医学誌「Memory and Cognition」に今年掲載されたゴールドスミス・カレッジの研究論文によると、われわれが頭の中で聞いている曲は、実際の録音に近い傾向があった。研究チームは17人の被験者に対し、4日間の研究期間中にイヤーワームが聞こえた場合、そのリズムに合わせて体を動かすよう依頼した。被験者の動きを手首に装着したデバイスが記録した結果、イヤーワームで刻んだテンポと、オリジナルの録音のテンポとの差は10%以内だったという。
医学誌「Consciousness and Cognition」に今年掲載されたゴールドスミスの別の研究は、イヤーワームが聞こえたと報告する回数が多く、かつ非常に煩わしいと訴えた人たちの脳の構造が、他の人とわずかに異なることを突き止めた。情動処理に関連する分野の灰白質が比較的多かったのだ。
乳幼児や子供がかかるとぜんそくのような症状から、筋肉の虚弱やまひを引き起こす「エンテロウイルスD-68型」が国内でも流行のおそれ(画像提供:Cynthia S. Goldsmith and Yiting Zhang, CDC米疾病管理予防センター)
昨年、全米で1000人以上が感染した“謎のウイルス”と呼ばれる「エンテロウイルスD-68型」の感染が、先月、東京や埼玉県内で相次いで確認されたと、国立感染症研究所が15日発表した。
●"First Gene-Edited Dogs Reported in China" MIT Technology Review, Oct 19, 2015
Crispr-Cas9とは何か?
上記記事によれば、同実験を行ったのは中国の広州・生物医学健康研究所(Guangzhou Institutes of Biomedicine and Health)の研究チーム。彼らはCrispr-Cas9でビーグル犬のゲノム(遺伝情報)を編集し、「ミオスタチン」と呼ばれるタンパク質を作り出す遺伝子を削除した。