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Tohazugatali Medical Review

4573とはずがたり:2016/02/17(水) 09:46:11

遺伝子操作技術、ついに「神」の領域へ! 自由自在に生命の設計図を書き換えられる驚異の技術が実現した
はたしてこれは人類にとって福音か
http://gendai.ismedia.jp/articles/premium01/46550
2015年11月26日(木) 小林 雅一

世界の生命科学者たちの間で、長らく強い期待と恐怖をもって、その出現が予想されてきた「遺伝子ドライブ(Gene Drive)」技術が(実験室レベルではあるが)ほぼ実現されたようだ。

この技術を使うと、致死的伝染病のような人類共通の敵を撲滅できる一方で、世界の生態系に取り返しのつかないダメージを与える恐れもある。

「遺伝子ドライブ」とは何か?

遺伝子ドライブとは、「人類にとって都合の悪い遺伝子」を人工的に駆逐する、あるいは逆に「人類にとって都合の良い遺伝子」を人工的に繁殖させる技術だ。

科学者の間では長いこと、ある種の夢、あるいは逆に悪夢として語られてきた一種のSF的技術でもある。その理由は、従来の遺伝子組み換え技術では、遺伝子ドライブを実現するのが極めて難しかったからだ。

ところが今回、米カリフォルニア大学アーバイン校と同デービス校の共同研究チームが「Crispr-Cas9」と呼ばれる最先端のゲノム編集技術を使い、ついに遺伝子ドライブの実験に成功したという。

2012年頃に開発されたCrispr-Cas9は「遺伝子のハサミ」あるいは「遺伝子の(外科手術用)メス」という異名を持つ、驚異の遺伝子操作技術だ。

Crispr-Cas9を使うと、経験の浅い大学院生レベルの科学者でも、DNAの長い塩基配列の中から、狙った遺伝子やレギュレーター(遺伝子発現の調節配列)をピンポイントで破壊したり、別のものに入れ替えたりするなど、自由自在に生命の設計図を書き変えることができる。しかも極めて短期間にだ。…

ビーグル犬の筋肉量が2倍に増加!
〜中国の研究所が「ゲノム編集」で犬を改造していた
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45940

中国の科学者が「Crispr-Cas9」と呼ばれるゲノム編集技術を犬に適用。実験対象となったビーグル犬の筋肉量を2倍に増やすことに成功した。

他の哺乳類に比べ、犬は生理学的かつ解剖学的に(意外にも)人間に近いとされ、「犬でやれたのなら、近い将来は人間にも・・・」という懸念も囁かれ始めた。

●"First Gene-Edited Dogs Reported in China" MIT Technology Review, Oct 19, 2015

Crispr-Cas9とは何か?

上記記事によれば、同実験を行ったのは中国の広州・生物医学健康研究所(Guangzhou Institutes of Biomedicine and Health)の研究チーム。彼らはCrispr-Cas9でビーグル犬のゲノム(遺伝情報)を編集し、「ミオスタチン」と呼ばれるタンパク質を作り出す遺伝子を削除した。

ミオスタチンは動物の筋肉量を抑制するタンパク質だ。ゲノム編集によって、このタンパク質が体内で作られなくなると、当然この動物の筋肉量はどんどん増加することになる。実際、今回の実験でミオスタチンを失ったビーグル犬の筋肉量は2倍に増加したという。

ゲノム編集技術「Crispr-Cas9」は、2012年に開発された最新の遺伝子組み換え技術。従来の遺伝子組み換え技術では、科学者が狙った遺伝子を組み換えるのに1年以上の時間がかかり、その成功率も低かった。

ところが最新のCrispr-Cas9ではその期間が1ヵ月程度にまで短縮された。さらに今後は、1週間から数日にまで短縮されると見られている。また成功率も過去のやり方に比べて飛躍的に高まった。

その結果、従来は極めて難しかった遺伝子操作が「まるでワープロで文章を編集するように」簡単にできるようになるため、「遺伝子編集」あるいは「ゲノム(全遺伝情報)編集」技術などと呼ばれるようになった。


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