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映画感想スレ(4)

175 シャアダム :2019/11/16(土) 23:00:04 ID:rmiMl0oI
◆モンパルナスの夜(原題:La Tete d'un Homme=男の頭)1933年フランス

フランス、モンパルナスの酒場で愛人を囲って、毎日遊んで暮らしていた借金まみれのウィリーは、お金が欲しくて叔母の財産を手に入れるため、いつまにかかポケットに入っていた謎の「殺人請負人」に、指定された場所に叔母の家の見取り図と鍵を送って殺人を依頼してしまう。
ある晩、叔母のアンデルソン婦人は殺され、遺産がウィリーに転がり込む。一方、共犯者にはめられ、殺人犯に仕立てられた花屋の配達人ウルタンは、一度は警察に捕まったが、こいつが殺したのではなく、黒幕がいるのでは?と感じた「メグレ警視」はわざとウルタンを逃がして共犯者(殺人犯)をおびき出そうとする。
サイコな愉快犯とメグレ警視の対決を描いたサスペンス。ジョルジュ・シムノン原作の「メグレ警視」シリーズの映画化。白黒映画。

まず原題「男の頭」について、よく分らない題名だが、男とは殺人犯に仕立てられたウルタンで、頭とはウルタンを影で操る「黒幕」ともとれるし、サイコな真犯人の頭(考えや気持ち)ともとれるし、抜きんでて頭の良い「メグレ警視」の考え方を強調した題名とも考えられる。

さて感想:1933年と言えば「第二次世界大戦」が始まる七年前(昭和8年)、1フラン(1933年)=0.2円(昭和8年)で今の320円(計算が間違っていたらごめん)ぐらいかな。10万フランで殺人を請け負ったって事は3200万円も払ったって事(計算間違ったかなあw)。とにかく当時の色んな物の値段がよく台詞で出てくる映画で、気になっちゃったw
それから、メグレ警視といえば、あの有名アニメ「名探偵コナン」の目暮警部の元ネタだったんだね、キャラの感じも似てる。
それからもう一つ、当時モンパルナスは「エコールドパリ(パリ派)」と言われる芸術家の集まる街として有名だったんですね。今回の犯人もやさぐれた芸術家崩れみたいな風貌で感受性は高そうでした(医学生くずれですけどね)。ていうか、最初っから犯人が誰か分かる仕様なんで、例えが古いが「刑事コロンボ」風(犯人がいかに捜査の目を逃れるかを楽しむ)という感じでした。
あと、「テイラー事件」とは1922年「ウィリアム・デズモンド・テイラー」映画監督が事故なのか殺されたのか不明の未解決事件だと思います。

この映画を見て、正直言うと面白いけど普通だなあって感想でした(多分こういう映画をよく見てるのでストーリー的には驚きは少なかった)。しかし戦前、すでにこのようなサイコ犯のドロドロした苦悩や狂気を描いた映画があったことに驚きました。犯人がある日本人俳優に似ていてドキッとしたこともありますし、実際の生活でもヤバい薬を打っているんじゃないかと思わせる奇怪で狂気に満ちた顔と演技にゾクッとします。
また、殺人犯に仕立てられたウルタンも顔が怖い・・こいつも普段ヤバいやつでは無いかって思いました(驚いてオドオドした演技だと思いますが)w最後、真犯人が追い詰められて街を駆け巡る時「お前は殺人犯」って聞こえたのは彼の気の触れた幻聴なのでしょうか。
メグレ警視を完全に喰っている真犯人の存在感は凄かったです(やってること言ってることも一見頭が良い・ずる賢いようでどこか支離滅裂で狂った感が出てました)。可哀想な部分もあるけど、まさに「人間のクズ」でしたねw

ふっと思ったんですが、何故このような惨劇悲劇になってしまったんでしょうか?それは自堕落な生活をして借金までしてしまったウィリーに責任があるんじゃないかなあ、彼が叔母が死ぬまで(酷い言い方ですが)自制して暮らしていれば、自然に莫大な遺産が入ってきたのにねぇw多分、酒場で「叔母が死んだら財産が入ってくる」って酒場の女に言いふらしていたんだと思いますwで、その噂を聞いた「真犯人」が近づいてきたと言うわけででしょうね。

捜査も丁寧に描かれていて、捜査が真犯人の所に行き着くまでが納得できますし、今の映画に無い変わった演出も観ていて面白かったし、昔のフランス美人やファッションもセクシーで目の保養になったし、自分は楽しめました。たまには白黒の凄く古い映画もいいですね〜。


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