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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1217チバQ:2009/12/05(土) 10:45:06
■地方路線に活路

 FDAは、静岡空港を拠点に小松(石川県)線を一日2往復、熊本、鹿児島両線を一日1往復ずつ運航している。

 大手と競合しない地方と地方を結ぶ一方、割安運賃を設けない戦略でスタートしたが、利用が低迷。就航2か月後の9月には割安運賃の導入を発表した。

 FDAは、牧之原市の本社にフライトシミュレーター(模擬飛行装置)を備えた訓練施設を約20億円で整備したり、2010年2月に運航を始める3号機に約30億円を投じたりと、積極的な経営姿勢を維持している。JALの撤退路線への参入表明もその一環だ。

 JALの撤退後に静岡―福岡線を引き継ぐと表明したのは11月初め。同月末には、同じくJALが撤退する松本空港(長野県松本市)の札幌(新千歳)、福岡線を継承する方向で長野県などと協議に入ると発表した。

 一方、同社の鈴木与平社長は今月2日、読売新聞の取材に対し、これらの路線に就航した場合、機材繰りなどの関係から静岡―小松線を1往復に減便する可能性に言及した。県企画部の君塚秀喜部長代理は「不確定要素が多いなかでの選択肢の一つと考えている。空港のサービス低下は望ましくないので、減便の申し出があれば(撤回してもらうよう)相談させていただく」としている。

 今年度の平均搭乗率が70%を下回ると県が運航支援金を支払うJALの静岡―福岡線は11月末現在、65%どまり。11月だけだと78・5%と開港後初めて70%を超えたが、今年度平均70%に届くには、残る4か月間毎月80%強の数字を出さなければならない。利用が落ち込む冬季に入り、県空港利用推進室は「かなり厳しい状況」と気をもむ。

 JALと全日空(ANA)がともに就航する札幌(新千歳)線は、6〜9月は両社の平均で70〜80%台と好調。静岡発が利用しやすいダイヤのJAL便は開港から9月まで80〜90%台と高かった。しかし、10月は78・2%、11月は機体が小型化されたにもかかわらず、66・3%にまで低下している。旅行会社などはスキーツアーなどでの需要掘り起こしに懸命だ。対照的に、ANAの沖縄線は開港から80%台を維持。秋冬も70%台と安定している。

 FDAの小松(石川県)、熊本、鹿児島線は7月末の就航から低迷し、特に小松線は9月は28・4%にまで落ち込んだ。空席が多いほど割安なチケットが買える割引運賃を11月から導入すると、11月は各路線で10月より7・8〜15・7ポイント上昇した。

 11月の熊本線は静岡発便が70・5%で、折り返しの鹿児島発より30ポイント近く高い。鹿児島線の鹿児島発便や、JAL福岡線の福岡発の最終便も、それぞれ静岡発より約20ポイント高く、静岡から熊本入りした後、福岡や鹿児島から静岡に戻る利用の仕方が多いとみられる。

 大韓航空とアシアナ航空のソウル線は11月末現在、平均63・6%と安定。中国東方航空の上海線は11月末現在、49・3%だが、10月末から週2便に減ったため、11月中は62・5%となった。

(2009年12月5日 読売新聞)


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