したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1230 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/12(土) 17:16:44
>>1227
日本側にも多大なメリットのある合意だが、普天間移設問題でぎくしゃくしている中でも、きっちり成果を残す
アメリカ外交のしたたかさよ。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920018&sid=a24DvQuXoQPc
日米航空関係の完全自由化で合意−航空行政新ステージに(Update2)

  12月12日(ブルームバーグ):国土交通省は12日、米ワシントンDCで開催されていた航空の規制緩和・
自由化(オープンスカイ)に向けた日米航空協議で日米当局双方が合意したと発表した。2010年の首都圏
空港の空港枠拡大を踏まえ、航空会社が路線や便数などを自由に設定できる日米オープンスカイ協定が
合意されたことで、空の完全自由化が実現することなり、日本の航空行政は新しいステージに入った。

  発表資料によると、合意の概要は、①日米航空関係の完全自由化、②日米の航空会社が各1日4便
(計8便、16往復)、来年10月以降、深夜早朝に羽田空港、米国間で旅客便運航が可能になる、③成田国際
空港での米国航空企業のスロットのシェアを来年3月の増枠予定時に現行の28%から25%程度に低下
させ、その後もシェアの低下を目指す--など。

  オープンスカイが実現すれば、路線、便数、参入企業などの制限がなくなるほか、共同運航も企業間で
協力して行うことができる。さらに運賃設定が実質的に自由となり、世界的な航空会社間の競争が促進
され、利用者の利便性が飛躍的に向上することになる。

  これまで米国航空会社が成田で路線を拡大し、発着枠の約3割を既得権化していたが、今後は段階的に
是正に向け動き出すことになる。国交省国際航空課の平垣内久隆課長は同日、省内での記者団への
説明で「日米間の長い航空の歴史の中ではエポックメイキング」と述べた。また、羽田空港の深夜早朝枠
開設について「羽田の国際化が大きく進展する」とし、成田空港の増枠と関連して米国発着枠は、将来的に
シェアが減るとの見通しを示した。

        日米航空会社がATI取得に本格化

  今回の交渉は7日から10日の4日間の予定だったが、協議が難航して1日延長となり5日間行われて
合意に達した。今後は来年10月までに両国の大臣が正式署名することで正式に発効される。

  日米の合意によって、両国の航空会社は今後、それぞれの国際航空連合の枠組みの中で独占禁止法
適用除外(ATI)を日米当局に申請する。世界の3つの航空連合間の競争が促進され、サービスや運賃など
の見直しにつながると期待されている。

  前原誠司国土交通相は同日、「日米間はわが国にとって最も大きな航空市場であり、合意に至ったこと
は大変意義深い」との談話を発表した。また、国際線の事業展開を強化している全日本空輸の伊東信一郎
社長は「今回の合意は非常に意義深く大いに歓迎する」とし、「合意を受け、羽田、成田空港からの米国路線
の拡充や米国側パートナーとの戦略提携の準備を早急に行うなど、利用者利便の向上に資する戦略を推進
する」とのコメントを発表した。経営再建中の日本航空も合意を歓迎するとの声明を発表した。

  日米航空協定は1952年に締結されたが、参入企業や乗り入れ地点、また以遠権などの権益で日本側に
不利な内容だった。日本側は80年代から平等化に向けた交渉を断続的に実施し、98年には日米間の権益
上の平等化を達成していたが、成田空港の米国側の既得権益の是正は果たせていなかった。今回の合意
で是正に向け大きく動き出すことになる。09年冬季の日米航空会社による日米間運航状況は、日本が5社で
旅客136便、貨物が20便、米国は10社で旅客が296便、貨物が50.5便となっている。

  羽田と成田で発着枠を多く保有する日航をめぐっては、同じ国際航空連合ワンワールドのアメリカン航空
と、スカイチームのデルタ航空が双方の陣営に引き入れようと争奪戦を展開している。

更新日時: 2009/12/12 16:18 JST


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板