詳しい調査で判明した。

 茨城空港は、航空自衛隊百里基地の既存滑走路に平行して2700メートル滑走路を新設する形で整備された。舗装などの工事は大手道路建設会社の共同企業体が請け負い、2007〜08年に約36億円かけて行われた。

2009/12/18 21:10 【共同通信】

1275チバQ:2009/12/20(日) 14:09:12
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/141854

空港一元管理 九州にもアイデアあるが
2009年12月20日 10:45 カテゴリー:コラム > 社説
 日米両政府が航空自由化(オープンスカイ)協定の締結に合意した。

 その直後に国と関西地方の自治体、経済団体による会合が開かれ、関西、大阪(伊丹)、神戸の関西3空港の一元管理を目指すことで基本合意した。

 関西空港を首都圏空港(羽田、成田)と並ぶ二大ハブ(拠点)空港と位置付けたうえで、関西全体の航空需要を拡大させるために3空港の一元管理を目指す。

 こうした動きは何を意味するのか。

 空港は大きな産業である。例えば福岡空港(福岡市)による九州全体への経済波及効果は年間約8千億円、雇用創出効果は約5・2万人との数字があった。

 しかも、うまくやれば、今後もっと伸びる余地がある。なにせ、中国や東南アジアなどで航空需要が本格化するのはこれからだ。ゆえに、アジアの航空ネットワークの中心となる拠点空港になることの意味は非常に大きい。

 航空自由化は安倍晋三元首相の下でも盛んに議論された。その結果、まずアジア各国と交渉する考えを打ち出した。

 具体的には関空や中部国際空港について、旅客と貨物両分野で事業会社、乗り入れ地点、便数の制約をなくす自由化を2国間交渉によって推進するとした。

 地方空港は定期便の前段階である国際チャーター便の誘致を促進するとした。

 また、羽田、成田両空港については2010年の発着枠の増加をにらみながら、国際化を進めていくとした。

 そして、今回の日米協定となった。羽田、成田を含めた初の完全な自由化協定であり、その狙いは政府が羽田、成田の国際拠点化を進め、アジアの空港間競争の生き残りを目指すためだという。

 裏を返せば、関空や中部の国際拠点化がなかなか進まないということだろう。とくに関西地区は関空、伊丹、神戸3空港があり、需要が分散してしまう。

 そこで、3空港を一体とし、どう運用すれば効率的で新規需要を生むことができるか考える。複数の空港や港湾を一体的に運用する例は欧米に見られる。

 容量が限界に近づく福岡空港と北九州、佐賀両空港の連携が言われたときにも一体運営のアイデアがあり得た。

 産学官でつくる九州地域戦略会議の道州制モデル報告書でも、九州の空港・港湾を道州の権限で一体的に整備・運営する事業体の設立について触れている。

 だが、真剣に検討された様子はない。行政の縦割りを崩すのは容易ではない。

 国際線の自由化は第1弾である。次には外国の航空会社が日本の国内線を運航することもあり得る。欧米やアジアでも徹底的なコスト削減と格安運賃を売り物にした新規航空会社が航空業界の地図を大きく塗り替えようとしている。

 九州の空港をどう活用すれば自由化の恩恵があるのか。国に頼るのではなく、地域が自ら考えていかなければ後手に回る。関西の議論も注視していきたい。


=2009/12/20付 西日本新聞朝刊=

1277ももだぬき:2009/12/20(日) 22:49:45
北海道新聞によると、ハバロフスクと新千歳空港の定期便を早ければ2010年3月にも運航開始します。

1278とはずがたり:2009/12/21(月) 00:47:55

ハバロフスクから新千歳に初便 3月に定期便化計画 (12/20 10:12)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/206389.html

 【千歳】サハリン航空は19日、ロシア極東のハバロフスクと新千歳空港を結ぶ定期チャーター便を就航させた。週1往復運航する。当面、ロシア人スキー客の需要を見込み、3月にも定期便化を計画している。

 ロシアの旅行代理店がチャーターし、チケットはロシア国内のみで販売する。新千歳着が土曜日、新千歳発が日曜日で、両空港を約1時間半で結ぶ。1、2月も週1往復運航する予定で、定期便化計画は3月中旬からの北海道観光の需要増を見込んだものだ。

 機体は108人乗りで、この日は乗客49人が新千歳に到着した。空港でのセレモニーでは、同社のワシーリ・イリーン副社長が「両地域の迅速な移動と発展に役立つよう期待します」とあいさつ。スカイレディ千歳の原明日香さんらが、ロシア・ハバロフスク地方産業交通通信第一副大臣のウラジミール・ブィチェンコ氏らに花束を贈った。


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