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商業・流通

1とはずがたり:2006/04/26(水) 23:23:08
スーパー,コンビニ,百貨店,中心商店街の衰退と活性化策など

リンク
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/commerce.html

130荷主研究者:2007/08/06(月) 01:09:28

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=1619
新潟日報 2007年5月10日
出足好調―ラブラ開業2カ月

 新潟市中央区万代の旧ダイエー新潟店跡に、複合型商業施設「ラブラ万代」が開業して約2カ月。生活雑貨店や衣料品店など、本県初出店の人気テナントを集め、大型連休中も「当初計画を上回る」(ラブラ万代オペレーションセンター)売り上げを達成した。一方、同地区や古町地区の既存商業施設は、天候不順の影響などもあり、来店数や販売額が低迷。施設の改装や催事の強化で差別化を図り、顧客の囲い込みに懸命だ。

 同センターによると、来店者数が最も多かったのは、3月2日のオープンからの3日間で、計約18万人が訪れた。売り上げは、当初計画に対し、3月は40%、4月は2%のプラスとなった。また、4月末からの大型連休中も帰省客や県外客を呼び込み、計画を15%上回る売り上げを達成した。

 同センターの後藤政彦マネージャーは「ロフトなどの生活雑貨が好調。オープン時に比べ、来店者数は落ち着いてきたが、年間の売り上げ目標の100億円はクリアできそう」との見通しを示す。

 同施設の土地・建物を所有する万代開発(新潟市)は「福島や山形といった隣接県のほか、中越・上越まで集客範囲が広がった」と指摘。「ダイエー閉店後の空白期間に比べれば、地区全体としての集客力は高まった」と評価する。

 一方、市内百貨店で売り上げトップの新潟伊勢丹は大型連休中、催事を強化するなどして前年並みの来店者数と売り上げは確保したが、3月、4月と2カ月連続で前年割れが続いた。

 同店営業統括部は「飲食部門や化粧品、ブティックといった百貨店独自の商品は好調だったが、女性用のTシャツ類などカジュアル衣料が影響を受けた」と分析する。

 同地区のファッション専門館「新潟アルタ」は4月末には売り場を増床し、「ラブラにはない独自の品ぞろえを強化」(同館)し、シェア拡大を狙う。

 販売低迷が続く古町地区では、大和新潟店は連休中、催事効果などで前年並みの売り上げを確保したが、三越新潟店は、人気のイタリア展の集客効果が、店全体の買い回り増加につながらず、前年比マイナスとなった。

 今年は、ラブラ万代に次いで、4月にアピタ長岡店(長岡市)がオープン。11月には新潟市(亀田)に県内最大規模のイオン(千葉市)のショッピングモールと、大型商業施設の開業が続く。

 ラブラ万代は「イオンの開業は脅威」と警戒、市内の別の商業関係者からは「新施設ができる度に一時的に客がどっと流れるので、市場の変化がつかみにくい」と嘆く声が上がっている。

131荷主研究者:2007/08/06(月) 01:11:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2007/05/20070519t12013.htm
2007年05月18日金曜日 河北新報
仙台駅にエスパルⅡ 来夏開業 衣料中心に十数店舗

JR仙台駅北側の新幹線高架下2階に建設される新商業施設「S―PALⅡ」(仮称)のイメージ

 JR東日本仙台支社は18日、仙台市青葉区のJR仙台駅に、新商業施設「S―PAL(エスパル)Ⅱ」(仮称)を建設すると発表した。開業は2008年夏。30代の女性層を主な対象としたファッションゾーンを展開し、新たなにぎわい空間をつくり出す。

 新施設は、仙台駅北側の2階部分に建設する。床面積は約2830平方メートル。事業費は約22億円。

 衣料品店を中心に十数店舗を入居させる予定で現在、交渉を進めている。テナントの年間売上額は、30億円程度を見込んでいる。JR東日本の関連会社「仙台ターミナルビル」が運営する。

 JR東日本は1978年、仙台駅南側にエスパルを開業。主に20代を対象に店舗展開を進めてきた。新施設では、30代のOLらを客層の中心に据えた店づくりを行う。5月上旬から事前工事を始めており、近く本体工事に着手する。

 仙台駅周辺には、ファッションビルのパルコも08年に開業する。同駅の利用者は一日約23万人あり、仙台支社は「エスパルの利用客にそのまま新施設に来てもらいたい。仙台駅を単なる鉄道駅から、人々が集う場へと機能を高めていきたい」と話した。

132荷主研究者:2007/08/06(月) 01:28:36

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/05/20070526t12043.htm
2007年05月26日土曜日 河北新報
市中心部集客に期待 イオン塩釜SCオープン

塩釜SCの開業を祝って関係者がテープカットした

 スーパー大手のイオンは、宮城県塩釜市がJR本塩釜駅東側で進める土地区画整理事業「海辺の賑(にぎわい)わい地区」に、イオンタウン塩釜ショッピングセンター(SC)を25日開業した。市は、買い物客の市外への流出が著しい中心市街地の活性化に期待を込めている。

 塩釜SCは24時間営業の食品スーパー、マックスバリュ塩釜店を核店舗に、衣料、飲食、娯楽などの45の専門店が入った。建物は2階建てで、総商業面積は約1万1500平方メートル。開店前に約500人が行列をつくり、店内は終日にぎわった。

 本格開業に先立ち、22日から近隣住民を対象に先行開業し、3日間で約10万人の買い物客が訪れた。塩釜SCは「目標を大幅に上回る出足だ。年間300万人強の集客を目指したい」と勢いづいている。

 海辺の賑わい地区の事業費は45億6000万円で、2011年完成を目指す。塩釜SCが立地した「賑わい商業ゾーン」のほか「賑わい住居ゾーン」「駅前商業複合ゾーン」も整備する予定。

133荷主研究者:2007/08/06(月) 01:29:14

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20070526303.htm
2007年5月26日03時10分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎にぎわい創出へ新拠点 金沢駅西口ビル、26日開業

 金沢ターミナル開発(金沢市)が開発していたJR金沢駅西口ビル、愛称「くつろぎ館」は二十六日、開業する。隣接する金沢百番街で不足していた飲食テナントを中心に食品スーパーも備える。北陸新幹線の開業を見据え、開発が続く駅周辺の集客力が一段と強まりそうだ。

 くつろぎ館は八階建てで、一―四階が商業フロア、五―八階がJR系列のビジネスホテルとなる。敷地面積三千七百平方メートル、延床面積一万二千平方メートル。飲食業を中心としたテナント数は二十四で、ドラッグストア業界最大手、マツモトキヨシ(千葉県松戸市)も石川県内一号店を構える。

 一階はイタリアンやスイーツのカフェ、ベーカリー、二階には東京ストアー(金沢市)を核に、「100ban(番)マート」=写真=や、洋総菜、鮮魚、精肉の三つの専門店が展開される。三階にはラーメン店、居酒屋などが配置される。

 二十五日、金沢駅で行われたしゅん工式で、JR西日本金沢支社の細野文雄支社長は「駅周辺に新たなにぎわいを生み、多くの人に親しまれる金沢駅になる」とあいさつ。金沢ターミナル開発の太田渾社長は「駅空間が通勤、通学、地域の人の生活拠点となり、集客力がますます高まる」と期待を寄せた。

 金沢駅屋上の駐車場も完成した。四百十五台分の駐車スペースを備え、年中無休で二十四時間営業する。金沢駅百番街で二千円以上の買い物をすれば一時間、二万円以上で二時間半の駐車無料サービスを実施する。

 ビジネスホテルは六月二十七日から営業する。

134とはずがたり:2007/08/14(火) 22:39:27

西友、6期連続の当期赤字へ ウォルマート効果みえず
http://www.asahi.com/business/update/0814/TKY200708140367.html
2007年08月14日20時43分

 米ウォルマート・ストアーズ傘下の大手スーパー、西友は14日、07年12月期連結業績予想を下方修正し、6期連続の当期赤字となる見通しを発表した。小売業世界最大手のウォルマート傘下での経営再建は6年目。世界中から商品を調達できるウォルマート流の改革の成果は依然現れず、「日本撤退」の憶測も出ているが、ウォルマート出身のエドワード・カレジェッスキー最高経営責任者(CEO)は記者会見で「ありえない」と語った。

 12月期の当期損益予想を、2月時点の8億円の黒字から59億円の赤字に修正。売上高も2月時点より3%減の9630億円、本業のもうけを示す営業利益も同56.6%減の46億円とした。同CEOは「改革に時間がかかり過ぎている。黒字化の責任は私にあるが、私の仕事は戦略を最後までやり遂げることだ」と「続投宣言」した。

 この日発表した6月中間売上高は前年同期比1.4%減の4615億円、営業赤字は前年同期の13億円から22億円に拡大。天候不順で利益率の高い衣料品が苦戦した影響が大きく、中間営業赤字は3期連続。当期赤字も減損損失を計上した前年同期より大幅に改善したが69億円だった。

 今後は、成果につながっていない米国流「毎日安売り」路線から脱し、地場野菜を増やすなどサービス内容の充実や24時間店舗の拡大に力を入れる方針。コスト削減もさらに進める考えだが、今年下半期に前年以上の売上高を確保し、業績回復への明るい展望を得られるかどうかは不透明だ。

135荷主研究者:2007/08/27(月) 01:14:03

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/06/20070626t53013.htm
2007年06月25日月曜日 河北新報
大型店撤退 長引く後遺症 酒田・鶴岡 駅前再生

酒田市が取得して整備するジャスコ跡地。奥はJR酒田駅

 10年間も遊休地で、市勢停滞の象徴となっていたJR酒田駅前のジャスコ跡地について、山形県酒田市は土地を取得し整備に乗り出す。しかし、現時点で駅前活用に妙案はないのが実情。2年前のジャスコ撤退のあおりで、隣接する商業ビルを7月末で閉じる鶴岡市も同様の悩みを抱えている。期待していた新幹線開業の夢が断たれ、乗降客も年々減少。庄内の駅前はもはや一等地とは呼べず、再生のデザインを描くのは容易ではない。(酒田支局・梅木勝)

<頓挫した計画>
 酒田駅を背に立つと、正面左に鉄板で囲まれた広大な空き地がある。広さ約2000坪(6600平方メートル)。かつて、売り場面積当たりの売り上げが東北一だったというジャスコが撤退したのは1997年8月のことだった。店舗はその後廃虚のごとく野ざらしとなり、解体されたのはつい4年前。駅前商店街は寂れ、10万都市の玄関口とは思えない光景が広がっている。

 この間、開発主体として土地建物を取得したのが地元不動産業者らが設立した酒田駅前ビル。酒田信用金庫と二人三脚で高層ビル建設を目指したが、店舗を解体し更地にしただけで計画は頓挫してしまった。

 追い風にしたかった山形新幹線の延伸計画は、旗振り役だった前知事の落選後はすっかり影を潜め昨年3月、負債約15億円を抱え破産した。酒田信金自らも巨額の不良債権を抱える羽目となり、来年3月、鶴岡信用金庫に吸収合併される。

 酒田市の阿部寿一市長は「駅舎も老朽化し、駅前は更新期といえる。機能や在り方を含め、年度内に活用策をまとめる」とし、バスプールなどを集めた平面的な広場として暫定利用していく方針だが、広大な敷地を持て余しそうだ。
三セクを清算

 同じく2005年3月に駅前ジャスコが撤退した鶴岡市。酒田の2の舞いを避けようと、市は店舗解体と更地化を即座に求め、所有者のイオンから1年後に取得する素早い対応を見せた。

 現在、跡地(約3500平方メートル)の一角に地権者が新店舗を構え、残りを緑地公園とするめどは立ったが、ジャスコ撤退が引き金となり、隣接する商業ビルを7月末で閉鎖、テナント約20店を退去させる。債務超過の第三セクターのビル管理会社清算を進めながら、ビルの再利用法を探っている。

 鶴岡市建設部は「駅前の核として、東北で初めてジャスコを誘致した30年前とは時代が変わった。勤め人らの駅の利用が減り、郊外店も台頭し、駅は物流拠点ではなくなった。駅前の在り方を再検討し、街づくりにつなげたい」と述べるが、具体的な青写真が定まっているわけではない。

<公的関与望む>
 両市とも郊外の大型ショッピングセンターに押され、駅前をはじめ、中心部の空洞化に歯止めがかからない。酒田では駅近くのダイエーも05年8月に閉店。市内の住宅会社が落札し、更地化した跡地(約1万2700平方メートル)には大手パチンコ店建設が進んでいる。

 地元の不動産業者は「地方の駅前は集客力が薄れ、民間主導の大型開発など望める時代でない。パチンコ店でもくればまだましな方で、空洞化を食い止める行政の施策に期待するしかない」と、公的関与に望みをつないでいる。

136荷主研究者:2007/08/27(月) 01:17:21

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20070701301.htm
2007年7月1日05時39分 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎金沢ブック戦争、新段階に 「陣取り」一服、次は「個性」で

 金沢市の石川県庁近くに三十日、蔵書数と店舗面積で北陸最大規模を誇る書店がオープンした。金沢では近年、大型書店が次々と進出し、この巨艦店の開業によって、大型店同士の「陣取り合戦」も一服ついたとの見方もある。既存店は専門書の品ぞろえや店内イベントなど独自性で対抗し、激戦地金沢のブック戦争は「個性化」で集客を競い合う段階に入った。

 延べ床面積約四千二百平方メートルに、蔵書約八十万冊を備える明文堂書店(富山市)の「金沢県庁前本店」(愛称・金沢ビーンズ)。清水満社長が「日本最大級」と表現するように、豆型のユニークな店舗には、天井まで届くような高い棚に本がぎっしりと並ぶ。

 「あそこに行けば、ほしい本が絶対にある」。清水社長が同店の最大の特徴と位置づけるのは本のボリューム感。店の雰囲気づくりにもこだわり、本好きの子供を増やすため、じゅうたんを敷いたスペースでは寝転んで絵本を選べるようにした。併設の「タリーズコーヒー金沢ビーンズ店」では、ひきたてのコーヒーを味わいながら本を読めるようにした。

 県庁周辺でビーンズと競合する文苑堂書店(高岡市)の金沢示野本店。同店は、専門書の品ぞろえを充実させることで、新たな巨艦店を迎え撃つ。常時約二十五万冊の専門書を並べ、今後はテーマを設定した専門書フェアも開催していく。辻井直樹店長は「本当の本好きが満足できる店を目指す」と話す。

 季節ごとのイベントに力を入れ、家族連れの集客を呼び込むのは、勝木書店(福井市)の「カボス大桑店」。同店は六月一日にいまじん(愛知県豊山町)から経営を引き継いでおり、イベントが得意ないまじんの手法をさらに発展させる。輪投げ、金魚すくいなど縁日のような行事を実施し、「何か楽しいことがあるという期待感を持たせたい」(関口健二店長)とする。

 中心市街地の店舗も知恵を絞る。平日夕方の客の四割強が十―二十代の女性という中田図書販売(富山市)の「BOOKSなかだ金沢本店」。香林坊109の地下に立地していることもあり、休日も女性客が多い。同店は美容、健康など若い女性をターゲットにした雑誌や本を目立つ場所に置き、他店との違いを出す。

 県外資本の進出攻勢にさらされる地場資本だが、老舗のうつのみや(金沢市)は七月三日から直営全店で、ポイントカードを導入する。外商や配送サービスで書籍などを購入した客もポイントが加算されるのが特徴で、同社は「きめ細やかなサービスで対抗する」(裏谷重成専務)としている。

 「オーバーストア状態」(関係者)と言われて久しい金沢の書店業界。地場の「王様の本」が閉店するなど淘汰(とうた)の波は確実に押し寄せており、各店が「個性」を前面に打ち出す戦略で顧客を囲い込む競争はさらに激しくなりそうだ。

137やおよろず:2007/08/28(火) 00:11:45
レビュー  〜P19 業界再編の開始  

伊勢丹・三越の統合

 誇り高き「三越」が、単独では生きられないと判断した。
 三越でさえ業界再編に巻き込まれるということは、今後の業界再編の様態は、様々なものが予想される。
 
1兆円クラブ

 大手百貨店は、大手4から5グループだけが生き残るであろう。
 高島屋とJフロント(大丸・松坂屋)は1兆円を突破している。
 将来的に大手として生き残る規模の目安は、売上1兆円である。
 単独でクリアできるのは、ミレニアム(西武・そごう)・三越・伊勢丹あたりまでだ。
 伊勢丹は、資本関係を伴わない提携を東急百貨店と結んでおり、両者の合算では1兆円を突破している。
 したがって、5社が一兆円クラブに入りえる。
 この5社の中で、問題は三越である。
 なぜなら、三越は単独での1兆円突破にはやや距離があるからだ。
 三越が単独で行くのか、他者と統合するのかが早くから注目されていた。
 
 百貨店は、衣料品に特化するという確固な方向性を持った丸井を除き、売上規模と利益率とが比例関係にあるのが通常である。
 そのため、従来から、百貨店には「共同仕入れ機構」という緩やかな連携があった。
 売上規模の小さい地方百貨店は、いずれかの機構に属している。
 この機構を母胎とした、地方百貨店の統合が進展するものと思われる。

138やおよろず@百貨店地図が塗り変わる日:2007/08/28(火) 00:13:02
P19〜P26

三越の相手が伊勢丹になった理由

 三越は、収益回復が著しい大手にあって、売上・利益ともにマイナスが続き、「一人負け」の状態であった。
 伊勢丹は、業界屈指の高い利益率を誇る。
 三越は、重要顧客やOB、社内に歴史と格を重んじる、統合に反対する勢力が多数存在している。
 伊勢丹は、百貨店の格としては、三越とほぼ同格かやや劣る程度である。
 相手にとって、不満は少ないところである。

 三越と伊勢丹の統合は、持株会社方式になる。
 資本を伴わない提携は効果が薄いし、三越も伊勢丹もブランド力がある。
 三越は業績の低迷で株価が悪化している。
 しかも、償却済みの優良不動産を多数抱え、莫大な含み益(推定1500億)を抱えている。
 投資ファンドの格好の標的であり、支配権の取得に要するコストを積み増ししなければならない。  
 伊勢丹は業績がよく、合併によって、株式を買い占めるために必要な資金量は増大する。

大丸と三越

 三越の統合先として伊勢丹が表面化する前に本命とされていたのは、大丸であった。
 また、大丸の統合先として松坂屋が決定する前に本命とされていたのは、三越であった。
 東の「三越」西の「大丸」で同格であり、また、共同仕入れなどの業務提携も結んでいたからだ。
 大丸は、百貨店業界の再編の急先鋒であり、松坂屋と同時並行で、三越とも交渉も進めていた。
 また、松坂屋と大丸の統合は持株会社方式であり、三越との更なる統合にも支障はないのだ。

高島屋と三越
 
 三越と高島屋も、かつて業務提携を結んでいた時期がある。
 しかし、日本橋で旗艦店同士が競合しているという事情もあり、成果を挙げることなく解消された。
 将来にわたって、三越と高島屋の統合はないだろう。

イオンと三越

 イオングループは三越を欲している。
 イオンは、あらゆる小売の業界を手がけ、日本最大の売上を誇っている。
 そのイオンは百貨店分野を欠いている。
 確かに、マイカルを傘下に収めてはいるが、マイカルは生活百貨店であり、ハイエンドの需要にこたえることはできない。
 イオンのライバルであるイトーヨーカ堂(7&鄯)は、西武・そごうを傘下に収めている。
 したがって、イオンは格の面で劣勢である。
 そこで、西武・そごうの格を遥かに凌ぐ、三越をグループに引き入れたいのである。
 しかしながら、三越の統合相手がイオンであったならば、交渉は難航したであろう。

伊勢丹・三越の統合の適格性

 皇室御用達の百貨店は、三越・大丸・高島屋・伊勢丹・松坂屋・そごうであり、この点で、伊勢丹と三越は同格である。

 三越は、伊勢丹の経営管理システムを欲している。
 伊勢丹は、地域性を発揮し、各店舗の業績を伸ばすというノウハウに長けている。
 三越は、本店への依存度が高く、地方店の運営は芳しくない。

 伊勢丹は、東京近郊に6店舗、関連会社として静岡・新潟・京都・小倉に展開している。
 これだけでは、全国を網羅しているとはいえず、販売機会を逃しているといえる。
 伊勢丹は、福岡・岩田屋、名古屋・名鉄百貨店、東京・東急百貨店、札幌・丸井今井と共同買入れ機構を通じて業務提携し、人材投入により伊勢丹方式を移植している。
 また、阪急百貨店との業務提携を行っている。
 ここに、三越との統合が加われば、百貨店業界で「一人勝ち」することができる。

 今後、伊勢丹・三越連合へ対抗する動きが出てくるものと思われる。

139やおよろず@百貨店地図が塗り変わる日:2007/08/28(火) 00:18:01
主要百貨店売り上げ (億円)

10494 高島屋
 9665 ミレニアム
 8370 大丸
 8041 三越
 7817 伊勢丹
 5521 丸井
 3960 阪急百貨店
 3366 松坂屋
 3246 近鉄百貨店
 2710 東急百貨店
 1820 東武百貨店
 1108 阪神百貨店('06)
 1058 岩田屋('05)
 1003 京王百貨店

140やおよろず@百貨店地図が塗り変わる日:2007/08/28(火) 01:07:03
百貨店・店舗別売り上げ (億円)

2784 三越本店(日本橋)
2570 伊勢丹本店(新宿)

1723 西武池袋本店(池袋)
1706 阪急百貨店梅田本店(キタ)
1626 日本橋高島屋(日本橋)
1599 横浜高島屋(横浜)

1425 大阪高島屋(ミナミ)
1400 松坂屋名古屋本店(名古屋)
1353 近鉄百貨店阿倍野本店(天王寺)
1344 東武百貨店本店(渋谷)
1295 東武百貨店池袋本店(池袋)
1137 小田急百貨店新宿店(新宿)
1132 そごう横浜店(横浜)
1109 阪神百貨店本店(キタ)
1034 京都高島屋(京都)
1008 大丸神戸店(神戸)

 987 京王百貨店新宿店(新宿)
 945 岩田屋本店(福岡)
 934 名古屋栄三越(名古屋)
 870 大丸心斎橋店(ミナミ)
 839 大丸京都店(京都)
 779 新宿高島屋(新宿)
 715 そごう千葉店(千葉)
 709 名鉄百貨店本店(名古屋)
 670 松屋本店(銀座)
 634 井筒屋本店(福岡)
 586 松坂屋上野店(上野)
 584 山形屋鹿児島店(鹿児島)
 564 そごう神戸店(神戸)
 564 丸井今井本店(札幌)
 563 京阪百貨店守口店(守口)
 528 伊勢丹浦和店(浦和)
 524 大丸東京店(丸の内)
 524 大丸梅田店(キタ)
 507 そごう広島店(広島)
 497 藤崎(仙台)
 494 シブヤ西武(渋谷)
 481 大丸札幌店(札幌)
 477 そごう心斎橋店(ミナミ)
 451 東急百貨店(横浜・青葉)
 449 福岡三越(福岡)
 477 小田急百貨店町田店(町田)
 445 伊予鉄高島屋(松山)
 427 ロビンソン百貨店春日部店(春日部)
 420 JR京都伊勢丹(京都)
 418 トキハ本店(大分)
 415 札幌三越(札幌)
 412 柏高島屋(柏)
 391 遠鉄百貨店(浜松)
 380 丸栄本店(名古屋)
 376 東武百貨店宇都宮店(宇都宮)
 362 仙台三越(仙台)
 338 近鉄百貨店奈良店(奈良)
 332 近鉄百貨店上本町店(ミナミ)
 353 東急百貨店たまプラーザ店(横浜・青葉)
 323 大和香林坊店(金沢)
 290 伊勢丹松戸店(松戸)
 277 川徳本店(盛岡)
 260 高松三越(高松)
 255 プランタン銀座(銀座)
 245 池袋三越(池袋)
 233 松山三越(松山)
 213 所沢西武(所沢)
 208 井筒屋黒崎店(北九州)
 207 川西阪急(川西)
 199 新宿三越アルコット(新宿)
 172 有楽町西武(有楽町)
 170 小倉伊勢丹(北九州)
 167 うすい百貨店(郡山)
 160 佐世保玉屋本店(佐世保)
 159 さくらの百貨店(仙台)
 152 リウボウ本店(那覇)
 119 佐賀玉屋本店(佐賀)
 110 鹿児島三越(鹿児島)
  95 横浜松坂屋(横浜)
  64 松坂屋銀座店(銀座)
  61 博多大丸(福岡)

141やおよろず@百貨店地図が塗り変わる日:2007/08/28(火) 02:15:26
P28〜P52 大丸・松坂屋統合

 大丸・松坂屋統合は、老舗名門同士の合併ということで、業界全体に大きな衝撃を与えた。

 大丸・松坂屋は、統合によって、業界第一位の座を手にした。
 これにより、商品に対する顧客の信頼度が向上し、業界における支配力が格段に高まることになる。
 
 大丸・松坂屋の統合は、地域補完が完全である。
 大丸は全国に出店していながら、中部地区に店舗がない。
 また、松坂屋は、出店が中部地区に偏っている。
 東京で重複する部分もあるが、東京の場合は競合よりも、相乗効果の方が大きい。
 
 大丸は、売り上げ・営業利益・営業利益率ともに松坂屋を大きく上回っている。
 松坂屋銀座店は、償却済みの超優良不動産である。
 この銀座店だけでも、大丸にとってグループに取り込むメリットは大きいものである。

 大丸は規模拡大と効率化を目的に、松坂屋は大丸の効率的経営の導入を目的に、経営統合に踏み切った。
 相乗効果を発揮するには、両者の人的交流による融合の進展が必要である。

 大丸は、奥田会長の下、業界再編・経営統合に積極的な姿勢をとっていた。
 松坂屋のほか、統合の相手として、東武・近鉄・三越などが取りざたされた。

 大丸は、奥田会長の下、人海戦術から効率人員配置へと方向転換を遂げていた。
 つまり、売り場を「コンサルティング」「対面販売」「ポイントサポート」「セルフ」に分類し、それに応じた人員配置をなすことにより効率化を図ったのである。
 札幌店では、当初から人員の効率的配置を前提として店作りをした。
 松坂屋の赤字店舗も、この大丸の経営管理方式の導入により、黒字に転換できるものと期待されている。

 大丸・松坂屋の統合のきっかけは、阪急・阪神の統合にある。
 大丸梅田店は、阪急・阪神の旗艦店が近接している。
 そして三越の梅田再進出、近鉄・そごう・高島屋の大増床という2011年問題への対応が迫られたのである。
 
 大丸の奥田会長は、「都市型の百貨店は100万以下の都市では成立しない」という見解を示していた。
 大丸は直営で10店舗の経営を行っているが、そのうち8店舗が関西に集中している。
 そして、別会社組織で大丸が運営しているのは、福岡・長崎・下関・鳥取・宇治・高知であり、100万都市なのは博多のみである。  
 東京店は立地条件はよいものの、規模が小さい。
 また、中部地方は手付かずの状態であった。
 このような事情から、大丸も松坂屋との統合が必要であったのである。

 利益率の向上に即効性があるのは、多くの店舗と広い売り場を確保することである。
 販売機会の高上により、取引先はメリットを得ることになる。
 したがって、増床・広範な店舗展開で、百貨店が有利に取引ができるようになる。
 それで、百貨店は、店舗展開や増床を競っているのである。
 
 松坂屋は、利益のほとんどが名古屋本店による、本店依存度の高い体質をもっている。
 静岡店が黒字のほかは、軒並み赤字店舗ばかりなのである。
 本店依存度が高いということは、改革への動機が弱く、地方店の改革は成功しなかった。
 この打開には、外部の力を必要としていた。

 また、創業1611年の最老舗のだけあり、その人間関係は複雑なものとなっていた。
 とりわけ、80年代末の17代目伊藤洋太郎と鈴木正雄との戦いは、松坂屋を大混乱に陥れた。
 また、公家体質の百貨店の中でも公家体質が濃く、秀和・村上といったところに買占めを許してしまっていた。
 
 さらに、JR名古屋駅の駅ビルには、当初、松坂屋が進出する予定であった。
 しかしながら、消費不況の深刻化から投資判断が慎重になり、94年に撤退を決定した。
 そして、その名古屋駅には高島屋が入ることとなった。
 この高島屋は初年度に600億円を売り上げ、その後も成長し、06年には957億円を売り上げるまでになった。
 近接する松坂屋本店が、松坂屋全体の利益を稼ぎだしている企業構造からは、大きな脅威である。
 
 また、競合ひしめく銀座での再開発に成功するためには大丸のノウハウが必要である。
 新たな旗艦店としての期待をかける銀座店での失敗は許されないのである。

142やおよろず:2007/08/29(水) 04:01:04
P54〜P61  大阪2011年問題

 2011年、大阪・梅田に三越が再進出する。
 また、既存各社が大規模な増床に動き、2011年には、売り場面積が1.5倍になる。
 大阪は、オーバーストアの状態を迎えることになる。

 【梅田】
 梅田には、大丸・阪急・阪神の旗艦店が集中している。
 そして三越が進出する。
 三越の進出場所は、JRの再開発案件である梅田駅北口であり、好立地である。 

 そして、各社がそれぞれ増床を図っている。
 長方形の形状だった大丸は、正方形に近い形の売り場になり、大丸得意の売り場マニュアルが導入しやすくなる。
 阪急は4割という大幅増床により、松坂屋本店に匹敵する現在水準で日本最大規模の店舗になる。
 しかしながら、近鉄が阪急以上の売り場拡大計画を実行するため、日本一にはならない。
 地域二番店の阪神が、この阪急と統合する。
 有力ブランドは、地域1番店・2番店を優先する。
 この圧迫が、大丸を松坂屋との統合に走らせた。
 また、阪神もビルの立替により増床を図る計画を持っている。

 大丸・三越・阪急・阪神で12万5千㎡もの売り場が新たに誕生する。
 これは、大型百貨店2つ分に相当する。
 しかし、梅田エリアは、競争激化の危機感よりも相乗効果による集客力向上への期待感の方が大きい。
 各店舗が特徴ある街づくりをすることにより、梅田地区から客が流出しないことになる。

 【心斎橋・難波】
 梅田エリアの大規模開発への危機感を、ミナミの関係者は強く抱いている。
 ミナミには、心斎橋そごう、大丸心斎橋店、難波の高島屋大阪店がある。
 
 このうち、大規模開発計画を持っているのは、高島屋だけである。
 「なんばパークス」は南海電鉄と高島屋が共同で再開発したものであり、07年4月に前面オープンした。
 高島屋大阪店との相乗効果を狙ったものである。
 そごうは、00年の破綻の際に、一旦閉店していた。
 しかしながら、大消費地の大阪に店舗がなければ再建計画が成り立たないとして、05年に再開業した。
 
 ミナミは、梅田に比べ、ターミナルの乗降客は少ない。
 また、個別の百貨店の集客力は劣る。
 しかし、地元の商店や専門店が発達している。
 そのため、専門店・モール・スーパー・一般商店など多様な小売業種を集積し、その中核施設として百貨店があるという「町ぐるみ」での集客で、梅田に対抗しようとしている。

 【天王寺】
 天王寺は、梅田・ミナミに対して厳しい状況に置かれている。
 天王寺駅前には、近鉄百貨店阿倍野本店がある。
 奈良・生駒から近鉄線を利用する客は、天王寺ではなく、難波で降りる。
 そして、難波または、心斎橋・梅田へと流出する。
 大阪北部は梅田が吸収し、東南部は天王寺を通らない。
 梅田・難波・心斎橋の動きは、天王寺を激しく圧迫する。

 これに向け、近鉄阿倍野本店は、2011年に向け日本一の11万㎡を目指し大増床する。
 このエリアは、近鉄百貨店しかなく、他の地域のような相乗効果を期待することはできない。
 「日本一」は、有力ブランドを吸引する力になり、それにより他のエリアの百貨店との差別化を図ろうというのである。
 大阪の東の玄関口としての地位を確立することを期待している。

 梅田にしろ、ミナミにしろ、同じ売り場が別々の百貨店に誕生するというのでは、相乗効果は見込めない。
 天王寺の近鉄は1.5倍の床面積になるが、それを埋めるだけの魅力あるテナントを入れることができるかどうか。
 当面、大阪から目が離せない。

143やおよろず@百貨店地図が塗り変わる日:2007/08/29(水) 04:36:43
P61〜P74

 大阪における最大勢力は、阪急・阪神の統合勢力である。
 この統合は地域1番店と2番店の統合であり、3位の大丸への影響は大きい。
 大丸の売り上げは、単純計算で、統合勢力の4分の1になる。
 阪急1706億・阪神1109億円に対して、大丸は647億円の売り上げしかない。
 また、進出予定の三越の売り上げ予想は、500億円である。

 実質的には、阪急による阪神の吸収合併である。
 売り上げ・店舗体制に加え、資本関係でも阪急が優位である。
 妥協点を探りつつ相乗効果を出さなければならない大丸・松坂屋に比べて、統合成果を早期に出すことが可能になる。
 この阪神・阪急は、2014年に、現在の2割増し3500億円という目標を掲げている。
 両店の増床効果を加味すれば、4000億円を視野に入れているはずである。

 阪急は阪神株を高値で買い取ったために、有利子負債が2500億円も増加した。
 阪急の有利子負債残高は、1兆2300億円であり、利払いは年間で300億から400億と推定される。
 この金利負担は、純利益に匹敵するものである。
 これは、統合による相乗効果で解消するしかない。
 阪急と阪神とは、鉄道事業において競合性が薄く、コストカット効果は限定的である。

 阪急電鉄と阪急百貨店の資本関係は薄い。
 電鉄主導の阪神との統合に阪急百貨店の不満は大きい。
 独立自尊の阪急百貨店に、この不満がくすぶれば、阪神との融和が順調にはいかなくなる。

 互いの特色を生かしてすみわけを進めることで、統合による最善効果があらわれる。
 大阪の百貨店戦争の中で、この統合は大きなアドバンテージになる。
 阪急は、ファッション分野に強く、靴・宝飾品の売り上げは全国1位であり、利益率は3.7%と高い。

 阪神百貨店は、食品の売上率が38%と高い。
 通常、百貨店の売り上げは、食品3・衣料品4・その他3の割合である。
 また、阪神タイガースグッズは、強力な求心力となりうる。
 しかし、逆に言えば、阪神は衣料品に弱く、売り上げ構成割合は3割に満たない。
 したがって、売上高営業利益率は2.5%と低い。
 食品は、スーパーなどの小売店が競合相手であり、高い利益率を計上しづらい。
 
 面積あたり売上高は、阪急本店が伊勢丹本店に次ぐ全国1位なのに対して、阪神本店は阪急本店の7割程度にとどまる。  
 阪神は、食料品分野の強みを生かしたまま、阪急との統合により衣料品を強化したい考えである。
 阪急は、衣料品の高級化を進め、高級百貨店としてのイメージの強化を図る。
 この棲み分けが可能であれば、梅田地区で勝ちを収めることができる。

 阪急と阪神は企業イメージが全く違う。
 このイメージの相違を払拭するのは、不可能に近い。
 40代以上は百貨店のイメージが染み付いており、20代は関連性が薄く、30代はその中間にある。
 これは、消費の中心が百貨店だった時期を知る世代と、専門店やスーパーが台頭してきた時期の世代との違いであろう。

 資本的な統合はできても、店舗の持つイメージの統合は不可能で、そのため、統合効果は限定的になる。
 規模の拡大・財務体質の強化・経営の効率化はもたらされるものの、長期的な問題ははらんだままである。

144とはずがたり:2007/08/29(水) 10:23:33
伊勢丹+三越,大丸+松坂屋,イトーヨーカドー+西武+そごうと再編真っ盛りで面白いですねぇ〜。
ちょいと前の(現在でも続いている可能性あるが)家電量販店再編も大再編だったけどちゃんとウオッチが追いついて行けなかって残念。。

>>143
> 阪急は阪神株を高値で買い取ったために、有利子負債が2500億円も増加した。
> 阪急の有利子負債残高は、1兆2300億円であり、利払いは年間で300億から400億と推定される。
> この金利負担は、純利益に匹敵するものである。
> これは、統合による相乗効果で解消するしかない。
> 阪急と阪神とは、鉄道事業において競合性が薄く、コストカット効果は限定的である。
阪神側は到底承伏できるものではないでしょうし,近鉄にその体力は残ってないでしょうけど,阪神の内鉄道事業だけ西大阪線を通じて相互乗り入れする近鉄にうっぱらえばだいぶ違うであろう。
要は阪急は阪神の持つ西梅田が欲しかっただけであるし。
中之島新線の阪神方面への延伸が課題となる京阪が買って京阪神電鉄とするのも面白いと思う。中之島新線の梃子入れになる。将来的には山陽姫路⇔出町柳の特急の運行も視野にはいるしw

>>142
近鉄は自社百貨店の本拠地を天王寺(阿部野橋)と定めたようである。
天王寺は阪和線沿線・関西本線沿線から集客できるが自社線からの集客は南大阪線沿線のみ。ちょいと弱いのではないか?と心配。

145名無しさん:2007/08/29(水) 21:22:36
>>140
銀座三越がないけどなんでだろ・・・

146とはずがたり:2007/08/30(木) 23:27:51
おし,中川女のお膝元で漫然と自民党を支持する零細商業者を潰滅させようヽ(´ー`)/

東広島にイオンSCを開業
'07/8/30
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200708300021.html

 イオングループのマックスバリュ西日本は9月6日、東広島市高屋町にイオン高屋ショッピングセンター(SC)を開業する。食品スーパーのマックスバリュを核店舗に、計21店が10月上旬にかけて順次オープンする。SCは住宅団地の東広島ニュータウン入り口に建設。6日には、マックスバリュ高屋店をはじめ、飲食店など計7店がオープン。書店やベビー服、ドラッグストア、ホームセンターなども順次開店する。

148とはずがたり:2007/09/20(木) 16:17:00
この辺は渡辺喜美の地盤だが地元商店街を破壊してゼンセン同盟に力を付けて貰わないとねw

イオン那須塩原SC 来年7月開店
http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/php/s_news.php?f=k&d=20070920&n=6

 那須塩原市上中野に大手総合スーパー「イオン」(千葉市)が計画している「イオン那須塩原ショッピングセンター」(仮称)の地元向け概要説明会が十九日、黒磯商工会で開かれた。同社は同ショッピングセンターについて、来年七月末にオープンを目指していることを明らかにした。

 計画によると、同ショッピングセンターは敷地面積(開発面積)九万七百平方メートル、店舗面積は一万八千平方メートル。駐車場は約千百台分を確保する。ただ現在、同社は大規模小売店舗立地法などの申請準備を進めている段階のため、規模は確定していないという。

 業態は、さくら市や真岡市などと同じ「スーパーセンター」で、平屋建てのワンフロアに食品スーパーや衣料、日用品店などのほか、約三十の専門店が出店し、二十四時間営業の予定。年間売り上げ目標は約四十億円。

 十一月中に着工、来年七月のオープンを目指している。同社が那須町に出店している「マックスバリュ那須店」は商圏が近いが、営業は継続するという。

 同市内では、東那須産業団地にリゾート型アウトレットモール「那須ガーデンアウトレット」(仮称)が来年七月のオープンを予定しているなど、大型店の出店計画が相次いでいる。

 この日の説明会は、同商工会の要請で開かれ、同市内や県北地区の商工業者ら約百二十人が出席。同商工会の渡辺克久会長は「地元からは建設反対や規模縮小を求める声もあるが、現在の法律ではやむを得ない面もある。できるからには地域と一体となり活性化につながる形となるようお願いしたい」と話していた。

149やおよろず:2007/09/21(金) 05:04:09
>>148
とっくに破壊されているでしょう

150とはずがたり:2007/09/22(土) 10:50:58
>>149
どの程度破壊されてるのか今度の総選挙が楽しみであります。

それにしても地方都市の中心市街地・中心商店街の疲弊は見てて気の毒なぐらい。どこも深刻な様子。
其れで居て中心地と云うことで結構高い地価を払っていたりするから気の毒。
でも商売人の大将も中心市街地で儲けていた過去の栄光を捨てられずに何時までも名家気分で威張ってる人も居るみたいだし,その辺の意識改革が必要かも。自分の生活も商売の形態も変えずに大資本のせいで客が来なくなると怒っている印象がする。(悪いのはw)店を選んでいる客なのに。

合併ってのはダイヤモンドシティを吸収合併したことを指すのかな?

イオンモール、合併後初のSCを羽生に出店へ
建設が急ピッチで進むSC
http://www.nissenmedia.com/today/index.php?no=13703

 イオンモールは11月2日、埼玉県羽生市に合併後初となるショッピングセンター(SC)の「イオンモール羽生」を開業する。同SCは敷地面積23万2806平方㍍で、商業施設面積はイオングループでも最大規模の8万8208平方㍍の地上3階建て。
 核店舗を「ジャスコ羽生店」とし、準核店舗には9つのスクリーンがあるシネマコンプレックスの「ワーナー・マイカル・シネマズ」や家電専門店の「上信電機」などの大型専門店が出店。約285㍍のモールには、埼玉県内初出店の57店舗や、イオンモール初出店の35店舗を含む204店舗の専門店を集積した。
 商圏は半径20キロで60万人を想定しており、年間の来場者数を1500万人程度と見込んでいる。
(9/21 14:25)

151とはずがたり:2007/09/22(土) 23:02:58
ヤマダ電機:提携目指しベスト株買い増しへ ビックに対抗
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20070923k0000m020067000c.html

 家電量販店最大手のヤマダ電機は22日、同7位のベスト電器との提携を目指し、同社株の保有比率を現在の6%超から20%程度に高める方針を明らかにした。ベストは20日、同5位のビックカメラとの資本・業務提携を発表したが、ヤマダは大株主の立場で方針変更を迫る考えで、ベストをめぐるヤマダとビックの争奪戦に発展する可能性が出てきた。

 ヤマダはベストの株価動向を見ながら市場で買い増すが、市場に流通している株は多くないといい、20%の取得が当面のめどになる。20%まで買い増せば、保有株ベースで9.33%を取得する予定のビックを抜き、ベストの筆頭株主になる。

 ベストとの提携についてヤマダは4年前から提案していたが、ベストは「独立独歩で行く」と回答し、実現しなかった。しかし、ベストがビックとの提携を発表したことから、再度協議入りを働きかけることにした。

 ヤマダはベストとの提携で商品の調達コスト削減のほか、物流網の効率化なども図りたい意向。ベストは九州地方のシェアが高く、海外展開もしているため「補完関係にある」としている。ヤマダはベスト株を買い進め、9月14日現在で6.47%を保有しているが、これまでは「純投資が目的」と説明していた。

 ベストは「ビックカメラとの提携が企業価値向上につながる」と、ヤマダとの提携の可能性を否定。「議決権ベースで20%以上の株式買い付けに対しては買収防衛策を導入しており、ヤマダ側に買収の意図があれば(防衛策の)手続きをとる」と話している。【宮島寛、桐山友一】

毎日新聞 2007年9月22日 20時34分 (最終更新時間 9月22日 21時00分)

152やおよろず:2007/09/23(日) 00:26:44
>>150
悪徳公務員=自治労=民主党レベルの話では?

153とはずがたり:2007/09/23(日) 12:35:11
>>152
なるほど。確かに似たようなレベルの話しかもしれませんね。。

154やおよろず:2007/09/25(火) 06:38:09
ビックカメラがベスト電器と提携、ヤマダ電機に対抗か
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070920i114.htm

 家電量販店5位のビックカメラは20日、7位のベスト電器と資本・業務提携を結び、ベスト電器の発行済み株式の9・33%を取得し、筆頭株主になると発表した。

 ベストが10月5日に実施する56億円の第三者割当増資を引き受ける。都心部の駅前に大型店を構えるビックと、九州では業界トップのベストは店舗が補完関係にあることから、相乗効果が見込めると判断した。両社の売上高合計は、2位のエディオンを上回る。

 ベスト電器を巡っては、業界首位のヤマダ電機がベスト電器との合意がないまま、株式を6・47%まで買い集め、第2位の株主に浮上している。このため、業界内では、ヤマダへの対抗策との見方も出ている。

 両社は今後、業務提携推進委員会を発足させ、オリジナル商品の共同開発や、商品の修理センターの相互利用などの業務提携について検討する。ベストの深沢政和専務は「今回の提携とヤマダの株式取得とは関係がない」と述べた。

 一方、ビックは今年2月に業界2位のエディオンと資本・業務提携を結び、3%の株式を相互に持ち合い、商品の共同開発や役員の相互派遣などを進めている。ただ、当初は視野に入れていた経営統合については白紙に戻っている。

(2007年9月20日23時44分 読売新聞)

155とはずがたり:2007/09/25(火) 23:08:00
>>154

ヤマダ電機:提携目指しベスト株買い増しへ ビックに対抗
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20070923k0000m020067000c.html

 家電量販店最大手のヤマダ電機は22日、同7位のベスト電器との提携を目指し、同社株の保有比率を現在の6%超から20%程度に高める方針を明らかにした。ベストは20日、同5位のビックカメラとの資本・業務提携を発表したが、ヤマダは大株主の立場で方針変更を迫る考えで、ベストをめぐるヤマダとビックの争奪戦に発展する可能性が出てきた。

 ヤマダはベストの株価動向を見ながら市場で買い増すが、市場に流通している株は多くないといい、20%の取得が当面のめどになる。20%まで買い増せば、保有株ベースで9.33%を取得する予定のビックを抜き、ベストの筆頭株主になる。

 ベストとの提携についてヤマダは4年前から提案していたが、ベストは「独立独歩で行く」と回答し、実現しなかった。しかし、ベストがビックとの提携を発表したことから、再度協議入りを働きかけることにした。

 ヤマダはベストとの提携で商品の調達コスト削減のほか、物流網の効率化なども図りたい意向。ベストは九州地方のシェアが高く、海外展開もしているため「補完関係にある」としている。ヤマダはベスト株を買い進め、9月14日現在で6.47%を保有しているが、これまでは「純投資が目的」と説明していた。

 ベストは「ビックカメラとの提携が企業価値向上につながる」と、ヤマダとの提携の可能性を否定。「議決権ベースで20%以上の株式買い付けに対しては買収防衛策を導入しており、ヤマダ側に買収の意図があれば(防衛策の)手続きをとる」と話している。【宮島寛、桐山友一】

毎日新聞 2007年9月22日 20時34分 (最終更新時間 9月22日 21時00分)

156やおよろず:2007/09/26(水) 06:51:26
ヤマダ電機、キムラヤセレクトを買収
2007年09月25日
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/070925/12588.html

 ヤマダ電機は25日、キムラヤセレクトの株式を取得し、子会社化すると発表した。9月26日付けで発行済み株式の94.25%にあたる7万3,433株を取得する。

 ヤマダ電機では、新橋エリアを中心に東京圏駅前で店舗展開するキムラヤセレクトとのメリットを活かし、グループとしてのトータルサービスソリューションの実現を図るとしている。当面は、キムラヤセレクトの会社名・役員・従業員等に変更はないとし、キムラヤセレクトの豊富な品揃えを活かしつつ家電部門を強化していく方針。

157やおよろず:2007/09/30(日) 12:20:06
ベスト電器株:ストップ高水準
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kinyu/news/20070925dde007020059000c.html

 家電量販店最大手のヤマダ電機がベスト電器の株式を買い増す方針を明らかにしたことを受け、25日の東京株式市場でベスト電器株に買い注文が殺到し、ストップ高水準である前週末終値比100円高の819円まで気配値を切り上げて、午前の取引を終えた。ヤマダ電機株も一時、同390円高の1万470円まで上昇した。【坂井隆之】

毎日新聞 2007年9月25日 東京夕刊

158荷主研究者:2007/10/15(月) 02:49:38

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20070822301.htm
2007年8月22日03時09分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎残り7年、「すみ分け」か「息切れ」か 金沢駅周辺、中心部 新幹線開業前のホテル戦争

 金沢駅周辺や金沢市中心部でホテル戦争が激しさを増している。全国チェーンのビジネスホテルの開業や、新たな建設計画も浮上し、既存の都市型ホテルは改装で宿泊客確保に臨む構えだ。各ホテルが当て込む北陸新幹線の金沢開業は七年後。既存業者はプランや設備で“すみ分け”に頭をひねる一方、「すでに淘汰(とうた)の時代に入った」と新幹線開業前の“息切れ”を懸念する声も出始めている。

 「当分は厳しい状況が続くかもしれない」。

 金沢エクセルホテル東急の担当者は相次ぐビジネスホテルの出店に焦りを隠さない。エクセルホテルの近くでは、十月十日の開業を控える「東横イン金沢香林坊新館」の建設が進む。

 東横インではオープンから一カ月間、ネット予約限定でシングル一泊三千九百五十円の特価プランを打ち出しており、「業態や客層が異なるとはいえ、気が抜けない状態」(エクセルホテル担当者)という。

 能登半島地震以降、エクセルホテルの稼働率は平均70%と、前年同期比で約10%落ち込んでいる。東横インの開業は、さらなる逆風となりかねない。同ホテルは宿泊客の確保に向け、今秋にも就航が見込まれる小松―台湾の定期便化を前に、現地旅行代理店への営業活動の回数を増やすなど、強みである台湾人観光客の誘客強化で、巻き返しを図る。

 都心部以上に激戦なのは、金沢駅周辺である。一昨年から、県外資本によるビジネスホテル五軒が次々と開業した。駅周辺だけで一挙に千二百室以上が増えたことになる。

 その一つが今年六月に駅西口に開業したばかりのビジネスホテル「ヴィアイン金沢」。運営するジェイアール西日本デイリーサービスネット(大阪市)は、金沢は北陸新幹線の開通により、北陸の経済・産業の玄関口として今後ますます事業所などが集積し、出張需要も高まるとみている。

 ただ、開業までまだ七年あるにもかかわらず、膨張した客室数に「すでに供給過剰」(ビジネスホテル関係者)という声が漏れているのも事実だ。

 戦々恐々かと思われる都市型ホテルだが、関係者の多くは、ビジネスホテルの建設ラッシュは、業態などの違いから影響は小さいと努めて冷静に構えている。

 かえって、駅周辺にホテルが増えれば、相乗効果となって駅周辺の集客力が増すとの見方もあるようだ。

 ホテル日航金沢の担当者は「決して歓迎するわけではないが、駅周辺のホテルの需要喚起につながればいい」と余裕を見せる。同ホテルの総収入のうち、宿泊が占めるのは四分の一程度。ビジネスホテルにはできない大規模な会議や式典などで利用者が増えれば、売り上げに大きな影響は出ないとの考えだ。

 また、同ホテルでも北陸新幹線開業を前に、来年三月から順次、全客室や婚礼会場の改修に乗り出す。客室は金箔(きんぱく)や漆の黒色をイメージした壁紙、インテリアなど、金沢らしい落ち着いた色合いで室内を統一する。今年度中には施設内のどこでも携帯電話がつながるようにアンテナ設置を進め、全室でインターネット環境を整えるなど、ビジネス客への対応にも抜かりはない。

 金沢全日空ホテルの担当者も「客自身がホテルを使い分けているので、直接的な影響はない」と冷静だ。同ホテルは十一月から「ANAクラウンプラザホテル金沢」と名称を変更。海外では圧倒的な知名度を誇る「クラウンプラザホテルズ&リゾーツ」のブランド力を生かし、近年増加している欧米人客やワンランク上の高級志向の旅行客を囲い込み、ビジネスホテルとの違いを強調する。

 ただ、「すみ分け」に自信を示す駅前の都市型ホテルにしても、来春には金沢最大の宴会場を備えたホテルイン金沢の新装開業を控え、うかうかできない。武蔵町では〇九年一月オープンを予定し、三井不動産(東京)が、ビジネス、旅行者双方を狙った新型ホテル計画を明らかにしている。新幹線開業を見越し、大手不動産や外資系も金沢進出を虎視たんたんと狙っているとのうわさも絶えない。

 ホテル業界関係者の中では、似た業態のホテル同士がつぶし合い、防御態勢のままならない老舗や中小規模のビジネスホテルが今後、苦境に立たされるとの見方は根強い。実際、大型ビジネスホテルの出店攻勢のあおりを受け、昨年だけでも二軒のビジネスホテルが廃業に追い込まれている。

 「2014年」までに金沢のホテル業界は「すみ分け」が進み、共存共栄体制をつくるのか、それとも激しい顧客争奪戦で、淘汰の波が襲うのか。新幹線開業までに金沢の「ホテル地図」が大きく塗り変わる可能性もなくはない。

159荷主研究者:2007/10/15(月) 02:55:21

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kagoshima/20070817/20070817_002.shtml
2007年08月17日01時03分 西日本新聞
山形屋増床計画 区画整理事業を認可 鹿児島市 「通路協定」に調印

 鹿児島市は16日、増床計画を進める同市の山形屋(岩元修士社長)が申請していた土地区画整理事業の施行を認可。同日、森博幸市長が岩元社長に施行認可通知書を手渡した。両者は同日、増床計画に伴う土地交換で、山形屋の所有となる市道部分の管理協定に調印した。

 森市長は「ぜひこの事業を成功させ、鹿児島の発展に協力を」と話し、岩元社長は「中心商店街活性化のさきがけとなるよう、天文館の核としての店づくりを進めたい」と述べた。

 同事業の施行地区面積は約1.2ヘクタール。山形屋2号館や、現在事務所や荷さばき場などが入る同3号館を増床、増築。全体の売り場面積を現行の約3万平方メートルから約5万平方メートルにする。2号館と3号館は、3階以上と地階で一体化。約500平方メートルのイベント広場も整備。同市で相次ぐ、郊外型大型店進出に対抗、天文館地区の活性化に役立てる核店舗を目指す。九州新幹線鹿児島ルートが全線開業する2011年春の全面オープン予定。

 両館に挟まれる市道(97メートル)は同社所有となるが、管理協定により市民が24時間、通行できる通路となる。

=2007/08/17付 西日本新聞朝刊=

160荷主研究者:2007/10/15(月) 03:02:04

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2007/08/20070830t12022.htm
2007年08月30日木曜日 河北新報
仙台・141ビル、三越に賃貸へ 売上高減少で方針

三越仙台店(左側)に売り場を一括賃貸することを決めた141=仙台市青葉区一番町4丁目

 仙台市青葉区でファッションビル141(地上6階、地下2階)を営む一・四・一(仙台市、小関忠夫社長)は地下2階―地上4階の6フロアと6階の一部を、隣の三越仙台店に一括して賃貸する方針を固めた。入居中のテナント86店に立ち退きを求め、2008年6月までに三越と賃貸借契約を結ぶ。三越仙台店は売り場面積が東北の百貨店で最大となる。5―6階の市施設のエル・パーク仙台はそのまま運営される。

 141は再開発ビルの成功例として知られているが、売上高が減少し、単独経営が難しいと判断した。三越は伊勢丹と08年4月に経営統合することが決まり、新売り場に伊勢丹が出店する可能性もある。

 賃貸されるフロアの延べ床面積は計1万6000平方メートル。三越仙台店は総売り場面積が3万5400平方メートルとなり、東北でトップの藤崎の3万500平方メートルを抜く。

 賃料は明らかにされていないが、現在、一・四・一が各テナントから得ている賃料の総計を下回る見通し。

 テナントの86店は婦人服、貴金属、飲食店など。一・四・一は今月、賃貸借契約解除の意思を文書で通知し、個別交渉を始めた。テナント側が受け入れるかどうかは現時点では分からないという。

 141は1991年には売上高が145億1900万円に上ったが、消費低迷と競争激化で、販売が伸び悩み、06年にはピーク時の6割の89億5900万円に落ち込んだ。

 一・四・一は「設立趣旨の『街づくりへの貢献』を保つには、単独経営より三越に賃貸した方がいいと判断した」としている。

 三越仙台店の三須尚紀店長は「賃貸借契約を結んでいない段階なのでコメントできない。一・四・一とは今後も連携を強める」と話した。

[141]所在地は青葉区一番町4丁目。1987年、再開発ビルとしてオープンした。敷地面積4450平方メートル。もともとは商店や旅館、ガソリンスタンド、住宅が混在して建ち、地権者と借地権者、出資者の仙台市、三井不動産の計25者が組合を設立して建設した。市は5階全部と6階の一部を区分所有し、エル・パーク仙台のほか、市消費生活センターを運営している。1階の路面店6店も区分所有し、残りを一・四・一が一括して借り上げ、ショッピングセンターとして営んでいる。

161荷主研究者:2007/10/15(月) 03:02:37
>>160

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2007/08/20070830t12015.htm
2007年08月30日木曜日 河北新報
百貨店大競争幕開け 141賃貸、相次ぐ参入に危機感

141(左)と三越仙台店をつなぐ連絡通路。三越への一括賃貸で、両者の結び付きは強まる=仙台市青葉区一番町4丁目

 仙台市のファッションビル141が店舗フロアを、隣の三越仙台店に一括賃貸することが明らかになった。再開発ビルの「優等生」と言われた同ビルも、消費低迷の長期化と競争激化に耐えかね、単独経営の旗を降ろす。賃貸フロアには、三越との統合が決まった伊勢丹が出店するともささやかれ、「さらなる大競争の幕開け」(流通関係者)を予感させる。

 141は仙台では再開発ビルの先例。地権者のつくる組合から権利床をまとめて借り上げ、テナントに再賃貸する運営が当たり、再開発ビルのモデルケースとして注目を集めた。運営主体の一・四・一はテナントからの賃料収入だけでなく、販売促進や広告などの営業も手掛け、単独経営の道を歩んだ。

 しかし、仙台地区の百貨店売上高は1996年の1445億をピークに減少傾向が続き、2006年には1020億円に下落。歩調を合わせるように141の売上高も落ち込み、単独経営からの撤退に追い込まれた。

 流通関係者は「集客力を誇るテナントの誘致も順調でなかったのではないか。将来の展望が見いだせず、一括賃貸に踏み切ったのだろう」とみる。

 三越仙台店は141の地権者の一人で、これまでも141の地下1階の食品売り場を賃借するなど、関係が深い。「賃貸先としては優良な相手」(関係者)と言われる。

 統合のパートナーの伊勢丹は若者層に強く、141も若者を主なターゲットにしている。イメージが似通い、伊勢丹進出説の根拠の一つになっている。

 仙台市のコンサルタントの1人は「伊勢丹が出店すれば、年配層に強い三越と若者に受ける伊勢丹の統合効果が日本で最初に出る可能性が高い」と話す。仙台市では08年、JR仙台駅前に仙台駅ビル「エスパルⅡ」、パルコが相次いで開業し、中心部での大型商業施設の競争が激しさを増す。

 売り上げ低迷が続く中での競争激化に、地元百貨店の藤崎は「本格的な大競争時代が到来する。パイを奪い合えば、淘汰(とうた)される所も出てくる」と危機感を募らせる。

162とはずがたり:2007/10/24(水) 19:50:19
どうしても巧く経営が行かないから100%子会社化か?無理矢理ウォルマート手法を押しつけて組織がガタガタになってる印象だが。。高い買い物になりそうな気がするのだが。

西友へのTOB開始
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20071023mh09.htm

 米ウォルマート・ストアーズは23日、傘下の大手スーパー、西友に対する株式公開買い付け(TOB)を開始した。TOB期間は12月4日までの30営業日。西友株を100%取得し、完全子会社とすることを目指す。買い付け価格は1株140円で、西友株の過去3か月の終値の平均に34・6%を上乗せした。
(2007年10月23日 読売新聞)

164荷主研究者:2007/11/05(月) 23:32:27

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=1758
新潟日報 2007年9月4日
ビックカメラが新潟駅南進出へ

 ビックカメラ(東京)は3日、JR東日本がJR新潟駅南口に新たに建設する「新潟駅南口ビル(仮称)」のキーテナントとして出店すると、発表した。ビックカメラは本県を含め、日本海側初進出で、オープンは2009年2月を予定している。
 同ビルは同駅とプラーカ1の間に建設予定。地上八階建てで、延べ床面積は約3万9000平方メートル。1−3階が延べ床面積約1万5000平方メートルの商業施設で、4−8階と屋上が約800台分の駐車場となる。今年11月に着工する。
 ビックカメラは、同ビルの1、2階のすべてと、3階の大半の合計約1万600平方メートルを店舗として活用、駅東側連絡通路と直結する。「売り場の構成は今後詰める」(同社広報・IR部)としている。
 また、出店にあたり従業員の地元雇用も計画しているが、人数などは決まっていない。
 同部は「新潟市の将来性、成長性を見込んで出店を決めた。店舗は、当社としても大きい部類に入ると思う」としている。
 同社は客の利便性を考慮して、都市部の駅前の出店を原則としている。本県でも同駅内に店舗を構えるヨドバシカメラと集客合戦が予想されるが、「一緒に新潟を盛り上げていきたい」と話している。

165とはずがたり:2007/11/08(木) 17:05:33
ベスト電器株の4割取得も ヤマダ社長が意向表明
http://kumanichi.com/news/kyodo/index.cfm?id=20071101000395&cid=economy

 家電量販店最大手ヤマダ電機の山田昇社長は1日、同業のベスト電器の株式を友好的な買収で40%以上取得したいとの意向を明らかにした。ビックカメラと提携したベストに対して、ヤマダと手を結ぶよう、長期的に働き掛けていく考え。

 山田社長は「40%取得をベストに打診した。取得の対価である約250億円が入れば、ベストの業績は飛躍する」と話した。

 ビックがベスト株の9%あまりを取得しているため、山田社長は「ビックの賛同も得ることが前提だ」と指摘した。敵対的な手法は取らないとしている。

 家電業界では、40%以上の資本関係がある会社は家電メーカーに対する共同仕入れ者とみなされ、価格交渉力が増すルールがあるという。

 ヤマダはベスト株の7%あまりを既に保有。ベストは、ヤマダよりビックを選ぶ形で9月に提携を結んだ。

166とはずがたり:2007/11/09(金) 20:44:07
伊勢丹、群抜く利益率…“重荷”三越の再生カギ…中間決算
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200711090009a.nwc
FujiSankei Business i. 2007/11/9  TrackBack( 0 )

百貨店4強の利益率

三越伊勢丹HD 2.4(4)
__三越  0.9⑥
__伊勢丹 3.8①
J・フロントリテイリング 2.9(1)
__大丸  3.4②
__松坂屋HD 1.7⑤
高島屋 3.2③(1)
ミレニアムリテイリング 2.6④(3)
__そごう
__西武百貨店

 大手百貨店の伊勢丹が8日発表した2007年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比0・4%増の3703億円、本業のもうけを示す営業利益は7・6%増の143億円といずれも過去最高だった。売上高に対する営業利益率は3・8%と大手百貨店ではトップに立ち、改めて“独り勝ち”の強さをみせつけた。

 もっとも、来春に経営統合する利益率0・9%の三越と単純合算すると2・4%に低下。売上高1兆円クラブの4強のなかで最下位に転落する。早期に統合効果を実現し、三越の収益力を回復させることが最大の課題であることも改めて浮き彫りになった。

 昨年売却したバーニーズジャパンの業績が反映されなくなるなどの減収要因があったが、伊勢丹単体は4期連続の増収増益となり、業績を押し上げた。また、中国やシンガポールなどの海外店舗も約65億円の増収となり、他社が天候不順やショッピングセンター(SC)など他業態との競争に苦しむなか、営業力の強さを発揮した。

 伊勢丹の好業績を支えているのが、ファッション商品の調達力と提案力だ。統合相手の三越の石塚邦雄社長は「われわれが遅れているというのではなく、伊勢丹がどの百貨店より進んでいる」とうらやむ。

 商品別売上高でみると、婦人服は季節要因で他の百貨店同様に前年割れとなったが、バッグや靴などの雑貨が12・7%増、紳士服も5・3%増と前年をクリアした。

 ブランドのしきりを取り払って独自で商品展開する新宿本店のバッグ・靴売り場は、改装から1年以上過ぎても、人気が途切れないという。また、都内百貨店の紳士服売り上げの約3割を占めるメンズ館も好調を持続している。

 ただ、課題もある。営業赤字が続く小倉伊勢丹(福岡県北九州市)やSCとの競合で売上高2%減と苦戦する松戸店(千葉県松戸市)など地方店ではブランド力を発揮できていない。橋本幹雄副社長も「(小倉伊勢丹が)来期から黒字になるかといわれると難しい」と認める。

 業界には「伊勢丹でも地方店再生のノウハウはない」との声も出ており、全国規模で店舗展開する三越との統合に影を落とすことになりそうだ。

 橋本副社長は統合準備について、「順調に推移している」と話したが、三越が重荷となる懸念をぬぐえないのが実情だ。

167とはずがたり:2007/11/11(日) 16:06:03
地方経済は久留米レベルでも落ち込んでいてなかなかに深刻なようにも思えるし,福岡中心部と郊外に便利で安くて気持ちよくショッピングが出来る環境が整って当然の帰結の様な気もする。

実際中心市街地の商店としての資産価値は大してないのであるから引き下げるのも当然であるし,一方で先祖から継承した大事な店などと云ってるようでは未来はないな。

「休日」が「平日」下回る 通行量逆転 空き店舗率悪化 久留米市中心市街地商店街
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20071111/20071111_011.shtml

 久留米市中心市街地の空き店舗率が悪化し続けている。9、10月の同市などの調査では、過去10年間でワーストの23.2%に増加。1998年と比べると、空き店舗率は約3倍になった。シャッターが閉まっていく事情や対策の動きを追った。 (久留米総局・坂田恵紀)

 「潮目が変わった」と関係者が声をそろえる数字がある。

 久留米商工会議所が毎年7月下旬、平日(金曜)と休日(日曜)に実施している市中心商店街の通行量調査(8時間)の数字だ。昨年初めて休日の通行量が平日を下回った。

 商店街は通常、「売り上げの7割は休日」とされ、買い物客が多い休日がにぎわう。通行量の逆転は「買い物客が減っているということ」(同会議所指導課)の表れだ。

 昨年の調査結果が出て以降、チェーン店の複数店舗が撤退した。閉店した衣料品店の開発責任者は理由を「通行量が逆転し、商店街として機能していないと判断した」と話していたという。

   ■    ■

 しかし、シャッターを再び開けて空き店舗を解消するための行政支援について、久留米市は直接の公金投入に慎重だ。

 市は空き店舗に入居する場合の補助(条件付き)や周辺でのイベント開催を行ってはいるが「民業への公金を使った支援としては、これ以上難しい」(市商工労働部)と話す。市議会内もほぼ同様の理由で「商店街関連への公金投入は市民の理解を得られにくい」との声が根強い。

 その批判をかわすため、市側は空き店舗オーナーらにイベントへの参加、賃貸料の値下げ、空き店舗の短期賃貸など活性化に取り組む姿勢を見せるように促してきた。だが「ほとんどのオーナーらの反応は鈍い」(別の市幹部)。「固定資産税を下げるのが先だ」と主張する声もあるという。

 空き店舗オーナーの1人は各種街づくり団体の活動に顔を出しているが「協力と言われても、祖先からもらった大事な店舗。しっかりした保証もないのに短期や安い家賃では貸せない」と本音を漏らす。

   ■    ■

 再びシャッターが開く街にする方策は残されているとの声もある。

 全国各地で商店街活性化策に携わる中村智彦・神戸国際大教授(地域経済論)は、商店の撤退→マンション建設(家族向け)→定住人口の増加→商店の増加(復活)‐との流れを説く。「立地条件からも久留米市の商店街周辺でマンション建設が進む可能性は高い」とみる。同市も都心部居住人口の増加を商店街活性化策の柱の1つに置く。

 ただ、中村教授は「いろいろ支援をやったとしても、商店街の主役たる商店主たちの自覚と行動力がないと無理」とも言い切る。

 現在の公金投入も含めた商店街支援策が「根本的な解決にはならない」(毛利彰助・同市中心市街地活性化推進担当次長)と分かっていながらも続けるのは「都心部の力が付くまで現状を何とかつなぎ留める必要がある」ためだ。

 ただ、その期間がどのくらい要するのかは不明。「公金投入を続けるなら、商店街の在り方そのものを論議すべきではないか」との意見も議会や商議所、市側から聞かれるが、「様子をみよう」と先送りする声にかき消されているのが現状だ。

=2007/11/11付 西日本新聞朝刊=
2007年11月11日00時40分

168とはずがたり:2007/11/15(木) 15:31:14
>>9>>51>>66>>71>>163
>>89>>124>>130>>137-144>>160-161>>166
早くもリンク切れしてるからキャッシュですけど。

伊勢丹と三越、競合店舗を一体運営−統合に向け新潟で実験
http://72.14.235.104/search?q=cache:J0xE-pwFwr0J:www.nikkan.co.jp/news/nkx0420071113036ceai.html

 伊勢丹は08年4月に経営統合する三越の店舗と競合している地区の対策として、新潟で両社の店舗を一体的に運営する実験を始める方針だ。両社の店舗は現在、東京・新宿、札幌、福岡、新潟で競合している。
 伊勢丹によれば、新潟は両社とも100%子会社が運営している。そのため両子会社がそれぞれ運営している現体制を改め、店舗運営を事実上、一元化するとしている。新潟市内にある両社の店舗は信濃川を挟んで2キロメートル程度の至近距離。イベントの共同企画や物流をはじめとする後方業務を一体化する方針。
 1、2年程度かけてノウハウを蓄積し、札幌や福岡でも同じ運営形態を導入するとしている。ただ、東京・新宿については、伊勢丹が進める同地区の再開発計画の中で三越新宿店の位置づけを考えていきたいという。
(更新日 2007年11月13日)

171とはずがたり:2007/11/19(月) 16:41:25
>>170

CFSの統合計画 イオン「白紙撤回を」
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20071117-OYT8T00071.htm

 イオンは16日、筆頭株主として出資するドラッグストア大手CFSコーポレーション(静岡県三島市)の調剤薬局最大手アインファーマシーズ(札幌市)との統合計画に反対し、CFSの企業価値を高めるための経営計画案を発表した。

 アインとの統合を撤回し、イオングループのドラッグストアと食品スーパーの2社と業務提携するのが柱で、イオングループで共同仕入れや出店・改装を進め、収益力強化に取り組むことを提案した。

 記者会見したイオンの豊島正明専務は「統合しても相乗効果は得られず、白紙に戻してもらいたい」と述べた。ドラッグストアと食品スーパーを運営するCFSと、病院前に調剤薬局を構えるアインは事業構造が異なり、経営統合の利点がないと説明している。これに対し、CFSは「提案内容を真摯(しんし)に検討したい」(経営企画室)と話している。

 CFSとアインは6日、持ち株会社を設立して経営統合する契約を結び、1月下旬にそれぞれの臨時株主総会で承認を受ける予定となっている。イオンにとっては、CFSをグループ内にとどめることで、今後も成長を見込めるドラッグストア事業を拡大させ、事業基盤の強化を図る狙いもあると見られる。
(2007年11月17日 読売新聞)

172とはずがたり:2007/11/22(木) 13:19:17

頑張れイオン。

大型SC郊外立地で(山梨)県が抑制の方針
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000711220004
2007年11月22日

 県は、郊外への大型ショッピングセンター(SC)の出店計画が相次いでいることから、出店について県による事前の審査を強化する指針「大規模集客施設の立地に関する方針」を策定した。21日、発表した。今月30日から施行する。

 指針では、床面積1万平方メートル以上のSCや飲食店など「大規模集客施設」に対して、都市計画法や大店立地法などに基づく法定の届け出をする、その3カ月前までに、別途、県側に計画内容を届け出ることを求める。

 県は、周辺市町村や地域住民にその計画を示して意見を求め、必要があれば規模の縮小など計画の変更を事業者側に求める。

 また、床面積1万平方メートル以上で店舗面積が5千平方メートル以上のSCに対しては、商工団体への加入や、地元業者のテナントへの入居、災害時の避難場所提供など、地域貢献の活動を求める。指針なので、いずれも違反した場合の罰則は設けていない。

 大型SCの出店をめぐっては、昭和町の常永地区で計画中のイオン系の大型SCの売り場面積をめぐり、削減を求める県が町や地権者、事業者側と交渉を続けている。横内正明知事は21日の定例会見で「昭和町のSCを狙い撃ちしたものではない」としたうえで、「(県の意見を反映させるため)もっと早い段階で計画をオープンにしてもらいたかった、との反省を踏まえた」と述べた。

173荷主研究者:2007/11/25(日) 02:48:27

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20070914/20070914_018.shtml
2007年09月14日16時35分 西日本新聞
高級感売りの福岡市天神・ファッションビル 開業1年 ヴィオロ苦戦
「敷居高い」の声 集客、予想下回る 「人通り増えた」と評価も

開業2年目を迎える「ヴィオロ」。集客力アップが課題だ
 福岡市・天神のファッションビル「VIORO(ヴィオロ)」が、15日で開業1年を迎える。25‐30代の女性を主要ターゲットに、最先端ファッションのショップを集め、1等地に鳴り物入りでデビュー。しかし、1年目の売上高は目標とした80億円に届かず、入店客数も予想を2‐3割下回る約260万人と苦戦が続く。認知度不足や、高級イメージが背景にあるようだが、巻き返しを図るため、新たな集客作戦も展開している。 (経済部・前田淳)

 「何回か来てるけど、買い物はしない。おしゃれだけど、ちょっと高い」。ヴィオロから出てきた北九州市小倉南区の女性会社員(24)は、そう言って別の店に向かった。

 同ビルを開発した東京建物(東京)の福居賢悟九州支店長は「感度の高いショップを集めたが、残念ながら値段と敷居が高いと思われている」と悔やむ。

 地場流通関係者は「ヴィオロの感覚は30代、価格は40代」と辛口だ。市場調査会社ジーコム(福岡市)の神崎依子マネジャーも「そもそも福岡には、ヴィオロのターゲットになる、所得の高い若年女性層が少ない」と分析する。

 知名度が低いのも悩みの種。東京建物は6月、天神を歩く25‐30代の女性2000人に調査を実施。ヴィオロを「知らない」「知っているが行ったことがない」と答えた人が計45%に達した。

 認知度アップや「高級」イメージの払拭(ふっしょく)のため、同社は5月から広報紙「ヴィオロマガジン」を3回発行。店頭のほか、駅や街頭で配る。店内にはショーケースを置き、比較的値ごろな商品を展示し始めた。15日には、人気モデルのマリエさんをゲストに迎え、トークショーを開くなど、集客てこ入れに躍起だ。

 ただ、ヴィオロと「きらめき通り」を挟んで向かい合う岩田屋とソラリアプラザからは「回遊性が増し、人通りが増えた」とヴィオロ効果を歓迎する声も上がっている。

 天神地区では15日、天神コアが「109メンズ」(東京)の人気ショップをオープンさせ、若年層特化を強めるほか、11月には生活雑貨のロフト(東京)も開業予定。天神の商業施設の多様性が増す中で、ヴィオロはどう個性を磨くのか。真価を問われる秋を迎えた。

=2007/09/14付 西日本新聞夕刊=

174荷主研究者:2007/11/25(日) 02:48:59

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20070906/20070906_014.shtml
2007年09月06日01時01分 西日本新聞
9500平方メートル増床へ 粕屋町のダイヤモンドシティ・ルクル 天神・博多の流通戦争にらみ
 九州最大級の郊外型ショッピングセンター「ダイヤモンドシティ・ルクル」(粕屋町酒殿)が店舗面積を9500平方メートル増床、駐車場を約700台増やす工事を始めた。増床では、従来のファッションや食料品といった売り場だけでなく、趣味やカルチャー教室の入店も計画。背景には2011年春の九州新幹線鹿児島ルート全線開通に伴う天神・博多地区の「流通戦争」をにらんだ戦略がある。 (地域報道センター・池田泰博)

■商圏は県外まで拡大

 9月最初の土曜となった1日。ダイヤモンドシティ・ルクルの店内は多くの買い物客でにぎわっていた。ベビーカーを引く家族連れ、妊婦も少なくない。福岡市博多区から1歳の子どもと一緒に来た主婦(38)は「子ども向けの品ぞろえが多いし、広々しているのでよく来ます」と話した。

 2004年の開業当初から、主なターゲットを子ども連れの30代ファミリー層にした。店内には子供服や靴、アクセサリーなどの店舗が充実。通路の床には、カーペットを敷き詰めた。子どもが転んだとき、けがをしないための配慮だ。

 少子化で、子ども関連商品の消費は減っているとされる。その逆をいく戦略は、ファミリー層のニーズをつかみ、商圏は山口や佐賀まで拡大している。

■年間400億円を目標に

 同店はイオン系のデベロッパー、イオンモール(千葉市)が運営。敷地面積は約22万平方メートル、店舗面積は7万4000平方メートルで総合スーパーのジャスコなどを核テナントに、玩具販売大手の「トイザらス」や複合映画館「ワーナー・マイカル・シネマズ」など約200の専門店・ブランド店が入っている。

 年間売り上げは、04年の初年度290億円だったが、06年度は340億円まで伸びた。同年度の入店客数は1490万人。同店では「個人消費が伸び悩む中、健闘している。増床でさらに400億円を目指す」と強気の姿勢だ。

■客層の中心を若者に

 増床計画の特徴は、従来路線とは異なる。企画案では、「高感度ファッション」「新ライフスタイル」「趣味&カルチャー」「ペットショップ」などの狙いが目を引く。

 いずれ客層の中心は、天神やキャナルシティで買い物をしている目の肥えた若者になると定め、「一定以上の高級感を備えたイメージづくり」が不可欠という判断だ。

 さらに九州新幹線の全線開通をにらんで、博多駅の再開発、百貨店の再編、キャナルシティ博多の増床計画など天神・博多エリアで流通業界の大きな変動が予想される。

 イオンモール福岡ルクルの村上博保ゼネラルマネジャーは「競争の激化は必至。時代を先取りし、天神とも博多とも違うイメージ、ブランドを確立しないと生き残れない」と語る。

 天神から直線で約7.5キロ。増床完成は来年6月の予定だ。

=2007/09/06付 西日本新聞朝刊=

175荷主研究者:2007/11/25(日) 02:52:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2007/09/20070915t12013.htm
2007年09月15日土曜日 河北新報
伊勢丹系共同仕入れ継続 藤崎「三越とは協力必要」

リニューアルオープンした藤崎大町館

 藤崎は、伊勢丹が主幹事を務める商品共同仕入れグループの全日本デパートメントストアーズ開発機構(ADO)の一員にとどまり、取引を続ける方針であることが、14日までに分かった。三越仙台店を経営する三越が2008年4月に伊勢丹と経営統合することが決まり、競合関係にある藤崎が伊勢丹系のグループに参加し続けるのかどうか注目されていた。

 藤崎は、連携を維持する方が利点があると判断した。阿部雅通取締役本店統括が「ADOで商品を安く仕入れられ、流通情報も共有できる。伊勢丹、藤崎ともにメリットがあり、今後も関係を続ける」と述べた。

 三越仙台店に関しては「仙台市中心街に人を集めるためには競争と協力が必要で、両者がプラスになるようにしたい」と語った。

 藤崎はADOを通じて紳士、婦人服や寝具、インテリア、食品などを仕入れている。関連商品の06年3月―07年2月の売上額は計約17億8800万円で、総売り上げの3.6%を占める。

 ADOは1973年、伊勢丹を中心に設立。藤崎など全国の百貨店32社66店が加盟し、商品の共同仕入れや共同開発をしている。06年度の取扱高は811億円。

◎藤崎・大町館が新装開店 高級感で集客狙う

 藤崎は、仙台市青葉区の本店に隣接する大町館を全面改装し14日、リニューアルオープンさせた。道路に面した店舗に海外ブランド店を集めて高級感を打ち出し、東北全域からの集客アップを狙う。

 1階と地下1階合わせ、775平方メートルを改装した。1階は東北初出店の服飾ブランド「ディオール」と老舗皮革ブランド「トッズ」など4店で構成。地下1階は「アニエスベー」で統一し、紳士・婦人服、バッグを扱う。

 改装費は他店舗の移転費も含めて約7億円。6月から工事していた。年間16億円の売り上げを目指す。

 宮城野区の会社員女性(59)は「フロア全体に高級感が出ている。宮城県外からも人が集まり商店街がにぎやかになればいい」と話した。

176荷主研究者:2007/11/25(日) 03:01:46

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20070925301.htm
2007年9月25日03時32分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎4日で33万人、地元が9割 富山の「フェリオ祭り」を検証

 富山市最大の繁華街・総曲輪に二十一日オープンした「総曲輪フェリオ」では連日、「お祭り騒ぎ」のようなにぎわいが続いている。開業から四日で「三十三万人」(推計値)を集めた「フェリオ祭り」は、富山商圏にどんな変化をもたらしたか。金沢商圏は動いたのか。

 「入場制限が四日も続くなんて、かつてなかった」。富山大和の広報担当者が目を丸くする。オープンから四日間、飲食店には長い行列ができ、地下の食品売り場は「押し合いへし合い」の状態だった。

 総曲輪フェリオに入る大和・専門店によると、来店者は、初日が八万人、二日目が七万人、三日目が十万人、四日目が八万人。入場カウンターがなく、「あくまで推計値」だが、四日間で計三十三万人という数字に、富山大和は「まずは御の字」(販売促進部)と胸をなで下ろす。

 ちなみに、昨年十一月に開業した金沢フォーラスは、オープン初日が五万人で、三日間で十五万人足らず。“偵察”に訪れた業界関係者からは「確かにすごい人出だが、フォーラスの倍近いと言われると、どうかな」との声も漏れる。

 一方、大和の集計によると、オープン初日の金曜日の売り上げは、二億一千万円。旧富山店の金曜に比べ、四倍以上という。来店者の八万人から単純計算すると、客単価は約二千六百円と、郊外のショッピングセンター並みとなる。

 富山大和は「まずは見てみよう、というお客さまが多かったのではないか」(販売促進部)と分析する。「開業当初の来店はご祝儀みたいなもの。売り上げにつながる得意客は混雑が落ち着いてから来るのが一般的」との見方もある。

 鳴り物入りでオープンした総曲輪フェリオは、どこまで広域集客できたのか。

 二十四日午後二時、富山大和がフェリオに隣接する立体駐車場で調べたところ、「金沢」「石川」ナンバーが6%、「飛騨」が2%、「長野」「松本」が各1%未満だった。つまり、九割以上が富山の地元客というわけだ。

 富山市郊外と中心部を結ぶパークアンドライドの駐車場は富山ナンバーがほとんど。市内の路面電車やコミュニティーバスは、二十四日まで無料化された影響で「ほぼ満員」という。地元集客では、上々の滑り出しだった。

 これまで週末には行列ができていた富山駅前にある金沢行きの高速バス乗り場も「列がほとんどなかった」(富山地方鉄道)。ただ、金沢から富山に向かう高速バスの乗客数は普段通りで、金沢からストローするには至らなかったようだ。

 相乗効果をみると、フェリオに近い総曲輪通り商店街では「飲食店はどこもいっぱいだった」というが、一方で「小売店はさほどでもなかった」とする靴店関係者もいる。

 富山市郊外の大型ショッピングセンター「ファボーレ」、富山駅前のファッションビル「マリエとやま」は、四日間とも駐車台数や来店客数は普段通りだったという。

 当初は買い物客がフェリオに集中し、客足が減ることが懸念されたが、マリエとやまの飲食店街は「逆に、普段は見られない年配の女性客が子供連れで来店していた」とし、中心部との相乗効果に期待を寄せている。

 総じてみると、「フェリオ祭り」は、地元集客で予想以上だったが、隣県集客はまだまだといったところか。「一度見たい」というご祝儀期間が過ぎ、「祭りのあと」も地元客をつなぎ止められるかどうかが、富山商圏の行く末を左右しそうだ。

177荷主研究者:2007/11/25(日) 03:18:52

http://www.sanyo.oni.co.jp/l/news/2007/10/01/2007100111020333018.html
2007年10月01日掲載 山陽新聞
大型書店“秋の陣” 岡山市内で競争激化

さんすて岡山・北館に出店した三省堂書店。幅広い客層を想定した品ぞろえで集客を図る

 岡山市内で大型書店の競争が激しさを増している。発端はJR岡山駅商業施設「サンステーションテラス岡山・北館(さんすて岡山・北館)」(8月23日開業)への三省堂書店(東京)の出店。昨秋以降の同駅リニューアルに伴う各種テナントの充実で駅の魅力が増す中、周辺の他書店には、駅への客足集中に対する警戒感と、相乗効果による売り上げ増への期待が交錯する。

 「スーパー、衣料品、生活雑貨など『さんすて岡山』の店構えは多彩。当初の予想に反して、通勤通学客以外に家族連れの来店が多い。品ぞろえの見直しを図り、売り上げアップを狙います」

 首都圏をメーンに展開する三省堂書店。中四国第一号店となった岡山駅店の奥野純司店長は、利用客数1日10万人以上のターミナル駅での集客に手応えを口にする。

 書籍数約20万冊。話題の単行本や新書、雑誌のほか、通勤通学客をターゲットにビジネスや政治などの専門書も並べる。特典付きポイントカードの入会者数は開業当日だけで約600人と、三省堂書店全店舗での新記録を達成。「順調な滑り出し」(奥野店長)という。

 昨秋と今夏にリニューアルしたJR岡山駅東口1、2階の商業ゾーンにはスイーツや若者向け衣料品、生活雑貨などの“駅ナカ型店舗”計65店が出店。駅前地区に今秋、家電量販大手・ビックカメラの進出も予定されており、一帯の商業集積は着々と進んでいる。

 こうした動きに他の書店は神経をとがらせる。

 岡山シンフォニービル(岡山市表町)に店舗を構える丸善(東京)の加藤芳樹店長は「人の流れが岡山駅に集中するのではないか」と懸念。三省堂書店を超える50万冊以上の品ぞろえと老舗の強みで対抗する。

 三省堂書店の開業前日、岡山市泉田に新規開店したフタバ図書(広島市)も警戒を強める。郊外型の同店はファミリー層を客層に想定。書籍約60万冊をそろえたほか、CDやDVDのレンタルなども手掛け、他店との差別化を図っており、「駅前への家電量販店進出で駅一帯の魅力が高まれば、こちらの客が流出しかねない」と気を引き締める。

 逆にチャンスと見るのは岡山駅地下など計3店を持つ、本の森セルバ(岡山市)。駅一帯の集客力を武器に売り上げ増を図る構えで、他の大型店にない古書の販売などで集客に努める。

 服飾店や飲食店が多く入居するNTTクレド岡山ビル(同市中山下)で営業する紀伊国屋書店(東京)も「岡山駅への人出が増えれば、クレドビル周辺を回遊する客も多くなるはず」と相乗効果に期待を寄せる。

 読書の秋を迎え、書店競争は“秋の陣”の様相だ。

178とはずがたり:2007/12/11(火) 10:10:48
国内で初めて。シネコン閉館へ
http://www.varietyjapan.com/news/business/u3eqp3000001r90a.html
12月11日9時5分配信 VARIETY

 国内で初めてとなる、シネコン(シネマ・コンプレックス、複合映画館)の閉館が明らかになった。大阪府岸和田市内で営業を続けてきたワーナーマイカル東岸和田が、来年の2月3日をもって閉館することが決まったもの。国内最初のシネコンが1993年4月にオープン(ワーナーマイカル海老名(神奈川県))してから、実に14年。ついに、閉館の第1号館が登場することになった。

 ワーナーマイカル東岸和田は、オープンが93年10月。ワーナーマイカルが、93年の海老名に続いて同年に開場したもので、国内のシネコンとしてはもっとも古い部類に入る。閉館の理由には、“設備の老朽化”が挙げられているが、それとともに劇場収入の低下が背景にある。

 もともと同シネコンは、近隣にユナイテッド・シネマ岸和田がオープンした時点で、それまでその地区で独占状態だった収入のシェアをかなり下げた。その後、ここ数年で、近隣にTOHOシネマズ泉北、ワーナーマイカルりんくう泉南、MOVIX堺などができ、それぞれがしのぎを削り合う状態が続いていた。

 そして来年春、新しいシネコンであるTOHOシネマズ鳳が、大阪府堺市にオープンする運びで、この地域のシネコンは完全に飽和状態。ますます激烈になる競争のなかで、閉館を余儀なくされることになった。

 シネコンは、国内の映画館の形を大きく変え、集客アップに貢献してきたのは確かなのだが、数の増加に伴い、最近は完全な過当競争になり、古いシネコンほど経営が厳しい状態が続いていた。一方で、映画界全体の映画人口があまり増えず、新しいシネコンでさえ、当初目標を下回るところも出てきた。こうした現状を見れば、閉館は何ら不思議ではない。

 国内の映画館数は、昨年が3062スクリーン。今年はさらに増えて3200スクリーン前後になる見込みで、このうちシネコンは76%近くを占めることになるという。「まだまだ今後、シネコンの閉館は出てくるのではないか。ショッピングセンターと連動しているために、閉めたくても閉められない事情もあるが、背に腹は変えられないところまできているシネコンも多いはず」と、外資系シネコン興行会社の幹部は、嘆息混じりに語る。

厳しい冬の時代、シネコン閉館に現実味?
2007/12/05
http://www.varietyjapan.com/news/business/u3eqp3000001r90a.html

 日本の映画館に一大革命を起こしたシネコン(シネマ・コンプレックス、複合映画館)に、新たな事態が起きようとしている。関西地域にあるシネコンが、2008年2月をもって閉館の方向にあるということが、関西の興行関係者の間で、まことしやかに伝えられている。もし閉館されれば、国内初の事態となる。関係者の話を総合すると、その関西のシネコンは、建物はもっとも古い部類に入るという。

 そもそも国内のシネコンは、1994年にできた神奈川県海老名のワーナーマイカル海老名が最初。ここから、シネコンは大きく発展していくことになり、映画館の数はシネコンの増加によって、すでに3000スクリーンを突破。今年は推定で3200スクリーンを超え、シネコンの比率は全体の76%にまで及ぶに至った。

 しかし、同一地域にいくつかのシネコンができるにつれ、厳しい時代を迎え始める。都市で言えば、福岡、川崎、新潟、金沢など、数え上げればきりがないほどの地域に、数多くのシネコンがうごめく。都心近郊や大阪近郊でも、場所によっては同じことで、まさにシネコン・ウォーズの様相を呈していた。

 「どこも、苦しくなっている。シネコンが増えても、全体の映画人口が大きくならないのだから、当然でしょう。閉めたいシネコンも、相当あるはずだ」と、あるシネコン会社の番組編成担当者は言う。シネコン冬の時代の到来か。閉館第1号が、いよいよ現実味を帯びてきた。

179とはずがたり:2007/12/13(木) 16:51:28
5年も閉鎖は長すぎるんじゃないのかね。

戻った16店、再開に笑顔 姫路の旧山陽商店街が新装
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0000754081.shtml

 JR姫路駅周辺の高架化事業に伴い、二〇〇二年八月末から閉鎖していた山陽姫路駅高架下商業施設「旧山陽商店街」(姫路市南町)が二十九日、「モルティひめじ」として五年三カ月ぶりに新装開業した。旧商店街は約六十店あったが、戻ったのは十六店のみ。店主らは「戻れなかった店の分まで頑張りたい」と意気込んでいる。

 モルティは、山陽姫路駅高架下に山陽電鉄が建設した二十三区画約三千七百平方メートルの商業施設。十六区画に旧商店街の業者が再入店し、五区画に新しい店が進出。ドラッグストアや衣料品店、洋菓子店などが並ぶ。

 旧商店街は一九五四年、山陽電鉄の高架化で誕生。往時は飲食店など約百店でにぎわった。

 モルティへの入店を希望した店主らは、近隣の仮店舗などで営業を続けていたが、五年余りを待ちきれず転廃業する業者も相次いだ。それだけに、喜びは大きく、洋服店を経営する神澤秀幸さん(61)は「初めて店を出したときのような気持ちで頑張りたい」と話していた。(中部 剛)


(11/29 14:26)

180とはずがたり:2007/12/14(金) 02:32:22
CFS アインと統合決議へ イオンの見直し要請拒否(12/13 08:24)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/65566.html

 来年四月に調剤薬局最大手のアインファーマシーズ(札幌)との経営統合を目指すCFSコーポレーション(静岡県三島市)は十二日、十三日に開く臨時取締役会で、筆頭株主であるイオンからの経営統合見直し要請を拒否し、アインとの経営統合を進める決議をする方針を固めた。

 イオンは経営統合に反対する立場から、グループ企業との提携などを盛り込んだ企業価値向上策をCFSに提案し、経営統合を見直すよう働きかけていた。これに対し、CFSは業績改善効果などを総合的に検討し、アインとの経営統合が企業価値をより高めると判断したもようだ。

 イオンは経営統合が見直されなかった場合、来年一月に開かれるCFSの臨時株主総会での統合案否決を目指し、委任状争奪戦に入る構えを示している。CFSが統合推進の意向を固めたことで、両者の全面対決は確実となった。

 CFSは十三日午後、東京都内で記者会見を開き、経営統合の正当性を主張し、イオンに反論するものとみられる。

181とはずがたり:2007/12/23(日) 21:47:26

ドンキ、長崎屋買収へ…8割強の株140億円で取得
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_10/t2007101132_all.html

 ディスカウントストア大手のドン・キホーテが中堅スーパーの長崎屋(千葉県市川市)を買収する方向となったことが11日、分かった。同社の筆頭株主であるキョウデンや同社経営陣から発行株式の約80%を取得して連結子会社化する。取得価格は140億円程度になる見通し。週内にも正式発表する。

 長崎屋の筆頭株主であるキョウデンの広報担当者は夕刊フジの取材に対し、「決定した事項は何もない」と話している。また、長崎屋は「親会社のキョウデンから何も聞いておりませんので、コメントできません」(経営企画室)としている。

 ドン・キホーテは長崎屋の一部店舗を自社業態に転換するほか、共同仕入れによる調達コスト削減などで相乗効果を狙う。長崎屋は地方都市に強い一方、ドン・キホーテは都市部を強みを持ち、補完関係にある。

 長崎屋は消費不況のあおりを受けて2000年2月、東京地裁に会社更生法適用を申請。プリント基板製造を手掛けるキョウデンをスポンサーに再建を目指し、06年7月に当初計画に比べ12年前倒しで更生手続きを終結した。

 キョウデンでは再建を果たした長崎屋の売却を検討。買収には外資系投資ファンドなども名乗りをあげていたもようだが、同じ流通業のドン・キホーテに売却した方が早期の投資回収につながると判断した。

 長崎屋は55店舗を保有し、07年2月期の売上高は約1400億円、経常利益は約10億円。

ZAKZAK 2007/10/11

182とはずがたり:2007/12/25(火) 18:41:38
阪急百貨店、伊勢丹との提携解消 三越の梅田進出巡り
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200712250031.html
2007年12月25日

 阪急百貨店は25日、伊勢丹との業務提携を解消すると発表した。両店はいずれも衣料に強い百貨店という共通点があり、商品の共同開発などで協力関係にあった。阪急百貨店は今年10月阪神百貨店と経営統合。一方、伊勢丹が来春経営統合する三越は、11年に阪急百貨店の「おひざ元」大阪・梅田地区に出店を予定しており、提携を継続するかどうかが課題となっていた。

 阪急百貨店と伊勢丹は96年ごろから、ファッションの共同仕入れや海外の有名ブランドの発掘などで提携してきた。阪急百貨店は経営統合した阪神百貨店と共にさらにファッション面を磨き、競争激化が予想される梅田地区の競争を勝ち抜く構え。三越は、伊勢丹のノウハウを取り入れて対抗してくることが予想されている。

183荷主研究者:2007/12/27(木) 22:10:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2007/10/20071009t12028.htm
2007年10月09日火曜日 河北新報
仙台港背後地に「アウトレットパーク」 来年9月開業へ

三井不動産が来年9月の開業を目指す「仙台港アウトレットパーク」(仮称)のイメージ

 仙台市宮城野区中野の仙台港背後地(みなと仙台ゆめタウン)に三井不動産(東京)が開発する商業施設「仙台港アウトレットパーク」(仮称)の起工式が8日行われ、関係者が工事の安全と施設運営の成功を祈った。

 開業時期は当初の2009年春を前倒しし、08年9月を目指す。泉区の泉パークタウンには、三菱地所や双日などが出資するチェルシージャパン(東京)も「仙台泉プレミアム・アウトレット」(仮称)を08年秋に開業する計画で、激しい競争が予想される。

 仙台港アウトレットパークは、メーカー直営のブランドショップを中心とした「ファクトリーアウトレット」で、同種の施設を三井不動産が開発するのは東北で初めて。地元企業も含めて約100店舗が入居の予定で、年間売上額は100億円規模と見込まれる。

 敷地面積は8万5500平方メートル。建物は鉄骨3階で、店舗面積は約2万平方メートル。土地は県企業局の所有で、三井不動産は20年契約、年額2億5000万円で借り受ける。土地代を除いた事業費は60億円。開業数年後に160店舗へ増床する。

 三井不動産の飯沼喜章常務執行役員商業施設本部長は「仙台は大量輸送手段が発達しており、東北全体から集客したい」と強調。仙台圏では08年度、JR仙台駅前の「仙台パルコ」(仮称)も開業するが、「競争は当然ある。地域色と独自性を発揮していく」と自信を示した。

184荷主研究者:2007/12/27(木) 22:28:37

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/10/20071016t52018.htm
2007年10月15日月曜日 河北新報
山形に大型シネコン 東北最大級、来年4月開業

来年4月開業を目指す「ムービーオンやまがた」のデザインを説明する奥山氏

 山形市で映画館を運営する「ムービーオン」は、大規模な土地区画整理事業で商業集積が進む同市嶋地区で、東北最大級のシネマコンプレックス「ムービーオンやまがた」の建設に着手した。八文字屋書店(山形市)も新店舗を出店し、来年4月中旬の開業を目指す。

 シネコンは、山形市出身の工業デザイナーで高級車フェラーリのデザインを手掛けた奥山清行氏が監修・デザインした。総工費約15億円。
 10スクリーンで、総席数は1424。縦6.9メートル、横17メートルの東北最大のスクリーンを備えるシアターはすり鉢形の構造で、乳幼児を連れた家族向けのファミリールームを設置する。

 山形の工業製品や名産品を展示するショールーム機能も持つ。内装に、間伐材や古民家の柱を取り入れ、「モダンの中にも山形の文化を取り入れた特徴的な施設になる」(奥山氏)という。
 初年度は31万4000人の入場者を見込む。同社が市中心部で営む映画館二館は一館に縮小する。吉村和文社長は「東北では最新のシステムを取り入れた。映画の提供にとどめず、山形、東北の文化の発信基地にしたい」と語った。

 嶋地区は、組合施工による97ヘクタールの土地区画整理事業が進む。事業期間は2010年3月までで、計画人口は5000人。村山地方の14市町から車で30分間から40分間の場所に位置する。今年に入り、ヨークベニマルやユニクロなど、大規模な商業施設が相次いで開業し、商業集積が急速に進んでいる。

185荷主研究者:2007/12/27(木) 22:38:42

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/10/20071020t62050.htm
2007年10月20日土曜日 河北新報
いわき駅前再開発ビル25日開業

25日に開業する再開発ビル「ラトブ」

 福島県いわき市平のJRいわき駅前に建設中の再開発ビル「ラトブ」が25日に開業することになり、19日、建物が報道機関に公開された。

 ビルは地上8階、地下2階の総床面積約4万7000平方メートル。1―3階の商業スペースには食品、衣料品などの48店舗が入居する。4階には市役所の出先機関、5階には市立いわき総合図書館、6階にはいわき商工会議所事務局などが入る。7―8階は会社や団体の事務所用スペースとして使われる。地下は約400台収容の駐車場。

 ラトブは駅前の商業活性化の起爆剤になると期待を集める。事業を進めてきたいわき駅前地区市街地再開発組合の太田哲夫理事長は「再開発は30年来の市民の念願であり、完成は感慨深い。平地区の商業のけん引役を担いたい」と語る。

 ラトブのオープンに合わせ、建設中のいわき駅の橋上駅舎と、駅舎2階とラトブ2階を結ぶ通路(ペディストリアンデッキ)も使用が始まる。

 ビルは2005年8月に着工し、完工式は23日に行われる。総工費は約175億円。

186荷主研究者:2007/12/27(木) 22:47:50

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kagoshima/20071002/20071002_001.shtml
2007/10/02付 西日本新聞朝刊
山形屋が新2号館 11年春めど 鹿児島市

 鹿児島市・天文館の山形屋(岩元修士社長)は1日、増床計画の詳細を発表した。現在の2号館西側に新2号館(地下1階、地上7階建て)を建設、2011年春の開業を目指す。

 新2号館は売り場面積約2万7000平方メートル。これで1号館、2号館などと合わせた売り場面積は、約1.5倍の約4万8000平方メートルになる。新2号館隣には事務所などが入る5号館(地下1階、地上6階建て)を建設する。

 増床計画全体の投資総額は100億円。来年1月には5号館、3月には新2号館に着工する。新2号館オープン後の1年間で70億円の売り上げ増を見込む。

 岩元社長は「現在の規模ではニーズに応えられない。魅力を高め都市間競争に天文館全体で打ち勝ちたい」と話した。

 同市では大型郊外店が相次ぎ開業。2011年には九州新幹線が全線開通し、都市間競争の激化が予想されている。

2007年10月02日00時01分

187荷主研究者:2007/12/27(木) 22:48:27

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kagoshima/20071007/20071007_001.shtml
2007/10/07付 西日本新聞朝刊
イオン鹿児島SC開業 映画館や娯楽施設も検討 鹿児島市

 鹿児島県内で最大の商業施設、イオン鹿児島ショッピングセンター(SC)が6日、鹿児島市東開町に本格開業した。イオンにとっては、九州唯一の大型SC空白地だった同県内への初出店。同市内では今後、地元最大の繁華街・天文館地区や、相次ぎ出店する郊外型大型店などを巻き込み、激しい流通競争が展開されそうだ。

 この日は午前9時の開店前に買い物客約4000人が行列をつくった。開業式典で岡田元也・イオン社長は「地域の一員として、貢献でき、愛されるSCづくりに努めたい」と述べた。また、SC内で会見した松井博史・イオン九州社長は、SCを増床し映画館や娯楽施設の開設を検討していることを明らかにした。松井社長は「今後、行政側と(用途地域見直しについて)協議が必要だが、さらに魅力あるSCにしたい」と話した。

 イオン鹿児島SCは、5階建てで1‐3階を占める売り場の面積が約6万5500平方メートル。総合スーパーのジャスコを核店舗に衣料、雑貨、飲食、美容室、エステなど170の専門店で構成している。4、5階と屋上、建屋周辺に3500台分の駐車場を備える。

 初年度の年間来客数は1000万人を見込んでいる。

 イオンの出店に合わせ、同市内では天文館地区の商店街が新組織を結成して連携を強化したり、百貨店の山形屋が増床計画を打ち出したり、対抗する動きが活発になっている。

2007年10月07日00時12分

188荷主研究者:2007/12/27(木) 22:53:17

http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2007/10/23/2007102309581966011.html
2007年10月23日掲載 山陽新聞
三越倉敷店跡 天満屋の出店決定 ビル対策会議合意 25日契約、近く改装

 2005年5月に三越倉敷店が撤退した「くらしきシティプラザ東ビル」(倉敷市阿知)の後継店誘致で22日、第一候補の天満屋(岡山市表町)の出店が決まった。25日に出店契約を結び、近く改装工事に着手。来年3月末までの開店を目指す。

 誘致窓口になっていた東ビル対策会議の岡荘一郎議長(倉敷商工会議所副会頭)が倉敷市役所で会見し、天満屋と合意したことを明らかにした。

 契約は、天満屋、倉敷市開発公社、地権者団体の東ビル管理組合法人の三者で結ぶ。同社が家賃を一括して公社に支払い、公社が地権者に分配する。現在は地権者1人がビル床の一括賃貸に反対しているため、契約は仮調印とし、全地権者の同意が得られた段階で本調印に切り替える。

 岡議長は「残る地権者の同意に全力を尽くしたい」。天満屋は「倉敷の玄関口にふさわしく、中心市街地活性化に寄与できるような店づくりに取り組む」としている。

 東ビルはJR倉敷駅前に立地し、地上6階地下1階、売り場面積は約2万2000平方メートル。倉敷駅前活性化の主要事業として1980(昭和55)年に開業したが、三越撤退後は専門店街の約60店も相次ぎ退店し、06年10月には全館閉鎖して空きビル状態となっていた。

189荷主研究者:2007/12/27(木) 23:13:46

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20071030301.htm
2007年10月30日02時48分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎11月改装で隣県客を刺激 金沢の専門店 香林坊アトリオや香林坊109

 金沢市のファッション専門店が十一月の改装ラッシュで、広域集客をてこ入れする。来月二日、香林坊アトリオで高級ブランド「グッチ」が改装オープンし、来月二十三日には香林坊109が人気ショップ二店を導入する。来月から金沢フォーラスも一周年セールを行う。客足が遠のいた隣県客を再び刺激し、専門店主導で“金沢ストロー”の勢いを取り戻せるか。

 香林坊アトリオの「グッチ」は、売り場を約三百七十平方メートルに拡張し、新作や限定品の品ぞろえを充実させる。内外装で高級感のあるブランドイメージを演出し、いすを多く配置するなど「じっくりと買い物を楽しめる空間づくりを心掛けた」(グッチ金沢店)という。

 大規模改装は二〇〇〇年九月の出店以来初めてで、七月下旬から二段階で改装工事を進めている。香林坊アトリオを運営する金沢都市開発(金沢市)は「高級ブランドを強化することで、中心街の魅力をさらに高めていきたい」とする。

 香林坊109が導入するショップは、北陸初登場の「リルマーヴ」と「コンフィデンシャル」。ともに、十代後半から二十代前半の女性を対象にした「セクシー系カジュアルの人気ブランド」(香林坊第一開発ビル)という。

 地上一階と地下一階の間に当たる「G階」に出店し、来月十一日には、星あやさんらファッション雑誌の人気モデル十人によるイベントを行う。香林坊109は、九月に十三店舗を入れ替えたばかりで、「改装によって売り場に常に変化をもたせることで、購買意欲を刺激していく」としている。

 百貨店、専門店では、三月と九月の改装が主流だが、今年は、金沢フォーラスが十一月一日から開業一周年セールを展開することもあり、十一月の改装ラッシュで、商圏全体への相乗効果が期待できるという。

 金沢商圏では、天候不順もあり、春先から百貨店を中心に衣料品の売れ行きが振るわない。金沢に訪れる県外客も減っているとされ、大和の富山新店が開業した九月は多くの百貨店、専門店の売り上げが前年を下回った。

 こうした中、福井から金沢への買い物バスを、香林坊アトリオと香林坊109が連携して続けるなど、金沢商圏では、専門店が広域集客の核となってきている。年間最大の年末商戦に向け、専門店の踏ん張りが、金沢商圏が再び活気付くかどうかのかぎを握っている。

190荷主研究者:2007/12/27(木) 23:16:52

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20071103303.htm
2007年11月3日03時38分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎ショップ改装「積極的に」 金沢フォーラス開業1年

 イオン(千葉市)の金沢フォーラスが二日、開業一周年を迎えた。北陸最大級のファッションビルは開業初年度、六百万人の来店者を記録し、当初の目標八百万人は下回ったが、金沢商圏の集客力を高めた。イオン側は今後、ファッションや飲食、映画館などが入居する約百九十のテナントについて「積極的に改装を進める」としている。

 フォーラスでは、開業当初、新規出店のため、二年は改装を行わない方針だったが、「ショップ間で販売力や扱う商品、場所などいろいろな要因で格差が出ている。お客様の声を聞きながら、積極的に入れ替えを進める」とし、改装時期の前倒しを検討するとした。

 来店者が当初目標の八百万人を下回ったことについては「現場レベルでは五百四十万人という現実的な目標もあった。食品スーパーなどがないファッションビルとしては六百万人は満足できる」とした。今年三月の能登半島地震や、天候不順などマイナス要因も影響したとみている。

 フォーラスが六月に行った来店者調査(対象二千二百四十一人)では、平日は78%、休日は74%が石川県内の顧客だった。一方、富山は平日11・6%、休日13・9%、福井は平日4・1%、休日5・5%となり、「開業前は富山、福井合計で休日30%は見込んでいた。宣伝戦略を見直したい」とする。二年目の課題については客単価の増加などを挙げた。

191荷主研究者:2007/12/30(日) 16:58:26

http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2007/11/05/2007110510151120012.html
2007年11月5日 山陽新聞
ビックカメラ20日開店 中四国初 旧岡山会館ビル再生へ

ビックカメラ岡山店(仮称)が20日オープンする旧岡山会館ビル

 家電量販店大手・ビックカメラ(東京)が、JR岡山駅前の旧岡山会館ビル(岡山市駅前町)に、中四国初となる「ビックカメラ岡山店」(仮称)を20日にオープンすることが4日分かった。一等地にありながら2004年3月から閉館状態だった同ビルが、3年8カ月ぶりに再生する。

 11月中の開店をめどに準備していたが、日程は決まっていなかった。薄型テレビなどデジタル家電製品の需要が高まるボーナス商戦を控え、前哨戦に間に合うタイミングを選んだとみられる。

 地上9階、地下2階(延べ約2万6000平方メートル)の地下1階から地上4階を賃借して整備する。計画では、店舗面積は家電量販店で岡山県内最大の約8200平方メートル。カメラや家電製品のほか、おもちゃ、スポーツ用品なども扱う。初年度の売り上げ目標は70億円。

 5―8階(延べ約8900平方メートル)では、大和ハウス工業(大阪)の子会社・ダイワロイヤル(東京)がビジネスホテル(216室)を今冬オープンする予定。

192荷主研究者:2007/12/30(日) 17:04:27

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20071110/20071110_001.shtml
2007/11/10付 西日本新聞朝刊
天神で“雑貨戦争” ロフト15日開業 ライバル店はテコ入れに懸命 「相乗効果狙いたい」

 九州初登場となるロフトの店舗「天神ロフト」が15日、福岡市中央区渡辺通4丁目にオープンする。店内では、商品の陳列など最終準備が進んでいる。7万品目をそろえ、“雑貨の本家本元”とされるロフト周辺には、家具や雑貨を扱う店が集まり、約300メートル離れた大型雑貨店「インキューブ」も売り場強化に乗り出した。ロフト開業で「天神雑貨戦争」が幕を開けそうだ。

 ロフト近くの商業ビル「ビビ福岡」は、10月上旬までに店舗の大幅入れ替えを実施。デンマークでデザインした家具を扱う「ボーコンセプト」や、アジア風家具の「クワイエットアワーズ」など、インテリア・雑貨関連の10店をそろえた。

 ビビを運営する大和運営管理の担当者は「天神の中心から少し離れているので、目的性を高めるため、インテリア中心の構成にした」と話す。

 一方、ロフトとビル1つを挟んで9月にオープンしたのが、家具・雑貨の「シンプルスタイル」福岡店。「着せ替え家具」を売りに、例えばソファなら23色のカバーをそろえ、季節や気分で変えられるのが特徴。仲田順子店長は「洋服を着替える感覚で、気軽にインテリアを楽しんでほしい。他店にない特徴を打ち出したい」。

 ロフト近くには、2002年オープンの「カッシーナ・イクスシー」もあり、家具・雑貨店の集積が進む。ロフト開業については、各店とも「相乗効果を出したい」と口をそろえる。パイの奪い合いより、家具や雑貨に興味を持つ客層が、南天神に集まることに期待を寄せているようだ。

 一方、ロフトから約300メートル離れた天神の大型雑貨店の元祖「インキューブ」。売り場面積4200平方メートルで、1999年の開店以来、売上高を伸ばし07年2月期は29億円だ。

 同店は10月に売り場を一部改装し、博多織や久留米絣(がすり)の小物など、地元を意識した商品を取り入れた。楳木賀久店長は「通常の季節改装の一環」と話す。ライバルのロフトについては「商品が重複する部分はある。売り上げへの影響を見極めながら、変える必要があれば変えていく」と様子見の構えだ。

2007年11月10日12時52分

193荷主研究者:2007/12/30(日) 17:32:21

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200711150352.html
'07/11/15 中国新聞
さんすて福山、改装で集客増
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 福山市のJR福山駅の専門店街「サンステーションテラス福山(さんすて福山)」が1日に改装オープンして2週間。週末を中心に買い物客でにぎわっている。周辺商業施設への買い回りも活発。新たなにぎわい創出と地域の連携に期待が集まる。さんすて福山には約90店がお目見え。明るく広々とした売り場を演出し、初日の来館者は平日ながら約4万7000人。直後の週末は約4万5000人と順調なスタートを切った。

【写真説明】多くの買い物客でにぎわう「さんすて福山」。人気の菓子売り場には長い列ができる

194荷主研究者:2007/12/30(日) 17:34:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2007/11/20071120t12043.htm
2007年11月20日火曜日 河北新報
ウェスティンホテル、仙台進出へ 東北学院跡地

 森トラスト(東京)が仙台市青葉区の東北学院中学・高校跡に建てる高層ビル「仙台一番町プロジェクト」(37階、地下2階)に、世界的な高級ホテル「ウェスティンホテル」が進出する可能性の高いことが19日、分かった。名称は「ウェスティンホテル仙台」が有力で、2010年夏の開業を目指す。外資系高級ホテルの東北進出は初めて。

 森トラストと、ホテルを運営するスターウッド・ホテル&リゾート(米国)が詰めの協議をしており、08年3月にも正式決定するとみられる。

 28―36階が客室となり、客室数約300。1―3階にはエントランス、宴会場、チャペルが入り、25、26階にロビーラウンジやレストランを置く。最上階の37階には展望レストランを設ける。

 客室はスタンダードタイプで広さは42平方メートル。料金は1泊2万―3万円に設定される見通しで、現在の仙台市のシティーホテルの宿泊料金相場の2倍以上となる。

 ホテルは、東北の中核都市で海外ビジネス客も訪れる仙台にふさわしい高級宿泊施設に位置付けられ、新たな需要喚起を図る。国際会議の受け入れ機能もあり、10年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)の誘致運動を進める仙台市も「追い風になる」と歓迎している。

 仙台市内では近年、ホテル建設が相次ぎ、競争が激化している。世界的に名高いウェスティンの参入で、ホテル市場が一段と刺激されるのは確実だ。

 仙台一番町プロジェクトビルは、高さ180メートルで東北一ののっぽビルになる。敷地面積1万3500平方メートル、延べ床面積12万3500平方メートル。ホテルのほか、1―3階に商業施設、4―24階にオフィスが入る。

 08年1月に着工し、10年の完成を目指す。隣には30階規模のマンション棟が建設される。

[ウェスティンホテル]スターウッド・ホテル&リゾートが経営する五つ星ホテル。国内では東京、大阪、京都、名古屋、淡路島(兵庫県)にあり、仙台が6カ所目。同社はウェスティンのほか、シェラトン(五つ星)などの高級ホテルを世界約100カ国に約870所有する世界最大級の大型ホテル・レジャー会社。ホテルのM&A(企業の合併・買収)で急成長した。従業員は計14万5000人。

195荷主研究者:2007/12/30(日) 17:42:59

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/11/20071129t11051.htm
2007年11月28日水曜日 河北新報
生鮮市場計画が前進 仙台市、土地利用規制解除

 仙台市若林区の卸町地区で進んでいる東北最大規模の大型生鮮食品市場の計画に対し、仙台市は28日までに、計画地域を卸売業以外にも利用できるよう土地利用規制を解除する決定を行った。商業施設の建設が可能となり、計画は2009年秋の開業に向けて動きだす。

 計画によると、卸町5丁目の国道4号仙台バイパス沿いの約1万2000平方メートルに5階建て(一部6階)のビルを建設する。

 生鮮食品、飲食店など約200店を集め、約800台の駐車場を備える。総事業費は50億円。来年秋に着工。初年度の来店者385万人、売上高120億円を目指す。

 事業主体は、ビル賃貸業の斎喜ビル(若林区)。「仙台卸町場外市場 杜の市場」プロジェクトとして構想を練ってきた。

196小説吉田学校読者:2008/01/02(水) 23:19:31
意味もなく込んでるから、初売り商戦はいやなんだよ。特に渋谷や銀座、日本橋(最近は秋葉原も)の地下鉄の駅までなだれ込んでいる客の顔の品のなさ振り。欲に突っ張った下品な顔というのはああいう輩の顔を言うのである。

08年の福袋、特徴は「体験型」=立地生かし「銀座」強調も−百貨店各社
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200712/2007122900135&rel=y&g=soc

 百貨店各社が2008年の年明け2日に東京の店舗で販売する福袋をみると、「1日店長」や相撲部屋見学など、購入者が日常生活とは異なる意外な体験のできる内容が目立つ。「単なる『お買い得品』では飽き足りない消費者が増えている」(大手百貨店担当者)ことを反映した傾向だ。一方、日本の代表的な繁華街である銀座に立地する百貨店は、地の利を生かして「銀座」を強調した福袋をそろえた。 
 三越銀座店の目玉は、1組限定の「1日店長体験」(3万1500円)。5−12歳の子供に売り場巡回などの業務を体験してもらい、「給料」としてテーマパーク入場券が付く。高島屋新宿店は、大相撲の佐渡ヶ嶽部屋を訪問して朝げいこを見た後、力士と一緒にちゃんこを食べる内容の福袋(2008円)を売り出す。いずれも今回、初めて登場する商品だ。
 このほか、東急百貨店各店の「断食2泊3日体験」(29万8000円)など、健康志向の高まりを意識したものもある。
 また、松屋銀座は「『銀座の品格』福袋」(3000−10万円)、プランタン銀座も「新銀ブラ ストリート福袋」(2万1000円)の各種を用意。銀座の街を歩くのにふさわしいファッションなどをテーマに、流行の洋服や雑貨などをセットにした。

(おまけ)私が嫌いな光景「初売りになだれ込む客」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080102-00000000-hsk_sb-l13.view-000

197荷主研究者:2008/01/02(水) 23:59:40

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/63083.html?_nva=161
2007年11/29 07:30 北海道新聞
イオン江別SC、あす開業 ライバル跡を居抜き 中心部出店へ攻勢

30日に全面オープンするイオンタウン江別SC。今後も中心市街地への出店が加速しそうだ

 【江別】流通大手イオン系列の食品スーパーを核とした「イオンタウン江別ショッピングセンター(SC)」が三十日、江別市野幌町中心部のイトーヨーカドー江別店跡に全面オープンする。改正まちづくり三法施行で、郊外型大型SCの新規出店が難しくなる中、今後もイオンの中心市街地への出店が加速しそうだ。

 イオンがライバルのヨーカドー跡を居抜きするのは道内で初めてで、全国的にも珍しいという。

 同SCは三階建てで、店舗面積は九千九百平方メートル。

 建物自体はヨーカドー時代と同じ構造で、二十三日に先行オープンした食品スーパー、マックスバリュ北海道(札幌)の江別店のほか、専門店二十三店舗が入居する。

 旧ヨーカドー江別店は一九七八年に開店したが、競合スーパーの進出などで売上高はピーク時から半減の四十億円台と低迷。今年一月に不採算を理由に閉店した。

 これに対しイオンは「総合スーパーより、食品スーパー中心の方が地元のニーズに合う」と判断。近隣には同じイオン系列の総合スーパー、イオン北海道(同)のポスフール江別店もあるが、「共同販促を行うことで相乗効果が期待できる」と、マックスバリュを核にしたSC開設を決めた。

 専門店を含むSC全体の目標売上高は非公表だが、店舗面積三千平方メートルのマックスバリュ江別店だけで年商十六億円を見込む。マックスバリュ北海道は「(先行開店の)出足が好調で、さらに伸ばせる余地はある」と強気だ。

 郊外型大型店の出店を規制するまちづくり三法は三十日、一店舗当たりで延べ床面積一万平方メートル超の施設の出店を制限する改正都市計画法で完全施行される。

 イオン系列では、モール型の専門店街を一部導入し、今後の中型店戦略の実験店と位置づけるポスフール名寄店を来春、市街化が進む名寄市徳田に開店させる。イオンは「郊外だけでなく、ニーズと適地があれば中心地でも出店を進めたい」と話している。

198荷主研究者:2008/01/03(木) 00:12:22

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=445795006
'07/12/01 山陰中央新報
松江サティ商業面積1・3倍に

増床が計画されている松江サティ。左下の線路右側付近に、施設が増築される予定という(資料)

 総合スーパー大手のマイカル(大阪市)は30日、直営する「松江サティ」(松江市東朝日町)の増床計画の概要を、同店のテナント業者に説明した。3階建て施設を増築し、商業面積を1.3倍の約3万9千平方メートルに拡大。来年8月の増床オープンを目指す。

 マイカルが松江市内で説明会を開催。説明によると、店舗東側の駐車場に隣接する別棟の飲食店付近に、3階建て施設を増築。現在の施設とは、L字形で接続する。1階はレストランなどをメーンにし、2、3階は物販機能などを設ける。

 増築施設の物販、非物販両部分を合わせた商業面積は8400平方メートル。既存施設を含めると、総商業面積は約3万600平方メートルから約3万9000平方メートルに広がる。また、立体駐車場を増設し、総駐車台数を310台増の2000台とする。

 大規模小売店舗立地法の基準で、主に物販部分が対象になる店舗面積は現在、2万2309平方メートル。マイカルは説明会で増床後の店舗面積には触れなかったが、3万平方メートルに近い規模になるとみられる。

 マイカル広報は「まだ計画段階。関係機関や関係者の理解を得ながら実現させたい」と話した。

 中海・宍道湖圏域では、イズミ(広島市)が来夏ごろ店舗面積が3万3498平方メートルに及ぶ「ゆめタウン出雲」(出雲市大塚町)の出店を計画。最大手のイオン(千葉市)も、ジャスコ日吉津店(鳥取県日吉津村)の店舗面積を山陰最大の3万6589平方メートルとする計画で、巨艦店のシェア争いが激化しそうだ。

もっと知りたい ニュースの「言葉」
マイカル(2001年9月14日)総合スーパー4位。グループで量販店「サティ」やファッション専門店「ビブレ」、シネマコンプレックス(複合型映画館)を併設している複合大型商業施設の「マイカルタウン」を全国展開している。従業員はパートタイマーなどを含め2001年2月末で約1万9600人、連結子会社63社を含めると計約6万1000人。01年2月期の連結決算は売上高が1兆7226億円、当期純損益は872億円の赤字。

199荷主研究者:2008/01/03(木) 00:23:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2007/12/20071211t12034.htm
2007年12月10日月曜日 河北新報
改装、サービスで勝負 ウェスティンに備え仙台のホテル

4月にオープンしたホテルメトロポリタン仙台の新チャペル

 世界的な高級ホテル「ウェスティンホテル」が2010年に仙台市で開業するのに備え、仙台市の既存のシティーホテルが相次いで従業員の再教育や大規模改装に乗り出した。ソフト、ハード両面で抜本的な見直しを進め、外資系ホテルの進出を迎え撃つ考えだ。

 JR仙台駅前に立地するホテルメトロポリタン仙台(青葉区)は05年から6年計画で大規模な改装工事をしている。総工費は十数億円。ウェスティンホテルの開業までに21階の全フロアと300室のすべてをリニューアルする。

 今年4月には総工費2億6000万円をかけて新チャペルをオープンさせた。本格的なチャペルを売りに婚礼客を呼び込む。

 紺野純一総支配人は「ウェスティンホテルの進出で、宿泊と飲食のパイは広がるが、婚礼のパイは変わらず、奪い合いになる」と予測する。従業員を東京の系列ホテルや高級外資系ホテルに派遣し、より高い水準のサービスを学ばせる。

 ウェスティンホテルが入るビルの目の前に建つ仙台国際ホテル(青葉区)。常連客を対象にワインの会やオペラのリサイタルを開き、固定客の満足度を高めて囲い込みを図る。同時に「新しい魅力を発信し続け、新規客も開拓する」(同ホテル)という。

 野口育男総支配人は「ウェスティンホテルが開業するまでどれだけ社員の人間力を高められるかが問われる」と気を引き締める。

 仙台エクセルホテル東急(青葉区)は宮城県産食材の地産地消に積極的な料理部門の強みを生かす。佐々木進客室支配人は「食を目当てに首都圏から大勢の観光客が訪れる北海道に倣い、地産地消に磨きをかけ、首都圏の人の目を仙台、宮城に向けさせたい」と語る。

 ホテルメトロポリタン仙台の紺野総支配人は「個々のホテルがグレードアップに取り組むことはもちろんだが、ホテル業界が一丸となって仙台を盛り上げる努力も必要だ」と強調。外資系ホテルを迎え撃つ個別の対策にとどめず、業界を挙げて地域振興に取り組む重要性も訴えている。

200荷主研究者:2008/01/03(木) 00:26:37

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20071215/CK2007121502072213.html
2007年12月15日 中日新聞
大曽根の商店街再開発から1年 整備裏目、人通り遮る

駅側のオゾンアベニューから、オズモール方向を眺める。市道赤萩町線の中央分離帯の柵に遮られている=いずれも北区で

 名古屋市北区大曽根の商店街が、総事業費430億円をつぎ込んだ40年越しの土地区画整理事業で生まれ変わってから20日で丸1年を迎えるが、地域の低迷に歯止めがかからない。新たにできた駅前ロータリーや市道により、駅からの人の流れが寸断され、商店街は“裏通り”となりつつある。

 大曽根は名古屋の北東の玄関口として栄え、約600メートルのアーケード商店街は大須、円頓寺と並び称されたが、区画整理に伴いアーケードの撤去が余儀なくされた。西半分が1989年、遊歩道沿いに三角屋根の店が並ぶ「OZ(オズ)モール」として再生。東半分は遅れて2006年7月、「オゾンアベニュー」として再出発。さらに同年12月、地下街「オズガーデン」がオープンし、ハード整備は完了した。

 こうしておしゃれに生まれ変わったが、人通りはまばら。オゾンアベニューの柴田英信副理事長(53)は「車に優しくなったが、歩行者には不便になってしまった」と嘆く。

おとぎの国のような雰囲気で話題を呼んだオズモールもいまは人通りがまばら

 商店街入り口はかつて駅口の目と鼻の先だったが、地下街と一緒に完成したバスロータリーに阻まれ、駅から遠のいた。代わりに地下通路ができたが、利用者は少ない。さらに07年3月に開通した片側2車線の市道赤萩町線がオゾンアベニューを縦断して遮った。この結果、駅から真っすぐ歩ける一本北の大通りに通行人は流れている。

 「成功していれば」と商店主たちが悔しがる計画がある。バブル期、開発に力を入れた市の音頭もあり、集客の核として駅前ビル構想が具体化。このビル2階部分から市道をまたげるはずだった。

 ところが一部地権者の反対とバブル崩壊で白紙に。地元は代わりに約7000人の署名で市道中央部分への横断歩道設置を求めたが、30メートルしか離れていない市道の南北にそれぞれ横断歩道があるため県警が却下。七夕まつりなどイベント時のみ、市道の中央分離帯の柵が取り外され、開放されることになった。

 市道赤萩町線は渋滞緩和のため1963年の都市計画決定当初から建設が予定された。その後の線路高架化や道路改良で渋滞は減った。オズモールの渡辺泰彬(やすよし)理事長(69)は「不要の道路だった。人の流れを遮っただけ」と指摘する。対して市大曽根北都市整備事務所の山本治所長は「交通量の分散に役立っている」と主張。一方で「駅前にまだ空き地が目立つ。何とか活性化したいのだが」と頭を抱え、解決策を描けずにいる。

 今月22、23日には駅前オープン1周年の記念イベントが企画されている。オズモール、オゾンアベニュー、オズガーデンが一体となって客の呼び戻しを図る。22日にパレードが通過する往復5分間ずつのみ、市道が特別開放される見込みだ。

 (太田鉄弥)

201荷主研究者:2008/01/03(木) 00:29:29

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=1871
新潟日報2007年12月21日
パワーズフジミ譲渡へ 佐藤食品工業

 佐藤食品工業(新潟市東区)は20日、取締役会を開き、100%出資子会社のパワーズフジミ(同)が行うスーパーマーケット事業を、食品スーパーのモリヤ(仙台市)に譲渡することを決めた。競合店との競争が激化する中、売り上げが低迷する小売事業から撤退し、本業の包装もち・米飯など食品製造事業に集中、経営の効率化を図る。

 佐藤食品工業は、所有するパワーズフジミの全株式200株を22日、、モリヤ社長の守谷定夫氏に譲渡する。譲渡後も「パワーズフジミ」の企業名は変わらず存続するが、社長は交代する。

 パワーズフジミは現在、新潟市を中心に食品スーパー「パワーズフジミ」と高級路線スーパー「セサミ」の計15店舗を展開している。モリヤは店名を変えずに従来通りの形態で営業を継続するほか、従業員約230人を引き継ぐ。

 佐藤食品工業は、株式譲渡に伴う損失を引当金に計上済みで、業績への変更が判明次第、公表するとしている。

 同社は競合店との競争激化で小売事業が低迷する中、譲渡先を模索。モリヤが既存店舗を閉鎖せず、従業員を引き継ぐ方針を示したため譲渡を決めた。

 佐藤食品工業は「本業回帰の原点に立ち返り、経営資源を食品製造事業に集中し一層の効率化を図りたい」としている。

 また、モリヤは「包装資材などを共同で仕入れることでコスト減が図られる。互いの強みを発揮すれば、相乗効果が生まれる」と株式取得の狙いを話している。

 モリヤは1977年設立。生鮮食品を中心としたスーパーを宮城県内に19店舗展開し、2007年6月期の売上高は170億円。

 パワーズフジミは1998年設立。ピーク時の2004年4月期には195億7300万円を売り上げたが、07年4月期には172億1300万円に落ち込み、東京商工リサーチ新潟支店によると、県内スーパー・食品小売業の売上高では7位だった。

202荷主研究者:2008/01/03(木) 00:46:05

http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=2&newsNo=107223
新潟日報2007年12月28日
新潟駅南再開発の着工を発表

 JR新潟駅南口地区周辺の再開発事業を計画する「駅南口第二地区市街地再開発組合」(岡田耕衛理事長)が27日、会見を行い、地上31階建ての高層住宅など3棟を建設する事業を同日着工したと発表した。当面は準備作業を行い、2月に本体工事を開始。2010年の完成を目指す。

 事業が行われるのは、主に屋外駐車場として利用されていた新潟市中央区天神1の約1・1ヘクタール。

 同地区では1980年、地権者らが同組合の前身となる準備組合を設立。当初は大型商業施設建設を視野に入れていたが、キーテナントの撤退により、計画を複合施設に変更。ことし1月に県から事業計画の認可を得た。当初は7月の着工を予定していたが、地権者の権利変換手続きに時間を掛けたことなどから、12月にずれ込んだ。

 建物は全3棟で、いずれも2階部分が新潟駅西側連絡通路と接続する。高層住宅は237戸で、来春にも販売を開始する予定。1―4階には業務用テナント、商業店舗も入る。そのほか、プールやジムが入ったスポーツ施設や立体駐車場を含む地上11階建ての複合施設、地上7階建ての商業施設を建設する。

 岡田理事長は「長い間、関係者にご協力いただいたので、新潟市が政令指定都市になった年に実現できてうれしい。繁栄して地域社会に貢献できればいい」と話した。

203荷主研究者:2008/01/03(木) 00:46:30

http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007122900032&genre=B1&area=S20
Kyoto Shimbun 2007年12月29日(土)
彦根に大型商業施設 セメント工場跡地 来夏にも開業

大型商業施設の開発計画で造成工事が進む彦根駅近くの工場跡地(彦根市)

 滋賀県彦根市里根町の住友大阪セメント彦根工場跡地で、大阪市の不動産開発会社が、大型商業施設の開発計画を進めていることが28日までに分かった。第一弾として売り場面積約6000平方メートルの商業エリアを2008年7月にも開業。核テナントとして、家電量販店のヤマダ電機や衣料量販店ユニクロなど3店舗の誘致を目指している。将来的にはさらに大規模の開発も目指しており、県北部の中心的な商業地になる可能性もある。

 ■家電量販店など誘致

 開発主体は関西で住宅開発を行うサムティ(大阪市淀川区)。計画予定地は広さ約25万平方メートルの工場跡地の一角で、彦根駅東口から東約300メートルにあり、国道8号にも面している。今後、分譲住宅に加えて、同社で初めての商業施設として開発運営を進める方針。

 商業開発計画によると、施設名称は「アンビエントガーデン彦根」。当初は建物3棟を新設し、ヤマダ電機が約5000平方メートルの売り場を展開し、ファーストリテイリング経営のユニクロ(売り場面積約700平方メートル)と靴販売店「ワンゾーン」(同300平方メートル)の2店舗の出店を想定している。駐車場約300台を設け、長浜市や近江八幡市方面からの集客も図るという。年間売上高や投資額は公表していない。

 同社によると、工場跡地は滋賀県内の不動産会社から購入。所有地のうち、開発するのは工業地域など敷地面積約11万2000平方メートルで、商業エリアとして約9万8000平方メートル、住宅エリア(85区画)として約1万4000平方メートルを割り当てるとしている。

 彦根駅周辺では07年3月に駅東口が新設されるなど、彦根市も再開発を進めており、近接する工場跡地の利用が焦点になっていた。

204荷主研究者:2008/01/03(木) 00:48:09

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20071226/20071226_006.shtml
2007年12月26日00時23分 西日本新聞
小倉伊勢丹 撤退へ 井筒屋拡大路線へ本腰 売り場面積1.5倍に 後継店の運営手法が課題

 九州第2の都市、北九州市・小倉地区から伊勢丹が撤退し、井筒屋(北九州市)が後継店を引き受けることが決まった。井筒屋は、来年10月に山口市にも出店するなど、拡大路線に本腰を入れ始めている。福岡市などとの流通競争が激しさを増す中で、今後の井筒屋の戦略が問われている。

 井筒屋が引き受けを決めた大きな理由は「もし小倉伊勢丹が閉店したままだと、都心のまちづくりにマイナスになる」(中村真人会長)という判断だった。JR小倉駅前の一等地にある小倉伊勢丹は、約3万平方メートルの売り場面積を持つ。これに、約300メートル離れた井筒屋本店(売り場面積約5万2000平方メートル)を合わせると「巨大なカンバスに絵を描ける」(中村会長)。

 今後の店舗改装などで負担が発生するが、本店と一体化し宣伝費や配送費などを削減。従業員も本店などに再配置することで「全体的にコントロールできる」ともくろむ。

 背景には、井筒屋の財務体質が改善している面もある。債務超過寸前の状態から脱し、借入金は半分近くに減少、連結自己資本比率は10%を超えた。大手百貨店に対抗して独自路線を貫くため、売り上げ拡大に向けた戦略を打ち出している。

 2011年には福岡市で新博多駅ビルが開業する。JR小倉駅から新幹線でわずか20分、北九州地区も大きな流通戦争に巻き込まれる。そのとき井筒屋が“本丸”を守るには、小倉伊勢丹の後継店をどう運営し、消費者の支持を集めるかが大きな課題となるはずだ。 (北九州支社・根井輝雄)

=2007/12/26付 西日本新聞朝刊=

205荷主研究者:2008/01/03(木) 00:48:34

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/12/20051215t12019.htm
2005年12月14日水曜日 河北新報
仙台ホテル 複合ビルで再開発 外資系誘致で高級化
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 JR仙台駅前の仙台ホテルを運営しているケン・コーポレーショングループ(東京)は14日、ホテルの場所を再開発し、外資系ホテルを核とした複合ビルを建設する構想を明らかにした。

 グループによると、ビルは最上階を含めた上部に外資系ホテルを誘致し、下部に商業施設やオフィスなどを入れる。ホテルは一室3万円以上の水準を想定しており、「最高級を求める顧客のため、東北・北海道地区で最高のホテルを目指す」という。「仙台ホテル」の名は残す方針。

 近隣の企業や外資ホテルとの協議を進め、合意ができ次第、再開発に乗り出す。同グループは今後、5年前後に着手することを想定している。

 グループは現在、外資系ホテルなどと提携し、国内外に21のホテルを所有・運営している。仙台ホテルは客室と婚礼会場などの全面改修を行い、14日にグランドオープンした。ただ、建物自体は1964年の建築で、老朽化が進んでいる。

 田中健介ケン・コーポレーション社長兼ケン不動産リース会長は「東北の主要都市で駅前という立地から、将来的な再開発の可能性を見込んでホテルを取得した」と説明している。

 リニューアルした仙台ホテルは、3―5階に宴会や婚礼を行う新空間「セントジェームスクラブ仙台ホテル」を設置したのが特徴。チャペルを新設するなど、婚礼部門に力を入れる方針だ。

206とはずがたり:2008/01/22(火) 21:42:54

取り敢えずイオンが勝利。

CFS経営統合を否決 反対42%、イオンが主導
http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2008012202081494.html
2008年1月22日 夕刊

 ドラッグストア大手のCFSコーポレーションは22日、静岡県沼津市で臨時株主総会を開催、4月に調剤薬局大手アインファーマシーズと経営統合する経営陣の提案が42・87%の反対によって否決された。CFS筆頭株主のイオンが主導して反対票を集め、統合承認に必要な議決権の3分の2以上の賛同が得られなかった。

 ドラッグ業界2位の売上高となる統合計画はいったん白紙となり、大手企業が株主としての権利を行使してグループ会社の統合計画を覆す異例の展開となった。

 イオンは今後、CFSの経営再建に向けた株主提案などを打ち出すとみられる。統合見直しを迫られたCFSの石田健二会長兼社長が経営責任を問われる可能性もある。

 イオンは、CFSの業績が最も低迷している時点で決めた統合比率がCFS株主に不利と主張。業態が異なるアインとの統合では効果が望めず、まずはイオングループとの連携を強化し業績向上を目指すべきだとして、統合否決を目指し昨年12月から委任状を集めていた。

 CFSは来年からスーパーで大衆薬の販売が可能になるなど今後の競争激化をにらみ、調剤薬局の併設を拡大するためにアインとの統合が必要だと説明。統合計画を進めるため、地元の取引先や金融機関を中心に賛同を集めていた。

 しかし、大手金融機関や個人株主などでイオンへの支持が拡大。イオンはCFSとイオン双方の取引先にも働き掛けを強め、反対や棄権に回る株主が増えていた。

207片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/23(水) 10:54:11
盛岡 イオンショック
各商圏の勢力変動 中心街空洞化加速 讀賣岩手
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20080122-OYT8T00067.htm

 大手流通イオンが盛岡市内で2か所目となるショッピングセンター(SC)を開いた2006年秋以降、市郊外や周辺市町村の買い物客がSCに流れ、中小商店が深刻な影響を受けていることが、県の広域消費購買動向に関する調査で明らかになった。県は昨年12月、大型店を市の中心部に誘導する条例を制定し、中心市街地の空洞化対策に乗り出したばかりだが、盛岡市内の各商圏の勢力図は既に塗り替えられつつある実態が浮き彫りとなった。


 調査は、03年8月にイオンモール盛岡が同市前潟にオープンしたのに続き、06年9月に同市本宮にもイオン盛岡南SCがオープンしたことから、市内の商圏の変化などを探るため、県が2年連続で実施。食料品や日用品などの「最寄り品」と、衣服や家具、家電品などの「買い回り品」について、「よく買い物する地域」を尋ねた。今回は07年6月、盛岡市と周辺7市町村の4430世帯を対象に行った(回収率80・9%)。

 その結果、最も買い物客を集めていたのは、青山・みたけ地区の18・6%だったが、前回に比べ1ポイント減となった。買い回り品が前回より3・3ポイントも減ったのが響いた。2番目に多かった都南地区は10・8%で、前回比0・3ポイント増。買い回り品は2・1ポイント減ったが、最寄り品が0・6ポイント伸びたことで全体を押し上げた。

 両地区に隣接する前潟、盛南地区は、いずれもイオングループが進出した効果が顕著となっている。集客力3位の前潟地区(9・6%)は、前回比0・8ポイント増で、イオンモール盛岡への買い物客の流れは、さらに加速している実態が示された。

 さらに、イオン盛岡南SCが進出した盛南地区は、前回の4・6%から8・5%に急増し、緑が丘・黒石野地区を抜いて、市内4番目の商圏に躍り出た。盛南地区には、同SCの開店に伴い、紳士服や家電品などの大型店も相次いで進出し、買い回り品では前回の3倍近い16・3%となった。

 一方、中心市街地の客離れは深刻だ。大通・菜園(1・8%)、肴町・中ノ橋通(1・3%)、盛岡駅前(1・2%)と、いずれも低水準に加え、軒並み前年を割り込んだ。同市清水町のベーカリー「ボワ・ド・ヴァンセンヌ」は、13年間続けた店を昨年11月で閉めた。東京・早稲田で新たに店を構えた倉林秀明さんの妻・洋子さん(55)は、「地方都市での経営は厳しかった。そこへ巨大ショッピングセンターが次々にオープンし、さらに追い打ちをかけられた」と店のホームページでつづっている。

 周辺市町村から盛岡への流出も止まらない。地元購買率は葛巻町30・5%(前回比8ポイント減)、滝沢村30・7%(同0・3ポイント減)、矢巾町62・3%(同6ポイント減)、岩手町68%(同3ポイント減)などとなっている。

(2008年1月22日 読売新聞)

208片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/23(水) 10:56:01
能代市民団体 住民投票求め直接請求 
イオン出店是非 実現は不透明 讀賣秋田
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20080123-OYT8T00178.htm

 大手スーパーのイオン(本社・千葉市)が能代市に大型店出店を計画している問題で、出店に反対する市民団体「能代まちづくり市民会議」は22日、斉藤滋宣市長に対して、出店の是非を問う住民投票を実施する条例の制定を求める直接請求を行った。

 斉藤市長は、条例案についての意見を付けて、20日以内(2月11日まで)に能代市議会(定数28)に諮り、条例案の審議に入る。市議会では賛否が拮抗(きっこう)しており、住民投票の実現は不透明だ。

 市民会議の佐藤浩嗣代表幹事らは22日午前、市役所を訪れ、鈴木一真総務部長に、市選挙管理委員会が有効と認めた4266人分の署名簿を添えて、直接請求に必要な書類を提出した。

 市民会議が提出した条例案では、条例の目的を「出店に対する市民の意思を確認して、尊重すべき」と記載。「賛成」「反対」のいずれかに丸印をつける投票方式で、過半数になった方を市民の意思とみなす。

 斉藤市長は2006年4月に行われた合併後初の市長選で、出店に反対していた旧能代市長を破って当選した。07年2月にイオンが求めた出店予定地にかかる農業振興地域の指定解除申請に応じる方針を決め出店を容認。以降、斉藤市長と市民会議の主張は平行線をたどってきた。

 佐藤代表幹事は「市長が変わり、まちづくりが右から左へと動くことが疑問だった。議会でどう判断されるか分からないが、市民がまちづくりを考えるきっかけになってほしい」と話した。

(2008年1月23日 読売新聞)

210荷主研究者:2008/02/29(金) 00:02:40

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2008/01/20080112t13033.htm
2008年01月11日金曜日 河北新報
さくら野石巻店、4月27日営業終了 従業員再就職に全力

記者会見し閉店を表明する臼井社長(左)=さくら野石巻店

 宮城県石巻市穀町の百貨店「さくら野石巻店」の閉店を決めた「さくら野東北」(青森市)の臼井修社長は11日、石巻市を訪れ、土井喜美夫市長、浅野亨石巻商工会議所会頭に、同店の営業を4月27日で終えることを正式に伝えた。土井市長、浅野会頭はともに、5月10日で解雇されるパート、アルバイトなど地元採用の従業員約150人の再就職に全力を尽くす考えを示した。

 石巻店で記者会見した臼井社長によると、同市郊外の蛇田地区への相次ぐ大型店の出店で、同店が立地するJR石巻駅前の中心市街地への客足が減少した。売上高は、現在地に開業して3年目の1998年度の約89億円をピークに下降。2006年度は約50億円とほぼ半減し、07年度は約36億円にまで落ち込む見通しだ。

 同店は04年度から赤字となり、07年度も2億円を超える損失が見込まれることから、臼井社長は「赤字が拡大する恐れがあり、事業継続に価値を見いだせなくなった。開業して10年間で商業環境が激変し苦渋の決断だった。長年のご愛顧に感謝したい」と説明。変化に対応しきれなかった悔しさをにじませた。

 従業員の雇用対策については、関係機関と連携し、再就職先の確保に努力する考えを強調した。正社員については異動で対応するという。

 自社所有する建物の今後の活用については「取締役会などに諮り、できるだけ早く決めたい」とするにとどまった。閉店セールは2月にも実施したいとした。

◎「中心街なくなる」買い物客や商店街危機感

 前身の丸光時代から半世紀続いた石巻の顔がなくなる―。石巻市中心街の核店舗、さくら野石巻店が4月末で閉店するというニュースは11日、買い物客や商店街に大きなショックを与えた。

 バスの待ち時間などによく立ち寄るという市内の女性(78)は「駅前にあるので何かと便利。石巻のシンボルのような存在だし、閉店は困る」と寂しそうに話した。

 市内の主婦(56)は、開店から6年間パート従業員として働いたという。愛着があり、辞めた後もよく利用する。「開店当時は大勢のお客さんでにぎわった。ニュースを聞いてびっくり。従業員の行く末が心配」と話す。

 「最近は人が少なくて心配だった」と話すのは近くに住む男性(70)だ。「歩いて行ける百貨店で、高齢者にはちょうど良かった。郊外の大型店に行く若者を呼び戻す方法をもっと真剣に考えないと、中心市街地がなくなってしまう」と心配した。

 「石巻の玄関口にある百貨店がシャッターを下ろせば、寂しい街という印象を持たれる。イメージダウンは免れない」。JR石巻駅前から続く立町大通り商店街で108店舗を束ねる振興組合の浅野建男理事長(61)はこう述べ、10月に始まる仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)への影響も心配する。

 「中心市街地を活性化するため、閉店後の活用方法を素早く決め、1日も早くシャッターを開けることが大切だ」と強調した。

211荷主研究者:2008/02/29(金) 00:03:27
>>210 続き

◎閉店決まったばかりですが…「空きビルを市庁舎に」

 さくら野石巻店の閉店決定を受け、空きビルとなる建物の利活用について、地元では老朽化した市庁舎の移転論がひときわ熱を帯びてきた。JR石巻駅前という立地条件の良さや既存建物を活用できるメリットがあり、市が策定に乗り出した改正中心市街地活性化法に基づく基本計画の柱に、との期待が高まっている。

 土井喜美夫市長は11日の臨時庁議で、基本計画に閉店後の空きビル活用の検討を指示した。

 記者会見で土井市長は「現段階では解雇される従業員の雇用対策が最優先」としながらも、今後、ビルを所有するさくら野東北が、建物をどう活用したいのか意思確認をする考えを示した。浅野亨石巻商工会議所会頭も「有効活用は中心市街地活性化の中枢と位置付け、官民一体で考えたい」と意欲をのぞかせた。

 関係者によると、築10年の6階建てビルは耐震補強を施せば、市庁舎にも十分堪えられる構造だという。延べ床面積も約2万4000平方メートルと、市が試算した新庁舎に必要な面積を満たしている。

 財政難で移転候補地の選定もままならなかっただけに、「空きビルを活用すれば、事業費も安く抑えられる」(市議)と言い、さくら野撤退は「絶妙なタイミング」と受け止める向きも。

 市によると、核店舗の空きビルを活用したまちの再生策が基本計画の柱になったケースは多いという。経済界には「市庁舎移転は、民間開発の呼び水となる」との期待がある。

 2008年度内の計画認定を目指す市は、今秋の計画申請を予定する。「残された時間は少ない。市当局が、移転事業の実施をどれだけ早く決断できるかが鍵になる」(経済人)という見方が広がっている。

212荷主研究者:2008/02/29(金) 00:16:05

http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20080114200020&cid=main
2008年1月14日 22:02 熊本日日新聞
鶴屋が全館改装へ 第1弾は食品売り場

地下食料品売り場を皮切りに、全面改装する鶴屋百貨店=熊本市

 鶴屋百貨店(熊本市)は十七日から、全館改装に着手する。第一弾として本館地下一、二階の食料品売り場の改装と、別館New―Sのテナントの一部入れ替えを始め、ともに三月一日リニューアルオープンさせる。さらに今年秋から来年春にかけて、本館、東館の衣料品や家庭用品売り場などを順次、改装する。

 全館(売り場面積計七万二千平方メートル)の改装は二〇一一年の九州新幹線全線開業を控え、集客力を上げる狙い。総投資額は四十億円程度とみられる。

 食料品売り場(売り場面積六千百平方メートル)の改装は〇一年以来。県内のパティシエ九人がオリジナルケーキを競う「スウィーツステージ」を新設し、日替わりで百三十種類のケーキを並べる。新テナントは、京都の料亭「美濃吉」の総菜ショップ、人気のブレッドショップ「ベーグル&ベーグル」など、十八店を導入する。

 既存コーナーでは、県内の和菓子を現在の八十品目から百二十品目に、全国の和菓子は百三十品目から三百品目に拡充。甘夏製品やラーメンなど県内産品を集めた「ふるさと家」コーナーは取扱品目を四割増、全国の名産品を並べる「諸国味探訪」も八割増やす。生鮮食料品は産地直送を二割増とする。これらの改装で売り上げは10%増を見込む。

 一方、改装を機に食料品の検査をする商品安全室を充実させ、抜き打ちでテナント産地証明書の提出を求めるなど偽装表示防止を徹底する。

 工事は閉店後に実施し、売り場の営業は通常通り。(森本修代)

213荷主研究者:2008/03/23(日) 22:49:10

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/71353.html?_nva=10
2008年01/19 06:56 北海道新聞
札幌パルコが改装 開店以来最大 来月29日にまず3階オープン

 パルコ(東京)の伊東勇社長は十八日、札幌市内で北海道新聞の取材に答え、すでに着手している札幌パルコ本館の改装工事が全体の四割に及び、一九七五年の開店以来最大規模となることを明らかにした。まず三階を二月二十九日に改装オープンしその後、四月二十五日までの間に段階的にオープンしていく考えも示した。

 伊東社長によると、改装は本館全体の売り場面積約一万四千二百平方メートルのうち約五千八百平方メートルに及び、地下一階と二、三階を全面改装し、一、四、七階で部分改装を実施。改装の対象となるテナント六十八店の二割を入れ替える。

 十七日から工事に入った三階はレディースカジュアル中心とし、二階はカップル向けとするなど、コンセプトや価格帯を明確化させて利便性向上を図るという。

 パルコ全体の業績は回復基調にあるが、かつて優良店だった札幌は二○○七年八月中間決算の売上高が前年同期比8・6%減の六十四億八千二百万円にとどまった。伊東社長は「当社の六つの基幹店のうち前年割れは札幌だけ。大通地区は札幌駅周辺地区に差をつけられており、大規模改装で『ファッションのパルコ』の魅力をアピールしたい」と述べた。

 また、札幌パルコ新館が入る共同ビルの建て替え構想が浮上していることについて、伊東社長は「検討段階だが(新館も)増床はしたい。できるだけ早く大通地区に魅力ある新しいビルが必要」と前向きな姿勢を示した。

214荷主研究者:2008/03/23(日) 22:51:51

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/70895.html?_nva=176
2008年01/17 07:26 北海道新聞
札幌・円山地区 旧メルパルク跡地に複合商業施設 来春オープンへ

 昨年三月に廃止された札幌・円山地区の宿泊施設「メルパルク札幌」(札幌郵便貯金会館、札幌市中央区南一西二七)の跡地に、大手不動産会社の三菱地所(東京)と大手商社の丸紅(同)が食品スーパーを核とする複合商業施設を建設することが十六日明らかになった。地上五階、地下一階建て、延べ床面積二万八千八百平方メートルの規模を計画。五月着工、来春オープンを目指す。

 跡地は約七千七百平方メートルの面積があり、円山公園に近い好立地。施設のオーナーだった日本郵政公社が昨年五月に行った入札で三菱地所が約四十二億円という高額で落札し、利用策が注目を集めていた。

 関係者によると、「円山物件」として人気が高い分譲マンションの建設も検討されたが、周辺にスーパーが不足していることもあり複合商業施設に決まったという。一階に入る食品スーパーは二月にも決まる予定で、他のテナントとしてドラッグストアや複数の飲食店も入居する。

 また、地元の存続要望が強かった同会館の温水プールについては、後継施設を造ることが落札条件になっており、七レーンを擁する二十五メートルプールも二階より上に建設する計画。メルパルクの建物は現在解体中で両社は四月下旬に大規模小売店舗立地法に基づく届け出を行う予定。

215荷主研究者:2008/03/23(日) 23:19:09

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200801170031.html
'08/1/17 中国新聞
ビックカメラ、3月広島出店
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 家電量販のビックカメラ(東京)は16日、広島市南区のベスト電器(福岡市)広島本店内にテナントとして3月に出店すると発表した。家電販売はビックカメラがすべて引き継ぎ「ビックカメラ・ベスト広島店」としてオープンさせる。ビックカメラの中国地方への出店は岡山市の岡山駅前店に次いで2店目となる。

 両社が昨年9月に結んだ資本業務提携の一環。運営ノウハウの共有や集客増などが狙いだが、ビックカメラはデオデオ(広島市)の持株会社エディオン(大阪市)とも昨年2月に資本業務提携を結び、具体的な協議を進めている。ビックカメラのベスト電器店舗への出店は、広島都市圏での家電量販店の一層の競争激化を招くほか、トップのヤマダ電機(前橋市)を追う業界再編のさらなる加速につながる可能性もある。

216荷主研究者:2008/03/23(日) 23:45:04

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20080123/20080123_001.shtml
2008年01月23日00時15分 西日本新聞
イオン大牟田 出店正式表明 同社最大の敷地22ヘクタール

 イオンモール(千葉市)の村上教行(のりゆき)社長は22日、福岡県大牟田市で記者会見し、2009年春の開業を目指している大型複合商業施設「イオンモール大牟田(仮称)」の出店を正式に表明した。村上社長は「(建設中の)有明海沿岸道路というアクセスを生かし、地域のコミュニティー機能を高めた施設を目指したい」と述べた。

 同社によると、施設は同市岬町の貯炭場跡地に建設。敷地面積約22ヘクタールは同社最大としている。店舗は鉄骨2階建てで延べ床面積約9万3000平方メートル、店舗面積約4万2000平方メートル、駐車場は約4700台を収容できる。

 村上社長は「ジャスコと複合映画館という2つの核を持つ施設とし、休日診療もできるクリニックや行政窓口なども開設したい」などと語った。さらに「敷地が広いので将来性も大きい」と述べ、新たな施設の建設にも含みを持たせた。

=2008/01/23付 西日本新聞朝刊=

217荷主研究者:2008/03/24(月) 00:09:18

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080130301.htm
2008年1月30日03時35分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎新ゾーン狙う 金沢のファッション専門店 改装で春も快走

 金沢のファッション専門店が、春の改装で新たな客層をターゲットに据える。香林坊109は、一気に十六店を入れ替えし、三階をメンズフロアに一新する。金沢フォーラスは、初の本格改装で、三十代の「大人世代」も取り込む。百貨店などが苦戦する中でも快走を続ける専門店の“二強”が、改装で広域集客力に磨きをかける。

 香林坊109がメンズフロアに導入するのは、東京・渋谷の「109―(2)」で展開中の「109メンズ」と呼ばれるブランドが中心。三月十五日に、「ヴァンキッシュ」「グラッド ニュース」「ラガス」「カスヴァ」「トランスフォーム」「サブグリード」「ディアブロ」「デスペラード」が一斉にオープンする。

 いずれも「クール、セクシー、ワイルド、ゴージャス」が基本コンセプトで、“お兄系 ”ファッションとして十代後半―二十代に人気だという。「109メンズ」の展開は全国五都市目で、ほかにも、ストリート系ファッションやアクセサリー、眼鏡のメンズ店が入る。

 既存の「ザ・スーツカンパニー」を含め、三階にはメンズの十三店が集積することになる。天井や床もダークな色調に変え、雰囲気を演出する。香林坊109は若い女性向けの人気ショップが中心だが、運営会社は「メンズ導入により、来店したカップルの双方が買い物を楽しめるようになり、集客の相乗効果が見込める」としている。

 このほか、三階には、三月八日に「ヴォールト」「ヘリテイジ」、三月十五日に「オレオレ」「リアル」が開業。二階には、二月二十四日に「オフオン」、三月一日に「セクシーダイナマイトロンドン」、G階には二月二十三日に「クリスティン」と、いずれもレディースウェアの店がオープンする。

 金沢フォーラスは二〇〇六年十一月の開業当初、二年間は改装を行わない方針を示していた。しかし、開業から一年余りが経過し、顧客の中心である十、二十代だけでなく、当初の見込みより年齢層の幅が広いことが分かり、「大人の客層向け」(ショップ開発グループ)のテナント改装を実施することにした。

 昨年六月に実施した日曜日の来店客調査では、十代が20・4%で、二十―二十四歳が17・4%、二十五―二十九歳が14・8%だった。三十―三十四歳は15・3%と二十代後半を上回っており、「せっかく来てくれたお客様から『買う服がない』という声もあった。二年も改装を待ってはお客様を逃してしまう」と判断した。

 二月九日から三月五日までの改装で導入、リニューアル開業させるのは六店となる。

 レディースでは、「シンシアローリー」「ココディール」が新店となり、「キュートで大人のかわいらしさを持つブランド」(ショップ開発グループ)で、二十代から三十代の大人の女性を狙う。一階の「エクリュ ド ニーム」はリニューアル開業で、女性下着の「エメフィール」も新しく入る。

 メンズは「ザ・ダファー・オブ・セントジョージ」「ノーアイディー」の二店がいずれも新店となる。ダファーは英国の流行を取り入れたブランドで、ノーアイディーは大人の不良スタイルを提案する。「お兄系の上の世代をターゲットとし、タレントにも人気がある」(同)という。

218荷主研究者:2008/03/24(月) 00:16:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/02/20080202t12022.htm
2008年02月02日土曜日 河北新報
ラーメン国技場閉店へ 横町型の飲食店街に変更 仙台

 全国の有名ラーメン店を集めた仙台市青葉区国分町の「ラーメン国技場 仙台場所」が今月末で閉店することが1日、分かった。運営会社の仙南ハウス産業(宮城県大河原町)によると、新しい形態の飲食店に衣替えし、6月をめどに再オープンする。ラーメンブームに乗って、一時は仙台の新名所としてにぎわった国技場だが、最近は客が減り、開店から4年半近くで姿を消すことになった。

 同社の三浦和宏常務は「国技場の経営状況は悪くない。当初の5年計画の節目の年に当たる今年に運営を見直し、横町を再現する飲食店街に変更することにした」と説明している。

 国技場は2003年9月、東北初のラーメン専門店集合施設としてオープンした。7区画に喜多方、札幌などの人気ラーメン店が入居。連日、各店に行列ができる盛況ぶりで、初年度は約12万人が訪れた。

 だが、各店が売り上げを競い、下位店を入れ替える方式についてこれない店があったり、ラーメンブームが冷え込んだりして、05年には空き区画も出た。

 国技場近くに勤め先がある男性(59)は「昼も夜も来て、ほとんどの店のラーメンを食べた。なくなるのは寂しい」と惜しむ。宮城野区の主婦(50)も「全国のご当地ラーメンが食べられてよく利用したが、もう食べられなくなると思うと残念」と話した。

219とはずがたり:2008/03/27(木) 03:17:32
阪急のブランド力考えるとどうなんざんしょ。

阪急と阪神が合併、10月1日「阪急阪神百貨店」に
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080326-OYT1T00493.htm

 持ち株会社エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは26日、傘下の阪急百貨店と阪神百貨店を10月1日付で合併して「阪急阪神百貨店」を設立すると発表した。


 店舗名は合併後も変えない。両百貨店の経営統合から丸1年を迎えるのを機に、人事・給与体系を含めて一元化を進める。

 2007年以降、大丸と松坂屋ホールディングス、三越と伊勢丹など百貨店業界の再編が相次いでいるが、事業会社の百貨店を合併させるケースは初めて。

 H2O傘下のまま阪急百貨店が存続会社となり、阪神百貨店を吸収合併する。

 新設会社の会長にはH2Oの椙岡俊一会長が、社長には阪急百貨店の新田信昭社長が就任する。阪神百貨店の西川秀郎社長は代表取締役となる。取締役11人のうち7人を阪急側が占める。07年10月の統合後も両百貨店は別々に運営されてきたが、合併で阪急主導色が一段と強まる見通しだ。
(2008年3月26日19時11分 読売新聞)

220とはずがたり:2008/03/29(土) 03:18:54
>>219

阪急・阪神百貨店合併、過当競争見据え決断
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20080327ke05.htm

 持ち株会社エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリング傘下の阪急、阪神両百貨店が10月1日付で合併するのは、大阪市内で2011年前後に百貨店の増床・出店が相次ぐのを控え、経営判断の迅速化を迫られているためだ。ただ、「ファッションに強い阪急」「食料品の阪神」というそれぞれの強みが薄れかねず、合併の効果は不透明だ。

 H2Oは07年10月の経営統合後も「最も警戒するのは同質化。顧客から見える部分はこれまで通りにする」としてきた。統合はカードの管理システムや備品の共同購入など後方部門の一部にとどまっていた。

 それが合併に踏み込むのは、両百貨店の本店のある大阪・梅田への出店を予定する三越がファッションに強みを持つ伊勢丹との経営統合を決めるなど、業界を取り巻く経営環境が大きく変わってきたためだ。過当競争になりそうな梅田地区で圧倒的な“一番店”になるためにも「阪急主導で強力な経営策を打ち出す必要があった」(百貨店業界関係者)とみられる。

 ただ、H2Oの代表取締役3人はいずれも阪急百貨店出身で「すでに阪急主導の運営体制になっており、合併の利点が見えにくい」という声もある。人材交流や商品仕入れの一元化にも踏み込むことで、双方が持ち味を失ってしまう懸念はぬぐえない。
(岸本英樹)
(2008年3月27日 読売新聞)

221荷主研究者:2008/03/31(月) 00:06:53

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20080206/CK2008020602085328.html
2008年2月6日 中日新聞
「イオンモール草津」の概要発表 県内最大規模、12月開業予定

「イオンモール草津」(仮称)のイメージ図

 今年12月のオープンを目標に、草津市新浜町の琵琶湖岸で建設が進む商業施設「イオンモール草津」(仮称)の概要が発表された。敷地面積は約16万5400平方メートルで、完成すれば、県内では最大規模となる。県南部では人口増加を背景に、新たな商業施設の進出計画が相次いでおり、顧客獲得競争が今後、激しさを増すとみられる。

 計画を進める「イオンモール」(千葉市)によると、核店舗は「サティ」。専門店街に衣料品店や生活雑貨店、飲食店など約200店が入る。8−10スクリーンのシネマコンプレックス(映画館)やスポーツクラブも整備し、無料駐車場は約4300台分用意する。

 建物は鉄筋6階建てのA棟、鉄筋2階建てのB棟の2棟で延べ床面積は17万7400平方メートル。商圏は自動車で30分圏内を見込む。20万世帯55万人が対象。

 イオン進出の背景にあるのは、京阪神のベッドタウンとして伸び続ける県内人口だ。

 人口減少が社会問題となる中、2008年1月の県内人口は南部を中心に伸び、5年前に比べ約3万4000人増の139万6199人。イオンモールが立地する草津市でも、06年4月からの1年間で人口が約1000人増えている。

 この状況を受け、草津市に接する守山市今浜町では、衣服店やスポーツ店など約220の専門店を誇る「(仮称)琵琶湖守山リゾートショッピングセンター」が今年9月に開業を予定。大手量販店「ドン・キホーテ」も、県内1号店として草津木川店の4月開業に向けて準備を進めている。

 (中村禎一郎)

222荷主研究者:2008/03/31(月) 00:11:55

http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2008/02/13/2008021308444251006.html
2008年2月13日 山陽新聞
天満屋倉敷店、来月29日開業 東ビル3年ぶり再生

天満屋倉敷店の3月29日オープンに向け、改装が進むくらしきシティプラザ東ビル

 天満屋(岡山市表町)が、JR倉敷駅前の「くらしきシティプラザ東ビル」(倉敷市阿知)に出店する「天満屋倉敷店」のオープンが3月29日になると、12日分かった。2005年5月に核テナントの三越倉敷店が撤退した同ビルが、約3年ぶりに再生する。

 昨年10月、地権者団体の東ビル管理組合法人などと出店契約を結び、年度内の開業に向け準備を進めているが、正式な開業日は決まっていなかった。日程的に厳しい中で改装を続けており、目標時期にぎりぎり間に合い、集客も見込める週末(土曜)のタイミングを選んだとみられる。

 ビルは地上6階、地下1階。計画では、リニューアルに伴い内外装を一新。店舗面積は約2万1000平方メートルで、200余りの売り場を配置する。

 地下1階を食料品売り場とし、1―3階は服飾雑貨や女性衣料を中心に扱う。4―5階では男性と子どもの衣料、寝具を販売。6階は飲食店や美容室のほか、市男女共同参画センターも入る。屋上はビアガーデンなど。年間売り上げ120億円を目指す。

 東ビルは、倉敷駅前再開発の主要事業として1980(昭和55)年に開業。市中心部の商業機能の柱だったが、三越撤退後は約60の専門店も相次ぎ退店し、06年10月から全館閉鎖となっていた。

 約200メートル南東に立地する現倉敷店(同市阿知、店舗面積約1万400平方メートル)は新店のオープン直前に閉鎖。建物を取り壊し、跡地は平面駐車場として使う。

223荷主研究者:2008/03/31(月) 00:19:08
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200802130082.html
'08/2/13 中国新聞
近隣地にアルパーク別館建設
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 広島市西部の大型複合商業施設アルパーク(広島市西区)を運営する三井不動産(東京)が、近隣地に別館を建設し、来年春にもオープンすることが12日、分かった。地上4階建てで、物販のテナントや映画館が入る。専門店街の東棟、百貨店が入る西棟などと合わせ、店舗面積は6万平方メートルを超え、広島都市圏最大のイオンモール広島府中ソレイユ(広島県府中町)と同規模になる見通し。特長とするファミリー層への集客力を高め、都市圏西部の地盤を固める。

 計画では、国道2号沿いの住宅展示場跡や従業員用駐車場の敷地約2万平メートルを開発。鉄骨4階建て延べ1万7700平方メートルを建設する。着工は5月中旬、工事の完了は来年3月末を予定。

 出店するテナントは調整中。関係者によると、既存店の機能を補完する構成となり、アルパーク全体の鮮度を磨き直す狙いがある。

 アルパークは、広島都市圏初の本格的な複合型の郊外型商業施設として、1990年4月にオープンした。

【写真説明】来年春、完成予定のアルパーク別館の建設予定地(手前)。物販のテナントや映画館などが入る

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200802130084.html
'08/2/13 中国新聞
別館建設で西部の商圏再構築
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 来春完成予定のアルパーク(広島市西区)の別館建設は、他地域に相次ぐ郊外型ショッピングセンター(SC)に対抗し、広島都市圏西部の地盤を再構築する狙いがあるとみられる。18年前、都市圏初の郊外型複合商業施設として好調なスタートを切ったアルパークだが、同じ郊外施設との競合にさらされ、テナント売上高はピーク時の約8割と苦戦している。別館には郊外一番店の「復権」がかかる。

 都市圏では、22日にイズミ(広島市南区)が南区皆実町に基幹店の「ゆめタウン広島」をオープンさせる。さらにイオン(千葉市)も安佐南区祇園に大型SCの建設を進めている。郊外に新規SCの出店が相次ぐ中、アルパークにとっては求心力を向上させることが急務になっていた。 今回のアルパーク別館建設は業績浮上の鍵となるだけに、入店する専門店や映画館の規模への注目度は高い。

【写真説明】広島都市圏西部の商圏の軸となっているアルパーク。他の郊外施設との競合で売上高は最盛期の約8割になっている

224荷主研究者:2008/03/31(月) 00:43:36

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200802070063a.nwc
立川から客戻せ…25年目そごう八王子、初の全面改装
FujiSankei Business i. 2008/2/7

 ミレニアムリテイリング傘下のそごうは6日、JR八王子駅ビルにある「そごう八王子店」を3月6日に全面改装すると発表した。約30億円を投資し、1983年の開店以来初の全館改装を行う。テーマは、「おしゃれな上質都市型百貨店」。団塊世代と30歳代の団塊ジュニアをターゲットに店舗展開していく。

 同店は立川駅前の開発などで、客を奪われ若い世代が離れていた。同日会見した安部雅博店長は、「近隣地区に客を奪われていたが、八王子唯一の百貨店として巻き返しを図る」と述べた。

 改装では、新規76ブランドを導入するなど婦人服売り場を拡充。化粧品や靴なども増やす。

225荷主研究者:2008/03/31(月) 00:51:50

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200802200175.html
'08/2/20 中国新聞
ビックカメラ6日に広島開店
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 家電量販のビックカメラ(東京)は19日、広島市南区のベスト電器広島本店内にテナントとして入る「ビックカメラ・ベスト広島店」のオープン日を3月6日とすることを明らかにした。約70万品目の品ぞろえは同社旗艦店の有楽町店と同規模で中国地方最大の家電量販店となり、広島都市圏の攻勢を強める。中国地方では岡山駅前店に続く2店目。年間の売り上げ目標は、同店を10億円上回る80億円に設定した。

226とはずがたり:2008/04/01(火) 19:18:56
日本の百貨店も集約が進みましたなぁ〜。

●エイチ・ツー・オー リテイリング(2007年10月発足) ←阪急阪神
  阪急百貨店(=梅田)+阪神百貨店(=梅田)
●J.フロント リテイリング(2007年9月発足)
  大丸(=大阪)+松坂屋(=名古屋)
●�鮄膕�(=大阪)
●三越伊勢丹ホールディングス(2008年4月発足) ←三井
  伊勢丹(=新宿)+三越(=日本橋)
●ミレニアムリテイリング(現在はセブン&アイ・ホールディングス傘下) ←セブン&アイ
  西武百貨店(=池袋)+そごう(=心斎橋)

国内最大の百貨店誕生 三越・伊勢丹が統合へ
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008033001000528.html
2008年3月30日 18時21分

 百貨店大手の三越と伊勢丹が4月1日に経営統合し、売上高計約1兆5800億円と国内最大の百貨店グループが誕生する。ファッション衣料に強い伊勢丹と、富裕層を抱える三越の販売戦略を合わせて、少子高齢化で厳しい経営状況が続く百貨店業界を勝ち抜くのが狙い。統合6年目の2013年度には業界最高水準となる連結営業利益750億円を目指す。

 4月1日に設立する持ち株会社「三越伊勢丹ホールディングス」には、両百貨店の店舗運営や商品戦略を手掛ける部署を設置する。管理部門が多い持ち株会社で店舗戦略を担当するのは珍しい。若年層を中心に人気がある伊勢丹流の販売政策を三越の店舗にも浸透させる。

 両社はそれぞれ店名を残し、店頭では4月から共同企画商品の販売などを始める。3月1日には伊勢丹の常務執行役員が、三越の常務執行役員として商品政策を担当する部長に就任するなど伊勢丹主導の態勢が整いつつある。
(共同)

228とはずがたり:2008/04/11(金) 01:23:45

最近は株価も低迷してるしねぇ

イオンがM&A戦略大転換 ダイエー獲得へ出資引き上げか
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/retail/128836/
03/10 18:50更新

 イオンが積極的なM&A(合併・買収)や新規出店による規模拡大路線の転換を打ち出した。これまでは圧倒的な規模を背景としたコスト削減やバイイングパワー(購買力)を貪欲(どんよく)に追求してきたが、国内市場のパイ縮小に備え、収益重視へと舵を切る。特にM&A戦略では出資比率を3分の1以下に抑える“緩やかな連合”を見直し、資本の論理も活用する。流通業界や株式市場では、丸紅と二人三脚で再建を進めるダイエーの行方に注目が集まっている。(飯田耕司)
 「現状のグループ売上高6兆円は十分な規模。今後は収益重視に大きく舵を切る。M&Aも収益力があり海外展開も可能な中核事業に絞る」
 イオンの豊島正明専務執行役は2月28日に開いた3カ年の新中期経営計画の発表会見で、こう言い切った。
 イオンは世界の小売業で10位以内を目指す「グローバル10(テン)」を掲げ、拡大路線を邁進(まいしん)してきた。「10兆円の規模は必要」(岡田元也社長)としてきただけに方針の大転換といえる。計画ではM&Aや新規出店投資を直近の3年間に比べ20〜30%削減すると同時に、投資の「選択と集中」を進める考えだ。
 積極的なM&Aで160社に拡大したグループ企業も、夏にも設立する持ち株会社の傘下で11の中核事業に分け、大胆な再編・統合を検討する。

不採算店100店閉鎖 イオン、総合スーパー整理
4月8日8時1分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080408-00000052-san-bus_all

 流通大手のイオンの岡田元也社長は7日、3カ年の中期経営計画の最終年度となる平成22年度までに、「ジャスコ」「マイカル」など総合スーパー約100店を閉鎖する方針を明らかにした。売却や食品スーパーなどへの転換を検討する。積極出店やM&A(企業の合併・買収)を重ねた同社の総合スーパー店舗は約600に膨れあがり、見直しが迫られていた。

 岡田社長は決算発表の席上、「これからやらないといけないのは、本体の総合スーパーの改革だ。難度はあるが、触らなければならない」との決意を述べた。

 20年2月期決算で、総合スーパー事業は主に地方の消費環境の悪化で、既存店売上高が前年比0・4%減。衣料品在庫処分などで粗利益率も低下、単体営業利益は5・5%減の317億円と不振が際立った。

 自主企画商品を生産する機能会社の設立など、グループでの相乗効果を追求してきた。だが、不採算店のリストラにいよいよ踏み込むことで、規模拡大の追求から利益拡大の追求へと経営の転換を鮮明にする。

 同社はまた、22年度の連結売上高目標を5兆8500億円超、営業利益目標を2500億円とする中期経営計画を発表した。「保守的な数字」(岡田社長)とし、米衣料品子会社タルボットの建て直しなどにより達成可能としている。

229とはずがたり:2008/04/11(金) 11:39:31
コンビニ:セブン6期ぶり、イオン10期ぶりの営業減益
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080411k0000m020064000c.html

 セブン&アイ・ホールディングスとイオンの2大流通グループと、コンビニエンスストア大手5社の08年2月期決算が10日出そろった。セブンが6期ぶり、イオンが10期ぶりの営業減益となったほか、コンビニ2社も営業減益と消費の低迷を裏付けた。

 セブンは主力のコンビニの不振やファミリーレストラン「デニーズ」の大幅赤字、イオンは米国の衣料子会社の業績悪化などが響いた。セブンは同日、今後3年間でデニーズの不採算店舗約135店を閉鎖すると発表した。両社とも店舗リストラを加速し、業績の巻き返しを図る方針だ。

 また、原材料価格の高騰から製品値上げが相次いでいることに、「消費者の節約志向が強まっている」(セブン&アイの村田紀敏社長)と、両社とも安価で利益率の高い自主企画品(プライベートブランド)を積極投入して対抗。ローソンは値上げによる収益悪化を防ぐため、全国の加盟店支援に年間50億円の対策費を投じる。

 コンビニは、生鮮食品の販売を強化しているローソンは営業利益が過去最高だった。サークルKサンクスは地方店の売り上げが落ち込み、減収減益だった。【小倉祥徳】

 ◇コンビニ大手5社の08年2月期単体決算◇
            全店売上高       営業利益    
セブン−イレブン  25743( 1.6) 1681(▼2.6)
ローソン      14027( 1.8)  453( 2.2)
ファミリーマート  11218( 5.0)  286( 4.0)
サークルKサンクス  8600(▼1.5)  214(▼6.4)
ミニストップ     2822( 5.2)   75( 3.4)
※単位・億円、カッコ内は前期比伸び率%。▼はマイナス

毎日新聞 2008年4月10日 20時19分(最終更新 4月10日 20時56分)


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