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Tohazugatali Medical Review

4486とはずがたり:2015/10/13(火) 11:09:39
日本の病院を補助金漬けにして経営破綻に導く厚労省
組織防衛が最優先、改革者は邪魔だ村から出て行け!
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44958
2015.10.13(火) 川嶋 諭

小松秀樹医師。千葉県鴨川市で撮影。1974年東京大学医学部卒業、山梨医科大学泌尿器科学教室助教授、虎の門病院泌尿器科部長などを経て2010年5月亀田総合病院副院長。2015年9月懲戒解雇を言い渡される。著書には「慈恵医大青戸病院事件〜医療の構造と実践的倫理」【日本経済評論社)、「医療崩壊〜立ち去り型サボタージュとは何か」(朝日新聞社)などがある。

 「あなた、その黒い顔じゃぁ、医者にかかったことはほとんどないでしょう。さては健康診断も受けていないんじゃないか」
 千葉県にある亀田総合病院の副院長だった小松秀樹医師と初めて会ったのは9月中旬だった。初対面でいきなりこう切り出されて、図星なだけにどう答えたものやら窮していると、間髪入れずに「それでいいんです」とおっしゃる。
 「健康診断を受けようが受けまいが、寿命はほとんど変わりません。医師はそれほど大きな役割を果たしているわけではないんです」

 小松さんが自らも執筆し監修役も務めた「地域包括ケアの課題と未来――看取り方と看取られ方」(ロハスメディア)が出版され、その取材の冒頭でのことだった。

 この本は、日本の医療や社会保障制度が崩壊へ向かいつつあるなか、大きな問題になっているお年寄りの介護と医療の問題、またどのような死を迎えるのかについて、様々な角度から検証し考察を加えたもの。

亀田総合病院を懲戒解雇

「地域包括ケアの課題と未来〜看取り方と看取られ方」(ロハスメディア、小松秀樹ほか著、2160円)
 1冊の本の中に日本が抱える問題点がほぼ網羅され、さらに解決のための考え方が記されている。非常に読みやすいので、ぜひご一読をお勧めしたい1冊である。

 例えば興味深い内容の1つに、貧乏な人ほど病気になりやすく、要介護になりやすいという統計がある。

 実際、お金持ちほど医療費を使わず、貧乏になればなるほど医療費をたくさん使う。それが示すものは、「日本の増え続ける医療費は社会の貧困化ともリンクしている」という事実。

 医療費抑制と言うとすぐに医療点数の切り下げに向かうが、実はそのような対処療法よりも社会の貧困対策のような根本問題を一つひとつ改善させていくことが大切だ。医療点数の削減はむしろ医療崩壊の速度を速める危険性すらある。

 このように、私のような素人だけではなく、医療従事者が読んでも目から鱗が落ちそうな内容がこの本には詰まっている。

 さて、小松さんは日本が抱える医療問題の解決に自らも積極的に取り組んできた。東日本大震災の時にも機敏に動いて福島県の浜通りで水不足と設備の問題で十分な治療ができなくなっていた人工透析患者などを救い、亀田総合病院の名を高めた。

 また、メディアを通して医療現場からの貴重な情報発信を続け、行政や医師会などに歯に衣着せぬ指摘をされてきた。日本の医療を良くするために欠かせない人材と言える。機会があればぜひお会いしたいと思っていた。

 実際、この本にも書かれているが、介護の分野でファイナンスの専門知識を持ったソーシャルワーカーの必要性などユニークな発想と実行力を取材して、本物の改革者だと確信した。ただ、少し気になった点もあった。

 この先生も敵が多いに違いないと感じたのだ。メディアへの寄稿からもそれがうかがえたが、残念なことにその心配がしばらくして形となって現れてしまった。


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