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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1275チバQ:2009/12/20(日) 14:09:12
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/141854

空港一元管理 九州にもアイデアあるが
2009年12月20日 10:45 カテゴリー:コラム > 社説
 日米両政府が航空自由化(オープンスカイ)協定の締結に合意した。

 その直後に国と関西地方の自治体、経済団体による会合が開かれ、関西、大阪(伊丹)、神戸の関西3空港の一元管理を目指すことで基本合意した。

 関西空港を首都圏空港(羽田、成田)と並ぶ二大ハブ(拠点)空港と位置付けたうえで、関西全体の航空需要を拡大させるために3空港の一元管理を目指す。

 こうした動きは何を意味するのか。

 空港は大きな産業である。例えば福岡空港(福岡市)による九州全体への経済波及効果は年間約8千億円、雇用創出効果は約5・2万人との数字があった。

 しかも、うまくやれば、今後もっと伸びる余地がある。なにせ、中国や東南アジアなどで航空需要が本格化するのはこれからだ。ゆえに、アジアの航空ネットワークの中心となる拠点空港になることの意味は非常に大きい。

 航空自由化は安倍晋三元首相の下でも盛んに議論された。その結果、まずアジア各国と交渉する考えを打ち出した。

 具体的には関空や中部国際空港について、旅客と貨物両分野で事業会社、乗り入れ地点、便数の制約をなくす自由化を2国間交渉によって推進するとした。

 地方空港は定期便の前段階である国際チャーター便の誘致を促進するとした。

 また、羽田、成田両空港については2010年の発着枠の増加をにらみながら、国際化を進めていくとした。

 そして、今回の日米協定となった。羽田、成田を含めた初の完全な自由化協定であり、その狙いは政府が羽田、成田の国際拠点化を進め、アジアの空港間競争の生き残りを目指すためだという。

 裏を返せば、関空や中部の国際拠点化がなかなか進まないということだろう。とくに関西地区は関空、伊丹、神戸3空港があり、需要が分散してしまう。

 そこで、3空港を一体とし、どう運用すれば効率的で新規需要を生むことができるか考える。複数の空港や港湾を一体的に運用する例は欧米に見られる。

 容量が限界に近づく福岡空港と北九州、佐賀両空港の連携が言われたときにも一体運営のアイデアがあり得た。

 産学官でつくる九州地域戦略会議の道州制モデル報告書でも、九州の空港・港湾を道州の権限で一体的に整備・運営する事業体の設立について触れている。

 だが、真剣に検討された様子はない。行政の縦割りを崩すのは容易ではない。

 国際線の自由化は第1弾である。次には外国の航空会社が日本の国内線を運航することもあり得る。欧米やアジアでも徹底的なコスト削減と格安運賃を売り物にした新規航空会社が航空業界の地図を大きく塗り替えようとしている。

 九州の空港をどう活用すれば自由化の恩恵があるのか。国に頼るのではなく、地域が自ら考えていかなければ後手に回る。関西の議論も注視していきたい。


=2009/12/20付 西日本新聞朝刊=


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