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北海道 国政・地方政治スレ

1北海道民:2008/10/13(月) 15:10:41
選挙が近づいてきた次期衆院選の北海道は、町村・中川・武部のところなど接戦で面白い
また地方でも釧路市長選など興味深いところがあるので、このスレを作成してみました
気軽に北海道情報を話し合いましょう

429チバQ:2011/03/19(土) 10:46:21
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/279449.html
室蘭市長選、佐藤・市経済部長出馬へ(03/19 08:52)
 【室蘭】任期満了に伴う4月の室蘭市長選で、室蘭市経済部長の佐藤博氏(60)は18日、「市民の期待の声に応えることが、長く市政に携わってきた者の責任」と述べ、立候補する意向を明らかにした。北海道新聞の取材に答えた。

 佐藤氏は3月31日に市役所を定年退職した後、4月1日に正式表明する。室蘭市出身で千葉工業大卒。1973年に市役所入りし、商工振興室主幹や産業振興課長を経て、2007年から現職。

 佐藤氏をめぐっては、市内の商店街関係者でつくる道商店街政治連盟室蘭支部連合会が出馬を打診していた。

 週明けにも正式に立候補要請を行う。

 同市長選では、現職の新宮正志市長が昨年12月に5選不出馬を表明した。

 室蘭市議の青山剛氏(33)が2月に立候補を表明し、共産党系市民団体も独自候補擁立を検討している。

430チバQ:2011/03/21(月) 17:08:44
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110318ddlk01010234000c.html
知事選・札幌市長選リポート:/上 新人陣営 /北海道
 ◇遊説自粛、知名度伸ばせず
 「国が大変な時に何だ! 選挙なんてやってる場合か!」

 東日本大震災発生から3日後の14日、札幌市長選に立候補する本間奈々氏(41)への支持を得ようと電話をかけた自民党札幌市議は、受話器の向こうの怒声に身を縮めた。相手は支持者から紹介された市内の男性。市議は「申し訳ありません」と繰り返し、電話を切るしかなかった。

 本間氏は元総務省自治大学校研究部長で、市政野党の自民党札幌市連が、約17万票差で惨敗した前回(07年)市長選の雪辱を期して擁立。前回のような経済界の全面支援はないが、民主党政権への失望が広がり、本間氏の「若さ」や「女性」を前面に出した戦術で、陣営には3選を目指す民主党など推薦の上田文雄市長(62)に対し、追い上げムードも生まれていた。それを一変させたのが震災だった。

 新人候補は知名度アップが不可欠だが、活動を自粛せざるを得ず、本間氏も平日の朝に続けていた街頭宣伝を取りやめた。自民道議や市議の一部も決起大会を中止し、有権者の前に出る機会が激減した。一部で企業や地域の有力者訪問などは続けているが、陣営内には「投票日までに回りきれない」と危機感が募る。

 22日の高橋はるみ知事(57)との合同決起大会は、大島理森自民党副総裁、小泉進次郎衆院議員が出席をキャンセル。道民人気が根強く、連携強化を予定していた知事とのツーショット遊説も、知事が震災対応に忙殺され、危うくなってきた。

 「一体、どう動いたらいいんだ」。自民札連の高橋克朋幹事長は腕を組みながら苦渋の表情でうめいた。

  ◇   ◇

 震災の影響で身動きが取れないのは、民主党道連などが知事選に擁立した元農林水産省企画官の木村俊昭氏(50)陣営も同じだ。

 「現職は災害対策でマスコミに登場している」。16日に札幌市内のホテルであった民主党道連や連合北海道の合同選対委員会。連合北海道の高柳薫会長は焦りをにじませた。

 木村氏は1月16日の出馬表明後、道内151市町村を行脚。今月10日に選挙公約発表を済ませ、告示前は大票田・札幌市での活動に全力を傾ける方針だった。

 市内の無党派層対策のため上田市長とペアで行うはずだった街頭演説はすべて中止した。15日には、合同選対本部が、道内の民主党各総支部や連合地方組織に震災後の対応をファクスで通知。「街頭宣伝や不特定多数の後援会加入電話戦術は自粛」「集会開催の是非の判断はゆだねるが、実施の場合は道民感情に十分配慮」など細かく指示した。「知名度アップの大事な時期だが、反感を買っても困る」と道連幹部はため息をつく。

 全国各地の地域活性化に携わってきた木村氏の手腕をアピールしてきた選挙戦略にも迷いが生じる。陣営は公約に具体的な災害対策の追加を検討しているが、「どこまで有権者に浸透できるか」(陣営幹部)。陣営内には選挙延期を望む声が出ている。

  ×   ×

 道内の統一地方選で最も注目を集める知事選(24日告示、4月10日投開票)と札幌市長選(27日告示、同)。各党・陣営の動きをリポートする。

431チバQ:2011/03/21(月) 17:09:31
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110319ddlk01010341000c.html
知事選・札幌市長選リポート:/中 2人の現職 /北海道
 ◇経済界との関係重視
 「推薦状は出せませんが、変わらぬ支援をお約束します」

 3選を目指す高橋はるみ知事(57)の陣営幹部は今月上旬、あいさつ回りで訪れた札幌市内の業界団体事務所で、対応した団体トップから、こう耳打ちされた。

 09年の政権交代以降、自民党を支持してきた業界団体の多くは、民主党政権への配慮から国政選挙で中立姿勢に転換。自民推薦を受けてきた高橋氏への推薦も、今回は道経済連合会や日本商工連盟道連合会、道農協政治連盟などが見送った。

 しかし、高橋氏への推薦団体数は既に前回並みの約450団体。業界団体の地方組織が軒並み、公共事業費削減などに踏み切った民主政権に反発し、推薦を継続したからだ。

 経済団体の関係者は「堂々と政権批判はできないが、圧勝させることで、知事の国への発言力を高めたい」と意気込む。後援会事務所には企業OBの姿も多い。過去2回の知事選と同様、「業界丸抱え」の様相だ。

 11日の東日本大震災発生で、高橋氏は選挙関係の行事をほぼキャンセル。24日の告示後も公務の可能性があるが、陣営内には「公務に専念した方が株が上がる」との見方も出ている。

  ◇   ◇

 高橋氏と同じく3選を目指す札幌市の上田文雄市長(62)。初当選時から民主の推薦を受け、前回07年には、自民推薦候補を全面支援した経済界と対立したが、今回は蜜月ぶりをアピールする。

 今月16日夕、札幌市内で開かれた上田市長の集会。冒頭で世話人代表としてあいさつしたのは、元札幌商工会議所常務理事で不動産会社「札幌中央アーバン」社長の光地勇一氏だった。陣営は、民主党衆院議員をトップに据えた選対本部をやめ、世話人制度を導入。約170人の世話人名簿のうち、約100人が企業経営者だ。

 「地元経済界との連携なしに市政は立ちゆかない」(後援会幹部)との判断で、上田氏は経済界にアプローチしてきた。経済界が強く求める北海道新幹線の札幌延伸もより積極姿勢を打ち出し、初めて公約に盛り込んだ。札幌商工連盟は今回、中立に転じた。

 経済界への接近の一方、民主との距離は開く。菅内閣の支持率は低下。陣営からは「(民主系とみられるのは)もはや、ありがた迷惑。不利なことしかない」との声が上がっていた。しかし震災で、国政は与野党の政争どころではなくなった。上田氏側近は「民主批判が収まり、マイナス要因が小さくなった」と漏らした。

432チバQ:2011/03/21(月) 17:10:03
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110320ddlk01010173000c.html
知事選・札幌市長選リポート:/下 公明 /北海道
 ◇「勝ち馬」見極めでねじれ
 上田文雄・札幌市長(62)は10日の定例会見で、民主党政権への評価を問われ、いつになく厳しい言葉を並べた。「政府の説明が粗くなり、言葉が軽い。非常に不満に思っている」。市幹部は背景をこう解説する。「公明が、菅政権はダメというメッセージの発信を求めているためだ」

 民主などが推薦する上田市長と、自民党推薦の元総務省自治大学校研究部長、本間奈々氏(41)の一騎打ちとなる公算が大きい札幌市長選。市内の公明党票は10万〜12万票といわれ、両陣営が公明道本部の推薦争奪戦を展開。「どうしたら推薦取れますか」「党中央に言ってもらえませんかね」。公明市議団の幹部には昨年末以降、民主、自民両党の市議から盛んにアプローチがあった。

 公明は、前々回(03年)の再選挙と前回(07年)は、国政で連立を組んでいた自民推薦候補を支持・推薦した。だが、09年の政権交代後は、党本部レベルでの選挙協力を解消した。

 今回の統一地方選では、知事選で知名度の高い高橋はるみ知事(57)=自民推薦=の推薦を早々に決める一方、札幌市長選は態度を保留。今も地方レベルで選挙協力する自民に配慮すべきか、公明が主張する福祉政策を取り入れてきた上田氏を評価すべきかを見極め、自主投票の方針を固めたのは告示11日前の16日だった。

 公明道本部関係者は「これまで敵だった上田市長の推薦はできないが、自主投票は最大限の配慮」と語り、上田氏寄りの姿勢を示す。判断を後押ししたのは、11日に発生した東日本大震災。各陣営が活動を自粛し、知名度で勝る現職が有利との観測が一気に広がった。公明の市議団幹部は「自分たちの政策を実現するために勝ち馬に乗るのは当然だ」と言ってはばからない。

  ◇   ◇

 知事選には共産党が推薦する同党道常任委員の宮内聡氏(47)と、前道議会副議長の鰹谷忠氏(60)も立候補を表明している。

 共産は近年、自民、民主の2大政党の間で埋没。政権交代後は有権者の民主への期待感も薄れ、「前回の18万票よりもっと上を目指す」と党勢挽回を狙っていた。だが、震災後は、党員からも「選挙より被災者支援が先」という声が上がる。

 鰹谷氏は道議会で民主会派に属し、会派のほぼ半分の18人が加わる「鰹谷グループ」を率いてきた。しかし、民主道連や連合北海道には支援を求めず、09年11月に早々と立候補を表明。時間をかけて道内を回ってきた。

 ただ、民主など推薦の元農林水産省政策課企画官の木村俊昭氏(50)を支援する連合は「鰹谷氏を支援するなら、選挙はやらない」と、鰹谷グループの道議に圧力をかけており、表立った支援は得られていない。(この企画は、鈴木勝一、中川紗矢子、岸川弘明、和田浩幸、佐藤心哉、堀井恵里子が担当しました)

433チバQ:2011/03/22(火) 21:40:27
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2011local/280075.html
上田氏が先行、本間氏追走 札幌市長選、6割「未定」 本社世論調査(03/22 09:04)
 27日告示、4月10日投開票の札幌市長選に関して、北海道新聞社は札幌市内で世論調査をし、取材も加味して情勢を探った。3選を目指す現職の上田文雄氏(62)=民主、社民、国民新、市民ネット推薦=が支持を広げ、新人で元総務省自治大学校研究部長の本間奈々氏(41)=自民推薦=が追い上げる展開となっている。

 ただ、投票する人を決めていないと答えた人が6割と半数を超えており、情勢はなお流動的ともみられる。

 市長選への関心度では、「大いに関心がある」と「ある程度関心がある」を合わせた「関心派」は71%で、2月の調査より17ポイント下がり、2007年の前回市長選告示直前の調査の83%に比べても大きく落ち込んでいる。

 東日本大震災後の調査で、地震の被害に有権者の関心が集まった影響があるとみられる。

<北海道新聞3月22日朝刊掲載>

434チバQ:2011/03/22(火) 21:40:50
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2011local/280074.html
高橋氏、幅広く浸透 木村氏、追い上げ図る 道知事選本社世論調査(03/22 09:04)
 24日告示、4月10日投開票の道知事選で、北海道新聞社は19、20日に行った全道世論調査の結果に独自取材を加え、告示直前の情勢を探った。3選を目指す現職の高橋はるみ氏(57)=自民、公明推薦=が幅広い層に浸透し、元農林水産省企画官の木村俊昭氏(50)=民主、社民、国民新推薦=が追い上げを図っている。しかし、なお5割余が投票先を決めておらず、情勢は変化する可能性もある。

 知事選への関心度は「大いにある」「ある程度ある」を合わせた関心派が81%で、2月26、27日の前回調査から3ポイント減。道内を含め甚大な被害となっている東日本大震災が影響し、関心が高まっていないとみられる。

 投票先を「決めている」「だいたい決めている」を合わせた決定派は前回調査比4ポイント増の47%となったが、2007年3月の知事選告示前調査の61%を大幅に下回っている。今回の「まだ決めていない」は51%。

<北海道新聞3月22日朝刊掲載>

435チバQ:2011/03/23(水) 22:25:15
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103080001
《道議選の構図》(1)
2011年03月08日

■札幌市中央区 現職に元職が挑む


 自民・千葉、民主・段坂、民主推薦の小林の現職3人に、自民公認として道議を3期務め、前回落選した元職の鎌田が挑む。現職3人は実績を強調し、支持拡大を狙う。過去4回トップ当選の段坂は労働組合などの組織固めを進める。千葉と鎌田はともに保守層が支持基盤で、保守票の行方が焦点となる。


■北区 候補8人の激戦か


 8人が立候補を予定し、激戦が予想される。


 自民で4期務めた見延順章が引退し、吉川貴盛前衆院議員の元秘書で長男隆雅が引き継ぐ。道見と2議席を守る構え。民主は4選を目指す蝦名に加え、前回立候補した向井を立て2議席を狙う。共産は2010年7月の参院選比例区に立った岡を擁立し、03年に失った議席の奪還を目指す。市民ネット北海道は、札幌市議の佐藤を擁立する。


■東区


 前回と同じ顔ぶれだが、無所属だった久保が今回は民主公認で、5選を目指す星野とともに民主での2議席獲得を狙う。自民・大崎は保守票を固め、前回2位当選で得た約2万8千票超の上積みを図る。包国は固い基礎票を足場に再選を目指す。金倉は初陣だった前回より知名度が浸透、初当選をうかがう。


■白石区


 主要政党が長年、激しい選挙戦を繰り広げてきたが、共産が擁立見送りの方針を示し、今回は無風の様相に。自民、民主、公明の現職3人で議席を分け合いそうだ。


■豊平区


 前回に続き、自民と民主がそれぞれ2人ずつ擁立し、3議席を争う。道議8期を務めた自民・岩本允が引退し、学校法人副理事長の吉田が後継として立つ。高木は固い支持基盤で再選を狙う。民主は悲願の2議席獲得を目指し、佐野に加え、前回厚別区で立候補した松山を擁立する。


    ◇


 4月10日に投開票される統一地方選の前半戦では道議選が実施される。今回から定数が2減となり、104の議席を48選挙区で争う。4月1日の告示を間近に控え、立候補を予定する顔ぶれと情勢を9回にわけて紹介する。

436チバQ:2011/03/23(水) 22:25:42
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103090001
《道議選の構図》(2)
2011年03月09日

■札幌市南区 元市局長が名乗り


 自民・丸岩と民主・林の現職2人に、みんな・中村が挑む。丸岩は保守票を中心に支持固めを進め、林は労働組合などの組織を固める。元札幌市環境局長の中村は行政経験を強調し、保守層や無党派層への食い込みを図る。


■西区 自民若返りなるか


 7期務めた自民・勝木省三が引退表明し、自民道連の政治塾出身の勝沼が後継として立候補、若返りを図る。7選を目指す和田は組織の引き締めを図る。民主は前回トップで初当選した道下に加え、新顔で30代の岩崎を擁立し、2議席獲得を目指す。


■厚別区


 連合など労組票をまとめ、6選を目指す民主・伊藤と、長く参議院議員秘書を務めた村上が自民から出馬し、議席を分け合うかと思われた。元衆院議員秘書の金沢が「無投票は阻止したい」と立候補の意向を示し、三つどもえの選挙戦となりそうだ。


■手稲区


 前回と同じ顔ぶれの戦いが予想される。3選を目指す角谷と須田はそれぞれ自民と民主の公認を受ける。角谷は保守票、須田は労組票の支持固めを進める。「無投票を避けたい」と、前回立候補した元衆院議員秘書の覚知が再び挑む。


■清田区


 前回は無所属候補が立候補して選挙戦となったが、今回は3人目の動きがない。4選を目指す自民・岩本と、再選を狙う民主・梶谷が議席を分け合うことになりそうだ。

437チバQ:2011/03/23(水) 22:26:12
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103100003
《道議選の構図》(3)
2011年03月10日

■主要5党ひしめく 函館


■函館市
 自、民の現職5人に、主要政党の新顔3人、無所属新顔1人が立つ見通しで、激戦が予想される。


 川尻、佐々木はこれまでの実績を強調し、建設や水産などの支持基盤固めを急ぐ。平出、斉藤、高橋は労組など支持基盤を中心に票のとりまとめに力を注ぐ。


 公明の志賀谷は、参院議員に転じた横山信一の後継。共産の古岡は若さも強調し、前回選挙で失った議席奪還を狙う。みんなの党公認の三遊亭は市議からの転身を狙う。社会福祉法人理事長で元市議の大日向は3回連続の挑戦。


■北斗市
 3選を目指す民主現職に、自民新顔と無所属元職の2氏が挑む。


 民主・長尾は、道議2期の実績を強調。「お茶懇」とした会合をこまめに重ね、さらなる浸透を図る。人口の多い旧上磯町を地盤とする新関は、北斗市議からの転身をうかがう。前々回選挙後、公選法違反の罪で道議を辞職した河野は、返り咲きを狙う。


■定数1減で混戦に 渡島総合振興局


■渡島総合振興局
 前回より定数が1減となった。自民現職、民主の後継候補のほか、諸派新顔も名乗りをあげ、混戦模様だ。


 前回、無所属で戦った冨原は、今回は2008年に道議在任中に死去した川村正に代わる唯一の自民候補として組織固めを急ぐ。今期限りで引退する現職の後継の笹田は、八雲町職員を辞職して挑戦。新党大地の推薦も受ける。


 無所属・道民党の会の川村は、川村正の次男で、鳩山由紀夫前首相の元秘書。


■檜山振興局
 福原は前回、前々回と自民候補との一騎打ちを制した。元上ノ国町長の知名度と2期の実績を強調して、さらなる支持拡大を図る。自民をはじめ、福原以外に立候補の動きは今のところない。

438チバQ:2011/03/23(水) 22:26:39
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103110002
《道議選の構図》(4)
2011年03月11日

■2氏勇退の後争う 苫小牧市


 自民と民主の現職各1氏が勇退し、4選を目指す自民・遠藤と新顔3氏が争う。


 遠藤は後援会などの組織を中心に支持を固める。民主は元市議の沖田が後継として立候補し、労組を中心に支持拡大を図る。


 重点選挙区とした公明は、市保健福祉部長を退職した安藤を立て、組織票からの上積みを目指す。市議の鳥越は1月下旬、新たな政治団体「無所属・道民党の会」を設立して代表となり、「既存政党にとらわれないで北海道の活性化などを探る」と若者や無党派層への浸透をうかがう。


■室蘭市


 民主・滝口、自民・山本の両現職と新顔・川畑の三つどもえとなりそうだ。5選を目指す滝口、3選を狙う山本はともに実績や経験を強調して支持を固める。前回の室蘭市長選と2009年の衆院選9区に立候補した川畑は若さを前面に支持層拡大を目指す。


■登別市


 自民現職・堀井に民主新顔・赤根が挑む。今のところ、このほかに目立った動きはなく、30代同士の一騎打ちとなる見通し。


 前回選挙で民主推薦の現職を破った堀井は、抜群の知名度と現職としての実績を前面に再選を目指す。1月末で登別市議を辞職した赤根は、連合や鳩山由紀夫前首相の後援会などの支援を受けて支持拡大を狙う。


■伊達市


 民主・中山に対し、今のところ対抗馬を擁立する動きはなく、無投票となる公算が大きい。中山は前回選挙で自民現職を破って初当選。保守層にも浸透を図り、再選を目指す。


■胆振総合振興局


 7選を目指す自民・神戸と、3選を狙う民主・田村以外に、今のところ候補者擁立の動きはみられず、無投票の公算が大きい。


■2現職VS.民主新顔 日高振興局


 前回と同じ顔ぶれの3氏が立候補を表明。自民・藤沢と無所属・金岩の2現職に、民主の新顔馬場が再挑戦する。


 藤沢は若年層への支持拡大を図る。一方、金岩は無党派層への浸透を狙う。馬場は民主公認として、労組や党の組織票から上乗せを目指す。

439チバQ:2011/03/23(水) 22:27:07
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103180001
《道議選の構図》(5)
2011年03月18日

■現新5氏 混戦模様 小樽市


 現職2人に新顔3人が挑む。現職3人と保守系2人と見られたが共産・花岡ユリ子が引退し、混戦模様になっている。


 自民は市議の佐藤禎を公認、前回の保守分裂選挙を制した八田は自民推薦で再選を目指す。元衆院議員の次男佐藤聖もみんなの党の推薦を得て立候補し、保守系3陣営が激しく競い合う。池田は小樽での組合活動が長く、元衆院議員の知名度も生かし地盤を固める。市議だった菊地は共産票のほか女性を中心とした花岡の支持層への浸透を狙う。


■民主初 候補擁立へ 千歳市


 自民推薦の前市議・梅尾は議長を2度務め、各種スポーツ団体の会長を務めるなど知名度は高い。


 小池は小川勝也参院議員の公設秘書。保守地盤の千歳市で初の民主候補で、初当選を目指す。


■恵庭市


 道議だった原田裕市長の転身に伴う一昨年12月の補選の再現。現職の田中は、高橋道政、原田市政とのパイプを強調、市議選の自民党候補と連動する。補選で民主推薦だった柏野は、今回は公認。小まめに地域を回るが、党への風向きがどう影響するか。


■北広島市


 民主の現職が引退、市議同士の一騎打ちとなりそうだ。自民推薦の野原は「即戦力」をキーワードに市内を一巡。小岩は知事選立候補予定の木村俊昭と連携、浸透を図る。


■江別市


 前回と同じ自民・布川と民主・勝部以外に立候補の動きはなく、2期連続で無投票となる可能性が高い。 


■岩見沢市


 河合は前回、2度目の挑戦で、自民現職を破って当選。国民新党の推薦を受け、「市民目線」を強調しながら労組・農民票を固める。市議3期目で自民党岩見沢支部の総務会長を務める村木は自民推薦の無所属で臨む。


■美唄市


 前回は無投票。4選を目指す柿木に、美唄市議の紫藤が挑む。柿木は商工業者や農業関係者らの支持を固めてきた。民主党と国民新党の推薦を得た紫藤は連合などの基礎票に加え、市議5期の知名度で幅広い層への浸透を目指す。


■滝川市


 3選を目指す大河に、前砂川市議の武田が挑む。前回まで大河、前田康吉の保守系同士の同じ顔合わせの戦いが続いた。前田が滝川市長選に転じて無風と思われたが、2月になって武田が立候補を表明。滝川に転居した。大河は保守層を固め、前回前田を推した公明票の取り込みにも努める。武田は若さを訴える。


■石狩市・石狩振興局


 自民・内海と、無所属で民主、新党大地、社民から推薦を受ける織田の現職2人以外に立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。


■後志総合振興局


 自民、民主の現職3人のほかに立候補の動きはなく、無投票となる見込みだ。


■空知総合振興局


 今のところ、4氏以外に立候補の動きはなく、無投票となりそう。自民は前回、現職2人を立てたが1人が落選。今回は釣部1人に絞り込んだ。元道農民連盟委員長の北は農民票を中心に支持拡大を図り、稲村は自治労など労組票を固め再選を目指す。荒当は以前勤務した芦別を拠点に稲津久衆院議員の地盤を引き継ぐ。

440チバQ:2011/03/23(水) 22:27:32
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103190001
《道議選の構図》(6)
2011年03月19日

■公明、元記者を擁立 旭川市


 公明の新顔以外は前回と同じ顔ぶれの戦いになりそう。


 自民は前回3人を擁立したが今回は現職2人。前回トップ当選の加藤は5選、3位当選の東は3選を目指す。民主は木村、三井がともに3期の実績を訴え、2議席確保を狙う。


 公明は荒島仁が引退し、元北海道新聞記者の吉井を擁立、支持組織を固めて議席死守を目指す。共産・真下は基礎票を上積みし3選に挑む。


 前回次点に泣いた菅原は自民を離党し、みんなの党公認で返り咲きを狙う。


■留萌市


 石塚が3選を目指す。前回は自民公認で立候補したが、今回は推薦にとどめ、無所属で幅広い層からの支持を狙う。民主、連合が候補擁立を目指したが、断念の方向で、無投票の公算が大きい。


■名寄市


 自民現職の加藤唯勝が引退表明し、後継として市議で元旧風連町議会議長の中野が昨年12月に立候補を表明。自民道連の推薦を受けた。民主や連合名寄が候補擁立を目指すが、難しい情勢だ。


■稚内市


 3選を目指す吉田は2期の実績を前面に出し、支持を広げる。民主は候補者擁立を模索するが、難しい状況になりつつある。


■上川総合振興局


 現職3氏以外に立候補の動きはなく無投票となりそう。


 自民の竹内、本間は共に5選を目指す。美瑛、富良野をそれぞれ地盤に自民票を中心に支持拡大を図る。民主・北口は士別を地盤に再選を狙う。


■5選阻止へ2新顔 留萌総合振興局


 5選を目指す現職の自民・工藤に、小平忠正衆院議員の元秘書で民主新顔の花田と、無所属・道民党の会の自営業飯田が挑む。


■宗谷総合振興局


 30代の元衆院議員秘書同士の一騎打ちの公算が大きい。


 前回7選を目指した79歳の現職を下し、初当選を果たした田島は再選を目指す。


 自民は、武部勤衆院議員のもとで宗谷担当だった元秘書、三好を擁立。稚内を拠点に8年間活動してきた経験をいかし浸透を図る。

441チバQ:2011/03/23(水) 22:27:56
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103220001
《道議選の構図》(7)完
2011年03月22日

■新顔3人挑み白熱 釧路市


 自民、公明、民主の現職3人に対し、有力新顔3人が立つ見通しで、混戦模様になっている。


 自民道議だった蝦名大也が約3年前に市長に転身し、現在欠員1。自民は小畑のほか、笠井を公認し2議席獲得を目指す。地盤が重なり、「共倒れ」も危惧される。


 民主・橋本は組織をまとめる。公明の戸田は実績を強調し、組織を固める。


 無所属の山崎は「蝦名後継」を訴えるとともに新党大地の推薦を受けた。共産・松永は組織票に加え、無党派層への浸透にも力を入れる。


■無投票一転 激戦に 帯広市


 前回は無投票。新党大地の鈴木宗男代表の秘書だった市議の山崎が立つことで、一転して激戦になりそう。


 清水は鈴木直系だったが1999年の選挙から系列を離脱、故中川昭一の支援を受けた。残っているとされる「鈴木票」が山崎に流れることに警戒感を募らせる。


 市職労副委員長、市議を務めた三津も95年の選挙では、「まさか」の落選。民主が山崎を推薦し、民主票の目減りの懸念がある。


 中川直系の小野寺は2003年選挙で5期20年務めた父親の後継として初当選。初の自前選挙となり、実力が試される。


 山崎は大地票を固めるとともに、祖父が特定郵便局長だったことから郵政の支援などにも期待をかける。


■根室市


 自民・松浦と、新党大地根室支部長で元市議会議長の遠藤はともに根室育ちの56歳。同年代による一騎打ちになりそうだ。


 松浦は保守分裂の一騎打ちとなった前回、無所属で自民現職を破り初当選。選挙直後に自民に復党し、保守層を固めて再選を目指す。


 遠藤は昨年10月、大地の鈴木宗男代表から直接要請され、1月に出馬を表明。根強い大地票に加え、民主支持層や保守層への浸透も図る。


■北見市


 前回は無投票。その後、民主道議だった小谷毎彦が2008年に市長に転身。後継の座を巡り、民主の公認と推薦の新顔2氏が立候補を表明し、分裂の様相もはらんだ三つどもえの戦いとなりそう。


 5期目を目指す自民・船橋は追われる立場だけに保守層への支持固めに余念がない。


 民主公認で元衆議院議員秘書の長南は、支持母体の労組など組織票への浸透を図る。一方、元北見市議で鈴木宗男前衆院議員の元秘書の鳥越は、松木謙公衆院議員の支援などを得て、民主と大地が推薦。市議4期の実績をアピールして市内を精力的に回る。


■網走市


 鰹谷忠前副議長が知事選立候補のため辞職したのに伴う昨年1月の補欠選挙で無投票当選した元市議佐藤に、武部勤自民党元幹事長の元秘書新谷が挑む。1995年以来16年ぶりの選挙戦が確実だ。


 ともに無所属だが、佐藤は民主、社民、大地が推薦。新谷は自民党網走支部などで組織する「新しい網走を創る百人委員会」が推薦。


■紋別市


 自民推薦で再選を目指す北原に、民主陣営が候補を擁立できるかが焦点だったが、党支部は15日に擁立を断念、無投票の公算が大きい。


■十勝総合振興局


 自民2、民主、民主系の現職4人のほかに立候補の動きはなく、無投票になる公算が大きい。前回も同じ顔ぶれで、共産の擁立見送りで無投票になったが、共産は今回も見送りを決めている。


■釧路総合振興局


 自民・小松、民主・岡田の両現職の間に、戸羽が無所属での立候補を今月表明、12年ぶりの選挙戦となりそう。


 岡田、小松は実績を訴えて地盤を固め、戸羽は草の根を中心とした活動を展開する。


■根室振興局


 3選を目指す自民・中司に、仲野博子衆院議員(民主)の秘書だった実妹の浜田が民主公認で挑む。


 民主は候補者選びが難航し、無風の観測も流れたが、浜田が7日に表明。一転して自民、民主の一騎打ちの様相に。中司は2期の実績を強調、陣営の引き締めをはかる。


■オホーツク総合振興局


 今回から定数が1減。自民現職の石井孝一議長が引退を表明。高橋、日下の現職2氏のほかに立候補の動きはなく、自民、民主が議席を分け合う形となりそう。

442チバQ:2011/03/23(水) 23:16:01
鰹谷忠はなにを考えて選挙に出たんすかね?
>>167の頃なんて大派閥のトップだったのに・・・

443チバQ:2011/03/23(水) 23:24:47
滝川市
■07年市長選
12,913(50.7%) 田村弘 60 無所属(自) 現 2 市長
12,566(49.3%) 柴田文男 47 無所属(民) 新 (元)滝川市議
■07年県議選
13,768(52.7%) 大河昭彦 60 無所属 現 2 (元)衆院議員秘書   →会派はフロンティア
 12,375(47.3%) 前田康吉 52 自民 元 会社代表取締役

444チバQ:2011/03/26(土) 11:21:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000005-mailo-hok
道議選展望:統一地方選/1 /北海道
毎日新聞 3月21日(月)10時21分配信

 統一地方選第1ラウンドの道議選(4月1日告示、10日投開票)は48選挙区で実施される。定数は前回から2減の104議席で、これまで146人が立候補を表明してる。ただ、15選挙区は無投票となる公算が大きい。立候補予定者の顔ぶれと情勢を紹介する。
 ◇8氏が予定、激戦模様−−北区
 ◇自、民、公、共の対決に−−東区
 ◇札幌市中央区(定数3)
千葉英守 61 自現(2)
段坂繁美 61 民現(5)=[社][国]
小林郁子 63 無現(1)=[民]
鎌田公浩 48 無元(3)
 当初は根室管内から出馬を目指していた鎌田氏が一転、古巣の中央区に参戦。元自民党道議だが、今回は無所属。自民は千葉氏が3選を目指す。民主は段坂、小林両氏を支援し、2議席獲得を狙う。
 ◇札幌市北区(定数4)
道見重信 65 自現(1)
蝦名清悦 59 民現(3)=[社]
佐藤英道 50 公現(4)
吉川隆雅 34 自新
向井昭彦 46 民新=[国][大]
岡千陽  47 共新
佐藤典子 55 ネ新
谷口信司 38 無新
 定数の倍の8人が立候補を表明し、激戦模様。自民の道見氏は根強い個人票があり前回は2位で初当選。新人の吉川氏は4期務めた見延順章氏の後継。民主は前回と同じ蝦名氏と向井氏を擁立した。公明の佐藤氏は基礎票への上積みが課題。岡氏は03年に失った共産の議席奪還が悲願。市民ネットワーク北海道からは札幌市議の佐藤氏が初挑戦する。
 ◇札幌市東区(定数4)
大崎誠子 54 自現(2)
星野高志 59 民現(4)
久保雅司 54 民現(3)=[国]
包国嘉介 45 公現(1)
金倉昌俊 36 共新
 前回と同じ顔ぶれの5人が立候補する。自民は今回も大崎氏に絞り、確実な議席獲得を目指す。民主は前回トップ当選の星野氏と前回は無所属で最下位当選だった久保氏を公認。労組の票割りなどで、2議席確保を狙う。公明の包国氏は堅い基礎票に浮動票を積み重ね、再選を目指す。前回441票差で次点となった共産の金倉氏は、幅広く票の掘り起こしを進める。
 ◇札幌市白石区(定数3)
伊藤条一  55 自現(5)
広田まゆみ 47 民現(1)=[国]
森成之   57 公現(3)
 共産が候補擁立を見送る方針で、無投票の可能性が高い。
 ◇札幌市厚別区(定数2)
伊藤政信 67 民現(5)=[国][大]
花崎勝  57 自新
金沢敬  42 諸新
 自民は当初擁立した伊達忠一参院議員元秘書の出馬断念を受け、町村信孝元官房長官秘書の花崎氏を擁立。前回トップ当選した民主の伊藤氏は、労組票などを着実に固める。金沢氏は元衆院議員秘書。
 ◇札幌市豊平区(定数3)
高木宏寿 50 自現(1)
佐野法充 62 民現(3)=[国]
吉田祐樹 38 自新
松山丈史 37 民新
 自民の高木氏は元道議の父親から継いだ地盤も強固で、前回に続きトップ当選を狙う。吉田氏は8期務めた岩本允道議の後継。民主は2議席獲得を目指す。道連幹事長の佐野氏はこれまで最下位当選で、票の上積みが課題。松山氏は前回は党推薦で厚別区から出馬したが、選挙区を替えて公認で戦う。

445チバQ:2011/03/26(土) 11:22:02
 ◇札幌市清田区(定数2)
岩本剛人 46 自現(3)
梶谷大志 39 民現(1)=[国]
 岩本氏、梶谷氏以外に出馬の動きがなく、無風の可能性が高い。
 ◇札幌市南区(定数2)
丸岩公充 69 自現(4)
林大記  59 民現(4)=[国]
中村敬臣 58 み新
 自民の丸岩氏と民主の林氏のベテラン現職に、みんな新人が挑む。中村氏は元札幌市環境局長で市OBも支援。自民、民主の批判票も狙う。
 ◇札幌市西区(定数3)
和田敬友 60 自現(6)
道下大樹 35 民現(1)=[国]
勝沼栄明 36 自新
岩崎道郎 38 民新
 自民は7選を目指す和田氏に加え、7期務めた勝木省三氏の後継として札幌市の医師の勝沼氏を擁立。民主は前回大差でトップ当選した道下氏と新人の岩崎氏の票割りが課題。
 ◇札幌市手稲区(定数2)
角谷隆司 64 自現(2)
須田靖子 59 民現(2)=[国]
覚知壮太 34 無新
 前回と同じ顔ぶれ。3選を目指す自民現職の角谷氏と民主現職の須田氏に、新人の覚知氏が挑む。=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◇名鑑の見方
 立候補者のカッコ内数字は当選回数。自=自民党▽民=民主党▽公=公明党▽共=共産党▽み=みんなの党▽ネ=市民ネットワーク北海道▽国=国民新党▽大=新党大地▽諸=諸派の公認。無は無所属。四角囲みの文字は推薦・支持する政党。

3月21日朝刊

446チバQ:2011/03/26(土) 11:22:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000058-mailo-hok
道議選展望:統一地方選/2 /北海道
毎日新聞 3月22日(火)11時7分配信

 ◇定数6に9氏が予定−−函館市
 ◇3現職に3新人挑む−−釧路市
 ◇函館市(定数6)
川尻秀之  65 自現(5)
佐々木俊雄 60 自現(1)
平出陽子  62 民現(5)=[社]
斉藤博   59 民現(3)=[国]
高橋亨   57 民現(2)
志賀谷隆  57 公新
古岡友弥  34 共新
三遊亭洋楽 52 み新
大日向豊吉 61 無新
 民主は平出、斉藤、高橋の現職3氏が組織票を分け議席死守を狙う。自民の川尻、佐々木両氏は菅内閣の支持率低下もあり浮動票の取り込みをうかがう。公明の志賀谷氏は参院議員に当選した横山信一氏の後継。古岡氏は共産の議席奪還を目指す。みんなの三遊亭氏、無所属の大日向氏は無党派層に訴える。
 ◇小樽市(定数3)
池田隆一  66 民現(2)=[国]
八田盛茂  54 無現(1)=[自]
佐藤禎洋  51 自新
菊地葉子  59 共新
佐藤聖一郎 35 無新=[み]
 自民公認の佐藤禎洋氏は小樽市議からの挑戦。現職の八田氏は自民推薦を受ける。民主は前回トップ当選の池田氏が出馬。共産は引退した現職後継として市議2期目の菊地氏を擁立。無所属の佐藤聖一郎氏は保守層や若年層の取り込みを狙う。
 ◇旭川市(定数6)
加藤礼一  57 自現(4)
東国幹   43 自現(2)
木村峰行  61 民現(3)=[社]
三井あき子 49 民現(3)=[国]
真下紀子  54 共現(2)
吉井透   51 公新
菅原範明  55 み元(1)
 民主は木村、三井両氏が労組を中心に支持基盤を固める。3人目の擁立は困難な情勢。自民は、東、加藤両氏が保守票をまとめる。共産の真下氏は3選を目指す。公明の吉井氏は知名度アップを図る。みんなは前回自民から出た菅原氏を公認。前市議の安住太伸氏との一本化に成功した。
 ◇室蘭市(定数2)
山本雅紀 66 自現(2)
滝口信喜 64 民現(4)=[社][国]
川畑悟  39 無新
 民主の滝口氏、自民の山本氏の両現職は支持固めを図る。09年衆院選道9区で自民から出馬した川畑氏は離党し、若さを訴える。

447チバQ:2011/03/26(土) 11:22:46
 ◇釧路市(定数4)
小畑保則 62 自現(2)
橋本豊行 57 民現(1)=[社]
戸田芳美 61 公現(2)
笠井龍司 45 自新
松永俊雄 62 共新
山崎晃  56 無新=[大]
 現職3人に新人3人が挑む激戦区。自民は現職の小畑氏に加え、公募で前釧路市議の笠井氏を公認。2議席の維持を目指す。前回トップ当選の民主の橋本氏は民主政権への逆風が懸念材料。戸田氏は公明支持層以外への支持拡大が課題。松永氏は共産初の議席獲得を目指す。新党大地推薦の山崎氏は民主の協力を得られるかが焦点。
 ◇帯広市(定数3)
清水誠一 62 自現(5)
小野寺秀 47 自現(2)
三津丈夫 65 民現(4)=[社][国]
山崎泉  37 無新=[民][大]
 前帯広市議の山崎氏が民主、新党大地の推薦で立候補表明し、8年ぶりの選挙戦に。自民は清水、小野寺の両氏が支持固めを急ぐ。道議会民主党・道民連合会長を務める三津氏は5選を目指す。
 ◇北見市(定数2)
船橋利実 50 自現(4)
長南幸子 53 民新=[社]
鳥越良孝 54 無新=[民][大]
 民主は候補者調整に失敗。民主公認を得た長南氏は連合の支援を受け、組織票の上積みを目指す。民主推薦の鳥越氏は道12区総支部代表の松木謙公衆院議員が支援。新党大地も推薦。自民の船橋氏は保守層をまとめる。
 ◇岩見沢市(定数1)
河合清秀 64 民現(1)=[国]
村木中  43 無新=[自]
 再選を目指す河合氏は、4年間の実績を訴える。前市議の村木氏は自民党員だが、無所属で立候補。若さをアピールする。
 ◇網走市(定数1)
佐藤伸弥 37 無現(1)=[民][社][大]
新谷正樹 28 無新
 民主推薦の現職と保守系新人の一騎打ち。佐藤氏は昨年11月の市長選で、民主推薦候補が敗れた影響が懸念材料。新谷氏は武部勤元自民党幹事長の元秘書だが、無所属で出馬する。
 ◇留萌市(定数1)
石塚正寛 59 無現(2)=[自]
 民主の候補擁立が難航。無風の可能性も。=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◇名鑑の見方
 立候補者のカッコ内数字は当選回数。自=自民党▽民=民主党▽公=公明党▽共=共産党▽み=みんなの党▽ネ=市民ネットワーク北海道▽国=国民新党▽大=新党大地▽諸=諸派の公認。無は無所属。。[]囲みの文字は推薦・支持する政党。

3月22日朝刊

448チバQ:2011/03/26(土) 11:23:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110323-00000014-mailo-hok
道議選展望:統一地方選/3 /北海道
毎日新聞 3月23日(水)10時55分配信

 ◇自民現と民主新激突−−登別市
 ◇新人同士一騎打ちに−−北広島市
 ◇苫小牧市(定数3)
遠藤連  57 自現(3)
沖田清志 47 民新=[国]
安藤邦夫 58 公新
鳥越浩一 42 諸新
 自民現職の遠藤氏、民主新人で昨年の市長選に挑んだ前市議の沖田氏が基盤を固める。公明新人の安藤氏は苫小牧市区で同党初の議席を狙う。市議2期を務め「無所属・道民党の会」の鳥越氏は無党派層に訴える。
 ◇稚内市(定数1)
吉田正人 50 自現(2)
 民主は候補擁立が難航。吉田氏以外に出馬の動きなく、無投票となる可能性が大きい。
 ◇美唄市(定数1)
柿木克弘 43 自現(3)
紫藤政則 62 無新=[民][国]
 自民現職で4期目に挑む柿木氏は昨夏に出馬表明し、支持固めを図る。民主推薦の新人、紫藤氏は1月に出馬表明。市議5期の知名度で支持拡大を目指す。
 ◇江別市(定数2)
布川義治 61 自現(3)
勝部賢志 51 民現(2)=[国]
 自民、民主の現職が出馬表明。2期連続で無投票となりそうだ。
 ◇紋別市(定数1)
北原秀一郎 59 無現(1)=[自]
 自民推薦の北原氏が無投票再選する見通し。民主は女性新人の擁立を目指したが、不調に終わった。
 ◇名寄市(定数1)
中野秀敏 54 無新=[自]
桜庭康喜 69 無新
 中野氏は5期務めた自民の加藤唯勝氏の後継候補。元名寄市長の桜庭氏が22日に出馬表明。民主が推薦する可能性も。
 ◇根室市(定数1)
松浦宗信 56 自現(1)
遠藤輝宣 56 無新=[大]
 自民現職の松浦氏に、前市議長の遠藤氏が挑む。両氏は小中高校が同じで、根室青年会議所でともに活動。市内を二分する激しい戦いになりそう。
 ◇千歳市(定数1)
梅尾要一 55 無新=[自]
小池修生 44 民新
 民主党は結党以来初めて候補を擁立、自民推薦の新人との一騎打ちに。梅尾氏は自衛隊票などの保守層の支持を固める。元参院議員秘書の小池氏は出遅れたが、中央とのパイプをアピールし保守地盤への切り込みを狙う。
 ◇滝川市(定数1)
大河昭彦 64 無現(2)
武田圭介 33 無新
 現職対新人の一騎打ちに。現職の大河氏は組織を固め、3選を目指す。前砂川市議の武田氏は知名度アップが課題。草の根選挙に徹している。
 ◇登別市(定数1)
堀井学  39 自現(1)
赤根広介 30 民新=[社][国][大]
 自民現職の堀井氏と民主新人の赤根氏がぶつかる。前回、民主推薦現職の6選を阻んだ堀井氏は冬季五輪銅メダリストという高い知名度に加え、4年間の実績を訴える。赤根氏は登別市議を辞職しての挑戦。鳩山由紀夫前首相の後援会の支援を得て浸透を図る。
 ◇恵庭市(定数1)
田中芳憲 54 自現(1)
柏野大介 31 民新=[国]
 09年12月の補選に続き、自民の田中氏と民主の柏野氏の一騎打ちとなる公算が大。田中氏は市長との連携を強調し、企業・団体を回る。前回は無所属の柏野氏は、党公認で背水の陣に臨む。
 ◇伊達市(定数1)
中山智康 35 民現(1)=[国]
 中山氏のほかに出馬の動きがなく、無投票となる公算が大きい。
 ◇北広島市(定数1)
小岩均 51 民新=[国][大]
野原薫 63 無新=[自]
 民主の沢岡信広氏の引退に伴い、新人同士の一騎打ちに。後継の民主公認の小岩氏は市議長で、旧広島町から18年間の議員経験をアピール。野原氏は、道警勤務時に道議会を担当した経験から即戦力を強調。推薦する自民は16年ぶりの議席奪還を狙う。
 ◇石狩市・石狩管内(定数2)
内海英徳 68 自現(2)
織田展嘉 64 無現(2)=[民][社][大]
 内海氏、織田氏以外に立候補の動きはなく、無投票の公算。
 ◇北斗市(定数1)
長尾信秀 65 民現(2)=[国]
新関一夫 55 自新
河野光彦 70 無元(1)=[大]
 民主の長尾氏は旧大野町議長で、3選を目指す。新関氏は北斗市議から転出し、自民公認で出馬。元職の河野氏は04年に公職選挙法違反(買収、事前運動)の有罪が確定。再び立候補する。=つづく

449チバQ:2011/03/26(土) 11:23:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110324-00000008-mailo-hok
道議選展望:統一地方選/4止 /北海道
毎日新聞 3月24日(木)10時40分配信

 ◇現新三つどもえに−−渡島管内
 ◇30代の若手対決に−−宗谷管内
 ◇渡島管内(定数2)
冨原亮  38 自現(1)
笹田浩  50 民新=[大]
川村主税 40 諸新=[民][国]
 前回より定数1減。現職1人、新人2人の三つどもえの戦いに。自民は現職の冨原氏が地元の七飯町などで支持を固める。民主は現職の岡田俊之氏の後継として八雲町職労出身の笹田氏を公認したほか、川村氏の支持を決めた。08年に死亡した自民道議の川村正氏の次男で、民主、自民票の取り込みを狙う。
 ◇檜山管内(定数1)
福原賢孝  63 民現(2)=[国][大]
佐々木俊司 45 自新
 前回と同じ顔ぶれによる一騎打ちとなりそう。3期目を目指す民主現職の福原氏は元上ノ国町長。前回は接戦の末に当選し、今回も支持固めを急ぐ。自民は候補者選びが難航し、3月上旬に厚沢部町の建設業、佐々木氏を再び擁立した。
 ◇後志管内(定数3)
村田憲俊 61 自現(2)
中村裕之 50 自現(2)
市橋修治 61 民現(1)=[国]
 現職3氏が出馬を表明。ほかに立候補の動きは無く、無投票となる可能性が高い。
 ◇空知管内(定数4)
釣部勲  65 自現(5)
北準一  65 民現(2)=[国]
稲村久男 55 民現(1)
荒当聖吾 44 公新
 現職と新人の4氏が立候補を表明。無投票となる公算が大きい。
 ◇上川管内(定数3)
本間勲  66 自現(4)
竹内英順 51 自現(4)
北口雄幸 54 民現(1)=[社][国][大]
 自民、民主の現職3氏以外に動きはなく、無風の可能性が高い。
 ◇留萌管内(定数1)
工藤敏郎 73 自現(4)
花田茂巳 59 民新=[国]
飯田佳宏 38 諸新
 2回連続の無投票から一転、2新人が現職に挑む。羽幌町を中心に後援会組織を整える工藤氏は5選を目指す。民主は小平忠正衆院議員の秘書だった花田氏を擁立。連合も支援する。飯田氏は「無所属・道民党の会」から出馬する。
 ◇宗谷管内(定数1)
田島央一 33 民現(1)=[国][大]
三好雅  36 自新
 現職道議最年少の民主の田島氏は松木謙公衆院道議員の元秘書。衆院12区で争う武部勤・元自民党幹事長が元秘書の三好氏を擁立した。田島氏は党への逆風の中、実績を強調。三好氏は地盤固めを進める。今回から宗谷管内に編入した幌延町の票の動きも焦点。
 ◇オホーツク管内(定数2)
高橋文明 58 自現(6)
日下太朗 64 民現(3)=[国]
 今回から定数が1減となったが、道議会議長の石井孝一氏が引退。現職2人が立候補予定で、無投票の可能性も。
 ◇胆振管内(定数2)
神戸典臣 71 自現(6)
田村龍治 59 民現(2)=[国]
 現職2人の他に立候補の動きはない。16年ぶりの無投票の公算。
 ◇釧路管内(定数2)
小松茂  53 自現(2)
岡田篤  60 民現(3)=[社][国]
戸羽俊州 43 無新
 12年ぶりの選挙戦に。自民の小松氏は1次産業を基盤に支持拡大を図る。民主の岡田氏は労組票などの基盤固めを進める。無風の公算だったが、無所属の戸羽氏が今月上旬に「有権者に選択肢を与えたい」と立候補表明。
 ◇根室管内(定数1)
中司哲雄  63 自現(2)
浜田真佐子 49 民新
 3期目を目指す自民現職の中司氏に、民主新人の浜田氏が挑む。当初は別の新人が立候補を表明したが、辞退。民主が3月に入って仲野博子衆院議員の実妹で公設秘書だった浜田氏を擁立した。
 ◇日高管内(定数2)
藤沢澄雄 54 自現(2)
金岩武吉 66 無現(2)
馬場修  56 民新=[国]
 現職は地元の牧場主で自民の藤沢氏と、鳩山由紀夫前首相の元秘書で無所属の金岩氏。元道職員で連合日高役員を務める民主新人の馬場氏が労組を背景に再挑戦する。
 ◇十勝管内(定数4)
喜多龍一   59 自現(4)
大谷亨    63 自現(3)
池本柳次   64 民現(3)=[社][国]
佐々木恵美子 61 無現(3)=[民]
 現職4氏が出馬表明。前回に続き無投票となる公算が大きい。=おわり

450チバQ:2011/03/27(日) 12:17:32
http://www.tokachi.co.jp/news/201103/20110326-0008479.php
中川昭一元秘書・帯広市議が酒酔い運転
2011年03月26日 15時15分
 神谷博之帯広市議が26日、酒酔い運転で逮捕され、議会や地元政治関係者に大きな波紋を広げている。自民党帯広支部は26日、神谷議員の党籍除名、公認取り消しを決定、市議会も同日午後に各派の代表者を集めて議員辞職勧告など対応を協議する。これらの動きを踏まえて神谷議員は議員辞職、市議選の立候補を辞退する方向で、後援会も解散した。市議選(4月17日告示、同24日投票)は神谷議員を含めて定数と同じ32人しか立候補を表明しておらず、告示まで3週間に迫った時期に、定数に満たない異常事態を迎えた。

 25日は3月議会の最終日で、各会派は議会終了後に懇親会を開いていた。再選を目指す現職は議会閉会を受け、改選に向けての活動を一斉に始める予定だった。

 神谷議員は1955年、帯広市生まれ。名城大商学部卒。中川昭一元財務・金融相の元秘書で、現在は会社を経営。昨年4月の市議補選で初当選した。健康上の理由で秘書を辞職しており、その後も治療に専念。自身のパンフレットにも「酒は10数年前より嫌いになった」と書いていたことから、飲酒運転の事態に周囲は驚いている。

 後援会は今回の事態を受け、議員辞職と市議選立候補の辞退は避けられないと判断、26日対応を協議し解散を決めた。役員は「社会的に許されない不祥事。組織を存続すること自体が問題。支持者にはおわびして回る」と語った。

 市議会の石井啓裕議長は「ただ驚いている。各議員は緊張感を持って公務に精励してほしい」と話す。市議会は緊急に代表者による会議を招集、事態の収拾に動く構え。神谷議員が所属する隗始会の渡辺和寛会長は「非常に驚いている。遺憾だ。(前夜の懇親会は)午後9時半過ぎに終わり、その後の行動は分からない」としている。

 神谷議員を公認した自民党帯広支部は26日午前11時、支部事務所で緊急三役会を開き、公認取り消し、党籍除名手続きに入ることを決めた。小野寺秀支部長は「まことに遺憾で有権者の方々には大変申し訳ない。政治家としての身の処し方は個人の判断になるが、辞職するのではないか」としている。

 神谷議員の立候補辞退で、市議選の立候補予定者は現時点では31人となり、定数(32)から1足りない状態に。経済界、市民グループ、政党レベルによる候補擁立作業が再び活発化するとみられる。

 半面、現職市議の資質やモラルを問われる今回の不祥事に、選挙関係者は「候補が何人になるかは別として、有権者の市議選に対する関心は低くなるだろう」と話している。

逮捕容疑認める 
 帯広署は26日、帯広市西20、帯広市議会議員の神谷博之容疑者(56)を道交法違反(酒酔い運転)の疑いで現行犯逮捕した。同署によると、同容疑者は呼気検査に素直に応じ、「酒を飲んで運転したのは間違いありません」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、同日午前0時35分ごろ、同市西18南4の市道で、酒に酔った状態で乗用車を運転した疑い。

 同署によると、約10分前に同市西9南14付近の通行人から「蛇行運転している車がある」と110番通報があり、警戒していた署員が、止まったり発進したりを繰り返す不審な車を発見。停車させて運転していた同容疑者を調べたところ、真っすぐ歩けない状態で、検査では基準値(呼気1リットル当たり0.15ミリグラム)の3倍のアルコールが検出されたという。

 同署は同容疑者が同市内の飲食店数軒で飲酒した後、帰宅する途中だったとみて、飲んだ場所や量、同席者の有無などを調べている。

451チバQ:2011/03/28(月) 22:42:00
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001103280003
札幌市長選 2氏の争い 民・自対決
2011年03月28日


■民・自対決の構図に


 札幌市長選が27日、告示された。現職で民主党などが推薦する上田文雄氏(62)と、元総務省自治大学校研究部長で自民党推薦の本間奈々氏(41)が立候補を届け出て、民主・自民対決の構図となった。財政再建やごみ減量化など、2期8年の実績を強調する上田氏に、公共投資を増やして札幌の経済活性化を説く本間氏が挑む。公明党や経済界は、自主投票を決めている。投票日は4月10日で、即日開票される。


   ◇


 上田氏は午前9時10分ごろ、札幌市中央区の時計台前で第一声を上げた。


 支援者や民主党の国会議員らが拍手を送る中で、上田氏が姿を見せた。財政再建やごみ減量化、敬老パス廃止などの2期8年の実績を強調した。「公共事業で街を活性化する時代は終わった」と本間氏との路線の違いを示した。幅広い支持獲得を意識してか、民主党の国会議員らの演説はなかった。


 第一声後、上田氏は東日本大震災の被災者への配慮から、選挙カーでの活動は自粛。拡声機を持って市中心部を歩き回り、JR札幌駅やデパート前などで演説を展開。さらに、狸小路商店街や地下歩行空間を練り歩き、市民に直接支持を訴えた。上田氏は「この選挙は8年間の評価を受ける選挙」と話した。


 一方、本間氏は午前9時20ごろ、JR札幌駅南口で第一声を行った。支援者らに見守られながら、本間氏は「札幌と道もねじれが問題」と指摘し、「知事としっかりスクラムを組んで札幌再生、北海道再生を目指す」との決意を述べた。知事選に立候補している高橋はるみ知事も応援に駆けつけ、「2人のコンビで強い札幌、強い北海道を作る戦いが始まる」とエールを送った。


 また、自民党の町村信孝・衆院議員も「本間候補は停滞した札幌市政をチェンジしようと、4カ月前に立候補表明をした。ぜひ逆転勝ちを、皆さんの力で実現しようじゃありませんか」と聴衆に呼びかけた。本間氏はその後、高橋知事や長谷川岳・参院議員らと一緒に市中心部を歩き、通行人らに支持を呼びかけた。

452チバQ:2011/03/30(水) 20:04:26
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20110329ddlk01010206000c.html
2011統一地方選・北海道:大物の応援減少 震災影響、野党系候補ら落胆 /北海道
 東日本大震災の影響で、知事選や札幌市長選の応援演説に駆け付ける大物国会議員が大幅に減少している。与野党ともに震災対応に追われているためで、大物と連動して顔を売り込みたかった野党系の候補からはため息が漏れる。一方、低迷する内閣支持率の影響を懸念していた民主系の候補からは、これを機にさらに党派色を薄めようとする思惑も見え隠れする。【和田浩幸、岸川弘明、佐藤心哉、中川紗矢子】

 3選を目指す現職の高橋はるみ氏(57)=自民、公明道本部推薦=の陣営では、告示前に自民党の大島理森副総裁らの道内入りを予定していたが、震災の影響でキャンセル。告示以降の応援予定は増田寛也元総務相だけだ。前回は中川秀直幹事長(当時)や太田昭宏・公明党代表(同)などの大物が続々と駆け付けていただけに、陣営幹部は「選挙が盛り上がらないのは残念」と話す。

 札幌市長選候補の元総務省自治大学校部長の本間奈々氏(41)=自民推薦=にとって、大物の応援キャンセルはさらに痛手だ。陣営幹部は「このご時世だから仕方がない」とあきらめた上で、「高橋氏としっかりスクラムを組みたい」と強調。現職知事の人気に全面的にあやかる考えだ。

 知事選に立候補した共産党道常任委員の宮内聡氏(48)=共産推薦=の陣営は、4月4日に共産党の市田忠義・書記局長を招く。しかし、志位和夫委員長の震災後の来道は実現できそうになく、陣営幹部は「委員長が来るのと来ないのとでは有権者へのインパクトが違う」と肩を落とす。

 一方、知事選に立候補した元農林水産省政策課企画官の木村俊昭氏(50)=民主、社民、国民新推薦=と、札幌市長選に出馬した現職の上田文雄氏(62)=民主、社民、国民新、市民ネット推薦=の民主系両陣営にも、現役閣僚や党幹部の応援予定はない。

 民主党道連幹部は「震災の対応でそれどころではない」と話すが、両陣営とも民主政権の支持率低迷を懸念し、震災前から党派色を薄める方針だった。上田氏陣営の幹部は「(応援に来てもらうと)民主への反感が市長に向かうこともあると思う」と語っていた。

 知事選には前道議会副議長の鰹谷忠氏(60)も出馬しているが、政党の支援を受けずに選挙運動を進めており、影響は出ていない。

453チバQ:2011/03/30(水) 20:07:27
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110328ddr041010003000c.html
挙:札幌市長選 上田氏、民主色薄め 本間氏、自民丸抱え−−告示
 ◇政党と距離、対照的
 27日に告示された札幌市長選は前回(07年)と同様、民主系現職に自民系新人が挑む構図となったが、政党との距離は対照的だ。現職の上田文雄氏(62)=民主、社民、国民新、市民ネット推薦=はこの日、民主党議員との連動はなく、「市民党」を演出。新人の本間奈々氏(41)=自民推薦=陣営は自民党の国会議員や北海道議、札幌市議を動員した「党丸抱え」の選挙戦を展開した。

 午前8時40分、上田氏の第一声を聞こうと札幌市時計台前に集まった約100人の聴衆の中には、民主党の衆院議員や道議、市議の姿もあった。しかし、マイクを握ったのは司会を務めた徳永エリ参院議員のみ。応援演説は後援会関係者や、民主など推薦の知事候補の木村俊昭氏(50)が行い、議員は静かに見守るだけだった。

 一方、午前9時すぎからJR札幌駅南口前で行われた本間氏の第一声で、応援演説の口火を切ったのは選対本部長を務める町村信孝元官房長官。続いて武部勤元自民党幹事長ら北海道選出の国会議員5人がマイクを握り、民主と上田市政批判を繰り返した。自民など推薦の高橋はるみ知事も駆け付けた。

 第一声の後の活動も違いが際立った。上田氏は中心部の地下歩行空間やJR札幌駅前、狸小路商店街などを歩き、市民との直接対話に力を入れた。本間氏は主に選挙カーで、自民道議、市議の事務所を回り、支持者らに支援を呼び掛けた。

 上田氏陣営には支持率が低下する民主色を打ち出すことに懸念があり、連合後援会の有馬清喜事務局長は「あくまで市民が主役の選挙戦を展開したい」と強調した。一方、自民は市長選を次期衆院選に向けた支持基盤固めととらえており、自民党道連の伊東良孝会長は「札幌は衆院小選挙区の1区から5区までがある重要な都市。市長選に勝って勢いをつけたい」と語った。【鈴木勝一、中川紗矢子】

454名無しさん:2011/04/03(日) 16:06:31
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2011/04/03/20110403m_03.html
■ 室蘭市長選の争点に長粼屋中央店閉店問題が浮上
【2011年4月3日(日)朝刊】

 来年1月末の閉店予定が明らかになった長粼屋室蘭中央店問題が、室蘭市長選の争点に浮上する情勢だ。立候補を予定している2氏ともに大きな関心を寄せ、マチづくりと商業振興の観点で、今後の対応などを市民に訴えていく。






 市長選に立候補を表明している青山剛氏、佐藤博氏(順不同)とも「行政として対応するためには、状況や背景の把握が必要」という考えで一致する。

 青山氏は「中央店は食品や衣料品を幅広く取り扱うだけでなく、地域のコミュニティーの場になっている。撤退なら、マチづくりに大きな影響を与える。行政として対応を模索したい」と強調する。

 佐藤氏は「赤字が膨らんで閉店するのではない。違う理由があるのは明白。存続はお願いするが、背景をしっかり把握する必要がある。建物所有者と(連結親会社の)ドン・キホーテに赴き、直接説明を受けたい」という。

 今後の対応について、青山氏は「蘭西地区の商業関係者の力を借り、マチ全体の問題として、商業振興につながる施策をしっかり進めたい」と室蘭市の全体像を見据えた策を検討する構え。

 佐藤氏は「商業構造に大きな影響を与えるのは必至だが、現段階で言及するのは適切ではない。なぜなら閉店理由が分からない。状況把握が第一だ」と、段階的な具体の対応を目指す。

 昨年1月の北海道丸井今井室蘭店閉店に続く大型店の撤退問題。丸井今井室蘭店では「存続から再活用」に転換した結果、ヤマダ電機(本社群馬県高崎市)の進出につながっただけに、次期市長のさい配が注目される。
(松岡秀宜)

455チバQ:2011/04/07(木) 23:25:04
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104010002
《北海道の課題》防災 津波対応自治体で差
2011年04月01日


津波が押し寄せ、海水であふれる釧路川周辺=3月11日、釧路市、古源盛一撮影

■道の目配り重要


 東日本大震災を引き起こした3月11日の巨大地震。道内の太平洋沿岸には大津波警報が出された。高さは最大で5メートルを超えたことも分かってきたが、結果的に、道内では大きな人的被害には至らなかった。


 しかし、津波警報などの発令とともに、太平洋沿岸の自治体が一斉に動くという過去に例のない事態だっただけに、自治体間に「ばらつき」があった。


 避難所に逃げた人の割合を示す避難率は、道のまとめでは、94%の豊頃町をトップに、2%の苫小牧市まで様々だった。


 避難勧告の出し方も、自治体によって違った。「警報発令と同時に首長が避難勧告を出す」と防災計画で明記し、それに沿った自治体。勧告発令の具体的な基準はなく、予測された津波の高さから住宅などへの被害が出ることを独自に判断して発令した自治体……。


■安心安全に「格差」


 離島も含め、道内には沿岸域を持つ市町村が81ある。道によると、2009年度末時点で、津波に対する避難勧告を出す基準を「策定済み」としたのは52市町村だった。


 津波による浸水被害を予測する「津波ハザードマップ」は、昨年10月時点で41市町村が作成。自治体がハザードマップをつくる際に参考にする「津波浸水予測図」は、道が沿岸域ごとにつくる。中でも、太平洋沿岸の予測図は最優先とされ、07年度末までに完成した。だが、太平洋沿岸域では42%にあたる16市町村がハザードマップ未作成だった。


 「自分の身の安全は自らが守るのが基本であるとの自覚をもつ」「災害時には自らの身の安全を守るよう行動することが重要」。道の地域防災計画には、災害に対する道民の心構えがこう書かれている。


 こうした住民の「自覚」と「行動」に直接かかわるのは市町村だ。住民の防災意識を高め、通信網や避難所を整備する。日頃から、ハザードマップで浸水域や避難所の位置を知らせる。いざというときには、首長が避難を勧告する。


 今回の津波をめぐり、自治体の足並みはそろわなかった。広い北海道では、自治体ごとに想定される地震も、浸水域や高さも違う。自治体の意識や対策に違いも出てくる。だが、同じ道内にあって、安心・安全の「格差」を、少しでも埋めていくことは必要だ。


■想定地震、積み増し


 専門家らでつくる北海道防災会議の地震専門委員会は3月23日、道内に影響があり、備えるべき想定地震を、現在の6から31へと増やすことを決めた。今後、地震による人的被害などを想定する作業に入る。内陸の活断層も含まれ、沿岸域以外のより多くの市町村が地震の対応を求められる。


 高橋はるみ知事は30日の道議会で、「(今回の津波は)国の想定を超えたから、国の防災基本計画が見直されると考える。国の検討をふまえながらハザードマップや住民避難を検証し、必要な対策に早急に取り組む」と答弁した。そこには、大震災を踏まえ、北海道の防災を自らが引っ張っていくというメッセージは感じられなかった。


 被害想定などの情報を自治体に提供することは、道の重要な役割だが、それだけではない。防災の「落ちこぼれ」をつくらないために、自治体への目配りや指導は欠かせない。
(小林舞子)


   ◇


 統一地方選では、北海道が抱える政策課題への「処方箋(せん)」も問われている。そのあり方を考えるとともに、道内各地の現状を報告する。

456チバQ:2011/04/07(木) 23:25:31
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104030001
《北海道の課題》TPP
2011年04月03日


北海道農協中央会が入るビルの前には、TPP反対の看板が掲げられている=札幌市中央区

■若手農家、未来像探る
■TPP「政治家、賛否明確に」


 道内の若手農家らでつくる「REFARM(リファーム)北海道」が2月末、札幌市内で設立1周年の記念イベントを開いた。参加者は約90人。農家や青果店主ら多彩な顔ぶれがそろった。


 イベントの後半に始まったテーマ別の討議。後継者問題や地域活性化など、農業に関係する8テーマから、参加者が自由に選び、班に分かれた。


 環太平洋経済連携協定(TPP)もテーマの一つ。他のテーマには次々と人が集まるなか、メンバーがなかなかそろわない。


 「ほかに席が空いてなくて」「話が難しそう」。集まったのは男性10人ほど。


 「農協の理事もやっているので立場上は反対」「北海道を世界に発信できるチャンス」。約1時間半の議論で、様々な意見が出た。


■「品質で勝負可能」


 美瑛町の農家村上寿裕さん(33)は、積極的に反対意見を述べた一人だ。昨年10月、TPPをめぐる前原誠司外相(当時)の発言を知り、愕然(がくぜん)としたという。


 「農業などの1次産業はGDP(国内総生産)の1・5%。それを守るために残りの98・5%のかなりの部分が犠牲になっている」――。発言要旨はこうだ。


 「農業は日本経済のお荷物か。『農業VS.輸出産業』の単純な構図が強調されすぎだ」と疑問を感じる。


 大学院で学び、体育教師の免許も取得したが、3年前に農家を継いだ。食べた人の「おいしい」の一言にやりがいを感じるからだ。


 「関税撤廃で安い海外産が入っても、うちは品質で勝負できる」。親子で作る野菜には、自信がある。


 父親は有機栽培歴が30年以上のベテランだ。JAS法の「有機農産物」にも認定され、農協以外の販路も独自に持っている。


 それでも反対するのは、「TPPで価格競争にさらされれば、多くの農家が追いつめられる」との心配からだ。


 道の試算では、TPPの北海道への影響は「2兆1254億円」で、農家「3万3千戸」の経営が行き詰まる。村上さんは「美瑛のように農業で成り立つ町は、つぶれてしまう」と不安を募らせる。


■「酪農は影響深刻」


 一方、美唄市のアスパラ農家内山裕史さん(34)は、反対一辺倒の論調には同調できない。REFARM北海道の世話人の一人で、2月のイベントも中心となって企画した。


 毎年、海外産のアスパラを買って家族で食べる。その度に「この味なら絶対負けない」と確信する。


 政府がTPP構想を表明したのは昨年秋。「拙速」との批判は根強い。


 だが、内山さんは冷静だ。1986年に始まったガットのウルグアイ・ラウンド交渉を引き合いに「貿易自由化は前から議論されてきたし、避けらない問題。農家が考え、備える時間は十分にあった」。


 TPPを調べるほどに「特に酪農の影響は深刻。一言で賛否を語れるほど単純な問題じゃない」と思う。だからこそ、「賛否が分かれて当然。農家一人ひとりが考え、自分の意思を持つことが大事」と強く感じる。


 「TPPの行方を最後に決めるのは政治。政治家こそ賛否をあいまいにせず、自分の考えを出してほしい」。村上さんと内山さんの意見だ。


(諸星晃一)

457チバQ:2011/04/07(木) 23:25:58
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104050001
《北海道の課題》病院再編構想 進まず
2011年04月05日


■地域医療 水準の低下を懸念


 公立・私立を問わず、道内30区域で医療機関の役割分担を決め、規模の縮小や統廃合も含めた再編を進める――。道が主導したこんな計画が事実上、暗礁に乗り上げている。


 2008年春に策定された「自治体病院等広域化・連携構想」。道は、各区域で「検討会議」を立ち上げてもらい、この構想をたたき台に具体策を話し合ってもらうことにした。


 それから3年。再編も統廃合も、目に見えては進んでいない。


■診療所化に否定的


 道によると、検討会議は道内全域で発足。5地域が結論をまとめた報告書を作成した。そのうちの一つが南渡島地域。函館市、北斗市、木古内町、知内町、福島町、松前町、七飯町、鹿部町、森町、奥尻町の10市町だ。


 検討会議の初会合は08年8月。道の構想では、松前町立松前病院と森町国民健康保険(国保)病院、奥尻町国保病院の3病院が「診療所化を含めて規模の適正化について検討する必要がある」と指摘された。病院から診療所への「格下げ」を促された形だ。


 これに対し、検討会議は09年3月、構想への回答とも言える報告書を出した。内容は「当面、現行の診療体制を維持する」というもの。検討会議の会長を務めた伊藤丈雄・函館市医師会長は、理由を説明する。「診療所になると、夜間の救急対応ができなくなり、住民の不安が増す」


■目標は効率的運営


 道の構想策定の背景には、道内の地域医療をめぐる厳しい状況があった。一つが公立病院の財政悪化。もう一つが地域での医師不足だ。市町村立病院が08年3月末で計295億円の不良債務を抱える一方、同年12月の人口10万人あたりの医師数は、札幌の275・0人に対し、根室91・2人、宗谷96・0人だった。


 このままでは道内の地域医療は守れない。しかし、医師を増やしたり、公立病院にお金をつぎ込んだりする余裕はない。そこで道は、地域ごとの拠点病院に医師らを集め、その他の病院は規模を縮小して効率的な運営を図るという構想を編み出した。


 だが、構想に従えば、住む所によって受けられる医療の水準に差がつきかねない。公立病院を運営する自治体の首長も、自分の自治体の医療水準低下には賛成できない――。こんな不安・懸念が各地に広がり、構想は「絵に描いたモチ」(道南の病院長)となっている。


 高橋はるみ知事は昨年11月末の道議会で、構想について「道と市町村が一体となって協議するとともに、スピード感をもって進展するよう努める」と述べた。自ら構想推進のエンジン役となる意欲を示した発言だ。ただ、道は「構想を強制するものではない」という立場をとってきた。


 構想策定に携わった公立芽室病院(芽室町)の宮本光明・名誉院長は「道庁内に専門性と権限・財源を持ったプロジェクトチームを立ち上げないと、いつまでも事態は動かない」と指摘する。
(若松聡)

458チバQ:2011/04/07(木) 23:26:27
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104060001
《北海道の課題》高校統廃合 悩む自治体
2011年04月06日


来年4月から「市立」としてスタートする三笠高校=3月、三笠市若草町

■閉校 悩む地元自治体 自力存続に財源の壁


 この春、道内では過去10年間で最多の九つの公立高校が学舎(まなびや)を閉じた。公立高校の数は2001年の271校から今年は237校に減った。道教育委員会の高校配置計画による閉校が、まちづくりに影響を与えかねないと懸念する自治体。一方、独自に学校の生き残りを図る自治体も出てきた。


■企業誘致に影響も


 木古内町役場近くの交差点。「ファイト!内高!!」の赤い文字が目立つ看板がある。町内唯一の高校、木古内高校は、3年生15人が来春に卒業すると、61年の歴史に幕を閉じる。


 看板は、閉校の話が浮上した約4年前、同校同窓会が立てた。「子どもには夢を持ってほしい。在校生がいる限りは支えていきたい」。OBで木古内商工会会長木元護さん(73)はこう話す。


 函館まで普通列車で約1時間。木古内の中学生は卒業すると多くが函館の高校に進学する。木古内高校に進むのは3〜4割程度。道教委の高校配置計画で、10年度募集停止、12年度閉校が打ち出された。


 町では当初、町立化を検討した。光熱費や学校運営費を試算。10年度から18年度までの9年間の累計は2億4千万円、年平均2670万円とはじき出した。


 だが「町が負担できる数字ではなかった」と同校OBでもある大森伊佐緒町長(57)は振り返る。財政健全化を目指す同町では、19年度までに約10億円を積み立てる計画がある。高校運営のための新たな財源を見いだすのは難しい。断念せざるを得なかった。


 町には15年度、北海道新幹線が通る。木古内高校そばのJR木古内駅前では、周辺整備の計画が動き始めている。


 町では新幹線開通を機に、企業誘致にも取り組む姿勢をみせている。ただその際、学校の存在は企業側へのアピールにもなる。「せめて開通するまで待てなかったのか」。大森町長は残念がる。


■市立化し存続決定


 一方、閉校が計画されながら、「市立化」で存続を決めた高校もある。


 三笠市の三笠高校。ピーク時の1966年には全校で約1500人いたが、07年から3年間の入学者は30人、17人、16人と減り続けた。道教委は10年度の募集停止、12年3月の閉校を決定。市は道教委や道議会に存続を要望したが、決定が覆ることはなかった。


 そこで市が選択したのは「道が残さないなら、市がやろう」(冨樫繁樹教育長)だった。


 高校がなくなった場合、税収など収入は年1600万円減少。一方、存続すると、市内経済への効果は年9千万円程度見込め、事務員や管理人など新たな雇用創出にもなると試算した。


 特色を出すため、食のスペシャリストを目指す「食物調理科」を作る。授業料は無償で、卒業と同時に調理師免許が取得できるようにする。生徒は全道から募集し、使われていない病院施設を改築して寮にする。


 現校舎の家庭科室の調理台などを約6千万円かけて改装。寮の整備費などと合わせると初期投資は1億2千万円かかる。


 道教委の計画で閉校が決まった道立高校が、市町村立化で存続した例はこれまでない。開校は来年4月。定員40人がどれだけ集まるかにかかっている。


 市企画振興課の小田弘幸課長はこう話す。「このままいったら過疎地域は縮小するだけ。何かやらなければその流れは止められない。(市立化は)地方の一つの挑戦かもしれません」
(芳垣文子)

459チバQ:2011/04/07(木) 23:26:53
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104070001
《北海道の課題》戸別補償
2011年04月07日


国の交付金の明細に見入る農家の男性=新篠津村

■米価下落 制度に不信
■「正直者が損」 反発も


 民主党がコメ農家に限って戸別所得補償制度を導入して1年が経過した。


 「米価は大幅に下落したが、何とか前年並みの所得を維持できた」。新篠津村のコメ農家の男性は、国から送られてきた交付金の明細を見ながら、胸をなで下ろす。しかし、「この先が安心とは限らない」。村内には、米作をやめて野菜の栽培に切り替えた農家もいるという。


 この制度は、制度に参加した農家に対し、コメの生産コストと市場での販売価格の差額分を支給するというものだ。他の作物への転作助成金も、米粉用や飼料用の新規需要米と呼ばれるコメで10アールあたり8万円、麦や大豆で3万5千円などと定められた。交付金を受ける代わりに、参加農家は国の設定した生産数量目標に従わなければならない。


■民主の思惑外れる


 民主党は当初、全国の農家が参加して生産調整できれば過剰生産を抑え、米価を維持できると説明した。道内のコメ農家2万7661戸のうち、99・7%の2万7577戸が制度への参加を決めた。


 しかし、民主党の思惑通りには進まなかった。


 昨年10月時点の全銘柄平均の米価は前年同時期比で15%下落。北海道米の銘柄では「きらら397」が16%減、「ななつぼし」も16%下落した。国も米価の暴落を受け、市場からコメを買い上げ、価格維持策の実施を余儀なくされた。


 米価が下落した原因として、道はコメの過剰生産で需給バランスが崩れたことを挙げている。首都圏周辺の農家を中心に制度に参加しなかった農家が多いといい、「大多数の農家が参加して初めて生産調整が可能となるが、そうはならなかった」と背景を説明する。


 さらに農協関係者は、制度そのものが、米価下落の一因となったとも指摘する。「市場価格が下がっても農家は最終的には税金で補助される。市場関係者からは米価が下がっても農家は困らず、価格が下がり気味になったとの声もある」と言う。


■削減面積 全国最大


 政府は2月、今年度の全国のコメの生産目標数量を公表した。米価の大幅下落を受け、北海道には、前年比3800ヘクタール(3・4%)減の10万9190ヘクタールの作付面積が割り当てられた。全国では最大の削減面積だ。農家からは「制度がうまくいかないしわ寄せを北海道が受けている。生産調整に応じた正直者がバカを見る制度」との反発もある。


 道内のコメ農家に交付された助成金は、一昨年度は420億9千万円。それが戸別所得補償制度の導入によって、昨年度は763億8800万円に急増した。JA北海道中央会の担当者も「今年の米価が下落すると、来年度はさらに多額の予算が必要になる。続けられるのだろうか」と不信感をのぞかせる。


 戸別所得補償制度は今年度から本格実施され、コメに加え畑作でも始まる。


(古賀大己)


=おわり

460チバQ:2011/04/08(金) 21:50:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110403-00000061-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:激戦区から/1 道議選 /北海道
毎日新聞 4月3日(日)11時28分配信

 ◇共産の復活なるか−−札幌市東区
 ◇市民ネ加わり混戦−−札幌市北区
 「前回の悔し涙から4年がたった。(福島第1原発事故で)北電泊原発も人ごとではなくなった。何としても道民の命を守る共産議席を取り戻したい」。道議選札幌市東区(定数4)に立候補を届け出た1日朝、共産の金倉昌俊氏は選対の出陣式で、支援者ら約30人にリベンジを誓った。
 6期連続当選した医師の大橋晃氏の後継として初出馬した前回(07年)は441票差で落選した。東区の共産の基礎票は1万数千票。金倉氏の課題は、2万票以上を獲得していた大橋氏の根強い個人票を受け継ぐことだ。大橋氏とともに支援者を回り、大橋氏の紹介で、医師会など保守層の切り崩しも狙う。
 東区の立候補者は前回と同じ顔ぶれ。危機感を強めるのは、前回最下位当選だった民主の久保雅司氏。以前は公明の支援を受けていたが、公明が包国嘉介氏を擁立したことで得票を減らした。北電労組の組織内候補で、原発事故も追い打ちをかける。「北電も(原発事故を起こした東京電力と)一緒だ。原発を止めてくれ」。陣営には有権者から厳しい声が寄せられる。陣営幹部は「原発の安全対策強化を訴えたい」と語る。
 選挙戦を左右するのは浮動票の行方だ。前回は、民主への追い風でトップ当選した星野高志氏の陣営は「逆風もあり、前回の票が音を立ててはがれていく」と漏らす。包国氏が当選圏に入るには、公明の基礎票約1万6000票に、数千票の上積みが必要。自民の大崎誠子氏も、知事選に立候補した高橋はるみ氏と連動して、浮動票を手繰り寄せたい考えだ。
  ■  ■
 8人が乱立する道議選札幌市北区(定数4)。震災の影響で低投票率も予想される中、強固な地盤を持つ自民の道見重信氏と創価学会の組織票に支えられる公明の佐藤英道氏が着実に支持層をまとめる。ある陣営では「残り2議席は団子状態。誰が落ちてもおかしくはない」とみる。
 「(自民)2議席確保のため、なりふり構っていられない」。先月28日夜、札幌市北区のJR拓北駅近くの公民館。吉川貴盛・前衆院議員は道議選初挑戦の長男、隆雅氏の集会で、「(長男が)働く場を皆さんの力で与えていただきたい」と支援を求めた。
 隆雅氏は引退する道議会・自民会派会長の見延順章氏の後継。自民党道連関係者は「次の衆院選に父親(吉川氏)が出馬するには息子の当選が条件になる」といい、吉川氏は自身の後援会をフル稼働させる。
 2議席を目指す民主の蝦名清悦氏と向井昭彦氏の両陣営にとっては、今回初めて公認候補を擁立した市民ネットの動向が気がかり。佐藤典子氏は前回札幌市議選の北区で1万2316票を獲得。原発事故に関心が高まる中、「脱原発」を訴えてきた市民ネットの存在感は増している。特に北教組出身の蝦名氏の陣営は労組部隊の動きが鈍い。民主と支持層が重なる市民ネットに票が流れることになれば、民主公認の候補同士が議席を争う可能性もある。
 岡千陽氏も8年ぶりの共産議席復活へ、道政の変革を訴える。【和田浩幸、岸川弘明】
  ×  ×
 各地で激戦を繰り広げる統一地方選の道議選、札幌市議選。自民と民主が第1会派の座を争い、公明、共産などは勢力拡大を目指す。選挙区の現場から報告する。
………………………………………………………………………………………………………
 ◆札幌市東区(定数4)
包国嘉介 45 公現(1)
星野高志 59 民現(4)
金倉昌俊 36 共新
大崎誠子 54 自現(2)
久保雅司 54 民現(3)
 ◆札幌市北区(定数4)
吉川隆雅 34 自新
向井昭彦 46 民新
佐藤典子 55 ネ新
道見重信 65 自現(1)
谷口信司 38 無新
岡千陽  47 共新
蝦名清悦 59 民現(3)
佐藤英道 50 公現(4)

4月3日朝刊

461チバQ:2011/04/08(金) 21:51:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000014-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:激戦区から/2 道議選 /北海道
毎日新聞 4月5日(火)11時3分配信

 ◇みんな擁立で守りに−−旭川市
 ◇危機感募らせる民主−−函館市
 道議選旭川市区(定数6)に出馬した菅原範明氏が4日に同市内のホテルで開いた演説会。みんなの党の江田憲司幹事長が駆けつけ、既成政党批判を繰り返した。
 返り咲きを狙う菅原氏は自民党を離党し、みんなに入党。みんなからの出馬を表明していた前市議の安住太伸氏との一本化も果たした。そのしこりは残るものの、「当選しなければ終わり」(陣営幹部)と背水の陣で、みんな初の道議に向けて攻勢をかける。
 旭川市区はこれまで各党がしのぎを削ってきた。みんなの候補擁立に加え、東日本大震災の影響で選挙戦の自粛ムードも広がり、各党は組織や支持基盤固めなどの守りの選挙戦を強いられている。
 自民の加藤礼一氏、東国幹氏の両氏は企業回りやミニ集会、個人演説会に専念する。「ドブ板選挙の徹底しかない」と加藤氏。東氏は各地域でのミニ決起集会で「一番若い候補」とアピールする。
 民主党の三井あき子と木村峰行の両氏は知事候補と連動しながら、こまめに街頭演説や個人演説会をこなす。特に危機感を募らせるのは前回(07年)、得票を減らした三井氏の陣営。今回は推薦から公認に変え、民主支持の労組票の上積みを目指す。
 吉井透氏は公明党の強固な組織票に支えられるが、課題は唯一の新人ゆえの知名度不足。陣営は選挙カー自粛を決めたが、「選挙を盛り上げる効果はあるだけに痛い」と苦渋をにじませる。
 共産党の真下紀子氏の陣営は「(選挙運動の自粛は)政策を訴える場を奪う」とし、従来通り街頭での訴えを重視。脱原発の推進など訴える。
  ■  ■
 「本当に厳しい選挙です。被災地の復興のためにも勝ち抜かせてください」。道議選函館市区(定数6)に立候補した平出陽子氏は3月末の決起集会で、声を振り絞って訴えた。震災翌日から防災服で函館朝市や漁港などを巡り、告示後も防災服で遊説を続ける。
 過去2回、3議席を維持してきた民主だが、今回は政権批判の逆風を浴び、危機感を募らせる。平出氏が北教組、斉藤博氏がNTT労組、高橋亨氏は市職労と出身の労組票に加え、民主系の市議選候補者との連動ですみ分けを図る構えだが、身内同士の争いになりかねない状況だ。
 自民の公認は川尻秀之氏と佐々木俊雄氏。6選を目指す川尻氏は経済団体や水産業界の支援で上位当選を続けているが「今回だけは読めない」(選対幹部)。前回、最下位で滑り込んだ佐々木氏も道職員経験を前面に出し、知事選との連動で票固めを急ぐ。
 公明は市議だった志賀谷隆氏を擁立。強固な支持基盤で初当選を目指す。前回、議席を失った共産は古岡友弥氏が議席の奪還を狙う。「(青森県)大間原発の建設を中止し、函館の防災計画に全力を挙げる」と訴える。
 みんなは三遊亭洋楽氏を擁立。選挙事務所を置かないユニークな戦いを展開。大日向豊吉氏は「北海道新幹線の函館駅乗り入れ」に絞って支持拡大を図る。【横田信行、近藤卓資】=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◆旭川市(定数6)
三井あき子 49 民現(3)
真下紀子  54 共現(2)
吉井透   51 公新
加藤礼一  57 自現(4)
木村峰行  61 民現(3)
菅原範明  55 み元(1)
東国幹   43 自現(2)
 ◆函館市(定数6)
古岡友弥  34 共新
高橋亨   57 民現(2)
大日向豊吉 61 無新
平出陽子  62 民現(5)
川尻秀之  65 自現(5)
佐々木俊雄 60 自現(1)
斉藤博   59 民現(3)
志賀谷隆  57 公新
三遊亭洋楽 52 み新

4月5日朝刊

462チバQ:2011/04/08(金) 21:51:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000130-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:激戦区から/3 道議選 /北海道
毎日新聞 4月6日(水)12時20分配信

 ◇自民と大地争い激烈−−釧路市
 ◇民主党内に深い亀裂−−北見市
 「山崎晃の戦いは新党大地の戦いであり、鈴木宗男の戦いだ」。4日夜、釧路市内のホテルで開かれた無所属の山崎晃氏の激励会。同党代表代行の浅野貴博衆院議員は、支持者ら約800人を前にきっぱりと宣言した。
 道議選釧路市区(定数4)は、現職3人と新人3人が立候補。全陣営が「だれが当選してもおかしくない」と口をそろえる。特に、前回(07年)は自民党現職だった蝦名大也・釧路市長の「空席」をめぐる保守系3人の争いは激烈だ。
 自民は現職の小畑保則氏と新人の笠井龍司氏で「2議席維持」を目指すが、支持基盤が一部重なり、新たな票の掘り起こしが必要。大地は山崎氏を「蝦名後継」として推薦。鈴木氏が服役中の今、党勢の命運を懸ける。
 山崎氏の陣営は、民主党との協力関係を当初模索したが、大地が知事候補の木村俊昭氏の推薦を撤回して以降、不透明感が漂う。民主も政権への逆風を受け、橋本豊行氏の再選に総力を集中せざるを得ない状況だ。
 一方、戸田芳美氏の3選を狙う公明党は、支持基盤を固める一方、前回衆院選で伊東良孝氏の勝利を実現させた自民との協力関係にも期待する。共産党の松永俊雄氏は、民主や自民に失望した有権者の「受け皿」をアピール。初の議席獲得を目指す。
 さらに、かつて鈴木氏の秘書を務めた蝦名市長の動向も焦点。告示の1日朝には、山崎氏の出陣式前に選対事務所を訪れ「山崎さん1人だけを応援して選挙活動をしていきたい」とあいさつした。だが、「市長という立場上、選挙では動けない」(自民陣営幹部)との声も出ている。
  ■  ■
 「道議は、長く北見に住む鳥越さんに」。民主の松木謙公衆院議員(道12区)は2日、北見市内で、道議選北見市区(定数2)の鳥越良孝氏の応援のためマイクを握り、声を張り上げた。
 鳥越氏は鈴木氏の元秘書。鈴木氏の支援を受けて09年の衆院選で当選した松木氏は民主党道連に掛け合い、鳥越氏の推薦を取り付けた。一方、長南幸子氏を担ぎ出した党北見支部は「衆院選での恩をあだで返すのか」と松木氏に怒りをぶつける。連合北見の幹部は「次期衆院選で労働界は松木氏を支援しない」と言い切る。
 長く衆院議員秘書を務めてきた長南氏は昨年7月の参院選後に北見に移住。政策通をアピールするが、「知名度不足」と陣営は焦りを隠さない。連合北見は「市議選との連動ではないだけに、組織の広がりが今ひとつ」と気を引き締め、労組票の取りまとめに力を注ぐ。
 鳥越氏の出馬に神経をとがらせるのは長南氏の陣営だけではない。自民の船橋利実氏後援会の一部は鳥越氏を市議時代に支援していた。船橋氏の陣営幹部は鳥越氏に対し「近親憎悪に近い。一票一票、つぶしをかける」と語気を強め、支持基盤固めに懸命だ。【山田泰雄、渡部宏人】=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◆釧路市(定数4)
山崎晃  56 無新
松永俊雄 62 共新
橋本豊行 57 民現(1)
小畑保則 62 自現(2)
戸田芳美 61 公現(2)
笠井龍司 45 自新
 ◆北見市(定数2)
鳥越良孝 54 無新
船橋利実 50 自現(4)
長南幸子 53 民新

4月6日朝刊

463チバQ:2011/04/08(金) 21:51:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000009-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:激戦区から/4 道議選 /北海道
毎日新聞 4月7日(木)10時37分配信

 ◇北方領土では対照的−−根室市
 ◇浮動票取り込みカギ−−北広島市
 自民現職で再選を目指す松浦宗信氏に、無所属の元市議長、遠藤輝宣氏が挑む根室市区(定数1)。北方領土問題という特別な課題を抱えるが、アプローチの手法は対照的だ。
 「今ロシアは4。日本はゼロ。まず(歯舞、色丹の)二つ。それから、国後、択捉を協議して平和条約を結ぶ現実的返還論を目指すべきだ」。新党大地根室支部長も務める遠藤氏は5日の総決起集会で、2島先行返還論を訴えた。
 段階的返還論を持論とする同党の鈴木宗男代表の意をくんだ形。さらに、人的な交流が中心のビザなし交流をステップアップさせる「ビザなし特区」も提案し、四島との経済交流に突破口を求める。
 一方の松浦氏は「外交交渉は国の専権事項」として、四島返還へ向けた具体的な方法論は打ち出さず、振興策へ向けた新たな態勢の構築を掲げる。
 松浦氏は「領土問題がなかったら、この地域はこんなに疲弊していなかった」と主張。内閣府と外務省、道、市、元島民らによる「実務的な協議体」を設置し、地域振興策を求める考えだ。
 ただし、東日本大震災の影響で、サンマやサケ・マスの根室への水揚げ量は約40億円以上減少すると予想される。その対策に市民の関心が集まるが、2氏は国に支援を求め、明確な違いはない。
 また、2氏は小中高と同じ学校で学び、根室青年会議所でもともに活動した間柄とあって、表立って態度を示す市民も少なく、票の行方は混とんとしている。
  ■  ■
 「北広島は民主党と他党のつば競り合いの最前線。私たちの牙城はなんとしても守っていかなければならない」。道議選告示前日の31日、北広島市区の民主公認、小岩均氏の出陣式で、党第5区総支部の中前茂之代表は声を張り上げた。
 同区は現職の沢岡信広氏まで7期28年間、社会党と民主党が議席を守ってきた。しかし、強固な地盤に陰を落としたのが「政治とカネ」の問題だった。
 北海道教職員組合の違法献金事件を巡り、小林千代美前衆院議員が引責辞職。事件以降、労働組合は表立った選挙活動を自粛。昨年10月に行われた補選では、北教組の批判を繰り広げた自民の町村信孝元官房長官が、中前氏に大差で勝利した。ダメージを断ち切りたい民主だが、小岩氏の選対幹部は「昨秋よりも状況はましだが、組織票固めという点で労組の動きが鈍いのは相変わらず。戦力ダウンは間違いない」とこぼす。
 一方、補選の勢いに乗りたい自民だが、補選の北広島市での獲得票は町村氏が約600票上回っただけ。自民推薦の野原薫氏の陣営は「北教組事件で流れは多少変わったものの、あれだけの民主への逆風の中で、わずかしか差がつかなかった。ここはいまだに厳しい」と表情は硬い。
 陣営は高橋はるみ知事との連携をアピールし、浮動票を取り込む戦略。5日の個人演説会に駆けつけた町村氏も「高橋知事を支えるのなら、野原氏をお願いします」と訴えた。【本間浩昭、円谷美晶】=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◆根室市(定数1)
遠藤輝宣 56 無新
松浦宗信 56 自現(1)
 ◆北広島市(定数1)
野原薫 63 無新
小岩均 51 民新

4月7日朝刊

464チバQ:2011/04/08(金) 21:52:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000011-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:激戦区から/5止 札幌市議選 /北海道
毎日新聞 4月8日(金)10時32分配信

 ◇民主と自民の総力戦−−西区
 ◇昨年の補選で複雑に−−厚別区
 「『市民が主役のまちづくり』が根付いてきました。住民目線で暮らしを守ります」。6日朝、札幌市西区のJR琴似駅前で演説した民主新人の常包喜代美氏は、札幌市長候補の現職、上田文雄氏が掲げる「市民自治」をアピールした。
 札幌市議選西区(定数7)は現職6人と新人4人が立候補。民主党は同区で初めて3人を擁立し、うち2人は新人だ。強気の行動に出た背景には、保守系候補の乱立がある。自民現職3人のほか、無所属新人の高橋秀典氏が出馬し、保守票を食い合う構図に。公明の涌井国夫氏、市民ネットの小倉菜穂子氏も議席の死守を目指し、共産は新人の田中啓介氏が挑む。
 高橋氏は03年の市議選で当選したが、公職選挙法違反(買収、事前運動)で逮捕、起訴され辞職。懲役2年執行猶予5年の有罪が確定し、当選も無効とされた。執行猶予期間を終えて政治活動を再開した高橋氏は「議会改革に取り組みたい」と再起を誓う。
 自民公認の村山秀哉、飯島弘之、勝木勇人の3氏は支持基盤の地域ごとに票固めを急ぐ。ある候補は「議会多数派を取るために1人も落とせないのに、震災の自粛ムードで支持固めの時間が足りない」と焦燥感が漂う。
 民主は支持基盤の労働組合を単産ごとに3候補に割り振ったが、知名度で劣る常包氏と中村剛氏の2新人が共倒れになる懸念も。「西区は議会主導権のカギ。自民と民主の総力戦だ」。同区支部幹事長の現職、大島薫氏は語気を強める。
  ■  ■
 7人による激戦となった札幌市議選厚別区(定数5)は、昨年10月に公明市議の辞職に伴う補選があった影響で、複雑な選挙模様となっている。
 告示された1日夜。自民現職の川田匡桐氏が演説会で、必勝鉢巻きをして、「私は議員報酬がなくなっても、札幌のために、厚別のために、頑張っていきます」と絶叫した。
 川田氏は補選で当選したが、危機感を強める。補選では候補擁立を見送った公明から丸山秀樹氏が出馬し、強固な支持基盤を背景に安定した戦いをみせる。補選で惜敗したみんなの場谷常八氏も再挑戦。民主は推薦の小川直人氏と公認の西村茂樹氏が前回に引き続き2議席確保を狙う。自民現職の小嶋裕美氏も再選へ地盤を固める。
 前回最下位当選だった共産現職の村上仁氏の陣営も「党の力としてはギリギリの選挙区」と漏らす。共産が過去に獲得しているのは8500〜1万票の当落線上。4年間で110回以上質問した実績をアピールして無党派層への食い込みを図る。
 補選で2万5000票以上を獲得した場谷氏はみんな公認3候補の中では唯一の選挙経験者で、党は初めての議席獲得に期待する。しかし、場谷陣営は「補選は、自民対『そうではない人』という戦いで、名前を知られているとは感じない。党の勢いも当初から見ると落ちてきている」と引き締める。【鈴木勝一、中川紗矢子】=おわり
………………………………………………………………………………………………………
 ◆西区(定数7)
大島薫   60 民現(4)
村山秀哉  58 自現(2)
中村剛   41 民新
涌井国夫  58 公現(4)
飯島弘之  44 自現(1)
小倉菜穂子 53 ネ現(1)
常包喜代美 48 民新
勝木勇人  51 自現(4)
高橋秀典  41 無新
田中啓介  38 共新
 ◆厚別区(定数5)
村上仁  48 共現(1)
小川直人 54 無現(1)
西村茂樹 68 民現(7)
場谷常八 61 み新
丸山秀樹 46 公新
小嶋裕美 44 自現(1)
川田匡桐 42 自現(1)

4月8日朝刊

465チバQ:2011/04/10(日) 22:39:57
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104060002
《道議選ルポ》(1)分裂 公認と推薦争う
2011年04月06日


松木謙公衆院議員の要請で、民主推薦の候補の応援に訪れた谷亮子参院議員。谷議員の来訪を民主の公認候補の陣営は知らなかった=2日、北見市







■北見市 民主票奪い合う


 北見市の繁華街。2日夕、無所属新顔で民主党が推薦する元市議鳥越良孝氏と地元選出の民主党・松木謙公衆院議員の横に、谷亮子参院議員が立った。


 「松木先生のお声がけで応援に駆けつけました」


 昨年の参院選で初当選した谷氏は「小沢チルドレン」の一人。小沢一郎元代表の側近である松木氏が依頼し、声を張り上げた。


 同じころ、民主党公認の新顔、元衆院議員秘書の長南幸子氏は市内の住宅街を選挙カーで遊説していた。谷氏の選挙区入りは知らなかった。


 「もう勝手にして下さいという事態です」。長南氏を支援し、民主の支持母体・連合北見の幹部はため息をついた。


 北見市選挙区は過去3回、民主と自民が定数2の議席を分け合った。自民現職の船橋利実氏が5選を目指す中、連合北見が推す長南氏が党公認を受けた。これに反発していた松木氏が支援する鳥越氏も、その後、党推薦を得た。


 三つどもえの構図とはいえ、公認と推薦が争う形になり民主支持層を奪い合う様相を見せている


 松木氏は「けんかをしているつもりはない。個々の選挙で全力投球する。それから次のものが見えてくる」と淡々と語る。


 6日には、松木氏と親交が深い河村たかし・名古屋市長が来て、北見駅前でマイクを握る。


 民主党北見支部代表の元道議の柏倉勝雄氏は「網走管内の民主支持者はまじめ。逆に、まじめだから今回の事態には反発しかねない」。選挙結果の行方を懸念している。


■小樽市 保守系3人立つ


 小樽市選挙区(定数3)は、2007年の前回選挙と同じく保守系の候補者が3人立った。そこに民主現職と共産新顔が加わり、しのぎを削る構図だ。


 無所属の八田盛茂氏は自民推薦の現職。4年前、世代交代を訴え、自民現職の重鎮と自民推薦の元職を破り初当選した。5日も選挙カーから「小樽のために働いてきた。再び道議会へ送って下さい」と訴えた。


 一方、地元の自民支部は「感情的なしこり」(関係者)が消えない。いまだに支部に加入できず、道議会の自民会派に入るのも19カ月かかった。


 今回自民の公認候補は、市議をほぼ1期務めた佐藤禎洋氏。全面支援する地元支部の意向が尊重された。


 陣営は「この4年、小樽は何も変わっていない。やはり出るべき人、出したい人に道議をやってもらいたい」。


 もう一人の保守系、佐藤聖一郎氏は地元選出の元自民党衆院議員の次男。若さと既成政党のしがらみを持たない立場を強調、他との「違い」を訴えている。


 保守系同士が争う小樽の歴史は古い。半世紀近く続くとも言われ、道議選での保守分裂は「別に何とも思わない」(関係者)と、冷静に受け止められている。


 一方、前回上位当選した民主と共産も逆風にある。


 民主の池田隆一氏は「市民が主役、という党の原点を忘れず、地域再生に取り組む」と訴える。だが、出身母体の北海道教職員組合の不祥事で、支持組織の動きはにぶいとされる。


 花岡ユリ子議員の引退で後継に立った元市議菊地葉子氏は、共産支持層以外にも幅広くあった「花岡票」の目減りを警戒する。
(加賀元、三木一哉)


   ◇


 統一地方選の前半戦は終盤にさしかかった。各地の道議選は日増しに熾烈(しれつ)さを増す。焦点の選挙区を4回にわけて追った。

466チバQ:2011/04/10(日) 22:40:21
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104080003
《道議選ルポ》(2)民・自が一騎打ち
2011年04月07日


「民自の30代対決」を勝ち抜く決意を込め、候補者とともに腕を振り上げる支持者=登別市







■30代 民・自が一騎打ち


■登別市 経済の復興訴え


 登別市中央町。道議選で第1党争いを演じる民主と自民の「30代対決」となった両候補の事務所は、目と鼻の先にある。


 6日午前9時。まず自民現職の堀井学氏の選挙カーが口火を切った。「皆さんとともに4年間、全力で働いてきました」と実績をアピール。すぐさま民主新顔の赤根広介氏側が「登別生まれ、登別育ち。皆さんにお育ていただいた」と地元出身を強調し、運動を始めた。


 前回、堀井氏は冬季五輪の銅メダリストという知名度と若さを武器に、6選を目指した24歳上の民主系現職を711票差で破った。今回、民主は一気に若返りを図り、室蘭出身の堀井氏より若く、地元生まれの前市議赤根氏をぶつけた。自民・民主が前回と攻守の立場を変えた戦いだ。


 選挙直前に起きた東日本大震災が、選挙区内の雰囲気も変えた。全国ブランドでもある登別温泉では、外国人客を中心に宿泊キャンセルが続き、大型連休を前に窮地に立つ。


 4日の温泉街。堀井氏は「この地に観光客が戻ってくるよう、全力を挙げる」と力を込め、「旅行会社と連携した需要喚起、関東・関西圏での誘客の展開を図る」と訴えた。


 一方の赤根氏も「経営的支援や資金調達など政治が支えていく」と強調。3日の個人演説会では鳩山前首相が「赤根候補と協力し、登別の経済的復興のお手伝いをしたい」と力説した。


 30代対決に、温泉街では「今の情勢で何ができるのか」と経験不足を心配する声もある。だが、土産品も扱う商店を経営する60代の男性は「若さは夢を持たせてくれる」と期待する。


■衆院の代理戦争 宗谷総合振興局


 宗谷総合振興局も、前回の「50歳差対決」から一転して、民自の30代同士がしのぎを削っている。2人は、それぞれ衆院議員の松木謙公氏(民主)、武部勤氏(自民)の秘書だった。民主政権への攻防も入り交じり、次期衆院選も見据えた代理戦争の様相も見せている。


 民主現職の田島央一氏は告示後の2〜4日は利尻・礼文島を回った。4年間、毎月のように訪れ、妊産婦のフェリー料金・宿泊費助成、航空路維持など、離島対策に注力してきた。


 「『若さに期待している』と4年前言ってくれた人が今では僕の熱狂的なファン。年齢ではなく、何をしてきたかが問われている」と自信をのぞかせる。


 ただ、選挙区内には政権批判に加え、松木氏が農水政務官を辞任した余波が残り、松木氏は告示日に姿を見せたきりという。


 一方の三好雅氏は幌延町で第一声をあげ、選挙戦をスタートさせた。たすきには、大震災の犠牲者を悼む喪章が揺れる。幌延には放射性廃棄物の地下埋設処分を研究する施設があり、福島第一原発の事故に敏感な雰囲気も流れる。


 秘書として約8年間、宗谷地方を歩いた。「宗谷が大打撃を被るTPP(環太平洋経済連携協定)には断固反対」などと訴え、支持を呼びかける。


 武部氏は告示日などで街頭に立ち、民主批判を繰り返し、後押しを続ける。


     ◇


 道議選で戦う30代以下の候補は23人で、約2割を占める。登別、宗谷以外にも、網走市(定数1)では30代と20代が一騎打ちを展開し、5人が立った札幌市西区(定数3)では3人の30代候補が争っている。
(島田賢一郎、宮永敏明)

467チバQ:2011/04/10(日) 22:40:45
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104080002
《道議選ルポ》(3)新勢力 手探りの戦い
2011年04月08日


「少しでも目につくように」と、自転車にのぼり旗をつけて遊説を始める=苫小牧市




■苫小牧市  道内版・地域政党


 「既存政党のしがらみを打ち破る。公共事業に依存した北海道から自立するために政治と経済を変える」


 苫小牧市から立候補している地域政党「無所属・道民党の会」の鳥越浩一氏は7日、自転車のペダルを踏みながらハンドマイク越しにこう訴えた。


 河村たかし・名古屋市長の「減税日本」、橋下徹・大阪府知事の「大阪維新の会」に代表される地域政党は、今回の統一地方選を前に各地で産声を上げた。


 わかりやすい政策を掲げ、既成政党への不信感をとりまとめることで勢力につなげ、新たな対抗軸として存在感を示す――鳥越氏の動きはいわばその「道内版」だ。


 鳥越氏は「減税日本の政策は成り立たないと思うので共感できない」という。ただそこに有権者の支持が集まっていることに、「既成政党に飽き足らない層を取り込めるのでは」と、1月に会を設立した。


 定数3に対して4人が立った苫小牧では、まさに既成政党との戦いになっている。現職の遠藤連氏は自民党。新顔で元市議の沖田清志氏は民主党。新顔で元市保健福祉部長の安藤邦夫氏は公明党。3陣営ともまずは組織固めに努める。


 市内の4割は特定政党に依拠しない無党派層といわれている。既成政党の陣営幹部の一人は「ただでさえ読めないこうした有権者の動きがさらに難しくなった」とこぼし、道民党の会の動向に警戒感を示している。


 1日夕。市中心部のスーパー前にオレンジ色の派手なジャンパーを着た鳥越氏らが自転車で着いた。「道民党」「本人」と大書きされたのぼり旗を立ち並べ、買い物客らに訴えた。


 「少しでも有権者の目につくことから始めたい」。ボランティア頼みの草の根運動だが、陣営は必死に駆け回る。


     ◇


■旭川市  民・自との差 強調


 4日夕、旭川市のホテル。みんなの党の江田憲司幹事長は、民主、自民両党との違いを強調し、「世間の常識が通じる政治を」と訴えた。


 みんなの党は、民自両党に不信感を募らせた有権者の受け皿として、昨年7月の参院選で10人を当選させた。道選挙区では元道職員の新顔が落選したものの、約32万票を集めた。


 参院選比例区の旭川市では1万7千票近くを獲得し、道議選の当選ラインに迫る潜在力を示した。道議会で初となる議席獲得を目指し、みんなの党は今回、自民党を離党した元職の菅原範明氏を擁立する。


 旭川市は定数6に現職5氏が立った。民主党は三井あき子氏と木村峰行氏、自民党は加藤礼一氏と東国幹氏。共産党は真下紀子氏。公明党は引退議員の後継候補として新顔の吉井透氏を擁立し、議席の維持を目指している。


 1日の出陣式。菅原氏は「地方が元気にならないと国が元気にならない。地方から国を変える火種をつくっていく」と訴えた。


 経済活性化、雇用、福祉、道政改革……。東日本大震災の影響もあり、具体的な政策は他陣営とも似通っている。選対幹部も「国政選挙とは違い、政策の違いを出すのは難しい。地域に根ざした政策を地道に訴えるしかない」と認める。


 新勢力は、手探りの戦いが続いている。


(白勢洋一郎、松島日世士)

468チバQ:2011/04/10(日) 22:41:10
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104100001
《道議選ルポ》(4)生き残りかける大地
2011年04月09日


「塀の中にいる夫に報告しています」と支持を訴える鈴木宗男氏夫人の典子さん。右は歌手の松山千春氏=1日、帯広市







■草の根選挙展開 根室市


 「鈴木宗男が誰よりも信頼を置いている。力を貸して欲しい、戦って欲しいと出馬を要請したんです」


 5日夜、根室市で歌手の松山千春氏は、遠藤輝宣氏の集会で声を高めた。


 松山氏は新党大地の命名者で、現在収監中の党代表、鈴木宗男元衆院議員と「心友」であることは知られている。力を込めた後、松山氏は「(遠藤さんの応援は)塀の中からの(鈴木氏の)指令ですよ。すごいでしょ」と沸かせた。


 市議長も務めた遠藤氏は新党大地の発足と同時に自民から移り、大地の根室支部長を務める生粋の「大地の子」だ。


 収監前の昨年10月、鈴木氏が立候補を強く要請。大地直系として、議席獲得への陣営の思いは強く、ムネオ流の「草の根選挙」を展開する。


 一方、再選を目指す自民現職の松浦宗信氏は1日の出陣式で、「大震災で混乱する日本、道内、根室市の被害も大きい。こういう時こそ道政の継続、安定が必要なんです」と実績を強調した。


 2候補は同年齢、同じ中学、高校の出身で、もとは同じ自民党同士。支持層が重なる部分が多く、地縁、人脈が複雑に絡み合う。


■ムネオ票が左右 帯広市


 道議選告示日の1日。帯広市内で開かれた山崎泉氏の出陣式には、松山氏に加え、鈴木氏の妻典子さんの姿があった。


 「(山崎氏は)秘書として8年間、夫を支えてくれた。大震災で大変な時。優しさや人情を知っているはずなので、それを道政の場でいかして欲しい」と、夫人はマイクで訴えた。


 松山氏は大震災に対する道の対応を巡り「道議会の皆さんの顔が見えない。そんな中で山崎は必ずやってくれる(候補だ)」と支持を呼びかけ、持ち歌の「大空と大地の中で」のワンフレーズまで披露した。


 2003年から市議を務めていた山崎氏の立候補も、鈴木氏の意向が強く働いている。党代表が不在の間、大地の党勢維持と拡大が課せられた「命題」で、「勝てる候補は山崎氏しかいない」と、白羽の矢が立った。


 自転車で市内を回る山崎氏は、大地のイメージカラーである緑色のネクタイをしていない。運動員たちのジャンパーもピンク色だ。推薦を受ける民主への気遣いから、無所属を強調しようと緑色を避けているという。


 定数3の帯広市は前回、自民の清水誠一氏と小野寺秀氏、民主の三津丈夫氏の3現職で無投票。今回も同じ顔ぶれで当初は無風ムードが流れていた。しかし、鈴木氏による擁立で一転、激戦に変わった。


 衆院の旧中選挙区時代から残るムネオ票の行方が左右する。


■新顔 激戦に拍車 釧路市  


 釧路市内で4日夜、開かれた山崎晃氏陣営の集会。「山崎氏の選挙は新党大地の戦い、鈴木宗男の戦いです。山崎候補はまさに新党大地の公認候補です」。鈴木氏の収監後、代わって繰り上げ当選した浅野貴博衆院議員は声を張り上げた。


 収監される2日前の昨年12月、釧路市の自身の集会で鈴木氏は「道議選に勝つため皆さんの支援をお願いします」と、元市議の山崎氏を一番に紹介した。


 この「立候補表明」で、釧路市は激戦に拍車がかかった。選挙戦では、民主の橋本豊行氏、自民の小畑保則氏、公明の戸田芳美氏の現職3氏に加え、自民の笠井龍司氏、共産の松永俊雄氏の新顔2氏が立ち、大地と国民新の推薦を受ける無所属の山崎氏が、主要政党に挑む。


 鈴木氏が出所してくるのは約1年後。鈴木氏を知るある道東の政治家は、今回の道議選について「(議席を取れるか取れないか)新党大地にとって分岐点となる選挙だ」と話し、生き残りをかけた戦いとみている。(深沢博、田中義信、横山蔵利)=終わり

469読売マイラーズCで今週も儲けます!:2011/04/11(月) 10:45:11
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470チバQ:2011/04/12(火) 23:12:00
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2011/04/12/20110412m_02.html
道議選室蘭市区分析、滝口氏前回票減らすがトップ当選
【2011年4月12日(火)朝刊】



 10日投開票された道議選室蘭市区(定数2)は、民主党公認の滝口信喜氏(64)が前回より票を減らしながも1万9432票のトップで5選を果たし、また無所属新人の川畑悟氏(39)は、自民党現職の山本雅紀氏(64)を破り初当選した。東日本大震災で盛り上がりに欠け投票率は低下。そんな中、室蘭は既存政党への批判が顕著に表れた。地方政治のありようが問われた選挙ともいえる。投票結果から分析した。




 前回3万票余りを獲得し、他候補を圧倒した滝口氏。政権奪取へ向けた民主党への追い風を地方から巻き起こした象徴的な結果だった。しかし、今選挙は政権政党となった民主党に対する全国的な逆風下、さらに、東日本大震災が甚大な被害を及ぼす中、自粛ムードが強まり有権者の地方選挙への関心も薄まった。

 道議選投票率は59%で前回の62・7%から後退。地元事情では、候補者選びをめぐり自民党室蘭支部の幹部が分裂。支部長の徳中嗣史市議らによる主流派が現職の山本氏を推し、反主流派が自民党を飛び出した川畑氏を推した。

 保守分裂の中で、断然有利とみられた滝口氏だったが、予想以上の苦戦を強いられた。室蘭民報社が実施した有権者街頭調査、期日前投票と投票日の出口調査では、高砂・水元地区、白鳥台地区でリードしていたが、前回ほどの勢いは無く、無党派層の民主党離れが顕在化した。

 一方、川畑氏は組織票を持たなかったものの、自民、公明票、企業票を背景に知事選との連動選挙を展開した山本氏に善戦。若さを武器にした自転車遊説で有権者に身近な存在の印象を与えることに成功した。

 川畑氏は期日前投票でも中央町地区で圧倒的な人気を誇り、さらに選挙戦後半には輪西地区でも票を伸ばした。中央、輪西地区はもともと滝口氏の地盤だ。これは民主への批判とも受け取れる。

 一方で、本紙の告示前後のアンケートで候補者を「決めていない」としていた市内全域の浮動票は川畑氏が取り込んだようだ。このほか、一部業界の固定票も川畑氏に流れ、さらには共産票などは現職への批判票の受け皿ともなっていた。
(佐藤重理)

471チバQ:2011/04/13(水) 23:37:38
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001104120004
民主、逆風・亀裂に苦心 道議選
2011年04月12日


道議選に初挑戦した市民ネットワーク北海道。元札幌市議の新顔佐藤典子氏(左)は次点に終わった=11日午前0時43分、札幌市北区

 10日投開票された道議選(定数104)では自民系と公明党で過半数を占め、道政与党は引き続き高橋はるみ知事を支える構図となった。政権への逆風も受けた民主党は、第2党にとどまった。新党大地直系の議員が道議会で初めて議席を得たが、そのほかの少数・地域政党は全員敗れた。


   ◇


 統一地方選の前半戦で全国的に苦戦した民主党。改選前を1議席上回る40人の公認・推薦候補が当選し、民主党北海道に落胆の色は広がっていない。高橋由紀雄選対委員長は「40議席を確保し、党の政策を訴える足がかりにできる」と語った。


 道議会第1党を狙い、12選挙区で複数の候補を立てた。共倒れはなかったが、道連の佐野法充幹事長(札幌市豊平区)や、4期目を目指した蝦名清悦氏(同市北区)らが敗れる波乱もあった。


 定数1の選挙区で特に厳しかった。民・自系の対決型は12選挙区あり、民主系が制したのは檜山振興局と北斗市のみだった。


 北見市では連合北見が支援する党公認の長南幸子氏が、党推薦の鳥越良孝氏と争う形で敗れ、民主支持層に亀裂を生んだ。


 連合の組織内にも波紋が広がる。今回の長南氏の得票率は約22%。連合が支援する候補は過去の選挙で30%超の得票率を得ていたといい、党北見支部は「(こんな得票率は)経験がない」といい、今後総会で分析する方針だ。


■自公堅調、改選前上回る


 一方、道政与党の自民党系、公明党は、改選前議席(自民50、公明5)をいずれも上回った。自民系51人、公明党8人が全員当選し、高橋はるみ知事との連動も功を奏した。無投票で5選した同党道連の竹内英順幹事長は「民主政権に安定感がないことへの不満が現れた結果。地域の実情を分かっているのは、やはり自民党と判断して頂いた」と自信をのぞかせた。


 公明党も初めて擁立した苫小牧市で議席を獲得。候補の乱立で大激戦となった札幌市北区や旭川、函館、釧路各市でも取りこぼしはなく、最多議席を獲得した。札幌市北区で5選した佐藤英道党道本部幹事長は「これまで以上に道民の視点に立った政策提言をしたい」と語った。

472チバQ:2011/04/13(水) 23:37:58
■大地に存在感 共産苦戦 1議席


 1議席を獲得した政党は明暗が分かれた。


 新党大地は前衆院議員の鈴木宗男代表が収監前に直接擁立にかかわった釧路、帯広、根室の3人の直系候補のうち、帯広の山崎泉氏が自民現職を破り、道議会では初めての議席を得た。「代表不在」(代表代行・浅野貴博衆院議員)でも存在感を示した格好だ。


 浅野氏は「代表の政治理念がたたき込まれている。道議会で存分に活躍して欲しい」とエールを送った。民主会派に加わるかどうかについて、浅野氏は「検討中」と述べるにとどめた。


 釧路市で落選した山崎晃氏は、推薦を受けた大地の全面的な支援を受けた。当選ラインに2500票ほど届かなかったが、選対関係者は「大地の力は見せつけることができた。代表が戻るまで守っていかなくては」と語り、「ムネオ票」の結束を確認するきっかけになったもいえそうだ。


 対して共産党は、選挙前の2議席のうち、小樽市の議席を失い、道議会は旭川市の1議席だけとなった。同党道委員会の青山慶二書記長は「組織そのものの力量、実力が足りなかった」と課題を挙げた。


■地域政党・新勢力 議席獲得ならず


 旭川市などに擁立した、みんなの党、市民ネットワーク北海道、地域政党「無所属・道民党の会」はいずれも議席に届かなかった。60%を下回る投票率の中で、無党派層の支持が十分得られなかったことも影響したとみられる。道民党の会の代表で、苫小牧市で落選した鳥越浩一氏は11日、「短い選挙期間で有権者の市民に(訴えが)浸透しなかった」。札幌市北区で落選した市民ネット北海道の佐藤典子氏も事務所で、「一人ひとりに訴えていく時間がなかった」と語った。

473チバQ:2011/04/13(水) 23:41:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000008-mailo-hok
外れた思惑:統一地方選前半戦/上 高橋人気で圧勝 /北海道
毎日新聞 4月12日(火)10時57分配信

 ◇自民に追い風吹かず
 10日投開票の知事選から約1週間前の2日夜、釧路市内のイベント会場にはほぼ満員となる約800人が詰め掛けていた。この日は現職の高橋はるみ氏(57)=自民、公明道本部推薦=の個人演説会が予定されていたが、本人が風邪で体調を崩し、欠席。しかし、会場と電話中継する演出で高橋氏が「行けなくてごめんなさい」と謝罪すると、その声を待ちわびていたように会場からは大きな歓声が上がった。
 投票率が前回比4・67ポイントも下回った知事選で、高橋氏は前回を11万票上回る184万票を獲得し、3倍以上の大差で民主推薦候補を降した。毎日新聞・HBC共同出口調査で、高橋氏は自民支持層の91%、公明支持層の88%を固めたほか、民主支持層の43%、共産支持層の24%にも浸透していた。
 陣営幹部は「まるで芸能人のような人気。有権者は支援政党ではなく、高橋氏の清潔なイメージや人柄で評価していると思う」と打ち明ける。
  ◇  ◇
 「高橋氏が当選し、(公明議席も含め)道議会でも安定多数を得られた。新人も10人入り、岩見沢市や北広島市の都市部でも民主の議席を奪い取った」。11日未明、高橋氏の選対事務所(札幌市中央区)で道議選の開票速報を見守っていた自民党道連の竹内英順幹事長は誇らしげに語った。
 道議選(定数104)で、自民は公認・推薦候補計56人のうち、51議席を獲得し、第1会派の地位を守った。しかし、改選前から1議席増やしただけ。高橋氏は知事選初の179市町村ですべてトップとなる完勝だったが、自民は目標としていた単独過半数の53議席に届かなかった。
 札幌市議選(定数68)も同様で、改選前の22議席から2議席増やしたものの、23議席の民主をかわして第1会派の座を守るのがやっとだった。札幌市長選では、自民推薦の新人、本間奈々氏(41)が現職の上田文雄氏(62)に16万票の大差で敗れ、自民に追い風が吹いたとは言い難い。
  ◇  ◇
 全国41道府県議選でも、自民の当選者は前回(07年)比21人減の計1119人。一方、大阪府議選などでは、首長が代表を務める「首長政党」が存在感を示し、民主、自民などの既成政党を降して第1党に躍り出た。
 自民道連関係者は「最近、既成政党の枠組みを超えた政党が躍進する傾向があるが、道内にはそういう政党がなく、今回は何とか現状を維持できた。自民党も高橋氏の人気にあやかるだけでなく、自ら斬新な政策を打ち出して存在感を高めなければ、埋没しかねない」と漏らした。【和田浩幸、久野華代】
  ×  ×
 知事選と札幌市長選で高橋氏と上田氏の圧勝に終わった統一地方選前半戦。自民、民主の両党はいずれも「ダブル勝利」は飾れなかった。両現職が党派を超えた幅広い支持を集める一方、薄れる政党の存在感。思惑が外れた政党の選挙戦を振り返った。

4月12日朝刊

474チバQ:2011/04/13(水) 23:42:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000021-mailo-hok
外れた思惑:統一地方選前半戦/下 民主・連合、歴史的大敗 /北海道
毎日新聞 4月13日(水)11時10分配信

 ◇出遅れ、戦略も迷走
 高橋はるみ知事の当確がテレビで速報されると、民主党道連の荒井聡代表はコップの水を口に含み、連合北海道の高柳薫会長は深くため息をついた。
 知事選投開票日の10日午後8時過ぎ。札幌市中央区の事務所で、木村俊昭氏(50)=民主、社民、国民新推薦=の到着を待つ約30分間、組織のトップ2人が言葉を交わすことはなかった。
  ◇  ◇
 民主道連と連合北海道は09年の政権交代後、10年夏の参院選道選挙区の2議席獲得と、今回の知事選での「道政奪還」を目標に掲げた。「道内でも政権交代を成し遂げる」(民主道連幹部)構えだった。
 参院選は自民にトップ当選を許し、2議席獲得できなかったものの、民主2候補を合わせた得票は自民候補を上回る約127万票。道連と連合は知事選で木村氏の得票目標を160万票と設定した。
 しかし、ふたを開ければ54万4319票と、高橋知事との票差は3倍以上。旧社会党時代を含め、知事選の党公認・推薦候補の得票数としては過去最低となった。横路孝弘氏(現衆院議長)を擁し、200万票以上を獲得した87、91年の知事選とは雲泥の差だ。
 毎日新聞・HBC共同出口調査によると、民主支持層で木村氏に投票したのは半数にも満たない46%。出馬表明は今年1月で、陣営幹部は「時間が足りなかった。民主支持者にしてみれば、木村さんって誰と思ったかも」と出遅れを認める。
 選挙戦略も迷走した。民主道連は政権批判をかわすため、木村氏を擁立した当初は党本部の大物議員を応援に招かないなど、「民主隠し」に腐心。しかし、世論調査で民主支持層さえ固め切れていない状況に気付くと、一転して党派色を出そうと焦った。告示前日の23日夜、札幌市内のホテルに集まった民主関係者らに、連合北海道の村田仁事務局長は「党が前面に出ないというのは、党が何もしないことではない」とくぎを刺した。
 前回知事選を含め道内選挙で協力関係にあった新党大地からは「候補の擁立過程で相談がなかった」と不信を買い、木村氏の推薦を取り消された。札幌市長選で3選した上田文雄市長との連携効果は数字には表れず、知事選と一体化を図った道議選でも現職の道連幹事長を落選させるなど振るわなかった。
  ◇  ◇
 「党本部のゴタゴタが結果的には足を引っ張った。責任感じないと駄目だよ。選挙前に内輪もめをやってるんだからさ」。道連の荒井代表は10日夜、木村氏が事務所を出た後、敗因を人ごとのように話した。「(知事選は)木村さんの擁立から連合主導だった」と言い切る道連幹部もいる。歴史的大敗を前に責任の押し付け合いも始まるなど、「4年後」に向けた戦略は当分の間、描けそうにもない。【岸川弘明、円谷美晶】

4月13日朝刊

475チバQ:2011/04/13(水) 23:42:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000006-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:道議選 自民、第1会派守る /北海道
毎日新聞 4月11日(月)10時36分配信

 ◇民主、改選前から後退も
 道議選は10日投開票され、無投票を含む48選挙区104人の新議員が出そろった。自民、民主両党による主導権争いとなったが、自民は公認49人・推薦7人の計56人のうち51人が当選し、改選前の50議席を上回った。単独過半数には届かないが、第1会派の座は守った。一方、公認47人・推薦8人・支持1人を立てた民主は40人が当選。ただ、全員が民主会派入りするとは限らず、改選前の39議席から後退する可能性もある。
 自民は現職41人が議席を守り、札幌市北区や北広島市で新人10人が初当選。一方、民主は政権批判のあおりもあり、複数候補を擁立した札幌市豊平区や自民との一騎打ちとなった宗谷管内で現職が落選した。
 改選前5議席の公明は擁立した公認8人全員が当選。公認6人を立てた共産は改選前の2議席から1議席に減らし、今回も代表質問権が与えられる会派構成要件(4議席以上)を満たせなかった。【岸川弘明】
 ◇民主道連幹事長・佐野氏が落選−−札幌市豊平区
 自民、民主の公認各2人と元社民の無所属候補が出馬して混戦となった道議選札幌市豊平区(定数3)で、4選を目指した民主道連幹事長、佐野法充氏(63)が落選した。佐野氏は「大変申し訳ない。ただただ、不徳の致すところです」と頭を下げた。
 過去3回の選挙では、自民候補2人を追い抜くことができず、いずれも最下位当選。今回は前回に続き、別の民主候補が出馬して票が割れたほか、支援者の一部が重複した元社民道副代表の山口たか氏(61)が参戦したことから、さらに不利な状況に追い込まれた。【和田浩幸】
 ◇くら替え松山氏、支持広げ初当選−−札幌市豊平区
 自民、民主各2人と元社民の無所属候補が出馬し混戦となった道議選札幌市豊平区(定数3)で、民主新人の行政書士、松山丈史氏(37)が初当選した。
 民主道連が主宰する「ダッシュ政権塾」出身。03年に札幌市厚別区から市議選に出馬したほか、07年は同区から道議選に立候補し、いずれも落選した。前回までは無所属だったが、今回は民主の公認を得て豊平区にくら替え。地域主権や行財政改革▽環境に配慮したエネルギー政策の促進▽失業者の起業支援や若者の就労支援−−などの政策を訴え、幅広く支持を集めた。【和田浩幸】

476チバQ:2011/04/13(水) 23:43:10
 ◇民主新人向井氏、激戦区勝ち抜く−−札幌市北区
 自民や民主、公明、共産、市民ネットの公認候補ら8人が乱立した道議選札幌市北区(定数4)で、民主新人の向井昭彦氏(46)が初当選を果たした。
 元共和町議。前回道議選は出馬表明の時期が遅く、知名度不足もあり、1万6716票で次点。落選後は再出馬をにらみ、鉢呂吉雄衆院議員や山岡達丸衆院議員の秘書を務めながら顔を売るなど準備を重ねてきた。
 政権与党の民主党に対する風当たりも強く、影響が懸念されたが、中小企業支援の充実や議会・道庁改革を主張。新党大地などの推薦も得て激戦区を勝ち抜いた。【岸川弘明】
 ◇自民推薦梅尾氏、民主退け初当選−−千歳市区
 道議選千歳市区(定数1)は、自民推薦の新人、梅尾要一氏(55)が民主新人を退けて初当選した。
 梅尾氏は市議6期の実績と知名度に加え、山口幸太郎市長との連携を強調して自衛隊体制維持や道立高等養護学校の誘致を訴えた。1月の出馬表明以降、地元企業や自衛隊行事などにもこまめに足を運び、保守層を固めてきた。
 一方、民主は同市で結党以来初の道議候補を擁立。小川勝也副防衛相の元秘書、小池修生氏(44)が固い保守地盤に挑んだが、自衛隊票を切り崩すには至らなかった。【円谷美晶】
 ◇初当選の吉川氏、「若い力で」と涙−−札幌市北区
 自民や民主、公明、共産、市民ネットの公認候補ら8人が乱立した道議選札幌市北区(定数4)で、自民新人の吉川隆雅氏(34)が初当選を果たした。元道議で前衆院議員の吉川貴盛氏の長男。今期限りの引退を決めた道議会・自民会派会長、見延順章氏の後継候補として初挑戦した。
 妻子とともに事務所に到着した吉川氏は支持者らから拍手で迎えられ、「しっかりと見延氏の後を受け継いで、若い力で道政に向かっていきたい」と目に涙を浮かべながら喜びを語った。【岸川弘明】

4月11日朝刊

477チバQ:2011/04/15(金) 22:30:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000007-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:夕張市、問われる議会のあり方 /北海道
毎日新聞 4月15日(金)10時32分配信

 ◇国が財政チェック、不要論も
 統一地方選第2ラウンド(17日告示、24日に投開票)で、財政破綻している夕張市の市長選と市議選(定数9)が行われる。破綻後の街作りをけん引してきた藤倉肇市長(70)は1期で引退し、異例の市議選出馬を表明。背景には市議会との対立や確執もあったとされる。鹿児島県阿久根市や名古屋市など市長と市議会が対立し、地方自治のあり方が問われる中、国の財政チェックを受けている夕張市では「市議会不要論」も噴き出している。【円谷美晶、吉田競】
 ■市長と議会対立
 先月25日に行われた市議会最終日。任期4年の締めくくりとしてあいさつした藤倉市長は「行政と議会はいろんな意見の食い違いはあったけど、最後には一致した」と市議会との確執に触れた。市議選転出を表明した1月の記者会見でも「新しい市議会作りが必要だ」と述べ、市議会への不満をにじませた。
 市議会は当初、ほぼオール与党体制でスタート。しかし、「(藤倉市長の)信念のない発言や対応に不信感が募っていた」(ある市議)という状況下で、同市紅葉山の産業廃棄物処理施設建設問題が対立を決定付けた。建設容認の姿勢を示していた藤倉市長は09年11月、一転して記者会見で反対を表明。地域振興策として賛成していた市議会側は「簡単に覆された」と強く反発した。
 ■役割は限定的
 市議選には現職5▽元職1▽新人4の計10人が立候補予定。一時、無投票の可能性があったが、3月末に新人が「無投票阻止」を掲げて出馬表明し、選挙戦に突入する見込みだ。
 市議の成り手が少ない背景には、報酬の減額や、財政再建中のため市議の役割が限定されていることがある。
 市議会の財政破綻前の定数は18で、議員報酬は月30万1000円だった。破綻後は定数9、議員報酬18万9000円に大幅削減された。また、三つあった常任委員会は「行政委員会」の一つに統合され、毎月開催される。ほぼ終日かかる行政委員会は市議全員が出席しており、破綻前からの市議は「仕事量は圧倒的に増えた」と口をそろえる。
 一方、現在の行財政方針を示す財政再生計画は自治体財政健全化法に基づいて総務相の同意が必要。市議会が承認した計画でも、総務相が同意しなければ実施できない。
 ■存在意義を強調
 「市議の顔も分からない。自分たちの声を聞いてもらったこともない」。年金生活の70代の男性は吐き捨てる。ある市職員は「市議は議会内でのやりとりに終始し、広く市民の意見を聴いていない」と話す。
 こうした批判に、市議3期を務める高橋一太副議長(41)は「(議会の役割や仕事についての)発信力が足りなかった。次の議会のテーマにしたい」と釈明する。1期目の伝里雅之市議(52)は「国は市民の声を聞くことができない。だからこそ議会が必要だ」と存在意義を強調し、国と市民との橋渡し役になる考えを示した。

4月15日朝刊

478チバQ:2011/04/15(金) 22:31:19
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110415-OYT1T00157.htm
都知事・小泉チルドレン…夕張市長選に弁士続々
 財政破綻以来、2度目となる夕張市長選(17日告示、24日投開票)に立候補を予定している一部陣営を応援するため、石原慎太郎東京都知事や、かつての“小泉チルドレン”の女性国会議員らが、夕張市入りすることになった。

 一方、外部からの応援は一切受けずに選挙戦に臨む陣営もおり、有権者の判断にどう影響するかが注目される。

 元都職員鈴木直道氏(30)の陣営の応援には、先日4選を果たしたばかりの石原知事が告示後の20日、夕張市入りする。石原氏が同市に入るのは、財政破綻以来初めてとなる。石原氏は午後2時からの街頭演説、午後3時から市内の「はまなす会館」で行う総決起集会に参加予定という。陣営では「『東京と夕張をつなぐ』と訴えている我々には、大きな勢いになる。ムードを盛り上げていきたい」と歓迎する。2月に夕張市を訪れ、鈴木氏の応援を行っている猪瀬直樹副知事も、選挙戦終盤に夕張を訪れる見込みだ。

 前衆院議員飯島夕雁氏(46)の陣営には、告示前の15日に佐藤ゆかり、告示後の18日に片山さつきの両自民党参院議員が、それぞれ応援に訪れる。陣営では「飯島の衆院議員時代の仲間である2人が、ぜひ応援したいと自ら名乗りを上げてくれた」と話す。21日には、武部勤・自民党元幹事長と親交がある俳優の杉良太郎さんも夕張入りし、飯島氏とともに、市内の福祉施設などを回る予定だ。このほか、17日朝の第一声には橋本聖子参院議員らが出席。推薦しているみんなの党や、公明党の国会議員も、期間中に夕張入りする予定といい、応援の総数は10人近くになる見通しだ。

 一方、外部から応援の有名人を呼ぶ予定が今のところないのは、農業羽柴秀吉氏(61)と、塩販売業笹谷達朗氏(52)の2陣営。

(2011年4月15日07時43分 読売新聞)

479名無しさん:2011/04/16(土) 15:22:07
今回の旭川市議選ぜんぜん盛り上がってないと思うんだけど現職は落ちるはずないとたかくくってるのかな。
誰か面白い人いないのかね

480チバQ:2011/04/16(土) 17:40:55
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001104160005
13市長選 あす告示
2011年04月16日
■統一選後半 27市議選も


 統一地方選挙後半戦の13市長選と27市議選が17日、告示される。長引く景気低迷や少子高齢化に加え、東日本大震災の影響が道内に広がる中、後半選挙の舞台となる現場は課題が山積し、経済・雇用対策や地域医療・福祉などが主な争点となる見込み。13のうち6市長選が、27のうち2市議選が無投票になる公算。19日に告示される36町長選と100町村議選とあわせ、24日に投開票される。


   ◇


■夕張・函館・小樽など


 13市長選のうち、選挙戦が確実なのは、函館、小樽、室蘭、夕張、芦別、滝川、稚内の7市。


 夕張市は国内唯一の財政再生団体に移行後、初となる市長選。4年前の前回、財政破綻(はたん)直後に初当選した藤倉肇市長は立候補せず、市議選に挑むという異例の事態となっている。


 今のところ、いずれも無所属で、前回次点の羽柴秀吉氏(61)、前衆院議員で自民、公明、みんなの党の推薦を受ける飯島夕雁氏(46)、元都庁職員の鈴木直道氏(30)、夕張出身で塩販売業の笹谷達朗氏(52)の4人が立候補を表明。住民サービスの低下や高齢化が進む中、有権者がどのような選択をするのかが注目される。


 また、函館市は現職対新顔の一騎打ちとなる見込み。再選を目指す西尾正範氏(62)に、前副市長の工藤寿樹氏(61)が挑む。前回は西尾氏が助役を辞して立候補し、現職を破った。現職と前副市長(助役)という構図は前回と同じで、激戦が予想される。


 現職が引退する小樽市は新顔3氏の三つどもえ、同様に現職が立候補しない室蘭市と稚内市も新顔同士の一騎打ちとなりそうだ。


 芦別市は5選を狙う現職と新顔2氏の3氏の争い、滝川市は3選を目指す現職と新顔の2氏の戦いとなる見込み。


 無投票が見込まれるのは現職のみが立候補を明らかにしている江別、千歳、伊達、赤平、三笠の5市と、新顔のみが表明している砂川の計6市。


 一方、市議選は旭川、函館、釧路、帯広、網走、岩見沢、苫小牧、小樽、夕張、留萌など27市で告示となる。このうち、赤平(定数10)と歌志内(同8)の2市は今のところ、立候補予定者数が定数と同じになる見通しで、無投票となる可能性が高まっている。

481チバQ:2011/04/18(月) 21:57:04
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001104180003
現職と前ナンバー2 一騎打ち 函館市
2011年04月18日


市長候補の第一声で気勢を上げる支援者たち=函館市

■一騎打ち、前回の構図再現


 函館市長選には、いずれも無所属で現職の西尾正範氏(62)と新顔で前副市長の工藤寿樹氏(61)の2人が立候補した。当時の市長に、助役だった西尾氏が挑んだ4年前の選挙と同じ構図。前回現職を推薦した民主と自民、支持した公明の各党は、自主投票で臨む。


 西尾氏は午前9時すぎ、同市中島町の選挙事務所前で約200人の支持者を前に「市民の協力で市政を推進できた」と第一声。


 また、「エネルギー政策は検討し直さなければならない」と述べ、建設中の大間原発(青森県大間町)は「函館を含む地域の合意のない新設はあり得ない」と強調した。


 一方、工藤氏は午前9時から同市富岡町3丁目の選挙事務所で出陣式。工藤氏は約400人の支持者を前に「函館を再生するためには今までの延長線上の街づくりでは変えることはできない」と訴えた。


 「函館を沈没させるか、西尾丸を沈没させるのかの戦い。改革と挑戦で街をよみがえらせたい」と支持を呼びかけた。

http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104180002
4氏、吹雪の中の訴え 夕張市
2011年04月18日


夕張が舞台の映画「幸福の黄色いハンカチ」になぞらえた応援幕で支持者が激励した=夕張市

■前市長は市議選に


 新顔4人の争いとなった夕張市長選。全国でただ一つの財政再生団体はこの朝、真冬さながらの吹雪模様に。各候補は吹き付ける雪の中、それぞれ夕張の再生策を訴えた。


 飲食店経営の笹谷達朗氏(52)は4人の中では唯一の市内出身で「(大震災被災者の夕張への)移住計画を進めたい」と訴えた。休止中の「ユーパロの湯」の再開や、小中学校の空き校舎の有効利用も強調。報道陣には「再生計画は全部見直す」と語った。


 「小泉チルドレン」で元衆院議員の飯島夕雁氏(46)=自民、公明、みんな推薦=は「必ず街の再生を果たし、希望に満ちた町づくりをしていく。皆さんとともに頑張りたい」と述べた。街頭演説では、医療・福祉の充実や雇用の確保なども訴えた。


 前回選挙は次点だった青森県の元観光温泉会社長の羽柴秀吉氏(61)。街頭演説では「石炭などの地下資源を利用して夕張の自主財源を確保する」と訴え、再生計画については「国から押しつけられたこの計画をぶっ壊し、大胆に見直す」と述べた。


 元東京都職員の鈴木直道氏(30)は、実質的に国の管理下に置かれる再生計画は「多くの皆さんの声を背に、実態に即した見直しが必要」と強調。大学時代のボクシング経験を引き合いに、「ぜひ、私を(国との)戦いのリングに上げていただきたい」。


    ◇


 夕張市議選(定数9)には10人が立候補した。財政破綻が表面化した際、その「チェック機能」にも厳しい視線が向けられた同市議会。前回選挙で定数が半分の9になり、今回は当選2〜4回の4人が引退、市議への転身を目指す前市長ら新顔4人、現職5人、元職1人がそれぞれ支持を訴えた。

482チバQ:2011/04/21(木) 22:11:02
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001104210002
《統一地方選》薄れゆく旧町村の声
2011年04月21日
■合併市選挙区 存廃に揺れる


 函館市の中心部から約50キロ東に位置する椴法華(とどほっけ)地区。市議選が告示された4日後の20日、多くの選挙カーが漁業の盛んな海沿いの地区を走っていた。


 多くの陣営が訪れる理由について、ある市議候補者の陣営は「合併した旧町村は旧函館市に比べ投票率が高い。とりわけ候補者がいない椴法華は票が見込める」とそろばんをはじく。


■定数減り進退決意


 1月下旬。恵山岬の温泉施設に地区唯一の函館市議村井正幸さん(64)と、後援会員約20人が集まった。議題は、2カ月半後に迫った市議選に立候補するかどうかだった。


 村井さんは旧椴法華村議。旧南茅部、旧戸井、旧恵山の3町とともに函館市に合併した2004年、特例で函館市議となった。


 4年前の市議選は旧4町村ごとに定数1が設けられ、椴法華選挙区では村井さんが3人の候補者を抑えて市議となった。しかし、389票は当選した全市議で最少の得票だった。


 「よその地区は人口があるからいいが、椴法華は厳しい」。立候補しても勝算が見込めないことを村井さんがほのめかすと、後援会員らはうなずいた。


 今回の市議選。旧4町村に配慮した選挙区が廃止され、前回07年よりも定数は8減った。


 「地元の票を全部集めても足りない。定数削減の時から(引退の)覚悟は決めていた」と村井さん。今後、地区の声が行政に届かなくなることを心配する。


 「市議がいなくなれば、椴法華は町内会単位になってしまう」。旧椴法華村で喫茶店を経営し、町内会長も務める川口英孝さん(62)はいう。


 約50年前に4千人近くいた人口は今、約1200人。高齢化率も4割近くと市内では旧恵山町に次いで高く、地区の課題はまだまだ残っている。


 地元候補がいない市議選。川口さんはいう。「今回は誰に投票するか、まったく判断がつかない」


■「1回限り」を覆す


 国道沿いの所どころに雪が残る伊達市大滝区(旧大滝村)。区内に設けた市議選大滝選挙区(定数1)の掲示場には、現職と新顔の2枚のポスターが並ぶ。


 定数は07年の前回から3減となったが、本来は、今回全市1区での戦いになるはずだった。


 伊達市と旧大滝村は06年3月に合併した。合併協定書では選挙区の設置は前回07年の1回限りと決めていたが、これが覆った。昨年9月の市議会で選挙区を設けることの賛否は、1票差で賛成(11)が反対(10)を上回った。


 「地域を熟知した議員が必ず1人出せることになってよかった」と今期限りで引退する大滝選挙区の市議大宮不二雄さん(69)。全市1区だと、壮瞥町を挟んだ飛び地の上、有権者が全市の4%弱の大滝区から議員が出せない可能性があることに危機感があった。


 大滝区の宇佐美雅昭さん(68)は昨年1月、選挙区設置を求める署名を市議長に提出した。10日ほどで有権者の45%、約500人の署名が集まった。「地元議員がゼロになり、地域の声が行政に届きにくくなる不安の表れ」と感じた。それでも、4年後を見通すと、宇佐美さんは今回が最後だと思う。選挙区があることで、他の議員が(大滝区に)無関心になりかねない。


 選挙区に反対する人たちもこれを懸念する。元市議長の下田良夫さん(84)は「全議員が大滝にも行くようになった方が、住民の声は届くはずだ」と言う。


 合併の一体感をつくりつつ、人口の少ない地域の声をより吸い上げる仕組みとは――。難題を背負ったまま選挙戦は繰り広げられている。

483チバQ:2011/04/24(日) 18:53:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110419-00000028-mailo-hok
市長選の構図:’11統一地方選/上 函館市、再び「骨肉の争い」に /北海道
毎日新聞 4月19日(火)10時40分配信

 ◇財政再建策、対立鮮明
 「人口減少と高齢化で衰退の一途をたどる函館を再生させたい。市長選は函館を沈没させるか、西尾丸を沈没させるかの戦いだ」。17日に告示された函館市長選。前副市長の工藤寿樹氏は第一声で現職批判のボルテージを上げた。
 一方、再選を目指す西尾正範氏は第一声で工藤氏の批判にはふれず、「私は子育て支援など市民が安心できる町づくりに全力を尽くす。未来に投資しようではありませんか」と決意を訴えた。
 再び市役所のナンバー2が市長に挑む「骨肉の争い」となった選挙戦。工藤陣営の西尾市政批判は日増しにヒートアップしている。
 4年前。市助役だった西尾氏は現在と逆の立場だった。井上博司・前市長を「密室政治」と厳しく批判し、市長選に打って出た。民主、自民、公明などの推薦を取り付けた井上氏が優位とされたが、有力な支持基盤のない西尾氏は草の根運動で現職批判票を掘り起こし、約3万5000票の大差で初当選した。
 その西尾氏も09年12月に身内の反乱に遭遇する。定例市議会で、市議の質問に、当時副市長だった工藤氏が「(西尾氏の)政策に志を感じ取れない」などと公然と批判。その後、工藤氏は辞任。昨年11月に市長選に出馬を表明した。
  ◇  ◇
 2人には共通点も多い。共に井上市政時代の助役を経験。函館ラ・サール高出身で、旧亀田市役所入りした年も同じ同期だ。
 ただし、西尾氏が企画畑、工藤氏は財務畑が長い。掲げる政策も異なる。対立が鮮明なのは財政再建策だ。
 市債残高は09年度決算で約2777億円。西尾氏は「職員を547人削減し、(人件費を)55億円削減した。4年間で市の借金118億円を返済し、11年度は79億円を返す」と実績を強調。市の財政状況について「実質公債比率は約9%。全国1750自治体中、上から338番目でまだ良い方だ」と話す。
 これに対し工藤氏は危機感を強める。税収不足を補う「赤字地方債」のうち、市職員の退職金のための「退職手当債」が23年度までで計100億円超となり、「赤字を借金で穴埋めするサラ金的な借金」と批判。市長給料の50%カットや、市職員給与や退職金の見直しを公約に掲げた。
 こうした工藤氏の攻勢に、「給料に手をつけるのは最後の最後」としていた西尾氏も、最近になって職員給与体系見直しの検討へと方針転換した。
  ◇  ◇
 西尾氏は前回同様に有力な支持組織に頼らず草の根運動を展開している。一方、知名度不足の工藤氏は経済界を中心に支持の拡大を図る。激しいつば競り合いを演じる西尾、工藤両陣営だが、民主、自民、公明、共産の党は自主投票を決定。一部市議が個別に両陣営に分かれて支援する。
 市民からは冷ややかな声が漏れ、投票率の低下も懸念されている。「どっちが当選しても同じ事の繰り返しですよ。お役人が『市長様』になる事に変わりない」。市内で飲食店を経営する男性(57)は吐き捨てるように言った。【佐藤心哉】
 24日に投開票される統一地方選後半戦。夕張を除く6市長選の構図を3回にわたってリポートする。
………………………………………………………………………………………………………
 ◇函館市◇(届け出順)
西尾正範 62 [元]市助役(1)無現
工藤寿樹 61 [元]副市長   無新

4月19日朝刊

484チバQ:2011/04/24(日) 18:53:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110421-00000007-mailo-hok
市長選の構図:’11統一地方選/中 室蘭市/小樽市 /北海道
毎日新聞 4月21日(木)10時45分配信

 ◇室蘭市、「若さ」か「経験」か
 ◇小樽市、市立病院争点に
 「若さ」という将来性にかけるか、行政に精通した「経験」に託すか−−。市民活動を積み重ねてきた33歳の前市議、青山剛氏と市職員歴38年で60歳の前経済部長、佐藤博氏が名乗りを上げた室蘭市長選。新人による16年ぶりの一騎打ちは激しさを増す。
 「32年間、公務員出身が続いたが、変革が求められている。歴史に残る選挙戦に挑む」。17日の出陣式で、青山氏は行政経験者による市政との決別を訴えた。95年から4期連続当選の現職の新宮正志市長は元収入役。その前の岩田弘志市長は道商工観光部長だった。
 市内には「若過ぎないか」と危ぶむ声もある。だが、青山氏は「10年、30年、50年先を見据えたマチづくりに責任を持って取り組む」と力説する。
 市議選で2期連続でトップ当選。新日鉄や日本製鋼所、連合など経済界、労働界から幅広い支持を得ている。一時、無風の可能性も高まったが、「青山独走」状態に待ったをかけたのが商店街の団体。3月下旬に市経済部長だった佐藤氏を担ぎ出した。
 佐藤氏は「行政経験者には情報収集能力や判断力があり、それらが行政をさらに推進させる。私には行政がダメ、民間がダメの発想はない」と青山氏に反論する。政策の内容の争点化を目指し、産業活性化や雇用創出などのマニフェストには財源を明示。「(相手候補との)違いを比べてもらいたい」と意気込む。
 18日朝、市役所前で街頭演説。元の同僚らに「皆さんなら『これはやれる政策だな』と分かってもらえると思う」と理解を求め、「また一緒に仕事をさせてください」と支持を訴えた。
   ◇  ◇
 「市立病院は民間にやってもらい、市民に使い勝手の良い病院にする。病院の赤字の穴埋めに使っていたお金を財源に政策を推進し、小樽の活力を取り戻す」。17日朝、元衆院議員の佐藤静雄氏は第一声で訴えた。元小樽市議の森井秀明氏も「市立病院を改革する」とアピールした。
 新人による三つどもえとなった小樽市長選は前回07年同様、老朽化が進む市立病院のあり方が最大の争点だ。
 現職の山田勝麿市長は2カ所にある市立病院を統合し、病床を現在より57床減らした388床とする方針。総事業費は約140億円、14年度の開業を目指す計画だ。
 この計画の踏襲を表明するのは元小樽商工会議所専務理事の中松義治氏。山田市長を支援してきた民主、自民、公明、連合、商工会議所が相乗りする事実上の後継候補。中松氏は「現在の入院患者数から見て新病院の病床数は妥当だ。後志の災害拠点病院として一日も早く建設すべきだ」と訴える。
 これに対し、佐藤氏は社会医療法人への譲渡を主張する。森井氏は独立行政法人化を提案。民間病院と連携し、診療科と病床数を大幅に減らしたコンパクトな病院にすることで「財政支出を抑えられる」と強調する。【新庄順一、坂井友子】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇室蘭市◇(届け出順)
青山剛 33 [元]市議    無新
佐藤博 60 [元]市経済部長 無新
 ◇小樽市◇
佐藤静雄 69 [元]衆院議員  無新
中松義治 64 [元]商議所役員 無新=[民][自]
森井秀明 38 NPO理事    無新

4月21日朝刊

485チバQ:2011/04/24(日) 18:54:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110423-00000094-mailo-hok
市長選の構図:’11統一地方選/下 滝川・芦別・稚内 /北海道
毎日新聞 4月23日(土)12時32分配信

 ◇「継続」か「改革」か
 市政の「継続」か「改革」か−−。滝川、芦別、稚内の3市長選は、各候補が舌戦を繰り広げる。
 「愛する滝川の誇りと名誉が著しく損なわれた。不祥事は人災。人心を一新してけじめをつけるべきだ」。13日にあった滝川市長選立候補予定者の公開記者会見で、元道議の前田康吉氏は現市政を厳しく批判した。
 2億4000万円に上る生活保護費(介護タクシー代)詐欺事件や、第三セクター「滝川農業開発公社」の粉飾決算問題……。現職の田村弘氏の2期目は不祥事が相次いだ。
 だが、田村氏は「詐欺事件は、市税を使わずに返還・穴埋めのめどがついた。いずれも問題を解決し、信頼回復したことに一定の成果を認めていただいたと思う」と説明し、理解を求める。
 田村氏は市立病院改築や行財政改革の成果を挙げ、道政と一体となった市政継続を訴える。一方、前田氏は民間活力を導入した市政への転換を主張し、草の根選挙を展開する。
  ◇  ◇
 12年ぶりの選挙戦になった芦別市長選は、現職と新人2人が三つどもえの戦い。現職の多選を市民がどう判断するかが焦点だ。
 「16年間、全力投球してきた。体力、気力は十分」。12日の市長選立候補予定者の公開討論会で、5選を目指す林政志氏は多選を意識してか、語気を強めた。林氏は「行財政改革を断行し、財政健全化に明るさが見えてきた。まちづくりを集大成させたい」と意欲を見せる。
 前副市長の三柳純一氏の陣営は「16年続いた市政に終止符を打ち、新たな旅立ちを」と林氏の多選を批判。三柳氏は「市に38年間勤務した経験を生かしたい」と訴え、陣営も「市の財政を好転させたのは三柳氏の功績だ」と力説する。
 前市議の清沢茂宏氏の陣営も「多選でまちに閉塞(へいそく)感が充満している」と指摘。清沢氏は「市議として提案してきたことを実践していく。人が変わればまちも変わる」と強調し「新しい発想で新しい風を」と市政転換を訴える。
  ◇  ◇
 稚内市長選は現職の横田耕一市長が引退。事実上の横田市長後継で前副市長の工藤広氏と、市政改革を訴え、前回302票差で敗れた建設会社社長の長谷川伸一氏が争う。
 知名度不足が懸念される工藤氏だが、前回横田市長を支援した自民に加え、民主も推薦に回った。市内の主要企業や団体も支援する。
 37年の行政経験を武器に、「自立したまちづくり」を主張。女性や若者らの無党派層を意識し、小学生の医療費無料化や給食費半減など少子化対策にも言及する。
 一方、2度目の挑戦となる長谷川氏は、第三セクターのホテル売却などを挙げ、「今の稚内は暗い話ばかりだ」と現市政を批判。市民参加の市政の実現を掲げ、副市長の公募や天下りの根絶、オンブズマン制度などを強調する。【西端栄一郎、金子栄次】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇滝川市◇(届け出順)
田村弘  64 [元]市助役(2)無現
前田康吉 56 [元]道議    無新
 ◇芦別市◇
林政志  71 全市長会役員(4)無現
三柳純一 62 [元]副市長   無新
清沢茂宏 48 建設会社長    無新
 ◇稚内市◇
工藤広   61 [元]副市長  無新=[民][自]
長谷川伸一 55 建設会社長   無新

4月23日朝刊

486チバQ:2011/04/24(日) 19:18:12
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104220002
再生期し 街駆ける 夕張市長選
2011年04月22日
■夕張市長選 新顔4氏政策競う


 17日に告示された夕張市長選には、無所属の新顔4氏が立候補し、街の再生に向けての政策を競いながら訴えている。財政破綻(はたん)が表面化して5年、有権者たちは夕張の再生を誰に託すのか――。候補者たちの訴えや動きを追った。


■笹谷氏


 4人のうち、唯一もともと夕張市民だった飲食店経営の笹谷達朗氏(52)は21日午後、JR夕張駅前に立ち、行き交う車に手を振り続けた。


 拡声機もマイクも使わない戦い。東日本大震災の被災者を夕張で受け入れたいとの思いを込めて、手に黄色いハンカチを握る。(休止中の)ユーパロの湯を再開させることなど、「すぐにできることを公約にしている」と強調した。


■飯島氏


 「小泉チルドレン」の元衆院議員で医療現場での勤務経験がある飯島夕雁氏(46)=自民、公明、みんな推薦。この日の街頭演説では、「365日、24時間診てもらえる緊急医療態勢の確立を政策の第一項目に置きたい」と訴えた。


 途中、救急車がサイレンを鳴らして通り過ぎると演説を中断し、「在宅医療、介護にも力を入れて参ります」と強調した。


 「医・職・住」の3本柱を政策に掲げた。選挙戦の中盤以降は商店街を歩く回数を増やし、演説回数を増やす戦術をとっている。


 橋本聖子参院議員や稲津久衆院議員ら推薦を受ける自民、公明両党の議員が応援に駆けつけている。


■羽柴氏


 前回選挙は次点だった元観光温泉会社長の羽柴秀吉氏(61)は21日、スーツに長靴姿で団地前に現れ、マイクを握った。


 「何としても若い人が働ける雇用の場をつくる。医療と福祉は万全な対策をとる。水、石炭、メタンガスなど夕張の地下資源を利用して自主財源を創出する」


 個人のつながりを広げる「草の根」に徹する。陣営は「お祭り騒ぎの選挙ではなく、政策を訴える」。


 前回と違い、後援会が組織され、青年部と婦人部がフル稼働している。陣営は「前回は高齢者の方からの支持が多かったが、今回は様々な年齢層、職業の人たちからの支持を頂いている」と手応えを口にする。


■鈴木氏


 夕張市内の集会場。21日夜、元東京都職員の鈴木直道氏(30)は「国や道とのパイプはいらない。市民の皆さんとのパイプを太くしたい。皆さんの思いを背負って夕張を駆け回りたい」と熱弁をふるった。


 昨年11月、都庁を退職。都職員時代、夕張市役所に2年2カ月の間、派遣された経験がある。


 キャッチフレーズの一つは「東京と夕張をつなごう」。東京都にサポートしてもらいながら、夕張の実情を国に訴えていきたいという。20日には、元上司の石原慎太郎知事が夕張入りし、街頭演説とともに選挙カーで支持を訴えた。5分ほどの街頭演説を重ね、「露出度」を高めている。


     ◇


 市長選では、今後16年間で322億円の赤字を解消することなどを盛り込んだ財政再生計画への対応も争点の一つになっている。笹谷氏は「全面的な見直し」、飯島氏は「12年で整えたい」、羽柴氏は「4年遅くても7年に短縮」、鈴木氏は「(短縮期間は)約束できないが短くしたい」としている。


(神元敦司 国吉美香)

487チバQ:2011/04/24(日) 19:18:42
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104240001
「身内同士」火花散る 函館市長選
2011年04月23日

■函館市長選、現職と前副市長の一騎打ち


 函館市長選が告示されて4日目の20日。現職で再選を目指す西尾正範氏(62)は市内のホテルで、「血税を大事に使うと肝に銘じてきた。函館を壊す人に市政は渡せない」と声を張り上げた。選挙戦が始まった17日の第一声では一言も触れなかった相手候補の批判を繰り広げた。


 翌21日。相手候補である新顔で前副市長の工藤寿樹氏(61)の姿が同じホテルにあった。こちらも「思いつき、その場しのぎで、お金をばらまいている。今の市政を続けていいのか」と、西尾市政の1期4年を批判した。


 市のトップとナンバー2が争う一騎打ちの構図は、4年前の市長選と同じ。投票日の24日に向け、両候補の舌戦はさらに激しさを増しそうだ。


■財政改革で対立


 西尾氏は4年前、当時の現職の市政運営を「密室的」と批判、助役を辞めて市長選に立候補した。民主、自民が推薦、公明が支持、経済界も加わった現職に対し、草の根選挙を展開した西尾氏が3万5千票余りの大差で制した。


 もう1人の助役(副市長)だった工藤氏は当選した西尾氏に辞表を提出したが慰留された。しかし、「市政運営で路線の違いを感じる」として一昨年12月に退任、西尾市政に批判的な経済人らに推されて市長選への立候補を表明した。


 2人は函館ラ・サール高校の同窓で、旧亀田市役所の同期入庁組。西尾氏が教育、企画畑が長かったのに対し、工藤氏は主に財務畑を歩いた。


 両氏の主張で対立が際立つのは行財政改革だ。


 工藤氏は「現市政は4年間で赤字穴埋めのために百億円もの借金を重ねた」と職員の退職金支払いのための市債発行を批判、市長の給与50%カットや職員の給与、退職金の見直しを公約に掲げる。


 これに対し西尾氏は「退職手当債は国の制度で道内のほかの都市もやっている」と反論。「4年間で職員を547人削減、約55億円の効果があった」と実績を示す。最近は職員の給与体系の見直しにも言及する。


 医師不足解消を目的にした公立はこだて未来大への医学部新設構想も争点の一つ。西尾氏は「最初で最後のチャンス」と積極的なのに対し、工藤氏は医学部の必要性には賛同するが「市の負担が膨大にならないよう議論が必要」と慎重だ。


 市民の関心が高い大間原発(青森県大間町)の建設問題。工藤氏は「無期限凍結、エネルギー政策の転換」を主張するが、西尾氏も「函館を含む地域の合意なくして新設はあり得ない」とこれまでの発言より一歩踏み込んだ。


■各党は自主投票


 4年前に続く「身内同士」の争いに、自民や民主、公明の主要政党はいずれも自主投票を決め、一歩引いた形をとる。地元の経済界も早々と中立を表明した。


 日に日に激しさを増す選挙戦に、市民からは「行政のプロ同士だから素人が出るよりいい」(40代の男性)という意見がある一方、「市役所OB同士で公約の違いがわかりにくい。大間原発の建設の是非を最大の争点にしてほしかった」(60代の男性)という声も出ている。
(加賀谷直人、中沢滋人)

488神奈川一区民:2011/04/24(日) 20:48:49
夕張市長選は例の人が有利らしい。

489神奈川一区民:2011/04/24(日) 22:18:15
夕張市長選は新人で無所属の鈴木直道氏が
当選確実。
(ソース@NHK)

490チバQ:2011/04/24(日) 22:43:20
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011042401000740.html
再建中の夕張、最年少市長誕生へ 元都職員の鈴木氏が初当選確実
2011年4月24日 22時36分

 北海道夕張市長選は24日、新人の元東京都職員鈴木直道氏(30)が、元衆院議員の飯島夕雁氏(46)=自民、公明、みんな推薦=ら3新人を破り、初当選を確実にした。鈴木氏は熊谷俊人千葉市長(33)を抜いて現職では全国最年少市長となる。投票率は前回を0・95ポイント上回る82・67%。

 全国唯一の財政再生団体の同市は、322億円の赤字を2010年度から17年間で解消するとした財政再生計画下にある。赤字解消の前倒しを含む地域再生策の立案や、人口減への対応が急務。

 鈴木氏は、除排雪の充実や夕張産農作物の販路拡大を訴えた。東京都との連携や若さを打ち出し、終盤に応援に駆け付けた石原慎太郎都知事の後押しも受けた。

 08年1月から昨年3月まで都から夕張市に応援派遣された後、内閣府地域主権戦略室に出向したが出馬のため辞職した。

 元衆院議員の経歴から国とのパイプを強調した飯島氏や、前回次点の元会社役員羽柴秀吉(本名・三上誠三)氏(61)らは及ばなかった。

(共同)

491チバQ:2011/04/25(月) 21:44:03
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110425/dms1104251537009-n1.htm
羽柴秀吉またも落選「バカな市民!」夕張市から撤退へ2011.04.25

 全国で唯一の財政再生団体となった北海道夕張市の市長選では、15度目の選挙に挑んだ元会社社長の羽柴秀吉氏(61)が、またもや落選。「バカな市民にはかまっていられない」と夕張市からの撤退を表明した。

 市長選は、無所属の新人で東京都の石原慎太郎知事の支援を受けた元東京都職員、鈴木直道氏(30)が当選。全国最年少の市長が誕生した。

 東京都知事選や大阪府知事選など数々の選挙で落選した羽柴氏だが、今回は「有利ではないか」との下馬評もあり、全国的にも注目された。だが、ふたを開けてみれば次々点に終わった。

 羽柴氏は「支持者のみなさんには、このような結果になって申し訳ない」と頭を下げながら、「一番の敗因は大物を呼ばなかったこと。トラの写真に負けたんだ。親分がついているということに、市民がだまされた。でもオレは自分が親分だから」と敗戦の弁。鈴木氏の応援に、石原知事が駆けつけたことに悔しさをにじませた。

 羽柴氏は、有権者を「バカな市民」とこき下ろして、4年後の市長選出馬を否定。さて、次の合戦場は−。

492チバQ:2011/04/25(月) 22:04:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110425-00000072-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:7市長選、すべて新人 /北海道
毎日新聞 4月25日(月)12時9分配信

 統一地方選後半戦の市町長・市町村議選の投開票が24日行われ、選挙戦となった7市長選はいずれも新人が当選した。函館市は前副市長の工藤寿樹氏(61)=無所属=が、現職の西尾正範氏(62)=同=を破って初当選。芦別市の清沢茂宏氏(48)=同=と、滝川市の前田康吉氏(56)=同=も、それぞれ現職に競り勝った。新人同士が対決した市は▽小樽市が中松義治氏(64)=民主、自民、公明小樽総支部推薦▽室蘭市が青山剛氏(33)=無所属▽稚内市が工藤広氏(61)=民主、自民推薦−−が激戦を制した。25市議選と千歳市議補選も投開票され、新議員が次々と決まった。
 ◇函館市長に工藤氏 経済・財政再建訴え支持
 07年の前回と同じ市役所トップと元ナンバー2の対決となった函館市長選は、新人で前副市長の工藤寿樹氏(61)が、現職の西尾正範氏(62)の再選を阻んだ。
 24日深夜、工藤氏の当選確実が伝わると、選挙事務所は歓声と拍手に沸いた。工藤氏は「これで戦いが終わったわけではない。函館再生のため、新しい戦いが始まる。市民の心と自分の心を重ねながら、全力を尽くしたい」と力強く述べた。
 財務に明るい工藤氏は、西尾氏の財政政策を「赤字を借金で穴埋めするサラ金的な運営」と厳しく批判した。意識改革のため、市長給与半額カットや市職員の減給を主張。経済・財政再建を前面に訴えた。現職に対する批判票も取り込み、無党派層からも一定の支持を集めた。
 西尾氏は大震災対応を最重点課題に選挙を展開。「公営住宅で被災者を積極的に受け入れ、観光支援のためプレミアム商品券や宿泊券を作る」と訴えた。
 4年間の実績を強調したものの、前回ほど無党派層の支持が集まらず失速。公立はこだて未来大への医学部設置の公約も、財源を明確に示せず、支持を得られなかった。西尾氏は「私の力不足。申し訳ない」と頭を下げた。【佐藤心哉、近藤卓資】
 ◇中松氏、初の笑顔 三つどもえ戦、競り勝つ−−小樽市
 3新人が争った小樽市長選は前小樽商工会議所専務理事の中松義治氏(64)が、元市議の森井秀明氏(38)と元衆院議員の佐藤静雄氏(69)を破り、初当選を果たした。
 中松氏は午後11時ごろ、小樽市稲穂2の事務所に到着。「小樽のために頑張りたい。観光客が減少しているので、産業の疲弊にまず取り組み、緊急の経済対策を実施する。若い人が働けるよう地場産業の振興に取り組む」と抱負を語った。
 中松氏は民主、自民、公明小樽総支部、連合小樽、小樽商工会議所から支援を受け、万全の体制で選挙戦に挑んだ。若さを強調した森井氏と、衆院議員4期の実績を強調した佐藤氏は、一歩及ばなかった。【坂井友子、久野華代】
 ◇室蘭市は青山氏
 16年ぶりに新人同士の一騎打ちとなった室蘭市長選は、前市議の青山剛氏(33)が前市経済部長の佐藤博氏(60)を破り、初当選を果たした。
 青山氏は「『若い力で室蘭を変えてほしい』という多くの人の思いが当選に結びついたと思う。子供からお年寄りまで、希望の持てる室蘭の街づくりを実現させたい」と抱負を語った。
 「市政に新風を」と訴えた青山氏は、出馬表明が早かったうえ、有力企業や労働団体など幅広い支援を得て有利に選挙戦を進めた。商店街振興団体などから支持された佐藤氏は、必要な公共事業と景気対策などを訴えたが、出馬表明が3月末と出遅れたのが、最後まで響いた。【新庄順一】

493名無しさん:2011/04/25(月) 22:05:12
 ◇前田氏、喜びの涙 保守分裂戦、田村氏の3選阻む−−滝川市
 保守分裂となった滝川市長選は元道議の前田康吉氏(56)が現職の田村弘氏(64)の3選を阻み、初当選した。
 前田氏は、田村氏の2期目で起きた2億4000万円に上る生活保護費(介護タクシー代)詐欺事件と第三セクターの粉飾決算を批判。市政刷新を掲げて草の根選挙を展開した。「けじめをつける選挙で市民から良識ある判断をいただいた。責任の重さを感じている」と勝利の喜びで目を潤ませた。
 田村氏は詐欺事件について「市税を使わず返還・補てんのめどがついた」と理解を求めた。前回同様、市内の主要10団体の支持を受け、滝川市選出の道議と連携したが、新たな市政を求める流れを止められなかった。【西端栄一郎】
 ◇清沢氏、現職破る「挑戦忘れず市政運営」−−芦別市
 12年ぶりの選挙戦となった芦別市長選は、前市議の清沢茂宏氏(48)が、5選を目指した現職の林政志氏(71)と前副市長の三柳純一氏(62)を破り、初当選した。
 清沢氏は地元町内会を中心に新市政を期待する市民の支持を獲得。「困難もあると思うが挑戦する気持ちを忘れず市政運営する。産業振興など将来の具体的ビジョンを示したい」と抱負を語った。
 林氏は「行財政改革を断行し、財政健全化に明るさが見えてきた」と16年間の実績を強調。市政継続を訴えたが、多選批判をかわせなかった。三柳氏は「38年間、市に勤務した経験を生かしたい」と水道料金、ごみ袋料金の値下げなどを公約したが、及ばなかった。【西端栄一郎、渡部宏人】
 ◇工藤氏も広く浸透−−稚内市
 新人同士の一騎打ちとなった稚内市長選は、前副市長の工藤広氏(61)が建設会社社長の長谷川伸一氏(55)を降し、初当選した。当選が決まり、選挙事務所であいさつした工藤氏は「まだ結果が信じられない。この街の未来、子供たちの未来を、しっかりと守っていきたい」と喜びを語った。
 工藤氏は37年の行政経験をアピールし「経済、財政の自立したまちづくり」を公約に掲げた。民主、自民の推薦を受けたほか、市内の企業・団体から幅広い支持を取り付けた。前回、現職に僅差で敗れ、2度目の挑戦となった長谷川氏は、草の根選挙を展開。オンブズマン制度の導入など市政改革などを訴えたが、及ばなかった。【金子栄次】
………………………………………………………………………………………………………
◇7市長選の投票率(%)
市名  投票率   前回
函館市 55.65 60.74
小樽市 61.50 67.74
室蘭市 63.75 67.30
夕張市 82.67 81.72
稚内市 75.80 78.27
芦別市 78.73 無投票
滝川市 68.94 71.56

4月25日朝刊

494名無しさん:2011/04/25(月) 22:07:37
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110425-OYT1T00369.htm
元部下が2代続けて元上司に勝った函館市長選

 元市職員同士の対決となった北海道函館市長選は、新人で元副市長の工藤寿樹さん(61)が、現職の西尾正範さん(62)を退け、初当選を決めた。

 前回の市長選も当時、助役を辞して現職に挑んだ西尾さんが当選しており、2回続けて現職が元の部下に敗れたことになる。

 当選確実の知らせが届くと、事務所は大歓声と拍手でわきかえった。事務所に現れた工藤さんは支持者とがっちりと握手を交わし、「このまちを活気のある、誰もが幸せに暮らせる素晴らしいまちによみがえらせてみせる」と高揚した様子で語った。

 2009年12月に西尾市政を批判し、副市長を辞任。まもなく市内で街頭演説や企業回りを開始した。「無謀な挑戦だ」と出馬を止める知人もいたが、地道な活動を続けた。民主、自民、公明の各党は自主投票を決め、厳しい選挙戦が予想された。一方で、現職市長と元副市長の一騎打ちに、一部で「兄弟げんか」と冷ややかな意見もあった。

 しかし、観光客数が落ち込む中、東日本大震災が発生し、さらに市の経済が低迷するという危機感から、経済再生への取り組みを強調。市長給与の50%カットなどを含む行財政改革に大きく踏み込んだ公約が市民の共感を呼んだ。

(2011年4月25日10時36分 読売新聞)

495名無しさん:2011/04/25(月) 22:08:01
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/04/25/kiji/K20110425000697070.html
惜しい次点だった 90歳の新人男性が落選
 24日の北海道旭川市議選で、90歳で新人の市民オンブズマン代表山本実氏が落選した。定数36に対し38人が争った。90歳以上の新人が当選すれば異例だったが、37番目だった。

 市政の情報開示や高齢者施設の増設などを訴えた。選挙期間中、親交のある新党日本の田中康夫代表も応援に駆けつけたが、及ばなかった。

496名無しさん:2011/04/25(月) 22:34:29
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001104250006
室蘭市長、33歳青山氏
2011年04月25日


当選を決めて気勢を上げる青山剛氏(中央)=室蘭市

■新顔一騎打ち 429票差で勝利


 16年ぶりの新顔対決となった室蘭市長選は、前市議の青山剛氏(33)=無所属=が、前市経済部長の佐藤博氏(60)=同=を429票差で破って初当選した。


 事務所で支持者から祝福を受けた青山氏は「市民から、若い市長に閉塞(へいそく)感がある室蘭市を変えて欲しいとの声を受けた。活力ある室蘭を市民とともにつくり、希望の持てる市政を取り戻したい」と喜びを語った。


 室蘭工業大助手から市議に転じた青山氏は、市議選で2期連続トップ当選。若さを前面に、商工会議所や連合の支援を受けて選挙戦を優位に進めた。若さを不安視する声には「若いからこそ将来を見据えた責任あるまちづくりができる」と強調。市民活動を積み重ねてきた経験を生かした住民目線の市政運営を掲げ、無党派層も取り込んだ。


 一方、佐藤氏は38年の行政経験に基づく即戦力を訴え、商業者の支援を受けて草の根活動を展開。しかし、立候補表明が3月下旬と出遅れたこともあり、知名度不足を克服できなかった。

497名無しさん:2011/04/25(月) 22:34:52
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001104250005

稚内、工藤氏競り勝つ 新顔対決制す
2011年04月25日


初当選を決めて万歳する工藤広氏(右)=稚内市

■前副市長、新顔対決制す


 新顔対決となった稚内市長選は、無所属で前副市長の工藤広氏(61)=民主、自民推薦=が幅広い支持を集め、前回は現職に302票差まで詰め寄った無所属で建設会社長の長谷川伸一氏(55)を216票差で破り、初当選した。


 事務所で支持者の祝福を受けた後、工藤氏は「子育て重視などの政策が理解された。このまちと子どもたちの未来を守るために、しっかり働きたい」と喜びをにじませた。


 工藤氏は財政、企画畑を歩き、2005年から助役、07年4月から副市長を務め、市政の実務面を取り仕切ってきた。立候補表明は昨年12月の退職後と出遅れたが、堅実な市政運営に期待する経済団体や女性層などが後援会を組織し、幅広い支持を取り付けた。


 長谷川氏は、企業経営者の視点から、より効率的な市政運営の実現や、新エネルギー導入で産業を興し、雇用創出につなげることを訴えたが、及ばなかった。

498名無しさん:2011/04/25(月) 22:43:52
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104250004
滝川は前田氏
2011年04月25日

■元道議、現職の3選阻止


 無所属同士による保守層を二分する戦いとなった滝川市長選は、新顔の元道議前田康吉氏(56)が3選を目指した現職の田村弘氏(64)を破って初当選した。当選の知らせを受けて事務所入りした前田氏は「市民の間に、これまでの問題にけじめをつけ、新しい変化を求める思いがあったと思う。課題が山積し厳しい財政状況だが、職員、市民との対話を重視しながら市政に取り組みたい」と抱負を語った。


 自民党を離党して立候補した前田氏は、生活保護費詐取事件など田村市政の不祥事を取り上げ、「人心を一新した市政改革」を強く訴えて支持を広げた。民主票や労組票の取り込みにも成功した。


 3選を目指した田村氏は行政改革を進めるなど2期8年の実績を前面に、食を中心とした産業振興を掲げて市政継続を訴えたが、及ばなかった。

499名無しさん:2011/04/25(月) 22:44:24
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104250008
小樽市長に中松氏
2011年04月25日


初当選した中松義治氏=小樽市

■新顔3氏激突 市政継承訴え実る


 3期務めた山田勝麿市長(72)の引退を受け、いずれも無所属の新顔3人が争った小樽市長選は、山田市政の継承を打ち出した前小樽商工会議所専務理事の中松義治氏(64)=民主、自民、公明推薦=が、元衆院議員の佐藤静雄氏(69)と元市議の森井秀明氏(38)を破って初当選した。


 当選確実となって事務所に姿を見せた中松氏は「市民の力をいただいて、活力ある小樽を作りたい。市民が安心して暮らせるまちを作りたい」と語った。


 中松氏は山田市政で収入役を務めた後、小樽商議所専務理事に就任。経済界出身ながら市行政にも通じた経歴が買われ、民主、自民、公明、連合、小樽商議所の5団体から山田市政の後継者として、立候補を求められた。争点となった二つの市立病院の統合建て替え問題については、現行案通り進めるとした。


 佐藤氏と森井氏は前回選挙に続く挑戦。2人は、5団体による中松氏の擁立について「密室の相乗り政治」と批判を展開した。しかし、2人の立候補表明が2月に入ってからと出遅れたため、有権者に浸透できず、現市政に不満を抱く勢力を集約できなかったことが響いた。

500チバQ:2011/04/26(火) 21:08:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110426-00000134-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:道議選 大地推薦の2氏、新会派結成へ /北海道
毎日新聞 4月26日(火)12時35分配信

 道議選(総定数104)で初当選した山崎泉氏(38)=帯広市=と鳥越良孝氏(54)=北見市=が新会派を結成する意向を固めた。26日にも会派結成届を議会事務局に提出する予定。会派名は未定だが、両氏とも今回の選挙では新党大地の推薦を受けており、道議会に大地系会派が誕生することになる。
 両氏は民主党からも推薦を受けていたが、道議会会派の民主党・道民連合には加わらない。民主は今回、党公認・推薦候補計40人を当選させたものの、改選前の39議席を下回るのが確実となった。
 両氏はともに収監中の鈴木宗男・新党大地代表の元秘書。鳥越氏は北見市の道議候補擁立過程で民主や連合と対立するなどしこりも残る。山崎氏は毎日新聞の取材に「民主に敵対するわけではない。協力できるところは協力していく」と是々非々の姿勢を強調した。【岸川弘明】

4月26日朝刊

501名無しさん:2011/05/02(月) 02:24:50
浅尾慶一郎氏の元秘書が地元で評判になっている

高谷スキャンダルの真相を追って ① / 2011年04月23日(土)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4627

高谷スキャンダルの真相を追って ② / 2011年04月24日(日)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4628

高谷スキャンダルの真相を追って ③ / 2011年04月26日(火)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4632

高谷スキャンダルの真相を追って ④ / 2011年04月28日(木)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4636

高谷スキャンダルの真相を追って  ⑤ / 2011年04月29日(金)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4638

高谷スキャンダルの真相を追って ⑥ / 2011年04月30日(土)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4641

高谷スキャンダルの真相を追って  ⑦ / 2011年05月02日(月)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4645

502チバQ:2011/05/04(水) 08:07:27
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20110501-OYT8T00014.htm?from=nwlb
小清水町議が辞職願
選挙前に親族転入 実態なし
 小清水町の林正男町議会議員(71)が30日、同町議会あてに辞職願を提出した。理由は「一身上の都合」だが、4月24日に行われた同町議会議員選挙で、公職選挙法違反の疑いがかけられていることが背景にあるとみられる。

 林議員らによると、親族の男性が今年1月、実際には同町に住んでいないのに、町内への転居手続きを行っていた。公職選挙法違反(詐偽登録、詐偽投票)にあたる可能性があるため、林議員は後援会関係者や家族と協議し、30日に議員辞職を決めた。

 林議員は「票欲しさの転入ではなかった。私たちの認識不足だった」と話している。

 林議員は2007年に初当選し、現在2期目。先月の町議選(定数10)では347票を獲得し、7位で当選していた。

(2011年5月1日 読売新聞)

503チバQ:2011/05/04(水) 08:47:22
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20110502-OYT8T00670.htm
パーティー券販売 常態化か 

総務部長の逮捕を受けた記者会見で質問に答える中松市長(手前)(2日午前11時頃、小樽市役所で)=栗原怜里撮影 

北海道小樽市長選で初当選を果たした中松義治氏(64)のパーティー券を、市職員が売買していた事件で、政治資金規正法違反容疑で逮捕された市総務部長の山崎範夫容疑者(58)(同市幸4)が、総務部長室に決裁に訪れた市幹部職員らに直接、パーティー券の購入を持ちかけていたことが、捜査幹部への取材でわかった。後援会幹部らは取材に対し、過去の市長選などでも市職員らによるパーティー券販売が行われていたと証言しており、道警はパーティー券販売が以前から常態化していたとみている。

 道警によると、山崎容疑者は3月中旬、総務部長室を決裁のために訪れた幹部職員らに対し「買って下さい」などとパーティー券の購入を持ちかけた。その際、購入を拒否したり、違法性を指摘したりする職員はいなかったという。

 また、山崎容疑者は自ら他部長室を訪れるなどして複数のパーティー券を渡し、1枚3000円で部下の市職員などに売却するよう依頼していたという。消防本部などを含めた市役所の全部局で、計約130枚のパーティー券が販売されたとみられる。道警は、市役所全体が中松氏の資金の提供元になっていたとみて、市役所内でのパーティー券売買の実態解明を進める。



 2日午前10時頃、小樽市稲穂の中松氏の後援会事務所が入る小樽経済センターに、道警の捜査員約10人が捜索のため到着した。捜査員は、資料を入れるための段ボールを手に、6階の事務所に入った。

■中松・小樽新市長「辞めるつもりない」

 新市長として2日、初登庁した中松氏は、総務部長らの逮捕を受け、午前11時頃から市役所内で記者会見した。中松氏は、事件の経緯を説明した後、「大変申し訳ありませんでした」と陳謝した。自身の後援会幹部が逮捕され、市長としての責任が問われていることについては、「市民から負託を受けており、(市長を)辞めるつもりは一切ない。市政について、選挙で訴えてきたことをきちんと進める」と述べ、辞任する意向がないことを明らかにした。

 中松氏は、2日午前0時頃、総務部次長から2容疑者の逮捕について電話連絡を受けたとした上で、「職員に対し、法令順守を含めてえりを正すことを徹底して参りたい」と深々と頭を下げた。また、今回の事件が、自身の選挙活動の中で起きたことの責任を問われると、「私は関与していない」と、語気を強めた。

 過去の市長選でも、市役所幹部がパーティー券の販売に関与していたとされていることについては、「承知していない」と語った。

 市長としての初仕事が、謝罪会見になるという皮肉な結果になり、中松氏は、終始硬い表情で質問に答えていた。

(2011年5月2日 読売新聞)

504チバQ:2011/05/04(水) 08:53:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110503-00000009-mailo-hok
政治資金規正法違反:小樽市幹部逮捕 新市政、波乱の幕開け /北海道
毎日新聞 5月3日(火)10時45分配信

 ◇中松市長「違法行為ない」
 小樽市長選を巡る政治資金規正法違反事件で市幹部らの逮捕から一夜明けた2日、市役所では初登庁した中松義治市長(64)が直後から釈明会見に追われ、夕方には道警の家宅捜索が入るなど、新市政が波乱のスタートを切った。「何も違法行為をしていない」と関与をきっぱりと否定した中松市長。市政への信頼回復に向け、就任早々から正念場に立たされている。
 中松市長はこの日、午前8時ごろにタクシーで市役所裏口に到着した。前日まで予定されていた正面玄関でのセレモニーは中止に。緊急部長会議に出席し、法令の順守と再発防止の徹底を指示した。
 午前11時から市長応接室で開いた会見。「就任会見とは別にしたい」との市側の意向で設定された。「私自身は何も違法行為をしていない。辞める気持ちは一切ない」。約15分間にわたり潔白を強調し「多くの市民から負託を受け就任した。それにきちっと対応することが一番だ」と市政運営に意欲を示した。
 中松市長の道義的責任を問う声もある。ある市議は「事実知らないのかもしれないが、政治的・道義的責任はある。けじめをつけないのは許せない」と憤る。市役所内では職員によるパーティー券売買のうわさが以前からあったという。
 午後の就任会見で「市民13万人と1700人の職員の先頭に立ち、小樽の発展のために尽くしたい」と抱負を述べた中松市長は、午後4時から議事堂で約120人の職員に訓示。「法律を守る立場にある我々職員が違反したとして逮捕され、市民の信頼を損なったことは誠に残念。公務員としての自覚を持って職務に精励してもらうことを肝に銘じてもらいたい」と厳しい表情で語った。
 慌ただしい一日が終わろうとした午後6時過ぎ、スーツ姿の道警の捜査員約30人が市庁舎に入り、2階の総務部長室の捜索に着手した。段ボールを手に階段を上がっていく捜査員を、職員らは不安そうに見つめた。【坂井友子、小川祐希】

5月3日朝刊

http://mytown.asahi.com/areanews/hokkaido/HOK201105020005.html
小樽・パーティー券事件、職員150人関与か
2011年5月3日


 北海道小樽市長選をめぐり、政治資金集めのパーティー券が市役所ぐるみで売買されていた。地位を利用して部下の職員らに券を売りさばくよう求めたとして、政治資金規正法違反容疑で逮捕されたのは市総務部長・山崎範夫容疑者(58)。パーティー券は公務時間中、部長室などで公然と受け渡されていたという。

 道警は、山崎容疑者は部長級の幹部職員十数人に券を10枚程度ずつ渡し、部下に売りさばくよう求めたとみる。決裁などのため部長室を訪れた職員らに券を渡し、その場で代金を受け取ることもあったという。計約150人の職員が庁内での売買にかかわったとみており、道警は市役所などを家宅捜索して全容の解明を進めている。

 当選した中松義治氏(64)は、3期務めた山田勝麿前市長の事実上の後継者として立候補。パーティーは3月22日に市内のホテルで開かれ、約1200人が参加。券は1枚3千円だった。

 山崎容疑者に券を渡し、職員の参加を求めたとして同容疑で逮捕された中松後援会事務局長の松川明充容疑者(62)も市役所OB。市役所時代は山崎容疑者の上司だったこともある。

 市と後援会の複数の関係者は取材に対し、過去の市長選でも市役所内でパーティー券の売買を行っていた実態を証言する。後援会長の山本秀明・小樽商工会議所会頭は「4年前も含め、以前からやっていたので、これが法律違反とは知らなかった」と話している。

 山崎容疑者から券を購入した市関係者は「山崎部長に頼まれ、市役所で買った。地位を利用したという意識はなく、仲間内という認識だった。個人としてお金を出すことは問題ないと思った」と証言。別の市関係者も「今回は課長職から購入を促された。少なくとも前市長の2期目の選挙のときには、庁内で売買があった。認識が甘かったと反省している」と話す。

 一方、山田前市長は取材に「そうした事実があったとは承知していない。私自身が関与した事実もない」と話している。

505チバQ:2011/05/04(水) 08:54:32
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001105020007
パー券売買「慣例」 小樽・中松市長陣営
2011年05月02日

■小樽・中松市長陣営 庁内でも


 小樽市長選をめぐり、市役所ぐるみで政治資金集めパーティーの入場券売買が行われていた疑いが1日、明らかになった。初当選した中松義治氏(64)の後援会事務局から市部長にパーティー券を売りさばくよう依頼――。複数の市や後援会の関係者は取材に対し、「このやり方は以前からの慣例だった」とも話している。


■1枚3千円 1200人参加


 地位を利用して部下の市職員らにパーティー券を売りさばくよう指示したとして、政治資金規正法違反の疑いで、道警に1日夜逮捕されたのは市総務部長の山崎範夫容疑者(58)。また山崎容疑者にパーティー券を渡し、売りさばくよう求めたとして同容疑で逮捕されたのは後援会事務局長の松川明充容疑者(62)。


 パーティーは告示前の3月22日、「励ます夕べ」と銘打って市内で開催。後援会によると、パーティー券は1枚3千円で、約1200人が参加したという。このうち道警が把握しているだけで約150枚が市役所内でさばかれたという。


 中松氏は引退した前市長の事実上の後継者だった。同後援会によると、市役所内でこうした形でパーティー券の販売が行われるのは以前からの慣習だったという。後援会長の山本秀明・小樽商工会議所会頭は取材に対し、「4年前も含めて、以前からやっていたことなので、これが法律違反とは知らなかった」などと話している。


 一方、山崎容疑者らの逮捕に先立ち、小樽市の山田厚副市長が1日午前、記者会見を開いた。山田副市長は、市の部長や課長ら管理職の複数人がパーティー券を市役所内で売買し、市長選後、管理職の数人が任意で道警の事情聴取を受けたことを公表。その上で「世間をお騒がせし、おわび申し上げたい」と謝罪した。


 山田副市長は「地方公務員法、公職選挙法と比べ、政治資金規正法に対する職員の認識に甘さがあった」とも語り、「今後、関係法規の研修などを実施し、正すべきえりは正したい」とコンプライアンス強化の意向を示した。


 4月24日に投開票された小樽市長選には、中松氏ら新顔3人が立候補。中松氏は民主、自民、公明、連合小樽、小樽商工会議所の推薦を受け、山田勝麿前市長の路線継続を公約に掲げて当選した。


 この問題に関連し、市側は2日朝に予定していた中松新市長の登庁式の中止を決めた。

506チバQ:2011/05/17(火) 21:30:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110514-00000007-mailo-hok
道議会:議長選出、自民の一本化難航 5氏が候補に浮上 /北海道
毎日新聞 5月14日(土)10時37分配信

 統一地方選後初の臨時道議会が13日開会し、正副議長選出に向けた各会派の調整が本格的にスタートした。最大会派の自民党・道民会議は議長候補者の一本化が難航。複数が立候補すれば、16日に所属道議による選挙になる。一方、副議長は、第2会派の民主党・道民連合の三津丈夫氏(帯広市)が有力視されている。
 自民党は5期目の議員から議長候補を出すことが慣例。7人いる5期目のうち▽喜多龍一氏(十勝管内)▽竹内英順氏(上川管内)▽船橋利実氏(北見市)▽本間勲氏(上川管内)▽丸岩公充氏(札幌市南区)−−の5氏が候補に浮上している。新執行部が発足した12日以降、当選5回以上のベテランが協議を続けているものの、候補者は絞り切れていない。
 近年は派閥色を嫌う若手が増えて会派内の勢力が流動化。複数の派閥に所属する若手が出るなどして票読みが難しくなっていることも、一本化が難航する背景にある。2年前の議長選も4人が出馬し、決選投票までもつれた。道連職員は「今回も調整は難しいのでは」と予測する。
 一方、民主党は13日、副議長や会派会長などの選挙を告示した。副議長ポストは無投票の公算が大きく、締め切りの16日正午には副議長が内定する見通しだ。【田中裕之、片平知宏】

5月14日朝刊

507チバQ:2011/05/17(火) 21:31:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110517-00000035-mailo-hok
道議会:議長に自民・道民会議の喜多氏内定 決選投票で竹内氏逆転 /北海道
毎日新聞 5月17日(火)11時41分配信

 ◇副議長には民主の三津氏
 道議会最大会派の自民党・道民会議は16日、会派内で道議長候補を決める選挙を行い、喜多龍一氏(十勝管内)に決めた。また、第2会派の民主党・道民連合は副議長候補に三津丈夫氏(帯広市)を選んだ。17日の臨時道議会で正式に決定される。
 自民の議長選は喜多氏のほか、船橋利実(北見市)と竹内英順(上川管内)の2氏が立候補。関係者によると、1回目の無記名投票で竹内氏が最多票を得たが、過半数に届かなかったことから、2位の喜多氏との決選投票が行われ、喜多氏が逆転した。
 一方、民主は同日、副議長や会派会長などのほか、道連幹事長ポストの選挙を実施した。各ポストとも党内調整で一本化されて無投票となり、会長は林大記氏(札幌市南区)、幹事長は田村龍治氏(胆振管内)に決定。道連幹事長に内定した岡田篤氏(釧路管内)は29日の道連の臨時大会で正式決定される。【田中裕之、片平知宏】
 ◇武部氏の支援、裏目に
 道議会自民党・道民会議(51人)の議長候補選考は、ダークホースの喜多龍一氏(十勝管内)が決選投票を制した。武部勤衆院議員が竹内英順氏(上川管内)を支援していたことから、下馬評では竹内氏が有利だと見られていたものの、武部氏の支援は「国会議員が道議会人事に口を出すのはおかしい」(中堅道議)などと反発を呼んで裏目に出た形だ。
 関係者によると、1回目は竹内氏20票▽喜多氏16票▽船橋利実氏(北見市)15票。決選投票は喜多氏26票、竹内氏25票で、船橋氏に投票した道議の3分の2が喜多氏に回ったことになる。
 複数の道議らによると、武部氏が議長選に介入。竹内氏と親しい湯佐利夫元議長(07年に落選)が武部氏に協力要請したとされる。武部氏が湯佐氏の要請に応じた背景には、自身の選挙区情勢もあるとみられる。国政転出に意欲を持つとされる船橋氏は武部氏の選挙区内の北見市選出。自身の後継者になることを恐れているという見方だ。湯佐氏は「(武部氏に)『竹内さんが(議長に)なればいいな』と言ったことは事実」と要請を認める。
 喜多氏は「奇跡が起きた」と支持を受けた道議と抱き合い涙した。中堅道議からは「派閥や一部の有力者の考えで(議長などが)決まる時代じゃない。こんなパワーゲームは道民から笑われる」との声も。ダークホースの勝利は政権から転落し、国会議員の威光も薄れていることを如実に示した。【田中裕之】

5月17日朝刊

508チバQ:2011/05/17(火) 21:48:13
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20110515-OYT8T00002.htm
豊富町議 供応買収の疑いで逮捕


豊富町役場から押収した書類を運び出す捜査員(14日午後7時15分、豊富町で)  4月24日投開票の豊富町議選で、票の取りまとめを依頼する見返りに飲食による接待をしたとして、道警は14日、初当選した町議の酪農業佐藤信夫容疑者(62)(豊富町)と後援会役員の無職大沼安三容疑者(71)(同)を公職選挙法違反(供応買収など)容疑で逮捕した。

 発表では、佐藤容疑者らは告示前の4月中旬、大沼容疑者の自宅で行った事務所開きで、集まった運動員や有権者など三十数人に対し、オードブルなど(1人当たり千数百円相当)計約8万円分の飲食接待をし佐藤容疑者への投票や票の取りまとめを依頼した疑い。

 捜査関係者などによると、佐藤容疑者らは、事務所開きで、会費を取らずに、刺し身盛りや鶏のから揚げ、牛乳などを提供。佐藤容疑者は、「当選したい」とあいさつし、大沼容疑者も「票があると言って安心せず、支持を拡大してほしい」などと呼びかけた。2人は容疑を認めているという。道警は14日夜、町役場を捜索した。

 同町の町議選は定数10に対し11人が立候補し、佐藤容疑者は、2位に120票差をつけ、482票でトップ当選だった。

 大沼容疑者は同町の町議を3期12年務め、佐藤容疑者は大沼容疑者の後援会役員だった。ともに酪農を経営しており、今回の選挙で、佐藤容疑者は、大沼容疑者の地盤を引き継ぎ、3月に立候補を表明した。

 町の農業関係者によると、佐藤容疑者は、地元農協で代表監事を務めるなど信望が厚かったという。

(2011年5月15日 読売新聞)

509チバQ:2011/05/17(火) 22:15:18
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20110517-OYT8T00590.htm
美唄市長が辞職届…病気療養中
 病気療養中だった北海道美唄市の桜井道夫市長(61)は17日、同市議会の内馬場克康議長に辞職届を提出し、受理された。辞職は6月6日付。辞職届提出にあたり、桜井市長は「任期半ばで退任することはざんきに堪えないが、今後市政を担う人にその思いを託し、まちの発展を念願している」などとするコメントを発表した。

 桜井市長は昨年9月に脳出血で倒れ、昨年末にいったん復帰した。しかし、今年3月に再び体調不良を訴え、公務を離れていた。

 桜井市長は、市企画財政部長などを経て2004年9月の同市長選で初当選した。現在2期目。市幹部によると、病気後のリハビリで日常生活に困らないところまで体は回復していたが、「気力が保てない」などと話しているという。

 市選挙管理委員会は辞職の通知を受けて、50日以内に市長選を行う。

(2011年5月17日 読売新聞)

510チバQ:2011/05/19(木) 00:21:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110518-00000230-mailo-hok
武部衆院議員:道議会自民党・道民会議が行った議長候補選挙介入を否定 /北海道
毎日新聞 5月18日(水)15時7分配信

 道議会自民党・道民会議が行った議長候補を決める選挙で、複数の道議から「介入」を指摘されていた武部勤衆院議員は17日、「(議長選に)介入したことはない。激しい争いだったから、私が(議長選に)介入したという話が会派内で(うわさ話として)飛び交うのも当然だ」と述べ、議長選への介入を否定した。

5月18日朝刊

511チバQ:2011/05/22(日) 14:56:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110520-00000548-yom-soci
小樽副市長、違法性知ってた?…以前にもパー券
読売新聞 5月20日(金)16時0分配信

 北海道小樽市の幹部職員らが、同市長選で初当選した中松義治氏(64)のパーティー券を役所内で売買していた政治資金規正法違反事件で、山田厚副市長が、総務部長だった2007年にも、当時の市長の後援会から依頼され、パーティー券を庁内で売買していたことがわかった。

 当時、市選挙管理委員会から「法律に違反する」と指摘されていたことも判明。山田副市長はこれまで「違法だと知らなかった」と説明してきたが、以前から違法性を認識していた可能性が高まり、責任問題に発展することは避けられない情勢だ。

 山田副市長などによると、山田副市長が4年前に庁内で売買したのは、山田勝麿市長(当時)の後援会の政治資金パーティー券。山田副市長は当時総務部長で、後援会の依頼を受け、1枚3000円の券を百数十枚預かり、そのうち十数枚を市役所の職員に売却した。 .

512チバQ:2011/05/24(火) 22:25:45
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001105240002
夕張市理事に道と都の職員
2011年05月24日

 道と東京都は、財政再生団体・夕張市の要請を受け、市長に次ぐ事務方トップの理事として、それぞれ課長級の職員を派遣することを決めた。道は6月1日付で派遣し、期間は2年間の予定。都職員の派遣も当面2年程度の予定で、6月にも着任する。給与は道、都が負担する。


 4月に初当選した鈴木直道・夕張市長は就任後、選挙戦で訴えた「東京と夕張をつなぐ態勢」の実現や、副市長給与を公約実現の財源にできることなどを理由に、副市長に代わる理事の派遣を道と都に要請した。

513チバQ:2011/05/25(水) 21:36:56
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20110525-OYT8T00621.htm
小樽市長、自ら減給処分…パーティー券問題
 北海道小樽市役所内でのパーティー券売買事件を受けて、中松義治市長は、事件についての責任を取って、自身を減給10分の1(6〜8月の3か月)とする給与条例の改正案など計6議案を、30日開会の市議会臨時会に提出する方針を決めた。5月末で任期切れとなる副市長の人事案は提出せず、しばらく「空席」とすることも含めて、25日に市議会各会派に伝えた。

 説明を受けた複数の議員によると、中松市長は「副市長については当面、空席とさせていただく。大変申し訳なく思っている」などと話した。自らの処分については、自身の後援会事務局長や市幹部職員が略式起訴されたことや、副市長人事案を提出できなかったことの責任を取るためという。

(2011年5月25日 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20110524-OYT8T00013.htm?from=nwlb
小樽市長が議会で陳謝…パーティー券事件

小樽市議会の臨時会で、全員で頭を下げて謝罪する市幹部ら  市役所内でのパーティー券売買を巡る政治資金規正法違反事件で揺れる小樽市の中松義治市長は23日、同日開会した市議会臨時会に就任後初めて臨んだ。中松市長は事件について、「市民の信頼を大きく損なうことになり、大変申し訳ない」と陳謝。幹部職員約20人と共に、深々と頭を下げた。

 所信表明で演壇に立った中松市長は、「改めて職員に対し、法の順守も含め、襟を正すことを徹底していく」と述べ、外部の有識者を招いた調査委員会を設置する意向を示した。

 この日の臨時会では、事件の原因究明や再発防止策などを検討する市議会の「政治資金規正法違反問題に関する調査特別委員会」(委員9人)が設置された。

(2011年5月24日 読売新聞)

514チバQ:2011/05/28(土) 10:18:03
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/295353.html
パーティ券で罰金刑の7部長留任 小樽市 逮捕の部長も降格せず(05/27 18:00)
 【小樽】小樽市の中松義治市長は27日、6月1日付の部長人事を発表した。自身の政治資金パーティー券販売をめぐる政治資金規正法違反事件で、罰金と公民権停止の略式命令を受けた現職の部長職8人のうち、政治資金規正法違反容疑で逮捕された山崎範夫総務部長を北しりべし廃棄物処理広域連合に派遣する。

 ほかの7人は現職に留任。山崎部長は部長職にとどめたまま異動させる。この人事により、市の部長職19人(薬剤師、看護師を含む)のうち、半数弱が公民権停止となる。

 8人全員を部長職にとどめたことについて、中松市長は「市民の信頼を損ねたことは十分承知しているが、震災の影響で地域経済、観光が難局を迎えており、これまでの経験を持って対処することが優先と考えた」と説明。今後の懲戒処分を踏まえた上で降格なども検討するとした。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110526-OYT1T00282.htm
「いろいろ報道」…小樽副市長続投なし、空席に


自らの減給処分などについて説明する中松市長(小樽市役所で) 「適任者がいなかった」。北海道小樽市の中松義治市長は25日夕、6月の副市長人事を見送った理由について、こう語った。

 その上で、部長以下の職員人事を6月中に3段階に分けて発令すると発表した。新市長として初めて手がけた人事だが、事件の影響で、異例の対応を余儀なくされた格好だ。

 中松市長は、5月30日の第2回臨時会に提出する議案を説明する中で、今月末で任期が切れる山田厚副市長の後任人事に触れ、「当面空席として、第2回定例会に提案したい」と述べた。理由については「適任者がいなかったということだ」と述べ、無念さをにじませた。

 副市長人事を巡っては、山田副市長の続投案も取りざたされたが、この点については「(副市長は)いろいろと報道されている」と述べ、パーティー券売買を巡る対応のまずさが、続投見送りの理由の一つであることを明らかにした。

 中松市長は、今後の副市長人事について、「現在はまったく白紙。何とか早く、スピードを持って進めたい」と語った。判断する時期については、第2回定例会の時期を踏まえ、「6月20日過ぎから7月ぐらいまでの間」と述べた。

 中松市長によると、部長以下の人事は6月1日、次長・課長職は同10日、一般事務職は同21日に、それぞれ発令される。

 小樽市政は、副市長が当面空席という異例の事態に陥ったが、市議会では「やむなし」との意見が大半だ。自民市議は「やむを得ない。時間はかかっても市民が納得できる人事案を出してほしい」と話した。共産市議も「仕方がない。ふさわしくない人を拙速に決めても意味がない」と語った。

(2011年5月27日12時21分 読売新聞)

515チバQ:2011/05/28(土) 23:43:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110526-00000028-mailo-hok
夕張ものがたり:最年少市長〜30歳の挑戦 新市政序章/上 /北海道
毎日新聞 5月26日(木)11時5分配信

 ◇波乱の議会デビュー 選挙、前市政のしこり残し
 初めての議会は怒号とヤジが飛び交った。正副議長選出のため、4月の統一地方選後初めて開かれた5月13日の夕張市の臨時議会。市長選で自民党候補の飯島夕雁氏を支持した高橋一太市議(41)=4期=が議長に選出されると、鈴木直道新市長(30)や前市長の藤倉肇市議の支持者ら約80人が陣取った傍聴席は堰(せき)を切ったように騒然となった。「市長、議会に負けるなよ」「談合するな」。若い市長を叱咤(しった)激励する声が次々と上がる中で、議員らへの罵声も相次ぎ、傍聴者約10人が退場させられる大混乱の中での議会デビューとなった。
 発端は、4月の改選後、高橋議長ら飯島氏を推した市議5人と、同じく対立候補だった羽柴秀吉氏を推した市議の計6人が新会派「輝生(きせい)会」を結成したことだった。夕張市議会(定数9)では財政破綻直後の07年4月の市議選後から「議会一丸となって夕張再生を目指す」などとして会派を自主的に廃止していた。このため、4年ぶりの会派復活は市長選の対決構図もあいまって、鈴木市長を推してきた市民や市職員組合にとって、多数派議員による「反・鈴木」ののろしのように映ったのである。
   ◇
 「『反・鈴木』ということはない。夕張市にとって良いことには協力する」。新会派の会長を務める島田達彦市議(46)=2期=は否定に躍起だ。むしろ会派結成の理由について「藤倉さんや共産党市議とは考えが異なっている」と、あえて藤倉前市長の名を挙げ、対決姿勢をにじませる。
 背景にあるのは、藤倉前市政時に深まった確執だ。民間経営者出身の手腕を期待され、07年選挙で初当選後、たびたび財政再建計画の見直しを公言してきたが、国のガチガチの監督下で実現不可能な話も多く、その度に現場の職員や議会は振り回された。市立診療所の建て替えや産業廃棄物処理場建設問題では、建設方針を翻すなど二転三転。議会の反発を受ける中で、水面下のあつれきや相互不信も強まり、今春の統一選では一転して「議会改革」を公約に市議選に出馬し2位当選。両者の間には感情的なしこりが色濃く残る。
   ◇
 「政策実現の障壁になるとは全く思っていない。夕張にとって良いことをするのに(野党会派が)反対するだろうか」。鈴木市長は今のところ鷹揚(おうよう)な構えだ。しかし、4月の市長選では藤倉前市長の後継指名を受けて当選しただけに、「対岸の火事」とはいかないのが実情だ。選挙公約に掲げた「夕張の元気づくり」の実現にはまずは、パートナーである議会との協力関係は不可欠。選挙のしこりや前市政の後遺症をどう取りほぐしていくか。新市長には避けて通れない課題になる。
  ×  ×  ×
 全国最年少市長の誕生から約1カ月。財政破綻のまちのかじ取りを託された鈴木直道市長の「挑戦序章」を追った。

5月26日朝刊

516チバQ:2011/05/28(土) 23:43:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110527-00000098-mailo-hok
夕張ものがたり:最年少市長〜30歳の挑戦 新市政序章/中 /北海道
毎日新聞 5月27日(金)12時40分配信

 ◇職員派遣、初の成果 東京連携、具体策手探り
 「今後の体制構築の第一歩だ」。夕張市の鈴木直道市長は26日、東京都庁を訪問。かつての上司で選挙応援にも来てくれた石原慎太郎都知事と会談し、当選のお礼とともに夕張への支援を要請。鈴木市長が求めていた副市長相当の理事職に、都から8月をめどに課長級職員が派遣されることが決まった。
 「(選挙では)お世話になりました。(事務方に)職員の派遣をお願いしています」と丁重に頭を下げる鈴木市長に対し、石原知事は「たくさん人はいる。(市長に就任して)これから大変だなあ」などと鈴木市長を励ましながら快諾。さらに、空室になっている夕張市営住宅の活用に全面的に協力する考えを明らかにするとともに、都側に夕張との連携を図る対応窓口を設置すると約束。鈴木市長にとって就任1カ月で初の「成果」となったが、中身はおおむね事前に要請してあった「想定の範囲」で、より踏み込んだ具体的な連携策は出ないままだった。
   ◇
 この1カ月、鈴木市長は片山善博総務相や高橋はるみ知事にも会い、夕張支援を要請するなど精力的にあいさつ回りをしてきた。このため、市庁舎を不在にしているケースが多く、選挙公約を実現するための調整や協議はほとんどできていない。「東京と夕張をつなぐ」という選挙戦のキャッチフレーズもいまだ市職員には浸透せず、ある職員は「具体的な話もなく、東京との連携と言われても……」と戸惑いの表情を浮かべる。
 事情は都庁側も同じだ。石原知事が夕張を支援するよう指示しているものの、東京都側の窓口になる政策部政策課は「夕張市側が何を望んでいるのかまだ分からない。東京が何を手伝えるのか、話を聞きながら考えていきたい」と手探り状態。都は今週末に職員を夕張に派遣し、市内を視察するなどして連携の具体化を検討していく方針だ。
   ◇
 東京都とのパイプやあいさつ回りでは解決できない難題も山積する。例えば、高齢化が進んだ夕張で市民ニーズの高い医療分野では、市立診療所の移転・新築問題がある。移転場所が決まっていないうえ、藤倉肇前市長が診療所を運営する医療法人「夕張希望の杜」(村上智彦理事長)と救急患者の受け入れ方針をめぐって対立。14年度の供用開始を目指し、今年度は基本設計費を計上したものの、先行きは不透明だ。
 ある市幹部は「あいさつ回りで外に出ているのが許されるのも最初の1カ月だけ。『東京と夕張をつなぐ』と言っても、足元を固めなければ何もできない」とクギを刺す。鈴木市長は石原知事らと面会した今回の東京訪問をきっかけに軸足を庁内業務にシフトする考えを示しており、今後、抽象的な選挙公約をどのように具体化していくかが問われる。

5月27日朝刊

517チバQ:2011/05/28(土) 23:44:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110528-00000007-mailo-hok
夕張ものがたり:最年少市長〜30歳の挑戦 新市政序章/下 /北海道
毎日新聞 5月28日(土)10時54分配信

 ◇“一石三鳥”の新人事 成績主義に職員戦々恐々
 異例の決断にはしたたかな計算があった。13日、臨時市議会に出席した鈴木直道市長は副市長ポストを空席にすると表明。27日に課長級職員の派遣が決まった東京都のほか、道にも副市長に相当する理事職を求め、道も応じることを決めた。今年4月現在、道内35市のうち副市長を置いていない市は人口約4400人の歌志内市だけ。副市長ポストを空席にすれば報酬相当額も節約できるうえ、「東京と夕張をつなぐ」という選挙公約のアピールにもなるという算段だ。
 副市長人事をめぐっては、市役所OBや市長選で戦った対立候補の名前が浮上していた。しかし、鈴木市長は「市内には人材がいない」(市幹部)と早くから見切りを付けていたようだ。東京都庁からの招へいを検討したものの、副市長給与は月24万9000円で、希望する人材を招くにも条件が低過ぎた。
   ◇
 鈴木市長からすれば、人材難や財政難をクリアし、選挙公約をアピールする「一石三鳥」の判断だったものの、ある職員は「道と都から来る理事職と生え抜きの幹部職員がうまくやれるのか不安。足の引っ張り合いにならなければいいが……」。だが、市職員が抱える不安はこれだけではない。鈴木市長が選挙公約に掲げた「成績主義」の導入もその一つだ。
 鈴木市長は「選挙期間中、行政への不満をたくさん聞いた」などとして、東京都に倣い、職員を仕事ぶりで評価する成績主義を導入する考えだ。早期に実現し、市役所の変化を市民にアピールしたいところだが、「評価の基準は?」「できない職員はどうなる?」と現場の職員は戦々恐々。現在は市議を務める市職員労働組合の厚谷司前委員長は「組合として現段階では容認している」と当面はどのような制度設計になるのか見守る構えだ。
   ◇
 さらに職員の自己啓発にもつなげようと導入しようとしている「一人一活動」も懸念材料だ。
 市職員が地域に暮らす一市民として、祭りや町内会などの活動に積極的に参加することを促す狙い。「市長だってスーパーマンじゃない。彼一人に任せきりじゃなく、役所全体が頑張ることで支えないといけない」と、30代までが入会資格を持つ市役所の「若手の会」の村井啓佑会長(30)は大賛成だ。
 ただ財政破綻前の06年に300人を超えていた夕張市の職員数(消防を含む)は147人まで減った。職員数は半減し、1人当たりの業務量は確実に増えている一方で、給与は2割減となり、ラスパイレス指数(国家公務員を100とした場合の地方公務員の給与水準)は全国最下位レベル。「合わせて導入される成績主義の内容次第では、職員の反発が起きかねない」(中堅職員)
 選挙期間中、「厳しい状況の中で、頑張っている姿が輝く」と理想を語ってきた若き市長の思いはどこまで浸透し、現実を変えていく力になるのか。全国最年少市長の「第2章」が始まる。
   ×  ×
 この連載は円谷美晶、吉田競、高山純二が担当しました。

5月28日朝刊

518チバQ:2011/06/03(金) 20:51:49
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110603-OYT1T00909.htm
報酬安くて若者が町議にならない…引き上げへ

 北海道白老町の特別職報酬等審議会は3日、町議の報酬を月額20万7000円から、43%増の29万6000円へと9万円アップさせる答申を飴谷(あめや)長蔵町長に提出した。


 「現行の報酬では、やる気のある若い人が町議になりたがらない」として、同町長が今年1月に議員報酬の値上げを諮問していた。21日に始まる定例町議会に、条例改正案が提出される見通し。

 答申を受け、飴谷町長は、「厳しい意見もあると思うが、次の世代のために何をすべきかを考えた。10年後に理解される答申だと思う」と話した。

 同町議会は定数15。同町議選は10月に予定されている。

(2011年6月3日20時39分 読売新聞)

519チバQ:2011/06/04(土) 10:47:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110604-00000015-mailo-hok
選挙:美唄市長選 板東副市長が立候補の意向 /北海道
毎日新聞 6月4日(土)10時36分配信

 美唄市の板東知文副市長は3日、桜井道夫市長の辞職に伴い7月3日に投開票される市長選に出馬する意向を固め、市議会に対し退職願を出した。4日に同市内で出馬を正式表明する。
 板東氏は同市出身。77年に市役所入りし、保健福祉部長、総務部長、教育長などを経て、10年4月から副市長に就任。6年半を超える桜井前市長の在任中、スタッフとして支えており、桜井市政の継承を訴えていく考えとみられる。
 桜井前市長は昨年9月に脳内出血を発症。約3カ月の入院治療の後、公務復帰したものの、3月以降、自宅療養を続けていたが、回復の兆しが見えないことなどから5月17日に退職願を提出した。
 同市長選をめぐっては、市内の経済関係者らが中心になり、地元出身の国土交通省官僚や道職員擁立を目指す動きがあったが、色よい返事が得られないまま推移。他に元市議らを推す動きがある。【吉田競】

520チバQ:2011/06/05(日) 11:55:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110605-00000010-mailo-hok
選挙:美唄市長選 板東氏が出馬表明 高橋氏も出馬へ /北海道
毎日新聞 6月5日(日)10時55分配信

 美唄市の板東知文副市長(58)が4日、前市長の病気辞任に伴い実施される同市長選(7月3日投開票)への立候補を表明し「桜井道夫前市長の実績と思いを引き継ぐ。今年度スタートの第6期市総合計画を着実に進め、市民が主役のまちづくりを目指したい」と意欲を語った。
 ◇高橋氏も出馬へ
 一方、美唄市議の高橋幹夫氏(47)=2期目=が、市内の経済界の若手や農業関係の市民グループなどが推す形で立候補する意思を固めた。「厳しい状況が続く美唄のかじ取り役として先頭に立ちたい」と話しており、近く正式表明する。【吉田競】

6月5日朝刊

521チバQ:2011/07/02(土) 00:04:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110701-00000021-mailo-hok
道議会:答弁調整廃止 深まらぬ…議論 繰り返し原稿読む知事に不満が噴出 /北海道
毎日新聞 7月1日(金)10時59分配信

 代表質問と一般質問で道議と道執行部が答弁内容を事前にすり合わせる「答弁調整」が廃止された道議会。率直で活発な討論が期待されたが、6月29日までに終わった両質問の再質問と再々質問で、高橋はるみ知事は最初の質問のために用意した原稿を何度も読み上げ、道議は肩すかしを食った。東日本大震災への対応や北電泊原発の安全対策など山積する課題について議論が深まらないとの不満が、野党を中心に噴出している。
 28日に一般質問した民主党・道民連合の高橋亨道議は壇上で、高橋知事に苦言を呈した。「何度質問しても同じ答弁を繰り返すのはやめていただきたい」。選挙区の函館市は、青森県の電源開発大間原発から最短18キロに位置し、住民の不安が高まる。道南の原子力防災計画策定について道の考えを計3回ただしたものの、高橋知事は「国に防災指針を見直すよう求めている」などと同じ答弁を繰り返した。
 質問終了後、高橋道議は「知事は答弁調整のぬるま湯に慣れてしまい、自分の言葉で語らない」と不満を漏らした。野党の他会派も「紙を見て同じ答弁を繰り返されては納得がいかない」(北海道・大地の山崎泉道議)、「答弁が変わらなければ再質問の意味がない。議会軽視だ」(共産党の真下紀子道議)などと口をそろえる。
 3機態勢の北海道エアシステム(HAC(ハック))について、機体を増やすよう求めた民主党・道民連合の田村龍治道議の質問にも高橋知事は「安全管理体制の確立をHACに求める」と繰り返し、まともに答えなかった。代表質問後の22日の定例会見で、「大所高所のことは言えるが、一歩踏み出すかどうか判断しにくいテーマもある」と自身の立場を強調した。
 北海学園大学の神原勝教授(自治体学)は「同じ答弁を繰り返していては議論は深まらない。論点を解決に結びつけていくことが議会の役割。これではせっかくの改革が無意味で、改善が必要だ」と指摘する。【片平知宏】

7月1日朝刊

522チバQ:2011/07/05(火) 22:34:19
>>520
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110704-OYT1T01263.htm
わずか5票差にどよめく…北海道美唄市長選


初当選を決め万歳する高橋さん わずか5票差という僅差で当落を分けた3日投開票の北海道美唄市長選。

 無所属・新人同士の一騎打ちで薄氷の初当選を果たした高橋幹夫さん(48)は当選直後に事務所で報道陣に、「現場で市民の声を聞きたい」と話し、市役所の体制やシステムの検討に着手する考えを明らかにした。

 同日午後11時すぎ、事務所に「5票差で勝利」という一報が伝えられると、会場はどよめいた。まもなく高橋さんが会場に到着すると、事務所で待ちかまえていた岸本邦宏・美唄商工会議所会頭は「様々な経験を持った方に相談し、明るい美唄の未来を切り開いてほしい」とエールを送り、高橋さんを中心に万歳三唱した。

 高橋さんは、5票差での当選について「市民の、若い人に託す気持ちと安定した行政を求める気持ちがはっきり分かれた結果」と指摘。農業政策や地域医療の確保などを例に「相手候補の政策を検証し、自分の施策に反映できる部分は反映していきたい」と述べた。

 自民、公明各党の地元支部や商工会議所、農協など約20の団体の推薦・支持を受けて迎えた選挙戦ながら、特定の支持団体を持たない前副市長の板東知文さん(58)の猛追を許した。陣営関係者が「期間半ばにはかわされたと思った」ほどだった。

 岸本会頭は「(苦戦したのは)民間出身の特長を周知させる時間が足りなかった。公約に優先順位をつけながら取り組んでほしい」と注文をつけた。

        ◇

 一方、わずか5票差で届かなかった板東さんは同日深夜、自らの事務所に姿を現し、「負けは負けとして受け止めなければならない。生活に根ざした市民の思いが、組織を挙げた相手と互角に戦えた」と語った。

(2011年7月5日06時55分 読売新聞)

523チバQ:2011/07/05(火) 22:37:32
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001107040002
美唄市長に高橋氏 初当選
2011年07月04日

■初当選、前副市長と5票差


 桜井道夫前市長の病気退職に伴う美唄市長選は3日投票が行われ、即日開票の結果、新顔で前市議、製麺会社前社長の高橋幹夫氏(48)=無所属=が、同じく新顔で前副市長の板東知文氏(58)=無所属=をわずか5票差で破り、初当選を決めた。当日有権者数は2万1914人、投票率は63・06%(前回50・58%)だった。


 高橋氏は市議2期目の途中で出馬し、地元経済界や農業団体などを軸に組織的な運動を展開。「若さと行動力」を打ち出しながら農業の基盤整備などを訴え、支持を広げた。


 当選後、午後11時過ぎに事務所に姿を見せた高橋氏は「横一線だと思っていた。これからが厳しいと思うが精いっぱい頑張りたい」と語った。


 板東氏は総務部長や教育長を務めた35年間の行政経験と「市民が主役のまちづくり」をアピールしたが、及ばなかった。

524チバQ:2011/07/06(水) 22:09:15
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/303789.html
政調費、自社物件家賃に充てる 道議2人(07/06 06:50)
 2010年度に道議に交付された政務調査費をめぐり、自民党・道民会議の議員2人が、自分が役員を務める会社から事務所を借り、家賃の一部に政調費を充てていたことが5日、分かった。道議会の使途基準には抵触しないが、政調費を身内に還流させたとも受け止められかねず、批判の声もあがっている。

 札幌市内の選挙区選出の議員は、自分が社長を務める会社から、後援会事務所を兼ねた個人事務所(59平方メートル)を賃借。家賃の一部や光熱費、駐車場代、車両リース代の計150万円を、政調費から会社に払っていた。

 一方、石狩管内の選挙区選出の議員は、自分が役員になっている会社に対し、後援会事務所兼用の個人事務所の家賃の一部と、光熱費、車両リース代の計117万円を政調費で支払った。

 周辺の不動産業者らによると、ともに事務所の家賃は実勢価格と同等かやや低めで、議員2人とも「税金からの支出を抑えるために入居した」と話している。

<北海道新聞7月6日朝刊掲載>

525チバQ:2011/07/10(日) 09:52:45
バカか?
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/304427.html
民主橋本道議 政調費を党支部に寄付 10年度60万円、全額返還へ(07/09 09:50)
 道議会民主党・道民連合の橋本豊行道議(57)=釧路市=が、2010年度の政務調査費60万円を、同党第7選挙区総支部への寄付金に充てていたことが8日、明らかになった。道議会が定める使途基準では、政調費を政党活動経費に支出することは認めていない。橋本氏は北海道新聞の取材に「事務手続き上のミスだった」と事実関係を認め、寄付金に充てた政調費全額を返還する考えを示した。<北海道新聞7月9日朝刊掲載>

526チバQ:2011/07/17(日) 23:19:56
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110716-OYT1T00561.htm
海外視察を凍結、予算は奨学金に…札幌市議会
 札幌市議会(定数68)の7会派幹事長でつくる「市民に役立つ議会検討委員会」は15日、任期中の海外視察を凍結することを決めた。

 4年間で視察費5440万円を削減できる計算で、厳しい財政状況を考慮した。今年度予算に計上した1360万円は市に返還し、子供たちの奨学金制度に活用させる方針。近く各会派の会長・団長会議を開き、正式決定する。

 委員会は非公開で行われ、終了後、座長で自民党・市民会議の細川正人幹事長が報道陣に説明した。細川幹事長によると、「海外の先進事例などを視察する必要性はある」との意見も出されたが、全会一致で凍結を決定した。

 ただ、視察を廃止するかまでは踏み込まず、今後、制度のあり方について議論を継続することになった。細川幹事長は「様々な考え方があり、一から話し合うことにした」と述べた。

(2011年7月17日22時14分 読売新聞)

527チバQ:2011/07/27(水) 22:57:26
>>518
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000501107270001
町議報酬アップ 揺れる 白老町
2011年07月27日




■なり手不足対策 一度は合意
■選挙控え一転「理解得られぬ」


 白老町議会は「通年議会」を導入し、年間の活動日数が延べ204日に及ぶ。議員の若返りのほか、他の仕事との両立が難しいなどの理由から町長が議員報酬の増額の考えを示したのは約半年前。議会内部ではいったん、報酬アップを確認したが、10月に迫った町議選を前に「報酬を上げての選挙は町民に理解が得られない」と「増額」の行方が不透明になってきた。


■「通年議会」実施の白老町


 「このままでは年金生活者の議員が大勢を占める。若い人や女性、幅広い職業や年齢からの議員のなり手がいなくなる」


 飴谷長蔵町長は1月、町報酬審議会に、現在の議員報酬20万7千円から8万9千円増やす「異例」の諮問をした。そして「手取り16万円前後で生活ができない」と危機感を示した。


 町特別職報酬審議会(川田憲秀会長)は諮問の是非を審議してきた。6月上旬、「(議員報酬の引き上げは)審議会も考えが一致している」と答申した。


 同審議会は報酬アップに注文を付けた。(1)多様な層から住民の声を町づくりに反映させる(2)行政が複雑多岐にわたるなか議員は専門的な知識など高い見識が求められる(3)町民の目線や立場に立った活動や議会改革が必要――などだ。


 川田会長は「若手の新鮮な考えや幅広い層の議論で町づくりをしていくことが必要だ。報酬改善も若い人が出やすい環境づくりの一つ」と狙いを話す。


■半数が年金生活


 同議会は議会改革などの一環で2008年、全国で初の「通年議会」を導入。本会議や各委員会、議会報告会など昨年の活動日数は延べ204日になった。導入前に比べて約50日増えた。これに土、日曜日などの町の行事など約30日が加わる。堀部登志雄議長も「片手間で議員が務まらなくなり他の仕事との両立は難しくなっている」。


 現在、同町議は15議員(欠員1)で、平均年齢は62歳。最も若い議員で50歳。最高齢が73歳で2人。70代が3人、60代7人、50代が5人だ。15議員のうち、7議員が年金暮らしで議員を務めている。白老牛などの畜産農家、沿岸漁業が盛んだが、農・漁業者出身の議員はいない。


 若い人が議員になるためには生活費が確保されなければならない。しかし、通年議会の導入で議員活動の拘束が長く、他の職業との兼務が難しくなっているのが実情だ。


■町民は賛否両論


 同議会では今春ごろまで、「報酬増額」を確認していた。だが、10月25日告示、30日投開票の町議選が視界に入ってきた。


 あるベテラン議員は言う。「世の中の流れは議員定数削減や報酬削減。引き上げだけでは町民に理解されない」と選挙を控えて否定的だ。60代の議員は「議員活動を通し、厳しい町民の意見が寄せられている」と話す。


 町民の間では、意見が分かれる。70代の男性は「議員はボランティア的なもので、町の厳しい財政事情から報酬アップは理解されない」と話した。一方で、30代の女性会社員は「女性や若い人の意見を議会に反映させることは町づくりに必要なこと。財政が厳しい中、アップ額を数回に分けるなど改善の手法はある」と理解を示した。


 議員報酬の増額の行方は、選挙直前の9月議会にも示されるかもしれない。


   ◇


 議員の報酬をめぐっては、夕張市の鈴木直道市長も6月、議員数と絡めて、「現行の定数9が適切なのかどうか。人数を減らせば報酬も増やせるし、(政務)調査費を設けることも想定される」と述べた。議員数を削減し、議員一人あたりの報酬を増やしたり政務調査費に回したりする方が望ましいとの考えを示唆した発言だ。


(白勢洋一郎)

528チバQ:2011/07/31(日) 12:44:18
>>372-373
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110730-00000014-mailo-hok
北見市庁舎:移転問題 旧百貨店ビルに機能集約 市長室も入居、市長が意向 /北海道
毎日新聞 7月30日(土)10時49分配信

 北見市の本庁舎移転問題で、小谷毎彦市長は29日、新庁舎の機能をJR北見駅に隣接する旧東急百貨店ビル(大通西2)に集約する意向を、市議会都市再生整備特別委の協議会に示した。これまで市長室は、隣の立体駐車場(大通西3)に置くとしていたが、これを撤回し、条例改正案を8月5日開会の臨時市議会に提出する。
 新庁舎の建設は、北見赤十字病院が現庁舎の敷地内に移転するのに伴う措置。10月から解体が始まる予定だったが、新庁舎の場所が固まっていなかった。
 市議会は昨年3月、旧百貨店ビルをリニューアルして4〜6階に主要部局を置き、市長室は駐車場ビルの1階とする条例を3分の2以上の賛成で可決していた。しかしその後、市民から「車両が上階にある駐車場ビルに本丸の市長室はふさわしくない」との声が強まり、議会側からも再考を求める意見が出ていた。
 小谷市長は会見で「本庁舎の位置を一刻も早く決め、庁舎解体も同時に進めたい」と述べ、百貨店ビルを耐震補強して全面改築する考えも示した。【渡部宏人】


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