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Tohazugatali Medical Review

4525名無しさん:2015/12/07(月) 20:08:41
>>4524

 早期発見に効果的なのはがん検診だが、その普及には検診について知ることと、実際に検診に行くことが必要だ。だが、健康な人に病気の危険性を訴えてもなかなか響かない。そんな時、「うんこ」と「おっぱい」がツイッターのバズワードであることを知った。

 「うんこ」とがん検診に関する情報を織り交ぜて伝えることができれば、大腸がんの検診率が上がるのではないか。ならば、うんこをモチーフにしたゲームはどうだろう。アイデアが膨らんでいく。

 医療の外の世界で仲間を捜したところ、ニワンゴ取締役(当時)でエンジニアの木野瀬友人氏(現エクストーン取締役)や、アニメのプロデュースなども手掛ける前田地生氏(現Cheisey代表)らと出会った。

 制作には、プログラマーやアニメのプロデュースに携わる人など、多彩な人材が関わっている。イラストやキャラの声も含めてレベルは高く、市場に出回るゲームに比べても遜色はないと見受けられた。石井氏自身は、全体を統括するプロダクションマネージャーや医療監修などの役割を担う。

 「病院の外に出たから良かったんじゃないかと思います。1人じゃ、実現しませんでした」と石井氏。当時の石井氏について、木野瀬氏は、「医療者らしくない柔軟性がありましたね。こんな面白い人とならいろんなことができるだろう、と感じました」と振り返る。

 デモ画面を見ると、すでにキャラクターの声が入り、戦闘シーンなども作り込まれている。石井氏によると、大腸菌について学べる仕組みなど、まだまだ盛り込みたいアイデアが残っているため、これらを検討しつつ、完成度を一歩一歩高めつつある状況だ。

 仲間との話し合いを重ねる中で、うんこのキャラが登場するゲームの素案は、美少女キャラのゲームに変更されるなど、次第に洗練されていく。合わせて、取り組みの中で得られた成果をアカデミックにまとめる必要もあるのでは、という話になり、日本うんこ学会の設立が決まった。

 石井氏からも、「腸内細菌の名前は中二病っぽく、キャラの名前のようなものが多い」など、医学的な知見に基づくアイデアを提供すると、クリエイターたちが、それを設定やキャラクターに昇華させていく。異質な人材の交流が、新たなアイデアを生み出し、コンテンツの完成度を高めていく流れがそこにあった。それは、今も続いている。


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