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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

543とはずがたり:2015/06/30(火) 12:45:49
独仏首脳、ギリシャを守るのはもう限界-さいは投げられた
Bloomberg 6月29日(月)21時2分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150629-00000046-bloom_st-bus_all&pos=2

  (ブルームバーグ):ドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領は、ギリシャを破滅から救うための譲歩が限界に達したことを示唆した。

オランド大統領はギリシャのチプラス首相が発表した国民投票が、同国のユーロ圏残留か否かを決めるだろうと言明。メルケル首相はギリシャが救済条件を拒否したことで、ユーロさらには欧州の信頼性が問われることになったと指摘した。

メルケル首相は29日ベルリンでの演説で、「ユーロが失敗すれば欧州も失敗する」と述べた。「だからこそ、原則のために闘わなければならない。短期的に原則を曲げることはできるかもしれないが、それは中長期的に害をもたらす」と続けた。

オランド大統領は、国民投票を行うのはギリシャの主権の範囲内だが、「問われているものは重大だ。ギリシャ国民がユーロ圏にとどまることを望んでいるかどうかが分かるからだ。とどまるべきだと私は考えるが、決めるのはギリシャ国民だ」と述べた。

原題:Merkel, Hollande Turn Away From Greece as Referendum Die
Is Cast(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:パリ Mark Deen ;ベルリン Arne Delfs ;ベルリン Patrick Donahue ,markdeen@bloomberg.net,adelfs@bloomberg.net,pdonahue1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
Alan Crawford
Tony Czuczka ,acrawford6@bloomberg.net

544とはずがたり:2015/06/30(火) 12:52:46
債務問題はもうたくさん!ギリシャ国民はさばさば
http://www.afpbb.com/articles/-/3052394?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Tue_r1
2015年06月22日 17:40 発信地:アテネ/ギリシャ

【6月22日 AFP】債務問題に揺れるギリシャでは、悲観的で暗い経済ニュースばかり報じる新聞にうんざりした国民のメディア離れが進んでいる。一般市民の関心は、日々の生活に残されたものとどうやって折り合いを付けていくかということだけだ。

?人々は皆、平常心を保ち、とりあえず前に進む自分なりの対処法を身に付けている。

「昨日、突然ひらめいたの。もうどうでもいいじゃないって。それまでは不安でたまらなかったけど、今はなるようになるって気分よ」。首都アテネ(Athens)で清掃業の仕事をしている50代女性、マリア・マイコポウロウ(Maria Maikopoulou)さんは、ほうきを片手にそう話した。ギリシャがユーロ圏を離脱することになっても何も怖くないという。

「(もしそうなったら)数年間は大変だろうけど、まあ、今1歳8か月のうちの孫娘が大人になるころには暮らし向きも良くなって、借金をしょい込むこともなくなっているわよ」。毎月の稼ぎの半分は、失業中の息子と娘に仕送りしているという。

?一方、アテネのプールで働くドイツ生まれの水泳インストラクター、ディア・カザーキ(Dia Kazaki)さん(50)は、「彼らはいつまで私たちに過剰な負担をかけるの。もう十分に支払ったでしょう」と、国際債権団を率いるドイツへの憤りをあらわにした。ユーロ圏を離脱したら、(旧ギリシャ通貨)ドラクマをまた使えばいいだけだと主張する。

「私たちには、まだ土地も、帰るべき村もある。もし帰る村がない同胞がいるなら、うちの村にいらっしゃいと言うし、ニワトリを一羽も持っていない人がいれば、私のを分けてあげるわ。この団結力が私たちの強みよ!」

?コーヒーカップの中に将来を託す人もいる。アテネ郊外で小さな喫茶店を経営しているマイリ・コントロウリ(Mairi Kontolouri)さんは、訪れる客に「コーヒー占い」を提供している。ギリシャでは、紅茶の茶葉を使った一般的な「紅茶占い」の代わりに、コーヒーの出し殻を使う占いが人気だ。店内はいつも人であふれている。

?かつては記者だったが失業し、1年半前にこの店を開いたコントロウリさん。「うちでは、個人の未来だけではなく、国の未来も占うの。ギリシャがユーロ圏を離脱するかどうかを語れるのは、アレクシス・ツィプラス(Alexis Tsipras)首相だけじゃないのよ」と冗談を飛ばした。(c)AFP/Sophie MAKRIS

545チバQ:2015/06/30(火) 21:39:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150630-00000070-reut-eurp
アングル:欧州の反EU政党、ギリシャ危機で「呉越同舟」
ロイター 6月30日(火)15時39分配信
[ローマ 29日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)などの債権団との交渉で、一歩も引かない姿勢を見せるギリシャのチプラス首相。同国のユーロ圏離脱とそれに伴うユーロの基盤弱体化につながることが懸念されるなか、反欧州連合(EU)を掲げる各国の政党からは支持が集まっている。

こうした反体制的政党は、EUから課せられた緊縮策への拒否反応を除けば共通点はないに等しい。ただ、ギリシャが置かれた状況とチプラス首相への世論の同情は、伝統的政党への反発につながり、ひいては自分たちへの支持が拡大すると期待している。

チプラス首相に共感を示している政党には、スペインの急進左派「ポデモス」のほか、イタリアの反移民政党「北部同盟」や草の根勢力「五つ星運動」、フランスの極右政党「国民戦線(FN)」、反EUを掲げる「英国独立党(UKIP)」などがある。

各党は、債権団の改革案を拒否し、支援条件の是非を問う国民投票の実施を表明したチプラス首相に喝采を送っている。

5月に行われたスペインの統一地方選で躍進したポデモスは、債権団からの「脅迫」を前にして国民投票を呼びかけたチプラス首相の態度を「模範的」と称賛。29日に発表した声明では「現在の欧州には2つの対立する勢力がある。緊縮と民主主義、国民や市場による政治と選挙で選ばれていない団体だ。われわれは民主主義とともにあり、ギリシャ国民とともにある」と表明した。

長髪の政治学教授パブロ・イグレシアス氏が率いるポデモスは、少なくともイデオロギー的には、チプラス首相の急進左派連合(SYRIZA)に近い。左派である両党はともにユーロ自体は支持しているが、ユーロ圏を支える経済政策の変更を求めている。

マリーヌ・ルペン党首が率いるフランスの国民戦線は、SYRIZAなどと政治理念は対極にあるが、ユーロの弱体化につながるとの思惑から、今年1月のチプラス首相誕生を歓迎した。

ギリシャと債権団の交渉決裂に対する同党の反応は熱狂的でさえあった。フロリアン・フィリポ副党首は「欧州連合にとって最初の歴史的後退をまもなく目の当たりにするだろう」とし、ギリシャのユーロ離脱は「悪魔的プロジェクトの進行が必然ではないことを示す」と語った。

546チバQ:2015/06/30(火) 21:39:42
<欧州の失敗>

7年に及ぶ経済低迷と景気後退の中で反ユーロ感情が高まったイタリアでは、2つの主要野党がユーロ圏からの脱退を呼びかけている。

北部同盟のマテオ・サルビーニ議員は、ギリシャが直面する困難は「何よりもまず欧州の失敗」だと指摘。チプラス首相については、債権団の要求に屈せず「毅然(きぜん)とした態度を貫いている」とたたえた。

レンツィ首相率いる民主党に次ぐイタリアの第2党である五つ星運動は、チプラス首相が、欧州の南半分に課せられた緊縮策への幅広い反乱の道を開いていると評価。同党議員らは指導者ベッペ・グリッロ氏のブログに「まもなく南欧はユーロと緊縮の鎖を断ち切るだろう」と書き込んだ。

また、ベルルスコーニ元首相が率いる野党「フォルツァ・イタリア」は、2011年のユーロ圏債務危機の真っただ中にベルルスコーニ氏を強制的に退陣させたのと同様、EUが非民主的にチプラス首相を政権の座から引きずりおろそうとしていると非難している。

こうした本来異質である各党が、ギリシャ危機から本当の追い風を受けるかどうか判断するのは時期尚早だ。実際にギリシャがユーロから離脱し、その後どうなるかで変わってくる。

また、ユーロ圏各国の間では、ギリシャに対する世論は大きく分かれている。

昨年に780億ユーロの支援策を終了したポルトガルは、ギリシャに対しては厳しい態度を保っており、目立った反体制的な動きもない。国内の反ユーロ政党は共産党だけであり、その支持率は10%に満たない。

2013年に640億ユーロの支援策を終了後、力強い成長軌道に戻った「緊縮の申し子」アイルランドでは、政府の対ギリシャ強硬路線を左派野党が激しく批判している。ただ、国民の世論は分かれている。

ギリシャに最も厳しい目を向けるのは、同国に比べて所得や年金の水準が大幅に低いバルト3国だ。

バルト3国には大きな反体制的動きはなく、ラトビアの新ロシア派政党「調和センター」のような反ユーロを掲げていた勢力でさえ、ギリシャへの共感はゼロだ。

同党の幹部ヤニス・ウルバノビッチ氏はロイターの取材に、「ギリシャはユーロ圏加盟の前も後も欺き、そして現在も欺いている」と批判。「問題は、ギリシャがユーロ圏を離脱するかどうかではない。ギリシャが残留してユーロ圏を吹き飛ばすかどうかだ」と語った。

(Gavin Jones記者、翻訳:宮井伸明、編集:伊藤典子)

547チバQ:2015/06/30(火) 21:51:23
http://www.sankei.com/world/news/150630/wor1506300020-n1.html
2015.6.30 10:17
【ギリシャ危機】
首都アテネで左派が反緊縮デモ 夜中までATMに庶民の行列「これからどうなる…」

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【ギリシャ・デフォルト危機】

29日、アテネの政府庁舎前で緊縮財政に反対する集会が開かれた(ロイター)
 【アテネ=内藤泰朗】欧州連合(EU)のギリシャ支援の期限を30日(日本時間7月1日)に控えた29日午後、首都アテネの中心部では、EUが求める緊縮財政に反対するチプラス首相支持派の街頭デモが行われた。EUの財政再建策についてギリシャ国民の賛否を問う7月5日の国民投票に向け、国内では痛みを伴う財政再建を拒み、当然のように資金支援をEUに求める動きが加速している。

 「ユーロ圏からの離脱も仕方ない」。首相が党首を務める与党・急進左派連合(SYRIZA)が主催し、「緊縮反対」を叫ぶ左派系市民ら数万人が参加した集会では、こんな声も飛びかった。女性参加者は「私たちの子孫が(共通通貨ユーロの)奴隷となるのを阻止しなければならない」などと語った。

 しかし、左派と対立する野党からは、「現政権は、ユーロ圏から離脱することで、共産主義体制を構築しようともくろんでいる」との批判も噴出。世界株安を招いた財政危機の震源地では、国難を前に党派間の論争が激しさを増している。

 一方、資本規制が導入されたギリシャの銀行は29日、終日シャッターを閉じたまま。稼働を続ける一部の現金自動預払機(ATM)には、生活資金を少しでも手元にと、真夜中まで庶民の長い列ができた。

 「これからどうなるんだ」。デフォルト(債務不履行)、そして財政破綻というシナリオが秒読みを迎える中、アテネの夜は深い不安の闇に覆われていた。

548チバQ:2015/06/30(火) 21:53:56
http://www.sankei.com/world/news/150630/wor1506300045-n1.html
2015.6.30 20:20
【ギリシャ危機】
ATMに行列、おろした金をマットレスに隠す…“破綻”秒読みのギリシャ 「現金持っても泥棒に狙われるだけ」

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6月29日、アテネのギリシャ国立銀行本店前で、年金を受け取ろうと列をつくる高齢者(AP)
 【アテネ=内藤泰朗】「この先、いったいどうなるのか」-。欧州連合(EU)の対ギリシャ金融支援の期限切れを迎えた30日、ギリシャでは、経済の先行きに対する国民の不安が渦巻いていた。同国政府は6月29日、銀行からの引き出し額を一日60ユーロ(約8200円)に制限。国民は政府や銀行への信頼を急速に喪失しつつあった。

 30日午前、国際的な観光地のアテネ中心部では、観光客の姿はほとんど見られず、警察官の姿ばかりが目立つ。前日からシャッターを閉じたままの銀行の現金自動預払機(ATM)の前には朝から行列ができた。

 「いつまで統制が続くかわからないぞ」「20ユーロしか引き出せなかった人もいたそうだ」「年金はちゃんと銀行口座に振り込まれたらしい」…。人々の間では、真偽不明の噂や憶測が飛び交う。

 アテネ中心部のタベルナ(食堂)のマネジャー、ステラさん(32)は、「将来に不安がある」とした上で、母親や高齢の年金生活者たちが銀行からおろした現金をマットレスの下に隠して蓄えていることの方が心配だと語った。

 「すべてを現金化して持ち歩いている人や、ベッドに隠している人もいるが、泥棒や強盗に狙われるだけ。それでもみんな政治家や銀行を信じていない。観光客も減っている。チプラス首相を信じたが、ユーロ圏を離脱しても、旧通貨のドラクマに戻っても、苦しいのは何も変わらない」

 ステラさんは、EU側の財政再建案への賛否を問う7月5日の国民投票で、緊縮か反緊縮か、どちらに投票すればいいか分からなくなったと首を振った。

 アテネ中心部の広場は6月29日夜、反緊縮財政路線のチプラス首相を支持する市民デモが行われ、数万人の人々で埋め尽くされた。参加者は緊縮に「ノー」を投じようと気勢を上げた。

 首相は29日夜、国際通貨基金(IMF)への債務返済は事実上不可能との認識を示し、同国がデフォルト(債務不履行)に陥る恐れは増した。それでも「子孫がユーロの奴隷となるのは阻止しなければならない」「失うものはもう何もない」との声も聞かれた。

 ただ、世論調査では、EUの緊縮策を受け入れてユーロ圏への残留を望む声も多い。銀行の営業停止という異常事態は、チプラス氏を支持する失業者や年金生活者、左派系の労働者にも打撃を与えている。

 在アテネの消息筋は、「EUの改革案が国民投票で支持された場合、チプラス氏は辞任すると言っている。そうなれば、民族主義に傾倒した極右政党『黄金の夜明け』などが台頭してくる懸念もある。ギリシャの危機は、これからが正念場だ」と語った。

549チバQ:2015/06/30(火) 21:54:20
http://www.sankei.com/world/news/150630/wor1506300048-n1.html
2015.6.30 20:39
【ギリシャ危機】
いつが「デフォルト」に? 1日、14日、20日…割れる見解




 ギリシャは30日、国際通貨基金(IMF)向け債務の支払期限を迎えた。IMFのラガルド専務理事は返済猶予を拒否する意向を示したが、いつの時点で「債務不履行(デフォルト)」とみなされるか、専門家の見方は分かれている。

 (1)事実上は1日午前0時

 30日に支払期限を迎えるIMF向け債務は16億ユーロ(約2200億円)。IMFは欧州連合(EU)本部があるブリュッセル時間の1日午前0時(日本時間1日午前7時)を期限に設定しているとみられ、ギリシャが支払っていなければ「事実上のデフォルト状態」(第一生命経済研究所の田中理氏)に陥る。

 だが、IMFは返済の余地を残すよう「債務遅延」と認定する見通しだ。多くの格付け会社も直ちにデフォルトとは判断しない。IMFなど公的機関から借りたお金の返済が遅れても市場への影響は小さく、国債のデフォルトとは区別している。

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 (2)14日のサムライ債

 EU側の財政改革案についてギリシャが5日の国民投票で反対になったとして拒否すれば、資金繰りは行き詰まる。ギリシャの債務返済案件のうち、民間向けで最も早く期限を迎えるのが14日の200億円の円建て債券(サムライ債)償還だ。別の円債も3日に約5億円の利払い期限を迎える。

 JPモルガン・アセット・マネジメントの重見吉徳氏は「民間向け債権は小口のため、なるべくデフォルトに陥らないよう、返済しようとするだろう」と予想する。

 (3)20日の国債

 20日には欧州中央銀行(ECB)が保有する約35億ユーロのギリシャ国債の償還期限を迎える。

 SMBC日興証券の牧野潤一氏は「国債は市場で流通しているため、支払えなければ(完全に)デフォルトになる」と説明する。

550チバQ:2015/06/30(火) 22:07:09
http://www.47news.jp/47topics/e/266663.php
支援終了、デフォルトも ギリシャめぐるシナリオ
 欧州連合(EU)によるギリシャ向け金融支援の期限を30日に控え、資金繰りに苦しむギリシャは29日、預金流出を防ぐため銀行の営業を停止する異例の事態に追い込まれた。EUは財政再建策を受け入れなければ支援を延長しないとしており、ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥る恐れが高まっている。緊迫するギリシャ情勢の今後のシナリオを探った。
 ▽IMFへ返済
 直近でギリシャが支払わなければならないのは国際通貨基金(IMF)への債務約16億ユーロ(約2200億円)だ。支払期限は30日で、6月の支払い4回分を一本化した。IMFへの債務返済の一本化は1980年代半ばのザンビア以来で、これだけでも異例の措置。
 ギリシャにとってはこの返済期限を乗り切れるかどうかが最初の関門となる。IMFのラガルド専務理事は返済がなければ「7月1日にデフォルトになる」と警告した。
 ▽国民投票
 EUなどは年金の減額や付加価値税(日本の消費税に相当)の引き上げなど「痛みを伴う」財政再建策を求めている。
 支援協議の行き詰まりを打開するため、ギリシャのチプラス首相は27日、再建策への賛否を問う国民投票を7月5日に実施すると表明。チプラス首相が率いる急進左派連合(SYRIZA)が多数派を占める議会もこれを承認した。
 ギリシャの有権者の多くはEUが求める財政緊縮策に反対するチプラス首相に期待し、1月の総選挙でSYRIZAに投票した。 だが28日に発表された世論調査によると、再建策への賛否を問う国民投票が行われた場合、賛成票を投じると答えた人は47・2%で、反対票を投じると答えた33・0%を上回った。また、67・8%がユーロ圏残留を望んでいる。
 ▽支援延長も
 国民投票で反対派が上回れば、EUなどとの協議は再開のめどが立たなくなる。7月、8月には計約67億ユーロに及ぶ欧州中央銀行(ECB)所有のギリシャ国債の償還を控えており、資金調達ができなければデフォルトの恐れが強まる。デフォルトになると、資金が枯渇して公務員の給与や年金なども支払えなくなり、国民生活が大打撃を受ける可能性がある。
 銀行の経営が揺らぎ、民間企業の業績にも悪影響がある。最悪の場合、旧通貨ドラクマを復活させ、ユーロ圏を離脱することにもなりかねない。
 半面、賛成派が上回った場合にはEUなどとの対話の窓口が再開され、財政再建策を受け入れた上で、支援が延長される可能性が高い。
 ただ、EUの要求をのむことはチプラス政権の路線とは異なるため、ギリシャ野党の格好の攻撃材料になる。金融支援により財政危機はいったん落ち着きを取り戻すかもしれないが、政局が混乱する要因になり得る。(アテネ共同)
(共同通信)
2015/06/30 10:32

552チバQ:2015/07/01(水) 12:43:51
http://mainichi.jp/select/news/20150701k0000e030207000c.html
ギリシャ:「延滞状態」IMF表明…事実上の債務不履行
毎日新聞 2015年07月01日 12時19分

 【ロンドン坂井隆之、ワシントン清水憲司】国際通貨基金(IMF)は6月30日(日本時間7月1日午前)、ギリシャに対する融資16億ユーロ(約2200億円)が返済されなかったと発表した。IMFは「(ギリシャへの融資は)延滞状態」と表明。ギリシャは事実上の債務不履行(デフォルト)状態に陥った。欧州連合(EU)は30日夜、ギリシャ向け金融支援を延長せず、打ち切ることを決定、ブリュッセル時間1日午前0時(日本時間午前7時)で支援を終了した。

 IMFは、ギリシャ政府への融資が「延滞状態」に陥ったことを明らかにし、延滞分を返済しない場合、ギリシャは「IMFから新たな支援を受けられない」(IMF報道官)と表明した。また、ギリシャから同日、返済期限の延長要請があったとして、理事会で取り扱いを検討する方針も明らかにした。IMFに対する延滞例としては、ジンバブエやスーダンなどがあるが、先進国では初めて。公的機関であるIMFに対する延滞は、民間の銀行や投資家への返済ができなくなるデフォルトとは区別されているが、借金を返済できない状態であることに変わりはない。

 一方、ギリシャ政府はEUに対し、2年間で290億ユーロ(約3兆9500億円)の金融支援と債務の再編を要請。債権団からIMFを外し、ユーロ圏単独での支援を求めた。EU側が求めている年金支給額の削減や付加価値税(日本の消費税に相当)増税などの緊縮策への対応は明らかにしていない。

 EUのデイセルブルム・ユーロ圏財務相会合議長は会合後、CNNのインタビューに対し、「ギリシャ政府は(EUなど債権者側の財政再建案への賛否を問う)国民投票について、依然として『ノー』のキャンペーンを行っており、建設的な議論は期待できない」と指摘した。

 ただ、ギリシャ側が新たな提案を提出する意向であるとして、1日午前にユーロ圏財務相会合を再招集することを明らかにした。しかし、デイセルブルム氏は「新たな支援プログラムは現行支援より厳しい条件が必要になる。簡単ではない」と厳しい認識を示した。

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553チバQ:2015/07/01(水) 18:20:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015070100690
EU懐疑派伸長も=ユーロ離脱の可能性低い
 庄司克宏慶応義塾大学教授(EU法)の話 欧州連合(EU)懐疑派は、ギリシャが事実上のデフォルト(債務不履行)状態となったことで「それ見たことか」と思っている。当面心配なのは今秋から年末に行われる予定のポルトガル、スペインの総選挙だ。両国とも(ギリシャ同様)緊縮政策を強いられてきており、総選挙で懐疑派が勢力を伸ばすとみられる。
 ただ、(EU離脱を示唆する)英国のような反EU傾向は広がらないだろう。加盟国には補助金の交付などの経済的な恩恵があるし、EU加盟という地位は安全保障面でも役立つからだ。
 今後のEU拡大に関しては、ギリシャ問題のような危機があっても、全ての旧ユーゴスラビア諸国を加盟させる方針は変わらないが、加盟時期を遅らせる可能性はある。
 ギリシャのユーロ離脱は十中八九ないと思われる。EUの憲法に当たる基本条約にユーロ脱退規定がない以上、法的に不可能だ。さらに欧州大陸の人々は、ユーロを「経済的合理性」でなく、欧州統合を目指すという「政治的合理性」に基づくものとみている。少々の経済的な犠牲を払ってもギリシャを離脱させず、ユーロ圏の結束を維持しようとするだろう。(2015/07/01-16:13)2015/07/01-16:13

554チバQ:2015/07/01(水) 18:22:23
http://www.sankei.com/west/news/150701/wst1507010036-n1.html
2015.7.1 11:38更新
【ギリシャ危機】
デフォルトの数々のシナリオ…。停滞感とギリシャの「傍若無人」ぶりを許す欧州のジレンマとは?
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29日、ギリシャ・アテネで行われた集会。国民の間で不安ばかりが増大している(ゲッティ=共同)
 欧州連合(EU)のギリシャに対する金融支援問題は日本時間の1日午前、国際通貨基金(IMF)への約16億ユーロ(約2200億円)の返済をギリシャが行わなかったため新たな局面に入った。デフォルト(債務不履行)がこうじて、場合によってはギリシャの「EU」、「ユーロ」離脱も選択肢に入る事態だ。だが、EUは根気よくギリシャへの説得を続ける。そこには欧州全体への金融不安の回避に加え、自分たちの文明のルーツであるギリシャをないがしろにできないとする欧州特有のジレンマも横たわっている。 (菅沢崇)

 返済期限上は、本来日本時間の1日午前7時からデフォルトが発生したことになる。しかし実際にはIMFが「延滞」と見なしたため「猶予期間」が生まれた。当面は一方的にギリシャが仕掛けた5日のギリシャ国内での国民投票が鍵となり、結果としてEU・IMF案の支援策の受け入れに「反対」となれば、その時点から深刻度がさらに増すことになった。7〜8月の返済は欧州中央銀行をはじめ円建て国債も加わり規模は大きく、ギリシャはもう身動きは取れない。その間、交渉が難航し、EU側が何らかの判断を下すならば、すでに不安なギリシャ国民の反緊縮デモがさらに拡大、過激化する可能性も出てきている。

 そもそも2009年にギリシャの過大な債務が発覚して以来、財政体質が改善されないまま5年間が経過したことに今回の金融危機は凝縮される。当初の危機にいたるまでにギリシャは、EUに所属することで、また1999年に地域通貨である「ユーロ」が導入された後、時期は遅れながらも参入し、国民の生活が裕福になることを夢見て走り出した。ユーロ圏の一員として、現実に自動車ローンの金利の引き下げをはじめいくつかの目新しい変化は発生した。ただ、同時に国民の浪費も政府の放漫財政の歯止めもないまま進み、徴税も進まなくなった。勤労意欲も向上しないまま、政府の粉飾決済が明るみに出て危機に陥った。

 デフォルトという現象はギリシャの今回のケースが初めてはではない。2001年にはアルゼンチンが国債のデフォルトを引き起こしている。ギリシャも12年の欧州債務危機の際、債務返済が困難になり、民間債務を再編しながら現実的にはデフォルト状態を経験している。

 ギリシャの長引く財政健全化を振り返れば、いい加減、ギリシャをユーロ圏から切り離す、もしくはEUからの脱退を促すという選択肢がEU・IMF側、ギリシャ双方から出てきてもおかしくはない。しかし、そこには日本では感じにくい欧州のジレンマがある。

 EU側には、ギリシャ危機の不安が財政基盤が不安定な域内のイタリアなどに飛び火するのではないかという不安に加え、そこにあるのはギリシャに対する欧州特有の親近感だ。紀元前5〜4世紀に都市として繁栄した欧州文明の源流として、欧州ではギリシャに対する「ルーツ」としての畏敬の念がある。ギリシャ人側にもEUへの帰属意識は強く、世論調査でEU離脱に反対するのもそのためだ。トルコがEU加盟を目指しながら実現できていないことも、ギリシャにとってはEUの価値を高めている。

 ギリシャ側は29日、チプラス首相が債務返済を不可能と表明し、開き直りに近い対応で迫っている。EU・IMFがギリシャのツケを支払いをどう処理するか、事態は最終局面に向けて動き出した。

555旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/07/01(水) 20:36:35
なんぞ,これ。。。

「いいえ」が先…臆測呼ぶギリシャ国民投票用紙
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150701-OYT1T50025.html
 【アテネ=上地洋実】ギリシャ政府は29日、7月5日に行う国民投票の投票用紙を公開した。
 国民投票では、欧州連合(EU)などが金融支援の条件として示した構造改革案の受け入れの賛否を問う。投票用紙には、上から「いいえ」「はい」という順で空欄が並び、有権者はどちらかにマークする。チプラス首相は、反対票を投じるように国民に呼びかけていることから、「『いいえ』を先に記載したのではないか」との臆測を呼んでいる。
 投票用紙には、「EU、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)が、6月25日に提示した二つの合意案を受け入れるべきか?」という問いが書かれている。ギリシャ内務省は6月29日、付加価値税(日本の消費税に相当)の増税や防衛費の削減など10項目からなる、EUがギリシャに提示した改革案の中身を同省のウェブサイトで公表した。だが、同国政府からの公式な改革案の説明はこれだけで、国民に周知されているとは到底言えない状況だ。
 政府は、「投票日当日には各投票所に改革案の中身を貼り出す」(内務省報道官)としているが、投票所で改革案の中身を初めて知らされる有権者が続出する可能性がある。

556チバQ:2015/07/02(木) 19:28:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150702-00000041-bloom_cn-bus_all
ギリシャ、新ドラクマ導入なら危機史上最悪通貨の恐れ
Bloomberg 7月2日(木)15時41分配信

  (ブルームバーグ):ギリシャが通貨ドラクマを再導入した場合、あまり良い展開が望めないことを歴史は示している。JPモルガン・チェースのストラテジスト、ジョン・ノーマンド氏が過去20年に起こった為替制度変更の例から新ドラクマの価値を推測した。

残高4000億ユーロ(約54兆6000億円)のギリシャ債の保有者にとっては良くない結果となった。代替通貨の下での事業環境について考えている企業にとっても悪いニュースだ。

ノーマンド氏は1994年のメキシコ、97年のタイとインドネシア、98年のロシア、99年のブラジルなどでの固定または管理相場制の廃止や2002年のアルゼンチンの事例を分析した。

危機国の通貨は制度変更後の1年間に、平均でドルに対して55%下落し、2年後には53%下落となっていた。1年での下落最大幅はインドネシアの84%、2年ではロシアが78%で最も大きかった。

実はギリシャの14年の経常収支は黒字で経済成長率もプラスだった。従って分析対象の他の国ほど通貨切り下げが必要なわけではないはずだ。もしかしたら現時点でドラクマはユーロと等価かもしれないとノーマンド氏は言う。

一方、ユーロを離れることでギリシャは支えを失うため為替レートの設定は難しくなり、経済や商環境も混乱するかもしれないと同氏は指摘。「このベンチマークに基づくと、ギリシャ・ユーロ(GReuro=グレユーロ)は導入後に大きく下落する運命であるように思われる。危機国通貨ランキングで最悪を争う結果になっても誰も驚かないだろう」と30日のリポートで記述した。

原題:Greek Drachma Plunge Previewed in History of Currency
Crises(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Simon Kennedy ,skennedy4@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
Craig Stirling
Zoe Schneeweiss, Ben Sills ,cstirling1@bloomberg.net

558名無しさん:2015/07/03(金) 20:36:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150702-00000175-jij-eurp
輪転機「既に壊した」=新通貨発券できず―ギリシャ財務相
時事通信 7月2日(木)22時1分配信

 【アテネ時事】ギリシャのバルファキス財務相は2日、国内にはユーロに代わる紙幣を印刷する輪転機がなく、「通貨を発券する能力はない」と説明した。オーストラリアのABC放送での発言として、AFP通信が報じた。
 バルファキス財務相は、ギリシャがユーロを導入する直前の2000年に、将来のユーロ圏脱退の可能性を排除するため当時の通貨ドラクマの輪転機をすべて処分する必要があったと主張、「輪転機は当時壊した。今も持っていない」と述べた。

559チバQ:2015/07/03(金) 23:42:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150703-00000091-jij-eurp
「たんす預金」盗難相次ぐ=被害額7500万円も―ギリシャ・ロードス島
時事通信 7月3日(金)16時35分配信

 【アテネ時事】3日付のギリシャ紙コントラによると、銀行が休止し、庶民が「たんす預金」に頼る中、エーゲ海に浮かぶロードス島では住宅から多額の現金が盗まれる事件が相次いだ。
 同島のビーチリゾート、コスキノウで2日、自営業の男性(50)が自宅の金庫から55万ユーロ(約7500万円)の多額の現金を盗まれた。
 ギリシャのユーロ離脱観測が強まる中、男性は6月29日の銀行休止に先立ち、現金を銀行からあらかじめ引き出していた。男性は島で小さな食料品店を経営しており、盗まれたのは全財産だったという。 

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20150703-00000038-ann-int
突然ギリシャ 電話、バスや電車、高速道路も無料?
テレビ朝日系(ANN) 7月3日(金)16時43分配信
 バスや電車に続き、携帯電話もタダになります。

 ギリシャでは、携帯電話の料金が払えないという人も出てきたため、携帯会社は急きょ1週間、携帯の料金をすべて無料にすると発表しました。事実上の債務不履行に陥っているギリシャでは、銀行からの現金の引き出しに制限がかけられ、国民の間に不満が広がっています。この対策の一つとして、政府はバス代や電車代のほか、高速道路の通行料の無料化を発表しています。ただ、一部からは「不満のガス抜きだけだ」という批判も出ています。

560チバQ:2015/07/03(金) 23:51:30
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150703-OYT1T50033.html
「賛成」多数でもギリシャ混乱…「総辞職」も
2015年07月03日 09時26分
国民投票に向けて投票用紙の準備をする選挙管理委員会の職員たち(2日午後、ギリシャ・ピレウス市で)=三浦邦彦撮影
国民投票に向けて投票用紙の準備をする選挙管理委員会の職員たち(2日午後、ギリシャ・ピレウス市で)=三浦邦彦撮影


 【アテネ=森太、上地洋実】事実上のデフォルト(債務不履行)状態に陥ったギリシャでは、5日に行われる国民投票への関心が急速に高まりつつある。

 チプラス首相はテレビ演説で、欧州連合(EU)が求める構造改革の受け入れの是非を国民に問いたいと訴えているが、結果次第では、ギリシャがユーロ圏に残留できなくなる可能性もあり、国民は「重大な決断」を迫られることになりそうだ。

 ◆渦巻く賛否両論

 地元メディアの世論調査などで賛成の声が広がりつつあるのは、6月29日の銀行閉鎖がきっかけとなった可能性が高いとみられている。「引き金」になったとみられているのが、銀行の窓口閉鎖でキャッシュカードを持たない年金受給者が現金を引き出せなくなったことだ。もともと「反対」の声が強かった高齢者の間で、一気に不安が広がったことが背景にあるという。

 EUへの反発を強める政権の姿勢に同調する声も少なくない。こうした主張の背景にあるのは、これまで続いてきた緊縮財政に対する失望感だ。5日の国民投票で反対票を投じるつもりだという会社員のソフィア・コルドリさん(28)は、「これまでEUの緊縮財政でギリシャは苦しみばかり味わってきた。『YES』では何も変わらないけど、『NO』だったら何かが変わるかもしれない」と語った。 

 ◆窮地の首相

 ギリシャ国内の混乱に拍車をかけているのが、EUに反発し、反緊縮財政を掲げるチプラス首相の強硬姿勢だ。1日のテレビ演説では「皆さんに『反対』の意思を表明してほしい」と呼びかける一方で、「国民投票はユーロ圏離脱を問うものではない」などと主張。EUが示す構造改革案に反対し続けても、ユーロ圏残留は可能だと強調した。

 演説でチプラス氏は「反対の意思を示すことがEUとの交渉では圧力になる」と本音ものぞかせた。しかし、今回の国民投票で反対が多数となった場合、ギリシャが今後どのような道筋をたどるのかについて、具体的な説明はしていない。

 ◆総選挙の可能性

 5日の国民投票で賛成という結果となっても、ギリシャ国内の混乱が続くことは必至だ。バルファキス財務相は2日、地元メディアに対し「国民投票で『賛成』が上回れば辞任する」と語った。チプラス氏は総辞職の意向を示しているとされ、そうなれば総選挙となる見通しだ。

 ギリシャの主要紙カシメリニは、今回の混乱で主要産業の観光業はキャンセルが相次ぎ、輸入は28%、輸出も7%落ち込んだなどと報じた。経済への打撃も深刻さを増している。

561チバQ:2015/07/04(土) 10:16:46
http://mainichi.jp/select/news/20150703k0000e030205000c.html
ギリシャ:与党から造反 保守議員5人、国民投票中止訴え
毎日新聞 2015年07月03日 10時42分(最終更新 07月03日 12時20分)

 【アテネ福島良典】ギリシャのチプラス連立政権に参加している保守政党・独立ギリシャ人の所属議員5人が2日、政府・与党の方針に造反し、欧州連合(EU)の財政再建案への賛否を問う5日の国民投票の取りやめや、投票での可決(EU案の受け入れ)を呼びかけた。ギリシャ紙カティメリニ(電子版)が伝えた。銀行閉鎖の影響が広がる中、連立政権の結束にほころびが出た。

 独立ギリシャ人党首のカメノス国防相は2日、造反議員5人のうち、明確に可決を呼びかけたコスタス・ダマボリティス議員を同党議員会派(13人)から追放すると発表した。ダマボリティス議員はギリシャのテレビで「ノー(EU案拒否)なら(ギリシャ旧通貨)ドラクマの復活につながり、国の破滅を招いてしまう」と理由を説明した。

 他の4人の議員は、国民生活に大きな影響を及ぼす預金引き出し制限などが事前に想定されていなかったとして、政府・与党に対して国民投票を中止し、EUなど債権者側との金融支援交渉に復帰するよう訴えている。

 ギリシャ議会(300議席)で、チプラス首相率いる急進左派連合(149議席)と独立ギリシャ人の連立与党勢力は計162議席。

562チバQ:2015/07/04(土) 10:22:02
http://www.sankei.com/world/news/150703/wor1507030047-n1.html
2015.7.3 21:49
【ギリシャ危機】
41年ぶりの国民投票で説明不足の政府 今後に禍根も

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【ギリシャ・デフォルト危機】
 【アテネ=内藤泰朗】ギリシャが国民投票を実施するのは、1974年12月に君主制廃止の是非を問う投票以来41年ぶりとなる。前回は約70%の有権者の賛成で、立憲君主制から大統領共和制に移行した。ただ、今回はあまりに性急に行われ、その合法性についても一部で疑問視されていることなどから、今後に禍根を残す恐れがある。

 内務省によると、有権者数は18歳以上の約990万人。ただ、在外投票の準備が間に合わないため、投票は国内の約800万人に限られる。成立には有権者の40%以上の投票が必要で、有効投票の過半数で賛否が確定する。

 ギリシャ政府は投票用紙の印刷や投票所への配布を急ぐ。だが、付加価値税の増税や年金制度改革など再建策の詳細を国民に十分に説明していない。周知期間が短すぎるとの批判や、「だまされている感じがする」という声もあり、今後、政治問題化することも予想される。

 投票は5日午前7時〜午後7時(日本時間5日午後1時〜6日午前1時)に実施。即日開票され、5日深夜(同6日未明)から6日午前1時(同6日午前7時)ごろに大勢が判明する見通しだ。

563チバQ:2015/07/04(土) 10:23:24
http://www.sankei.com/world/news/150703/wor1507030024-n1.html
2015.7.3 10:27
【ギリシャ危機】
財務相、国民投票敗北なら辞任 「銀行再開は7日」 離島で現金の供給不足も

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【ギリシャ・デフォルト危機】
 【アテネ=内藤泰朗】ギリシャのバルファキス財務相は2日、英BBC放送に対し、欧州連合(EU)の求める財政再建案の可否を問う5日の国民投票で、チプラス政権の思惑に反して同案への賛成が多数を占めた場合は、財務相を辞任する意向を表明した。

 また、ギリシャ全土で続く銀行業務の停止について、「7日には営業を再開する」と語った。業務再開に必要な資金供給については、「欧州との交渉は100%成功する。そうすれば、資金は欧州から供給される」と述べた。

 ギリシャ政府は、資金の流出を防ぎ、銀行を破綻から守るために今週から資本規制を導入。銀行は営業を停止し、現金自動預払機(ATM)での現金引き出しは1人1日60ユーロ(約8千円)に制限している。

 地元メディアによると、離島など一部の遠隔地では、預金者の引き出しに応じる現金の供給が不足し始めた。同国の重要な収入源である観光シーズンを迎えたが、離島を結ぶフェリーの利用客が例年より30〜70%も減少しているという。

 国民投票の準備は進んでいるが、周知期間の不足などを理由に市民団体が「憲法違反」を主張し、国家評議会(行政訴訟の最上級審)が3日に判断を示す予定だ。

564チバQ:2015/07/04(土) 10:25:19
http://www.sankei.com/world/news/150702/wor1507020047-n1.html
2015.7.2 22:16
【ギリシャ危機】
ユーロ圏、国民投票後までギリシャと協議せず 再建示さねばIMF“強制脱退”も




【ギリシャ・デフォルト危機】

1日、国民に向けテレビ演説するギリシャのチプラス首相(AP)
 【ボン(ドイツ西部)=宮下日出男、アテネ=内藤泰朗】欧州連合(EU)ユーロ圏の財務相らは1日、事実上のデフォルト(債務不履行)状態に陥ったギリシャについて、5日の国民投票の結果が判明するまで、金融支援の協議を行わないことを決めた。支援問題の先行き不透明感は一段と増している。欧州中央銀行(ECB)は1日の理事会で、ギリシャの銀行の資金繰りを支える緊急支援枠の維持を決めた。

 一方、国際通貨基金(IMF)は1日、ギリシャがIMFから強制脱退となる可能性を示唆した。IMFはホームページで、ギリシャの債務返済が1年以上遅れた場合、理事会は「非協力的」な加盟国と宣言できると説明。財政再建への協力姿勢が見えない場合、議決権の停止や強制脱退などの措置もとれるとした。

 ユーロ圏の財務相らは1日(日本時間2日未明)電話で対応を協議。ユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長(オランダ財務相)は会合後の声明で「今後数日間、これ以上の協議はない」と述べた。

 また、ギリシャ側が提示した離島に対する付加価値税(日本の消費税に相当)の軽減措置の維持などを条件とする、EU側の再建策受け入れ案についても、「現時点では考慮するにとどめる」(デイセルブルム議長)とした。

 ギリシャの銀行は資本規制の導入に伴い預金の流出が抑えられている。このためECBは国民投票まで緊急支援枠を変更しないとみられる。

565名無しさん:2015/07/04(土) 10:35:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150703-00000014-bloom_st-bus_all
チプラス首相が知らなかった掟-「彼女に逆らってはならない」
Bloomberg 7月3日(金)7時3分配信

  (ブルームバーグ):欧州の政治の世界で生き残るためには守らなければならない鉄則がある。それはドイツのメルケル首相に逆らってはならないということだ。

ギリシャのチプラス首相はこの鉄則を無視した。そう言えば、何代か前のパパンドレウ政権もメルケル首相の不興を買って倒れたのだった。メルケル首相の息がかかった議員らやドイツ国民の善意を使い果たしたチプラス首相も、これに続くことになりかねない。

欧州随一の経済大国ドイツを率いて既に10年目のメルケル首相を味方につけることは、債務国にとって必要不可欠なことだ。ところがチプラス首相はそのメルケル首相に、ドイツ主導の緊縮策の是非を問う国民投票を実施すると突然宣言することで真っ向から挑戦してしまった。

メルケル首相は国民投票が終わるまではギリシャと交渉しないと言明。1日遅くに開いた会合後、ユーロ圏財務相らもこの線に沿って発言している。

メルケル首相は1日の議会での演説で、ギリシャが何について投票を実施しようと政府が国民に何を働き掛けようと、それは同国の「正当な権利」だと言明。ただし、ギリシャの決定に対して「ユーロ圏の他の18カ国にもそれぞれの立場を取るという同様に民主的な権利がある」とくぎを刺した。

パパンドレウ元首相も救済策受け入れの是非を問う国民投票を2011年に計画したが、メルケル首相からユーロ圏残留か否かを問う投票と位置付けるべきだと迫られて計画を撤回、結局辞任した。チプラス首相が投票を断行し国民が緊縮に「イエス」を選べば同首相に残された道はおのずと限られるだろう。

ピーターソン国際経済研究所の上級研究員、ヤコブ・キルケゴール氏は「チプラス氏の政治家としてのキャリアの終わりを私たちは目にしようとしているところだろう」と話した。

原題:Tsipras Learning EU’s Number 1 Rule: Don’t Mess With
Merkel (1)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:アテネ Matthew Campbell ,mcampbell39@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
James Hertling
Alan Crawford ,jhertling@bloomberg.net

566名無しさん:2015/07/04(土) 11:19:14
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150629-00075091-toyo-int
ギリシャ、素人政治の暴走でユーロ離脱か
東洋経済オンライン 6月29日(月)17時55分配信

 財政破綻危機に瀕するギリシャ情勢が風雲急を告げている。

 6月30日に欧州連合(EU)の二次支援プログラムの失効期限と国際通貨基金(IMF)向けに約15億ユーロの融資返済期限を控え、ギリシャ政府とEUやIMFなどの債権者団との間でギリギリの交渉が続けられてきた。双方が歩み寄りに向かっているとの期待感も一部で高まっていたが、時間切れ間近のところで協議は事実上決裂。債権者側から最後通告と受け止められる財政再建策を提示されたギリシャのチプラス首相は、財政再建策の受け入れを巡って7月5日に国民投票を実施する方針を明らかにし、金融市場に激震が走った。

■ ついに資本規制、世論に対してショック療法となるか

 ギリシャ政府は国民投票の結果が判明するまでの間、月末に失効する予定の支援プログラムを一時的に延長することを債権者側に求めたが、債権者側はこれを拒否した。これによりギリシャが6月30日のIMF向けの融資返済を履行できないことと、追加の支援融資を受け取る権利を失うことがほぼ確実となった。

 交渉決裂による財政破綻(デフォルト)が現実味を増すなか、ギリシャでは銀行の預金流出が加速している。週末には銀行のATMの前に預金を引き出そうとする人が列をなし、紙幣不足で預金が引き出せないATMが続出したとされる。現地の報道によれば、土曜日も窓口業務を行っている一部の銀行店舗に預金者が殺到したが営業を休止した。

 欧州中央銀行(ECB)はこれまでギリシャの銀行に対して、預金の引き出しに応じるのに十分な流動性資金を供給してきた。だが、交渉決裂を受けてECBは28日、銀行からの預金流出の動きが加速しているにもかかわらず、緊急流動性の利用上限を据え置いた。このまま29日に銀行が営業を再開すれば、銀行は預金の引き出しに応じることができず、破綻に追い込まれる恐れが高まった。こうしてギリシャ政府は7月6日までの銀行休業と資本規制の導入を決断した。

 2013年の銀行危機時に資本規制を導入した同じユーロ圏のキプロスでは、預金引き出しや海外送金の制限や報告義務が課せられた。資本規制が長期化すれば(キプロスの例では導入から解除まで約2年)、幅広い経済活動に影響が出てくる。

567名無しさん:2015/07/04(土) 11:19:39
>>566

 デフォルトや銀行休業による混乱は、国民投票を控えるギリシャの国内世論にショック療法として働く可能性がある。国民投票の実施表明前に行われた最新の世論調査では(国民投票の実施表明後の世論調査はまだ公表されていない)、57%が債権者との合意に賛成、29%が反対、14%が態度未定(Alco/Proto Thema調査)や、47.2%が合意に賛成、33.0%が反対、18.4%が態度未定(Kapa/To Vima調査)で、交渉期限が迫るなかでギリシャ国民も合意支持に傾きつつあった様子が窺える。

 ただ、5日の国民投票での設問は「債権者側の求める財政再建策を受け入れるかどうか」の二者択一で、ギリシャ国民の多くが希望するユーロ圏残留の是非を絡めたものではない。また、与党が受け入れ拒否を呼び掛けており、投票の結果は予断を許さない。

■ ギリシャの脅しはEU側には通用しない

 債権者側の財政再建策の受け入れを拒否する投票結果となった場合、ギリシャ政府は民意を盾に改めて債権者に対して財政再建策の再考を求めるとみられるが、債権者側がこれに応じる可能性は低い。追加支援に関する協議は完全に決裂し、ECBは銀行への流動性支援を打ち切る可能性がある。

 この場合、ギリシャが自力で銀行救済費用を捻出するのは困難で、結局EU諸国の支援を仰ぐことになるか、独自通貨の発行などで銀行救済資金を捻出する可能性がある。前者の場合、紆余曲折の末に緊縮受け入れに舵を切ることになる一方、後者の場合はユーロ離脱への第一歩を歩み始めることを意味する。

 債権者側はギリシャのデフォルトや国民投票の結果が受け入れ拒否となっても、まずはギリシャのユーロ残留を前提に努力する方針を表明している。ただ、財政再建策の再考を求めるギリシャ側の強硬姿勢が続けば、債権者側も態度を硬化させ、離脱容認に傾いていくことも予想される。

 そもそも、EU条約にはEUからの離脱規定はあるが、ユーロ圏からの離脱規定は存在しない。EU離脱規定を援用するのであれば、原則として一方的な離脱や離脱の強制はできない。つまり、ギリシャ国民がユーロ残留を希望する限り、デフォルト後もギリシャがユーロ圏に居座ることも可能だ。ただ、離脱規定が存在しないこともあり、本当に居座ることが可能か、どういう手順で離脱を進めるのかは不透明だ。

568名無しさん:2015/07/04(土) 11:19:59
>>567

 逆に投票で受け入れ賛成派が多数を占めた場合、ギリシャ政府は財政再建策の受け入れに傾くとみられるが、与党内の強硬派がこれに反発し、政権が崩壊する可能性が高い。この時、支援継続派が挙国一致内閣を組織できれば協議はそのまま継続するが、それが出来なければ議会の解散・総選挙が必要になる。混乱の末に解散・総選挙となった場合、支援継続派の新政権が誕生する可能性が高い。だが、新政権が発足するまでの1カ月半から2カ月程度は協議が中断し、ギリシャの経済疲弊と財政悪化が一段と進むことになる。

■ 支援協議が再開できても改革要求はさらに厳しく

 挙国一致内閣や新政権の下で改めて支援協議が再開されたとしても、既に支援プログラムが失効しており、新たな支援プログラムを改めて作成する必要がある。一連の融資再開の協議で債権者側はギリシャに対する不信感を強めている。改めて支援プログラムを再考するに当たっては、これまでよりも厳しい改革要求を突きつけられることや、口約束ではない改革の実行を求められる可能性がある。そのことが新たな対立の火種となる恐れも否定できない。

 債権者からの厳しい改革要求と政権内の強硬派や支持層からの突き上げの板ばさみにあったギリシャの新政権は、緊縮見直し要求を貫き通すことが難しいことを認識していながらも、交渉期限のギリギリまで粘ることで債権者から譲歩を勝ち取ることを目指してきた。

 だが、債権者側はギリシャに甘い顔をすることで、他のEU諸国に広がる反緊縮機運や反体制派政党の勢いが増すことを警戒。他国への波及リスクがかつてに比べて限定的であることや、EUに対する信任を守る大義もあり、ギリシャに厳しい態度を貫き通した。22日のギリシャからの新提案もギリシャ政府にとっては最大限の譲歩だったのに対し、債権者側にしてみればようやく議論の出発点であり、双方の溝は余りに大きかった。

 債権者側の譲歩を引き出そうとするギリシャ側の権謀術数も、債権者の不信感と苛立ちをさらに深めるばかりで、政権内部の強硬派の不満のガス抜きや政権に対する国民の支持を保つ以外に目立った成果を上げることにはつながらなかった。

 破天荒で理想主義者の素人政治集団はエスタブリッシュメントが支配するEU政治の中で孤立。交渉に重要な対話のルートも閉ざされ、最後は双方をつなぐパイプ役からも見放された。ギリシャはいよいよユーロ離脱に突き進むのか、ギリシャとユーロの未来を決する国民投票の期日が迫る。

田中 理

569名無しさん:2015/07/04(土) 11:21:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150704-00000020-jij-eurp
国民投票、責任回避が狙いか=ギリシャ首相に批判
時事通信 7月4日(土)7時10分配信

 【アテネ時事】ギリシャのチプラス首相が6月下旬、国民投票の実施を唐突に表明した際、財政緊縮策を受け入れるかどうかという重大な決断を国民に丸投げし、首相としての責任を回避したとの批判が国内で高まっている。
 欧州連合(EU)などとの金融支援交渉でギリシャ側責任者を務めたツァカロトス外務副大臣は3日、地元テレビに、EUとギリシャは譲歩を重ね、6月下旬に合意寸前までこぎ着けたと説明。しかし首相は、EUとの合意案が「与党や議会の承認を得られないと判断し、国民投票の実施を決めた」(外務副大臣)という。
 当時、緊縮策の受け入れに傾いた首相に対し、与党内の強硬派からは不満が噴出。議会採決に持ち込めば、造反議員が続出して過半数を失い、首相が退陣を迫られる恐れもあった。しかし、国民投票の結果に基づいて交渉を行えば、「有権者の判断を尊重した」と説明できる。
 EUは国民投票の表明を受けて態度を硬化させ、金融支援を打ち切った。その結果、ギリシャは銀行の営業停止などを余儀なくされ、経済・金融の混乱に拍車が掛かった。

570名無しさん:2015/07/04(土) 11:33:25
古い記事ですみません。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150626-00000043-bloom_st-bus_all
【日本株週間展望】ギリシャ最悪回避読み続伸、米中はリスク
Bloomberg 6月26日(金)16時12分配信

  (ブルームバーグ):7月1週(6月29-7月3日)の日本株は続伸する見通し。ギリシャが債務不履行(デフォルト)に陥る事態が回避されれば、日経平均株価は1996年12月以来の2万1000円に乗せる可能性がある。一方、年後半に入る世界の金融市場にとって米国の利上げ、中国株動向はリスク要因で、マネー逆流のシナリオに留意が必要だ。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の投資情報部長、藤戸則弘氏は「先送りに過ぎないが、6月末の最悪シナリオを回避するという『ギリシャプレイ』が日経平均2万円割れから戻す直接的引き金になったのは間違いない」と指摘。短期勢を中心とした欧州系資金が動いており、設備投資など「消費税率引き上げの影響が取れてきた国内ファンダメンタルズ改善への期待もある」と言う。

6月4週の日経平均は週間で2.6%高の2万706円15銭と4週ぶりに反発。24日の取引でITバブルの2000年4月高値(2万833円)を更新し、橋本龍太郎政権の誕生やルーズソックスが流行した96年以来の水準に達した。12年に合意したギリシャ第2次救済プログラムの失効が6月30日に迫る中、ギリシャ政府が年金と財政目標に関する新たな提案を行い、一時は債権団との合意機運が強まった。ただ、欧州連合(EU)首脳会議が行われたベルギー時間25日時点で協議は未決着だ。

SMBC日興証券のまとめによると、ギリシャの国際通貨基金(IMF)に対する返済スケジュールは6月30日に15億ユーロ(約2100億円)、7月に4.7億ユーロ、8月に1.8億ユーロの期限を迎える。また、欧州中央銀行(ECB)が保有するギリシャ国債の償還も7月に35億ユーロ、8月に32億ユーロある。

ギリシャ政府債務の約8割はEU、IMF、ECBのトロイカが保有、民間銀行は2割程度で、「デフォルトしても困るのはギリシャとトロイカ」と同証チーフエコノミストの牧野潤一氏。ただ、ユーロ圏インターバンクは安定しており、仮にギリシャがデフォルトしてもユーロ圏銀行が大きな損失を被ることはなく、「欧州金融システムや世界市場を大きく揺るがすことはないのではないか」と同氏はみている。

571名無しさん:2015/07/04(土) 11:33:46
>>570

ユーロ圏インターバンク市場は安定

欧州銀行間取引金利(Euribor)からユーロ圏オーバーナイト金利(EONIA)を引く上乗せ金利は、リーマン・ショックを受けた08年10月に200ベーシスポイントに跳ね上がった後に低下し、欧州債務危機への警戒が強まった11年に再度100ベーシスポイントに再浮上したが、13年以降は10-20台、直近は11と平時の状態にある。また牧野氏は、ギリシャがユーロ圏から離脱すると、「ユーロは増価するだろう。これはドイツ経済を不利にし、競争相手の日本を有利化させる」とも指摘した。

国内では、1日に日本銀行が6月の企業短期経済観測調査(短観)を公表する。ブルームバーグの市場予想では、大企業・製造業の業況判断DIは12と3月調査に対し横ばい、非製造業は22と3ポイント改善するもよう。DIの動きは鈍いが、15年度の大企業・全産業の設備投資計画はプラス5.3%と、前回のマイナス1.2%から好転が見込まれる。

バークレイズ証券チーフエコノミストの森田京平氏は、3月時点の弱さについて「為替や原油安の恩恵を受け、企業の収益環境が過去最高水準にある点を踏まえると、ややショックな結果だった」と回顧。一方で、1-3月期の法人企業統計をはじめ「足元の設備投資関連データは底堅い動きが続いている。短観でも、設備投資計画がしっかりと上方修正されるかどうかに注目したい」としている。

日経平均が18年半ぶりの高値を付けた後も、引き続き堅調な相場展開を想定する市場関係者は多い。「ITバブル時とは企業の収益力も違い、バリュエーションも異なる。説明のつく水準での高値だ」と話すのはファイブスター投信投資顧問の大木昌光運用部長。25日時点の東証1部銘柄の今期予想PERは17.6倍で、米S&P500種株価指数は17.8倍、ストックス欧州600指数は16.8倍となっている。

9年ぶり利上げ、3兆ドルの行方

間もなくことし前半を終える世界の株式市場は、25日時点で3.4倍となったベネズエラが上昇率トップ。40%高の中国上海が続き、日経平均は19%高とドイツやフランスの欧州勢を抑え、米S&P500は2.1%高にとどまった。

572名無しさん:2015/07/04(土) 11:34:09
>>571

年後半に向け、三菱モルガン証の藤戸氏は利上げを織り込み始めた米国株、バブルの様相を強める中国株の動向がリスクだと分析。「米国は9年間利上げがなかった。3次にわたる非伝統的緩和を行った後であり、普通にいくわけがなく、資産が2.2兆ドル、あるいは3兆ドルとされるヘッジファンドにも影響を及ぼす」とし、日本株も影響は免れないと懸念している。中国上海総合指数は12日に一時5178ポイントと08年以来の高値を付けた後、4500割れまで急激に下げるなど波乱の様相だ。

7月1週は、1日に米国で6月の供給管理協会(ISM)の製造業景況指数や新車販売台数、2日に雇用統計が発表予定で、米雇用統計における非農業部門雇用者数の伸びは市場予想で22.7万人増。5月は予想を上回る28万人増となり、早期利上げ観測の高まりでその後米長期金利が上昇、昨秋以来の2.5%に接近する一因になった。再び米長期金利が上昇基調を強めれば、リスク資産回避の動きにつながりかねない。

記事についての記者への問い合わせ先:東京 院去信太郎 ,sinkyo@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
Sarah McDonald
堤紀子, 院去信太郎 ,smcdonald23@bloomberg.net

573名無しさん:2015/07/04(土) 11:34:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150630-35066670-cnn-int
ギリシャ首相が辞任示唆、国民が緊縮策支持なら
CNN.co.jp 6月30日(火)12時5分配信

ロンドン(CNNMoney) ギリシャのチプラス首相は29日夜、公営テレビに出演し、自身が反対する財政緊縮策がもし7月5日の国民投票で支持された場合、辞任も辞さない構えを示した。

欧州首脳はまだギリシャを救済することはできるとの姿勢を鮮明にしているが、そのためにはギリシャ政治を根本から揺るがす必要がある。チプラス首相が辞任すればその可能性はある。

チプラス首相はインタビューの中で、「もし国民が緊縮策の断行を望むなら、若者が大量に海外に流出し、失業者が出て、再び新しい制度が導入され、新たな債務を抱えることになる。それが国民の選択ならば我々は尊重する。だが遂行はしない」と述べ、「どんな状況になっても私が首相でいるとは断言できない」と語った。

財政破綻(はたん)を防ぐためにギリシャの銀行は29日の営業を停止し、欧州首脳は少なくとも現時点では、ギリシャを突き放す姿勢を崩していない。

ギリシャ政府は26日、同国の救済について話し合う協議の場から交渉団を引き揚げ、チプラス首相はその数時間後、まだ協議が続いているさ中に、財政緊縮案の是非を問う国民投票を実施すると発表した。

ギリシャに対する救済策は、国民投票の5日前の今月30日で期限が切れる。

ドイツのメルケル首相ら欧州首脳は、国民投票では実質的に、ギリシャがユーロ圏にとどまるか自国通貨のドラクマに戻るかの選択を迫られると指摘した。

国民投票の結果がどうなるかは分からない。チプラス首相は高い支持率を維持している一方、各種世論調査ではユーロ圏にとどまることを望む意見が大半を占めている。

欧州委員会のユンケル委員長は国民投票について、「(提案が)否決されれば欧州を拒むことになる」と強調。しかし提案が支持された場合はチプラス首相の交渉姿勢を拒絶して直ちに新たな救済策についての協議に入ることができると指摘した。

メルケル首相は、欧州首脳による会合をギリシャの国民投票前に開く予定はないと説明。ただ、直後に予定している会合でギリシャ政府から要請があれば、新たな救済策について交渉に応じる用意があるとした。

ただし、欧州がギリシャを脅迫し恥をかかせようとしていると非難するチプラス首相の下で、こうした協議が実現する見通しは薄い。

574チバQ:2015/07/05(日) 17:35:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015070500068
ギリシャ国民投票始まる=反対ならユーロ離脱も-緊縮策に賛否伯仲



国民投票を控え、「反緊縮」の旗を掲げてアテネを走るバイクの一団=3日
 【アテネ時事】欧州連合(EU)などの債権団が金融支援の条件とする財政緊縮策への賛否を問う国民投票が5日、ギリシャで始まった。緊縮策への反対票が過半数となれば支援再開の見込みは立たず、ギリシャのユーロ圏離脱が現実味を帯びる。混迷が続くギリシャ情勢は重大な節目を迎えた。
 国民投票は君主制廃止を決めた1974年以来41年ぶり。有権者は18歳以上の986万人。全国約1万9000カ所で午後7時(日本時間6日午前1時)まで行われる。即日開票され、夜(同6日未明)にも大勢が判明する見通しだ。
 地元メディアが報じた直前の世論調査では、いずれも賛成、反対が40%台半ばで拮抗(きっこう)し、結果は予断を許さない。(2015/07/05-15:00)

575チバQ:2015/07/05(日) 22:13:03
http://mainichi.jp/select/news/20150706k0000m030052000c.html
ギリシャ:チプラス首相「尊厳をもって欧州に生きる」
毎日新聞 2015年07月05日 21時00分(最終更新 07月05日 21時13分)

 ◇国民投票 チプラス首相、アテネの投票所で1票投じる

 【アテネ宮川裕章、福島良典】金融支援の条件に欧州連合(EU)が提示した財政緊縮策の受け入れの是非を問うギリシャ国民投票が5日、実施された。賛成ならEUとの支援交渉が再開される見通しだが、反対なら、EUとの対立が深まる。その場合、財政破綻の危機が高まり、最悪の場合にはユーロ圏からの離脱の可能性も現実味を帯びかねない。

 質問項目は、EUと国際通貨基金(IMF)の債権者側が6月25日のユーロ圏財務相会合で提示した緊縮策を「受け入れるべきかどうか」。緊縮策には年金改革や付加価値税の増税などが含まれ、チプラス首相は受け入れを拒否した上で、国民投票にかけると27日に突然発表。反発するEUから支援延長を拒否され、預金引き出し制限などの資本規制の導入を強いられた。

 チプラス首相はユーロ圏残留か離脱かを問う投票ではないと強調しているが、欧州他国は「ユーロか(ギリシャ旧通貨)ドラクマかの選択」(レンツィ伊首相)と位置づけ、債権者案への賛成を迫っている。ギリシャではユーロ圏残留を望む親EU派と、債権者案への反対派で割れ、3日発表の世論調査では賛否は共に4割強で拮抗(きっこう)している。

 チプラス首相はアテネ中心部の投票所で1票を投じた後、「反対票によってギリシャ国民は『尊厳をもって欧州に生きる』との断固たるメッセージを送る。誰も民意をないがしろにすることはできない。今日は民主主義の祝日だ」と述べた。

 首相は「民意を尊重する」と表明しているため、賛成の場合、EUなど債権者側との交渉が再開される。だが、チプラス政権は「反緊縮」を掲げてきたため、連立組み替えや政権交代の可能性が浮上し、政局混乱は必至。反対の場合、交渉再開は難航が予想される。欧州中央銀行(ECB)保有の国債35億ユーロ(約4800億円)の償還を20日に控え、交渉がまとまらなければ債務不履行(デフォルト)となる可能性がある。

 国民投票は1974年にギリシャで軍事政権が崩壊し、君主制が廃止されて以来初めて。有権者数は18歳以上の約985万人。投票時間は5日午前7時(日本時間同日午後1時)から午後7時(同6日午前1時)だが延長もあり得る。結果が法的拘束力を持つには40%以上の投票率が必要となる。

576チバQ:2015/07/05(日) 22:13:54
http://www.sankei.com/world/news/150705/wor1507050028-n1.html
2015.7.5 20:34
【ギリシャ危機】
「国民投票、何の解決にもならない」「責任逃れだ」…賛成・反対とも漂う悲観ムード

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 【アテネ=内藤泰朗】欧州連合(EU)が求める厳しい財政再建策を受け入れるのか、EU離脱も覚悟するのか-。ギリシャの命運を決める国民投票が実施された5日、アテネ中心部に近い住宅街の投票所を訪ねた。「どちらが勝っても何の解決にもならない」。有権者からは、こんな声が多く聞かれ、将来を悲観するムードが漂っていた。

 小学校に設けられた投票所の出入り口で、投票を終えた有権者に声をかけてみるが、多くの人が暗い表情のまま、質問に答えずに立ち去っていった。

 そんな中でも、財政再建策受け入れに賛成票を投じた有権者らは「政府は仕事を放棄し、国民に責任をなすり付けようとしている」「もっと早くEUと合意すべきだった」と政府の姿勢を厳しく非難。反対票を入れた人も「年金が支払われるのか、子供たちはどうなるのか、将来が不安だ」と漏らし、明るい表情の人を見かけることはなかった。

 賛成に投じた年金受給者の男性(97)は「無意味な国民投票を実施したチプラス首相は辞任すべきだ。責任逃れの国民投票をしたことがギリシャの悲劇だ」と怒りをあらわにした。

 投票は、EUの財政再建案受け入れについて「オヒ(ギリシャ語でノー)」か、「ネ(イエス)」で答えるだけの形式。EU案の詳しい説明もない。

 投票を終えたチプラス氏は、「ギリシャ人はきょう、尊厳と決意という力強いメッセージを発した」と笑顔で語った。

577チバQ:2015/07/05(日) 22:14:45
http://www.sankei.com/world/news/150705/wor1507050030-n1.html
2015.7.5 21:30
【ギリシャ危機】
ノーもイエスも国民に“痛み”…世論分断した手法、将来に禍根

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 急進左派連合(SYRIZA)主導のチプラス政権が実施に踏み切ったギリシャの国民投票は、国内世論を真っ二つに分断した。欧州連合(EU)などの財政再建策を受け入れても拒否しても、当面は国民に“痛み”を強いることは確実で、将来に禍根を残すことは間違いない。

 チプラス政権は、国民投票で財政再建策を拒否すれば、EU側との交渉を有利に進められると説明してきた。だが、EU側にすれば、緊縮策を受け入れないギリシャを救済すれば、ポルトガルやスペインなど巨額の債務を抱える南欧諸国が、同様に「例外」を求めてくることは避けられない。

 ユーロを牽引(けんいん)してきたドイツなどの経済力に影を落とす事態は避けたいのが本音といえ、大きな譲歩に踏み切ることは考えにくい。

 賛成多数で再建策を受け入れた場合、チプラス政権が退陣して暫定政権が樹立され、早期にEU側との協議に入るとの見方もある。しかし、世論調査結果でも国民の半数は緊縮に反対姿勢を示しており、暫定政権が厳しい政権運営を迫られることは必至だ。

 国民投票を6月27日の発表から1週間余りで実施したことで、多くの国民は、議論もなく、だまし討ちにされたという思いが強い。今後、その合法性が議論となる可能性もある。

 「国民投票は何の解決にもならない」。投票を終えた人たちに聞くと、多くの人がこう口をそろえた。(アテネ 内藤泰朗)

578名無しさん:2015/07/06(月) 01:14:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150706-00000009-jij-eurp
ギリシャ国民投票、開票へ
時事通信 7月6日(月)1時3分配信

 【アテネ時事】欧州連合(EU)などの債権団が金融支援の条件とする財政緊縮策への賛否を問うギリシャの国民投票は5日午後7時(日本時間6日午前1時)、投票を締め切った。即日開票され、夜(同6日未明)にも大勢が判明する見通し。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150706-00000010-jij-eurp
緊縮策、賛否拮抗=国民投票の電話調査―ギリシャ
時事通信 7月6日(月)1時9分配信

 【アテネ時事】ギリシャの国民投票で、地元メガTVが5日報じた電話調査は、財政緊縮策への賛成が48.5%、反対が51.5%と、賛否は拮抗(きっこう)している。 

最終更新:7月6日(月)1時10分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150706-00000002-mai-eurp
<ギリシャ>緊縮策反対が51.5% 地元TV出口調査
毎日新聞 7月6日(月)1時12分配信

 ◇財政緊縮策の受け入れの是非を問う国民投票が終了

 【アテネ宮川裕章、福島良典】金融支援の条件に欧州連合(EU)が提示した財政緊縮策の受け入れの是非を問うギリシャ国民投票が5日、実施された。賛成ならEUとの支援交渉が再開される見通しだが、反対なら、EUとの対立が深まる。その場合、財政破綻の危機が高まり、最悪の場合にはユーロ圏からの離脱の可能性も現実味を帯びかねない。投票締め切り直後の地元テレビの出口調査によると、賛成48.5%、反対51.5%だった。

 質問項目は、EUと国際通貨基金(IMF)の債権者側が6月25日のユーロ圏財務相会合で提示した緊縮策を「受け入れるべきかどうか」。緊縮策には年金改革や付加価値税の増税などが含まれ、チプラス首相は受け入れを拒否した上で、国民投票にかけると27日に突然発表。反発するEUから支援延長を拒否され、預金引き出し制限などの資本規制の導入を強いられた。

 チプラス首相はユーロ圏残留か離脱かを問う投票ではないと強調しているが、欧州他国は「ユーロか(ギリシャ旧通貨)ドラクマかの選択」(レンツィ伊首相)と位置づけている。

 チプラス首相はアテネ中心部の投票所で1票を投じた後、「反対票によってギリシャ国民は『尊厳をもって欧州に生きる』との断固たるメッセージを送る。誰も民意をないがしろにすることはできない。今日は民主主義の祝日だ」と述べた。

 首相は「民意を尊重する」と表明しているため、賛成の場合、EUなど債権者側との交渉が再開される。だが、チプラス政権は「反緊縮」を掲げてきたため、連立組み替えや政権交代の可能性が浮上し、政局混乱は必至。反対の場合、交渉再開は難航が予想される。欧州中央銀行(ECB)保有の国債35億ユーロ(約4800億円)の償還を20日に控え、交渉がまとまらなければ債務不履行(デフォルト)となる可能性がある。

 国民投票は1974年にギリシャで軍事政権が崩壊し、君主制が廃止されて以来初めて。有権者数は18歳以上の約985万人。結果が法的拘束力を持つには40%以上の投票率が必要となる。

579名無しさん:2015/07/06(月) 01:19:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150706-00000011-jij-eurp
緊縮反対、僅差でリード=ギリシャ国民投票
時事通信 7月6日(月)1時16分配信

 【アテネ時事】ギリシャの国民投票で、地元スターTVが報じた調査では、財政緊縮策への賛成が46〜51%、反対が49〜54%と、反対が僅差でリードしている。
 地元アルファTVの調査では、賛成が45.5〜50.5%、反対が49.5〜54.5%。 

最終更新:7月6日(月)1時16分

581チバQ:2015/07/06(月) 07:34:21
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150706/mcb1507060706016-n1.htm
【ギリシャ危機】首相が「反対派勝利」宣言 EUの再建策国民投票で否決へ ユーロ圏離脱に現実味 (1/2ページ)
2015.7.6 07:06
 【アテネ=内藤泰朗】財政破綻の危機にあるギリシャで実施された国民投票は5日、即日開票され、欧州連合(EU)などが求める財政再建策受け入れに対する反対が賛成を上回った。反対に投票するよう呼びかけていたチプラス首相は5日深夜、全ての開票を待たずに勝利宣言した。EU側の態度は硬化しており、ギリシャが財政破綻やユーロ圏からの離脱、EU脱退に至る懸念が現実味を増した。

 チプラス氏は5日深夜の記者会見で、「民主主義は脅迫に打ち勝った」と述べ、勝利宣言した。ギリシャがユーロ圏を離脱することはないとした上で、「6日からEU側との交渉に戻る」と強調した。投票結果を手に、EU側に債務返済で譲歩を迫る考えだ。

 バルファキス財務相も5日夜、事実上、営業停止に追い込まれている同国の銀行団と会談後に会見し、欧州中央銀行(ECB)や国際通貨基金(IMF)と個別に「友好的に話し合いたい」と語った。しかし、資本規制を受けた銀行の正常化がいつ行われるかには言及しなかった。

 ギリシャ内務省が6日未明(日本時間同日午前)、発表した国民投票の89・39%の開票結果によると、EUの財政再建策受け入れに対する反対票が61・46%と、賛成票の38・54%を大きく上回った。

 EU側は6日以降、ギリシャ問題での協議を再開。EU側が譲歩せず、ユーロ離脱が現実になれば、1999年の単一通貨ユーロ導入以来、初の事態となる。欧州統合の象徴である「ユーロ」は大きな曲がり角を迎えることになる。

582チバQ:2015/07/06(月) 19:30:30
http://www.sankei.com/world/news/150706/wor1507060029-n1.html
2015.7.6 09:54
【ギリシャ危機】
「NO!」に踊って喜ぶ若者たち “勝利”の裏に破綻の足音…

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【ギリシャ・デフォルト危機】

5日、ギリシャ国民投票で財政再建策を拒否する反対派の勝利を確信し、アテネの広場で喜ぶ若者ら(沢田博之氏撮影・共同)
 【アテネ=内藤泰朗】欧州連合(EU)が求める厳しい緊縮策は、もうご免だ-。ギリシャの命運を決める国民投票で、EUの財政再建策受け入れに反対票を投じたチプラス政権の支持者たちは5日深夜、アテネ中心部に集い、抱き合って「歴史的な勝利」を祝った。だが、現金が枯渇する同国の銀行は、営業を停止したまま。熱狂の夜が明ければ、財政破綻の足音が国民生活に迫る。

 「われわれはEUに反対の声をあげる恐怖に打ち勝った」。アテネ中心のシンタグマ(憲法)広場では、国民投票で「オヒ(ギリシャ語でノー)」の票を投じた政権派の市民ら数千人が口々にこう語った。

 青と白のギリシャの国旗を振り、踊る人々。民主制を生んだ古代ギリシャの伝統を意識してか、「世界に民主主義の力を示した」といった声も聞かれた。

 「政府はEUから譲歩を得られると確信している」というのが、財政再建策を拒否した国民に共通する楽観論だが、現実は厳しい。

 ギリシャ政府が銀行の倒産を防ぐため資本規制を導入して1週間。1人あたりの預金引き出し額を1日60ユーロ(約8千円)に制限したが、6日には、都市部でもユーロの現金供給が枯渇する可能性があるという。

 すでに離島などでは、薬品やガソリン、生鮮食料品、日用品まで、生活に直結する商品の流通に支障が伝えられる。EUが態度を硬化させれば事態打開の見通しも立たない中、敗れた財政再建策の支持派は、これからギリシャで何が起きるのか不安を隠せない様子だ。

583チバQ:2015/07/06(月) 19:31:02
http://www.sankei.com/world/news/150706/wor1507060026-n1.html
2015.7.6 09:03
【ギリシャ危機】
英国がユーロ離脱たきつける公算 自国経済への波及嫌い





【ギリシャ・デフォルト危機】
 英国のキャメロン首相は、ギリシャ国民投票で欧州連合(EU)などが求めた財政再建策への反対が多数となったことで、ギリシャはユーロ圏を離脱すべきだとの主張を強めていくとみられる。

 英国はユーロを採用していないが、欧州最大の金融街ロンドン・シティーを抱えるだけに、首相は英国経済への波及を避けるためユーロの長期的な安定を重視。否決の場合に「ギリシャはデフォルト(債務不履行)で深刻な問題をもたらすため、ユーロ圏にとどまるのは難しい」と述べていた。

 首相は投票結果を受け、6日朝にオズボーン財務相、イングランド銀行(中央銀行)のカーニー総裁と対策会議を開く。(共同)

http://www.sankei.com/world/news/150706/wor1507060025-n1.html
2015.7.6 08:55
【ギリシャ危機】
反EUの英独立党・ファラージ党首「EUは死にかけ」「ギリシャ国民の勇気すばらしい」 





【ギリシャ・デフォルト危機】
 反欧州連合(EU)を掲げる英国の右派野党、英独立党のファラージ党首は5日、財政再建策への反対が大差で上回ったギリシャ国民投票について「EUの事業は死にかけている」と述べ、EU批判のトーンを高めた。

 同党首は短文投稿サイト「ツイッター」で、「EUからの政治・経済的ないじめに直面し、ギリシャ国民が示した勇気はすばらしい」とも述べた。(共同)

584チバQ:2015/07/06(月) 19:33:39
http://mainichi.jp/select/news/20150706k0000e030151000c.html
ギリシャ:国民投票 財政緊縮策反対61%賛成38%
毎日新聞 2015年07月06日 10時45分(最終更新 07月06日 11時18分)

 【アテネ福島良典、ロンドン坂井隆之】金融支援の条件として欧州連合(EU)などが提示した財政緊縮策への賛否を問う5日のギリシャ国民投票は即日開票の結果、大差の反対多数で受け入れを拒否した。反対票を投じるよう国民に呼びかけてきたチプラス首相は民意の支持を得てEUなど債権者との支援交渉を仕切り直したい考えだ。しかし、債権者側がギリシャに譲歩する見込みは乏しい。財政状況が逼迫(ひっぱく)するギリシャにとって交渉は時間との闘いになりそうだ。混迷状態が長引けば、金融市場でギリシャのユーロ圏離脱懸念が強まる可能性もある。

 ギリシャ内務省の最終発表によると、反対61.31%、賛成38.69%、投票率62.5%だった。チプラス首相はテレビ演説で「ギリシャ国民は歴史的かつ勇敢な選択をした」「民主主義の勝利だ」と宣言。EUとの支援交渉をただちに再開し、債務負担の軽減を求める考えを表明した。

 EUのトゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は、7日にユーロ圏首脳会議を開くと表明した。

 チプラス首相は首脳会議に先立つ6日に与野党党首会談を開き、支援交渉に臨む方針を協議する。交渉団に野党代表者を加えるとの観測も流れている。

 EUの金融支援が6月30日で期限切れを迎え、欧州中央銀行(ECB)もギリシャの銀行に対する資金供給の増額を見送ったため、ギリシャでは預金の引き出し制限などの資本規制が続いている。EUとの支援交渉が再開されない限り、ECBが資金供給の増額に応じるのは難しい。このため、ギリシャ政府が7日からと表明している銀行の営業正常化は困難な情勢だ。

 最大の支援国ドイツのガブリエル副首相は国民投票の結果を受け、ギリシャの求めている今後2年間で290億ユーロ(約3兆9000億円)という新たな金融支援の交渉を開始するのは困難との見方を示した。

 国民投票は1974年にギリシャで軍事政権が崩壊し、君主制が廃止されて以来初めてだった。有権者数は18歳以上の約985万人。

585チバQ:2015/07/06(月) 19:37:00
http://mainichi.jp/select/news/20150706k0000e030143000c.html
ギリシャ:国民投票「ノー」疲弊国民が選んだ「尊厳」
毎日新聞 2015年07月06日 10時28分(最終更新 07月06日 11時59分)
 【アテネ福島良典】ギリシャ国民は5日の国民投票で、欧州連合(EU)など債権者側が金融支援の条件として提示した財政緊縮策に「ノー」を突き付けた。背景には、5年に及ぶ緊縮策で経済の疲弊が長引く中、若者を中心に高まる「反緊縮」の機運がありそうだ。未来に希望を見いだせない国民の多くは、欧州他国からの「ユーロ圏離脱につながる」との警告に屈するよりも、チプラス首相の掲げる「ギリシャの尊厳」を選んだ形だ。

 政府統計によると、ギリシャの国内総生産(GDP)は、債務危機を受けて緊縮策が導入された2010年から14年までに25%も縮小した。景気の冷え込みで企業が新規採用を控えているため、25歳未満の若者の失業率は国民平均(25.6%)の倍にあたる49.7%に上る。大学を卒業したものの就職できない若者があふれている。

 国民投票前の世論調査によると、若者の8割は反対派だったとされる。EUとの金融支援交渉でチプラス首相の対応は迷走し、銀行閉鎖や預金引き出し制限などの資本規制に追い込まれた。だが、1月の総選挙で急進左派連合を勝利に導いた若年層は「ノー(EU案拒否)なら強い立場で交渉できる」と主張する首相を信じた。

 また、緊縮策によって拡大した貧富の格差も投票行動に影響を及ぼしたとみられる。首都アテネの中心部ではEU案への賛否が拮抗(きっこう)したが、労働者や低所得層の多い地区では反対が多く、地方の大半で反対が賛成を大幅に上回った。

 エリートや知識人が主流の賛成陣営が、チプラス政権に対抗できるだけの求心力を作り出せなかった側面もある。アテネ経済ビジネス大学のスピロス・ブラブコス准教授は「急進左派連合は終盤で強力なキャンペーンを展開したのに対して、賛成陣営は中核組織がなく、ゆるやかな連合体にすぎなかった」と指摘する。

586チバQ:2015/07/06(月) 19:55:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150706-00000075-reut-bus_all
ギリシャ財務相が辞任、債権団との交渉のためと首相が判断
ロイター 7月6日(月)14時59分配信
[アテネ 6日 ロイター] - ギリシャのバルファキス財務相は6日、辞任を表明した。同氏と他のユーロ圏財務相との関係が悪化しており、辞任することでギリシャ支援協議で合意しやすくなるとチプラス首相が判断したとしている。


バルファキス財務相は先週、債権団は脅しによって緊縮策の受け入れを迫っておりギリシャ国民に対する「テロ行為」だと非難。欧州連合(EU)の強い反発を招いた。

財務相は声明で、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)の一部メンバーが同氏の参加を望んでいないとし「(自身が辞任すれば)交渉がまとまりやすくなると首相が判断した」と説明した。

5日の国民投票で示された判断に基づき、チプラス首相が行動するのを支えることが自分の義務だと表明した。

*内容を追加しました。

587チバQ:2015/07/07(火) 21:44:25
http://mainichi.jp/select/news/20150708k0000m030076000c.html
ギリシャ:「この国はもう手詰まり」アテネ市民ため息
毎日新聞 2015年07月07日 21時18分(最終更新 07月07日 21時22分)
【アテネ宮川裕章】ギリシャ政府とEUとの緊縮策と金融支援を巡る交渉が続く中、ギリシャの銀行の資金は底をつきつつある。ギリシャ銀行協会は、当初7日に予定していた窓口再開を8日以降まで延期し、1日上限60ユーロの引き出し制限措置を継続した。暴動や略奪など社会不安は伝えられていないが、市民には現金の引き出し停止など「明日」以降を不安視する声が広がった。

 アテネ市内では7日午前も、シャッターを閉じた銀行外の各現金自動受払機(ATM)の前に長い行列ができた。中心部シンダグマ広場そばのATM前に並ぶ公務員のベリカ・カプタニさん(57)は生活費のため、連日60ユーロの引き出しに通っている。「窓口の業務再開は最初から期待していないし、欧州中央銀行(ECB)からの資金供給がなければ、銀行の資金不足の状況に変わりはない」と冷静だ。「政府の交渉には期待したいが、何が起こるか分からない。将来を全く見通せない不安が一番つらい」と話した。一方で、年金生活者の不安はより深刻で、アテネなどの銀行前では高齢者たちが年金の支給を待って集まり、整理券が配られると殺到する場面もあった。

 商店の資金繰りはインターネット決済などで何とか持ちこたえている状況だ。ガソリンスタンドを経営するクリストス・リバノスさん(56)は「客足は(前回債務危機の)5年前から年々減っている。カードで支払う人が多いが、現金を動かさずにすむネット決済で何とかしのいでいる。でもこの先どうなるか分からない」。喫茶店を経営するベリカ・カプタニさん(57)は「国民投票の結果は、もう大勢に影響しない。今続く交渉も、どう転んでも同じこと。緊縮策受け入れも、ユーロ圏離脱も、悲惨な結果になるだろう。この国は、もう手詰まりだと思う」と悲観した。

 交渉の行く末は、若者たちの未来に暗い影を落としそうだ。ATM前に並んでいた大学生のビアンカ・フィートロスさん(24)は「チプラス首相はEUとの交渉を有利にするために緊縮策への反対を呼びかけたが、私は反対派の勝利でギリシャはユーロ圏を離脱することになると思う」と心配顔だ。「子供のころからの夢で、ユーロ圏の国の大学院に進学したいが、ドラクマ(ギリシャ旧通貨)に戻って通貨が暴落すれば、それも無理になるかもしれない。なんとか交渉を続けて、良い結果になってほしい」と交渉の進展に望みを託した。

588チバQ:2015/07/07(火) 21:47:21
みんな考えることは一緒なんだなあ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150707-00000067-reut-eurp
アングル:ギリシャ旅行の人気衰えず、外国人観光需要は拡大も
ロイター 7月7日(火)14時19分配信

アングル:ギリシャ旅行の人気衰えず、外国人観光需要は拡大も
 7月6日、国民投票で緊縮策を拒否したギリシャには、さらなる経済的苦境が待ち受けているとみられるが、旅費が大幅に下がることで外国人観光需要はさらに高まる可能性がある。同国サントリーニ島で1日撮影(2015年 ロイター/Cathal McNaughton)
[ベルリン 6日 ロイター] - 5日に実施された国民投票で緊縮策を拒否したギリシャには、さらなる経済的苦境が待ち受けているとみられる。しかし、海外から同国を訪れる旅行者は今のところ減っておらず、旅費が大幅に下がることで外国人観光需要はさらに高まる可能性さえある。

英国とドイツ、フランスの各旅行業協会は、ここまでギリシャ旅行のキャンセルは出ておらず、予約も堅調だとしている。

実際、旅行サイトのスカイスキャナーによると、ギリシャ行き航空便の需要はここ数日で増加。ギリシャの銀行が休業になった6月29日以降、7月・8月の英国発の航空便予約は14%増えたという。

同社は、スペインからギリシャへの航空便の検索も、6月28日─7月5日に20%増えたとしている。

ギリシャ支援に厳しい態度で臨んでいるドイツは、アテネで行われた反緊縮デモで矢面に立たされたが、国民の間でギリシャの観光地人気は衰えていない。

英トーマス・クックのドイツ部門は「ギリシャ行きの予約の水準に変わりはない」と説明。ドイツ旅行業協会DRVも、5月以降にギリシャ旅行の予約は堅調に増えているとしている。

昨年にギリシャを訪れた旅行者の数は約2200万人で、観光業は同国経済の18%を占める。

証券会社ジェフリーズのアナリストらは、ギリシャの債務問題をめぐる不透明感は直近の予約に一部影響を与えているかもしれないが、長期的な打撃とはならないと予想している。

欧州旅行大手のトーマス・クック<TCG.L>と独TUI<TUIT.L><TUIGn.DE>の株価は過去1週間で下落したが、その背景は主として、チュニジアのホテル襲撃事件の影響とみられる。チュニジアの治安に不安を感じる旅行者は、代替渡航先としてギリシャを選ぶ可能性がある。

ギリシャ債務危機は、今夏のホリデーシーズン直前で予約を入れようとしている旅行者に「お買い得」を提供している側面もありそうだ。

旅行サイトのカヤックによると、ギリシャのホテル代は今週、昨年の同じ時期に比べて8%下がった。

一方、フランスの旅行会社ヘリアデスは、ギリシャのホテルと同国行きの飛行機はすでに予約でぎっしり埋まっているため、大幅な値引きはしていないとしている。

ギリシャではATMでの現金引き出しが1日60ユーロに制限され、首都アテネのシンタグマ広場では再び大規模な抗議集会が行われているが、各旅行会社によれば、コス島やコルフ島などのリゾート地は平静が保たれている。

英旅行業協会ABTAの広報担当は「現在のところ(現地の状況は)極めて通常通り。リゾート地での食品や医薬品などの不足は一切報告がない」としている。

旅行各社は、ギリシャに渡航する際には、小額紙幣で十分な現金を持っていくよう旅行者に勧めている。独DRVは、仮にギリシャが通貨をドラクマに戻したとしても、ユーロは引き続き使えるだろうとしている。

589とはずがたり:2015/07/08(水) 10:59:09
ドイツ人もマジャール人もネガティブが好まれる様だ。文明論・比較文化論スレないからここかな〜。
>ドイツの場合、むしろあまりに前向きな発言ばかりしていると、「批判の一つもできない教養のない人」と思われてしまいます。そして物事を批判するにあたってある程度の悪口は必要(!)だと考えられているため、ドイツ人は悪口というものに対して比較的寛容だったりします。
>ハンガリー人も基本、「明日、不幸が起きたらどうしよう」「友達がいなくなったらどうしよう」などのマイナス思考の発言が多いですし(でも慎重で現実的だと筆者は思います)、ネガティブな内容の発言に対しては寛容ですね。

国によってこんなに違う!「ポジティブ思考」VS「ネガティブ思考」
https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/11961
2014/06/30仕事全般

明るくポジティブでいつも前向きな人のそばにいると、こちらまで明るい気持ちになりますよね。筆者も、タレントのローラさんを見ると、毎回明るい気持ちになります。

巷の書店には「ポジティブな思考を身につけよう」「ポジティブで前向きな女は好かれる」「どのようにしたら前向きでポジティブになれるか」というテーマの本が数多く並んでいます。それらを見ると、ネガティブよりもポジティブのほうが良しとされ、誰もがポジティブになりたいと願っているかのような印象を受けますが、実は国によって違いがあるのをご存知ですか?

もし、あなたの身近にいる外国出身の同僚やお友達と接していて、「この人は文句が多くてネガティブだなぁ」と感じているようであれば、それはもしかしたら「文化の違い」が原因かもしれません。

日本では愚痴が多い人や批判が多い人、悪口が多い人は間違いなく嫌われますから、人前で延々とネガティブなことを言う人は比較的少ないです。初対面ならば、なおさらです。基本「悪口を言わない人」のほうが日本では評価が高いのですね。

ところが国によっては、批判や愚痴が大歓迎というか、それらがコミュニケーションツールになっているところもあります。世界の色んな国を見ると、ポジティブで前向きな姿勢や発言が良しとされている国と、そうでない国があるのです。

たとえば筆者の出身国であるドイツは間違いなく後者です。ドイツ人が集う会合に行ってみると、初対面なのに出るわ出るわ、愚痴と批判(悪口とも言う)のオンパレード。みんな、自己紹介もそこそこに、「天気が悪過ぎる。政治も悪過ぎる。環境汚染も酷いし、食品も何を食べれば安全なのか分からない。仕事も大変だし、そもそも景気が......」と愚痴と不満が延々と続きます。でもその場にいるドイツ人同士は、うんうんと頷きながら妙に楽しそうに聞いていますし、これはこれで一つの会話スタイルとして成り立っているわけです。ドイツの場合、むしろあまりに前向きな発言ばかりしていると、「批判の一つもできない教養のない人」と思われてしまいます。そして物事を批判するにあたってある程度の悪口は必要(!)だと考えられているため、ドイツ人は悪口というものに対して比較的寛容だったりします。そういう意味ではドイツ人はネガティブな態度が比較的好きな人達だと言えるでしょう。日本人から見たら間違いなく「ネガティブ思考」です。

590とはずがたり:2015/07/08(水) 10:59:24
>>589-590

ハンガリー人も基本、「明日、不幸が起きたらどうしよう」「友達がいなくなったらどうしよう」などのマイナス思考の発言が多いですし(でも慎重で現実的だと筆者は思います)、ネガティブな内容の発言に対しては寛容ですね。

日本ではマイナス思考の人はもちろん、愚痴や悪口の多い人は「残念な人」として扱われてしまいます。日本の場合、愚痴は「ある程度は」言ってもいいけれど、ホドホドにしておかないと、周りに煙たがられますね。そういう意味で、日本人は「ポジティブ思考」だと言えるかもしれません。

ちなみに日本人だけでなくタイ人も、発言内容が非常にポジティブな人が多いです。全体的にフレンドリーで、あまり愚痴を言わないし文句も言わない。これは気候が暖かいのと、もしかしたら仏教が関係しているのではないかと筆者は(勝手に)考えています。

国によっては政治家やその国の支配層の悪口を言うと罰せられてしまう国もありますから、そういった国々の人達は必然的に文句やネガティブ発言も少なくなります。これはこれで、「強制ポジティブ」なのかもしれません。そう考えると、大きな声で悪口や批判が言える国というのはある意味幸せだと言えるのかもしれません。

ちなみに筆者は来日してから、数多くのアメリカ人と仕事をした経験がありますが、アメリカ人もかなりポジティブです。真っ白な歯を見せながら笑顔で「Be positive!(ポジティブにね!)」なんて励まされると、完全に「ハイッ!」と従いたくなります。

アメリカ人にそんな「ポジティブ洗礼」を受けるたびに、ドイツとのハーフである筆者は本当にネガティブなんだなあ、いや、ネガティブシンキングの国出身なんだなあ、世界は広いなあ、国によってこんなに違うんだなあ......などと感じる次第です。

このように、「ポジティブ思考」 「 ネガティブ思考」というのは、「個人の問題」または「本人の性格の問題」だと思われがちですが、意外とその人の育った国や文化といった背景も関係しているのですね。

国によって、こんなにも違う「ポジティブ思考」VS「ネガティブ思考」。

筆者はせっかく日本にいるのだから、もっとポジティブになれるよう日々精進してまいりたいと思います。

文●サンドラ・ヘフェリン
サンドラ・ヘフェリン プロフィール/ドイツ・ミュンヘン出身。日本歴16年。 自身が日独ハーフであることから、ハーフとバイリンガル問題、ハーフはナニジン? ハーフといじめ問題などハーフのテーマを中心に執筆活動をしている。著書にベストセラーとなった「浪費が止まるドイツ節約生活の楽しみ」(光文社) のほか、「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」(中公新書ラクレ)、「ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ」(メディアファクトリー)など計7冊。

591とはずがたり:2015/07/08(水) 15:20:16
>「国旗を軽んじてきた左派が国旗を団結の象徴に使っている」と地元住民は驚いた。
どんな感じで軽んじてきたんかな??

ギリシャ緊縮「反対」 米、安全保障への影響懸念
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015070702000139.html
2015年7月7日 朝刊

 【ワシントン=斉場保伸】欧州連合(EU)などが求める緊縮財政策に五日の国民投票で「反対」の意思を突きつけたギリシャ。EU側が今後態度を硬化させるのは確実で、ユーロ圏離脱は急速に現実味を帯びている。欧州の経済面でのひび割れは安全保障のバランスにも影響しかねず、米国が中国、ロシアのギリシャ介入に懸念を強めるのは必至だ。
 米オバマ政権はユーロ圏にギリシャがとどまった形での債務問題の解決を強く促している。というのも、ギリシャは今、ウクライナ問題、中東の過激派組織「イスラム国」(IS)の台頭、リビアの混乱という国際的な問題の地理的な近接点にあるからだ。
 それだけに挑発的に南シナ海で岩礁の埋め立てを強行する中国や、ウクライナのクリミア半島を併合したロシアの動きに対して警戒を強めている。
 「中国との関係は非常によい。李克強首相の昨年の訪問は政治レベルにとどまらず、経済貿易にまで拡大した」
 ギリシャ外務省はホームページで対中関係が強化されていることをアピールした。昨年六月の李氏の訪問時に港湾や道路、鉄道などインフラ整備の協力で合意し、さらにギリシャ最大の港湾であるピレウス港の開発が続いているからだ。
 「中華民族の偉大な復興」を掲げる中国の習近平国家主席。その具体策の一つ、「海のシルクロード」と呼ばれる中国から欧州につながる巨大な経済圏の終着点はギリシャのある地中海となっている。英BBCテレビによると、李氏は六月二十九日、訪問先のブリュッセルで「中国はギリシャ問題に関して建設的な役割を果たす準備がある」と述べ、積極的に関与していく方針を明らかにした。
 一方、ロシアとの関係では、今年一月に就任したばかりのギリシャのチプラス首相が六月十九日、四月に次いで二度目となる訪ロで、プーチン大統領と固い握手を交わした。エネルギー分野で欧州への影響力を維持、拡大したい思惑があるプーチン氏。両国は、ロシア産ガスをウクライナを経由せず欧州に輸送するパイプライン「トルコストリーム」のギリシャ延伸で暫定合意した。
 ギリシャは地中海にあって米国と旧ソ連がにらみ合った冷戦時代からの欧州の軍事戦略上の要衝。そのギリシャとEUの今後の交渉は、安全保障の面で、ロシア、中国、そして米国といった域外の大国にとっても見逃せない状況となっている。

◆若者に閉塞感 大差招く
 【アテネ=宮本隆彦】財政再建のため欧州連合(EU)などが求めた緊縮策の是非を問い、五日に実施されたギリシャの国民投票は緊縮策受け入れ「反対」が「賛成」を圧倒した。「ユーロ圏離脱につながる」とのEU首脳の警告にもかかわらずこうした結果になったのは、過去五年半の緊縮財政で経済が極度に疲弊し、閉塞(へいそく)感が社会を覆っていたためだ。
 「若者には仕事がなく、ギリシャにとどまることができない。母国で暮らせるようになってほしいとの願いを反対票に込めた」。五日夜、アテネ中心のシンタグマ広場で大学生のカリオピさん(19)はそう言った。
 二〇〇九年秋に始まった債務危機を受けて緊縮策を実行したギリシャでは経済は極度の不振に陥っている。立場が弱い若者は特に影響が大きく、二十五歳未満の失業率は五割近くで推移するなど悲惨だ。
 こうした状況を反映し、国民投票前の三日に発表された世論調査では、十八〜二十四歳の71%が「反対」を選ぶなど若年層ほど緊縮策に反対する傾向があった。実際の投票では反対への投票割合が世論調査よりも高く、こうした傾向はさらに強かったとみられる。
 緊縮を受け入れれば、ギリシャがEUの完全な統制下に置かれるとの危機感もあった。こうした危機感に刺激された愛国心の高まりが反EUの反対票をさらに増やした可能性がある。
 反対多数が確実となった五日夜、反緊縮を主導した急進左派連合などの支持者らがアテネ中心部のシンタグマ広場に集まり、大小無数のギリシャ国旗を打ち振った。「国旗を軽んじてきた左派が国旗を団結の象徴に使っている」と地元住民は驚いた。

592チバQ:2015/07/08(水) 21:23:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150708-00000015-mai-int
<対ギリシャ>EU首脳会議、12日に支援最終判断
毎日新聞 7月8日(水)10時20分配信

<対ギリシャ>EU首脳会議、12日に支援最終判断
ユーロ圏首脳会議を終え、建物を出るギリシャのチプラス首相(中央)=ブリュッセルで2015年7月7日、AP
 【ロンドン坂井隆之】欧州連合(EU)は7日夜(日本時間8日未明)、ユーロ圏の首脳会議を開き、財政危機に陥っているギリシャの状況について協議した。ギリシャのチプラス首相が、新たな金融支援と債務返済負担の軽減を要請したのに対し、EU側は9日までに詳細な財政改革案を提出するよう要求。12日に開催する臨時のEU首脳会議までに、支援の是非を最終判断することを決めた。

【アテネ市民ため息「この国はもう手詰まり」】

 記者会見したEUのトゥスク欧州理事会常任議長(大統領)は「今週末が明確に最後の期限だ」と表明した。ユンケル欧州委員長も「我々にはギリシャのユーロ圏離脱に関する詳細なシナリオがある」と述べ、合意に失敗すれば12日の首脳会議でギリシャの離脱が議論になるとの考えを示した。ギリシャに「最後通告」を突きつけた形で、チプラス首相の対応がユーロ圏の将来を左右しそうだ。

 ギリシャ政府は、8日にユーロ圏の金融安全網である「欧州安定メカニズム(ESM)」に対して正式な金融支援の要請を行い、その後、詳細な財政改革案を提出する方針だ。欧州メディアによると、ギリシャ政府は2年間の金融支援と、債務削減や返済条件の緩和などによる債務負担軽減を求める見込み。改革案では、EU側が求める緊縮策を大筋で受け入れる一方、離島向けの軽減税率の維持など、国民の負担を軽くする複数の修正を求める見通しだ。EU側は、実務レベルで改革案を審査した上で、11日にユーロ圏財務相会合を開いて支援の是非を判断する。

 ギリシャの銀行は預金流出で資金がほぼ底をついていると見られ、破綻の瀬戸際にある。政府も20日に欧州中央銀行(ECB)向けの35億ユーロ(約4725億円)の国債償還(借金返済)期限を控え、本格的な債務不履行(デフォルト)に陥る懸念がある。ドイツのメルケル首相は会見で、「中長期的な複数年の支援策が必要だ。詳細で十分な提案があれば、短期的な問題を解決する可能性が出てくる」と述べ、複数年の支援で合意できれば、当面の資金繰りの手当ても可能との認識を示した。

 チプラス首相は会議後、記者団に「数時間以内に作業を始め、遅くとも今週末までに結論を出す。我々には国民の審判という強い武器がある」と述べ、5日の国民投票でEUの緊縮策を否決した民意を支えに合意を目指す考えを示した。

593チバQ:2015/07/08(水) 21:24:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150708-00000035-jij-eurp
主力の観光に打撃=島のホテル解約相次ぐ―ギリシャ
時事通信 7月8日(水)8時26分配信

 【アテネ時事】ギリシャで発動された国内銀行の営業を強制的に停止し、預金引き出しを1日60ユーロ(約8100円)に制限する措置は、国の稼ぎ頭の観光産業にも大打撃を与えている。銀行の休業で日々の生活資金にも事欠く国民は夏の旅行を断念せざるを得ず、停滞色を強める景気の先行き懸念は増すばかりだ。
 「電話が鳴ると予約ではなくキャンセルだ」。ギリシャ東部のエーゲ海に浮かぶパトモス島のホテル協会会長、アナ・ロメウ氏は地元紙エスノスに、1日だけで50人分の解約を受けたと明かす。例年夏場は観光客でにぎわうが、今年は満室のホテルは3割に達せず、銀行休業が始まった6月末以降の売り上げは平年の3割以下に落ち込んだ。
 地元紙カティメリニによれば、北部やエーゲ海の一部観光施設では、現金不足を補うため、トルコやブルガリアの通貨による支払いを受け付け始めた。銀行から資金を融通できず、営業に不可欠な衛生用品や食材といった物資を海外の仕入れ先から購入できなくなった例も多い。
 7日、付近の自宅からアテネ南郊の海水浴場を訪れた大学生のクリストスさん(22)は「本当はもっと遠くに行きたいが、お金がないから近場で遊ぶしかない」と浮かない表情。バーで働くマリア・ガリファセさん(39)は「ここはまだ客が来てくれるが、混乱が長引けば島部の苦境が人ごとではなくなる」と不安を訴えた。

594とはずがたり:2015/07/08(水) 22:04:15
ギリシャ孤立、米が警戒…ロシア接近をけん制
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150708-OYT1T50036.html?from=yartcl_popin
2015年07月08日 07時38分

 【ワシントン=尾関航也】米オバマ政権が、ギリシャのユーロ圏離脱が現実味を帯び始めたことに懸念を強めている。

 米国経済だけでなく、米国の安全保障戦略にまで影響が及びかねないためだ。ギリシャの孤立を放置すれば、ロシアを利する結果になりかねないとの不安が背景にある。

 アーネスト米大統領報道官は6日、「すべての関係者にとってギリシャのユーロ圏残留が共通の利益だ」と述べ、ギリシャのユーロ圏離脱を容認しない立場を明確にした。

 オバマ政権は基本的に、ギリシャ問題を欧州諸国に任せる立場を取ってきたが、債務不履行の公算が大きくなった先週以降、オバマ大統領がメルケル独首相ら欧州首脳と相次いで電話会談するなど、直接関与の姿勢を強めた。ルー米財務長官も欧州諸国とギリシャ政府の双方と会談を重ね、「現実的妥協」を促している。

 米国のこうした変化には、安全保障上の懸念がある。バルカン半島の南端に位置するギリシャは、黒海と地中海を挟んでロシアと中東と向き合う軍事的要衝だ。そのギリシャがロシアに接近するそぶりを見せている。

 先月19日にはチプラス首相が訪露し、プーチン露大統領と会談。ロシア側は財政支援の可能性もちらつかせて歓待した。欧州連合(EU)が先月、ウクライナ問題をめぐる対露制裁の延長を決めた際には、ギリシャも同調した。しかし、次回の延長など今後をにらめば、ロシアにとってギリシャは、EUや北大西洋条約機構(NATO)の結束を揺さぶる格好の突破口になり得る。

595チバQ:2015/07/09(木) 21:53:11
http://www.sankei.com/politics/news/150708/plt1507080043-n1.html
2015.7.8 21:36
【ギリシャ危機】
ロシアがチプラス政権に接近 EUの動揺狙い、米国の関与警戒





【ギリシャ・デフォルト危機】

 【モスクワ=遠藤良介】ロシアは米欧の結束を揺さぶる思惑から、財政危機を抱えるギリシャのチプラス政権に接近している。ギリシャを味方につけることで、欧州連合(EU)の対露制裁緩和につなげる思惑がある。半面、ギリシャは地中海の要衝に位置する北大西洋条約機構(NATO)加盟国であることから、米国がギリシャ問題や欧州情勢への関与を強める事態を警戒してもいる。

 財政再建策をめぐって行われた5日のギリシャ国民投票後、プーチン露大統領は外国首脳として最初にチプラス首相と電話会談を行い、投票結果について協議した。EUが来年1月を期限に発動している対露経済制裁の延長には全加盟国の同意が必要で、チプラス政権との連帯を深めてEUの足並みを乱す狙いだ。

 ロシアはソ連崩壊後、中東欧諸国が次々にNATOに加盟したことに強い反発を抱いてきた。ギリシャがNATO加盟国としても揺らぐようなら、NATOの「東方拡大」に対する意趣返しの機会すら生まれる。

 一部識者はギリシャ支援を通じ、同国を冷戦期のキューバのような存在にすべきだと主張している。

 ギリシャ問題の解決に手間取れば、EUにはウクライナなど旧ソ連諸国に関わる余裕がなくなる-との読みもある。ただ、その場合には米国がより積極的に欧州や旧ソ連圏の情勢に介入する可能性があるため、米露の対立がいっそう先鋭化することを懸念する見方も出ている。

596チバQ:2015/07/09(木) 21:57:32
http://www.sankei.com/world/news/150707/wor1507070049-n1.html
2015.7.7 22:40
【ギリシャ激震】
(上)チキンレースが招いた危機 瀬戸際外交 危険領域に

ブログに書く1



(1/4ページ)【ギリシャ・デフォルト危機】

 ギリシャの首都アテネで、“メルケル銀行”とスプレーで落書きされたギリシャ銀行の表示=6日(AP=共同)
 「大きな勝利だ。国民の勇敢な決断に感謝する」

 ギリシャの国民投票で、欧州連合(EU)などが求める財政再建策に「オヒ(ノー)」が突きつけられた5日深夜。チプラス首相は静かに勝利を宣言した。困難が待ち受けるEU側との交渉を思い描いていたのか、笑顔はなかった。

 一方、アテネ中心部のシンタグマ(憲法)広場には市民ら約6千人が集い、EUの再建策を退けた喜びに酔った。

 2009年の債務危機以降、ギリシャでは付加価値税が23%まで引き上げられた。年金は削減されて受給開始年齢が65歳から67歳に。燃料や酒、たばこなど身近な物品も増税された。

 しかし、緊縮策の末に訪れた現実は厳しかった。10%未満だった失業率は25%を超え、経済規模では4分の1を失った。反対票を投じた人々には、「暮らしが上向かないのに、まだ痛みに耐えろというのか」という思いがにじむ。

 半面、国民の多くは単一通貨ユーロ圏に残りたいと願っているとの世論調査結果がある。他のユーロ圏諸国には、こうした思いが“身勝手”に映る。

 「チプラス氏の瀬戸際外交は“勝利”とはほど遠い。何が起きても不思議でない危険な領域に突入した」。アテネの消息筋はこう語り、ため息をついた。

   ■    ■   

 チキンレース。欧米メディアはしばしば、過去約5カ月に及ぶギリシャとEU側の協議を度胸試しのゲームになぞらえてきた。

 チプラス政権は1月、財政緊縮策への国民の不満を追い風に総選挙で勝利して発足した。ユーロ圏諸国は2月下旬、金融支援の4カ月延長を決定したが、チプラス政権は付加価値税の増税などを含むEUなどの再建策は、「不合理」だと抵抗し続けた。

597チバQ:2015/07/09(木) 21:57:50
 同政権は6月22日、付加価値税と法人税の税率引き上げなどを盛り込んだ再建案を提出。一方でチプラス首相は27日に突然、国民投票の実施を表明した。投票日は支援枠組みの期限が過ぎた後の7月5日だった。

 EUのユンケル欧州委員長は「裏切られた」と不信感を隠さなかった。もっとも、ユーロ圏諸国は危機の波及を最小限に防ぐ布石も打っていた。

 09年には、ギリシャが抱える約3千億ユーロ(約40兆円)とされる長期債務の大半を民間銀行が保有していた。しかし10、12年の2度にわたる支援で、債権は国際通貨基金(IMF)や欧州中央銀行(ECB)に移し替えられた形となった。

 ギリシャ発の「不安の連鎖」を防ぐ措置を取ったユーロ圏諸国。今後、ギリシャに歩み寄ることは考えにくいとの見方が広がる。

   ■    ■   

 国民投票のほぼ1カ月前。ドイツのエルマウ城で開かれた主要国首脳会議(G7、サミット)で、世界経済などを討議する「セッション1」が始まった直後、ちょっとしたハプニングがあった。

 EU首脳の1人が手を挙げ、ギリシャ危機についていきなり発言した。事前に決められていた安倍晋三首相の発言は後に回され、「ユーロはどうなる」といった議論が約20分続いた。

 セッション冒頭で演説したオバマ米大統領は、リスク要因もあるとしながらも、「世界経済も米国経済も調子がいい」と述べた。

 ギリシャ危機に対する温度差が如実に表れた瞬間だった。

     ◇

 ギリシャの国民投票でEUなどの財政再建策が拒否された。不透明感が強まる欧州と世界経済の行方を探る。(アテネ 内藤泰朗、ボン 宮下日出男)

598チバQ:2015/07/09(木) 21:58:38
http://www.sankei.com/world/news/150708/wor1507080009-n1.html
2015.7.8 07:51
【ギリシャ激震】
(下)きしむ団結 EUの将来を左右 地政学上の特異性がもたらした危機

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(1/3ページ)【ギリシャ・デフォルト危機】
 ギリシャは欧州単一通貨ユーロの誕生から2年後の2001年、ユーロ圏に加わった。

 オリンピックと民主主義思想の発祥の地という独特の歴史に加え、ギリシャにはもう一つ、地政学上の特異性がある。第二次大戦終結後、東西両陣営の最前線となったことだ。

 「武装した少数派や外部の圧力による制圧の試みに抵抗している、自由な国民を援助することこそが、米国の政策でなければならない」

 トルーマン米大統領は1947年、議会演説でギリシャとトルコに対する経済・軍事援助を英国から引き継ぐと表明した(トルーマン・ドクトリン)。ソ連から見れば、ギリシャとトルコは黒海から地中海に抜ける出口をふさぐように向かい合う。ギリシャは当時、共産主義勢力と右派政府の内戦状態にあった。

 ギリシャに対する米国の援助は、冷戦構造が崩れた後もユーロ圏入りの数年前まで続き、ユーロ導入後も放漫な財政状況は続いた。

 国民投票を経て欧州連合(EU)などと交渉に臨むチプラス首相は、共産主義青年組織での学生運動から頭角を現した。そして、首相率いる急進左派連合(SYRIZA)は、公務員をはじめとする労働組合に強い支持基盤を持つ。財政改善の道筋は見通せない。

■    ■
 

 ギリシャで2009年に財政赤字の粉飾が発覚して債務危機に陥った後、ユーロ圏は危機拡大を阻止するために「欧州安定メカニズム(ESM)」を発足させた。しかし、「通貨は1つだが財政政策は各国任せ」という根本的な問題はそのまま残る。

 ユーロを導入していない英国ではギリシャ危機を受け、「最強国ドイツが通貨の支配権を握り、通貨の支配権を失った(他国の)政府は力を制限された」(ガーディアン紙)との見方が出た。通貨の発行は国家主権の一部であり、譲るべきではないという英国の立場を示唆するかのようだ。

 ユーロ圏で競争力の強いドイツは輸出を伸ばすなどして影響力を拡大。経済が堅調な欧州北部と停滞する南部の「南北格差」が広がる。最新の統計で失業率をみると、ドイツの4・7%に対し、ギリシャは約26%、スペインも約23%と南部の低迷ぶりが目立つ。

 ドイツのショイブレ財務相は今月、財政再建をめぐって「(チプラス政権は)発足以来、何もしていない」と突き放した。14年にユーロ圏に加わったばかりのバルト三国ラトビアでは「ギリシャはユーロ圏加盟の前も後も、現在もだましている」(政党幹部)と、さらに辛(しん)辣(らつ)な声が出た。

■    ■
  

 「Grexit(グレグジット)」。ギリシャ(Greece)のユーロ圏離脱(exit)の懸念を受け、欧米メディアで広がっている造語だ。

 スペインの反緊縮派の左派ポデモスや、イタリアの左派政党「五つ星運動」は、ギリシャが国民投票でEUなどの財政再建策受け入れに反対したことに賛同。連帯を強化する意向だ。フランスの極右政党「国民戦線」のルペン党首は「単一通貨解体の機会とすべきだ」と訴えた。

 ユーロ圏の動揺でEUの団結も軋(きし)んでいる。来年中にもEU脱退の是非を問う国民投票が行われる見通しの英国(Britain)を評して、「Brexit(ブリグジット)」という言葉も飛び交う。

 仏週刊紙襲撃などのテロ対策や移民政策など、EU加盟国が一致して対応すべき問題は少なくない。ギリシャ危機をどう処理するかはユーロの行方のみならず、EUの将来像を占う試金石ともなる。(ボン 宮下日出男、アテネ 内藤泰朗)

599チバQ:2015/07/09(木) 22:02:15
http://www.sankei.com/world/news/150709/wor1507090050-n1.html
2015.7.9 21:50
【ギリシャ危機】
英国が反EU派伸張を警戒、弱体化の導火線…「EUのいじめ」論拡大懸念

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(1/2ページ)
 【ロンドン=内藤泰朗】ギリシャが国民投票で欧州連合(EU)の財政再建策を拒否したのを受け、EUからの離脱の是非を問う国民投票が来年中にも実施される英国のキャメロン政権は、国内のEU懐疑派の勢力拡大を警戒し始めた。ギリシャの衝撃はユーロ圏にどのような影響を与えるのか、英国はその動向を注視している。

 英国はユーロを採用していないが、自国に経済混乱の影響が及ばないようユーロの長期的安定を重視。キャメロン首相の報道官は6日、ユーロ圏諸国にギリシャとの協議を求め、「持続可能な解決を見つける必要がある」と強調した。

 これに先立ちキャメロン氏は、5日の国民投票でEU案が拒否されれば、ギリシャはユーロ圏から離脱することになるとの見通しを語っていた。英国でもギリシャと同様の事態が将来に起きかねないことを念頭に置いていた可能性がある。

 EUからの脱退を訴える右派野党、英国独立党のファラージュ党首は5日深夜、ギリシャのチプラス首相が勝利宣言をした直後、「EUの事業は死にかけている」と短文投稿サイト・ツイッターに書き込んだ。

 同党首はまた、「EUからの政治・経済的ないじめに、ギリシャ国民が示した勇気はすばらしい」と称賛してみせた。

 独立党は、5月の英総選挙(下院、定数650)で1議席しかとれなかったが、二大政党に次ぐ得票率(約13%)を獲得、影響力を拡大させている。

 世論調査でも、EU残留派は55%、離脱派は45%と国内は分裂している。

 与党の保守党内でもEU離脱派の影響力が年々強まっている。キャメロン首相は6月25日、ブリュッセルでのEU首脳会議で、移民規制などの施策を独自にとることができるようEUの改革が必要だと訴えた。

 財政状況が悪いイタリアやスペインなど南欧諸国でも、ギリシャのように反緊縮、反EUの小政党が台頭しつつある。外交筋は「ギリシャ危機は、EUの弱体化と欧州流動化の導火線となりかねない危険をはらんでいる」と指摘した。

600チバQ:2015/07/09(木) 22:04:16
http://mainichi.jp/select/news/20150710k0000m030067000c.html
ギリシャ支援:ドイツ、厳しい世論…「反対」90%以上
毎日新聞 2015年07月09日 21時13分(最終更新 07月09日 21時29分)

 【ベルリン中西啓介】ギリシャの財政支援を巡る同国と欧州連合(EU)の交渉が続くなか、最大の債権国ドイツでは、最新の世論調査で新たな支援策に90%以上の人が反対するなど、ギリシャのチプラス政権に対する厳しい意見が出ている。ただ、ギリシャ人の生活を心配する人は多く、民意は理性と感情の間で揺れているようだ。新たな支援策の実行には、独連邦議会など各国議会での採決が必要となる。

 ギリシャ政府は8日、ユーロ圏の金融安全網「欧州安定メカニズム」に3年間の金融支援を要請。税制や年金改革にも近く着手する方針を明らかにした。メルケル独首相は、一貫してチプラス政権との対話による解決を目指している。

 ニュース専門テレビ局n−tvが同日実施した電話調査では、回答者の92%がギリシャに対する新たな支援策に「反対」と答えた。独公共放送ARDの調査でも、89%がギリシャ側が他のユーロ圏諸国に歩み寄るべきだと回答。対ギリシャ強硬派のショイブレ独財務相への支持が過去最高の70%に達している。

 会社員のディートマー・ツェイマーさん(58)は「ギリシャはまず富裕層への課税をして、それからEUに助けを求めるべきだ」と、税制改革を強く求めるショイブレ路線を支持する。ドイツも1990年の東西ドイツ統一以降、不景気に陥り、年金支給開始年齢の引き上げや労働市場の改革など「痛み」を経験。改革が最善だとの論調は根強い。

 感情的な対立もある。ギリシャの反緊縮デモではメルケル首相とナチスを同一視する看板が掲げられる。大学生のヤン・ブロッホさん(22)は「メルケルはナチだと言うが、首相はギリシャをユーロ圏にとどめるため努力をしてきた。彼らは厚顔無恥だ」と憤る。

 ドイツによるギリシャ財政支援の歴史は古い。1830年代、バイエルン王国(現独南部)の王、ルートビヒ1世はギリシャ独立戦争を支援。だが放漫財政のためギリシャからの返済は滞り、王は私財から国庫に返済。退位の一因になった。

 独紙ウェルトは「国際社会にカネを無心して返さないのは、ギリシャ独立以来のことだ」と切り捨てる。

 ただ、改革の「優等生」のドイツでもギリシャ国民のことは気になる。ARD調査では約70%が「(銀行閉鎖下での)ギリシャ人の生活が心配だ」と答えた。

601チバQ:2015/07/09(木) 22:04:45
http://mainichi.jp/select/news/20150709k0000e030229000c.html
ギリシャ:「チプラス政権は無責任」富裕層から批判の声
毎日新聞 2015年07月09日 11時29分(最終更新 07月09日 11時42分)

 ◇アテネの最高級住宅街キフィシア

 【アテネ宮川裕章】欧州連合(EU)との支援交渉が続くギリシャで、先行きの不透明さを嫌う富裕層からのチプラス政権への不満が高まっている。アテネの最高級住宅街キフィシアを歩くと、政権の「無責任さ」を批判する声が相次いだ。

 アテネ中心部から鉄道で北へ30分。人口約7万人のキフィシア地区は「経営者層、高収入のビジネスマンが集まるアテネ随一の富裕層居住地区」(地元ライウ不動産、キティ・ライウ社長)だ。

 引き出し額が1日60ユーロ(約8000円)に制限された現金自動受払機(ATM)に多くの市民が並ぶ姿が日常風景となった都心と違い、豪邸が両側に並ぶプラタナスの広い並木道を歩く人々から生活への影響は感じられない。財政緊縮策への賛否を問うた国民投票では国民全体の61%超が反対票を投じたが、この地区では約65%が賛成に回った。

 サングラス姿で歩く女性弁護士、エリザベス・アゲロプルさん(40)は「ギリシャ政府には債務者としての責任感がなく、必要な改革から逃げ続けてきた」と憤る。チプラス政権が9日にも出す財政改革案で「十分な内容を出せなければユーロ圏離脱だろう」と危機感を見せた。

 不満は、チプラス首相とEUの双方に向かう。首相には「強弁で相手をねじ伏せるのが得意だが、相手は高校生ではない。どこまで事態の深刻さを自覚しているのだろう」。EUにも「もっと早い段階で最終期限を設定すべきだった。ギリシャ政府に時間を与えすぎた。銀行の資金が枯渇しかねない状況になっている」と厳しい。

 運輸会社元社長のフレバリスさん(74)も「チプラス首相だけでなく、歴代の政権に責任がある。EUも、農業やインフラ整備などに資金をつぎ込んだが、その後のチェックを怠った。状況によっては早期の融資停止を判断すべきだった」と批判。「ユーロ圏離脱の可能性を突きつけられる現在の状況は予期されたものだ」と嘆息した。

 一方、「古代ギリシャと比べると、今の政治家も国民も、小粒になった」と年金で生活するディミトリスさん(75)は言う。5日の国民投票は棄権した。「どちらに投票しても同じ。状況は政府の力量を上回っている」と理由を語った。

 キフィシアも経済危機と完全に無縁ではない。地元不動産会社によると、庭などの維持費が高い賃貸住宅は敬遠されるようになっているという。

602チバQ:2015/07/09(木) 22:06:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150709-00000017-jij_afp-int
ベルルスコーニ伊元首相に禁錮3年、議員への贈賄で
AFP=時事 7月9日(木)11時46分配信

ベルルスコーニ伊元首相に禁錮3年、議員への贈賄で
イタリア・ローマで支持者に手を振るシルビオ・ベルルスコーニ元首相(2012年3月11日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イタリア・ナポリ(Naples)の裁判所は8日、シルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)元首相(78)に対し、上院議員への贈賄罪で禁錮3年の判決を下した。

 数々の訴訟を抱えるベルルスコーニ元首相にとって新たな打撃となる有罪判決だが、担当弁護士は、法律上の解釈から元首相が服役することはないとの見方を示している。

 元首相の弁護を担当するニコロ・ゲディーニ(Niccolo Ghedini)氏は、「不当判決」だと非難しつつ、同裁判は11月6日には時効が成立すると指摘。元首相側が控訴すれば、裁判は時間切れとなるため、今回の有罪判決は元首相に何の法的な影響も及ぼさないと述べた。

 ベルルスコーニ元首相は、2006〜08年に当時政権を担っていたロマーノ・プローディ(Romano Prodi)元首相率いる中道左派連合に揺さぶりをかけるため、同連合に所属していたセルジオ・デグレゴリオ(Sergio De Gregorio)上院議員に仲介者を通じて総額300万ユーロ(約4億円)の賄賂を渡したとされる。

 中道左派連合は求心力に欠けており、プローディ政権が2008年に崩壊した背景にはデグレゴリオ元議員の離反が大きく影響したとの見方が強い。【翻訳編集】 AFPBB News

603チバQ:2015/07/09(木) 22:25:15
http://www.sankei.com/world/news/150709/wor1507090051-n1.html
2015.7.9 21:53
【4カ国テロ】
チュニジアがリビア国境に壁建設へ 170キロ高さ2メートル超、効果に疑問も





 チュニジア中部スースで6月、38人が死亡したホテル襲撃テロを受け、同国のシド首相は8日、テロ対策の一環として国境管理を強化するため、隣国リビアとの国境沿いに約170キロの壁を建設すると発表した。地元メディアなどが伝えた。

 フランスメディアによると、壁は高さ2メートル以上で、地中海に面したラスジェディールからデヒーバまで。年内に完成させる。ただ、国境は計約450キロあり、効果には疑問の声もある。

 チュニジアでは、3月にも首都チュニスの博物館で日本人3人を含む外国人観光客ら22人が犠牲となったテロが起きている。襲撃犯はいずれも違法に国境を越え内戦状態のリビアで軍事訓練を受けたとみられる。

 壁建設についてシド氏は「テロリストの脅威を止める」ための措置だと強調した。チュニジアは4日、非常事態宣言を発令、関係当局の権限を強化し治安回復に全力を挙げている。(共同)

604チバQ:2015/07/11(土) 12:08:43
http://mainichi.jp/select/news/20150711k0000m030094000c.html
ギリシャ:譲歩案承認へ 議会、支援協議に弾み
毎日新聞 2015年07月10日 21時56分(最終更新 07月11日 10時23分)
 【アテネ宮川裕章、ロンドン坂井隆之】ギリシャ議会(1院制、定数300)は10日、チプラス政権が欧州連合(EU)など債権者側に示した120億ユーロ(約1兆6000億円)規模の財政改革案の審議を始めた。地元メディアによると、改革案は賛成多数で承認される見通し。改革案は、2018年6月までの3年間で総額535億ユーロ(約7兆2000億円)の金融支援をEU側から得る前提条件。議会承認で改革実行への意思を示せれば、11日のユーロ圏財務相会合でEU側と支援交渉開始に合意する公算が大きくなる。

 ◇財政改革1.6兆円

 改革案は、争点になっていた年金や付加価値税(日本の消費税に相当)の改革でEU側の要求をほぼ全面的に受け入れた。年金改革では支給開始年齢の引き上げを早期に実施するなどして、EU側が要求した国内総生産(GDP)1%分の削減を16年に達成する。さらに付加価値税も、離島向けや外食産業向けの軽減税率を原則廃止することで、GDPの1%分まで増税額を積み増す。防衛費は、債権者側が4億ユーロの削減を要求したのに対し、政権の連立相手の右派政党に配慮して削減額は2億ユーロにとどめた。

 反緊縮を掲げて今年1月の総選挙で勝利した急進左派連合(149議席)など与党から造反が出る可能性もある。ただ最大野党の中道右派・新民主主義党(76議席)など野党の多くはユーロ圏残留を最優先すべきだと主張してきており、今回も賛成に回ると見られている。

 ギリシャは8日、ユーロ圏の金融安定網「欧州安定メカニズム(ESM)」に金融支援を申請した。ギリシャを含めたユーロ圏首脳は申請に先立つ7日、11日の財務相会合で支援交渉を始めるか判断し、12日のユーロ圏首脳会議とEU首脳会議で承認する段取りで合意している。

 ギリシャは改革案の提示と議会承認で財政破綻回避に向けた譲歩の姿勢を示すことになる。次はEU側のユーロ圏財務相会合の判断が焦点になる。

 ESMは、欧州委員会、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)にギリシャ債務問題のリスク▽債務の状況▽支援のニーズ−−などの分析を依頼している。これを受けてユンケル欧州委員長とドラギ欧州中銀総裁、ラガルドIMF専務理事が10日に協議する。

605旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/07/11(土) 13:18:10
ギリシャ国会、財政改革案を承認 財務相会合で協議へ
http://www.asahi.com/articles/ASH7C3339H7CUHBI011.html?iref=comtop_6_02
 財政危機にあるギリシャの国会(定数300)は10日、政府が金融支援の前提として欧州連合(EU)側に提出した財政改革案について審議を行い、11日未明に同案に基づき政府がEU側と交渉することを賛成多数で承認した。同日のユーロ圏財務相会合での合意を目指し、一歩前進した形だ。
 賛成は251票、反対は32票、白票にあたる「出席」は8票だった。最大野党・新民主主義党(76議席)など親EU派の野党3党が賛成に回り、EU側との交渉妥結に向けて与野党が足並みをそろえた。
 チプラス首相は採決に先立ち演説し、「我々は間違いを犯した」と述べ、新提案が反緊縮を唱えてきた政権の公約とは異なると認めた。だが、ユーロ圏離脱を避け、国民に対する責任を果たすためにはやむを得ないことだとして、理解を求めた。
 同案は付加価値税(消費税に相当)の増税や年金の削減など、与党・急進左翼進歩連合が反対してきた緊縮策を受け入れる内容。選挙公約に違反することは明らかで、ラファザニス・エネルギー相らが異議を唱えるなど、議論は紛糾した。反緊縮を主導してきたバルファキス前財務相は家庭の事情を理由に本会議を欠席した。だが、ギリシャが置かれた危機的な状況から、反対の動きは広まらなかった。急進左翼と連立を組む「独立ギリシャ人」も、同案に盛り込まれた離島向けの減税廃止などに懸念を示したが、最終的には賛成に回った。
 一方、AFP通信などによると、EU側などの実務者チームは、税制や年金の改革で負担増を受け入れるギリシャの改革案について「肯定的な評価」を下したという。
 ギリシャはユーロ圏の救済基金「欧州安定メカニズム(ESM)」に3年間の金融支援を要請。改革案について、EUの欧州委員会や国際通貨基金(IMF)などの実務者が内容を精査したうえ、11日のユーロ圏財務相会合で支援に応じるかどうかを話し合う。最大支援国のドイツが慎重姿勢なため、合意できるかどうかは予断を許さない。(アテネ=山尾有紀恵)

606とはずがたり:2015/07/11(土) 15:40:54
なんと,やればできるじゃあないか。。
尊厳をもって緊縮案を決定というわけか??(;´Д`)
まあ今度はこれでドイツが提案を一蹴したとすると,ドイツが一つの欧州に対する大国の責任を抛棄したと見做されるでしょうね。

607旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/07/12(日) 08:35:13
大丈夫なのか

ユーロ圏財務相会議 結論出ず今夜再協議
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150712/k10010147951000.html
ギリシャへの新たな金融支援の協議を始めるかどうかを決めるユーロ圏財務相会議はギリシャが支援を受けるために示した構造改革案が不十分だとする意見が出たことなどから、いったん終了し、日本時間の12日夜、再開されることになりました。
日本時間の11日夜、ベルギーのブリュッセルで始まったユーロ圏財務相会議は8時間半にわたって行われ、日本時間の12日午前7時ごろ、いったん終了しました。
ギリシャ政府はユーロ圏各国に対し、3年間で7兆円余りに上る新たな金融支援を求める代わりに年金制度の改革や付加価値税の税率の引き上げなどを盛り込んだ構造改革案を示しています。
会議ではドイツやフィンランドなど一部の国から、この改革案を巡り、内容が不十分だとする意見や実効性を疑問視する声が上がったことから、各国の財務相は議論を継続する必要があるとして日本時間の12日夜、再び集まり、議論を再開することを決めました。
ユーロ圏財務相会議のダイセルブルーム議長は会議終了後、記者団に対し、「改革案の実効性や信頼性について、突っ込んだ議論を行った。協議はまだ、とても難しい状況だが、話し合いを続ける」と述べました。
12日夜、再開される財務相会議のあとにはユーロ圏19か国とEU=ヨーロッパ連合の28か国がそれぞれ首脳会議を開く予定ですが、ギリシャへの新たな金融支援を巡って各国がどのような判断を下すのか予断を許さない状況です。
年金生活者に深刻な影響
ギリシャのチプラス首相がEU=ヨーロッパ連合が求める財政緊縮策を受け入れる方針に転換した背景には長引く資本規制で、年金受給者など市民の生活に深刻な影響が出始めていることもあります。
ギリシャ政府は先月29日から銀行の資本規制を続けていて、年金受給者のうち、通帳しか持たない人は銀行の窓口で引き出せる額が週に120ユーロ(1万6000円)に制限されています。
アテネ市内に暮らすマリノス・マラスさん(74)は失業中の妻のマリアさん(54)と2人暮らしです。電気代や税金の支払いなど必要な生活費は週平均で2万3000円余りに上り、引き出せる現金では足りません。このため、マリアさんはまず、食費を切り詰めることにしたということで、「魚や肉など高価なものを買い控えています。今は1週間でどれだけ節約できるかということばかり考えています」と嘆いています。
さらにマリアさんは先月、胸の手術を受けたばかりで体調も万全ではなく、いつ年金の引き出し制限が解除されるのか先が見えないなか、2人は不安を募らせています。マラスさんは、「このような状況が続けば、2人で自殺するほか道はないでしょう」と途方に暮れています。
マラスさん夫婦はギリシャ政府がEU側と合意して、金融支援が再開されることに期待を寄せていますが、ギリシャでは一方で、5年間続いてきた財政緊縮策が継続されることへの不安も漂っています。

608名無しさん:2015/07/12(日) 09:30:22
古い記事ですが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150706-00000052-jij-eurp
EUに衝撃、戦略練り直し=7日にユーロ圏緊急首脳会議―ギリシャ国民投票
時事通信 7月6日(月)10時5分配信

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は、ギリシャの国民投票で財政緊縮策に「ノー」の民意が示されたことに衝撃を受けている。同国のユーロ圏離脱が現実味を帯びることになり、欧州統合の歩みを後戻りさせかねないからだ。チプラス政権の基盤は強化され、ギリシャとの新たな金融支援交渉が早期にまとまる可能性は遠のいた。EUは戦略の練り直しが急務だ。
 トゥスクEU大統領は5日、国民投票の結果を踏まえて対応を議論するため、7日に緊急のユーロ圏首脳会議を開催する方針を明らかにした。これとは別に、ドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領も6日にパリで会談し、今後の方策を練る。
 緊縮策は国民投票で拒否されたが、仮にEUが緊縮策を撤回して譲歩案を示したとしても、ドイツなどのEU加盟国議会で承認を得られる公算は小さい。スロバキアのカジミール財務相は投票結果を受け、ギリシャのユーロ圏離脱が「現実的なシナリオになった」と認めた。
 今回の国民投票の影響は、経済にとどまらず、EUの政治統合にも及びそうだ。拡大の歴史しかなかった通貨ユーロの信認に傷が付けば、域内各国のEU懐疑派が勢いづくのは必至。今年末には、ギリシャの与党・急進左派連合(SYRIZA)の友党である極左政党ポデモスが勢力を拡大しているスペインでも総選挙が控えている。
 同国のラホイ首相はギリシャの国民投票前、スペインのメディアに対し、いったんユーロ圏離脱が起きれば、「ドミノ効果が誘発されるリスクは深刻だ」と懸念をあらわにしていた。

609名無しさん:2015/07/12(日) 10:15:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150711-00000003-mai-eurp
<ギリシャ議会>譲歩案を賛成多数で承認
毎日新聞 7月11日(土)9時45分配信

 【アテネ宮川裕章、ロンドン坂井隆之】ギリシャ議会(1院制、定数300)は11日未明(日本時間同日午前)、チプラス政権が欧州連合(EU)など債権者側に示した120億ユーロ(約1兆6000億円)規模の財政改革案を賛成多数で承認した。ロイター通信によると賛成251、反対32、棄権8で9人が採決を欠席した。ギリシャが改革実行への決意を示し、EUなど債権者側も改革案を肯定的に評価しており、11日のユーロ圏財務相会合でのEU側との支援交渉開始に向け大きく前進したことになる。

 改革案は、総額535億ユーロ(約7兆2000億円)の金融支援をEU側から受けるための条件。EU側が要求した緊縮策をほぼ受け入れる内容のため、5日の国民投票で緊縮反対を訴えた与党・急進左派連合(149議席)の一部から強い反発が出て、審議が長時間にわたった。

 だが、最大野党の中道右派・新民主主義党(76議席)など野党の大半はユーロ圏残留を最優先すべきだと主張し、賛成に回った。

 チプラス首相は採決を前に「国家としての責任を問う選択だ。私たちには国民を守る義務がある」と、賛成投票を促した。改革案について「公約とはかけ離れている」と認めたが「EU側の提案よりは少なくとも良い」と主張した。

 今回の議会承認で、ギリシャは財政破綻回避に向けた譲歩の姿勢を強調することができる。承認を受けチプラス首相は「交渉を妥結し、経済的に実行可能で社会的に公平な合意を結ばなくてはならないという強い(国民の)負託だ」との声明を出した。

 ギリシャは8日、ユーロ圏の金融安定網「欧州安定メカニズム(ESM)」に金融支援を申請。EUは、11日のユーロ圏財務相会合で支援交渉を始めるか議論する。12日のユーロ圏首脳会議とEU首脳会議で最終判断する。

 財政改革案は、年金支給開始年齢の引き上げを早期に実施し、付加価値税(日本の消費税に相当)の一部軽減税率を廃止するなどの内容。防衛費は、債権者側が4億ユーロの削減を要求したのに対し、政権の連立相手の右派政党への配慮から、削減額は2億ユーロにとどめた。

 この改革案について、EUなど債権団の実務者チームは10日夜までに肯定的な評価を下した。実務者チームの評価は、11日に開かれるユーロ圏財務相会合の判断の土台となる。

 ロイター通信など複数の欧州メディアが伝えた。債権団の実務者チームは、EU欧州委員会と国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)で構成する。

 実務者チームはまた、ギリシャの金融支援に必要な額が740億ユーロ(約10兆円)に達し、ギリシャ側が要請している535億ユーロよりも膨らむとの見方を示しているという。財政安定のため、一定の資金上積みが必要と判断している模様だ。

 チプラス政権の改革案については、フランスのオランド大統領が10日に「真剣で信頼できる内容」と述べるなど、ユーロ圏の首脳からも前向きな評価が出ている。ただし最大の支援国であるドイツは依然として厳しい見方を示しており、なおハードルは残っている。

610名無しさん:2015/07/12(日) 10:15:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150711-00000026-jij-int
「尊厳」に陶酔した世論=緊縮に不満爆発-ギリシャ国民投票〔深層探訪〕
時事通信 7月11日(土)8時27分配信

 ギリシャは5日の国民投票で、欧州連合(EU)など債権団が求めた財政緊縮策に対し、反対61%、賛成39%と予想外の大差で「オヒ(ノー)」の意思を突き付けた。ギリシャでは2010年の最初の債務危機以来、5年にわたり緊縮政策を余儀なくされた。しかし、経済回復は期待通りに進まず、緊縮に疲れた国民は「ギリシャの尊厳」を掲げたチプラス首相への支持を鮮明にした。

 ◇くすぐられた愛国心
 「緊縮を強く迫るドイツやメルケル独首相にノーを突き付けてやる」。国民投票直前、アテネ中心部の議会前にあるシンタグマ広場で行われた緊縮反対派の集会に参加した男性会社員(55)は、まくし立てた。市民の不満の矛先には、緊縮要求を譲らないユーロ圏の中核国ドイツがある。
 中でも不人気なのは、ギリシャに厳しい発言が目立つショイブレ独財務相だ。ギリシャ語で「ノー」を意味する「OXI(オヒ)」の文字が躍る緊縮反対派のポスターには、しかめっ面のショイブレ氏が大きく取り上げられた。
 対照的に国民の心を捉えたのは、チプラス首相が国民投票直前に連発した「尊厳」という言葉だった。「身を引き裂かれそうな感じ」(与党支持者)で積年の緊縮策の痛みにもがいていた国民は、愛国心をくすぐるチプラス首相の言葉に飛び付いた。

 ◇うたげの後
 ところが世論は、年金カットなどにつながる緊縮策には反対しても、ユーロ離脱となると態度が一変する。「再び(ユーロ導入前のギリシャ通貨)ドラクマになったら破滅的。ギリシャは30年前に後戻りする」。アテネ市在住の年金生活者、ヨルゴス・ペトゥラコスさん(77)はユーロ離脱への不安を隠さない。5日公表された電話調査によると、欧州単一通貨ユーロは残留に「イエス」が87%、「ノー」は9%と、圧倒的な支持を受けた。
 だが現実には、緊縮拒否がギリシャをユーロ離脱に追いやりつつある。英金融大手バークレイズは5日公表したリポートで、ギリシャとEUの金融支援合意が「極めて困難になった」と分析。資金が枯渇したギリシャは独自通貨を発行せざるを得ず、「ユーロ離脱が最も可能性の高いシナリオ」と断言した。
 ユーロ導入国であるスロバキアのカジミール財務相は「改革拒否でカネをより簡単に得られることにはならない」と警告。ギリシャのユーロ離脱について「現実的なようだ」と、冷たく突き放した。
 5日深夜。シンタグマ広場ではギリシャ国旗が翻り、人々は「緊縮拒否」を世界に突き付けたことに熱狂した。しかし、ギリシャ内外の温度差は、いつにも増して拡大。ギリシャが陶酔から覚めた後には、ユーロ残留をめぐる交渉の正念場が控えている。(アテネ時事)

611名無しさん:2015/07/12(日) 10:16:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150711-00000033-asahi-int
私たちの国民投票どこへ? ギリシャで緊縮反対デモ
朝日新聞デジタル 7月11日(土)14時43分配信

 ギリシャ政府がEU側に提出した改革案が国会で審議された10日夜、アテネ中心部のシンタグマ広場周辺では、5日の国民投票で拒否された緊縮策の容認にかじを切ったチプラス政権に抗議するデモが相次いだ。主に左派政党を支持する参加者らは「EU離脱」「新提案反対」などとシュプレヒコールを上げ、横断幕を掲げて国会前まで行進した。

 「国民投票で緊縮財政に『ノー』を投じた私たちの票はどこへ行ってしまったの。政府はもう信じられない」。夫(62)とデモに参加した翻訳業アリアドニ・アラバヌさん(64)は政権への怒りと失望をあらわにした。化学者の長男にも建築業の長女にも安定した仕事はない。翻訳業は4年前から干上がり、銀行の休業で頼みの家賃収入も入ってこない中、新たな緊縮はとうてい受け入れられない。

 元数学教師のステリオス・マリーニヌさん(65)は「EUのせいでギリシャは生産性を失い、外国から製品を買わされるばかりになった」と話す。「緊縮財政には最後まで『ノー』を貫き、EUを離脱すべきだ」と息巻いた。(アテネ=渡辺志帆)

朝日新聞社

612名無しさん:2015/07/12(日) 10:17:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150709-00000059-bloom_st-bus_all
チプラス首相、あちら立てればこちらが立たず-締め切り迫る
Bloomberg 7月9日(木)21時33分配信

  (ブルームバーグ):ギリシャのチプラス首相は究極のジレンマに直面している。ドイツを中心とした債権者が求める緊縮を受け入れて自身の党の議員の反乱を招くか、ユーロ圏離脱の腹をくくるかだ。

5日の国民投票は緊縮への「ノー」が多数となったものの、この反対票の多くにはより良い条件でのユーロ残留につながるとの期待が込められていた。一方、チプラス首相が率いる急進左派連合(SYRIZA)の中の強硬派議員らは国民投票の結果について、ユーロ圏にとどまることを拒否したものだと考えている。

レフェテリス・ファルマキス、ニック・マシューズ両氏を含む野村のアナリストらはリポートで「チプラス首相は恐らく、党内の左派グループからの相当な反乱に遭うだろう」とコメントした。

SYRIZA内の派閥レフト・プラットフォームには強硬左派の議員40人ほどが所属し、多くはデフォルト(債務不履行)と銀行国有化、ユーロ圏離脱を支持している。同派閥を率いるラファザニス生産再建・環境・エネルギー相は9日、「厳しい緊縮措置を含む第3次覚書などいらない。国民の『ノー』を『イエス』にねじ曲げることはできない」と主張した。

チプラス政権は8日、欧州安定化メカニズム(ESM)に3年間の救済プログラムを申請した。9日中に救済と引き換えに実施する経済改革の計画を提出しなければならず、これがなければ12日にもユーロ圏離脱に向けたプロセスが始まるだろうと欧州諸国が警告している。

原題:Tsipras Stuck Between a German Rock and a Greek Left Hard
Place(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:アテネ Nikos Chrysoloras
;アテネ Paul Tugwell ,nchrysoloras@bloomberg.net,ptugwell1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
Vidya Root
Jenny Paris ,vroot@bloomberg.net

613名無しさん:2015/07/12(日) 11:55:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150708-00000016-nkgendai-life
日本より長い労働時間 「ギリシャ人=怠け者」は大ウソだった
日刊ゲンダイ 7月8日(水)9時26分配信

「緊縮財政計画」を拒否したギリシャに対し、EU各国は呆れ果てている。もともと、ギリシャ人を「怠け者」と軽蔑していることもあって、「あいつら働きもしないで」と怒りを強めているようだ。

 しかし、本当にギリシャ人は怠け者なのか。意外にもギリシャ人の労働時間は、日本人より長いという。ギリシャ人の労働実態について「東短リサーチ」が詳細にまとめている。チーフエコノミストの加藤出氏がこう言う。

「ギリシャ人が怠け者というのは、勝手な思い込みです。OECDの2013年の調査では、ギリシャ人の年間労働時間は、2037時間と世界2位。1位は2237時間のメキシコ。日本は1735時間で16位でした。この調査結果を疑った英BBC News Magazineが、フルタイムやパートなどさまざまな切り口で統計を見直したのですが、やはりギリシャの長時間労働は事実でした。賃金の水準が低いため1つの仕事だけでは生活ができず、2つ、3つと仕事を掛け持ちしている人が多い。労働時間が長いという統計は、ギリシャ人の間で浸透している。だから“怠け者”と決めつけるドイツに対して猛烈に反発しています」

■楽天的な国民性でイメージ定着

 実際、1950年代、ドイツに移住したギリシャ人の勤勉ぶりは、よく知られている。

 しかし、どうして「ギリシャ人は怠け者」というイメージが定着してしまったのか。

「公務員があまりにも恵まれているため、ギリシャ人は働かない、というイメージがついてしまったのでしょう。ステレオタイプの報道が多いのも原因です。ドイツのテレビ局は、ヨットハーバーを映して〈経済危機でもギリシャ人はヨットを保有している〉と報じています。でも、実際にはヨット所有者の多くは裕福なドイツ人でした。ギリシャ人が楽天的だということも大きいでしょう。気候が良いためか、“まぁ、しょうがないか”と深刻にならない。北ヨーロッパの国からすると、そうした態度が怠け者に見えるのでしょう」(加藤出氏)

 怠け者ではないらしいが、あまりの楽観主義が、ここまで債務を膨らませてしまったのは確かだ。

614チバQ:2015/07/12(日) 15:39:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015071202000122.html
綱渡り「チプラス戦術」 与党内にも亀裂 政権運営に暗雲

2015年7月12日 朝刊


 【パリ=渡辺泰之】財政危機のギリシャで十一日、議会(定数三〇〇)が圧倒的な賛成多数で、金融支援の前提として政府が欧州連合(EU)側に提出した財政再建策を承認。一部与党議員の造反にもかかわらず野党勢力を取り込む形で支援再開への最初の関門を突破したチプラス首相の「瀬戸際戦術」が功を奏した。しかし、自らの「反緊縮」の公約とはかけ離れた再建策には国民の反発も強く、EU側との交渉の行方によっては政権が行き詰まる恐れもある。
 チプラス氏は先月末、EU側との交渉の最終局面で国民投票を突然持ち出し、EUが求める緊縮策への反対世論をあおった。五日の国民投票で反対票が六割を占めると、今度はEUの要求をほとんど丸のみした財政再建策を九日に提出、ユーロ離脱を避けたい親EU派の野党勢力の支持を取り付けるという、左右両派を巧みに操る綱渡りの戦術を続けている。
 チプラス氏が国民投票という「賭け」(欧州メディア)に出たのは、寄り合い所帯の与党・急進左派連合内にくすぶる首相批判を民意を盾に封じ込め、政権基盤を固める狙いだったともみられる。国民投票の後では与野党幹部を集めて、EU側との交渉に向け協力を求めた。十一日の採決では、財政再建策への賛成が二五一、反対三二と大差がついた。
 だが、急進左派連合の最左派に属するラファザニス・エネルギー相が「財政再建策は党の基本政策と矛盾している」として棄権するなど、与党内の亀裂が表面化した。急進左派連合は今年一月の総選挙で、「反緊縮」を掲げて政権を奪った経緯があるためだ。
 ギリシャは今後、EU側との交渉で、再建策と引き換えに債務の軽減措置を求めるとみられる。
 パリ政治学院のシルバン・カンヌ教授(欧州問題)は「交渉で成果があれば、チプラス氏は与党や国民向けにアピールでき、批判をかわすことが可能になる」とするが、債務軽減にはEU内に反発も根強く、道のりは険しい。

615旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/07/12(日) 17:29:22
EU、ギリシャ支援を協議=決定に遅れも-首脳会議開催へ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2015071200022
 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は12日、ギリシャへの金融支援問題を協議するため、首脳会議を開催する。EUは、支援問題決着の「最終期限」に設定した同日の会議で支援にめどを付けたい意向だが、各国の意見は割れたまま。資金繰りに窮するギリシャのユーロ圏離脱の危機が迫る中、正式な支援交渉開始の決定が13日以降にずれ込むことも視野に、EUはぎりぎりの調整を続ける方針だ。
 11日に開催されたユーロ圏19カ国の財務相会合は、支援開始の可否の判断を持ち越しており、改めて12日に会合を開催、首脳会議に報告する。
 11日のユーロ圏財務相会合では、支援に前向きなフランスと、慎重なドイツの意見が対立、首脳会議に提出する報告をまとめられなかった。EU筋によると、改革の実現性に懸念を示しているドイツなどに配慮し、ギリシャに改革案を13日にも法制化するようEUが要求。ユーロ圏は同日と、さらに数日後にもう一度財務相会合を開催し、支援開始の可否を判断する案などが検討された。(2015/07/12-16:15)

616旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/07/12(日) 18:34:00
EU首脳会議を中止=ギリシャ支援、ユーロ圏で議論
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2015071200099
 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)のトゥスク大統領は12日、同日予定していたEU首脳会議を中止したと発表した。ユーロ圏首脳会議は予定通り開催し、ギリシャへの金融支援問題は、ユーロ圏各国のみで協議する。(2015/07/12-17:34)

617チバQ:2015/07/12(日) 19:33:21
http://mainichi.jp/select/news/20150712k0000e030098000c.html
ギリシャ危機:国民投票と逆の譲歩案 市民「仕方ない」
毎日新聞 2015年07月12日 13時30分

 ギリシャ議会での財政改革案承認のニュースが伝えられた11日朝。緊縮策反対というチプラス政権が見せてきた姿勢とは反対の結果だが、アテネ市内で市民の声を聞くと「ユーロ圏にとどまるためには仕方がない」という声が多かった。一方で与党内の反発は強く、政権の安定性にはリスク要因となっている。

 アテネ市内の主婦、マルガリタ・スカルクさん(40)は「国民投票で緊縮反対を呼びかけた政権が、全く逆のことをやっている。でもユーロ圏離脱という最悪の結果を免れたことは良かった」と、ほっとした様子だった。ただ、緊縮策実施で「自殺者が出ないか心配だ」と表情を曇らせ、欧州連合(EU)などの債権者側には「もう少し私たちを人間らしく扱ってほしい」と注文をつけた。

 ホテル従業員のステラ・コシバさん(50)は国民投票では「ノー」を投じたというが、「議会承認は良かった。ギリシャには選択肢はなかった」と理解を示した。年金生活者のオルガ・イコノムさん(54)は「銀行預金の引き出し制限などで、国民は状況の深刻さを理解した」と語った。

 一方、大学院生のヤニス・デシプリスさん(23)は「経済に関する重大な決定を、感情に流されかねない国民投票に委ねること自体が疑問だった。投票結果も無視され、意味がなかった」と話す。

 ギリシャの中道右派紙・カティメリニは社説で、「妥当な判断だった。今は国益を考え、ユーロ圏にとどまることが重要だ」と政権の対応を評価。一方で政治記事では「採決の結果は政権の求心力を弱め、今後のEUとの交渉に影響する可能性がある」と指摘した。

 10日夜に始まった本会議での採決は、与党内からの反発などで11日未明にずれ込んだ。チプラス首相は「(緊縮策反対という)公約とかけ離れた内容だ」と認めつつ、「EU側の提案よりは少なくとも良い」と支持を呼びかけたが、左派の大物であるラファザニス・エネルギー相を含めて与党内から造反が続出した。

 保守系紙・ディモクラティアのサバス・カレンデリディス記者はブログで「民主主義の名の下に、チプラス首相は強引にギリシャをユーロ圏離脱の瀬戸際まで追い込んだ」と批判した。【アテネ宮川裕章】

618チバQ:2015/07/12(日) 19:34:49
http://www.sankei.com/world/news/150711/wor1507110041-n1.html
2015.7.11 22:43
【ギリシャ危機】
「審判」の時…3つのシナリオ 合意か、決裂か、それとも協議継続か

 ギリシャが申請した金融支援をめぐり、欧州連合(EU)は12日、その交渉開始の可否を判断する最終期限を迎える。11日にユーロ圏財務相会合がギリシャによる財政再建策を協議。両者がどこまで歩み寄れるかが焦点だ。支援が認められ、ユーロ圏の一員として再生の道を歩むのか、協議が決裂してユーロ圏離脱を余儀なくされるのか。ギリシャにとっては「審判」のときだ。(ベルリン 宮下日出男、藤原章裕)

合意

 「いずれにしても重大な決断だ」。財務相会合のデイセルブルム議長は10日、支援の前提となる財政再建策をギリシャから受理した後、厳しい表情で語った。

 ギリシャはEUの金融安全網「欧州安定メカニズム(ESM)に3年間の支援を申請。必要額を計535億ユーロ(約7兆2千億円)としている。EU側が再建策の実効性を認めれば、支援交渉の開始が合意される見通しとなる。

 欧州中央銀行(ECB)が保有する約35億ユーロのギリシャ国債は、20日に償還期限を迎える。そのため合意後は、この日に融資実行を間に合わせるため、支援の詳細を詰める交渉や、一部のユーロ圏諸国での議会承認といった手続きを急ぐことになる。

 この場合、ギリシャの財政破綻は当面回避される。一方、ギリシャ国民は引き続き厳しい財政緊縮策を受け入れることになる。

 合意すれば週明けの金融市場は、ギリシャ問題が沈静化に向かうとの安心感から、投資家心理がやや改善。主要市場で最も早く取引が始まる東京市場で、安全資産とされる円が売られ、株を買う動きが広がる可能性もある。

決裂

 EU側に支援を拒否された場合、金融市場で資金調達できないギリシャの財政破綻は不可避だ。欧州中央銀行(ECB)は、20日を期限とする国債償還が実行されない場合、同国の銀行の“命綱”になっている緊急支援を停止する可能性が高まる。

 銀行が破綻すれば、企業による借り入れや、給与、年金の支払いが滞り、ギリシャ経済は一段と悪化する。政府はユーロに代わる「借用書」の発行や旧通貨ドラクマの復活を迫られ、ギリシャのユーロ圏離脱は現実味を帯びる。

 実際にはEU脱退の仕組みはあってもユーロ圏のみを離脱する規定はない。そのため欧州メディアでは、ユーロ圏の資格の一時停止といった選択肢も取り沙汰されている。

 決裂した場合、金融市場の混乱は深まりそうだ。20日が期限の約35億ユーロの償還だけでなく、14日のサムライ債(円建て外債)の116億円など、相次いで期限が訪れる債務が不払いとなり、デフォルト(債務不履行)に陥るためだ。

 東京市場ではリスクを回避しようと、円を買う動きが広まる可能性もある。平均株価は「1万9000円割れを試す動き」(三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジスト)を予想する見方もある。

先送り

 ギリシャは土壇場になって、財政再建策でEU側の要求に歩み寄った。「ユーロ圏初の離脱」という事態の回避に向けて残る溝を埋めるため、さらに折衝が続くことも否定しきれない。

 仮に当面の支援策がまとまったとしても、ギリシャの国内総生産(GDP)比177%に上る政府債務の取り扱いが課題として残る。ギリシャは債務の削減や返済期限の延長などの負担軽減を求めている。

 だが、ドイツなど一部のEU加盟国は、こうしたギリシャ側の求めに慎重姿勢を崩しておらず、交渉の細部で具体的な結論が持ち越される可能性は残る。

 市場で「債務問題が長引く」と予想する投資家が増えれば、ギリシャとEU側の“瀬戸際の交渉”に市場が一喜一憂する展開も予想される。投資家が「問題の抜本解決を先送りした」と判断すれば、株価は上昇しにくい展開になりそうだ。

 東京市場は上海株の値動きに左右されやすくなっており、「ギリシャが収束に向かうだけでは投資家心理はそれほど上向かない」(SMBC日興証券の圷正嗣株式ストラテジスト)との悲観論も聞かれる。

619チバQ:2015/07/13(月) 21:12:03
http://mainichi.jp/select/news/20150713k0000e030098000c.html
ギリシャ:ユーロ圏首脳会議、改革法制化を要求…協議続く
毎日新聞 2015年07月13日 11時48分(最終更新 07月13日 18時40分)

 【ブリュッセル坂井隆之】欧州連合(EU)は12日午後(日本時間12日夜)、ブリュッセルでユーロ圏19カ国の首脳会議を開き、財政危機に陥るギリシャへの金融支援交渉を再開するかどうかを議論した。債権者側は交渉再開の条件として、ギリシャが年金や付加価値税(日本の消費税に相当)改革の一部を15日までに議会で可決して法制化することなどを求めており、議論は13日未明まで13時間以上続いている。ギリシャの銀行は預金流出で破綻の懸念が強まっており、危機回避に向けたぎりぎりの調整が続いている。

 ユーロ圏は首脳会議に先立って11〜12日に財務相会合を開いたが、ギリシャに対する不信感から議論が紛糾。計10時間以上におよぶ協議でも合意に至らず、議論の内容を首脳会議に報告して判断を委ねた。

 財務相会合がまとめた合意の草案によると、支援総額は最大860億ユーロ(約11兆8000億円)に達する見込み。ギリシャ側が要請した535億ユーロに比べ、経済の見通しを厳しく見積もったことや銀行への資本注入の資金を含めたことで大きく膨らんだ。EU側は、ギリシャのチプラス政権が提出している財政改革案を確実に実行させるため、一部の措置の法制化に加え、債権団による監視の受け入れなどを求めている。

 さらにドイツは、ギリシャが債務返済に充てるため500億ユーロ規模の国家資産を既存の官民基金に譲渡することや、合意できない場合はユーロ圏から5年間離脱することも選択肢として提示した。一方、ギリシャ側は債務返済負担を軽減するための債務再編を合意文書に盛り込むよう求めている。支援交渉を再開した場合でも、最終合意まで時間がかかるため、ギリシャの資金繰りを支えるつなぎの融資についても協議している模様だ。

 財務相会合では、チプラス政権が支援の前提条件として9日に提出した財政改革案に対し、「不十分」との意見が続出。さらに「(チプラス政権は)信頼できない」(ショイブレ独財務相)といった不信の声も相次いだ。首脳会議に先立ち、ドイツのメルケル首相は「ここ数カ月で最も大事な信用、信頼性が失われた。何が未来のギリシャやユーロ圏にとって有利、不利なのか、明らかにしないといけない」と表明。一方、ギリシャのチプラス首相は「欧州の分裂ではなく統合を望む人々に対して、誠実な譲歩を行う用意がある。皆が望めば合意は可能だ」と述べた。

620チバQ:2015/07/13(月) 21:14:53
http://www.sankei.com/world/news/150712/wor1507120035-n1.html
2015.7.12 21:15
【ギリシャ危機】
イタリア首相がドイツに「もうたくさんだ」…強硬姿勢に譲歩促す

イタリアのレンツィ首相は、ギリシャ金融支援協議で強硬姿勢を崩さないドイツに関し「イタリアはギリシャのユーロ圏離脱を望まない。ドイツにはこう言いたい。もうたくさんだ」と述べ、合意に向けてドイツに譲歩を促した。イタリア紙の報道をロイター通信が12日報じた。

 イタリアは、ギリシャ支援問題でフランスなどと共に比較的柔軟な姿勢を示している。ユーロ圏内の立場の相違を浮き彫りにした。

 レンツィ氏は、ギリシャのチプラス首相が提出した財政再建策は「EU側が求めた内容に沿っている」と指摘し「われわれは絶対に合意しなければならない。ほぼ全て譲歩したパートナーに恥をかかせるのは考えられない」と語った。

 またロイターによると、ルクセンブルクのアッセルボルン外相はドイツ紙に「もしドイツがギリシャのユーロ圏離脱を求めるなら、フランスと深い対立をもたらす。欧州にとって大惨事となる」と述べた。(共同)

http://www.sankei.com/world/news/150712/wor1507120025-n1.html
2015.7.12 16:28
【ギリシャ危機】
5年間のユーロ離脱も検討 ドイツ財務省

 ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ日曜版(電子版)は11日、ドイツ財務省が、財政危機に陥ったギリシャに対し、ユーロ圏から最低5年間の離脱を求める案も検討していたと報じた。ドイツ財務省の立場をまとめた内部文書で明らかになったとしている。

 ただ同紙は、こうした案が他のユーロ圏諸国の理解を得られるかは不透明だとしている。

 文書によると、ドイツ財務省は「(ギリシャ政府の)財政再建案は、長期的な経済成長を遂げ持続的に発展するために必要な改革が欠けている」と指摘。早急に再建案を改善するか、ユーロ圏を一時的に離脱し、その間に債務削減を検討すべきだとしている。

 再建案の改善策としてはギリシャが500億ユーロ(約6兆8千億円)相当の資産を、第三者基金を通じて売却し債務削減に充てる方法を提示した。

 一方、ユーロ圏を一時的に離脱する場合、債務返済が困難になった国の負担を軽減する措置を話し合う、主要債権国によるパリクラブのような枠組みの活用を視野に入れているという。ギリシャは欧州連合(EU)に加盟し続け「人道的、技術的な支援を受けることになる」としている。(共同)

621チバQ:2015/07/14(火) 22:24:06
http://www.sankei.com/world/news/150714/wor1507140010-n1.html
2015.7.14 01:14

ルーマニア検察、首相を起訴





 ルーマニア検察当局は13日、2007〜08年に弁護士として脱税やマネーロンダリング(資金洗浄)などに関与した罪で、中道左派のポンタ首相を起訴した。AP通信が伝えた。ポンタ氏は不正行為を否定している。

 ポンタ氏は12年に首相に就任。事件当時は社会民主党の国会議員だった。ショバ元運輸相の法律事務所で弁護士として働いたように装って少なくとも18万1千レイ(約560万円)分の経費請求書を偽造したことが起訴内容にあり、この資金をめぐり罪に問われたとみられる。ショバ氏はポンタ内閣で3回閣僚を務めている。

 受け取った資金は高級マンションの購入などに使われており、検察当局はポンタ氏の個人資産を凍結した。ポンタ氏は潔白が証明されるまで社民党党首の職務を代行に委譲する考えを表明した。(共同)

http://www.sankei.com/world/news/150605/wor1506050048-n1.html
2015.6.5 22:12

資金洗浄疑いでルーマニア・ポンタ首相を捜査 大統領も辞任要求「信じられない…」






5日、ブカレストで取材に応えるポンタ氏(ロイター)
 ルーマニアの検察当局は5日、マネーロンダリング(資金洗浄)や脱税などの容疑で中道左派のポンタ首相の捜査を始めたと発表した。国営アジェルプレスなどが伝えた。中道右派のヨハニス大統領は同日、「信じられない状況だ」と批判、ポンタ首相の辞任を求めた。

 ポンタ氏は2007〜08年に弁護士として資金洗浄や脱税に関与した疑いがある。当時、既に社会民主党の国会議員だった。首相としても、利益相反の疑いが持たれているが、詳細は不明。

 ポンタ氏は5日、容疑者として捜査当局に事情聴取されたことを認めたが、容疑を否定し、辞任も拒否した。

 ポンタ氏は12年に首相に就任。14年11月の大統領選に出馬したが、司法の独立や汚職撲滅を掲げる国民自由党候補のヨハニス氏に敗れた。(共同)

622チバQ:2015/07/14(火) 22:35:54
http://www.sankei.com/world/news/150714/wor1507140053-n1.html
2015.7.14 21:20
【ギリシャ危機】
再建策法制化 15日期限 チプラス政権 第一関門 野党側の協力不可欠

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 【ベルリン=宮下日出男】ギリシャのチプラス政権は14日、欧州連合(EU)と原則合意した金融支援再開のため、財政再建策の法制化に向けた調整を本格化させた。再建策の関連法成立は、ギリシャの改革姿勢に不信感を持つEU側が課した条件で、期限は15日。財政破綻回避に必要な支援を受けるための、最初の重要なハードルだ。

 EU側がまず法制化を求めたのは4つの措置。付加価値税(消費税に相当)増税と年金改革のほか、基礎的財政収支の赤字化を防ぐため自動的に歳出を抑える仕組みや、政府統計の信頼を高めることを目的とした統計局の独立性強化策だ。

 ギリシャは13日、約17時間に及んだユーロ圏首脳会議で、最大860億ユーロ(約11兆7千億円)の支援に向けた合意を取り付けた。だが、国民投票で拒否した再建策より厳しい条件に連立与党では不満が渦巻く。

 チプラス氏の与党、急進左派連合(SYRIZA)は14日、党会合で対応を協議。しかし、反緊縮で強硬な党内左派の代表格、ラファザニス・エネルギー相は「合意を撤回すべきだ」と表明。連立相手の独立ギリシャ人党党首のカメノス国防相は、国会で11日に承認された再建策以上の内容は支持できないとした。

623チバQ:2015/07/14(火) 22:45:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150714-00000053-san-eurp
ギリシャ支援「合意」 異例の17時間協議…独「一時離脱」提案、ユーロ圏に禍根
産経新聞 7月14日(火)7時55分配信

 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)のユーロ圏首脳は約17時間に及ぶ異例の長時間協議の末、ギリシャの金融支援問題で合意にこぎ着けた。難航した協議で特に目立ったのが、ギリシャは財政再建策を実行するのか-というドイツ側の強い不信感だ。ギリシャに「ユーロ圏からの一時離脱」を迫ることも辞さない姿勢を示したほどで、今後のユーロ圏の結束に禍根を残す恐れがある。

 「メリットがデメリットを上回った」。ドイツのメルケル首相は13日、ユーロ圏首脳会議後の記者会見で、ギリシャとの支援交渉開始の合意についてこう分析した。記者団にギリシャが改革を履行すると思うかと問われると、「今回の交渉から判断すると、長くて困難なものになるだろう」と述べた。

 12日午後に始まった首脳会議は、日をまたいで約17時間に及んだ。事態打開のため、トゥスクEU大統領やオランド仏大統領は2回にわたってメルケル氏とギリシャのチプラス首相と4者会談を行った。

 難航の予兆は11、12日のユーロ圏財務相会合で表れていた。ギリシャの財政再建策を不十分とみるドイツのショイブレ財務相は、改善策受け入れを渋った場合、ギリシャは「ユーロ圏から5年間、離脱する」という異例の提案をしたからだ。最終的には首脳会議の声明には含まれなかったものの、各国メディアは相次いで速報し、衝撃の大きさを示した。

              ×  ×  ×

 支援問題はこれまで、ギリシャとドイツの対立という側面が強かった。緊縮策をEUの押しつけと受けとめるギリシャは、その背後に財政規律を重視するドイツの存在があるとみて、攻撃の矛先を向けた。チプラス政権は第二次世界大戦中のナチス占領による賠償問題まで持ち出し抵抗した。

 一方、最大の支援負担国でありながら批判されたドイツ側では、ギリシャが一方的に国民投票を実行したことで、不信感が頂点に達した。国内世論だけでなく、メルケル氏の与党の多くの議員も新たなギリシャ支援を支持したくない-との意向を示していた。

 メルケル氏は首脳会議前、「是が非でも合意しようと思わない」と強調。こうした厳しい姿勢はフィンランドなど欧州北部の国々からも示された。

 一方で、フランスやイタリアなどは「ギリシャのユーロ残留のためにあらゆる手を尽くす」(オランド仏大統領)とし、ユーロ圏内の立場の相違が露呈した。

              ×  ×  ×

 ドイツ側が「一時離脱」の選択肢を持ち出したのは、ギリシャに確実な財政再建を迫る圧力だった可能性もある。ただ、欧州統合の歴史上初めて、ユーロ離脱が現実味を持って語られた意味は大きい。支援を受ける道筋がついたとはいえ、ギリシャの財政再建はいばらの道が続く。ユーロ圏内部の経済格差も課題となる中、離脱の議論は、欧州の「連帯」に暗い影を落とす可能性がある。

624チバQ:2015/07/14(火) 23:10:00
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150714/mcb1507140500004-n1.htm
改革策法制化、さらに造反も ギリシャ首相、内閣改造か (1/2ページ)
2015.7.14 07:02

 ギリシャのユーロ圏残留を目指し、ブリュッセルで債権者と交渉を続けたチプラス首相は、自国に持ち帰る「やるべき仕事のリスト」の中身が増えるばかりだ。

 ギリシャ議会は経済改革の一連の措置を15日までに法制化する必要があり、そのための作業に着手することが政治家の喫緊の課題となる。

 チプラス首相がギリシャ議会に提出した改革案はかつてない大きな支持を集めて11日に承認されたが、コンスタントプル議長や左派のラファザニス・エネルギー相といった大物政治家を含めて、与党急進左派連合(SYRIZA)の議員149人のうち17人が採決で反対あるいは棄権、欠席に回った。

 チプラス首相は議会が緊縮策を承認した11日、債権団との合意が政府の最優先事項で、それ以外は「時期が来たら」対応すると述べた。

 12日付のギリシャ紙アブギは社説で、チプラス首相がまず債権者と合意した後、近い将来の総選挙につながるSYRIZA内部の造反の影響に対処する必要があると指摘した。

 SYRIZAではさらに15人の議員が、具体策に関する法案が議会に提出された段階で造反する考えを示しており、チプラス首相の盟友らは内閣改造が行われるのではないかという観測を示す。

 ギリシャのスタサキス経済相は11日遅くにメガTVに対し、内閣改造が実施されても「おかしくない」と発言。「全ての政治家および閣僚は自分の責任と向き合う必要がある」と語っていた。

 テネオ・インテリジェンスのマネジングディレクター、ウォルファンゴ・ピコリ氏は11日の顧客向けのリポートで、合意に達した後に想定されるチプラス首相の選択肢には、総選挙の実施、反対派に対する取り締まり、連立与党の組み替え、あるいは反対派への一段と穏やかなアプローチなどがあると指摘した。

 同氏は、どのような結果になっても総選挙は年末までに実施される公算が大きいと予想している。

 さらに、ピコリ氏は「造反者の規模はチプラス首相にとって大きな打撃となっている。党の運営に深刻な問題を引き起こすとともに新たな金融支援策の導入を困難にする可能性がある」と指摘した。(ブルームバーグ Marcus Bensasson)

625チバQ:2015/07/15(水) 21:26:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150715-35067383-cnn-int
ギリシャ首相、改革案「信じていない」 議会採決控え
CNN.co.jp 7月15日(水)10時50分配信

アテネ(CNNMoney) 欧州連合(EU)が求める財政改革案承認をめぐる議会採決を15日に控えたギリシャで、同国のチプラス首相は、追加支援と引き換えにユーロ圏の首脳らから提示された新財政改革案について、「信用していない」との認識を示した。

チプラス首相はテレビインタビューで、「我々は、押しつけられた改革案を信用していない」と明言した。同首相が公の場に姿を現すのは、ユーロ圏首脳会合から帰国して以来、初めて。

ただ、改革案に反対ではあるものの、その履行を確実なものとすべく尽力するとも述べた。

チプラス首相と与党・急進左派連合(SYRIZA)はこうした改革案について、数カ月にわたり批判してきた。だが、ギリシャのユーロ圏離脱を避けるため、緊縮策の受け入れを余儀なくされた格好だ。

ギリシャ議会で承認が必要な項目は、付加価値税(VAT)合理化や税基盤の拡大、年金制度の見直しのほか、国家統計局の独立性の確保や予算目標達成のためのルール制定など、多岐にわたる。

大多数の議員は改革案承認に賛成票を投じる見込みだが、SYRIZAの中には反対票を投じるとみられる議員もいる。

ただ、追加支援までの道は長い。ギリシャ議会は7月22日にも別の改革案を承認しなければならないほか、ドイツやフィンランドを含むユーロ圏諸国も国内議会で追加支援案への賛成を得なければならない。

一方、国際通貨基金(IMF)は14日、EUの当初想定を大幅に超える措置を取らなければ、ギリシャの債務は維持できないとの見解を改めて表明。返済猶予期間を30年まで大幅に延長するなどの措置が必要だとした。

626チバQ:2015/07/16(木) 20:56:29
http://mainichi.jp/select/news/20150716k0000e030211000c.html
ギリシャ:デモ暴徒化 政権の「変節」に不満
毎日新聞 2015年07月16日 11時50分(最終更新 07月16日 12時47分)
 【アテネ宮川裕章】ギリシャ議会で財政改革案が審議された15日夜、法案に反対するデモ隊の一部がアテネ中心部の国会議事堂前で警備に当たっていた警官隊に火炎瓶を投げつけ、警察が催涙弾で応戦する騒ぎに発展した。けが人は出なかったとみられるが、欧州連合(EU)が求める緊縮策をほぼ受け入れたチプラス政権の「変節」ぶりに、国民の間に不満が残っていることをうかがわせた。

 暴動は15日午後9時すぎに発生。ギリシャ国会近くのシンダグマ広場周辺では、約1万人の緊縮反対派が「ユーロ圏脱退」「緊縮反対」などのシュプレヒコールを繰り返し、デモ行進を行っていた。その後、一部のデモ隊が火炎瓶や石を警察官に向かって投げ始め、近くの車にも放火。国会近くのホテルの壁がオレンジ色に光り、「ドーン」と地響きを起こすような爆発音がして白煙が上がった。

 爆発音は5回以上続き、広場に煙が立ち込めた。警察が応戦した催涙弾とみられ、国会から約100メートルの距離でデモを取材していた記者も目と鼻に激しい痛みを感じた。横断幕などを掲げて抗議していた人たちは一斉に広場から退避した。AP通信は、50人以上が拘束されたと伝えた。

 デモに参加した失業中のヨルゴス・パラスケボプロスさん(30)は、「緊縮策の影響を一番受けるのは、いつも貧しい労働者だ」と政府への不満を訴えた。高校教員のアリス・テオハロプロスさん(52)は「ギリシャがEUと合意した緊縮策に抗議しに来た。平和的なデモだったのに、一部のデモ隊が火炎瓶を投げたせいで解散せざるをえなくなった」と語った。

 また、財政改革法案に反対する公務員組合と薬剤師らが15日、24時間ストを実施し、国鉄や地下鉄など公共交通機関の運行に影響が出た。公務員約50万人が加わっている労働組合の広報担当はロイター通信に「5年にわたる賃金カットなどを行ってきた私たちに、EUはさらに厳しい要求を突きつけている」と憤った。薬剤師は改革法案に含まれる労働市場改革で、薬剤師になるための要件が緩和されることに反対している。

627チバQ:2015/07/16(木) 21:00:18
http://www.sankei.com/world/news/150716/wor1507160010-n1.html
2015.7.16 10:31

ドイツ統一の立役者、コール氏「深刻な健康状態」続く 腸の手術後、意識戻らず





 ドイツのコール元首相(85)の事務所は15日、腸の手術後に意識がなくなったと報じられたコール氏について、話し掛けることは可能だが「深刻な健康状態」が続いていると明らかにした。ドイツのメディアが伝えた。

 コール氏は5月に股関節の手術後、腸の手術を受けた。事務所は入院が続いていることを認めた上で、回復を確信しているとしている。

 コール氏は西ドイツ時代を含む1982〜98年に首相を務め、90年にドイツ統一を実現させた。(共同)

628チバQ:2015/07/16(木) 21:03:19
http://www.sankei.com/world/news/150715/wor1507150051-n1.html
2015.7.15 22:44
【ギリシャ危機】
再建策法制化が期限 EUと協調重視、可決へ チプラス氏「公約違反」認め

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【ギリシャ・デフォルト危機】
 【アテネ=内藤泰朗】ギリシャ国会(定数300)は15日、欧州連合(EU)側が金融支援再開の条件とし、財政再建策の実行に必要だとする関連法案の採択に向けた審議を開始した。EU側は15日までの法制化を要求。EU側との協調を重視する主要3野党が支持を表明しており、法案は可決される見通しだ。

 法制化されれば、付加価値税(VAT)の増税や年金改革などが行われ、これまで以上の緊縮財政を国民に強いることになる。このため、連立与党から反対が続出して造反議員が多数出た場合、政局の混乱を招く可能性がある。

 チプラス首相は14日夜、公営テレビのインタビュー番組で、EU側との合意は望ましい内容ではない上、反緊縮の公約に反した事実を認めた。半面、最大860億ユーロ(約11兆7千億円)の金融支援を取り付けた成果を強調。EUとの合意が財政破綻とユーロ圏離脱の危機回避には、最善の策だったと弁明した。

 さらに、「国家の安定が最優先課題だ。嵐の中、船長はかじ取りを放棄してはいけない」と述べ、早期の解散、総選挙の可能性を否定。金融支援の条件である厳しい財政再建策を実行する決意を表明した。

629チバQ:2015/07/16(木) 21:03:38
http://www.sankei.com/world/news/150715/wor1507150052-n1.html
2015.7.15 22:50
【ギリシャ危機】
国民に漂う「敗北感」 医師・看護師もスト…「死刑宣告。借金返せは無理な話」

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(1/2ページ)【ギリシャ・デフォルト危機】
 財政再建策の関連法案が国会で審議入りした15日、ギリシャでは欧州連合(EU)の緊縮策に反対してきた国民の間に敗北感が漂っていた。巨額債務の返済は不可能だとみる市民も多く、将来の危機再燃は避けられないとの見方が強い。一方、与党内から造反者が続出したチプラス政権は1月の発足以来、「最大の危機」(消息筋)を迎えた。

 公務員労働組合は15日、財政再建策の関連法案に反対して24時間ストライキに突入。国鉄の長距離列車やアテネ郊外の列車が運休したほか、公立病院の医師や看護師らもストに入り、国民生活に影響が出た。

 アテネ中心部では、「チプラス首相は裏切り者だ。(反緊縮の)公約をほごにした罪は重い」と批判する声も出た。半面、「首相は悪い選択肢の中から打撃の少ない現実的な選択をしただけだ。仕方がない」という声も多く聞かれた。

 銀行の営業停止など生活への影響が深刻になるにつれ、5日の国民投票でEUの財政再建策に反対票を投じた国民の間でも「緊縮策の受け入れはやむなし」という感情が広がっていた。

 一方、ギリシャ各紙は、「チプラス氏に対する審判の日」「与党の内戦が始まった」などという見出しの記事を掲載。EUが求める関連法案が採択されても、チプラス首相率いる急進左派連合(SYRIZA)の所属議員149人から30〜40人の造反が見込まれ、内政の混乱は避けられないとの見通しを示した。

 半年近く給料を受け取っていないという女性(40)は「国民に対する死刑宣告のようなもの。緊縮財政で死にそうな国民に、これで経済成長して借金を返せというのは無理な話。もっと深刻な危機がやってくる」と話した。

  (アテネ 内藤泰朗)

630チバQ:2015/07/17(金) 22:18:49
http://mainichi.jp/select/news/20150718k0000m030071000c.html
ギリシャ:内閣改造へ 造反受け5閣僚入れ替えか
毎日新聞 2015年07月17日 20時47分

 【ローマ福島良典】ギリシャのメディアは17日、チプラス首相が同日中にも内閣改造を発表すると報じた。欧州連合(EU)との金融支援交渉開始の前提となる財政改革法案の議会採決(16日)で閣僚から造反者が出たのを受けた措置という。緊縮策を受け入れた首相は困難な政権運営を迫られており、今秋の総選挙の可能性も取りざたされている。

 ギリシャ紙カティメリニ(電子版)によると、首相率いる与党・急進左派連合内の強硬派代表格で、財政改革法案に反対票を投じたラファザニス・エネルギー相ら少なくとも5閣僚の入れ替えが確実視されている。実務者を登用する案も検討されているという。

 法案は年金制度改革や付加価値税(日本の消費税に相当)増税などの緊縮策を法制化する内容。16日未明のギリシャ議会(1院制、定数300)での採決では急進左派連合(149議席)のうち32人が反対、6人が棄権、1人が欠席し、造反者は39人に上った。

 法案に賛成した最大野党の中道右派・新民主主義党は「支持は今回限定」とクギを刺している。チプラス首相は16日の急進左派連合の会合で、金融支援交渉の妥結まで首相にとどまる考えを示した。ブーチス内相は9月か10月に解散・総選挙が実施される可能性があるとの見方を示している。

631チバQ:2015/07/17(金) 22:46:50
1996 PASOK コンスタンティノス・シミティス
2004 ND コスタス・カラマンリス

2009 PASOK ゲオルギオス・アンドレアス・パパンドレウ

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/925-926

財政危機最初(とは板で)の報道
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/1190
前政権の新民主主義党(ND)内閣は、赤字見通しは国内総生産(GDP)比3・7%と公表。ところが、昨年10月の総選挙で勝利し政権に就いたPASOKが精査したところ、赤字は同12・7%になることが判明し、危機が表面化した。

2011 無所属 ルーカス・パパデモス
パパンドレウ前政権を支えた中道左派の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のほか、最大野党だった中道右派の新民主主義党(ND)、民族主義政党の国民正統派運動(LAOS)の3党が協力。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/3380


http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/4241
2012年5月選挙
新民主主義党(ND)が108議席
急進左派連合が11議席から52議席
全ギリシャ社会主義運動(PASOK)は41議席
移民排斥を訴える極右・黄金の夜明け党も21議席
→組閣失敗・再選挙へ

2012年6月再選挙
新民主主義党 第1党
急進左派連合 第2党
全ギリシャ社会主義運動 第3党

2012 無所属 パナギオティス・ピクラメノス(暫定)

2012 ND アントニス・サマラス
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/4597

2015 急進左派連合 アレクシス・ツィプラス

2015総選挙
急進左派連合 148議席
新民主主義党  78議席
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1401097607/314


2015年7月現在 読売紙面によると 
与党:急進左派連合 149議席(うち32人反対 7人棄権欠席)
与党:独立ギリシャ人 13人
野党:新民主主義党 76人
野党:全ギリシャ社会主義運動 13人
野党:ポタミ(中道左派) 17人
野党:黄金の夜明け(右派) 17人  緊縮案に反対
野党:共産党(右派) 15人     緊縮案に反対

補足)
PASOK:全ギリシャ社会主義運動  (中道左派)
ND:新民主主義党(中道右派)

632チバQ:2015/07/17(金) 22:56:22
http://www.sankei.com/world/news/150716/wor1507160035-n1.html
2015.7.16 22:17
【ギリシャ危機】
チプラス政権 “内憂外患” 反発強める反緊縮派 EU支援も見返り重く

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 【アテネ=内藤泰朗】ギリシャ政府は16日、欧州連合(EU)が求めていた財政再建法案を議会で可決させ、支援再開に向けて動き出した。だが、国民の一部は法案の可決を「新たな敗戦」と呼び、屈辱感を漂わせる。法案は巨額の債務返済に向けて一層の緊縮財政と痛みを国民に強いるもので、反緊縮派の反発は避けられず、チプラス政権が揺さぶられる事態を予想する声も上がっている。

 16日未明に行われた国会の法案採決では、賛成229に対し、反対は64にとどまった(欠席6)。チプラス首相は「財政破綻から国を救うには他に道はない」と訴え、議員らの支持取り付けに成功した。

 だが、ギリシャは、最大860億ユーロ(約11兆6千億円)の支援の見返りに、財政再建策に加え、今後、500億ユーロ(約6兆8千億円)規模の国有資産を独立基金に譲渡し、民営化を推し進めなければならない。

 コンスタンドプールー国会議長は「社会的な虐殺行為だ」と非難した。チプラス氏率いる与党・急進左派連合(SYRIZA)からは、バルファキス前財務相やラファザニス・エネルギー相ら38人が造反し、反対に票を投じた。前財務相は、第一次大戦後に敗戦国のドイツが支払い不可能な巨額賠償金を要求されたことになぞらえて、EUの再建策を「新たなベルサイユ条約」と呼んでいた。

 政府報道官は、採決で与党内の分裂が露呈したとしつつも、政権は早期の解散・総選挙は行わず、近日中に内閣改造を行って引き続き財政再建に取り組む立場であることを示唆した。

 しかし今後、5日の国民投票で緊縮財政に「ノー」を突き付けた国民の不満が高まる恐れはある。

 15日夜、国会前では反緊縮派のデモ隊と警官隊が衝突し、火炎瓶と催涙弾の応酬に発展。暴徒によりゴミ箱が放火されたり、高級品店の店頭や現金自動預払機(ATM)が投石で破壊されたりした。

 野党が今後も政権と足並みをそろえる保証はなく、チプラス氏はEUと国内政局の双方をにらんだ綱渡りを強いられるとみられる。

634名無しさん:2015/07/19(日) 22:51:59
古い記事ですみません。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150713-00000000-jij_afp-int
ユーロ圏、ギリシャに厳しい救済条件 独仏の対立あらわに
AFP=時事 7月13日(月)7時37分配信

【AFP=時事】欧州連合(EU)のユーロ圏19か国は12日、首脳会議を行い、ギリシャに「受けるか否か」の過酷な救済条件を突きつけた。

 ユーロ圏は12日の首脳会議に先立ち、11〜12の両日に開いた財務相会合でギリシャが提出した改革案について協議していた。改革案はギリシャ議会が11日に承認したものだが、今月5日の国民投票で否定されたものと似た内容となっていた。

 ギリシャ、ドイツ、フランスの3首脳が協議している最中、欧州理事会(European Council)のドナルド・トゥスク(Donald Tusk)常任議長(EU大統領)が同日予定されていたEU28か国の首脳会議を取りやめると発表したことで、事態が緊迫していることが改めて示された。

 2010年以来の3度目の救済策を取り付けるため、ギリシャは改革案の法制化を求められた。フィンランドのアレクサンデル・ストゥブ(Alexander Stubb)財務相は、ギリシャはユーロ圏財務相会合で合意され、同首脳会議で検討される条件の下、15日までに改革案を法制化しなければならないと語った。ギリシャは労働改革、年金制度、付加価値税などの税制、民営化措置などで厳しい条件を導入することを求められている。

 ギリシャ危機はユーロ圏の2大国、緊縮財政派のドイツと、ギリシャを最も支援してきたフランスとの緊張をあらわにした。

 強硬姿勢のドイツは、アレクシス・チプラス(Alexis Tsipras)ギリシャ首相が3年間で860億ユーロ(約11兆7000億円)にも上る救済計画の条件に同意しないならばギリシャのユーロ圏からの「一時離脱」を求めている。フランソワ・オランド(Francois Hollande)仏大統領は、フランスはギリシャをユーロ圏に留めるため「あらゆる方策」を尽くすと述べ、「ギリシャの一時的なユーロ離脱」を否定した。【翻訳編集】 AFPBB News

635名無しさん:2015/07/19(日) 22:52:30
>>634

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150713-00000001-bloom_st-bus_all
ギリシャに72時間猶予、信頼回復か離脱か欧州は最終決着迫る
Bloomberg 7月13日(月)5時25分配信

  (ブルームバーグ):ギリシャのチプラス首相はユーロ圏残留の道を残すために新たな緊縮措置を議会で可決させるよう、3日間の猶予を与えられた。

12日のユーロ圏首脳会議に先だって開かれた財務相会合は、少なくとも740億ユーロ(約10兆1400億円)に及ぶ支援パッケージについて具体的な交渉に入るにはまず、ギリシャが経済改革法を成立させることが条件だとギリシャに求めた。フィンランドのストゥブ財務相はチプラス首相がこの期限を守れない場合、ギリシャは通貨同盟を離れることになると述べた。

ストゥブ財務相は「ギリシャにはまさに2つの選択肢が与えられた。白黒はっきりすることになろう」と述べた。

6カ月に及ぶギリシャ政府からの一連の個人攻撃や矛盾するメッセージに業を煮やしたユーロ圏当局者らは、チプラス首相の信頼性欠落が追加救済への大きな障壁となっていると認識。もはや同首相の言葉だけでは信用できないとして、行動を求めている。

ドイツのメルケル首相は「ギリシャの経済的状況、さらにこの数カ月での悪化を考慮しつつ、信用と信頼性という面で失われたものを考えると、事態は極めて厳しい」と記者団に述べた。

ギリシャでは資本規制下で銀行預金の引き出しが制限されている。欧州中央銀行(ECB)は同国の金融システムがいつまで持ちこたえるのか、状況を見極めようとしている。12日に予定されていた欧州連合(EU)28カ国の首脳会議は中止となり、チプラス首相は執行猶予を与えられた格好。マルタのムスカット首相によると、この日中止となったEU首脳会議は、ギリシャのユーロ圏離脱をどう扱うか協議することが目的だった。

「誠実な妥協」の用意

ギリシャはすでに債権団からの圧力に屈し、付加価値税(VAT)の増税や年金減額などを議会が可決するなど姿勢を急変させている。チプラス首相は1週間前の国民投票で勝利した際には、ギリシャを脅迫しているとしてユーロ圏を非難していた。

首脳会議の会場に到着したチプラス首相は記者団に対し、「誠実な妥協への用意がある」と話した。「分裂ではなく統一された欧州を望む住民に対し、我々は責任を負う。当事者らが望めば、今夜中の合意達成は可能だ」と述べた。

ルクセンブルクのグラメーニャ財務相が記者団に話したところによると、ギリシャの国有資産約500億ユーロを独立した会社の下に置き、それを救済融資の担保として機能させる構想が浮上し、複数の閣僚が支持している。

原題:Tsipras Given 72 Hours to Win EU’s Trust by Passing
Bailout Laws(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ブリュッセル Radoslav Tomek ;ブリュッセル Ott Ummelas ;ブリュッセル Karl Stagno Navarra
,rtomek@bloomberg.net,oummelas@bloomberg.net,ksnavarra@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
James Hertling
Ben Sills ,jhertling@bloomberg.net

636名無しさん:2015/07/19(日) 22:53:00
>>635

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150713-00000001-reut-bus_all
ユーロ圏首脳、ギリシャに15日夜までの改革案法制化を要求
ロイター 7月13日(月)4時34分配信

[ブリュッセル/アテネ 12日 ロイター] - ユーロ圏は12日、ギリシャ問題をめぐり財務相会合に続き緊急首脳会議を開催した。首脳会議ではギリシャに対し、新たな金融支援に関する協議を開始するために、今週中に主要な改革案を法制化するよう求めた。

首脳会議に先立ち開催された財務相会合(ユーログループ)の声明案は、第3次支援交渉を開始するためには、ギリシャが税制や年金制度の改革などの措置を15日夜までに法制化する必要があるとしている。

また、支援の条件を満たせなかった場合に一時的にユーロ圏から事実上離脱させるというドイツ案も盛り込んだ。ただし、この文言はカッコでくくられており、同意していない財務相がいるもようだ。

ユーロ圏からの一時的な離脱について、欧州連合(EU)の高官は、違法であり、首脳会議の声明には盛り込まれないとの見方を示した。

また、オランド仏大統領は、ギリシャのユーロ圏離脱はEUの後退を意味するとして反対する姿勢を示している。

首脳会議に出席するためブリュッセルに到着したギリシャのチプラス首相は、欧州の結束維持に向け「さらなる誠実な妥協」を望むと述べ、「すべての当事者が望めば、今夜合意を達成できる」と述べた。

ギリシャ政府当局者によると、チプラス首相は首脳会議前にルー米財務長官と電話で会談した。首相は、ギリシャはすでに合意を目指す姿勢を示していると説明し、「実効性のある合意のためには、基本的にギリシャ国民、そして国民がこの5年間に耐えてきたすべての事を尊重しなければならない」と述べたという。

一方、ドイツのメルケル首相は、支援協議を開始する状況にはないとの認識を示し、「最も重要である信頼が失われてしまった。それは、厳しい協議になることを意味する」と語った。

ギリシャが支援交渉に必要な条件を満たした場合、ドイツ議会は16日に新たな支援に向けた協議を承認する見通しで、その後、17日もしくは週末にユーロ圏財務相会合が開かれることになる。

ユーログループの声明案について、あるギリシャ政府当局者は、「来週までの資金ぐりのめども立たずに、このような措置をぎりぎりになって要求してくるとは」と反発した。

当局筋によると、13日のユーログループの会合ではギリシャへの緊急金融支援の実施方法を検討する可能性がある。

ギリシャ政府当局者は、緊急首脳会議の合間にチプラス首相が、メルケル首相、オランド仏大統領、トゥスクEU大統領と協議する見通しを示した。

*キャプションを修正して再送します。

637名無しさん:2015/07/19(日) 22:53:15
>>636

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150713-00000002-bloom_st-bus_all
ドイツが「一時的Grexit」の禁じ手、仏との間に亀裂
Bloomberg 7月13日(月)5時56分配信

  (ブルームバーグ):ドイツが打ち出したギリシャを一時的にユーロ圏から離脱させる構想に対し、フランスのオランド大統領は強く反発、ユーロ圏で最も影響力のある両国の間に亀裂が生じた。

ブリュッセルでユーロ圏財務相らがギリシャについて討議していた11日、独紙フランクフルター・アルゲマイネ日曜版(FAS)が最初に報じたこの構想は、ユーロ圏のメンバーであることが恒久的ではなく、また後戻りできないものでもないことを認め、ユーロ創設の理念と矛盾する。

ドイツ財務省が1ページにまとめた同構想は、ギリシャが新規救済を求めて提示した最新の改革案を不十分な内容とみなし、2つのシナリオを提起。ギリシャが速やかにより強力な計画を提示し、より厳格な監督を受け入れる、さもなければ5年間単一通貨同盟を離れ、その間はユーロ圏諸国の支援を受けるというもの。

ドイツのガブリエル副首相は12日に、「このように困難な状況においては、考えられる提案全てを先入観を持たずに吟味する必要がある」とフェイスブックに書き込み、「この案が実現可能になるとすれば、ギリシャ政府がこれをより良い代替措置として認識する場合に限られる」と続けた。

メルケル首相は首脳会議の会場入りの際、離脱シナリオについて言及しなかったが、「何が何でも」合意を成立させるつもりではないと記者団に話した。

一方のオランド大統領は一時離脱案をやり玉に挙げ、12日の首脳会議では合意成立へフランスは全力を尽くすと表明。「暫定的なGrexit(ギリシャのユーロ圏離脱)というものは存在しない」と記者団に言明。「離脱か残留か、その二つしかない」と続けた。

原題:German Taboo-Busting Greek Exit Idea Sows Division With
France(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ブリュッセル Patrick Donahue
,pdonahue1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
Alan Crawford
Richard Bravo, Angela Cullen ,acrawford6@bloomberg.net

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150713-00000007-reut-bus_all
ギリシャ首相、党内の反緊縮派一掃へ 改革案法制化に向け
ロイター 7月13日(月)6時53分配信

[ブリュッセル/アテネ 12日 ロイター] - ギリシャ支援をめぐる12日のユーロ圏会合で、15日夜までに主要な改革案を法制化するよう求められたチプラス首相は、急進左派連合(SYRIZA)内の反緊縮派を一掃する構えだ。政府筋が明らかにした。

ギリシャ議会は先週末、欧州連合(EU)の新たな金融支援の条件としてチプラス政権が提出した構造改革案に関する採決を行ったが、野党の大半が賛成に回った一方、与党からは17人の「造反者」が出た。

チプラス首相は、与党内の反緊縮派を一掃することで、改革に対するコミットメントをアピール、支援獲得への道筋をつける狙いがある。

政府筋によると、最左翼のラファザニス・エネルギー相や、年金削減に強く反対するストラトゥリス労働次官などが解任される見通しだ。

638名無しさん:2015/07/19(日) 22:53:25
>>637

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150713-00000036-reut-bus_all
ユーロ圏首脳会議まもなく再開へ、4者協議で約4時間中断
ロイター 7月13日(月)11時39分配信

[ブリュッセル 13日 ロイター] - ギリシャ問題に関するユーロ圏緊急首脳会議の議長であるトゥスク欧州連合(EU)大統領の報道官は13日、会議を現地時間13日午前に再開する見通しを明らかにした。

首脳会議は、ギリシャのチプラス首相、トゥスクEU大統領、メルケル独首相、オランド仏大統領の4者協議のため、4時間超にわたり中断していた。

報道官は現地時間午前4時(日本時間午前11時)ごろ、ツイッターで「トゥスク大統領は、あと10分ほどでユーロ圏首脳会議を再開する見通し」と述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150713-00000018-mai-int
<ギリシャ>ユーロ圏首脳会議、改革法制化を要求…協議続く
毎日新聞 7月13日(月)11時48分配信

 【ブリュッセル坂井隆之】欧州連合(EU)は12日午後(日本時間12日夜)、ブリュッセルでユーロ圏19カ国の首脳会議を開き、財政危機に陥るギリシャへの金融支援交渉を再開するかどうかを議論した。債権者側は交渉再開の条件として、ギリシャが年金や付加価値税(日本の消費税に相当)改革の一部を15日までに議会で可決して法制化することなどを求めており、議論は13日未明まで13時間以上続いている。ギリシャの銀行は預金流出で破綻の懸念が強まっており、危機回避に向けたぎりぎりの調整が続いている。

 ユーロ圏は首脳会議に先立って11〜12日に財務相会合を開いたが、ギリシャに対する不信感から議論が紛糾。計10時間以上におよぶ協議でも合意に至らず、議論の内容を首脳会議に報告して判断を委ねた。

 財務相会合がまとめた合意の草案によると、支援総額は最大860億ユーロ(約11兆8000億円)に達する見込み。ギリシャ側が要請した535億ユーロに比べ、経済の見通しを厳しく見積もったことや銀行への資本注入の資金を含めたことで大きく膨らんだ。EU側は、ギリシャのチプラス政権が提出している財政改革案を確実に実行させるため、一部の措置の法制化に加え、債権団による監視の受け入れなどを求めている。

 さらにドイツは、ギリシャが債務返済に充てるため500億ユーロ規模の国家資産を既存の官民基金に譲渡することや、合意できない場合はユーロ圏から5年間離脱することも選択肢として提示した。一方、ギリシャ側は債務返済負担を軽減するための債務再編を合意文書に盛り込むよう求めている。支援交渉を再開した場合でも、最終合意まで時間がかかるため、ギリシャの資金繰りを支えるつなぎの融資についても協議している模様だ。

 財務相会合では、チプラス政権が支援の前提条件として9日に提出した財政改革案に対し、「不十分」との意見が続出。さらに「(チプラス政権は)信頼できない」(ショイブレ独財務相)といった不信の声も相次いだ。首脳会議に先立ち、ドイツのメルケル首相は「ここ数カ月で最も大事な信用、信頼性が失われた。何が未来のギリシャやユーロ圏にとって有利、不利なのか、明らかにしないといけない」と表明。一方、ギリシャのチプラス首相は「欧州の分裂ではなく統合を望む人々に対して、誠実な譲歩を行う用意がある。皆が望めば合意は可能だ」と述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150713-00050026-yom-int
ギリシャ改革、法制化を要求…支援再開へ条件
読売新聞 7月13日(月)12時17分配信

 【ブリュッセル=三好益史、本間圭一】欧州連合(EU)のユーロ圏19か国は12日夕、ギリシャへの金融支援の再開を話し合う首脳会議を開いた。

 ギリシャが提出した構造改革案が確実に実行されるように、ドイツなどが、ギリシャに15日までに関連法案を成立させることやEUによる国有財産の監視などを要求しており、13日朝まで協議が続いている。

 首脳会議に先立って11〜12日に行われた財務相会合では、結論が出なかった。同会合がまとめた首脳会議の声明案では、支援総額を最大860億ユーロ(約11兆7000億円)とし、ギリシャの改革案に盛り込まれた年金抑制や付加価値税(消費税に相当)の増税について、15日までに法制化することが支援再開の条件とされている。改革案の実行を担保するためだ。

 EU筋によると、首脳会議ではギリシャの負債削減に充てるため、国有財産500億ユーロをEUの監視下に置く案も話し合われている。

最終更新:7月13日(月)13時36分

639名無しさん:2015/07/19(日) 23:25:41
>>638

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150713-00000043-bloom_st-bus_all
ギリシャ、怒りと諦めが交錯-チプラス首相が屈服
Bloomberg 7月13日(月)21時16分配信

  (ブルームバーグ):ギリシャの当局者やメディアは、歳出削減や増税を含む欧州からの最新の要求に怒りをあらわにした。

与党・急進左派連合(SYRIZA)の議会報道官、ニコス・フィリス氏は13日朝のANT1テレビとのインタビューで、ギリシャはユーロ圏首脳らによって「水責めにされている」と発言。右寄りのギリシャ紙、デモクラチアには「ギリシャはアウシュビッツに送られた」の見出しが躍った。

しかし、夜を徹した首脳会議での約17時間の協議の末の13日朝、欧州連合(EU)のトゥスク大統領が「厳しい条件」を含むがギリシャのユーロ圏離脱の懸念に終止符を打つ合意の成立を発表した。

チプラス首相は首脳会議後に「合意は困難なものだが、国有資産の海外への移転は阻止したし、信用逼迫と金融システム崩壊を引き起こすような計画も回避した」とコメント。「ギリシャが自立でき、ギリシャ国民が闘い続けることができるような合意に向けて最後まで闘った」と説明した。

新合意の内容はギリシャが5日の国民投票で拒否したよりもさらに厳しいが、ギリシャ国民には諦めも見られる。情報技術(IT)企業で秘書をしているクリスティナさん(37)は苗字を明かさず、「うんざりすることにすらうんざり。この危機は永久に終わらない。少しでもましな方を選ぶしかないところへ来ている。条件を受け入れてユーロ圏にとどまるかGrexit(離脱)かのどちらかだ」と話した。

原題:Greek Fury Met Resignation as EU Forced Tsipras
Concessions (1)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:アテネ Paul Tugwell ;アテネ Matthew Campbell ,ptugwell1@bloomberg.net,mcampbell39@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
John Fraher
Alan Crawford, Eddie Buckle ,jfraher@bloomberg.net

640チバQ:2015/07/20(月) 13:16:30
http://mainichi.jp/select/news/20150718k0000e030164000c.html
ギリシャ:改革法案反対の造反閣僚ら更迭
毎日新聞 2015年07月18日 10時58分(最終更新 07月18日 11時04分)

 【ローマ福島良典】ギリシャのチプラス首相は17日、内閣を改造し、欧州連合(EU)との金融支援交渉開始の前提となる財政改革法案に反対した造反閣僚と副大臣の計3人を更迭した。閣僚らの交代は計10ポスト。首相は改造をできるだけ小規模にとどめることで政権安定を最優先し、EUとの支援交渉に臨む態勢作りを急いだとみられる。

 更迭されたのは、財政改革法案の議会採決(16日)で反対票を投じたラファザニス・エネルギー相、ストラトゥリス副労相、イシコス副国防相の3人。また、採決前に辞任したバラバニ副財務相、クンティス副外相の後任人事も決めた。

 ラファザニス氏は与党・急進左派連合内で強硬派の代表格。緊縮策に反発し、ユーロ圏離脱も辞さない構えを示してきた。後任にはチプラス首相側近のスクルレティス労相が横滑りした。新任閣僚の就任宣誓式は19日に行われる。

 EUとの支援交渉でカギを握る主要経済閣僚のチャカロトス財務相、スタサキス経済相は留任した。チャカロトス氏は今月6日に辞任したバルファキス財務相を引き継ぎ、交渉の取りまとめ役を果たしてきた。

 最大支援国ドイツの連邦議会は17日、支援交渉の開始を承認した。欧州中央銀行(ECB)は資金供給の増額を決めており、預金流出による資金不足で休業を強いられていたギリシャの銀行は20日、3週間ぶりに営業を再開する予定。

641チバQ:2015/07/20(月) 18:13:19
http://www.sankei.com/world/news/150720/wor1507200017-n1.html
2015.7.20 17:46
【ギリシャ危機】
銀行、3週間ぶりに営業再開 1週分420ユーロの一括引き出しOKに

Tweet
 財政危機に陥ったギリシャで、資本規制により閉鎖されていた国内銀行が20日、3週間ぶりに営業を再開した。1日60ユーロ(約8千円)の預金引き出し制限は残る。欧州連合(EU)が同国向け金融支援再開の交渉開始を決め、銀行の資金繰りにめどが付いた。財政再建策の一環として付加価値税(日本の消費税に相当)の増税も20日から始まった。国民生活や企業活動に支障がある状況に大きな変化はない。

 営業再開に伴い、預金は最大1週間分420ユーロをまとめて引き出すことが可能になった。現金自動預払機(ATM)に毎日並ぶ手間が省ける。

 海外送金は引き続き禁止されたまま。輸出入を手掛ける企業には依然障害となり、急減速したギリシャ経済の回復には時間がかかる。(共同)

http://www.sankei.com/world/news/150719/wor1507190005-n1.html
2015.7.19 01:17
【ギリシャ危機】
3週間ぶり20日に銀行営業再開と正式発表、増税も開始

Tweet
 ギリシャ財務省は18日、資本規制の導入により閉鎖されていた国内の銀行の営業を20日から再開すると正式発表した。3週間ぶりの営業となる。欧州連合(EU)から金融支援を受ける条件となっている付加価値税(日本の消費税に相当)の増税も20日から実施する。

 1日60ユーロ(約8千円)までの預金引き出し制限は維持されるが、1週間分として最大420ユーロをまとめて引き出すことが可能になる。海外送金は引き続き不可能。

 欧州中央銀行(ECB)は16日の理事会で、ギリシャの銀行に対する緊急融資枠の増額を決定。銀行の資金繰りがやや改善するため、窓口業務を再開することになった。

 付加価値税の増税に伴い、飲食店の税率はこれまでの13%から23%に統一される。ただし、6%から13%となるホテルの税率引き上げは10月1日からという。(共同)


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