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映画感想スレ(4)

1真ナルト信者:2019/01/12(土) 03:43:41 ID:???
洋邦実写アニメまとめて語りましょう

123::::2019/08/15(木) 08:09:58 ID:7KCyWRxU
あげ

124ビックリバコ:2019/08/16(金) 22:29:41 ID:mjOwmJ06
ワンピース スタンピード
アニメ版スタッフは自分たちの作ったワンピースというコンテンツに相応しい作品を作ってくれましたね。凄すぎて感無量です。
映画はZとゴールドが面白かったので期待値が上がってたんですが、こういう面白さもあったというか。
そうそうワンピースってこういう作品なんだよ!というか。

125もにゃら:2019/08/16(金) 23:29:18 ID:j8Dr8S3M
○イソップの思うツボ

ええ…
ああ……
うん………

126シャアダム:2019/08/19(月) 07:59:29 ID:rmiMl0oI
◆テラフォーマーズ(2016)年

ストーリーは火星をテラフォーミング(地球化)するために、生命力の強いゴキブリを使ったのはいいが、宇宙線などで急激な変異や進化を起こして、人間が火星に住むにあたって凶悪な害獣になってしまった。
それで、政府は犯罪者や金を欲しい民間人達を騙して人体改造して、火星へ送り進化したゴキブリ(テラフォーマーズと命名)たちを駆除しようとする。改造人間VSテラフォーマーズの戦いの行方はどうなるのか・・というSF戦争映画でした。

公開当時、ずいぶん原作ファンの不評を受けたらしいこの映画、自分は原作は少ししか読んでなく、アニメもチラ見しただけで、何の思い入れも先入観もなくこの映画を見ました。率直な感想を言うと、グダグダ悩んだりやらた複雑怪奇にしてしまったヒーロー映画「アベンジャーズ」よりは頭の中にスッと入ってきましたね。
原作ファンにとては噴飯物だろうけど、これはこれで先入観がなく、原作ファンでない自分にしたら、まあまあよく出来てると思います(もちろん設定やストーリーの突っ込み所も多いですが)。仮面ライダーみたいな映画だと感じましたね。その仮面ライダーの方もとんでもない設定のあらが結構多いと思いますし、「テラフォーマーズ」だけをゴキブリのように黒歴史として扱うのは可哀想ですね。
原作に拘らないなら、これはこれで楽しめる作品だと思います(途中で飽きることなく観れますし、それぞれの回想が短く纏まっていててダレないのがいい)。

まあ、小栗旬の博士の設定は化粧が濃くて髪型が変でやり過ぎでイヤミを感じましたけど、あと、日本が雑多な香港のま街やブレドーランナーの街になっていたのは笑ってしまいましたが、それと、ヒロインの鱗粉攻撃は、そんな大量な鱗粉1人で撒けるわけ無いだろうとか、ジェットエンジンになった昆虫人間も、どういう理屈だよ!とかたった10数名でゴキブリ数万匹に勝てるわけ無いだろ(最初っから負け戦)とか、そんな津波のように移動する意味があるのか?とか、絶対死なない昆虫人間は戦闘力ゼロっぽくてどうやってゴキブリ駆除するんだよ!とか突っ込み所満載で笑わせてもらいました。

何か、再び火星に行く続編も観たくなりましたけど、ファンに反感を買って人気がないので無理だろうなあw今度は多国籍企業が作った外国人傭兵昆虫戦士が活躍するテラフォーマーズ2作って欲しいなあw

結論・話も分かりやすく、戦闘シーンもそれなりに迫力があって、面白くなくは無いので、原作にこだわりがない人や何の先入観のない人、これはこれと割り切れる人ならB級映画として、友達とワイワイ楽しく見られる映画だと思います。

127シャアダム:2019/08/21(水) 16:49:09 ID:rmiMl0oI
◆猿の惑星 聖戦記(グレートウォー)(原題:War for the Planet of the Apes=猿の惑星のための戦い)2017年アメリカ

前作で宿敵コバを打ち破った類人猿(APES)のシーザーは仲間と共に人間から自分たちの住処を守るため日々戦っていた。そして、ある日人間の大佐と呼ばれる男に妻と子供を殺されてしまう。
シーザー達は人間から身を隠すため集落全員の移住を始める。シーザー自身は復讐の念に駆られ、大佐のを殺すべく人間の街へと旅立つ(数人の仲間が勝手に付いてくる)。しかし大佐は其処には居なく、すでに全軍隊とともに北の基地へと移動していた(エイプ全滅のための総攻撃のため)。
大佐に復讐するための旅は続く。そういう、復讐旅の冒険アクション&ちょっとヒューマン(猿だけど)ストーリーでした。

感想:無駄に過剰演技の間のとリ過ぎのダラダラ会話シーン(その割には中身が薄い)が多くて、途中で眠くなること何度かあったが、そこを考えなければ、ほとんどシーザー1人で猿が惑星を勝ち取った英雄物語で、それなりに感動もありアクションも見応えがあってまあまあ楽しめる作品だった・・かな。
とにかく、むりやり人生哲学的な感動的な重大な話にしようとして、対話シーンが長い長い(いちいち、溜めて言葉を吐き出すのでもどかしい)、マジ眠くなるよw其処をもっと簡潔にしてアクション多めにしてくれれば、もっとシュッとスマートな作品として楽しめたのに。多分、2時間二十分も在る映画だが、2時間以内に纏められるんじゃないかな。

あと、突っ込み何処というか都合よすぎな所が多くて、う〜ん、リアリティが乏しいかなって思うし、シリアスで重厚な物語にしたいのか、子供が楽しめる作品にしたいのか、シリアスなシーンでコミカルなシーンをちょくちょく挟んでどっちつかずな作品だなあって思いました。あと、大佐との激闘を期待したんだが、肩すかし・・・あれ大佐も病気になっちゃたのかな?(多分大佐の生き様を見せたかったんだと思うけど)そこは「ランボー」的なアクションも期待してる人のために、もう1人極悪人(最後の死闘のための)を配置しとけよって思いました。
都合よすぎな所は、ちょっと知恵遅れの病気の女の子が、無防備に基地内に入ってウロウロしても、誰にも見つからなかった所やあれだけの大脱走に誰も気付かなかった所、危機一髪な時に、北の軍隊が攻撃を始めて「大脱走」を助けてくれたところや、やられそうになった時雪崩が起きて運良く敵が全滅してくれたところ。
まあ、ある程度は主人公補正だと納得させて面白く観れたけど、猿が全員居なくなったのに、目の前に牢屋があるのに朝まで気付かなかったのがちょっといただけなかったかなあw

長い長い眠くなるような人間と猿との対話シーンを除けば、冒険アクション映画として面白く、一人の英雄(シーザー)が一生懸命エイプ達のために戦った叙事詩としてラスト少し感動はしました。3部作を続けてみればまた違った感動もあるかも知れませんね。あの女の子これからどうやって生きていくんだろう?(人間の奴隷化の先駆けになりそう)ってちょっと不安な終わり方でもありましたが。

128シャアダム:2019/08/26(月) 11:19:33 ID:rmiMl0oI
◆しあわせのパン(2012年)

東京で暮らしてたヒロイン「りえ」は「水縞」くんにプロポーズされ北海道・洞爺湖付近の月浦に「マーニ」というパン屋(宿泊も出来るし、パン以外の食事も出来る)を開店し其処に住むことになった。
色々な事情を抱えてやってくるお客さん達とのふれあいを描いた、ややメルヘンでファンタジーな優しい世界的な物語でした。

なんだろうなあ、「カモメ食堂」にはじまって「メガネ」「プール」的なふわっとした雰囲気重視の癒やし作品をたまに観たくなるよね(自分は)。そういう目的で借りて観たんだけど、ちょっとストーリーが粗いというか、設定が不自然というか、悩みが俗世間的すぎるというか、台詞が臭いというか、優しい世界がわざとらし過ぎるというか、ちょっと思っていたのと違ったかなw
でも、最後の心中しようとしてやってきた訳あり老夫婦の物語だけは、ジーンと感動したなあ。阪神大震災が1995年でこの映画が2012年だから、17年前に娘さんは亡くなったのか。それから風呂屋を建て直して17年営業をして、もう人生に疲れたってことかあ。なんか重い・重すぎる・・他人にはどうすることも出来なさそうな悩みなんだけど、ちょっとメルヘンチックなこの映画、パンと優しさで解決してしまう(魔法だなw)。
この老夫婦は何泊もただで泊めてもらったのかなあ(お金持ってそうだからちゃんと払ったのかな)。あと、折角苦労して作ってもらった和風ごはん料理もちゃんと喰えよなw

あと、カンパニオだっけ?主人公のがいった言葉。カンパニー(会社)的な響きがあるから、自分も「家族」かと思ったわw調べたら「カンパーニュ」ってパンの種類があって、最初に作ってたパンがそれだったか(表面が固そうな四つ割れパン)w

この映画のいいところはパンと食事が美味そうな所ですね。悪いところというか引っかかったところは、優しい台詞が臭すぎで優しいお節介の押し売りw特に常連客の「宮沢賢治」風なコスプレのおじさんが急に演奏し始めた時は、苦笑いしか出てこなかった。実際に深く悩んでる人にコレされたら、成功率50%・喧嘩になるかも(いちかばちか)だなwなんだこの常連客は普段何をしてるんだよw
あとトキオくん、バスの運行を妨げてますぜw東京まで1000キロバイク旅とか絶対彼女途中でウンザリするだろ(本人は格好いいナンパと思ってる)w

いやあ、ファンタジーで話も突拍子も無い所はあるけど、なぜか飽きずに最後まで観てしまったから、面白くなくは無い雰囲気重視の映画でした。

ラストの「ひとつだけ」(矢野顕子)は清志郎ボイスのハスキーな情熱ボイスはこの優しい静かな映画のエンディングにちょっと合わなかったかなあ(矢野顕子オンリーバージョンの方がよかったかも)って思いました。

パンがコーヒーがポトフが食べたくなる映画でもありました。

129もにゃら:2019/08/27(火) 23:06:23 ID:j8Dr8S3M
○ニノ国

普通にクソつまらない映画でした。

脚本がスカポンタン

130シャアダム:2019/09/01(日) 10:29:47 ID:rmiMl0oI
◆つばさ(原題:wings)1927年アメリカ

第一回アカデミー最優秀作品賞作品。サイレント映画である。1927年といえばベーブルース(野球選手)やアルカポネ(マフィア)の時代であり、
1918年に第一次世界大戦が終わり、復興の時代であり、アメリカが世界のアメリカとして経済発展していった時代と書かれている。そして、初のトーキー映画(声がある映画)が公開された年である。

この映画は二人の青年パイロットの友情とそれぞれの恋、そして第一次世界大戦(特に空戦)の苛烈さ残酷さと二人の青年の活躍や死闘を描いたストーリーでした。

感想:まずサイレント映画になれていないのか、2時間20分もの長さに途中で眠くなって(面白くないからでは無いよ)何回も休憩を挟みましたwサイレント映画って「台詞を自分で想像しながら観る」ので新鮮でその所為なのかストーリーもあまり複雑で無く分かりやすいですね。動く紙芝居って感じかな。
ストーリーの方も、今の映画に比べ単純ながら、白黒で無声なので演技・映像を観ながら自分で想像する部分が多く、「自分で奥深いもの(感受性や想像力がより必要だね)」にする感じでしたね。
まず、おどけた主人公「ジャック」と気取ったライバル「デヴィッド」の対比、明るく積極的でジャックに恋する田舎娘のヒロイン「メアリー」と美人でデヴィッドが好きなお金持ちのお嬢様っぽい都会的なヒロイン「シルヴィア」の対比。
シルビアを巡って対立する「ジャック(勘違いの片思いなんだがw)」VS「デヴィッド」も面白い。あと、二人に友情が芽生えて、戦闘機に乗って戦いに行く前に「準備は?」「OK!」ていう友情のやりとりが、微笑ましいのだがなんかこっぱずかしいぜw
それから、「ハーマン」というオランダ人(戦争に中立だから?)が嫌われていて、腕にアメリカ国旗の入れ墨を見せ「オレはアメリカ人だ!」というと、アメリカ人達が大喜びをして態度を180°変える人種差別ギャグwハーマンがドジで教官達に殴られたりするのを観てると「素晴らしきヒコーキ野郎」で徹底的に虚仮にされギャグにされていた「ドイツ人将校」を思い出して、アメリカ人映画のこの頃の人種差別描写の酷さ(仕方がないけど)はちょっと胸糞悪いなって思って、その辺のギャグが笑えないかなあ。

それから、戦闘シーンの死に方の演技やコックピットのパイロットがあたふたするシーンはちょっと笑ってしまったけど、その他の戦闘シーン(地上戦・ドッグファイトなど)は昔の映画なのにリアルで迫力があって実に素晴らしい。このころCGとかないので、実際何台も飛行機を飛ばして戦わせて撮影したのかなあ、地上戦闘シーンの兵士の数も何千人ものエキストラを雇って撮影したのかなあって思うと、いくらお金がかかってるんだ?ってさすがアカデミー賞に選ばれる映画だなあって思う。
ところどころ、戦争の悲惨さ・残酷さが描かれていて感慨深いものになってるのもいい。解説者の淀川長治さんのゲイリークーパー(ちょい役で出演)推しは、この映画の本質と関係ないじゃん、ただの美男子の好みじゃん(そっち方面の人って勘違いされそう)って思ってしまったけどねwたしかにこの映画に出てくるゲイリークーパーは糞格好いいけどね、しかし出てきて5分で戦闘じゃなくて、飛行機演習事故で死亡するって、どういう脚本なんだよ(ここだけは駄作っぽい)w

ラスト付近で、二人が「シルヴィア」のお守りを巡って再び喧嘩するシーンがあるんだけど、「デヴィッド」はシルヴィアの写真の裏に書かれた真実を「ジャック」に見せまいとしたんだね。「デヴィッド」はその所為で「熊のお守り」を忘れ、運が落ちたのか、その戦闘で無茶して撃墜され、生き延びてドイツ軍の飛行機を奪ってアメリカ基地へ戻ってくるんだけど、「ジャック」に敵として勘違いされ追われることになる。直接アメリカ基地に戻るんじゃ無くて、途中で乗り捨ててくればいいのにと思った。その戦闘の結末は自分で観て下さい。

あとは、「ジャック」が好きで戦場まで軍人婦人になって追いかけてきたぽっちゃり「メアリー」の一途さが健気(ちょっと強引過ぎなんだけど)で楽しかったwでもパリの酒場のパーティシーンの恋の駆け引きコメディが長すぎて眠くなったけどwこの一途な恋はどうなってしまうのかってのも見所の一つですね。
最後にこの映画に感化された人は多分自分の車とかに「流星号」のマークとか付けたでしょうかw

1927年のギャグや映像センスや映像技術や演技やストーリー構成、第一次大戦の飛行機や戦車や武器や戦い方、当時の考え方や生活の雰囲気など、色々観るべき所が多くて、さすがアカデミー賞作品、残すべき作品だなあって思ったドッグファイト主体の戦争&青春映画でした。

131レト:2019/09/01(日) 21:58:56 ID:bJP5OGZ.
淀川長治さんは著書で同性愛をカミングアウトしていますよ。

132シャアダム:2019/09/03(火) 16:27:16 ID:rmiMl0oI
◆追想(原題: Anastasia=アナスタシア)1956年アメリカ

アメリカ映画だが、舞台はほぼフランス・デンマーク。イングリッド・バーグマン(この映画でアカデミー主演女優賞)と頭がつるつるのユルブリンナー(伊武雅刀や竹中直人の真面目な演技の時に雰囲気が似てる・あとは中国俳優ジェットリーを少しゴツくした感じかな)が出てますw

内容は1917年ロシア革命時にニコライ一世一族の処刑から逃れたと噂される「アナスタシア」(生きていればコライ一世の遺産の所有権がある)を探すため会社まで作ったブーニン将軍(元ロシア軍人)は顔が似ているアンナをフランスで見つけて、「アナスタシア」に仕立て上げ、親戚や貴族達に本物と認めさせ、その遺産を得ようと企む。
アンナは列車事故による負傷で、過去の記憶が曖昧だったが、たまに誰も知らない「アナスタシア」本人の事を口走ったりした。それでも、偽物と言い張る貴族達に最終手段、叔母のデンマーク皇太后にアナスタシアと認めさせようとするが・・・というちょっと変わったヒューマンドラマでした。

まず、「追想」って題名が 意味があってるが何か地味で、恋の駆け引き雰囲気重視の恋愛映画と勘違いしてしまうなあw普通に「アナスタシア」ってやった方が今は受けると思うなあ。
「アナスタシア」ってアニメ映画があったが、この映画が元ネタらしい(まだ見た事無いが観てみたくなった)。
次に内容についての感想。はっきり言おう、・・・結構面白かった。予想の付かない展開、意外なストーリー、バーグマンの迫真の演技に対し、ユルブリンナーの冷徹なキリッとした演技の掛け合いが面白かったw映画を作ったのが1956年(第二次世界大戦から約10年後)で1927年のパリ(第一次世界大戦から約10年後)を舞台にしてるので、時代考証とかはよく分らないが、この映画を信じるなら当時(1927年)の雰囲気を味わえるのもまた一興。
「つばさ」(1927年制作)を作ったのもこの頃だから、同じ頃を舞台にしたパリを見比べてみるのも面白いかも知れない。

話を戻すが、アンナをアナスタシアに仕上げていく過程や関係者や貴族達にアンナを披露して見聞してもらうシーンがスピーディーに展開して飽きさせないのもいい。そして、最初のシーン、アンナの病気のせいで咳ををしてるのかと思ったのが伏線でした(ここまでは面白かった)。

ただ、残念なのはブーニン将軍の嫉妬。なんかいきなりアンナと婚約者の皇子に嫉妬して何もかも放り出し始めたぞ、この堅物将軍は・・・そんな振り合ったっけ??ってシーンかなあ。
もう少し途中で伏線を張って、徐々にアナスタシアでは無く一人の女アンナに恋する自分に気付くシーンとかあればいいのに、いきなりだもんなあw

(ネタバレ)なのでこれ以上は観てからお願いします。












そして、ラストの逃●行(●け落ち)・・・納得行かんなあ。まあ、「貧乏の良いところは、本当の愛を見つけることが出来ること」とか言ってたからなあ。
まあ、緑の間でどういう駆け引きや告白が合ったのか、視聴者の想像におまかせしますってのはぶん投げすぎじゃね?みんなに迷惑掛けすぎじゃね?この二人、これから苦難の道が待ってると思うと、単純にハッピーエンドとは思えませんでしたね。

ラストが納得しない(自分はね)のを除けば、サスペンス映画みたいにハラハラするし、ストーリーが他に無い新鮮で結構楽しめました。一番印象に残ったのはユルブリンナーのシュッとした演技(キリッ)とバーグマンの過剰な演技(ヒステリー&ゴッホゴホ)ですねw

133もにゃら:2019/09/07(土) 09:18:54 ID:j8Dr8S3M
○かぐや様は告らせたい

人気ラブコメの実写化
ちょっと駆け足すぎて溜めの演出が無いのが残念

あと、藤原氏が実に藤原氏だった

134シャアダム:2019/09/08(日) 19:05:28 ID:rmiMl0oI
◆ニュー・シネマ・パラダイス・完全オリジナル版(原題: Nuovo Cinema Paradiso=新しい映画の楽園)1988年イタリア・フランス 2時間54分

1989年度アカデミー外国語映画賞受賞作品。観た人のほとんどが高評価の作品らしいですね。他人から「泣けるぞ」「観るべき」って勧められると漫画でもアニメでもかえって観たくなくなるのが人間で(好きな人からならすぐ観るけどねw)、今頃ようやく「観るかあ・観とかないとなあ」って思って借りてきましたw
「ライフイズビューティフル」(これもイタリア映画)とごっちゃになっていて、もしかして同じもの借りてきたかなって一瞬不安になりましたw

ストーリーは第二次世界大戦後のシチリアの町に住むトトという少年が、映写機技師のアルフレードと仲良くなって、映写機の仕事を覚えるのですが、ある悲劇から唯一の町の娯楽である映画館が燃えて、アルフレードは引退する。その後「ニューシネマパラダイス」という新しい映画館が出来て、トトは少年ながらそこで映写機技師としてメインで働くことになる。
そして、高校生になるころ、エレナとの恋に落ちるが、エレナの親は猛反対。トトはアルフレードに相談するが、青い目の女(エレナの事)を落とすのは難しいとやんわりと交際の反対する。そんなある日軍役に行く日が来て、エレナの家族も引っ越しをして別れ別れになるが、諦めきれないトトは彼女に手紙を出したり行方を捜し回る。一年の軍役から故郷の町に戻ってきたときには、映画館の仕事は他の人に奪われてもう無く、エリナの行方も分からず、アルフレードの諭されて、再び町を旅立つ事になる。
そして30年後(多分それくらい)、アルフレードの葬式に出るためトトは故郷の町に帰ってきたのだが、そこで思いがけない事が起こるのだった。というアルフレードと映画とエレナとの関わりを中心としてトトの半生を描いたヒューマン映画でした。

感想:うん、ほのぼのしていてコメディも楽しく・時に悲しく・3時間近くあったけど、やんわりと面白かった。最初は少年トトはいたずらっ子であまり好きにな成れなかったが、だんだんこの映画のしみじみとした優しい雰囲気にちょっと泣けてきました。昔は「映画」が唯一の楽しみで、重要施設だったんだなあ・・でも今はテレビやビデオ(これも古いメディアで今はDVD・ネット配信ですね)のせいで映画館が潰れて(実際にも)技術の進歩についてこられないもの達には残酷で時の流れって物悲しいなあって感じた。しかし、その技術の進歩のおかげでフィルムが燃えなくなって安全に映写機作業が出来るようになったんだけどね。
「ライフイズビューティフル」の収容所以前のコメディチックな町での悲喜劇が延々とニ時間続いてる感じでしたね。ラストの1時間は、年を取ったトトが故郷へ帰ってきて、トトが知らなかった「あの日」の真実に気付くそして(ネタバレなんで詳しくは書けないけどw)・・・て感じでした。

全体的に感動作で文句は言いたくないんだけど、アルフレードは二人の恋を邪魔したよね(たとえ恋に突っ走ってそれが悲劇に終わろうとそれも人生、良い経験なんじゃ無い?)。事故の後遺症のせいで達観したアルフレードは、自分みたいにならないように、またもっと大きな人物になって欲しくて、やや辛辣なアドバイスをしたのは分かるけど、余計なお世話かなあっても思いました。アルフレードの考え方が正解っぽい終わり方は少し不満かなあ。後は、いい映画でした。「この世界の片隅に」に通じるところがあると思いました。

135レト:2019/09/08(日) 22:46:25 ID:bJP5OGZ.
完全オリジナル版はね・・・オリジナルのファンの間で賛否が真っ二つに割れた
人によっては「改悪」とも捉えられかねない問題作です(ディレクターズ・カットなので改悪というよりは蛇足というべきですが)。
劇場版にはサルヴァトーレがエレナと再会して真相を知るシーンは丸々存在せず二人は自然にフェードアウトしたことになっています。
完全版も完全版でラストシーンの意味が変わってきてそういう意味では面白いですが、やはり劇場版を最初に見た方が良かったかもしれません。

ちなみにフィリップ・ノワレが出演している「イル・ポスティーノ」は御覧になりましたか?
あれもオススメです。
ブチャラティも好きな映画らしいです。

136シャアダム:2019/09/12(木) 21:41:54 ID:rmiMl0oI
イルポスティーのはまだ観てません。機会があったら観たいと思います。

137シャアダム:2019/09/12(木) 22:30:21 ID:rmiMl0oI
◆追憶(原題:The Way We Were=私たちが歩んできた人生)1973年アメリカ

政治運動(共産主義運動)に熱心な個性的なケイティとスポーツ万能でこだわりがなく主義主張より和(雰囲気)を大事にするハベルがひょんな事から(書いた小説を通じて話をしたり、大学パーティで一緒に踊ったり、喫茶店のバイトで会話したり、大戦中に再開して家で持てなしたり)引かれ合い、
第二次世界大戦を経て結婚することになるが、赤狩りをするアメリカ政府に対する反政府活動や激しいケイティの性格に二人の間に段々亀裂が走っていく・・。という恋愛&ヒューマンストーリーでした。

感想:はっきり言うと、テンポがゆっくり(のろく)で、恋愛物としては変わっていて(異色)で、実話を元にしたような、自分には受けない(あまり面白くない)作品でした。映画を見た人ならこの皮肉が分かるでしょうw
まず、当時の事情や世相に詳しくないのがその原因の一つかと思われます。当時のアメリカに詳しい人なら、この映画の評価(共感度も)も上がるんじゃないでしょうか?)。戦後、共産主義を重要なポストから追放する「赤狩り」とか、ソ連に対するスパイ活動や共産主義者(スパイ容疑者)を告発したり、密告したりする人が多かったらしいですね。
そして、映画にも出てきた「ハリウッド・テン(ハリウッドの映画関係者が政府に対して抗議した主な10人)」が本当に有ったことなど、映画を見てから調べて知りました。
そういう意味では、当時の事情を知らないと登場人物の気持ちや深いところが理解できない、難しい映画かも知れません。

ただ、やっぱり何も知らないで普通に観ただけだと、あまり面白くないなあって感想が出てしまいますね(だって二人がイチャイチャしたりぶつかったり解り合ったりまた喧嘩したりを延々2時間見てるだけですから)w
あと、音楽が有名な「The Way We Were(映画の題名と同じで、この映画のヒロインが歌ってる)」で凄く良い曲なんだけど、この映画にはこの曲しかないのかい!って突っ込みたくなるほど、何回も何回も使われていて音楽効果が段々薄れてくるのもイマイチかなあって思いました。
(ネタバレ)なんでこれ以上は観てからにしてくだされ。







それから、赤ちゃんが生まれたのに、離婚してそれぞれ別の人と結婚するって、当時からアメリカは自分に正直で子供のことは考えずに自由だなあ(軽薄だなあ)って日本との道徳観の違いに、主義主張など立派な事を言い合ってるにしては、子供のことは考えなくて、何か好きになれないストーリーでした。まあ、性格が不一致で愛し合ってない夫婦のまま子育てってのも、子供にとって不幸かも知れませんね。

最後に、主演のバーブラストライサンドは数々の賞に輝いた凄い女優で、ユダヤ人(当時差別されていた?)俳優として名乗り出た最初の俳優らしいです。お顔が「ジョントラボルタ」の妹っぽくて、アイドルのような美人と言うより個性的な美人ですねwローバートレッドフォードの方も色んな有名な映画(「明日に向かって撃て」など)に出ていて当時の二枚目俳優の代表じゃないでしょうか。

当時のアメリカの世相を知るという意味では興味深い作品でした(恋愛ものなんだけどねw)。

138レト:2019/09/18(水) 20:01:35 ID:bJP5OGZ.
●ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(ネタバレ)

















映画オタク、タランティーノ監督による60年代の映画と映画関係者に対する愛のこめられたオマージュ作品。
60年代ハリウッドの華やかな世界と舞台裏は事前知識のない者にとってはむしろ新鮮で眺めているだけでも充分楽しめる。
30年以上のキャリアを経て初共演を果たしたレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットもはまり役。
報われないリックと良くも悪くもマイペースなクリフは俳優のイメージともピッタリ重なり
俳優の魅力を引き出すのに長けたタランティーノの面目躍如といった感じ。
我が世の春を謳歌するシャロン・テート役のマーゴット・ロビーも魅力的だ。

リックの哀愁漂う人生も涙を誘うがやはり最大の見せ場はラストだろう。
70年代に暗い影を落とすこととなったシャロン・テート殺害事件の犯人たちに本作は盛大なリベンジをかます。
リベンジ路線は「イングロリアス・バスターズ」以降継続していたテーマでもあるし実際ヒトラーをぶっ殺したりしていたので本作もその流れを汲んでいると言えるが、
本作の凄惨を通り越して完全にギャグと化した犯人へのリベンジのインパクトは絶大だった。
「フィクションでリベンジしたって自己満足じゃないか」という思いもあるものの、
日本でも京アニテロ事件のような理不尽犯罪があったし、「フィクションでやるからこそ意味がある」のかもしれない(脅迫に悪用するクズが続出したというやるせない現実もあるだけに)。
ただ、そういった点を踏まえても本作のリョナシーンは監督の趣味に思えてくるレベルでやり過ぎだったけど。

139もにゃら:2019/09/18(水) 23:00:01 ID:j8Dr8S3M
○アス

ホラーのようなミステリーのような…

ドッペルゲンガー達に襲われる一家のお話。
怖いのは割りと最初だけで途中からはドッペルゲンガー達は何者で何が目的なのかに興味がいく作りになっています。


ドッペルゲンガー達の目的はオリジナルを殺して成り代わるとかそんな感じですが、その成り代わりを目的とするドッペルゲンガー達は何者なのかが肝で社会風刺ネタになるのかな


お隣さんのドッペルゲンガー達は速攻でスパスパ殺して居るのに主人公一家のドッペルゲンガーは妙に悠長というか回りくどいことやってたんですがオチからするとわざとかな

正直いうとあまり面白くは無かったかな

140シャアダム:2019/09/20(金) 20:47:52 ID:rmiMl0oI
◆7月4日に生まれて(原題:Born on the Fourth of July)1989年アメリカ

ロン・コーヴィックの実体験を基にした小説の映画化。主人公ロン役にはトムクルーズ(当時27歳)。彼は役作りのため一年間車椅子生活を体験した(まあ、24時間365日ずっとでは無いでしょうが)というから驚き!。

内容は、1957年ロン(ロニー)の少年期から始まる。親父が第二次世界大戦でアメリカのため戦った事。ケネディ大統領の演説に感銘を受けたこと(自己犠牲精神や愛国心についての演説)。高校になっては海兵隊リクルーターの力強い勧誘に刺激され、レスリング部で培った不屈の精神など、大事な試合に負けたことによりある種の劣等感もあり、強く格好いい男への憧れから、これからの恋人との青春(大学生活)を故郷に置いて、自分を試すかのように自分の道を探すかのように海兵隊になることを決意。
海兵隊になったあと、ベトナム戦争の最前線で部隊を指揮するまでになったが、誤って女子供しかいない村を襲撃して惨殺死、パニックから部下のウィルソンを敵だと思って殺してしまう。その戦いでロニーも重傷を負い、下半身が麻痺して動かなくなり車椅子生活を強いられることになる。地獄のような闘病生活ののち、故郷へ戻ってきたのだが、戦争に行かなかった人々から奇異の目でみられ、段々居心地が悪くなる。元恋人に会いに行くが、彼女は(ベトナム)戦争反対の学生運動をやっていて、警官隊と衝突する。
そのようなことがあって、ロニーは国のために戦った戦争や自分が信じてきた兵士となって国のために戦う愛国心や自己犠牲精神に疑問を持つ様になる。荒れるロニーは家族に追い出されメキシコの同じ戦争負傷者が集う村へ逃げて、堕落して退廃していく・・・。というベトナム帰りの戦争負傷者のその後を描いたかなり辛いヒューマンストーリーでした。

感想:正直言ってこんなに観るのが辛い映画だとは思いませんでした。特に自分の下半身が不随になって、男としてもダメになったロニーが、家族に「チ●ポー!チン●ー!まともな男になりたい!誰がこんなオレを愛してくれるんだ!・・」ってあたるシーンが辛くて観てられませんでしたわ。その他にも、ニヤニヤして希望を持ちながら(心ではいつか下半身も直るからと自分に言い聞かせて)尿処理のための管から血尿を垂らすのが痛々しくて・・病院は生き地獄だと感じましたわ。
ある意味、女子供の虐殺や仲間殺しの罰と捕らえられるんだけど、生きてもいい事なんて無い希望も光明も見えない人生って自殺したくなるよね・・同情もしらじらしい、そんな気分にさせる映画なのに、さらに落ちぶれって退廃的になり、もうただ何となく生きてるだけってメキシコのシーンが追い打ちを掛けるので途中観るのを何度も挫折しました、自分まで鬱になってしまいそうなのでw
「殺人・戦争ゲームやアニメ」を楽しんでる子供達に観てもらいたいなあ、どう感じるかなあってふと思いました。戦争って負けるとこんなに辛い人生が待ってるし、例え勝っても人を殺したという記憶は自分を責めるものですね。
戦争の負の面に真っ正面から逃げずに映像化した「オリバーストーン」監督(私生活は荒れ荒れだけどw)に凄いなあって思います。そしてこの小説を書いたベトナム戦争に行った元軍人の作者にも。

そして、この映画の真骨頂は「性と酒(メルカリ)」に溺れた人間としてのどん底生活のメキシコで、同じようなどん底野郎と喧嘩して疲れ果てて「これからオレはどうしたら良い?」って聞くところからだと思います。ここから、謎の感動が待ってました!
「戦争反対と叫ぶシーン」や「部下殺しの告白シーン」が、じわっと涙出てくるほど感動しました。いやあ、このための「観るのも辛いどん底人生の2時間」とは言いたくないけど、そういったカタルシスがありました。「あの日息子さんを殺したのは、僕なんです・・」からの「もう・・とりかえしはつきません。私はあなたを許さない」からの「わかるわ、あなたがあの日から味わった苦しみを・・」やべ、思い出したら、再び感動がw
あと、この映画に感銘を受けた人は、ベトナム戦争(第二次インドシナ戦争)やケント州立大事件やソンミ村虐殺・ニクソンやウェストモーランド将軍について調べてみるももいいかと思います。まじ「戦争反対!」ですねw
まあ、差別や犯罪がなくならないように戦争を無くすことは出来ないと思いますが、この主人公のような悲しい人を出さないように、なるべく回避してほしいですね。映画「追憶」でも「共産主義」が嫌われてたように、この頃のアメリカは一種の共産主義(赤)の侵略に怯えていたんですね(今もかも知れませんが)。
「火垂るの墓」みたいに観るのが大変辛い映画ですが、自分は、無かったことにしたい戦争の負の部分に、また見たくない人間の負の部分に、逃げずに正面からぶつかった中々の佳作映画だと思います。

141シャアダム:2019/09/21(土) 21:46:14 ID:rmiMl0oI
◆マンハント(原題:追捕(ズイブ)=追跡して捕まえろ!)2017年 中国

日本の小説(西村寿行著)を中国が映画化。監督がジョンウー(「レッドクリフ」(赤壁の戦い)の監督)で日本からは「福山雅治」「池内博之」「竹中直人」「倉田保昭」「國村隼」など有名俳優が出演している。
中国からは人気俳優チャン・ハンユー(う〜ん知らない、ごめんw)が出てるが、個人的に気になるのは、プロレスラーのようながたいのぽっちゃり顔の女性殺し屋ドーン役の人。個性的で見ていて楽しかったですw

内容は、舞台は中国映画なのに日本各地です。天神製薬会社の人の身体能力を強化する新薬を巡って陰謀・愛憎入り乱れる戦いを描いたアクション映画でした。主人公のドゥチュウ(チャン)が陰謀に巻き込まれて、殺人犯として追われます。それを追いかけるのが日本側主人公の矢村(福山雅治)で、戦いを通じてだんだん二人は仲良くなり、共闘して悪の製薬会社や製薬会社が雇ってる暗殺軍団や刑事と戦います。
中国拳法?で戦ったり、日本の剣道で戦ったり、女同士の格闘や銃の撃ち合いもあって、アクション部分はスピーディで濃厚でレベルが高くて、ジョンウー監督だなあって思いましたw

さて感想(もう少し書いたけどw)ですが、感動作・名作というより、楽しい面白いお気軽に観れる映画でした。最近は重くて観るのが辛いうえ長い、評価が難しい映画ばかり見てたから、この深く考えないで良い気軽さのおかげで、いつもの1.5倍は楽しかったですw
まず、最初の5分、日本の古風な町で中国人の主人公がやってきて、飲み屋の女将としっとりとした粋な会話をするのですが、そのあとヤクザの一団がやってきて、女将は脅されてヤクザの貸し切りにされてしまいます。その後です・・あまりの斜め上展開に失笑しました!。まるで、柴田ヨクサルのコメディアクション漫画を見てるような、シュールさになんだこりゃ?って笑いをこらえていられませんでした(詳しくは自分で観て下さい)。
そのあとの、社長就任パーティの奇妙な集団ダンスにも楽しくて笑ってしまいました(これが中国人の感覚なんだなあw)。その他にも、暗殺部隊がライダースーツでバイクにのってやってくるってのも、なんとなくアジア映画だなあって感じました(韓国・香港映画に多いよね)。あと浮浪者のリーダー(倉田さん)がなんか若々しいじいさんだなあって思ってたら、薬を打たれて若者を次々になぎ倒すアクションを繰り広げて、え?このじいさんってアクションスターだったんだってそこで初めて倉田さん(日本のブルースリー)だと気付きましたw
今だ現役アクションスターですね。あとは、日本を代表する二枚目スター福山雅治も日本の伝統剣道を駆使して戦います(銃相手にわざわざ刀で見せ場を作るw)。
もうひとつだけ、ジョンウーって漫画っぽい表現が好きだなあって笑ってしまったのは、日中の主人公同士の戦いで、ハトが二人の視線を遮った瞬間、負けていた中国主人公のドゥが逆転の一撃を浴びせます!まさに漫画劇画アクションアニメでした。(女殺し屋が死ぬシーンも漫画っぽくて台詞が臭かったかなw)

ただね、アクション以外の部分が突っ込み所が多めで、もう少しリアルに見せてくれたらなあっても思いました。
まず、女暗殺者が都会の街中であれだけ激しい銃乱射をして市民に死傷者がでてるのに、日本主人公や警察はそっち無視して、中国主人公を追ってばかりw女暗殺者はどうやってか逃げてしまいました。その後も警察は暗殺者の方を捜査してる場面がなかったです(そっちの方が凶悪だろうが!)。
あと、福山雅治の登場シーン、いやそれ上手くいったからいいものを、上手くいかなかったら子供は死んで大爆発大惨事だろ!まるでヒーロー少年漫画かよって思いましたw
社長の息子も「え?そんな下らないことで人を殺したの?」って思うし、中国主人公に実験のため強化剤を撃ったとき暴れて何人もの研究員がなぎ倒されるんですが、もっとちゃんと縛ってから薬打てよとか、警棒をもった警備員相手に銃でぶっ殺しまくる主人公達(多勢に無勢で仕方がないとは言え、警備員達にも銃持たせたら?)、警備員が哀れでしたw

とはいえ、尺も短めだし、変に主人公達がウジウジ何分も語ったり悩んだりしなくて、アクションヒーロー系映画が分かってるなあ(自分はね)って、最後まで面白く観れました。ストーリーの荒さもありましたが、アクションが凄くて楽しい映画でした。

142もにゃら:2019/09/23(月) 18:43:25 ID:j8Dr8S3M
○アド・アストラ

超つまらなかった
ひたすら単調で見てるだけで眠気を誘う

寝不足の人とかブラピを長く観れるだけで幸せな人にはオススメ

あ、ブラピ演じる主人公とその父がクソ
どうでもいい拘りで罪もない人間をさんざん犠牲にして何をしれっとしてるのか


○アナベル 死霊館

前作で霊能者が封印した悪魔憑きの人形をベビーシッターの友達が解放してしまい、同じ保管庫の悪霊達も次々解き放たれて…

・まあまあ怖かった
・ロリ主人公可愛い
・意外にも死んだのは鶏1羽だけ
・ハッピーエンド

悪くない


○ハローワールド

「ラスト1秒でひっくり返る」という煽りでしたが、10秒くらいかかりませんでしたかね

まあまあ面白かった

悪役令嬢ものでヨゴレ役やらされることが多いゆるふわ美少女がちと不安でしたが悪いこともなく…

天気の子と比べるのは気の毒か

143シャアダム:2019/09/27(金) 03:03:45 ID:rmiMl0oI
◆ナイアガラ(1953年アメリカ)

当時、最も人気を博したセクシーアイドル「マリリン・モンロー」がヒロインとして出演している映画です。彼女の映画を一度も見た事が無かったもので、噂通りの絶世の美女なのか観たくて借りてきましたw

内容はナイアガラの滝周辺のキャビンに幾日も泊まっている仲の冷えた夫婦(ローズとジョージ)と新婚旅行でやってきたお熱い夫婦(ポリーとレイ)がひょんな事から知り合いになる。ジョージは以前精神病院に入院していて、変な行動を取っていて、その夜、他のキャビンの客の前で、騒ぎを犯してしまう。一方ローズはそんな夫を見限って不倫をし、不倫相手と共謀してジョージを殺そうとする。
殺人計画は成功するのか?そして殺人計画に巻き込まれたポリーの危機を描いたサスペンス映画でした。

感想:まず、「マリリンモンロー」について。スタイルも良くエロくて美人で、他の役者と一線を画すセクシーオーラを出して、派手な服装を着て、街中で噂の「モンローウォーク」されたら男だったら目が離せませんねwただ、化粧を落とした時(シャワーの後)との差が少し気になりましたが、化粧で女はこんなに化けるのかと思いましたね。あと、声優さんも大変だと思いますが、声優さんの作ったような甘えたセクシーな声がやり過ぎで気になったので、途中から自分はモンロー本人の声で観ましたね。

最初、モンローのプロモーションアイドル映画かと色目でみていたんですが、意外とサスペンス映画していて、普通に面白かったですね(尺も短いので観やすかったです)。あと、ナイアガラ観光に行きたくなる、観光ビデオでしたw荘厳なナイアガラに人間の小ささを感じ、畏怖の念から映像というのに寒気がしましたね(間違って柵から落ちたら助からないだろうなあ)。あと風の洞窟のシーンはセットなのか本当に現場を使ったのかびしょ濡れの役者が印象に残りました。もう一つの観光名所「霧の乙女号クルージング」で、メイド=乙女で良いのかとふとどうでもいい疑問wメイデン=乙女なら分かるけど。
そして沢山のベルで音楽を奏でる「ベルタワー」って、実はカナダ側の国境サービス庁だったんですね(本当にベルで音楽を奏でるのかは創作?)。色々とナイアガラ周辺のお勉強にもなりました。

その他に気になったのは、お土産の「ほうれん草」の花束・・アレって本当に「ほうれん草」なのかなあ??。それから怪我に付ける薬「マーキュロ」って「マーキュリクロム(赤チン)」のことでした。今は水銀(水銀中毒とか水銀汚染とかの原因)を使ってるので、日本では製造禁止になってます。
もう一つ、12ノット(1秒間に6メートルぐらい)でナイアガラに突っ込むボートのシーン、あの方法で本当に助かるのかなあって疑問もありました。

確かにマリリンモンローで有名な映画でしたけど、鬱でサイコ気味なジョージ(ジョセフコットン)と健康的な美女ポリー(ジーンピーターズ)が主役の映画とも言っていいかと思います。短編のドキドキサスペンス&観光気分になれて&美女も堪能できるお得な映画だと思いますw

144シャアダム:2019/09/27(金) 23:30:53 ID:rmiMl0oI
◆帰らざる河(原題:River of No Return)1954年アメリカ

これも、マリリンモンローが出演している映画。主演はいぶし銀な二枚目俳優ロバートミッチャム(ケープフィア・恐怖の岬・史上最大の作戦・アンティオ大作戦などに出演)。

内容は、時代はゴールドラッシュ(1850年頃)、主人公マットは、ある出来事で刑務所にはいることになり、その間に妻を失い(病気?)、出所後、子供と二人で農場経営始める。そこに金山の権利をギャンブルで奪って、登記にカウンシルシティまで行く途中で遭難しかけたハリーとケイ(モンロー)がやってくる。
いそいで、登記しなければならないハリーは、マットを気絶させて、農場の馬と食料とライフルを奪って、妻のケイを置いて、一人カウンシルシティへ行ってしまう。その後主人公達はインディアンに狙われ、一か八か筏で危険な川を下り、復讐も兼ねてカウンシルシティへ向かおうとする復讐&冒険の西部劇でした。

感想:モンロー映画としてじゃなく、普通に映画として面白かった。人として正しいことを行おうとするマット、酷いことをしても生きるために仕方がないと愛するハリーを庇い、主人公に復讐する事を辞めさせようとするケイ。父が後ろから撃って人を殺して刑務所に入っていたことを知ってショックを受ける子供のマーク。
インディアンが「後戻りできない河」と名付けた急流でインディアンや動物やゴロツキに襲われたり、疲れで倒れたり、喧嘩したり啀み合いながらも、生きるためにだんだん本当の家族のような団結を見せていく主人公達一行。
尺の長い大作では無いが、どのシーンにも作った人のメッセージが感じられて、ちょっと深い考えさせられる冒険&西部劇でした。

マリリンモンローについては、前年に公開された映画「ナイアガラ」より若くなってるじゃん、より魅力的にそしてワイルドに健康的なってるじゃん。自分はこっちの映画の「マリリンモンロー」が好きだなあ。ヒラヒラのお色気ファッションも良いけど西部劇っぽいジーパン姿でつんつんしてるのも良いなあ。それにしてもスタイルが良く、肌も真っ白でシミ一つ無く、綺麗な金髪でこりゃ完璧だわって思いました。
ただ、主人公の「綺麗なのは外見だけだ、中身はどうなってるか知れたものじゃない」って台詞じゃないけど、タバコを吸う所(映画「ナイアガラ」で)は魅力じゃなくてマイナスかなあ(自分はね)。折角外見はパーフェクトに綺麗になのに、肺はヤニで真っ黒とか想像したくねえw
それから、モンローさんは歌がうまい!まるで「マドンナ」みたいだ(逆なんだけどねw)。美人の歌声にうっとり、しっとりと聞き惚れました。それと凍えたモンローの体をマッサージ(これが「変態マッサージ」かなw)のシーンが主人公、それ演技じゃなくて本気だろって思うほど念入りで長かった(エロかったけど)w

あと、子供の演技や台詞が良かったなあ。「正当防衛なのに、人を後ろか撃ったから刑務所に入ったの?」「その辺は難しいわね」って台詞がラストで生きてくるんだよなあ。ストーリーも良く出来てる。ハラハラドキドキな川下り(ミズーリ河?)や冒険シーンは映画「アドベンチャーファミリー」(1975年)の元ネタかな?と思った。

ラストはあの有名な「愛と青春の旅立ち」かよ!って感じの感動がありました。「戻ってこないソング(River of No Return)」を熱唱してたと思ったら、意外な人が戻ってきたって意外な驚きw靴を捨てたのは昔の愛人(ハリー)の事を吹っ切れたって事なんですね。

コーヒーを飲みながらくつろいで観たい(この映画じゃ、子供だって積極的に飲んでるぞw)、とてもいい映画でした。

145シャアダム:2019/09/30(月) 04:31:58 ID:rmiMl0oI
◆パリのスキャンダル(1946年アメリカ)

フランスの映画かと思ったら、話してる言葉が英語だったのでアメリカ映画なのかよ、日本の歴史人物の人生ストーリーをアメリカが作ったらって想像するとこれは奇妙な映画に思えてくるな(フランス人の感想が聞きたくなる)。

内容は、ナポレオンが活躍していた18世紀から19世紀のパリ周辺、盗人犯罪一家に脱獄させてもらった主人公ヴィドッグは、再び女性をたぶらかしたり、盗みや強盗を繰り返し、軍隊に身を隠したりしていた。そんなある日、警視総監の妻とそうとは知らずに知り合いになる。
そして、警視総監の宝石類を盗み出すが、ヴィドックを追っていた警察長官リシェがいつまでも事件を解決できなかったため解雇されると、その宝石類をいかにも自分が取り戻したように見せかけて手柄と信頼を得て、次の警察長官にのし上がる。それはパリ銀行の金庫のお金を犯罪一家と共謀して強奪するための布石であった。
しかし、警察長官となったヴィドックの過去の犯罪を知るロレッタが現れ、さらに警視総監の娘(テレーズ)にも嘘や犯罪がバレて、窮地に追い込まれる主人公、パリ銀行の金強奪計画やその後の運命はどうなってしまうのかっていう、ちょっと現実離れした部分もある大人のおとぎ話のような犯罪映画でした(実在したヴィドックの大まかな人生を描いた映画でもあります)。

まず、この映画の主人公ヴィドックについて。実在した人物でナポレオンの時代(日本では「遠山の金さん(遠山景元)」が活躍した時代のちょっと前あたりか)に生き、犯罪者から一転、警察の重要ポストに就いたあと、世界初の探偵になった人らしい。フランス革命(マリーアントワネット処刑)もこの頃。王政から共和制(市民の代表主体で行う政治)になった頃。
主演はジョージサンダース(ロシア生まれ・「レベッカ」や「ソロモンとシバの女王」などに出ている人気俳優で66歳で予告自殺したらしい変わった人物?)。因みに「カサノヴァ風の男」とはこれも実在した女たらしジャコモ・カサノヴァのような人物(当時のイケメンなんだろうなあ)。
その他には、メリーゴーラウンド(フランスではカルーゼルって言う)が出てくるが、この頃はまだ電動モーターがないので、歯車と人力で回してた模様w

さて、感想だが、主人公補正がはなはだ酷い映画だったが、大人向けの改心おとぎ話としてみるならそれなりに楽しくて面白かった。
(ネタバレなんであとは映画を見てからにして下され)






何が酷いのかというと、あれだけ色んな盗みや強盗や詐欺まがいの犯罪して、人を蹴落としたり、脱獄しときながら、警察長官になって、可愛い女性と結ばれるんだぜ〜w。
騙された女性も、そのイケメンぶりに、犯罪を許したり、警察には黙っていてくれるんだぜ〜w全てがバレても、まあ、改心したから許そうなんだぜ〜。そりゃ犯罪の相棒のエミール(悪人面っていうけどこっちの方が温和に見える)も嫉妬して逆上するわw
そして、ヴィドックを追っかけていた元警察長官も自滅(ヴィドックの所為でもある)。ヴィドックを愛しながらも過去の犯罪で脅していたロゼッタも殺されて、犯罪家族もみんなヴィドックに脅され改心して真人間にwもうシンデレラ級のおとぎ話だろw

でもその辺は都合の良い少年漫画やアニメや娯楽映画と思って観ればまあ面白かったです。あと、ヒロインのテレーズのおませな妹が主人公達がチュッチュしてるのを目の前にして恥ずかしくて帽子で隠すところが、昔風の表現で微笑ましかったです。

あともうひとつ、テレーズ「私も泥棒になります、連れてって下さい」ていうシーンと、クルクル回る回転木馬でラスボスと戦うシーン・・・ん?カリオストロかなw
そういえば、アルセーヌルパンもこの頃だし、実在するカリオストロ伯爵・伯爵夫人(詐欺師夫婦・首飾り事件とか)もこの頃。主演のサンダースもよくみればルパン顔(ジャンピエール顔)で盗人役だなあ(邪推だけど)。

146ギア:2019/10/01(火) 23:17:24 ID:hKhSjPYc
久しく書いてなかったので夏観た分から…

・アルキメデス
主人公達キャラの達っぷりや決議のどんでん返しなんかは良かったんですが、最終的に大和建造にこぎ着けた理由がなぁ…
まぁ大和建造という歴史的事実としてのゴールがあるから、そっち方向に舵を切らないといけないのはわかりますが、
技術職の平山中将さんが狂人の域のロマンティシズムに走るってのは意外性はあっても好きな展開ではなかったです。

そういや序盤の米軍の救助された人は何だったんだろう?
最初はてっきりあとあと重要人物だったことがわかるとかかと思ったけど、単に米軍の兵士へのフォローの厚さを示してるとかなのかな

・ONE PIECE スタンピード
凄いな…この前のゴジラもそうだけど、『これが観たいんだろ?』という感じでバトルのみで話を動かすという荒業w
100分足らずだったはずだけど、バトルの密度が濃すぎてダレてもないのに時間がすごく長く感じられました。

お祭り映画の中よくキャラを動かし切ったと思いますし、スモーカーやクロコダイルのかっこいいとこが見れて感無量でした。
まぁスモヤンの活躍はサボあってのものですがw


・引っ越し大名
今までの殺陣がメインじゃない時代劇の中ではなかなか面白い方だったんじゃないでしょうか。
大名の国替えって意外に取り上げられないテーマだったのもあり新鮮で良かったです。

・ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
タランティーノって個人的にはあんまり趣味じゃなかったんですけど、これは当たりでした。
当時の世相なんて全然知らずに、事件の概要だけwikiって臨んだ訳ですが、大変楽しく観れました。
なんだかんだ最後の最後まで、歴史の結果は変えられず、主人公も含めブラックな展開になるのかと劇場が明るくなるまでビビってましたがそういうこともなく、
当時の雰囲気を忠実になぞりつつ、肝心な?ところをオリジナルにしてくれた安心感もあって余計に痛快でした。

・ハッピー デス デイ
こちらは大当たりでした。
死ぬたびに経験値を積む、そして心が綺麗になるっってのは作中で触れられてる映画も含めてちょくちょくある気もしますが、ホラーテイストでこうくるとはw

ヒロインが過剰防衛にあたらないのとか、事情聴取はとかが気にならなくもないですが、全体の面白さからすると些細なことでしたw

・ハッピー デス デイ 2U
こっちもまた凄いですねw
前作でモブでしかなかった人が主人公となりホラーが続くのかと思えば、主人公は続投しながら映画のジャンルだけが変わるとはw

でもパラレル世界で前作の犯人が良い人だったことを考えると嫉妬に狂っただけで、元の人となりは良い人だったっていえるってことなのかな。

・記憶にございません
最近の三谷幸喜作品の中ではあたりかな
彼の作品の中で好きな順としては、三本指には入らないまでも五本指には入る秀逸さでした。

同じシチュならみんなもっとオーバーに慌てるであろうところを、意外にしたたかに乗り切った中井貴一だけど、そこはやっぱ政界での揚げ足を取らせない?処世術を体が覚えていたってことなのかも。

そして、恐らく作文をもってきてくれた恩師も、話のウラを気付いているよな…

・HelloWorld
なかなか面白かったです。
回想シーンが使い回し感強めだったので、もうちょい幸せな日常を多めに入れても良かったかなとは思いますが、尺から考えると上手く纏めてくれてた印象です。

京都市民としても嬉しい世界観で、
北図書館方面に帰るといいつつ南に下ってる場面もありましたが、基本再現度はかなり高いです。

人を信じると痛い目に合うことをいい加減学ばないのかというほど、終盤も勢いでうまい話に飛びついてった主人公だけど、これは彼女の雰囲気から無意識にでも「信じられる人」だと認識してたのかもと補完できるところも最後と合わせていいオチでした。

147みる子:2019/10/04(金) 13:59:22 ID:OQbmh54E
・ジョーカー
監督トッド・フィリップスでホアキン、デニーロ、デッドプール2のドミノが出るということ以外は前情報なしで行きました。

救えない映画でした。暗くて哀れで惨めで… もっと言ってしまうなら不快な作品でした。でも観て損したとかではなくて、
むしろ今観るべき作品なのかもしれません。良し悪しで言うなら良く出来てるとは思います。こうしてまんまと心揺さぶられているので…

ベネチアだかベルリンの映画祭で絶賛という話でしたが… やはり社会派な評者の方々と自分ではまるで嗜好が違うんだなぁ、とも。
次に観に行くジョン・ウィックさんで口直しといきたいところです。

148もにゃら:2019/10/04(金) 18:14:52 ID:j8Dr8S3M
○ジョーカー

ドミノさん、いきなりアーサーと恋人みたいになってて違和感あったけどあれはアーサーの妄想だったのか…

こんなところで母親に似ないでも…

149シャアダム:2019/10/06(日) 03:18:57 ID:rmiMl0oI
◆尼僧物語(原題:The Nun's Story)1959年アメリカ

数々の賞にノミネートされた、オードリーヘップバーン主演で実話小説を基に作られたベルギーにて「キリスト教の修道女(尼僧)」となった実在の「シスタールーク(ルカ)」の半生を描いた物語。
因みに原題の「Nun(ナン)」とはシスター(修道女)の正式な言い方であるらしい。
もう少し物語を説明すると、1930年頃、医者の娘ガブリエル(ルーク)はどういう理由なのかよく分らないが、恋人と別れて、家族の反対を押し切り、修道女の門戸を叩く(理由を教えてよw)。見習いから正式な誓願式をへて、精神的な厳しい修行を経て、紆余曲折があったが、ついに念願のコンゴ派遣(医者の補助など看護師みたいな仕事)になる。
アフリカコンゴで色々な患者やスタッフと出会い、色んな病気(ハンセン病・マラリア・結核)を治療したり、自分も病気になったり、殺人事件が起こったり、色んな出来事を体験して、故郷ベルギーに戻ってくる。再びコンゴへ行こうとするが、ついに第二次世界大戦が始まって、ドイツが侵攻してそれどころじゃなくなる。主人公達の運命はどうなる?・・という話でした。

意外とスケールが大きく、また修道女達の禁欲で閉じられた生活が観ていて新鮮で面白かった(喋ってはいけないとか、許可無く水をのんではいけないとか、廊下は端っこを静かに歩く、毎日反省文を書いたり告白したりするとか、手を服の中に隠すとか、鐘が鳴ったら何をしていてもお祈りをするとか)。最初は奇異な目で変な儀式(床に十字に伏せるなど)とか観て楽しんでいたが(まるで刑務所や軍隊や舞妓の世界だなあ)、そのうち何か可哀想だなあ、なぜ修道女になりたかるんだろうか?とか、こんな生活していたら信心深く慈愛に満ちて自己犠牲も苦にならなくなるだろうなあって、ちょっと洗脳ぽくて怖くなりました。
ほんと、何故主人公が修道女になりたがったのか、そこを知りたいわ。でも、こういう世界もあるんだなあって最後まで面白く観れました。コンゴ・ロケも素晴らしく、第二次世界大戦まで触れていて、なかなかの力作だと思います。精神病院とハンセン病(顔や体にぶつぶつが・・)のシーンがちょっと怖かったなあwあとシスターが殴り殺されるシーンが衝撃でした。

さてここからはちょっと気になったシーン。

結構、専門的な医学用語が飛び交って途中は「修道女映画」というより「K2」(医療漫画)みたいでした。キニーネという薬はマラリアの特効薬とか、コンゴにはハンセン病が多いとか、住血鞭毛虫(トリパノソーマ)はツエツエ蠅を介してアフリカ眠り病を引き起こすとか。
それから、当時、初期の結核には金粉を飲ませたり、金粉は腎臓に負担がかかるのでビールを飲ませたり(今もかなあ)、コンゴにはキリスト教徒とアミニズムは半々だとか、
コンゴ共和国(元フランス領)とコンゴ民主共和国(元ベルギー領・首都キンシャサ)の二つあるとか、スワヒリ語のこんにちはは「ジャンボ」かと思っていたらこの映画では「ヤンボー」だったり、「マンボ」って言い方もあったり、とあるシーンで医者が「ここには猿しかいない、あなたは猿について知っている」と言ったあとに「見ざる聞かざる言わざる」ってジェスチャーをするんだが、日本日光発祥の言葉かと思ったら、世界共通なんですねwまあ、元の仏教ってインド発祥だからね。笑いは健康に良いってのは同感。
あと、その医者が別れのシーンで真っ白なスーツで見送るんだが、めっちゃ目立っていてスマートで黒人の国で白スーツって絵になるなあって思いましたw

あとは、第二次世界大戦について調べたら、ドイツ軍によるベルギー侵攻が1940年5月でベルギーが降伏したのも同じ5月なんですね。映画中に「マジノ線が破られました」「ダンケルクで戦ってます」とか「地下組織で仲間を助けてます、協力して下さい」言うんですが、このままだと戦争映画になっちゃうよ〜ちょっと苦笑い(それはそれで歓迎ですが)w余談ですが、コンゴで採れたウランでアメリカは原子爆弾を作ったらしい(マンハッタン計画)ですね。
もう一つ、書いときたいのがシスターが殺されるシーン、まるで「右の頬を殴られたら左の頬を差し出せ」ですね。逃げれば助かったかも知れないのに、ゾンビのように犯人に歩み寄るシスターが不気味でしたがあれが殉教者の鏡なんでしょうか、多分、犯人に、「大丈夫だよ、こんなことは辞めようよ」って慈愛の姿を見せ改心をさせたかったんですね。

色々余計な事を書きましたが、とても魅力のあるいい映画でした。ヘップバーンの魅力も「モンロー」に負けていませんで、可愛かったですwラストはちょっと寂しい不安な終わり方ですが、キリッっと決心して「いつかまたコンゴへいこう!」または「地下組織でナチと戦おう」ってなったとも取れますね。

150シャアダム:2019/10/06(日) 03:22:47 ID:rmiMl0oI
ジョン・ウィックは前2作見ましたが、世界中の全ての暗殺者が敵となって、どうやって助かるのか(死んじゃうのか)想像もつきませんね。

151もにゃら:2019/10/07(月) 00:27:35 ID:j8Dr8S3M
○ヘルボーイ

あの兄ちゃんがアーサー王の子孫でエクスカリバー抜けるのか…

○ホテルムンバイ

実際にあったテロを題材にした映画
女好きのロシア人社長が最後まで女好きを貫いていた
金で女侍らせてニヤつくタイプだから危なくなったらあっさり見捨てたり盾にしたりするかと思ったらそんなこともなく

○ジョンウィックパラベラム

戦って、戦って、戦って、また戦う映画
このジョンさんて吸血鬼か何か?
何で銃弾何発も撃ち込まれた挙げ句にビルの屋上から落ちて生きてるの

152シャアダム:2019/10/08(火) 18:06:47 ID:rmiMl0oI
◆ハドソン川の奇跡(原題: Sully=主人公の名前です)2016年アメリカ 上映時間96分+主人公達へのインタビュー20分(計2時間弱)

2009年1月15日に起こった航空機事故とハドソン河(ニューヨークに流れる河)で起こった奇跡を描いた実話をドラマチックに描いた映画。監督はイーストウッド(元俳優で「夕日のガンマン」「ダーティハリー」など)、主演はトムハンクス(「ダヴィンチ・コード」など)でアーロンエッカート(「バットマン」の悪役など)も副操縦士として出演。

もう少し内容を書くと、バードストライク(鳥がエンジンに吸い込まれて壊れること)により二つ主エンジンが停止して、ハドソン側に着水させて乗客155名全ての命を救った操縦士サリーは一躍アメリカの英雄として持ち上げられる。
しかし、国家運輸安全委員会 (NTSB) は彼の判断が間違っていて、近くの飛行場に普通に着陸できたのでは?と疑い調査を始める。一方で英雄とマスコミやみんなに騒がれ、一方では判断ミス(ハドソン河に降りなくても良かったのでは?)による責任追求を受けて、家庭崩壊の危機に陥る主人公の運命は?と言う物語(実話)でした。

実に面白くて興味深い映画でした(それも1時間30分という短めで途中ダレずに一気に観れたのも良かった)。構成が最初「飛行機がビルに突っ込む悪夢」から始まり、実際起こった飛行機事故や主人公の過去の飛行機操縦経験など、そして妻や家族との苦悩、相棒ジェフやNTSBとの対話、街で英雄視される主人公と絶妙に場面が変わって、単なるドキュメント映画ではなく視聴者を飽きさせず釘付けにする構成が、さすが映画を知り尽くしてる名優で名監督イーストウッドだなあって感心しました。
ボーナストラックの本当のサリーや家族のインタビューも興味深く、良いこと言うなあって感じでした。

この事故は離陸して数分で起こったらしいですね。「ニューヨーク州」の川を挟んで向こう岸は「ニュージャージー州」ってのを覚えましたwあと飛行場まで9マイルってのは14.4キロ。昔主人公が飛行訓練(一回)に払っていた6ドル+3ドル(謝礼)ってのは今の日本の価値にすると、約5000円ですね。航空専門用語も沢山出てきて戸惑いましたが、調べて結構勉強になりました。「トーイングカー」ってのは、飛行機を押したり引いたりしてバックさせたりする車なんですね。V₁ッてのは「離陸決心速度(この速度を超えたら飛行機は必ず離陸しなければならない)」で映画「ハッピーフライト」で一度調べたのですが使わないとすぐ忘れますねw
イグニッションスイッチ(エンジン点火スイッチ)エーカーズ(必要な運航情報をARINCの通信網を介して自動的に提供するシステム)など分からない言葉はその都度さっと調べて観てました。いやあ、今の時代って便利!パソコンって便利!重い辞書を開いて調べていた時代が嘘のようwでも映画館では出来ないですよね。あと、映画の中で主人公が飲むカクテル原料「グレイグース」ってセレブに愛される高級ウオッカなんですね。
それから着水した飛行機事故っていえば「日航逆噴射事故(機長、やめてください)」が有名かと思われます、その記事も今回読ませてもらいました(「ハドソン河の奇跡」とは正反対の事故でした)。

この映画を見て感じたことは、英雄(ヒーロー)ってのは目指すものではなく、たゆまぬ努力の末、結果的になるもので、英雄になった人は英雄と呼ばれるのを受け入れない(好まない)、英雄となったものには怠慢は許されない、スキャンダルなどでみんなを失望させてはならない、みんなの希望となる義務がある、それが本当の英雄であるのかも知れない。かつて戦争で勝った、戦いが強かったから英雄と呼ばれた時代とは英雄の意味も少しづつ変わってきたとは思いますね。
ヒーローアニメなどをみて英雄に憧れる人に観て欲しい映画でした。子供の頃から飛行機一筋で、仲間の飛行機事故を観たり、厳しい訓練を経て、飛行機のなんたるかを知り尽くしてたからこそ出来たハドソン川着水なんですね(どんな仕事もそうだと思います、シスターや修道士も)。いやあ、自分には真似できませんわ(せめて、自分の能力範囲で困ってる人を助けてあげる位ですわ)。

イーストウッドの構成力が光る、考えさせられる&オマケのインタビューも観て欲しい興味深い英雄の実話映画でした。途中の「飛行機パニック映画」っぽい演出がちょっと笑ったw

153みる子:2019/10/09(水) 03:31:28 ID:9gPHnt.Y
・ジョンウィック:パラベラム
めちゃくちゃ面白かったです。これはもう完全にニンジャ映画と言っていいのでは。
しかし相変わらずストーリーは男子中学生の妄想レベルというか… その分アクションパートは申し分ないんですけども。
とにかくIQの低いバトルの連続。この作中世界で平和に暮らす一般市民たちが可哀想になるほどの大迷惑バカ展開が素晴らしい。

新たな共演はハル・ベリー、マーク・ダカスコス。加えてなんと、あのシラット・ニンジャことヤヤン・ルヒアン先生も出てきます。
ダカスコス兄さんは嬉しすぎてちょっとだけ舐めプしちゃうところとかホント最高でした。ニポンゴもパーフェクト!

ジョン・ウィックさんの不死身性については主役だから、ニンジャだから… もあるけど、一番は防弾スーツの恩恵かなー と。
vsアサシン時、ほぼヘッドショットで仕留めるのはスーツの防弾性能をその身を以て知るが故なのでしょう。だから脳漿出る=死 判定。

154azuki:2019/10/09(水) 19:57:08 ID:4ks5gfjA
「シャークネード ラスト・チェーンソー」2018年
サメを内包して人々を襲うサメ竜巻と主人公フィンの戦いを描く「シャークネード」シリーズの最終作。
前作でサメ竜巻に滅ぼされた人類史を救うため、息子であり時空旅行者のギルの手引きでジュラ紀へ飛んだフィンは、先行してギルに送られていた仲間たちと共に人類史を脅かすサメ竜巻を破壊する時空旅行に出る…というのがあらすじ

所謂サメ映画の中でもかなり力(予算)の入った作品で、インディ・ジョーンズのパロから始まり最後は上に書いた通りBTFで終わった前作からさらにパワーアップした本作は
ジュラ紀→キャメロット城→アメリカ独立戦争→西部開拓時代→現代→20013年とタイムスリップ先ごとに盛り上がり展開が用意されているため中弛みが一切ない。
さらにシリーズを通して描いて来た「主人公フィンと家族の絆」にもしっかりと決着をつけて大団円を迎えるので収まりも良く、もはやB級映画の域を超えたエンタメ作に仕上がってるのでかなりのオススメ作。

余談だけど個人的なシリーズ評価は2>6>5>1>3>4の順にオススメ。2は低予算ながらパニック映画としてかなりの出来映えで5、6はエンタメ作品として良質。4は正直駄作

155シャアダム:2019/10/12(土) 12:15:31 ID:rmiMl0oI
◆パットン大戦車軍団(原題:Patton)1970年アメリカ

第二次世界大戦を中心に「ジョージ・パットン」将軍の生き様を描いた戦争映画。第43回アカデミー作品賞をはじめ数々の賞に輝いた作品でもある。

物語は北アフリカでロンメル(砂漠の狐)の戦車軍団と戦うところから始まり、強引なイタリア侵攻やスキャンダルで失脚して再び戦場に復帰してから、前代未聞の快進撃から終戦・そして更迭まで描いてあった。

感想:てっきり戦車戦(某ガルパンのように)を中心としたエンターテイメント風な映画かと思ってみたのだが、「パットン」という戦争好きの人物を真面目に描いたヒューマンストーリー映画でした(やや娯楽映画気味で、荒っぽい人物描写でしたが)。
これ、「大戦車軍団」って日本人が付け足した題名のおかげで、てっきり戦車戦が中心とおもうじゃん(詐欺〜)wあと、これを面白かったって批評すると、まるで、戦争好きな人と思われそうで、感想を書きにくいのだが、映画としてはさすがアカデミー賞作品、スケールも大きくって金かかってるなあって感じで、映像の迫力も凄く、まあまあ面白かったです。
ドイツ軍側の描写も結構あって、ロンメル軍団を撃破したパットンを必要以上に警戒する様子が笑えました(失礼)。戦争は嫌いなのに、戦争映画は楽しんで観るって矛盾なんだけど、野球にしてもラグビーにしても同じようなもので、競って勝つこと楽しい、応援してる方が勝つことが楽しいって感情が、人間の逃れられない本能の一つなのかもね(でも戦争は反対だよ)。

戦争描写もそこまでリアルって訳じゃないけど(ややダイジェストで粗い)、兵士の数や死体描写とか戦車や建物の残骸とかはリアルで戦場の臨場感はありました。あとこの映画、「パットン」の5分位の演説から始まるのだが、なんだこの戦争好きのサイコ野郎めって思いましたわwしかし、こういう好戦的で独断専行な命令を聞かないバーサーカー的な人がいないと戦争に勝てなかったかも、必要悪的なものを感じました。
ガンダムで言うと「ランバラル」をもっと独善的にした感じの人ですね。途中、言動が行き過ぎて左遷され、反省するのだがすぐ調子に乗って命令無視するところが面白かった(失礼)。あと、モンゴメリー将軍と戦果を競う場面も、面白かったかなあ。この映画のおかげで第二次世界大戦に活躍した主な将軍の名前や大まかな戦争の流れを知ることが出来たのも、観てよかったっておもいます(キャサリン峠の戦いとか)。
ただ、調べても良く分からないのが、一個大隊、中隊、小隊、または連隊、師団、軍団、旅団という単位、どれくらいの規模がそれなのかどのサイトもマチマチな感じで、把握できませんでした。その時その時のお偉いさんの考えでコレくらいが大隊だって決めてるのかもw

ちょっとだけ、文学的に仕上げようとした脚本が鼻につきますが、さすがアカデミー作品、見応え十分な作品でした。「アドバンスド大戦略」って第二次世界大戦全体をテーマにしたシミュレーションゲームがあるのですが、買ってやりたくなりましたw

156もにゃら:2019/10/12(土) 13:41:22 ID:j8Dr8S3M
○クロール 狂暴領域

サメ映画ならぬワニ映画
台風のせいで町が水没し、そこに湖から大量のワニが這い出てきて…
主人公たち、余計なことやって余計にピンチになってる感が強い

スマホ取りにワニがいるところに戻ったり
ワニがいる領域でスマホで話し出したり。せめてワニが入れないところに戻ってから使えよ
さっさと屋根裏行けば良いのに、『ヘリだ』とかいって窓にかけよって、そこをワニに襲われたり

あと、ワニに手足をがぶっとやられて結構なケガを負ったのにちょっと経つともう走ったり泳いだりしてるし…


サメ映画だけじゃなくワニ映画もダメだな

157deku:2019/10/13(日) 17:28:03 ID:tzDXeikU
・牙狼 月虹ノ旅人
ファンサービスに溢れた映画
鋼牙が出るだけでもあれなのにそ大河も出るというから観ないわけにはいかなかった
三人そろい踏みで感無量、鋼牙が初代OP流しての登場してくるとかそれだけでテンションマックス
対する敵もそりゃそれ以外にはいないという人選、3対1なのに普通に戦えるとかやっぱり強い
無茶なアクションがあったり鎧を三人で使いまわしたりと戦闘も面白い
活躍が微妙だったクロウが格好良かったりいつものメンバーが揃ってたのが見えたりと満足度が高い映画だった

158azuki:2019/10/14(月) 07:23:09 ID:4ks5gfjA
・ジョーカー
主人公アーサーの最後の一言が「そういう話」である事を示唆するのが余りにもズルいんだけど、これがバットマンのジョーカーの映画だからこそ許されるという絶妙な映画だった。

最後の一言だけでなく全体的な映画の内容もズルくて、暗く重く息苦しさしかない人生を送るアーサーが全てに吹っ切れジョーカーへと変貌してからは
溜まっていた鬱憤を晴らすかの如く「スカっとする」展開の連続という外しようが無い話の筋をなぞってくるんですよね…

それを含めて「何で笑うかは自分で決めろ」とアーサーに言わせるんだからほんとうにズルい映画だった。
あとホアキン・フェニックスのタバコの吸い方がセクシー

159レト:2019/10/14(月) 17:15:26 ID:bJP5OGZ.
●ジョーカー
今年もそろそろ終わりという時期にとんでもないオスカーの本命が飛び込んできたな。
格差拡大するアメリカとリンクする正に今だからこそ意味のある社会派映画(格差拡大という点では今の日本も当てはまってしまう)。

往年の名曲をシーンとリンクさせる使い方やアーサーのアイデンティティクライシスを盛り込む脚本も上手いが、
バットマン最大のヴィランを扱いながら一種のヒーロー映画(正確にはアンチヒーロー映画)としても成立してしまっている構造の皮肉さが素晴らしい。
犯罪者が結果として弱者の怒りの代弁者として民衆に祭り上げられる様は「狼たちの午後」とも重なり
主人公のアーサーのみならずゴッサムに象徴される格差社会そのものを最大限に引き立てている。

本作はDCEUとも独立した世界観の映画とされるが、クロスオーバーの縛りがないからこそここまで完成度を高めることが出来たとも言える。
ワーナーもDC映画にはマーベルに対抗させるのでなく自由な作風で製作させてほしい。

160にん:2019/10/17(木) 18:10:36 ID:6UI30uuA
>>155
鼻につくってどの口が言ってるの

161レト:2019/10/21(月) 21:32:22 ID:bJP5OGZ.
ジョーカーは日本でも大ヒット。
この映画見てバットマンの見方が変わったという人も多いが、
本当にこの映画はバットマンのみならず今後のヒーロー映画にも楔を打ち込むかもしれない。
アンチヒーローの追及が始まるか、ヒーローの建設的な要素が掘り下げられるか、
バトルで終わらない双方のさらに深いドラマが展開されるのか。
妄想が止まらない。

なんだかんだ言いつつヒーロー映画では今でもダークナイトシリーズが一番好きだけど。

162もにゃら:2019/10/23(水) 01:40:00 ID:j8Dr8S3M
○楽園

ジョーカーとはまた似て否なるベクトルで陰鬱で気が滅入る映画だった
悪い意味で村社会で異物認定したものを排除しようとする排他的でどうしようもない感じ




○見えない目撃者

殺した相手の五感に関わるパーツ、耳とか鼻とかを集めるサイコな犯人が実に不気味だった
盲人の主人公が薄暗がりのなか弟の形見のアクセサリーを床に置いて、それを犯人が踏んだ音を頼りに銃を撃って犯人は最後に揃えようとした目を撃ち抜かれて死ぬのはなかなか刺激的だった

あのアクセサリーは弟の死の原因縁起でもない代物だけどな!

163シャアダム:2019/10/28(月) 23:56:25 ID:rmiMl0oI
◆星の王子さま(原題:Le Petit Prince=小さな王子さま)2008年日本(発売:キャピタルピクチャーズ)

これは、映画と言うより画像付きの朗読劇って言った方がいいかなあ。てっきりアニメだと思って観始めたのだが、原作者サンテグジュペリの映像や奥さんの映像、墜落した飛行機、絵本に描かれてるようなイラストが紙芝居のように現れる感じでした。ちなみに作者は職業が「パイロット」で第二次世界大戦で行方不明になったらしい。

何故これを観たかというと、何かのアニメで「星の王子様」が一番好きって言ったヒロインのことを思い出し、そういや名前しか知らないなあ、一度はどんな物語か知っておかなきゃなあ、って思ったから。

物語は、家より少し大きい位の小さな星に住む王子様が(よく考えると色々突っ込みたくなるが、まあファンタジー童話だからね)飛んできた薔薇の種子を植えて大切に育てるのだが、育った薔薇から色々文句を言われて、悲しくなった王子は星を飛び出して、見聞を広めるために色々な星を渡り歩く。最後にたどり着いたのが地球。そして、地球の砂漠で飛行機が墜落して修理している「僕」と出会う。そして・・・(その後はご自分でどうぞ)。

30分の短い映画(なのかな)なんで気楽に観れたのは助かったw童話なんだけど内容が色々な比喩や隠喩(メタファー)または皮肉に彩られて、一度観たぐらいじゃ作者の真意やこの物語の奥深さを理解することが出来ない系でした。「ボク」や「王子」というのは作者か作者の親友らしい(どっちともとれる)。薔薇は作者の奥さんのオマージュともとれる。やっぱり一回観たぐらいじゃフワッとしかわからないやw
「大人って変だな」「やっぱり大人って変だな」って作者の色んな人に会って、嫌な思いをした、実体験なんだろうか?「本当に大切なものは目に見えないんだよ」って言葉は有名だよね。「大切な人(もの)は離れてみて初めて分かる」ってのもこの物語から来たのかなあ。しかし、作者が激しい奥さんと性格が会わなくて離婚したらしいが、よりを戻したいと思ってこれを書いたので有ろうか?色々と疑問が湧く不思議なストーリーでした。

王子様が倒れて消えるのだが、これは友人の死を表したのかなあ。でも夜空に輝く星に戻ったのかもって言ってるから、死んで天国に召されたって言う比喩なのかなあ。すると王子様の星は天国の一部なのかなw
砂漠で遭難した「ボク」が死にかけて「天の使い」が引き寄せられ降りてきたが、生き延びて「天の使い」は去って行ったともとれるなあ。う〜ん解釈が難しいなあw
あの「ドラゴンボール」の界王様の小さな星もこの物語のオマージュなのかもね〜(違ったらごめん)。

ということで、「星の王子様」を知らない人は、一度はどんな話なのか観るなり読むなりしといた方がいいかも。実に興味深い不思議なストーリーでした。

164シャアダム:2019/10/29(火) 00:45:32 ID:rmiMl0oI
(続き)星の王子さま

2回目の見直しで、さらに色んな事が分かったかも。蛇が王子の命を奪ったのかな、星に帰るために(違ってらごめんw)。

165シャアダム:2019/10/31(木) 17:07:39 ID:rmiMl0oI
◆王様と私 1956年アメリカ

荒野の「荒野の7人」や「追想」の怪優ユルブリンナーと「地上より永遠に」や「悲しみよこんにちわ」の女優デボラカーが出演するミュージカル映画。数々のアカデミー賞候補となった作品。
ユルブリンナーは「王様と私」のために頭をつるつるに剃ったが、その後の出演映画も禿頭のままで、彼のトレードマークとなったと書いてありました(へ〜)。通には有名なリタモレノという名女優も出演してるが、自分はよく知らない。

内容は1862年(アメリカでは南北戦争をやってる)にシャム(タイ)王国の王妃や王子や王女のための英語の家庭教師としてやってきたイギリス人の未亡人「アンナ」は気難しい王様と対立しながらも、教育や交渉や相談役として頑張っていく姿を描いた話でした。

感想:最初はよくある文化の違いや考え方の違いにもめげずに頑張る女性の奮闘を描いたものかと思ったら、急に歌い出して「ああ、俺の苦手なミュージカル映画かあ、『ララランド』とかあまり好きじゃ無いしなあ」って吃驚&ガックリきましたw
しかし、シャム王国の王族の日常が面白可笑しく描かれて、少々退屈なミュージカルを帳消し、2時間20分もあったけど、全体的には結構楽しかったですね。特に後半の「アンクルトムの小屋」の劇中劇は面白くてかつ良く出来ていて魅入ってしまいました(ラン・イライザ・ランラン〜♪)。
そしてなんとまさかの王様とアンナの「シャルウィダンス♪」・・・これがあの日本映画の元ネタなのかな?って吃驚しました。しかし、王様よ、くるくるダンスが激しすぎだよ(女性には酷すぎる烈しさでワロタw)。

あと、この映画にはオーバーチェア(観る前にトイレ休憩かな)中間(インターミッション)にもトイレ休憩タイム最後にはEXITMUSIC(退場音楽)まで用意されていて昔の映画はちょっと親切ですねw
途中の子供達の教育シーンは、まさに「おかあさんといっしょ」で、これを参考にしたのかも?家庭教師の月給は20ポンドって言ってたから、今の240万円くらいかなあ(かなりの高給取りだねw、違ってたらごめん)。ちなみにストウ原作「アンクルトムの小屋」というのは奴隷の黒人トムの受難を描いたもので、トムの元主人の息子ジョージは奴隷解放運動にに関わる事になる話らしい。
それから注目がシャム王国の衣装。男の子もピアスして煌びやかなので、誰が女の子なのか男のなのか判別不可能(王様の子供は100人以上w)、警備隊(女性なのかな)の衣装はまるで「コンバトラーV]の出てくる悪役のように異様な感じでした。王妃の衣装は小林幸子の歌合戦の衣装みたいにでしたwそしてイギリス人主人公アンナの衣装もスカートが膨れてデカすぎて最初笑ったw

最初の「口笛の魔法の歌」は小憎たらしかったわ。口笛吹くと勇気が出るって歌っていたけど、相手にしたら馬鹿にされたと思って余計起こると思うぞwあとは、「ウォールフラワー」って男性主演の青春映画があったけど、この映画でも「壁の花」って言葉が出て、元々は男性に相手にされない女性の事を言ってたんだね。
あとは、「アンクルトム」をアレンジした歌劇、海を割った「モーゼ」と、伏線の雪を上手くかけてあって感心しました(王様への批判も入っていて)、ブッダが天使を降臨させるってのも異文化交流、異宗教交流って意味では面白い話でした。

最後に、王様について。おまえ「エトセトラ・エトセトラ」を流行らせようとしてんじゃねーよ、ヒロインの胸を指さして「エトセトラ」って・・思わず笑ってしまったじゃねーかw踊り始め照れて、こっち向いて映画を観てる人に「何笑ってんだ」ってメタ発言してるんじゃねーよw(こういうジョークって昔から会ったんだね)。
楽しい映画でしたが、ラストが残念。てっきりアンナを引き留めて仲直りするためのジョークだと思ってたら・・お前全然死にそうな顔をしてないぞ、演技下手か?・・何このあっさり展開・・・あんまり感動できなかった。そこは回復して仲直りしてみんなハッピーエンドだろ?・・そうラストが自分はダメでした。せめてハッピーエンドだったらもっと評価するのになあ(詳しくは観て下さい)。

さすがアカデミー賞候補作品、2時間20分、全く別の異世界(シャム王国)に引き込まれ自分が体験してるような映画でした。全体的には面白かったです。

166シャアダム:2019/11/04(月) 03:58:34 ID:rmiMl0oI
◆ベイマックス(原題:Big Hero 6)2014年アメリカ

内容は3歳の頃両親を亡くして兄貴タダシといっしょにキャス叔母さんに引き取られ育った主人公ヒロ(14歳)は自作のロボットで賭けロボット試合をする毎日。見かねたタダシはヒロを自分の通う大学の研究所へ連れて行く。研究に興味を持ったヒロは大学に入るため、教授を唸らせる画期的なロボットを開発して、発表した。教授からお墨付きをもらって上機嫌なヒロだったが発表会場が大火災そして大爆発に会い、教授と兄貴は死に、と開発したロボットも焼失ってしまう。悲しみに暮れるヒロだったが、兄貴の残したケアロボット「ベイマックス」とともに、発表会の謎の火災爆発事件の真相に近づいていくというSFヒーロー冒険アニメでした。

感想:まず、舞台が架空の都市サンフランソウキョウ(サンフランシスコや浅草や香港が混じったような感じ)にワロタ。出てくる人や名前も東洋人ぽい人が多数。キャス叔母さん(結構美人で若い))の家はパン屋兼カフェか。発表会まではとても知識欲を煽ってくれて面白かった。
例えばバントラシン(軟膏)・・皮膚感染症や創傷感染に効く。炭化タングステン・・とにかく堅い物質。電磁ベアリングサーボ・・電磁力を使った軸受けで自動制御する装置。500ケルビン=226.85℃。スクールマスコット・・アメリカの学校にはには実際にいる。ハイパースペクトルカメラ・・RGBカメラより詳しくデータをとらえるカメラ。カーボンファイバー・・1959年以降現在まで活躍している高価な軽くて強い物質。電磁サスペンション・・リニア技術かな。体に悪そう。レーザー誘起プラズマ・・レーザーによって作られるプラズマ。スーパーキャパシタ(電気二重層コンデンサ)・・蓄電量をいちじるしく高められた電池(コンデンサ)。リチウムイオンバッテリー・・メモリー効果や自己放電が少ない、汎用性が高い。痛みを10段階で表させるのは良く病院でつかう検診ですね。ともかく発表会で事故が起こるまでは実に興味深いアニメでした。

それから、事故を起こした犯人がてっきりアイツかと思わせるミスリードやベイマックスの愛らしさや太ったぶよぶよの体を使った色んなアイデアはさすが評価の高いアニメだと感心しました。

ただ、意外性を保たせるために、兄を殺したストーリーはいただけない(自分はね)。感動させるために誰かが死ぬストーリーはあまり好きじゃ無いんだなあ。その点がが自分にとっては減点。その後のストーリーや戦うシーンも及第点で面白いのだが、普通の子供向けヒーロー映画になっちゃって、凄くイイとまでは思わなかった。子供向けなんだからこれで十分なんだろうけどね、前半の専門用語が飛び交う大学のシーンからの一気に子供向けになっちゃった感じがね〜残念かなあw

あとは自分たちのことを「オタク」っていう大学生の仲間達。アメリカじゃ「オタク」って相手を下から見下す一種のステータスなんだねwヒロって主人公の名前は{ヒーロー)から来てると思うだけど、それだとテレビドラマ「HEROES」だっけアレにも日本人のヒロっていたよねえ。ベイマックスは「こまったんがー」「くしゃみ」で呼び出される「たるるーと」や「大魔王」みたいw

それから、戦闘シーン。ピンクのハニーレモンは研究してた固い物質を脆くする武器を使うものとばかり思ってたんだがwフレッドは素手で鉄の看板を振り回して敵ロボットを切っていたが、馬鹿力すぎるだろ(勢いで誤魔化そうとしたんだろうが、ちゃんと観てたぞw)。異世界に飛ばされたアビゲイルガなんで都合良く仮死状態になって生きていたかも謎。主人公はただ鉄人28号やジャイアントロボみたいに「ベイマックス」に命令してただけなのに、なんで戦隊物の赤リーダーっぽいのwその時ベイマックスといっしょに異世界救出へ行く必要あったか(結果的にあったけど)。まあ、突っ込めば色々あるけど、子供向けには楽しい作品であることには違いないでしょう。

最後に、エンドロールでキャス叔母さんのキャストが一番最初にあったのは何故だろうか(菅野美穂が大物だから?)?なぜAIの「story」が主題歌なんだろうか(監督が気に入ったのかな)?ッテ思いました。それと、ヒーロー物としては切る必殺技が多いなw

とにかく色んな事を書いたけど、子供達にとっては十分すぎるほど面白い作品には違いないと思います。

167シャアダム:2019/11/05(火) 19:17:20 ID:rmiMl0oI
◆奥さまは名探偵 〜パディントン発4時50分〜 (原題:Le crime est notre affaire=犯罪事件は私たちの仕事)2008年フランス

イギリスが舞台のアガサクリスティ原作の小説をフランスを舞台にしてフランス人が制作してコメディ成分を散りばめたら、こんな感じになりました的な殺人ミステリー映画。
ストーリーは主人公達夫婦(プリュダンスとベリゼール)の叔母バベットが電車の中で殺人を観てしまう。退屈をもてあましていたプリュダンスは好奇心から事件の真実を突き止めるため怪しい城屋敷「狼の谷」に家政婦として乗り込む。そこで、女性の死体を発見してしまい、夫であるベリゼール(元警察)も嫌々ながら捜査に乗り出すという夫婦掛け合い漫才のコメディタッチのミステリー。

感想:「家政婦は見た」とかのTVの2時間サスペンス劇場を観てるかのように、肩肘張ることも無く、気楽に楽しめた映画でした。ミステリーの出来はなんかイマイチ納得できない部分もあったけど・・。
だいたい、暇だから殺人事件でも解決しようって言う主人公の心持ちからなんだかなあ〜・・まあ「殺人解きのパズルゲーム」としてみればいいかって開き直ってみましたw
自分の息子が死んでるのに、自分の兄弟が死んでるのに、生き残った家族は財産が増えたから「ワシは損しただけだ」「ま、いいか(ニコニコ)」だもんなあw犯人も粘ればいいのに、あっさりオルゴールか記念の品を見せられただけで、降参だもんなあw

だから、これはコメディ部分で笑って、殺人の推理はオマケって考えた方がいいかも。でも、面白くなくは無かったから、気分転換にはピッタリでした。

しかし、無理矢理舞台をフランスにした感じで、出てくる人の名前が「イギリス人」だったり、主人公の男の方はスコットランド出身なのか、プリーツスカートはいてたり(なんでスコットランド人は正装の時スカートをはくんだろう?まあ、袴と一緒で戦いの時、動きやすいんだろうけど)お前ら何人だよって感じ。
あと、殺人を見かけた時、列車(バベットの乗る方)は列車(殺人事件のあった方)を追い越した(つまり二車線)って言っていたけど、二車線しかないのに両方の電車は同じ方向へ向かっていたとは考えにくいんだよなあ。普通もう一方は反対の目的地に向かうのに使うんじゃね?まあそういうこともあるだろう。

あと、変な夢のシーンいる?wそれと、もうおばちゃんなのに、胸のあいた服とかエロい服を着て色仕掛けとか、容疑者もみんな主人公「プリュダンス」おばちゃんに言い寄るし、逆に夫「ペリゼール」の方は年取りすぎていて「年の差カップル」かなって不安になるwあと、フランスじんって帽子好きだなあ、オシャレの重要なステータスらしい。
お色気といえばセクシー服主人公より、お嬢さん達の赤いストッキングがエロかったw逆に「マリリンモンロー」張りのおじさんのスコットランドスカ-トが風でめくられてイヤーンはしつこすぎて、もう辞めてくれ〜って言いたくなったわw

まあ、コメディとしてみればクスッと笑える楽しい作品でした。シリーズ物らしいから前作もどんな感じか観てみたくなったwあ、オチの「テントを盗まれた」フランスジョークが自分には笑えなかったけど、これは文化の違いって事かな。あと、アリのスプレッドって・・まずそうw

168もにゃら:2019/11/08(金) 21:38:50 ID:8yuKckA2
○ターミネーター ダークフェイト

ターミネーター2と直結した続編
ジョン君、結局殺されたんかい!

で、22年後、ダニエラという女性を抹殺すべくターミネーターが送り込まれる

そしてダニエラを守るべくグレースという強化兵士も

サラはダニエラが生む子供が人類軍のリーダーになると推測したがダニエラこそが人類軍のリーダーというのは世相を反映してるなあ

まあまあ面白かったです

169みる子:2019/11/09(土) 02:00:27 ID:9gPHnt.Y
地上波でペニーワイズ=サンを応援してましたが負けてしまってかなしい…

・ターミネーター ニューフェイト
アバンが凄い。CGと実写の併用? なのか何なのかはわからんですが、これが出来るならこのまま『2』の続きを作って欲しかった。

グレースvsREV-9の顔見せバトルはダイナミックかつスピーディーで良かったんですが、以降はちょっと冗長な印象。
映画製作も当時とは様変わりしてるので仕方のないことですが、やはり過去作のような圧倒的バイオレンスに欠けますね…

しかし復活したリンダ・ハミルトンのサラ・コナーだけは抜群に良かったです。
彼女を観れただけでも劇場まで行った甲斐はありました。あふれ出る目ヂカラ、殺気… 超かっこいい。
アーノルドはさすがにもういいでしょう… 切った張ったはスタローン爺さんに任せてゆっくりしてほしいです。

ランボーの次回作は年甲斐もなく残酷無惨活劇やるそうなので期待したいですねー。

170シャアダム:2019/11/09(土) 11:16:38 ID:rmiMl0oI
◆虐殺器官(2017年 日本アニメ)

いやあ、使われる単語が難しくて、実に理解が難しくて、しんどくて面白いアニメでした。同じ作者(伊藤計劃 氏)のアニメ「屍者の帝国」「ハーモニー」っても観たけど、これが一番難しくて面白かったですね。

内容はサラエボでの核爆発テロ以降世界各地で起こる内紛と虐殺。CIAが調べると、どうやら裏で政府関係の仕事をしていて、今は行方不明の男「ジョンポール」が何かをやっていると分かる。その男を捕まえに主人公クラヴィス率いる「アメリカ情報軍・特殊検索群i分遣隊」という最新鋭装備の情報収集&暗殺部隊が投入された。
謎の人物ジョンポールを追うサスペンス&スパイ&ミリタリーアクションアニメ。

感想:まず、キャラクター達の専門用語が難しくて「何言ってんのか分からない?」サンドウィッチマン状態で、頭のいい人には常識だろうけど自分には分からない単語がで出来たらいちいち辞書で調べながら観ることになった(それでも十分におもしろい)。多分子供には難しすぎてアクションシーンしか楽しめない青年向けアニメなんだろうなあ。
グルジアの暫定政府(認可されていない)で、敵の認証チップを奪って飲み込んで門番を騙して侵入するのだが、門番は情報だけ見て顔を確認しなかったのを場面がある。そこで「情報のリテラシー」の使い方を知らないって皮肉るんだが、辞書でその言葉を調べて、ゆっくり自分で噛みしめて気付くまでは最初何が面白いのか理解出来なかった。つまりこのアニメ専門用語を理解してないと本当の意味で楽しめないのである。
因みに「情報のリテラシー」とは情報の活用能力の事である。また、なんで「アレックス」が気が狂ったのかも会話をよく聞いてないと何かの仕掛けで敵将軍のように狂わさせたんだろうなあってしか分からない(2回目観て、ようやくアレックスがグルジア語が堪能で「グルジア語ラジオ放送」を何回も聞かされ「月光」の音楽も関係あるのかは知らないが、脳の中の虐殺器官が発動してしまったんだろうなあ)。
その他にも調べた言葉は「院内総務」「大統領令12333」「インコンプリート」「フォールアウト(仕事を辞めるってことかな?)」「サピアウォーフ」「CIAとNSA」「ピジン言語」「不条理の門」「トレーサビリティ」「スペクタル」「サラエボの薔薇」「カティの森」「ゲットー」「ジュネーブ条約にローマ規定」「インダス原理主義」「ハーグ条約」「ブドヴィゼル(バドワイザーの元ネタ)」「思索的」「トラフィック記録」・・・(この倍位「言葉の意味」を調べましたw)。
多分、一回きりのノンストップ上映である映画館で見たら内容の半分も理解出来なかったろうな(何度も分からないところを見直せるDVD万歳だよ)w

しかし、アメフトのシーンが未だに何の比喩なのか分からないや(スポーツのルールやげーむアクシデントを馬鹿にしてたシーン)。「前頭葉局所マスキング」や「CCB(クラスター爆弾のことだとは思うけど)」もどういう技術なのか特定できなかったなあ。いやあ難しいアニメだわ。

あと、ヒロイン「ルツィア」の後の名前も聞き取りにくいし覚えられなかったわw最初日本語を選択した観光客(どう見ても日本人には見えないが)に何の意味があったのかもよく分らない(意味は無いのかも知れないw)。意味ありげな笑いをする民間軍事会社のユリカセールズの存在もよく分らなかった。
もう一つ、あまり知らない国が次々に出てきて「どの辺の国なのか」世界地図広げて確かめて観てました。「サラエボ」「グルジア」「チェコ」「インパ(インドとパキスタンw)」「ムンパイ(インド)」「ヴィクトリア湖」などw要するに情報量が多くって頭がパンクしそうでしたわ。舞台になる国のチョイスがそれっぽくて洒落ているというか、ドロドロして分かりにくいイメージの国を避けて分かりいやすくスマートな選択の気がする。
あと、ラスト付近の灯りの無い真夜中荒野のシーンは暗すぎて何やってるのか分からなかったわ(リアルな演出なんだろうけど、見えないほど暗くする必要ある?そこは減点)。

(本文が長すぎたてエラーがでたので、(ネタバレ)に続きます)

171シャアダム:2019/11/09(土) 11:22:57 ID:rmiMl0oI
(続き)ちょっとネタバレなんで観てない人は読まないで下さい








考察なんだけど、院内総務は「ジョンポール」が何をやっていたか「虐殺文法」のことも含めて全て知っていて、アメリカの平和を守るため全てを無にしようとしてた。でも主人公は「ジョンポール」と「ルツィア」の意思を尊重して、虐殺の文法のエディターをこっそり持ち出して、ジョンに禁じられていた「英語」でそれをつくって、公開裁判で使ったんだろうなあ(アニメでは分かりにくかったけど)。
その裁判を観た人は「虐殺器官」が発動して、自分の国の平和だけを守るため「ジョンポール」をテロ国家に派遣してた「院内総務と民間軍事会社」の意に背き、公平にアメリカでも内戦が起こるって事かな。まだまだ書きたいことが有るけど、キリが無いのでここまで。

「虐殺器官」の謎はアクションとか冒険やらのストレートな楽しさでは無いけど、「人間が生存するための本能」説は実に興味深かったですし、また内容や出てくる兵器にもオリジナリティがあって面白いアニメでした。

172シャアダム:2019/11/11(月) 17:22:56 ID:rmiMl0oI
◆夜は短し歩けよ乙女(2017年日本アニメ)

スピー●ドワゴン「私も風邪を引いたかも知れません、恋という風邪を・・・あまぁ〜い!」

原作は「有頂天家族」や「四畳半」シリーズで有名な森見登美彦。最近では「ペンギンハイウェイ」もアニメ映画化されている。
物語はお酒好きで好奇心旺盛で大人に憧れるヒロイン「黒髪の乙女」とヒロインに恋するが勇気が無く中々思いを告げられない「先輩」や京都に住む「変な人達・変な学生」大勢が繰り広げる長い長い一夜の騒動を面白可笑しく描いた奇妙な勢いとノリのアニメでした。
マニアックな例えだが、「うる星やつら」のED曲で「変と変を集めて、もっと変にしましょう〜♪」を地で行く変なアニメでしたw

感想:いやあ、面白くて、楽しくって、世界感が常識にとらわれなく奇妙で変で混沌としていて、演出も一本とられた!って感じの痛快さ愉快さで、そしてクライマックスに向かって徐々に加速していき、あのアニメ映画「サマーウォーズ」みたいな感じでしっかり盛り上がる、これはもしかして傑作アニメなのか?って考えちゃう映画でしたw
まあ、この混沌として散乱したストーリーを良く纏めた物だなあって思います。昔「ジーニアスパーティ」というクリエイティブな中短編アニメ集を観たことがあるのだが、このアニメが入っていてもおかしくない位、挑戦的で冒険的で実験的でそしてやっぱりクリエイティブだったわ。
途中まではルール無用のとっちらかった無軌道アニメなんだが、(勢いとノリで強引にと言う部分もあるけど)だんだん、色んな人の思いの成就や昇華、そして主人公達の恋の行方のという方向へ収縮していく・・まあ見事だねえw

観てよかった、観なかったら損していたアニメでした。

それにしても、この人の原作のアニメを観てると京都の人って「変わり者」が多いんだなあって思ってしまうw「地方人に対して高貴を気取った上から目線の京都人も実は変で阿呆な所のあるし他の地域の人と変わらないんだよなんだよ」って皮肉ってるのかなあw「四畳半」や「有頂天家族」でも変な人多かったしな。
あと、大学生の無軌道さを上手く描いてるよね。高校までと違って先生や親や校則から解放され自主性に任せた自由を謳歌する大学生の混沌さが良く現れていて楽しかったですね。特に、伝統の踊りがそれを象徴してるよねw
それから「パンツを履き替えない(洗わないとは言ってないけど、病気になったって言ってたから洗っていないんだろうなあ、多分臭いよ〜)」事をやや自慢げに話す、それを個性と受け止める友達も大学生の阿呆で何でも受け入れる混沌な部分を良く表していると思った。それとデンキブランとか偽デンキブランとか好きねえw(有頂天家族に出てきたよね)。
天狗とたぬきも好きだねえ、この作者。
最後に、お馬鹿な事や変顔も出来るヒロインの素直さが可愛かったですね。

173シャアダム:2019/11/15(金) 21:35:33 ID:rmiMl0oI
◆招かれざる客(原題:Guess Who's Coming to Dinner=誰が夕食に来るのか推測しなさい)1967年アメリカ

知的な感じの黒人俳優シドニーポワティや「老人と海」の主人公役のスペンサートレイシーや「アフリカの女王」のヒロインキャサリンヘップバーンやペップバーンの姪ホートンホートンらが出演している数々の賞(ノミネートも多数)に輝いた作品である。
内容は黒人差別が酷かった時代、「ガーディアン」新聞社社長マットの娘ジョアンナ(白人)は婚約者として黒人でバツイチの「プレンティス」博士を連れて実家に戻ってくる。そして結婚の報告をするのだが、母親は吃驚するし父親は結婚に反対の姿勢をとる。
さらに、家政婦やディナーに呼ばれたプレンティスの父親にも反対される。両親の反対があればプレンティスは結婚は取りやめにするというが本音は・・。果たしてこの結婚の行方はどうなるのかというヒューマン物語。

話は単純、結婚する報告をするためヒロインの両親の実家にやってきたその日一日の物語なんだが、それだけで感動的な物語に仕上げてしまった、丁寧な演出や脚本の膨らまし方の勝利かなあ。とにかくへえ〜こんな映画の見せ方作り方もあるのかって感心しました。
だんだん、結婚に賛成の人が増えていき、二人の頑固親父もだんだん自分の気持ちに整理を付けていき、最後は・・・(おっとネタバレ)・・とにかく最後はホロリとさせるいい映画でした。家政婦(黒人)が猛反対するのにはワロタ(お嬢様に辛い思いをさせないために結婚に反対したのかなあ)。
あと、社長マットの奥さんクリスティーナは涙もろくていい感じなのに、管理人のヒラリーさんには冷たいなあ(ちょっと好奇心でデバガメしただけで仕事を首にするし)そこは解せなかったw
多分、クリスティーナ(キャサリン)の泣く演技の巧さで主演女優賞を取ったんだろうけど、ちょっと何度も泣きすぎでわざとらしい気もしたわw
あと、プレンティスの父親の苦虫を潰したような表情がなんとも言えない良さがありました。

それから、まだ黒人差別が酷かった時代1960年代の雰囲気を醸し出す色んなワードも時代を感じて楽しかったです。たとえば「ブラックパワー(差別に対するスローガン)」「ルーサーキング牧師」「ビートルズ」「ウィリーメイズ(野球選手)」「アーノルドパーマー(ゴルフ選手)」や肉の配達員の若者とお手伝いさんドロシーのやけにノリノリの「ゴーゴーダンス?」には微笑ましくてワロタ。
しってました?アーノルドパーマーって衣服の商品は日本のレナウンが作ったことを、あと「ウィリーメイズ」は「ヘイセイキッド」って呼ばれていて、ジャニーズのグループみたいだ。

それから、「ボイズンベリー(木イチゴ)のアイスクリーム」を結婚話で葛藤している頑固親父が食べるシーンがあるのだが、「偶然に初めて食べたけど美味しい」って言うんだけど、黒人と白人の結婚も初めてで吃驚するけど、意外と上手くいくのではって暗喩にも聞こて意味深にな感じ。

その他には色んなお酒が出てくるんだけど、スコットランドで作られるウイスキーだから「スコッチ」とか、ブルボン朝から名前をとった「バーボンウイスキー」、「シェリー(ワイン)」はスペイン産なのかー(勉強になりました)。

そして、この映画に最高の見どころは、プレンティスの両親が来てからですね。みんなが二人きりになってそれぞれ黒人白人の結婚について討論や気持ちをぶつけ合う(どうなるのか予測がつかずハラハラドキドキ)、よく出来た脚本に唸りました。そしてホロリと来ました(二度目)。

派手なアクションやサスペンスはないけど、しっとりとしていていい映画でした。

174もにゃら:2019/11/16(土) 22:57:05 ID:j8Dr8S3M
○ブライトバーン

逆スーパーマン
舞台や設定はスーパーマンを踏襲しながらも違う。
墜落した宇宙船の子供は正義ではなく自分のの欲望と悪意のままにスーパーパワーを奮うようになるお話。

かなりグロいですわ

彼以外にも超人達がいることが示唆されてるので続編あるのかなあ

船を転覆させる半魚人はアクアマンモチーフとして、人をロープで絞め殺す魔女は誰だろ
ワンダーウーマンか?

175シャアダム:2019/11/16(土) 23:00:04 ID:rmiMl0oI
◆モンパルナスの夜(原題:La Tete d'un Homme=男の頭)1933年フランス

フランス、モンパルナスの酒場で愛人を囲って、毎日遊んで暮らしていた借金まみれのウィリーは、お金が欲しくて叔母の財産を手に入れるため、いつまにかかポケットに入っていた謎の「殺人請負人」に、指定された場所に叔母の家の見取り図と鍵を送って殺人を依頼してしまう。
ある晩、叔母のアンデルソン婦人は殺され、遺産がウィリーに転がり込む。一方、共犯者にはめられ、殺人犯に仕立てられた花屋の配達人ウルタンは、一度は警察に捕まったが、こいつが殺したのではなく、黒幕がいるのでは?と感じた「メグレ警視」はわざとウルタンを逃がして共犯者(殺人犯)をおびき出そうとする。
サイコな愉快犯とメグレ警視の対決を描いたサスペンス。ジョルジュ・シムノン原作の「メグレ警視」シリーズの映画化。白黒映画。

まず原題「男の頭」について、よく分らない題名だが、男とは殺人犯に仕立てられたウルタンで、頭とはウルタンを影で操る「黒幕」ともとれるし、サイコな真犯人の頭(考えや気持ち)ともとれるし、抜きんでて頭の良い「メグレ警視」の考え方を強調した題名とも考えられる。

さて感想:1933年と言えば「第二次世界大戦」が始まる七年前(昭和8年)、1フラン(1933年)=0.2円(昭和8年)で今の320円(計算が間違っていたらごめん)ぐらいかな。10万フランで殺人を請け負ったって事は3200万円も払ったって事(計算間違ったかなあw)。とにかく当時の色んな物の値段がよく台詞で出てくる映画で、気になっちゃったw
それから、メグレ警視といえば、あの有名アニメ「名探偵コナン」の目暮警部の元ネタだったんだね、キャラの感じも似てる。
それからもう一つ、当時モンパルナスは「エコールドパリ(パリ派)」と言われる芸術家の集まる街として有名だったんですね。今回の犯人もやさぐれた芸術家崩れみたいな風貌で感受性は高そうでした(医学生くずれですけどね)。ていうか、最初っから犯人が誰か分かる仕様なんで、例えが古いが「刑事コロンボ」風(犯人がいかに捜査の目を逃れるかを楽しむ)という感じでした。
あと、「テイラー事件」とは1922年「ウィリアム・デズモンド・テイラー」映画監督が事故なのか殺されたのか不明の未解決事件だと思います。

この映画を見て、正直言うと面白いけど普通だなあって感想でした(多分こういう映画をよく見てるのでストーリー的には驚きは少なかった)。しかし戦前、すでにこのようなサイコ犯のドロドロした苦悩や狂気を描いた映画があったことに驚きました。犯人がある日本人俳優に似ていてドキッとしたこともありますし、実際の生活でもヤバい薬を打っているんじゃないかと思わせる奇怪で狂気に満ちた顔と演技にゾクッとします。
また、殺人犯に仕立てられたウルタンも顔が怖い・・こいつも普段ヤバいやつでは無いかって思いました(驚いてオドオドした演技だと思いますが)w最後、真犯人が追い詰められて街を駆け巡る時「お前は殺人犯」って聞こえたのは彼の気の触れた幻聴なのでしょうか。
メグレ警視を完全に喰っている真犯人の存在感は凄かったです(やってること言ってることも一見頭が良い・ずる賢いようでどこか支離滅裂で狂った感が出てました)。可哀想な部分もあるけど、まさに「人間のクズ」でしたねw

ふっと思ったんですが、何故このような惨劇悲劇になってしまったんでしょうか?それは自堕落な生活をして借金までしてしまったウィリーに責任があるんじゃないかなあ、彼が叔母が死ぬまで(酷い言い方ですが)自制して暮らしていれば、自然に莫大な遺産が入ってきたのにねぇw多分、酒場で「叔母が死んだら財産が入ってくる」って酒場の女に言いふらしていたんだと思いますwで、その噂を聞いた「真犯人」が近づいてきたと言うわけででしょうね。

捜査も丁寧に描かれていて、捜査が真犯人の所に行き着くまでが納得できますし、今の映画に無い変わった演出も観ていて面白かったし、昔のフランス美人やファッションもセクシーで目の保養になったし、自分は楽しめました。たまには白黒の凄く古い映画もいいですね〜。

176もにゃら:2019/11/28(木) 00:56:23 ID:j8Dr8S3M
○ゾンビランド ダブルタップ

スゲー面白かった
登場してちょっとしたらセクロスしたマディソンさん
やっぱりサクッとゾンビに噛まれてゾンビ化
したと思ったら後で何事も無かったかのように再登場

具合が悪くなって吐いたり肌の色が変わったりしたのは食べたシリアルにナッツが入っててアレルギー起こしただけだったと
彼女視点ではゾンビ化と間違われて具合が悪いのにゾンビ達のいる町中においてけぼりくったわけですが、笑って済ませて、そのあともセクロスした男が前の恋人寄りを戻したときも全く気にせず祝福したりと聖人かと思う
いや、別のイケメンといい感じになったけどさ

177ギア:2019/11/28(木) 02:03:34 ID:hKhSjPYc
・it the end
少年編のが迫力はありましたが、今回のもなかなかよかったです。
大人たちの軽口が良い感じに彼らの子供時代を思い出させてくれたり、ホラーの合間合間のギャグのクオリティが秀逸でした。

・ゾンビランド ダブルタッチ
もう10年も経ってたのか…確かに以前は中学生になってたかどうかだった妹さんがすっかり大人になってるもんな…

相変わらずの安心感があるほどのコメディと暴力的なゾンビ狩りっぷりでしたが、ターミーネーターの投入でしっかり恐怖要素も持続させてくれてるからホラーとしてもちゃんと成立してるあたりも素敵でした。

178もにゃら:2019/12/01(日) 23:06:48 ID:j8Dr8S3M
○シティーハンター 史上最香のミッション

マンガ原作の実写化でしかもおフランス作成
強烈な地雷臭を感じながらも見るとあーらとっても面白いじゃあーりませんか。
原作の雰囲気をきっちり再現し、さらにいろんなマンガやらのネタをこっそり混ぜてあってさ
サッカー少年翼と名乗ったりどうみても亀仙人なじいさんが出てきたり…
今だとポリコレ関連でいろいろ言われそうなのにランジェリーショーを始めセクシーなシーンも盛りだくさん!
何度も笑い声が上がってました!

いやあ、なかなかの拾い物でした。


○万力

なんじゃらほい?
モデル志望の女性が小顔にしてもらおうと美容整形外科にいったら万力で顔を絞め上げられて変形させられて…
不条理もの?
クズと異常者ばかりが出てくる奇怪な映画でした。


○ドクタースリープ

シャイニングの続編。
新ヒロインがチートレベルに強くて敵が正直相手になってないような…
ラスボスを倒すために前作の敵を解放するのはちょっとよかった
冒頭で敵の仲間になった美少女エスパー。キーマンかと思ったらそんなこともなかった

179もにゃら:2019/12/14(土) 02:35:37 ID:j8Dr8S3M
○ぼくらの七日間戦争

30年前に一世を風靡した実写映画のアニメ版
ただしリメイクではなく新作というか続編

まさかヒロインがレズビアンでそれで主人公が振られるとは…

なんとなーく薄味であった


○屍人荘の殺人

去年ミステリーの各賞を総なめにした小説の実写映画版
おおむね原作に忠実だが違う点もある
個人的には良い改編だったと思う
やっぱり主人公が犯人に気づいていながらそれを黙認したのは不味いと思うから
その改変に繋げる追加エピソードも明智くんの名探偵ぶりアピールに役立った

良く考えると変な部分もあるがまあまあ面白い映画だった

180みる子:2019/12/20(金) 15:11:20 ID:OQbmh54E
・エンド オブ ステイツ
レオニダス王ことジェラルド・バトラーが大統領を守護りに守護る、エンドオブ〜 シリーズ第3弾。
前作までは副大統領だったモーガン・フリーマンがアーロン・エッカート(トゥーフェイスの人)に代わり大統領に… 上り詰めやがったな。
今世代版ダイ・ハード、華のない007的ないつものノリに加え、今回は『最後の聖戦』も追加。父は強しでした。

・劇場版 Gのレコンギスタ:1
舞台挨拶付き上映で初めて富野監督のお姿を拝見いたしました。まさに元気のG(爺)!
内容的にも痒いところに手が届く感じに補完されていて続く第2章に期待が高まりました。


・スターウォーズ:スカイウォーカーの夜明け

勝ったッ! 3部作完!

旧作キャストとジョン・ウィリアムスはやはり偉大だなー と思いました。
あとポーとボイエガくんの面構えは今回が一番よかったかも。

181もにゃら:2019/12/20(金) 22:00:59 ID:j8Dr8S3M
>>180
Gレコ劇場版、もう公開終了してた…orz
10館の内の1つがそこそこ近くにあったのに…

182:2019/12/21(土) 00:12:40 ID:J6.aW3Jc
>>181 もにゃらさん
追加上映が決まってるのでまだ大丈夫ですよ

183もにゃら:2019/12/21(土) 22:55:26 ID:j8Dr8S3M
>>182
さんきゅー


○スターウォーズ

大兵力を用意していながらろくに使わないままやられるパターン多くない?



○ヒロアカ

熱いな!
しかもあの展開を劇場版でかますとは…
本編ではあれはやら無いってことかねー
葉隠ちゃんは隠れすぎやー


○ジュマンジ

前作よりもパワーダウンしてる気がする

184感想下記:2019/12/23(月) 22:49:42 ID:ZrICvX0c
スターウォーズ エピ9

・1行感想
おもしろかった(こなみ)

・ちゃんとした感想
ネタバレが大量にあります、ご注意ください


まず初めに言いたいのはこれからツラツラと長い感想を書きますが、その内容は先の1行感想でまとまります。
その感想にいたった理由を以下に書こうと思います。
キーワードは3つ「マクロ」、「ミクロ」、「メタ」です。

・「マクロ」:シリーズものとしてみた場合のエピソード9

Q:手足の感染で抗生物質がきかなくなりました、どうすればいいですか?
A:切断

エピソード8は問題作でした、以前にも自分はエピソード8の問題点を感想として書きましたが
その問題となりそうなポイントをバッサリと切っていました
具体的にいえば
・豚ロース
・DJ
・せんそうびじねす
・EP8のラストの少年
このあたりの要素をかなり雑に処理しています。

・豚ロース
前回フィンの彼女役としてでてきた彼女は序盤からチラホラでますが出番がスッカスカです。
さらにはあてつけのようにフィンと仲良くなるような黒人のキャラが出現
あえて歯並びを悪くさせることでポリコレセンサーを回避する念の入れようですが基本美人なので問題ないです(白目)
終始起源の悪そうな感じが伝わります、前作であれだけフィーチャーされて今作この扱いって…流石にえげつなさを感じました

・DJ
誰それ、歌、外人?ほらこんなもん
EP8のこいつが仲間になるかもと淡い期待を抱くこともなかったので別にどうということはないです

・せんそうびじねす
EP8でDJ君が戦争で儲ける種死のロゴスみたいなのがいるよといいましたが今回の映画では霊圧を感じず終了しました
ほんとこれら一連の下りはなんのために存在してたんだと言いたくなりましたね

・EP8のラストの少年
確認できず(白目)

EP8の要素で引き継ぎ困難だったであろうものはカットしています。
実際引き継ぎが難しいならカットするのが大事でしょうし、引き継ぎづらい要素を作ったEP8がいけないといえば「そうだよ」と言いたくはなります。

またEP9で新要素が登場するんですがならEP8で話せよと言いたくなるものもあります
これも具体的にいえば
・パルパティーン
・ランド・カルリシアン
この二つになると思います

・パルパティーン
今回なんとパルパティーンが登場してラスボスになります。
じつはなんか良くわからん超技術でパルパティーンは生きていて、汚いETスノークもパルパティーンの送った尖兵だったみたいです。

じゃあ、これをEP8で匂わせとけ

いきなり冒頭でパルパティーンが声明文を出した!みたいな感じで始まってインパクト抜群ではあるんですが
よくよく考えれば前作があったんだから真のシスがスノークの裏にいるとかいう伏線を張ればいいんじゃないかって思えてきます

しかも作中でレイがパルパティーンの孫娘であることがわかります。
これに関しての批評は後でするんですが、それだけ重要な役割だったらなおさらEP9でいきなり復活させなくてもなぁと…
EP8のラストが少年ではなくパルパティーンの笑い声が広がるとかそういったもののほうがテンションはあがったのにね
そうは言いたくなります

レイの出自を分かりづらくするためになるべくパルパティーンを隠したんでしょうか、そういった努力が必要だったのかは難しいところです。

・ランド・カルリシアン
序盤でふとっちょおじさんになったランドが出現します
主人公たちが仲間になってよと言っても「自分は引退したし…」といって初めは乗り気じゃないです
でも中盤で協力するよ!って言いだします。

いやだからこういうのもEP8ですればよかっただろ

EP8はピンチになったレジスタンス陣営を救うためフィンとポーやロースがいろんな星を回ります
その時にあわせればいいだろ!あとEP9の時にポーの元カノが突如として湧いてきますがEP8に出すチャンスあったろ!
先に書いたDJが跡形もなくリストラされている一方でこういった新キャラが時間の限られている中出てくる

いやこれもEP8がEP9を見越して作ってないからいけねーんだよと言えばそれまでなんですが…ちょっともう少し一つの作品群としてまとめていいものにできた可能性はあっただろうといいたくなりますね。

じゃあここまでまとまりを欠いたのはEP8の監督のせいかっていえばそうとは言い切れない
やっぱりEP7-9を作ろうと企画したディズニーやお上どものガバナンスが悪かったという話であろう
新三部作を作るという目標に関しては失敗したと言い切って過言ではないと思います、なぜなら完璧な素晴らしいものを作ろうというのがスターウォーズの基本なのですから
それを凡ミスで外した時点で失敗であると思います。

185感想下記:2019/12/23(月) 22:55:37 ID:ZrICvX0c
スターウォーズ エピ9
感想つづき

ネタバレが大量にあります、ご注意ください

・「ミクロ」:各々の場面で見たEP9
のっけから批判から入ったのですが、EP9単独で見るとすごく良い点ばかりです。

①ファンサービスを感じる
EP9に関してはEP6をオマージュした要素が多く、あえてこうしたんだろうなと感じるのがありとてもよかったです。
序盤に砂漠のある星にいくのですがそこで、空飛ぶストームトルーパーがでます。
ファンならそれを見てこういうでしょう「ボバ・フェット!ボバ・フェットなのか!!」
で、そのあと流砂が出てくるところを見ればタトゥイーンでの戦いをさらに思い出す。

さらには原住民のような生活をしてそうなやつらが出てくるんですが、そいつらが馬で戦艦の上を駆け巡るところがとてもよい
イウォークと一緒に戦ったエンドアを思い出します、おとイウォークも最後ちょっぴりでてきます、なつかしや

この懐かしさに語り掛けてくる感じはピカイチだと思います。過去のスターウォーズシリーズを読んだ人なら喜べるものだと思います。

②スーパーフォース大戦
これは賛否両論でるかもしれませんが、今回のフォースの破壊力はとんでもないです。
レイがとことん強い、念力で小型輸送船を破壊するわ、瞬時に洗脳とクソつよです。
でラスボスと化した皇帝パルパティーンも激ツヨで空に電撃フォースかまして味方側の戦艦に大ダメージを与えます
とにかくフォースが世界を破壊しそうなレベルで暴れます

でも、まあこいつらならやりかねないという説得力も感じるのがまた絶妙です。

前回のレイアの宇宙遊泳よりもやりすぎなのにこれはこれでアリかなと思える、絶妙なフォースに対するバランス感覚を監督が持っていると感じました。

186感想下記:2019/12/23(月) 22:56:29 ID:ZrICvX0c
スターウォーズ エピ9
感想つづき

ネタバレが大量にあります、ご注意ください

③主人公たちがかっこいい
これはEP8の時にも見れればなーって思えるようなとこもあります。
今回善玉の主人公がレイ、フィン、ポーとなり悪玉主人公としてカイロ・レンがいるのですが、彼らのキャラが立ちに立っています。

レイ:強い力をもちながらも自分がどうあればいいのか焦るキャラとして書かれています、一方で拾ったドロイドに対するやさしさを見せるといった母性の面も表現
   キャラとしてとても魅力的になっています。ラストシーンは開始10分ぐらいで予想がつきベタベタにそうなりますがそれもよし。
フィン:かっこよすぎるよー。知性ある黒人っていうイメージが爆発しています。本当に胃に穴が開くんじゃねーのかっていうぐらい回りに気を使います。
  イキり黒太郎だったEP7のころと比較し縁の下の力持ちとして、主人公チームの中ではいないと困る人材として活躍します
    ただいきなり彼女っぽい黒人が出現します、なろうかよ。
ポー:一方でポーはまだEP8基準でした。血気盛んでちょっと無能要素が目立ちます、イキりポー太郎です、いきなり彼女ができます、なろうかよ。
   でも終盤にレジスタンスのリーダーとして立ち上がるとこはかっこいいし、彼は彼なりに悩んでいる場面も多くいいキャラしてました。
カイロ・レン:レイの後方彼氏きどりかつ行動力全振りのストーカーとして君臨します。どこにレイがいてもテレパシーで交信、おたがいテレパシーしながらバトルするという独特なスキンシップを重ねます。
       レイのストーキングに対する気合のいれよう、ファーストオーダー総帥としてパルパティーンすらも手玉にとろうとするイキり、中盤までこれぞカイロ・レンという感じです
       終盤に関しては…まあその…弱いけどいいやつになったから…(震え)

④レジェンドな登場人物が良い
ルーク、レイア、ハン・ソロ、ランド。彼らが今回活躍するのですがそれぞれがまた良い。
ルーク:自分の出自に直面し絶望しているレイを救い、かつて住んでいた島に置いてあったXウィングを貸し与えます。
    Zガンダムでカツがアムロに「屋敷にガンダム隠しているとか言えよ!」みたいなこと言ってましたがルークはちゃんと隠していました。(まあ足が必要だし)
レイア、ハン・ソロ:彼らの活躍がカイロ・レンを悪の道から救いますが、王道でよいシーンを提供します。カイロ・レンが悪に染まったライトセイバーを投げ捨てるところはすごくかっこよかったです。
         でもセイバーがないせいでそのあと雑魚にボコられるとこを見ると捨てなきゃよかったのにと思ったのは私だけでいい
ランド:失意のなか自信が持てないポーを勇気づけるシーンはかっこよかったです。過去に戦った彼じゃなきゃ言えない重い言葉を感じました

⑤スカイウォーカーの結末が良い
映画のラスト付近でレイが死ぬんですがそれをカイロ・レンがフォースを分け与えて救います
これがもっともこの作品の伝えたいメッセージじゃないかと思います。

いきなりこう書いても良くわからんと思いますが、そもそもスターウォーズのはじまりとはアナキンにあるといっても過言ではないです。
そしてアナキンがパドメを救えなかったことから狂いだす物語であると考えます。
アナキンはパドメを死から救えずに狂った、一方で狂ってしまったカイロ・レンが最後に愛したレイを救った

この粋な結末こそがスターウォーズサーガの醍醐味だと思いました。
先にマクロを語りましたが、マクロがすごく良いのがスターウォーズであり、今作に置いてその良さが出たのはここだと思います。


マクロの面で見れば失敗しているのですがこういったキャラ、見せ方といった面ではとてもよくすごく楽しむことができました。
だから面白いというのが第一の感想となります。ただ「メタ」な要素を入れるとちょっとそうも言えなくなる面もあります、これは後日書きます。

187L1:2019/12/26(木) 00:19:04 ID:rmiMl0oI
◆M(1951年アメリカ)

街中に潜む、連続幼女誘拐殺人(すでに最初のシーンで五人を誘拐殺害しているのが分かる)を捕らえるために、疑心暗鬼に陥る市民達。警察だけで無く悪人達も(自分の保身のために)探索して犯人を見つけようとする。そして犯人と誘拐された幼女の息詰まる逃走劇が始まる。
ラストでは悪人達による私刑裁判が始まり・・・。というクライムサイコサスペンスでした。

まず、この映画はリメイクであり、もう少しで勘違いしてオリジナルのフリッツラング監督の「M(1931年ドイツ映画)」だと思っていたw他の人の感想に出てくるシーンが無いし、役者はどう見てもアメリカ人で英語を喋っているし、看板も字幕も英語。ナチスが台頭してきたドイツでアメリカ人を起用してアメリカを舞台に作るのはなんかおかしいな?って思って気付きました。
こちらの映画監督はジョセフロージー監督で他の作品を全然知らない監督でした。あぶないあぶないw
1951年アメリカというと、第二次世界大戦後でソ連との「冷戦」が始まった頃かなあ?(赤だ!共産主義だ!って言い始めた頃かなあ)。

感想:放映時間も短めで、展開も飽きさせないスピーディーさ、昔の映画だけどそれなりに味があり、悪人が悪人を裁くというモヤッとしていて考える部分もあり、サイコ犯の不気味さも怖くて、なかなかに面白かったです。
元弁護士の「ケースオブスコッチ」ギャグもしつこくて寒くて失笑しました(ハハハ・・)w犯人を特定するまでも捜査展開も納得がいってスッキリします(犯人は証拠を残しすぎ!w)。まず病院から退院した患者の名簿から容疑者の一人として浮かび上がり、殺した幼女の靴紐を生活に使っていた、盲人から風船を買う時や誘拐するとき「口笛」や「笛」を吹いていたw幼女の靴も残していた。背中のM(マーダー)をいつまでも消さなかったw付け加えるなら精神鑑定&プロファイリングの医師?の犯人像の的確さ(少年期のトラウマなど)。
それから、悪人達が犯人を追う理由も納得。誘拐犯を捕まえられない事に対して警察を非難→警察は躍起になって悪人が経営する「賭博場(クラップス・スロット・ノミ屋など)」や「酒場」や「取引所」を取り締まるようになる。→このままでは収入が無くなるので悪人達のボスが「幼女誘拐犯」を捕まえて、今戦ってる裁判を有利に、警察に取り締まりを緩めてもらう、警察に恩を売っとくのが狙い(納得)。
それから、犯人が逃げ込む「デパート」で、警備員に化けた悪人の手下が巨大な目の模様が描いてある「アイリスオプチカルコーポレーション」のドアのガラスをぶち破るシーン。なんか意味があるのかなあって調べたら「眼鏡のアイリス(明治32年設立)」が出てきたが、多分「映画機材」関係の会社なんだろう(当時は何らかのギャグだったのかも。でも自分には何のことやらw)。
あと、出てくる子供が微笑ましくて愛らしい。缶蹴りしながら歩いたり、変な風船で喜んだり、スキップしたり、鞠突きしたり、ガチャガチャ(多分ガムボールかなあ)は昔から子供に人気だったんだね。
あとは、悪人のボスが電話する相手のジョン(新聞記者)だが、実はジョセフ(ニックネームでジョンっていう?)監督のことだったりして(演出がギャグ風に感じたんで)wあとは、犯人の誘拐する娘を見つけて興奮する仕草(ピューっと笛を吹くw)が不気味で異常性を見せつけられてドキッとした。演出に観るべきものがあるよなあ。

188シャアダム:2019/12/26(木) 00:41:33 ID:rmiMl0oI
・(M(1951年アメリカ)のつつき)

あと、フィギュアやアニメ幼女などを愛でる人にも観てもらいたいなあ。市民達が疑心暗鬼になって、普通の人が幼女に声を掛けたり、ちょっと助けたり、叱ったりしただけで犯人と間違われてボコられるシーン(今でいう「声かけ事案」の先取りかなw)、粘土で作った少女のフィギュアを愛でて最後には首を切り取ってしまうシーン(これも現代の先取りか?)。誰でもそうなる可能性があるのでこの映画を見て気をつけて欲しいと思いました。親だからといっても(他人の子や自分の子を)暴行やレイプする可能性もあるからね。

そして、この映画の見せ場の一つ、ラストの私刑裁判シーン。犯人の動機はやっぱり子供の時のトラウマで、「汚い男社会に旅立つ前に少女を殺そうと思った」とか「男は生まれついての邪悪なのでみんな罰を受けて綺麗にならなければならない」とか、「罰を受けるために罪を犯す」とか歪んでるなあ、これって監督が考えた歪んだ理論なんだろうかwしかし、犯人についての裁判と平行に、酒で落ちぶれ悪人の手下になってしまった弁護士が、犯人を介して改心し、さいごは悪人のボスに刃向かう様になる演出・プロットは見事だったなあって感心しました。
狂気渦巻く裁判の中で一人自分の中の真実に目覚め、堕落した自分と本当の邪悪に立ち向かう姿は格好良かった。
最後の犯人の悪あがきというか、叫びは意味が分からなかったなあ(何か意味があると思うけど読解できなかったわ)犯人「あんたらは間違ってる!」(お前が一番間違ってるだろw)
それとこの映画の感想で、「私刑裁判は恐ろしい」ってよく見かけるが、六人も幼女を殺した犯人にはこれくらいの恐怖を味合わせても足りない思うけどなあ(例え責任能力がない患者だろうと)。

とにかく、古い映画だけど楽しめた、面白かったです。オリジナルの「M」(ドイツ映画)も観ようと思ったけど、字幕が無いんで諦めました(ドイツ語わかりませんw)。

189もにゃら:2019/12/28(土) 17:56:40 ID:rC0FctzM
○この世界のさらにいくつもの片隅に

2016年版ではばっさりカットされてた白木リンさん絡みのエピソードをぶっ混んだより原作に忠実な版

ナマナマシサがあるのにどこか爽やか、そしてほんのり薫る百合の香り…

しかし2016年版んもでしたがこの映画の終了後の劇場の雰囲気は独特ですな

190レト:2019/12/29(日) 17:38:19 ID:bJP5OGZ.
●スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
一大サーガの最終章としては満足できる仕上がり。
ファンサービスを全編に散りばめつつ、シリーズの遺産をしっかりと活かしきる
スター・ウォーズファンならではのシリーズ総決算作品。
善と悪の葛藤と血統主義からの決別などのテーマも綺麗にオチがついた印象だけど、
それ以上にシリーズの牽引役となったアダム・ドライバーに拍手を送りたい。
実力不足だったヘイデン・クリステンセンとは違い彼のキャリアは今後も明るいだろう。

ただ、前作の8を実質的な捨て作品としたために詰め込み過ぎな内容になってしまったのはやはり勿体ない。
シリーズの下積みがあったからこそあのような結末が可能になったが、
逆に三部作での下積みは少なく続三部作ならではの魅力は充分に伝えきれなかった。
そういった意味では最初から最後までファンメイドの域を脱することが出来なかった三部作と言えるかもしれない。

191シャアダム:2020/01/02(木) 00:18:21 ID:rmiMl0oI
◆やさしい本泥棒(原題: The Book Thief)2013年アメリカ・ドイツ制作

イギリス作家ズーサック,マークース著「本泥棒」を映画化。1938年赤狩りにあって逃亡中に弟は死に(うっかりリーゼルに近づいた「死神」の所為だがw)、母はドイツ政府に連行され、主人公の少女リーゼルはヘブンズ通りに住むドイツ人フーバーマン老夫婦の元で育てられることになる。
最初は慣れなかった生活も、次第にみんなと打ち解けていくリーゼル。そして始まるイギリスとの戦争(第二次世界大戦)やナチス・ヒトラー政権による監視統制や徴兵やユダヤ人への迫害。語り部の死神や少女リーゼルの目を通して戦争終結までの出来事を描いた物語。

面白かったし、感動したけど、「やさしい本泥棒」って題名はちょっと違うかなあって思ったなあ。本泥棒のシーンは二回ほど会ったが、それがメインじゃ無いからなあ。戦争に向かうドイツの田舎町の空気やユダヤ人への迫害、そして戦時中の緊張感のある空気、親しい人との悲しい別れ、そして思春期のリーゼルの思いがメインだと思いました。本泥棒はオマケかなw
しかし、うっかり近づいただけで人死に追いやってしまう「死神」(ドジっ子かよ!)にワロタ(ここだけファンタジーw)。ヘブンズ通りを通る「死神」(通るなよw)→悲劇の原因(誤爆も死神の所為なのか?)なのか、運命予告としてそこを通ってしまうのか。ラスト付近は悲しかったなあ。いじめっ子フランツも死神に魅入られてしまったのか。

死神の謎は置いといて、最初は「赤毛のアン」を思い出させる感じでした。老夫婦の夫が主人公に優しくて、奥さんが口が悪くて厳しくて・・うんドイツ版「赤毛のアン」だこれw途中の男友達ルディといじめっ子フランツとの関係はまるで「世界名作劇場」を観てるかのよう、日本人向きな内容だなあって思いましたわ。本を読んだり書いたり語ったりする事が大好きな所はアニメ「本好きの下克上」っぽくなるのかなあって思ったけど、主人公が男たちに混じって喧嘩に強く活発なのでちょっと違いました。
マックス(地下室にかくまってるユダヤ人)とルディ(アレコレと世話してくれるリーゼルが好きなクラスメイト)どっちといい関係になるのかなあってのも見所の一つ、ルディの告白にはちょっと泣きそうになったけどな。兵士として役に立ちそうも無いハンスの徴兵は完全にナチスの嫌がらせ。寂しくなった家族も元に戻ってきて再び普通の日々がと思っていたら、あの悲劇には頭を殴られたかのようなショックでしたわ(戦争末期なんだよね、忘れていたわw)。

あとは、思いっきりナチスやヒトラーの悪口を叫ぶ二人、フランツ(いじめっ子で密告屋)がまた出てくるのかとヒヤヒヤしたぜw「ジーク!」ってナチスが叫ぶ所は「ガンダム」のジオンってやっぱドイツがモデルなんだと思わせてくれました。あとは、ルディの尊敬する「ジェシーオーエンス」ってカールルイス以前の陸上のスター(1936年ベルリンオリンピックで4冠)だったらしい。
最後にナチに嫌われた共産主義とはざっくり「財産の共有・平等を目指す主義」って事でいいのかなあ。ナチス党(国家社会主義ドイツ労働者党)のライバルだったみたいだね。じゃあ国家社会主義って何?って調べたらザックリ「政府の考えを第一として国を統制する主義」らしい(政府の考えに逆らったら連行だね)。

あと、母親ローザが最初リーゼルを見て「小汚い娘!」っていうのだが、どう見てもお化粧したいい服着た小綺麗なお嬢様にしか見えなかったんだけどw

ど派手なSFやアクション映画しか見ない人にはお勧めは出来ないけど、しっとりとして、悲喜こもごもで愛情や情感豊かないい映画だと思いました。

192シャアダム:2020/01/04(土) 10:08:54 ID:rmiMl0oI
◆アナスタシア(1997年アメリカ)

20世紀フォックス(ディズニーでは無い)の初長編アニメ作品。1917年ロシア。ラスプーチンの呪いなのか(レーニンも彼にそそのかされたのかなw)、ロシア革命が起こり、ロマノフ王朝は倒された。王女アナスタシアはラスプーチンや革命軍に追われる途中で叔母のマリー皇太后とはぐれて、頭を打って記憶喪失となってしまう。
10年後(18歳)、孤児院を卒院し、一人生きていく事になったアーニャ(本当はアナスタシア)はデミトリーという若者に、偽のアナスタシアとしてスカウトされる。そしてセントペテルブルグ(ソ連)からマリー皇太后の住むパリ(フランス)までの旅に出ることになるのだが、アナスタシアが生きてることを知ったラスプーチンが地獄から蘇り、彼女を殺そうとする。冒険ありのおとぎ話的なファンタジーロマンスアニメ。

感想:寝不足で途中休憩しようと思ったが、続きが見たくて結局一気に見てしまった位には面白かったです。まあ、基本は前に見たイングリッドバーグマンとユルブリンナーの「追想」(1956年の映画)のアニメ版ですね。しかし旅の道中はジョースター一行を抹殺しようとするディオみたいでした(つまりジョジョ3部)w記憶と王女証明のアイテムは「オルゴール」と「ペンダント風のオルゴールの鍵(ネジ)」と叔母と歌った「歌」そして「香水」って所が映画「追想」と違っていて新鮮でした。
あと、リアルなキャラの動きは、「花とアリス殺人事件」や「悪の華」を思い出してしまい、慣れるまでリアル過ぎて気持ち悪かったですが、見慣れればこれも有りだなって思いました(ロトスコープっていうのかな)。冒険途中の列車シーンの戦いが特に面白かったですね(「カサンドラクロス」みたいでした)。
それから、アナスタシアの発音が「アナステイシア」って言ってるのが妙に耳に残りました(似たような境遇になっって追われる某「アルテイシア」っぽい)wそういえば安彦良和が今漫画でやってる「乾と巽」ってのもこの辺の時代だよなあ(関係無いけどw)。
あとは、「ラスプーチン」。彼はロマノフ王朝に上手く取り入ってたけど、ペテン師ってばれて追い出されたのかな。ロマノフ王朝をなんでそこまで恨むのかが今ひとつ分からなかったのが欠点かな。史実じゃ暗殺されたって書いてあったけど、ロマノフ王朝に暗殺されたのかなあ(それなら悪魔と契約して呪いを掛けるのも分かるが)その辺をもう少し描いて欲しかったかな。
でも彼の体があちこちバラバラになる表現は気持ち悪いけど、演出が目を見張るものがありました、良かったです。地獄から復活したところはドラゴンボールのフリーザさんみたいでしたw

それから「アナスタシア」なぜまだ生きてるって噂が流れたのか、その辺ももう少し突っ込んで欲しかったかな。「追想」が作られた時代にも現実にそういう噂が何故流れたのかも知りたいですね。
彼女はイパチェフ館で惨殺されたことになってますが、史実が真実とは限らないので当時本当に生き延びていたのかも知れませんね(そこはロマンです)。

とにかくアニメとしてはハラハラドキドキでちょっぴり感動も有りとても良かったです(時間も短めだし)。ラストがアレ(ネタバレなんで)なのは未来に不安が残って(どうやって暮らしていくの?)自分は脳天気にハッピーエンドとは思えませんでしたが、おとぎ話的には、「めでたしめでたし、チャンチャン」ですねw
ジョジョの冒険(3部)みたいに「ラスプーチン」の手下悪魔を次々に倒してパリを目指す恋と冒険の漫画にしたら面白そうですね。

193ギア:2020/01/08(水) 23:36:28 ID:FG4.DOQo
・ヒロアカ ライジング
作画すげーw
かっちゃんによるかっちゃんファンのための映画かってくらいW主人公してましたが、彼を始めとするクラスメイトの死闘ぶりがマジで良かったです。
葉隠ちゃん以外全員活躍してたんじゃなかろうか…

1作目をプルスウルトラしてくれてるんで、若干不安はあるものの今後にも期待したいところ。

・スターウォーズ9
8の意味はほぼなかった気もしますが!
まぁスターウォーズってタイトル直後の字幕で一からリセットされるのは今回に限ったことじゃないですもんねw
全体的に6やこれまでの作品の集大成であり、見られて良かったとは思います。

・ジュマンジ ネクストレベル
前回の方がベタながら良かったかなー
今回がダメってことはないけど、、、予定調和が多かったという印象
ただラストの展開は、元祖1作目の展開の次回を匂わせてきてるってことなのかな
…アレはあの当時やから良かったものな気がするので今やっても蛇足感が拭えないような。

・燃えよ剣
やっちゃうかーって感じですね。
三成はともかく岡田歳三は違和感が凄いけど……

キャストが新撰組身内しかいないけど、芹沢鴨以降は全員モブ相手に死闘を演じる形になるのかな。
まぁ実際も確かにそうだったのかもしれませんがw

194もにゃら:2020/01/11(土) 22:03:29 ID:j8Dr8S3M
○カイジ ファイナルゲーム

原作のグダグダっプリを写したかのようなグダグダっプリ
見え見え展開ありーの、後だしじゃん拳ありーの

195レト:2020/01/12(日) 13:58:44 ID:bJP5OGZ.
●フォードvsフェラーリ
1966年のル・マン24時間レースでフォードが遺恨のあるフェラーリに挑んだ実話を開発者とレーサーの視点から描くレース映画。
実態は資金力でフォードが強引に勝利をもぎとったというなんとも興ざめな事実があり、その点で本作は不利に思われるが
そういった複雑な背景についても盛り込みつつ、「現場を振り回す傲慢な経営陣」という形に上手い事落とし込んでいる。
そして単に一方的に振り回されるだけに終わらせず、社長に荒々しい運転を体験させ号泣させてしまうエピソードを入れるのも気が利いている( トレイシー・レッツも好演)。
不器用な職人気質のマイルズが軋轢を経験しつつレースを目指す流れは目新しさはないもののクリスチャン・ベールの熱演で一気に見せる。
そして秀逸なのはラスト。
レースの結果自体は実話に基づくものだが、これを文学的な味わい深い結末に仕上げることに成功している。
彼らにとって名声や栄誉を掴むことに意味はない。
ひたすら高みを目指し続けるその姿勢こそが尊い。
レース後も含め非常に苦い結末ながらストレートな青春映画のようなすっきりとした後味の映画だった。

196園田英:2020/01/13(月) 19:55:45 ID:/Gc6BW4k
・シグナル100
まさかの映画化されるとは
…まあ個人的に好きな作品だがそれ加味しても埋もれた名作を発掘したとかじゃなくて
ネタないから適当にデスゲモノ探してまあいいかこの程度でな穴埋めに思えちまうなあ

原作の
・首謀者は只のいじめられ教師で速攻自殺
・登場人物ほんの数名除いてクズばかり
を忠実に再現できれば個人的には面白くなりそうかな(個人的にはだが)

197シャアダム:2020/01/14(火) 22:18:24 ID:rmiMl0oI
◆風が吹くとき(原題:When the Wind Blows)1986年イギリス デジタルリマスター版

職を辞めて田舎の一軒家で暮らし始める老夫婦。ある日ラジオでもうすぐロシアと戦争が始まると放送があり、原爆(ICBM)が発射されるかもって事で、政府の指示通りの簡易核シェルターを家の中に作る事になる。
のんきな妻と言い争いながらも、シェルターは完成し(ドアを60度に傾けて壁に立てかけて、その出来た空間に食料やら必要品を入れただけw)戦争が始まり、ついに原爆が落ちる。
そして、生き残った夫婦は放射能が漂う中マイペースに助けを待つのだが・・という原爆の悲惨さを描いた反戦アニメ映画(多分)。大島渚監督も制作協力している。

感想:これは面白かったといっていいのか?最後まで夫婦の行動に目が離せなかったアニメ映画でした。出てくるキャラはほぼ老夫婦の二人だけ、約85分ずっと二人ののんびりした会話が続くのである。でも飽きなかった、吹くとき(原題:When the Wind Blows)1986年イギリス デジタルリマスター版

職を辞めて田舎の一軒家で暮らし始める老夫婦。ある日ラジオでもうすぐロシアと戦争が始まると放送があり、原爆(ICBM)が発射されるかもって事で、政府の指示通りの簡易核シェルターを家の中に作る事になる。
のんきな妻と言い争いながらも、シェルターは完成し(ドアを60度に傾けて壁に立てかけて、その出来た空間に食料やら必要品を入れただけw)戦争が始まり、ついに原爆が落ちる。
そして、生き残った夫婦は放射能が漂う中マイペースに助けを待つのだが・・という原爆の悲惨さを描いた反戦アニメ映画(多分)。大島渚監督も制作協力している。

感想:これは面白かったといっていいのか?最後まで夫婦の行動に目が離せなかったアニメ映画でした。出てくるキャラはほぼ老夫婦の二人だけ、約85分ずっと二人ののんびりした会話が続くのである。でも飽きなかった、二人の原爆に対する楽観的な発言や放射能に対する無知さ、政府の言うことは絶対だ!言うことを聞いていれば安全だ!という信念などが薄ら寒かった。
そして現れる身体の異常・倦怠感・頭痛・吐き気・出血・脱毛などが徐々に静かな恐怖を想起させる。二人の信頼や愛情が悲惨さを軽くしてくれるのだが、それが帰って先に望みのない絶望感も増していった感じですね。想い出などのファンタジーめいた映像も戦争前の平和と戦争後の景色の対比などの演出もデビッドボウィの爽やかで物悲しいメロディもなかなか良かったです。

核ミサイルを作ろうとしているあの国や核に熱心なあの国のお偉いさんにも見せて挙げたい作品ですね(感想も聞きたいw)。あと、ロシアとドイツを混同するシーンが多かったが、放射能で夫婦の頭が惚けたって事なのかなあw

こういうアニメをどんどんゴールデンタイムに放送(民間もNHKも)して欲しいと思いました(無理だろうけど)。

198シャアダム:2020/01/18(土) 07:04:46 ID:rmiMl0oI
・モンタナの風に抱かれて(原題: The Horse Whisperer=馬の飼育員または馬の気持ちを理解する人)1998年アメリカ

友人と乗馬を楽しんでいたグレースは近道しようとして雪山に入り、友人が乗っていた馬が足を滑らして、二人もろとも雪山を滑り、麓の道まで出てしまう。丁度そこへタンクローリーが走って来て、正面衝突して片足を切断する怪我を負おう。友人は轢かれて死亡、愛馬(ピルグリム)も瀕死の重体となる。
一命を取り留めたピルグリムだったが、交通事故のショックにより暴れ馬となってしまう。グレースも義足で登校するが、他生徒の奇異な目で見られて登校拒否になってしまう。そして自暴自棄に陥る。見かねた母親は、娘グレースと馬(ピルグリム)の心の再生を願って、モンタナ州の有名な「ホースウィスパラー(馬と会話でき馬の心を治癒してくれる人物)」のいる牧場まで連れてくることにする。
母親の多少強引な行動(モンタナへの旅)や田舎ののんびりとした牧場生活は娘と馬にどういう影響をもたらすのか、心の再生をメインとしたヒューマンストーリーでした。

感想:どういう物語か全然知らなくて見始めて、いきなり交通事故!でショックを受けて、馬も瀕死でみんな殺した方が馬のためだって言って、母親が娘の許可を取るまでは殺さないで何とか治療して!って叫んで、「馬が生きようと頑張るから娘も立ち直って頑張る」そんな感動の物語かなあって思って見てましたが、母親が「ホースウィスパラー」の所まで馬と娘を連れて行く!って(お金持ちしか出来ないような)独りよがりな強引な展開には、あれれ?思ってたのとなんか違うぞって思い始めて、
カスパー将軍の名所で娘と喧嘩してグズグズ泣き始める母親の所で、この母親何がしたいの?お金掛けてモンタナまで来て短絡的邪ね?あと感動の押し売りっぽいストーリーで、展開もグダグダこのまま2時間(全部で2時間50分もあるw)こんな感じかなあって多少観るのが苦痛になってきました。

しかし、ホースウィスパラーのトム(レッドフォード)と初対面した所から、次第に面白くなりました。トムが「無駄遣いだよ、ちょっと馬を観るだけだよ」って結構対応が冷たいので、気の強い我が道を行く母親VS塩対応のトムの言い合いが結構楽しくなってきました、肝心の娘や馬は脇役状態wで、だんだん塩対応のトムが優しくなって親身になって田舎牧場ライフを通じて、母娘と心を通じ合っていくのがこの映画のキモなんだって分かりました。観ていて微笑ましくて楽しくなってきた。
そして、牧場の息子がまた良い奴なんだよなあ。年上のムスッとしているグレースを上手く気遣って、しっかり仕事もこなして、大人との対応も素晴らしい、いやあ、良い子の鑑だわwそして牧場主の妻が、グレースの母親(アニー)がこちらへ泊まり込む事になり、歓迎はするも浮かない様子でこのあとの展開がピンときましたわ(浮気・・w)。
母親とトムの淡い禁断のラブロマンスが始まるのだが、きっかけは子供に教えたヒモ手品だよなあ。そして、都会からはアニーの夫がいきなりやってきて、こりゃあ修羅場になるんかと思いました(おいおい、肝心の馬と娘の再生の感動の物語はどこいったw)。

まあ、ちゃんと娘のと馬の心の治療もちゃんと描いてあるんだけどね。モテる男は仕事もしっかりこなしながら、合間合間に女性にも気を使えるんだななって・・勉強になりましたわwラストはちょっと悲しい感じの結末になって、ちょっと感動しながらも文学的な演出だなあって思いました「マディソン郡の橋」みたいな感じでした。

ぐれた娘や人間不信になた馬の心の再生と淡い不倫とのんびりまったり田舎生活など結構贅沢欲張り盛りだくさんなヒューマンドラマな映画でした。凄く良かったってほどではなかったけど、それなりに癒やされたり驚かされたりのんびり楽しめる映画でしたわ。

199ギア:2020/01/21(火) 23:56:21 ID:sqQu3Jak
韓国映画レベル高ぇー…

・パラサイト
就職率など韓国だからこそ社会情勢を落とし込んでエンターテイメントとして仕上げてくるあたり凄いとしか言えないなー
展開自体はそこまでどんでん返しじゃないんですが、
引きつけられました。

・エクストリームジョブ
こちらも現在の韓国と切っても切れない「チキン屋」を土台にした刑事モノだけど、こちらは爽快感に振り切ってくれてますね。
ラストのオーバーキルぶりは盛りに盛ってましたが、まぁ最初から署長肝入りのチームと言ってたし…総じて凄い楽しく見れました。

・高地戦
凄い面白かったです。
今までの戦争映画でどっかで観たシーンが目白押しだったけど、ここまで描き切ってくれるんなら個人的にはなんの文句もなかったです。

ただそれはそれとして、予告と全然雰囲気が違ったようw
まぁあの予告じゃなかったら観なかったから、あれはあれで作戦勝ちなのかな。

200deku:2020/01/27(月) 21:30:07 ID:tzDXeikU
・この世界の(さらにいくつもの)片隅に
さらに40分追加したのに全くだれずに最後まで観れた、すごい
色々追加されて驚いた部分も多いが一番驚いたのが座敷童が座敷童じゃなかったっことだ
あと字幕で観たのだがどんなときだろうと鬼いちゃんだったのがうける

201みる子:2020/02/02(日) 16:14:34 ID:OQbmh54E
・アイリッシュマン
おっさんA(デニーロ)がおっさんB(ジョー・ペシ)とおっさんC(アル・パチーノ)の間で揺れ動くさまがいっぱい見られる作品。
老いぼれて足腰いわしたり、ちょっとお医者へ〜 のつもりがそのまま帰らなかったり、マフィア映画にも寄る終活の波。

・マリッジストーリー
光の誘惑に負けてカタギの世界に戻ったベン・ソロはブラックウィドウと結婚し、そこそこ幸せな生活を送っていました。
…が、アレやコレやあって上手くいかず離婚することに。結局はソロ&レイアと似たような道筋をたどることになるのでした。

・キャッツ
会話の演技ほぼナシ、ほとんど歌で進むのでミュージカルのライブビューイング観てるような感覚でした。長老は完全にヨーダ。

・劇場版 幼女戦記
AbemaTVにて。我らが少佐殿、此度の相手は某共産主義連邦だ。中の人が資本主義・合理主義の権化だから当然なのかもだけど、
だからって敵国首都でプロパガンダ映像ゲリラ撮影はさすがに… と思ったらやっぱり本国でも参謀おじさん達が苦い顔してた(笑)
煽りのプロの血が騒いでしまった結果、前世ではサンシタ・ドスコイでゲームオーバーしてしまったことを忘れておいでか?
今回のやらかしでも連邦の赤い悪魔・同志ロリヤ(スゲェ名前)を超覚醒させてしまったので、なんだかんだ少佐殿の自業自得感が…

今回の主役にしてヒロインにして敵役メアリー・スーは少年漫画の世界なら満点の女傑ですねー。ドレイク中佐殿は大変だなぁ(他人事)
まぁとにかく2時間弱、余すところなく最高だったのでTVアニメ第2期を心待ちにしたいです。劇場版なら次は必ず観に行きます。

202ギア:2020/02/05(水) 01:55:52 ID:5zTWOcHI
・ジョジョラビット
印象としては今風なビューティフルライフって感じかな。
狂気と本質的な感情が同居してて、自分の足で歩こう踊ろうとするあたりが人間の可能性って感じで良かったです。

そして、狂気に染まってる世界でもそこにいる多くのキャラに人間味はあるのがハートウォーミングさと怖さを同居させてるなー
親友の描写なんてその最たる例…

・バッドボーイズ
タイトルはフォーエバーかと思ったけどそれはあぶ刑事かw
捜査方法に新しさもありつつも、古き良きふた昔前のハリウッド映画感満載で良かったです。
少々齟齬があるとはいえ、前作までの流れを汲んでるのも嬉しい展開で、
愚痴り屋のブラックジョークとドタバタ刑事の銃撃戦にカーチェイスはほんと三十路ほいほいでした。
良い意味で金曜ロードショーを観てる気分にさせられたので、吹き替えがあった方が嬉しかったかなw

・ナイブズアウト
こちらは90年代どころか戦前の推理小説を思い出させるような雰囲気でした。
いや世界観は今どきで移民問題等まで含めてるんですが、紳士探偵にはじまって色々レトロ感が凄いっていう…
推理が凄く深いってこともないですが、丁寧な本格派って感じで観て後悔はないです。

203レト:2020/02/10(月) 21:20:10 ID:bJP5OGZ.
パラサイトの歴史的快挙も凄すぎるけど、ブラッド・ピットの老境に差し掛かってからの受賞も印象的だった。
難役もキッチリこなしつつも良くも悪くもマイペースな作品選びで最近ではプロデュース業の大成功から俳優引退を匂わせてもいるピット。
そんな彼が持ち味そのままの役でオスカーをゲットしたのは彼のキャリアそのものが評価されたようでグッときた。

204みる子:2020/02/15(土) 10:45:57 ID:6O.fJrvU
パラサイト観たよ〜

205ぺんぼー:2020/02/20(木) 06:36:00 ID:2THwGQFg
コロナのせいで映画館がヤバそうなのですが
SHIROBAKO観に行きたいんですが…

あれ社運がかかってそうなSHIROBAKOがコケたら
マジでPAヤバイのでは…

主題歌fhanaというジンクスもありますし

206ぺんぼー:2020/02/20(木) 06:57:56 ID:2THwGQFg
コロナシネマ、という系列の映画館があるのかー不謹慎ながらブラックユーモアに感じますな

207もにゃら:2020/02/26(水) 23:34:07 ID:j8Dr8S3M
○スマホを落としただけなのに〜囚われの殺人鬼〜

『スマホを落としただけなのに』の続編ですが…
スマホ落としてないやん!
まあ、ドラゴンがちょっと強い雑魚扱いでドラゴンをちっとも探索していないドラゴンクエストとか、ちっとも最終じゃないファイナルファンタジーとかあるんでまあ、良いでしょう

脚本家は神奈川県警怨みでもあるの?
と言いたくなるほど酷い

ハッカーによる犯罪調べるために前作で捕まえた犯人に協力を依頼するのですが…

監視役の警官が酷いw
連続殺人犯がいくら不愉快だからって彼の食事にハエをいれたり小便を注いだりとアレ
更に監視中に競馬予想するわ、その犯人に競馬でこさえた借金肩代わりしてやるという取引に応じて彼の監視解いたり…

もっと酷いのがサイバー犯罪対策室室長
サイバー犯罪対策室の責任者なのにITに超疎い
仕事中エロサイト見てウイルスに感染したり…
まあ組織内政治の結果、全く適性が無い部署に配属されることもあるでしょうが普通の刑事としても落第点w
死体を見て腰を抜かしてあわあわしてるだけで誰にも連絡せず、その間に犯人は悠々と逃げ出したw
そもそも犯人とぶつかってその時に自分の袖にべったり血がついたのにその男が障害か殺人を犯したとか察しないし…
無能オブ無能オブ無能

あと犯人を誤認させるミスリードもかなり強引だった

なんか更に続くようだけど人気なのか、これ

208ぺんぼー:2020/02/29(土) 15:33:21 ID:2fMv/IZQ
SHIROBAKO見てきたぞー

初日一回目だったのですが
席が1/4埋まってるかどうか

ちなみに面白かったです

209もにゃら:2020/02/29(土) 18:03:48 ID:3NHjJUwo
>>208
見ましたぞー

こちらもガラガラでした

210みる子:2020/03/01(日) 20:09:47 ID:OQbmh54E
・Gレコ:2 ベルリ撃進
先週末に行ってきました。週明けてたらコロナの影響で舞台挨拶がなかったかも… と考えると色々ギリギリだったなぁ。
今回も監督は大変にお元気で、バララの人物造形なんかの話はとても興味深かったです。そしてベッカーさんが主役だったとはよ(確かに強烈な人ではあるが)

・SHIROBAKO 劇場版
限りなく100点満点に近いけどミュージカルシーンがやや冗長だったかなー。それ以外は概ね満足できたので良かったです。
TVシリーズが好きだった方は是非、劇場で観ることを超オススメします。

正直色々と語りたいところだらけなんですが、公開直後にネタバレするのもなんなので1つだけ言わせてもらいますと…
今回の劇中作である 空中強襲揚陸艦 SIVA 、めちゃくちゃ面白くなさそう!(笑)

211もにゃら:2020/03/04(水) 23:15:03 ID:j8Dr8S3M
○ミッドサマー

話題沸騰中らしけど…

ごめん
家族を失って精神的に参ってる女性をカルト教団が洗脳して恋人を手にかけさせるという極めて悪趣味な代物にしか見えないわ


○ダーウィンが来た

みんな大好き恐竜編
ティラノサウルスは研究が進むにつれて姿がふらふら変わってる恐竜だけど今度のティラノはなんて羽が生えてる!
もふもふなティラノは否定されたけど、部分的には生えてるんじゃない説を採用してそして腕に翼っぽい羽が生えてる!

うおおおおおすげー

212もにゃら:2020/03/07(土) 21:33:53 ID:j8Dr8S3M
○shirobako

実はテレビシリーズ全く見てなかったのでテレビシリーズを全て見てから再度試聴!

変わってるヤツも居れば変わってないヤツもいて
親友に10年ぶりに再会した気分だ

アニメ業界はコネが強力な分口約束で仕事を任せる任せないを決めちゃったりすることもあるらしいですが、それが思い切り裏目に出たな〜

第3飛行少女隊は女の子多めながらも真面目な内容だったのに二期はあんなお色気路線になって気の毒

ムサニが手掛けた一期の成功でアニメ会社に裁量権与えたら勝手なことされちゃった感じかな

真第3飛行少女隊で持ち直してほしいな

限界集落過疎娘はちょっと見てみたい


しかし移籍したり独立したスタッフが再集結して挑むのは少年マンガのラスボスバトルみたいで楽しい

良いもの見せてもらったよ…

213シャアダム:2020/03/12(木) 00:41:17 ID:rmiMl0oI
◆メトロポリス(1927年ドイツ映画)   2003年発売のクリティカルエディションの119分版

メトロポリスというのは「大都市」という意味。主テーマは「脳と手の媒介者は、心でなくてはならない」かと。フィルムの劣化によってその4分の一がカットされているバージョンでした(カットされた部分は説明が入る)。

時代はレトロフューチャー(昔の人が思い描いていた未来)の大都市。そこでは地上で暮らす裕福な支配者階級と地下で暮らす一日10時間の重労働を課されれた労働者階級が住んでいた。ある日、大工場の社長の息子フレーダーは労働者階級の娘マリアに一目惚れして、地下の工場に彼女を探しに行く。
そこで、大事故で労働者の大勢が死ぬのを観る。初めて知った過酷な工場の実体に驚くフレーダー。その後、社長である父に不当解雇され自殺しようとした重役を救ってやり、また、重労働で疲れ倒れそうな労働者の代わりに働いたりして、労働の厳しさを知る。
疲れ果てたフレーダーは、地下のカタコンベ(地下墓地)で平和を説くマリアと再会する。一方、労働者の動きと息子の動向にに不信を持った社長フレーダーセンはスパイや部下の情報から、息子を虜にしたマリアの偽物(アンドロイド)を作って、マリア(偽)を悪役にして息子に幻滅させ、労働者ども結束を壊そうとする。
だがそれは、昔恋人を取られた、アンドロイドの開発者で発明家ロトワングの社長に対する復讐の始まりであった。偽マリアにそそのかされた労働者たちは大暴動を起こす。と言う内容でした。

白黒の無声映画なんだけどずっと映像と音楽に見入ってしまうほど興味深かったですね。本当は210分(3時間半)もあったのか、全部見たかったなあってのが感想ですね。ラスト、主テーマの「脳と手の媒介者は、心でなくてはならない」ってのがはっきり分かって上手く纏めたなあって感動もしました。この場合心は上流階級も労働者階級も理解した主人公フレーダーって事は書かなくても分かるでしょう。

そういえば、ところどころ宗教関係のお話が挿入されていたので、ストーリーの基礎に聖書(キリスト教かな)があったのが伝わりました。
主人公が狂った工場の機械を「モロク!(ウシ頭の悪魔)」と呼んだり、社長の住む高層ビルを「バベルの塔」と名付けたりまた「バベルの塔」の逸話が紹介されたり、大聖堂に「七つの大罪の像」や「死に神」がいたり、そして偽マリア(アンドロイド)が七つの大罪の一つ「色欲」の「大淫婦バビロン」と化して男どもを色気で操ったりしてました。男どもを操る踊りが奇妙で面白かったです(色気を感じるというよりなんだこのクネクネした生き物?って思いましたw)。アニメ「バビロン」の曲世愛と同じ事やってるんですけどねw

あと、クライマックスの地下からの大脱出や大聖堂の戦いはまるで「未来少年コナン」ですね。主人公3人が並んだ場面では「ラナ・ジムシィ・コナン」かと思いました。まあ、この映画をみて宮崎氏がヒントを得たのかは知りませんけど。クライマックスの一連の戦い(暴動・脱出・火あぶり・ラストの戦い)は見応え十分でした。面白かった。
でも、火あぶりシーンは民衆の狂騒が怖いなあ歯止めがきかなくなるんだなあって思いました。この映画は色々な意味で傑作だと感じました。

ただ、白黒無声映画なので、今の若者に受けるかどうかは微妙なのでお勧めはしません。でも今ある色んな映画の原点の一つとして勉強になる映画でした。

214みる子:2020/03/13(金) 14:42:02 ID:OQbmh54E
・劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明
予想の10倍くらい凄絶な内容でしたが、さらにその100倍くらい感動… 最高の映画体験でした。

白笛 黎明卿 “新しきボンドルド” 。劇場版での彼の大・大・大活躍を見る為だけにTVシリーズ or 総集編を全部観てね!!
と言いたくなるほどに素晴らしいキャラクターでした。正直、今まで触れてきた様々な作品の敵役(立場上ね)の中でも一番好きかもしれない。
まるでアビスそのものが具現化したような圧倒的存在感。冗談抜きで今後10年、彼を超えるキャラには出会えないような気すらしています。尊すぎる…

衝撃の作品内容について語ってしまうのは無粋が過ぎるので、気になる方は是非劇場に足を運んでみてください。(※重ね重ねですがTV版予習必須)
劇場版ということもあってか、戦闘描写も細やかかつド派手&ダイナミックなので、バトル物としても水準以上の見応えアリです。
あと申し訳程度に付け足すと、ちゃんとかわいいキャラも出てくるので大丈夫です! プルシュカがもう本当、最高にかわいい。かわいいですね。


・劇場版SHIROBAKO 追記:キャラ雑感など
登場した全キャラが立っていて語るに尽くせぬほど素晴らしいんですが、特に気になったところだけ。

遠藤さんと下柳さん。いい歳こいた野郎2人がたどたどしく頬を染めあったイデポン展から4年…
「お前がデザインした戦艦が見たい、動かしてみたいんだよ」もうこの時点でエモさ最高潮。ユウジョウ!

遠藤さんと言えば天敵(笑)の瀬川さんとのハイスコアガールみたいな関係もまた素晴らしかったですねー。
TV版で度々見せる遠藤さんの苦手意識から、実はこの2人は一時期付き合ってたんじゃないかと邪推してたんですが、
どうやら違ったようで。まぁ完全否定されたわけでもないので「そういうこともあったかもしれない」くらいに思ってますが。
瀬川さんは『イデポンの富岡監督』(笑)と口ゲンカして勝った女傑なので、なかなか見合ったオスにめぐりあい出来なそうで…

あと細かいところで、堂本さん。散り散りになったムサニに残った動画検査の女性ですね。
TV版では中学生だった息子さんが(おそらく)大学生になっていて、もうその写真だけでグッときてしまう…

エンドロールでも様々なキャラが色々やっていて、それだけで面白かったなぁ。真・三女はロマンですね… そうなったらいいなっていう。
他にも一瞬映ったNEW BAUS シアター(実在の映画館。今はもう無い)など、小ネタを挙げだすと本当にキリがないのでこの辺で。長々失礼しました。

215もにゃら:2020/03/17(火) 01:09:44 ID:j8Dr8S3M
○初恋

バイオレンスなここ映画でまさかのオチ
ちょっと意表をつかれた

でも面白かったです
ヒロインよりジュリアさんの方が好きかもしれない


○shorobakoキャラ雑感

・木下監督
一番の萌えキャラかもしれない

・宮井さん
なんかこの方だけキャラデザの感じが違うんですが…
にこやかに対応しているが酒が入ると不満をぶちまける辺り溜まってたんだなw

・遠藤さんと瀬川さん
ウス・異本でお馴染みの『セクロスしないと出られない部屋』にセットで入れちゃいたい

・堂本さん
最後の屋台で一緒に居たのは旦那さんかはたまた大学生になったとおぼしき息子か?

・五人娘
テレビシリーズでは新人だったのに今は後輩たちに指導やアドヴァイスをする立場になってていろいろ成長を感じさせる

・山田さん
新海監督も不倫疑惑とかあったけどさ…w

・本田さん
リバウンドしちゃったんだ…

216シャアダム:2020/03/20(金) 10:07:57 ID:rmiMl0oI
◆黄色い部屋(原題:Le Mystere de la Chambre Jaune=黄色い部屋の謎)1930年フランス

ガストン・ルルー原作小説の映画化、白黒映画。スタンジェルソン教授の受賞パーティがあった夜、帰宅した教授の娘マチルダは仮面の男に「黄色い部屋(自分の寝室)」で襲われる。
悲鳴を聞きつけて家中もののが駆けつけたとき、部屋の中には倒れているマチルド以外誰もいなかった。逃げたものもいないし、隠し通路もない密室だった。事件を聞きつけてやってきたのは新米記者のお調子者の「ルルタビーユ」と有名な名探偵で警察の「ラルサン」。二人は共同して調査を始める。
そこへ、第二の事件が起こり、とうとう殺人事件が起きてしまう。密室の謎と真犯人探しに一見お調子者に見えた「ルルタビーユ」の推理と行動力が光るというミステリーでした。

最初、推理が雑なミステリー映画だなあ、でも昔の映画だからこんなものかなってちょっと小馬鹿にして観ていたけど、もう一度見返してみたらなかなかしっかりとした密室推理殺人ミステリー映画だとちょっと感心しました。

まず、最初のパーティシーンでヒロインのマチルダがぽろぽろと物をよく落とす演技に笑ったが、あれは謎の手紙が来て焦ってる表現だったのかって気付きました。
次に主人公がぼそっと言う謎の言葉「黒衣の女の臭い」はこの原作小説の続編の題名で、映画の次回作の予告かなって思いました。主人公が昔(多分幼い頃)嗅いだことのある臭いなので、もしかしたらマチルダとルルタビーユは昔何処かで会った事があるかもって思いましたが、この映画では謎のまま終わりました(ネタバレを観てああ、マチルダの〇〇〇なのかって知りました)。
それから、主人公の数々の奇矯な行動になんだこいつ〜って笑ってしまった。例えば、上司の編集長のレポート記事を急に「マチルドの結婚式は中止になる!」ってつぶやいて破り捨てたり、警官の目の前で「ラルサン」の乗った車に飛びついて勝手に屋敷に入ったり、捜査中にいきなり埃まみれで天井から落ちてきたり、跳んだり跳ねたり逆立ちしたり口笛を吹いたりバック転みたいなことをしたり(パルクールの原型かな)、昔のフランスの主人公ってこういう剽軽で身軽でお調子者なのに頭が切れるみたいなのがもてはやされていたのかなって思いました。

そして黒猫の演出恐怖や不気味な夜を演出するためだろうけど、糞しつこくて吹き出しましたwあと、フランスの捜査の仕方は良く知らないのだけど、この映画の場合、判事が現場に来てあれこれと指示したり許可したり仕切ったりするんだね。

途中、色んな謎が浮上するが(なぜ、森番とメイドが結託してジャックの拳銃を盗んでベットの上の置いたのか?、変な手紙の謎、なぜ婚約者のタルザックは犯人を庇って自分が犯人だと偽ったのか?)など、最後の裁判シーンで見事風呂敷を畳んだ内容には感心しました。さすが、傑作ミステリーと言われるだけはありました。

あとマリーと森番は密会してたそういう仲だったのか。そして、婚約者もヒロインの過去の汚点をみんなに知られたくないから、自ら犯人だといって逮捕されたのか。真犯人も、真実を言わずに自殺したのは、彼女を穢したくなかったからかも。このストーリー深いかも知れないなあ。いやあ、じっくり見るとほんと良く出来た面白い映画だと感じました。

最後に主人公の印象深い台詞をひとつ。「真実の噴出を見るのが好きなんです(キリッ)」、ラルサン「そ、そうか・・」

217deku:2020/03/20(金) 18:17:20 ID:tzDXeikU
・薄墨桜 -GARO-
話のほうは超オーソドックスな牙狼
戦闘は最初の戦闘の低空飛行っぷりに不安になったがその後は劇場版らしい動きだったので満足
一番の見どころだったのは道長の傑物具合と復讐の愉悦に燃える女の情念
実に復讐し甲斐のある怨敵っぷりが痛快だった
本編は無残だったが道長の狂気を本編で1/10でも見せてくれたら記憶に残ったのだが

ところでVLの劇場版はいつになるのか

・クリード1,2
どちらも本当に面白かったのだが2が特に観てて辛かった
生きていれば絶対に避けられないものがボディーブローのように辛い、未公開シーンも辛い、無情すぎる
そんな中虎の穴がオアシスだった

続編はあるんだろうか、なんかもう冒頭で死んでそこからの再起みたいな話になりそうで怖い

218シャアダム:2020/03/21(土) 08:56:41 ID:rmiMl0oI
◆カメラを止めるな!(2017年日本)

昔、人体実験をしていたと言われる廃墟でゾンビ映画の撮影をしていて、女優の演技が気に入らない荒ぶる監督は、呪文で本当のゾンビを蘇らせて、迫真の映像を撮ろうとする。
次々に演者やスタッフたちがゾンビ化して、逃げ惑うヒロイン。恋人までゾンビにされて、切れたヒロインは監督に逆襲する。そして激しい戦いの末にこのゾンビ騒動は一応の完結を見たが・・・実はこのゾンビ騒動は仕組まれた・・・とにかく物語はここから急転する。
という奇妙奇天烈で意外性を追求したような新感覚映画なんだけど、最後まで観てみるとちゃんとストーリーが上手く纏まっていて、題名の意味が「ああなるほどなあ」と納得してしまうスプラッタ気味だけど実はこうでしたって感じのドタバタした映画でした(ネタバレになると面白さ半減するからストーリーいいにくいw)。

感想:最初のゾンビ騒動は「よくある世にも奇妙なホラー」で低予算で雑でチープな感じもして(ゾンビの演技が大げさで、途中で斧で死んだスタッフが一瞬起き上がるので雑!って思ってしまったわw)、え〜こんな映画が大ヒットしたの?これ1時間半も見せられるのはちょっとたるいなあって思ってみてましたが、画面が切り替わって一ヶ月前の過去話から急に面白くなりました。
一ヶ月前の監督優しいじゃん?)どこでどんな理由で、ストレスかな?あんな荒ぶるキチガイ監督に豹変してしまうのかなってそこが一番面白かったです。そしたら、ワンカットで生放送で30分のゾンビ映画を撮るって無茶ぶり注文を受けた監督が、役者やスタッフの板挟みにあってとうとう切れてキチガイになってしまうのかとかワクワクしてみてました。この辺が一番面白かった。

撮影当日のドタバタも良かったけど、この辺は「バックトゥザフューチャー」シリーズの応用だね〜って感じました。(両親を結婚させるために、過去へ来た主人公が裏方でドタバタ活躍するあれ、二作では一作目の主人公と会わない様にして、さらに裏方で活躍する主人公と被った。)

撮影途中で一番面白かったのはトラブルで時間稼ぎをするため、アドリブする演者たちなのだが、微妙に会話に間が空いてしまうのがリアルでへ〜凄い演出だなあって感心しました。(最初はこの奇妙な間は「恐怖を演出する」間かと思っていたのだが実は・・)。
あと、映画撮影や機材に詳しくないと気付かない、分からないコメディがちょくちょくあって、そこは惜しいかなって思いました。撮影者が腰を痛めてダウンして、メガネっ娘の助手に替わって「撮影する人が変わった?」って気付く監督の娘で、へ〜プロはそういう所にすぐ気がつくんだって感心しました。
あとは、同じ撮影シーンを何度も見せられるのが、ややかったるいかなあって感じましたが、この辺は自分が短気だからかなあ(まあその辺は観る人それぞれだし、同じシーン見せられてもそう思わない思わせない映画もあるしなあ「バックトゥザ・・(しつこいw)」とか)。

全体的にゲロ、血、ウンコ、汚れメイクや衣装、汚いロケ地とかで汚い印象の映画で格ゲーでいう所の「なんや分からん殺し」で笑わせる勢いで魅せる映画だけど、ストーリー的には良く纏まっていて、それでいて新ジャンル新しいことにチャレンジしようとする気概が見える、まあまあ面白い映画でした。

219シャアダム:2020/03/28(土) 05:57:16 ID:rmiMl0oI
◆黒船(原題:The Barbarian and the Geisha=野蛮人と芸者)1958年アメリカ

1857年黒船(軍艦や大型の西洋式航洋船)で「幕府と交渉して領事権について話し合う」ために日本の下田へやってきたタウンゼント・ハリスが苦労や困難の末、1958年日米通商条約を結ぶまでを「芸者お吉」との淡い恋など多少の脚色を加えドラマチックに描いた映画でした。
主演のハリスは「史上最大の作戦」や数々の「西部劇」で有名なジョンウェイン、ヒロインお吉には安藤永子、下田の奉行田村には山村聰が演じています。
ちょうど、この頃徳川家定は33歳ぐらいで、ハリスが謁見した場面では家定は青少年みたいだったのであれ?こんなに若かったっけ?(脚色かな)って思いながら観てましたw

さて、感想。歴史に詳しくないのでハリスが何をやった人なのか全然分からず、最後まで興味津々で飽きずに観れました。不平等条約(ハリス条約)って後に言われる条約を結んだ人なんですね。「西郷どん!」にも出てたんですがまるっきりスルーで覚えていませんでした。
家定って病弱で廃人みたいな感じで又吉さんが演じていた将軍だって事は理解しました。この映画に出てくる家定は、西洋の椅子や望遠鏡に興味津々でややはしゃいでいた子供のような将軍様でしたw
ジョンウエインのハリス役は貫禄在って、悪者を拳銃で倒したり、素手で喧嘩をしたりしそうなガッチリ体格のやや高齢のヒーローって感じでした。実際村人と素手で戦って、西部劇みたいにパンチで大男をのしたりしてましたが。でも、小男がハリスを柔道っぽい技で逆に倒してしまうところは、大体は喧嘩に強いんだが新しい格闘技には弱いって所がリアルで面白かったですね。

あと、日本人の日本語が聞き取りにくい、江戸時代の日本語と今の日本語とは微妙に違うっていう演出かと思いましたわ(ただ滑舌が悪いだけだとは思うけど)w通訳補佐が日本語が分からないハリスのために、一回一回一語一語を英語に直してくれて、それが日本語字幕で下に出るので助かりましたわ。
ヒロインお吉は昔の美人って感じで、ちょっと性格がキツそうなお顔でしたが、ハリスとのふれ合いで印象が変わりました。二人の恋は微笑ましくて良かったです。攘夷派とのもめ事で、二人の恋は終わるのですが、育ての親を裏切ったお吉は尼僧にでもなるのでしょうか?ラストは「尼僧物語」(1959年作)を思い出しました。
あと、侍とは切腹覚悟じゃないと成れない物なんですね(新撰組の鉄の掟(失敗したら自決)は侍ならば当然のことだったって改めて思いましたね)。

全体的に味わい深い作品なんですが、ひとつそれは違うんじゃないかって思うところがあります。「コレラ」でマッチポンプ事件です。半分はハリスのせいで村をコレラに汚染させて大量の病死を招いたのに、無知な村人はコレラが自然発生したとでも思ったのでしょうか、ハリスが身の危険を感じて真実を隠したのでしょうか、患者の家を燃やしたり看病をしたり村人に資金援助ををしたりして、コレラから村人を救った神様になってしまうところ、なーんか納得できないなあwマッチポンプ。
まあそのおかげで将軍様に面会できたんですが。あとは、老中たちが中国の三国志に出てきそうな髭を生やした風貌な所。中国と日本を同じ感覚で観てたのかなあw

凄く面白いって映画では無かったけど、まったりとして味わい深く、たまにクスっと笑えて、現代の忙しないアクション映画に食傷気味の人には、ちょうど良い風変わりな時代劇って感じの映画でした。

220シャアダム:2020/03/29(日) 21:54:58 ID:rmiMl0oI
◆7ミニッツ(2014年アメリカ)

プロフットボーラーの道を怪我で断たれ、会社には解雇を言い渡され、恋人は身重だが生活のために無理してウエイトレスとして働いて、うだつが上がらない主人公サムは出所したばかりのオーウェンとちょい悪の兄貴マイクと組んで違法ドラッグを売る毎日。
そんなある日、高品質のドラッグを売人のボス・ダグから受け取り3人は売りさばこうとするのだが、警察に見つかりそうだと勘違いしたオーウェンはドラッグを全部トイレに流してしまう。ダグに売り上げ金だった6万ドルを48時間以内に渡さないと殺されてしまう事になった3人は強盗を計画して実行することになるが・・・という複雑に人間関係が絡んだ、急に過去話になったり、人物紹介があったりする変った構成のクライム(犯罪)映画でした。

感想:1時間30分弱の短めの映画でしたが、中身がぎゅっと詰まっていて見応えがあって、昔の重厚な映画ばっかり観ていた自分にとって久々のお手軽でドキドキする危ない内容の映画で、あまり考えなくていいストレスフリーな感じで楽しかったです。構成がやや複雑ですが、登場人物を上手く紹介してくれるのでそんなに難しくなかったですね。同じ場面が何回か繰り返されて「カメラを止めるな」(ああ、そういう事だったのか、そう繋がるのか)的な面白さもありました。
解雇されたからって、薬の売人になろうって考えがもうダメ、不幸の始まりですね。といっても、アメリカの就職事情は厳しいんでしょうねえ。あと、オーウェンが勘違いで薬を全部流してしまう所で崖っぷちですかwそして、覆面してるのに知り合いの警官や押し入った事務所の社長に簡単に正体がばれてしまう(もう口封じで全員殺すしかないじゃんw)ので止めの糞詰まりですねw
もし誰も殺さずお金を取って逃げても、すぐ捕まるじゃん、どうしようも無い展開に、これどうやって終わるのだろう?もう終わりじゃんって思いながら観てたら・・・これ以上は観て下さい。

最後、あの二人はハッピーになれたのでしょうか?いやなれないと思います。目撃者が多くて、すぐ捕まるでしょうね。逃げ切ったとしても、優しいけどダメな主人公(そう簡単に性格が直るわけがないし)はこのままダメな人生をずるずる送って惨めな人生になるでしょう。映画「卒業」花嫁を奪って逃げた主人公と重なりますわ(その時は格好いい勇者だけど人生そう上手くは続かないと思う)w

でも、映画としてはドキドキワクワクして見れて、余計な場面が一切無くて、中だるみもなくスッキリしていて、面白かったです。題名の「7ミニッツ」とは7分間で強盗を終わらせる計画だった、または強盗していた時間が7分間だったって事ですかね。あと、モテない太った警官が自分のだらしない体を見て、嘆くシーンが共感できて面白かったです。「パルプフィクション」って映画も思い出させる映画でした。

222シャアダム:2020/04/03(金) 07:14:53 ID:rmiMl0oI
◆クレオパトラ(1963年アメリカ)

主演クレオパトラには「エリザベステイラー」。共和制ローマの第一回三頭政治の頃(紀元前48年)のシーザーとポンペイウスの戦いから始まり、オクタビアヌスがローマを牛耳る所までを描いた歴史物語だが、メインはクレオパトラと英雄たちの恋愛が中心でした。
シーザーとクレオパトラの出会いから、恋に落ち、子をなし(シーザリオン)、やがてクレオパトラがローマの内政に干渉し始めて、元老院に疎まれ、反シーザー派が暗殺を企てる、シーザーの死後も、今度は側近のアントニウスと恋に落ち、オクタビアヌスと対立することになるという、恋愛と野心の物語でした。

感想:ストーリーはそこまで複雑じゃなく、特に書き立てる程では無いと感じましたが、戦闘にしてもローマやアレクサンドリアの市井にしても、エジプトの宮殿、アレクサンドラの元老院の建物にしても、エキストラの数が凄すぎる、セットや演出の豪華さにビックリしました。お金かかってるなあwCGが無い時代の映画ならではリアルな群衆が醸し出す迫力や雰囲気に見とれました。
あと、負け戦の将軍(その上、部下を見捨てて一人逃げた)の姿が、哀れで切なくて残酷で観ていられないほど惨めなのが印象に残りました。「英雄も負けたら終わり」の非情の掟ですね。シーザー(カエサル)もテンカンの持病持ちで、最初、毒にやられたのかと思いましたわ。
初期のクレオパトラは絨毯にくるまって、こっそりシーザーに会いに来る所はお転婆で愛らしかったですね。あと、毒蛇が入ってるイチジクのカゴに手を突っ込んで自害するシーンは、観ていて痛かったです。
見どころの一つに、大勢のダンサーを連れて、ローマに現れたクレオパトラのシーン、いやいやローマ時代にそんなダンス(リオのカーニバルか?ジャズダンスか?)はないだろって思いながらも、ダンスが終わるまで見入ってました、楽しかったです。
ストーリーはそれほどでもないけど、1シーン1シーン金がかかっていて豪華で重厚で、オリンピックの開会式、またはディズニーランドのイベントを観るような面白さが詰まってる映画だったと思います。

あとは、シーザーの息子が「シ-ザリオン」について。漫画で「ジョジョリオン」ってあるけど、あれって「小ジョジョ、ジョジョの息子」って意味なんでしょうか。「エヴァンゲリオン」も「エヴァンゲの息子」なのかなあw

それから、三国志みたいにローマ時代も結構複雑な戦国時代なんじゃないかとちょっと思いました。昔のローマ時代を漫画にしてくれたら面白そうなんだが。確か「アレキサンダー」時代の漫画は「アフタヌーン」でやってますよね。そのアレキサンダーが祭ってある都市が、クレオパトラ七世が住むエジプトの「アレキサンドリア」なんですね。
この映画のおかげで少しその辺の紀元前のローマ時代に興味が出てきました。
最後に4時間以上もある超長編映画なので、気軽に観れませんが、まあ観てよかったと思う映画でした。あと、エリザベステイラーを始め出てくる女性はみんなお胸がデカくてエロかったですw


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