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Tohazugatali Medical Review
4499
:
荷主研究者
:2015/10/28(水) 22:44:26
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020151012eaac.html
2015年10月12日 日刊工業新聞
名大、採血のみで転移がんを診断できる装置開発-がん細胞を生きたまま確実に採取
名古屋大学大学院マイクロ・ナノメカトロニクス研究センターの新井史人教授らのグループは、血液中のがん細胞を生きたまま採取し、採血のみで転移がんを診断できる単一細胞の分離採取装置(写真)を試作した。3年以内に中央精機(東京都千代田区)が研究用に価格1000万円以下で製品化する。将来はがん診断用として医療機器の認証取得も目指す。
がんは血液を介して転移する。血液中のがん細胞を検知することで転移の有無が推察できる。ただし血液中の全細胞中のがん細胞は6億分の1と希少で、生きたまま確実に採取するのが難しかった。
新開発の装置は、隙間7マイクロメートルのフィルター機能を持つ流体チップに血液を流し、正常細胞より大きい直径15マイクロ―30マイクロメートルのがん細胞をこしとる。画像認識システムでチップに残る細胞からがん細胞を識別した後、マニピュレーターを使って自動で取り出す。流体チップを変えれば、他の細胞の採取にも応用できる。
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