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Tohazugatali Medical Review

4493荷主研究者:2015/10/21(水) 23:01:19

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020151006eaaa.html
2015年10月06日 日刊工業新聞
東北大、ミューズ細胞を脳梗塞モデル動物に移植し運動能力が回復することを確認

 iPS細胞やES細胞を利用した多能性幹細胞の研究が世界中で活発に行われている。そうした幹細胞の中で注目されているのが、さまざまな細胞に分化できる「ミューズ細胞」だ。今回、東北大学の研究チームが脳梗塞モデル動物に同細胞を移植して運動能力が回復することを確認、米科学誌ステム・セルズに論文を発表した。(冨井哲雄)

さまざまな細胞に分化できるミューズ細胞(東北大提供)

 ミューズ細胞は皮膚や骨髄などにもともと存在し、体のさまざまな組織に分化する能力を持つ多能性幹細胞だ。多能性だけでなく一定の増殖能力を併せ持つ。iPS細胞のように外部から遺伝子を導入する必要はなく、腫瘍が形成される可能性は低い。

 今回、東北大大学院医学系研究科の出澤真理教授と冨永悌二(ていじ)教授らが、ヒトの皮膚由来のミューズ細胞を脳梗塞のモデルラットに移植し、神経機能を回復させることに成功した。ラットの頭に穴を開け、細い管で脳梗塞の場所に同細胞を送り込み移植したところ、細胞移植前には高い場所に設置した細い棒に乗せても棒につかまることしかできなかったラットが、移植から約3カ月後には棒の上を歩けるまでに回復した。

 さらにラットの脳を詳しく調べると、同細胞が脳の組織に生着した後、自発的に神経に分化。脳から脊髄までの神経回路を再構築することが分かった。腫瘍ができないことも確認した。冨永教授は「脳梗塞の患者の骨髄からミューズ細胞を取り出し、脳にミューズ細胞を移植する臨床試験を2018年度から始めたい」としている。


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