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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

994 ◆ESPAyRnbN2:2009/10/29(木) 20:41:54
>>991-992 続き
http://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200910290124a.nwc
【日航再建】専門家チーム会見詳報(2)冨山氏「多額の再建資金を担保できるのは機構
2009/10/29

 《高木新二郎氏と冨山和彦氏の説明に続き、記者の質問が始まった。再建計画は今後、企業再生
支援機構に委ねられるため、前原国交相の会見と同様に、具体的な内容には踏み込まず、再建の
青写真は描かれなかった》

 −−今回の資産査定で財務面は実質的な債務超過ではなかったか。支援機構入りという判断だが、
法的整理を選ばない理由は

 高木氏「債務超過か否かは、数字を申し上げられないことになっている。ご勘弁を。いずれ知ることに
なるが、われわれの口から本日言えない」

 「2点目は、国際的な信用取引を多くやってる会社で、お客さん商売ということもあり、法的整理は
必要ないと判断した。そんなこと(法的整理)しなくても再生できる。もう一つの理由は、(支援機構が)
出融資の機能を持っていることが決め手になった。リスクマネー出せる所は限られている」

 冨山氏「(法的整理について)有価証券報告書では、かなり前から日航は営業キャッシュフロー
(現金収支)がマイナスになっている。相当程度の運転資金を調達しないといけない。細かいこというと、
上空飛ぶためにもデポジット(保証金)を積まないといけない。燃料を買うのにも信用取引だ。買い掛け
3割とあるが、あれをほとんど現金で置き換えないといけなくなる」

 高木氏「米国でチャプター・イレブン(日本の民事再生法に当たる米連邦破産法第11条)をやったが、
労働協約改定のためだった。だから信用不安は起きなかった。(今回の日航は)大変な資金を用意して
からじゃないとできない」

 冨山氏「積み上げるとすぐにうん千億円になる。それをファイナンスする人が出てくるのかという現実の
問題もある」

 《旧産業再生機構で最高執行責任者(COO)を務め、カネボウやダイエーの再建を手掛けた冨山氏。
タスクフォースが解散することに、寂しげな表情も見せた》

 −−1カ月で任務終える無念さはないのか

 冨山氏「外科専門医に例えると、手術が始まれば患者に対して責任を持たないといけない。しかし、
手術を始める前に診断と処方箋(せん)書いている段階では、非常にクールでないといけない。複数の
術式考えたとき、相当な資金が必要、エクイティ(出資)が必要にある。そういった出資できる構えを早い
段階で担保しないといけないと判断した」

 「そう考えると、支援機構はわれわれもよく分かるが、ちゃんと手続きし資産査定をやらないと責任を
果たせない組織だ。後ろの時間を考えると、このタイミングがギリギリのタイミングだった。決断ポイントは
早い段階に持ってくるべきだろう。病状に対し、どこの病院でどの医者に頼むのか。支援機構は資金
拠出力と企業統治権利がないとできない」

 「支援機構の中には、旧産業再生機構でやっていたエース級の人材がいる。そこに任せたほうが
合理的だと考えた。熱い自分と冷静な自分がいる。できるだけのことやっていきたい。熱くなっている
自分がクールな自分を押しのけることは良くない」

 −−日航に融資している金融機関には計画を説明したのか

 高木氏「先週までは内諾を得るべく話し合いをしていた。内諾をもらう方向で互いに検討した。だが、
選手交代で支援機構に移る。われわれは地ならしをして選手交代する」

 −−「事業再生ADR(裁判外紛争処理手続き)」と産業活力再生特別措置法(産業再生法)を組み
合わせる手法もあった。支援機構を選んだ理由は 

 冨山氏「われわれの理解では、(産業再生法は)金融危機という外部的環境の激変要因で経営状況が
悪化した場合に使う。そういう状況下で、適合性を考えれば、支援機構の方がいいと判断した。産業
再生機構型なので、課題はお金と強力なガバナンスという2つの要素だ。そう考えると支援機構が
有力な選択肢だ」

 《タスクフォースが発足してから約1カ月。具体的な再建案が出てこないことに、記者からの質問が
集中する》

 −−すべてが白紙。この1カ月は何だったのか

 高木氏「私どもは地ならしをした。支援機構のスタートは、私どもと一緒に仕事してきた人たちがいる。
言ってみれば“冨山学校”と“高木学校”。再生計画は理解得られると思うし、参考にはしてもらえるはず」

 冨山氏「資産査定で出た事実や調査結果は、日航の所有物として利用できる」

 −−大臣室でのやり取りの中で、ボランティアでやったというという表現があったが

 高木氏「私どもは一銭ももらっていない」


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