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Tohazugatali Medical Review

4542とはずがたり:2015/12/28(月) 19:30:45
【ビジネスの裏側】「死の谷」に挑む武田薬品…製薬業界の悪習・古い体質さえも変えるiPS細胞の再生力 「メイドインジャパン」の創薬
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E3%80%90%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%A3%8F%E5%81%B4%E3%80%91%E3%80%8C%E6%AD%BB%E3%81%AE%E8%B0%B7%E3%80%8D%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%80%E6%AD%A6%E7%94%B0%E8%96%AC%E5%93%81%E2%80%A6%E8%A3%BD%E8%96%AC%E6%A5%AD%E7%95%8C%E3%81%AE%E6%82%AA%E7%BF%92%E3%83%BB%E5%8F%A4%E3%81%84%E4%BD%93%E8%B3%AA%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%82%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%EF%BD%89%EF%BD%90%EF%BD%93%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%81%AE%E5%86%8D%E7%94%9F%E5%8A%9B-%E3%80%8C%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3%E3%80%8D%E3%81%AE%E5%89%B5%E8%96%AC/ar-BBnYleJ#page=2
産経新聞
8 時間前

 「死の谷」と呼ばれてきた日本の製薬業界の悪習を武田薬品工業が変える。「死の谷」とは、大学の優れた新発見を製品化できずに腐らせてしまう制度的問題を意味する。武田は人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使ったがんや糖尿病などの再生医療の実現に向け、ノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥教授が率いる京都大iPS細胞研究所のスタッフらを抱え込んだ研究機関を神奈川県に設置。創薬で欧米勢が圧倒的な強みを持つ中、アカデミズムと企業の垣根を壊し、「メイド・イン・ジャパン」の再生医療の確立を目指す。(阿部佐知子)

 同じ釜の飯を喰う

 武田と京大iPS細胞研究所は平成27年12月15日、武田の湘南研究所(神奈川県藤沢市)で、がんや糖尿病、心不全など6つの疾患でiPS細胞を使った新薬開発や再生医療の研究をスタートしたと発表した。

 「大学で論文は書けるが、患者に(研究成果が)届かない。研究者が(製薬)企業に入ることで、臨床応用という世界に飛び込んでいくすばらしい舞台だ」

 会見した山中教授は、両者の提携についてこう意義を語った。

 従来の産学連携は、製薬会社の社員が大学に出向して基礎分野の研究に参加するのが一般的だった。今回のように製薬会社の研究機関に直接入りこんで、臨床段階まで携わるのは日本の製薬業界では極めて異例のことだ。いわば、武田と京大の研究者が同じ釜の飯を食いながら、再生医療の臨床試験という一つの目標に取りかかる構図だ。

 国立大学法人の職員である京大の研究者と武田の社員では、一緒に研究をしていても、勤務や出張の勤務規定が異なる。京大職員が武田の社員食堂で割引価格で利用できるように福利厚生面などの細かな規定も見直しをして、実現にこぎつけた。

 湘南研究所内に約2200平方メートルの施設を開設し、iPS研究所の6人を中心に60人が参加する。来年4月に対象となる疾患を10以上まで増やし、40人以上の研究者を国内外からさらに受け入れる予定だ。

 知的財産については、汎用性のある技術は京大iPS研が所有。最終的に生み出された再生医療の関わる知財は武田と京大iPS研との共同所有にする。

 遅れをとる日本勢

 異例の提携にこだわった理由について、山中教授は日本の創薬が抱えて続けてきた「死の谷」と呼ばれる課題をあげる。

 「死の谷」は、研究開発段階から実際に事業化するまでの間に立ちはだかる、

 開発費用のほか、大学研究を医療につなぐ橋渡し役の不在が原因で起きる。

 新薬創出で世界1位の米国では、大学などの研究機関が由来のものが6割をしめるが、日本では2割以下といわれている。

 欧米では基礎研究と製薬企業を結びつけるバイオベンチャーがあり、有望な研究をベンチャー企業が育て、大企業に事業を売却するといった流れが定着している。しかし、日本ではこのプロセスがなかった。

 今回の提携が成功すれば、「死の谷を一足飛びに乗り越える」(山中教授)といい、日本の弱点を克服できるモデルケースになりえる。

 「革新をもたらすものが日本の研究で生まれてくる」と語った武田薬品のクリストフ・ウェバー社長。山中教授は「(取り組みを)成功させ、日本で生まれる画期的で新しい基礎研究の成果を社会への応用につなげたい」と強調した。

 早ければ3年後にも、日本で生まれた新薬の臨床試験を開始する。iPS細胞研究は、日本の製薬業界と大学の古い体質さえ変え、日本の医療を飛躍させようとしている。


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