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スーフィズムに関するHP
1945
:
とはずがたり
:2017/06/01(木) 10:02:31
IS系メディア創設者死亡か=避難先に空爆―シリア
時事通信社 2017年6月1日 06時20分 (2017年6月1日 09時57分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170601/Jiji_20170601X863.html
【カイロ時事】AFP通信によると、過激派組織「イスラム国」(IS)系メディア「アマク通信」の共同創設者で、シリア人のバラア・カデク氏が29日、シリア東部マヤディーンで米軍主導の有志連合による空爆で死亡した。反体制派活動家の話として31日報じた。
シリア北部アレッポでジャーナリストをしていたカデク氏は、2013年にISに合流。14年に他の活動家らとアマク通信を立ち上げたとされる。AFPによれば、ISが首都と称する北部ラッカを拠点としたが、有志連合の支援を受ける民兵組織「シリア民主軍」の攻勢が強まり、4カ月前にマヤディーンに避難したという。
アマク通信は、ISが起こしたテロの事実上の犯行声明をいち早く報じることで知られる。カデク氏の仲間の活動家はフェイスブック上で「空爆で娘も一緒に死亡した」と伝えている。
1946
:
チバQ
:2017/06/01(木) 21:34:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170601-35102084-cnn-int
アフガン爆発、死者90人に タリバーン系の犯行か
6/1(木) 10:18配信 CNN.co.jp
アフガニスタン・カブール(CNN) アフガニスタンの首都カブールで31日に起きた爆発は、当局によると、これまでに少なくとも90人の死亡が確認され、負傷者は400人に上っている。
同国の情報当局は、パキスタンを拠点とする反政府勢力タリバーン系の「ハッカーニ・ネットワーク」の犯行だったとの見方を強めている。しかし現時点でどこの組織からも犯行声明は出ていない。タリバーンも関与を否定した。
爆発は朝のラッシュアワーの午前8時22分、商店やスーパーマーケットが立ち並ぶ繁華街で発生した。水配給用のトラックに隠されていた爆弾が、地元の大手電話会社とテレビ局の前で爆発。現場は通勤客や買い物客でにぎわい、通学途中の子どもたちも大勢いたことから、市民多数が犠牲になったと思われる。
現場はドイツ大使館やアフガン大統領宮殿にも近く、警備が厳重な外交区画。イスラム教の断食月ラマダンは数日前に始まったばかりだった。
米当局者によると、カブール市内にある米軍基地では米国人少なくとも11人が負傷し、アフガニスタン人の警備員9人が死亡した。米軍は、大使館に接近しようとしたトラックを検問所で阻止したとしている。
英BBCは、4年前から同局の運転手をしていた男性が死亡し、記者4人が負傷したことを明らかにした。
ドイツのガブリエル外相によると、現場に近いドイツ大使館では職員が負傷したものの、職員全員の安全を確保したとしている。ただ、大使館の警備を担当していたアフガニスタン人の警備員が死亡した。
やはり爆発現場に近いインド大使館の職員は無事だった。
フランスの欧州担当相はラジオ局の取材に対し、フランス大使館の建物も爆発で損傷したことを明らかにした。これまでのところフランス人の死亡は確認されていないものの、安否確認を急いでいるという。
カナダ大使館は、建物の1階が大きく損傷したが、職員に負傷者は出ていない。
地元の放送局1TVアフガニスタンは窓や扉が吹き飛ばされる被害に遭った。地元のコンサルティング会社に勤務するアフガン系米国人のライマ・タビビさんは、電話会社で大勢の犠牲者が出たようだと話し、「いつも傷つけられ、殺害されるのは、犯人が狙いたかった相手ではなく、アフガン人だ」と憤る。
フランスの非営利組織職員ハミード・ハキムさんは、通勤途中に大きな爆発音が聞こえたと話し、「ものすごい音がして地面が揺れた。ビルやオフィスがすべて破壊され、窓が吹き飛ばされていた」と話している。
1947
:
とはずがたり
:2017/06/02(金) 11:23:51
自爆テロで13人死亡=IS犯行、イラクで1日に3度目
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170531/Jiji_20170531X692.html
時事通信社 2017年5月31日 06時35分 (2017年5月31日 23時57分 更新)
【カイロ時事】イラク西部アンバル州ヒートで30日夜、自爆テロが起き、現地からの報道によると13人が死亡、22人が負傷した。イスラム諸国では夜明けから日没まで飲食を控えるラマダン(断食月)の最中で、日没後に大勢が集まる場所を狙った犯行とみられる。過激派組織「イスラム国」(IS)系メディア「アマク通信」がISの犯行声明を伝えた。
イラクでは同日未明に首都バグダッドで爆弾テロが2件続発し、少なくとも27人が死亡したばかり。イラクにあるIS最大拠点の北部モスル奪還作戦が大詰めを迎え、ISが報復テロを激化させているもようだ。
1948
:
チバQ
:2017/06/04(日) 10:54:38
http://www.afpbb.com/articles/-/3130558
ISの「首都」ラッカから20万人避難 クルド系部隊が本格攻勢へ
2017年06月02日 11:45 発信地:ワシントンD.C./米国
【6月2日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が首都と位置づけるシリア北部ラッカ(Raqa)の攻略戦をめぐり、米軍当局者は市内から約20万人が避難したことを明らかにした。ラッカに対しては、米軍が支援するクルド人とアラブ人の合同部隊「シリア民主軍(SDF)」が攻勢をかける準備を進めている。
米主導の有志連合のライアン・ディロン(Ryan Dillon)報道官によれば、避難民らは近くの難民キャンプなどに移ったという。SDFが「市民をラッカにとどまらせず、避難させることを決めた」としている。
SDFはラッカに対して北と西、東の3方面から包囲網を狭めているが、南方ではまだ戦闘に入っていない。
一方、ロシア政府は1日、ロシア軍がラッカを脱出しようとするISの車列に対して空爆を加えたと発表した。(c)AFP
1949
:
チバQ
:2017/06/04(日) 12:30:19
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170601-00000064-sasahi-m_est
ルポ・膨らむドバイ 駅と戒律・万博と労働者・モールと多様性〈AERA〉
6/3(土) 11:30配信 AERA dot.
ルポ・膨らむドバイ 駅と戒律・万博と労働者・モールと多様性〈AERA〉
828メートルという世界一の高さを誇るビル「ブルジュ・ハリファ」から見たドバイ市街地とドバイ運河。政府系不動産開発会社エマール社の建物が目立つ(撮影/編集部・長倉克枝)
2020年は東京にとっては五輪の年だが、ドバイにとっては中東で初開催となる万博の年だ。数十年で大きく姿を変えたドバイの変化のスピードは、衰えるどころか増している。
かつては小さな漁村にすぎなかったドバイは、アラブ首長国連邦(UAE)を構成する首長国の一つ。ここ数十年で中東最大のビジネス拠点へと変化を遂げた。2009年の「ドバイ・ショック」でその勢いは一度は失速したものの、20年の国際博覧会(万博)開催に向け、街中で建設ラッシュが続いている。日本政府も今年4月、正式参加を表明したばかりだ。
毎日地図が描き換わる勢いで変貌を遂げるドバイを、4月下旬に訪ねた。
●世界最長の無人鉄道
羽田国際空港から直行便で約11時間、中東最大のハブ空港であるドバイ国際空港に降り立った。この空港の年間旅客数は8300万人と、成田国際空港の2倍以上。早朝だというのに人、人、人で、建物の外はすでにムッとした暑さだった。
4月でも、昼間の気温は体温ほどに上昇し、夏は50度にまでなる。外を歩いている人はほとんど見かけない。街の中心部には、超高層ビルや大型商業施設といった巨大な建物が立ち並び、人々は昼間のほとんどを、空調が利いたこうした建物の中で過ごし、移動にはもっぱら車を使うという。
「進化し続ける最先端都市」を感じさせるのは、09年に中心部に開業した「ドバイ・メトロ」だ。「世界最長の無人鉄道」としてギネス世界記録を持つ。道路沿いに高架の線路が敷かれ、ところどころに金色の流線形の屋根があるのが見える。これが駅のプラットホーム。デザインにこだわり、建設コストが2倍に膨らんだと言われているが、どこから見ても駅だとわかって利用者には便利だ。
乗り降りには、「スイカ」のように事前にチャージする形式のカードを使う。運転手や車掌が乗らない無人車両のため、先頭でも車窓の景色を楽しめて、日本でいうと東京・新橋と豊洲を結ぶ新交通システム「ゆりかもめ」そっくりの乗り心地だ。
ただし、ルールは厳しい。炎天下の昼間、メトロ内でペットボトルの水を飲もうとしたら、他の乗客から「水は飲んじゃダメ。あれを見て」と声をかけられた。指された先には、
「飲食禁止 罰金100ディルハム(約3千円)」
の文字。このあたりは戒律の厳しいイスラム教の影響なのか。
●万博に2500万人
街を少し移動するだけで、建設中の建物の多さに気づく。ドバイ・ショック後に中断した開発プロジェクトもあるが、最近になって新たな開発が始まっている。理由はやはり万博だ。
ドバイ政府は万博に、現在の年間観光客数の2倍近くに相当する約2500万人の来場者を見込む。想定ではこの7割が海外からの渡航者だ。そこでいま、大量の訪問客を受け入れるための空港の拡張、ホテルや商業施設の建設、さらには運河の拡張、住宅の増設の工事も進んでいる。
「欲しいものを見つけたらその場で買いなさい。広すぎて同じお店に戻ってこられないから」
と言われるほど広大で、世界最大規模とされる商業施設「ドバイ・モール」も、さらなる拡張工事中だった。まるで、街全体が膨れ上がっていくようだ。
中東のほかの地域と比べると石油埋蔵量が少なく、資源に乏しいドバイ。砂しかなかった土地を開拓し、次々と建物を建ててきた。こうして、世界中から人と投資を呼び込み、交易や金融といったビジネスを発展させてきたのだ。
万博では「心をつなぎ、未来を創る」をテーマに掲げて人のつながりを作り出すほか、貿易拠点かつ金融都市のドバイらしく、テクノロジーによるイノベーションなどもアピール。新たな投資やビジネスも呼び込む大きなチャンスと沸き立つ。
ちょうどドバイ国際コンベンション&エキシビションで、中東最大の観光関連展示会「アラビアン・トラベル・マーケット」が開かれていた。
会場はまさに、熱気むんむん。世界150の国と地域から2500以上の政府や団体が出展していたが、ドバイ政府の巨大パビリオンが最も目を引いた。なかでも目立つ入り口正面に構えられたブースがドバイ万博。
1950
:
チバQ
:2017/06/04(日) 12:31:02
「これが会場ですか?」
「2020年が楽しみですね」
これから建設が始まるという広大な万博会場のジオラマを人々がぐるりと取り囲み、興味深そうにのぞき込んでいた。
●モールの中にスキー場
「市場を歩くと、その土地らしさを感じられる」とはある旅行ジャーナリストのことばだが、ドバイらしさを感じるには、巨大商業施設、つまりモールへ行くのがいいのかもしれない。
14年には年間8千万人が訪れたという前出のドバイ・モールのほか、エミレーツ・モールなど複数のモールがあり、巨大な建物の中に百貨店や家電量販店、スーパーマーケットの店舗や映画館などがすべて収まっている。スケートリンクやスキー場、水族館などまでモールの中にあり、飲食店も充実。毎週末家族で通いつめても飽きないだろう。
週末(ドバイでは金曜日と土曜日)にドバイ・モールとエミレーツ・モールを訪ねると、人にぶつからずに歩くのが難しいほどの人出。品ぞろえも充実していて、日本では売り切れが続いていたソニーのゲーム機「PS VR」も山積みされていた。大きな買い物袋を抱えて行き来する人々の姿に、旺盛な消費意欲を見せつけられた。
もう一つ驚いたのは、行きかう人々の人種や民族の多様性。アラブ人、欧米人、アジア人など、世界各地からやってきた人々がここで暮らしていることを実感させる出来事があった。
エミレーツ・モールで店舗の案内表示を見ていると、白い民族衣装を着たアラブ人男性に、
「スキー場に行きたいんだけれど、ここはどこ? どうやって行ったらいい?」
と訪ねられた。モール内にスキー場があることも驚きだったが、明らかに外国人の記者に、「地元の人」が道を尋ねてしまうほど、外国人に違和感がないのがドバイ。直前にスキー場を見に行ったので、無事、彼を案内できたということは付け加えておこう。
逆に、あまり見かけなかったのが高齢者だ。
モールでも街でも、見かけるのは働く世代や、子どもたち、ベビーカーを引く母親たちばかりだ。それもそのはず。ドバイの人口約240万人中、8割を占める外国人のほとんどは、仕事のためにここを訪れた働く世代だからだ。
●人口の半分はインド人
建設現場から商業施設、飲食店街、ビジネス街まで、ドバイを支える働き手の多くが外国人。UAE国籍のアラブ人は、政府機関に勤める人が多いので、観光客がドバイの街で接する人々のほとんどは、外国人の働き手だろう。
例えば、ドバイ・モール内にある「水辺の生き物園」を案内してくれた男性スタッフはシリア出身、欧米人が多く利用するホテルの女性スタッフはロシア出身、観光会社の男性運転手はパキスタン出身、欧米人が多く利用するスペイン料理店の女性スタッフはカナダ出身。
街の中心部にあるマンションの入り口で、スクールバスで帰宅する小学生くらいの子どもを迎えに来ていたベビーシッターの女性は、フィリピン人だった。
建設現場では多くのインド人労働者が働く。「人口の約半数を占めるのがインド人労働者」という事実が、図らずも、建設現場の多さを物語っている。
●成長はいつまで続く
「中東」というとテロや内戦のイメージがつきまとうが、ドバイは「日本より治安がいい」とも言われる安全な街だ。イスラム圏だが欧米人が多いので、西洋文化に慣れた私たちにとっても違和感がない。外国人向けにアルコールを出す店もあれば、各国料理も食べられる。もちろん日本食レストランもある。
一方で、イスラムらしさに気軽に触れられる魅力もある。祈りの時間になるとどこにいても、「アザーン」と呼ばれる祈りの時間を告げる放送が聞こえてくる。空港や商業施設などにも祈りの部屋があり、「アザーン」が聞こえると人は続々とその部屋に移動する。
イスラム教の礼拝堂であるモスクは、街中の至るところにある。観光客は入れないが、「ジュメイラ」という地域の「ジュメイラ・モスク」には、観光客向けにモスク内を案内する有料ツアーも用意されている。
エジプト出身で、2年前からドバイで働いているという観光ガイドのアルハメッド・ハッセン・アリさんが、
「万博に向けて開発が進み、観光客が増えると期待していますが、万博後には反動で落ち込むのではないかと心配」
と言うようにこの都市の成長がいつまで続くのかという懸念はある。だが、少なくともいまは、安全で不便なく、「最先端」と中東の雰囲気の両方を感じられる都市はどこかと聞かれたら、「ドバイ」と答えるしかない。
(編集部・長倉克枝)
※AERA 2017年6月5日
1951
:
チバQ
:2017/06/04(日) 18:10:03
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017060400313&g=int
遠い和平、薄れる希望=パレスチナ、西岸入植地10倍-イスラエルの占領から50年
東エルサレムのユダヤ人入植地(左側)とヨルダン川西岸を隔てる分離壁=5月31日
【エルサレム時事】イスラエルがヨルダン川西岸などを占領した1967年の第3次中東戦争の開始から5日で50年。6日間で終わったこの戦争は「イスラエル史上最大勝利の一つ」(ネタニヤフ首相)だが、現在まで続く占領体制の始まりとなった。パレスチナ人は武力闘争や和平交渉を通じて占領終結を求めてきたものの、占領の固定化が進み、和平への希望は薄れつつある。
93年のオスロ合意以降、パレスチナはヨルダン川西岸とガザ地区を領土とし、東エルサレムを首都とする国家樹立を目指してきた。しかし、イスラエルとの和平交渉は中断と再開を繰り返し、前回の交渉は2014年4月に中断された。
過去の交渉が失敗した原因の一つが、西岸と東エルサレムでイスラエルが進めてきたユダヤ人入植活動だ。イスラエルは入植凍結を約束しながら、実際には入植地を拡大してきた。
イスラエルの平和団体ピースナウによれば、西岸だけでも、右派政党リクードが政権を取った77年に24カ所だった入植地が、今では政府非公認の入植地も含め10倍の約230カ所に増加。入植者の人口は約4000人から約39万人に膨れ上がった。虫食い状態に建設された入植地や、イスラエルがテロ阻止の名目で西岸との境界周辺に建設している「分離壁」により、パレスチナ人居住地域は分断され、将来の国家の領土としての一体性は損なわれつつある。
しかし、ネタニヤフ首相は「和平の最大の障害は入植地ではなく、パレスチナ側がイスラエルをユダヤ国家と認めないことだ」と繰り返し強調。05年にイスラエルがガザ地区から撤退した後、イスラム原理主義組織ハマスが台頭したことを例に挙げ、西岸からの撤退はイスラエルの安全保障を脆弱化するとして拒否している。
4日に発表されたイスラエルの世論調査結果でも、回答者の6割が西岸支配について「占領ではない」との認識を示した。
テルアビブ大学のダニエル・バルタル名誉教授は「今日と50年前のイスラエルはもはや同じ国ではない。入植者が政治をはじめ、あらゆる分野に浸透し、ユダヤ国家としての(公正な)道徳基準を失っている」と懸念を表明。パレスチナの人権団体「社会的・経済的権利のためのエルサレム・センター」のジアド・アルハムリ所長も「入植者が至るところにいて、パレスチナ国家が樹立できると考えるのは現実的ではない」と和平実現に否定的な考えを示した。(2017/06/04-14:37) 関連ニュース
1952
:
チバQ
:2017/06/04(日) 18:11:07
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017060400322&g=int
「エルサレムなしには生きられない」=翻弄され続けるパレスチナ人
第3次中東戦争時の様子について語るパレスチナ人のアイシャ・マスルヒさん=5月31日、エルサレム
【エルサレム時事】ユダヤ、キリスト、イスラム3宗教の聖地エルサレム。イスラエルは1967年の第3次中東戦争でヨルダン支配下にあった旧市街を含む東エルサレムを併合し、東西統一エルサレムを首都と宣言した。イスラエルにとってはエルサレム「解放」だったが、パレスチナ人にとっては故郷の「剥奪」を意味し、多くの人々の人生を翻弄(ほんろう)することになった。
「私の子供時代は美しかった。地域の皆が一つの家族のようだった」。モロッコにルーツを持つパレスチナ人アイシャ・マスルヒさん(71)は振り返った。
67年当時、旧市街のユダヤ教の聖地「嘆きの壁」のすぐ西側には、マグレブ地区と呼ばれる北アフリカからパレスチナに移住したアラブ人の居住地区があった。しかし、イスラエルは「聖地奪還」の後、この地区を破壊し、ユダヤ人だけが住む地区を建設した。
マスルヒさんはマグレブ地区で生まれ育ったが、戦争発生時は結婚してエルサレム郊外に住んでいた。「48年のイスラエル建国時の恐ろしい殺りくの記憶」があったため、夫や娘と共にヨルダンへ逃れた。
同地区に残っていた母から聞いた話では、停戦翌日の6月11日、イスラエル軍が拡声器で同地区住民に退去を命令。1時間もしないうちに重機で次々と家を破壊していった。マスルヒさんの実家を含め3戸だけは破壊を免れたが、5年後にイスラエル軍が「軍事区域である」との理由で強制退去を命じた。
両親らは東エルサレムのベイトハニーナに移住。マスルヒさん自身はヨルダンからモロッコに移ったが、夫が交通事故で死亡した。それを機に、75年エルサレムに戻った。4人の子供が独立した今、再び旧市街の一角に暮らす。窓の外にはイスラム教の聖地「アルアクサ・モスク」がそびえる。「エルサレムは私の魂。魚と水の関係のように、エルサレムなしには生きていけない」とマスルヒさんは強調する。
戦後50年たっても苦悩は続いている。マスルヒさんは「最もつらいのは、占領されているという精神的痛み。二つ目は、エルサレムのユダヤ化によって、イスラエルがすべてを自分たちの歴史に変えてしまっていることだ」と語った。(2017/06/04-14:58) 関連ニュース
1953
:
チバQ
:2017/06/04(日) 18:11:44
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017060300571&g=int
カブールでまた自爆テロ、7人死亡=葬儀会場、閣僚ら119人けが-アフガン
【ニューデリー時事】アフガニスタンの首都カブールの葬儀会場で3日、複数回の爆発が起き、保健省当局者によると、7人が死亡し、119人が負傷した。葬儀には政府高官らも参加しており、フェロズ保健相が爆発で軽傷を負った。無事だったアブドラ行政長官は記者団に「連続自爆攻撃による爆発が3回あった」と明らかにした。
カブールでは5月31日に自動車を使った大規模な自爆テロがあり、90人が死亡。犠牲者の遺族らは2日、テロや警備の甘さを非難するデモを起こし、デモ隊への警察の発砲で4人が死亡していた。今回の爆発はその際の犠牲者の葬儀中に起きた。(2017/06/04-00:19)
1954
:
とはずがたり
:2017/06/05(月) 17:16:33
<アフガン>大統領辞任求めデモ 治安部隊と衝突5人死亡
毎日新聞社 2017年6月3日 17時54分 (2017年6月3日 19時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170603/Mainichi_20170604k0000m030013000c.html
アフガニスタンの首都カブール中心部で少なくとも80人が死亡した爆弾テロを受け、地元住民らが2日、現場近くでガニ大統領らの辞任を求める抗議デモを行い治安部隊と衝突した。地元メディアによると、治安部隊の発砲などで少なくとも5人が死亡し、多数の負傷者が出た。デモ隊は約1000人で、治安維持能力がないとしてガニ大統領やアブドラ行政長官の辞任を訴えた。【ニューデリー】
1955
:
とはずがたり
:2017/06/05(月) 17:22:27
イラクでは無くサウジに侵攻,占領して民主化すりゃあ良かったのにね。
アメリカ高官、サウジの9.11関与を強調
http://parstoday.com/ja/news/world-i15715
2016年08月30日22時46分
アメリカの元外務省関係者が、ブッシュ前大統領が、2001年の同時多発テロへのサウジアラビアの関与を隠蔽したことを明らかにしました。
アルアーラムチャンネルによりますと、パウエル国務長官時代の外務省関係者は、インタビューの中で、「ブッシュ政権は、同時多発テロへのサウジアラビアの役割に関して語ることを許さず、当時のチェイニー副大統領も、常に、この攻撃でのサウジの役割について触れない必要性を強調していた」と述べました。
また、「9.11に関する議会の28ページの報告は、サウジがこの攻撃に関与していたことを示す最良の文書だ。この報告書に名前の挙がっているサウジの関係者はサウジの情報機関の職員で、アルカイダとつながりを有していた可能性が高い。このため、サウジの治安機関は彼らの存在を知らないはずがない」としました。
彼はまた、「チェイニー元副大統領は9.11へのサウジの関与から人々の注目を逸らし、アメリカの情報機関に示されていた有力な証拠を覆い隠した」としました。
さらに、彼とパウエル氏は、アルカイダとイラク政府の関係を強調するよう常に圧力をかけられていた。捕虜の拷問も、この両者の関係についての情報を引き出すために行われていた」としました。
また、「サウジがあらかじめ9.11の攻撃を知っていたかということについて、アメリカの情報機関による正式な調査は行われなかった。サウジとタクフィール主義者、とくにアルカイダとの関係に関する調査も行われなかった」としました。
1956
:
とはずがたり
:2017/06/05(月) 17:23:19
バーレーンで、同国における米軍の駐留に抗議するデモが実施
http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i30962
2017年06月03日19時27分
バーレーンで、同国における米軍の駐留に抗議する数百人規模のデモが実施されました。
ファールス通信によりますと、反体制派の呼びかけにより、バーレーンの首都マナーマ近郊の住民数百人が同国におけるアメリカ軍の駐留に抗議し、デモを行いました。
この中で、バーレーンの治安部隊はデモ参加者を襲撃し、彼らと衝突しました。
バーレーンとアメリカは、1971年、バーレーンにおけるアメリカの軍隊や兵器の配備に関する契約に調印しました。
バーレーンにはさらに、アメリカの第5艦隊や海軍の地域指令部が配備されています。
1957
:
とはずがたり
:2017/06/05(月) 17:24:41
アフガン・カーブルで多国籍軍の撤退要求が高まる
http://parstoday.com/ja/news/world-i31026
2017年06月04日21時00分
アフガニスタンの首都カーブルで3日間のうちに2発の強力な爆弾によるテロ事件が発生したことは、地域のメディアの注目を集めています。
ノウルーズィー(アフガニスタン問題アナリスト・ジャーナリスト)
先週水曜、アフガニスタンの首都カーブル市内の外国公館街で、給水タンクに取り付けられた1.5トンの爆弾が爆発し、これによりおよそ600人が死傷しました。
その3日後の3日土曜には、アフガニスタン上院副議長の子弟の埋葬式で新たな爆発があり、多数の死傷者が出ています。この2つの事件は、アフガニスタンからのアメリカ軍の撤退を求め、アメリカに死をというスローガンを叫ぶ人々の激しい抗議運動のきっかけとなりました。
アメリカは、2001年にテロとの戦いを口実に、国連安保理決議によりアフガニスタンを攻撃し、占領しました。しかし、実際は、これまでテロとの真剣な戦いは行われていないばかりか、アフガニスタン軍を初めとする同国の治安部隊の強化に向けた努力も、意図的に実施されないままとなっています。一方で、アフガニスタンに集まった支援金も、結局はアメリカを初めとする西側諸国に吸い込まれてしまいました。実際に、アフガニスタンの経済インフラの再建に向けた一歩は踏み出されなかったことになります。アフガニスタンでは失業率が上昇し、労働者は非常に低い収入で生活しているのが現状です。
アフガニスタンにある外国大使館の外壁の向こうに、就労可能な若者たちが集結したことは、若者が国家の資本であり、その正しい活用がアフガニスタンのような国の繁栄と進歩につながるはずでありながら、彼らにとってもはやこの国から出て行くしか方法がないことを物語っています。
現実に、アフガニスタンの安定と治安については、この国の情勢不安の解決に向けた国際的な力への依存が地域的な戦略に代わらない限り、明るい展望はありません。それは、これまで16年間にわたってアフガニスタンには多国籍軍が駐留していながら、治安は悪化する一方だったという苦い経験があるからです。
アフガン軍の強化と拡充に向けて地域的な協議を増やし、近隣諸国の可能性を活用することは、この国の治安の問題の解決の糸口となりえます。地域諸国やアフガニスタンの近隣諸国は、アフガニスタンの治安の確立と発展が彼らにも影響すると確信しています。もっとも、この目的の達成については、悪意も存在し、これを妨害しようとする動きが出てきます。このため、アフガニスタン自身が賢明になり、また地域諸国がアフガニスタンの和平プロセスを真剣に支援することこそ、解決策となりえ、この国の様々な面での安全と発展につながるのです。
1958
:
とはずがたり
:2017/06/05(月) 17:29:00
サウジ軍が、同国東部のシーア派への攻撃を継続(動画)
http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i30970
2017年06月03日19時45分
サウジアラビア軍が、シーア派教徒が住む同国東部への攻撃を継続しています。
アルアーラムチャンネルによりますと、サウジアラビア軍は先月10日から同国東部州のシーア派教徒の住むアワミーヤ地区を攻撃しています。
サウジ軍は、アワミーヤ地区にある2つのモスクを攻撃し、放火しました。
サウジアラビアの内務省は、声明の中で、東部州カティーフの町の中心で発生した自動車の爆発に対する責任を認めました。
メディアの報道によりますと、この爆発により、この車に乗っていた若者2人が死亡しました。
1959
:
とはずがたり
:2017/06/05(月) 18:19:22
>>1955
サウジアラビアとアラブ首長国連邦がパキスタンのテロを支援
http://parstoday.com/ja/news/world-i30956
2017年06月03日17時40分
パキスタンの情報筋が、サウジアラビアとアラブ首長国連邦が、パキスタンの過激派テロ組織に資金援助を行っていたとしました。
パキスタンのドーンチャンネルがアメリカの外交官の話として伝えたところによりますと、サウジアラビアとアラブ首長国連邦は、パキスタンのパンジャブ州南部のテロ組織に毎年1億ドルの資金を提供していたということです。
また、この資金は、過激派思想を拡大するために使われたということです。
このアメリカの外交官は、パキスタン・ラホールにて匿名で、アメリカ政府に書簡を送り、サウジアラビアとアラブ首長国連邦がこの資金援助を行い、パンジャブ州南部の貧しい人々をジハード・聖なる戦いであると偽ってテロに参加させ、死亡したテロリストの両親に数十万ルピーを支払っているとしました。
1960
:
チバQ
:2017/06/05(月) 19:13:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170605-00000040-mai-int
<対IS>ラッカ奪還へ最終作戦 米、数日以内に開始か
6/5(月) 11:31配信 毎日新聞
<対IS>ラッカ奪還へ最終作戦 米、数日以内に開始か
ラッカの位置
【カイロ篠田航一】過激派組織「イスラム国」(IS)が「首都」と位置付けるシリア北部ラッカと、イラク国内の最大拠点の北部モスルに対する米軍などの攻勢が進展し、奪還が目前となっている。制圧に成功すれば、米国のIS掃討作戦は2014年の空爆開始以来、大きな節目を迎える。ただISはシリア東部デリゾール県などで一定の勢力を維持し、イラクの首都バグダッドでも自爆テロを続けており、完全な掃討には時間がかかる見通しだ。
米軍が支援するクルド人主体の民兵組織・シリア民主軍(SDF)の報道官は3日、ラッカ奪還に向けた最終作戦を「数日以内」に始めると述べた。既に2日夜に作戦が開始されたとの報道もある。
AP通信によると、3月の時点でラッカには30万人の市民がおり、IS戦闘員が住民を「人間の盾」として立てこもっていたという。IS側は現在も約3000人が市内に潜伏しているとされ、最終局面で激しく抵抗する恐れもある。
ラッカ奪還作戦を巡っては、米国と同盟国トルコとの間で摩擦も起きている。米国はIS掃討のパートナーとみなすクルド人民兵に武器を供与。だが民兵らを反政府組織・クルド労働者党(PKK)の一派として敵視するトルコのエルドアン大統領はこれに反発し、5月にトランプ米大統領と会談した際も懸念を表明していた。
イラクでも北部モスルの奪還が間近とみられ、イラク軍は既にISが潜伏するモスル西部地区の9割以上を制圧。イラクのアバディ首相は5月29日、「勝利宣言の時期は近い」との認識を示した。当初、イスラム教のラマダン(断食月)開始の5月下旬までにモスル全域の奪還を目指していたが、路地が入り組む旧市街の攻略が難航している。
ISは14年、シリアとイラクにまたがる地域を領土として「国家樹立」を宣言し、両国を主な活動範囲としてきた。拠点のラッカとモスルの陥落は大きな痛手となる。だが追い詰められたISは今後リビアやエジプトなど中東の他の地域に加え、5月末に80人が死亡する自爆テロが起きたアフガニスタンや、ISに忠誠を誓う戦闘員の流入が指摘されるフィリピンなどアジアで勢力拡大を模索するとの見方もあり、各国の治安当局は警戒を強めている。
1961
:
チバQ
:2017/06/05(月) 19:16:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170605-00000018-jij_afp-int
サウジやエジプトなど4か国、カタールと断交 「テロから守る」
6/5(月) 12:31配信 AFP=時事
サウジやエジプトなど4か国、カタールと断交 「テロから守る」
カタールの首都ドーハ(2014年5月8日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)サウジアラビアとエジプト、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)は5日、カタールとの国交を断絶すると発表した。湾岸(Gulf)諸国間では、カタールがテロリズムに資金援助しているとの非難をめぐって緊張が高まっていた。
国営サウジ通信(SPA)によると、サウジアラビア政府は「テロリズムと過激主義の危険から国の治安を守る」ため、カタールとの外交関係を断ち国境を閉鎖する。陸・海・空の全ての玄関口も閉ざすという。
エジプト外務省は、カタール政府が「テロリズムを支援している」と批判。エジプト国内の港湾と空港へのカタール国籍の船や航空機のアクセスを拒否する方針を明らかにした。
また、バーレーン通信(BNA)は、カタール政府が「バーレーンの治安と安定を揺るがし、内政干渉を行う」と主張したため国交を断絶したと報じている。
イエメンの内戦に介入しているサウジアラビア主導の連合軍も5日、カタールの参加を今後は認めないと発表した。SPAが伝えた連合軍の声明は、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)やイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」にも言及。カタールが「テロリズムを増強し、イエメン国内のアルカイダやダーイシュ(ISのアラビア語名の略称)をはじめとする(テロ)組織を支援し、反体制派と取引している」ことを今回の措置の理由としている。
その一方、今回の決定についてカタール政府は「不当だ」と非難し、同国を政治的な「保護下」に置くことが目的だとの見解を示した。
カタール外務省は声明で、中東4か国による前例のない措置について「不当で、根拠のない誤った主張に基づいている」と批判。「目的は明らかで、この国を保護下に置こうとするものだ。これは、それ自体で(カタールの)国家としての主権を侵害するものだ」と述べた。
またカタール政府は、湾岸諸国3か国が同国を結ぶ空路、陸路、海路での交通を遮断することについて、「市民および住民の日常生活に影響を及ぼすことはない」と主張。「カタールの社会や経済に危害を加える試みを失敗させるべく、政府は必要な措置全てを取る」と述べた。
■カタールは22年W杯開催国、米軍の中東拠点も
カタール政府に対しては、かねてテロ支援国家との批判がある。
カタールの首都ドーハ(Doha)では、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)のハレド・メシャール(Khaled Meshaal)前最高指導者が数年にわたって亡命生活を送っている。また、アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)も2013年、ドーハに事務所を開設して物議を醸した。
カタールは2022年のサッカーW杯(2022 World Cup)の開催国に予定されているほか、米国が主導するIS掃討作戦を実行している有志連合の参加国でもある。米軍が中東地域での空からの全作戦を指揮するアルウデイド(Al-Udeid)空軍基地もカタール国内にある。【翻訳編集】 AFPBB News
1962
:
チバQ
:2017/06/05(月) 19:16:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170605-00000048-jij-m_est
アラブ5カ国、カタールと断交=サウジなど「テロ支援」と批判
6/5(月) 12:51配信 時事通信
【カイロ時事】サウジアラビア、エジプト、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)、イエメンのアラブ5カ国は5日、ペルシャ湾岸のカタールとの外交関係を断絶すると発表した。
サウジなどはかねて、カタールが過激派組織「イスラム国」(IS)や国際テロ組織アルカイダなどを支援し、アラブ・湾岸地域の安定と結束を損ねていると批判を強めていた。
サウジ政府は国営通信を通じ、断交措置は「過激派の危険から国家の安全を守るため」と説明。「カタールは、地域の安定を妨害しようと画策するテロ集団を保護し、テロリストのメッセージを常にメディアを通じて広めている」と非難した。
エジプト外務省も声明で「エジプトに敵意を抱き、安全を脅かすテロ行為で裁判を受けた指導者をかくまっている」として、アラブの安全と利益の脅威になっているとカタールを糾弾した。
これに対し、カタール政府は外務省を通じた声明で「不当で根拠のない主張に基づいている」と各国の対応を批判した。
断交発表に伴い、サウジ、バーレーン、UAEの3カ国は、国民のカタール渡航を禁止。カタールからの渡航者の入国も禁じ、それぞれの国に滞在中のカタール国民に14日以内の出国を命じた。エジプトも、カタールとの間で航空機や船舶の往来を今後認めないと発表した。
サウジは隣国イエメンの内戦に介入し、サウジと対立しているイランが支援するイスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」に対し、空爆を続けている。サウジは軍事作戦に参加するカタールを追放することを明らかにした。
カタールはシリア内戦でも、サウジなどと共に米軍主導の有志連合の一角を占める。カタールとサウジなどの断交はIS打倒に向けた共闘に影響を与える可能性がある。
1963
:
とはずがたり
:2017/06/05(月) 22:16:39
なんだなんだ!?
「テロ支援」カタールと断交=サウジなど中東諸国
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170605X393.html
21:47時事通信
【カイロ時事】サウジアラビア、エジプト、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)、イエメンのアラブ5カ国は5日、ペルシャ湾岸のカタールとの外交関係を断絶すると発表した。インド洋に浮かぶイスラム教国モルディブも追随。サウジなどはかねて、カタールが過激派組織「イスラム国」(IS)や国際テロ組織アルカイダなどを支援し、アラブ・湾岸地域の安定と結束を損ねていると批判を強めていた。
サウジ政府は国営通信を通じ、断交措置は「過激派の危険から国家の安全を守るため」と説明。「カタールは、地域の安定を妨害しようと画策するテロ集団を保護し、テロリストのメッセージを常にメディアを通じて広めている」と非難した。
エジプト外務省も声明で「エジプトに敵意を抱き、安全を脅かすテロ行為で裁判を受けた指導者をかくまっている」として、アラブの安全と利益の脅威になっているとカタールを糾弾した。
これに対し、カタール政府は外務省を通じた声明で「不当で根拠のない主張に基づいている」と各国の対応を批判した。
断交発表に伴い、サウジ、バーレーン、UAEの3カ国は、国民のカタール渡航を禁止。カタールからの渡航者の入国も禁じ、それぞれの国に滞在中のカタール国民に14日以内の出国を命じた。エジプトも、カタールとの航空機や船舶の往来を今後認めないと発表し、エジプト駐在のカタール大使に48時間以内の出国を命じた。
サウジは隣国イエメンの内戦に介入し、サウジと対立しているイランが支援するイスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」に対し、空爆を続けている。サウジは軍事作戦に参加するカタールを追放することを明らかにした。
カタールはシリア内戦でも、サウジなどと共に米軍主導の有志連合の一角を占める。カタールとサウジなどの断交はIS打倒に向けた共闘に影響を与える可能性がある。
1964
:
とはずがたり
:2017/06/05(月) 22:17:05
カタール断交、イエメンも「国内のシーア派武装組織支援」と非難 5カ国目
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706050043
17:29産経新聞
【中東支局】ロイター通信によると、イエメン政府は5日、カタールとの断交を発表した。カタールとの断交発表は、サウジアラビア、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプトに続き5カ国になった。
イエメン政府は声明で、カタールはイエメンのイスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」との関係を維持し、「過激派を支持しているのが明らかになった」ための措置だとした。
イエメンでは、サウジの支援を受けるハディ暫定政権とフーシ派の紛争が深刻化。フーシ派はイランからミサイル供与などの支援を受けているとされ、内戦はサウジ対イランの代理戦争の様相を呈している。
1965
:
とはずがたり
:2017/06/05(月) 22:18:33
カタール、4カ国による断交は不当で事実無根=アルジャジーラ
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20170605041
16:32ロイター
カタール、4カ国による断交は不当で事実無根=アルジャジーラ
6月5日、カタールは、サウジアラビアを含む4カ国がカタールとの外交関係を断ち切ったことについて、遺憾の意を表明した。カタールを拠点とする衛星テレビ局アルジャジーラが伝えた。写真はカタール国外務大臣。ドーハで5月撮影(2017年 ロイター/Naseem Mohammed Bny Huthil)
(ロイター)
[ドバイ 5日 ロイター] - カタールは5日、サウジアラビアを含む4カ国がカタールとの外交関係を断ち切ったことについて、遺憾の意を表明した。カタールを拠点とする衛星テレビ局アルジャジーラが伝えた。
アルジャジーラによると、カタール外務省は断交は「不当で、事実無根の主張や疑いに基づいている」と指摘した。また、断交の決定は「国民や居住者の通常の生活に影響を及ぼさない」とした。
サウジ、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンは5日、カタールがテロリズムを支援しているとして国交を断絶した。
1966
:
とはずがたり
:2017/06/05(月) 23:10:47
カタールはスンナ派なのに独自色なんだそうな。
形式とは云え民主主義や女性参政権の保障などを謳っていて一寸毛色が違うのか?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB
元首[編集]
カタールはサーニー家( ?? ???? , ?l-Th?n?)による首長制(君主制の一種)である。現行憲法は2003年4月29日に承認されたもので、三権分立の立場を取り、民主主義や女性参政権の保障などを謳っている。しかし、実際はサーニー家に実権が集中している状況。
宗教[編集]
2010年の調査では外国籍を含めた全人口に占める割合をみると67.7%がイスラム教、13.8%がキリスト教、13.8%がヒンズー教、3.1%が仏教を信仰している。しかし、カタール国籍保持者の95%はイスラム教であり、大半がスンナ派のワッハーブ派である他、シーア派が人口の5?15%を占めておりイスラム教を国教としている。
経済
首都ドーハは中東屈指の世界都市、金融センターへ急成長している。
2015年のGDPは約1920億ドルであり[9]、埼玉県よりやや大きい経済規模である[10]。同年の一人当たりGDPは7万8829ドルである[9]。
1940年代の石油発見以前の産業は漁業と真珠取りだけであった。1920年代から日本の養殖真珠が世界に出回るとカタールの天然真珠は衰退した。 石油と天然ガスに依存する経済体制で、輸出の大半が石油・天然ガス及びその関連製品で占められている。インド、パキスタン、イランなどからの外国人労働者がカタール国籍を持つ総人口より多く、外国人労働者に労働力を大きく依存している。
カタール断交、5カ国目 イエメンも「国内のシーア派武装組織支援」と非難
http://www.sankei.com/world/news/170605/wor1706050050-n1.html
2017.6.5 20:18
【カタール断交】
http://tohazugatali.web.fc2.com/int_poli/wor1706050050-p1.jpg
http://tohazugatali.web.fc2.com/int_poli/wor1706050050-p2.jpg
トランプ米大統領の中東歴訪からわずか約2週間。地域大国サウジアラビアを中心とする5カ国が、同じイスラム教スンニ派のカタールと断交に踏み切った背景には、何があったのか。
カタールは、サウジが脅威と認識するシーア派大国イランに融和的な姿勢を見せてきたほか、域内で警戒論が強いイスラム教原理主義組織ムスリム同胞団の「保護者」としても振る舞ってきた。豊富な天然資源を有する富裕国でもある。
カタールはいわば、スンニ派の盟主を自任するサウジに逆らう形で独自の存在感を発揮してきており、だからこそサウジの“逆鱗”に触れたのだといえる。
カタールをめぐっては、2014年に同胞団を支援したとの理由でサウジなどが大使を召還するなど、火種がくすぶっていた。イスラム世界の変革を求める同胞団の思想が広がることは反王制運動につながりかねず、サウジにすれば体制を脅かす危険組織と映る。それを支援することは、同じ君主制国家のカタールといえど同罪というわけだ。
サウジはまた、ペルシャ湾を隔てて対峙(たいじ)するイランが、核・ミサイル技術の開発や、サウジ国内のシーア派などを通じた工作で、自国への圧迫を強めていると受け止めている。昨年1月にはイランと断交。近年は、対イランを念頭に置いたスンニ派同盟の枠組み作りにも取り組んできた。
サウジは今回、カタールが、イランがイエメンで支援するシーア派系武装勢力を手助けしたと非難。真偽は不明だが、対イランでサウジとは一線を画した外交を展開するカタールは、サウジにとっては足並みを乱す厄介者だ。今回の断交措置にはそれを懲らしめる意味合いがある。
一方、今回の断交を受け、ティラーソン米国務長官は5日、湾岸諸国の団結を促す声明を出した。トランプ氏が5月、サウジを初外遊先に選び、対テロでのアラブ諸国の結束をうたった直後だけに、事態の激変に困惑している様子もにじむ。米国のメンツを無視するような今回の断交劇は、米国の中東地域への影響力が大きく低下している現実も示している。(大内清、エルサレム 佐藤貴生)
1967
:
チバQ
:2017/06/06(火) 20:06:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170606-00000023-jij_afp-int
カタール断交、サウジとUAE 孤立させるチャンス逃さず
6/6(火) 14:51配信 AFP=時事
カタール断交、サウジとUAE 孤立させるチャンス逃さず
カタール・ドーハの高層ビル群(2009年3月9日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】サウジアラビアとアラブ首長国連邦など中東の複数国がカタールとの国交を断絶すると発表したことをめぐり、専門家らは5日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の中東への新たなアプローチを後ろ盾に、カタールを孤立させるチャンスを逃さなかったと指摘している。
天然ガスが豊富で外交政策では長年にわたり周辺国と相容れない立場をとってきたカタールだが、先月にはイランを敵対視する米国のスタンスを疑問視する発言が報じられ、これをきっかけに一気に緊張が高まった。
国営メディアに掲載されたこの発言についてカタール政府は、サイバー攻撃によるもので真意ではないとしており、トランプ氏が隣国サウジアラビアを訪問後、ハッカー集団がタミム・ビン・ハマド・サーニ(Tamim bin Hamad Al-Thani)首長名義で一連の爆弾発言を行ったと主張している。
問題の発言は、サウジやUAEといったイスラム教スンニ(Sunni)派の首長国に対する侮辱として受け止められた。これらの国は、トランプ氏およびイスラム教シーア(Shiite)派主流のイランに対する強硬路線を支持している。
同日、サウジ、UAE、イエメン、バーレーン、エジプトが、カタールと断交。一部の国は、交通の遮断も発表した。
英シンクタンク「欧州外交評議会(European Council on Foreign Relations)」の客員研究員アダム・バロン(Adam Baron)氏は、「湾岸協力会議(GCC)に加盟する6か国間の緊張がこれまでにないほど高まっていることが示されているのは確かだ」と述べる。
そして、「カタールは長年にわたり独立した立場を持ち続けていたため、それがサウジやUAEをはじめとする隣国からの反感につながった。カタールとムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)との関係をめぐっては特にそうだ」とも指摘した。ムスリム同胞団は今から約90年前にエジプトで創設され、その後、周辺地域で勢力を伸ばした。
エジプトで行われた民主的な大統領選挙でムスリム同胞団を出身母体とするムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)氏が当選すると、サウジやエジプト、UAEは同団体を「テロ組織」と主張。同政権は2013年、軍によるクーデターで転覆した。
カタール政府がモルシ氏を支援したことで摩擦が生じ、バーレーンやサウジ、UAEは2014年、ドーハに赴任していた大使を数か月にわたり帰国させたこともある。
そのような対立が生じた中でもカタール政府はムスリム同胞団の指導者らを擁護し続けた。
■サウジ支持派
英ロンドン(London)のシンクタンク「英王立国際問題研究所(チャタムハウス、Chatham House)」上級主任研究員のジェーン・キニンモント(Jane Kinninmont)氏は、今回の緊張が「カタールによる新たな行動」に起因していると明確に示されてはいないと指摘する。
そして、サウジ、UAEの両国政府がトランプ政権とのつながりを強化するなか、今回のカタールとの断交は、これまで伺っていたチャンスに飛びついた恰好だとの見方を示した。
スンニ派イスラム過激組織が複数の国々で攻撃を行う中、トランプ氏は先月、サウジの首都リヤド(Riyadh)で行った演説で、過激主義者やテロリストらを「排除」するよう湾岸諸国などのイスラム指導者らに対し呼び掛けた。
この演説でトランプ氏は、イランを名指しして「宗派対立とテロ」を煽っていると述べ、サウジのこれまでの主張に同調してみせた。
他方で、シンガポールのS・ラジャラトナム国際研究院(S. Rajaratnam School of International Studies)の中東地域アナリスト、ジェームズ・ドーシー(James Dorsey)氏も5日、「イラン問題の延長としてカタールを孤立化させるためのサウジとUAEによる取り組み」だと今回の動きについて指摘している。
両国政府の目的についてドーシー氏は、非アラブ国に立場を明らかにするよう求めつつ、「反イランの立場をとらず、またイスラム過激派や武装集団との関係があることを理由にカタール政府を強く非難するようトランプ氏を説得することにある」と報告書に記している。【翻訳編集】 AFPBB News
1968
:
チバQ
:2017/06/06(火) 20:07:20
http://www.afpbb.com/articles/-/3130975?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from=yahoo&cx_position=r1&cx_rss=afp&cx_id=3131017
カタール断交、市民生活にも影響 住民が食品など買いだめ
2017年06月06日 13:06 発信地:ドーハ/カタール
【6月6日 AFP】サウジアラビアなどから突然国交を断絶されたカタールでは、住民の間に動揺が広がった。政府は国民や移民労働者に冷静な対応を呼び掛けたが、陸上で唯一国境を接する国でもあるサウジアラビアが食料の輸出を事実上禁じたことから、首都ドーハ(Doha)のスーパーなどでは食料不足を懸念した住民の長蛇の列ができた。
サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)、エジプトなど一部のアラブ諸国は5日、過激派を支援しているとしてカタールと断交。中東ではここ数年で最も大きな外交危機に発展している。
カタールは食料の輸入依存度が極めて高く、輸入先の大半が湾岸(Gulf)諸国となっている。
ドーハ市内のショッピングモール「シティーセンター・ドーハ(City Center Doha)」に入るスーパーのカルフール(Carrefour)では、断交が明らかになった数時間後、カートやかごを商品でいっぱいにした人たちが長い列をつくった。
店内では乳製品や米、鶏肉など主要食品の棚が空になっていた。
カートに幼児用紙おむつを山のように積み込んだスリランカ人のアジル(Azir)さんは、就寝中に母国の家族から電話があって起こされたといい、「大変なことになったと思ってスーパーに駆けつけたんだ」と話した。(c)AFP
1969
:
チバQ
:2017/06/06(火) 20:54:51
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706060018.html
【カタール断交】サウジなど砂糖を禁輸 国内で買いだめの列も トラック数千台、国境で足止め
09:14産経新聞
【カタール断交】サウジなど砂糖を禁輸 国内で買いだめの列も トラック数千台、国境で足止め
(産経新聞)
【エルサレム=佐藤貴生】カタールとの断交を5日に表明したサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)は5日、カタールへの砂糖の輸出を禁じた。ロイター通信が伝えた。食料を積んだトラック数千台がカタールに入れず、サウジ側国境で足止めされているという。
英BBC放送によると、カタールは食料品の4割をサウジからの輸入に依存しており、国内では断交を受け、品不足への懸念から買いだめに走る住民が商店に列を作る事態となっている。
サウジやエジプトはカタールの民間航空機の領空通過を禁じた。UAEやバーレーンの航空会社も、カタールとの間で予定されていた航空便の運行を取りやめる見通しで、混乱も予想される。一方、サウジは国内にあるカタールの衛星テレビ局アルジャジーラの拠点の閉鎖を命じた。
1970
:
チバQ
:2017/06/06(火) 20:55:23
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706050050
【カタール断交】サウジの“逆鱗”に触れたカタール 5カ国が断交に踏み切った背景には何があったのか
06月05日 20:24産経新聞
【カタール断交】サウジの“逆鱗”に触れたカタール 5カ国が断交に踏み切った背景には何があったのか
(産経新聞)
トランプ米大統領の中東歴訪からわずか約2週間。地域大国サウジアラビアを中心とする5カ国が、同じイスラム教スンニ派のカタールと断交に踏み切った背景には、何があったのか。
カタールは、サウジが脅威と認識するシーア派大国イランに融和的な姿勢を見せてきたほか、域内で警戒論が強いイスラム教原理主義組織ムスリム同胞団の「保護者」としても振る舞ってきた。豊富な天然資源を有する富裕国でもある。
カタールはいわば、スンニ派の盟主を自任するサウジに逆らう形で独自の存在感を発揮してきており、だからこそサウジの“逆鱗”に触れたのだといえる。
カタールをめぐっては、2014年に同胞団を支援したとの理由でサウジなどが大使を召還するなど、火種がくすぶっていた。イスラム世界の変革を求める同胞団の思想が広がることは反王制運動につながりかねず、サウジにすれば体制を脅かす危険組織と映る。それを支援することは、同じ君主制国家のカタールといえど同罪というわけだ。
サウジはまた、ペルシャ湾を隔てて対峙(たいじ)するイランが、核・ミサイル技術の開発や、サウジ国内のシーア派などを通じた工作で、自国への圧迫を強めていると受け止めている。昨年1月にはイランと断交。近年は、対イランを念頭に置いたスンニ派同盟の枠組み作りにも取り組んできた。
サウジは今回、カタールが、イランがイエメンで支援するシーア派系武装勢力を手助けしたと非難。真偽は不明だが、対イランでサウジとは一線を画した外交を展開するカタールは、サウジにとっては足並みを乱す厄介者だ。今回の断交措置にはそれを懲らしめる意味合いがある。
一方、今回の断交を受け、ティラーソン米国務長官は5日、湾岸諸国の団結を促す声明を出した。トランプ氏が5月、サウジを初外遊先に選び、対テロでのアラブ諸国の結束をうたった直後だけに、事態の激変に困惑している様子もにじむ。米国のメンツを無視するような今回の断交劇は、米国の中東地域への影響力が大きく低下している現実も示している。(大内清、エルサレム 佐藤貴生)
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チバQ
:2017/06/07(水) 09:43:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170607-00000008-jij-m_est
「兵糧攻め」に市民動揺=サッカーW杯準備に懸念―カタール
6/7(水) 5:57配信
【カイロ時事】サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)などアラブ諸国が断交したカタールでは、輸出入の大半を依存するペルシャ湾岸諸国との貿易が停滞する恐れから、市民が日用品を買いだめする動きが出ている。
唯一陸路がつながるサウジは、国境検問所を封鎖。カタールは豊富な天然ガス収入を背景に世界屈指の富裕国となったが、思わぬ「兵糧攻め」に揺れている。
「食品と水を複数のカートいっぱいに入れていた。こんなことは見たことがない」。カタールの地元紙は、買い物客であふれるスーパーを訪れた市民の証言を伝えた。インターネット交流サイト(SNS)では、食料品が空になった陳列棚の画像が投稿されている。
日本などへの天然ガス輸出で潤ってきたカタール経済は湾岸諸国との結び付きも強く、特に食料品輸入の約8割が近隣のサウジ、UAE、バーレーンの3カ国を経由するとされる。サウジ国境封鎖で、今後は空路と海上交通に輸入を頼ることになり、物品欠乏や物価高騰などが懸念されている。建設工事に使う材料や機器類も主に陸上搬送のため、カタールで2022年開催予定のサッカー・ワールドカップ(W杯)の準備への悪影響も心配される。
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http://www.jiji.com/jc/article?k=2017060500813&g=use
「イラン包囲網」に揺らぎ=中東諸国、対テロで亀裂-カタール断交
【カイロ時事】サウジアラビアやバーレーンなど中東のアラブ諸国とカタールの断交発表で、トランプ米政権とアラブ・イスラム圏諸国が構築を目指す「イラン包囲網」が揺らぐ恐れが強まっている。混迷が続く中東で、イラン封じ込めは過激派組織「イスラム国」(IS)打倒と並んで米国が掲げる最優先外交課題の一つ。米国の同盟国同士の関係が極度に悪化することで、対イラン、テロ撲滅での共闘にほころびが生じるのは必至だ。
中東での影響力拡大を図るイスラム教シーア派の大国イランを敵視し、昨年断交したスンニ派のサウジは覇権争いで対立する。イランに融和的だったオバマ前政権下で米国との関係が冷え込んだが、5月下旬の初外遊先にサウジを選んだトランプ米大統領とは蜜月をアピール。イスラム圏50カ国以上の首脳をサウジに招き、「イラン孤立化」で歩調を合わせたばかりだ。
これに対し、カタールのタミム首長(元首)は5月末、イランのロウハニ大統領と電話会談。ロウハニ師から「地域の国々は危機解決のため、節度と理性が必要だ」と呼び掛けられた。その後、タミム首長が米国のイラン政策を疑問視し、米国との関係悪化を示唆したとの報道が拡散。カタール政府は「サイバー攻撃による偽情報」と否定しているが、冷水を浴びせられた形のサウジなどの怒りは頂点に達していた。
カタールはかねて、イスラム組織ムスリム同胞団やイスラム原理主義組織ハマスなど中東各地のイスラム勢力を積極的に支援しているといわれ、中東の盟主を自任するサウジは不快感を抱いていたとされる。専門家からは「対米関係が好転したサウジが意見の異なるカタールに業を煮やし、強硬策に出た」との見方が出ている。(2017/06/05-18:01)
1972
:
とはずがたり
:2017/06/07(水) 10:19:40
モーリタニアも断交、8カ国目=対カタール、ヨルダンは関係格下げ
時事通信社 2017年6月7日 07時55分 (2017年6月7日 10時09分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170607/Jiji_20170607X662.html
【カイロ時事】西アフリカのモーリタニア政府は6日、カタールが「過激思想を宣伝し、多くのアラブ諸国に混沌(こんとん)と無秩序を招いている」と批判し、外交関係を断絶すると発表した。サウジアラビアやエジプトなどに端を発したカタールとの断交は8カ国目。
一方、ヨルダン政府は6日、カタールとの外交関係格下げを発表した。「地域の安定や国民の安全確保」などを理由に挙げ、カタールに本社を置く衛星テレビ局アルジャジーラのヨルダン国内での放送免許取り消しも決めた。
1973
:
チバQ
:2017/06/07(水) 21:09:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170607-00000077-jij-m_est
テヘランで同時テロ=議事堂と聖廟、12人死亡―ISが「犯行声明」
6/7(水) 16:09配信 時事通信
テヘランで同時テロ=議事堂と聖廟、12人死亡―ISが「犯行声明」
7日、テヘランで、武装集団に襲撃された国会議事堂の建物からの脱出を図る市民。
【カイロ時事】イランの首都テヘラン中心部にある国会議事堂と南郊外にあるイラン・イスラム革命の指導者、故ホメイニ師を祭る聖廟が7日、武装集団に襲撃された。
イラン情報省は「テロ」と断定。過激派組織「イスラム国」(IS)が系列メディアを通じて犯行を主張し、襲撃時に実行犯が議事堂内部の様子を撮影した動画も公開した。ISの犯行とすれば、イランでのテロは初めてとみられる。
イランの救急当局者によると、同時テロで計12人が死亡、42人が負傷した。死者に実行犯が含まれているかは不明。
イランはイスラム教シーア派が国教で、ISを含むスンニ派系のイスラム過激派は敵意をむき出しにしている。ただ、テヘランの治安は比較的安定しており、テロや銃撃事件の発生はまれだ。
イランのメディア報道によると、議事堂では自動小銃などで武装した集団が構内に侵入し、銃を乱射。その後、実行犯1人が自爆し、もう1人が自爆前に突入した治安部隊に射殺されたという。治安部隊はその後、ほかの容疑者2人を殺害し、議事堂を制圧した。
また、イマーム・ホメイニ国際空港に近いホメイニ師の聖廟でも何者かが銃を乱射した。ファルス通信によると、聖廟を襲撃した容疑者は4人。1人は銃撃戦で死亡し、女1人は自爆した。残る2人のうち、1人は持参していた毒物を飲んで自殺。女1人が拘束されたという。2人が自爆したとの情報もある。
一連の銃乱射を受け、ラハマニファズリ内相は緊急の治安会議を招集。情報省は、議事堂と聖廟のほかにもテロ襲撃の企てがあったが、未然に防いだことを明らかにした。
1974
:
チバQ
:2017/06/07(水) 21:46:39
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20170607-567-OYT1T50060.html
モーリタニアもカタールと断交…8か国目
11:06読売新聞
【カイロ=倉茂由美子】サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)などがカタールとの国交を断絶した問題で、西アフリカのイスラム教国モーリタニアも6日、カタールとの国交断絶を発表した。
断交措置を講じたのは8か国目。
ロイター通信によると、モーリタニア政府は声明で、カタールについて「テロ組織を支援し、過激派思想を広めている。それにより、世界中で多くの人命が失われている」と非難した。
また、ヨルダン政府も同日、カタールへの外交代表部を縮小すると発表した。カタール拠点のテレビ局「アル・ジャジーラ」のヨルダン国内の事務所も閉鎖し、放送を禁止する。
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK664RC5K66UHBI01N.html
カタール国交断絶、見えない歩み寄り 周辺国が仲介も
06月06日 21:15朝日新聞
サウジアラビアやエジプトなどがカタールと断交した問題で、周辺国が仲介を試みている。サウジ、カタールとともに湾岸協力会議(GCC)に加盟するクウェートのサバハ首長は5日、カタールのタミム首長と電話で協議。同じくGCCのオマーンのアラウィ外相も同日夜、タミム首長と会談した。ただ、カタールは断交への反発も示しており、歩み寄りは難航しそうだ。
5日までにカタールとの断交を発表したのは、サウジ、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、イエメン、モルディブ、モーリシャスの計7カ国。
サバハ首長はタミム首長との協議前にサウジ政府の代表団と会談しており、サウジのサルマン国王のメッセージをカタール側に伝えたとみられる。
カタールのムハンマド外相は、5日に放映された同国の衛星テレビ局アルジャジーラとの会見で、対話による解決を望むとしながらも、断交について「GCC諸国をつなぐ市民や家族の結びつきに影響を及ぼす一方的措置」と批判した。
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:
とはずがたり
:2017/06/08(木) 13:35:44
カタール断交 米、アラブ湾岸諸国の「仲裁」申し出 「サウジ寄り」姿勢で奏功は微妙か
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170608-00000530-san-n_ame
6/8(木) 10:04配信 産経新聞
【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は7日、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)などアラブ・湾岸諸国がカタールと断交したのを受け、カタールのタミム首長、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・アブダビ首長国皇太子とそれぞれ電話会談した。トランプ氏は会談で、テロ対策の徹底に向けた結束の重要性を強調。タミム首長に対しては、関係国の対立解消に向け、ホワイトハウスで会合を開くことも含めた支援の用意があると表明した。
ホワイトハウスが発表した声明によると、トランプ氏はタミム首長に対し、は、カタールやサウジなど6カ国が加盟する湾岸協力会議(GCC)の団結と、米国とGCCとの協力関係がテロ撲滅と地域の安定推進に不可欠だと強調した。
一方、ムハンマド皇太子との会談でトランプ氏は、GCCの団結を重視するあまり、急進的過激主義への資金供給の遮断やテロ撲滅が犠牲になってはならないと指摘。名指しを避けつつも、エジプトのイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」を保護するとともにイランにも融和的なカタールを牽制した。
トランプ政権はカタール非難の先頭に立つサウジを支持する姿勢を示しており、米国による「仲裁」の動きが奏功するかは微妙な情勢だ。
1976
:
チバQ
:2017/06/08(木) 18:17:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170608-00000025-jij_afp-int
イラクのクルド人自治区、9月に独立の住民投票 内外から反発必至
6/8(木) 13:31配信 AFP=時事
イラクのクルド人自治区、9月に独立の住民投票 内外から反発必至
イラクのクルド人自治区の中心都市アルビルで、自治政府のマスード・バルザニ議長の肖像を使った自治区の旗を織る男性(2015年8月20日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イラクのクルド自治政府は7日、独立の是非を問う歴史的な住民投票を9月25日に実施すると発表した。イラク中央政府は反対しており、トルコなど周辺国からも反発の声が上がる可能性がある。
【動画】IS収容所急襲の瞬間、米・クルド部隊がイラクで実施
クルド自治政府の議長府が出した声明によると、住民投票の実施日はマスード・バルザニ(Massud Barzani)議長やクルド人自治区の政党議員らが出席した会議で決まった。
クルド人は第1次世界大戦(World War I)後に独自国家を持てなかったため、居住地域がイラン、イラク、シリア、トルコに分散している。そのため「国を持たない世界最大の民族」と呼ばれることも多い。
住民投票は、大詰めを迎えているイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」からのモスル(Mosul)奪還作戦が終結した後のイラクで大きな危機をもたらす恐れがある。奪還作戦では対立するイラク政府軍とクルド人部隊が一時的に共闘しており、両者は今後もクルド人自治区の近隣地域に展開することになっている。
イラクのクルド人は総じて独立を支持しているが、住民投票で賛成多数となっても独立に向けた事業のほんの始まりにすぎず、独立には政治面でも経済面でも大きな障害がある。
議長府の声明では、住民投票を実施する地域には自治区外の「クルディスタン地域」も含まれると明記。同地域はクルド自治政府とイラク中央政府の双方が主権を主張するイラク北部一帯を指し、石油資源が豊富な要衝キルクーク(Kirkuk)県なども入る。
国内に多数のクルド人を抱える隣国トルコは、イラクでの分離独立が自国に飛び火することを警戒している。クルド自治政府は主な収入源である石油の大半をトルコ経由のパイプラインで輸送しているだけに、トルコが反対すれば独立にとって大きな問題となる。【翻訳編集】 AFPBB News
1977
:
チバQ
:2017/06/08(木) 19:49:07
http://www.sankei.com/world/news/170605/wor1706050069-n1.html
2017.6.5 22:24
【パレスチナ占領半世紀(上)】
イスラエルとアラブ「6日戦争」 聖地めぐる対立今も「そんな奴とどうやったら平和に暮らせるというのだ」
「嘆きの壁が解放されたとの知らせを聞いたときには、子供のように泣いた。ユダヤ人は2000年もの間、取り戻そうと待ち続け、祈り続けてきたのだ」
地中海に面するイスラエルの都市テルアビブで会ったイスラエル軍の元少佐、ヨシ・ランゴツキ(83)が大声で訴えた。嘆きの壁はエルサレム旧市街にあるユダヤ教徒の聖地だ。
1967年の第3次中東戦争で、イスラエルはわずか6日間でアラブ軍を撃退し、ヨルダンが支配してきた旧市街やエルサレム東部を制圧した。予備役のランゴツキはこの戦争の直前に召集され、エルサレムの偵察部隊の司令官を務めた。
開戦初日の6月5日午後3時。エルサレム東部に陣取ったヨルダン軍との戦闘命令が下り、約5時間にわたる熾烈(しれつ)な攻防戦の末、ヨルダン軍に壊滅的な打撃を与えて勝利した。ランゴツキは「歩兵部隊が合流し、対戦車砲を備えた装甲車などと奇襲する作戦が成功した」と振り返った。
イスラエル軍兵士が旧市街の嘆きの壁に到達し、ランゴツキのように歓喜の涙を流したのは6月7日、開戦3日目のことだ。
■ ■
第3次中東戦争はアラブ民族主義の雄、エジプト大統領ナセルが67年5月に、イスラエル南端の海の玄関口であるティラン海峡の封鎖を宣言したのが発端だ。
軍事物資や石油の搬入を阻止されたイスラエルは6月5日早朝、エジプトの空軍基地を電撃的に空爆し、戦闘能力を壊滅させた。ヨルダン、シリアなど参戦したアラブ諸国を合わせると、戦闘機など400機を初日に破壊したという。
パレスチナ人、ワセフ・エリカト(71)は、エルサレム北方のジェニン近郊でイスラエル軍と戦闘中、無線でこの知らせを聞いた。ヨルダン兵として従軍していた。
「アラブ側は初日に8割以上の空軍力を失った。私たちは防空支援なしで戦わざるを得なかった。約48時間に及ぶ激しい戦闘で私の連隊でも10人が死亡した」
参戦したアラブ諸国は10日までに停戦を受け入れ、戦闘は収束に向かう。「言いようのない悲しい気持ちになった。故郷が占領されたのだ」。ヨルダン軍少尉だったエリカトは、故郷であるエルサレムの村に戻ることを許されなかった。イスラエル政府の許可が出たのは、戦争から30年近くが過ぎた95年のことだ。
1978
:
チバQ
:2017/06/08(木) 19:49:25
■ ■
嘆きの壁がある旧市街にはいま、巡礼者や観光客が世界中からやってくる。自動小銃を持ったイスラエル兵が随所におり、テロや事件の警戒に目を光らせる。戦後、イスラエルは旧市街やエルサレム東部の占領地の併合を宣言したが、国際社会は認めていない。
石畳の細い道の両脇に、延々と並ぶ小さな店。土産物や衣類、食料品などを売る人々はみな、政治などにはまったく関心がないようにみえた。
そんな中、話を聞いた骨董品(こっとうひん)店のパレスチナ人、マフムード・アブエイド(54)が、斜め向かいのユダヤ人が営む店を指さしてささやいた。
「あの店の店主は面と向かって、『お前はわれわれの敵だ』といった。そんな奴とどうやったら平和に暮らせるというのだ」
× ×
第3次中東戦争でイスラエルはパレスチナ全土を支配下に置き、アラブ系のパレスチナ人に対する占領統治が始まった。93年のオスロ合意により、ヨルダン川西岸やガザでパレスチナ人の自治が始まったが、平和共存の道は見えないまま。占領開始から半世紀を経て双方はどう変化したのか。最新事情を探った。(エルサレム 佐藤貴生)=敬称略
1979
:
チバQ
:2017/06/08(木) 19:51:16
http://www.sankei.com/world/news/170607/wor1706070009-n1.html
2017.6.7 05:00
【パレスチナ占領半世紀(中)】
ベツレヘムの壁 劣悪な住環境「まるで監獄」
キリスト生誕の地とされるパレスチナ自治区ベツレヘムは、エルサレムから車で15分という近さだ。しかし、とてつもない距離だと感じている住民もいる。
「イスラエルは移動の自由を認めない」。市中心部で会ったパレスチナ人のタクシー運転手、ナセル(51)はそう言うと横にいた知人の男性(31)を指さし、「彼はベツレヘムから出たことがほとんどないはずだ」と話した。
住民の大半は、市外に出るのにイスラエル側から特別な許可を得なくてはならないという。イスラエルがテロ防止策として住民の移動を規制しているためだ。
自治区の内と外を隔てるのは、自動小銃で武装したイスラエル兵と、街を取り囲む高さ数メートルの「分離壁」だ。壁に沿って随所にイスラエル側の監視台が設置され、「まるで監獄だ」と話す住民もいた。
「将来への希望など持ちようがない」。民芸品の店を営むバラカット・アセム(48)によると、イスラエルが「テロ対策」を理由に制度を変えると、突然銀行が閉鎖されることもあり、「怖くて金も預けられない」という。
同行した地元記者は、「イスラエル兵が通告もなく市内に進入し、家宅捜索したりすることは珍しくない」と話し、声を強めた。「これが自治区の実態だ」
■ ■
パレスチナ自治区では内紛が続く。ベツレヘムなどヨルダン川西岸はパレスチナ自治政府が管理し、地中海に面したガザ地区はイスラム原理主義組織ハマスが2007年に武力制圧した後、実効支配している。
イスラエル側検問所を抜けてガザに入ると、警戒態勢は西岸より段違いに厳しく、「隔離」された住民は西岸より劣悪な環境下での暮らしを強いられていた。
住宅は老朽化し、商店やレストランも数少ない。市街の工場も「全面的に稼働しているわけではない」(住民の1人)という。
「イスラエルによる封鎖のせいで薬品が手に入らない。1日のうち18時間ぐらい停電しており、このままだと運営がたち行かなくなる」。中心部にある病院の院長、アハマド・カーロウト(45)が話した。
ただ、急速な経済悪化の理由の一つは6〜7万人いる公務員の給与の3割カットで、雇い主の自治政府が4月に発表したものだ。ハマスに圧力をかけ、ガザへの影響力を強化する狙いだといわれる。
権力闘争に明け暮れ、団結とはほど遠い。
前出のアセムはパレスチナ側の指導層について、「一般の民衆のことを考えていない。パレスチナ国家など樹立できるわけがない」と断言した。
■ ■
この半世紀で、パレスチナを支援してきたアラブ諸国の姿勢も変わった。
第3次中東戦争でイスラエルに敗北したエジプトは73年、シリアとともにイスラエルに奇襲攻撃を仕掛け、第4次中東戦争へと発展。その後、イスラエルと平和条約を締結した。
エジプトの政治評論家、モウニル・アデーブ(49)は電話取材に、「第3次中東戦争はエジプトにとってはひどい敗北だったが、当時の政権は『後退』と言い換えて実態を隠したがった」と話した。
汎アラブ紙アルハヤートは5月27日付で、「アラブの団結というモットーは崩壊した」と評した。
アラブ諸国の関心はいま、イランの脅威やシリア内戦の行方にある。パレスチナ問題解決への熱意は冷めている。(ベツレヘム 佐藤貴生)=敬称略
1980
:
チバQ
:2017/06/08(木) 19:52:33
http://www.sankei.com/world/news/170608/wor1706080026-n1.html
2017.6.8 10:10
【パレスチナ占領半世紀(下)】
対立ほどけぬ古都ヘブロン 和平交渉に後ろ向き世論
エルサレムから南に約30キロ。ヨルダン川西岸の古都ヘブロンには、「ユダヤ人しか歩けない通り」がある。かつてパレスチナ人らが営んでいた商店の扉は金属が打ち込まれて開閉できず、イスラエル兵以外の姿はほとんどない。
周辺住民らの話では、シュハダ通りと呼ばれるこの通りの周辺は、パレスチナ人の商店街としてにぎわった。しかし、1967年の第3次中東戦争でイスラエルが西岸を占領してからユダヤ人の入植が始まり、20人以上のパレスチナ人が殺害される事件も起きた。
加えて、2000年に始まった第2次インティファーダ(反イスラエル闘争)で双方の対立が深刻化し、イスラエルはシュハダ通り一帯からのパレスチナ人排除に乗り出した。
「通りのすべての店の主が集められ、半年間の閉鎖を命じられた。その後も半年ごとに閉鎖が延長され、みな出ていった」。近くで出会ったパレスチナ人男性が語った。
■ ■
シュハダ通りから車で数分の距離にある入植地キリヤト・アルバは、信仰心が強いユダヤ人が多く住む。近くにあるユダヤ教の聖地「マクペラの洞窟」には、旧約聖書の預言者アブラハムと一族の墓がある。
「パレスチナ側は、東エルサレムは将来の国家の首都だというが、エルサレムはすべてわれわれのものだ。『東京はお前たちの街ではない』といわれて引き渡す日本人がいるか」
こう話したのは住民のヤイル・グリナー(28)だ。肩からさげた自動小銃M16を示し、「軍にいた経験から、入植地内でユダヤ人が襲われたら真っ先に駆けつける役割を担っている。最近も10代の少女がパレスチナ人に殺害され、現場に行った」と続けた。
入植地はイスラエル兵の検問所に守られ、赤い屋根の低層住宅が広がる。商店や銀行、学校もある。
「敵」と隣り合うオアシスのような入植地。「快適で安心して暮らせる。この中にいれば、の話だが」。ある住民の言葉がかえって緊張を感じさせた。
■ ■
ユダヤ人とパレスチナ人の双方への対立感情は高まっている。イスラエルの与党リクードは、パレスチナ側との和平交渉を否定する極右政党と連立を組む。政界の右傾化も指摘される。
左派系野党「シオニスト連合」の国会議員、クセニヤ・スベトロワ(39)は電話取材に、「今でも世論調査では、(イスラエルとパレスチナの)『2国家共存』の支持が最も高いが、第2次インティファーダ以降、パレスチナと交渉しても仕方がない、という考えが広がった」と話す。
地元記者によると、第2次インティファーダでは自爆テロや自動小銃の乱射で、ユダヤ人の一般市民が標的になった。そのため、世論が和平交渉に後ろ向きになったのだという。
クセニヤは、「ネタニヤフ首相はパレスチナ問題について現状維持を図り、解決しようとしない。パレスチナ自治政府のアッバス議長も現状を変えようとはしていない」と批判する。
では、「停滞」の先には何が待つのか。「もしパレスチナ人が車による爆弾テロなどを起こせば、イスラエルの世論は黙っていない。一瞬で事態が急変する」(ユダヤ人の男性)
先月イスラエルとパレスチナ自治区を訪れたトランプ米大統領は、「できることはすべてやりたい」と、和平実現への意欲を示した。しかし、現地で人々から話を聞く限り、実現する可能性は限りなく乏しいように思える。(ヘブロン 佐藤貴生)=敬称略
◇
【用語解説】ユダヤ人入植地
第3次中東戦争でイスラエルが占領した地域に設置されたユダヤ人居住地。ジュネーブ条約は占領地への自国民移住を禁じているが、人権団体によると、ヨルダン川西岸、東エルサレムのパレスチナ占領地に入植地は120カ所以上あり、約60万人の入植者が住む。
1981
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チバQ
:2017/06/09(金) 22:51:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170609-00000023-jij_afp-int
外交危機のカタール「降伏しない」 外相、サウジなどの干渉批判
6/9(金) 12:55配信 AFP=時事
外交危機のカタール「降伏しない」 外相、サウジなどの干渉批判
ドーハで記者会見するカタールのムハンマド・ビン・アブドゥルラフマン・サーニ外相(2017年6月8日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】過激派を支援しているとしてサウジアラビアなど中東諸国がカタールと断交した問題をめぐり、同国のムハンマド・ビン・アブドゥルラフマン・サーニ(Mohammed Bin Abdulrahman al-Thani)外相は8日、こうした国々に「降伏」するつもりはなく、自国の外交政策へのいかなる干渉も受け入れないと強調した。
【写真】サウジなどから営業許可を取り消されたカタール航空のカウンターに並ぶ人たち
サーニ外相はAFPとのインタビューで、カタールに政策転換を迫るサウジアラビアやその同盟国の行動は受け入れられないと反発。「わが国の外交政策に干渉する権利はどの国にもない」と批判した。
外交危機を打開するための「軍事的解決という選択肢」は否定し、国交を断絶されようとカタールは「永久に」存続できるとも語った。
サーニ外相はその後に開いた記者会見で「わが国は降伏するつもりはないし、わが国の外交政策の独立性を放棄するつもりもない」「何人たりともわが国を壊すことはできない」と重ねて表明した。
サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプト、バーレーンの4か国は5日、過激派組織に資金援助を行い、サウジの域内最大のライバルであるイランともつながっているとしてカタールとの国交断絶を発表。その後もカタールと断交する国が相次いだ。
これら4か国は8日、カタールとの断交後初めて出した共同声明で、同国とつながりがあるとする「テロリスト」の個人・組織名のリストを公表した。【翻訳編集】 AFPBB News
1982
:
チバQ
:2017/06/10(土) 22:01:20
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170610k0000e030254000c.html
<カタール>断交後も強気「降伏しない」
11:33
(毎日新聞)
【カイロ篠田航一】サウジアラビアやエジプトなどが「テロ組織支援」を理由にカタールと断交した問題で、関係国間の緊張状態が続いている。サウジとアラブ首長国連邦(UAE)は既に砂糖の輸出を停止。サウジはカタールにとって唯一の陸路である国境を封鎖した。カタール拠点の衛星テレビ局アルジャジーラによると、カタールのムハンマド外相は8日に「降伏するつもりはない」と述べ、強硬な姿勢を崩していない。
サウジが国境封鎖に踏み切ったため、カタールは中立を保つトルコと食糧や水の確保について協議を開始。ロイター通信は、カタール航空の貨物便が食糧を空輸する方針と報じた。トルコのエルドアン大統領は9日、「カタールへの支援を続ける。カタールがテロ支援をしているとは思っていない」と述べた。
米国のティラーソン国務長官も9日、声明を読み上げ、断交が過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦を妨害しているとの考えを示した。「断交は問題だ。解消を求める」などと、関係国に国境封鎖の緩和や和解に向けた行動を促した。
一方で、トランプ米大統領は9日、ルーマニアのヨハニス大統領との共同記者会見で、「テロ活動に資金を提供してきた」とカタールを批判し、資金提供を中止するよう求めた。トランプ氏のサウジ寄りの姿勢にカタールが反発するのは必至とみられ、米国が仲介役を果たせるかどうかは不透明だ。
豊富な天然ガス輸出で経済成長を続けるカタールはサウジなどと同じイスラム教スンニ派国家だが、ペルシャ湾を挟んだ対岸のシーア派大国イランともガス田を共同開発し、良好な関係を保つ。イランと敵対するサウジなどはこうしたカタールの「親イラン」姿勢も断交の理由に挙げている。
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1983
:
とはずがたり
:2017/06/11(日) 10:48:36
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1042778728/2348
>先ほどの話の通り、政府や石油会社は実情をなかなか明かさないので、枯渇リスクがあるかないかは判断できませんが、石油がもともと少ないのはオマーンです。サウジアラビアやクウェートに比べたら格段に少ないです。バーレーンは湾岸で最初に石油が出たところですが、現在ではもう枯渇状態でしょう。
バーレーン王国概況
http://www.jccme.or.jp/japanese/08/pdf/08-07-17-07.pdf
(イ)政体
ハリーファ家出身の国王を統治者とする立憲君主制(世襲君主制)により、安定的な国会運営が行われている。
71 年の独立後、73 年に選挙が行われ、国民議会が設置されたが、政府批判の場と化したこともあり、75 年に解散、廃止された。ハリーファ家を頂点とする指導者層がスンニー派であるのに対し国民の約 7 割をシーア派が占め、内政上難しい舵取りを要す。94 年 12 月、
シーア派宗教指導者(議会再開運動を実施)の逮捕を契機とし、民主化問題、失業問題等に不満を有する若年層を中心とした騒擾事件が発生した。政府は 95 年 6 月、20 年振りに内閣を改造し、シーア派とスンニー派の均衡をとるとともに、諮問評議会の権限を強化した。96 年 6 月に反政府グループの「政府転覆計画」を未然に防止し、同組織の幹部 44 名を逮捕した旨発表した。2004 年イラクのシーア派聖地に対する米軍攻撃等への抗議デモ集団が治安部隊と衝突し、流血事件に発展したが、事件発生日に内相を更迭し収拾した。
(ロ)ハマド国王の下の民主化政策
ハマド現国王は 99 年 3 月の首長就任以来、民主化政策を推進している。01 年 2 月に採択された「国民行動憲章(National Charter)」を具体化する形で、02 年 2 月 14 日憲法が改正された。体制を首長制から王制に変更し、国名をバーレーン王国(Kingdom of Bahrain)に変更するとともに、二院制議会の設立、男女の権利平等を規定した。議会は立法権を持ち、諮問院(定員 40 名。議員は国王の任命)、下院(定員 40 名。議員は普通選挙で選出)から成る(諮問評議会は議会の成立を受け廃止)。02 年 10 月に下院総選挙が実施され、同年 11 月には諮問院議員の任命が行われ、同 12 月には 27 年ぶりに議会が再開した。03 年10 月、ハマド国王は、国民融和の促進、憲法の基本理念強化と民主化の促進等からなる国家戦略ガイドラインを提示した。05 年 1 月の内閣改造により女性閣僚が 2 名(保健相、社会問題相)就任。06 年末、下院総選挙が行われ、40 議席中、シーア派政治団体が 17 議席を占めることとなった。08 年 11 月、情報省の名称変更と新大臣の任命が行われ、女性閣僚は 2 名(文化情報相・社会開発相)となった。
(2)経済
(イ)経済基本構造バーレーンは近隣湾岸諸国に比べ石油生産量が極めて?ない(3.4 万 B/D)ことから、いち早く石油生産依存体制の脱却を目指し、石油精製事業、アルミニウム精錬等、産業の多角化を推進している。また、80 年代にレバノンに代わって中東の金融センターとしての地位を確立したほか、サルマン皇太子の主導で 04 年から中東初のF1 グランプリを開催するなど観光産業の振興を図っている。
さらに、若年層の失業問題を緩和するため、外国企業の積極的な誘致を進め、国内産業規模の拡大、多角化を図っている。
しかし、域内流通の中心が既にドバイに移ったのに加え、金融部門についてもドバイの発展が著しいことから、かつての地位の維持が難しい状況になりつつある。
93 年、商業省の傘下に、外国企業及び投資の同国への誘致を主業務として、BPMB(BahrainPromotion and Marketing Board)が創設された。02 年 3 月、BPMB は組織変更され、皇太子府直轄の経済開発委員会(Economic Development Board)となった。同委員会は 05年 5 月に勅令により首相と協調の下、経済政策を中心的に担う権限が与えられた。さらに08 年 1 月には経済関係省庁以外の閣僚も EDB の役員に加えられ、EDB の権限は一層高まっている。
(ロ)主要産業
石油精製、アルミニウム精錬、金融、観光サービスが中心である。なお、石油・ガス部門の比重は漸減傾向にある。工業化推進による産業多角化、中東における金融センター化を一層推進し、産業投資誘致促進及び雇用機会の創出を目指している。
1984
:
とはずがたり
:2017/06/11(日) 11:05:03
石油が出なくなった後のアラビア諸国のケーススタディとしてバーレーンがあるけど,ここは政府のスンニ派と住民のシーア派というねじれもあって複雑だな。
1985
:
とはずがたり
:2017/06/12(月) 08:31:21
いいですね〜,イラン頑張れ♪
シーア派連合にカタールが取りこまれるかも☆
ロシア・イラン・イラク・シリア・カタール・フーシ聯合やね。
ロシアも気に喰わんが兎に角サウジが閉鎖的で気に喰わんからなあ〜。
カタール、イランから生鮮品空輸=両国の接近鮮明に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170611-00000085-jij-m_est
6/11(日) 21:49配信 時事通信
【カイロ時事】国営イラン航空の当局者は11日、AFP通信に対し、サウジアラビアなどアラブ諸国が断交を表明したカタールに向け、野菜などの生鮮食料品の輸送を行ったことを明らかにした。
1機当たり約90トンの食料を積んだ貨物機5機が既にカタールに飛んだという。
カタールは食料需要の8割を輸入に依存し、断交による貿易の停滞で市民生活への悪影響が懸念されている。当局者は「需要がある限り、輸送を続ける」と説明。1隻につき約350トンの野菜や果物を積載した船舶3隻も今後、イランを出港する予定。
カタールのムハンマド外相は10日、訪問先のロシアのメディアとのインタビューで「イランは隣国だ。われわれは前向きな関係を望んでいる」と指摘。断交を機に、アラブ諸国が反目するイランと接近する動きを鮮明にしている。
1986
:
とはずがたり
:2017/06/12(月) 08:53:07
ドゥテルテ大統領の「大誤算」まさかISがこんなにしぶといとは… 戒厳令下の戦闘が終わらない
6/8(木) 12:01配信 現代ビジネス
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1440116307/3259-3261
南部ミンダナオ島ではドゥテルテ大統領が5月23日に戦後3回目となる戒厳令を布告、地方都市マラウィではイスラム系テロ組織と国軍部隊との激しい戦闘が続いている。
フィリピン国軍は5月23日、ミンダナオ島西部南ラナオ州の州都マラウィで反政府イスラム武装組織「アブサヤフ」の幹部、イスニロン・ハピロンの潜伏先を急襲する作戦を始めた。すると、ミンダナオ島で最近勢力を急拡大させていた武装組織「マウテグループ」がアブサヤフに加勢、国軍との激しい銃撃戦に発展した。
両組織はマラウィ市内の病院、教会、学校などを次々と占拠、一部に放火したり、刑務所を襲撃して囚人を解放したりしながら占拠エリアを拡大。キリスト教関係者や一般市民を人質に取り、処刑するなど残酷な手口からISの影響が懸念され、戦闘で死亡した武装組織のメンバーにマレーシアやインドネシア人が含まれていたことから「外国人が加わった戦闘集団」との見方が強まった。
こうした事態を訪問先のロシアで報告されたドゥテルテ大統領は直ちにミンダナオ島とその周辺に戒厳令を布告した。
戒厳令で増派された国軍が地上や空から攻撃することで早期鎮圧が可能、とドゥテルテ大統領はこの時点では内心思っていた節がある。
しかし、それから2週間が経過した6月6日の時点でも、マラウィ市の戦闘は続いている。
政府は市内の大半を奪還したと強調するものの、市の中心部は依然として武装勢力が占拠しており、そのほか市内各所に広がる地下壕やトンネルにもまだ多数が潜伏しているという。地下施設などには十分な食糧や武器も蓄えられ、「1ヵ月程度籠城可能」「空爆に耐えられる地下施設」など、戦闘の長期化が懸念される情報が次々と伝えられている。
現地からの報道などによると、アブサヤフとマウテグループは空爆の目標から外されている教会や病院と地下に潜伏していて、スナイパーによる待ち伏せ攻撃や、人質を使った「人間の盾」で国軍の攻撃をしのいでいるという。
マウテグループはもともと、元警察官のアブドラ・マウテ、オマール・マウテの兄弟が組織した麻薬関連組織で、犯罪者やならず者、麻薬関係者が集まったグループに過ぎなかったが、最近はISへの傾倒が著しく、2016年9月のミンダナオ島ダバオでの爆弾テロや同年11月のマニラの米大使館付近で爆発物が発見された事件などへの関与が疑われていた。
フィリピン海兵隊が最近、マラウィでの戦闘で応酬した武装組織の武器には米国製M4自動小銃などが多く含まれており、地下施設を利用したり、狙撃手を使ったりする戦術などからも、アブサヤフやマウテグループに加えて外国からの武器流入、そして外国人メンバーの合流、戦闘参加の可能性が強まっていた。
フィリピンのロレンサナ国防相は6月1日、死亡した武装メンバーの中に新たにイエメン、サウジアラビア、チェチェン共和国の出身者が含まれていることを明らかにした。
これまでのようにインドネシアやマレーシアといった近隣国の過激派組織メンバーやIS共鳴者だけでなく、遠く中東などからも戦闘員が加わっていることから、IS本体のメンバーがフィリピンでも活動している可能性が裏付けられたとしている。
シリアやイラクでのISの弱体化により、先鋭的な国際テロ戦略の拠点としてフィリピン南部が選ばれた可能性があるとみられている。
フィリピンのこうした現状にASEANや米国は素早い対応を見せている。
6月5日、米トランプ政権はフィリピンに対する武器供与に踏み切った。在フィリピン米大使館はフィリピン海兵隊に対してライフル銃300丁、拳銃200丁、機関銃4丁を供与し、すでにマラウィ市での戦闘に使用されるという。
さらに翌6日、シンガポールで開催されていたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)に出席していたマレーシアのヒシャムディン国防相は、同月19日からマレーシア、インドネシア、フィリピンの3ヵ国によるミンダナオ島周辺海域での合同海上パトロールの実施を発表した。
マラウィ市での戦闘でインドネシア人やマレーシア人が武装組織に参加していることが確認されたが、空路入国の記録がないことから、マレーシアやインドネシアから海路で密入国した可能性が濃厚なため、特に密入国ルートがあるとされるスールー海周辺での合同監視活動を強化する。さらに20日からは、同じ3ヵ国空軍による上空からの合同哨戒、監視活動も実施されることとなった。
ドゥテルテ大統領も、当初のやや楽観的な見方から事態が膠着状態に陥っている現状に新たな対応を余儀なくされている。
1987
:
とはずがたり
:2017/06/12(月) 09:03:49
>>1985
一方のアメリカ・サウジ・エジプト・アラブ首長国連邦・バーレーン・イエメン。アラブスンニ派の盟主にして両聖地の守護者のサウジがまともな国になれば随分違うんじゃが。
カタール強硬、収拾見えず=アラブの「イラン包囲網」亀裂
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017061000446&g=isk
【カイロ時事】サウジアラビアやエジプトを含むアラブ諸国が「テロ支援」やイランとの融和を理由に断交に踏み切ったカタールが、強硬姿勢を貫いている。サウジなどはカタールに拠点を置くとされる個人や組織をテロリストに指定して締め付けを図るが、カタールは「事実無根。決して降伏しない」(ムハンマド外相)と反発。アラブ諸国が目指す「イラン包囲網」にも亀裂が生まれている。
〔写真特集〕ドーハの風景〜カタール首都の光と影〜
カタールと断交した国は中東、アフリカなどの9カ国。いずれもアラブとの友好を重視し、サウジが強く働き掛けたとみられる。
断交の引き金となった「イランと敵対するのは賢明でない」とするカタール首長発言について、同政府は7日、「サイバー攻撃による偽ニュース」と断定した。それでも、収拾に向かう兆しは全くない。潤沢な天然ガス収入を基に、カタールが中東で独自外交を進めることがアラブ諸国の不信感を増幅させ、ムスリム同胞団やハマスなどのイスラム組織への支援疑念も晴れないためだ。
各国はカタールとの陸海空の往来を停止し、地続きのサウジは国境を封鎖。ヒトやモノの行き来を止める「兵糧攻め」で、カタールの軟化を促したい考えだ。しかし、イランでの報道によると、カタールはペルシャ湾を挟んで向き合うイランから、食料空輸の受け入れを開始。アラブ諸国の思惑とは裏腹に、関係縮小に追い込むはずのイランとの接近を招く結果となっている。(2017/06/10-19:17)
対IS、中東戦略に狂いも=米、湾岸諸国と友好維持に苦慮-サウジ、カタール断交
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017060600746&g=isk
【ワシントン時事】サウジアラビア、エジプトなどと、カタールの国交断絶というアラブ諸国内の対立は、米国の中東戦略に狂いを生じさせかねない。トランプ大統領は5月、サウジを初の外遊先に選び、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦でイスラム圏との緊密な連携を訴えたばかり。だが、アラブ内部の対立でトランプ氏の目指す結束に早くもほころびが見えた格好だ。
ティラーソン米国務長官は5日、訪問先のシドニーで「(断交は対IS戦に)重大な影響を与えないだろう」と強調した。しかし、ニューヨーク・タイムズ紙は「対立の拡大は、IS戦で広範な連合を目指してきた米軍にとって歓迎できない複雑な事態を引き起こす」と警鐘を鳴らした。
ISが首都と称するシリア北部ラッカへの進撃が始まり、重要局面を迎えた対IS戦で、サウジ側の国々もカタールも米主導の有志連合に不可欠な存在だからだ。米国は一方だけに肩入れできず、ジレンマを抱えたまま掃討戦を続けることになる。
カタールのウデイド空軍基地は対IS戦やアフガニスタンでの作戦で米軍が利用し、CNNテレビによると、米軍1万1000人が駐留する。一方、サウジとともに断交に加わったバーレーンにはペルシャ湾などを担当する米海軍第5艦隊の司令部がある。ともに米軍の中東での拠点だ。
トランプ氏は5月下旬、リヤドでサウジやカタールなど湾岸協力会議(GCC)加盟国との首脳会談やイスラム諸国の指導者との国際会議に出席し、台頭するイランやISへの対抗で連帯を訴えた。だが、米国はサウジ側、カタール双方との友好維持で対応に苦慮することになりそうだ。(2017/06/06-22:49)
1988
:
チバQ
:2017/06/12(月) 13:51:42
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170612k0000e030118000c.html
カタール断交>イラン、生鮮食品の空輸開始 一層の接近
10:06
【カイロ篠田航一】サウジアラビアなどがカタールとの国交断絶を決めた問題で、ペルシャ湾を挟んでカタールの対岸に位置するイランは11日、野菜など生鮮食品のカタールへの空輸を開始した。イランのメディアが伝えた。唯一陸路で接するサウジが国境を封鎖する「兵糧攻め」に踏み切ったための措置。カタールとの断交は、サウジなどが敵対するイランへの融和的な姿勢が理由の一つだったが、サウジの思惑とは裏腹に、カタールとイランの一層の接近を招く結果となっている。
サウジやエジプト、アラブ首長国連邦(UAE)などはカタール政府の「テロ組織支援」を理由に5日に断交を通告。カタールは食糧の大半を輸入に依存しており、市民生活への影響が懸念されている。11日には1機あたり約90トンの食糧を積んだイラン航空の貨物機5機がカタールに到着した。イランは今後、船舶での食糧輸送も始めるという。
一方、カタールは「軟化」する兆しも見せている。ロイター通信によると、仲介を試みているクウェートのサバハ・ハリド外相は11日の声明で、「カタール側も(同じ湾岸の)兄弟同然の国々の懸念を理解しようとしている」と述べ、カタール政府に関係修復への用意があることを明らかにした。ただ、関係改善策の具体的な内容には言及しなかった。
サウジなど4カ国はこれまでに、カタールが保護・支援しているとされるテロ組織の59人と12団体を発表。エジプトがテロ組織に指定するイスラム組織「ムスリム同胞団」出身でカタール在住のイスラム法学者カラダウィ師や、イランが支援するイスラム教シーア派武装組織ヒズボラのバーレーンの関連団体などが含まれており、カタールに外交姿勢転換を求めている。
1989
:
とはずがたり
:2017/06/12(月) 14:39:31
シリア民主軍、IS「首都」ラッカ初の西部地区を奪還
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170612-00010004-afpbbnewsv-int
6/12(月) 12:26配信 AFPBB News
【6月12日 AFP】米軍の支援を受けるクルド人とアラブ人の合同部隊「シリア民主軍(SDF)」は11日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が「首都」と位置づけるシリア北部ラッカ(Raqa)の奪還作戦を続け、初となる西部地区の奪還に成功した。(c)AFPBB News
ラッカ奪還作戦、IS撤退後の支配は誰の手に?
http://www.afpbb.com/articles/-/3131464
2017年06月09日 18:47 発信地:ベイルート/レバノン
【6月9日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が首都と称するシリアのラッカ(Raqa)を奪還するために、米国が支援するクルド人とアラブ人の合同部隊「シリア民主軍(SDF)」が攻勢を強めている。
ラッカをISから奪取すれば、問題は一つ解決するかもしれない。だが、また別の問題を生むだろう。この都市はシリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権とその北側のライバルであるトルコ政府も狙う戦略的要所だ。ISを追放した後、誰がラッカを支配するのだろうか。
■ラッカには今、誰が住んでいるのか?
トルコとの国境から80キロに位置するラッカの人口は約30万人とされる。うち約8万人は、シリア内戦勃発後に、国内の他の地域から逃げてきた人々だ。
フランスの地理学者、ファブリス・バランシュ(Fabrice Balanche)氏によると、内戦前のラッカの人口の大半はアラブ人だったが、約20%は「市の北部のスラムに集中していた」クルド人だった。
だが内戦開始から2年後の2013年、反体制派と国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の武装勢力がラッカを掌握。その1年後にはISの手に落ち、少数派の住民の大半が逃げた。
クルド人、アルメニア人、シリア系キリスト教徒が逃げた今、「ラッカの人口は99%がスンニ派アラブ人だ」とバランシュ氏は言う。
■ラッカを統治するのは誰か?
4月半ば、シリア民主軍はIS敗退後のラッカを動かしていくために「市民評議会」の創設を発表した。メンバーはラッカ出身者で構成するとしている。しかし、この評議会は、アラブ系の反体制派やその同盟相手のトルコなど、クルド人と敵対する勢力から認められていない。
2015年に組織されたシリア民主軍は、米軍主導の有志連合の戦闘機や特殊部隊のアドバイザーらの支援を受けている。そしてその有志連合の主力は、民兵組織クルド人民防衛部隊(YPG)だ。米国は最近、YPGに初めて直接武器供与を行うことを決めた。
この決定はYPGを「テロリスト」とみなすトルコ政府を激怒させた。YPGは、トルコからの分離独立を求める非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」とつながっているためだ。
トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は以前、クルド人抜きという条件の下ならば、ラッカの攻勢にトルコ軍も加わると主張していた。「米国はエルドアン首相に、クルド人がラッカを奪取するまで辛抱強く待つよう要請した」とバランシュ氏は言う。
シリア政府は曖昧な態度を取っている。米国が支援する部隊が支配する領域の拡大を懸念する一方で、最近はシリア民主軍によるISとの戦いは「正当だ」と述べている。
1990
:
チバQ
:2017/06/14(水) 21:56:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170614-00000081-mai-int
<サウジ外相>カタール封鎖を否定 人道批判かわす
6/14(水) 20:32配信 毎日新聞
【ワシントン会川晴之】サウジアラビアのジュベイル外相は13日、ワシントンでティラーソン米国務長官と会談した。ジュベイル氏は、会談前に記者団に対し「(サウジは)カタールを封鎖していない」と述べ、カタール人が空路や海上で自由に移動できると強調。人道的にも問題な全面封鎖をしているとの批判をかわすのが狙いとみられる。
サウジやエジプトは5日、カタールがテロリストに資金を援助しているとして断交した。これに伴いカタールと唯一、陸路でつながるサウジは国境を封鎖。カタールは、食料の4割をサウジからの陸路供給に頼るため、食料や水不足の懸念が高まり、イランやトルコなどが支援物資の輸送を始めている。
ジュベイル氏は「サウジは、カタール航空やカタールが保有する航空機のサウジ空域の飛行を認めていないだけだ。(カタールの)空港や港は開かれており、カタール人は自由に移動できる」と述べ「(全面)封鎖ではない」と強調した。
国務省によると、外相会談ではティラーソン氏がサウジとカタールの紛争をこれ以上悪化させないことが重要だと強調し、できるだけ早期に建設的な対話によって問題を解決すべきだと訴えた。ジュベイル氏もこれに同意したという。
1991
:
チバQ
:2017/06/15(木) 22:12:31
http://www.sankei.com/world/news/170615/wor1706150056-n1.html
017.6.15 20:07
【カタール断交】
サウジ・エジプトvsイラン・トルコ 地域大国対立に拍車
反応 プッシュ通知
反応
(1/2ページ)
カタールとの断交を批判するトルコのエルドアン大統領=13日、アンカラ(AP)
カタールとの断交を批判するトルコのエルドアン大統領=13日、アンカラ(AP)
【カイロ=佐藤貴生】サウジアラビアやエジプトなどがカタールと断交した問題で、イランやトルコがカタールを支援する姿勢を示している。湾岸の小国をめぐる問題が、中東地域の大国間の対立に拍車をかけている格好だ。
トルコのエルドアン大統領は13日、「カタールを孤立させることは残酷でイスラムの価値観に反する大きな過ちだ。まるで死刑判決を下したかのようだ」と、断交した国々を批判した。
カタールとトルコはともに、エジプトのシーシー政権が非合法化したイスラム組織「ムスリム同胞団」を支援している。トルコはカタールに軍事基地を有し、エルドアン氏は8日に基地への兵力展開を承認した。
断交の表明から15日で10日となり、食料の8割を周辺国からの輸入に頼るカタールで物資不足への懸念が高まる中、イランは11日までに航空機などによる食料の輸出を開始。連日100トンを供給するとしている。
カタールと断交した主な国はサウジとエジプトのほか、アラブ首長国連邦(UAE)とバーレーン。カタールがイスラム武装勢力を支援し、イランに融和的だというのが主な理由だ。
イスラム教スンニ派大国のサウジは昨年1月からシーア派大国のイランと断交しており、イランのカタール支援は、サウジなどとの対立を激化させかねない危険性をはらんでいる。
イランの首都テヘランでは9日、国会議事堂などが標的になった同時多発テロの犠牲者の葬儀が営まれ、街頭ではサウジと米国を非難する声が聞かれた。
カタールはムスリム同胞団やシリア反体制派に加え、パレスチナのイスラム原理主義勢力ハマスなども支援しているとされる。断交問題が長期化すれば、地域の大国の間で確執が深刻になる可能性もある。
1992
:
チバQ
:2017/06/19(月) 07:24:19
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK6J5SMTK6JUHBI01T.html
追い詰められた「イスラム国」 崩れる「国家」の姿
06月17日 08:17
過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者バグダディ容疑者が、ロシア軍の空爆で死亡した可能性が浮上した。2014年6月、イラク、シリア両国にまたがる「カリフ制国家」の樹立を宣言してから3年。一時は両国土の半分近くを支配下におさめたISは追い詰められ、「国家」の姿を失いつつある。
バグダディ容疑者の最後の声明は、2016年11月3日に公開された音声だ。イラク北部の最重要拠点モスルがイラク政府軍などに包囲される中、戦闘員に「持ち場を離れるな」などと徹底抗戦を訴えた。
だがこの時すでに、同容疑者はシリア国境の砂漠地帯に逃れていた可能性がある。今年5月末、イラク北部クルディスタン地域政府の治安部隊、ペシュメルガ省のジャバル・ヤワル長官は朝日新聞の取材に対し、約1カ月前の情報として同容疑者が「イラク、シリア国境で頻繁に居場所を移している」と述べた。
ISは15年後半以降、イラクとシリアで立て続けに拠点都市を失った。イラクでは中部ラマディや同ファルージャを政府軍が奪還。ISが国家樹立を宣言したモスルの解放作戦も16年10月に始まった。現在、モスル全域の9割以上が解放され、残るIS支配地域は旧市街の約4平方キロメートル程度だ。だが、今なお500��600人の戦闘員がいるとみられ、住民を「人間の盾」にして抵抗している。旧市街は道幅が狭く、装甲車の走行が難しい。住民被害を避ける必要もあり、政府軍の進軍は難航している。
モスル解放作戦の開始後、イラク国内にいたIS幹部の多くはシリア側に拠点を移したとみられる。
だが、ISはシリアでも追い詰められている。
米軍主導の有志連合は今月6日、ISが首都としてきた北部ラッカの奪還作戦を始めたと発表。有志連合の支援を受ける少数民族クルド人の武装組織「人民防衛隊」を中心とする部隊が同日、ラッカ市内に進攻した。
有志連合はラッカをはじめ、東部のデリゾールやアブカマルへ空爆を強化。さらに、シリア西部を掌握しているアサド政権軍はロシアとイランの軍事支援を受けて、中部パルミラから東部へ勢力を拡大しており、ラッカにも迫っている。
1993
:
とはずがたり
:2017/06/19(月) 08:08:52
追い詰められた「イスラム国」 崩れる「国家」の姿
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170617-00000016-asahi-int
6/17(土) 8:17配信 朝日新聞デジタル
最高で2500万ドル(約28億円)の報奨金をかけ、バグダディ容疑者の潜伏先などに関する情報を求める米政府のポスター=テロリストの情報を懸賞金付きで求める米政府のサイト「正義への報酬」から
過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者バグダディ容疑者が、ロシア軍の空爆で死亡した可能性が浮上した。2014年6月、イラク、シリア両国にまたがる「カリフ制国家」の樹立を宣言してから3年。一時は両国土の半分近くを支配下におさめたISは追い詰められ、「国家」の姿を失いつつある。
バグダディ容疑者の最後の声明は、2016年11月3日に公開された音声だ。イラク北部の最重要拠点モスルがイラク政府軍などに包囲される中、戦闘員に「持ち場を離れるな」などと徹底抗戦を訴えた。
だがこの時すでに、同容疑者はシリア国境の砂漠地帯に逃れていた可能性がある。今年5月末、イラク北部クルディスタン地域政府の治安部隊、ペシュメルガ省のジャバル・ヤワル長官は朝日新聞の取材に対し、約1カ月前の情報として同容疑者が「イラク、シリア国境で頻繁に居場所を移している」と述べた。
ISは15年後半以降、イラクとシリアで立て続けに拠点都市を失った。イラクでは中部ラマディや同ファルージャを政府軍が奪還。ISが国家樹立を宣言したモスルの解放作戦も16年10月に始まった。現在、モスル全域の9割以上が解放され、残るIS支配地域は旧市街の約4平方キロメートル程度だ。だが、今なお500〜600人の戦闘員がいるとみられ、住民を「人間の盾」にして抵抗している。旧市街は道幅が狭く、装甲車の走行が難しい。住民被害を避ける必要もあり、政府軍の進軍は難航している。
モスル解放作戦の開始後、イラク国内にいたIS幹部の多くはシリア側に拠点を移したとみられる。
だが、ISはシリアでも追い詰められている。
米軍主導の有志連合は今月6日、ISが首都としてきた北部ラッカの奪還作戦を始めたと発表。有志連合の支援を受ける少数民族クルド人の武装組織「人民防衛隊」を中心とする部隊が同日、ラッカ市内に進攻した。
有志連合はラッカをはじめ、東部のデリゾールやアブカマルへ空爆を強化。さらに、シリア西部を掌握しているアサド政権軍はロシアとイランの軍事支援を受けて、中部パルミラから東部へ勢力を拡大しており、ラッカにも迫っている。
朝日新聞社
1994
:
とはずがたり
:2017/06/20(火) 21:33:28
サウジvsイラン,あるかな??
そうなったら石油爆騰,日本潰滅だ。。
日本が潰滅するだけなら良いけど,真の危機は折角高まってる日韓台の脱原発の気運が急速に凋みそうなのが破滅的なのである。
サウジ・クウェート・自由シリア軍・レバノン・エジプト・イエメン(=アメリカ)vsイラン・イラク・シリア・カタール・フーシ(=ロシア・中国)
<サウジ海軍>イラン船を拿捕 「革命防衛隊」3人を拘束
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170620/Mainichi_20170620k0000e030157000c.html
毎日新聞社 2017年6月20日 10時56分 (2017年6月20日 13時27分 更新)
【カイロ篠田航一】サウジアラビア海軍は19日、ペルシャ湾のサウジ領海を侵犯したとしてイランの船舶1隻を16日夜に拿捕(だほ)し、乗っていた3人を拘束したと発表した。サウジ側は、3人はイラン精鋭部隊の革命防衛隊メンバーだと説明したが、イラン側は「漁師だ」と主張している。イスラム教スンニ派の盟主サウジはシーア派国家イランと敵対し、昨年1月には国交を断絶。現在はカタール情勢を巡っても対立を深めており、主要産油国間の緊張は今後、さらに高まる恐れがある。
サウジ系の衛星テレビ局アルアラビーヤによると、計3隻の小型船がサウジ領内のマルジャン油田に向かい航行しており、サウジ海軍が警告射撃後に1隻を拿捕。2隻は逃走した。拿捕船には「破壊工作用の武器」が積載されていたという。
一方、ロイター通信によると、16日夜に高波で針路を外れたイランの漁船がサウジ沿岸警備隊の銃撃を受け、漁師1人が死亡する事件があり、イラン内務省が「人道上の原則を逸脱している」とサウジを非難していた。
サウジとイランの対立は深刻化している。昨年1月、シーア派宗教指導者を処刑したサウジにイランが激しく反発し、両国は断交。サウジは今月に入り、イランと連携してガス田開発を進めるカタールとも断交を決めた。一方、イラン指導部は今月7日に首都テヘランで起きた同時テロにサウジが関与したと主張している。
こうした状況下、イラン海軍は18日に中国の海軍と原油海上輸送の要衝ホルムズ海峡付近で合同演習を実施。両国の防衛力誇示を図った。
1995
:
チバQ
:2017/06/21(水) 15:13:29
https://www.cnn.co.jp/world/35103073.html
ムハンマド国防相が皇太子に、経済改革で主導的役割 サウジ
2017.06.21 Wed posted at 14:52 JST
(CNN) サウジアラビアのサルマン国王は21日、ムハンマド・ビン・ナエフ皇太子を解任して、ムハンマド・ビン・サルマン国防相を皇太子に昇格させると明らかにした。地元メディアが伝えた。
ムハンマド・ビン・サルマン新皇太子はサルマン国王の息子。国防相の役割も引き続き担うという。
新皇太子は、政府内でも存在感を示しており、サウジが昨年発表した石油に依存した経済からの脱却を目指した改革で主導的な役割を果たしている。今年3月には訪米し、トランプ米大統領とホワイトハウスで昼食を共にしていた。
1997
:
とはずがたり
:2017/06/22(木) 08:40:08
「光の大モスク」爆破 IS支配象徴の場所 イラク北部
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK6Q1QF7K6QUHBI001.html
05:46朝日新聞
「光の大モスク」爆破 IS支配象徴の場所 イラク北部
イラク北部モスルの旧市街。傾いている尖塔(せん・とう)がヌーリ・モスク(光の大モスク)=12日、仙波理撮影
(朝日新聞)
過激派組織「イスラム国」(IS)の最大拠点だったイラク北部モスルで21日、ISの最高指導者バグダディ容疑者が2014年に演説したヌーリ・モスク(光の大モスク)が爆破された。イラク軍はISが爆破したとしている。一方、IS系メディアのアマク通信は、米軍の空爆で破壊されたとする速報を出した。
ヌーリ・モスクは、ISが14年6月にモスルを武力制圧後、IS支配の象徴的な場所になっていた。ISは、同モスクがイラク軍に占領されるのを屈辱と考えて、自ら爆破した可能性もある。
ヌーリ・モスクが破壊されたことで、ISの求心力の低下は決定的になったと言える。イラク軍の報道担当者は21日夜、近くモスル解放を宣言できるだろうと国営テレビで語った。(アルビル〈イラク北部〉=翁長忠雄)
「戦闘員、死ぬか降伏かしかない」 対IS作戦の現状は
http://www.asahi.com/articles/ASK6K0TR2K6JUHBI03C.html?ref=goonews
アルビル〈イラク北部〉=其山史晃、翁長忠雄2017年6月18日23時14分
過激派組織「イスラム国」(IS)が、これまで猛威を振るってきたイラク、シリア両国で劣勢に追い込まれている。どのように民間人の犠牲を抑え、IS支配地域の奪還を進めるのか。掃討作戦を主導する軍関係者に聞いた。
ISに奪われた3歳の娘 3年ぶりに家族のもとへ
ISは2014年6月以来、イラク北部モスルを最大拠点としてきたが、現在の支配地域は旧市街のわずか約4平方キロ。イラク軍幹部は朝日新聞の取材に「すぐにでもISを壊滅できるが、民間人の犠牲とインフラの被害を最小限に食い止めるのが重要」と語った。
現在、モスルにいるIS戦闘員は500人程度とみられ、自爆攻撃や狙撃で抵抗している。国連は旧市街に民間人約15万人がいると推定。ISはこれらの民間人を建物内に閉じ込めて「人間の盾」にしているという。旧市街の道路は狭く、イラク軍は装甲車両などを使えない。歩兵が道路や建物を一つ一つ解放する「ストリート戦争をしている状態」(同幹部)だ。
一方、ISが「首都」と称するシリア北部ラッカの奪還作戦を進める有志連合の報道官、ライアン・ディロン米陸軍大佐は朝日新聞の取材に「ラッカは包囲され、解放は近い。IS戦闘員には死ぬか降伏するしか選択肢はない」と指摘した。ラッカに残るIS戦闘員は現在約2500人。ラッカを脱出したIS戦闘員の掃討のため、ラッカ周辺のIS支配地域への空爆も強化したという。
また、ヨルダン国境付近の南部タナフで訓練したシリアの反体制派も、東部の都市や砂漠地帯の対IS掃討作戦に投入される見通しという。
ただ、ISへの攻勢が強まるにつれ、空爆による民間人被害が増えているとの指摘もある。ライアン氏は「民間人被害の疑いがあるすべての案件を深刻に受け止めて調査している。決して非戦闘員を狙ってはいない」と話した。(アルビル〈イラク北部〉=其山史晃、翁長忠雄)
1998
:
とはずがたり
:2017/06/22(木) 11:37:32
「光の大モスク」爆破 IS支配象徴の場所 イラク北部
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK6Q1QF7K6QUHBI001.html
05:46朝日新聞
「光の大モスク」爆破 IS支配象徴の場所 イラク北部
イラク北部モスルの旧市街。傾いている尖塔(せん・とう)がヌーリ・モスク(光の大モスク)=12日、仙波理撮影
(朝日新聞)
過激派組織「イスラム国」(IS)の最大拠点だったイラク北部モスルで21日、ISの最高指導者バグダディ容疑者が2014年に演説したヌーリ・モスク(光の大モスク)が爆破された。イラク軍はISが爆破したとしている。一方、IS系メディアのアマク通信は、米軍の空爆で破壊されたとする速報を出した。
ヌーリ・モスクは、ISが14年6月にモスルを武力制圧後、IS支配の象徴的な場所になっていた。ISは、同モスクがイラク軍に占領されるのを屈辱と考えて、自ら爆破した可能性もある。
ヌーリ・モスクが破壊されたことで、ISの求心力の低下は決定的になったと言える。イラク軍の報道担当者は21日夜、近くモスル解放を宣言できるだろうと国営テレビで語った。(アルビル〈イラク北部〉=翁長忠雄)
1999
:
とはずがたり
:2017/06/22(木) 13:44:56
モスク爆破「IS敗北宣言も同然」 残党がテロの恐れも
http://www.asahi.com/articles/ASK6Q1VCSK6QUHBI003.html?iref=com_alist_8_01
アルビル〈イラク北部〉=翁長忠雄2017年6月22日11時53分
イラク軍の発表によると、21日午後9時半(日本時間22日午前3時半)ごろ、精鋭部隊がヌーリ・モスクまで約50メートルに近づいた段階で、突然爆破されたという。同軍が発表した動画には、モスクのミナレット(塔)が内側からとみられる爆破で垂直に崩れ落ち、同時に下部の建物部分からも黒煙が上がる様子が映っている。
「光の大モスク」爆破 IS支配の象徴、自ら破壊か
イラク軍はモスルで過激派組織「イスラム国」(IS)の最後の支配地域である旧市街を包囲し、18日に3方向から攻撃を開始。500人以上の戦闘員と、「人間の盾」にされた10万人の住民がいるとされ、イラク軍はISに投降を呼びかけていた。
ヌーリ・モスクが爆破された後、イラクのアバディ首相はフェイスブックなどで「(ISは)敗北を公式に宣言したも同然だ」と述べた。
ISはすでに、イラクの拠点を中部キルクークやシリア国境に移している。今後は各地に残った残党がゲリラ的に自爆テロを起こす可能性がある。ISはシリアでも追い詰められており、シリアの拠点ラッカはクルド人を中心とする部隊とアサド政権軍がそれぞれ攻略戦を展開している。
バグダディ容疑者をめぐっては…
2000
:
とはずがたり
:2017/06/22(木) 13:45:10
ISの犯行声明に目立つ誤報 若者扇動の宣伝戦略に転換か
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170622-00000079-san-m_est
6/22(木) 7:55配信 産経新聞
【カイロ=佐藤貴生】ISは欧米などで起きた数々のテロで犯行声明を出してきた。しかし、「誤報」であることが後で明らかになるなど、声明の信憑(しんぴょう)性に疑問符がつくケースもみられるのが最近の傾向だ。イラクやシリアにおける米軍などの掃討作戦で劣勢に立たされ、指導者のバグダーディ容疑者の死亡説も出るなど、組織内が混乱しているとの見方も出ている。
フィリピンの首都マニラで今月2日、複合施設が男に襲撃され約35人が死亡した事件で、ISは「マニラでの攻撃はISの兵士が実行した」との犯行声明を出した。しかし、その後のフィリピン警察の調べで、実行犯はキリスト教徒、ギャンブル依存症で銀行には多額の借金があり、カジノに恨みがあったことが明らかになった。同国のドゥテルテ大統領は翌3日、犯行声明は「事実ではない」と否定した。
エルサレムで16日、パレスチナ人の男3人がイスラエルの警官隊を襲撃した事件でも、ISが声明を出した翌日にイスラム原理主義勢力ハマスなどが「われわれの組織のメンバーの犯行だ」と表明した。こうした傾向は4月、仏首都パリで警官が襲撃された事件以降、目立つようになった。いずれも犯人が殺害されたか自殺して動機や背後関係の供述が得られず、声明は犯行当日に出ている点が共通している。
ISの組織的関与が濃厚な事件としては、イランの首都テヘランで今月7日に起きた同時テロが挙げられる。ISは犯人が籠城した国会議事堂内部の映像を犯行直後に公開。情報統制や警備が厳重なイランで、組織的な支援によりテロを実行したことをアピールした。関与が濃厚なパリ同時テロ(2015年11月)と同様、テロが起きた国に大きな動揺を与えており、ISが強い敵意を持っていることがうかがえる。
5月に英マンチェスターのコンサート会場で起きた自爆テロでは、実行犯の弟が兄とともにISのメンバーだったと自供したが、IS側が組織として関与した証拠は示されていない。一方で、ISの宣伝に感化されるなどしてテロに及んだとみられるケースは昨年6月、米南部フロリダ州のナイトクラブで起きた銃乱射テロなど、枚挙にいとまがない。テロ犯は射殺される前、ISへの空爆をやめるよう訴えていた。
最近のISの犯行声明は傘下にあるとされる通信社、アマクを通じて出されることが多い。かつては信頼度が高いとみられていたが、欧米のテロ専門家の間では、アマクは若者たちを扇動するためのプロパガンダ(政治宣伝)機関になったとの意見もある。虚偽の出来事を事実であるかのように報じる「フェイクニュース」を発信していると皮肉る見方さえ出ている。
方針転換の背景に、イラクやシリアのISの支配地域に対する米軍などの攻撃が奏功し、指揮系統が乱れていると指摘する声もある。ただ、ISの組織上の中枢が弱体化しても、テロが根絶できるかには悲観的な見方が多い。英誌エコノミストは今月17日号で、ISが子供のリクルートを熱心に行っているとの記事を掲載した。ISが次世代のテロリスト養成に着手しているという内容だ。
2001
:
チバQ
:2017/06/24(土) 15:55:13
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170624X005.html
カタール断交、長期化へ=無理な条件で解決遠のく
14:32
【カイロ時事】サウジアラビア、エジプトなどアラブ4カ国がカタールに対し、受け入れが困難な13項目の関係修復条件を突き付けたことで、断交状態の長期化は必至となった。双方の相互不信は深まるばかりで、解決に向けた交渉の糸口すら見通せない。
カタールの「テロ支援」を批判する4カ国は、イスラム組織ムスリム同胞団や過激派組織「イスラム国」(IS)など「テロ組織」との関係をすべて断つよう要求。カタールがかくまっているとされる「テロリストの引き渡し」も求めた。しかし、そもそもカタールはこうした関係の存在すら認めておらず、拒否する以外に選択肢はない。
また、サウジなどが求める衛星テレビ局アルジャジーラの閉鎖も困難だ。カタール政府が出資するアルジャジーラはサウジに批判的な報道も辞さず、言論弾圧が横行する中東での影響力も大きい。同局は「表現の自由を沈黙させる試みだ」と反発している。
アラブ4カ国がカタールとの往来制限や渡航禁止を打ち出した後、封鎖されたカタールにはイランなどが食料空輸で支援を行っている。アラブ諸国はカタールにイランとの外交関係縮小を迫ったが、むしろ両国の関係は強まる方向に向かっている。
サウジでは21日に、イランやカタールへの強硬姿勢を主導するムハンマド新皇太子が昇格し、権力の集中が進む。米国は「カタールへの要求は、合理的で実現可能でなければならない」(ナウアート国務省報道官)と訴えていたが、アラブ諸国はこれを無視する形で「カタール孤立化」に躍起になっている。
2002
:
チバQ
:2017/06/24(土) 16:01:08
http://www.jiji.com/sp/article?k=2017062400193&g=int
米、モスル奪還「近い」=逃げる市民紛れ自爆も-イラクのIS掃討
2017年06月24日08時37分
23日、イラク北部モスルの旧市街で起きた自爆テロで負傷した人を運ぶイラク軍兵士ら(AFP=時事)
【ワシントン、カイロ時事】米軍は23日、イラク軍が近く過激派組織「イスラム国」(IS)の最大拠点である北部モスルを奪還するとの見通しを示した。イラクのアバディ首相も22日、地元テレビに「数日以内に解放を宣言する」と発言。モスルを奪還すれば、イラクにおけるISは「最後のとりで」を失う。
イラクの対IS戦を称賛=モスル攻略でイラン最高指導者
イラク軍のIS掃討戦を支援する米軍の報道担当者は「モスル攻略戦は大きく進展しており、イラクがモスル奪還を祝福する日は近い」と強調した。ただ、奪還後の治安安定化には「多大な労力を必要とするだろう」と述べ、復興には相当な時間がかかるとの見方を示した。
AFP通信によると、モスル旧市街で23日、救助を求めて逃げた市民の中にIS戦闘員が紛れ込んで自爆し、12人が死亡、20人以上が負傷した。目撃証言によれば、近づくイラク軍部隊に向かって市民が走りだした際、男が突如現れて「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫び、爆発したという。
ISは旧市街で、10万人に上るとされる市民を「人間の盾」にして抵抗している。イラク軍の対テロ作戦司令官は、旧市街への突入を始めた18日以降、市民約8000人が脱出できたと強調。「旧市街の約半分は取り戻した」と述べた。
ただ、攻勢を受けて追い詰められたISが避難民を装って危害を加える戦術は阻止が難しく、イラク軍の進攻は大詰めで一進一退の状況が続いている。
2003
:
チバQ
:2017/06/24(土) 16:08:19
http://www.jiji.com/sp/article?k=2017062301165&g=int
アルジャジーラ閉鎖など要求=断交カタールに13条件-アラブ諸国
2017年06月23日23時06分
【カイロ時事】サウジアラビアを中心とするアラブ諸国が「テロ支援」を理由にカタールと断交した問題で、サウジやエジプトなど4カ国はカタールに対し、同国が出資する衛星テレビ局アルジャジーラの閉鎖を含む13項目を関係修復の条件として提示した。ロイター通信などが23日報じた。
サウジ側はアルジャジーラが「テロ集団の企てを宣伝している」と批判していた。
他の条件には、サウジと対立するイランとの関係縮小、カタール国内のトルコ軍基地閉鎖、サウジなどが指定する「テロ組織」との関係断絶に加え、カタールの政策によってアラブ諸国が過去数年間に受けた被害の「賠償金」支払いも盛り込まれた。
一方、アルジャジーラは13条件について「主権を侵すむちゃな要求で、カタール政府は拒否する」との見方を報じている。トルコのウシュク国防相も「カタールとの基地協定見直しは考えていない」と受け入れない姿勢を示した。
アラブ諸国は、10日以内に応じなければ「要求は無効になる」とけん制した。
2004
:
チバQ
:2017/06/26(月) 19:41:39
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170626k0000e030185000c.html
<イラク北部>「人間の盾」でIS抵抗 大規模爆撃できず
11:11毎日新聞
<イラク北部>「人間の盾」でIS抵抗 大規模爆撃できず
ISから奪還した地区で家屋のがれきの上に立つイラク軍兵士(写真右)=イラクのモスル西方で25日、AP
(毎日新聞)
【カイロ篠田航一】過激派組織「イスラム国」(IS)がイラク国内の主要都市で唯一実効支配している北部モスルの奪還に向け、イラク軍の作戦が山場を迎えている。だが、IS戦闘員はモスル西部の旧市街に取り残された約10万人の市民を建物に閉じ込め、依然として「人間の盾」に利用。イラク軍側が大規模爆撃などに踏み切れない状況を作り上げている。
イラク国営テレビによると、イラクの治安当局幹部は25日、モスル旧市街の3分の2を奪還したと明らかにした。また、AFP通信によると、イラク対テロ部隊(CTS)の幹部は「残る1平方キロ以下」の場所に、「数百人のIS戦闘員」が立てこもっているようだとしている。
イラクのアバディ首相は22日の時点で「数日中にモスルを解放できる」との見通しを語っていた。だが、IS側は、進軍してくるイラク軍に自爆テロなどで激しく抵抗しており、予断を許さない戦況となっている。
イラクからの報道によると、最後の激戦地になっているのは、細い路地が入り組んだ旧市街の人口密集地。イラク軍の地上部隊は建物一軒一軒を捜索し、民間人の巻き添えを避けるため自動小銃などの小型武器を使い、慎重に進軍している。
住民は逃走を図るとISに射殺されるため、移動が極度に制限されているようだ。
旧市街のほか、安全が確保されたとされるモスル東部でも23日、住民に紛れ込んでいた戦闘員による自爆テロが発生し、少なくとも15人が死亡した。地雷も各地に埋められており、19日以降、取材中のフランス人やクルド人記者ら計3人が相次いで死亡している。
ISにとってはモスルはシリア北部ラッカと並ぶ要衝。イラク軍は昨年10月にモスル奪還作戦を開始し、今月18日に旧市街への突入作戦に着手した。
2005
:
チバQ
:2017/06/26(月) 19:58:17
http://www.sankei.com/world/news/170624/wor1706240046-n1.html
2017.6.24 21:36
【イスラム国(IS)】
モスル陥落寸前…IS、住民を盾に激しく抵抗 自爆テロの情報も
【カイロ=佐藤貴生】イラク北部モスルをイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)から奪還する作戦が、最後の山場を迎えている。イラクのアバディ首相は22日、数日中に解放宣言が出せるとの見通しを示した。しかし、IS戦闘員はなお約10万人の住民を「人間の盾」として足止めして大規模な爆撃などを阻んでおり、激しい市街戦が展開されている。
ロイター通信によると、最後の激戦地となっているのは2平方キロ前後のモスル西部の旧市街。ここ数日間で住民約7000人が脱出したもようだ。
「陸軍部隊が救出してくれた」「神のご加護を」。ようやく救出され、バナナやビスケット、水などが与えられた住民らは、口々に感謝の言葉を述べた。負傷した住民は軍用車両で安全な場所に搬送されている。
旧市街は細い路地が入り組んだ人口密集地だ。イラク軍などは住戸を1軒ずつ、しらみつぶしに捜索している。反テロ部隊は旧市街を東西と南北に貫く道の安全を確保し、IS戦闘員を分断して住民を避難させる作戦を行っている。
イラク軍報道官は、「避難できるようになったら、スピーカーで伝える」と述べ、住民の生命の安全を重視していると強調した。
数百人は残っているとみられるISは激しく抵抗している。イラク軍当局者は23日の作戦で、数十に上る仕掛け爆弾を処理した。すでに掃討作戦が完了しているチグリス川をはさんだモスル東部地区でも、3人が自爆した。旧市街で起きた爆発により負傷した男性は、治安部隊の姿を見て駆け寄り、命からがら救出されたという。
食料や水が不足し、生命の危険にさらされている住民ら。その半数は子供だとみられる。イラク軍などの掃討作戦は時間との戦いとなっている。
2006
:
チバQ
:2017/06/26(月) 20:07:26
https://mainichi.jp/articles/20170625/k00/00m/030/080000c
シリア
主導権争い激化 米露の視野に「IS追放後」
毎日新聞2017年6月24日 22時19分(最終更新 6月24日 22時23分)
【カイロ篠田航一、ワシントン会川晴之】内戦下のシリアで、米軍を中心とする有志国連合とシリア政府軍の衝突が相次いでいる。過激派組織「イスラム国」(IS)が米軍などの攻撃を受けて劣勢となる中、「IS追放後」を視野に入れた各勢力の主導権争いが活発化しているためだ。偶発的な衝突を機に、新たな混乱が生じることが懸念されている。
米軍は18日、ISが「首都」とする北部ラッカ近郊でシリア政府軍機を、20日には南部タンフ近郊で政府軍の無人機を相次いで撃墜した。タンフでは8日にも無人機を撃ち落としている。米国は2014年9月からIS掃討を目的にシリアで空爆を始めたが、シリア政府軍機を撃墜したのはこれが初めて。
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一方、シリア政府軍は5月初旬に反政府派との一時停戦協定を結んで以後、ISに奪われた土地の奪還に戦力を集中している。米国を中心とする有志国連合の支援を受け、クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)が、ラッカ攻略を本格化させており、一刻も早く手を打つ必要があるためだ。
無人機が撃ち落とされた南部にも、シリアのアサド政権を支援するイランを中心とする部隊が展開する。また政府軍は、石油資源が豊富でイラクと国境を接する東部デリゾール県の制圧を目指して進軍を続ける。イラク側からもイランの応援部隊が攻勢をかけていると伝えられている。
こうした中、イランは18日、デリゾール県のIS拠点に向けて弾道ミサイルを撃ち込んだ。首都テヘランで7日に起きたISによる同時テロの報復が名目だ。イラン革命防衛隊の報道官は「敵の対応次第では、新たなミサイル攻撃もありうる」と警告している。軍事力を誇示し、今後のシリア領内での自らの勢力を内外に示したい思惑もあるとみられる。
内戦が続くシリアでは、アサド政権を支えるロシアやイラン、反体制派を支援する米国が相互に連携をしないままIS掃討作戦を続けている。IS追放に向け各陣営が攻勢を強める中、今後は偶発的な衝突が懸念される。
2007
:
とはずがたり
:2017/06/27(火) 18:58:26
カタール航空の運航認めず=断交のサウジとバーレーン
http://www.jiji.com/jc/article?g=int&k=2017060700007
【カイロ時事】サウジアラビアとバーレーンの航空当局は6日、カタールとの断交発表に伴い、カタール航空の運航許可を取り消すとともに、両国内にある同航空の事務所を48時間以内に閉鎖するよう命じた。搭乗券を既に購入した客については、払い戻しなどの措置に応じるという。
〔写真特集〕世界のキャビンアテンダント
一方、カタール航空は6日、サウジとバーレーン、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)との定期便をすべて停止したと発表。また、サウジに取り残された乗客のため、サウジ西部ジッダからオマーン経由でカタールの首都ドーハに戻る臨時チャーター便3機を6日中に手配すると明らかにした。(2017/06/07-
2008
:
とはずがたり
:2017/06/27(火) 18:59:01
モーリタニアも断交、8カ国目=対カタール、ヨルダンは関係格下げ
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017060700307&g=int
【カイロ時事】西アフリカのモーリタニア政府は6日、カタールが「過激思想を宣伝し、多くのアラブ諸国に混沌(こんとん)と無秩序を招いている」と批判し、外交関係を断絶すると発表した。サウジアラビアやエジプトなどに端を発したカタールとの断交は8カ国目。
カタール航空の運航認めず=断交のサウジとバーレーン
一方、ヨルダン政府は6日、カタールとの外交関係格下げを発表した。「地域の安定や国民の安全確保」などを理由に挙げ、カタールに本社を置く衛星テレビ局アルジャジーラのヨルダン国内での放送免許取り消しも決めた。(2017/06/07-07:58)
2009
:
とはずがたり
:2017/06/27(火) 18:59:47
カタール断交批判で初拘束=交流サイトへの投稿とがめる-バーレーン
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017061500212&g=int
【カイロ時事】ペルシャ湾岸のバーレーンの検察当局は、「テロ支援」などを理由にカタールと断交した政府の政策批判を交流サイトに投稿したとして、1人を拘束したと明らかにした。国営通信が14日伝えた。
〔写真特集〕ドーハの風景
バーレーンはサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)などと共にカタールと断交後、「カタールに同情的な表現をしたり、政府の施策に反対したりすれば、最大5年の禁錮刑と罰金を科す」と発表していた。この措置に基づき、実際に容疑者が拘束されたのは初めてとみられる。性別や年齢は不明。(2017/06/15-05:28)
2010
:
とはずがたり
:2017/06/27(火) 19:02:09
トルコとも対立してるのか!
アルジャジーラ閉鎖など要求=断交カタールに13条件-アラブ諸国
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062301165&g=int
【カイロ時事】サウジアラビアを中心とするアラブ諸国が「テロ支援」を理由にカタールと断交した問題で、サウジやエジプトなど4カ国はカタールに対し、同国が出資する衛星テレビ局アルジャジーラの閉鎖を含む13項目を関係修復の条件として提示した。ロイター通信などが23日報じた。
サウジ側はアルジャジーラが「テロ集団の企てを宣伝している」と批判していた。
他の条件には、サウジと対立するイランとの関係縮小、カタール国内のトルコ軍基地閉鎖、サウジなどが指定する「テロ組織」との関係断絶に加え、カタールの政策によってアラブ諸国が過去数年間に受けた被害の「賠償金」支払いも盛り込まれた。
一方、アルジャジーラは13条件について「主権を侵すむちゃな要求で、カタール政府は拒否する」との見方を報じている。トルコのウシュク国防相も「カタールとの基地協定見直しは考えていない」と受け入れない姿勢を示した。
アラブ諸国は、10日以内に応じなければ「要求は無効になる」とけん制した。(2017/06/23-23:06)
アラブ諸国、カタールにアルジャジーラとトルコ軍基地閉鎖要求
http://jp.wsj.com/articles/SB10024787458549603923904583224970924547336
By Nicolas Parasie and Summer Said
2017 年 6 月 23 日 16:01 JST
【ドバイ】サウジアラビアをはじめとするアラブ諸国は、カタールとの外交的対立を収束させる条件として、国営衛星テレビ「アルジャジーラ」の閉鎖と、国内のトルコ軍基地の封鎖を求めている。ウォール・ストリート・ジャーナルが確認した要求リストの草稿で明らかになった。
アラブ諸国はまた、カタールに対し、イランとの関係を縮小するとともに、イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」やレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラのほか、アラブ諸国が過激主義とみなす集団との関係を絶つよう要求。10日以内にこの要求に従うよう...
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2011
:
チバQ
:2017/06/28(水) 20:02:37
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170628-00000649-fnn-int
子どもまで盾に...「イスラム国」抵抗の実態
フジテレビ系(FNN) 6/28(水) 12:47配信
過激派組織「イスラム国」からイラク国内の最大拠点モスルを奪還する作戦は、最終局面に入っています。住民を「人間の盾」に抵抗を続ける「イスラム国」。銃弾が飛び交う激戦の中、モスルから逃れてきた家族を現地で取材しました。
モスルでは27日も、イラク軍と「イスラム国」との戦闘が続いている。
銃撃戦のさなか、「イスラム国」から逃れることができた住民が、生死をかけてモスルから脱出している。
モスルに近い難民キャンプ。
旧市街に住むアリさん一家は、自宅が崩壊したために、家族7人で、数日前にキャンプにたどり着いた。
アリさんは、「食べ物も水もない、『イスラム国』の戦闘員は、何も与えてくれなった。そして、人間は外に出られない。出ると彼らに殺される」と語った。
また、アリさんの妻は、「子どもたちを連れてモスルを離れようとした時、『イスラム国』の戦闘員が、わたしたちを殺そうとした。だけどイラク軍が助けてくれて、ここに来ることができた」と語った。
アリさんによると、「イスラム国」戦闘員は、家の中に押し入り、女性や子どもを脇に抱えて、「人間の盾」としながら、窓から銃を撃っていたと話す。
アリさん一家は、モスルからの脱出に成功したが、「人間の盾」として「イスラム国」にとらわれたままの市民は、まだ数万人いるともいわれている。
2012
:
チバQ
:2017/06/30(金) 22:36:59
http://www.sankei.com/world/news/170630/wor1706300021-n1.html
2017.6.30 08:54
サウジ前皇太子、自宅軟禁か 米紙NYタイムズが報じる
反応 プッシュ通知
反応
米紙ニューヨーク・タイムズは29日、解任されたサウジアラビアのムハンマド・ビン・ナエフ前皇太子(57)が同国西部ジッダの自宅に軟禁され、国外渡航も禁じられていると報じた。米政府高官や王室に近いサウジ筋の話としている。サウジ政府当局者はロイター通信に、報道の内容を「事実ではない」と否定した。(共同)
2013
:
チバQ
:2017/06/30(金) 22:51:53
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017063000254&g=int
「勝利目前」の高揚なく=破壊と絶望のモスル-イラク
【モスル(イラク)時事】過激派組織「イスラム国」(IS)がイラク最大の拠点としていた北部モスルで29日、軍によるIS掃討が一段と進んだ。アバディ首相は「偽りのISの最期を目の当たりにしている」と宣言。それでも、IS支配を逃れた住民からは「勝利」が迫った喜びは感じられない。町が破壊し尽くされた絶望に包まれ、皆疲れ果てていた。
「ISの最期」とイラク首相宣言=象徴のモスク制圧-モスル奪還へ決定的戦果
ISは2014年6月の制圧から3年にわたり、モスルの住民を恐怖と特異な宗教解釈で支配した。
IS戦闘員が今も一部で潜伏するモスル西部の旧市街。徹底抗戦するISとイラク軍の交戦の最前線まで500メートルほどのナビシート地区は、以前のにぎわいを思わせる商店の跡が並ぶ。しかし今、その町並みはがれきの山。通りを歩く人はほとんどいない。
イラク北部モスルにある軍の保護施設に移送された兄弟。左の子は頭部を負傷し、元気なく横たわっていた=29日
爆音が響く脇道で、子供連れの一団が走り回って遊んでいた。その中にいた元会社員のタレク・ユネスさん(49)は「ISに逃げたら殺すと言われ、逃げられなかった。生きられるだけましだ」と語る。1000人以上がいた地区も、今では数十人しか残っていないという。
通りを挟んで同地区の向かいには、かつてISが治安機関の司令部を置いた建物がある。現在は、軍が旧市街で保護した高齢者や子供を一時的に預かる施設になっている。
29日朝に移送されてきたばかりのロカヤちゃん(10)はISに母親を殺された。包囲された旧市街の病院でISの「人間の盾」にされ、モスル東側に逃れた父親(52)とは1年以上会えていない。「外に出られて良かった」と言葉少なだ。
イラク北部モスル旧市街のナビシート地区では子供たちが遊ぶ姿が見られた=29日
施設を管轄するバサム・カゼム軍大尉によると、軍の奪還地区から連日200以上の家族が救助されるという。「施設に来る住民は精神的に参っている。抱きしめたり、無事を喜んだり、優しい言葉でいやしてあげるのが大切だ」と話す。
29日夕、アバディ首相の宣言が軍内部にも伝えられた。記者の取材に同行したイラク軍兵士はつぶやく。「そんな宣言を出すのは、まだ早い」。戦闘がまだ続く現実に、高揚感はなかった。(2017/06/30-09:50) 関連ニュース
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2014
:
チバQ
:2017/07/03(月) 18:16:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170703-00000558-san-m_est
「連中は狂っている…」ISの恐怖支配振り返る イラク・アルビルの避難民、過酷生活強いられ
7/3(月) 17:21配信
産経新聞
「連中は狂っている…」ISの恐怖支配振り返る イラク・アルビルの避難民、過酷生活強いられ
びっしりとテントが立ち並ぶハジール避難民キャンプ(佐藤貴生撮影)(写真:産経新聞)
「連中は狂っている」。イラク北部アルビル中心部から車で約40分。ハジール避難民キャンプで暮らすアブドルジャバ・ビラルさん(46)が吐き捨てるように言った。
キャンプの約40キロ先は、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦が最終盤にさしかかったモスルだ。モスル市内の病院の職員だったビラルさんは今年3月、「3日後にこの病院にいたら殺す」とISの戦闘員にいわれ、その2日後、一家12人でこのキャンプに逃げてきた。
キャンプには幅5メートル、長さ10メートルほどのまぼこ型のテントがびっしりと並ぶ。7000のテントに約4万人が暮らす。熱風が体を包むような猛暑。50度まで気温が上がる日もあるといい、多くのテントに冷房がついていた。
ビラルさんたちのテントの中はビニールシートが敷かれているだけで、家財道具はほとんどない。2つのテントを与えられ、明日をも知れぬ厳しい暮らしを続けている。
「逃げるときにISの狙撃手の姿が見えた。自宅は逃げた後にISに占拠され、空爆で破壊された。ISは最初は本性を隠していたが、徐々に住民を殺害し始め、どんどん自由を奪っていった」
一家は非政府組織(NGO)などが無料で配給する食料の半分を売って、現金を蓄えているという。「お金がなくて教科書が買えず、キャンプの中にある学校には通えない。けれど、勉強して将来は先生になりたい」。そばにいた息子のアブドラ君(13)が話した。
モスルがISの支配下に入ったのは3年前。首を切断するなど残酷な殺害方法で住民らを恐怖に陥れた。キャンプを運営するクルド系支援団体の責任者、ラシド・デルワシさん(37)によると、精神に変調をきたした避難民もいる。
「泥で人形を作って首を切り落とす子供がいる。2カ月前には、20代の男性が自分の首を切りつけて死亡した。自らに火を放って自殺した人もいた」
キャンプの一角にあるプレハブ造りの診療所には、毎日700人が体調不良やけがの治療に訪れる。「インフルエンザやかぜの流行がいつも心配だ」と所長のラードさん(35)がいう。近くのキャンプではつい最近、配給された食料で160人が被害を受ける大規模な食中毒が発生したばかりだ。
「3年はキャンプを維持しなくてはならないと思う」。デルワシさんはそう話したが、避難民は日を追うごとに増えており、こうしたキャンプは多数ある。
わずか3年ですべての人が新たな職と住居を見つけられるのか。ISがモスルから消えたとしても、残された負の遺産はとてつもなく大きい。(アルビル=イラク北部 佐藤貴生)
2015
:
チバQ
:2017/07/03(月) 18:53:02
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20170702-567-OYT1T50039.html
元大統領別荘で特権生活…「イスラム国」幹部ら
07月02日 15:56読売新聞
元大統領別荘で特権生活…「イスラム国」幹部ら
モスル市内で「イスラム国」幹部が使っていたフセイン元大統領の別荘。一部が崩れているのは、有志連合の空爆によるとみられる(6月30日)=本間圭一撮影 【読売新聞社】
(読売新聞)
【モスル(イラク北部)=本間圭一】イスラム過激派組織「イスラム国」の重要拠点モスルにイラク政府の許可を得て入った。
「イスラム国」の幹部がサダム・フセイン元大統領の建てた豪華な別荘を利用し、疲弊した市民生活とはかけ離れた暮らしを送っていたようだ。
フセイン元大統領の別荘が立ち並ぶ区画は、チグリス川を見下ろすモスル東部の高台にあった。6月30日、区画への立ち入りを認めたイラク軍のサルマン・ハマド中佐は「一般には立ち入り厳禁で、『イスラム国』幹部だけに許された空間だった」と語った。入室を許されたカフェテリアは、豪華な石造りで、真新しい大型テレビが設置され、豊かな暮らしの一端をのぞかせた。
「イスラム国」はモスルの住民に対し、禁酒の徹底を命じ、外部への情報流出を恐れて携帯電話の使用を認めず、違反すれば厳罰に処した。だが、ハマド中佐によると、別荘では、美食の限りが尽くされ、飲酒の形跡もあったという。中東のメディアも、別荘では高額な飲食が行われていたと伝えた。特権を与えられる幹部は約40人とみられ、地元メディアによると、別荘や豪邸での居住が許され、月5万ドル(約550万円)の現金が支給されたという。
2016
:
チバQ
:2017/07/03(月) 20:02:26
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017070300110&g=int
イラク・モスル、消えた「ISの象徴」=「国家宣言」の礼拝所
2日、破壊されたイラク北部モスルの礼拝所「ヌーリ・モスク」
【モスル時事】過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者バグダディ容疑者は2014年、イラク北部モスルの旧市街にある礼拝所「ヌーリ・モスク」で「国家樹立」を宣言した。あれから3年。ISが統治したモスルの奪還を目指す軍の攻勢にさらされ、ISが爆破した「支配の象徴」は砕け散り、がれきの山と化していた。
バグダディ容疑者が説教を行う唯一の動画が記録されたヌーリ・モスクは、ISの「国家」宣言から丸3年となる6月29日に軍が奪回した。現場が公開された今月2日も、破壊の爪痕を残したまま。12世紀に建てられ、イラクの1万ディナール(約960円)紙幣のデザインにも使われた傾く姿が印象的な隣の尖塔(せんとう)も、無残な姿をさらしている。
案内した対テロ部隊のサケル・ジェバル中佐によると、IS戦闘員は約500メートル離れた場所から遠隔操作でモスクを爆破。「壁全体に爆弾が仕掛けられていた。モスク入り口にも、中に誰かが入れば、連続的にさく裂する爆弾が設置されていた」と奪還直後の様子を説明した。爆弾処理をしていた際も、兵士1人がISの反撃を受けて負傷したという。
モスク内は既に、残されていた爆弾や武器がほぼ除去されたが、軍の許可を得て内部をのぞくと、かつての栄華を示す装飾などはほとんど跡形もなくなっていた。モスク前にいた兵士の1人は「この500メートル先にはまだISがいる。こっちを狙っているはずだ」と厳しい表情を崩さなかった。(2017/07/03-04:49) 関連ニュース
2017
:
チバQ
:2017/07/04(火) 19:56:55
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170704k0000m030120000c.html
<イラク>モスル避難民 消えぬISの恐怖
00:37毎日新聞
<イラク>モスル避難民 消えぬISの恐怖
イラク北部モスルから逃れ、避難民キャンプに身を寄せる20代の女性と幼い子供=イラク北部ハジルで2017年7月1日、篠田航一撮影
(毎日新聞)
【ハジル(イラク北部)篠田航一】「とにかく生きたくて、無我夢中でアクセルを踏み続けた」。家具職人のウアドル・イブラヒムさん(39)が振り返った。過激派組織「イスラム国」(IS)が住民を「人間の盾」として立てこもるイラク北部の大都市モスルから、妻子5人と隙(すき)を突いて3月に脱出した。「一足先に逃げようとしてISに銃殺された兄の遺体は埋葬できなかった」
約40キロ東のハジルで国連などが運営する避難民キャンプで暮らす。モスルからの道中、IS狙撃兵のものと見られる銃弾が降り注いだ。数十メートル前を歩く男性が上半身から血を噴き出し、倒れた。イブラヒムさん一家は全速力で逃れた。
モスルではイラク軍によるIS掃討作戦が「最終段階」に入ったという。だが「解放されても戻る気になれない」。イブラヒムさんは目を伏せつぶやいた。
「常に監視されていた」。気温40度を超える酷暑の中、避難民キャンプのテントで幼子を抱きかかえる20代の女性はIS支配下での暮らしを語った。住民が公開処刑されるなど、いつ殺されるか分からない毎日。「恐怖が体に染みついて、離れない」。疲れ切った声だった。
◇難民キャンプ IS公開処刑思い出し「モスルには戻れぬ」
過激派組織「イスラム国」(IS)のイラク最大拠点モスルにほど近い北部ハジルの難民キャンプには、ISの過酷な支配の記憶に苦しむ人々が身を寄せていた。
砂漠のただ中に国連児童基金(ユニセフ)のロゴが入ったテントが建ち並ぶ。約3万人が暮らすが、40度超の暑さで人影はまばらだ。国連などが用意した給水タンクや小規模な雑貨店以外には人が集まる場所は少ない。1日に話を聞いた避難民たちは、息を潜めるようにテントの中で過ごしていた。
その多くは、IS最高指導者のバグダディ容疑者が2014年6月に「国家」建設を宣言し支配下に置いたモスルから、命からがら逃げ出してきた人たちだ。最近ではイラク軍を中心としたIS掃討作戦が進み「近く解放」との情報も流れる。
だが人々の表情は必ずしも明るくない。会社員のアフマド・アリさん(25)は言う。「モスルには戻れない」
昨年11月、不倫の疑惑をかけられた若い女性が中心部の広場で公開処刑された瞬間を見た。ISの男が死刑執行の理由を読み上げると、女性は「私は無実。殺さないで」と泣き叫ぶ。だが大きな石が何度か女性の後頭部に振り下ろされ、その声はかき消された。「川のように」血を流して息絶えた姿と最期の叫び声を、今も思い出す。「あの恐怖は消えない」
サッカー好きの塗装工、ムハンマド・アタさん(24)は昨年夏、スペインの名門クラブのシャツを着て外出した際、巡回中のIS兵士に見つかった。「堕落した服を着たと言われ、むち打ちの刑を受けた」と言う。アタさんによると、ISは「スパイ行為」容疑で市民5人を銃殺し、遺体を鉄橋に逆さづりにして数日間さらしたこともある。「橋を通る際の悪臭が忘れられない」
ISは写真撮影を極度に嫌い、モスル住民から携帯電話を没収した。隠れて撮影を試みた市民が射殺されることもあったという。
最近はモスルを脱出する市民に紛れて逃げるIS要員もおり、キャンプの出入り口では地元のクルド自治政府の治安部隊が検問を強化。だが治安が回復したとされる地域でもISの自爆テロが頻発、緊張は高まっている。
2018
:
チバQ
:2017/07/04(火) 22:40:59
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170704X258.html
IS「首都」旧市街地に突入=ラッカ奪還作戦―シリア
16:29時事通信
【ワシントン時事】米軍主導の有志連合は3日、過激派組織「イスラム国」(IS)が首都と位置付けるシリア北部ラッカの奪還作戦で、クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)が旧市街地に突入したと発表した。イラクでのISの拠点モスルの解放が迫る中、シリアでもISの劣勢が際立っている。
有志連合によると、ISはラッカ旧市街地を取り囲む壁を盾にし、有志連合やSDFの進攻に激しく応戦していた。壁の切れ目には簡易爆弾を設置するなどして、侵入を妨害。だが、有志連合が壁の2カ所を破壊して突入路を確保したという。
ISが盾にしていたのは「ラフィカの壁」と呼ばれる全長2500メートルの歴史的建造物。有志連合はこのうち、長さ25メートルの区画を破壊した。
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2019
:
チバQ
:2017/07/05(水) 19:27:36
http://www.sankei.com/smp/world/news/170704/wor1707040082-s1.html
カタール断交、収拾に長期化か 断交1カ月、13項目の要求めぐり駆け引き 中東分断も浮き彫りに2017.7.4 21:39
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【アルビル(イラク北部)=佐藤貴生】サウジアラビアやエジプトなどがペルシャ湾岸の小国カタールと断交して、5日で1カ月になる。サウジなど4カ国は6月下旬、関係改善の条件として13項目の要求を突きつけたが、カタールは拒否する姿勢を貫いている。イランやトルコなど中東の大国を巻き込み、断交問題は長期化する可能性が出てきた。
<<��下に続く��>>
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13項目の要求はサウジ、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンの4カ国が6月23日に示した。ロイター通信によると、(1)イランとの融和的な関係の解消(2)カタールにあるトルコ軍の基地の閉鎖(3)イスラム組織「ムスリム同胞団」との関係断絶-などが盛り込まれた。
4カ国は10日以内の実施を求めたが、カタールは拒否。今月3日、4カ国はさらに2日間、期限を延長する方針を示し、カタールの対応を見守っている。
こうした中、トルコのエルドアン大統領は基地閉鎖の要求に対して先月下旬、「無礼だ」と述べて反発。イランとともにカタールへの食料の輸出に乗り出し、サウジやエジプトとの対応の違いが浮き彫りになっている。4カ国の外相は5日、カイロで対応を協議する見通しだ。
サウジなどは先月5日、「テロ組織を支援している」などとしてカタールとの断交を発表。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラの閉鎖も求めた。
2020
:
チバQ
:2017/07/05(水) 19:49:49
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1707040076.html
【イスラム国(IS)】絶え間ない爆音、煙上がるIS象徴モスク イラク・モスル旧市街ルポ 「テロリスト未亡人も自爆した」
07月04日 21:39産経新聞
【イスラム国(IS)】絶え間ない爆音、煙上がるIS象徴モスク イラク・モスル旧市街ルポ 「テロリスト未亡人も自爆した」
3日、ISとの戦闘が続くモスル旧市街。戦車や兵士の姿が目立ち、爆音が鳴り響いていた(佐藤貴生撮影)
(産経新聞)
3日、記者が入ったイラク北部モスルの旧市街では、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)から街を奪還するイラク軍などの作戦が最終盤を迎え、激しい戦闘が行われていた。建物の大半が破壊された大通りには戦車が走り、自動小銃を持った兵士が頻繁に行き交う。廃虚と化した街並みが戦闘の激しさを物語っていた。(モスル 佐藤貴生)
絶え間なく響く空爆や砲撃の爆音。続いて立ち上る煙。旧市街のナビシート地区の大通りを進むと、イラク軍などのバリケードに行き着いた。戦闘地点から1キロ前後。着弾の衝撃が地面から足元に伝わってくる。
「あっちがヌーリ・モスクの方向だ」。煙が上がる方角を警察官のフサーン・アブドルさん(30)が指さした。ISの指導者バグダーディ容疑者が3年前、自らを「カリフ」(預言者ムハンマドの後継者)だと宣言し、IS支配の象徴だったモスクだ。
「昨日はここが戦闘の前線になり、兵士4人が死亡した。しかし、今日の前線はもっと前だ。われわれが前進したのが分かるだろう」(アブドルさん)。
取材に同行した連邦警察の男性警官(28)によると、住民を装って脱出を図るISの戦闘員が多くいる。「しかし、住民はすべて目撃している。彼らに疑わしい者をみせると、『ISの狙撃手だ』などとすぐに見破る」という。
大通りに面する多くの建物が破壊され、路面にはガレキが延々と広がる。商品が散乱したままの店も多く、住民が混乱の中で避難を余儀なくされたことがうかがえる。
大通りの入り口で1軒だけ開いている漬物店があった。店主のヤヒヤ・シートさん(35)は、「工場にISが火を放ち、漬物のたる6千個が焼けた。それでも、逃げればISに店が奪われるから居残った」と話した。
店に居合わせたジャマル・アブドラさん(47)は「ヌーリ・モスクにはしばしば礼拝で行っていた。ISが破壊したことに心が痛む」と顔をゆがめた。
旧市街は大通りから一本入ると、狭い路地が迷路のように続いている。建物の被害も比較的少なく、住民が生活する姿もみられた。
自宅の土間で食器を洗っていた女性のメルキヤ・ハサンさん(68)は、「息子も夫も体が不自由で逃げることができなかった。治安部隊が見つけて保護してくれた」という。
IS支配下の3年間、住民はさまざまな影響を受けてきた。すぐ近くに家族と暮らす6歳の女児は「遠くに行けず、狭いところでしか遊べなかった」と話す。
IS戦闘員に感化された女性や子供による自爆テロもしばしば起きている。クルド人記者(29)は、「ISに入った夫が自爆テロで死亡し、将来像や夢が描けなくなった未亡人が犯行に及ぶケースがある。子供は洗脳されやすい」と語った。戦闘が終わっても、テロの危険は街からすぐには消えない。
2021
:
チバQ
:2017/07/06(木) 17:44:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170706-00000023-mai-int
<イラク>モスル「地獄だ」脱出住民 「肉片が降ってきた」
7/6(木) 11:02配信 毎日新聞
<イラク>モスル「地獄だ」脱出住民 「肉片が降ってきた」
地雷で負傷したアフマドさん(右)とその家族。「左手の指がもう動かない」と話す=イラク北部アルビルで2017年7月3日、篠田航一撮影
【アルビル(イラク北部)篠田航一】過激派組織「イスラム国」(IS)が拠点とするイラク北部モスルの奪還に向け、イラク軍などの掃討作戦が大詰めを迎える中、IS戦闘員約300人が旧市街に立てこもって、地雷などで軍の進入を阻み、多くの市民が今も「人間の盾」として取り残されている。モスルからの脱出に成功した人々が地雷の恐怖や人質の惨状を証言した。
【「地獄」から逃げてきた 避難民キャンプの写真特集】
「人間の肉の塊って見たことありますか」。モスルから東に約80キロ離れたアルビルの住宅で、大学生の女性ハジャ・ハッサンさん(23)が涙目で記者に問いかけた。「地雷で飛び散った肉片が私の足や靴に降ってきた。あの恐怖はとても言葉にできない」
昨年12月にモスルを脱出する際、路上で突然、ハジャさんの約3メートル左を歩いていた老人男性の体が宙に浮いた。同時に巨大な爆発音が響いた。「殺虫剤をさらに強烈にした臭い」が広がり、気を失った。気付けば自身も数メートル吹き飛ばされ、左足から大量に出血。老人男性の体は四散していた。近くを歩いていた十数人の通行人も血だらけで、「地獄のようだった」。
父親の精肉店従業員、アフマドさん(48)も左半身に重傷を負い、アルビルの病院に運ばれたが、左手の指が今も動かない。「普通に生きてきただけなのに、なぜこんな目に遭うのか」。アフマドさんの言葉に、家族が涙ぐむ。
モスル西部から今年2月に脱出した会社員のアブドラ・アルスさん(25)は、兄弟と共に「人間の盾」にされていた。「ISは2階に大きな窓のある家を好んだ。狙撃手が見張りに使うためで、私の家は条件に合致していた」。ISは缶詰など日持ちのする食糧があると取り上げ「抵抗すると、銃を頭に突き付けて脅した」という。
イスラム教スンニ派を自称するISは、敵視するシーア派国家イランが産地の食品を買うことも禁じた。脱出直前、野菜や肉などの生鮮食品は市場でもほとんど手に入らず、多くの人が飢えていた。アブドラさんは「IS攻略が最終段階と聞くが、今も多くの人が西部地区の旧市街に取り残されている。友人の安否も分からない。飢えたままISの人質にされていると思うと、悔しくて言葉を失う」と語った。
2022
:
チバQ
:2017/07/06(木) 17:52:16
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062100007&g=int
イスラエル前首相、胸の痛みで入院
イスラエルのオルメルト前首相=2015年12月、エルサレム(AFP=時事)
【エルサレム時事】イスラエルのメディアなどによると、オルメルト前首相(71)が20日、胸の痛みを訴え、テルアビブ郊外の病院に入院した。複数の汚職事件で禁錮2年3月の実刑判決を受けており、収監中だった。
前首相は1993年から10年間、エルサレム市長を務め、2006年に首相に就任したが、汚職疑惑が相次ぎ08年に辞任。市長時代の高級マンション建設をめぐる汚職事件で禁錮1年7月の判決を受け、16年2月に中部ラムラにある刑務所に収監された。別の汚職で同年9月、刑期8月が追加された。(2017/06/21-00:03)
2023
:
とはずがたり
:2017/07/09(日) 22:31:40
<イラク>アバディ首相が勝利宣言 IS拠点のモスルを制圧
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170710k0000m030081000c.html
21:48毎日新聞
【カイロ篠田航一】イラクのアバディ首相は9日、過激派組織「イスラム国」(IS)が拠点としていたイラク北部モスルをイラク軍が制圧し「勝利を収めた」と宣言した。イラク首相府が発表した。首相は同日、IS戦闘員が立てこもるモスルを訪問し、前線の兵士を祝福した。
イラクのメディアによると、イラク軍はこの日、IS戦闘員が抗戦していたチグリス川沿岸まで制圧。ISに「人間の盾」として建物に閉じ込められていた住民の本格的な救出作業も今後始まるとみられる。
モスルは、2014年6月にISが制圧し、最高指導者バグダディ容疑者が一方的な「建国」を宣言したイラク第2の都市。
一方、今なお一部で戦闘員が立てこもっているとの情報があり、散発的な戦闘が続く可能性もある。
モスル奪還作戦は昨年10月に開始。米軍主導の有志国連合も空爆でイラク軍を支援した。最盛期にモスルに約6000人いたISは、6月下旬には300人程度まで減少。6月21日には拠点だったイスラム教礼拝所「ヌーリ・モスク」を爆破するなど破滅的戦術を取り始めていた。
2024
:
チバQ
:2017/07/09(日) 23:49:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170709-00000094-jij-m_est
IS支配のモスル解放宣言=イラク最大拠点、3年ぶり奪還―劣勢で報復テロ懸念
7/9(日) 21:37配信 時事通信
IS支配のモスル解放宣言=イラク最大拠点、3年ぶり奪還―劣勢で報復テロ懸念
9日、イラク北部モスルの旧市街で、米軍主導の有志連合が過激派組織「イスラム国」(IS)に対し空爆した地点に銃を向けるイラク軍の狙撃兵。
【カイロ時事】イラクのアバディ首相は9日、声明を発表し、2014年6月に過激派組織「イスラム国」(IS)が制圧し、イラク最大の拠点として支配した北部モスルの解放を宣言した。
IS打倒を最優先課題の一つに掲げ、イラクを支援してきた米国や国際社会にとっても、極めて大きな戦果となる。一時はイラクとシリアの広範囲に及んだISの支配領域は急速に縮小しており、国際社会は約3年ぶりとなるモスルの奪還を追い風に、IS掃討への攻勢を一段と強める。
9日にモスル入りしたアバディ首相は声明で、「解放された都市で英雄の兵士や国民とともに、偉大な勝利を祝福した」と強調した。自爆テロも多用して最後までIS戦闘員が抵抗を続けていたモスル西部の旧市街は、わずかな地区で衝突が続いているもようだが、地上から進攻したイラク軍や、米軍主導の有志連合の激しい空爆で9日までにほぼ制圧された。
イラク軍は昨年10月にモスル奪還作戦を開始。チグリス川を挟んで市街地が東西に分かれるモスルのうち、東部は今年1月に奪い返し、翌2月に西部へ進んだ。6月18日には旧市街に突入。ISは「支配の象徴」だったイスラム礼拝所「ヌーリ・モスク」を自ら爆破するなど追い詰められ、逃げる市民に紛れて自爆テロを多発させて抗戦したが、陥落は時間の問題となっていた。
IS制圧時の推計人口が約200万人だったモスルでは、イスラム教を独自に解釈するISによる特異な恐怖支配が敷かれた。国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、昨年10月以降の戦闘激化で、約90万人がモスルを脱出。しかし、ISは数万人に及ぶ市民を「人間の盾」にして徹底抗戦し、狭く入り組んだ路地での市街戦によって、奪還は最後まで難航した。
イラク政府にとって、モスル攻略はIS打倒の大きな節目となる。だが、避難民などに紛れてモスルを脱出したイラク人残党が、各地に点在するIS支配地域に多数逃れたとされる。ISがモスル近郊で奇襲を仕掛けた事例も伝えられており、国内で完全にISを掃討するにはなお時間がかかりそうだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170709-00000072-mai-m_est
<イラク>アバディ首相が勝利宣言 IS拠点のモスル解放
7/9(日) 21:48配信 毎日新聞
<イラク>アバディ首相が勝利宣言 IS拠点のモスル解放
モスルの位置
【カイロ篠田航一】イラクのアバディ首相は9日、過激派組織「イスラム国」(IS)が拠点としていたイラク北部モスルをイラク軍が「解放し、勝利を収めた」と宣言した。イラク首相府が発表した。首相は同日、空路モスルに到着。前線の兵士らを祝福した。
一方、今なおモスル市内の一部で戦闘員が立てこもっているとの情報があり、イラク軍側がモスルを完全奪還したかは不明。散発的な戦闘が続く可能性もある。
AP通信によると、イラク国営放送は政府軍がモスル全域からIS戦闘員を放逐したと報じた。しかし、アバディ氏が勝利宣言した時点でモスル市内では依然として銃声が鳴り響き、空爆が続いていたとの報道もあることから、戦闘は完全に終息していないとみられる。
イラクのメディアによると、イラク軍はこの日、IS戦闘員が抗戦していたチグリス川沿岸まで制圧した。ISに「人間の盾」として建物に閉じ込められていた住民の本格的な救出作業も今後始まるとみられる。
モスルは、2014年6月にISが制圧し、最高指導者バグダディ容疑者が一方的な「建国」を宣言したイラク第2の都市。
モスル奪還作戦は昨年10月に開始。米軍主導の有志国連合も空爆でイラク軍を支援した。最盛期にモスルに約6000人いたISは、6月下旬には300人程度まで減少。6月21日には拠点だったイスラム教礼拝所「ヌーリ・モスク」を爆破するなど破滅的戦術を取り始めていた。
2025
:
チバQ
:2017/07/09(日) 23:49:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170708-00000079-mai-m_est
<モスル>大学、激戦の跡生々しく 復旧へ多難
7/8(土) 23:02配信 毎日新聞
<モスル>大学、激戦の跡生々しく 復旧へ多難
激しいISとの戦闘で破壊されたモスル大学の校舎=イラク北部モスルで2017年7月6日、篠田航一撮影
崩れた壁。油が燃えたにおい。学びやは廃虚だった。過激派組織「イスラム国」(IS)が一時占拠したモスル大学。イラク軍との激戦の跡が生々しい。「イスラム教徒を名乗る価値もない人々だ」。女子学生のザイナブ・ナビールさん(22)は涙をうかべISを非難。大学のアブドゥル・フセイン副広報部長(61)は「必ず復興させる」と声に力を込めた。【モスル(イラク北部)で篠田航一】
【写真特集】モスル・ルポ 大学、激戦の跡生々しく 復旧へ多難
過激派組織「イスラム国」(IS)がイラク最大の拠点とする北部モスルに入った。戦闘員約300人が市民を「人間の盾」として立てこもる旧市街から東に約2キロ。チグリス川をはさんだ対岸の道路からは、戦闘によると見られる黒煙が噴き上がるのが見え、「パーン」と乾いた砲弾の音も相次ぐ。街路を装甲車が走り回り、自動小銃を手にし緊張した面持ちのイラク軍兵士らが幹線道路を慌ただしく行き交っていた。廃虚と化した建物の数々が、IS支配下の過酷な戦闘を物語る。
「この付近の写真撮影は厳禁だ。ISは対岸からも渡って来る。戦闘地域だということを忘れるな」。6日、川沿いの検問所を訪れた記者を、兵士が強い調子で制した。イラク軍などの奪還作戦が進み、追い込まれたISは最近、避難民を装って橋を渡り、時には川を泳いでくるケースもあるという。
イラク軍のIS掃討が奏功し大きな戦闘はないモスル東部地区だが、大きく崩壊した建物が目立つ。その一つがISが2014年6月のモスル占領後、住居としたモスル大学。今年1月にイラク軍が奪還した際ISは放火して逃走し、多くの建物の壁が黒焦げだ。
ISを狙った米軍主導の有志国連合の空爆で破壊されたという建物もある。約3万人いた学生の大半は他地域の大学に移り、キャンパスは閉鎖状態が続いたが、ようやく今は学生が戻りつつある。
数十万冊の蔵書を誇った図書館も放火や空爆で焼け落ち、焦げた本や設備が散乱している。大学側の許可を得て中に入ったが天井の鉄骨が揺れている部分もあり、「崩落の危険があるからすぐに離れて」と10分ほどで職員に退避させられた。
女子学生のザイナブ・ナビールさん(22)は、この2年間、周囲に砲弾の音が響く中、自宅で勉強を続けて復学の日を待ったという。「大学に戻れてうれしいけれど、破壊があまりにひどく声もでない」とつぶやいた。大学広報部のアブドゥル・フセイン副部長(61)は「文系の授業は再開したが、理系は実験用設備が破壊された。だが大学は地域の拠点。早く元通りにしなければ」と話す。
イラク国営テレビは8日、モスル旧市街が「数時間で解放される」と伝え一部兵士が喜ぶ姿も報じた。一方でISは自爆テロで抵抗を続けているとの情報もある。
2026
:
チバQ
:2017/07/10(月) 21:37:46
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071000586&g=int
モスル陥落、次は「首都」=IS打倒へ正念場-イラク・シリア
【カイロ時事】イラクで過激派組織「イスラム国」(IS)が最大の拠点としていた北部モスルが3年超の恐怖統治を経て解放されたことで、国際社会が執念を燃やすIS打倒作戦は大きな節目を迎えた。今後は、シリアでISが「首都」と位置付ける北部ラッカの奪還が最大のヤマ場となる。かつてシリアとイラクの広範囲で領域支配を行いながら、劣勢が鮮明となっているISは、どのような末路を迎えるのか。
〔写真特集〕過激派組織「イスラム国」
モスルは、ISが制圧する前は人口約200万人を擁するイラク第2の都市だった。これほどの大都市が過激派組織に比較的容易に奪われたことは、イラク政府に大きな打撃となった。それだけに、昨年10月に着手したモスル奪還作戦に懸ける意気込みは強く、アバディ首相は9日、「世界は、イラクがISをこんなに早く打ち負かすとは想像していなかった」と自らのフェイスブックで強調した。
9日、イラク北部モスルを訪れたアバディ首相(中央)(AFP=時事)
人口が20万人程度のラッカはモスルに比べると規模が小さいため、攻略のハードルは低く見える。米軍が最新鋭の武器を供与して支援するクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)が完全に包囲し、6月初旬には米軍主導の有志連合の空爆支援を受けながら突入作戦を開始。在英のシリア人権監視団は同下旬の時点で「既に4分の1を奪還した」とみている。
しかし、ISはモスルで数万人の市民を「人間の盾」にして最後まで徹底抗戦したように、狭い道が入り交じるラッカでも同じような戦術を取る可能性が高い。市民に紛れた自爆テロ、避難民に対する狙撃といったなりふり構わぬ抵抗は必至。人的被害を最小限に抑えることを優先する中で「前途は困難が予想される」(有志連合)との見方が強い。
8日、シリア・ラッカ県の村で、破壊された建物を見るアサド政権派部隊の兵士(AFP=時事)
ISは、イスラム教シーア派が主流のイラク政府に冷遇されるスンニ派住民が多いモスルや、内戦で疲弊したラッカでは当初歓迎されたが、外国人戦闘員の流入や極端な宗教解釈のため、住民の支持を急速に失っていった。空爆など激しい攻勢も重なり、支配領域は既に最盛期の3割程度に縮小している。
それでも生き残りを懸けて、シリアではラッカから東部デリゾール県に拠点を移し、幹部の多くが逃走・潜伏しているともいわれる。こうした実態の詳細はつかみにくく、仮にラッカを奪還できても、IS壊滅への道のりは険しい。(2017/07/10-14:50) 関連ニュース
2027
:
チバQ
:2017/07/10(月) 21:38:19
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071000157&g=int
3年ぶり奪還、市民歓喜=「モスル解放」祝賀で沸く-イラク
9日、イラク北部モスルの旧市街で、国旗を掲げて解放を喜ぶ子供たち(AFP=時事)
【カイロ時事】2014年6月に過激派組織「イスラム国」(IS)に制圧された後、3年以上に及ぶ恐怖支配が続いたイラク北部モスルで9日、軍による「解放」がようやく宣言された。かつては重要な交易路として栄えたモスルはIS支配と戦闘で破壊を極めたが、この日ばかりは市民らが悲願の自由を喜び、街頭に繰り出して歓喜に酔いしれた。
〔写真特集〕「イスラム国」〜異教徒を並ばせ、集団斬首〜
モスルではこの日、アバディ首相の「解放宣言」が出る前から、軍兵士が戦車に乗って高々と武器を掲げ、IS打倒を祝うムードに包まれていた。首相もモスルに到着後、昨年10月から続いた奪還作戦の経過報告を軍司令官から受けつつ、ISが最後まで抵抗したモスル西部を歩いて凱旋(がいせん)し、歓声を送る人々に手を振る余裕すら見せた。
9日、イラク北部モスルの旧市街で、イラク国旗を掲げて勝利を喜ぶ警官(AFP=時事)
モスル旧市街の一部では、自爆テロもいとわないIS戦闘員が依然立てこもり、市内全域を完全に制圧したとは言い難い。首相は「ISの残党に逃げ道はなく、降伏するか死ぬだけだ。既に勝利は決まった」と断言した。
ISは特異の宗教解釈を採用し、モスルで市民の自由を極端に制限。そのため、窮屈でおびえる生活を終えた達成感はひとしおのようだ。イラクのテレビでは、モスル市内で国旗を掲げて祝福する子供たちや、首都バグダッドなどイラク各地でモスル奪還を盛大に喜ぶ様子が繰り返し放映された。(2017/07/10-07:11) 関連ニュ
2028
:
チバQ
:2017/07/10(月) 21:38:38
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071000130&g=int
野党主催で「正義の集会」=政権の強権支配に抗議-トルコ
9日、トルコ最大の都市イスタンブールで行われたエルドアン政権に抗議する「正義の集会」(AFP=時事)
【エルサレム時事】トルコの最大都市イスタンブールで9日、最大野党の中道左派・共和人民党(CHP)の主催で、エルドアン政権の強権支配に抗議するための「正義の集会」が開かれた。CHPのクルチダルオール党首は、会場に集まった何万人もの支持者らに対し、「7月9日は新たな歴史の日だ」と訴えた。
集会は、クルチダルオール党首が先月始めた、首都アンカラからイスタンブールまでの約450キロを歩く「正義の行進」のクライマックス。同党首は、昨年7月15日に起きたクーデター未遂後の大規模粛清の一環でCHP議員が逮捕されたことをきっかけに行進を決意した。集会には、CHP支持者以外の人々も多数参加し、2013年のイスタンブールの公園再開発計画に端を発した反政権デモ以来の規模となった。(2017/07/10-05:49) 関連ニュース
2029
:
とはずがたり
:2017/07/11(火) 10:31:07
トルコとクルドとエジプトとペルシャが好きでサウジとアサドとイスラエルが嫌いな俺は難しい立場に立たされている(;´Д`)
いやああの辺はイスラームの脅威に長い事さらされていた欧州+石油利権を独占したかったアメリカの利害が一致して徹底的に統一帝国を解体して再起不能にしてしまったツケを払っているのである・・。
一方の日本は中韓や北朝鮮との間で歴史のツケを払っているが,中韓に関しては完全に日本の自民党政治家の妄言が悪くて中韓政府と日中韓国民は被害者の,まあドタバタ喜劇みたいなもんであるが,北朝鮮に関しては喜劇仕立てながら可成りのホラーである。
アラブ4カ国、カタールは13年合意に違反と主張
ロイター 2017年7月11日 08時58分 (2017年7月11日 10時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170711/Reuters_newsml_KBN19V2VN.html
[ドバイ 11日 ロイター] - テロ支援を理由にカタールと断交したアラブ4カ国は10日、2013年にサウジアラビアとカタールが交わした合意の内容がメディアで公表されたことについて、カタールが湾岸諸国の内政に干渉しないとの約束に違反したことが明白になったと主張した。
13年の合意はこれまで存在は知られていたが内容は明かされていなかった。米CNNは10日に内容について報じ、サウジの当局者らもソーシャルメディアで公表するに至った。
サウジアラビア、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプトの4カ国は共同声明を出し、カタールはこの合意で近隣諸国への内政干渉を停止すると約束したと説明。合意が公表されたことで「カタールが約束を守れてないことが明白になった」とした。
カタールの当局者らはコメント要請に応じていないが、CNNへの文書でサウジとUAEが同合意の趣旨に違反し、「カタールの主権にいわれのない攻撃」を行っていると非難した。
同合意はサウジの首都リヤドで行われた会合でカタールのタミム首長のほか、クウェートのサバハ首長が調印。湾岸協力会議(GCC)6カ国の外相が実施メカニズムに調印している。当事国は「(GCC)加盟国に対して脅威をもたらす政治的潮流」への支持を差し控え、イスラム組織ムスリム同胞団の指導者が湾岸地域から撤収するための手段を提供することで合意している。
(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
2030
:
とはずがたり
:2017/07/11(火) 14:15:40
カタールと戦略関係強化=米国防長官
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017070700402&g=int
【ワシントン時事】マティス米国防長官は6日、カタールのアティーヤ国防担当相と電話で会談し、戦略的パートナー関係の強化に取り組む方針を確認した。両者はサウジアラビアなどがカタールと断交した問題で、関係国が緊張緩和に努める重要性についても話し合った。
米国にとって、サウジとカタールはいずれも、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討戦などでの重要パートナー。マティス氏は電話会談を通じ、安全保障分野でサウジだけでなくカタールとも引き続き連携していく姿勢を明確にした。(2017/07/07-09:53)
2031
:
チバQ
:2017/07/11(火) 19:38:20
https://mainichi.jp/articles/20170711/k00/00e/030/204000c
イラク
モスル制圧、首相「虚構の国家が崩壊」
毎日新聞2017年7月11日 11時15分(最終更新 7月11日 11時44分)
【カイロ篠田航一、ワシントン会川晴之】イラクのアバディ首相は10日、国営テレビで演説し、2014年6月に過激派組織「イスラム国」(IS)がイラク北部モスルを占領して以降、約3年間続いた戦闘に勝利したと正式に表明した。首相は「テロリストによる虚構の国家が崩壊したことを宣言する」と述べ、今後は地域の安定を取り戻すため、「国民の団結が必要だ」と呼びかけた。
米は声明「大きな前進」
アバディ首相の正式な勝利宣言を受け、トランプ米大統領は声明を発表。ISとの戦いにおいて「大きな前進だ」とし、ISの「完全な滅亡」を目指すと主張した。
イラク軍とモスル奪還作戦を進めた米軍主導の有志国連合を率いるタウンゼンド司令官(米陸軍中将)も声明で「邪悪な敵を打ち負かした歴史的な勝利」と祝福。同時に「この勝利だけではISの脅威は終わらず、さらに厳しい戦いが先にある」と強調した。今後はISが「首都」と位置付けるシリア北部ラッカの奪還作戦が焦点となる。
アバディ首相は9日に「モスルを解放した」との宣言を出したが、10日にモスル旧市街でIS残存勢力の掃討がさらに進んだ状況を受け、正式な勝利宣言に踏み切ったとみられる。首相は「今日の勝利はISの闇と蛮行、テロに対する勝利だ」と強調。国内第2の都市でISの恐怖政治が終わったことを祝福し、1週間を祝賀期間とするという。
ただ、モスル旧市街では10日夜(日本時間11日未明)現在、一部で戦闘が続いているとの情報がある。市内の別の場所に潜伏するIS逃亡者の捜索や、地雷の撤去も完了しておらず、勝利宣言後もイラク軍による軍事作戦は継続される。
イラク政権はイスラム教シーア派主導だが、モスルはISと同じスンニ派系の住民が多い。宗派対立がIS拡大を招いた面もあり、国民融和は大きな課題だ。
イラク軍などは昨年10月にモスル奪還作戦を開始。今年1月にはモスル東部地域を制圧したが、ISは西部の旧市街に多数の市民を「人間の盾」として立てこもり、作戦は長期化した。
2032
:
チバQ
:2017/07/11(火) 19:38:58
https://mainichi.jp/articles/20170711/k00/00m/030/133000c
イラク軍
IS残党の掃討続く モスル「解放」後も戦闘
毎日新聞2017年7月10日 23時29分(最終更新 7月10日 23時29分)
【カイロ篠田航一】イラク軍は10日、過激派組織「イスラム国」(IS)の重要拠点だったイラク北部モスルの「完全制圧」に向け旧市街の一角に立てこもるIS戦闘員への攻撃を続けた。アバディ首相は9日、「モスルを解放した」と表明。首相府報道官はISの残党を一掃後、改めて勝利宣言を出す考えを示した。
イラクのメディアによると、イラク軍は潜伏するISの逃亡者・協力者の捜索や地雷の撤去なども続ける。
現地司令官は「旧市街の建物にIS戦闘員が残っている」と述べ、10日現在、チグリス川西側の一角に女性や子供が取り残されていると明らかにした。IS戦闘員の家族も多いとみられ、司令官は「武器を持たない限り、ISの家族でも一般市民として扱う」と語り、逃げてきた戦闘員の家族は殺害しない方針を表明した。モスルを管轄するニナワ県当局者は、残ったIS戦闘員は「ロシアやアフガニスタンの出身者」と述べた。
アバディ首相は9日、「IS残党に逃げ道はなく、降伏するか死ぬかだ。勝利は決まった」と断言。これを受け、モスル市内では国旗を掲げ、抱き合って喜ぶ市民の姿が報じられた。
だが約3年にわたるIS支配の下、公開処刑や拷問の記憶が生々しいモスル住民の中には、郊外の避難民キャンプに逃れるなどして「絶対に戻らない」と話す人々も多い。200万人の住民中、90万人が家を追われたとの推計もあり、住民の帰還や、戦闘で激しく損壊したインフラの復旧などが今後の課題だ。
2033
:
チバQ
:2017/07/11(火) 19:40:49
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170711k0000m030134000c.html
<イラク>モスル「解放」制圧遠のく IS系組織、世界拡散
07月10日 23:32毎日新聞
<イラク>モスル「解放」制圧遠のく IS系組織、世界拡散
ISの支配地域(イラク、シリア)
(毎日新聞)
過激派組織「イスラム国」(IS)のイラク最大の拠点だった北部モスルを約3年ぶりに「解放」したとアバディ首相が9日宣言したが、完全制圧には程遠い。国内ではIS拡大の背景である宗派・民族間対立の緩和、隣国シリアでのIS掃討など課題は山積する。アフリカ、アジアにも拡散したIS系組織への対処も必須だ。【カイロ篠田航一、ニューデリー金子淳、バンコク西脇真一、ジャカルタ平野光芳、ワシントン会川晴之】
イラクでは2003年のイラク戦争でフセイン政権が崩壊、多数派のイスラム教シーア派主体の政権が続く。フセイン政権元幹部らはスンニ派住民が多いモスルなどに移り、一部はISと合流した。
複数のモスル元住民は「シーア派政府の兵士はスンニ派に暴力を振るった。14年にISが来た当初『スンニ派の味方だ』と歓迎した」と証言。政府側が住民をISに近づけた部分もある。
今回のIS掃討作戦で尽力し発言力を増したイラク北部クルド人自治政府への対処も難問だ。自治政府は9月に独立の是非を問う住民投票を実施する構え。北部が不安定化した場合、IS残党が復活する懸念もある。
中東でのIS掃討作戦の次の焦点は、隣国シリアでISが「首都」と位置付けるラッカの奪還だ。内戦下のシリアではアサド政権を支援するロシアとイラン、反体制派を支える米国などの各派が連携せずIS包囲網が不十分だ。エジプト・シナイ半島やリビアで反転攻勢を目指すISの封じ込めも課題だ。
ISは15年1月に「領土」宣言したアフガニスタンでも活発化。旧支配組織タリバンとも衝突し、6月に重要拠点の東部トラボラを一時奪取するなど支配地拡大を図った。
アフガンのISはタリバン離反者や、パキスタンやウズベキスタンの武装組織メンバーが主体だが、昨年、インド人21人の参加も報じられ多国籍化が進む。過激派に詳しいインド人ジャーナリスト、カマル・アガ氏は「中東の中央・南アジア系IS戦闘員はアフガンに避難するだろう。国際社会で予防策を議論すべきだ」と話す。
ISには東南アジアや南アジアなどからも多数の戦闘員が参加しているとみられる。フィリピン南部ミンダナオ島のようにISに忠誠を誓うイスラム過激派が国軍と激しい戦闘を続ける地域もある。比軍幹部はミンダナオが戦闘員の「訓練地」になり得ると話す。
バングラデシュではISなどで実戦経験を積んだ戦闘員が、地元過激派に爆弾製造技術を伝えているとの見方もある。16年7月に首都ダッカで日本人ら22人が殺害される人質テロ事件が起きISが犯行声明を出した。帰還戦闘員が同様のテロを計画する懸念もある。
オーストラリアからも中東系移民ら約100人がISに参加しているとみられ、政府は場合により二重国籍者の豪国籍を剥奪し帰国させない方針だ。
一方、IS掃討を最優先課題に掲げるトランプ米政権にとり、モスル陥落は政治的勝利となる。米政府は週内にワシントンで有志国連合の会議を開き、「IS後」のイラク、シリア情勢を討議する。
ティラーソン米国務長官は7日に会見し米露首脳が「IS後」を話し合ったと明らかにした。両国が合意したシリア南西部3県での一部停戦は9日に発効、内戦終結に向けた取り組みも進める。米国はラッカ攻略などイラク、シリアでのIS掃討を続けることになるが、有志国連合の報道官はイラクの治安安定には「多大な労力」が必要と厳しい見方だ。
2034
:
チバQ
:2017/07/11(火) 19:41:21
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170710k0000e030231000c.html
<イラク>IS戦闘員、山間部に移動か 勢力立て直し模索
07月10日 15:00毎日新聞
<イラク>IS戦闘員、山間部に移動か 勢力立て直し模索
ハムリン山地
(毎日新聞)
過激派組織「イスラム国」(IS)のイラクの最大拠点だった北部モスルの解放をアバディ首相が9日に宣言しIS掃討作戦が大きな進展を見せる中、既に数百人のIS戦闘員がモスルから約200キロ南のクルド人自治区領内も含む山間部に移動し、勢力の立て直しを模索していることが分かった。クルド自治政府関係者が毎日新聞の取材に明らかにした。モスルのIS要員は大半が殺害されたとみられるが、一部は脱出して別の戦闘員グループと合流し、新たな拠点を各地で作る動きがあるという。
戦闘員が集まっているのは、クルド人自治区とイラク政府管轄エリアの境界に位置するハムリン山地。2014年のIS「建国」後、一時はイラク軍などの攻撃で山地から撤退したが再集結しつつあるという。クルド自治政府関係者によると、最近になってイラク政府側とクルド側の当局者が連絡を取り合い、掃討作戦について協議を開始した。
ISはモスルの南約120キロに位置するハウィジャや、モスルの西約50キロのタルアファルなど複数の都市で一定の勢力を維持しており、今回の山岳地帯での拠点作りの動きもその一環とみられる。
自治政府関係者は「ハウィジャなどの都市部はモスル同様に掃討作戦が可能だが、山岳地帯に逃げ込まれた場合、完全な排除は困難になる」と話す。ハムリン山地のIS戦闘員は最近、クルド自治政府の治安部隊ペシュメルガに迫撃砲を撃ち込むなどの攻撃に出ているという。
ハムリン山地は03年のイラク戦争後の混乱でイラク政府の統治が完全には及ばず、国際テロ組織アルカイダも一時、拠点の一つにしていたという。【アルビル(イラク北部)で篠田航一】
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2035
:
チバQ
:2017/07/11(火) 19:45:44
http://www.sankei.com/world/news/170710/wor1707100045-n1.html
2017.7.10 19:29
【イスラム国(IS)】
モスル解放でも消えぬ暴力の芽 困難な「戦後処理」 過激思想、不満の受け皿に
イラク北部モスルが、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)から解放され、イラクでのISとの戦いは残党掃討を含む「戦後処理期」に入った。ただ、社会に不満を抱く層を過激思想やテロへ向かわせる芽は消えておらず、イラク政府や国際社会は、軍事作戦以上に困難な民心安定という課題と向き合うことになる。
記者(大内)は2015年、イラクのクルド自治政府に捕らわれた複数のIS戦闘員に、長時間のインタビューをしたことがある。
旧フセイン政権で警官だったというスンニ派アラブ人の男は、03年のイラク戦争後に生まれたシーア派政権下で失職し、外国人やシーア派への恨みを募らせた。別の男は、貧しさに嫌気がさし、親族の誘いに乗って戦闘を志願した。
むろん、彼らにISが主張するシーア派や西洋世界へのジハード(聖戦)への共感がなかったわけではない。問題は、過激思想がさまざまな社会不満や不遇感の受け皿となっていることだ。
ISは、国際テロ組織アルカーイダ系勢力に、スンニ派主導だったフセイン政権の支配政党バース党の残党が合流し勢力を広げた。アラブ社会主義を掲げた同党は元来、世俗色が強く、イデオロギー的にISとは相いれない。なのに、ISが彼らを吸収し得たことは、スンニ派が現政府に抱く敵意の強さを物語る。
約3年にわたりIS支配下にあったモスルでは、積極的にせよ消極的にせよ、ISに協力してきた住民は多い。戦後処理が、政権側の示唆する通り、戦闘員の家族らへの処罰を含む苛烈なものとなれば、住民らに新たな復讐(ふくしゆう)心が生まれる。
一方、ネット上にはISが垂れ流してきた残虐映像などのプロパガンダ(政治宣伝)もあふれている。欧米やアジア諸国にとっても人ごとではない。
かつてアルカーイダが、組織的に衰退してもジハードの「総本山」として影響力を持ったように、ISが現状への破壊衝動を抱く者たちにテロの大義を与える象徴的存在であり続ける可能性は高い。過激思想にどう打ち勝つかという戦いは、終わりが見えない。(前中東支局長 大内清)
2036
:
チバQ
:2017/07/11(火) 19:46:51
http://www.sankei.com/world/news/170710/wor1707100039-n1.html
2017.7.10 18:25
【イスラム国(IS)】
通貨・旅券の発行、税制、司法制度…常識覆したテロ組織 「第二のIS」に懸念も
イラク北部モスルという重要拠点を失ったイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)は、テロ組織に対する常識を多くの点で覆した。新たな手法は中東地域だけでなく欧米諸国でも支持者を引き寄せ、テロ組織との戦いを一層、困難なものにした側面は否めない。(アルビル=イラク北部 佐藤貴生)
省庁制に通貨製造
欧米やアラブのメディアによると、ISは数年前の全盛期、あたかも国家のような態勢を目指していた形跡がある。旅券の作成はその一例だ。
モスルで印刷された旅券には、「所有者に害を与えた者には軍を派遣する」との一文が添えられ、イラクとシリアの国境周辺を中心に1万冊前後、配られるとの情報も出ていたという。
また、ISが製造、発行したナンバープレートをつけた車が実際に街を走る映像もあったほか、「財務局」の名を冠した金貨をデザインしていたとの報道もある。
英BBCテレビ(電子版)は2014年、各種の省庁に加えて裁判所も設け、初歩的ながら税制まで導入していた-とする在カタールの研究者の分析を紹介している。
街を制圧すると、すぐに水や小麦粉などを中央から配給するシステムを導入し、住民が依存せざるを得ないよう仕向けていたとしている。
資金源は湾岸?
ISがモスルを占拠した14年、イラク軍などは武器を捨てて敗走したといわれる。クルド人の記者(29)は、ISはこのとき倉庫にあった大量の武器弾薬類を手に入れ、イラク軍などの巻き返しに応戦したとの見方を示す。しかし、それだけでここまで抵抗しえたとは考えにくい。
先の研究者は直接、ISに資金を供給したとは考えられないが、結果としてサウジアラビアやカタールなどペルシャ湾岸諸国の資金や兵器類が流入した可能性はあると分析している。
シリアについていえば、アサド大統領は国内少数派でイスラム教シーア派に分類されるアラウィ派が出身母体だ。スンニ派大国で豊富なオイルマネーを握るサウジなどが、「アサド後」をにらんでスンニ派に属する過激派勢力を支援してきた背景があり、そこからISにも流れたのでは-との見解だ。
一時は原油輸出まで手がけていたとされる豊富な資金を擁し、国内外の経済のサイクルに加わろうという狡猾(こうかつ)な一面が浮かび上がる。
第二のISは
モスルはスンニ派住民が多く住むとされ、解放直前の今月3日に訪れた際には、「ISは市街地を占拠する際、シーア派主導の中央政府から住民を保護するとの口実で取り入った」(連邦警察の当局者)という話を聞いた。
しかし、いったん占拠した後は住民を傷つけ、殺害することもいとわぬ残虐ぶりで住民を恐怖をもって支配した。ひげを伸ばすよう強制したほか、「たばこを吸っただけで殺害した」(モスル西部の68歳の女性)との証言もある。
こうした組織にひかれる者が後を絶たないのが世界の現状だ。支持者の思考回路を分析し、国際社会が一致して根絶に向けた対策を取らない限り、「第二のIS」が頭をもたげる懸念は払拭できない。
2037
:
チバQ
:2017/07/11(火) 19:47:21
http://www.sankei.com/world/news/170710/wor1707100041-n1.html
2017.7.10 18:40
【イスラム国(IS)】
勢力下で相次いだ遺跡・文化財の破壊 「非イスラム的」と主張
「イスラム国」(IS)が勢力を拡大させるのに伴い、「非イスラム的」な偶像崇拝や多神教につながるとの主張の下に、多くの遺跡・文化財が相次いで破壊されてきた。
ISは2015年、イラク北部モスルの南西約100キロにある約2000年前の世界遺産ハトラ遺跡や、モスル郊外にある約3000年前のアッシリア帝国のニムルド遺跡をブルドーザーや爆弾で破壊、映像を公開した。
破壊はイラクだけにとどまらない。同年5月には、東西文明を結ぶシルクロードの難所シリア砂漠のオアシスで紀元前1世紀〜紀元3世紀に栄えた、シリア中部の世界遺産パルミラ遺跡を武力制圧。神殿や凱旋(がいせん)門などを爆破した。エジプト・カイロ近郊ギザのピラミッドの破壊を警告する映像も公開し、「文化財テロ」の拡大を示唆していた。
また、イラク軍などによるモスル奪還作戦中の先月21日には、IS支配の象徴となってきたモスル旧市街の礼拝所「ヌーリ・モスク」も破壊。指導者のバグダーディ容疑者が自らを「カリフ」(預言者ムハンマドの後継者)と宣言した場所で、「敗北」を印象づけた。(住井亨介)
2038
:
チバQ
:2017/07/12(水) 15:07:15
http://www.afpbb.com/articles/-/3134763
カタール断交1か月、市民生活に広がる「悪夢」
2017年07月06日 18:59 発信地:ドーハ/カタール
【7月6日 AFP】ペルシャ湾(Persian Gulf)岸のカタールが近隣諸国から国交を断絶されて1か月近くが過ぎた。住民らは、断交下での日常生活への適用を余儀なくされている。
野菜や牛乳はイランやトルコからの輸入品を買わざるを得ず、人々は生活必需品の値上げに不満を漏らしている。また近隣諸国の大半がカタール航空(Qatar Airways)の領空通過を拒否していることから、国際線のフライト時間が通常より長くなるという事態にも直面している。
首都ドーハ(Doha)のスーパーマーケットで買い物をしていた男性は、「政府が代替品を用意してくれているので、(商品不足の)問題はない。若干の値上げはあるが、何とか耐えられる程度だ」と話した。とはいえ自分も家族も買い物を減らさなければならないのは事実であり、「教訓を生かして消費を減らしている」と認めた。
サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、エジプトの4か国は先月5日、カタールが過激主義を支援しているとして断交に踏み切り、同国をたちまち孤立させた。カタール側はそのような事実はないと否定したにもかかわらず、サウジアラビアとその賛同国はカタールとの空路と海路を遮断した上、唯一陸続きの国境も封鎖。カタールは食料品も含め、輸入に不可欠な経路を断たれてしまった。
外交危機という側面が大きいとはいえ、その影響の一部は同国で暮らす人々の生活にも徐々に広がりつつある。
物資不足への不満も募ってきている。好みの食べ物が買えないというだけでなく、例えば自動車の交換用フロントガラスなど、普段そこまで気にしていないがないと困るという物品も手に入らなくなっている。
インド出身のある露天商は、「国境封鎖後に値段が跳ね上がった、特にルッコラやパセリ、セイヨウアサツキはひどい」と語った。
■外国人居住者にとって「悪夢」
個人にはさほど影響しない問題と思われるかもしれないが、カタールで暮らす270万人のうち約9割が外国出身者で、断交は市民生活に重くのしかかってきている。レバノンからの駐在員の女性は、「断交は悪夢。早急に解除されるよう願っている」と述べた。
中でも夏季休暇を国外で過ごそうとする人にとって、問題は明白だ。あるヨルダン人男性は、断交による飛行規制により同国首都アンマン(Amman)からドーハに行くのにオマーンのマスカット(Muscat)を経由しなければならず、「乗り継ぎに6時間かかった」と嘆いた。
人道上の問題も生じている。湾岸諸国が自国内に暮らすカタール人に対して出国を命じると同時に、カタールにいる自国民に帰国を要請したことは多大なる影響をもたらしている。
カタールの国家人権委員会(NHRC)は、1万3300人以上が「直接的な影響」を被っていると指摘。UAEに夫と子どもと暮らしているカタール人女性が、UAEからの出国を命じられたとの報告もある。
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は、サウジアラビアとカタールとの国境地点で先月17日から立ち往生させられている男性について懸念を表明している。気温が連日45度に達する場所だ。
サウジアラビアは、男性はカタール人だと主張する一方で、カタール側は男性の市民権は1990年代に剥奪されたとしている。HRWはカタールに対し、男性の入国を認めるよう要請している。(c)AFP
2039
:
とはずがたり
:2017/07/13(木) 14:54:32
世界最悪の人権抑圧国家はサウジだと思う。男にとっては楽園なんかもしれないけえが。サウジと北朝鮮が21世紀に世界が潰すべき二大醜悪国家である。
<サウジアラビア>公立学校で女子の体育授業解禁へ
10:57毎日新聞
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170713k0000e030248000c.html
<サウジアラビア>公立学校で女子の体育授業解禁へ
サウジアラビアのプライベートスポーツクラブでバスケットボールをする女の子たち=2014年5月12日、AP
(毎日新聞)
【カイロ篠田航一】イスラム教の厳格な習慣・戒律を重視する体制の下、女性の肌の露出が控えられているサウジアラビアで、公立学校での女子生徒の体育の授業が認められることが決まった。ロイター通信が伝えた。
サウジでは現在、女子生徒の体育は一部の私立学校のみで実施され、「適切な服装」で行うことなどの制約がある。大半の公立学校では導入されておらず、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は「公教育で女子の体育を禁じている唯一の国だ」と批判していた。
だが近年、サウジ国民には肥満が増え、今後は医療費が増大する懸念も出ていることから、政府は国民の健康向上を実現する方策を検討していた。
国政助言機関の諮問評議会は2014年、女子体育の導入を認めたが、宗教界から「西洋化しすぎだ」と反発の声が上がり、実施されていなかった。こうした中、サウジ教育省は今月11日、公立学校での導入を認めると発表した。導入時期は未定。
サウジでは女性の五輪参加も長く認められていなかったが、12年のロンドン五輪で初めて柔道と陸上800メートルで2選手の参加が認められた。
2040
:
とはずがたり
:2017/07/13(木) 16:39:45
乳牛165頭直輸入=カタール、サウジ「封鎖」に対抗
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170713/Jiji_20170713X480.html
時事通信社 2017年7月13日 05時58分 (2017年7月13日 16時27分 更新)
【カイロ時事】サウジアラビアなどとの断交に伴い、牛乳輸入量が減少して品不足が懸念されていたカタールに11日、ドイツからハンガリー経由の輸送機でホルスタイン種牛165頭が到着した。8月中旬までに計4000頭を運び込む予定。カタールは牛乳を含む多くの食料品をサウジなどからの輸入に頼っていたため、過度な依存を脱却したい考えだ。
カタールは、陸路で唯一つながるサウジやアラブ首長国連邦(UAE)から主に牛乳を輸入していたが、断交で封鎖措置が取られて供給がストップ。支援に乗り出したトルコなどから代替輸入していた。しかし、一部の国民には味が口に合わず、不評の声も上がっていたという。
牛は気温40度超のカタールの天候で弱らないよう、北部アルホールの空調管理された牛舎で飼育する。輸入元によると、カタール産の牛乳では「需要全体の10?15%しか満たせない」といい、今後は国内の乳牛数を2万5000頭以上に増やす計画を進めている。
2041
:
チバQ
:2017/07/13(木) 17:42:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170713-00000065-jij-m_est
政府軍、北部で攻勢開始=反対勢力と激戦―南スーダン
7/13(木) 14:28配信
時事通信
【ジュバAFP=時事】南スーダン政府軍は同国北部の反政府勢力に対する攻勢を開始した。
国連南スーダン派遣団(UNMISS)を統括するシアラー国連事務総長特別代表が12日、首都ジュバで明らかにした。
シアラー氏は「激戦が展開されている」とした上で、特にパガクという町の周辺地域は極めて憂慮すべき事態になっていると指摘。この数日間で約5000人の住民が国境を越えてエチオピア領内へ避難したという。
2042
:
チバQ
:2017/07/13(木) 17:47:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170713-00000068-jij-m_est
救えぬ命、放心の医療スタッフ=帰国の国境なき医師団員、解放直前モスルに4カ月
7/13(木) 14:48配信
時事通信
救えぬ命、放心の医療スタッフ=帰国の国境なき医師団員、解放直前モスルに4カ月
インタビューに応じる国際医療支援団体「国境なき医師団」の萩原健さん。約3年間にわたり過激派組織「イスラム国」(IS)に支配されたイラク北部モスルで最近まで活動。現地の惨状を語った=10日撮影、東京都内
約3年間にわたり過激派組織「イスラム国」(IS)に支配されたイラク北部モスルで、最近まで支援活動を行っていた国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」の萩原健さんが帰国し、現地の惨状を語った。
イラクのアバディ首相が「モスル奪還」を宣言したのは10日。その直前の4カ月を目撃することになった。
東京都内で取材に応じた。萩原さんは2月、モスル東部に開設されたMSFの病院に派遣された。イラク軍が1月にISからの解放を宣言した東部は、病院の建物が戦闘で破壊され、電気・水道も完全に止まっていた。縫合糸や針といった基本的な医療用具もなく「全ての公立病院は完全に機能停止していた」と着任当時を振り返る。
戦闘の前線は西部に移っていたが、迫撃砲や爆発物、地雷による負傷者が病院には連日のように運ばれてきた。萩原さんは、病院の医療活動に必要なあらゆる環境の整備を担当していた。戦況と、必要とされる医療をいち早く把握し、現場を指揮した。
3月末のある日、チグリス川沿いに迫撃砲が着弾したと情報が入った。間もなくタクシーで運ばれてきた瀕死(ひんし)の負傷者は、ランドセルを背負ったままの10歳くらいの少年だった。
何とか助けようとしたが及ばず、放心状態で座り込んだまま動けないスタッフ。叫びながら屋外に飛び出し、自分の顔をたたき続ける医師もいた。「スタッフたちが初めて受けた強烈なショックだった」と萩原さんは回想した。
そうした中、2発目の迫撃砲が着弾する。死傷者は多い。スタッフの気持ちの立て直しも、受け入れ準備も不十分なまま、病院の前には死傷者を乗せたタクシーが次々駆け付け、入り口には家族ら200人余りが殺到し大混乱になった。
一段落した午後、萩原さんは病院にいた全スタッフを集め「心から血が流れるようなことが起きているが、だからこそわれわれがここにいる」と伝えた。この日を境にスタッフの動きは変わったと萩原さんは述べつつ「場数を踏んでもこうした惨事に慣れることはない」と考えている。
萩原さんは13日、再びモスルへ出発した。次は解放が宣言されたばかりの西部に開設された病院が現場となる。「政治の世界で『解放』と言っても、医療が復興するにはまだまだ時間がかかる。できる限りのことをしたい」と出発を前に語った。
2043
:
チバQ
:2017/07/13(木) 17:48:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170712-00000074-san-m_est
モスル近郊キャンプ、避難民次々 「家に帰れるわけでない」
7/12(水) 7:55配信
産経新聞
■公式に勝利宣言、変わらぬ厳しい生活
イラク北部モスルをイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)から奪還する作戦は、アバディ首相が公式に勝利を宣言したことで一つの区切りを迎えた。しかし、90万人ともいわれる避難民が今後も厳しい生活を強いられることに変わりはない。気温が50度近くまで上がる猛暑の中、モスル近郊のキャンプには連日、多数の家族が到着している。(アルビル=イラク北部 佐藤貴生)
「とても疲れた。しゃべる気力もない」。10日、モスルとアルビルの間に位置するハサンシャム避難民キャンプ。到着したばかりの40代の女性がいった。
冷房やミネラルウオーター、充電器のほか、ハンドソープなど日用品の詰め合わせのパックがいくつも並べられ、到着して登録を済ませた避難民が次々と運び去る。広大な敷地に延々と続く6千のテントに2万3千人が暮らす。
「ここ1週間ほど、やってくる避難民の数が連日500人ほどに増えた。モスル市街の環境が相当ひどいのだと思う」。クルド系支援団体のボタン・アフメドさん(28)が話した。キャンプでは水不足が深刻化しているという。「1人当たり1日30リットルしか配給できない。水浴びや料理、飲料などの分を考えると、とても足りない」
取材した10日にキャンプに到着したというマハムード・オマルさん(40)に出会った。先に来ていた弟のアブドさん(37)らが、わずかな家財道具や配給品をテントに運ぶのを手伝っていた。
「10日ほど前、住んでいたモスル西部の施設の50メートル先にイラク軍兵士の姿が見え、一気に走って脱出した。その後、(政権側が制圧した)東部で家を探したが、家賃が高くて住めないのでここに来た」という。
ISがモスルを占拠したときのことを尋ねると、オマルさんは「住民には選択肢などなかった。受け入れるしかなかった」と話し、こう訴えた。
「政府が勝利を宣言したところで、私たちが家に帰れるわけではない。ここでの暮らしは大変なことばかりだろう」
2044
:
とはずがたり
:2017/07/14(金) 09:31:47
カタールの保険は米軍基地があってアメリカは見捨てられないってとこ。他の湾岸諸国は米軍基地は受け入れがたいのかな?
直接協議が次のステップ=米国務省―カタール断交問題
時事通信社 2017年7月14日 07時01分 (2017年7月14日 09時27分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170714/Jiji_20170714X649.html
【ワシントン時事】米国務省のナウアート報道官は13日の会見で、ティラーソン国務長官が仲介を行っているサウジアラビアなどとカタールの断交問題について、「当事国同士の直接協議が重要な次のステップだ」と指摘した。ただ「当事国が(協議を行うと)合意することを希望する」と述べるにとどめ、実現するかどうかは明言しなかった。
ティラーソン氏は13日までサウジやカタール、調停役のクウェートを行き来する「シャトル外交」を展開。サウジのサルマン国王やカタールのタミム首長らと会談し、関係修復を促した。ティラーソン氏は帰国前に記者会見を行わず、具体的な成果は明らかにしなかった。
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