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映画感想スレ(4)

137シャアダム:2019/09/12(木) 22:30:21 ID:rmiMl0oI
◆追憶(原題:The Way We Were=私たちが歩んできた人生)1973年アメリカ

政治運動(共産主義運動)に熱心な個性的なケイティとスポーツ万能でこだわりがなく主義主張より和(雰囲気)を大事にするハベルがひょんな事から(書いた小説を通じて話をしたり、大学パーティで一緒に踊ったり、喫茶店のバイトで会話したり、大戦中に再開して家で持てなしたり)引かれ合い、
第二次世界大戦を経て結婚することになるが、赤狩りをするアメリカ政府に対する反政府活動や激しいケイティの性格に二人の間に段々亀裂が走っていく・・。という恋愛&ヒューマンストーリーでした。

感想:はっきり言うと、テンポがゆっくり(のろく)で、恋愛物としては変わっていて(異色)で、実話を元にしたような、自分には受けない(あまり面白くない)作品でした。映画を見た人ならこの皮肉が分かるでしょうw
まず、当時の事情や世相に詳しくないのがその原因の一つかと思われます。当時のアメリカに詳しい人なら、この映画の評価(共感度も)も上がるんじゃないでしょうか?)。戦後、共産主義を重要なポストから追放する「赤狩り」とか、ソ連に対するスパイ活動や共産主義者(スパイ容疑者)を告発したり、密告したりする人が多かったらしいですね。
そして、映画にも出てきた「ハリウッド・テン(ハリウッドの映画関係者が政府に対して抗議した主な10人)」が本当に有ったことなど、映画を見てから調べて知りました。
そういう意味では、当時の事情を知らないと登場人物の気持ちや深いところが理解できない、難しい映画かも知れません。

ただ、やっぱり何も知らないで普通に観ただけだと、あまり面白くないなあって感想が出てしまいますね(だって二人がイチャイチャしたりぶつかったり解り合ったりまた喧嘩したりを延々2時間見てるだけですから)w
あと、音楽が有名な「The Way We Were(映画の題名と同じで、この映画のヒロインが歌ってる)」で凄く良い曲なんだけど、この映画にはこの曲しかないのかい!って突っ込みたくなるほど、何回も何回も使われていて音楽効果が段々薄れてくるのもイマイチかなあって思いました。
(ネタバレ)なんでこれ以上は観てからにしてくだされ。







それから、赤ちゃんが生まれたのに、離婚してそれぞれ別の人と結婚するって、当時からアメリカは自分に正直で子供のことは考えずに自由だなあ(軽薄だなあ)って日本との道徳観の違いに、主義主張など立派な事を言い合ってるにしては、子供のことは考えなくて、何か好きになれないストーリーでした。まあ、性格が不一致で愛し合ってない夫婦のまま子育てってのも、子供にとって不幸かも知れませんね。

最後に、主演のバーブラストライサンドは数々の賞に輝いた凄い女優で、ユダヤ人(当時差別されていた?)俳優として名乗り出た最初の俳優らしいです。お顔が「ジョントラボルタ」の妹っぽくて、アイドルのような美人と言うより個性的な美人ですねwローバートレッドフォードの方も色んな有名な映画(「明日に向かって撃て」など)に出ていて当時の二枚目俳優の代表じゃないでしょうか。

当時のアメリカの世相を知るという意味では興味深い作品でした(恋愛ものなんだけどねw)。


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