したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

映画感想スレ(4)

134シャアダム:2019/09/08(日) 19:05:28 ID:rmiMl0oI
◆ニュー・シネマ・パラダイス・完全オリジナル版(原題: Nuovo Cinema Paradiso=新しい映画の楽園)1988年イタリア・フランス 2時間54分

1989年度アカデミー外国語映画賞受賞作品。観た人のほとんどが高評価の作品らしいですね。他人から「泣けるぞ」「観るべき」って勧められると漫画でもアニメでもかえって観たくなくなるのが人間で(好きな人からならすぐ観るけどねw)、今頃ようやく「観るかあ・観とかないとなあ」って思って借りてきましたw
「ライフイズビューティフル」(これもイタリア映画)とごっちゃになっていて、もしかして同じもの借りてきたかなって一瞬不安になりましたw

ストーリーは第二次世界大戦後のシチリアの町に住むトトという少年が、映写機技師のアルフレードと仲良くなって、映写機の仕事を覚えるのですが、ある悲劇から唯一の町の娯楽である映画館が燃えて、アルフレードは引退する。その後「ニューシネマパラダイス」という新しい映画館が出来て、トトは少年ながらそこで映写機技師としてメインで働くことになる。
そして、高校生になるころ、エレナとの恋に落ちるが、エレナの親は猛反対。トトはアルフレードに相談するが、青い目の女(エレナの事)を落とすのは難しいとやんわりと交際の反対する。そんなある日軍役に行く日が来て、エレナの家族も引っ越しをして別れ別れになるが、諦めきれないトトは彼女に手紙を出したり行方を捜し回る。一年の軍役から故郷の町に戻ってきたときには、映画館の仕事は他の人に奪われてもう無く、エリナの行方も分からず、アルフレードの諭されて、再び町を旅立つ事になる。
そして30年後(多分それくらい)、アルフレードの葬式に出るためトトは故郷の町に帰ってきたのだが、そこで思いがけない事が起こるのだった。というアルフレードと映画とエレナとの関わりを中心としてトトの半生を描いたヒューマン映画でした。

感想:うん、ほのぼのしていてコメディも楽しく・時に悲しく・3時間近くあったけど、やんわりと面白かった。最初は少年トトはいたずらっ子であまり好きにな成れなかったが、だんだんこの映画のしみじみとした優しい雰囲気にちょっと泣けてきました。昔は「映画」が唯一の楽しみで、重要施設だったんだなあ・・でも今はテレビやビデオ(これも古いメディアで今はDVD・ネット配信ですね)のせいで映画館が潰れて(実際にも)技術の進歩についてこられないもの達には残酷で時の流れって物悲しいなあって感じた。しかし、その技術の進歩のおかげでフィルムが燃えなくなって安全に映写機作業が出来るようになったんだけどね。
「ライフイズビューティフル」の収容所以前のコメディチックな町での悲喜劇が延々とニ時間続いてる感じでしたね。ラストの1時間は、年を取ったトトが故郷へ帰ってきて、トトが知らなかった「あの日」の真実に気付くそして(ネタバレなんで詳しくは書けないけどw)・・・て感じでした。

全体的に感動作で文句は言いたくないんだけど、アルフレードは二人の恋を邪魔したよね(たとえ恋に突っ走ってそれが悲劇に終わろうとそれも人生、良い経験なんじゃ無い?)。事故の後遺症のせいで達観したアルフレードは、自分みたいにならないように、またもっと大きな人物になって欲しくて、やや辛辣なアドバイスをしたのは分かるけど、余計なお世話かなあっても思いました。アルフレードの考え方が正解っぽい終わり方は少し不満かなあ。後は、いい映画でした。「この世界の片隅に」に通じるところがあると思いました。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板