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Tohazugatali Medical Review
4570
:
とはずがたり
:2016/02/14(日) 18:37:25
>>4569-4570
風疹、なぜ大流行の可能性?
では、次は発症予防のワクチンに関してのお話です。風疹はワクチンが開発され、日本では昔は当たり前のようにみんなが感染していた「三日はしか」を見ることは少なくなりました。しかし、2012年から2013年にかけて大流行しました。風疹ワクチンは日本では1977年から女子中学生を対象に風疹ワクチンの集団接種が開始されました。1994年からは満1歳から7歳半までの男女、そして中学生の男女に接種が始まりました。2006年からは満1歳と就学前年に麻疹ワクチンと一緒に風疹ワクチンの2回接種が開始されました。この風疹ワクチンの効果は一生続くものではなく、その効果は年々減少することがわかっています。昔は、風疹は一度罹ると二度と罹らない病気でした。それは実際に子供の頃に感染して風疹に対する免疫が作られ、その免疫力は年々低下していきますが、そんな時に、風疹の患者に接触すると感染はするが症状を呈しない不顕性感染を時々経験することで、また免疫力が上がり、そして終生風疹に感染しない状態になったと思われます。つまり不顕性感染が一生にわたる免疫力の維持には必要であった可能性が高いのです。風疹の免疫力の測定は、血液中の風疹に対する抗体の力(抗体価)を測定するとわかります。風疹ワクチンの効果が永続的ではないというのは、現在の日本で、風疹ワクチンを接種したにも拘かかわらず、大人になって風疹抗体価を調べると感染防止の基準には届いていない人がすくなくないということです。ですから、大流行の可能性があるのです。
外国でのワクチン接種は…
さて、世界の現状はどうでしょう。国立感染症研究所のHPに記載があります。少し古い報告ですが、とても参考になります。カンボジア、パプアニューギニア、ソロモン諸島、バヌアツ、ベトナムでは風疹ワクチンは導入されていないそうです。ポーランドやルーマニアでは大流行が認められるそうです。アフリカ諸国では46か国中2か国でのみ風疹ワクチンがワクチン接種スケジュールに組み込まれているそうです。そして「風疹が流行していると考えられるが、その実態は不明である」と記されています。つまり、世界では風疹は希な病気ではないのです。飛行機の発達が進み、またコストも安くなりました。そんな風疹が流行している国からの人をすべて入国制限することもできません。そう考えると、ほとんどが病気の人を刺した蚊からしか感染しないジカ熱にビクビクするよりも、飛沫感染をして大流行の可能性が否定できない、その上抗体価が減少している人が沢山たくさんいる日本では、風疹の海外からの持ち込みにもっともっとビクビクしたほうがいいとも思えますね。つまり風疹は大流行する可能性があると想定して、妊娠可能年齢の女性は風疹抗体価を検査し、そして抗体価が低ければ、風疹ワクチンの接種をすることが最良の自衛策と思います。
人それぞれが、少しでも幸せになれますように。
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