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法学論集

1とはずがたり:2005/03/29(火) 14:02:24
憲法や政治思想・安保論など以外の政治・法学関連スレです。判決・刑事事件等扱います。

=関連スレ=
憲法スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1061910652/l100
国際関係・安全保障論
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l100
政治思想総合スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1039194613/l100

1103小説吉田学校読者:2008/02/13(水) 21:09:43
またも法学論集。
派遣だと思って、テキトーな安全対策しとけば、それで良しとか思っていたんじゃないのか。しかも、記事から推察するに「転落死するほどの高所に命綱も安全柵もなしに上らせた」のである。派遣、正社員問わず、この会社は労働者の人命を何だと思っていたのだろうか。

派遣社員の労災死、派遣先にも使用者責任 東京地裁判決
http://www.asahi.com/national/update/0213/TKY200802130295.html

 03年に派遣された工場での作業中に死亡した男性(当時22)の両親が、工場が安全対策を怠っていたとして派遣元と派遣先の企業2社などに計約1億9000万円の支払いを求めた訴訟の判決が13日、東京地裁であった。山田俊雄裁判長は、派遣先にも男性の使用者としての責任があったと認め、2社に約5100万円を支払うよう命じた。
 派遣元は「テクノアシスト相模」(神奈川県相模原市)で、派遣先は製缶大手の「大和製缶」(東京都中央区)。判決によると、男性は03年7月に派遣元と雇用契約を結び、派遣先の工場で缶の検査を担当した初日に、脚立から転落して死亡した。
 山田裁判長は「派遣元の従業員は、実質的には派遣先の指示で働いていた」と認定。さらに派遣先について「男性との雇用契約がなくても使用者と同じ安全配慮義務を負う」とし、転落を防ぐ措置を怠った責任を認めた。
 会見した原告側の代理人は「製造工場への派遣が増え労災が多発する中で、派遣先、派遣元両方の責任を明確にしたことは、企業側に警告を発するものだ」と評価した。

1104小説吉田学校読者:2008/02/14(木) 06:38:09
18歳〜20歳は「準成年」とか「青年」にして、公選法とか少年法とか一部の法律を改正するにとどめた方がいいんじゃないんでしょうかねえ。
高校3年生が喫煙、飲酒したり、国民年金保険料支払ったり、親の同意なしで法律行為を行えたりするのは、おかしいと思うのだ、私は。

成人は18歳?20歳? 民法改正議論スタート
http://www.asahi.com/politics/update/0213/TKY200802130301.html

 成人年齢を18歳に引き下げるのか、それとも20歳のままにするのか――。鳩山法相は13日、法相の諮問機関・法制審議会に成人年齢の引き下げの是非について諮問した。憲法改正の手続きを定める国民投票法(昨年5月成立)で投票年齢が18歳以上とされたのに伴うもの。社会での「一人前」の基準を決める根本的な問題だけに賛否は分かれており、どのような結果が導かれるかは不透明だ。法務省は諮問と並行して、世論調査などで広く国民の意見を聴くことも検討している。
 法制審はこれから賛成・反対の均衡に配慮しながら、学者に限らず、高校教師や企業経営者など20人前後を部会の委員に選ぶ予定。
 法制審は3月にも議論を始め、1年がかりで答申をまとめる予定だという。引き下げの方向になっても、法務省が民法の改正案を国会に提出するのは09年秋以降になる見通しだ。
 今回の諮問は一定の方向性を示さず、異例の「白紙」で行われたのが特徴。18歳以上を投票年齢に定めた国民投票法の付則は、2010年の施行時までに民法の成人年齢について「検討し、必要な法制上の措置を講ずる」と定める。成人年齢を18歳に引き下げるか、20歳のままにするか、それぞれの立場で解釈できる余地も残されている。
 国民投票法は、与党が民主党など野党の反対を押し切って採決。この過程で「玉虫色」の付則が付けられた経緯がある。付則については、同じ与党の中でも「民法の成人年齢も一緒に引き下げるのが前提」という主張があるのに対し、「過度な自由が与えられ、伝統的な家族観が壊れかねない」などと引き下げに慎重な声も少なくない。一方の民主党は、成人年齢の18歳引き下げが国民投票をめぐる与党との再協議の前提だとの立場で、曲折が予想される。
 成人年齢の引き下げが実現すれば、日常生活に幅広く影響を及ぼす。
 例えば、未成年には親の許可のない契約なら取り消せるという「保護」がある。国民生活センターに寄せられた、未成年が行った取引の解約に関する相談は06年で3万7858件。成人年齢が引き下げられれば、18歳と19歳はこれまでの保護を受けられなくなる。
 現在の民法では、親の許可があれば結婚できる最低年齢は「男性18歳、女性16歳」。成人年齢が引き下げられれば、女性だけに「結婚に親の許可が必要な時期」が残る。
 また、政府の検討会によると少年の保護処分を定めた少年法、飲酒・喫煙を禁じる法律など年齢条項がある法令は308もある。民法改正に伴って他の法律も自動的に改正されるとは限らないが、連動する可能性がある法律も少なくない。

1105小説吉田学校読者:2008/02/14(木) 06:46:22
センセーショナルなところばかり報道されておりますが、「中絶した胎児のエコーを机上に出す」という取調官のやり方は、絶対的におかしいです。
また、「風俗で働いたら犬畜生と同じ」なんて、前時代的もいいとこ。これで敏腕刑事とか言われるのだから、警視庁捜査1課の能力低下も深刻であります。

夫バラバラ殺人、検察側が自白調書撤回 東京地裁 歌織被告は任意性否定
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008021302087023.html

 東京都渋谷区で夫の外資系会社社員三橋祐輔さん=当時(30)=を殺害して遺体を切断、遺棄したとして殺人罪などに問われた妻の歌織被告(33)の公判が12日、東京地裁(河本雅也裁判長)であった。検察側は「犯罪事実は被告人質問で十分立証できた」として、証拠請求していた捜査段階の被告の自白調書などを撤回した。検察側が被告の供述調書の請求を取り下げるのは極めて異例。裁判員制度を意識し、裁判の迅速化を図る目的とみられ、今後、同様のケースが続くとみられる。
 一方、歌織被告は被告人質問で「警察官や検察官の取り調べで、怒鳴られたり脅されたりして、不本意な調書を作られた」と述べ、供述が任意ではなかったと主張。取り調べの際に検察官から「風俗で働いていた。犬畜生と同じだ。おまえの事件なんて、どうせ男とカネなんだろ」などとののしられたと述べた。検察官の作成した調書の内容を否定し続けると、以前中絶した時の胎児のエコー写真を机の上に並べられて「法廷でこの写真を出していいのかと脅された」と訴えた。
 被害者の遺体は、横倒しにしたクロゼットに土を敷いて入れ、殺害の2日後に購入したのこぎりで2−3時間かけて切断したという。また「同僚には捜索願を出したと言ったが、会社が警察に問い合わせてうそがばれたので仕方なく捜索願を出した」などと、当時の状況を淡々と話した。

1106名無しさん:2008/02/14(木) 11:31:43
2591の名無しさん 

熊田がそんなに比較して優秀なら、どうして府連は党本部の意向などとせず正々堂々と
彼を県連組織で手順を踏んで選定して、正々堂々と公認申請すれば良かったんではないか。
徳島三区では徳島県連が正々堂々と公募して選考審査を正々堂々し公開選定審査をおこなって新人二度落選の仁木さんを正々堂々と決めて
党本部へ公認申請して 認められた。
大阪一区の決め方にどこに 正々堂々とした手続きがあるか!!!!!!!。
公正で公平な手続きを踏まねば どうして民主主義を尊重する公党と言えるのか。
熊田も内定されて張り切りだしたんだろうが、日常活動はhpやブログだけでは分からない。

地方組織で選定して党本部に申請するのが 基本ルール。
党本部の意向だと 切り出すこと自体 政党として自ら公正で公平な党運営を放棄した事である。
一例であれ、このような正義に反して立候補する候補者が勝てるわけがない。

大阪は全国政令都市のある大都市部の都道府県の中で間違いなく過半数を制することが出来ない地域だ。

こんな間違った候補者選定をやるような地方だから、そんなことになる。
19小選挙区のうち8つぐらいは見込みがあったがこれで5つぐらいしか勝てなくなっただろう。

1107小説吉田学校読者:2008/02/15(金) 20:55:07
交通事故の怖さは、当然「被害に遭うかもしれない」怖さが先なのだが、「一歩間違えば加害者になるかもしれない」怖さもあるのである。
飲酒とか無免許とかとんでもない速度超過とかは論外だが、「ちょっとした脇見」「信号が赤にもなるかもしれないので加速」「横断歩行者が譲ると思って、右折時さほど減速せず」とかは誰しも経験があると思うが、それでも「自動車運転者としての注意義務を怠り」「過失」「傷害を負わせ」てしまうこともあるのである。

その怖さの二面性を踏まえつつ、どうか事故報道をしていただきたいと思います。

主婦はねた被告「私の子も事故死」
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000000802130002

 長崎市で昨年6月、交通安全ののぼりを道路わきに取り付けていた主婦(当時34)をコンクリートミキサー車ではねて死亡させたとして、自動車運転過失致死罪に問われた同市上戸町の運転手(48)の初公判が12日、長崎地裁であった。被告は法廷で、自身もかつて息子を交通事故で奪われたことを明かした。傍聴した主婦の遺族は「被害者の気持ちが分かる人だからこそ、安全運転をしてほしかった」と話す。
 「息子の事故後、安全運転をしていた。でも、私の安全確認が足りなかった」。被告人質問で証言台に立った被告は肩を落とし、低い声で話した。
 起訴状などによると、被告は昨年6月15日午後2時40分ごろ、同市伊良林1丁目の市道でミキサー車を発進させた際、車の左前方約1メートルでのぼりを取り付けていた同市の主婦をはねて死亡させたとされる。
 この主婦は地元小学校PTAの「交通安全母の会」会員で、通学時間に児童を誘導するなど交通安全運動に取り組んでいた。事故のあった日も、自主的にのぼりの設置作業をしていたという。
 この主婦の通夜と葬儀に訪れた被告は、途方に暮れていた遺族に謝罪した後、「私も息子を事故で亡くしているのです」と打ち明けた。四十九日まで毎週、仏壇に手をあわせに来た。その後も月命日に謝罪に訪れるという。
 だが、遺族の傷は癒えない。長女は、母から教わっていたピアノを弾かなくなった。夫(40)は、被告が勤めていた運輸会社のトラックを見ると、胸が締め付けられるという。
 夫は「なぜ交通事故の被害者が、事故を起こしたのかわからない。自分たちが被害者になって、初めて交通事故のつらさがわかった。同じ思いを他の人にはしてほしくない」と話す。
 公判はこの日結審し、検察側は「被告は職業運転手でありながら、最低限の注意義務を怠った責任は極めて重大」として禁固1年6カ月を求刑した。判決は3月6日。

1108小説吉田学校読者:2008/02/20(水) 06:55:28
異例の事故当日の氏名不詳被疑者に係る強制捜査。
国家機密に安易に強制捜査を入れるのに危惧する声もあるにはあるが、なだしお事故の時の航海日誌の改ざんをおそれてのことであり、はっきり言わせてもらうと自業自得であります。

海保、イージス艦「あたご」を家宅捜索
http://www.asahi.com/national/update/0219/TKY200802190367.html

 海上保安庁は19日、海上自衛隊横須賀基地に接岸した「あたご」を家宅捜索した。海保によると、イージス艦に海保が捜索に入るのは初めてという。この日は、あたごの航海日誌など27点の資料を差し押さえた。
 第3管区海上保安本部の係官は午後5時過ぎ、巡視艇と特殊警備救難艇に乗り込み、あたごに近づいた。係官たちはまず、艦首右舷に衝突時についたとみられる傷跡を調べた。
 午後5時50分からは係官35人が艦内捜索を始めた。まもなく、あたごの乗組員に対して「事故発生時の当直態勢につけ」と命じる艦内放送が流れ、事故当時の状況を再現するための作業も始まった。艦内捜索は約5時間続き、午後11時前に終了した。
 同本部は20日も、水中部分の船体の検証や乗組員からの事情聴取をする方針だ。

1109小説吉田学校読者:2008/02/20(水) 06:59:53
安易に結論を急ぐのもどうかと思いますけれども、僚船乗組員の怒りも当たり前である。それに航法については、いやというほど研修や教育を漁師さんたちは受けているのである。「板こ一枚下は地獄」というのをいやというほど知っているのである。
それに、仮に漁船型の小型船がイージス艦めがけて自爆テロを決行した場合、防ぐ手立てがないということなのだろうか。
事実の解明を願うとともに、不明船員の生存帰還を切に祈る。

「漁船見えないわけがない」僚船乗組員ら怒りの証言
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080219-OYT1T00659.htm

 国防を支える最新鋭艦が、なぜすぐ近くの漁船を見落としたのか。千葉県の房総半島沖で19日早朝に起きた海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故。
 防衛省が「調査中」を繰り返す中、清徳丸の僚船の乗組員たちは「イージス艦がまっすぐ走ってきた」「相手から見えないわけがない」などと怒りに震えながら、事故前後の様子を証言した。
 清徳丸の親子2人の行方は依然不明で、地元の千葉県勝浦市では、家族や仲間が生還を祈って、真冬の海に必死に手を合わせていた。
 「こっちの船がよけるんじゃないかと思っていたのか、ほとんどまっすぐ走ってきた」
 清徳丸が所属する新勝浦市漁協では、事故当時、現場海域にいた僚船のうち「金平丸(きんぺいまる)」の船長、市原義次さん(55)らが19日夕、記者会見に臨み、イージス艦の回避行動の遅れを厳しい口調で非難した。
 市原さんらによると、金平丸がイージス艦「あたご」とすれ違ったのは、同日午前4時すぎ。市原さんはコースが重なっていることに危険を感じ、回避しようとして金平丸のかじを右に切った。
 僚船の清徳丸はその直後に衝突したとみられる。市原さんは、あたごが照明をつけて停船したのも目にしたが、「自分の船を見て止まったのか」と思って、衝突が起きていたことに気づかなかったという。そのまま三宅島方面に向かって操業していたが、午前6時ごろ、無線連絡で初めて事故を知った。
 清徳丸に無線で呼びかけたが応答がなかったため、知らされた位置を確認したところ、ほぼ同艦を回避した位置だったという。
 同席した同漁協の組合長、外記(げき)栄太郎さん(80)も、「漁村始まって以来の大事件。乗組員の安否を心配している」「ミサイルを撃ち落とす近代的で優秀な船が、こんな小さい船を壊して、自衛隊はたるんでいる」と怒りをあらわにした。
 同じく僚船の「康栄丸」の船長、中ノ谷義敬さん(61)は「レーダーでは半径約3・6キロ以内に、5隻ぐらい漁船が映っていた。イージス艦に(清徳丸が)見えていないわけがない」と話した。
 防衛省では、午後11時から、この日5回目の記者会見が開かれ、海上自衛隊の河野克俊・海幕防衛部長が「海保が調査に入っており、現時点では確定的なことは申し上げられない」と前置きをしたうえで、ようやく事故の概要を説明し始めた。
 あたごが衝突の直前、急制動をかけて回避行動をとったことを明らかにしたが、報道陣から、清徳丸の存在を見落とした可能性について指摘されると、「調査中」「報告が上がっていない」と疲れ切った表情で繰り返すだけだった。

1110小説吉田学校読者:2008/02/24(日) 09:49:52
時効なき捜査。起訴されて、有罪評決があれば(この表現、とは氏が訴訟の劈頭に立たないように気を使っているのでありますが)、たぶん二度と日本の地を踏めない。

三浦和義元社長を逮捕 ロス警察、81年に妻殺害容疑
http://www.asahi.com/national/update/0223/TKY200802230363.html

 米ロサンゼルス市警は23日、1981年11月にロサンゼルス市内で妻を殺害したとして、元雑貨輸入販売会社社長の三浦和義容疑者(60)が22日午後、殺人などの容疑で米自治領サイパン島で逮捕されたことを発表した。妻の一美さん(当時28)が銃撃され殺害されたこの事件では、三浦元社長は日本では無罪が確定している。
 ロサンゼルス市警は、三浦元社長がグアム島かサイパン島を旅行する可能性があるとみて、グアム、サイパン両捜査当局と協力していた。同市警はサイパン当局に三浦元社長の身柄をロサンゼルスへ送るよう求め、そこで裁判が始まる見込み。
 サイパンの地元警察によると、三浦元社長はサイパン国際空港で22日、日本からの飛行機を降りた直後に逮捕されたという。空港では警察官約10人が待ち受け、逮捕について告げたところ、三浦元社長は驚きながらも冷静な様子で、「日本ではこの事件はすでに終わったことだとみんな知っている」と話したという。日本の領事館と連絡する権利があることを伝えたところ、三浦元社長はそれを希望したという。
 ロサンゼルスの司法関係者によると、カリフォルニア州法では凶悪殺人など重罪に時効はなく、古い事件でも一定の証拠がまとまれば逮捕することがある。この事件は、ロサンゼルス市警の強盗殺人課の未解決事件専門チームが担当している。
 「ロス疑惑」をめぐる刑事裁判が行われていた当時、三浦元社長の弁護人を務めた弘中惇一郎弁護士によると、元社長に対しては、88年にロス市警が請求、発付されていた逮捕状が執行されたという。逮捕の根拠や、なぜ今になって逮捕されたのかは「情報がない」としている。元社長の身柄はロス市警に移送される予定といい、米国で活動できる弁護士に弁護活動をしてもらうという。
 弘中弁護士も、逮捕の一報は、元社長の現在の妻から22日、電話で受けた。同弁護士は「びっくりした。アメリカに行ったのがまずかったのか。だが、何回目かのサイパン訪問らしいし、なぜ逮捕されたか分からない」と話している。この妻はすでにサイパンに向けて出発しているという。
 〈事件の経緯〉 三浦和義元社長は、1981年に米国ロサンゼルス市内で妻の一美さん(当時28)を銃撃して殺害、多額の保険金をだまし取ったとして警視庁に逮捕され、殺人などの罪に問われた。捜査当局の動きに先立って「週刊文春」が84年初め、一連の経緯を「疑惑の銃弾」として連載。元社長のメディア露出と併せて世間の耳目を集め、「疑惑」という言葉は同年の流行語大賞の銅賞にもなった。
 事件は、物証や自白など犯行を裏付ける直接証拠がなく、実際に銃撃をしたとされる「共犯者」は誰かが、焦点になった。検察側は88年の起訴以来、「共犯者は(元社長の取引業者だった)元駐車場経営者だ」と主張。これに対し、一審・東京地裁は元経営者を無罪とする一方、共犯者は「氏名不詳の第三者」であるとして元社長を無期懲役とした。
 しかし、元社長は控訴審の東京高裁で逆転無罪に。検察側が上告したが、最高裁第三小法廷は03年3月、上告を棄却する決定をした。同法廷は「元社長が氏名不詳者と共謀して元妻を殺害したと認めるには、なお合理的な疑いが残るとした高裁判決は是認することができる」と述べた。事件発生から20年以上を経て、元社長の無罪が確定した。
 逆転無罪判決を受けて元社長はいったん釈放されたが、銃撃事件の3カ月前に、知人の女性に一美さんを襲わせ、殺害しようとしたとされる「殴打事件」に絡んだ殺人未遂罪で98年10月、懲役6年の実刑判決が確定。同年11月に収監され、未決勾留(こうりゅう)日数を差し引いた約2年2カ月の服役を経て01年1月に宮城刑務所を出所した。

1111小説吉田学校読者:2008/02/26(火) 06:27:05
怪盗でもなく、ただの空き巣じゃないか。
これで、容疑者がブッ★イク(一部伏字)だったらどうなんだ。

「キャッツ・アイ」逮捕 20代の女怪盗3人 大阪
http://www.asahi.com/national/update/0225/OSK200802250085.html

 大阪府高石市の民家に空き巣に入ろうとしたなどとして、高石署は25日、いずれも大阪市西淀川区に住む20代の無職の女3人を住居侵入の疑いで逮捕したと発表した。3人は、いずれも子どもが保育所や学校に通っている昼間に盗みをしていたという。捜査員らは3人の女怪盗が登場する人気漫画にちなみ、容疑者らを「キャッツ・アイ」と呼んで取り調べにあたっていた。
 逮捕されたのは、A(27)▽B(29)▽C(26)3容疑者。
 調べでは、3人は昨年10月9日午後1時ごろ、盗み目的で高石市の住宅に侵入した疑い。現行犯逮捕されたC容疑者の供述から、A、B両容疑者を割り出して逮捕、いずれも住居侵入の罪で起訴された。その後の調べで、3人は大阪市西淀川区で昨年3月に2件の空き巣(被害総額約71万円)をしたとして、窃盗罪などで起訴されている。
 3人は高校や職場で知り合った遊び仲間。いずれも離婚して生活保護を受けていたが、遊興費が無くなると、子どもがいない日中に実行役、見張り役、逃走時の運転手役と、役割分担して盗みをしていたという。

1112名無しさん:2008/03/01(土) 11:19:28
個人的には、事実と認められなかった方に驚きました。


ネット中傷に無罪判決 『確実な根拠、個人は不要』東京地裁
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008030190070727.html

 インターネットのホームページ(HP)でラーメン店のフランチャイズ運営会社を中傷する書き込みをしたとして、名誉棄損の罪に問われた会社員橋爪研吾被告(36)の判決公判が二十九日、東京地裁で開かれた。波床昌則裁判長は「ネットの個人利用者に要求される程度の情報収集をした上で書き込んだ。直ちに名誉棄損罪に問うことは相当でない」として、無罪(求刑罰金三十万円)を言い渡した。

 判決は、個人利用者がネット上で表現行為をする場合の名誉棄損について「主に公益を図る目的ならば、(メディアとは異なり)確実な資料や根拠に基づかなくても、その事実が真実だと誤って信じた場合には罪に問われない」との初めての基準を提示。その効果として「自己検閲により委縮することなく、憲法二一条(表現の自由)が確保される」と示した。

 弁護人の紀藤正樹弁護士によると、ネットをめぐる名誉棄損事件での無罪判決は初めて。ネット社会の現実を見据えた判断といえ、今後の司法判断や社会活動に大きな影響を与えるとみられる。

 波床裁判長は「被告による書き込みは、重要部分が真実であったとは証明されていない」と認定。メディア報道なら有罪になる可能性を指摘した。

 その上で、判決は(1)ネット利用者は相互に送受信でき、書き込みに対して被害者は反論できた(2)メディアや専門家が従来の媒体を使った表現とは対照的に、個人がネット上で発信した情報の信頼性は一般的に低いと受け止められている(3)現代社会では(個人が)公共の利害に関する事実について真実性を立証するのは困難−などと指摘した。

 今回の書き込みに対し、フランチャイズ運営会社側が二〇〇三年に橋爪被告を相手取り起こした民事訴訟では、〇五年に同被告の敗訴が最高裁で確定していた。

 橋爪被告は〇二年十−十一月の間、被告が開設したHP上で、飲食店「ニンニクげんこつラーメン花月」をフランチャイズ運営する会社について、カルト集団と関係があると中傷する内容の文章を書き込んだとして在宅起訴された。判決は、同集団と会社の関係について「緊密な関係にあるとは認められない」とした。

 東京地検・渡辺恵一次席検事の話 判決内容を子細に検討し、適切に対応したい。

■『表現の自由』強く意識

解説

 インターネット上の書き込みについて名誉棄損罪を認めなかった二十九日の東京地裁判決は、ネット上の表現行為が法律に抵触する場合の基準について、メディアと個人利用者を峻別(しゅんべつ)し、メディアに比べて個人の責任は緩和される、との判断を示した。

 司法はこれまで(1)公益目的(2)確実な資料や根拠に基づくこと(3)その事実が真実だと信じるだけの理由−の三点がなければ有罪としてきた。これは発信者がメディアの場合が前提で、今回の判決は(2)がなくても「個人に求められる水準を満たす調査」をしていれば罪に問われないと判断した。

 特筆すべきは、判決が、憲法が保障する「表現の自由」に踏み込んだ点だ。責任の緩和がなければ、個人は訴訟の被告になったりすることを恐れ、言論活動が鈍ることに言及、「自己検閲による委縮」を懸念した。

 情報の発信者の多くがメディアに限られていた時代とは異なり、ネット社会は誰でも自由に発信できるようになった。一方、匿名性に隠された過激な中傷は、メディアによる批判以上に人を傷つけることがある。

 責任の緩和と言っても、好き放題に書くことが許されるわけではない。それを許せば個人がネットで発信した情報の信頼性を低下させることになり、法規制につながる恐れがある。

 今後、判決が司法の場で追認されていくか注目されるが、ネット社会に生きる市民としての自覚が一人一人に求められている。 (社会部・寺岡秀樹)

1113小説吉田学校読者:2008/03/01(土) 19:28:12
言論の自由とは、権力からの自由であります。批判の自由であります。なにゆえ権力そのものが弱者のふりして申し立てするのか、ふざけんじゃない。

<自民党>テレビ朝日番組「公平性を欠く」BPOに調査要望
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080229-00000169-mai-pol

 自民党は29日、道路特定財源などをめぐりテレビ朝日が1月30日と2月26日に放送した報道番組が「事実誤認があり政治的公平性を欠いている」などとして、放送倫理・番組向上機構(BPO)に調査を求める要望書を提出した。
 自民党の細田博之幹事長代理は提出理由について「番組は『建設業の人にとっては(事業は)長くやる方がいい。その方が金が入るし談合もある』と報道したが、長くやることが高コストの原因という展開は誤解を招く」と説明。番組に出演したコメンテーターについても「かつて民主党が、政権樹立の際の国土交通相(候補)に挙げた人で、偏った立場の人」と述べた。テレビ朝日広報部は「BPOの対応をみながら誠実に対応していきたい」と話している。【堀井恵里子】

1114とはずがたり:2008/03/07(金) 16:06:04
死刑で当然であろう。酷い事件だ。被告は殺される恐ろしさを十分味わうが良い。もっと云うとこんなの育てた親もなんとかせんとあかんねぇ。

2008/02/29-15:47
服部被告の死刑確定へ=静岡の女子短大生焼殺−最高裁
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200802/2008022900707

 静岡県三島市で2002年、女子短大生=当時(19)=を焼き殺したとして、殺人罪などに問われ、一審で無期懲役、二審で死刑とされた元建設作業員服部純也被告(36)の上告審判決で、最高裁第2小法廷(古田佑紀裁判長)は29日、「何ら落ち度のない被害者を残虐な方法で殺害した。改善更生の可能性は乏しい」と述べ、被告の上告を棄却した。死刑が確定する。
 無期懲役を破棄して死刑とした二審判決が確定するのは、昨年4月の名古屋市の女性経営者殺害事件以来。
 古田裁判長は「乱暴の発覚を恐れるとともに、早く覚せい剤を使用したいという自己中心的で非情な発想から殺害した」と指摘。「家計に負担を掛けぬようアルバイトをし、誰からも好かれるまな娘を突然の凶行で失った両親の峻烈(しゅんれつ)な処罰感情は当然だ」とした。
 服部被告が覚せい剤取締法違反や強盗致傷の罪で服役し、仮釈放から約9カ月で犯行に及んだ点を強調。「犯罪に向かう傾向は根深く、さらに深化、凶悪化している。反省を示しているが、死刑を是認せざるを得ない」と結論付けた。

「殺害1人で死刑」どう判断短大生死亡きょう最高裁判決
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20080228-OYT8T00602.htm

 三島市の山中で2002年1月、同市内の女子短大生(当時19歳)が焼き殺された事件で、殺人、婦女暴行などの罪に問われ、2審・東京高裁で死刑判決を受けた元建設作業員服部純也被告(36)の上告審判決が29日、最高裁第2小法廷で言い渡される。

 最高裁は1983年の永山事件判決で、死刑選択の基準として「殺害された被害者の数」を挙げており、被害者1人の場合の死刑の適否を裁判所がどのように判断するかが注目される。

 上告審弁論で弁護側は、「被害者が1人である点などで、高裁の判断は死刑適用基準を逸脱しており、判例違反」と主張。検察側は「永山事件判決は殺害された被害者が複数名でなければ、死刑を選択し得ないと判断したものではない」などと、極刑を求めている。

 2審判決によると、服部被告は02年1月22日夜、同市内の路上で帰宅途中の被害女性を車内に監禁し、暴行。翌23日未明、粘着テープで両手首を後ろ手に縛った上、灯油を全身に浴びせかけて、ライターで頭髪に火を付け、焼き殺した。

 1審・静岡地裁沼津支部は、計画性がないことや幼少時代の劣悪な生活環境などを理由に無期懲役としたが、検察、弁護側が量刑不当を主張して控訴。2審・東京高裁は、同じ環境で育った兄弟に犯行歴がないことや、証拠隠滅活動などを指摘、「人間性を欠く殺害方法は残虐極まりなく、極刑をもって臨むほかない」として判決を破棄し、死刑を言い渡した。被告が05年3月に最高裁に上告していた。
(2008年2月29日 読売新聞)

1115片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/08(土) 01:37:21
起訴猶予にすりゃいいってもんじゃねーぞコラ

おとり捜査:佐賀県警に協力も逮捕 起訴猶予の男性提訴
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080308k0000m040138000c.html

 佐賀県警に昨年7月に強盗予備の疑いで逮捕された後、起訴猶予となった佐賀市兵庫町渕の中古車販売業、原一弘さん(36)が7日、「捜査に協力したのに身柄を拘束され、虚偽の発表をされた」として、県に330万円の損害賠償を求めて佐賀地裁に提訴した。

 訴状などによると、原さんは07年7月21日、友人らが強盗を計画していることを知り、指示され目出し帽を購入した。しかし、犯行をやめさせようと同28日、佐賀署に計画を知らせた。

 捜査員は、原さんの話を聞くと「予定通り(計画を)進めてほしい」と要請。当時、原さんは強盗をしようと思っておらず、車からバールや目出し帽を降ろしていた。そのままでいいかを尋ねたところ、捜査員から「載せておいてくれないと困る」などと言われ、再び車に戻したという。

 原さんは同日午後、友人が狙っていた民家近くに車で行って他の3人と共に逮捕された。佐賀署は29日、強盗予備の疑いで原さんを含む5人を逮捕したと発表した。

 原さん側は訴状で「強盗予備には故意性がないうえ、車で出かけたのも警察から求められたため」と主張。そのうえで「(他の逮捕者と)共犯関係になることはあり得ない。記者発表は原告に関しては虚偽だ」としている。原さんの弁護士は「違法なおとり捜査に協力させられた」と話している。

 県警刑事部の江口民雄管理官は「目出し帽を買った時点で強盗予備容疑があり、逮捕は適正だった。逮捕や発表には、他の4人に通報したことを分からなくする身辺保護の狙いがあった」と話している。【高芝菜穂子】

毎日新聞 2008年3月8日 0時39分 (最終更新時間 3月8日 1時17分)

1116小説吉田学校読者:2008/03/10(月) 21:21:55
>>1105続報
どうも検察側の旗色は悪い。無罪も執行猶予もあり得るんじゃないか。

歌織被告 責任能力「喪失の状態」
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20080310026.html

 東京都渋谷区の自宅で夫を殺害、遺体を切断したなどとして殺人と死体損壊・遺棄の罪に問われた三橋歌織被告(33)の公判が10日、東京地裁(河本雅也裁判長)であり、検察、弁護側それぞれの請求に基づき精神鑑定をした医師2人が、殺害時の被告の責任能力について、いずれも「心神喪失の状態にあった」との認識を示した。
 刑法は、被告が善悪を判断できないなど心神喪失の場合は、刑事責任能力がないとして罰しないことを規定している。
 2人の鑑定結果は「夫からドメスティックバイオレンス(DV)を受け続け、犯行時は心的外傷後ストレス障害(PTSD)だった。心神耗弱か心神喪失の疑いがある」とする弁護側主張に沿う内容で、判決に大きな影響を与えそうだ。
 検察は「完全責任能力があった」としている。
 鑑定結果は通常、書面を提出の上で補足として鑑定人尋問が行われるが、今回は法廷で内容を報告。同時に2人に尋問する「対質」という異例の形式をとり、裁判員制度の導入を来年に控え「迅速で簡明な裁判」を目指したとみられる。
 鑑定人は「こころのクリニック石神井」の木村一優医師と、国立精神・神経センター精神保健研究所の金吉晴成人精神保健部長。
 まず弁護側が請求した木村医師が、三橋被告が父親から体罰やしつけを受けた成育歴を説明。その後「夫のDVは改善されず、PTSDも悪化。犯行時は行動を制御できず、心神を喪失していたと考える」と述べた。
 検察側請求の金部長も同様に「心神喪失は十分推測でき、かなり合理性はある」と証言。犯行時の被告は、もうろうとした意識障害や夫の幻覚を見ていたとして「短期精神病性障害」と判断した。
 法廷では鑑定人2人が証言台を前に並んで座り、プロジェクターで被告の脳波などを大型スクリーンに映し出し、鑑定結果を報告した。
 起訴状によると、三橋被告は2006年12月、自宅マンションで夫祐輔さん=当時(30)=の頭部を殴って殺害。遺体を切断、遺棄した。
 鑑定は、公判と並行して進められた。

1117小説吉田学校読者:2008/03/17(月) 07:11:10
ロス移送までマスコミも一時休戦でしょうかねぇ・・・

三浦元社長:主戦場はロスへ 移送判断4月中旬以降に
http://mainichi.jp/select/today/news/20080317k0000m040122000c.html

 81年のロス銃撃事件に関与したとして、サイパン島(米自治領)で身柄拘束されている元輸入雑貨販売会社社長、三浦和義容疑者(60)=日本で無罪確定=を、ロス市警があるカリフォルニア州へ移送するか否かの判断が、4月中旬以降にずれ込む見通しになった。サイパンでの弁護活動は、手続きの引き延ばしが中心となっており、主戦場は、逮捕が無効かどうかを争うカリフォルニアに移ってきた。
 サイパンでは19日、自治領知事が身柄移送令状に署名(12日)してから初めての審理が行われる。弁護側は、同じ行為の刑事責任を繰り返し追及することを禁じる「一事不再理」を根拠に徹底抗戦する構えだが、既に、ラモナ・マングロナ裁判官は「サイパンでの裁量権は憲法上、限られており、カリフォルニアの裁判に介入する形で質疑を行うことは想定していない」と、一事不再理は議論しない方針を示している。
 弁護側は19日からの審理で、不当な身柄拘束からの解放を求める「人身保護請求」も行う予定。だが、請求書面の準備に「2、3週間かかる」としており、検察側からの反論書の提出、審理などの手続きを入れると、裁判所の決定まで少なくとも1カ月近くはかかる。弁護側は請求が棄却されても、さらに上級審に不服を訴えることができる。
 サイパンを所管する北マリアナ司法省のマシュー・グレゴリー司法長官は「1年はかからないが、数カ月はかかるかもしれない。手続きがいつ終わるかは予測し難い」と話す。
 一方、カリフォルニアのマーク・ゲラゴス弁護士は14日、一事不再理を根拠に逮捕無効を求める訴えをロサンゼルス郡地裁に起こした。24日に公聴会を開くことを求めている。サイパンのブルース・バーライン弁護士は「(一事不再理を審理しない)裁判官の判断を考慮して協力要請した」とサイパンだけでは分が悪いことを認め、ロスでの法律論争に望みをつなぐ。
 元カリフォルニア検察官でサイパンに在住し、双方の裁判に詳しいロバート・オッコーナー弁護士は「勝敗はカリフォルニアにかかっており、サイパンの弁護活動は、時間稼ぎにすぎない」と解説。一事不再理に詳しいウィリアム・クリアリー岩手大学准教授も「サイパンの裁判は不利な状況下で抵抗する戦いで、そもそも困難」と話している。

(おまけ)フルハム三浦vsジャーナル中江、それにしてもみんな若いねえ〜〜
http://jp.youtube.com/watch?v=ydgE19rMKfk

1118とはずがたり:2008/03/17(月) 13:19:39
>>1117
笑。おもろいっす>フルハム三浦vsジャーナル中江

痴漢の罪に問われた植草元教授 控訴審、即日結審
http://www.asahi.com/national/update/0317/TKY200803170104.html
2008年03月17日11時26分

 06年9月に電車内で痴漢をしたとして東京都迷惑防止条例違反の罪に問われ、一審・東京地裁判決で懲役4カ月の実刑判決を受けた経済評論家の植草一秀被告(47)の控訴審が17日、東京高裁で始まった。弁護側は無罪を主張し、被害者のスカートの繊維鑑定などを改めて求めたが、田中康郎裁判長はいずれも却下し、結審した。判決は4月16日の予定。

1119とはずがたり:2008/03/17(月) 13:32:28

被告に死刑判決 京都・神奈川連続殺人事件で京都地裁
http://www.asahi.com/national/update/0317/OSK200803170033.html
2008年03月17日12時19分

 京都府と神奈川県で親族2人を相次ぎ殺害し、現金などを奪ったとして、強盗殺人罪に問われている住所不定、無職松村恭造被告(26)の判決が17日、京都地裁であった。増田耕児裁判長は「死刑の適用は慎重であるべきだが、残虐非道な犯行で、人間的な感性が欠落している。極刑でやむを得ない」と述べ、求刑通り死刑を言い渡した。被告は弁護人を通じて控訴しない意向であることを明らかにした。

 判決によると、松村被告は昨年1月16日、京都府長岡京市の主婦で、伯母の岩井順子(よりこ)さん(当時57)を殴ったり刺したりして殺害し、約2万円入りの財布などを盗んだ。また同23日、大叔父で神奈川県相模原市の無職加藤順一さん(当時72)の頭や顔を金属棒で殴るなどして殺し、約3000円が入った財布などを奪った。

 弁護側はこれまでの公判で、「(両事件とも)あくまで殺害が目的で、殺した後に金品を奪おうと思いついた」と殺人罪と窃盗罪の適用を主張。死刑回避を求めていた。

 増田裁判長は判決で、犯行直前の松村被告について、仕事もなく父母や親族から金銭的な援助を受けられなくなっていたと指摘。岩井さんを殺害する際に粘着テープを持参したり、指紋がつかないよう手袋をはめたりなどしており、強盗目的があったとした。そのうえで「仕事も長続きせず、進退きわまった状況下に追い込まれたあげくに犯行に及んだ」と述べた。

 松村被告は、捜査段階から公判前整理手続きまで一貫して供述を拒否した。昨年9月の初公判で初めて心境を明かし、「殺人を2件も冷静に完遂し、自分をほめてあげたい」などと語った。

 弁護側は、大学を中退したり、父親との関係が険悪になったりしたことから、人を殺害して自殺する「破滅」を望んだとも述べ、被告の心理鑑定や精神鑑定を求めたが、京都地裁は「必要はない」と却下していた。

1120とはずがたり:2008/03/17(月) 19:51:51

市民とプロになお隔たり 模擬評議で浮き彫り
http://www.asahi.com/national/update/0316/TKY200803160161.html
2008年03月16日22時29分

 来春から始まる裁判員制度に向け、市民が審理を見たうえで、裁判官と一緒に判決をどうするか考える「模擬評議」が各地で行われている。「量刑相場」を市民に示した方がいいのか、評議をまとめる裁判官の役割をどう考えるか。これまでは法律のプロだけで進んだ裁判の常識が通用しないなかで、市民の意見を聞きながらの模索が続いている。

 ■「常識」通用せず

 昨年、福岡地裁であった模擬裁判の評議では、交際相手を殺害した女性被告の量刑が議論になった。裁判員役の20代の女性は、被告の母親役の「出所したら、家族として迎え入れて普通に暮らしたい」という言葉に強く反発。「他人の家族を壊しておいて『普通に暮らす』とは虫がよすぎる」と考えたからだ。

 この様子を別室のモニターで見ていた検察官や弁護士は驚いた。「身元引受人がいるのは被告にとってプラスの情状のはずなのに」「僕らのこれまでの常識が通用しない。裁判官より裁判員の方が犯罪に厳しい」

 ■量刑1年上がる

 「福岡」の3カ月後、福島地裁でも同じ題材で模擬裁判が行われた。

 量刑を決める際、「交際相手から暴力を受けていた」など被告に有利な面と、「救護しなかった」など不利な面を白板に書き出した。

 検察側の求刑は懲役10年。それぞれが量刑を投票した結果、判決は「懲役7年」となった。だがその後、裁判官が過去の同じような事件の判決を紹介。再び投票したところ、量刑は「懲役8年」に。裁判長は「できるだけ市民の意思を尊重した」としながらも、「どこかで過去のデータを示さないと、同種事件で裁判所ごとに判決が変わってしまう」と指摘する。

 ■「誘導」と「放任」

 評議で裁判官がどう振る舞うかも課題だ。争点を絞り込み、進展を促すと「誘導」と批判されかねない。逆に「放任」すると、議論は盛り上がるが時間不足に陥る。

 仙台地裁では、二つのグループに分かれて模擬評議を行い、結果を比べてみた。

 裁判官が争点を示し、議論を取り仕切る方法がとられたグループでは、裁判官の指名を受けて裁判員が意見を言い、目標の1時間で事実認定まで進んだ。ところが、裁判員役の間では「私たちの意見はいらないのではないか」と不評だった。

 一方、議論の行方が裁判員に委ねられたグループでは、白熱したものの、時間を30分以上延長しても事実認定に至らなかった。この評議に参加した裁判官は「まずは各裁判員に疑問点を挙げてもらい、そのうえで裁判官が争点を整理し、議論を収斂(しゅうれん)させていくのがいいのだろう」と振り返った。

1121小説吉田学校読者:2008/03/20(木) 09:30:59
条件付死刑反対論者の私ではありますが、たとえ私が死刑賛成論者で裁判員になったとしても、初動捜査の瑕疵があるので、死刑選択には躊躇せざるを得ないと思います。
ミスというよりはいわゆる「泳がせ捜査」をしていたんじゃないかと思うのだが、その泳がせ捜査が最悪の結果を招いたのではないか・・・・・毎日社説同様、徹底検証を求めます。

社説:秋田2児殺害 防ぎ得た事件として検証を
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/archive/news/20080320ddm005070120000c.html

 秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、秋田地裁が畠山鈴香被告に無期懲役刑を言い渡した。
 むごい犯行ではあった。判決は、彩香ちゃんについて「慕っていた母親に裏切られたという衝撃や絶望感の深さを考えると、ただ哀れというほかない」と評した。米山豪憲君には「突如信じていた被告人から襲われ、受けた驚がくと恐怖、絶望、悲しみ、そして苦しみは想像を絶する」と述べている。
 幼児を相次いで手にかけた冷酷、残忍な犯行だけに、裁判例に照らし、極刑も予想されたケースだった。判決文からは熟慮の末、計画性の乏しさなどから罪一等を減じたと読み取れる。
 量刑ばかりに気を奪われるべきではない。畠山被告が、彩香ちゃんのビラをまいたり、記者会見したり、と不自然とも映る行動をとったせいか、被告の特異性に社会の関心が集まったきらいもあるが、事件からくみ取るべき教訓や反省すべき点は少なくない。
 何よりも秋田県警の初動捜査がスムーズなら、豪憲君の事件は防げたのではないか、との悔いが残る。判決も事実上、豪憲君の事件は彩香ちゃんの事件に誘発されたと認定したのだから、なおさらだ。
 注視すべきは、畠山被告が子育てに悩んでいた、と判決が認定したことだ。畠山被告は「可愛がりたくても可愛がれない」などと感じ、離婚後は自分から話しかけることもほとんどなかった、という。満足な食事をさせず、入浴も十分にさせなかったというから、彩香ちゃんはネグレクト(育児放棄)と呼ばれる虐待を受けていたに等しい。
 近隣住民らは彩香ちゃんの異常に気付いていただけに、早い段階で児童相談所などが積極的に実情を調べ、環境調整に乗り出していたら、悲惨な事件は起きずに済んだのではないか。母子に救いの手が差し伸べられなかったことが、返す返すも悔やまれる。
 判決によれば、畠山被告自身も成育過程で父親から暴力を振るわれ、学校ではいじめを受けていた。虐待やいじめの被害者は加害者に転じがちといわれるが、畠山被告もその一人とすれば、悲しい連鎖ではある。
 児童虐待は増加傾向に歯止めが掛からず、昨年中に警察が検挙した事件だけで300件に達し、命を奪われた児童は37人を数えるのが実情だ。全国の市町村が06年度は約4万8000件の児童虐待に対応した、との厚生労働省の統計もある。事態は深刻であり、これらから新たな悲劇が生まれる可能性を、今回の判決を機に再認識し、対策を強化しなければならない。
 判決はまた、畠山被告の「母子家庭であるがゆえの不安」が犯行の背景にあったとも指摘している。悲惨な事件の再発を防ぐために、母子家庭への支援策を見直す必要もある。

1122小説吉田学校読者:2008/03/20(木) 09:34:28
(続き)裁判には、「捜査の事後検証の側面」もあると思うのですが、「迅速化」では裁判で検証するのは無理なのか、それとも「裁判員」で市井の目が入るほうがいいのか。記事中にある精神鑑定の問題も含めて、未知の領域に来年から我々は踏み入るのであります。

秋田・藤里町の2児殺害:畠山被告公判、精神鑑定時間が不足 裁判員制度へ迅速さ重視
http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2008/03/20/20080320ddm041040040000c.html

 秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、畠山鈴香被告(35)に無期懲役(求刑・死刑)を言い渡した秋田地裁公判は09年春スタートの裁判員制度をにらんで迅速に進んだ。一方で、公判に空白がないよう審理と並行した精神鑑定の重要部分が判決で採用されず、量刑判断のよりどころの一つとされた被告の「心の解明」が十分とはいえず、課題も残した。
 即日控訴した弁護側は長女の彩香ちゃん(当時9歳)殺害は事故だと主張し、被告も「事故だと認められなければ控訴する」と発言していた。一方、検察側も「米山豪憲君(当時7歳)殺害は彩香ちゃん殺害の嫌疑をそらすための計画的犯行」などとして死刑を求めてきただけに、控訴するとみられる。
 裁判をめぐっては争点を絞る公判前整理手続きを12回重ねた。その結果、昨年9月の初公判から4カ月余で結審、半年で判決を迎えた。検察側は、被告が彩香ちゃんを突き落とした橋の欄干の模型を法廷に持ち込み、裁判員制度をにらんだ視覚に訴える手法もとった。
 一方で、判決は彩香ちゃん殺害時の健忘があったとする精神鑑定を採用せず「記憶障害は細部をよく覚えていない程度にすぎない」とした。迅速さが重視される一方で、鑑定などにじっくり時間がとれなかった。
 藤井俊郎裁判長は判決言い渡し後、刑確定後に将来予想される被告の仮釈放について「刑事責任は重大で内省が表面的にとどまる被告の性格特性の改善が容易でない」と慎重さを求め、無期懲役とした判断の難しさもうかがわせた。また、膨大な資料の読み込みが必要な重大事件に、法曹人口の少ない地方でどう対応するかの課題も浮かび上がった。

1123とはずがたり:2008/03/21(金) 11:27:09
警察庁長官銃撃を供述 77歳男「秘密の暴露」
2008年3月20日(木)12:16
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/m20080320003.html

 平成7年3月、国松孝次警察庁長官(当時)が東京都荒川区の自宅マンション前で銃撃された事件で、別の強盗殺人未遂事件で実刑判決を受けて上告中の中村泰(ひろし)被告(77)が警視庁に対し、犯行を示唆する供述をしていることが19日、分かった。中村被告は犯行前後の現場の状況について詳細に供述しているほか、銃撃に使用したとされる回転式拳銃と同種の拳銃を米国内で購入していたことも判明した。

 長官銃撃事件について警視庁はオウム真理教による組織的犯行とみていたが、新たに中村被告の供述を得たことで、その信憑(しんぴょう)性についても慎重に捜査を進めている。中村被告は13年10月に大阪市で発生した現金輸送車襲撃事件などで強盗殺人未遂や銃刀法違反の罪で起訴され、昨年3月に大阪地裁で無期懲役の判決を受け、最高裁に上告している。

 中村被告は警視庁に対し、犯行当時の状況について詳細に述べたうえで(1)犯行に使用した自転車を現場から南西約600メートルの喫茶店前に乗り捨てた(2)犯行後にJR山手線に乗り拳銃を東京・西新宿の貸金庫に預けた−と供述。このうち(1)については、事件直後の放置自転車一斉捜索で供述通りの場所で発見されていたことが判明。(2)についても、中村被告が契約していた貸金庫の記録から当日の午前9時26分に開扉されていたことが分かった。また、当初は犯行の2日前に銃撃しようと長官の住むマンションに向かったが、スーツ姿の警察官2人が長官を出迎えたことから警備が強化されたと思い、この日の犯行を断念したと供述。実際、2人の警察官が長官宅を訪れており、この事実は警察内部でもほとんど知られていなかったという。警視庁では、こうした供述が「秘密の暴露」にあたる可能性があるとみている。

 長官銃撃事件では、米国コルト社製の38口径回転式拳銃と、殺傷力が高く国内で使用例がない特殊なホローポイント型のマグナム弾が使用された。拳銃と銃弾の入手ルートについて中村被告は、1980年代後半、偽名を使って米カリフォルニア州のガンショップで購入したと供述。警視庁が捜査員を米国に派遣して調べた結果、中村被告の供述を裏付ける記録が見つかった。拳銃は犯行の翌月、伊豆大島へ向かうフェリーから海に投げ捨てたとしており、警視庁はこのときの乗船記録も入手している。

 中村被告は、14年11月に名古屋市で発生した現金輸送車襲撃事件で現行犯逮捕され、この事件では懲役15年の実刑判決が確定している。名古屋の事件で逮捕後、警視庁などが捜査を進めた結果、中村被告が大阪の事件を引き起こしていたほか、西新宿の貸金庫などに大量の拳銃や実弾を隠し持っていた。中村被告は産経新聞の取材に対して「(犯行への関与について)否定も肯定もしない」としたうえで、警視庁の調べを受けていることは認めている。

1124とはずがたり:2008/03/24(月) 22:08:21
何処迄腐った捜査当局やねん。ちゅーかこう云うの普通にされてるんですかねぇ。

志布志・県議選事件 接見内容聴取は違法/鹿地裁判決
国・県に550万円命令
(03/24 14:48)
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=9848

 元被告12人全員の無罪が確定した2003年の志布志・県議選事件で、捜査機関が弁護人と元被告の接見内容を違法に調書化し、接見交通権を侵害したとして、弁護士11人が国と県に総額1億2100万円の支払いを求めた国家賠償請求訴訟の判決が24日、鹿児島地裁であった。高野裕裁判長は、捜査機関による一連の行為を違憲、違法と認定、国と県に連帯して原告1人当たり各50万円、計550万円を支払うよう命じた。
 高野裁判長はまず、秘密が保たれた状態で、被告と弁護人との接見を保障した接見交通権について、「原則、接見後その内容を捜査機関に報告させることも許されない」と指摘。「憲法の保障に由来する重要な権利たる接見交通権を侵害した」と判断、同事件にかかる一連の捜査によって行われた行為であり、国、県は共同不法行為責任を負うと結論づけた。
 鹿児島県警、鹿児島地検の聴取、調書化の一部が組織的に行われたと認め、「捜査上、必要不可欠な行為とは到底認められない」とした。
 県、国側は「内容は元被告らが自発的に供述した。弁護人による否認の働きかけがあり、変遷する供述の信用性を担保するためだった」などとして、調書化の正当性を訴えていたが、判決は「自発的供述によっても、弁護人固有の接見交通権の放棄があったとは認められない」と退けた。
 判決によると、元被告のうち7人が、県警や地検で弁護士と接見したあと、取調官から内容や状況を聞かれ、計76通の調書を作成された。このうち54通について、接見交通権の侵害を認めた。調書は自白を支える補強証拠として、公判で証拠提出され、問題が発覚した。
 弁護士らは「違法捜査による自白を維持するため、組織的に大量の内容を聴取、調書化し、内容もねつ造・歪曲された」として、2004年4月に提訴。
 日本弁護士連合会も「今までの接見妨害事件にはない極めて悪質で、違憲、違法な捜査態様」などとして当初から注目し、全国の弁護士約620人が弁護団に名を連ねた。
 接見内容の聴取、調書化に対する初の司法判断。

■検討し適切に対応
 大塚龍一鹿児島県警監察課長の話 判決内容の詳細を把握していないため、今後、検討し適切に対応してまいりたい。
■接見交通権
 身柄を拘束されている容疑者や被告が、立会人なしで弁護人と面会(接見)したり、書類などを受け渡しできる権利。刑事訴訟法39条に規定され、弁護活動に不可欠な権利とされている。起訴前には捜査活動との兼ね合いから、検察官らが日時や場所などを指定して接見希望日時を変更することができるとも規定。接見内容の秘密を保障することから、秘密交通権ともいう。

1125とはずがたり:2008/03/25(火) 16:35:54
>>1121-1122
なるほど,裁判とはこうして状況を汲んで行くんですねぇ。
現場に警察官が居ながらこのザマか。
となるとの土浦の殺人も捜査当局のミスと云うのもあるとすると無期懲役に減ぜられるのか。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1177946351/116-119
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1206362904/5-6

8人殺傷事件…捜査員は無線持たず、連携欠き被害拡大か
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080324-OYT1T00677.htm?from=navr

 茨城県土浦市のJR常磐線荒川沖駅周辺で23日に起きた連続殺傷事件で、同市中村東、無職金川真大(かながわまさひろ)容疑者(24)(指名手配中の別の殺人容疑で逮捕)を警戒するために駅構内などに配置した捜査員8人に、土浦署捜査本部が無線機を持たせていなかったことが24日、わかった。

 現場では捜査員の連携が取れないまま被害が拡大したとみられ、捜査本部は「結果的に齟齬(そご)をきたした。検証する必要がある」としている。

 捜査本部は23日、荒川沖駅の上りホームに1人、改札口内外に各1人、東口と西口に各2人を配置。下りホームの担当は現場責任者として見回っていた。

 調べによると、金川容疑者は午前11時に到着した常磐線下り列車から降りて改札口を通過。高校3年の男子生徒(18)を刺したのに続き、改札口外側にいた一色祐二巡査(29)の頭部を切りつけた。一色巡査は改札内にいた別の巡査に声を掛け、この巡査が金川容疑者を追跡したが見失った。

 県警が事件を知ったのは、「長崎屋付近で刃物を持った男がいる」との110番通報。駅東口などの捜査員4人は、携帯電話で連絡を受けて長崎屋などを捜索した。西口の2人は改札口付近で被害者を救護した。

 捜査本部は「無線のイヤホンは、容疑者の目につく可能性があるのでやめた。逮捕を優先した」と説明している。警察官は通常、無線で指示を受けるほか、互いの位置確認をする。警察庁幹部は「捜査手法に問題があったと言わざるを得ない。遺憾だ」と話した。杢尾尭(もくおたかし)・元警視庁捜査1課長は「無線機は秘匿携帯を試みるべきだった。捜査員の配置、連絡体制のあり方も検証する必要がある」と指摘する。
          ◇
 警察庁は24日、各警察本部に、公開捜査ではホームページ、立て看板などを活用した効果的な情報収集と再発防止に努めるよう通達した。また、容疑者の逃走経路を考慮した適切な捜査員配置なども求めた。
(2008年3月25日00時46分 読売新聞)

1126とはずがたり:2008/03/26(水) 19:20:41
酷い事件だ。
他者への思いやりが決定的に不足している世の中なのではないでしょうかね。
少年を中学時代に虐めた連中を含めて。

「殺せば刑務所に行ける」18歳少年、また身勝手な凶行
2008年3月26日(水)16:04
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20080326-567-OYT1T00429.html

 岡山市のJR岡山駅・山陽線下りホームで25日深夜、帰宅のため電車を待っていた岡山県倉敷市笹沖、県職員 假谷 ( かりや ) 国明さん(38)が突き落とされ、死亡した事件。

 殺人未遂で現行犯逮捕された少年(18)は「人を殺せば刑務所に行けると思った。誰でもよかった」と供述、ナイフも所持していた。

 茨城県土浦市で起きた8人殺傷事件の容疑者と同様、身勝手な「殺人願望」による凶行に、假谷さんの同僚らからはやりきれなさと怒りの声が上がった。

 電車がホームに差し掛かった瞬間、大きな警笛とともに、ホームにいた乗客から「キャー」と悲鳴が響き渡った。現場では、鉄道警察隊員がホームに立ちつくす少年を取り押さえた。假谷さんが並んでいた列の後にいた女性は「若い男が別の男性の体をつかんだ瞬間、男性が落とされると思った。思わず目を背けた」と、当時の様子を語った。

 事件現場になった2番線ホームには福山方面行き下り電車が発着。当時は1時間に3本ほどしかない時間帯で、帰宅する会社員ら約100人で混雑していた。

 少年は両親ときょうだいの4人家族。大東市の少年の自宅では、26日朝、読売新聞の取材に対し、父親が玄関先で「親として責任を感じている。亡くなられた方には申し訳ない」と涙を流しながら語り、岡山へ向かった。

 高校では、放送部に所属。始業式などの学校行事では放送機械を準備するなど裏方作業を自ら買って出て、受け答えもきちんとしていたという。

 家庭の事情で大学進学をあきらめたが、将来は経理関係の資格取得を目指していたという。教諭は「在学中のトラブルもなく、おとなしい子だったので、信じられない」と驚いていた。

 一方、中学時代の少年を知る教諭は「大柄だが、おとなしい性格で目立たない子だった。同級生に、使いっ走りのようなことをさせられていた。同級生4、5人からいじめを受けていたこともあった」と振り返った。

 ◆優秀な技術者、家庭では子煩悩◆

 假谷さんは1993年に県に採用され、土木の技術者として道路拡幅の指導などの業務を担当。25日に内示された定期異動で、道路建設課改良班主任から4月1日、備中県民局水島港湾事務所に異動することになっていた。同課副参事は「仕事はきちんとできて意欲があり、まじめで優秀な職員だった」と話す。

 妻と、小学2年生と幼稚園児の女児の4人家族。途中まで一緒に帰った同僚の男性(39)は「『子どもがもうすぐ終業式だ』と話していた。子煩悩で優しい性格で、誰からも好かれる人。帰る時間がもう少し違っていれば、こんなことにならなかったのに……」と目を赤くしていた。

 近所の主婦は「会うといつもニコニコとあいさつをしてくれる。休日になると、決まってみんなを車に乗せて出かける家族思いの人だった」と話していた。

 假谷さんの父の要さん(70)は「はらわたが煮えくりかえる思い。孫たちは泣くばかりで、どう慰めていいのかわからない。このような事件は息子で最後にし、少年は罪を償って社会復帰したら、世の中のためになるような人になってほしい」と話した。

 假谷さんは自宅を新築する予定で、20日ほど前に要さんと一緒に土地を見に行ったという。

1127小説吉田学校読者:2008/03/26(水) 21:30:34
>>1125
こういう言い方はしたくないのですが、秋田の事件は、やり切れなさといいますか、「第2の事件は防げたんじゃないか」という思いが荒川沖の事件より強く感じられます。
とはいえ、秋田の事件も茨城の事件も捜査の徹底検証は事後的に(公判請求時とか判決時とかのタイミングで)やるべきであります。やり過ぎて捜査の現場が萎縮するのも考えもんでありますが。

>>1126
酷い事件でありまして、殺意は伝染するのであります。この少年の犯行は間違いなく、荒川沖の事件に触発されたものであると私は思います。まったくやり切れない。

1128小説吉田学校読者:2008/03/26(水) 21:34:59
報道と刑訴法の限界。またもTBS、ギミアぶれいく事件再びという感じでしょうか。
この報道では筆を抑えているとしか思えないのですが、私がTBSを見た限りでは「決定的瞬間」が偶然にも映りこんでおり(放映後しばらくはTBS側も気づいていなかったのではないか?)ました。
その限りでは、鋭角で地面を這うように、被害者に命中しており、証拠にしたい名古屋地検の気持ちも分からないわけではないけど、名古屋地検、判例を作るまでの覚悟があったのか。

「朝ズバ」無断使用 TBSが名古屋地検、地裁に抗議文
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080326-00000959-san-soci

 警察官ら4人が死傷した愛知県長久手町の発砲立てこもり事件の公判で、TBSが昨年5月18日に放送した番組「みのもんたの朝ズバッ!」の録画を名古屋地検が同局に無断で証拠申請し、同地裁が採用したとして、TBSと映像を撮影した中部日本放送は26日、同地検・地裁に抗議文を提出した。
 TBSによると、無断で使用されたのは、発砲を受け殉職した警部が倒れた様子を映した部分。TBS広報部は「報道機関と情報提供者の間の信頼関係を損ない、取材・報道の自由に重大な制約を招きかねない」としている。

1129とはずがたり:2008/03/26(水) 21:59:32
>>1127
なるほど。
捜査を萎縮させるのは良くないですけど,捜査の検証とフィードバックは必要でしょうね。
日本の警察・検察にそう云う仕組みがシステマティックにあるようには見えないんですけどどうなんでしょうかね。

何の罪もない人がいきなり巻き込まれる通り魔的な犯罪はより厳しく断罪されるべきだと思いますけど,そもそも自殺防止なんかも含めて鉄道の駅にはホームドアを設置する方向をもっと進めた方が良いかもと思います。自民党も道路特定財源を官僚のレクレーション費や訳判らん劇とかに支出してないでホームドア設置を推進するとでも云えばいいのに。

1130小説吉田学校読者:2008/03/27(木) 07:08:15
一生、しつけに失敗したという責苦を負わなければいけない。TV報道だと、このお父さん、泣いておりました。
被害者人権保護の流れは大切でありますが、加害者の家族なども言葉に表せないくらいのつらさとやるせなさを背負っているということも、どこかに留めておかなければいけないでしょう。無責任な言動する加害者家族は論外ですけど。犯罪は、皆を不幸にする。

<岡山突き落とし>少年の父、涙の謝罪「息子が許せない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080326-00000148-mai-soci

 JR岡山駅で25日深夜、岡山県倉敷市笹沖、県職員の男性(38)が線路に突き落とされ、列車にひかれて死亡した事件で、一夜明けた26日、逮捕された少年(18)=大阪府大東市=の父親(57)が、岡山市内で記者会見し、「他人に迷惑をかけるくらいなら、自分を傷つけてくれれば……」と涙を流し続けて謝罪した。
 少年は派遣社員の父、パート勤務の母(56)と3人暮らし。会社員の兄(33)は独立しているという。一家は95年の阪神大震災で兵庫県尼崎市の自宅が倒壊し、大東市に転居した。
 「(少年は)小学校、中学校といじめられてきた」。家から離れた高校に進学を決めたのも「中学からの知り合いがいないほうがいい」と判断したためという。中学卒業後、「一度だけ『いじめたやつらに復讐(ふくしゅう)したい』と話したけど、『そんなことをするな』と言ったら納得した」。高校での生活は楽しそうだったという。
 しかし、経済的な事情で進学を断念した。事件前日の24日夜、自宅で食事中、茨城県の連続殺傷事件のテレビニュースを見ながら、「こんなことするなよ」と声を掛けると、「うん」とうなずいたという。
 25日朝は、ゲームをして、仕事に出かける両親を見送った。1日1回は息子と携帯電話で話していた父は出勤後、電話をかけた。「就職活動、頑張れ」と励ますと、「はーい」と返ってきた。「普段と変わった様子はなかった」という。
 しかし、昼休みの電話には反応がなく、夜になっても帰宅しなかった。「自分の息子が許せない。被害者の方に本当に申し訳ないです」。父は最後まで頭を下げ続けた。
 ◇   ◇
 一方、少年は県警の調べに対し、家出について「進学希望があったが、経済的な理由でであきらめたことも理由の一つ」と供述。岡山駅に来たことは、「大阪を離れたいと思い、行く当ても確認せず、電車に乗った」と供述しているという。
 今春卒業した同府北部の府立高校によると、少年は休み時間に1人で本を読んだり、勉強しているタイプ。1年の時に「東大に行きたい」、昨年9月ごろには「京大医学部に行きたい」と話したが、学校側は学力的に難しいとアドバイス。クラスで1、2番目の成績だったため、別の国立大学への推薦入学を勧めたが、昨年10月ごろ、経済的事情で進学を断念した。
 昨年12月、「経理関係の資格を取って就職先を探す」と簿記3級の試験を受けたが落ち、就職先が決まらないまま卒業。卒業文集の寄せ書きには「3年間いろんな意味でいろんな事があって楽しかった」と書いていた。

1131小説吉田学校読者:2008/04/05(土) 10:25:50
キャリア・ノンキャリア、労組、同和枠(同和利権)ばかりが行革の命題じゃなく、いわゆる「技官王国」にもこれを機にメスを入れてほしいものです。

文科省前部長、施設整備の情報提供か 収賄容疑で逮捕
http://www.asahi.com/national/update/0404/TKY200804040202.html

 国立大学の施設整備の補助金交付先を漏らすなど便宜を図った見返りに、建築会社側から現金約50万円を受け取ったとして、警視庁は4日、文部科学省文教施設企画部の前部長大島寛容疑者(59)=静岡県三島市文教町1丁目=を収賄容疑で逮捕した。総合建設会社「五洋建設」(東京都文京区)の子会社顧問も贈賄容疑で逮捕した。
 大島前部長は文部科学省の技術職トップのキャリア。両者とも容疑を認めているという。警視庁は4日、同部や五洋建設などを家宅捜索した。
 捜査2課の調べでは、大島前部長は06年4月上旬、建築設備工事会社「ペンタビルダーズ」(東京都新宿区)の顧問倉重裕一容疑者(58)から現金を受け取った疑い。
 文教施設企画部は、学校施設の整備計画の策定を担当し、発注主体である各国立大学法人などへの補助金の交付額も決めている。施設整備の補助金は07年度で当初予算で約400億円にのぼる。
 大島前部長は、施設整備の計画や、補助金交付対象に決まった施設整備の情報を、公表前に倉重容疑者に提供していたと警視庁はみている。情報を得たペンタビルダーズ側は他社に先がけて受注活動をしたとみられ、06年度から、電気通信大学(東京都調布市)の校舎改修工事など少なくとも数件、計約2億円分の受注に成功しているという。
 大島前部長は、文教施設関係のポストを歴任し、05年4月〜07年3月、文教施設企画部長を務めた。退職後の07年4月から独立行政法人国立高等専門学校機構沼津工業高専の校長を務めている。
 同機構は4日付で、大島前部長を校長から機構本部付に配置換えした

1132小説吉田学校読者:2008/04/05(土) 10:28:19
これじゃあ、憲兵でもなんでもなく、ただのギャングじゃないか。思いやり予算の果ての思い上がり。

「米憲兵隊員がリーダー役」強盗容疑の2少年供述 沖縄
http://www.asahi.com/national/update/0405/SEB200804040008.html

 沖縄県沖縄市で3月にタクシー運転手が客を装った3人組の男に現金を奪われた事件で、強盗致傷の疑いで逮捕された米軍人の家族の少年2人が、県警の調べに対し、事件に関与したのは5人で、このうち米軍に身柄を拘束されている米空軍嘉手納基地の憲兵隊員(21)が「リーダー役だった」との趣旨の供述をしていることが分かった。県警は憲兵隊員が事件を主導した疑いがあるとみて、米軍の協力を得ながら事情を聴いている。
 調べでは、逮捕された少年らは3月16日午前0時20分ごろ、沖縄市の市道で客を装ってタクシーを止め、降りてきた男性運転手を殴って負傷させたうえ現金8千円入りの釣り銭箱を奪ったとされる。
 2人は別の窃盗容疑で逮捕された後、強盗事件への関与を認めたうえで「ほかに3人がかかわっていた」と供述。憲兵隊員と、別の米軍人家族の少年2人(いずれも19)を挙げたとされる。実行役は自分たちと少年1人の計3人で、憲兵隊員は「グループのまとめ役だった」という内容の供述もしているという。
 憲兵隊員は事件現場にはいなかったとされるが、県警は実行役の3人の少年に何らかの指示を与えていた疑いもあるとみている。
 事件当時、沖縄の米軍は午後10時〜午前5時の間、米軍人の外出禁止措置をとっており、県警は事件当時、憲兵隊員がどこにいたのかなど、裏付け捜査を進めている。
 また、県警は残る少年2人についても逮捕状を取り、米軍に身柄の確保などの捜査協力を求めたが、米側の協力が得られず、事情聴取もできていないことが分かった。
 この少年2人は基地内に居住しており、県警が身柄を拘束できない状態にあるという。日米地位協定は、容疑者となった軍人・軍属については身柄が米側にある場合、起訴まで米側が拘束すると定めているが、家族は対象外。しかし、米軍施設内での逮捕は米側が行うとの日米合意がある。このため、県警は米軍に協力を求めている。

1133とはずがたり:2008/04/05(土) 11:40:05
>>1132
ほんと現代の不平等条約だなぁ。。治外法権だ。
>米軍に身柄の確保などの捜査協力を求めたが、米側の協力が得られず、事情聴取もできていないことが分かった。

思いやり予算も他の予算同様ガリガリ削られてるんですかねぇ。。

1134とはずがたり:2008/04/11(金) 00:51:59
ひでぇ男にひでぇ女。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1156807981/580の詳細

【衝撃事件の核心】同棲10日、31歳女がはまったワナ 痴漢でっち上げ事件 (2/2ページ)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080405/crm0804051205008-n5.htm
2008.4.6 12:21

 男性なら誰でも背筋が寒くなっただろう。2月1日、大阪の市営地下鉄御堂筋線で起きた痴漢でっち上げ事件は、電車の中で自分がいつ、痴漢に仕立て上げられるかわからない現実を目の当たりにした。被害者役で泣き崩れるマネをした女。「お尻触りましたよね」と目撃者を装う男。2人は一体、どんなカップルだったのか。

出会い

 虚偽告訴容疑で書類送検された女は無職で31歳。髪は肩にかかる程度で、印象はいわゆる「普通の女性」。当時は大阪市中央区のマンションで1人暮らしをしていた。

 女は今年1月下旬、大阪・ミナミで若い男に声をかけられた。

 この男が事件の主犯、甲南大4年(無期停学処分)の蒔田文幸被告(24)=虚偽告訴罪で起訴=だった。京都市山科区に自宅があった蒔田被告は、その日のうちに女のマンションに転がり込んだ。

 同棲を始めた直後、2人は恐喝を企てる。

 「美人局(つつもたせ)」だ。

 出会い系サイトで知り合った男性を交際に応じる素振りでだまし、そこに蒔田被告が登場、因縁をつけて示談金を巻き上げるという「古典的」な手口を試みた。しかし悪巧みは失敗に終わる。

でっちあげ

 次に思いついたのが、「痴漢でっち上げ」。そして2月1日夜、地下鉄車内で会社員の男性(58)を痴漢の犯人に仕立て上げた。

 御堂筋線に蒔田被告と乗り込み、天王寺駅手前でブレーキがかかった瞬間、隣に立っていた男性に「触りましたよね」と声をかけ、その場でしくしくと泣き崩れる演技をした。

 蒔田被告は目撃者を演じ、男性は阿倍野署に現行犯逮捕され、翌日の夕方に釈放されるまで約22時間留置された。

 何もしていなかった男性は、当然の事ながら否認しつづけた。阿倍野署は女にスカートの任意提出を求めた。男性の手の微物と照合するためだ。

 女は当初、スカートの提出を言葉を濁してかわしていた。しかし、再三の提出要求にもう逃げ切れないと思ったのか、事件から6日後の2月7日午後、「申し訳ないことをした」と泣きじゃくりながら同署に電話を入れて犯行を告白、深夜に自首してきたという。

金が要ると言われて

 女は蒔田被告から「代議士になるのが目標で、そのために金がいるといわれた」などと供述している。

 蒔田被告は自身のブログで「アジアの統合こそが僕の夢なのです」と書き、「憂国の士」を気取っていた。

 逮捕当初も「当番弁護士を呼んでください。弁護士が来るまで何も言いません」とすかした態度だったという。

 この男女は、痴漢でっち上げの犯行直後、ささいなことでケンカ別れしたという。

 わずか10日あまりの付き合いで犯罪に走った2人。女は蒔田被告に言われるがままスカートをはいて被害者役を演じた。

 ある捜査員は「蒔田被告は、初めから女を利用するつもりで声をかけたのではないか」と推測している。

1135とはずがたり:2008/04/11(金) 00:54:25
<死刑>4人を執行 鳩山法相命令は3回目、計10人に
4月10日11時42分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080410-00000005-maiall-soci

 法務省は10日、4人の死刑を執行したと発表した。執行されたのは坂本正人(41)=東京拘置所収容▽岡下香(61)=同▽中元勝義(64)=大阪拘置所収容▽中村正春(61)=同=の各死刑囚。死刑執行は2月1日以来。鳩山邦夫法相による命令は3回目で計10人に上る。現在、収容中の死刑囚は104人になった。 

 死刑執行は法相の命令が出なかったことによる約3年4カ月の中断を経て、93年3月に再開されたが、それ以後の執行数は計67人。再開以降でみると、昨年8月に就任した鳩山法相の執行数は長勢甚遠前法相と並んで最も多く、約2カ月に一度という異例のスピードで進んでいる。

 確定判決などによると、坂本死刑囚は02年、帰宅途中の女子高生(当時16歳)を連れ去り、群馬県内の山林で暴行のうえ絞殺。その後、身代金を用意するよう女子高生の自宅に電話し、23万円を受け取るなどした(殺人、略取など)。1審・前橋地裁は「綿密に計画されていない」と無期懲役を言い渡したが、東京高裁は04年10月、これを破棄した。坂本死刑囚も控訴審で死刑判決を求めていた。

 中元死刑囚は82年、顔見知りだった大阪府和泉市の宝石商の男性(同70歳)方に押し入り、妻(同58歳)とともに刺殺し、現金を奪うなどした(強盗殺人など)。一貫して無罪を主張していた。中村死刑囚は89年12月、滋賀県内で元同僚の工員(同52歳)を睡眠薬で眠らせたうえ窒息死させて現金を奪い、遺体を切断。同10月にも身元不明の男性を同様の手口で殺害、遺体を切断して捨てるなどした(強盗殺人など)。

 岡下死刑囚は89年7〜9月、内妻や知人男性と共謀し、東京都杉並区のアパート経営の女性(同82歳)が所有する土地を勝手に売却、約2億800万円をだまし取った。その後、発覚しないよう女性を殺害し、分配金を巡るトラブルで知人男性も岐阜県内の山林で射殺した(殺人、詐欺など)。1審・東京地裁は「場当たり的な犯行」として無期懲役だったが、2審は計画的殺人と判断し、最高裁も支持した。【坂本高志】

1136小説吉田学校読者:2008/04/12(土) 09:36:47
>>1135
どうも法務当局は「100人」を未決死刑囚収容の最大限と見積もっているようです。
これから、オウム関連の死刑確定が相次ぐと予想されるので「執行ラッシュ」的な状況が生まれると思われます。2ヶ月に1回の割合で執行しているので次は6月でしょうか・・・

1137とはずがたり:2008/04/13(日) 00:55:06
矢張りこっちの方が適切かな
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1071129446/86

東京・立川の防衛庁官舎ビラ配布:有罪確定へ 市民運動に危機感 被告「司法に失望」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080412ddm041040131000c.html

 11日の最高裁判決で、防衛庁官舎への自衛隊イラク派遣反対ビラ配布が住居侵入罪に当たると認定された。憲法が保障する「表現の自由」を主張してきた被告の市民団体メンバー3人は「司法に失望した」と語った。ビラ配布に対する警察の摘発が相次ぐきっかけになった事件だけに、被告や支援者らは今後の市民運動への影響を危ぶんだ。【北村和巳、堀智行】

 3人は東京・霞が関の司法記者クラブで会見。高田幸美(さちみ)被告(34)は「当たり前のようにやっていた表現活動が、警察の判断一つで犯罪になってしまうことに、最高裁はゴーサインを出した」と厳しい表情で語った。

 大西章寛(のぶひろ)被告(34)は「民主主義が危機に瀕(ひん)している」と怒りを吐き出した。「政治弾圧は明白なのに、判決は形式論で切って捨てた。表現の自由を守るため声を上げ続ける」と決意を述べた。

 大洞(おおぼら)俊之被告(50)は「悔しい」と苦渋の表情。事件を受け、神奈川県横須賀市などの基地反対グループが官舎へのビラ配布を控えたことを挙げ、「市民運動が萎縮(いしゅく)してしまっている」と訴えた。

 ◇表現・政治活動が萎縮−−白取祐司・北海道大法科大学院教授(刑事訴訟法)の話
 ビラ配り目的の立ち入りが「犯罪」に問われることになれば、市民の表現活動や政治活動が萎縮(いしゅく)してしまい、問題のある判決だ。官舎管理者の意思だけを問題にして住居侵入罪を認めている点も気になる。権力側の意に反する者が、国などが管理する住宅に今回と同様に立ち入れば、すべて住居侵入に問われることになりかねない。

 ◇自由主義社会の基本
 渥美東洋・京都産業大法科大学院教授(刑事訴訟法)の話

 憲法は住居の不可侵を規定し、個人の心の自由やプライバシーも保障されており、自由主義社会の基本だ。表現の自由が大切なのは当然だが、一定のルールの下で保障されており、相手の意思の自由に影響を及ぼす権利はない。判決は、刑罰法規に違反するのが明白な「表現の手段」を問題にしており、「表現の自由」と「平穏な生活」という権利の衝突の次元の話ではない。

毎日新聞 2008年4月12日 東京朝刊

1138小説吉田学校読者:2008/04/13(日) 19:27:46
シャレにならないな。2ちゃんねる見る限りですと、群発自殺化しておりますが、そのうち大惨事が起きるのではないか。

防災訓練中に異臭、リアル避難指示
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20080413-347621.html

 東京都府中市の東芝社宅で12日、異臭が発生し、倒れていた28歳の居住者男性の死亡が確認された。部屋からは硫化水素が検出。警視庁では自殺とみている。当時社宅では消防による防災訓練が行われ、居住者が大規模避難練習をする直前だったが、本当に屋外避難する事態になった。一方、兵庫県西宮市や滋賀県大津市でもこの日、相次いで硫化水素自殺したとみられる遺体が発見。練炭自殺に続く「硫化水素自殺」が、各地で止まらない格好だ。
 現場は、東京都府中市東芝町にある東芝の社宅。警視庁府中署や府中消防署などによると、この日午前10時ごろ、防災訓練参加中だった居住者が異臭に気付き、府中消防署隊員に伝えた。異臭発生源を探した隊員が間もなく、社宅4階に住んでいた男性会社員(28)が部屋でうつぶせに倒れていたのを発見した。現場には消防の化学専門隊も出動し、騒然となった。男性は病院に搬送されたが午後0時3分、死亡が確認。府中署では死因を調べている。
 男性は約8畳ワンルームの社宅に1人で住んでおり、現場はその約8畳の部屋だった。床はフローリングだが、多数の物が置かれて床面が見えにくい状態で、そこにTシャツにスエット姿でうつぶせ状態で倒れていたという。近くには何らかの液体が入った洗面器が置かれ、室内からは高濃度の硫化水素が検出された。府中署では、男性が硫化水素を発生させて自殺したとみて、発生した方法など詳しい状況を調べている。
 この社宅は6階建てで、1人暮らしの男性を中心に約130世帯が居住していた。同種の社宅が計5棟あり、この日異臭が発生した午前10時少し前から、府中消防署が指導し、5棟の居住者計約200人が参加して、火災発生時に備えた防災訓練が始まっていた。本来なら火災発生を想定し、中庭に居住者が避難する訓練を行う予定だった。しかし、異臭発生後、同消防署の指示で全館放送が流れ、全居住者に「避難指示」が出た。訓練ではなく「本当」に中庭に全員が避難する事態になった。
 訓練開始直後で消防が素早く対処したこともあり、硫化水素を吸って「巻き添え」になった被害者は出なかった。
 男性は独身で、これまで遺書などは見つかっていない。最近の硫化水素自殺でよく見られる、硫化水素の危険を知らせる張り紙や目張りもなく、玄関は鍵がかかっていなかった。府中署では動機を調べている。

1139小説吉田学校読者:2008/04/18(金) 21:00:11
悪そのもの・・

国交省元職員を逮捕 廃ケーブルの窃盗容疑
http://www.yamagata-np.jp/news/200804/18/kj_2008041800269.php

 国土交通省山形河川国道事務所の発注工事で出た廃ケーブル約3トンを盗んだとして、山形署は17日、窃盗の疑いで、元職員の仙台市太白区郡山、無職小原宏成(35)と、寒河江市末広町、電気設備会社社員小坂卓士(26)の両容疑者を逮捕した。共に容疑を認めている。北京五輪を控える中国で金属需要が高まっていた時期で、高値での売却を期待した可能性があるとみられる。
 調べによると、両容疑者は共謀し、2006年11月下旬から12月中旬までに、西川町の国道112号沿いに埋設されていた、同事務所が管理する延長約1230メートル、重さ約3.3トンの照明用の電源ケーブル(144万7000円相当)を盗んだ疑い。
 当時、小原容疑者は同事務所寒河江国道維持出張所の技術係長で、小坂容疑者とは道路照明維持工事の発注側、受注側の関係だった。同事務所などによると、小原容疑者は上司の許可がないのに、発注工事で出た廃ケーブルの売却を小坂容疑者が勤務する会社に指示し、代金約70万円を着服したという。さらに、同社を含め複数の業者から自宅で使うデジタルカメラやパソコン、プリンターの提供を受けるなどしており、3月21日付で懲戒免職となっていた。同月末、同事務所に窃盗容疑で刑事告発された。
 同署は今後、なんらかの見返りがあったかどうかを含め、関係者から事情を聴き、贈収賄の可能性についても調べを進めるとみられる。

1140小説吉田学校読者:2008/04/20(日) 12:02:18
こういうのを弁護過誤という。
これは企業側が損を蒙っているのでまだマシなのだが、その昔、某行政訴訟で原告側弁護士が控訴期限を間違えて、控訴できなかったことがある(別の地裁で係属した分については高裁で和解が成立した)。だから、絶対に期限を間違えてはいけない。

<労使訴訟>控訴遅れ1審確定 JR西の弁護士がミス
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080419-00000051-mai-soci

 JR西日本金沢支社(金沢市)の運転士2人が、上司から組合脱退の働きかけを受けたのが不当労働行為にあたるかどうか争われた訴訟で、東京地裁に訴えを棄却されたJR西日本側が期限を1日過ぎて控訴しようとして却下され、判決が確定していたことが分かった。JR側の担当弁護士がミスを認めた。JRの労使間で争われている同種訴訟で、1審で判決が確定するのは異例。
 判決などによると、金沢支社の金沢運転所で94年、JR西日本労働組合(西労)の組合員の運転士2人が、ストライキを危惧(きぐ)した上司の運転科長らから、転勤を示唆するなどして組合脱退を働きかけられた。中央労働委員会は06年5月、「会社側による組合運営への支配介入」として不当労働行為と認定し、救済命令を出した。
 JR西日本は同年7月、命令取り消しを求めた行政訴訟を東京地裁に起こしたが、地裁は今年2月6日、訴えを棄却。この際、JR側の弁護士が控訴期限(判決送達から2週間)を間違え、1日遅れて21日に控訴を申し立て、地裁が却下して判決が確定した。

1141小説吉田学校読者:2008/04/22(火) 07:14:16
やっぱり「供述調書そのまま」という形は、どう考えてもやばかったのではないか。
毎日・西山事件の横路議員並の引用者の重過失はあったのではないか。

奈良・田原本町の放火殺人:調書漏えい 講談社報告書で草薙さん、謝罪求める
http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2008/04/22/20080422ddm012040136000c.html

◇調書利用の条件「事実誤認」
 奈良県田原本町で06年に起きた母子3人放火殺人事件を取り上げた「僕はパパを殺すことに決めた」(講談社)の著者、草薙厚子さんが21日、東京都内で会見し、出版経緯を検証した講談社の第三者委員会の報告書に「事実認定の誤りがある」とした申し入れ書を同社に発送したことを明らかにした。
 申し入れ書などによると、草薙さんは、放火した長男(18)を精神鑑定した崎浜盛三被告(50)=秘密漏示罪で公判中=から提供を受けた供述調書の利用条件について、委員会が認定した▽コピー禁止▽直接引用禁止▽原稿の事前確認−−の約束はなかった、と主張。委員会が「約束に反した本作りが行われた」と指摘したことに対し、「飲酒しながらの雑談の中の言葉尻をとらえた結論だ」と批判した。委員会が草薙さんの取材方法や取材人脈について本人の裏付けなしに報告書に記載したことに対して謝罪と削除を求めた。また、委員会を設置した講談社に対して「事実誤認がないよう補助する努力を怠った」と抗議している。
 一方、代理人の清水勉弁護士は草薙さんと崎浜医師との関係について「事件の前後での人間関係は変わらず、謝る謝らないの関係ではない」と述べた。【臺宏士、阿部亮介】

1142小説吉田学校読者:2008/04/22(火) 21:24:53
安田弁護士の今回の弁護方法は全否定はしないし、「被告人はやっぱりどこかおかしい」というのは分かったのは少なき功とも言えるのだけれど、やはり支持まではできませんでしたね。
安田弁護士ら差し戻し審弁護団は、運動に偏り過ぎたのが失敗だったのではないか。境界事例というのなら、境界の狭間で生と死に向き合わせて、魂からの言辞を被告人から引き出すのが、こういう事件での弁護人の活動なのではないか。復活の儀式(「儀式」とかいう言葉も押し付けたような言葉だ)などと一般国民と遺族の感情を逆撫でさせる言葉、後付の自己弁護をなぜ吐かせたのか。「言うとおりにすれば、死刑は免れさせる」とか囁いたのではないか。
「死刑消極的賛成派」の私が弁護団批判をするのを奇異に見られるかたもこの板の一言居士の皆様にはおられるかもしれないが、私から言わせれば、批判が出ないのがおかしい。麻原控訴趣意書でも私は弁護団を批判した。死刑廃止のためなら何でもありというのは、根本的におかしいだろう。
時間稼ぎとか小手先の法廷技術とかだけでは、境界事例で死刑に針を振れさせるばかりだと思う。だいたいこの境界事例で差し戻し審で死刑判決を宣告させたというのは、この国の厳刑化を後押しさせたものであり、その責、軽からずである。差し戻し審弁護団と獄外の知人へ宛てて下劣な文言を並べ立てた手紙の発信を許した(このことは、「反省していない」という裁判官の心証形成に大きく役立った)一、二審の弁護人は猛省すべきである。

<光母子殺害>元少年に死刑判決 裁判長は新供述「不自然不合理」、情状「斟酌する理由みじんもない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080422-00000006-maiall-soci

 山口県光市で99年4月、母子を殺害したとして殺人と強姦(ごうかん)致死罪などに問われた当時18歳の元少年(27)に対する差し戻し控訴審の判決公判が22日午前、広島高裁であった。楢崎康英裁判長は「強姦の目的や計画性も否定できない」として、求刑通り死刑を言い渡した。元少年が差し戻し審になって新供述を展開したことを「不自然不合理」とし、弁護側が主張した情状面について「斟酌(しんしゃく)する理由はみじんもない」と述べた。
 最高裁は06年6月、高裁が認めた情状酌量理由を「死刑を回避するには不十分」として1、2審の無期懲役判決を破棄し、高裁に差し戻した。
 判決によると、元少年は99年4月14日、光市のアパートに住む会社員、本村洋さん(32)方に排水管検査を装って上がり込み、妻の弥生さん(当時23歳)を強姦目的で襲い、抵抗されたため手で首を絞めて殺害。泣き続ける長女夕夏ちゃん(同11カ月)を床にたたきつけた上、首にひもを巻き付けて絞殺した。
 元少年は差し戻し審の公判で、弥生さん殺害について「甘えたい気持ちで抱きつき、反撃され押さえつけたら動かなくなった」とし、夕夏ちゃんについて「泣きやまないので抱いてあやしていたら落とした。首を絞めた認識はない」と述べた。
 供述を変えた理由については、「自白調書は警察や検察に押し付けられ、1、2審は弁護人が無期懲役が妥当と判断して争ってくれなかった」とした。
 判決は「弁護人から捜査段階の調書を差し入れられ、『初めて真実と異なることが記載されているのに気づいた』とするが、ありえない」と、元少年の主張を退けた。
 また、弥生さんの殺害方法について元少年が「押し倒して逆手で首を押さえているうちに亡くなった」としたのに対しても、「不自然な体勢で圧迫死させるのは困難と考えられ、右手で首を押さえていたことを『(元少年が)感触さえ覚えていない』というのは不自然。到底信用できない」とした。夕夏ちゃん殺害についても、「供述は信用できない」と否定した。
 また、元少年が強姦行為について「弥生さんを生き返らせるため」としたことについて、「(荒唐無稽こうとうむけい)な発想であり、死体を前にしてこのようなことを思いつくとは疑わしい」と退けた。
 判決は、「身勝手かつ、自己中心的で、(被害者の)人格を無視した卑劣な犯行」と断じた。
 1、2審は殺害の計画性の無さや更生可能性を重視して無期懲役を選択。最高裁は強姦目的や殺害方法などの事実認定を「揺るぎない」と判断し、情状面からも「量刑は不当で、著しく正義に反する」として審理を差し戻した。
 事件当時、元少年は18歳30日。少年法は18歳未満の被告に死刑を科すことを禁じている。2審の無期懲役判決を差し戻した死刑求刑事件は戦後3例目だが、他の2件は死刑が確定している。【

1143小説吉田学校読者:2008/04/22(火) 21:39:25
不自然、不合理な供述と根拠だった理由が明快に述べられている。付言すれば「魔界転生」をちゃんと読めば、命の大事さくらい感じ取れるものであろう。死は何も生み出さないのである。被告人はたぶん読んでいない。
普通に考えて「瀕死の人間なら抵抗しない」というのがあったのではないか。子供については「泣くと犯行がばれる」と思っていたからではないか。
こういう供述を起訴後6年経って行っていることが死刑判断に大きく寄与したということである。このことは被告人に反省のカケラもなかったというか、弁護団が反省を不要と考えていたのであるからだろう。
私は死刑以外の厳刑、許さないが死刑もさせない、というのがあってしかるべきだと思う。そして、究極的には死刑に頼らない刑罰による社会というのがあればいいと思う。一握りの弁護士によるイデオロギー運動化したバカな弁護で日本の司法は厳刑化していくのである。

「18歳1か月」の犯罪に極刑、変わる供述の信用性否定
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080422-OYT1T00485.htm

 「18歳1か月」の犯罪に極刑が下った。
 山口県光市で起きた母子殺害事件の差し戻し控訴審で22日、広島高裁は、殺人、強姦(ごうかん)致死罪などに問われた元会社員(27)に死刑を言い渡した。判決は、弁護側が公判で展開した主張を「荒唐無稽(こうとうむけい)」などと、ことごとく退けていった。事件から9年。「命を奪った者は、自らの命で償わなければならない」。妻と娘を失い、そう訴え続けた本村洋さん(32)は、傍聴席で、裁判長の一言ひと言をかみしめるように、判決に聞き入った。
 「被告人を死刑に処する」
 午後0時2分、302号法廷に、楢崎康英裁判長の声が響く。元会社員は証言台の前に立ち、手を前に組んだまま、表情を変えずに聞き入り、裁判長に2度頭を下げた。
 その瞬間、妻弥生さん(当時23歳)と長女夕夏(ゆうか)ちゃん(同11か月)の遺影を胸にした本村さんは、目を見開いて、前を見据えた。
 閉廷後、元会社員は傍聴席の3列目にいた本村さんの方を振り返り一礼。本村さんはその後、裁判官席に向かって頭を下げた。
 裁判長は、元会社員の主張を「不自然で不合理」として次々と退けたうえ、「供述の変遷が見られ、虚偽の構築で、信用できない」と述べた。
 被害者を殺害後、乱暴したことについて、元会社員は「山田風太郎の『魔界転生』という小説で、乱暴することで復活の儀式ができるので、生き返ってほしいという思いがあった」と供述。
 これに対し、裁判長は「小説は瀕死(ひんし)の男性が女性と性行為することにより、女性の胎内に生まれ変わるというもので、内容が供述と相当異なっている。生き返らせるためという供述は到底信用できない」とした。
 さらに、「復活の儀式」のために乱暴したとする点についても、裁判長は「生き返るということ自体、荒唐無稽な発想」と一蹴(いっしゅう)。「乱暴後、すぐに遺体を押し入れに入れており、被害者の脈や呼吸を確認するなど、生き返ったかどうか確認する行為を一切していない。被告が実際にこのようなことを思いついたのか、甚だ疑わしい」と供述の信用性を否定した。

1144とはずがたり:2008/04/23(水) 00:03:54
>>1142-1143
いつもながらきちんとした司法批評,司法に関しては理解が恥ずかしいぐらいに薄い自分の考えを整理するのに凄く役立ってます。
安田弁護団の荒唐無稽な弁護を聞いてなにやらうそ寒い思いがして可成り死刑反対派の印象が悪くなった人は多いのではないかとなんとなく思ってましたが,確かにあのような胡散臭い連中に死刑反対論の代表はして貰いたくないですねぇ。
死刑賛成派・厳罰派の自分ですが吉田学校さんの主張はいつも非常に説得的です。

1145片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/23(水) 01:28:11
ただ、被告人が言っていることを妨げるようなことはしちゃいけないですよ。
まぁたぶん、安田らが組み立てた面が大きいとは思いますが。

1146小説吉田学校読者:2008/04/23(水) 07:06:35
>>1145
被告人が言いたいことが10あるとして、実際の裁判では2か3くらいしか話せないものなのだが、その取捨選択をする弁護人のセンスがおかしいといいますか、被告人質問が酷すぎで、判決後、本村さんに一礼をした被告人が公判中に言いたかったことは「悔悟と反省」ではなかったのか・・・ただ、安田弁護団の「差し戻し審でも真実追求は大事」という基本姿勢は評価したいと思っております。あくまで基本姿勢だけは。

さて、俎上4年、パシコン疑惑が今日噴火する。

PCI元社長ら、特別背任容疑で今日にも本格捜査
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080423-OYT1T00126.htm

 国が中国で進める遺棄化学兵器処理事業を巡り、大手コンサルタント会社「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI、東京都多摩市)の荒木民生・元社長(71)らが不正な会計処理で同社に約1億2000万円の損害を与えた疑いが強まり、東京地検特捜部は、荒木元社長ら元幹部4人前後について、23日にも特別背任容疑で本格捜査に乗り出す方針を固めた。
 特捜部は、PCIが事業費を国に水増し請求していた詐欺容疑でも元幹部らを立件する方針で、巨額の国費が投じられた事業を巡る不透明な受注の解明を進める。
 同事業は1999年に始まったが、2004年度以降はPCIの持ち株会社が設立した「遺棄化学兵器処理機構」(港区)が随意契約で独占受注。受注額は06年度までの3年間で計約230億円に上る。機構は、このうちコンサルタント業務の一部をPCIなどの共同事業体に委託していた。
 PCI関係者などによると、荒木元社長は04年4月ごろ、当時のPCI副社長(66)らに「機構が有利な条件で受注できたのは、自分が交渉したからだ」などと話し、当時社長を務めていた「パシフィックプログラムマネージメント」(PPM、千代田区)に3億円を提供するよう要求した。
 これを受け、PCI副社長らは04年度分の業務の一部をPPMを通じて下請け会社に発注した形にして、実際には仕事をしていないPPMに約1億円の不正な利益を提供した疑いが持たれている。05年度にも同様の方法で、PPMに約2000万円を不正に提供していたという。
 一方、PCIは、機構を通じて内閣府に事業費を請求する際、人件費などを水増し請求していた疑いもあり、特捜部は、国に対する詐欺に当たるとみて調べている。特捜部は昨年10月、PCI本社や同機構などを特別背任容疑で一斉捜索し、捜査を進めていた。

1147脳無隷賎 ◆N22LLUydY2:2008/04/25(金) 01:06:29
>>1142>>1143
死刑でなければ、司法そのものが信頼を失うでしょうね。

1148小説吉田学校読者:2008/04/26(土) 09:02:59
ついに法学論集行き。
トーチわびしい長野市の 沿道の声援のほろ苦さ 知らぬ同士が小競り合いしてチャンチキおけさ〜、おけさ切なさ、やるせなさ

聖火リレーのコース沿いで小競り合い、中国人留学生が軽傷
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/news/topic/news/20080426-OYT1T00277.htm?from=main1

 聖火リレーの沿道には、中国の旗を持った中国人留学生らが多数集まっている。
 26日午前6時55分ごろ、長野市中越の聖火リレーのコース沿いでは、中国人留学生のグループと右翼系の団体で小競り合いが発生。長野市消防局によると、中国人留学生の男性が救急車で長野市内の病院に運ばれ、額に4〜5センチの切り傷の軽傷を負った。

1149小説吉田学校読者:2008/04/26(土) 09:24:05
窃盗だけでDNA鑑定やるほど警察も暇じゃないと思うのだが。

下着窃盗容疑などで日本代表候補を逮捕
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/f-sc-tp2-20080425-352451.html

 兵庫県警は25日、2001年に女子大学生の部屋に忍び込んで下着を盗んだなどとして、住居侵入と窃盗容疑で、サッカー日本代表候補でJ1柏レイソル所属の選手(26=千葉県柏市)を逮捕した。「古いことなのでよく覚えていない」と供述しているという。
 調べでは、この選手はヴィッセル神戸に所属していた01年9月11日午後11時ごろ、神戸市西区に住む女子大学生のマンションに侵入し、下着数点や携帯電話を盗んだ疑い。当時19歳だった。
 現場の遺留物をDNA鑑定した結果、この選手が浮上。25日午前、選手が柏市で練習を終えた後、任意同行し逮捕した。窃盗罪の時効(7年)が約5カ月後に迫っていた。
 日本代表候補に初めて選出され、今月21〜23日の強化合宿に参加したばかりだった。
 川崎フロンターレに所属していた06年3月には、1人暮らしの女性会社員の部屋に侵入したとして、住居侵入容疑で神奈川県警に逮捕された。
 25日夕、千葉県柏市内で記者会見した河西晋二郎柏レイソル社長は「とにかく驚いた。今年再契約しているが、その際に本人とも話をして問題はないと判断した。結果的に判断が甘かった」と話した。クラブとして処分するかどうかはまだ決まっていないという。

1150とはずがたり:2008/04/28(月) 01:01:29
青山学院大国際政治経済学部の准教授は2ちゃん経済板なんかによるとこの人瀬尾佳美みたいだ。
http://www.sipec-square.net/~kseo/

光市母子殺害、死者は「1・5人」とブログで青学大准教授
2008年4月26日(土)19:06
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20080426-567-OYT1T00631.html?fr=rk

 山口県光市の母子殺害事件の死者数について、青山学院大国際政治経済学部の准教授が昨年9月21日付の個人のブログに「1・5人」と記していたことがわかり、同大は今月25日付けで「不適切だった」と謝罪するコメントを出した。

 ブログで准教授は、少年に対する死刑について「原則反対」としたうえで「最低でも永山基準くらいをラインにしてほしい。永山事件の死者は4人。この事件は1・5人だ」と発言。「赤ん坊はちょっとしたことですぐ死んでしまうので、傷害致死の可能性は捨てきれない」としていた。

 今月22日に広島高裁が元少年の被告に死刑判決を言い渡した後、インターネットの掲示板などで取り上げられ、批判が大学に寄せられたという。准教授もブログで「私の発言で傷ついた方たちに心からおわび申し上げる」と謝罪した。

1151小説吉田学校読者:2008/04/29(火) 08:57:19
死刑の代替刑としてではなく、重無期刑の導入は必要であります。それに無期懲役刑の場合は仮釈放のハードルを高くするくらいの改革は必要でしょう。第三者による審判を経なければならないとか。
ただ「一生仮釈放なし」というのも希望も何もなく、そういう囚人によって刑務所が荒れる可能性がありますので、恩赦の活用拡張も議題に上ることになるんじゃないでしょうか。
厳罰でも寛大でもない矯正制度の抜本改革が必要なんじゃないでしょうか。なにぶん、明治時代から基本はほとんど変っていないんだから。

「終身刑導入」 自民に勉強会設置へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080428-00000958-san-pol

 自民党の加藤紘一元幹事長や杉浦正健元法相らは28日、国会内で会談し、仮釈放のない終身刑として「重無期刑」を導入することを求める勉強会の発足で一致した。5月の大型連休明けに初会合を開く。1審の死刑判決は裁判官や裁判員の全員一致を前提条件とすることも検討する。いずれも超党派の「死刑廃止推進議員連盟」(会長・亀井静香国民新党代表代行)がまとめた「重無期刑創設および死刑評決全員一致法案」に沿う内容で、今後勉強会は超党派議連と連携し、今国会の法案提出と、党議拘束を外した上で採決を目指す。

1152とはずがたり:2008/04/29(火) 12:10:47
酒気帯び運転して暴走して3人も人を殺して(某青学准教授に云わせれば1.5人か)懲役7年半ってのはどうかねぇ。

>(1)飲酒や薬物の影響で正常な運転が困難な状態(2)制御困難な高速走行
酒気帯びでも酔いが回って100キロにもなれば正常な運転が困難なんではないか?

危険運転退け懲役7年6月 「脇見の前方不注視」原因 福岡3児死亡事故
2008.1.8 12:17
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080108/trl0801081218002-n1.htm

3幼児死亡事故の判決公判で、冒頭に頭を下げ判決を聞く今林大被告。右上は大上さん夫妻(イラスト 田代耕一) 福岡市で平成18年8月、飲酒運転で多目的レジャー車(RV)に追突して海に転落させ、幼児3人を水死させたとして、危険運転致死傷と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた元同市職員今林大(ふとし)被告(23)の判決で、福岡地裁の川口宰護裁判長は8日、危険運転罪の成立を否定し、脇見による前方不注視が原因とする業務上過失致死傷罪を適用、懲役7年6月(求刑懲役25年)を言い渡した。業過致死傷の併合罪では最高刑。

 判決理由で川口裁判長は、最大の争点だった今林被告の酔いの程度について「高度に酩酊(めいてい)した状態ではなく、アルコールの影響により正常な運転が困難な状態だったとは認められない」と認定。

 事故現場まで湾曲した道路を道なりに進行し、幅の狭い車道でも接触事故を起こさずに運転したことや、飲酒検知をした警察官が酒酔いではなく酒気帯びと判断したことなどを理由に挙げ「漫然と進行方向右側を脇見したことが事故の原因」と結論づけた。

 一方、川口裁判長は「過失の程度は大きく、結果の重大性やひき逃げの悪質性などを考慮すると、最高刑である7年6月が相当だ」と量刑の理由を述べた。

 検察側は「酩酊状態だった」として危険運転とひき逃げの併合罪で最高刑を求刑したが、裁判所が先月、危険運転の起訴事実に、業過致死傷と道交法違反(酒気帯び運転)の罪を予備的に追加する訴因変更を命令。検察側も応じたため、危険運転罪の適用は見送られる公算だった。

 判決によると、今林被告は18年8月25日深夜、酒を飲んで車を運転。福岡市東区の「海の中道大橋」で時速約100キロで走行中、同市の大上哲央(あきお)さん(34)の1家5人が乗ったRVに追突、博多湾に転落させ、3児を水死させた。

 川口裁判長は理由の言い渡し後、「これから一生かけて償ってほしいと思う」と今林被告に説諭した。

 福岡地検の吉浦正明次席検事は「判決を子細に検討した上、上級庁とも協議して適切に対応したい」とした。

 【危険運転致死傷罪】 東京都の東名高速で飲酒運転のトラックに追突された車が炎上、女児2人が焼死した事故などが契機となり、悪質事故の厳罰化を目的に刑法に新設。13年12月から適用が始まった。(1)飲酒や薬物の影響で正常な運転が困難な状態(2)制御困難な高速走行(3)通行妨害目的の割り込みや幅寄せ(4)赤信号を殊更に無視−の理由で人を死傷させた事故が対象。法定刑の上限は現在、死亡で懲役20年、負傷で同15年。しかし故意の認識を立証するのが難しく、法務省の犯罪白書によると、14−18年、交通関係の業務上過失致死傷罪の立件は年間約82万−86万件だが、危険運転罪は年間270−379件にとどまっている

 東名高速道路の事故で幼い娘2人を亡くした千葉市の井上保孝さん、郁美さん夫妻の話 あらゆることを被告に有利になるよう解釈し、情状理由を無理やり探して並べた判決だ。脇見運転がまかり通るならば、すべての飲酒運転は軽い刑罰になってしまう。

1153小説吉田学校読者:2008/05/03(土) 11:04:41
巷間ならぬ高官の噂によれば、「検察もハナからやる気がなかった」「内部告発に頼る限界を露呈」だそうで、おそらく公取委に出向している検察官やら検察OBが引導を公取プロパーに引導を渡したのだろうけど、調査能力を疑わせる痛い黒星であります。
それにくらべると、内部告発を厳正に見極める証取委はすごいんだね。

塩ビ管、カルテル疑惑告発断念 公取委、強制調査で初
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008050202008378.html

 上下水道などに使われる塩化ビニール管の販売をめぐるカルテル疑惑で、公正取引委員会は、独禁法違反(不当な取引制限)容疑での化学メーカー各社と担当者らの刑事告発を見送る方針を固めた。
 公取委が2006年1月施行の改正独禁法で付与された強制調査権を行使したケースで刑事告発を見送るのは初めて。
 公取委は04年から06年にかけて各社が発表した塩ビ管と継ぎ手の値上げでカルテルがあったとみて、昨年7月にクボタシーアイ(大阪府)、積水化学工業(大阪市)、三菱樹脂(東京)の大手3社を含む計13社を強制調査、担当者の事情聴取を進めてきた。
 関係者によると、各社の担当者は価格などについての情報交換は認めたものの、大半がカルテルへの関与を否定。公取委も具体的な話し合いを必ずしも伴わない慣習的なものだったとの見方を強めており、刑事告発して個人の責任を問うには証拠が不十分と判断したとみられる。
 公取委は今後、排除措置命令や課徴金納付命令といった行政処分に向けた調査を進める。

1154小説吉田学校読者:2008/05/04(日) 09:55:34
特捜部は「秋山氏」と「パシコン」の2疑惑捜査を狙っているんでしょうな。
「自民党国防族、安保族総崩れ」説「外務省直撃」説「民主も無傷でいられない」説等々、永田町にはさまざまな風説が流れているのであります。ああ、風説ながれ旅。

防衛コンサル側に3億円 山田洋行など10社
http://www.asahi.com/national/update/0503/TKY200805020352.html

 日米の軍需産業と政界を結ぶパイプ役とされる秋山直紀氏が関係する米国法人など複数名義の口座に、日米の軍需メーカーや商社が2〜3年間で計約3億円を送金していたことが関係者の話でわかった。軍需専門商社「山田洋行」の関係者は、送金の趣旨について「(米国子会社を通じての)秋山氏側へのコンサルタント料だった」と証言。これらの口座は、秋山氏側への支払いを隠すための受取窓口として使われていた疑いが強まった。
 複数の口座の入金記録を入手している東京地検特捜部は、コンサル料を支払った企業関係者らを参考人として事情聴取するなど、コンサル料が流れ込んでいた事情や資金の流れの解明を進めている模様だ。
 米国法人は「アドバック・インターナショナル・コーポレーション」(ロサンゼルス)。90年の設立で、高速道路で使う遮音壁の販売などをしているとされ、秋山氏は日本支社の顧問に就いていた。
 関係者によると、米国のアドバック社に送金していた軍需メーカーや商社は少なくとも10社に上っており、1社あたりの送金額は年間1千万円以上とされる。
 このうち山田洋行の米国子会社「ヤマダインターナショナルコーポレーション」は、03年と04年に計20万ドル(03〜04年のレートで約2240万円)を、秋山氏側へのコンサル料として送金した。その後、05年に送金先が変わり、米国の非営利団体「カウンシルフォーナショナルセキュリティ(CNS)」(ワシントンDC)に20万ドル(05年のレートで約2200万円)を送金したという。
 アドバック社がカリフォルニア州政府に住所地として届け出ているビルは、ロサンゼルスの中心に位置している。同社があるとされるビルの一室には今年1月現在、同社の看板はなく、別の会計事務所が入居していた。また、CNSは、アドバック社の登記上の支店が置かれていた東京都内のマンションの一室を所有している。
 秋山氏は今年1月、国会での参考人招致の際、質疑で「アドバック社はコンサル料の実質上の受取窓口ではないか」と問われ、「守秘義務があり明確にお答えいたしかねる」と答弁。CNSについても「この団体と一緒にフォーラムを開催したことがあるのでは」と問われると、「過去に数度あると思います。僕個人としては普通の付き合い程度」と答えていた。
 秋山氏は、日米の国防族議員で作る「安全保障議員協議会」の事務局長などを務める。同協議会は、議員らを招いて年1回ずつ開く会議で中心的な役割を果たしていた。

1155とはずがたり:2008/05/04(日) 10:54:58
>>1151
自民から超党派になったのでしょうか。

終身刑創設めざす 加藤氏中心の超党派が8日に準備会
2008年05月03日 12:51
http://yamagata-np.jp/news/200805/03/kj_2008050300039.php

 自民党の加藤紘一元幹事長を中心メンバーとする超党派の「裁判員制度導入の中で量刑制度(死刑と無期懲役のギャップ)を考える会」(仮称)は8日、参院議員会館で拡大準備会を開く。来年5月にスタートする裁判員制度を視野に「無期刑と死刑との間にある大きな“距離感”を埋めるための、もう1つの選択肢」(加藤氏)として、「重無期刑(終身刑)」の創設を検討する。

 現行の無期刑では、10年を過ぎれば仮釈放の対象となる。法務省矯正局によると、無期懲役刑に処され、2006年に仮釈放された受刑者3人の平均受刑在所期間は25年1カ月だった。「重無期刑」は、これより重い量刑とし、事実上の終身刑とする。

 裁判員制度が導入されれば、裁判員に選ばれた一般市民が重い量刑の裁判にかかわることになる。加藤氏は「一般市民である裁判員が、実際に判決を決める場面で、死刑と判断するにはちゅうちょしながらも、無期懲役刑では軽い−というケースがあるのではないか」とし、考える会では、そのような場合を想定して「重無期刑」の創設を検討する。

 加藤氏は、重無期刑の創設に関する課題として▽死刑判決が減少し、その結果として被害者の精神的救済が後退する可能性▽一生涯の自由をはく奪する終身刑は、死刑よりも重いとする考えがある−の2点を挙げている。

 「重無期刑」の創設については、国民新党の亀井静香代表代行らが中心メンバーとなっている超党派の「死刑廃止を推進する議員連盟」でも議論され、これらを盛り込んだ法案提出を目指している。

1156とはずがたり:2008/05/04(日) 11:30:07

警備体制の不備ではないか?

高1女子殺害事件 1週間前にも近くで女子高生襲われる
http://www.asahi.com/national/update/0503/NGY200805030010.html
2008年05月04日08時06分

 女子高校生が殺害された愛知県豊田市の現場付近では、1週間余り前にも、別の女子高校生が襲われる事件があり、県警は今回の強盗殺人事件との関連がないかどうか調べを進める。

 愛知県の西三河北部地域の高校などでつくる組織から周辺の学校にあった連絡では、4月25日午後7時半ごろ、豊田市若林東町赤池の農道で、自転車に乗った高校2年の女子生徒に、バイクに乗った男が「豊田高校はどこですか」と尋ねながら近づいてきた。生徒が知らないと答えると、男は生徒を道の端に追い込み、手首をつかんで髪を引っ張り、押し倒したという。

 生徒が抵抗したため、男はひるんでバイクで逃げた。黒のヘルメットをかぶっており、バイクのナンバープレートは外されていたという。

 今回の被害者の遺体が見つかった現場からは約3キロ東で、この被害者が卒業した中学校の隣の校区だった。

 同じ若林東町内では4月29日午後3時20分ごろ、書店内にいた小学生の女子児童が黒いジャージーを着た男に手をつかまれ、店内のトイレに連れ込まれる事件もあったという。女児は逃げて無事だった。

 さらに、愛知署などによると、同月23日夕には愛知教育大付属高の別の女子生徒が、今回の現場から北へ約8キロ離れた愛知県東郷町内を自転車で帰宅途中、若い男に押し倒された。生徒が大声を上げると、男は走って逃げたという。

1157とはずがたり:2008/05/04(日) 11:32:41

警官の鏡ですねぇ。

本部長賞受けた警部補、帰宅途中に踏切で女性助ける
http://www.asahi.com/national/update/0504/OSK200805030088.html
2008年05月04日00時08分

 大阪府警住之江署は2日、同署地域課の福武宏之警部補(36)が電車が通過する直前に踏切内に入った女性を救助した、と発表した。

 同署によると、福武警部補は同日午後4時50分ごろ、兵庫県尼崎市の阪急神戸線武庫之荘駅近くの踏切で、同市の女性(38)が遮断機をまたいで線路内に入り、真ん中付近で立ち止まったのに気づいた。電車が近づいてくるのが見えたため、遮断機を越えて入り、女性を突き飛ばして線路内から出し、自分も避難した。この2秒ほど後に電車が通過したという。女性は転倒した際に軽いけが。

 福武警部補はこの日、車上狙い未遂事件の容疑者を現行犯逮捕したとして府警本部で本部長賞を受け、帰宅する途中だった。

1158小説吉田学校読者(ただいま当たらない議席予想中):2008/05/04(日) 13:05:42
怖いなあ。

京都駅に時限発火装置? ロッカー JRに不審電話
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008050400031&genre=C1&area=K00

 3日正午ごろ、JR西日本神戸支社に、男の声で「知り合いから『京阪神の主な駅で時限発火装置を作動させる』と聞いた」との不審電話があった。兵庫県警から連絡を受けた京都府警が京都市下京区のJR京都駅構内を捜索し、午後6時40分ごろ、八条口側のコインロッカーからリード線の付いた液体入りペットボトルなどを発見し、爆発物処理班が回収した。府警捜査一課と七条署が威力業務妨害の疑いで捜査している。
 府警によると、不審物は八条口西口バスターミナル前の鍵のかかったロッカーに入っており、茶色のビニール製の手提げかばんの中に、赤っぽい色の液体の入った2リットルサイズのペットボトルとリード線、目覚まし時計があった。ペットボトルは全体が新聞紙でくるまれていた、という。
 現場でのエックス線検査では、リード線は時計に接続されていなかったといい、府警は発火能力の有無や液体の鑑定を急いでいる。
 神戸支社に電話をかけた男は「時限発火装置は一昨日(1日)に入れた」と話していたことから、府警は京都のJR各駅で、使用期間の長いロッカーなどを捜索、七条署員が京都駅構内で油のにおいのするロッカーを発見した、という。
 不審物が見つかったロッカーは、京都駅南北自由通路八条西口の西約50メートルにあり、タクシーや団体バスの乗り場に近い。行楽帰りなどの市民が見守る中、規制線が張られたロッカー周辺で、府警の捜査員が不審物の回収作業を進めた。防護服の捜査員の姿もあり、物々しい雰囲気に包まれた。
 名古屋市に帰る途中の主婦(60)は「どうして、こんな人通りの多いところに不審物が仕掛けられたのか」と憤った。帰宅途中の京都市南区の会社員の女性(27)は「毎日よく通るところなので心配です」と話した。

1159小説吉田学校読者(ただいま当たらない議席予想中):2008/05/05(月) 08:34:45
ODA汚職に発展するか否か・・・

PCI、ODAでリベートか 元首脳が証言
http://www.asahi.com/national/update/0505/TKY200805040180.html

 東京地検特捜部に旧経営陣らが特別背任容疑で逮捕された海外の建設コンサルタント大手「パシフィックコンサルタンツインターナショナル(PCI)」(東京都多摩市)が03年以降、香港の現地法人などに年間1億円以上を送金していたことがわかった。同社の元首脳は「一部は東南アジアの公務員に渡すリベートとして使われた」と証言した。
 元首脳は「(リベートは)政府の途上国援助(ODA)事業受注のため」としたが、現経営陣側は送金について「違法性のない情報収集費」とし、リベートについては全面否定している。ODA担当の外務省が事実関係の調査を始めた。
 複数のPCI関係者によると、PCIは03年、元役員が経営する香港法人に対し、営業調査費として年間約1億円の送金を開始。送金額はその後増額され、フィリピンやタイなど数カ国の法人にも送金された。これらの資金は、各法人から現地のエージェント(代理人)に渡されていたという。
 PCI元首脳は朝日新聞社の取材に対し、資金の一部が現地の公務員へのリベートに使われたとし、「東南アジアでODA事業の発注者側の公務員がリベートを要求してくることは珍しくない。断ると仕事がもらえなくなる。契約額の数%相当を支払うのが一般的だった」と話した。
 PCIが02年4月から昨年11月までに受注したODA事業は約400件(共同企業体の契約を含む)、計約650億円に上る。タイの新空港やインドの地下鉄の建設事業など大規模案件も手がけており、日本企業の受注実績ではトップクラスだ。
 PCIや大手商社関係者によると、PCIなど日本の建設コンサルタント会社は90年代まで、ODA事業の受注を目指す際、海外の情勢に詳しい大手商社とタッグを組むことが多かった。日本企業側は現地で情報収集したうえ、相手国政府に対し、交通網の整備や学校や病院の建設を日本のODA事業で実施することを提案していたという。
 提案を受け入れた相手国政府は、日本政府に資金協力を要請。外務省などの審査を経て認められると、相手国政府はODA事業として入札を実施し、設計、工事などの業者を選定した。提案から受注までは5〜10年かかるという。この事情を知る関係者は「ODAは業者の思惑が先行しがちだ」と指摘する。
 PCIの現経営陣側は、香港法人への送金は認めるが、「東南アジア各国の入札情報を収集するための費用。裏金でもなく、違法性はない」とリベートについて全面否定した。PCI関係者らによると、00年前後から、大手商社が採算性の低さなどを理由にODAビジネスを縮小する傾向にあり、建設コンサルタント側が独自に情報収集する必要に迫られたとしている。

1160名無しさん:2008/05/09(金) 08:45:59
秋山側にも新しい動きが。

秋山氏、軍需企業から5億円 防衛族団体専務理事
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008050990070413.html
2008年5月9日 07時56分

 防衛族議員などが参加する社団法人「日米平和・文化交流協会」(東京)の秋山直紀専務理事(58)が、約三年間で軍需関連企業を中心に総額約五億円に上る資金を集めていたことが関係者の話で分かった。この間の秋山氏は数千万円しか所得申告しておらず、東京地検特捜部は所得税法違反(脱税)の疑いも視野に入れ、捜査を進めているもようだ。

 関係者によると、主に資金の受け皿となったのは、秋山氏が日本支社の顧問を務める米国法人「アドバック・インターナショナル・コーポレーション」(ロサンゼルス)や米非営利法人「カウンシル・フォー・ナショナル・セキュリティー(CNS)」(ワシントン)名義などの米国での口座。

 日米の大手軍需メーカーや商社十社前後から、コンサルタント料などとして約三億円の送金があった。

 このほか、日米の軍需関連企業が同協会に支出した会費や寄付金などの一部もアドバック社に流れていた。二〇〇六年十月には防衛専門商社「山田洋行」から秋山氏へ約三千万円が渡っていることが判明しており、これらを合わせると秋山氏が集めた資金は約五億円に上るとみられる。

 前防衛次官の汚職事件を捜査していた東京地検特捜部は昨年十一月、同協会の事務所がある東京都千代田区の高級マンションや豊島区の自宅マンションなどを捜索し、押収資料を分析。軍需メーカー関係者などから事情聴取し、日米の防衛産業界と政官界とのパイプ役とされる秋山氏の資産形成の経緯や資金の流れの解明を進めた。

 その結果、軍需関連企業からアドバック社やCNSへの送金のうち必要経費を引いた分については、秋山氏の個人収入に当たるとして、脱税の疑いがあるという見方を強めているもようだ。

 秋山氏は今年一月、参院外交防衛委員会の参考人質疑に応じた。翌二月には東京地裁の破産手続き開始決定を受けた。

1161名無しさん:2008/05/09(金) 09:36:25
>>1151>>1155のニュースを語る前提として下記ページは必見。

http://www.geocities.jp/y_20_06/index.html
無期懲役刑に関する誤解の蔓延を防止するためのホームページ

http://www.geocities.jp/y_20_06/wagakunino.html
わが国の無期懲役

http://blog.livedoor.jp/muki2007/archives/50988820.html
無期懲役刑に関する誤解の蔓延を防止するためのブログ

1162名無しさん:2008/05/11(日) 21:31:56
本人は泥酔だったのかもしれませんが、警察は何やってたんでしょうか。

やけど:灯油男、取調室でたばこ吸い引火か 愛知・熱田署
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080511k0000e040016000c.html

 愛知県警熱田署(名古屋市熱田区)は11日、泥酔して灯油をかぶり同署で保護していた無職男性(45)が、取調室で全身にやけどを負い、重体になったと発表した。男性は灯油をかぶった服のままで、署員にもらったたばこを吸い、引火したらしい。署内は全室禁煙だった。消火作業中に同署地域課の男性巡査部長(54)も右手に軽いやけどを負った。

 調べでは、男性は10日午後8時40分ごろ、熱田区の自宅で同居女性(59)と口論になった。女性の110番通報で熱田署員6人が駆けつけると、男性は室内にあった灯油の容器(18リットル入り)を持って路上に飛び出し、約200メートル歩きながら計3回、約5リットルの灯油を頭からかぶった。

 男性がライターを掲げ、火をつける仕草をしたため、署員は午後11時ごろ男性を警察車両で熱田署に搬送。同15分ごろから2階の刑事課取調室で署員が交代で事情を聴いた。

 しかし、男性は飲酒検知を拒否し、たばこを要求。このため、男性巡査(24)が署内の自動販売機でたばこ1箱を買って取調室の机の上に置き、別の男性巡査(24)が自分のライターを添えた。

 その後、別の署員3人で事情を聴いていた11日午前0時15分ごろ、床にあぐらをかいて座っていた男性のズボンの右ひざが燃え始め、立ち上がると激しく燃えて全身に広がったという。

 同署によると、署員3人はどのように出火したか「見ていない」と話しているが、床にたばこの吸い殻が落ちていたことから、灰が衣服について燃えたか、ライターでたばこに火をつけようとした時、引火した可能性があるとみて調べている。

 熱田署の近藤道晴副署長は「男性の衣服を着替えさせず、禁煙の署内でたばこを許可したのは不適切だった」と話している。【式守克史】

1163とはずがたり:2008/05/11(日) 21:44:35
>>1161
あざーす,参考にさせて頂きますね。
どうも法律は敷居が高いッス。。

>>1162
なんと…なんで灯油ひっかぶり男にライター渡すか理解に苦しみますな。。。

1164小説吉田学校読者:2008/05/12(月) 05:54:46
他報道では「4億数千万円、脱税の疑い」との指摘も。そのカネはどこへ消えたのか。

「交流協会」秋山元専務理事、使途不明1億数千万円の疑い
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080512-OYT1T00029.htm

 防衛族議員が理事に名を連ねる社団法人「日米平和・文化交流協会」で専務理事を務めた秋山直紀氏(58)が関係する米国法人3社が2003〜06年、防衛関連企業などから多額のコンサルタント料を集め、そのうち1億数千万円が使途不明となっていることが分かった。
 コンサルタント契約書の一部は偽造されており、東京地検特捜部は、有印私文書偽造などの容疑で米司法当局に捜査共助を要請。秋山氏が米国法人を隠れみのに個人収入を得ていた可能性があるとみて、所得税法違反(脱税)の疑いで調べている。
 関係者によると、コンサルタント料を受け取っていたのは、「アドバック・インターナショナル・コーポレーション」や「カウンシルフォーナショナルセキュリティ(CNS)」など米国3法人。秋山氏はアドバック社の顧問で、CNSについても03年の設立当初、理事を務めていた。
 3法人は06年までの4年間で、防衛専門商社「山田洋行」側からの約2億円を含め複数の防衛関連企業からコンサルタント料などとして数億円を集めた。ところが、アドバック社は1994年に死亡した男性を代表取締役として登記、03年以降も防衛関連企業とコンサルタント契約を結ぶ際、一部の契約書にこの男性の署名を記載していたという。
 特捜部はこうした契約が有印私文書偽造などに当たるとして米司法当局に捜査共助を要請し、コンサルタント料の使途の解明を進めてきた。その結果、山田洋行などから3法人に提供された資金のうち少なくとも1億数千万円の使途が不明となり、大半が秋山氏の個人所得になっていた疑いが浮上した。

1165とはずがたり:2008/05/15(木) 18:57:13
交際相手に会えない鬱憤晴らしに放火とはねぇ。。
確かにドンキの陳列はわざと解りにくく乱雑に陳列してある感じもあるけどね。
弁護側はピック病http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1097992700/467と主張したとの事。

連続放火、2審も無期懲役 ドンキ3人焼死など7件
http://www.47news.jp/CN/200805/CN2008051501000240.html

 さいたま市で2004年、ドン・キホーテなどの量販店が連続放火され、店員の男女3人が死亡した事件で放火罪などに問われた無職渡辺ノリ子被告(50)の控訴審判決で、東京高裁(永井敏雄裁判長)は15日、求刑通り無期懲役とした1審判決を支持、被告の控訴を棄却した。

 渡辺被告は1審で否認し、控訴審の被告人質問でも「やっていない」と繰り返した。弁護側は「認知症の一つで、性格の変化や異常行動が特徴の『ピック病』の疑いがある」と、責任能力を争っていた。

 判決によると、渡辺被告は04年12月13日と15日、さいたま市内の4店舗で計7件の放火や放火未遂を繰り返すなどした。うち同市緑区のドン・キホーテ浦和花月店は全焼。店員の大島守雄さん=当時(39)、小石舞さん=同(20)、関口舞子さん=同(19)=が焼死した。

 07年3月のさいたま地裁判決は「かつての交際相手に会えないうっぷんを晴らそうとした」と、無罪主張を退ける一方で、陳列方法や防災設備などの不備も大火災になった一因と指摘した。

2008/05/15 10:50 【共同通信】

ドンキ放火、2審も無期懲役
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20080515-360192.html

 さいたま市で2004年、ドン・キホーテなどの量販店が連続放火され、店員の男女3人が死亡した事件で、放火罪などに問われた無職渡辺ノリ子被告(50)の控訴審判決で、東京高裁は15日、「大型店舗に放火する極めて危険な行為を繰り返し、3人の命を奪った結果は重大」とし、求刑通り無期懲役とした1審判決を支持、被告の控訴を棄却した。

 弁護側は「認知症の1つで、性格の変化や異常行動が特徴の『ピック病』の疑いがある」と、責任能力を争ったが、永井敏雄裁判長は「合理的に放火の場所を選ぶなど、善悪の判断や行動制御の能力が著しく低下していたとはいえない」と、完全な責任能力を認定。「交際相手に会えず、うっぷんを晴らすという動機に酌むべきものはない」と述べた。

 判決によると、渡辺被告は04年12月13日と15日、さいたま市内の4店舗で計7件の放火や放火未遂を繰り返すなどした。うち同市緑区のドン・キホーテ浦和花月店は全焼。店員の大島守雄さん(当時39)、小石舞さん(同20)、関口舞子さん(同19)が焼死した。

 3人の死亡について、さいたま地検は「殺意があったと認める証拠はない」として、殺人罪での立件を見送った。

 [2008年5月15日11時57分]

1166とはずがたり:2008/05/15(木) 19:11:39
生駒の自宅は妻の祖母が住んでた家を借りてるのですけど,近所に妻の実家もある訳ですが,その実家が空き巣に入りかけられたとのこと。ガラス割られたみたいです。
幸い実害は無かったみたいですけど怖いですなぁ。。
そういえば俺東京デビューのオフ会のまさにその日の夜(去年の4月か5月)に妻はひったくりにあってるしこの辺治安悪いねぇ。。東大阪隣りだしなぁ…と云ったら怒られるか?
妻のひったっくり犯は年末に捕まったと警察から連絡があった(手紙が届いた)が,その手紙には賠償金みたいなのはとれないでしょうみたいなことが書いてあってちょっとおいっと思ったが仕方がないんでしょうかねぇ?なんとなく割り切れなかったけど。ああいうのって盗み得なんか。

1167とはずがたり:2008/05/15(木) 20:14:15
空き巣は義母がちょうど帰宅した所だったみたいで実行犯二人が逃げ出したのを近所の人が見付けて泥棒と叫んで追いかけてくれたけど逃げてしまったそうです。
警察に拠ると最近増えてる空き巣は外国人の4,5人のグループが多く,見張り,運転手,実行犯といった役割分担をしてるみたいです。実際不審なクルマが斜め前ぐらいに停まってたそうです。
彼らは土地勘が無く下見もなしで留守宅を狙いながら全国を移動するそうで,全然関係ない場所で捕まったりするそうです。
また現金のみならずパソコンやデジカメなど洗いざらい盗んでゆくみたいである。
補助錠のおかげで侵入を遅らせて結果的に被害を防いだ形になったみたいである。

1168小説吉田学校読者:2008/05/17(土) 13:15:17
その昔、汚職の金を着服して業務上横領容疑に問われた取締役がいました(結局起訴猶予)が、グリーンピースのやり口は汚いと思いますね。横領疑惑の捕鯨調査員も狡いですけど。

「告発鯨肉は盗難」西濃運輸が被害届、青森県警が捜査開始
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080516-OYT1T00951.htm

 調査捕鯨で捕獲されたクジラの肉が横流しされていると環境保護団体「グリーンピース・ジャパン」(東京・新宿区)が指摘している問題で、同団体が証拠として公開したクジラ肉は盗まれたものだとして、「西濃運輸」(岐阜県大垣市)が16日、青森県警に盗難被害届を提出し、受理された。
 県警は同日、窃盗容疑で捜査を開始した。
 同団体は15日、調査捕鯨船の乗組員がクジラ肉を大量に持ち出しているとして、乗組員12人について業務上横領容疑での告発状を東京地検に提出した。

1169小説吉田学校読者:2008/05/18(日) 09:04:09
石原産業にはコンプライアンスなんて考えはないな。

委託先停止でホスゲン自前製造 石原産業、コスト削減図る
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008051890073502.html

 石原産業の四日市工場(三重県四日市市)が農薬の原料の有毒ガス「ホスゲン」を無届けで製造し始めたのは、ホスゲン製造を含めた農薬の生産を委託していたフランスの企業が生産中止に追い込まれたことがきっかけと分かった。利益を上げていた農薬の生産を「自前で」と急ぐあまり、無届けのままホスゲンの製造に踏み切ったとみられる。
 石原産業は、ホスゲンを使った化学合成で農薬を造る技術で国際特許を取得している。しかし、以前はホスゲンを造る設備が無かったため自前で農薬を生産できず、仏南部の都市トゥールーズの化学メーカーにホスゲン製造を含めて委託。製品を石原産業が国内外で販売していた。
 しかし2001年9月21日、このメーカーに近い石油化学工場で20人以上が死亡する爆発事故が発生。メーカーの設備も被害を受け、製造できなくなった。
 石原産業は当面の措置として、国外で別の委託先を見つけたが、自前で製造した方がコストを抑えることができ、自社技術の開発力向上にもつながるとして、主力工場の四日市工場に設備を造る方針を03年に決めたという。
 しかし、化学兵器禁止法で義務づけられた経済産業省への届け出をすれば、有毒ガスの製造が地元住民など外部に知られかねず、理解を得るにも時間がかかることを恐れたとみられる。
 当時の担当者も、今年3月の織田健造社長の聞き取りに「地元住民の理解は得られないと考えた」と証言している。
 結局、同工場は無届けのまま農薬製造に必要なホスゲンの製造設備の建設を始め、04年9月に完成。05年2月に本格稼働させ、農薬の生産を始めた。

1170とはずがたり:2008/05/18(日) 11:51:20
>>1169
酷いですね。。産廃かなんかでも問題起こしてましたよねぇ
そういえば新幹線内の電光掲示板で見て俺も貼り付けようと思ってたんですけど忘れてました。。

1171小説吉田学校読者:2008/05/24(土) 14:20:02
この判事、強制捜査前に足利支部長から本庁付に更迭されているが、いったいどの時点で、東京高裁が勘付いたのか。それを考える点において、興味深い記事。

差し押さえ令状、自ら発付=被害者知人の電話−ストーカー事件・山梨県警
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2008052400144

 女性に繰り返しメールを送ったとして、ストーカー規制法違反容疑で逮捕された判事下山芳晴容疑者(55)が、山梨県警の請求に応じ、女性の知人の通話記録を調べるための差し押さえ令状を自ら発付していたことが24日、分かった。同容疑者はこの知人にも無言電話を複数回かけていたとみられ、県警は経緯を詳しく調べている。
 調べによると、甲府地・家裁都留支部長だった同容疑者は、裁判所職員の女性にストーカー被害を打ち明けられ、警察への届け出を助言したほか、自ら警察庁幹部に相談。女性は3月中旬、県警に届け出た。

「自分がメール」と告白=女性に、行動把握の疑いも−裁判官ストーカー事件・山梨
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200805/2008052301128&rel=j&g=soc

 女性に繰り返しメールを送ったとして、ストーカー規制法違反容疑で逮捕された宇都宮地裁判事下山芳晴容疑者(55)が、女性が告訴する前、「メールを送ったのは自分だ」と告白していたことが23日、山梨県警の調べで分かった。
 県警は下山容疑者が女性に「善意の第三者」を装い、警察に届けるよう勧める一方で、告訴で捜査が本格化して逮捕される恐れがあるため、阻止しようとした疑いもあるとみて追及する。
 下山容疑者は2月中旬以降、自宅やインターネットカフェのパソコンから「今度いつ会える」などのメールを十数回、裁判所職員の女性の携帯電話に送信したとして、21日に逮捕された。
 調べによると、同容疑者は匿名で利用できるフリーメールを使用。「男といたね」との内容を送っており、女性の行動把握をした疑いがあるほか、無言電話もしていたとみられる。

1172小説吉田学校読者:2008/05/24(土) 14:41:37
捜査したら、容疑者は消防団員というどんでん返し。弘兼憲史の某漫画にも似たような話がありますが、ああいうのは創作だけの世界にしていただきたいもので、火が見たかったから消防団に入ったのか。「非現住」というところに、虫けらにも一縷の良心といったところもあるけれども、死者が出なかったとはいえとんでもない話。

放火容疑で消防団員を逮捕 熊本県警
http://www.asahi.com/national/update/0524/SEB200805240010.html

 熊本県警は24日、同県美里町堅志田、介護福祉士で地元消防団員の男(27)を非現住建造物等放火容疑で逮捕した。「マッチで火をつけた」と容疑を認めている。周辺では3〜4月、他にも3件の不審火が起きており、関連を調べる。
 調べでは、男は4月9日午後11時ごろ、自宅近くの元製茶工場(木造平屋約252平方メートル)に火をつけて全焼させた疑い。消防団員の一員として、消火活動にも加わっていたという。
 男の自宅近くでは、3月から4月9日にかけ、半径200メートルの範囲で不審火が相次ぎ、県警が捜査していた。

1174とはずがたり:2008/05/26(月) 23:08:19

アメリカだと逆の判決が出るんでしょうかねぇ。

死んだハエの精神的損害の評価は…
2008.5.23 15:43
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080523/amr0805231543012-n1.htm

 購入した瓶入りの水に死んだハエが入っているのを見つけて精神的損害を受けたとして、カナダの男性が製造元に賠償を求めた裁判で、同国最高裁は34万1000カナダドル(約3600万円)の支払いを命じた高裁判決を破棄、訴えを退けた。

 男性はハエの姿が脳裏から離れず不眠症になり、うつ病に。「きれい好きで、自分や家族の健康に気を付けていただけなのに」と主張した。

 しかし最高裁判決は「男性の反応は極端。製造元には予見できなかった」。男性は訴訟費用まで負担させられることに。(共同)

1175とはずがたり:2008/06/04(水) 00:21:40

どういう心境だったんでしょうかねぇ・・。

立てこもりで自殺図った男が死亡 過去の誘拐事件にも関与
2008.6.3 14:44
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080603/crm0806031443030-n1.htm

拳銃を持ったまま駐車場に立てこもった末に自殺を図る容疑者の男=午前11時40分 埼玉県川越市 埼玉県川越市で発生した立てこもり事件で、自殺を図り意識不明になっていた自称、金子謙容疑者(55)は3日、収容先の病院で死亡が確認された。

 金子容疑者は同日午前11時40分ごろ、立てこもっていた乗用車内で所持していた拳銃でこめかみを撃って自殺を図っていた。拳銃は大口径のトカレフとみられ、即死状態だったとみられる。

 金子容疑者は、平成4年に東京都杉並区の身代金目的医師誘拐事件で、主犯格として逮捕されていた。関係者によると、実刑判決を受けて刑務所に入る際には、「出てきたらまた(犯罪を)必ずやる」と周囲に話していたという。

 これまでの調べでは、午前1時25分ごろ、埼玉県川越市小仙波の国道16号で、県警川越署員が男2人の乗った乗用車を発見、職務質問しようとしたところ、拳銃を1発発砲した。そのまま逃走したが、車は約3キロ離れた同市今泉の駐車場で停車。署員の呼び掛けに応じて投降した住所不定、無職、長谷部伸一容疑者(43)は公務執行妨害の現行犯で逮捕されたが、金子容疑者は拳銃を持ったまま車内に立てこもった。

 午前0時35分ごろには、現場から約30キロ離れた同県鴻巣市のパチンコ店で、拳銃を持った男らによる強盗事件が発生しており、同署は2人が同事件に関与した疑いが強いとみて調べている。

1176とはずがたり:2008/06/05(木) 12:34:26
PCI:東京地検が家宅捜索 元トップ、裏金捻出認める
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080605k0000e040039000c.html

 大手コンサルタント会社「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI)の元社長、森田祥太被告(66)=特別背任罪で起訴=が、政府開発援助(ODA)事業を受注するために「約3億円の裏金を捻出(ねんしゅつ)した」と東京地検特捜部に認める供述をしていることが、関係者の話で分かった。特捜部は5日、所得隠しの疑いがあるとして法人税法違反(脱税)容疑で、東京都多摩市のPCI本社などを家宅捜索した。併せて、裏金づくりに関与した幹部ら数人の取り調べを始めた模様だ。

 関係者によると、PCIは香港に設立した現地法人に営業調査費名目で年1億円程度の裏金を送金。一部を外国政府関係者に受注工作資金として渡すため、現地のエージェントに手渡していた。

 森田元社長は「2年間で3億円の裏金を作り、受注工作に充てた」と認める供述をしているという。特捜部は、こうした裏金は正当な経費とは認められず、法人税法違反に当たると判断したとみられる。

毎日新聞 2008年6月5日 11時58分(最終更新 6月5日 12時21分)

1177とはずがたり:2008/06/05(木) 13:46:39

【関連】婚外子訴訟逆転勝訴 『これ、夢だよね』 続いた差別 半信半疑の原告
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008060502000098.html
2008年6月5日 朝刊

 出廷した十四人の裁判官が退出し壇上の扉が閉まると、大法廷を埋めた原告や支持者に拍手が広がった。親の事情で日本国籍が得られず、差別され続けた子どもたちに四日、国籍取得の道を開いた最高裁大法廷判決。「これ、夢だよね」。原告の女の子は喜びのあまり、信じられないという表情を見せた。数万人に上るとされる同じ境遇の子どもたちに、ようやく光が差す。 

 「すごくうれしくて言葉にできない」。日本国籍の取得が認められた子どもたちは判決後、東京・霞が関の司法記者クラブで会見。こぼれそうな笑みを浮かべたり、目を潤ませたりしながら、裁判を戦ってきた母親や支援者らに謝意を表した。

 可能性が広がった子どもたちの将来。小学五年マサミ・タピルさん(10)は「日本人でしかかなえられない夢。警察官になりたい」とほおを緩め、時折涙ぐんでいた中学三年ジュリアン・チットゥムさん(14)が「結婚が楽しみになった」と照れると、母親のチャーレッテさん(46)が「まだ十四歳だよ」とたしなめ、笑いを誘った。

 女優になりたいという小学六年ジェイサ・アンティキエラさん(11)は「私のために頑張ってくれてありがとう」と母親への感謝の言葉を口にした。会見の終わりには、子どもと母親らがフィリピンのタガログ語で「フィリピン人移民、万歳」と心を一つにするように声を上げた。
国籍法の改正 法務省検討へ

 「真正面から違憲と言われたものをそのままには…」。父母が結婚していないことを理由に日本国籍を認めないとした国籍法の規定を憲法違反とした四日の最高裁大法廷判決の判断を受け、法務省は法改正を含め検討に乗り出した。

 ただすぐに法改正できるわけではない。今回の原告と同様に日本国籍ではない子どもは数万人いるとされるが、現時点で国籍取得申請をしても法務局では当面、窓口で申請書を預かるしかないとみられる。

 最高裁で一九七三年に違憲判決が出た尊属殺人罪の規定は、九五年の刑法改正で削除されるまで条文上は残っていた。「尊属殺人罪を適用せずに、殺人罪で起訴すればよかった」(法務省幹部)との事情があった。だが今回のようなケースでは、法改正まで違憲とされた国籍法三条一項を適用し国籍を認める必要があり、通達などによる救済は困難とみられる。同省民事局は「トラブルにならないよう対応したい」としている。
認知に3年以上 母の願いかなう

 食品包装工場で働くリリベス・アンティキエラさん(41)=神奈川県相模原市=は、小学六年の長女ジェイサさんの日本国籍が認められたことに「良かった」と涙を流し支援者と抱き合った。

1178とはずがたり:2008/06/05(木) 13:46:55
>>1177-1178
 マニラ近郊の生まれ。母は病身で、家計を助けようと一九九一年に観光ビザで来日。不法滞在して働いていた先で、日本人男性と知り合った。

 妻子の存在を隠していた男性は、結婚するとうそをついた。妊娠が分かると「おれの邪魔をするな。おまえとは関係ない」と音信不通に。おなかの中にジェイサさんを宿していたリリベスさんは途方に暮れた。

 故郷の家族にも言えず、独りぼっちで出産。二カ月で夜の仕事に復帰し、必死で働いた。逃げた男性に胎児認知をさせることなど思いも寄らなかった。支援団体が男性を捜しだし、裁判で認知させたのはジェイサさんが生まれてから三年以上たっていた。

 八〇年代に入ると興行ビザの発給やバブル景気で、アジアを中心に大勢の外国人女性が出稼ぎで来日するようになった。ジェイサさんと同じ境遇の子が数多く生まれ、その数は数万人以上ともいわれる。

 同じ日本人の父から生まれたのに、なぜ妊娠中の認知だと日本人と認められ、生まれた後の認知だと認められないのか。今もどう考えても分からない。

 リリベスさんは、ジェイサさんを一人で育てている。祖国には母子家庭で食べていける仕事はない。日本で生まれ育った娘はフィリピンでの生活になじめない。

 自分に何かがあったら日本国籍のない娘が生きていけるか、不安で胸が張り裂けそうだった。学校で「ガイジン」と仲間外れにされて泣かされても、自分には心配をかけまいと黙っている、歌とダンスが好きな優しい娘が無事に生きていけるように…。その母の願いがかなった。

<過去の大法廷違憲判決> 最高裁大法廷がこれまでに、法律について憲法違反と判断した判決は次の通り。

■尊属殺人を死刑または無期懲役にするとした刑法の重罰規定は、一般の殺人に比べ刑が極端に重すぎ不平等とした判決(1973年4月4日)

■薬局の新規開設を制限する薬事法の規定が職業選択の自由を侵害するとした判決(75・4・30)

■衆院選で選挙区により著しい「一票の格差」が生じたとして、公選法の定数配分規定が不平等だとした2件の判決(76・4・14、85・7・17)

■森林の細分化を抑えるために共有林の分割を制限した森林法の規定は財産権を侵害するとした判決(87・4・22)

■郵便法の規定が、損害に対する賠償の範囲を一部制限しているのは、国に対する賠償請求権の保障に反するとした判決(2002・9・11)

■海外在住の日本人が衆院選の小選挙区と参院選の選挙区で投票できないのは選挙権を保障した憲法に反するとした判決(05・9・14)

1179小説吉田学校読者:2008/06/07(土) 09:24:06
コミック版「某有名編集者、原稿横流し事件」。
たぶん、漫画家としては「こいつが着服の候補者です」名指ししたいのだろう。

漫画原稿紛失で小学館提訴=作者が330万円請求−東京地裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080606-00000129-jij-soci

 コミック雑誌「週刊少年サンデー」で連載された漫画「金色のガッシュ!!」の単行本用原稿を紛失したとして、作者の雷句誠(本名河田誠)さん(33)が6日、発行元の小学館に慰謝料など330万円を求める訴えを東京地裁に起こした。
 訴状によると、なくなった原稿はカラーで描かれた5枚。単行本化に伴い、同社へ貸し出していたが、2月末になって紛失が判明した。
 代理人弁護士によると、撮影したフィルムが保存されており再現可能だが、紛失したのは手書きの原稿で、美術品としての財産的価値があると主張している。

1180小説吉田学校読者:2008/06/07(土) 16:04:41
画一的に狙撃OKになっちゃう世論がおかしい。
次に「人質がいるからこそ狙撃OK」じゃないとおかしくないか。急迫不正の侵害が見えない。
最後に「生け捕り」して裁きを受けさせるのが法の基本だろう。

J−CAST ワイドショー通信簿 「人質いなきゃ犯人撃て」 正論か暴論か
http://www.j-cast.com/tv/2008/06/04021206.html

1181やおよろず ◆N22LLUydY2:2008/06/07(土) 18:17:48
>>1180
人質いれば、射殺やむなしですね。
そうでもなければ、できるだけ生け捕りが望ましいですけど。
しかし、警官を生命の危険にさらしてまで、生け捕りにこだわる必要はないと思いますが。

なんにしろ、話が逆だとは思います。

1182小説吉田学校読者:2008/06/09(月) 07:27:07
亡くなった方のご冥福を祈ります。
休日を楽しんでおられたのでしょう。なんでこんな理不尽な反抗の被害に遭わなければならないのか。
NNN24によれば、1人で逮捕のため犯人に立ち向かった警察官の方、市民をかばって負傷された警察官の方がおられます。本当に頭が下がります。負傷された方のご回復を祈ります。
ちょっと前のレスの話にもどりますけど、逮捕のために立ち向かった警察官の方は、NNN24によれば、けん銃を威嚇のために用いて(手を添えて銃口を向けるにとどまった)、かつ、発射せずに、逮捕しました。発砲の動作に入らなかったということは、かなり冷静に逮捕に当たられたのではないか(私だったら、ナイフで立ち向かってきた段階で発砲する)。本当に名警察官だと思う。

秋葉原で無差別殺傷 死亡7人、けが10人に
http://www2.asahi.com/special2/080609/TKY200806080127.html

 8日午後0時30分ごろ、東京都千代田区外神田3丁目の路上で、車が通行人らをはねた後、車から降りてきた男1人が通行人らに刃物で次々に切りつけた。被害者のうち19歳、74歳、47歳、29歳、20歳、33歳の男性6人と21歳の女性1人の計7人の死亡が確認された。東京消防庁によるとけが人が男女10人おり、警視庁によるとけが人には警察官(53)も含まれる。
 男は現場で身柄を確保され、万世橋署が殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。
 調べによると、男は加藤智大(ともひろ)容疑者(25)。住所は静岡県裾野市富沢とみられ、職業は不詳という。
 警視庁によると、はねられたり刺されたりしたのは男性14人、女性3人。
 調べによると、男が乗っていたのは2トントラックで、静岡ナンバーのレンタカー。目撃者などによると、トラックはジグザグに走行してきて、中央通りと神田明神通りとの交差点付近で次々人をはねた。男はトラックから降り、周囲にいた人たちを次々にサバイバルナイフのようなもので刺したという。男に薬物などの影響は見られないという。
 倒れていた男性の周りで、数人が心臓マッサージなどをしていたが、意識がないようだったという。
 現場はJR秋葉原駅近くの電気街。日曜で中央通りは歩行者天国になっており、買い物客でにぎわっていた。
 目撃した人の話によると、男はトラックで現場に乗りつけ、歩行者天国を楽しんでいた買い物客らを次々と刺したらしい。被害者の1人に警察官が駆け寄ったところ、男は警察官にも後ろから襲いかかり、左脇腹を刺した。集まっていた人たちは悲鳴を上げながら逃げまどっていたという。
 近くの飲食店の男性従業員(42)は「ドンという音がして店の外に出てみると、交差点に人が倒れていた。刺された警察官は脇腹を押さえながら崩れ落ちた。みるみる血が地面に広がっていった。男はそのまままっすぐ飛び出し、もう1人男性を刺して南の方へ走っていった」と話していたという。
 近くの電器店店長(50)によると、交差点の方から、ナイフを持った男と警察官が歩道を走りながら向かってきた。警棒を持った警察官が男に追いつくと、チャンバラのようにカチンカチンと音をさせながらもみあった。しばらくして、男がナイフを下に落とした。すると警察官は拳銃を抜き、男に向けた。「動くな」と言い、男を道路に伏せさせ、取り押さえたという。
 男のナイフには血がついていた。男は興奮していたようだが、大声を上げてはいなかったという。
 警視庁によると、秋葉原の歩行者天国は、中央通りの須田町交差点から外神田五丁目まで南北約800メートル。日曜日と休日の正午から午後6時まで実施されている。
 最近はアニメの登場人物の服装を着た人や、ストリートミュージシャンの演奏などを目当てに、大勢の若者が集まっている。

1183たた:2008/06/15(日) 00:24:26
二瓶絵夢はまだ詐欺してますよ。懲りないね

1184とはずがたり:2008/06/17(火) 00:18:11

自棄に物分かりが良いけど政権基盤弱いと下手にでるってことか。

国籍法改正前でも婚外子の国籍容認へ、法務省が検討
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080605-OYT1T00756.htm?from=nwla

 母が外国人で、日本人の父から生後認知された非嫡出子(婚外子)に国籍を認めない国籍法を違憲とした最高裁判決を受け、法務省は5日、同様の事例で国籍の取得の求めがあった場合、国籍法改正前でも国籍を認めるための検討を始めた。

 鳩山法相が同日の参院法務委員会で「法改正前でも最高裁判決趣旨をいかした取り扱いをしなければならない」と明言した。今後、同省の民事局などで対応を協議する。

 また、法務省は同日、全国の法務局、地方法務局に、同様の事例で国籍取得の届け出があった場合は、受け取り拒否をせず、預かって審査するよう通知した。
(2008年6月5日22時47分 読売新聞)

違憲判決受け「国籍法」改正へ、鳩山法相が参院委で言明
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080605-OYT1T00370.htm

 母が外国人で、日本人の父から生後認知された非嫡出子(婚外子)に国籍を認めない国籍法を違憲とした最高裁判決を受け、鳩山法相は5日午前の参院法務委員会で、「国籍法第3条は改正する方向で検討・対処しなければならない」と述べ、同法改正を言明した。

 千葉景子委員(民主)の質問に答えた。

 法相は「最高裁判決はありとあらゆる意味で衝撃的だった」とした上で、「罪のないお子さんが親の事情で不利益を被る。立場が不明確にならないようにというのは、戸籍と国籍を扱う法務省として、基本精神として持っていなければならない」と強調した。

 法務省は早ければ次期臨時国会に改正案を提出する方針だ。今後、法改正までの間に今回の裁判と同様の事例があれば、国籍取得届け出を預かり、法改正まで結論を留保する。
(2008年6月5日11時51分 読売新聞)

1185とはずがたり:2008/06/17(火) 12:44:42
宮崎はこの期に及んでも生きたかったのか
>「即刻恩赦を請求して下さい」という本人の手紙が昨年関係者に届いたと聞いた。

幼い命を性欲で奪うってのは最大限の刑罰が必要だと思うけど,それでも良く記憶に残る人間が執行されて刑死したとなるとちょいとばかり生々しさは残るねぇ。

<連続幼女誘拐殺人>宮崎死刑囚に死刑執行 他の2死刑囚も
http://mainichi.jp/select/today/news/20080617k0000e040011000c.html
2008年6月17日(火)12時22分配信 毎日新聞

 法務省は17日、88〜89年に東京都と埼玉県で起きた連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚(45)=東京拘置所収容=ら3人の死刑を執行したと発表した。死刑執行は4月10日以来。鳩山邦夫法相の下での執行は4回目、計13人に上り、93年3月の執行再開以降の法相では最も多い執行数となった。

 80年代末の日本社会に衝撃を与えた同事件の発生から丸20年。宮崎死刑囚は捜査や公判で不可解な供述を繰り返し、詳しい動機や背景を語らないまま、06年2月の判決確定から2年4カ月で死刑が執行された。

 殺人罪などで起訴された宮崎死刑囚は、公判で「夢の中でやったような感じ」「ネズミ人間が出てきて怖くなった。もう一人の自分が急に現れて、手を出した」などと述べ、責任能力が最大の争点となった。

 1審での精神鑑定は(1)人格障害だが完全な責任能力がある(2)多重人格で責任能力は限定的(3)統合失調症で責任能力は限定的−−の3通りに分かれる異例の展開になったが、1、2審、上告審とも完全責任能力を認めた。最高裁は「殺人の主たる動機は性的欲求や、死体等を撮影して自分だけの珍しいビデオテープを持ちたいという収集欲に基づく」と指摘した。

 ほかに執行されたのは▽山崎義雄(73)=大阪拘置所収容▽(陸田、むつ、だ)真志(37)=東京拘置所収容=の両死刑囚。確定判決によると、山崎死刑囚は仲間と共謀し85年11月、仙台市の主婦(当時49歳)を絞殺し、保険金から報酬を受領。90年3月には主婦のおい(同48歳)を殺害した。陸田死刑囚は勤務先のSMクラブの乗っ取りを計画し、双子の兄らと共謀して95年12月、経営者の男性(当時32歳)ら2人を殺害した。【石川淳一】

 ◇詐病だったと思う

 ▽作家、佐木隆三さんの話 東京地裁で宮崎死刑囚の裁判をすべて傍聴したが、謝罪の言葉が全くなく、スッとぼけていたという印象がある。1審で異なる3通りの精神鑑定の結果が出たが、私は宮崎死刑囚は詐病だったと思っている。近年でも、広島や栃木で下校途中の女の子が殺されるという似たような事件が起きたが、4人もの幼女を手にかけた残虐性は際立っている。

 ◇生きたかったのか
 ▽「《宮崎勤》を探して」の著書がある評論家、芹沢俊介さんの話 「即刻恩赦を請求して下さい」という本人の手紙が昨年関係者に届いたと聞いた。彼は生きたかったのだろう。宮崎事件にはその後の神戸連続児童殺傷や池田小事件の原型のようなものを感じる。家族や社会の中で自分の存在が認められていないのは、「透明な存在」と言った神戸事件の少年や、秋葉原事件の容疑者にも通じる。時代の病理性は強まっていて、彼を死刑にしても事件が終わったことにはならない。

1186とはずがたり:2008/06/17(火) 12:46:17

>>1185-1186

 ◇時代の変化象徴

 ▽福島章・上智大名誉教授(犯罪精神学)の話 時代の変化を象徴する事件だった。1人の犯罪者が社会の大きな関心や論議を呼んだ先駆けでもあり、責任能力についても法整備のきっかけになった。精神鑑定では統合失調症や多重人格など、さまざまな判断が出された。統合失調症を発病していたとしても責任能力に大きく影響を与えるものではなかったと考えるし、多重人格についても証拠に照らして無理な見方だった。死刑確定、執行はやむを得ないだろう。

 ◇執行までの期間も短縮化傾向

 鳩山邦夫法相の下で13人目となる17日の死刑執行は、これまで抑制的に進められてきた執行の在り方が様変わりしたことを強く印象付けた。連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚の執行という衝撃に加え、93年の死刑執行再開以降、最多の執行命令をした法相という事実も重く、執行までの期間も短縮化される傾向にある。

 鳩山氏は昨年12月、就任約3カ月で3人の執行を命じた。それ以降、約2カ月ごとに3人(今年2月1日)、4人(同4月10日)、3人(今回)と異例の早いペースで執行が続いている。近年は平均約7年かかっていた判決確定から執行までの期間も、前回の執行では3人が4年以内、今回も宮崎死刑囚の2年4カ月をはじめ3人全員が4年以内だった。

 刑事訴訟法の「確定から6カ月以内に執行」という規定を鳩山氏が意識しているのは間違いない。それは、司法の厳罰化で死刑確定者が100人を超える状況を危惧(きぐ)する法務省の意向とも重なる。

 ただ、死刑制度を巡ってはさまざまな議論がある。一部の国会議員は仮釈放のない「終身刑」導入に向けた動きをみせている。一方、鳩山氏は省内に「勉強会」を設置し、昨年12月には、執行された死刑囚の氏名などの公表に踏み切ったが、それ以上の議論が省内で進められている様子はない。

 市民が死刑判決を決めることもある裁判員制度のスタートを見据え、死刑制度に関する一層の議論や情報公開が求められる。【坂本高志】

1187小説吉田学校読者:2008/06/20(金) 06:10:10
>>1185-1186
執行ラッシュになっているのが気がかりですが、元を正せば厳刑化傾向ひいては個別犯罪の凶悪化に原因がある。宮崎勤レベルの犯罪が今起きても、馴らされている感じがする雰囲気の方が怖い。

さて、判事に保釈なしhttp://www.geocities.jp/collage29/cecil.html 

宇都宮地裁判事ストーカー:保釈却下準抗告、甲府地裁が棄却 /山梨
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000201-mailo-l19

 甲府地裁は16日、ストーカー規制法違反罪で起訴された宇都宮地裁判事の下山芳晴被告(55)側が、保釈申請却下を不服として申し立てた準抗告を13日付で棄却したと発表した。理由について、地裁は明らかにしなかった。
 地裁は、弁護側が11日に行った保釈請求を12日に却下。弁護側は13日、却下の判断を不服として地裁に準抗告していた。
 下山被告側は今後、今回と同じ理由による保釈請求はできない。

1188とはずがたり:2008/06/20(金) 13:59:27
朝日「死に神」報道に法相激怒 「死刑執行された方に対する侮辱」
2008.6.20 11:08
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080620/trl0806201109003-n1.htm

宮崎勤死刑囚らの死刑執行を発表する鳩山法相=17日午前、法務省 今月17日に宮崎勤死刑囚(45)ら3人の死刑執行を指示した鳩山邦夫法相を、朝日新聞が18日付夕刊で「死に神」と報道したことについて、鳩山法相は20日の閣議後会見で、「(死刑囚は)犯した犯罪、法の規定によって執行された。死に神に連れていかれたというのは違うと思う。(記事は)執行された方に対する侮辱だと思う」と強く抗議した。

 「死に神」と鳩山法相を表現したのは、18日付朝日新聞夕刊のコラム「素粒子」。約3年の中断を経て死刑執行が再開された平成5年以降の法相の中で、鳩山法相が最も多い13人の死刑執行を行ったことに触れ、「2カ月間隔でゴーサイン出して新記録達成。またの名、死に神」とした。

 会見で、鳩山法相は「私を死に神と表現することがどれだけ悪影響を与えるか。そういう軽率な文章を平気で載せる態度自身が世の中を悪くしていると思う」と朝日新聞の報道姿勢を批判した。

「事件未解明。死刑執行に違和感」 東海学院大人間関係学部、長谷川博一教授
2008.6.17 16:52
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080617/trl0806171653008-n1.htm

 死刑判決後に宮崎勤死刑囚と面会した長谷川博一・東海学院大教授は、産経新聞の取材に次のようにコメントした。

 死刑確定から執行までが早かったというのが率直な感想。宮崎死刑囚とは平成18年1月の最高裁判決後に8回にわたり面会したが、その中で死刑判決について「何かの間違いだ」と淡々と話していた。何が間違いかを具体的に尋ねると、「(裁判官に)残虐だと勘違いされた」と答えた。この発言は恐らく、自分が行った犯行を残虐だと認識していないとうこと。罪の意識がないようにみえた。

 裁判は終わって確定しても、宮崎死刑囚の犯行の動機や犯行当時の精神状態が分かっていない。事件が解明されたわけではなく、執行には違和感を覚える。裁判は量刑判断とともに、犯行への経緯を明らかにする場とすべきではないか。そうでなければ凶悪事件も減っていかないと思う。

 この事件で「オタク」などの言葉がクローズアップされた。その後に起きた若者による凶悪事件、最近で言えば秋葉原の通り魔事件などとの共通点は「リアルな人間関係を持てない人間の犯行」ということができるだろう。そうした、空想への親和性が強く、対人関係が苦手な若者の犯罪という意味では、その“はしり”だったといえるかもしれない。(談)

「再審請求準備、事情熟知して死刑執行」 宮崎死刑囚弁護人が抗議コメント
2008.6.17 12:48
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080617/trl0806171248005-n1.htm

 宮崎勤死刑囚の死刑が執行されたことを受け、弁護人の田鎖麻衣子弁護士は「再審請求を準備し、(宮崎死刑囚が)精神科治療を受けている状況にあるという事実を明記し、死刑の執行を行わないよう、鳩山邦夫法相に要請していた。こうした事情を熟知したうえで行われた今回の死刑の執行に対して、強く抗議する」などとしたコメントを発表した。 

 コメントによると、田鎖弁護士は宮崎死刑囚から再審請求の依頼を受け、資料を東京拘置所から取り寄せたり、専門家に意見書を依頼したりしており、請求に向けた準備を始めた矢先の執行だったという。

1189とはずがたり:2008/06/20(金) 13:59:37

「ようやくかという印象」作家、佐木隆三氏 宮崎勤事件
2008.6.17 13:34
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080617/trl0806171333006-n1.htm

 宮崎勤死刑囚の公判を1審から最高裁判決まで傍聴し続け、著書「宮崎勤裁判」を出版した作家、佐木隆三氏は、死刑執行を受け、産経新聞の取材に次のようにコメントした。

 1審から最高裁判決まで非常に長かった裁判だったが、死刑確定から2年半ほどたっており、死刑執行されたことには違和感は感じない。むしろ「ようやくか」という印象を受けた。

 公判では、宮崎死刑囚の精神内界が争点になったため、その言動を見届けようと傍聴を続けてきた。拘置所で宮崎死刑囚は、思想家の岸田秀氏が翻訳した哲学書などを差し入れてもらい読んでいたという。法廷での様子やこうした行動などを考えると、宮崎死刑囚は精神疾患を装った「詐病」だとしか思えなかった。

 公判で3つの精神鑑定が実施され、人格障害、統合失調症、多重人格と3種類の鑑定結果が出たが、判決が人格障害という結果を採用し、完全責任能力を認めたことも納得できる。

 この事件以降も、幼い女の子を誘拐し、殺害する凶悪事件が後を絶たない。奈良の幼女誘拐殺害事件では、被害者は1人でも死刑判決が確定している。それから見ても、4人もの被害者を出した宮崎死刑囚の事件はいかに大きく、恐ろしい犯行だったかということが分かる。

 しかし、「おたく」という新しい文化や、ビデオ撮影や犯行声明といったツール(道具)を使用した犯行態様など、奇異な側面ばかりが強調されることが多かったため、この事件の卑劣さを世間が忘れがちだった感は否めない。

 この事件が社会に与えた衝撃は極めて大きく、この事件以降、犯罪の性質が変わったという意見もある。しかし、事件から20年がたった今、はっきりといえることは、この事件が、完全責任能力のある人間による幼い女の子を狙った卑劣で凶悪な性犯罪だったということだ。    (談)

奇行の数々…真相は“闇”のまま 宮崎勤事件
2008.6.17 11:09
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080617/trl0806171110002-n1.htm

現場検証する宮崎勤死刑囚 連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚(45)に17日、死刑が執行された。事件を通じて女児への執着心、アニメなどのビデオテープが大量に積み上げられた自宅の様子が明らかになり、当時はまだ物珍しかった「ロリコン」「オタク」といった言葉が世間に広まるきっかけともなった。逮捕後もこうした“奇行”ぶりは変わらず、弁護人らとの接見でも奇妙な言動を繰り返し、社会を困惑させ続けた。

 宮崎死刑囚が犯行当時住んでいた自宅は、東京都五日市町(現あきる野市)にあった。自室は母屋の横にあった「離れ」。その中には、6000本ものアニメや特撮もののビデオテープがあった。この自室で東京都江東区の幼女の遺体をのこぎりで切断し、自宅裏庭で埼玉県入間市の幼女の遺体を焼いた。

 父は印刷工場を持ち、月4回発行の地元紙を発行する裕福な家庭だったが、その父は平成6年1月に「疲れた」と遺書を残し川に投身自殺。宮崎死刑囚によって殺害された4人の幼女だけでなく、自身の家族までもが事件の犠牲となった。

 自らの事件によって周囲に起きた不幸も、宮崎死刑囚にとっては「どこ吹く風」だったのだろうか。父が自殺したことについては法廷で「死んでくれてスッとした」。弁護人との接見では、「何人かの人が自分をいじめる相談をしているのが聞こえる。『針で(死刑囚の)目を指すのは自分がやる』と話し合っている」と幻聴を訴えたり、独房で「うぉ、起きろ」と突然、大声を上げたりすることもあったという。

 いずれも「奇行」にも受け取ることができる行動だが、自身の「無罪」だけは強く主張していた。月刊誌の編集者や心理学者などと手紙のやり取りを続け、「自分は無罪」と記し、死刑判決確定後に面会した臨床心理士に「何かの間違いです。そのうち無罪になります」と語った。

 無罪を訴える一方で、奇妙な言動を繰り返した宮崎死刑囚。どちらが本当の宮崎死刑囚だったのか。最後まで真の「心象風景」は判然としないまま、死刑場で45年の生涯を閉じた。

1190杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2008/06/21(土) 21:38:55
>>127>>179で登場していた井上某だったら、「司法のしゃべり過ぎ」が問題だって言うのでしょうけど・・・・・

さぼり裁判官?8年間判決理由書かず 伊で資格剥奪
http://www.asahi.com/international/update/0621/TKY200806210049.html
2008年6月21日14時4分

 【ローマ=喜田尚】イタリアのANSA通信によると、同国の最高司法会議は16日、8年前にマフィア幹部らに主文を言い渡したまま、刑執行に必要な判決文を書かないままでいる裁判官の資格剥奪(はくだつ)を決めた。幹部らはこの間に拘束期限が切れ、収監されないまま自由に過ごしていた。
 裁判官はシチリア島南部ゲーラの裁判所にいた00年、服役中のマフィアの有力ボスが獄中から組織に指示を出すのを支援したとして、組織の幹部2人に懲役24年、ボスの妻に同10年の判決を言い渡した。だが、その判決理由をいまだに執筆していない。
 今年3月、地元市長が法務省に訴えて明るみに。裁判官は「判決文を書くのに時間がかかっているのは私だけではない」などと話していた。

1191とはずがたり:2008/06/22(日) 23:53:01
>>1182

>「高校出てから8年、負けっぱなしの人生」
客観的に見て高校に入ってから11年間負けっぱなしの人生であっただろうに,そこは認めたくもない最深部の闇か?

秋葉原無差別殺人男の「闇」…挫折から暴力、家族崩壊
母は「酒鬼薔薇事件」に脅えていた
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_06/t2008061026_all.html

 東京・秋葉原で7人が殺された無差別殺人事件で、殺人未遂の現行犯で逮捕された加藤智大容疑者(25)は幼少期から高校卒業までを青森市内で過ごした。父と母、3歳下の弟の4人家族。長男の加藤容疑者への期待は特に大きく、そのしつけの厳しさは近所でも有名だった。小中学校時代は成績優秀で人気者だったが、県内のエリートが集まる県立青森高校へ入学後、印象が変わり、暴力をふるうようになった。母はそのころから、息子と同世代の「酒鬼薔薇事件」におびえていた。

 「うちの子が怖い。一体どうなってしまうのか」

 1998年、高校に入学した容疑者と食事時に2人きりになる恐怖を、母親はやつれた顔でPTAの活動仲間だった近所の主婦にもらした。

 長男の家庭内暴力におびえる母親。修羅場はこのころから始まっていた。相談を受けた主婦は「弟さんがいるときは少しは違うようで、ホッとするとも話していた。青高(せいこう=青森高校)に入ったのはいいけど、勉強についていけなくなってゲームばかりしていると嘆いていた。彼が15歳の時に酒鬼薔薇の事件があって、ちょうど同じ年ごろだったから、お兄ちゃんの性格的な問題をかなり気にしていた」と振り返った。

 神戸連続児童殺傷事件は97年、神戸市須磨区で2人の児童が殺害された。当時14歳の加害少年は「酒鬼薔薇聖斗」を名乗り、新聞社に犯行声明を送りつけていた。

 同世代の犯罪はその後も続き、2000年5月1日には愛知県豊川市で当時17歳の少年が老夫婦を殺傷。同年5月3日には佐賀から福岡へ向かう西鉄高速バスを当時17歳の少年が乗っ取り、3人を刃物で死傷させた。この事件でも「犯行声明」がネットに公開されていた。母親の危惧は、最悪の結果を招くことになる。

1192とはずがたり:2008/06/22(日) 23:53:21
>>1191-1192

 父親は8日夕、勤務先の労働金庫に「家庭の事情で1週間の休暇をとりたい」と連絡を入れ、「どうやら、(犯人が)息子らしいので」と説明したという。母親は昨年夏、近所への挨拶もなく、いつのまにか自宅からいなくなっていた。家族はすでに崩壊していた。

 青森市郊外の自宅は事件当日からカーテンが閉められたまま。かつて母親が丹精に花を育てた庭は、殺風景に荒れていた。加藤容疑者の一家は、どう崩壊に向かったのか。

 加藤容疑者は幼いころ、そろばん教室や水泳教室に通い、両親のしつけの厳しさは近所でも有名だった。幼い加藤容疑者は厳冬下に薄着で長時間、外へ放り出されることもあった。ブルブル震えて黙って立つ様子を見かねた近所の老人が「もう許してあげて」と口を出すと、母親は「お兄ちゃんもいけないことをしたんだから、しようがない」と拒否したという。近所の主婦は「お父さんが厳しいならお母さんが守ってあげればいいのに、そこまでしなくてもというくらい2人で怒っていた。逃げ場がなくて子供が気の毒と思ったこともある」と話した。

 それでも小学校時代の加藤容疑者は「足が速くてクラスの人気者だった」(同級生)。中学ではソフトテニス部に所属し、当時の教師は「成績優秀で、リーダーシップがあり責任感の強い子だった。スポーツでも勉強でもいろんなことを先頭に立ってやっていた。明るくて元気がよくて誰もが認めるがんばり屋だった」と当時の様子を話す。

 高校進学後、印象はガラリと変わった。再会した友人は「髪がボサボサで、内向的になっていた」と驚いた。高校当時の副主任(59)は「おとなしく、特別に問題を起こすでもなく記憶にない生徒だった」と話すが、このころ家庭内暴力も始まっていた。中学までは常にトップクラスだった成績も、県内屈指の進学校では平均以下からさらに下がっていった。

 卒業後は岐阜の中日本自動車短大へ進学。この年は学年360人中、4人の東大進学を含むほとんどが4年生大学へ進学する中、短大へ進学したのは2人だけだった。加藤容疑者を園児のころから知る主婦が高校卒業後の進路について尋ねると、母親は「悪いけど進学か就職かも聞かないで」と答えたという。

 高校卒業前、加藤容疑者は教員に「やっぱり前から考えていた中学校の先生になりたい」と打ち明けていた。中日本自動車短大に進学後も担任の教師に、中学教諭になる目標を語り、卒業時の進路調査には「弘前大学進学希望」と報告していた。

 その夢がかなうことはなかった。両親は離別。加藤容疑者は事件前、会社の同僚に「親が借金を重ねるから青森から飛んだ。ろくでもねえオヤジだ」と悪態をついている。自身が書き込んだ携帯サイトには、成績優秀だった小中学校時代を振り返り、「親に『いい子』を演じさせられていた」とある。こんな書き込みもあった。

 「高校出てから8年、負けっぱなしの人生」

 加藤容疑者は警視庁の調べに、「事実は隠さずに話します」と素直に応じているが、生い立ちや家族の話になると涙ぐむこともあるという。

1193とはずがたり:2008/06/22(日) 23:55:29
>>1182 >>1191-1192
ここから無理矢理学歴社会批判に繋げるのは簡単だけれども,家を出て行った>>1192母親の異常性癖(教育熱)が遠因ではありそう。

加藤智大を狂わせた“母親の異常教育”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080620-00000007-gen-ent
6月20日10時0分配信 日刊ゲンダイ

 秋葉原で17人を殺傷した派遣社員、加藤智大(25)が警視庁万世橋署捜査本部の調べに「親は嫌いとか憎しみを超えている。他人だ」などと供述していることが17日、分かった。
 今度の犯行が親のせいだとは言わないが、加藤の母親の異常な“教育熱心さ”がクローズアップされているのも事実だ。例えば、週刊現代が報じた加藤の弟の告白にはこんなくだりが出てくる。
〈家族4人で食事を取っていたら途中で母が突然、アレ(加藤のこと)に激昂し、廊下に新聞紙を敷き始め、その上にご飯や味噌汁などのその日の食事を全部ばらまいて、「そこで食べなさい」と言い放ったんです。アレは泣きながら食べていました〉
 サンデー毎日には、近所の主婦の証言として、雪が1メートル以上積もった極寒の日に加藤が薄着のまま数時間も外に立たされていたという話が出てくる。「もういいんじゃない」と声をかけても、母親は取り合わなかったという。親類が「もう少しおおらかに育てたらどうか」と忠告したこともあったというのだ。
 その後、加藤家では家庭内暴力が始まる。加藤は岐阜の自動車短大へ。県立青森高校からはありえないような学校だ。
 警視庁は逮捕直後に親から事情聴取している。動機のひとつに「親への復讐」があったのは間違いない。

最終更新:6月20日10時0分

【秋葉原通り魔事件】崩れ落ちる母親 加藤容疑者の両親謝罪会見
2008.6.10 22:23
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080610/crm0806102224048-n1.htm

 東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、逮捕された加藤智大容疑者(25)の父親(49)と母親(53)が10日、青森市内の自宅前で会見した。報道陣を前に「亡くなられた方、けがをされた方、申し訳ありませんでした」と謝罪した。長男の犯した事件に対するショックからか、会見の途中、母親が地面に倒れ込む場面もあった。

 午後7時25分ごろ、両親が姿をみせると50人以上の報道陣が取り囲んだ。父親が謝罪の言葉を述べたあと、母親とともに頭を深々と下げた。

 「事件の予兆を感じていたか」「事件を防ぐことはできなかったか」など、記者が質問を投げかけたが「本日、警視庁の事情聴取を受けた」としたうえで、「捜査の関係になるので、この場で申しあげるのを控えたい」と話すにとどめた。

 手を前に組み、淡々と話す父親に対し、母親はハンカチを口にあて、疲れ切った表情を隠すようにうつむいたまま。犯行日が誕生日の翌日だったという母親は、父親が記者の質問に答える途中、急に力なくひざから崩れ落ち、頭をうなだれ、土下座するような形でそのまま動けなくなった。会見が終わっても立ち上がれぬ母親を、父親が抱きかかえるようにして、カーテンが閉め切られた自宅の中へ入っていった。

1194とはずがたり:2008/06/23(月) 03:59:27
2007年06月12日 07:27
死刑制度で殺人を防ぐ?!
http://labaq.com/archives/50693235.html

1195とはずがたり:2008/06/25(水) 00:50:51
万引き事件2点。どちらもなんだかなー。。

入店拒否に腹いせで放火 万引発覚、容疑の会社員
2008.5.16 20:32
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080516/crm0805162032032-n1.htm

 万引を見つかり、入店を断られたことへの腹いせに、リサイクルショップに火を付けたとして、愛知県警は16日、現住建造物等放火の疑いで同県安城市桜井町城阿原、会社員、千田芳生容疑者(26)=別の放火容疑で逮捕=を再逮捕した。

 調べでは、千田容疑者は3月4日未明、同県阿久比町の「お宝創庫阿久比店」の外壁に、火を付けた段ボールを燃え移らせて焼いた疑い。

 同容疑者は2月、同店でキャラクター人形約20点を万引したところを店員に見つかり、代金を支払ったが、入店を拒否されていたという。

 2月から4月にかけ、阿久比店や系列の店舗で外壁などが焼かれる火事が8件発生。県警の調べに、同容疑者は「(入店を断られ)腹が立った」などと大筋で関与を認めているという。

なぜ? 10万円所持してても99点万引 佐賀の主婦を逮捕
2008.6.24 22:26
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080624/crm0806242226048-n1.htm

 佐賀署は24日、佐賀市東与賀町のショッピングセンターで食料品99点(約2万8500円相当)を万引したとして、窃盗の現行犯で同市中折町のパート従業員、中島佳代子容疑者(35)を逮捕した。

 中島容疑者は3人の子の母親で、同署の調べに「食品が欲しかった」と供述しているが、約10万円の所持金があったという。

 調べでは、中島容疑者は午後1時50分ごろ、二段式のショッピングカートに米や肉、総菜など計99点を入れ、レジを通らずに店を出たが、駐車場内で従業員が取り押さえ同署に引き渡した。

1196とはずがたり:2008/06/25(水) 00:53:11
日本は未だ其処迄は行ってないか?
>米国では、万引犯の半分近くが従業員で、小売店における損失の47%が従業員の万引によるとするデータもある。

景気悪化につれて増える万引き 年間400億ドル以上
2008.6.19 22:20
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080619/crm0806192221042-n1.htm

 【ワシントン=USA TODAY(クリスティン・デューガス)】景気悪化につれ、米国で万引が増えている。米国小売連盟が116の小売店を調べたところ、74%が「昨年の万引件数は06年より多くなっている」と回答している。

 メシロー・フィナンシャルのダイアン・スワンク主任エコノミストは「食品やガソリンなど物価が上昇。にもかかわらず、賃金は上がっていない。カネがないとなれば、万引の誘惑は強くなる」と指摘する。

 収益悪化から、小売店の経営者が従業員を削減したことも、万引をしやすい状況を生み出しているようだ。従業員が多ければ、万引するスキを客に与えないだけでなく、従業員同士のチェックもしやすくなる。米国では、万引犯の半分近くが従業員で、小売店における損失の47%が従業員の万引によるとするデータもある。

 犯罪組織の窃盗による小売店の被害額は年間150億ドル(約1兆5000億円)から300億ドルに上る。インターネットの普及で、盗品を売りさばきやすくなったことも窃盗・万引を助長しているようだ。

 米国における万引の被害総額は年間、400億ドル以上。銀行強盗、自動車の窃盗に次いで被害が大きい犯罪だという。

1197小説吉田学校読者:2008/06/25(水) 07:08:33
>>1196
よくコンビニ強盗の映像がニュース番組に流れますが、日本だと「レジの向こう側から撮影」多いですが、米国だと「レジの内側から撮影」という映像が多いですね。誰を疑っているかは一目瞭然。

さて、実録「六つのナポレオン像」、罰当たり登場。「地蔵を集めている」という情報提供もすごいが、「地蔵安置所」というのがあるんですね。不幸中の幸いは壊されなかったことか。

地蔵など窃盗容疑 「たたりの番組見て欲しくなった」
http://www.asahi.com/national/update/0624/OSK200806240065.html

 大津市内の地蔵安置所から石の地蔵やほこらなど約40点を盗んだとして、滋賀県警守山署は24日、同県野洲市、運送会社員の男(28)を窃盗の疑いで逮捕した。地蔵は1571(元亀2)年の織田信長による延暦寺焼き打ちで亡くなった僧侶らを弔って造られたとの言い伝えがある。
 同署によると、容疑者は5月5〜7日、大津市坂本7丁目の地蔵安置所から、石地蔵などを自分のワゴン車で数回に分けて盗み出した疑いが持たれている。「坂本地区の地蔵のたたりを扱ったテレビ番組を見て、欲しくなった」と供述しているという。
 「地蔵を集めている不審な男がいる」との情報提供を受けて同署が24日に野洲市内の容疑者の実家を捜索したところ、逮捕容疑の被害品を含めて約80点の石像などが家や農機具小屋の中から見つかった。いずれも整然と並べられていたという。同署は余罪があるとみている。
 安置所には約400体の地蔵がある。管理する自治会長(78)は容疑者逮捕を受け、「まだ実感がわきません。お地蔵さんと対面して初めて落ち着いた気持ちになると思います」と話した。

1198とはずがたり:2008/06/25(水) 13:24:10
>>1197
なるほど〜。こんどそういう映像を見るとき注意しておきます。
>よくコンビニ強盗の映像がニュース番組に流れますが、日本だと「レジの向こう側から撮影」多いですが、米国だと「レジの内側から撮影」という映像が多いですね。

>地蔵など窃盗容疑 「たたりの番組見て欲しくなった」
こういうものの蒐集癖をもったの一定数居るんでしょうかねぇ。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1116734086/932
蒐集癖は理解できるだけに俺も趣味が選挙とかで良かったとしみじみ思います・・。

1199名無しさん:2008/06/26(木) 04:09:52
デビッド・ジョンソン ハワイ大教授(社会学)

 日本の裁判員制度が二〇〇九年五月に始まる。占領期以来の刑事司法の大改革の準備
が進んでいるが、ここへ来て、量刑制度を検討する超党派の国会議員のグループによって、
二つの新しい改革が提案された。

 第一の提案は、死刑事件を判断する三人の裁判官と六人の裁判員の一致した意見を要求
するものである。もしこの提案が法律になれば、死刑判決を言い渡すためには九人全員の
意見の一致が必要になる。この提案は、他の事件に適用される「特別な多数決制」と異な
るが、死刑事件には有意義である。なぜなら、刑罰が究極であり、またアメリカにおける
重罪陪審裁判では、全員一致が要求されると評議はより十分に行われるとの調査結果があるからである。

 第二の提案は、現在の死刑と無期との間に存在するギャップを埋めるために仮釈放のない無期刑
(重無期刑)を創設しようとするものである。重無期刑は、代替的な厳罰を提供することで、死刑
判決を減らすことができると期待する人もいる。しかし、この提案は、実際的にも法哲学的にも問
題があると思う。

  まず、日本以外に先進民主国で死刑制度を存置させている唯一の国、アメリカの現実を見てみよう。
死刑制度を存置している三十六州のうち三十五州が重無期刑も採用している。これらの州の多くでは、
死刑廃止論者は重無期刑の導入に賛成した。なぜなら、死刑に代わる厳罰があることは死刑判決の数を
減らすと信じていたからである。しかし結果は、期待したほどではなかった。ほとんどの州では、重
無期刑は死刑判決の数には少しの影響を与えただけで、執行を減らすことにはほとんど影響を与えなかった。
なぜなら、重無期刑で死を避けることができたように見えた被告は、この新しい刑罰がなくても、いずれに
しろ死刑を避けられた人々であったからである。

  同時に、重無期刑の存在は、死刑事件以外の多くの被告の刑を重くしている。過去十年の間、死刑を存置
しているアメリカの州の三分の二以上で重無期刑囚の人口が五十パーセント以上増加し、これら重無期刑率
の高い州では、死刑の利用も高くなっているのである。全米では、死刑囚より重無期刑囚が十倍以上になっている。

  要するに、死刑が存在するアメリカの州では、重無期刑の出現は、死刑への影響はほとんどなかった反面、
死刑事件以外の多くの被告の処罰を厳しくする方向に作用した。哲学者のジョージ・サンタヤナは「過去を記憶
できない者は、それを繰り返す」と言っている。日本の刑事司法にこの金言を当てはめれば、「他人の経験から
学ぼうとしない者は、彼らの過ちを繰り返す」ということになろうか。この意味で、アメリカは、日本にとっ
て良い反面教師となりうるかもしれない。

  アメリカ以外の世界の刑事政策に関する調査は、重無期刑の妥当性への疑問に新たな理由を付け加えてくれる。
イギリスでは、重無期刑が導入されるずっと前に死刑は廃止されたが、死刑のない中で、重無期刑は、量刑を重く
する方向にほとんど作用していない。しかしこれは、日本が今回採ろうとしている道ではない。

  世界で最も人口の多い民主国であるインドでは、重無期刑はなく、「無期」は通常14年から20年の拘束を意味する。
日本よりも死刑と無期の間のギャップは大きいが、インドでは過去10年の間に一人の死刑執行しか行われていない。韓国
では、重無期刑はないが、1997年以降死刑執行は全く行われていない。これらの国の経験は、重無期刑に頼ることなく
死刑をコントロールできることを示唆している。

  重無期刑の導入を思いとどまるべき理由には、これら実際上の理由だけでなく、法哲学上の理由もある。ドイツでは、
連邦憲法裁判所は、囚人が釈放のあらゆる希望を絶たれることは人間の尊厳の侵害であると判断した。フランスとイタリア
でも同様の判断が示されている。ヨーロッパでは、死刑を存置しているのは独裁国ベラルーシだけであるが、ノルウェー、
スペイン、ポルトガル、クロアチア、スロベニアなど多くの国が重無期刑を禁止している。東ヨーロッパの旧独裁国では、
最も凶悪な犯罪者に対しても、15年から20年の範囲での拘禁で十分と考えられている。

1200名無しさん:2008/06/26(木) 04:10:05
  ラテンアメリカでは、メキシコの最高裁判所は、重無期刑は「残虐で異常な刑罰」であると判断しているため、
メキシコ政府は、自国民が重無期刑に処せられる可能性がある場合、被疑者のアメリカへの引渡しを拒んでいる。

  重無期刑は犯罪者処遇に関する国際ルールにも違反しているように見える。国際刑事裁判所のローマ規約によれば、
同裁判所における最高刑である無期刑判決は、25年後に再吟味されるべきことを求めており、国連の自由権規約は、
「自由を奪われたすべての者は、人道的にかつ人間の固有の尊厳を尊重して、取り扱われる」と述べている。釈放のあ
らゆる希望を絶つ刑罰が、いかに人間としての償いの可能性を切り捨てるのか、いかに犯罪者の「人間固有の尊厳」を
取り戻せるのかを判断することは難しい。実際、アメリカの死刑囚を対象に行われた調査では、多くの死刑囚は、重
無期刑を死刑よりも残酷な刑罰だと受け止めていたのである。

 アメリカには「手に入るかもしれないから欲しい、というものには気をつけよ。」という箴言がある。日本では
重無期刑は、アメリカとは異なり、死刑に影響を与えるかもしれない。しかしそれでもなお、日本の推進論者は、
死刑にほとんど影響を与えず、同時に死刑事件以外の厳罰化に油を注ぐかもしれない刑罰の導入には慎重であるべきだろう。

私は、日本の多くの重無期刑推進論者の動機は理解しているつもりである。しかし、世界の証拠が示すものは、重無期刑は、
必要性もなく、また死刑廃止への有効なステップにもならないということである。より根本的には、重無期刑はそれ自体が
「緩やかな死刑」であり、死刑が持つのと同様の多くの人権問題を提起するのである。不測の結果をもたらすかもしれない
新しい刑罰を推進することより、なぜアジアで最も先進的なこの民主国のリーダーたちは、死刑問題により直接的に立ち向
かわないのだろうか。韓国のリーダーたちは、この問題にもう10年も取り組んでいるのである。

http://obgy.typepad.jp/blog/2008/06/post-1341-58.html

1201とはずがたり:2008/06/26(木) 11:02:25
>>1199-1200
あざーす。
重無期刑が量刑の選択肢を増やすプラス以外のマイナスは無いかのような議論は必ずしも成立しないんですね。

1202とはずがたり:2008/06/27(金) 13:06:30
テレビ局員もプロ野球選手も勝ち組なんだからもうちと自らの行動律せられんのかねぇ

窃盗疑惑の上本に西武が厳重注意
2008.6.27 09:05
http://sankei.jp.msn.com/sports/baseball/080627/bbl0806270910001-n1.htm

 西武の上本達之捕手(27)が昨年3月に埼玉・所沢市内で窃盗事件を起こし、埼玉県警から捜査を受けていたことが26日、わかった。

 同日発売の週刊文春7月3日号が、上本が所沢市内の銀行ATMの上に置き忘れてあった現金3万円を着服したと報道。これを受け、上本は「よく覚えていないが、防犯カメラに映っているから間違いありません。相手の方に謝罪してお金を返させていただきました。深くおわびいたします」と謝罪した。

 小林信次球団社長(60)は「個人的な問題で、(被害者と)和解が成立して刑事事件に発展しなかったので公表しなかった。球団ではなく彼個人の問題として誠意をもって対応するようにいった」と釈明。上本に厳重注意したことを明かした。さらに『週刊−』の記事について「球団がもみ消したように書かれていたが関与していない。抗議文を送って、対応次第では法的措置を取る」と話した。

 右投げ左打ちの上本は宇部商高から協和発酵を経て03年ドラフト6巡目で西武入り。今季は17試合に出場して打率.071、本塁打、打点ともになしで、この日出場選手登録を抹消された。

タクシー料金奪い返す? フジテレビ社員を強盗で逮捕
2008.6.27 11:12
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080627/crm0806271112011-n1.htm

 タクシー運転手から一度払った運賃を奪い“ただ乗り”をしようとしたとして、神奈川県警戸部署は27日、強盗の現行犯で、フジテレビ技術局制作技術センター、菊地道元容疑者(33)を逮捕した。菊地容疑者は犯行時、酒に酔っていたといい、「白タクだと思い、金を取り返した」などと不明瞭な供述しているという。

 調べでは、菊地容疑者は27日午前4時45分ごろ、横浜市西区みなとみらいの路上で、乗っていたタクシーの運転手(38)に「お前暴力をふるうのか」などといいがかりをつけて運転手を突き飛ばし、車内から自分が払ったタクシー料金1万円を奪った。

 菊地容疑者は都内で朝方まで酒を飲んでおり、犯行時は帰宅途中。運賃は9960円だったが、菊地容疑者が1万円を出したまま、釣り銭を受け取ろうとしなかったため、運転手が「お客さん!」と呼び止めたところ、トラブルになったという。


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