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商業・流通

176荷主研究者:2007/11/25(日) 03:01:46

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20070925301.htm
2007年9月25日03時32分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎4日で33万人、地元が9割 富山の「フェリオ祭り」を検証

 富山市最大の繁華街・総曲輪に二十一日オープンした「総曲輪フェリオ」では連日、「お祭り騒ぎ」のようなにぎわいが続いている。開業から四日で「三十三万人」(推計値)を集めた「フェリオ祭り」は、富山商圏にどんな変化をもたらしたか。金沢商圏は動いたのか。

 「入場制限が四日も続くなんて、かつてなかった」。富山大和の広報担当者が目を丸くする。オープンから四日間、飲食店には長い行列ができ、地下の食品売り場は「押し合いへし合い」の状態だった。

 総曲輪フェリオに入る大和・専門店によると、来店者は、初日が八万人、二日目が七万人、三日目が十万人、四日目が八万人。入場カウンターがなく、「あくまで推計値」だが、四日間で計三十三万人という数字に、富山大和は「まずは御の字」(販売促進部)と胸をなで下ろす。

 ちなみに、昨年十一月に開業した金沢フォーラスは、オープン初日が五万人で、三日間で十五万人足らず。“偵察”に訪れた業界関係者からは「確かにすごい人出だが、フォーラスの倍近いと言われると、どうかな」との声も漏れる。

 一方、大和の集計によると、オープン初日の金曜日の売り上げは、二億一千万円。旧富山店の金曜に比べ、四倍以上という。来店者の八万人から単純計算すると、客単価は約二千六百円と、郊外のショッピングセンター並みとなる。

 富山大和は「まずは見てみよう、というお客さまが多かったのではないか」(販売促進部)と分析する。「開業当初の来店はご祝儀みたいなもの。売り上げにつながる得意客は混雑が落ち着いてから来るのが一般的」との見方もある。

 鳴り物入りでオープンした総曲輪フェリオは、どこまで広域集客できたのか。

 二十四日午後二時、富山大和がフェリオに隣接する立体駐車場で調べたところ、「金沢」「石川」ナンバーが6%、「飛騨」が2%、「長野」「松本」が各1%未満だった。つまり、九割以上が富山の地元客というわけだ。

 富山市郊外と中心部を結ぶパークアンドライドの駐車場は富山ナンバーがほとんど。市内の路面電車やコミュニティーバスは、二十四日まで無料化された影響で「ほぼ満員」という。地元集客では、上々の滑り出しだった。

 これまで週末には行列ができていた富山駅前にある金沢行きの高速バス乗り場も「列がほとんどなかった」(富山地方鉄道)。ただ、金沢から富山に向かう高速バスの乗客数は普段通りで、金沢からストローするには至らなかったようだ。

 相乗効果をみると、フェリオに近い総曲輪通り商店街では「飲食店はどこもいっぱいだった」というが、一方で「小売店はさほどでもなかった」とする靴店関係者もいる。

 富山市郊外の大型ショッピングセンター「ファボーレ」、富山駅前のファッションビル「マリエとやま」は、四日間とも駐車台数や来店客数は普段通りだったという。

 当初は買い物客がフェリオに集中し、客足が減ることが懸念されたが、マリエとやまの飲食店街は「逆に、普段は見られない年配の女性客が子供連れで来店していた」とし、中心部との相乗効果に期待を寄せている。

 総じてみると、「フェリオ祭り」は、地元集客で予想以上だったが、隣県集客はまだまだといったところか。「一度見たい」というご祝儀期間が過ぎ、「祭りのあと」も地元客をつなぎ止められるかどうかが、富山商圏の行く末を左右しそうだ。


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