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映画感想スレ(4)

213 シャアダム :2020/03/12(木) 00:41:17 ID:rmiMl0oI
◆メトロポリス(1927年ドイツ映画)   2003年発売のクリティカルエディションの119分版

メトロポリスというのは「大都市」という意味。主テーマは「脳と手の媒介者は、心でなくてはならない」かと。フィルムの劣化によってその4分の一がカットされているバージョンでした(カットされた部分は説明が入る)。

時代はレトロフューチャー(昔の人が思い描いていた未来)の大都市。そこでは地上で暮らす裕福な支配者階級と地下で暮らす一日10時間の重労働を課されれた労働者階級が住んでいた。ある日、大工場の社長の息子フレーダーは労働者階級の娘マリアに一目惚れして、地下の工場に彼女を探しに行く。
そこで、大事故で労働者の大勢が死ぬのを観る。初めて知った過酷な工場の実体に驚くフレーダー。その後、社長である父に不当解雇され自殺しようとした重役を救ってやり、また、重労働で疲れ倒れそうな労働者の代わりに働いたりして、労働の厳しさを知る。
疲れ果てたフレーダーは、地下のカタコンベ(地下墓地)で平和を説くマリアと再会する。一方、労働者の動きと息子の動向にに不信を持った社長フレーダーセンはスパイや部下の情報から、息子を虜にしたマリアの偽物(アンドロイド)を作って、マリア(偽)を悪役にして息子に幻滅させ、労働者ども結束を壊そうとする。
だがそれは、昔恋人を取られた、アンドロイドの開発者で発明家ロトワングの社長に対する復讐の始まりであった。偽マリアにそそのかされた労働者たちは大暴動を起こす。と言う内容でした。

白黒の無声映画なんだけどずっと映像と音楽に見入ってしまうほど興味深かったですね。本当は210分(3時間半)もあったのか、全部見たかったなあってのが感想ですね。ラスト、主テーマの「脳と手の媒介者は、心でなくてはならない」ってのがはっきり分かって上手く纏めたなあって感動もしました。この場合心は上流階級も労働者階級も理解した主人公フレーダーって事は書かなくても分かるでしょう。

そういえば、ところどころ宗教関係のお話が挿入されていたので、ストーリーの基礎に聖書(キリスト教かな)があったのが伝わりました。
主人公が狂った工場の機械を「モロク!(ウシ頭の悪魔)」と呼んだり、社長の住む高層ビルを「バベルの塔」と名付けたりまた「バベルの塔」の逸話が紹介されたり、大聖堂に「七つの大罪の像」や「死に神」がいたり、そして偽マリア(アンドロイド)が七つの大罪の一つ「色欲」の「大淫婦バビロン」と化して男どもを色気で操ったりしてました。男どもを操る踊りが奇妙で面白かったです(色気を感じるというよりなんだこのクネクネした生き物?って思いましたw)。アニメ「バビロン」の曲世愛と同じ事やってるんですけどねw

あと、クライマックスの地下からの大脱出や大聖堂の戦いはまるで「未来少年コナン」ですね。主人公3人が並んだ場面では「ラナ・ジムシィ・コナン」かと思いました。まあ、この映画をみて宮崎氏がヒントを得たのかは知りませんけど。クライマックスの一連の戦い(暴動・脱出・火あぶり・ラストの戦い)は見応え十分でした。面白かった。
でも、火あぶりシーンは民衆の狂騒が怖いなあ歯止めがきかなくなるんだなあって思いました。この映画は色々な意味で傑作だと感じました。

ただ、白黒無声映画なので、今の若者に受けるかどうかは微妙なのでお勧めはしません。でも今ある色んな映画の原点の一つとして勉強になる映画でした。


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