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法学論集

1177とはずがたり:2008/06/05(木) 13:46:39

【関連】婚外子訴訟逆転勝訴 『これ、夢だよね』 続いた差別 半信半疑の原告
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008060502000098.html
2008年6月5日 朝刊

 出廷した十四人の裁判官が退出し壇上の扉が閉まると、大法廷を埋めた原告や支持者に拍手が広がった。親の事情で日本国籍が得られず、差別され続けた子どもたちに四日、国籍取得の道を開いた最高裁大法廷判決。「これ、夢だよね」。原告の女の子は喜びのあまり、信じられないという表情を見せた。数万人に上るとされる同じ境遇の子どもたちに、ようやく光が差す。 

 「すごくうれしくて言葉にできない」。日本国籍の取得が認められた子どもたちは判決後、東京・霞が関の司法記者クラブで会見。こぼれそうな笑みを浮かべたり、目を潤ませたりしながら、裁判を戦ってきた母親や支援者らに謝意を表した。

 可能性が広がった子どもたちの将来。小学五年マサミ・タピルさん(10)は「日本人でしかかなえられない夢。警察官になりたい」とほおを緩め、時折涙ぐんでいた中学三年ジュリアン・チットゥムさん(14)が「結婚が楽しみになった」と照れると、母親のチャーレッテさん(46)が「まだ十四歳だよ」とたしなめ、笑いを誘った。

 女優になりたいという小学六年ジェイサ・アンティキエラさん(11)は「私のために頑張ってくれてありがとう」と母親への感謝の言葉を口にした。会見の終わりには、子どもと母親らがフィリピンのタガログ語で「フィリピン人移民、万歳」と心を一つにするように声を上げた。
国籍法の改正 法務省検討へ

 「真正面から違憲と言われたものをそのままには…」。父母が結婚していないことを理由に日本国籍を認めないとした国籍法の規定を憲法違反とした四日の最高裁大法廷判決の判断を受け、法務省は法改正を含め検討に乗り出した。

 ただすぐに法改正できるわけではない。今回の原告と同様に日本国籍ではない子どもは数万人いるとされるが、現時点で国籍取得申請をしても法務局では当面、窓口で申請書を預かるしかないとみられる。

 最高裁で一九七三年に違憲判決が出た尊属殺人罪の規定は、九五年の刑法改正で削除されるまで条文上は残っていた。「尊属殺人罪を適用せずに、殺人罪で起訴すればよかった」(法務省幹部)との事情があった。だが今回のようなケースでは、法改正まで違憲とされた国籍法三条一項を適用し国籍を認める必要があり、通達などによる救済は困難とみられる。同省民事局は「トラブルにならないよう対応したい」としている。
認知に3年以上 母の願いかなう

 食品包装工場で働くリリベス・アンティキエラさん(41)=神奈川県相模原市=は、小学六年の長女ジェイサさんの日本国籍が認められたことに「良かった」と涙を流し支援者と抱き合った。


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